(実施形態1)
実施形態1の情報取得システム100について、図1〜6を参照して説明する。
図1は、情報取得システム100の構成を示す概略図である。情報取得システム100は、図1に示すように、携帯端末1と光学ディスクリーダライタ2(以下の説明では、単にリーダライタ2と呼ぶ。)とで構成されている。携帯端末1とリーダライタ2とは、有線又は無線で接続されている。実施形態1でいう、携帯端末1は、本発明の情報取得装置の一例である。また、実施形態1でいう、リーダライタ2は、本発明の記録装置の一例である。
情報取得システム100は、光学ディスク3に記憶されているコンテンツの内容をユーザが知るためのシステムである。光学ディスク3は、例えば、CD、DVD、又はBlue-ray Disc(登録商標)等である。この実施形態1でいう、光学ディスク3は、本発明の記憶媒体の一例である。
情報取得システム100は、光学ディスク3を個別に識別する識別情報と、光学ディスク3に記憶されているコンテンツの内容を示すコンテンツ情報とを対応付けてデータベースに登録している。情報取得システム100は、識別情報を用いてデータベースを参照して、光学ディスク3のコンテンツ情報を割り出す。これにより、ユーザは、光学ディスク3に記憶されているコンテンツの内容を知ることができる。
識別情報は、例えば、機器から読み込み可能な文字列又はバイナリ情報からなるIDである。識別情報は、記憶媒体の外観から確認可能な光学読取コードで、光学ディスク3に印刷又は貼付されたラベル31として表示されている。携帯端末1は、例えば、識別情報であるラベル31をカメラ141で撮像し、画像データとして読み込むことで、光学ディスク3の識別情報を取得する。ラベル31は、例えば、上述の識別情報IDが光学的読取コード(QRコード(登録商標))としてエンコードされている。
この実施形態1では、ラベル31は、光学ディスク3の利用時より前において、予め印刷又は貼付されている。ラベル31は、例えば、出荷時に光学ディスク3に貼付又は印刷されてもよい。また、ラベル31は、例えば、ユーザによって、光学ディスク3に貼付又は印刷されてもよい。携帯端末1は、撮像した光学的読取コードをデコードすることで、識別情報を取得する。携帯端末1は、取得した識別情報をリーダライタ2に送信する。また、この実施形態1では、コンテンツ情報は、リーダライタ2が光学ディスク3に記憶されているコンテンツを読み込むことで生成される。コンテンツ情報は、例えば、サムネイル、又はタイトル、概要、記録日時、ユーザ名、再生時間、ジャンル、出演者等のメタデータである。
リーダライタ2は、内部の光ディスクドライブ(図示せず)より光学ディスク3に記憶されているコンテンツを読み込む。また、この実施形態1では、リーダライタ2は、読み込んだコンテンツの内容を示すコンテンツ情報を生成する。リーダライタ2は、メタデータを取得できる場合、当該メタデータをコンテンツ情報として生成する。リーダライタ2は、サムネイルを取得できる場合、当該サムネイルをコンテンツ情報として生成してもよい。リーダライタ2は、コンテンツ情報を識別情報と対応付けた記憶媒体情報(後述する)を携帯端末1に送信する。
携帯端末1は、内部にデータベースを構成している。携帯端末1は、リーダライタ2から受信した記憶媒体情報を、データベースに登録する。データベースには、複数の記憶媒体情報が登録されている。
なお、この実施形態1では、携帯端末1には、情報取得専用アプリケーションプログラム、(以下、単にアプリと呼ぶ。)が、予め用意されている。
また、情報取得装置は、携帯端末1に限定されない。情報取得装置は、パーソナルコンピュータ(PC)など、識別情報及びコンテンツ情報などを取得できる機能を有する装置であればよい。また、記憶媒体は、光学ディスク3に限定されず、SDメモリカード等のメモリカード、USBフラッシュドライブ等の携帯型フラッシュメモリ、DAS(Direct Attached Storage/Direct Access Storage Device)、NAS(Network-AttachedStorage)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)ストレージ接続が可能なルータ等、記憶媒体を持つものであれば、どのようなものでもよい。また、記録装置は、リーダライタ2に限定されず、PC、レコーダ、NAS(Network-Attached Storage)、又は記憶媒体を直接接続可能な携帯端末等、記憶媒体を読み書きできるものであれば、どのようなものであってもよい。
携帯端末1の詳細について図2を参照して説明する。図2は、携帯端末1の主要な構成を示すブロック図である。図3(A)は、実施形態1の携帯端末1の画面の一例を示す図である。図3(B)は、図3(A)の携帯端末1の画面とは別の例を示す図である。
携帯端末1は、図2に示すように、制御部10と、フラッシュメモリ11と、RAM12と、照合部13と、情報取得部14と、出力部15と、表示器151と、通信部16とを備えている。
通信部16は、リーダライタ2と、例えば、有線又は無線で種々の情報を送受信する。より詳細には、通信部16は、リーダライタ2に識別情報を送信する。また、通信部16は、リーダライタ2からラベル31の識別情報とコンテンツ情報とが互いに対応づけられた記憶媒体情報を受信する。
なお、通信部16は、無線又は有線で接続する様々な記憶媒体又は光ディスクドライブ装置等と接続してもよい。これにより、携帯端末1は、リーダライタ2の機能を併せ持つことができる。
フラッシュメモリ11には、データベース121が構成されている。データベース121には、複数の記憶媒体情報が登録されている。
制御部10は、携帯端末1を統括的に制御する。制御部10は、フラッシュメモリ11に記憶された所定のプログラムをRAM12に読み出す。これにより、制御部10は、各種の動作を行なう。また、制御部10は、通信部16を介して受信した記憶媒体情報をデータベース121に登録する。
情報取得部14は、カメラ141と、ユーザインタフェース(ユーザI/F)142と、マイク143とを備えている。
情報取得部14は、カメラ141が撮像したラベル31の画像から、識別情報を取得する。この実施形態1では、情報取得部14は、専用のアプリを利用して、撮像した画像からラベル31を特定し、ラベル31に示される識別情報を取得する。
なお、情報取得部14は、汎用のアプリ(例えば、OSに標準搭載された撮像アプリ又はWebブラウザ)を利用して、識別情報を取得する構成でもよい。また、情報取得部14は、ラベル31が印刷又は貼付された光学ディスク3が収納ケース30に収納されている状態で、カメラ141で撮像したラベル31から識別情報を取得してもよい。
ユーザI/F142は、タッチパネルを有し、ユーザによる種々の操作を受け付ける。ユーザI/F142は、表示器151とともに、GUI(Graphical User Interface)を構成する。
マイク143は、例えば、音声又は放音されている楽曲を集音する。
照合部13は、情報取得部14が取得した識別情報でデータベース121を参照する。この実施形態1では、照合部13は、目的の光学ディスク3のコンテンツ情報を割り出すために、情報取得部14が取得した識別情報を用いて、データベース121から対応するコンテンツ情報等を割り出す。そして、照合部13は、対応するコンテンツ情報を出力部15に入力する。
なお、携帯端末1は、複数の識別情報を連続して取得してもよい。この場合、情報取得部14は、例えば、動画や静止画から連続して複数の識別情報を取得し、取得した識別情報について、それぞれに対応するコンテンツ情報を割り出す。
出力部15は、照合部13が割り出したコンテンツ情報を表示器151に出力する。
表示器151は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる。表示器151は、例えば、カメラ141で撮像した画像(光学的読取コード)を表示する。また、例えば、表示器151は、出力部15が出力した内容に基づく画面、例えば、コンテンツ情報を表示する。表示器151は、図3(A)に示すように、例えばカメラで撮像した光学ディスク3に、光学ディスク3に記憶されているコンテンツの内容を示すコンテンツ情報を重畳して表示する。これにより、ユーザは、光学ディスク3のコンテンツの内容を容易に知ることができる。
なお、表示器151は、図3(B)に示すように、例えば、光学ディスク3が収納ケース30に収納された状態の画像にこの光学ディスク3に記憶されているコンテンツ情報を重畳して表示してもよい。この場合、情報取得部14は、カメラ141を使用して、収納ケース30に収納されている光学ディスク3のラベル31から、識別情報を取得する。
また、携帯端末1は、例えば、コンテンツ情報をオーディオ信号に変換して、スピーカ(不図示)から音声を出力(放音)して、ユーザにコンテンツの内容を報知してもよい。
リーダライタ2の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、リーダライタ2の主要な構成を示すブロック構成図である。リーダライタ2は、図4に示すように、フラッシュメモリ21と、RAM22と、操作部23と、読込部24と、通信部25と、記憶媒体情報生成部26と、表示部27とを備えている。
制御部20は、リーダライタ2を統括的に制御する。制御部20は、フラッシュメモリ21に記憶された所定のプログラムをRAM22に読み出す。これにより、制御部20は、各種の動作を行なう。
操作部23は、ユーザの操作を受け付ける。読込部24は、光学ディスク3に記憶されているコンテンツを読み込む。
記憶媒体情報生成部26は、読込部24で読み込んだコンテンツから、コンテンツ情報を生成する。記憶媒体情報生成部26は、例えば、コンテンツのサムネイルをコンテンツ情報として生成する。制御部20は、生成したコンテンツ情報と、携帯端末1から受信した識別情報と、を対応付けて、記憶媒体情報として、携帯端末1に送信する。
なお、制御部20は、生成したコンテンツ情報のみを携帯端末1に送信してもよい。この場合、携帯端末1は、リーダライタ2から取得したコンテンツ情報と、情報取得部14が取得した識別情報とを対応付けて、データベース121に登録する。
通信部25は、有線又は無線で携帯端末1と種々の情報を送受信する。通信部25は、制御部20によって識別情報とコンテンツ情報が対応付けられた記憶媒体情報を携帯端末1に送信する。また、通信部25は、携帯端末1から、携帯端末1の情報取得部14が取得した識別情報を受信する。
表示部27は、例えば、記憶媒体情報生成部26が生成したコンテンツ情報、携帯端末1から取得した識別情報を表示する。
表示部27は、コンテンツ情報と識別情報とを並べて表示してもよい。この場合、携帯端末1は、表示部27に表示されたコンテンツ情報と識別情報とをカメラ141で撮像することによって、これら情報を同時に取得することができる。これにより、情報取得システム100は、コンテンツ情報と識別情報とをカメラ141を用いて取得する撮像手順を簡素化することができる。
また、表示部27は、例えば、コンテンツ情報が表示部27の画面に一度に表示できない場合、コンテンツ情報を分割して、表示してもよい。この場合、表示部27は、連続的画面を切り替えるようにしてコンテンツ情報を表示する。
なお、携帯端末1の通信部16に光学ディスク3等の記憶媒体が直接接続された場合、携帯端末1は、リーダライタ2の機能を併せ持つことができる。
携帯端末1とリーダライタ2の登録処理における動作について、図5及び図6を参照して説明する。登録処理は、記憶媒体情報をデータベース121に登録するための処理である。図5は、記憶媒体情報を登録するための登録処理における携帯端末1の動作の一例を示すフローチャートである。図6は、リーダライタ2の動作の一例を示すフローチャートである。
携帯端末1は、図5に示すように、光学ディスク3のラベル31をカメラ141で撮像し、撮像されたラベル31に示される識別情報を取得する(S11:Yes)。携帯端末1は、光学ディスク3の識別情報をリーダライタ2に送信する(S12)。リーダライタ2は、図6に示すように、携帯端末1から識別情報を受信し(S21:Yes)、光学ディスク3がセットされると(S22:Yes)、光学ディスク3からコンテンツを読み込む(S23)。リーダライタ2は、読み込んだコンテンツから、コンテンツ情報を生成する(S24)。リーダライタ2は、コンテンツ情報と識別情報とを対応付ける(S25)。リーダライタ2は、コンテンツ情報と識別情報とが対応付けられた記憶媒体情報を携帯端末1に送信する(S26)。携帯端末1は、図5に示すように、記憶媒体情報を受信したか否かを確認し(S13)、記憶媒体情報を受信した場合に(S13:Yes)、受信した記憶媒体情報をデータベース121に登録する(S14)。なお、コンテンツ情報は、例えば、ユーザが携帯端末1を用いて入力してもよい。この場合リーダライタ2は、必須ではない。なお、ユーザは、登録済みのコンテンツ情報を携帯端末1等を用いて変更・更新してもよい。
コンテンツ情報取得処理における携帯端末1の動作について、図7を参照して説明する。図7は、コンテンツ情報取得処理における携帯端末1の動作の一例を示すフローチャートである。携帯端末1は、取得した識別情報を用いて、データベース121から対応するコンテンツ情報を割り出す。
携帯端末1は、光学ディスク3のラベル31を撮像し、ラベル31に示される識別情報を取得すると(S31:Yes)、取得した識別情報で、データベース121を参照する(S32)。携帯端末1は、取得した識別情報に適合する記憶媒体情報がデータベース121に登録されていれば(S33:Yes)、図3(A)及び図3(B)に示すように、この適合した記憶媒体情報に対応するコンテンツ情報を表示器151に出力し(S34)、当該コンテンツ情報を示す画面を表示する(S35)。
携帯端末1は、取得した識別情報に対応するコンテンツ情報がデータベース121に登録されていなければ(S33:No)、当該識別情報に対応するコンテンツ情報がデータベース121に登録されていない旨を出力する。そして、携帯端末1は、当該識別情報に対応するコンテンツ情報がデータベース121に登録されていない旨を示す画面を表示する(S36)。
実施形態1の情報取得システム100は、携帯端末1が光学ディスク3の識別情報を取得し、取得した識別情報を用いて、データベース121から適合するコンテンツ情報を割り出す。これにより、実施形態1の情報取得システム100は、光学ディスク3に記憶されているコンテンツ情報を容易に割り出すことができる。したがって、ユーザは、光学ディスク3に記憶されているコンテンツの内容を容易に知ることができる。
(実施形態2)
実施形態2の情報取得システム100について、図8及び図9を参照して説明する。なお、上述の実施形態1の携帯端末1及びリーダライタ2と同じ構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。図8は、携帯端末1の画面の一例を示す図である。
実施形態2の情報取得システム100は、目的のコンテンツを記憶している光学ディスク3をユーザが探すためのシステムである。情報取得システム100は、類推情報(キーワード)を用いてデータベース121から対応するコンテンツ情報を割り出す。類推情報は、例えば、タイトル、概要、記録日時、ユーザ名、再生時間、ジャンル、又は出演者等の一部である。そして、情報取得システム100は、対応するコンテンツ情報を記憶している光学ディスク3を特定する。なお、類推情報は、誤字脱字を含んでいても、また、コンテンツ情報の類義語であっても、コンテンツ情報を類推できる文字又は文章であればよい。
ユーザI/F142は、ユーザによって、表示器151に表示されたキーボードで入力された類推情報を受け付ける。情報取得部14は、ユーザI/F142が受け付けた類推情報を取得する。なお、類推情報は、例えば、カメラ141で撮像された静止画像又は動画であってもよい。また、類推情報は、例えば、マイク143で集音した音声又は楽曲であってもよい。
情報取得部14は、カメラ141で撮影されている複数の光学ディスク3のラベル31から識別情報を連続に取得する。なお、情報取得部14は、複数の光学ディスク3のラベル31をカメラ141で撮影した動画から、これらの光学ディスク3のラベル31の識別情報を取得する。なお、情報取得部14は、カメラ141で撮像された静止画像から識別情報を取得してもよい。また、情報取得部14は、収納ケース30に収納されている光学ディスク3の動画又は静止画像から識別情報を取得してもよい。
照合部13は、情報取得部14が取得した類推情報でデータベース121を参照する。照合部13は、類推情報を用いてデータベース121から適合するコンテンツ情報を割り出す。そして、照合部13は、適合するコンテンツ情報に対応する識別情報を割り出す。照合部13は、情報取得部14がカメラ141で撮影した複数のラベル31の映像から取得した識別情報のうち、割り出した識別情報と同じ識別情報を特定する。照合部13は特定した識別情報を出力部15に出力する。
出力部15は、照合部13が特定した識別情報を表示器151に出力する。表示器151は、例えば、図8に示すように、カメラ141で撮影した映像に、特定された識別情報に対応するラベル31を指し示すポインタを重ねて表示する。ポインタは、コンテンツ情報から取得するサムネイル又は文字情報であってもよい。
光学ディスク特定処理における携帯端末1の動作について図9を参照して説明する。図9は、光学ディスク特定処理における携帯端末1の動作の一例を示すフローチャートである。光学ディスク特定処理は、携帯端末1に入力された類推情報を用いて、複数のラベル31の映像から取得した識別情報のうち、割り出した識別情報と同じ識別情報を特定する処理である。
携帯端末1は、入力された類推情報を取得すると(S41:Yes)、取得した類推情報でデータベース121を参照する(S42)。すなわち、携帯端末1は、類推情報を用いて、データベース121から適合するコンテンツ情報一覧を割り出す。携帯端末1は、類推情報に適合するコンテンツ情報一覧を割り出した場合(S43:Yes)、当該コンテンツ情報一覧に対応する識別情報を割り出す(S44)。携帯端末1は、割り出した識別情報の一覧を生成して、フラッシュメモリ11又はRAM12に記憶する(S45)。携帯端末1は、光学ディスク3のカメラ141で撮影している複数のラベル31から識別情報を取得する(S46)。携帯端末1は、類推情報から割り出された識別情報を用いて、カメラ141で撮影した識別情報に適合する識別情報があるか否かを判断する(S47)。携帯端末1は、適合する識別情報がある場合(S47:Yes)、適合する識別情報を表示器151に出力し(S48)、例えば図8に示すように、識別情報を示すラベル31を指し示すポインタを画面に表示する(S49)。
一方、携帯端末1は、類推情報に適合するコンテンツ情報を割り出すことができなければ(S43:No)、類推情報で特定できる光学ディスクが無い旨を出力し(S51)、表示器151に特定できる光学ディスクが無い旨を表示する(S52)。
また、携帯端末1は、取得した識別情報に適合する識別情報が一覧から特定されなかった場合(S47:No)、さらに、類推情報から割り出された別の識別情報を取得する(S46)。
また、携帯端末1は、類推情報から割り出された識別情報が最後の識別情報であれば(S50:Yes)、処理を終了する。例えば、類推情報から割り出した識別情報が1件の場合、当該識別情報が最後の識別情報であるとして、処理を終了する。
また、携帯端末1は、類推情報から割り出された識別情報が最後の識別情報でなければ(S50:No)、ポインタを表示しつつ、別の識別情報に適合する識別情報があるか否かを判断する(S46に移行する)。
実施形態2の情報取得システム100は、携帯端末1が類推情報を取得し、取得した類推情報を用いて、データベース121から適合するコンテンツ情報を割り出す。さらに、実施形態2の情報取得システム100は、携帯端末1の情報取得部14が取得した光学ディスク3の識別情報のうち、割り出した識別情報と同じ識別情報を有する光学ディスク3を特定する。これにより、実施形態2の情報取得システム100は、目的のコンテンツ情報が記憶されている光学ディスク3を容易に特定することができる。したがって、ユーザは、目的のコンテンツを記憶している光学ディスク3を容易に探すことができる。
なお、携帯端末1は、光学ディスク特定処理を、ユーザによる終了操作によって、終了(中断)してもよい。
(変形例1)
変形例1に係るリーダライタ2Aについて、図10を参照して説明する。図10は、変形例1に係るリーダライタ2Aの主要な構成を示すブロック構成図である。なお、上述の実施形態1又は実施形態2のリーダライタ2と同じ構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。
リーダライタ2Aは、図10に示すように、上述の実施形態1又は実施形態2のリーダライタ2に記録部28を追加した構成である。
記録部28は、光学ディスク3にコンテンツを記録する。記録部28は、例えば、TV(テレビジョン)番組のコンテンツを光学ディスク3に記録(録画)する。また、例えば、記録部28は、デジタルカメラで撮像した画像又はビデオカメラで撮影した動画等の各種コンテンツを光学ディスク3に記録する(書き込む)。記憶媒体情報生成部26は、記録部28が光学ディスク3にコンテンツを記録する際に、コンテンツ情報を生成する。制御部20は、記録したコンテンツの内容を示すコンテンツ情報と、識別情報と、を対応付けて、通信部25を介して、携帯端末1に送信する。
記憶媒体情報生成部26は、なにもデータが書き込まれていないブランクの光学ディスク3にコンテンツを記録する際、コンテンツの内容を示すコンテンツ情報を生成する。また、記憶媒体情報生成部26は、光学ディスク3に新たなコンテンツを追記する際、コンテンツの内容を示すコンテンツ情報を生成してもよい。すなわち、リーダライタ2Aは、コンテンツを読み込むときだけでなく、コンテンツを記録するときも、コンテンツ情報を生成することができる。
これにより、変形例1の情報取得システム100は、光学ディスク3にコンテンツを記録する際も、光学ディスク3のコンテンツ情報を生成することができる。これによって、変形例1の情報取得システム100は、常に最新のコンテンツ情報をデータベース121に登録することができる。
(変形例2)
変形例2に係るリーダライタ2Aについて説明する。なお、上述の変形例1のリーダライタ2Aと同じ構成は、説明を省略する。
変形例2のリーダライタ2Aは、記録部28で光学ディスク3にコンテンツを記録する際、識別情報を記録する。この場合、記録部28は、識別情報を読み込み可能な状態で光学ディスク3のデータ領域に記録する。読込部24は、読み込み可能な識別情報が光学ディスク3のデータ領域にある場合、この識別情報を読み込む。さらに、制御部20は、読込部24が読み込んだ識別情報と、記憶媒体情報生成部26が生成したコンテンツ情報とを対応付けて、携帯端末1に送信する。変形例2でいう識別情報は、光学ディスク3内部から確認可能なデータである。
また、記憶媒体情報生成部26は、光学ディスク3のバーストカッティングエリアの情報又は光学ディスク3が予め記録している固有情報に基づいて識別情報を生成してもよい。例えば、読込部24は、光学ディスク3のデータ領域から識別情報を読み込めなかった場合、光学ディスク3のバーストカッティングエリアの情報又は光学ディスク3が予め記録している固有情報を読み込む。記憶媒体情報生成部26は、読込部24が読み込んだ固有情報に基づいて、記録部28が読み込み可能な識別情報を生成する。この場合、記録部28は、生成した識別情報を光学ディスク3のデータ領域に記録する。
なお、記録部28は、例えば、サーバが生成した識別情報を光学ディスク3に記録してもよい。
これにより、変形例2のリーダライタ2Aは、光学ディスク3に記録されている識別情報を読み込むことができる。したがって、変形例2の情報取得システム100は、携帯端末1から識別情報を取得しなくても、光学ディスク3に記録されている識別情報を読み込むことで、識別情報をデータベース121に記録することができる。また、変形例2の情報取得システム100は、識別情報を示すラベル31が貼付されていない光学ディスク3であっても識別情報をデータベース121に登録することができる。
また、変形例2のリーダライタ2Aは、コンテンツ再生時、コンテンツ追加時、コンテンツ書き換え時に、携帯端末1から識別情報を受信する必要がなくなる。したがって、変形例1のリーダライタ2Aを備える情報取得システム100は、記憶媒体情報をデータベース121に登録する時間をより短縮することができる。また、変形例1のリーダライタ2Aを備える情報取得システム100は、ラベル31が印刷されていない光学ディスクを使用することもできる。
また、リーダライタ2Aが、例えば、携帯端末1から識別情報を取得できなくても、リーダライタ2Aが記録部28で記録する際に生成した識別情報を携帯端末1に送信することで、携帯端末1は、データベース121に記憶されている記憶媒体情報を確認(照合)及び更新することができる。
なお、変形例2のリーダライタ2Aは、光学ディスク3にコンテンツを記録しない場合でも、識別情報を光学ディスク3に記録してもよい。
また、変形例2の情報取得システム100は、カメラ141で読み取り可能な識別情報を生成し、この識別情報の印刷を支援するように構成されてもよい。
また、リーダライタ2Aは、コンテンツ情報の読み込みと共に識別情報も読み込んでもよい。
(変形例3)
変形例3に係る情報取得システム100Aについて、図11、図12、図13及び図14を参照して説明する。図11は、変形例3の情報取得システム100Aの構成を示す概略図である。図12は、変形例3の携帯端末1の主要な構成を示すブロック構成図である。図13は、変形例3のリーダライタ2の主要な構成を示すブロック構成図である。図14は、変形例3のサーバ4の主要な構成を示す構成図である。
変形例3に係る情報取得システム100Aは、図11に示すように、サーバ4をさらに備えていることが実施形態1、実施形態2、変形例1及び変形例2の情報取得システム100と異なる。サーバ4は、携帯端末1及びリーダライタ2とネットワークを介して接続されている。なお、上述と同じ構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。
携帯端末1の通信部16は、図12に示すように、ネットワークインタフェース(ネットワークI/F)161と、短距離無線通信インタフェース(短距離通信I/Fとも称する。)162と、を備えている。ネットワークI/F161は、無線又は有線でネットワークに接続される。携帯端末1は、ネットワークを介してサーバ4と通信する。
短距離通信I/F162は、例えば、Bluetooth(登録商標)、又はNFC(Near Field Communication)でリーダライタ2と通信する。
リーダライタ2の通信部25は、図13に示すように、ネットワークインタフェース(ネットワークI/F)251と、短距離無線通信インタフェース(短距離通信I/Fとも称する。)252と、を備えている。ネットワークI/F251は、無線又は有線でネットワークに接続される。すなわち、リーダライタ2は、ネットワークを介してサーバ4と通信する。
短距離通信I/F252は、例えば、Bluetooth(登録商標)、又はNFC(Near Field Communication)で携帯端末1と通信する。
サーバ4は、ネットワークを介して、リーダライタ2及び携帯端末1と通信する。サーバ4は、図14に示すように、制御部40と、フラッシュメモリ41と、RAM42と、通信部43と、データベース44とを備えている。
データベース44は、光学ディスク3のコンテンツ情報、識別情報及び送信元(例えば、リーダライタ2のアドレス情報)等が互いに対応づけられた複数の記憶媒体情報が登録されている。
通信部43は、ネットワークを介してリーダライタ2及び携帯端末1から種々の情報を送受信する。通信部43は、リーダライタ2から送信された記憶媒体情報を受信する。また、通信部43は、携帯端末1から送信された識別情報又は類推情報を受信する。通信部43は、対応する情報を携帯端末1に送信する。
制御部40は、サーバ4を統括的に制御する。制御部40は、フラッシュメモリ41に記憶された所定のプログラムをRAM42に読み出す。これにより、制御部40は、各種の動作を行なう。
また、制御部40は、リーダライタ2から受信した記憶媒体情報をデータベース44に登録する。
また、制御部40は、携帯端末1から識別情報を受信した場合、受信した識別情報でデータベース44を参照する。制御部40は、携帯端末1から受信した識別情報に適合する識別情報がデータベース44に登録されていれば、データベース44から当該識別情報に対応するコンテンツ情報を携帯端末1に送信する。
変形例3の情報取得システム100Aは、データベース44を有するサーバ4を備えている。すなわち、携帯端末1は、記憶媒体情報を記憶しなくてもよい。これにより、変形例3の情報取得システム100Aは、携帯端末1に係る負荷を軽減することができる。また、変形例3の情報取得システム100は、光学ディスク3のコンテンツ情報を容易に取得することができる。
なお、変形例3では、実施形態1のリーダライタ2を使用する例を説明したが、変形例3の情報取得システム100Aは、変形例1及び変形例2のリーダライタ2Aを使用してもよい。この場合、リーダライタ2Aは、サーバで生成された識別情報を光学ディスク3に書き込んでもよい。
(変形例4)
変形例4について、図15を参照して説明する。図15は、携帯端末1の画面の一例を示す図である。なお、上述の実施形態2と同じ構成は、説明を省略する。
光学ディスクは、傷又は埃等の付着を防ぐために、収納ケースに収納されている場合が多い。この場合、例えば、ユーザは、光学ディスクのラベルが示す識別情報を取得するために、収納ケースから光学ディスクを取り出さなければならない。このような状況では、ユーザは、目的のコンテンツを記憶している光学ディスクを探すのに手間がかかってしまう。変形例4の情報取得システム100は、光学ディスク3の識別情報を収納ケース30に貼付されているラベル32から取得することで、目的のコンテンツを記憶している光学ディスク3を探す時間を短縮することができる。
収納ケース30は、光学ディスク3を収納するためのスペースが設けてられている。収納ケース30の側面303には、図15に示すように、ラベル32が貼付されている。ラベル32は、識別情報に対応する光学的読取コード(例えば、バーコード)である。
複数の収納ケース30は、例えば、図15に示すように、棚5にまとめて保管されている場合がある。この場合、ユーザは、カメラ141で複数のラベル32を撮像する。情報取得部14は、撮像したラベル32の画像から、複数の識別情報を取得する。
なお、情報取得部14は、動画で撮影したラベル32の映像から、複数の識別情報を取得してもよい。
一方で、携帯端末1は、ユーザI/F142から類推情報を取得する。携帯端末1は、類推情報に適合するコンテンツ情報を割り出す。携帯端末1は、割り出されたコンテンツ情報に対応する識別情報を割り出す。携帯端末1は、複数の収納ケース30の画像から取得した複数の識別情報のうち、割り出された識別情報に適合する識別情報を示すラベル32が撮像されていれば、このラベル32を指し示すポインタを、撮像された画像に重ねて、表示する。
変形例4の情報取得システム100は、複数の収納ケース30が上述のように保管されていても、保管されている状態でラベル32に示される識別情報を取得することができる。これにより、変形例4の情報取得システム100は、目的のコンテンツ情報が記憶されている光学ディスク3を容易に特定することができる。したがって、ユーザは、目的のコンテンツを記憶している光学ディスク3を容易に探すことができる。
なお、変形例4は、情報取得システム100に適用する例で説明したが、例えば情報取得システム100Aに適用してもよい。
(変形例5)
変形例5の携帯端末1について、説明する。なお、上述の変形例4と同じ構成及び説明を省略する。
変形例5の携帯端末1の情報取得部14は、光学ディスク3が保管されている場所を示す保管場所情報(例えばテキスト情報、又は地図情報)を識別情報に対応付けてデータベース121に登録する。情報取得部14は、類推情報を取得して、対応する識別情報を割り出す。そして、情報取得部14は、割り出した識別情報に対応する保管場所情報を取得する。なお、保管場所情報は、例えばユーザが入力する。
これにより、変形例5の情報取得システム100のユーザは、キーワードを入力するだけで保管場所情報を参照することができ、光学ディスク3の保管場所を簡単に知ることができる。
なお、情報取得システム100は、例えば、光学ディスク3が収納されている棚5に又は容器に識別番号を付与し、目的のコンテンツ情報が記憶されている光学ディスク3が収納されている場所を特定してもよい。
また、変形例5も、情報取得システム100Aに適用されてもよい。
(変形例6)
変形例6の光学ディスク3を収納する収納ケース30について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、光学ディスク3を収納する収納ケース30の外観の斜視図である。図17は、光学ディスク3を収納する収納ケース30の六面図である。なお、上述の変形例4及び5の収納ケース30と同じ構成の、同じ符号を付し、説明を省略する。
変形例6の収納ケース30の各面には、図16及び図17に示すように、1乃至複数のラベル32が貼付されている。ラベル32は、コンテンツの内容を示す光学的読取コード(例えば、バーコード)である。
より詳細には、収納ケース30の表面301及び裏面302のそれぞれには、4つのラベル32が貼付されている。また、4つの側面303のそれぞれには、1つのラベル32が貼付されている。
表面301及び裏面302のそれぞれに貼付されている4つのラベル32は、それぞれ異なる向きになるように貼付されている。
変形例6の情報取得システム100では、各面(表面301、裏面302及び4つの側面303のそれぞれ)にラベル32が貼付されているので、ユーザは、ケースのどの面を撮像しても、ラベル32を撮像することができる。また、例えば、収納ケース30の一面のみしか視認できない状態であっても、各面にラベル32が貼付されているので、棚5等に保管されている状態で識別情報を取得することができる(図15参照)。
また、変形例6の情報取得システム100で使用される収納ケース30には、異なる情報を示すラベル32が貼付されていてもよい。例えば、背面には商品名の情報と識別情報が示され、ケースが開く箇所にはその旨(例えば「ここから開ける」等の記載)を示す情報と、識別情報とが示されていてもよい。
また、変形例6の情報取得システム100では、携帯端末1は、複数のラベル32から識別情報を取得することができるので、より光学的読取コードの認識率が高くなる。
さらに、変形例6の情報取得システム100では、ラベル32の色及び模様をパッケージデザインの一部とすることもできる。これにより、デザイン性の向上が図れる。なお、変形例6も、情報取得システム100Aに適用されてもよい。
(変形例7)
変形例7の携帯端末1Aについて、図18を参照して説明する。図18は、変形例7の携帯端末1Aの主要な構成を示すブロック図である。変形例7の携帯端末1Aは、図18に示すように、測位部17をさらに備えている。なお、上述の携帯端末1と同じ構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。
測位部17は、携帯端末1の位置を示す位置情報をさらに取得する。より詳細には、携帯端末1の測位部17は、GPS(Global Positioning System)機能、WiFi(登録商標)AP(Access Point)、ネットワーク、Bluetooth(登録商標)ビーコン等による測位機能を用いて、携帯端末1Aの位置を示す位置情報を取得する。また、携帯端末1Aは、情報取得部14が取得した識別情報に測位部17が取得した位置情報及びコンテンツ情報を対応付けた記憶媒体情報をデータベース121に登録する。
目的のコンテンツを記憶している光学ディスク3をユーザが探す場合、照合部13は、データベース121に登録されている記憶媒体情報から類推情報に適合するコンテンツ情報を割り出す。照合部13は、割り出したコンテンツ情報に対応する識別情報及び位置情報を割り出す。情報取得部14が取得した光学ディスク3の識別情報のうち、割り出した識別情報と同じ識別情報を特定する。また、照合部13は、この識別情報に対応する位置情報を特定する。表示器151は、特定された光学ディスク3と、位置情報とに基づいて当該光学ディスク3の位置を、例えば地図データに重畳して表示する。
これにより、ユーザは、離れた場所にある光学ディスク3であっても、その所在を容易に知ることができる。
また、携帯端末1は、識別情報を取得する毎に位置情報を取得してもよい。この場合、照合部13は、取得した識別情報に適合する識別情報をデータベース121から割り出す。ここで、制御部10は、取得した位置情報を適合した識別情報に対応付けてデータベース121に登録する。これにより、変形例7の携帯端末1は、識別情報を用いて、コンテンツ情報を割り出す場合、前回、当該識別情報を用いてコンテンツ情報割り出した位置を知ることができる。
なお、表示器151は、位置情報に基づいて、ユーザを光学ディスク3の位置又はその付近まで誘導する画面又は画像を表示してもよい。
また、変形例7も、情報取得システム100Aに適用されてもよい。
(変形例8)
変形例8の情報取得システム100Bについて、図19を参照して説明する。図19は、変形例8の情報取得システム100Bの構成を示す概略図である。変形例8の情報取得システム100Bは、図19に示すように、モニタ6をさらに備えている。また、変形例8の情報取得システム100Bでは、携帯端末1とリーダライタ2とが互いに通信しない。
モニタ6は、リーダライタ2と有線又は無線で接続されている。モニタ6は、記憶媒体情報を示す光学的読取コード(例えば、QRコード(登録商標))を、リーダライタ2から取得して、光学読み取りコードを画面に表示する。
携帯端末1は、カメラ141で、モニタ6に表示された光学的読取コードの静止画又は動画を撮影して、記憶媒体情報をデータベース121に登録する。
変形例8の情報取得システム100Bでは、携帯端末1とリーダライタ2とが通信できない状態であっても、携帯端末1が、記憶媒体情報を取得することができる。
なお、記憶媒体情報の情報量が大きくて、記憶媒体情報が1つのラベルに収まらない場合、リーダライタ2は、記憶媒体情報を分割して、モニタ6に表示させてもよい。
(他の変形例)
他の変形例について、以下に列挙する。
携帯端末1は、照合部13が割り出したコンテンツ情報に関連する関連情報を取得してもよい。出力部15は、コンテンツ情報とともに当該関連情報を出力してもよい。ここで言う、関連情報とは、例えばコンテンツの最新情報(例えば、映画の続編情報、誤字修正情報等)である。関連情報は、例えば、キーワードで検索サーバを検索した結果の一覧から取得される。携帯端末1は、例えば、関連情報に順位をつけて表示器151に表示してもよい。また、携帯端末1は、関連情報に基づいて、最新のコンテンツ等をサーバから取得してもよい。これにより、ユーザは、コンテンツ情報に関連する種々の情報を知ることができる。
また、リーダライタは、対応するコンテンツをネットワークを介して、NAS(Network Attached Storage)から取得(再生)してもよい。
また、携帯端末1の出力部15は、自端末が利用される利用環境又は利用状況に応じて、出力するコンテンツ情報を変更してもよい。また、携帯端末1の出力部15は、自端末が利用される利用環境又は利用状況に応じて、表示するコンテンツ情報を制限してもよい。例えば、携帯端末1は、コンテンツ情報を割り出す際、自端末が利用されている場所に応じて、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限する。この場合、携帯端末1は、測位部17のGPS機能を用いて、位置情報を取得する。より具体的には、携帯端末1は、特定の場所、例えば、会社又は家にいる場合のみ、会社又は家の情報を含むコンテンツ情報を出力する。言い換えると、携帯端末1は、特定の場所(利用環境)ネット名以外のネットワークに接続した場合、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限する。また、携帯端末1は、登録済のコンテンツ情報を変更・更新する場合には、利用環境又は利用状況毎に変更・更新内容を管理してもよい。
また、携帯端末1は、例えば、予め決められていた特定のユーザのみが情報取得システムを使用できる状態であれば、ユーザ自身、又は所属するグループのコンテンツ情報を出力する。また、携帯端末1は、例えば、複数のユーザが情報取得システムを使用できる状態であれば、ユーザそれぞれが所属するグループのコンテンツ情報を、優先度を変えて出力する。そなわち、携帯端末1は、ユーザに応じて出力するコンテンツ情報を変更又は制限してもよい。このように、携帯端末1は、利用環境又は利用状況の変化に応じて、セキュリティを強化することができる。
携帯端末1は、コンテンツ情報を割り出す際、自端末が接続しているネットワーク通信経路に応じて、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限する。より詳細には、携帯端末1は、特定のネット名、例えば、会社、家又は店舗のLAN(Local Area Network)、に接続されている場合のみ、会社、家又は店舗の情報を含むコンテンツ情報を出力する。言い換えると、携帯端末1は、特定のネット名以外のネットワークに接続した場合、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限する。これにより、携帯端末1は、ネットワーク通信環境の変化に応じて、セキュリティを強化することができる。
また、携帯端末1は、コンテンツ情報を割り出す際、コンテンツ情報にパスワードを設定してもよい。携帯端末1は、ユーザがコンテンツ情報を知るために、当該パスワードを入力しなかった場合、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限する。
また、携帯端末1は、コンテンツ情報を割り出す際、予め決められた時間が経過すると、出力するコンテンツ情報を変更、又は表示するコンテンツ情報を制限してもよい。これにより、情報取得システム100、100Aは、セキュリティを強化することができる。
また、携帯端末1は、割り出したコンテンツ情報又は識別情報を、ネットワークを介して、別のユーザに通知してもよい。これにより、複数のユーザは、コンテンツ情報を共有し、互いのコンテンツの使用履歴等を把握することができる。
また、制御部10は、例えば、ユーザI/F142で受け付けたユーザの操作によって、光学ディスク3のレイティング(評価)、レコメンド情報などを記憶媒体情報に対応付けてデータベースに登録してもよい。これにより、情報取得システム100、100Aの複数のユーザ間で、光学ディスク3に対する評価等に関するコミュニケーションを図ることができる。
また、記憶媒体情報が含む情報は、識別情報及びコンテンツ情報に限定されない。記憶媒体情報は、これら以外にも、コンテンツを再生(及び記録)することができる装置の名称又は識別コード、光学ディスク3の空き容量、光学ディスク3の保管場所に係る情報、メディアの種類、ログ等を示す情報が含まれていてもよい。また、ネットワークを使用した情報取得システム100Aでは、リーダライタ2、2Aのネットワーク上の位置が分かるように、記憶媒体情報に、リーダライタ2、2AのIPアドレス等を示していてもよい。
また、携帯端末1又はリーダライタ2、2Aは、記憶媒体情報を、所望の時間毎、例えば、一日毎又は一週間毎に、自動で更新してもよい。リーダライタ2Aは、例えば、光学ディスク3にコンテンツを追記したときに生成されたコンテンツ情報を、識別情報に対応付けて自装置に記憶しておき、携帯端末1がデータベース121に記憶されていた情報を登録できるように、所望の時間に、まとめて携帯端末1に送信してもよい。
また、コンテンツ情報は、光学ディスク3の種類、例えば、CD、DVD、又はBlue-ray disk(登録商標)が判別できる情報を含んでいてもよい。この場合、光学ディスク3にコンテンツが記録されていない場合であっても、ユーザは、光学ディスク3がCD、DVD、又はBlue-ray disk(登録商標)のいずれかであるかを容易に知ることができる。
また、光学ディスク3の複製が作成された場合、携帯端末1は、複製元の光学ディスク3のコンテンツ情報等を複製して、複製された光学ディスク3の識別情報と対応付けて、データベースに登録してもよい。また、光学ディスク3の複製が作成された場合、携帯端末1は、複製元の光学ディスク3の記憶媒体情報に、複製された光学ディスク3の識別情報を関連付けて、データベースに登録してもよい。
また、データベースに登録されている記憶媒体情報の光学ディスク3が複製された場合、制御部10は、複製された光学ディスクの識別情報に、複製元の光学ディスク3のコンテンツ情報をコピーする。制御部10は、複製された光学ディスクの識別情報に対応付けて、データベースに登録してもよい。この場合、制御部10は、複製元の光学ディスク3の記憶媒体情報と、複製された光学ディスクの記憶媒体情報とを対応付けて、データベースに登録してもよい。
また、携帯端末1は、記憶媒体情報に有効期限を設定してもよい。この場合、携帯端末1は、光学ディスク3の識別情報に対応する有効期限が経過すると、記憶媒体情報をデータベースから削除する。
また、携帯端末1は、マイク143を使用して、リーダライタ2、2Aからコンテンツ情報を取得してもよい。この変形例では、リーダライタ2、2Aは、コンテンツ情報を放音するためのスピーカなどに接続されている。リーダライタ2、2Aは、例えば、光学ディスク3からコンテンツを読み込むと、コンテンツ情報を音に変換し、コンテンツ情報を読み上げる。携帯端末1は、マイク143を介して、コンテンツ情報を取得する。
また、光学ディスク3には、識別情報に対応づけられたコンテンツの内容が記載されたコンテンツ情報を示すラベルが印刷又は貼付されていてもよい。これにより、ユーザは、当該ラベルを見ることで、光学ディスク3のコンテンツの大まかな情報を知ることができる。したがって、ユーザは、効率的よく、光学ディスク3のコンテンツの内容を知ることができる。
また、情報取得システム100、100Aにおいて、光学ディスク3にラベル31が印刷又は貼付されていない場合、別途、ユーザが入手した識別情報を示すラベルを使用してもよい。また、情報取得システム100、100Aにおいて、光学ディスク3の収納ケース30にラベル32が印刷又は貼付されていない場合、別途、ユーザが入手した識別情報を示すラベルを使用してもよい。この場合、リーダライタ2、2A又は携帯端末1は、プリンタと無線又は有線で接続されている状況において、コンテンツを記録する際に生成した識別情報を、当該プリンタに出力する。これにより、情報取得システム100、100Aは、予めラベル31、32が印刷又は貼付されていない光学ディスク3又は光学ディスク3の収納ケース30を使用する場合でも、後から光学ディスク3又は光学ディスク3の収納ケース30に識別情報を含むラベルを印刷、又は貼付することができる。
また、光学ディスク3には、複数のラベル31が印刷又は貼付されていてもよい。
また、ラベルは、インクを転写することによって、光学ディスク3に印刷されていてもよい。これにより、情報取得システム100は、光学ディスク3がリーダライタ2、2Aによって回転される際に、ラベルによる重量バランスの崩れを抑制できる。
収納ケース30に貼付されているラベル32は、例えば、収納ケース30の形に応じた、ディスクジャケット(外装)のようなものでもよい。
ラベル32は、バーコードの様な1次元コードであっても、QRコード(登録商標)の様な2次元コードであってもよい。
また、データベースには、例えば、デジタル書籍、販売CD、販売DVD又は販売Blue-ray disk(登録商標)に係る記憶媒体情報が登録されていてもよい。
また、識別情報は、個別に識別するための情報を含むURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。これにより、携帯端末1は、URLにアクセスすることで、専用アプリを使用しなくても、汎用ブラウザアプリでコンテンツ情報を取得することができる。
また、URLは、データ量を減らすために短縮化されてもよい。これにより、携帯端末1は、記憶するデータ量を減らしつつ識別情報の識別性を向上することができる。また、携帯端末1は、取得したコンテンツ情報に示されるコンテンツ自体を、上述のURLに基づいてアクセスしたサイトから取得し、再生してもよい。
識別情報は、利用者が識別可能な色又は形状からなるマークに対応付けられていてもよい。これにより、類推情報から識別情報を特定する際に、カメラ141でマークを撮像(撮影)することで、識別情報を取得し、効率的に識別情報を特定することができる。
また、ラベルは、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)等の無線タグであってもよい。
また、携帯端末1は、ユーザの操作、例えば、スワイプなどによって、コンテンツ情報の表示を切り替えるよう構成されてもよい。
また、携帯端末1の通信部16は、リーダライタと情報の送受信が行えない場合は、リーダライタの表示部27に表示された識別情報を示す画像をカメラ141で撮像(撮影)して、撮像した画像から識別情報を取得する。これにより、携帯端末とリーダライタが同一ネットワークに接続されていない場合についても、携帯端末1は、識別情報をデータベースに登録することができる。
また、サーバ4のデータベース44は、携帯端末毎に、記憶媒体情報を登録するデータ領域を確保する。データベース44における携帯端末1のデータ領域のデータ量が所定のデータ量に達することがある。この場合、情報取得システム100Aの管理者は、当該携帯端末1を使用するユーザに対して、当該データ領域に登録されている記憶媒体情報に対応するコンテンツを記録した光学ディスク3を生成し、ユーザに送付するサービスを行ってもよい。これにより、ユーザは、携帯端末1で画像を撮像(撮影)するだけで、バックアップされた光学ディスク3を取得することができる。
また、携帯端末1が、リーダライタ2、2Aと同一のネットワークに接続されていない場合、WANを経由して通信することができる。
また、情報取得システム100、100Aにおいて、データベースは、複数であってもよい。情報取得システム100、100Aは、複数のデータベース間で記録媒体情報を共有、統合及び移管等をしてもよい。これにより、情報取得システム100、100Aにおいて、利用環境及び利用状況などの変化に応じて、柔軟に記憶媒体情報をデータベース間で移動させることができる。
また、情報取得システム100、100Aにおいて、光学ディスクが書き込み不可の場合であっても、例えば、リーダライタ2、2Aがコンテンツ情報と識別情報とを対応付けて記憶していてもよい。