JP2021038032A - エレベーターシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】繋がりのある乗客を同じ乗りかごに割当てることができるエレベーターシステムを提供する。【解決手段】エレベーターの複数の乗りかごの何れかの乗りかごに乗客を割当てる割当て部と、乗客に割当てられた乗りかごを識別可能な情報を表示する表示装置と、を備えるエレベーターシステムであって、エレベーターのホールとは異なる所定のエリアを撮影可能に設置されたカメラと、カメラにより撮影される複数の乗客の画像から、複数の乗客において繋がりがある乗客を特定する特定部と、を備え、割当て部は、特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てるようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーターシステムに関し、例えば、エレベーターの乗りかごに乗客を割当てるエレベーターシステムに適用して好適なものである。
従来、エレベーターの複数の乗りかごの何れかに顔認証を行った乗客を振り分ける技術が知られている。かかる技術を適用したエレベーターとして、カメラによって撮影された映像から顔認証により乗客を特定し、予め登録された乗客の行先階の情報をもとに、同じ行先階の乗客を同じ乗りかごに割当てることで、効率のよい運行を可能としたエレベーターが開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術では、乗客を個人単位で顔認証と乗りかごの割当てとを実施するため、知人同士、複数人のグループ等、繋がりのある乗客を同じ乗りかごに割当てられることが必要または望ましい場合であっても、それぞれの乗客の行先階が異なる場合には、繋がりのある乗客が異なる乗りかごに割当てられてしまう可能性がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、繋がりのある乗客を同じ乗りかごに割当てることができるエレベーターシステムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、エレベーターの複数の乗りかごの何れかの乗りかごに乗客を割当てる割当て部と、前記乗客に割当てられた乗りかごを識別可能な情報を表示する表示装置と、を備えるエレベーターシステムであって、前記エレベーターのホールとは異なる所定のエリアを撮影可能に設置されたカメラと、前記カメラにより撮影される複数の乗客の画像から、前記複数の乗客において繋がりがある乗客を特定する特定部と、を備え、前記割当て部は、前記特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てるようにした。
上記構成によれば、例えば、利用する階床が異なる乗客であったとしも、知り合い同士といった同じ乗りかごに割当てられることが必要または望ましい乗客については、同じ乗りかごに割当てることができる。このように、乗客に気配りした配車を行うことで、エレベーターの利便性を高めることができる。
本発明によれば、エレベーターの利便性を高めることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。本実施の形態に示す技術は、エレベーターの乗りかごに乗客を割当てる群管理を行うエレベーターシステムに関するものである。本実施の形態では、同じ集団の複数人の乗客を同じ乗りかごに割当てる技術について説明する。
例えば、上記技術を適用したエレベーターシステムでは、乗客同士の関係性を割り出し、関係性のある複数人の乗客の一部または全部を1つの集団として同じ乗りかごに割当てることが妥当であると判断した場合、従来技術の割当て制御を実施せず、当該集団を1つの乗りかごに割当てることを特徴とする。かかる構成によれば、例えば、知人同士等を同じ乗りかごに割当てることができ、エレベーターの利便性を高めることができる。
また、例えば、上記エレベーターシステムでは、乗りかごの総数に対して、一定以上のエレベーターの待ち人数が存在する場合、当該集団を1つの乗りかごに割当てる制御を実施せず、従来技術の割当て制御を実施することを特徴とする。かかる構成によれば、例えば、エレベーターの利用が多くて混雑している場合は、従来技術の割当て制御が実施されるので、エレベーターの運行効率の低下を回避できる。
(1)第1の実施の形態
図1において、100は全体として第1の実施の形態によるエレベーターシステムを示す。
図1において、100は全体として第1の実施の形態によるエレベーターシステムを示す。
図1は、エレベーターシステム100に係る構成の一例を示す図である。エレベーターシステム100は、群管理システム110と、認証システム120と、解析システム130とを含んで構成される。
群管理システム110は、例えば、ノートパソコン、サーバ装置等のコンピュータ(群管理装置)である。群管理システム110は、プロセッサ部111と、記憶部112と、通信部113とを備える。プロセッサ部111は、例えば、CPU(Central Processing
Unit)であり、各種の処理を行う。記憶部112は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等であり、各種の情報を記憶する。通信部113は、通信インターフェースであり、外部の装置との通信を行う。
Unit)であり、各種の処理を行う。記憶部112は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等であり、各種の情報を記憶する。通信部113は、通信インターフェースであり、外部の装置との通信を行う。
群管理システム110の機能(割当て部112−1、割当てかご通知部112−2、運行状況管理部112−3、待ち人数管理部112−4、待ち時間管理部112−5、行先階管理部112−6、乗客状態管理部112−7等)は、例えば、プロセッサ部111がプログラムを記憶部112に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、群管理システム110の機能の一部は、群管理システム110と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
群管理システム110には、複数のエレベーター制御盤140が接続されている。エレベーター制御盤140は、乗りかご150と接続され、乗りかご150を制御する。さらに、群管理システム110は、表示装置160と接続され、表示装置160に表示させる情報を送信する。なお、表示装置160は、例えば、ディスプレイであり、群管理システム110から送信された情報を表示する。
認証システム120は、例えば、ノートパソコン、サーバ装置等のコンピュータ(認証装置)である。認証システム120は、プロセッサ部121と、記憶部122と、通信部123とを備える。プロセッサ部121は、例えば、CPUであり、各種の処理を行う。記憶部122は、RAM、ROM、HDD等であり、各種の情報を記憶する。通信部123は、通信インターフェースであり、DB(Database)が設けられる装置等、外部の装置との通信を行う。
認証システム120の機能(認証部122−1等)は、例えば、プロセッサ部121がプログラムを記憶部122に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、認証システム120の機能の一部は、認証システム120と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
認証システム120には、群管理システム110と、解析システム130と、認証DB170と、エレベーターのホールとは異なる所定のエリアを撮影可能に設置されるカメラ180とが接続されている。エレベーターのホールは、カメラ180が設置されている場所からエレベーターの乗りかご150までのエリアである。認証DB170には、乗客を認証可能な情報(認証情報)と乗客の行先階を示す情報(行先階情報)と乗客が属する集団を示す情報(所属情報)とが対応付けられて登録されている。なお、認証情報は、例えば、顔画像、顔の特徴量等である。所属情報は、会社を識別可能な情報(会社情報)であってもよいし、部署を識別可能な情報(部署情報)であってもよいし、会社および部署を示す情報(会社部署情報)であってもよいし、その他の団体の単位を識別可能な情報であってもよい。認証システム120は、例えば、カメラ180で取得された画像をもとに認証DB170を参照して顔認証を行う。
解析システム130は、例えば、ノートパソコン、サーバ装置等のコンピュータ(解析装置)である。解析システム130は、プロセッサ部131と、記憶部132と、通信部133とを備える。プロセッサ部131は、例えば、CPUであり、各種の処理を行う。記憶部132は、RAM、ROM、HDD等であり、各種の情報を記憶する。通信部133は、通信インターフェースであり、認証システム120等、外部の装置との通信を行う。
解析システム130の機能(特定部132−1等)は、例えば、プロセッサ部131がプログラムを記憶部132に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、解析システム130の機能の一部は、解析システム130と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
本エレベーターシステム100では、群管理システム110は、エレベーター制御盤140を介して乗りかご150の運転状態を示す情報として、乗りかご150の位置、乗りかご150内の荷重、乗りかご150に登録されている行先階(階床)等の情報を取得する。群管理システム110は、運行状況管理部112−3によって、群管理システム110に接続されるエレベーター制御盤140が制御する乗りかご150の運転状態を示す情報を管理する。
また、認証システム120は、カメラ180から取得した画像(映像)を解析することで乗客の検出を行い、検出した乗客全てに対して認証部122−1によって、認証DB170にアクセスし、検出した乗客が認証DB170に登録されているかの照合を行う。この際、認証システム120は、認証した乗客の行先階情報および所属情報を認証DB170から取得する。さらに、認証システム120は、認証DB170への乗客のデータ照合と並行して、カメラ180から取得した画像と検出した乗客の所属情報とを解析システム130に送信する。
解析システム130は、特定部132−1によって、検出された乗客の動作速度、仕草のパターン等を解析し、乗客の状態(乗客の軌跡)と乗客同士の親密度とを推定した結果(推定結果)を認証システム120に送信する。なお、乗客同士の親密度の推定は、公知の技術を用いて行われる。なお、詳細は後述するが、乗客同士の親密度の推定は、乗客の所属情報に基づいて行われてもよい。
認証システム120は、認証DB170から取得した乗客の行先階情報と、解析システム130から取得した推定結果とを群管理システム110に送信する。
群管理システム110は、検出された乗客の数を待ち人数管理部112−4によって管理する。群管理システム110は、乗客毎の待ち時間を待ち時間管理部112−5によって管理する。群管理システム110は、乗客毎の行先階情報を行先階管理部112−6によって管理する。群管理システム110は、乗客毎に、乗客の状態と乗客同士の親密度とを乗客状態管理部112−7によって管理する。
群管理システム110は、割当て部112−1によって、待ち人数管理部112−4と待ち時間管理部112−5と行先階管理部112−6と乗客状態管理部112−7とで管理される情報をもとに乗客に割当てる乗りかご150を決定する。群管理システム110は、対応するエレベーター制御盤140に行先階(呼び)を行先階管理部112−6によって登録するとともに、割当てた乗りかご150を識別可能な情報(乗りかご情報)を割当てかご通知部112−2によって表示装置160に通知する。乗りかご情報としては、乗りかご150の位置を示す情報であってもよいし、乗りかご150に対応付けられて設けられている標識を示す情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。
図2は、エレベーターのホールに係る構成の一例を示す図である。図2を用いて、エレベーターの利用態様の一例について説明する。なお、乗りかご150の配置は、エレベーターが納入されるビルによって様々な配置をとるが、カメラ180は、乗りかご150を利用する乗客全てを検出可能な場所に設置される構成とする。
本エレベーターシステム100では、乗りかご150を利用する乗客は、カメラ180が撮影可能な範囲を示す領域210を通過する。この際、認証システム120は、領域210内の乗客を検知し、検知した乗客の認証を行う。また、解析システム130は、領域210内の一連の乗客の行動を解析し、乗客の親密度を算出する。群管理システム110は、解析システム130により算出された親密度等に基づいて、乗客に乗りかご150を割当てる。なお、乗客に乗りかご150を割当てる処理については、図3Aおよび図3Bを用いて後述する。
また、解析システム130は、領域210内の乗客の行動を解析(乗客を追跡)し、乗客が表示装置160に接近したときに、乗客が表示装置160に接近したことを群管理システム110に通知する。群管理システム110は、乗客に割当てた乗りかご150の乗りかご情報を表示装置160に送信する。
なお、認証システム120は、乗客を識別可能な情報(乗客識別情報)が記憶された認証用カード、スマートフォン等の記憶媒体を用いた認証を行う構成であってもよい。この場合、例えば、記憶媒体を読み取る読取装置が表示装置160と一体として設けられ、乗客が記憶媒体を読取装置にかざした際に、乗客の認証が行われると共に、乗客に割当てられた乗りかご150の乗りかご情報が表示装置160に表示される。
乗客は、表示装置160の前を通過する際、表示装置160に表示される乗りかご情報から自分に割当てられた乗りかご150を確認し、確認した乗りかご150に乗車する。
次に、エレベーターシステム100における処理について説明する。
図3Aおよび図3Bは、エレベーターシステム100における処理の一例を示す図である。
まず、認証システム120は、カメラ180の画像をもとに乗客を検出したか否かを判定する(ステップS301)、認証システム120は、乗客を検出したと判定した場合、ステップS302に処理を移し、乗客を検出していないと判定した場合、ステップS303に処理を移す。
ステップS302では、認証システム120は、検出人数をインクリメント(検出人数の値を「1」加算)し、ステップS304に処理を移す。
ステップS303では、認証システム120は、検出人数が「1」以上であるか否かを判定する。認証システム120は、検出人数が「1」以上であると判定した場合、ステップS304に処理を移し、検出人数が「1」以上でないと判定した場合、ステップS322に処理を移す。なお、検出人数が「1」以上でない場合(検出人数が「0」である場合)、ステップS322に処理を移すことで、乗客を検出していない間は、乗客の認証と乗りかご150への割当て処理とを実施しないこととする。
ステップS304では、認証システム120は、検出時限をインクリメントする。続いて、認証システム120は、検出時限が一定以上(所定の時間)経過しているか否かを判定する(ステップS305)。認証システム120は、検出時限が一定以上経過していると判定した場合、ステップS306に処理を移し、検出時限が一定以上経過していないと判定した場合、ステップS322に処理を移す。なお、検出時限が一定以上経過していない場合、ステップS322に処理を移すことで、乗客を検出していない間は乗客の認証と乗りかご150への割当て処理とを実施しないこととする。
ステップS306では、認証システム120は、検出時限をリセットする。続いて、認証システム120は、検出した乗客の何れか1人(認証対象の乗客)に対して認証DB170に登録されている認証情報とカメラ180で撮影された認証対象の乗客の画像との照合を実施する(ステップS307)。続いて、認証システム120は、検出人数をデクリメント(検出人数の値を「1」減算)する(ステップS308)。続いて、認証システム120は、認証対象の乗客の認証情報が認証DB170に登録されているか否かを判定する(ステップS309)。認証システム120は、認証対象の乗客の認証情報が認証DB170に登録されていると判定した場合、ステップS310に処理を移し、認証対象の乗客の認証情報が認証DB170に登録されていないと判定した場合、ステップS312に処理を移す。
ステップS310では、認証システム120は、認証DB170から認証対象の乗客の行先階情報を取得する。この際、認証システム120は、認証DB170から認証対象の乗客の所属情報を取得するようにしてもよい。続いて、認証システム120は、割当て待ち人数をインクリメントし(ステップS311)、ステップS312に処理を移す。
ステップS312では、認証システム120は、検出人数が「0」となったか否かを判定する。認証システム120は、検出人数が「0」となったと判定した場合、ステップS313に処理を移し、検出人数が「0」となっていないと判定した場合、ステップS307に処理を戻す。
ステップS313では、解析システム130は、認証システム120から送信される割当て待ち人数が「2」以上であるか否かを判定する。解析システム130は、割当て待ち人数が「2」以上であると判定した場合、ステップS314に処理を移し、割当て待ち人数が「2」以上でないと判定した場合、ステップS319に処理を移す。
ステップS314では、解析システム130は、乗客の解析を実施する。例えば、解析システム130は、カメラ180で取得された画像をもとに、認証が行われた乗客であって乗りかご150が割当てられていない乗客の何れか1人(割当て対象の乗客)を選定する。そして、解析システム130は、割当て対象の乗客が繋がりを示す所定の行動(会話をしている、待ち合わせをしている等)をしているかを解析し、他の乗客との繋がりの度合いを示す親密度を算出する。なお、乗客間の親密度を画像から算出する方法については、公知の技術を用いることができる。
また、例えば、解析システム130は、割当て対象の乗客の所属情報から親密度を算出してもよい。この場合、解析システム130は、割当て対象の乗客と同じ集団に属する乗客の親密度を第1の値(しきい値より高い値)に設定し、同じ集団に属しない乗客の親密度を第2の値(しきい値より低い値)に設定する。
そして、解析システム130は、解析した結果(親密度等)を、認証システム120を介して群管理システム110に送信する。
群管理システム110は、乗りかご150に対応して設けられるエレベーター待ち人数の総数(待ち人数)が、乗りかご150の台数に応じて定められたしきい値以下であるか否か(エレベーターが混雑しているか否か)を判定する(ステップS315)。群管理システム110は、エレベーターが混雑していると判定した場合、ステップS316に処理を移し、エレベーターが混雑していないと判定した場合、ステップS319に処理を移す。
ステップS316では、群管理システム110は、解析システム130による解析の結果を参照し、割当て対象の乗客との親密度がしきい値以上の乗客が存在するか否かを判定する。群管理システム110は、割当て対象の乗客との親密度がしきい値以上の乗客が存在すると判定した場合、ステップS317に処理を移し、割当て対象の乗客との親密度がしきい値以上の乗客が存在しないと判定した場合、ステップS319に処理を移す。
ステップS317では、群管理システム110は、割当て対象の乗客と割当て対象の乗客との親密度がしきい値以上の乗客全てとを同じ乗りかご150に割当てる。この際、群管理システム110は、複数の乗りかご150のうち、定員に満たない乗りかご150であって、登録されている行先階の最も少ない乗りかご150を割当てる。また、群管理システム110は、割当てた乗客および乗りかご150の情報を表示装置160に通知する。続いて、群管理システム110は、エレベーター待ち人数にN(Nは、同じ乗りかご150に割当てた乗客の数を示す)を加えるとともに、割当て待ち人数をN減じ(ステップS318)、ステップS321に処理を移す。
ステップS319では、群管理システム110は、通常の割当て処理(既知の行先階登録式のエレベーターシステムにおける割当て方法)によって、割当て対象の乗客に割当てる乗りかご150を決定する。続いて、群管理システム110は、エレベーター待ち人数をインクリメントし、割当て待ち人数をデクリメントし(ステップS320)、ステップS321に処理を移す。
ステップS321では、群管理システム110は、割当て待ち人数が「0」であるか否かを判定する。群管理システム110は、割当て待ち人数が「0」であると判定した場合、ステップS322に処理を移し、割当て待ち人数が「0」でないと判定した場合、ステップS313に処理を戻す。
ステップS322では、群管理システム110は、何れかの乗りかご150が到着したか否かを判定する。群管理システム110は、何れかの乗りかご150が到着したと判定した場合、ステップS323に処理を移し、何れの乗りかご150も到着していないと判定した場合、ステップS301に処理を戻す。
ステップS323では、群管理システム110は、到着した乗りかご150に割当てられた乗客の人数をエレベーター待ち人数から減じ(到着した乗りかご150に割当てられているエレベーター待ち人数をリセットし)、ステップS301に処理を戻す。
本実施の形態によれば、同じ乗りかごに割当てられることが必要または望ましい乗客を同じ乗りかごに割当てることができるようになる。
(2)他の実施の形態
なお、上述の実施の形態においては、本発明をエレベーターシステムに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステム、装置、方法、プログラムに広く適用することができる。
なお、上述の実施の形態においては、本発明をエレベーターシステムに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステム、装置、方法、プログラムに広く適用することができる。
また、上述の実施の形態においては、乗客同士の親密度については、乗客の所定の行動または乗客が属する団体から推定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、乗客の所定の行動および乗客が属する団体から乗客同士の親密度を推定するようにしてもよい。かかる構成によれば、例えば、同じ会社に所属する乗客であり、かつ、知り合いである場合に、同じ乗りかご150に乗車させることができるので、より気配りをした配車を行うことができるようになる。
また、上述の実施の形態においては、エレベーターのホールに表示装置160が1個所に設けられる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、表示装置160は、乗りかご150毎に設けられる構成であってもよい。この場合、乗りかご150に登録されている行先階情報が表示装置160表示される構成であってもよい。また、表示装置160は、乗客が所持する携帯端末であってもよい。
また、上述の実施の形態においては、解析システム130は、認証システム120を介してカメラ180で取得された画像を受信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、解析システム130にカメラ180が接続され、当該カメラ180から画像を受信するようにしてもよい。例えば、認証システム120が乗客の認証に用いるカメラ180と、解析システム130が乗客の解析に用いるカメラ180とを別々に設けてもよい。
また、上述の実施の形態においては、群管理システム110と解析システム130とは、認証システム120を介して情報を送受信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、群管理システム110と解析システム130とは、認証システム120を介することなく、情報を送受信する構成であってもよい。
また、上記の説明において、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
上述した実施の形態は、例えば、以下の特徴的な構成を有する。
エレベーターの複数の乗りかごの何れかの乗りかごに乗客を割当てる割当て部(群管理システム110、割当て部112−1)と、上記乗客に割当てられた乗りかごを識別可能な情報を表示する表示装置(例えば、表示装置160)と、を備えるエレベーターシステム(例えば、エレベーターシステム100)であって、前記エレベーターのホールとは異なる所定のエリア(例えば、領域210)を撮影可能に設置されたカメラと(例えば、カメラ180)、上記カメラにより撮影される複数の乗客の画像(例えば、カメラ180により取得された画像)から、上記複数の乗客において繋がりがある乗客を特定する特定部(例えば、解析システム130、特定部132−1)と、を備え、上記割当て部は、上記特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てる、ことを特徴とする。
上記構成によれば、例えば、利用する階床が異なる乗客であったとしも、知り合い同士といった同じ乗りかごに割当てられることが必要または望ましい乗客については、同じ乗りかごに割当てることができる。このように、乗客に気配りした配車を行うことで、エレベーターの利便性を高めることができる。
上記割当て部は、乗りかごを待っている乗客の人数(例えば、待ち人数)がしきい値以下であると判定した場合、上記特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てる(例えば、ステップS315およびステップS317参照)、ことを特徴とする。
上記構成によれば、例えば、エレベーターが混雑していないときに、繋がりがある乗客の集団が同じ乗りかごに割当てられるので、当該集団ではない他の乗客への影響を低減することができる。
上記特定部は、上記複数の乗客の画像をもとに、繋がりがあることを示す所定の行動をしている乗客を識別し、識別した乗客を繋がりがある乗客として特定する(例えば、ステップS314参照)、ことを特徴とする。
上記構成によれば、例えば、会話をしている乗客、待ち合わせをしている乗客を同じ乗りかごに割当てることができる。
上記特定部は、上記複数の乗客の各々が属する集団を示す情報(例えば、認証DB170、所属情報)をもとに同じ集団に属する乗客を識別し、識別した乗客を繋がりがある乗客として特定する構成であってもよい(例えば、ステップS314参照)。
上記構成によれば、例えば、同じ部署、同じ会社等に属する乗客を同じ乗りかごに割当てることができる。例えば、複数の会社が入居するオフィスビルにおいては、同じ会社の人を同じ乗りかごに割当てることができるようになる。また、例えば、一の会社が入居するオフィスビルにおいては、同じ部署の人を同じ乗りかごに割当てることができるようになる。
乗客の認証を行う認証部を備え、上記認証部は、乗客の認証情報と上記乗客の行先階を示す行先階情報とが対応付けられた情報(例えば、認証DB170)を用いて乗客の認証を行うと共に、上記乗客の行先階情報を取得し、上記割当て部は、上記特定部により特定された繋がりがある乗客を、上記複数の乗りかごのうち、定員に満たない乗りかごであって、登録されている行先階が最も少ない乗りかごに割当てる構成としてもよい(例えば、ステップS317参照)。
上記構成によれば、例えば、行先階の登録数が偏らなくなるので、他の乗客への影響を比較的小さくすることができる。
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
100……エレベーターシステム、110……群管理システム、120……認証システム、130……解析システム。
Claims (3)
- エレベーターの複数の乗りかごの何れかの乗りかごに乗客を割当てる割当て部と、前記乗客に割当てられた乗りかごを識別可能な情報を表示する表示装置と、を備えるエレベーターシステムであって、
前記エレベーターのホールとは異なる所定のエリアを撮影可能に設置されたカメラと、
前記カメラにより撮影される複数の乗客の画像から、前記複数の乗客において繋がりがある乗客を特定する特定部と、を備え、
前記割当て部は、前記特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てる、
ことを特徴とするエレベーターシステム。 - 前記割当て部は、乗りかごを待っている乗客の人数がしきい値以下であると判定した場合、前記特定部により特定された繋がりがある乗客を同じ乗りかごに割当てる、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記特定部は、前記複数の乗客の画像をもとに、繋がりがあることを示す所定の行動をしている乗客を識別し、識別した乗客を繋がりがある乗客として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019158464A JP2021038032A (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | エレベーターシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019158464A JP2021038032A (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | エレベーターシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021038032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7188509B1 (ja) * | 2021-07-30 | 2022-12-13 | フジテック株式会社 | エレベータシステム |
-
2019
- 2019-08-30 JP JP2019158464A patent/JP2021038032A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7188509B1 (ja) * | 2021-07-30 | 2022-12-13 | フジテック株式会社 | エレベータシステム |
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