JP2021047023A - 反射吸光度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被測定物の反射吸光度を高感度に測定することができる反射吸光度測定装置を提供する。【解決手段】反射吸光度測定装置10は、投光部と、受光部と、被測定物を載置する平面状の載置面と、投光部と載置面との間に設けられた第1の導光路と、載置面と受光部との間に設けられた第2の導光路と、第1の導光路と第2の導光路の間に設けられ、載置面の一部を構成するとともに、被測定物に対して面接触する中間遮光部と、第1の導光路と第2の導光路との周囲に接して包囲する包囲遮光部と、被測定物を載置面と挟んで保持し、第1の導光路および2の導光路に侵入し得る外光を遮光する遮光機能を有する蓋部とを備える。第1の導光路および第2の導光路は、透明なシリコーン樹脂によって構成され、中間遮光部および包囲遮光部は、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂によって構成されている。【選択図】 図1
Description
本発明は、被測定物の反射吸光度を測定する反射吸光度測定装置に関する。
従来、液体試料に含まれる金属を定量する方法として、ランベルト・ベールの法則により吸光度を測定する吸光度分析法が知られている。ランベルト・ベールの法則により吸光度を算出するパラメータとして、モル吸光係数があるが、この数値は現実に入手可能な試薬によって制限され、サンプルを測定レンジに調整するためには濃度を高める必要がある。
特に、河川などに含まれる、例えば重金属の濃度というのは非常に低く、採取した水等を試薬で前処理して着色してそのまま測定しても、濃度が低すぎて吸光度を算出することはできない。
特に、河川などに含まれる、例えば重金属の濃度というのは非常に低く、採取した水等を試薬で前処理して着色してそのまま測定しても、濃度が低すぎて吸光度を算出することはできない。
そこで、例えば上記の重金属等の元素を簡便に測定する方法として、固相抽出法が用いられる。試薬と反応した金属錯体を疎水物で構成された白色のフィルタなどを固相材として吸着させ、その着色された色の濃淡を測定することにより、選択的に測定したい金属元素(測定対象物)の濃度を測定することができる。
例えば特許文献1には、免疫クロマト試験片などの呈色試験紙が呈色したか否かを検出する測定装置が開示されている。
例えば特許文献1には、免疫クロマト試験片などの呈色試験紙が呈色したか否かを検出する測定装置が開示されている。
しかしながら、固相抽出法において、被測定物の反射吸光度をより高感度に測定し、測定対象物の濃度をより高感度に測定したいという課題がある。具体的には、1ppm未満の濃度において線形的にばらつきなく測定したいという課題がある。
そこで、本発明は、被測定物の反射吸光度を高感度に測定することができる反射吸光度測定装置を提供することを課題としている。
そこで、本発明は、被測定物の反射吸光度を高感度に測定することができる反射吸光度測定装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る反射吸光度測定装置の一態様は、投光部と受光部とを有する反射吸光度測定装置であって、被測定物を載置する平面状の載置面と、前記投光部と前記載置面との間に設けられ、前記投光部から放射された光を前記載置面に載置された前記被測定物に導光する第1の導光路と、前記載置面と前記受光部との間に設けられ、前記投光部から放射される光が照射された前記被測定物を通過した光を前記受光部に導光する第2の導光路と、前記第1の導光路と前記第2の導光路の間に設けられ、前記載置面の一部を構成するとともに、前記被測定物に対して面接触する中間遮光部と、前記第1の導光路と前記第2の導光路との周囲に接して包囲する包囲遮光部と、前記被測定物を前記載置面と挟んで保持し、前記第1の導光路および前記第2の導光路に侵入し得る外光を遮光する遮光機能を有する蓋部とを備え、前記第1の導光路および前記第2の導光路は、透明なシリコーン樹脂によって構成され、前記中間遮光部および前記包囲遮光部は、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂によって構成されている。
このように、第1の導光路と第2の導光路との間に、載置面の一部を構成するとともに被測定物に対して面接触する中間遮光部を設けるので、単純な反射光ではなく、被測定物の中を多重散乱した光を受光部によって受光することができる。反射回数を増やすことで測定対象物による光の吸収量をかせぐことができるので、微量な測定対象物に対する反射率変化を適切に測定することができる。したがって、例えば1ppm未満の濃度においても線形的にばらつきなく測定することが可能となる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記蓋部と前記載置面との間の空間に、前記被測定物との屈折率整合を行う整合液が充填されていてもよい。この場合、被測定物と載置面との間や被測定物と蓋部との間などに入り込んだ空気の屈折率の影響を排除することができ、安定した光測定が可能となる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置において、前記整合液は、前記シリコーン樹脂と化学反応を生じない材料であってもよい。この場合、整合液が、第1の導光路、第2の導光路、中間遮光部および包囲遮光部により構成される載置面と化学反応しないようにすることができる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記整合液は、シリコーンオイルであってもよい。シリコーンオイルは、部分フェニール化により屈折率調整が可能であるため、幅広く被測定物と組み合わせて使用することができる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置において、前記整合液は、前記シリコーン樹脂と化学反応を生じない材料であってもよい。この場合、整合液が、第1の導光路、第2の導光路、中間遮光部および包囲遮光部により構成される載置面と化学反応しないようにすることができる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記整合液は、シリコーンオイルであってもよい。シリコーンオイルは、部分フェニール化により屈折率調整が可能であるため、幅広く被測定物と組み合わせて使用することができる。
さらにまた、上記の反射吸光度測定装置は、前記載置面を底面として前記蓋部を内嵌可能な凹部を備え、前記整合液は、前記凹部に前記蓋部が内嵌された状態で前記凹部と前記蓋部との間に形成される空間に充填されていてもよい。この場合、整合液によって十分に被測定物を湿潤させることができ、適切に屈折率整合を行うことができる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記蓋部の前記被測定物と対向する面が金属反射面により構成されていてもよい。この場合、金属反射面によって、第1の導光路および第2の導光路に外光が侵入することを適切に防ぐことができる。また、この金属反射面は、被測定物の内部を多重散乱して外側へ向かう光を被測定物側に戻す役割も果たすことができる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置において、前記蓋部が光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂より構成されていてもよい。この場合、蓋部自体によって、第1の導光路および第2の導光路に外光が侵入することを適切に防ぐことができる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記蓋部の前記被測定物と対向する面が金属反射面により構成されていてもよい。この場合、金属反射面によって、第1の導光路および第2の導光路に外光が侵入することを適切に防ぐことができる。また、この金属反射面は、被測定物の内部を多重散乱して外側へ向かう光を被測定物側に戻す役割も果たすことができる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置において、前記蓋部が光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂より構成されていてもよい。この場合、蓋部自体によって、第1の導光路および第2の導光路に外光が侵入することを適切に防ぐことができる。
また、上記の反射吸光度測定装置において、前記中間遮光部の前記第1の導光路と前記第2の導光路の間の厚みが、0.5mm以上5.0mm未満であってもよい。この場合、被測定物の内部を多重散乱させた光を適切に取り出して受光することができる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置は、前記蓋部を前記載置面に向けて押圧する押圧部をさらに備えていてもよい。この場合、被測定物を安定して保持することができる。また、蓋部と載置面との間の隙間をなるべく少なくし、空気が入り込まないようにすることができる。これにより、安定した光測定が可能となる。
さらに、上記の反射吸光度測定装置は、前記蓋部を前記載置面に向けて押圧する押圧部をさらに備えていてもよい。この場合、被測定物を安定して保持することができる。また、蓋部と載置面との間の隙間をなるべく少なくし、空気が入り込まないようにすることができる。これにより、安定した光測定が可能となる。
本発明の一つの態様によれば、被測定物の反射吸光度を高感度に測定することができる。具体的には、被測定物の反射吸光度を高感度に測定し、測定対象物の濃度を1ppm未満の濃度において線形的にばらつきなく測定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における反射吸光度測定装置10の概略構成図である。
反射吸光度測定装置10は、筐体11と、蓋部12と、を備える。筐体11の上部には凹部13が設けられており、凹部13の底面は、被測定物30を載置するための平面状の載置面14となっている。載置面14の形状は、図2にその上面図を示すように、例えば矩形状である。蓋部12は、被測定物30を載置面14との間で挟んで保持するように凹部13に内嵌可能である。また、蓋部12は、凹部13に対して着脱可能である。
筐体11は、光を吸収する粒子(例えば黒色顔料)が分散されたシリコーン樹脂(例えばPDMS)により構成することができる。ここで、黒色顔料としては、カーボンブラックやカーボンナノチューブ等を採用することができる。
図1は、本実施形態における反射吸光度測定装置10の概略構成図である。
反射吸光度測定装置10は、筐体11と、蓋部12と、を備える。筐体11の上部には凹部13が設けられており、凹部13の底面は、被測定物30を載置するための平面状の載置面14となっている。載置面14の形状は、図2にその上面図を示すように、例えば矩形状である。蓋部12は、被測定物30を載置面14との間で挟んで保持するように凹部13に内嵌可能である。また、蓋部12は、凹部13に対して着脱可能である。
筐体11は、光を吸収する粒子(例えば黒色顔料)が分散されたシリコーン樹脂(例えばPDMS)により構成することができる。ここで、黒色顔料としては、カーボンブラックやカーボンナノチューブ等を採用することができる。
本実施形態における反射吸光度測定装置10は、着色された被測定物30に対して光を照射し、被測定物30の内部を多重散乱した光を取り出し、その光強度情報に基づいて吸光度を測定する装置である。
つまり、反射吸光度測定装置10は、光を放射する投光部21aと、光を受光する受光部21bと、を備える。
投光部21aは、被測定物30に対して光を照射するための光源としての発光素子である。発光素子は、例えば発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)などの固体光源発光素子とすることができる。投光部21aと載置面14との間には、投光部21aから放射された光を載置面14に載置された被測定物30に導光する第1の導光路22aが設けられている。第1の導光路22aは、投光部21aから放射された光に対して透明な樹脂(例えば、有色顔料不添加のシリコーン樹脂)によって構成されている。第1の導光路22aは、例えば透明なPDMSによって構成することができる。
つまり、反射吸光度測定装置10は、光を放射する投光部21aと、光を受光する受光部21bと、を備える。
投光部21aは、被測定物30に対して光を照射するための光源としての発光素子である。発光素子は、例えば発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)などの固体光源発光素子とすることができる。投光部21aと載置面14との間には、投光部21aから放射された光を載置面14に載置された被測定物30に導光する第1の導光路22aが設けられている。第1の導光路22aは、投光部21aから放射された光に対して透明な樹脂(例えば、有色顔料不添加のシリコーン樹脂)によって構成されている。第1の導光路22aは、例えば透明なPDMSによって構成することができる。
また、受光部21bは、被測定物30の測定表面および内部を多重散乱した光を受光するための受光素子である。受光素子は、例えばフォトダイオード、RGBカラーセンサ、光電子増倍管などの光電変換受光素子とすることができる。載置面14と受光部21bとの間には、投光部21aから放射される光が照射された被測定物30を通過した光を受光部21bに導光する第2の導光路22bが設けられている。第2の導光路22bは、投光部21aから放射され受光部21bで受光する光に対して透明な樹脂によって構成されている。第2の光路22bは、第1の導光路22aと同様に、例えば透明なPDMSによって構成することができる。
第1の導光路22aと第2の導光路22bとは、各々導光路の中心軸を光軸とした場合に、各々の光軸(を延長した仮想半直線)が交差するように筐体11内に配置されている。その角度θは、例えば45度に設定することができる。
なお、角度θは、45度に限定されるものではなく、0°<θ<90°の範囲で任意に設定することができる。
なお、角度θは、45度に限定されるものではなく、0°<θ<90°の範囲で任意に設定することができる。
図2に示すように、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bは、その上端面が露出して載置面14の一部を構成している。なお、この図2に示すように、本実施形態では第1の導光路22aおよび第2の導光路22bの断面形状を矩形状としているが、断面形状は矩形状に限定されるものではない。
また、第1の導光路22aと第2の導光路22bとの間には、中間遮光部11aが設けられている。この中間遮光部11aは、その露出する面が被測定物30の載置面14の一部を構成しているとともに、図2に示すように左右方向に一定の長さを有し、載置面14に載置された被測定物30に対して面接触で接するように構成されている。
また、第1の導光路22aと第2の導光路22bとの間には、中間遮光部11aが設けられている。この中間遮光部11aは、その露出する面が被測定物30の載置面14の一部を構成しているとともに、図2に示すように左右方向に一定の長さを有し、載置面14に載置された被測定物30に対して面接触で接するように構成されている。
さらに、第1の導光路22aと第2の導光路22bとの周囲には、これらに接して包囲する包囲遮光部11bが設けられている。ここで、包囲とは、導光路の光軸に対して垂直な面において導光路の外周を包囲するという意味での包囲である。この包囲遮光部11bも、その露出する面が被測定物30の載置面14の一部を構成している。
つまり、載置面14は、第1の光路22a、第2の光路22b、中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bによって平らな面が形成されている。
つまり、載置面14は、第1の光路22a、第2の光路22b、中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bによって平らな面が形成されている。
中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bは、筐体11の一部を構成するものであり、上述したように光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂により構成されている。ここで、中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bを構成するシリコーン樹脂は、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bを構成するシリコーン樹脂と同じ材料とすることができる。
第1の光路22a、第2の光路22b、中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bをそれぞれシリコーン樹脂(例えばPDMS)によって構成することで、載置面14の平面度を向上させることができる。
第1の光路22a、第2の光路22b、中間遮光部11aおよび包囲遮光部11bをそれぞれシリコーン樹脂(例えばPDMS)によって構成することで、載置面14の平面度を向上させることができる。
被測定物30は、例えば固相抽出法によって所定の物質が吸着され、着色された固相抽出材料である。ここで、被測定物30は、例えばメンブレンフィルタやフリッツ等の固相抽出フィルタ(SPEフィルタ:solid phase extraction)とすることができる。固相抽出フィルタに対して一定量の液体試料を所定の流速で通液させることで、液体試料中に含まれる測定対象物を濃縮抽出し、固相抽出フィルタの一方の面(注液側表面)を着色させることができる。
つまり、被測定物30は、一方の面に着色部31を有する。この着色部31の色は、図3に示すように、液体試料中の試料濃度が高いほど濃くなる。
被測定物30は、この着色部31を第1の導光路22aおよび第2の導光路22bが露出している載置面14に向けて配置される。被測定物30が載置面14に載置された状態では、着色部31は、第1の光路22aおよび第2の光路22bの露出面(上端面)に接触する。
固相抽出フィルタの材料としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やセルロース混合エステル、ナイロン、バーサボア(アクリル共重合体)等を用いることができる。なお、固相抽出フィルタの種類や構成等については、検出感度や測定対象物の種類等に応じて適宜選択することができる。
被測定物30は、この着色部31を第1の導光路22aおよび第2の導光路22bが露出している載置面14に向けて配置される。被測定物30が載置面14に載置された状態では、着色部31は、第1の光路22aおよび第2の光路22bの露出面(上端面)に接触する。
固相抽出フィルタの材料としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やセルロース混合エステル、ナイロン、バーサボア(アクリル共重合体)等を用いることができる。なお、固相抽出フィルタの種類や構成等については、検出感度や測定対象物の種類等に応じて適宜選択することができる。
被測定物30は、着色部31を載置面14に向けて配置された状態で、載置面14と蓋部12とによって挟まれて保持される。つまり、被測定物30の着色部31側の面(下面)は載置面14に、被測定物30の着色部31とは反対側の面(上面)は蓋部12の下面にそれぞれ面接触する。
ここで、蓋部12の被測定物30と対向する面(下面)には、例えばアルミニウムなどの金属鏡面による反射面(金属反射面)12aを設けることができる。この金属反射面12aは、例えば蓋部12を透過した外光が第1の導光路22aや第2の導光路22bに侵入することを防ぐ役割を果たす。また、この金属反射面12aは、被測定物30の内部を多重散乱して外側に向かう光(蓋部12を透過して外部へ向かおうとする光)を被測定物30側に戻す役割も果たす。
なお、蓋部12を、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂により構成するようにしてもよい。この場合、金属反射面12aを設けなくても、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに対して外光が侵入することを防ぐ効果がある。ただし、この場合には、被測定物30の内部を多重散乱して外側に向かう光を被測定物30側に戻すという効果は無い。
なお、蓋部12を、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂により構成するようにしてもよい。この場合、金属反射面12aを設けなくても、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに対して外光が侵入することを防ぐ効果がある。ただし、この場合には、被測定物30の内部を多重散乱して外側に向かう光を被測定物30側に戻すという効果は無い。
このように、蓋部12は、被測定物30を載置面14との間で挟んで保持する保持機能とともに、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに侵入し得る外光を遮光する遮光機能を有することができる。
蓋部12の被測定物30と対向する面は、金属反射面12aまたはシリコーン樹脂面であり、載置面14と同様に、高い平面度を有する面とすることができる。したがって、蓋部12が被測定物30を載置面14との間で挟んで保持することで、薄いフィルタを密着性の良い2つの部材によって挟むことになり、被測定物30を安定して保持することができる。
蓋部12の被測定物30と対向する面は、金属反射面12aまたはシリコーン樹脂面であり、載置面14と同様に、高い平面度を有する面とすることができる。したがって、蓋部12が被測定物30を載置面14との間で挟んで保持することで、薄いフィルタを密着性の良い2つの部材によって挟むことになり、被測定物30を安定して保持することができる。
また、本実施形態では、反射吸光度測定装置10は、蓋部12を載置面14に向けて押圧する押圧部15を備えることができる。押圧部15は、例えば筐体11に摺動可能に固定されており、凹部13に嵌め込まれた蓋部12の上面を載置面14側に押圧する。
例えば、蓋部12の厚み(金属反射面12aを有する場合は金属反射面12aを含む厚み)は、凹部13の深さと同等に設定されており、押圧部15は、蓋部12と載置面14とにより被測定物30を挟んだ状態で、蓋部12の上面が筐体11の上面と面一になるように蓋部12を押圧する。
例えば、蓋部12の厚み(金属反射面12aを有する場合は金属反射面12aを含む厚み)は、凹部13の深さと同等に設定されており、押圧部15は、蓋部12と載置面14とにより被測定物30を挟んだ状態で、蓋部12の上面が筐体11の上面と面一になるように蓋部12を押圧する。
押圧部15は、蓋部12を載置面14に向けて押圧することで、載置面14に載置された被測定物30を載置面14に向けて押圧し、蓋部12と載置面14との間の隙間がなるべく少なくなるようにすることができる。これにより、載置面14と被測定物30との間、および被測定物30と蓋部12(金属反射面12a)との間になるべく空気が入らないようにすることができる。
なお、押圧部15は、蓋部12を載置面14に向けて押圧し、蓋部12と載置面14との間の隙間を少なくすることができる構成であればよく、押圧方法は上記に限定されない。
なお、押圧部15は、蓋部12を載置面14に向けて押圧し、蓋部12と載置面14との間の隙間を少なくすることができる構成であればよく、押圧方法は上記に限定されない。
このような構成により、投光部21aから放射された光は、第1の導光路22aを透過して被測定物30の着色部31に入射し、着色部31の中を多重散乱して第2の導光路22bに入射する。第2の導光路22bに入射した光は、第2の導光路22bを透過して受光部21bに到達し受光される。
ここで、中間遮光部11aの載置面14における露出部の左右方向の長さ(厚み)は、0.5mm以上5.0mm未満(例えば0.5mm〜3.0mm)に設定されている。この「長さ」は、図2に示すように載置面14を上方から見た場合における第1の導光路22aと第2の導光路22bとの最短距離である。
ここで、中間遮光部11aの載置面14における露出部の左右方向の長さ(厚み)は、0.5mm以上5.0mm未満(例えば0.5mm〜3.0mm)に設定されている。この「長さ」は、図2に示すように載置面14を上方から見た場合における第1の導光路22aと第2の導光路22bとの最短距離である。
このように、本実施形態では、第1の導光路22aと第2の導光路22bとの間に中間遮光部11aが設けられている。中間遮光部11aを設けることにより、第1の光路22aから着色部31に入射し、例えば被測定物30の内部で1回だけ反射して被測定物30の下面から抜けるような光は、中間遮光部11aによって吸収されることになる。
この中間遮光部11aの上記長さは、被測定物30の厚みや、蓋部12と載置面14との間の距離よりも十分大きく設定されている。その結果、第1の導光路22aから出射した光が第2の導光路22bへ向かう過程で、着色表面を含む被測定物30の内部で多重散乱して最終的に第2の導光路22bへ入射し、受光部21bによって検出することができる。これにより、単純に第1の導光路22aから出射した光が被測定物30の内部で1回反射して第2の導光路22bへ入射し、受光部21bによって検出される場合と比較して、非常に高感度に着色を検出することができる。
この中間遮光部11aの上記長さは、被測定物30の厚みや、蓋部12と載置面14との間の距離よりも十分大きく設定されている。その結果、第1の導光路22aから出射した光が第2の導光路22bへ向かう過程で、着色表面を含む被測定物30の内部で多重散乱して最終的に第2の導光路22bへ入射し、受光部21bによって検出することができる。これにより、単純に第1の導光路22aから出射した光が被測定物30の内部で1回反射して第2の導光路22bへ入射し、受光部21bによって検出される場合と比較して、非常に高感度に着色を検出することができる。
また、中間遮光部11aの長さを調整することにより、受光部21bへ入射する光量(被測定物30内での反射回数)を調整することができる。具体的には、中間遮光部11aの長さを長くすると、被測定物30内での反射回数を増やすことができ、S/N比を向上させることができる。つまり、中間遮光部11aの長さを調整することで、ダイナミックレンジ(特に検出限界)を調整することができる。
さらに、投光部21aおよび第1の導光路22の傾き(角度θ)を調整することでも、受光部21bへ入射する光量(被測定物30内での反射回数)を調整することができる。
さらに、投光部21aおよび第1の導光路22の傾き(角度θ)を調整することでも、受光部21bへ入射する光量(被測定物30内での反射回数)を調整することができる。
しかしながら、例えば中間遮光部11aの長さを長くして被測定物30の内部での反射回数を増加させた場合、S/N比を向上させることはできるが、受光部21bが検出する光量は減少してしまう。
そこで、受光部21bが検出する光量を増加させるために、蓋部12と載置面14との間の空間に、被測定物30と屈折率が近い液体(整合液)40を充填し、被測定物30を湿潤させて屈折率整合を行ってもよい。
そこで、受光部21bが検出する光量を増加させるために、蓋部12と載置面14との間の空間に、被測定物30と屈折率が近い液体(整合液)40を充填し、被測定物30を湿潤させて屈折率整合を行ってもよい。
ここで、蓋部12の凹部13に嵌め込まれる部分の大きさは凹部13の大きさよりも小さく、凹部13に蓋部12が内嵌された状態では、蓋部12の外側壁と凹部13の内側壁との間には所定の隙間(空間)が形成されるようになっている。また、載置面14の大きさは、被測定物30の大きさよりも大きくすることができる。この場合、載置面14と蓋部12とにより被測定物30を挟んだ状態では、載置面14と蓋部12の被測定物30に対向する面との間には、被測定物30の外周において所定の隙間(空間)が形成される。
整合液40は、蓋部12と載置面14との間に挟まれた被測定物30に浸透されて被測定物30を湿潤状態とするとともに、上記の空間に充填することができる。
整合液40は、蓋部12と載置面14との間に挟まれた被測定物30に浸透されて被測定物30を湿潤状態とするとともに、上記の空間に充填することができる。
整合液40は、シリコーン樹脂の載置面14表面に充填するため、シリコーン樹脂と化学反応しない材料とする。
また、整合液40は、被測定物30の材料により適宜設定される。例えば、被測定物30がPTFEメンブレンフィルタである場合、整合液40は水とすることができる。また、被測定物30の材料がセルロース混合エステルである場合、整合液40はイマージョンオイル(屈折率1.51)、被測定物30の材料がナイロンである場合、整合液40はフェニール化したシリコーンオイル(屈折率1.58、信越化学工業株式会社製ASP−1120など)、被測定物30の材料がバーサボア(アクリル共重合体)である場合、整合液40は調整された混合シリコーンオイル(屈折率1.49)とすることができる。なお、シリコーンオイルは、部分フェニール化により屈折率調整が可能であるため、幅広く被測定物30と組み合わせて使用することが可能である。
整合液40によるインデックスマッチングの整合度が大きい場合には、適切に受光部21bが検出する光量を増加させることができるため、中間遮光部11aの長さをより長くするなどして、よりS/N比を向上させることができる。
また、整合液40は、被測定物30の材料により適宜設定される。例えば、被測定物30がPTFEメンブレンフィルタである場合、整合液40は水とすることができる。また、被測定物30の材料がセルロース混合エステルである場合、整合液40はイマージョンオイル(屈折率1.51)、被測定物30の材料がナイロンである場合、整合液40はフェニール化したシリコーンオイル(屈折率1.58、信越化学工業株式会社製ASP−1120など)、被測定物30の材料がバーサボア(アクリル共重合体)である場合、整合液40は調整された混合シリコーンオイル(屈折率1.49)とすることができる。なお、シリコーンオイルは、部分フェニール化により屈折率調整が可能であるため、幅広く被測定物30と組み合わせて使用することが可能である。
整合液40によるインデックスマッチングの整合度が大きい場合には、適切に受光部21bが検出する光量を増加させることができるため、中間遮光部11aの長さをより長くするなどして、よりS/N比を向上させることができる。
以下、反射吸光度測定装置10の使用方法について説明する。
まず、一方の面に着色部31を有する着色された被測定物30を用意する。
そして、図4に示すように、筐体11の載置面14上に、着色部31を載置面14に対向させて被測定物30を載置し、スポイト41などを用いて、整合液40を被測定物30に浸透させながら凹部13に充填していく。
整合液40によって被測定物30が十分に湿潤したら、図5に示すように蓋部12を凹部13に嵌め込む。このとき、蓋部12と凹部13との間の空間には整合液40が充填された状態となる。この状態で、蓋部12を矢印Aの方向に押圧し、押圧部15を例えば矢印Bの方向にスライドさせることで、蓋部12を押圧部15によって押圧しながら固定する。
まず、一方の面に着色部31を有する着色された被測定物30を用意する。
そして、図4に示すように、筐体11の載置面14上に、着色部31を載置面14に対向させて被測定物30を載置し、スポイト41などを用いて、整合液40を被測定物30に浸透させながら凹部13に充填していく。
整合液40によって被測定物30が十分に湿潤したら、図5に示すように蓋部12を凹部13に嵌め込む。このとき、蓋部12と凹部13との間の空間には整合液40が充填された状態となる。この状態で、蓋部12を矢印Aの方向に押圧し、押圧部15を例えば矢印Bの方向にスライドさせることで、蓋部12を押圧部15によって押圧しながら固定する。
そして、この状態で、不図示の制御部により投光部21aを駆動し、所定の波長成分を有する光を放射させる。投光部21aから放射された光は、第1の導光路22aを通して被測定部30の着色部31表面に照射される。すると、その光は、被測定部30の内部において、固相抽出された測定対象物によって吸収されながら多重散乱し、第2の導光路22bに入射して受光部21bにより受光される。
受光部21bにより得られた測定信号(光強度情報)は、反射吸光度測定装置10の不図示の演算部に送信され、当該演算部において吸光度が計算される。
受光部21bにより得られた測定信号(光強度情報)は、反射吸光度測定装置10の不図示の演算部に送信され、当該演算部において吸光度が計算される。
なお、反射吸光度測定装置10が通信機能を有している場合には、反射吸光度測定装置10から外部装置に上記測定信号を送信し、外部装置において吸光度を計算してもよい。ここで、上記外部装置は、例えばPC端末、タブレット端末、携帯電話端末、クラウドコンピュータなどの電子機器とすることができる。また、反射吸光度測定装置10と外部装置との間の通信方式は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
以上説明したように、本実施形態における反射吸光度測定装置10は、第1の導光路22aと第2の導光路22bとの間に、載置面14の一部を構成するとともに被測定物30に対して面接触する中間遮光部11aを備える。この中間遮光部11aは、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂によって構成されている。
これにより、第1の光路22aから第2の光路22bへ直接入射する光を遮光することができる。また、例えば被測定物30の内部で1回だけ反射して被測定物30の下面(載置面14に対向する面)から抜けるような光も、中間遮光部11aによって吸収することができる。そのため、単純な反射光ではなく、被測定物30の中を多重散乱した光を受光部21bによって受光することができる。したがって、中間遮光部11aによってノイズ光を除去し、S/N比を向上させることができる。
このように、反射回数を増やして測定対象物による光の吸収量をかせぐことで、微量な測定対象物に対する反射率変化を適切に測定することができる。その結果、例えば1ppm未満の濃度においても線形的にばらつきなく測定することが可能となる。
これにより、第1の光路22aから第2の光路22bへ直接入射する光を遮光することができる。また、例えば被測定物30の内部で1回だけ反射して被測定物30の下面(載置面14に対向する面)から抜けるような光も、中間遮光部11aによって吸収することができる。そのため、単純な反射光ではなく、被測定物30の中を多重散乱した光を受光部21bによって受光することができる。したがって、中間遮光部11aによってノイズ光を除去し、S/N比を向上させることができる。
このように、反射回数を増やして測定対象物による光の吸収量をかせぐことで、微量な測定対象物に対する反射率変化を適切に測定することができる。その結果、例えば1ppm未満の濃度においても線形的にばらつきなく測定することが可能となる。
また、第1の導光路22aおよび第2の導光路222bは、透明なシリコーン樹脂によって構成されており、これら第1の光路22aおよび第2の光路22bを包囲する包囲遮光部11bは、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂によって構成されている。
このように、透明なシリコーン樹脂により構成される導光路を、外光や散乱光を吸収可能なシリコーン樹脂により包囲した構成を有するので、上記の外光や散乱光といったノイズ光(迷光)の影響を抑制することが可能である。
このように、透明なシリコーン樹脂により構成される導光路を、外光や散乱光を吸収可能なシリコーン樹脂により包囲した構成を有するので、上記の外光や散乱光といったノイズ光(迷光)の影響を抑制することが可能である。
特に、第1の光路22aおよび第2の光路22bを構成する透明なシリコーン樹脂と、包囲遮光部11bを構成するシリコーン樹脂との材質を同じにすることにより、両樹脂の界面での反射および散乱が抑制される。また、包囲遮光部11bに入射した迷光は、その当該包囲遮光部11bによって吸収され、導光路にほとんど戻らず、迷光の複雑な多重反射がほとんど発生しない。
したがって、投光部21aと載置面14との間の光学系、および載置面14と受光部21bとの間の光学系は、複雑な多重反射に対応する必要がなく、小型・簡便化される。結果として、反射吸光度測定装置10も小型化することができる。
したがって、投光部21aと載置面14との間の光学系、および載置面14と受光部21bとの間の光学系は、複雑な多重反射に対応する必要がなく、小型・簡便化される。結果として、反射吸光度測定装置10も小型化することができる。
さらに、被測定物30を載置面14と挟んで保持する蓋部12は、第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに侵入し得る外光を遮光する遮光機能を有することができる。ここで、遮光機能は、蓋部12の被測定物30に対向する面に設けられた金属反射面12a、もしくは、蓋部12を、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂より構成することにより実現することができる。
このように、蓋部12によって第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに外光が侵入することを防ぐことができるので、迷光の影響を抑制して適切な光測定が可能である。また、蓋部12の被測定物30と対向する面を金属反射面12aにより構成すれば、被測定物30の内部を多重散乱して外側へ向かう光を被測定物30側に戻すことができ、より適切な光測定が可能となる。
このように、蓋部12によって第1の導光路22aおよび第2の導光路22bに外光が侵入することを防ぐことができるので、迷光の影響を抑制して適切な光測定が可能である。また、蓋部12の被測定物30と対向する面を金属反射面12aにより構成すれば、被測定物30の内部を多重散乱して外側へ向かう光を被測定物30側に戻すことができ、より適切な光測定が可能となる。
また、反射吸光度測定装置10は、蓋部12を載置面14に向けて押圧する押圧部15を備えていてもよい。この場合、被測定物30を安定して保持することができるとともに、蓋部12と載置面14との間に空気が入り込まないようにすることができる。したがって安定した光測定が可能となる。
さらに、蓋部12と載置面14との間の空間に、被測定物30との屈折率整合を行う整合液40を充填することもできる。この場合、被測定物30と載置面14との間および被測定物30と蓋部12との間に入り込んだ空気の屈折率の影響を排除することができ、より安定した光測定が可能となる。
さらに、蓋部12と載置面14との間の空間に、被測定物30との屈折率整合を行う整合液40を充填することもできる。この場合、被測定物30と載置面14との間および被測定物30と蓋部12との間に入り込んだ空気の屈折率の影響を排除することができ、より安定した光測定が可能となる。
以上のように、本実施形態における反射吸光度測定装置10は、着色された被測定物30の反射吸光度を、1ppm未満の濃度において線形的にばらつきなく測定することができる。
10…反射吸光度測定装置、11a…中間遮光部、11b…包囲遮光部、12…蓋部、12a…金属反射面、13…凹部、14…載置面、15…押圧部、21a…投光部、21b…受光部、22a…第1の導光路、22b…第2の導光路、30…被測定物、31…着色部、40…整合液
Claims (9)
- 投光部と受光部とを有する反射吸光度測定装置であって、
被測定物を載置する平面状の載置面と、
前記投光部と前記載置面との間に設けられ、前記投光部から放射された光を前記載置面に載置された前記被測定物に導光する第1の導光路と、
前記載置面と前記受光部との間に設けられ、前記投光部から放射される光が照射された前記被測定物を通過した光を前記受光部に導光する第2の導光路と、
前記第1の導光路と前記第2の導光路の間に設けられ、前記載置面の一部を構成するとともに、前記被測定物に対して面接触する中間遮光部と、
前記第1の導光路と前記第2の導光路との周囲に接して包囲する包囲遮光部と、
前記被測定物を前記載置面と挟んで保持し、前記第1の導光路および前記第2の導光路に侵入し得る外光を遮光する遮光機能を有する蓋部とを備え、
前記第1の導光路および前記第2の導光路は、透明なシリコーン樹脂によって構成され、
前記中間遮光部および前記包囲遮光部は、光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂によって構成されていることを特徴とする反射吸光度測定装置。 - 前記蓋部と前記載置面との間の空間に、前記被測定物との屈折率整合を行う整合液が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記整合液は、前記シリコーン樹脂と化学反応を生じない材料であることを特徴とする請求項2に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記整合液は、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項2または3に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記載置面を底面とし、前記蓋部を内嵌可能な凹部を備え、
前記整合液は、前記凹部に前記蓋部が内嵌された状態で前記凹部と前記蓋部との間に形成される空間に充填されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の反射吸光度測定装置。 - 前記蓋部の前記被測定物と対向する面が金属反射面により構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記蓋部が光を吸収する粒子が分散されたシリコーン樹脂より構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記中間遮光部の前記第1の導光路と前記第2の導光路の間の厚みが、0.5mm以上5.0mm未満であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の反射吸光度測定装置。
- 前記蓋部を前記載置面に向けて押圧する押圧部をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の反射吸光度測定装置。
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JP2019168047A JP2021047023A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 反射吸光度測定装置 |
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