JP2021043501A - 情報送信システム及び情報送信プログラム - Google Patents

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美奈子 木寅
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Abstract

【課題】ユーザが取得した所定情報の有用性を高める。【解決手段】所定情報を取得して保持する所定情報取得部と、所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶する記憶部と、所定情報を送信しない解除条件を取得する解除条件取得部と、所定情報取得部が所定情報を保持してから所定時間内に解除条件取得部が解除条件を取得しない場合、送信先情報により規定される送信先に向けて、所定情報取得部により取得された所定情報に基づく送信情報を自動送信する自動送信部とを含む、情報送信システムが開示される。【選択図】図1

Description

本開示は、情報送信システム及び情報送信プログラムに関する。
鉄道会社サーバは、交通機関に事故が発生した場合、振替乗車券情報をユーザ端末に送信し、ユーザ端末は、振替乗車券情報を受信するとユーザ端末に予めアドレスが設定されたユーザ連絡先端末に予め決められた事故情報を送信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)
特開2004−230978号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、ユーザが取得した所定情報の有用性を高めることは難しい。
そこで、1つの側面では、本発明は、ユーザが取得した所定情報の有用性を高めることを目的とする。
(1)1つの側面では、所定情報を取得して保持する所定情報取得部と、
前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶する記憶部と、
前記所定情報を送信しない解除条件を取得する解除条件取得部と、
前記所定情報取得部が前記所定情報を保持してから所定時間内に前記解除条件取得部が前記解除条件を取得しない場合、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する自動送信部とを含む、情報送信システムが提供される。
(2)この場合、好ましくは、前記解除条件取得部は、前記解除条件を継続して取得するように構成されている。
(3)この場合、好ましくは、前記自動送信部による自動送信を許可するか否かの問い合わせを出力する問い合せ部と、
前記問い合わせの結果に基づいて、前記自動送信部による自動送信を許可するか否かを設定する設定部とを更に含み、
前記自動送信部は、前記設定部により前記自動送信部による自動送信が許可されている場合に、機能する。
(4)この場合、好ましくは、前記所定情報は、所定サービスを運営する所定機関が生成し、
前記所定情報取得部は、前記所定情報を、前記所定サービスに対応付けられた所定領域に設置された通信装置から近距離通信により取得する。
(5)この場合、好ましくは、前記所定情報取得部、前記記憶部、及び前記自動送信部のうちの、少なくとも一部は、ユーザ端末により実現され、
前記所定サービスは、金融サービス、又は、交通手段によるサービスである。
(6)この場合、好ましくは、前記所定情報は、前記サービスの遅延、又は、前記交通手段に搭載される情報取得手段により得られる情報に関する。
(7)この場合、好ましくは、前記自動送信部は、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報を加工して前記送信情報を生成する。
(8)この場合、好ましくは、前記所定情報は、前記サービスの遅延に関し、
前記送信情報は、前記サービスの遅延を表す情報と、前記ユーザ端末のユーザの、前記送信先におけるスケジュールに関する情報とを含む。
(9)この場合、好ましくは、前記所定情報取得部、前記記憶部、及び前記自動送信部は、前記所定機関と通信可能なサーバと、前記サーバと通信可能な前記ユーザ端末とにより実現される。
(10)また、他の側面では、所定情報を取得し、
前記所定情報を取得すると、前記所定情報を保持し、前記所定情報を保持してから所定時間内に解除条件を取得しない場合、前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶するコンピュータの記憶部内の前記送信先情報に基づいて、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する、
処理をコンピュータに実行させる情報送信プログラムが提供される。
(11)また、他の側面では、風景に関する所定情報を取得する所定情報取得部と、
前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶する記憶部と、
前記所定情報取得部により前記所定情報が取得されると、前記記憶部内の前記送信先情報に基づいて、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する自動送信部とを含む、情報送信システムが提供される。
1つの側面では、本発明によれば、所定情報が取得されると、記憶部内の送信先情報により規定される送信先に向けて、所定情報に基づく送信情報が自動送信されるので、ユーザが取得した所定情報の有用性を高めることが可能となる。
一実施例による情報送信システムのシステム構成を概略的に示す図である。 所定情報に基づく送信情報の一例を示す図である。 時間と乗車駅とに応じた送信情報の送信先(送信先情報で規定する送信先)の一例を示す図である。 本実施例の情報送信システムが機能できる一場面の説明図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 ユーザ端末の機能ブロック図である。 サービスエリア情報記憶部内のサービスエリア情報の一例を示す図である。 送信先情報記憶部内の送信関連情報の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例による情報送信システム1のシステム構成を概略的に示す図である。
情報送信システム1は、ユーザ端末21と、他ユーザ端末22と、サーバ群30とを含む。
ユーザ端末21と、他ユーザ端末22と、サーバ群30とは、ネットワーク4を介して通信可能に接続される。
ネットワーク4は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、無線通信網、有線ネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
ユーザ端末21は、ある着目するユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)が所持する携帯端末である。ユーザ端末21は、通信機能を有する。ユーザ端末21は、例えばスマートフォンや携帯電話であるが、ウェアラブル端末(例えばスマートウオッチ、リング等)、ゲーム機等であってもよい。
他ユーザ端末22は、ユーザに関連する同ユーザ以外のユーザ(以下、「他ユーザ」と称する)が所持する端末である。他ユーザ端末22は、通信機能を有する。他ユーザ端末22は、ユーザ端末21と同様、携帯端末であってもよいが、ユーザ端末21とは異なり、固定端末(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
サーバ群30は、複数のサーバ31、32、...からなる。複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、1つ以上のサーバコンピュータにより形成される。
複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、例えば、所定サービスを運営する所定機関が管理する。例えば、サーバ31は、所定サービスAを運営する所定機関A1が管理し、サーバ32は、所定サービスBを運営する所定機関B1が管理する、といった具合である。なお、一の所定サービスごとに複数のサーバが設けられてもよい。
所定サービスを運営する所定機関は、公共機関であってもよいし、そうでなくてもよい。また、所定機関は、会社や団体等であってよい。例えば、所定サービスを運営する所定機関は、金融機関であり、この場合、所定サービスは、金融サービスである。所定サービスを運営する所定機関は、バス会社や鉄道会社、航空会社、船会社、タクシー会社のような交通機関であり、この場合、所定サービスは、バスや鉄道等による運輸サービスである。また、所定サービスを運営する所定機関は、宅配会社や配送会社であり、この場合、所定サービスは、宅配/配送サービスである。
複数のサーバ31、32、...のそれぞれは、所定情報を生成し、生成した所定情報をネットワーク4を介してユーザ端末21に送信する(図1の矢印R1参照)。
所定情報は、任意であるが、好ましくは、送信元の所定サービスに関連する情報や、送信元でしか生成できないような情報である。例えば、サーバ31が金融機関に係るサーバである場合、サーバ31が生成する所定情報は、例えば、当該金融機関で提供されている期間限定のサービスに関する情報、送金の遅延等のようなトラブルに関する情報等であってよい。また、サーバ32が交通機関に係るサーバである場合、サーバ32が生成する所定情報は、例えば、バスや電車の遅延情報や、停留所や駅の混雑状況の情報、車窓から見える風景の情報(例えば画像)(以下、「車窓情報」とも称する)、詳細のイベント(例えば、祭りや、イカ釣り等)に関する情報等であってよい。遅延情報は、所定機関自体で把握できる情報であり、例えば所定機関の管理センタで生成される。また、車窓情報に関して、車窓から見える風景は、現在の風景であってもよいし、過去の風景であってもよい。なお、車窓から見える風景の画像は、例えばバスや電車等の当該交通手段に搭載されるカメラ(情報取得手段の一例)により取得可能である。
ユーザ端末21は、所定情報を受信すると、所定情報を保持する。そして、遅延情報を保持してから所定時間Tk内に解除条件が取得されない場合に、ユーザ端末21は、ユーザ端末21に記憶された送信先情報に基づいて、当該送信先情報に規定される送信先の他ユーザ端末22に、所定情報に基づく送信情報を自動送信する(図1の矢印R2参照)。
所定情報に基づく送信情報は、所定情報に基づく情報であれば任意であり、所定情報自体であってもよいし、所定情報を加工して生成された情報であってもよい。なお、所定情報を加工して生成された情報とは、所定情報の一部を変更する情報や、所定情報の表現を変更した情報、所定情報のすべてを維持しつつ所定情報に追加情報を付加した情報等を含む概念である。
例えば、加工して生成された情報は、ユーザの現在の状況(例えば、現在の位置や車内で移動中であることや会議中であることなど)を追加して生成してもよい。また、加工して生成された情報とはユーザの今後の予定(例えば、目的地に到着する予定時刻など)を追加して生成してもよい。また、例えば、所定情報が、車窓から見える風景の画像である場合、当該画像から個人情報(例えばたまたま撮像された個人)が消去されることで、所定情報に基づく送信情報が生成されてもよい。
なお、所定情報に基づく送信情報は、サーバ31、32、...で生成されてもよいし、サーバ31、32、...から受信した所定情報に基づいてユーザ端末21で生成されてもよい。
ここで、解除条件とは、所定情報を送信しないようにする指令に相当する。すなわち、所定情報の送信が実行されないようする指令としての解除条件を取得する。解除条件が取得された場合は、所定情報の送信が実行されず、解除条件が取得されない場合は、所定情報の送信が実行される。解除条件は、後で詳説するが、ユーザにより手動等で入力されることで取得されてもよいし、自動的に取得されてもよい。所定時間Tkは、任意であるが、解除条件がユーザにより手動等で入力されうる場合は、ユーザからの入力を待機するために比較的長い時間に設定されてもよい。
図2は、所定情報に基づく送信情報の一例を示す図であり、ユーザ端末21から他ユーザ端末22に送信されるメールの文面の一例を示す図である。
図2に示す例は、サーバ32が交通機関(ここでは、“Y市営バス”に係るバス会社)に係るサーバである場合であって、所定情報がバスの遅延を表す遅延情報である場合に関する。この場合、所定情報に基づく送信情報は、図2に示すメールの文面の情報であり、例えば情報の出所を示す情報として、「※当メールは、交通機関の運行情報から交通連絡サービスを経由し、自動配信しております。」といった情報が付加されている。これにより、他ユーザ端末22で当該メールを読む他ユーザは、信頼性の高い出所の情報であることを理解できるので、当該所定情報に基づく送信情報の信頼性及び有用性が向上する。
送信先情報で規定する送信先は、ユーザの所望の送信先であればよく、例えば、所定情報の属性又は出所ごとにユーザによりアドレス帳から選択(事前登録)されてもよいし、あるいは、所定情報の属性又は出所ごとに人工知能等に基づいて自動的に決定されてもよい。例えば、所定情報が、バスのような交通機関の遅延を表す情報である場合、送信先情報で規定する送信先は、ユーザの会社の上司や取引先に係る他ユーザ端末22が自動的に決定されてもよい。
また、送信先情報で規定する送信先は、時間、乗車駅、ユーザのスケジュール等のような、各種のパラメータに基づいて手動により又は自動的に設定されてもよい。例えば、平日の通勤時間帯の場合は、勤務先に係る他ユーザ端末22が、平日の帰宅時間帯は自宅に係る他ユーザ端末22が、それぞれ送信先として自動的に決定されてもよい。また、ユーザ端末21のスケジューラと連携する(以下、「スケジューラ連携」とも称する)場合、平日の日中はスケジューラに登録された訪問先(例えば通院先の病院、美容院、塾、教室、レストラン等)に係る他ユーザ端末22が、送信先として自動的に決定されてもよい。特にスケジューラ連携の場合、予約されている訪問先についてだけ抽出されてもよい。これは、遅延の際は、予約時間からの遅延を事前にお知らせする必要性が高いためである。
図3は、時間と乗車駅とに応じた送信情報の送信先(送信先情報で規定する送信先)の一例を示す図である。図3は、所定情報の属性が遅延情報である場合に関する。
図3では、複数のケース(ケース1、2、...)ごとに、時間と乗車駅とに対応付けて送信先が規定されている。この場合、時間は、平日や休日の種別と時間帯を含む。例えば、ケース1の場合、時間は、「平日 6:00〜10:00」であり、乗車駅は、「自宅最寄駅」であり、送信先は、「勤務先」である。この場合、ユーザ端末21は、平日の6:00〜10:00の時間帯に、自宅最寄駅に位置しているときに、所定情報(遅延情報)を受信した場合に、当該所定情報に基づく送信情報(例えば図2参照)を、自動的に勤務先の他ユーザ端末22に送信する。なお、ユーザ端末21が自宅最寄駅に位置しているか否かは、ユーザ端末21に内蔵されうるGPS受信機からの位置情報に基づいて判定されてもよいし、複数の無線基地局との距離情報に基づいて判定されてもよい。あるいは、ユーザ端末21が自宅最寄駅に位置していることは、自宅最寄駅の所定領域(例えば改札口又は改札口よりも内側であり、後述するサービスエリアに対応)に設置された通信装置から近距離通信により所定情報(遅延情報)を受信することに基づいて検出されてもよい。近距離通信は、NFC(Near Field Communication)や、ブルートゥース(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等により実現されてもよい。この場合、自宅最寄駅に設置された送信機は、例えば改札機に設置され、改札を通過する際の近距離通信により所定情報(遅延情報)をユーザ端末21に送信してもよい。これにより、出社時に交通機関に遅れが発生すると、自動的に勤務先の他ユーザ端末22に、遅延情報に基づく送信情報(例えば図2参照)が送信されるので、ユーザの利便性が向上する。また、ケース2の場合、時間は、「平日 18:00〜」であり、乗車駅は、「会社最寄駅」であり、送信先は、「自宅」である。この場合、ユーザ端末21は、平日18:00以降の時間帯に、会社最寄駅に位置しているときに、所定情報(遅延情報)を受信した場合に、当該所定情報に基づく送信情報(例えば図2参照)を、自動的に、自宅に対応付けられた他ユーザ端末22(例えばユーザの妻の他ユーザ端末22)に送信する。これにより、帰宅時に交通機関に遅れが発生すると、自動的に、自宅に対応付けられた他ユーザ端末22に、遅延情報に基づく送信情報(例えば図2参照)が送信されるので、ユーザの利便性が向上する。また、ケース3の場合、時間は、「平日 打合せ予定所定時間前」であり、乗車駅は、「会社最寄駅」であり、送信先は、「訪問先」である。この場合、打合せ予定時間や訪問先の情報は、ユーザ端末21のスケジューラから取得可能であり、あるいは、事前に登録されてもよい。これにより、訪問先への訪問時に交通機関に遅れが発生すると、自動的に、訪問先に対応付けられた他ユーザ端末22に、遅延情報に基づく送信情報(例えば図2参照)が送信されるので、ユーザの利便性が向上する。また、ケース4の場合、時間は、「休日 イベント開始所定時間前」であり、乗車駅は、「不問(任意)」であり、送信先は、「開催者、添乗員、友人」である。この場合、イベント開始時間や開催者、添乗員、友人の情報は、ユーザ端末21のスケジューラやアドレス帳から取得可能である。これにより、イベント参加のための移動時に交通機関に遅れが発生すると、自動的に、開催者や、添乗員、友人に対応付けられた各他ユーザ端末22に、遅延情報に基づく送信情報(例えば図2参照)が送信されるので、ユーザの利便性が向上する。
また、送信先情報で規定する送信先は、ユーザ自身が含まれるように設定されてもよい。送信先情報で規定する送信先が、ユーザ自身だけである場合、ユーザ自身だけで受信情報を楽しむことができる。これは、所定情報の属性が、ユーザ自身の趣味に関する車窓情報(例えばすれ違う電車の画像や映像等)である場合に好適である。例えば、送信先にユーザ自身が含まれるように設定された場合、ユーザ端末21の画面にも「スマートフォンから目を上げて窓の外をご覧ください。虹が出ていますよ。」や、出張中の電車の中で「秋になるとこのあたり一帯は、田んぼアートが美しく・・・・」などという、車窓情報に基づく送信情報(例えばメールの形態)を受信することが可能となる。これにより、ユーザは新しい発見ができ、地元では観光客を誘致することにもつなげられる。この場合、車窓情報に基づく送信情報は、画像や映像を含んでもよいし、ボイスメッセージや、他人の各種コメント等を含んでもよい。
このようにして、本実施例によれば、ユーザのユーザ端末21が、所定サービスを運営する所定機関に係るサーバ(サーバ31、32、...)から所定情報を受信したことをトリガにして、ユーザ端末21に予め登録(記憶)された送信先に、所定情報に基づく送信情報を自動送信する。ただし、上述したように、このような自動送信は、解除条件をしないこと等が条件とされてもよい。
従って、ユーザ端末21のユーザは、送信先情報として、所定情報を自動送信したい所望の送信先を予め規定しておくだけで、所定情報の取得と、解除条件をしないこと等を条件として、所定情報に基づく送信情報を、所望の送信先の他ユーザ端末22に自動送信できる。これにより、所定情報の受信を確認し、確認した後に当該所定情報に基づく送信情報を手動で所望の送信先の他ユーザ端末22に送信する、といった比較的煩雑な作業を省略でき、利便性が向上する。
例えば、ユーザ端末21のユーザは、忙しくて手が離せないときでも、意識をしていないときでも(例えば寝ていても)、提供された所定情報に基づいて、所定情報に基づく送信情報を、所望の送信先の他ユーザ端末22に自動送信できる。
特に所定情報の属性が遅延情報のようなトラブル系である場合、ユーザの焦る気持ちを緩和でき、利便性が向上する。また、受け取り側(送信先の他ユーザ端末22の他ユーザ)も、信頼性の高い送信情報が得られるので、適切にトラブルに対処することが容易となる。
また、所定情報の属性が車窓情報のような和み/癒やし系である場合、ユーザの和み/癒やしを効果的に促進でき、移動時の楽しみが増加する。具体的には、通勤電車やバスの車内では、多くの人がスマートフォンの画面とにらめっこをしていたり、居眠りをしたり、ボーッとしていたりする傾向がある。この点、飛行機では、機長が「ただ今グリーンランドの上空を飛行中です。夕日がとてもきれいです。」などとアナウンスすることがあり、旅行を楽しませる気配りがある。本実施例では、送信先情報で規定する送信先に適宜ユーザ自身を含ませることで、同様のサービスが上述した送信情報の自動送信により実現されるので、ユーザは、移動時に今までに無いサービスの提供を受けることができる。
なお、本実施例において、ユーザ端末21が、上述したように、所定情報に基づく送信情報を、所望の送信先の他ユーザ端末22に自動送信した場合、その旨の通知(以下、「事後通知」とも称する)が、ユーザ端末21に出力されてもよい。この場合、ユーザは、自動送信が実現されたことを、当該事後通知に基づいて容易に理解できる。また、当該事後通知は、自動送信が実現された送信先を表す情報を含んでよい。例えば、送信先は「勤務先:○○部長、△△次長」「父/母/夫/妻/娘」というような情報が表示されてもよい。この場合、ユーザは、自動送信が実現されることを、当該事後通知に基づいて容易に理解できるとともに、自動送信が実現された送信先を把握できる。なお、ユーザは、送信先情報で規定する送信先を忘れることもある。このような場合に、ユーザは、送信先情報で規定する送信先が、現在誰になっているか、誰に情報が伝えられたかを知ることができ、利便性が向上する。
また、本実施例では、所定情報の送信元(出所)が、所定サービスを運営する所定機関に係るサーバ(サーバ31、32、...)であるが、これに限られない。例えば、所定情報の送信元は、特定の他ユーザ端末22であってもよい。この場合、特定の他ユーザ端末22は、例えば、ユーザの友人や親族(例えば子供)の他ユーザ端末22であってもよい。この場合、旅行に行った子供(幼稚園や小学校程度)の他ユーザ端末22から、親に対応付けられたユーザ端末21に旅行先の画像データが所定情報として送信されると、親は、「きれいな湖だった」、「象が大きかった」、「長い橋だった」、「高いビルだった」というような子供の話に心から共感することが可能となる。また、この場合、親に対応付けられたユーザ端末21から、旅行先の画像データが、所定情報に基づく送信情報として、例えば祖父や祖母に対応付けられた他ユーザ端末22に自動送信されると、祖父や祖母も、子供の話に心から共感することが可能となる。
また、本実施例では、所定情報は、リアルタイムの情報であるが、過去の情報であってもよい。例えば、弘前城で桜を見ているユーザのユーザ端末21や当該ユーザと同行していないが送信先に設定されている他ユーザ端末22(例えば良好仲間に対応付けられた他ユーザ端末22)に、「秋の弘前城はなんと言っても紅葉が見事です。黒いお城に真っ赤なもみじが映えてこんなに素晴らしい景色を堪能できます。今秋のお越しをお待ちしております。」といった所定情報が送信されてもよい。なお、この場合、所定情報は、観光事業者に係るサーバからユーザ端末21に送信されてもよい。
また、本実施例では、ユーザは、個人であるが、所定サービスを運営する所定機関であってもよい。また、所定サービスが、複数の所定機関の連携により実現される場合、他ユーザ端末22は、連携先の所定機関に対応付けられた端末であってもよい。例えば、船や飛行機に乗るための移動中に交通機関が遅延している場合、送信先は添乗員や旅行会社、航空会社、船舶運行会社であってもよい。
なお、本実施例においては、所定サービスを運営する所定機関に係る所定情報は、好ましくは、当該所定サービスを受けることができる領域(以下、「サービスエリア」とも称する)内にユーザ端末21が位置する場合だけユーザ端末21が受信できるように、ユーザ端末21に送信される。例えば、所定情報としての遅延情報が、実際に遅延の影響を受けないユーザが所持するユーザ端末21により受信され、かつ、それに伴い当該所定情報に基づく送信情報が、勤務先のような送信先に自動的に送信されると、当該送信情報の信頼性が低下しやすくなる。この点、上述したように、サービスエリア内にユーザ端末21が位置する場合だけユーザ端末21が所定情報を受信できるようにすることで、送信情報の信頼性の低下を防止できる。なお、このような対策を実現する方法は、任意であるが、例えば所定情報が近距離通信でユーザ端末21に送信されるようにする方法であってもよい。この場合、近距離通信を行う通信装置(例えばBluetooth (商標登録) Low Energy(BLE)を利用したビーコン、図示せず)をサービスエリア内に設置することで、サービスエリア外に位置するユーザ端末21に所定情報が送信されてしまう不都合を適切に防止できる。
図4は、本実施例の情報送信システム1が機能できる一場面の説明図である。
図4に示す例は、上述した図2に示す例と同様、サーバ32が交通機関(ここでは、“Y市営バス”に係るバス会社)に係るサーバである場合であって、所定情報がバスの遅延を表す遅延情報である場合に関する。
図4に示す例は、Y市営バスが運行するxx系のバス400内に、ユーザであるXさんが乗車している状況下で、xx系に15分の遅延が発生した場面である。この場合、まず、バス400内に設置された運行情報送受信装置401が、Y市営バスが管理するコントロールセンター(サーバ群30のうちの一のサーバを備える)に、15分の遅延を表す運行情報を送信する(矢印R10参照)。これにより、コントロールセンターは、運行情報に基づいて、15分の遅延を検出できる。なお、コントロールセンターは、各バス400からの車両位置情報に基づいて、15分の遅延を検出してもよい。
コントロールセンターが15分の遅延を検出すると、コントロールセンターは、運行情報送受信装置401に、xx系の15分の遅延を表す情報を送信する(矢印R11参照)。運行情報送受信装置401は、xx系の15分の遅延を表す情報を受信すると、所定情報として遅延情報を、バス400内にブロードキャストする(矢印R12参照)。この場合、バス400内の乗員であるXさん(ユーザ)のユーザ端末21が、遅延情報を受信する。Xさん(ユーザ)のユーザ端末21は、遅延情報を受信すると、遅延情報を保持する。そして、遅延情報を保持してから所定時間Tk内に解除条件が取得されない場合に、上述のように、当該遅延情報に基づく送信情報(図2参照)を、送信先情報で規定する送信先(この場合、Xさんが勤務する会社)に対応付けられた他ユーザ端末22に自動送信(自動配信)する(矢印R13参照)。これにより、Xさんが勤務する会社では、Xさんが手動でメールや電話を行わなくても、Y市営バスに係るコントロールセンターからの信頼性の高い所定情報に基づく送信情報に基づいて、Xさんの出社が15分程度遅れることを把握できる。
このようにして、本実施例によれば、ユーザは、電車やバスの遅延を会社や学校等に、手動での連絡が不要となり、また、交通会社が発信した所定情報をもとに送信情報が生成されるので、遅延証明書の受領(発行)が不要となる。
なお、図4に示す例は、運行情報送受信装置401が、15分の遅延を表す運行情報を、コントロールセンターに送信するが、これに限られない。例えば、運行情報送受信装置401は、15分の遅延を表す運行情報を、ダイレクトにバス400内にブロードキャストしてもよい。この場合も、バス400内のユーザであるXさん(ユーザ)のユーザ端末21は、遅延情報を受信できる。
また、図4に示す例において、送信情報は、ユーザ端末21のユーザの、送信先におけるスケジュールに関する情報を含んでもよい。例えば、Xさんが勤務する会社では、Xさんの上司は、Xさんの出社の遅れに起因して、予定されていたミーティング(Xさんの出席予定のミーティング)に遅れる等の状況を、把握でき、代役を立てる等の対策を事前に行うことができる。Xさんにとっても、このような対策をしてもらう(例えば、代役を立ててもらう)ための上司への連絡(自動送信以外の連絡)が不要となり、利便性が向上する。
なお、図4では、本実施例の情報送信システム1が機能できる一場面として、バスの遅延が発生した場面であるが、本実施例の情報送信システム1が機能できる場面は、上述したように多様である。例えば、所定サービスを運営する所定機関が金融機関である場合であって、当該金融機関でシステム障害が発生している場合、銀行やATMコーナーに設置された送受信装置から、ユーザ端末21に、予定している送金先へ遅延する旨の所定情報が送信されてもよい。この場合、ユーザ端末21は、送金先に対応する他ユーザ端末22に、所定情報に基づく送信情報(送金が遅れることを表す情報)を自動送信してよい。なお、送金先は、所定アプリケーション(以下、「アプリケーション」は「アプリ」と略称する)により請求書情報等に基づいて自動的に特定されてもよいし、ユーザが所定アプリに事前に登録してもよい。また、所定サービスを運営する所定機関が宅配業者である場合であって、交通状況により指定時間配達が遅延する場合に、ユーザである配達員が、自身のユーザ端末21の所定アプリに配達遅延情報(所定情報)を入力する。配達遅延情報(所定情報)を取得したユーザ端末21は、送信先情報で規定される送信先(この場合、配達先や、宅配業者の本部)に、配達遅延情報(所定情報)に基づく送信情報を自動送信する。この場合、配達先に送信される送信情報は、遅延時の配達予定時刻に関する情報を含んでよい。例えば、配達員は、配送センタから出発する前に所定アプリへ当日の配達先(配達先の連絡アドレス等)と経路をダウンロードしておいてもよい。この場合、当該所定アプリは、配達先までの経路に基づいて、遅延時の配達予定時刻を自動計算してよい。この場合、所定アプリとGPS受信機からの位置情報の連携により、配達員の正確な位置情報が把握可能になり、予定時刻の算出精度が向上する。
次に、図5以降を参照して、本実施例の情報送信システム1を更に詳細に説明する。
図5は、情報送信システム1のユーザ端末21のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5に示す例では、ユーザ端末21は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、入力部107、及びディスプレイ装置108を含む。
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。主記憶部102は、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介してユーザ端末21にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、ユーザ端末21により実行可能となる。
ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器とユーザ端末21とのインターフェースである。
入力部107は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやタッチパッド等を有する。なお、入力部107は、ディスプレイ装置108に設けられるタッチパネルにより実現されてもよい。
ディスプレイ装置108は、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等であってよい。
なお、図5に示す例において、以下で説明する各種処理等は、プログラム(アプリ)をユーザ端末21に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105をユーザ端末21に読み取らせて、以下で説明する各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、記録媒体105は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
図6は、ユーザ端末21の機能ブロック図である。図7は、サービスエリア情報記憶部215内のサービスエリア情報の一例を示す図である。図8は、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報の一例を示す図である。
ユーザ端末21は、初期設定部208と、所定情報取得部209と、解除条件取得部210と、問い合せ部211と、フラグ設定部212(設定部の一例)と、自動送信部213と、事後通知部214と、サービスエリア情報記憶部215と、送信関連情報記憶部216と、を含む。初期設定部208、所定情報取得部209、問い合せ部211、フラグ設定部212、自動送信部213、及び事後通知部214は、例えば、制御部101のような制御部が記憶装置(例えば主記憶部102のような主記憶部)内の所定アプリ(情報送信プログラムの一例)を実行することで実現できる。サービスエリア情報記憶部215及び送信関連情報記憶部216は、補助記憶部103により実現できる。
なお、図6に示すユーザ端末21の各種機能の一部は、サーバ群30により実現されてもよい。
初期設定部208は、ユーザ端末21に所定アプリがダウンロードされた際や、その後のユーザから要求時に、サービスエリア情報記憶部215内のサービスエリア情報及び送信関連情報記憶部216内の送信関連情報を生成及び更新する。例えば、初期設定部208は、ユーザが自動送信機能(後述)の発動を希望する“所定情報の出所”に基づいて、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報を生成及び更新する。この場合、初期設定部208は、送信関連情報記憶部216内に登録した所定機関に対応付けられたサービスエリアを、サービスエリア情報として登録する(図7参照)。サービスエリアは、上述のように、当該所定機関による所定サービスを受けることができるエリアであり、例えば所定情報を受信可能な領域に対応してもよい。なお、サービスエリア情報記憶部215内のサービスエリア情報は、サーバ群30から提供された情報であってよい。
図8に示す例では、“所定情報の出所”ごとに、“所定情報の属性”、“日時”、“送信先”、“問い合わせ希望”、“スケジューラ連携”、及び“事後通知”の各項目が対応付けられている。“属性”は、所定情報の属性に関し、“日時(時間)”は自動送信機能(後述)が機能する日時に関し(図3と同様)、“送信先”は、自動送信機能(後述)による所定情報に基づく送信情報の送信先(すなわち送信先情報)であり、“問い合わせ希望”は、問い合せ部211による問い合せの要否に関し、事後通知部214よる事後通知の要否に関する。図8に示す各項目のうち、“日時”、“送信先”、“問い合わせ希望”、“スケジューラ連携”、及び“事後通知”については、変更可能であり、“所定情報の出所”についても、変更(削除や追加)が可能である。所定情報の属性は、所定機関が提供できる所定情報に応じて決まるので、サーバ群30から提供された情報に基づいて生成されてよい。
所定情報取得部209は、所定情報を取得する。所定情報は、上述したとおりである。例えば、所定情報取得部209は、サーバ群30から上述した所定情報を取得する。また、所定情報取得部209は、所定情報の属性によっては、サーバ群30以外から所定情報を取得してもよい。例えば、所定情報取得部209は、ユーザ端末21の他のアプリ(例えばカメラアプリ)から所定情報を取得してもよいし、入力部107を介したユーザ入力に基づいて所定情報を取得してもよい。
解除条件取得部210は、上述した解除条件を取得する。すなわち、自動送信部213による自動送信が実行されないようする指令としての解除条件を取得する。解除条件が取得された場合は、自動送信部213による自動送信が実行されず、解除条件が取得されない場合は、自動送信部213による自動送信が実行される。解除条件は、後述のようにユーザから入力されうるので、解除条件取得部210は、好ましくは、継続的に解除条件を受信できるように構成される。
解除条件取得部210は、解除条件を取得したか否かの解除条件取得フラグを設定する。本実施例では、一例として、解除条件取得フラグが“0”であるときは、今回のサービスエリア内での移動に対して、解除条件が取得されていない状態を表し、解除条件取得フラグが“1”であるときは、今回のサービスエリア内での移動に対して、解除条件取得が取得された状態を表す。解除条件取得フラグの初期値(今回のサービスエリア内に入ったときの値)は、例えば“0”であるが、ユーザに選択に応じて“1”であってもよい。
ここで、解除条件取得部210は、ユーザからの入力に基づいて解除条件を取得してもよい。この場合、ユーザは、自動送信部213による自動送信を望む場合に、解除条件を入力する。例えば、ユーザが通勤途中に遅延情報を取得した場合、駅構内で手が空いている状態で入力部107から自ら解除条件を入力してもよい。
あるいは、解除条件取得部210は、ユーザからの入力に基づいて取得することに代えて又は加えて、自動的に取得してもよい。例えば、解除条件取得部210は、ユーザの現在の状況とスケジュール(目的地と時刻)を参照して、間に合うかどうか判断してよい。この場合、解除条件取得部210は、間に合うと判断した場合は、解除条件を自動的に取得することとしてよい。また、ユーザが通勤途中に遅延情報を取得した場合、勤務時間内にオフィスに到着できると解除条件取得部210が判断した場合は、解除条件を自動的に取得することとしてよい。また、ユーザが社外での客先との打合せ中に、帰社して社内打合せに間に合わないと解除条件取得部210が判断した場合、解除条件を取得せず、社内打合せに間に合うと判断した場合、解除条件を取得してもよい。ユーザが客先での会議中で、家族との約束(誕生日会などのスケジュール)があるときは、解除条件を取得しないこととしてもよい。いずれの場合も、打合せ予定時間や訪問先等の情報は、ユーザ端末21のスケジューラから取得可能であり、解除条件取得部210は、かかる情報に基づいて、上述した判断を実現してもよい。
問い合せ部211は、所定の問い合わせ条件が満たされた場合に、自動送信部213による自動送信を許可するか否かの問い合わせを出力する。問い合わせは、例えばディスプレイ装置108を介して出力されてよい。この場合、問い合わせは、プッシュ通知の形態で実現されてもよい。この場合、ユーザは、入力部107を介して、問い合わせに対する回答を行うこととしてよい。
所定の問い合わせ条件は、任意であるが、以下の条件要素(1)〜(2)が満たされた場合に、満たされてもよい。
条件要素(1)問い合わせがユーザに希望されていること。
条件要素(2)ユーザが、サービスエリア内に移動したこと。
条件要素(1)については、所定情報の出所ごとに、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報(図8の“問い合わせ希望”参照)に基づいて判定されてよい。条件要素(2)については、サービスエリア内へのユーザの移動は、サービスエリア情報記憶部215内のサービスエリア情報と、ユーザ端末21の位置情報(例えば内蔵するGPS受信機からの位置情報)との関係に基づいて、判定されてよい。また、ユーザがサービスエリア内に位置するか否かは、対応する所定機関が提供するWi−Fiサービスをユーザ端末21が利用状態であるか否かで判定されてもよい。あるいは、ユーザがサービスエリア内に位置するか否かは、対応する所定機関がサービスエリア内に設置するブルートゥース(商標登録)機器にユーザ端末21が接続状態であるか否かで判定されてもよい。
フラグ設定部212は、問い合せ部211による問い合わせに対するユーザからの回答に基づいて、自動送信部213による自動送信を許可するか否かを設定する。例えば、フラグ設定部212は、今回のサービスエリア内での移動に対して、自動送信部213による自動送信を許可するか否かの自動送信フラグを設定する。本実施例では、一例として、自動送信フラグが“0”であるときは、今回のサービスエリア内での移動に対して、自動送信部213による自動送信が許可されていない状態(すなわち自動送信部213による自動送信が禁止された状態)を表し、自動送信フラグが“1”であるときは、今回のサービスエリア内での移動に対して、自動送信部213による自動送信が許可された状態を表す。
なお、フラグ設定部212は、ユーザがサービスエリア外に移動した場合、自動送信フラグを“0”にリセットする。この場合も、フラグ設定部212は、ユーザがサービスエリア外に移動したか否かを、対応する所定機関が提供するWi−Fiサービスをユーザ端末21が利用状態であるか否かで判定してもよい。この場合、フラグ設定部212は、当該Wi−Fiサービスをユーザ端末21が利用状態でなくなった場合に、ユーザがサービスエリア外に移動したと判定する。あるいは、フラグ設定部212は、ユーザがサービスエリア外に移動したか否かを、対応する所定機関がサービスエリア内に設置するブルーツゥース機器にユーザ端末21が接続状態であるか否かで判定してもよい。この場合、フラグ設定部212は、当該ブルーツゥース機器にユーザ端末21が接続状態でなくなった場合に、ユーザがサービスエリア外に移動したと判定する。
自動送信部213は、所定情報取得部209が所定情報を取得することをトリガとして、所定情報取得部209が取得した所定情報に基づく送信情報を、送信先情報に規定される送信先に自動的に送信する。このような自動送信部213の機能(以下、「自動送信機能」とも称する)は、上述したとおりである。
ただし、本実施例では、自動送信部213は、所定情報取得部209が所定情報を取得しても直ちに自動的に送信するのではなく、一旦、所定情報取得部209が所定情報を保持する。そして、自動送信部213は、所定情報取得部209が所定情報を保持してから所定時間Tk内に、解除条件取得部210が解除条件を取得しない場合に、所定情報に基づく送信情報を、送信先情報に規定される送信先に自動的に送信する。所定時間Tkは、任意であるが、解除条件取得部210が自動的に解除条件を取得しない場合又は自動的に取得できない場合は、ユーザからの入力を待機するために比較的長い時間に設定されてもよい。
図6に示す例では、一例として、自動送信部213は、今回のサービスエリア内での移動に対して、自動送信フラグが“1”である場合に限り、所定情報を保持してから所定時間Tkが経過しても解除条件取得フラグが“0”のままであると、機能する。すなわち、自動送信機能は、今回のサービスエリア内への移動に対して、自動送信フラグが“1”である場合に限り、所定情報を保持してから所定時間Tkが経過しても解除条件取得フラグが“0”のままであると、有効となる。これにより、ユーザは、適宜、自動送信機能をオン/オフさせることができ、自動送信機能が常に働く場合に生じうる不都合(例えば、ユーザが望まない状況下で、自動送信が実現されてしまうような不都合)を防止できる。ただし、変形例では、問い合せ部211及びフラグ設定部212が省略され、常に、自動送信機能が有効とされてもよい。
自動送信部213は、所定情報解析部2130と、送信先決定部2131と、送信情報生成部2132とを含む。
所定情報解析部2130は、所定情報取得部209が所定情報を取得すると、当該所定情報の出所及び属性を特定する。なお、所定情報解析部2130は、所定情報の送信元のアドレスや所定情報の内容等に基づいて、当該所定情報の出所及び属性を特定してよい。
送信先決定部2131は、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報(図8参照)を参照して、所定情報解析部2130により特定された所定情報の出所及び属性に基づいて、当該所定情報の出所及び属性に対応付けられた送信先を特定する。
送信情報生成部2132は、所定情報取得部209が取得した所定情報に基づいて送信情報を生成する。この際、例えば、送信情報生成部2132は、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報(図8の“スケジューラ連携”参照)に基づいて、“スケジューラ連携”がオンである場合、スケジューラと連携した送信情報を生成してもよい。この場合、送信情報は、ユーザ端末21のユーザの、送信先におけるスケジュールに関する情報を含んでもよい。
事後通知部214は、自動送信部213が送信情報を送信先に送信すると、送信関連情報記憶部216内の送信関連情報(図8の“事後通知”参照)に基づいて、“事後通知”がオンである場合、上述した事後通知を行う。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、解除条件を取得しないことが自動送信のための条件として設定されているが、所定情報が風景に関する情報である場合、解除条件を取得しないことが自動送信のための条件とされなくてもよい。これは、所定情報が風景(例えば車窓から見える風景)に関する情報である場合、所定情報が遅延情報等である場合とは異なり、解除条件の意義が低いためである。
1 情報送信システム
4 ネットワーク
21 ユーザ端末
22 他ユーザ端末
30 サーバ群
31 サーバ
32 サーバ
101 制御部
102 主記憶部
103 補助記憶部
104 ドライブ装置
105 記録媒体
106 ネットワークI/F部
107 入力部
108 ディスプレイ装置
208 初期設定部
209 所定情報取得部
210 解除条件取得部
211 問い合せ部
212 フラグ設定部
213 自動送信部
214 事後通知部
215 サービスエリア情報記憶部
216 送信関連情報記憶部
2130 所定情報解析部
2131 送信先決定部
2132 送信情報生成部
400 バス
401 運行情報送受信装置

Claims (11)

  1. 所定情報を取得して保持する所定情報取得部と、
    前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶する記憶部と、
    前記所定情報を送信しない解除条件を取得する解除条件取得部と、
    前記所定情報取得部が前記所定情報を保持してから所定時間内に前記解除条件取得部が前記解除条件を取得しない場合、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する自動送信部とを含む、情報送信システム。
  2. 前記解除条件取得部は、前記解除条件を継続して取得するように構成されている、請求項1に記載の情報送信システム。
  3. 前記自動送信部による自動送信を許可するか否かの問い合わせを出力する問い合せ部と、
    前記問い合わせの結果に基づいて、前記自動送信部による自動送信を許可するか否かを設定する設定部とを更に含み、
    前記自動送信部は、前記設定部により前記自動送信部による自動送信が許可されている場合に、機能する、請求項1又は2に記載の情報送信システム。
  4. 前記所定情報は、所定サービスを運営する所定機関が生成し、
    前記所定情報取得部は、前記所定情報を、前記所定サービスに対応付けられた所定領域に設置された通信装置から近距離通信により取得する、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報送信システム。
  5. 前記所定情報取得部、前記記憶部、及び前記自動送信部のうちの、少なくとも一部は、ユーザ端末により実現され、
    前記所定サービスは、金融サービス、又は、交通手段によるサービスである、請求項4に記載の情報送信システム。
  6. 前記所定情報は、前記サービスの遅延、又は、前記交通手段に搭載される情報取得手段により得られる情報に関する、請求項5に記載の情報送信システム。
  7. 前記自動送信部は、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報を加工して前記送信情報を生成する、請求項5又は6に記載の情報送信システム。
  8. 前記所定情報は、前記サービスの遅延に関し、
    前記送信情報は、前記サービスの遅延を表す情報と、前記ユーザ端末のユーザの、前記送信先におけるスケジュールに関する情報とを含む、請求項7に記載の情報送信システム。
  9. 前記所定情報取得部、前記記憶部、及び前記自動送信部は、前記所定機関と通信可能なサーバと、前記サーバと通信可能な前記ユーザ端末とにより実現される、請求項5から8のうちのいずれか1項に記載の情報送信システム。
  10. 所定情報を取得し、
    前記所定情報を取得すると、前記所定情報を保持し、前記所定情報を保持してから所定時間内に解除条件を取得しない場合、前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶するコンピュータの記憶部内の前記送信先情報に基づいて、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する、
    処理をコンピュータに実行させる情報送信プログラム。
  11. 風景に関する所定情報を取得する所定情報取得部と、
    前記所定情報の送信先を規定する送信先情報を記憶する記憶部と、
    前記所定情報取得部により前記所定情報が取得されると、前記記憶部内の前記送信先情報に基づいて、前記送信先情報により規定される前記送信先に向けて、前記所定情報取得部により取得された前記所定情報に基づく送信情報を自動送信する自動送信部とを含む、情報送信システム。
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