JP2021042400A - 熱風炉の解体設備および熱風炉の解体方法 - Google Patents
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Abstract
Description
耐火物がアスベストを含有している場合、熱風炉を解体する際にアスベストが曝露したもの全てをアスベスト廃棄物として処理しなければならず、莫大な費用が発生する。そのため、蓄熱レンガとアスベストを含有する耐火物とを分別して解体撤去している。まず、耐火物のアスベストが曝露しないように内側の蓄熱レンガ(および耐火物の一部)を解体し、通常の廃棄物として処理する。その後、アスベストを含有する耐火物を解体し、アスベスト廃棄物として処理する。
蓄熱レンガや耐火物は、熱風炉の底部から、例えば30〜50mの高さに亘って設けられている。そのため、先に解体する蓄熱レンガを全部解体して撤去してしまうと、耐火物を解体するために、熱風炉の内部(蓄熱レンガが設けられていた領域)に特許文献1および2に開示されたようなゴンドラを作業足場として設置する必要がある。
蓄熱レンガを足場として炉壁を解体することができるため、炉壁の解体のために熱風炉の内部にゴンドラなどの設備を設ける場合と比べて、熱風炉の解体の工期を短縮することができる。
このような構成とすることにより、第1付着アスベスト除去室を、例えば前室として用いることができる。第1付着アスベスト除去室では、解体作業室で炉壁を解体した作業者の皮膚や保護具などに付着したアスベストの除去、および保護衣の脱衣・処分をする空間として使用することができる。
このような構成とすることにより、第2付着アスベスト除去室を、例えばクリーンルームとして用いることができる。第2付着アスベスト除去室では、第1付着アスベスト除去室を通過した後の作業者の皮膚や保護具などに付着しているアスベストを払い落とすことができる。
このような構成とすることにより、解体作業室で解体した炉壁を袋などに詰めて密閉すれば、密閉した袋などを開放部に移動させることで、解体した炉壁を熱風炉の外部に撤去することができる。解体した炉壁を詰めて密閉した袋などを解体作業室から開放部へ移動させるには、第1付着アスベスト除去室および第2付着アスベスト除去室を通過させるため、第1付着アスベスト除去室および第2付着アスベスト除去室で袋などに付着しているアスベストを払い落とすことができる。
このような構成とすることにより、アスベスト内側層のアスベスト層が曝露していない範囲を、アスベストを含有しない通常の廃棄物として処理することができるため、炉壁全体をアスベスト廃棄物として処理する場合と比べて、熱風炉の解体にかかる費用を抑えることができる。
本実施形態による熱風炉の解体設備および熱風炉の解体方法は、図1に示す熱風炉11の蓄熱室12を解体する際に用いられる。
本実施形態において対象とする熱風炉11は、外熱式の熱風炉である。熱風炉11は、蓄熱レンガ261が積み上げられた蓄熱室12と、ガスバーナーでガスを燃焼させて高温ガスを発生させる燃焼室13と、蓄熱室12と燃焼室13とを連結する連結部14と、を有している。連結部14は、蓄熱室12および燃焼室13の上方で蓄熱室12と燃焼室13とを連結している。蓄熱室12内の蓄熱レンガ261は、燃焼室13において発生した高温ガスからの熱を蓄熱する。
なお、本発明の対象とする熱風炉の構造は、図1に示すものに限定されない。例えば、いわゆる内燃式の熱風炉や、炉頂燃焼式の熱風炉であってもよい。
炉壁29は、外殻となる鉄皮21と、鉄皮21の内側に設けられたキャスタブル層22と、キャスタブル層22の内側に設けられたアスベスト層23と、アスベスト層23の内側に設けられた断熱レンガ層24と、断熱レンガ層24の内側に設けられた耐火レンガ層25と、を有している。
鉄皮21、キャスタブル層22、アスベスト層23、断熱レンガ層24、耐火レンガ層25は、それぞれ円筒となる層に形成され、炉径方向に重なって配置されている。
鉄皮21、キャスタブル層22、アスベスト層23、断熱レンガ層24、耐火レンガ層25および蓄熱レンガ部26の上端部は、ほぼ同じ高さとなっている。
なお、本発明の対象とする熱風炉における蓄熱室の炉壁の構造は、図1および図2に示すものに限定されない。図2において、断熱レンガ層24は一層の断熱レンガ241からなり、耐火レンガ層25は一層の耐火レンガ251からなるが、この層厚は特に限定されず、それぞれ複数層設けられていてもよい。
アスベスト層23が空気中に曝露するとその場のもの全てをアスベスト廃棄物として処理しなければならず、処理に莫大な費用がかかる。このため、アスベスト層23とアスベスト層23を内側および外側から挟む層を密閉空間で解体してアスベスト廃棄物として処理し、それ以外の層をアスベストを含有しない通常の廃棄物として、アスベスト廃棄物とは分別して処理する。
アスベスト接触内側層およびアスベスト接触外側層は、アスベストが曝露している範囲であり、アスベスト廃棄物として処理される必要がある。なおここで、層とは、同種の材質からなるものをまとめて一層と呼ぶ場合に限らず、同種の材質のレンガ等が重ねられてなるうちの一部を一層と呼ぶ場合もある。
別の例として、例えば、断熱レンガ層24が複数層の断熱レンガ241からなるときは、最も外側の、アスベスト層23と接する層のみをアスベスト接触内側層といい、このアスベスト層23と接する層のみをアスベスト廃棄物として処理し、それ以外の層を通常の廃棄物として処理しても良い。
なお、アスベスト接触内側層およびアスベスト接触外側層のみでなく、それ以外の層も併せてアスベスト廃棄物として処理することを除外するものではない。
複数のブロック30,30,30…を上側から順番に第1ブロック31、第2ブロック32、第3ブロック33…とする。
1つのブロック30では、まず、蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体して撤去し、その後に断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22を解体して撤去する。
各ブロック30において蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25が解体撤去されると、そのブロック30の断熱レンガ層24が露出する(図3等参照)。また、各ブロック30において蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25が解体撤去されると、残った蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25、すなわちその下側のブロック30の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25の上面262,252が露出する。
熱風炉の解体設備1は、蓄熱レンガ撤去領域28に設置される解体設備本体4と、解体設備本体4を上下方向に昇降可能に吊り支持する吊り支持部5と、を有している。
解体設備本体4は、蓄熱レンガ撤去領域28の下側の蓄熱レンガ部26(および耐火レンガ層25)の上に立設され、蓄熱レンガ撤去領域28を外周側421とその内側422とに仕切る仕切壁部41を有している。仕切壁部41は、例えば、柱材と、柱材に貼り付けられたビニールシートなどで構築されている。
図3および図4に示すように、解体作業室43には、天井部431が設けられている。天井部431は、仕切壁部41の上部から外側に延び、解体作業室43および断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22の上を覆っている。天井部431は、例えば、梁材と、梁材に貼り付けられたビニールシートなどで構築されている。
図4では、解体作業室43の天井部431、後述する第1付着アスベスト除去室45の天井部451および第2付着アスベスト除去室46天井部461が設けられている範囲をドットで表示している。
第2付着アスベスト除去室46は、壁部453を介して第1付着アスベスト除去室45と隣接している。すなわち、第2付着アスベスト除去室46は、解体作業室43が第1付着アスベスト除去室45に隣接する側と反対側(炉径方向内側)から第1付着アスベスト除去室45に隣接する。第1付着アスベスト除去室45と第2付着アスベスト除去室46とは、開閉可能な開口部を介して連通可能に構成されている。第1付着アスベスト除去室45と第2付着アスベスト除去室46とは、連通されると作業者や物が往来可能となる。
開閉可能な開口部は、例えばビニールによって形成される。
第2付着アスベスト除去室46の上には、天井部461が設けられている。天井部461は、例えば、梁材と、梁材に貼り付けられたビニールシートなどで構築されている。
第1付着アスベスト除去室45は、第2付着アスベスト除去室46よりも負圧に維持されている。このため、解体設備本体4の内部では、第2付着アスベスト除去室46から第1付着アスベスト除去室45、第1付着アスベスト除去室45から解体作業室43に向かう方向に空気が流れている。
第1付着アスベスト除去室45および第2付着アスベスト除去室46は、作業者の皮膚や保護具などに付着したアスベストを除去できるように構成されている。本実施形態では、第2付着アスベスト除去室46にはエアシャワーが設けられていて、エアシャワーによって作業者の皮膚や保護具などに付着したアスベストを払い落とせるように構成されている。
開放部44には、天井が設けられていなくてもよく、すなわち、上方の空間と連通していてもよい。
以上の通り、解体作業室43は、仕切壁部41、天井部431および養生材48によって密閉された空間となっている。
まず、図5に示すように、解体設備本体4を蓄熱室12の上部に位置するように上昇させた状態とし、上側から所定高さ分の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体撤去する(蓄熱レンガ解体撤去工程)。すなわち、第1ブロック31の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体して、蓄熱室12(熱風炉11)の外部に撤去する。
解体された蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25は、アスベストを含有しない通常の廃棄物として処理される。
第1ブロック31の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体撤去することで、蓄熱レンガ撤去領域28が形成され、第1ブロック31の断熱レンガ層24の内周面242、および下側の第2ブロック32の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25の上面262,252が露出した状態となる。
第2ブロック32の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25の上面262,252に、養生材48を敷く。
このとき、アスベスト層23を露出させないようにする。
なお、断熱レンガ層24が複数層の断熱レンガ241からなり、最も外側の、アスベスト層23と接するアスベスト接触内側層以外の層を、蓄熱レンガ解体撤去工程において蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25とともに解体撤去した場合には、断熱レンガ層24における最も外側のアスベスト接触内側層をアスベスト層23およびキャスタブル層22とともに解体撤去する。
アスベスト廃棄物が収容された第2アスベスト廃棄物用袋を第2付着アスベスト除去室46に移動させる。第2付着アスベスト除去室46では、第2アスベスト廃棄物用袋の表面に付着したアスベスト廃棄物をエアシャワーで除去する。そして、第2アスベスト廃棄物用袋を開放部44に移動させ、開放部44から蓄熱室12(熱風炉11)の外部に排出して撤去する。
第2ブロック32の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体撤去したら、第3ブロック33の蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25の上面262,252に、養生材48(図7参照)を敷く。
すべてのブロック30の解体撤去が完了した後に鉄皮21を解体撤去することで、蓄熱室12が解体される。
上述した本実施形態による熱風炉の解体設備1および熱風炉の解体方法では、ブロック30ごとに蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を解体撤去してできた蓄熱レンガ撤去領域28に、熱風炉の解体設備1の解体設備本体4を設置する。解体設備本体4の密閉された解体作業室43で、同じブロックの断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22を解体する。このように、蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25と、断熱レンガ層24、アスベスト層23、およびキャスタブル層22と、を分別して解体撤去することができる。
そして、熱風炉11の更新の際に、断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22を、蓄熱レンガ部26および耐火レンガ層25を足場として解体することができるため、断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22の解体撤去のために、熱風炉11(蓄熱室12)の内部にゴンドラなどの設備を設ける場合と比べて、熱風炉11の解体撤去の工期を短縮することができる。
これにより、解体作業室43で解体した断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22を、第1アスベスト廃棄物用袋に収容して密閉し、この第1アスベスト廃棄物用袋を第1付着アスベスト除去室45に移動して第2アスベスト廃棄物用袋に収容して密閉し、この第2アスベスト廃棄物用袋を第2付着アスベスト除去室46に移動させ、さらに開放部44に移動させることで、蓄熱室12の外部に撤去することができる。
解体した断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22を収容して密閉した袋(第1アスベスト廃棄物用袋、第2アスベスト廃棄物用袋)を解体作業室43から開放部44へ移動させるには、第1付着アスベスト除去室45および第2付着アスベスト除去室46を通過させるため、第1付着アスベスト除去室45および第2付着アスベスト除去室46で袋に付着しているアスベストを払い落とすことができる。
例えば、上記の実施形態では、蓄熱レンガ部26とアスベスト層23との間に耐火レンガ層25および断熱レンガ層24が設けられているが、蓄熱レンガ部26とアスベスト層23との間に設けられる部材は、耐火レンガ層25および断熱レンガ層24以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、アスベスト層23と鉄皮21との間にキャスタブル層22が設けられているが、アスベスト層23と鉄皮21との間に設けられる部材は、キャスタブル層22以外であってもよい。いずれの場合も、蓄熱レンガ解体撤去工程の後にアスベスト層23が曝露しないように、アスベスト層23の内周面がアスベストを含有しないアスベスト内側層で覆われていればよい。すなわち、アスベスト層23以外の炉壁29に設けられる層(部材)は、上記以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、開放部44は、第2付着アスベスト除去室46と隣接し、第2付着アスベスト除去室46との間で往来可能である。これに対し、解体設備本体4に第2付着アスベスト除去室46が設けられておらず、第1付着アスベスト除去室45のみが設けられている場合には、開放部44が第1付着アスベスト除去室45と隣接し、第1付着アスベスト除去室45との間で往来可能であってもよい。
また、解体設備本体4に第1付着アスベスト除去室45および第2付着アスベスト除去室46が設けられていない場合には、開放部44が仕切壁部41を介して解体作業室43と隣接し、仕切壁部41に設けられた開口部を介して解体作業室43と往来可能であってもよい。
このようにすることにより、キャスタブル層22のうちアスベスト層23が曝露していない部分を、アスベストを含有しない通常の廃棄物として処理することができる。このため、断熱レンガ層24、アスベスト層23およびキャスタブル層22すべてをアスベスト廃棄物として処理する場合と比べて、熱風炉11(蓄熱室12)の解体にかかる費用を抑えることができる。
4 解体設備本体
5 吊り支持部
11 熱風炉
12 蓄熱室
21 鉄皮
22 キャスタブル層(アスベスト外側層)
23 アスベスト層
24 断熱レンガ層(アスベスト内側層)
25 耐火レンガ層
26 蓄熱レンガ部
29 炉壁
30 ブロック
41 仕切壁部
43 解体作業室
44 開放部
45 第1付着アスベスト除去室
46 第2付着アスベスト除去室
261 蓄熱レンガ
431 天井部
Claims (6)
- アスベスト層を含む筒状の炉壁と、前記炉壁の内側に積み上げられた蓄熱レンガと、を備える蓄熱室を解体するための熱風炉の解体設備であって、
解体設備本体と、
前記解体設備本体を上方から昇降可能に吊り支持する吊り支持部と、を有し、
前記解体設備本体は、前記蓄熱レンガの上に設置されるとき、
前記蓄熱レンガの上に立設し、前記炉壁との間に前記炉壁を解体するための解体作業室を形成する仕切壁部と、
前記仕切壁部と接続され、前記解体作業室の上部に設けられる天井部と、を有することを特徴とする熱風炉の解体設備。 - 前記解体設備本体は、前記蓄熱レンガの上に設置されるとき、前記仕切壁部を介して前記解体作業室と隣接し、前記解体作業室よりも高圧となる第1付着アスベスト除去室を形成することを特徴とする請求項1に記載の熱風炉の解体設備。
- 前記解体設備本体は、前記蓄熱レンガの上に設置されるとき、前記第1付着アスベスト除去室に前記解体作業室が隣接する側と反対側から隣接し、前記第1付着アスベスト除去室よりも高圧となる第2付着アスベスト除去室を形成することを特徴とする請求項2に記載の熱風炉の解体設備。
- 前記解体設備本体は、前記蓄熱レンガの上に設置されるとき、解体した前記炉壁を前記熱風炉の外部に撤去するための開放部を形成し、
前記開放部は、前記第2付着アスベスト除去室に前記第1付着アスベスト除去室が隣接する側と反対側から隣接することを特徴とする請求項3に記載の熱風炉の解体設備。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱風炉の解体設備を用いた熱風炉の解体方法であって、
前記解体設備本体を前記蓄熱レンガよりも上方に吊り上げ、前記蓄熱レンガを上側から所定高さ分、解体して撤去する蓄熱レンガ解体撤去工程と、
前記解体設備本体を下降させ、残った前記蓄熱レンガの上に設置する解体設備設置工程と、
前記炉壁のうち前記アスベスト層を含む一部を前記所定高さ分、前記解体作業室から解体し撤去するアスベスト層解体撤去工程と、を有し、
前記蓄熱レンガ解体撤去工程、前記解体設備設置工程、および前記アスベスト層解体撤去工程を上側から所定高さ毎に行うことを特徴とする熱風炉の解体方法。 - 前記炉壁は、前記アスベスト層の内周に設けられアスベストを含有しないアスベスト内側層を有し、
前記蓄熱レンガ解体撤去工程は、前記アスベスト内側層を前記アスベスト層が曝露しない範囲で解体撤去する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の熱風炉の解体方法。
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