JP2021040172A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 瞬時的な通信品質の劣化に対応可能であり、高信頼な無線通信を実現させること。【解決手段】 一実施形態によれば、無線通信装置は、第1データを含む第1フレームを送信する送信部と、第1フレームが少なくとも第1無線通信装置および第2無線通信装置に受信される場合に、第1無線通信装置による第1データの受信成否結果を示す第2フレームを第1通信リソースにより受信するとともに、第2無線通信装置による第1データの受信成否結果を示す第3フレームを第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより受信する受信部と、第2フレームにより示される第1データの受信成否結果と、第3フレームにより示される第1データの受信成否結果とのうち、少なくとも1つが受信成功を示す場合、第1データを再送しない判断を行う制御部と、を備える。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、無線通信装置に関する。
近年、通信の信頼性を向上させるための種々様々な技術が提案されている。その中の1つに、複数の経路を用いて1つのデータを伝送するルートダイバーシチ技術がある。これによれば、経路に冗長性を持たせることが可能となるので、ある経路を用いたデータの伝送に失敗したとしても、別の経路を用いて当該データを伝送することが可能となり、通信の信頼性を向上させることが可能である。
しかしながら、上記した技術では、ある経路を用いたデータの伝送に失敗したと判断するまでに時間を要するという不都合がある。また、ある経路を用いたデータの伝送に失敗したと判断した場合には、データを伝送するために利用する経路を切り替える必要があり、このような経路の切り替えには時間を要するという不都合がある。このように、上記した技術では、瞬時的な通信品質の劣化に対応することができない可能性があり、上記した不都合を解消し得る新たな技術の実現が望まれている。
S.Biswas and R.Morris, "ExOR: Opportunistic multi-hop routing for wireless networks," ACM SIGCOMM, pp.133-143, 2005.
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、瞬時的な通信品質の劣化に対応可能であり、高信頼な無線通信を実現させることが可能な無線通信装置を提供することである。
一実施形態によれば、無線通信装置は、第1データを含む第1フレームを送信する送信部と、前記第1フレームが少なくとも第1無線通信装置および第2無線通信装置に受信される場合に、前記第1無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第2フレームを第1通信リソースにより受信するとともに、前記第2無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第3フレームを前記第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより受信する受信部と、前記第2フレームにより示される前記第1データの受信成否結果と、前記第3フレームにより示される前記第1データの受信成否結果とのうち、少なくとも1つが受信成功を示す場合、前記第1データを再送しない判断を行う制御部と、を具備する。
第1実施形態に係る無線通信システムの概略構成例を示す図。 同実施形態におけるデータ受信側の無線通信装置の構成例を示す図。 同実施形態におけるデータ送信側の無線通信装置の構成例を示す図。 同実施形態におけるトリガフレームのフォーマット例を示す図。 同実施形態におけるトリガフレームのフォーマット例を示す別の図。 同実施形態における無線通信システムの動作の概要を示す図。 同実施形態における無線通信システムの動作の概要を示す別の図。 同実施形態におけるデータ送信側の無線通信装置の動作例を示すフローチャート。 第2実施形態における無線通信システムの動作の概要を示す図。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る無線通信装置を含む無線通信システムの概略構成例を示す。図1に示す無線通信システムには、データ送信側の無線通信装置(図1に示すSTA(Station))と、データ受信側の無線通信装置(図1に示すAP(Access Point)1およびAP2)とが配置されている。但し、無線通信システムには、データ送信側の無線通信装置およびデータ受信側の無線通信装置以外の無線通信装置がさらに含まれていても良い。
データ送信側の無線通信装置とは、所定のデータを含むデータフレームを送信し、当該所定のデータが誤りなく正常に受信されたことを示す送達確認フレームを受信する無線通信装置である。データ受信側の無線通信装置とは、データフレームを受信し、当該データフレームに含まれる所定のデータを誤りなく正常に受信できた場合に上記した送達確認フレームを送信(返信)する無線通信装置である。ただし、上記データフレームはデータ以外のフレーム、例えば、制御フレーム等であっても構わない。
なお、データ送信側の無線通信装置は、上記した送達確認フレームを受信し、受信側の無線通信装置が所定のデータを誤りなく受信できたことを確認した場合、当該所定のデータを再送しない判断を行う。一方で、データ送信側の無線通信装置は、上記した送達確認フレームを所定の時間内に受信できなかった場合、必要に応じて、当該所定のデータを再送する判断を行う。
本実施形態では、データ送信側の無線通信装置と、データ受信側の無線通信装置との間において、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームが用いられる。IEEE 802.11規格では、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax等に加え、今後規定されるIEEE 802.11規格も含む。但し、データ送信側の無線通信装置と、データ受信側の無線通信装置との間において使用されるフレームは、上記したIEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームに限定されず、任意の無線通信方式におけるフレームが使用されて構わない。
なお、本実施形態においては、図1に示す無線通信装置STAがデータ送信側の無線通信装置であり、無線通信装置APがデータ受信側の無線通信装置である場合を想定するが、これに限定されず、無線通信装置APがデータ送信側の無線通信装置であり、無線通信装置STAがデータ受信側の無線通信装置であっても良い。
また、本実施形態においては、図1に示す無線通信装置STAが無線通信装置AP1とのみアソシエーション接続している場合を想定するが、これに限定されず、無線装置STAは無線通信装置AP1に加えて、無線通信装置AP2ともアソシエーション接続していても良い。この場合、無線通信装置STAは、AP1が形成するネットワーク(BSS)と、AP2が形成するBSSとの両方に属することになる。
さらに、本実施形態においては、図1に示す無線通信装置AP1およびAP2が有線ケーブルを介して接続されている場合を想定するが、これに限定されず、無線通信装置AP1およびAP2は無線通信によって接続されていても良い。
なお、図1では、無線通信装置STAとアソシエーション接続していない無線通信装置APとして、1台の無線通信装置AP2を例示しているが、これに限定されず、無線通信システムには、無線通信装置AP2に相当する無線通信装置APがさらに含まれていても良い。
図1に示す無線通信システムは、無線通信装置STAと、無線通信装置APとによって構成されるインフラストラクチャモードのネットワークシステムである場合を想定するが、これに限定されず、例えば、複数台の無線通信装置STAが無線通信装置APを介さずに直接通信を行うアドホックモードのネットワークシステムであっても良い。この場合、図1に示す無線通信装置AP1およびAP2は共に無線通信装置STAに置き換えられ、3台の無線通信装置STAのうちのいずれかが、アドホックネットワーク内のオーナーとして動作することになる。
また、図1に示す無線通信システムにおいては、無線通信装置STAと、無線通信装置AP1およびAP2との間で、マルチユーザ多重通信を行うことが可能であるものとする。つまり、無線通信装置STAと無線通信装置AP1との間でのフレームの送受信と、無線通信装置STAと無線通信装置AP2との間でのフレームの送受信と、を同時に行うことが可能な場合を想定する。
マルチユーザ多重通信としては、異なる周波数成分を直交する通信リソースとして用いるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、複数のアンテナを利用したビーム制御により空間的に直交させて通信を行うマルチユーザMIMO(multiple-input and multiple-output)、異なる符号を直交する通信リソースとして用いるCDMA(Code Division Multiple Access)、等が一例として挙げられるが、上記以外の通信リソースを利用して同時に多重通信を行うマルチユーザ多重通信であっても構わない。
なお、本実施形態においては、マルチユーザ多重通信として、OFDMAが利用される場合を想定する。本実施形態におけるOFDMAでは、1以上のサブキャリアを最小単位の通信リソースであるリソースユニット(RU: Resource Unit)として定義し、1つの周波数チャネルを複数のリソースユニットに分割し、各リソースユニットをそれぞれ異なる無線通信装置との通信に利用するとしている。これによれば、複数の無線通信装置からのフレームの受信、または、複数の無線通信装置へのフレームの送信を干渉することなく同時に行うことが可能となる。
例えば、1つの周波数チャネルを9つのリソースユニットに分割した場合、ある無線通信装置は、最大9台の無線通信装置とのフレームの送受信を同時に行うことが可能となる。なお、リソースユニットと無線通信装置との関係は、必ずしも1対1の関係である必要はなく、例えば、3個のリソースユニットが1台の無線通信装置により利用されても構わない。また、各無線通信装置により利用されるリソースユニットの数は、同一でなくても構わない。つまり、ある無線通信装置により利用されるリソースユニットの数が1個であり、他の無線通信装置により利用されるリソースユニットの数が2個であっても良い。
図2は、第1実施形態におけるデータ受信側の無線通信装置(本実施形態における無線通信装置AP1およびAP2)の構成例を示す。なお、図2では、無線通信装置AP1を例に挙げてその構成について説明するが、無線通信装置AP2の構成も同様である。
無線通信装置AP1は、送信・受信用のアンテナ11と、アンテナ11を介してフレームを送信する送信部12と、無線通信装置STAから送信されたフレームを、アンテナ11を通じて受信する受信部13と、送信するフレームを構成するフレーム構成部14と、を備える。この構成は、例えば、半導体集積回路(LSI等)で実現される。なお、ここでは、無線通信装置AP1が4本のアンテナ11を備えている場合を例示するが、アンテナ11の本数はこれに限定されない。
送信部12は、アンテナ11を介してフレームを送信する。送信部12は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを送信することが可能である。この際、送信部12は、他のデータ受信側の無線通信装置(本実施形態では、例えば無線通信装置AP2)が送信するフレームに、送信部12が送信するフレームを多重化し、同時に送信することができる。
受信部13は、無線通信装置STAから送信されたフレームを、アンテナ11を通じて受信する。受信部13は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを受信することが可能である。受信部13は、受信したフレームに誤りがないか(受信成功か)を確認し、受信成功であれば、このフレームを送信した無線通信装置STAに対して送達確認フレームを構成するようにフレーム構成部14に指示する。また、受信部13は、自装置宛てではないフレームについても、電波を受信しこのフレームに復元することが可能である。なお、自装置宛てでないフレームを受信する方法については後述するため、ここではその詳しい説明を省略する。
フレーム構成部14は、通信に用いるフレームを構成し、送信部12に対してこのフレームを送信するよう指示する。フレーム構成部14は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを構成することが可能である。本実施形態では、フレーム構成部14においては送達確認フレームが構成され、この送達確認フレームとしてはAckフレームまたはBlock Ackフレームが利用される。
図3は、第1実施形態におけるデータ送信側の無線通信装置(本実施形態における無線通信装置STA)の構成例を示す。
無線通信装置STAは、送信・受信用のアンテナ21と、アンテナ21を介してフレームを送信する送信部22と、無線通信装置AP1およびAP2から送信されたフレームを、アンテナ21を通じて受信する受信部23と、送信するフレームを構成するフレーム構成部24と、一度送信したデータを再送するか否かを判断する再送判断部25(制御部)と、を備える。この構成は、例えば、半導体集積回路で実現される。なお、ここでは、無線通信装置STAが1本のアンテナ21を備えている場合を例示しているが、アンテナ21の本数はこれに限定されない。
送信部22は、アンテナ21を介してフレームを送信する。送信部22は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを送信することが可能である。
受信部23は、無線通信装置AP1およびAP2から送信されたフレームを、アンテナ21を通じて受信する。受信部23は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを受信することが可能である。受信部23は、多重化されたフレームを受信し、多重化前の複数のフレームに分離することが可能である。
フレーム構成部24は、通信に用いるフレームを構成し、送信部22に対してこのフレームを送信するよう指示する。フレーム構成部24は、トリガフレーム、データフレーム、送達確認フレーム、管理フレーム等、IEEE 802.11規格の無線LANシステムにおけるフレームを構成することが可能である。本実施形態では、フレーム構成部24においてはデータフレームおよびトリガフレームが構成され、データフレームとしてはMACフレームが利用され、トリガフレームとしては後述するフォーマットのフレームが利用される。
再送判断部25は、無線通信装置AP1およびAP2から送信された送達確認フレームに基づいて、一度送信したデータを再送するか否かを判断する。本実施形態では、無線通信装置AP1およびAP2のうちの少なくとも一方からの送達確認フレームを受信できた場合に、再送判断部25は一度送信したデータを再送しない判断を行う。一方で、無線通信装置AP1およびAP2の両方から送達確認フレームを受信できなかった場合に、再送判断部25は一度送信したデータを再送する判断を行う。
なお、ここでは、説明の便宜上、データ受信側の無線通信装置の送信部12、受信部13およびフレーム構成部14と、データ送信側の無線通信装置の送信部22、受信部23およびフレーム構成部24とについて異なる説明を行ったが、実際には、データ受信側の無線通信装置とデータ送信側の無線通信装置とは、再送判断部25の有無以外で相違はなく、データ受信側の無線通信装置の送信部12、受信部13およびフレーム構成部14と、データ送信側の無線通信装置の送信部22、受信部23およびフレーム構成部24とは同様の機能を有している。すなわち、データ受信側の無線通信装置の受信部13もまた、データ送信側の無線通信装置の受信部23と同様に、多重化されたフレームを受信し、多重化前の複数のフレームに分離することが可能である。また、データ送信側の無線通信装置の送信部22もまた、データ受信側の無線通信装置の送信部12と同様に、送信するフレームを多重化し、複数のフレームを同時に送信することが可能である。
図4は、本実施形態において用いられるトリガフレームのフォーマットの一例を示す。
本実施形態におけるトリガフレームとは、データ送信側の無線通信装置(本実施形態における無線通信装置STA)がデータ受信側の無線通信装置(本実施形態における無線通信装置AP1およびAP2)に対して送信するフレームの1つである。
このトリガフレームは、データ受信側の無線通信装置に対して送達確認フレームの送信(返信)を要求する指令を含んでいる。また、このトリガフレームは、データ受信側の無線通信装置が送達確認フレームを送信する際の設定を指定することが可能である。本実施形態では、この設定において、データ受信側の各無線通信装置がOFDMAにより送達確認フレームを送信する際に利用するリソースユニットが指定される。
以下では、トリガフレームを構成する各種フィールドについて説明する。なお、Common InfoフィールドおよびAP Infoフィールド以外は、一般的なMACヘッダに含まれるフィールドと同様であり、必要に応じて適宜フィールドの追加・削除が行われても良い。
Frame Controlフィールドには、図示されないTypeおよびSubtypeフィールドが含まれている。データ受信側の無線通信装置は、このTypeおよびSubtypeフィールドを参照することで、トリガフレームを受信したことを認識する。
Duration/IDフィールドには、送信禁止期間(NAV: Network Allocation Vector)等の情報が設定される。
Address1フィールドには、トリガフレームの宛先となる無線通信装置を示す情報が設定される。宛先となる無線通信装置を示す情報は、当該無線通信装置のMACアドレスであっても良いし、MACアドレスと1対1で紐づけられた機器固有のIDであっても良い。本実施形態では、トリガフレームが無線通信装置AP1およびAP2に送信される場合を想定しているので、Address1フィールドには、無線通信装置AP1およびAP2を示す情報が設定される。なお、Address1フィールドには、無線通信装置AP1およびAP2に対応したマルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスが設定されても良い。
Address2フィールドには、トリガフレームの送信元である無線通信装置を示す情報が設定される。送信元である無線通信装置を示す情報は、Address1フィールドの場合と同様に、当該無線通信装置のMACアドレスであっても良いし、MACアドレスと1対1で紐づけられた機器固有のIDであっても良い。本実施形態では、トリガフレームが無線通信装置STAにより送信される場合を想定しているので、Address2フィールドには、無線通信装置STAを示す情報が設定される。
Common Infoフィールドには、データ受信側の複数の無線通信装置に共通に通知する情報が設定される。本実施形態では、データ受信側の無線通信装置が無線通信装置AP1およびAP2の2台である場合を想定しているので、Common Infoフィールドには、無線通信装置AP1およびAP2に対して共通に通知する情報が設定される。
具体的には、Common Infoフィールドには、OFDMAで送信を要求するフレーム(本実施形態では送達確認フレーム)の物理ヘッダの指定、フレームタイプの指定、フレーム長の指定や送信電力制御のための情報、等が設定される。データ受信側の無線通信装置は、このCommon Infoフィールドを参照することで、データフレームに含まれるデータの受信が成功した場合に送信する送達確認フレームの物理ヘッダ、フレームタイプ、フレーム長、当該送達確認フレームを送信する際の送信電力、等を決定する。
AP Infoフィールドには、データ受信側の複数の無線通信装置に対して個別に通知する情報が設定される。AP Infoフィールドの数は、データ受信側の無線通信装置の数(より詳しくは、送達確認フレームの返信を要求する無線通信装置の数)と同数だけ設定される。本実施形態では、データ受信側の無線通信装置が無線通信装置AP1およびAP2の2台である場合を想定しているので、トリガフレームには、図4に示すように、2個のAP Infoフィールド(AP Info1フィールドおよびAP Info2フィールド)が含まれる。一般化して、送達確認フレームの返信を要求する無線通信装置の数がn台である場合を想定すると、トリガフレームには、図5に示すように、n個のAP Infoフィールド(AP Info1フィールド〜AP Info nフィールド)が含まれることになる。
AP Infoフィールドには、どの無線通信装置に対して個別に通知する情報であるかを識別するための識別情報と、当該識別情報によって識別される無線通信装置に対して個別に通知する情報とが少なくとも含まれる。具体的には、図4に示すように、AP IDと、Resource Unitとが含まれている。
AP IDは、無線通信装置を識別するための識別情報であり、例えば、無線通信装置のMACアドレスであっても良いし、MACアドレスと1対1で紐づけられた機器固有のIDであっても良い。データ受信側の無線通信装置は、このAP IDを参照することで、自装置宛てのAP Infoフィールドを認識する。
Resource Unitには、送達確認フレームを送信する際に利用されるリソースユニットを指定するための情報が設定される。データ受信側の無線通信装置は、このResource Unitを参照することで、OFDMAで送達確認フレームを送信する際に自身が利用するリソースユニット(サブキャリア)を認識する。
なお、AP Infoフィールドには、AP IDおよびResorce Unitの他に、送達確認フレームを送信する際に利用されるMCS(Modulation and Coding Scheme)を指定するための情報、等がさらに含まれていても良い。
ここで、図6を参照して、第1実施形態における無線通信システムの動作の概要について説明する。なお、ここでは、無線通信装置STAから送信されるデータフレーム101が、無線通信装置AP1を宛先としたフレームである場合を想定する。また、ここでは、上記の通り、データフレーム101の宛先が無線通信装置AP1である場合を想定するが、データフレーム101の宛先は無線通信装置AP2であっても構わない。この場合、無線通信装置AP1は、後述する無線通信装置AP2の動作に相当する動作を行い、無線通信装置AP2は、後述する無線通信装置AP1の動作に相当する動作を行う。
まず、データ送信側の無線通信装置STAにより、データフレーム101およびトリガフレーム102を集約した1つの物理フレームが送信され、当該物理フレームが、データ受信側の無線通信装置AP1およびAP2により受信される。
なお、ここでは、トリガフレーム102には、無線通信装置AP1およびAP2の両方に対して、データフレーム101に含まれるデータを誤りなく受信できたか(受信成功か)を通知するための送達確認フレームの返信を要求し、かつ、当該送達確認フレームの返信を、指定したリソースユニットを利用したOFDMAで行うことを要求する旨の情報が設定されているものとする。
無線通信装置AP1は、データフレーム101およびトリガフレーム102を受信し、当該データフレーム101が自装置宛てであることを認識すると(あるいは、トリガフレーム102により送達確認フレームの返信が要求されていることを認識すると)、当該データフレーム101に含まれるデータを誤りなく受信できたかを確認し、受信成功の場合に、トリガフレーム102により指定されたリソースユニット「#RU1」を利用して、無線通信装置STAを宛先とした送達確認フレーム103を送信する。なお、送達確認フレーム103の送信は、受信した物理フレームの終端(つまり、トリガフレーム102の終端)から、SIFS(Short Inter-Frame Spacing)と称される予め決められた時間が経過した後に行われる。
また、無線通信装置AP2は、データフレーム101およびトリガフレーム102を受信し、当該トリガフレーム102により送達確認フレームの返信が要求されていることを認識すると(より詳しくは、トリガフレーム102に含まれるAP Infoフィールド参照し、自装置のAP IDを示すAP Infoフィールドが存在することを認識すると)、本来他装置宛てのデータフレーム101に含まれるデータを誤りなく受信できたかを確認し、受信成功の場合に、トリガフレーム102により指定されたリソースユニット「#RU2」を利用して、無線通信装置STAを宛先とした送達確認フレーム104を送信する。なお、送達確認フレーム104の送信は、上記した送達確認フレーム103と同様に、トリガフレーム102の終端からSIFSが経過した後に行われる。また、ここでは、無線通信装置AP2が、トリガフレーム102に含まれるAP Infoフィールドを参照して、自装置のAP IDを示すAP Infoフィールドが存在する場合に、送達確認フレームの返信が要求されていることを認識する場合を想定しているが、これに限定されず、無線通信装置AP2は、その他のフィールド(例えば、Common InfoフィールドやAddress1フィールド等)を参照して、送達確認フレームの返信が要求されていることを認識するとしても構わない。
以上のように、無線通信装置AP1およびAP2が送信する送達確認フレーム103および104は、トリガフレーム102によって指定された異なるリソースユニット(この場合、リソースユニット「#RU1」および「#RU2」)により多重化されて、宛先である無線通信装置STAに同時に送信される。
無線通信装置STAは、無線通信装置AP1から送信された送達確認フレーム103、および、無線通信装置AP2から送信された送達確認フレーム104のうちの少なくとも一方を受信できた場合、データフレーム101に含まれるデータの再送を行わないと判断する。つまり、無線通信装置STAは、本来の宛先である無線通信装置AP1から送達確認フレーム103が送信されて来なくても、無線通信装置AP2から送達確認フレーム104が送信されて来れば、データフレーム101に含まれるデータの再送を行わないと判断する。これは、本来の宛先である無線通信装置AP1においてデータフレーム101に含まれるデータの受信が失敗していても、無線通信装置AP1と有線または無線を介して接続されている無線通信装置AP2においてデータフレーム101に含まれるデータが誤りなく受信されていれば、データフレーム101に含まれるデータを無線通信装置AP2から無線通信装置AP1に転送可能(伝送可能)なためである。
一方で、無線通信装置STAは、無線通信装置AP1から送信された送達確認フレーム103、および、無線通信装置AP2から送信された送達確認フレーム104の両方を受信できなかった場合、データフレーム101に含まれるデータの再送を行うと判断する。
以上のように、本実施形態における無線通信システムにおいては、データ送信側の無線通信装置STAから送信されたデータフレーム101に含まれる1つのデータに対する送達確認フレーム103および104を、トリガフレーム102にて指定した異なるリソースユニット(直交したリソースユニット)を利用して、OFDMAで同時に送信させることが可能である。
なお、図6では、データフレーム101、トリガフレーム102の順に並んで集約された物理フレームを示しているが、物理フレームに集約されるフレームの順序はこれに限定されず、例えば、物理フレームに集約されるフレームの順序は、トリガフレーム102、データフレーム101の順であっても構わない。
また、図6では、無線通信装置AP1にリソースユニット「#RU1」を利用させ(割り当て)、無線通信装置AP2にリソースユニット「#RU2」を利用させる(割り当てる)場合を示しているが、無線通信装置AP1にリソースユニット「#RU2」を利用させ、無線通信装置AP2にリソースユニット「#RU1」を利用させるとしても構わない。
さらに、図6では、無線通信装置AP2に、本来他装置宛てのデータフレーム101に含まれるデータの受信成否結果を示す送達確認フレーム104を返信させるために、トリガフレーム102にて送達確認フレームの返信を要求するとしたが、他装置宛てのデータフレームに含まれるデータに対する送達確認フレームを返信させる方法はこれに限定されない。例えば、所定の無線通信装置(この場合、無線通信装置AP1)を宛先としたデータフレームに含まれるデータについては、自装置(この場合、無線通信装置AP2)が宛先であるか否かに関わらず、送達確認フレームを返信することを予め設定しておき、当該所定の無線通信装置を示す情報を自装置内に予め保持しておくことで、他装置宛てのデータフレームに含まれるデータに対する送達確認フレームの返信を実現するとしても良い。
なお、無線通信装置AP1を宛先に含むデータフレームに含まれるデータについては、必ず送達確認フレームを返信するという設定を行うにあたって、無線通信装置AP2は、無線通信装置AP1と事前にネゴシエーションを行った上で、無線通信装置AP1を示す情報を自装置内に登録するとしても良いし、無線通信装置AP1とのネゴシエーションなしに無線通信装置AP1を示す情報を自装置内に登録するとしても良い。無線通信装置AP2に登録される無線通信装置AP1を示す情報は、無線通信装置AP1のMACアドレスであっても良いし、MACアドレスと1対1で紐づけられた機器固有のIDであっても良い。
このように、データ受信側の無線通信装置に、返信対象となる宛先の情報を予め設定・保持させておくことで、送達確認フレームの返信を実現させる方法によれば、データ受信側の無線通信装置は、複数の無線通信装置に対応するマルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスが宛先に設定されたデータフレームを受信した場合にも、当該データフレームに含まれるデータの受信成否結果を示す送達確認フレームの返信を行うことが可能となる。
一般的に、宛先にマルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスが設定されたデータフレームを受信した場合、各無線通信装置は当該データフレームに含まれるデータに対する送達確認フレームの返信を行わない。しかしながら、上記したように、返信対象となる宛先としてマルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスの情報を予め設定・保持しておくことにより、各無線通信装置は、当該データフレームに含まれるデータに対する送達確認フレームの返信を行うことが可能となる。
図6では、データフレーム101とトリガフレーム102とが1つの物理フレームに集約されて送信される場合を例示したが、これに限定されず、例えば図7に示すように、データフレーム101とトリガフレーム102との間にSIFSに相当する間隔を設けて、バースト的に送信するとしても良い。この場合においても、送達確認フレーム103および104の送信を、トリガフレーム102を受信してからSIFSが経過した後に行うとすれば、送達確認フレーム103および104の送信を同時に行うことが可能である。
図6および図7では、送達確認フレーム103および104の送信を、トリガフレーム102の終端からSIFSが経過した後に行うとすることで、無線通信装置AP1およびAP2が送達確認フレームを同時に送信することを実現しているが、無線通信装置AP1およびAP2が送達確認フレームを同時に送信する方法はこれに限定されない。例えば、無線通信装置AP1およびAP2による送達確認フレームの送信タイミングを、トリガフレーム102(のCommon Infoフィールド等)にて指定することにより、無線通信装置AP1およびAP2が送達確認フレームを同時に送信することを実現するとしても良い。
図8は、図6に動作の概要を示した無線通信システムに含まれるデータ送信側の無線通信装置STAの動作をより詳しく説明するためのフローチャートである。
まず、データ送信側の無線通信装置STAのフレーム構成部24は、無線通信装置AP1を宛先としたデータフレーム101およびトリガフレーム102を構成し、当該データフレーム101およびトリガフレーム102を集約した1つの物理フレームを送信するように送信部22に指示する。送信部22は、フレーム構成部24からの指示にしたがって、データフレーム101およびトリガフレーム102を含む1つの物理フレームを無線通信装置AP1およびAP2に送信する(ステップS1)。
フレーム構成部24は、トリガフレーム102を構成するにあたって、Address1フィールドに無線通信装置AP1およびAP2を示す情報を設定する。なお、フレーム構成部24は、無線通信装置AP1およびAP2に対応したマルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスを、Address1フィールドに設定しても良い。
次に、フレーム構成部24は、Address2フィールドに自装置(つまり、無線通信装置STA)を示す情報を設定する。
続いて、フレーム構成部24は、Common Infoフィールドに、無線通信装置AP1およびAP2に対して共通に通知する情報を設定する。具体的には、フレーム構成部24は、既述の通り、OFDMAで送信を要求する送達確認フレームの物理ヘッダ、フレームタイプ、フレーム長、当該送達確認フレームを送信する際の送信電力、等を示す情報を、Common Infoフィールドに設定する。
さらに、フレーム構成部24は、AP Infoフィールドに、無線通信装置AP1およびAP2に対して個別に通知する情報を設定する。具体的には、フレーム構成部24は、AP Info1フィールドに、無線通信装置AP1に対して個別に通知する情報を設定し、AP Info2フィールドに、無線通信装置AP2に対して個別に通知する情報を設定する。
フレーム構成部24は、AP Info1フィールドに含まれるAP IDとして、無線通信装置AP1のAP IDを設定し、AP Info1フィールドに含まれるResource Unitとして、リソースユニット「#RU1」を示す情報を設定する。
同様に、フレーム構成部24は、AP Info2フィールドに含まれるAP IDとして、無線通信装置AP2のAP IDを設定し、AP Info2フィールドに含まれるResource Unitとして、リソースユニット「#RU2」を示す情報を設定する。
以上のようにして、フレーム構成部24はトリガフレーム102を構成すると、データフレーム101およびトリガフレーム102を集約した物理フレームを、送信部22を介して無線通信装置AP1およびAP2に送信する。
データ受信側の無線通信装置である無線通信装置AP1およびAP2は、図6にて既述した通り、トリガフレーム102に含まれるCommon InfoフィールドおよびAP Infoフィールドを参照して、送達確認フレーム103および104をそれぞれ構成し、無線通信装置AP1はリソースユニット「#RU1」を利用して送達確認フレーム103を無線通信装置STAに送信し、無線通信装置AP2はリソースユニット「#RU2」を利用して送達確認フレーム104を無線通信装置STAに送信する。
無線通信装置STAの受信部23は、トリガフレーム102にて送達確認フレームの返信を要求した無線通信装置AP1およびAP2からの送達確認フレーム103および104の有無を確認し、データフレーム101に含まれるデータの受信成否結果を示す送達確認フレームを受信できたか否かを判定する(ステップS2)。
上記したステップS2における確認の結果、送達確認フレームの返信を要求した無線通信装置AP1およびAP2のうちの少なくとも一方から送達確認フレームを受信できていた場合(ステップS2のYes)、再送判断部25は、データフレーム101に含まれるデータを再送しない判断を行い(ステップS3)、ここでの一連の処理を終了させる。
一方で、上記したステップS2における確認の結果、送達確認フレームの返信を要求した無線通信装置AP1およびAP2の両方から送達確認フレームを受信できていない場合(ステップS2のNo)、再送判断部25は、データフレーム101に含まれるデータを再送する判断を行い(ステップS4)、ステップS1の処理に戻って、再度一連の処理を実行する。
以上説明した本実施形態では、データ送信側の無線通信装置STAから送信されるデータフレームが1つのデータを含んでいる場合を想定しているため、データ受信側の無線通信装置AP1およびAP2から送信される送達確認フレームとしては、Ackフレームが利用される。
しかしながら、データ送信側の無線通信装置STAから送信されるデータフレームは複数のデータを含んでいても良く、この場合、データ受信側の無線通信装置AP1およびAP2から送信される送達確認フレームとしては、Block Ackフレームが利用される。Block Ackフレームは、データフレームに含まれる複数のデータの1つ1つの受信成否結果をビットマップで示す情報を含んでいるため、データ送信側の無線通信装置STAは、無線通信装置AP1およびAP2から送信されて来るBlock Ackフレームを参照して、上記した複数のデータの中から、受信に失敗したデータのみを特定することが可能である。これによれば、データ送信側の無線通信装置STAは、受信に失敗したデータのみを含むデータフレームの再送を行うことが可能である。
また、本実施形態では、トリガフレーム102のAP Infoフィールドを利用して、データ受信側の複数の無線通信装置AP1およびAP2に対してリソースユニット等を個別に通知するとしたが、これに限定されず、リソースユニット等は、データフレーム101のMACヘッダ内の情報として通知されても良い。この場合、トリガフレーム102の送信を省略することが可能である。
さらに、本実施形態では、トリガフレーム102のAP Infoフィールドを利用して、データ受信側の複数の無線通信装置AP1およびAP2に対してリソースユニット等を個別に通知するとしたが、これに限定されず、例えば、データフレーム101の本来の宛先である無線通信装置(本実施形態における無線通信装置AP1)が送達確認フレームを送信する際に利用するリソースユニットが「#RU1」であり、データフレーム101の本来の宛先でない無線通信装置(本実施形態における無線通信装置AP2)が送達確認フレームを送信する際に利用するリソースユニットが「#RU2」であるという設定をデータ受信側の各無線通信装置に予めしておくとしても良い。この場合、トリガフレーム102のAP Infoフィールドを省略、あるいは、トリガフレーム102の送信自体を省略することが可能である。
また、本実施形態では、マルチユーザ多重通信として、OFDMAが利用される場合を想定したが、これに限定されず、送達確認フレームの送信の際にはその他のマルチユーザ多重通信が利用されても構わない。この場合、トリガフレーム102にてリソースユニットとして指定される通信リソースの種別が異なる以外は、同様である。通信リソースの種別としては、周波数、符号、空間および時間、等が一例として挙げられる。例えば、マルチユーザ多重通信として、CDMAが利用される場合、トリガフレーム102ではリソースユニットとして送達確認フレームを送信する際に利用する符号が指定される。また、マルチユーザ多重通信として、TDMAが利用される場合、トリガフレーム102ではリソースユニットとして送達確認フレームを送信する時間が指定される。
トリガフレーム102は、既述の通り、データ受信側の複数の無線通信装置に対して異なる通信リソース(リソースユニット)を通知する。通信リソースが異なる(リソースユニットが異なる)とは、周波数、符号、空間および時間の少なくともいずれかが相違することであって、異なる通信リソースで送信されたフレームが当該フレームの受信側で分離できるようであればどのようなものであっても良く、周波数、符号、空間および時間の少なくともいずれかにより直交されていても良い。
以上説明した第1実施形態によれば、データ送信側の無線通信装置は、データフレームの本来の宛先を含むデータ受信側の複数の無線通信装置に対して、当該データフレームに含まれるデータの受信成否結果を示す送達確認フレームの返信を要求し、データ受信側の無線通信装置との無線リンクを常に複数形成することが可能である。これによれば、本来の宛先との無線リンクを含め、形成されたいずれか1つの無線リンクにおいてデータフレームに含まれるデータの送信に成功すれば、仮に本来の宛先との無線リンクにおいてデータフレームに含まれるデータの送信に失敗した場合(例えば、雑音や干渉等の影響によりデータフレームの送信が失敗した場合)であっても、データフレームに含まれるデータの受信に成功した無線通信装置から本来の宛先に対して当該データフレームに含まれるデータを伝送(転送)することが可能である。つまり、ルートダイバーシチ効果を得た高信頼な無線通信を行うことが可能である。
経路切り替え制御によりルートダイバーシチ効果を得ることが可能な一般的な通信方法では、データフレームに含まれるデータの送信に失敗した場合、宛先までの経路を前回の送信に利用した経路とは別の経路に切り替えて、当該データフレームに含まれるデータの再送を行う。これによれば、経路に冗長性を持たせることが可能となるため、ルートダイバーシチ効果を得た高信頼な無線通信を行うことが可能となる。
一方で、仮に、切り替え後の経路によりデータフレームに含まれるデータの送信に成功したとしても、データフレームに含まれるデータの再送が必要になる分、送信が成功するまでに時間を要してしまい、瞬時的な通信品質の劣化に対応することができないといった不都合がある。
これに対し、本実施形態に係るデータ送信側の無線通信装置は、1度のデータフレーム送信時に、データ受信側の複数の無線通信装置に対して当該データフレームに含まれるデータの受信成否結果を示す送達確認フレームの返信を要求して、データ受信側の無線通信装置との無線リンクを常に複数形成するため、経路切り替えを前提とせず、瞬時的な通信品質の劣化にも対応することが可能であり(瞬時的な通信品質の劣化に対してもロバストな通信が可能であり)、上記した不都合を解消することが可能である。
さらに、本実施形態に係るデータ送信側の無線通信装置は、データ受信側の各無線通信装置が送達確認フレームを送信する際に利用するリソースユニットに、異なるリソースユニットを指定して、送達確認フレームの送信をマルチユーザ多重通信により行うため、データ受信側の複数の無線通信装置による、送達確認フレームの同時送信に伴う混信を抑制することが可能である。つまり、データ受信側の複数の無線通信装置から送信される送達確認フレーム同士が衝突して、送達確認フレームがデータ送信側の無線通信装置に正しく届かない、あるいは、劣化した送達確認フレームがデータ送信側の無線通信装置により受信されてしまう、等の事態の発生を抑制することが可能である。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態における無線通信システムの動作の概要を示す。第2実施形態における無線通信システムは、図9に示すように、データ受信側の無線通信装置AP1およびAP2だけでなく、データ送信側の無線通信装置STAも、マルチユーザ多重通信を利用して、データフレーム101A,101Bおよびトリガフレーム102A,102Bを送信する点で、上記した第1実施形態と相違している。なお、本実施形態では、多重化されて送信される各データフレーム101Aおよび101B(のペイロード部分)に設定されるデータは同一であるものとする。
まず、データ送信側の無線通信装置STAは、データ受信側の無線通信装置AP1を宛先としたデータフレーム101Aおよびトリガフレーム102Aを構成し、データフレーム101Aおよびトリガフレーム102Aを1つの物理フレームに集約する。
同様に、無線通信装置STAは、データ受信側の無線通信装置AP2を宛先としたデータフレーム101Bおよびトリガフレーム102Bを構成し、データフレーム101Bおよびトリガフレーム102Bを1つの物理フレームに集約する。なお、上記した通り、データフレーム101Aおよび101Bのペイロード部分に設定されるデータは同一である。
データフレーム101Aおよびトリガフレーム102Aを含む物理データと、データフレーム101Bおよびトリガフレーム102Bを含む物理データとは多重化されて、それぞれの宛先である無線通信装置AP1およびAP2に同時に送信される。なお、無線通信装置STAがフレームを送信する際に利用するマルチユーザ多重通信は、既述のマルチユーザ多重通信のうちのいずれであっても構わない。図9では、マルチユーザ多重通信として、OFDMAが利用された場合を例示している。
トリガフレーム102Aには、無線通信装置AP1に対して通知する情報として、データフレーム101Aに含まれるデータを誤りなく受信できたか(受信成功か)を通知するための送達確認フレームの返信を、指定したリソースユニットを利用したOFDMAで行うことを要求する旨の情報が設定される。同様に、トリガフレーム102Bには、無線通信装置AP2に対して通知する情報として、データフレーム102Bに含まれるデータを誤りなく受信できたか(受信成功か)を通知するための送達確認フレームの返信を、指定したリソースユニットを利用したOFDMAで行うことを要求する旨の情報が設定される。
なお、無線通信装置AP1に対して指定されるリソースユニットと、無線通信装置AP2に対して指定されるリソースユニットとは、上記した第1実施形態と同様に異なるものとする。つまり、トリガフレーム102Aにて指定されるリソースユニットと、トリガフレーム102Bにて指定されるリソースユニットとは異なるものとする。
また、トリガフレーム102Aには、少なくとも無線通信装置AP1に対して通知する情報のみが設定されていれば良いが、無線通信装置AP2に対して通知する情報がさらに設定されていても良い。同様に、トリガフレーム102Bには、少なくとも無線通信装置AP2に対して通知する情報のみが設定されていれば良いが、無線通信装置AP1に対して通知する情報がさらに設定されていても良い。
無線通信装置AP1は、データフレーム101Aおよびトリガフレーム102Aを受信し、当該データフレーム101Aが自装置宛てであることを認識すると、当該データフレーム101Aに含まれるデータを誤りなく受信できたかを確認し、受信成功の場合に、トリガフレーム102Aにより指定されたリソースユニット「#RU1」を利用して、無線通信装置STAを宛先とした送達確認フレーム103を送信する。なお、送達確認フレーム103の送信は、トリガフレーム102Aの終端からSIFSが経過した後に行われる。
また、無線通信装置AP2は、データフレーム101Bおよびトリガフレーム102Bを受信し、当該データフレーム101Bが自装置宛てであることを認識すると、当該データフレーム101Bに含まれるデータを誤りなく受信できたかを確認し、受信成功の場合に、トリガフレーム102Bにより指定されたリソースユニット「#RU2」を利用して、無線通信装置STAを宛先とした送達確認フレーム104を送信する。なお、送達確認フレーム104の送信は、上記した送達確認フレーム103と同様に、トリガフレーム102Bの終端からSIFSが経過した後に行われる。
これによれば、無線通信装置AP1およびAP2が送信する送達確認フレーム103および104は、トリガフレーム102Aおよび102Bによって指定された異なるリソースユニット(この場合、リソースユニット「#RU1」および「#RU2」)により多重化されて、宛先である無線通信装置STAに同時に送信される。
無線通信装置STAは、無線通信装置AP1から送信された送達確認フレーム103、および、無線通信装置AP2から送信された送達確認フレーム104のうちの少なくとも一方を受信できた場合、データフレーム101Aおよび101Bに共通して含まれるデータの再送を行わないと判断する。
以上説明した第2実施形態によれば、同一のデータを含む複数のデータフレームを多重化して送信する場合であっても、データ送信側の無線通信装置STAは、送達確認フレームが1つでも受信できていれば、これらデータフレームに共通して含まれるデータを、データ受信側の無線通信装置(本実施形態における無線通信装置AP1およびAP2)が誤りなく受信できたと認識することが可能であり、当該データの再送を行わない判断を行うことが可能である。
また、本実施形態における無線通信システムは、データ送信側の無線通信装置STAが送信するフレームを多重化させる以外は上記した第1実施形態と同様であるため、当然の如く、既述した第1実施形態と同様な各種効果を得ることが可能である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、瞬時的な通信品質の劣化にも対応可能な、高信頼な無線通信を実現させることを可能にする。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11,21…アンテナ、12,22…送信部、13,23…受信部、14,24…フレーム構成部、25…再送判断部、STA…データ送信側の無線通信装置、AP1,AP2…データ受信側の無線通信装置。

Claims (20)

  1. 第1データを含む第1フレームを送信する送信部と、
    前記第1フレームが少なくとも第1無線通信装置および第2無線通信装置に受信される場合に、前記第1無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第2フレームを第1通信リソースにより受信するとともに、前記第2無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第3フレームを前記第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより受信する受信部と、
    前記第2フレームにより示される前記第1データの受信成否結果と、前記第3フレームにより示される前記第1データの受信成否結果とのうち、少なくとも1つが受信成功を示す場合、前記第1データを再送しない判断を行う制御部と、
    を具備する、無線通信装置。
  2. 前記受信部は、
    前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースにより多重化された前記第2フレームと前記第3フレームとを受信する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースは、周波数、符号、空間、および時間のうちの少なくともいずれか1つが異なる、
    請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2フレームにより示される前記第1データの受信成否結果と、前記第3フレームにより示される前記第1データの受信成否結果との両方が受信失敗を示す場合、前記第1データを再送する判断を行う、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記送信部は、
    前記第1無線通信装置に対して前記第2フレームの送信を要求し、前記第2無線通信装置に対して前記第3フレームの送信を要求する第4フレームを送信する、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記第4フレームは、
    前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置に対して共通に通知する情報と、前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置のそれぞれに対して個別に通知する情報と、を含み、
    前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置のそれぞれに対して個別に通知する情報は、
    前記第1無線通信装置を識別するための第1識別情報と、前記第1無線通信装置により利用される前記第1通信リソースを示す第1通信リソース情報と、を対応づけて含み、且つ、前記第2無線通信装置を識別するための第2識別情報と、前記第2無線通信装置により利用される前記第2通信リソースを示す第2通信リソース情報と、を対応づけて含む、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記送信部は、
    前記第1フレームの送信前または送信後に、前記第4フレームを送信する、
    請求項5または請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記第1フレームおよび前記第4フレームは、集約された1つの物理フレームである、
    請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. 前記送信部は、
    前記第1無線通信装置に対して前記第2フレームの送信を要求し、前記第2無線通信装置に対して前記第3フレームの送信を要求するための情報を含む前記第1フレームを送信する、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  10. 第1データを含む第1フレームを受信する受信部と、
    前記第1データの受信に成功した場合、前記第1フレームの送信元より指定された第1通信リソースにより、前記第1データの受信成否結果を示す第2フレームを前記送信元に送信する送信部と、
    を具備し、
    前記送信部は、
    前記第1データを受信した他の無線通信装置により前記第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより送信される前記第1データの受信成否結果を示す第3フレームと、前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースにより多重化された前記第2フレームを送信する、無線通信装置。
  11. 第1データおよび第1アドレスを含む第1データフレームと、前記第1データおよび第2アドレスを含む第2データフレームとを多重化して送信する送信部と、
    前記第1データフレームが前記第1アドレスの第1無線通信装置により受信され、前記第2データフレームが前記第2アドレスの第2無線通信装置により受信される場合に、前記第1無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第1送達確認フレームを第1通信リソースにより受信するとともに、前記第2無線通信装置による前記第1データの受信成否結果を示す第2送達確認フレームを前記第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより受信する受信部と、
    前記第1送達確認フレームにより示される前記第1データの受信成否結果と、前記第2送達確認フレームにより示される前記第1データの受信成否結果とのうち、少なくとも1つが受信成功を示す場合、前記第1データを再送しない判断を行う制御部と、
    を具備する、無線通信装置。
  12. 前記受信部は、
    前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースにより多重化された前記第1送達確認フレームと前記第2送達確認フレームとを受信する、
    請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースは、周波数、符号、空間、および時間のうちの少なくともいずれか1つが異なる、
    請求項11または請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記制御部は、
    前記第1送達確認フレームにより示される前記第1データの受信成否結果と、前記第2送達確認フレームにより示される前記第1データの受信成否結果との両方が受信失敗を示す場合、前記第1データを再送する判断を行う、
    請求項11〜請求項13のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  15. 前記送信部は、
    前記第1無線通信装置に対して前記第1送達確認フレームの送信を要求する第1トリガフレームを送信し、前記第2無線通信装置に対して前記第2送達確認フレームの送信を要求する第2トリガフレームを送信する、
    請求項11〜請求項14のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  16. 前記第1トリガフレームおよび前記第2トリガフレームは、
    前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置に対して共通に通知する情報と、前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置のそれぞれに対して個別に通知する情報と、を含み、
    前記第1無線通信装置に対して個別に通知する情報は、
    前記第1無線通信装置により利用される前記第1通信リソースを示す第1通信リソース情報を含み、
    前記第2無線通信装置に対して個別に通知する情報は、
    前記第2無線通信装置により利用される前記第2通信リソースを示す第2通信リソース情報を含む、
    請求項15に記載の無線通信装置。
  17. 前記送信部は、
    前記第1データフレームおよび前記第2データフレームの送信前または送信後に、前記第1トリガフレームおよび前記第2トリガフレームを送信する、
    請求項15または請求項16に記載の無線通信装置。
  18. 前記第1データフレームおよび前記第1トリガフレームと、前記第2データフレームおよび前記第2トリガフレームとは共に、集約された1つの物理フレームである、
    請求項15〜請求項17のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  19. 前記送信部は、
    前記第1無線通信装置に対して前記第1送達確認フレームの送信を要求するための情報を含む前記第1データフレームを送信し、前記第2無線通信装置に対して前記第2送達確認フレームの送信を要求するための情報を含む前記第2データフレームを送信する、
    請求項11〜請求項14のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  20. 第1データを含む第1データフレームを受信する受信部と、
    前記第1データの受信に成功した場合、前記第1データフレームの送信元より指定された第1通信リソースにより、前記第1データの受信成否結果を示す第1送達確認フレームを前記送信元に送信する送信部と、
    を具備し、
    前記送信部は、
    前記第1データフレームとは異なる第2データフレームに含まれる前記第1データを受信した他の無線通信装置により前記第1通信リソースとは異なる第2通信リソースにより送信される前記第1データの受信成否結果を示す第2送達確認フレームと、前記第1通信リソースおよび前記第2通信リソースにより多重化された前記第1送達確認フレームを送信する、無線通信装置。
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