JP2021039187A - 再帰性反射材を用いた撮影用小道具 - Google Patents

再帰性反射材を用いた撮影用小道具 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影した画像や映像に映り込み、フラッシュ光との協働によって撮影画像または映像で光ることにより装飾性を高める事のできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供する。【解決手段】熱可塑性樹脂シートからなるベースシート10と、熱可塑性樹脂からなるカバーシート30とを対向配置させると共に、両シート間にビーズ又はプリズムからなる再帰性反射粒子20を挟装してなるシート状の再帰性反射材を用いた撮影用小道具50であって、前記再帰性反射材における再帰性反射面を表面に設けた、再帰性反射材を用いた撮影用小道具50とする。【選択図】図1

Description

本発明は再帰性反射材を用いた撮影用小道具に関し、特にフラッシュ撮影時においてフラッシュ光を再帰性反射させることにより、撮影画像や映像における周囲の明るさを調整し、又は映り込み等を無くすことのできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供する。
ガラスビーズなどを用いて再帰性反射材は、主に夜間における通行人や運転手の注意を喚起する目的で、ガードルや衣服或いは乗り物などに数多く利用されている。かかる再帰性反射材は、夜間における視認性向上による安全性の確保を目的に使用されており、特許文献1(実用新案登録第3183164号公報)では、帯電話本体を汚すことがない、夜間に屋外でより安全に携帯電話を使用することが可能な携帯電話用カバーとして、携帯電話の背面を覆う背面部を有する板状又はシート状のカバー本体と、前記背面部の一面に携帯電話を着脱可能に固定するための固定部と、前記背面部の他面全体に貼付された再帰性反射材とを備える携帯電話用カバーを提案している。
また特許文献2(特開2006−222865号公報)では、適正なホワイトバランスの調整を容易に行うことのできるデジタルカメラ用の写真撮影用補助具も提案されている。即ちこの文献では、シャッターボタンを半押しにすることによりホワイトバランスを自動調整するデジタルカメラ用の写真撮影用補助具であって、ホワイトバランスの基準となる所定の色及び反射率を有し、カメラに向かって凸状をなすように形成された反射板を備えた写真撮影用補助具を提案している。
更に、非特許文献1では、[フォトプロップス(Photo props)]とは、写真を楽しく撮るための"小道具=props"のことであり、細い棒の先に、ヒゲ、メガネ、リップ、蝶ネクタイ、吹き出しなどのモチーフをつけ、これを用いて写真を撮影することが開示されている。そしてこのフォトプロップスの作り方として、厚紙にモチーフを描いたり、無料素材がダウンロードできるサイトでモチーフを探してプリントアウトした厚紙を、裏側に木の棒・竹串・ストローなどの棒状の持ち手を取り付けて作ることが開示されている。
実用新案登録第3183164号公報 特開2006−222865号公報
ワタベウェディング株式会社、"リゾコ"、"フォトプロップスとは?結婚式での使い方&オシャレにする方法"[online]、2017年02月24日公開、ワタベウェディング株式会社、[2019年8月28日検索]、インターネット<URL:https://resoco.jp/3070>
上記の通り、従前においても再帰性反射材は利用されているが、安全性の確保などの為に視認性を高める目的でのみ使用されており、その他の利用はされていなかったのが実情である。一方、従前においてもホワイトバランスを自動調整するデジタルカメラ用の写真撮影用補助具は提案されているが、専らホワイトバランスの調整だけに使用されており、撮影した画像や映像中に一緒に映り込むものではなかった。更に従前においては画像や映像中に映り込むものとしてフォトプロップスも提供されているが、単なる装飾的なものとして使用されているに過ぎず、フラッシュ光との協働による作用効果を期待し得るものではなかった。
そこで本発明は、撮影した画像や映像に映り込み、フラッシュ光との協働によって撮影画像または映像で光ることにより装飾性を高める事のできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供することを課題の1つとする。
また本発明では、撮影に際してフラッシュ光を再帰性反射させて光ることにより、その周囲の映り込みを阻止して、望ましくは暗転させる事のできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供することも課題の1つとする。
そして本発明では、撮影に際してフラッシュ光を再帰性反射させて光ることにより、撮影画像または映像の露光や明るさを調整する事のできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供することも課題の1つとする。
本発明は上記課題の少なくとも何れかを解決するものであり、画像や映像を撮影する際のフラッシュ光を再帰性反射させることのできる再帰性反射材を用いた撮影用小道具を提供するものである。
即ち本発明は、熱可塑性樹脂シートからなるベースシートと、熱可塑性樹脂からなるカバーシートとを対向配置させると共に、両シート間にビーズ又はプリズムからなる再帰性反射粒子を挟装してなるシート状の再帰性反射材を用いた撮影用小道具であって、前記再帰性反射材における再帰性反射面を表面に設けた撮影用小道具を提供する。
上記本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、前記再帰性反射材の少なくとも何れかの領域には、圧着及び/又は熱溶着によって前記再帰性反射粒子による再帰性反射能力を消失させた非反射領域を形成しており、当該非反射領域によって、文字または図形を含むメッセージ情報を形成することができる。
また本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、前記再帰性反射材の再帰性反射面は、表面及び裏面に設けられており、当該再帰性反射面における再帰性反射率は表面と裏面とで異ならせることができる。
また本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、前記再帰性反射材の再帰性反射面内において、再帰性反射率を領域ごとに異ならせることができる。
また本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、前記再帰性反射面には、当該再帰性反射材の厚さ方向に透過する透過領域を形成することができる。特に本発明に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具が、再帰性反射材だけで構成される場合には、当該透過領域を形成することにより、厚さ方向に透過する領域を備えた再帰性反射材を用いた撮影用小道具とすることができる。
また本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、前記ベースシート及びカバーシートの少なくとも何れかは透明且つ着色されており、当該着色による分光反射率、前記再帰性反射粒子の充填量、及び再帰反射面の存在領域の広さの少なくとも何れかによって、撮影時のフラッシュ光の再帰性反射率を制御し、撮影した画像や映像の全体の明るさを調整することができる。
そして上記本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具は、フォトプロップスとして使用する事ができ、その他にもキーホルダー、携帯電話用ストラップ・その他の各種ストラップ、バッジ、シール、ステッカー、アクセサリ、イヤリング、ネックレス、メガネ、ワッペン、パスケース、スマートホンケース、ブレスレット、リストバンド、帽子・王冠などの被り物、腕章などとして形成することができる。かかる撮影用小道具は各種輪郭形状に形成することができ、望ましくはシート状に形成する。また当該再帰性反射材を用いた撮影用小道具は、その再帰性反射面に、厚さ方向に貫通する貫通孔を形成することもできる。かかる貫通孔は、例えば、眼鏡のレンズ面として形成することができ、眼鏡のフレーム部分を再帰性反射材で形成することにより、フラッシュ光を反射させた際に眼鏡のレンズ面の領域を暗くすることができる。
更に、上記本発明に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具では、装飾性を高める為、または再帰性反射率を下げる為に、再帰性反射面に塗装や印刷を施すこともできる。
本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具は、少なくとも表面側に再帰性反射面を設けていることから、撮影した画像や映像に映り込み、フラッシュ光との協働によって撮影画像または映像で光ることにより装飾性を高める事ができる。
また、前記再帰性反射面は、撮影時に使用するフラッシュ光の入射光が再び入射方向へ反射することから、当該再帰性反射面は高輝度となり、これに対して当該再帰性反射面の周囲の輝度は低くなることから、撮影画像や撮影映像中への映り込みが少なくなり、更には暗くなって映り込まないようにすることもできる。
そして本発明に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具は、再帰性反射面における輝度、即ち再帰性反射率を調整することで、これを撮影する撮影画像又は映像の露出を調整することができる。
本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具の原理を説明する為の要部拡大断面図 本実施の形態にかかる撮影用小道具の正面図 本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具を用いて撮影した写真を示す略図 第2の実施の形態に係る撮影用小道具を示す(A)正面図、(B)要部拡大断面図 第3の実施の形態に係る撮影用小道具を示す正面図であり(A)高反射面、(B)低反射面 第4の実施の形態に係る撮影用小道具を示す要部拡大断面図 第5の実施の形態に係る撮影用小道具を示す要部拡大断面図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかる再帰性反射材を用いた撮影用小道具50を具体的に説明する。特に本実施の形態は、再帰性反射粒子20としてビーズを用いて形成したシート状の撮影用小道具50であり、更にフォトプロップスとして利用するのに適した撮影用小道具50を例に説明する。但し、当該再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、撮影した際の画像または映像の明るさを調整する為に使用することから、写真の撮影に際して使用する小道具、例えばアクセサリー、シール、王冠・帽子等の被り物など、様々な撮影用小道具50として実用化することができる。
図1は本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50の原理を説明する為の要部拡大断面図であり、図2は本実施の形態にかかる撮影用小道具50の正面図であり、図3は本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50を用いて撮影した写真を示す略図である。この図1〜図3に示す第1の実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、熱可塑性樹脂からなるベースシート10と、当該ベースシート10と正対して配置される熱可塑性樹脂からなるカバーシート30と、このベースシート10とカバーシート30との間に設けられた再帰性反射粒子20とで構成されている。本実施の形態ではこの再帰性反射粒子20として、ガラスビーズ又は樹脂ビーズを用いて形成している。
上記ベースシート10を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン(AS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトンなどが挙げられる。これらのうち1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。かかるベースシート10は、後述する再帰性反射粒子とカバーフィルムを保持できる厚さであればよく、0.5mm以上に形成することができる。また当該ベースシート10は、透明または不透明であっても良いが、厚さ方向に透過する透過領域を形成する場合には、透明に形成することが望ましい。そして当該ベースシート10には、再帰性反射粒子20ととの間に、必須ではないが反射層を設けることができる。
かかる反射層は、ベースシート10における、前記ビーズからなる再帰性反射粒子20と対向する面に設けられ、再帰性反射粒子20から入射する光を回帰反射させる機能を果たすことができる。よって、前記再帰性反射粒子20から入射する光を回帰反射可能であることを限度として、その構成素材については特に制限されないが、金属膜であることが好ましい。金属膜を構成する金属としては、具体的には、アルミニウム、チタン、亜鉛、シリカ、錫、ニッケル、銀等が挙げられる。これらの金属の中でも、より一層優れた再帰性反射性能を備えさせるという観点から、好ましくはアルミニウムが挙げられる。
上記カバーシート30は、前記ベースシート10と同様に熱可塑性樹脂を用いて形成する事ができる。但し、前記ビーズからなる再帰性反射粒子20から出力される光を透過させるために、無色透明または有色透明に形成される。
そして前記ビーズからなる再帰性反射粒子20は、入射した光(フラッシュ光など)又は前記反射層で回帰反射された出射光を透過させる機能を果たす。当該再帰性反射粒子20は、屈折率が1.6〜2.5のものを使用する。このような屈折率を有する透明性微小球を使用することによって、優れた再帰性反射性能を発揮することができる。かかる再帰性反射粒子20は、前記ベースフィルムへの埋没率が30〜80%となるように埋設することができる。このような埋没率(透明性微小球の直径に対する、透明性微小球の埋没している領域の高さの割合(%))を満たすことにより、高い反射輝度を示すことができ、優れた再帰性反射性能を備えることが可能になる。
以上のように構成した再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、例えば図2に示すような眼鏡の形状に形成することができる。このような眼鏡の形状に形成した際には、そのフレーム部分と当該フレーム上に設けた文字部分とに再帰性反射面を設けることができ、その結果、これらがフラッシュ光21によって発光することができる(図1参照)。また、当該撮影用小道具50では、利用者の携帯を容易にするため、或いは撮影時における装着を容易にするために、当該撮影用小道具50には、使用者への装着部(フレーム、紐など)を取り付け可能とする孔部を始めとした取付部を設けることができる。
そして図2に示した撮影用小道具50を用いて撮影した際には、図3に示す様に、撮影装置から発せられたフラッシュ光等の光21は、当該再帰性反射粒子20が存在する再帰性反射面で反射し、当該撮影装置に照射されることになる。これにより、当該再帰性反射面が発光しているかのような輝度となり、その結果撮影した画像や映像中において、当該再帰性反射材を用いた撮影用小道具50を目立たせると共に、画面または映像全体を暗くすることができる。一方でフラッシュ光を照射しない場合には、当該撮影用小道具50は再帰性反射を行うことはないため、発光しない通常の撮影用小道具50として利用することができる。
図3に示す画像では、フラッシュ光の再帰性反射によってメガネフレームの輝度が高まり、これに伴って周囲(例えば目部分や背景など)の明るさ(輝度)が低下することになり、撮影した画像においても目部分等を比較的暗く映すことができる。更に、本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50を使用して撮影を行うことにより、前記再帰性反射面はフラッシュ光を反射することができ、その結果、撮影した画像や映像における明るさの基準を、当該再帰性反射材を用いた撮影用小道具50に設定することができる。これにより、撮影した画像または映像の明るさの基準を、前記撮影用小道具50による反射光の輝度を中心に設定することができ、当該撮影用小道具50によって撮影画像または映像全体の明るさを制御することが出来る、
なお、前記フラッシュ光の反射は、再帰性反射粒子20内部の反射によって行う他、当該再帰性反射粒子20内部の奥に存在する前記反射層によって回帰反射させることもできる。更に当該再帰性反射粒子20は、必ずしもビーズである必要はなく、その他にもプリズムを使用する事ができ、当該プリズムによって再帰性反射を行うことができる。
図4は第2の実施の形態に係る撮影用小道具50を示す(A)正面図、(B)要部拡大断面図である。この実施形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、前記再帰性反射材の反射面に、圧着及び/又は熱溶着によって前記再帰性反射粒子20による再帰性反射能力を消失させた非反射領域を形成している。即ち、この実施の形態では、図4(A)に示す様に、メッセージ情報の1つである文字情報51を形成する領域において、図4(B)に示す様に再帰性反射材を熱圧着することにより、前記再帰性反射粒子20を破壊させ、これによって当該熱圧着した領域における先記性反射を消失させてることができる。特に、当該再帰性反射粒子20がガラスからなる場合には、圧着によってこれを破壊することができ、当該再帰性反射粒子20が樹脂である場合には、熱溶着(望ましくは熱圧着)によって当該再帰性反射粒子20を溶融させて再帰性反射能力を消失させることができる。但し、当該非反射領域は再帰性反射を行わないようにすれば良いことから、その他にも前記反射層を崩壊させる他、ベースシート10やカバーシート30を溶解させて、前記再帰性反射粒子20における回帰反射を行わないようにすることもできる。
特に、本実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50において、ベースシート10とカバーシート30とは熱可塑性樹脂を用いて形成していることから、前記ビーズなどの再帰性反射粒子20の再帰性反射が消失した場合には、その厚さ方向に光が透過することも可能になる。よって、フォトプロップスとして形成した場合には、フラッシュ光を発しない場合には、当該撮影用小道具50を透過した画像や映像を撮影することができ、フラッシュ光を発することにより、再帰性反射面が光った画像や映像を撮影することができる。よって、本実施の形態により、再帰性反射面には、当該再帰性反射材の厚さ方向に透過する透過領域を形成した撮影用小道具50を実現することができる。
図5は、第3の実施の形態に係る撮影用小道具50を示す正面図であり(A)高反射面、(B)低反射面を示している。特にこの実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、前記再帰性反射粒子20の充填量や、再帰性反射面の存在領域の広さなどによって、撮影時のフラッシュ光の再帰性反射率を制御した撮影用小道具50として形成している。
即ち、図5(A)に示す撮影用小道具50では、その表面全体を再帰性反射面55として形成しており、一方で図5(B)に示す撮影用小道具50では、その表面には前述の熱圧着によって再帰性反射を行わない非反射領域56を形成している。その結果、両者にストロボ光を照射した際には、当然のことながら全面を再帰性反射面55とした撮影用小道具50の輝度が高まる。そして撮影画像または映像中に高輝度の領域が存在する場合には、撮影した画像または映像は全体的に暗くすることができる。一方で、非反射領域56を形成した撮影用小道具50では、全体として輝度が抑えられることから、撮影した画像または映像は、表面全体を再帰性反射面としたものよりも全体的に明るくなる。よって、この実施の形態に係る再帰性反射材を用いた撮影用小道具50によれば、撮影画像または映像に映り込む撮影用小道具50の輝度(即ち、再帰性反射率)を制御することで、撮影画像または映像全体の明るさを制御する事のできる撮影用小道具50とすることができる。なお、このような再帰性反射面の輝度の調整は、その他にもカバーシート30に着色した色の分光反射率や、前記再帰性反射粒子20の充填量を変えることによっても調整することができる。
ぞして図6は第4の実施の形態に係る撮影用小道具50を示す要部拡大断面図である。特にこの実施の形態に示す再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、再帰性反射面の上に着色を設けた撮影用小道具50を示している。即ち、当該再帰性反射面に有彩色透明の着色40を施すことで、反射面全体または任意の領域において色を変えることができ、その結果前記再帰性反射率を変化させることができる。また様々な色で反射光を放出することができることから意匠性も高めることができる。
そして図7は第5の実施の形態に係る撮影用小道具50を示す要部拡大断面図である。特にこの図に示す再帰性反射材を用いた撮影用小道具50は、前記再帰性反射材の再帰性反射面を表面及び裏面に設けた撮影用小道具50としている。そして本実施の形態では、特に当該再帰性反射面における再帰性反射率を、その表面と裏面とで異ならせている。このように形成した撮影用小道具50では、使用の状況や周囲の明るさに合わせて、再帰性反射率の異なる、表面又は裏面を使い分けることができる。即ち、撮影した画像または映像全体を暗くしたい場合には、再帰性反射率の高い面を使用し、撮影した画像または映像全体を明るくしたい場合には、再帰性反射率の低い面を使用することができる。
本発明の再帰性反射材を用いた撮影用小道具は、写真や動画を撮影する際の小道具としてっ使用する事ができ、その他にも画像や映像の明るさを調整する為に使用することもできる。
10 ベースシート
20 再帰性反射粒子
30 カバーシート
40 着色
50 撮影用小道具

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂シートからなるベースシートと、熱可塑性樹脂からなるカバーシートとを対向配置させると共に、両シート間にビーズ又はプリズムからなる再帰性反射粒子を挟装してなるシート状の再帰性反射材を用いた撮影用小道具であって、
    前記再帰性反射材における再帰性反射面を表面に設けたことを特徴とする再帰性反射材を用いた撮影用小道具。
  2. 前記再帰性反射材の少なくとも何れかの領域には、圧着及び/又は熱溶着によって前記再帰性反射粒子による再帰性反射能力を消失させた非反射領域を形成しており、
    当該非反射領域によって、文字または図形を含むメッセージ情報を形成している請求項1に記載の再帰性反射材を用いた撮影用小道具。
  3. 前記再帰性反射材の再帰性反射面は、表面及び裏面に設けられており、
    当該再帰性反射面における再帰性反射率は表面と裏面とで異ならせている、請求項1又は2に記載の再帰性反射材を用いた撮影用小道具。
  4. 前記再帰性反射面には、当該再帰性反射材の厚さ方向に透過する透過領域が形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の再帰性反射材を用いた撮影用小道具。
  5. 前記ベースシート及びカバースートの少なくとも何れかは透明且つ着色されており、
    当該着色による分光反射率及び前記再帰性反射粒子の存在領域の広さ又は充填量の少なくとも何れかによって、撮影時のフラッシュ光の再帰性反射率を制御している、請求項1〜4の何れか一項に記載の再帰性反射材を用いた撮影用小道具。
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