JP2021037594A - ロボットシミュレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドによるワークの把持位置の正確な教示を自動的に行うことのできる装置を提供する。【解決手段】ハンドモデル及びワークモデルを記憶するモデルデータ記憶部30と、ワークモデルの把持形態、ワークモデルに対するハンドモデルの接近方向、及び、把持部位に関する入力を受け付ける把持条件入力部11と、仮想空間において、ハンドモデルがワークモデルに接近を開始するための第1位置から、ハンドモデルがワークモデルの把持部位を把持可能な第2位置まで、ハンドモデルが接近方向に沿ってワークモデルと干渉することなく移動できるように第1位置及び第2位置を決定するハンド位置姿勢決定部12と、第1位置と第2位置とをロボット動作プログラムに教示点として追加する教示点追加部13と、を備えるロボットシミュレーション装置90である。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットシステムのためのロボットシミュレーション装置に関する。
ワーク搬送装置上に配置されたり、バラ積み状態に配置されたワークに対するハンドリングを行うロボットシステムが知られている。このようなロボットシステムでは、ロボット(すなわち、ハンド)がワークを把持する位置を教示する必要がある。特許文献1は、「仮想三次元空間を規定する、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の内、X軸とY軸で規定されるXY平面上で表示させて、把持位置のX座標及びY座標を指定するためのX−Y指定部と、X−Y指定部で把持位置のX座標及びY座標を指定されたワークモデル又はエンドエフェクタモデルの何れか又は両方の、Z座標及びZ軸を中心としたRZ角を指定するためのZ−RZ部と、Z−RZ部で把持位置のZ座標及びRZ角を指定されたワークモデル又はエンドエフェクタモデルの何れか又は両方の、X軸を中心としたRX角、及び/又はY軸を中心としたRY回転角を指定するためのRX−RY指定部、X−Y指定部、Z−RZ指定部、RX−RY指定部で指定されたワークモデル又はエンドエフェクタモデルの把持位置を保存するための把持位置保存部とを備える、ロボット設定装置」を記載する(特許文献1、要約書)。
特許文献2は、「ロボット把持パターンを生成する方法であって、対象物体に関係する複数の接近光線を生成するステップを含み、複数の接近光線はそれぞれ対象物体の表面から垂直に伸びる。この方法は更に、複数の接近光線に関係する対象物体の把持パターンを生成するために、複数の接近光線の接近光線ごとに少なくとも一つの把持パターンを生成するステップと、把持パターン集合の個別把持パターンごとに把持品質評点を計算するステップと、個別把持パターンそれぞれの把持品質評点と、把持品質しきい値とを比較するステップと、を含む。この方法は更に,把持品質しきい値より高い把持品質評点を有する把持パターン集合の個別把持パターンを選択するステップと、選択された把持パターンを対象物体のオンライン操作用にロボットに供給するステップとを含む。」と記載する(特許文献2、要約書)。
特開2018−144162号公報 特開2013−144355号公報
一般に、ハンドによるワークの把持位置を正確に教示することは難しく、現場での調整が必要になる場合もある。ハンドによるワークの把持位置の正確な教示を自動的に行うことのできる装置が望まれている。
本開示の一態様は、ハンド及びワークのモデルデータであるハンドモデル及びワークモデルを記憶するモデルデータ記憶部と、前記ハンドモデルによる前記ワークモデルの把持形態、前記ワークモデルに対する前記ハンドモデルの接近方向、及び、前記ハンドモデルが前記ワークモデルを把持する把持部位に関する入力を受け付ける把持条件入力部と、前記ハンドモデル及び前記ワークモデルを用いて、仮想空間において、前記ハンドモデルが前記ワークモデルに接近を開始するための第1位置から、前記ハンドモデルが前記ワークモデルの前記把持部位を把持可能な第2位置まで、前記ハンドモデルが前記接近方向に沿って前記ワークモデルと干渉することなく移動できるように前記第1位置及び前記第2位置を決定するハンド位置姿勢決定部と、前記第1位置と前記第2位置とをロボット動作プログラムに教示点として追加する教示点追加部と、を備えるロボットシミュレーション装置である。
上記構成によれば、ロボット(ハンド)による正確な把持動作の自動的な教示を行うことができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態に係るシミュレーション装置の構成を表すブロック図である。 ハンド位置姿勢決定処理の流れを表すフローチャートである。 把持形態の第1の例を表す図である。 把持形態の第2の例を表す図である。 把持形態の第3の例を表す図である。 把持形態の第4の例を表す図である。 接近方向及び把持部位の指定の第1の例を表す図である。 接近方向及び把持部位の指定の第2の例を表す図である。 接近方向及び把持部位の指定の第3の例を表す図である。 接近方向及び把持部位の指定の第4の例を表す図である。 接近位置及び把持位置間でのハンドの移動のシミュレーション動作を説明する図である。 把持シミュレーションの動作を説明する図である。 ソフトハンドの把持シミュレーションの動作を説明する図である。 シミュレーション装置により接近位置及び把持位置が教示点として反映されたロボット動作プログラムが適用されるロボットシステムの構成例を表す図である。 ハンドの仕様を決定するためのパラメータを説明するための図である。 決定されるハンドの仕様を説明するための図である。 ハンドの爪部のサイズの決定に関して説明するための図である。 梁に生じるたわみについて説明するための図である。 ワークの第1の部位を把持する形態を表す図である。 ワークの第2の部位を把持する形態を表す図である。 ワークの第3の部位を把持する形態を表す図である。 ランダムに発生させたワークの位置及び姿勢の例を表す図である。 図14Aのワークをハンドで把持する状態を表す図である。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は一実施形態に係るロボットシミュレーション装置90(以下、シミュレーション装置90と記す)の構成を表すブロック図である。シミュレーション装置90は、一例としてユーザにより入力されたロボットハンド(以下、単にハンドと記す)の把持条件に関する所定のパラメータを用いて、ロボット(ハンド)によるワークの把持位置等を自動的に生成してロボット動作プログラムに反映させる、いわゆるオフラインプログラミング装置である。これにより、ユーザが意図する形態でのロボット(ハンド)による正確な把持動作の自動的な教示が実現される。
図1に示されるように、シミュレーション装置90は、一例として、CPU10に対して、メモリ20(ROM、RAM等)、HDD等の記憶装置30、ディスプレイを含む表示部40、操作部50(キーボード、ポインティングデバイス等)、通信インタフェース60等がバスラインを介して接続された一般的なコンピュータとしての構成を有する。シミュレーション装置90は、例えば、デスクトップ型PC、ラップトップ型PC、タブレット端末、携帯型情報端末等の各種情報処理装置であっても良い。
シミュレーション装置90は、更に、把持条件入力部11、ハンド位置姿勢決定部12、教示点追加部13、把持シミュレーション実行部14、把持形態登録部15、及びハンド仕様決定部16を備える。把持条件入力部11は、表示部40及び操作部50により実現されるユーザインタフェースを介して、ユーザによる把持条件の入力を受け付ける。ハンド位置姿勢決定部12は、ユーザにより入力された把持条件を用いて、ハンドが適切な把持動作を行うためのハンドの位置及び姿勢を決定する。教示点追加部13は、ハンド位置姿勢決定部12により決定されたハンドの位置及び姿勢を、ハンドを搭載するロボット動作プログラムに教示点として反映させる。記憶装置30は、ロボット、各種のハンド、各種のワーク等のモデルデータ31(ロボットモデル、ハンドモデル、ワークモデル等)を記憶する。把持シミュレーション実行部14は、記憶装置30内に記憶されたハンド等のモデルデータ31を用いて、ハンドが爪部を閉じてワークを把持する動作のシミュレーションを実行する。以下では、説明の便宜上、ロボットモデル、ハンドモデル、ワークモデルを指して、単に、ロボット、ハンド、ワークと称する場合がある。
図1では、把持条件入力部11、ハンド位置姿勢決定部12、教示点追加部13、把持シミュレーション実行部14、把持形態登録部15、及びハンド仕様決定部16は、CPU10が記憶装置30に格納された各種ソフトウェアを実行することによって実現される機能であるものとして記載しているが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、これらの機能部は、ASIC(Application Specific Integrated IC)等のハードウェアを主体とした構成により実現されても良い。シミュレーション装置90は、例えば、通信インタフェース60を介してロボット制御装置と接続され、シミュレーション装置90により生成されたロボット動作プログラムは、通信インタフェース60を介してロボット制御装置に提供されても良い。
図2は、ハンド位置姿勢決定処理の流れを表すフローチャートである。本実施形態に係るハンド位置姿勢決定処理では、把持条件として、把持形態、ハンドがワークに対して接近する場合の方向を表す接近方向、ワークの把持部位の3つのパラメータに基づいて、仮想空間において、ハンドがワークに接近を開始するための第1位置(接近位置)からハンドがワークの把持部位を把持可能な第2位置(把持位置)まで、ハンドモデルが接近方向に沿ってワークと干渉することなく移動できるように接近位置及び把持位置を決定する。なお、接近位置、把持位置にはハンドの姿勢も含まれる。ハンド位置姿勢決定処理は、シミュレーション装置90のCPU10が、記憶装置30に記憶されたハンド位置姿勢決定プログラム32を実行することによって実現される。
はじめに、シミュレーション装置90(把持条件入力部11)は、把持形態の選択を受け付ける(ステップS11)。ステップS11においてユーザが選択入力する把持形態の4つの例を図3A−図3Dに示す。図3Aは、ワークの把持部位を外側から挟み込むように把持する把持形態(以下、外径把持と記す)を模式的に表す図である。図3Aに示すように、外径把持の場合には、一例として、平行移動型の爪部を有するハンドH1を用いてワークW1を外側より挟んで把持する形態をとる。図3Bは、ワークの孔部に対して内側から爪部を押し付けることでワークを保持する把持形態(以下、内径把持と記す)を模式的に表す図である。図3Bに示すように、内径把持の場合には、一例として、平行移動型の爪部を有するハンドH2を用いてワークW2の孔部の内周面に対して爪部を押し当てることでワークW2を保持する。
図3Cは、ワークをすくいあげる把持形態(以下、すくいあげと記す)を模式的に表す図である。すくいあげの場合には、一例として図3Cに示すように、縦断面視でL字状の形状を有するハンドH3を用いて、ワークW3を下から持ち上げて保持する。図3Dは、吸着による把持形態を模式的に示す図である。図3Dに示されるように、吸着の場合には、吸着式のハンドH4を用いてワークW4を吸引して持ち上げる。なお、本明細書では、図3A−図3Cに示したような外径把持、内径把持、すくいあげ、吸着を含め、ハンドによりワークを保持する動作を把持と称する場合がある。
ステップS11における把持形態の選択においては、シミュレーション装置90は、図3A−図3Dに示すような、把持形態を模式的に表すアイコン画像を表示し、アイコン画像に対する選択操作による把持形態の選択を受け付けるようにしても良い。把持形態の選択は、使用するハンドのタイプを選択することに相当する。したがって、シミュレーション装置90は、ステップS11での把持形態の選択結果に基づいて、ステップS12以降の動作確認において使用するハンドのタイプを決定しても良い。
ステップS12では、シミュレーション装置90(把持条件入力部11)は、接近方向の指定を受け付ける。また、ステップS13では、シミュレーション装置90(把持条件入力部11)は、把持部位の指定を受け付ける。図4Aは、把持形態として外径把持が選択されている場合の、接近方向及び把持部位の指定の例を表す図である。一例として、シミュレーション装置90は、ワークWのモデルデータを用いて図4Aに示すようなワークWの画像を表示部40に表示し、当該画像上で接近方向及び把持部位の指定を受け付けても良い。図4Aの例では、ワークWの上側の部位112の側面の上下方向中心付近が、把持部位M1、M2として指定されている。また、接近方向として、ワークWの上側の部位112の上面から上側に向かう方向が、接近方向D1として指定されている。なお、接近方向は、図示のようにワークから見てハンドがどの方向から接近するかを表すものとして指定されても良い。シミュレーション装置90は、図4Aに示したような円形(又は楕円形)の枠線や、矢印のマークによる把持部位や接近方向の指定を受け付けるよう構成されていても良い。図4Aのように接近方向D1及び把持部位M1,M2の指定がなされた場合、シミュレーション装置90は、ワークWに対してハンドを上側から接近させ、ハンドの爪部で把持部位M1,M2を把持する動作をさせるように接近位置及び把持位置を決定する。
図4Bは、把持形態として内径把持が選択されている場合の、接近方向及び把持部位の指定の例を表す図である。一例として、シミュレーション装置90は、ワークW2のモデルデータを用いて図4Bに示すようなワークW2の画像を表示し、当該画像上で接近方向及び把持部位の指定を受け付けても良い。図4Bの例では、ワークW2の孔部121が把持部位M3として指定され、孔部121の底面からの上側に向かう方向が接近方向D2として指定されている。シミュレーション装置90は、図4Bに示したような円形(又は楕円形)の枠線や、矢印のマークによる把持部位や接近方向の指定を受け付けても良い。図4Bのように接近方向D2及び把持部位M3の指定がなされた場合、シミュレーション装置90は、ワークW2に対してハンドを上側から接近させ、ハンドの爪部を孔部121の内周面に押し付けてワークW2を把持する動作をさせるように接近位置及び把持位置を決定する。
図4Cは、把持形態として、すくいあげが選択されている場合の、接近方向及び把持部位の指定の例を表す図である。一例として、シミュレーション装置90は、図4Cに示すようなワークW3の画像を表示し、当該画像上で接近方向及び把持部位の指定を受け付けても良い。図4Cの例では、ワークW3の底面131が把持部位M4として指定され、ワークW3の右側面からの右側に向かう方向が接近方向D3として指定されている。シミュレーション装置90は、図4Cに示したような円形(又は楕円形)の枠線や、矢印のマークによる把持部位や接近方向の指定を受け付けるようにしても良い。図4Cのように接近方向D3及び把持部位M4の指定がなされた場合、シミュレーション装置90は、ワークW3に対してハンドを上方から、一旦ワークW3の右側の位置に配置させ、次に、ハンドをワークW3の右側からワークW3に接近して保持する動作をさせるように接近位置及び把持位置を決定する。なお、本例の場合には、接近位置として、ワークW3の上方にある位置と、ワークW3の右側にある位置の2つを設定するようにしても良い。
図4Dは、把持形態として吸着が選択されている場合の、接近方向及び把持部位の指定の例を表す図である。一例として、シミュレーション装置90は、図4Dに示すようなワークW4の画像を表示し、当該画像上で接近方向及び把持部位の指定を受け付けても良い。図4Dの例では、ワークW4の上面141が把持部位M5として指定され、上面141から上側に向かう方向が接近方向D4として指定されている。シミュレーション装置90は、図4Dに示したような円形(又は楕円形)の枠線や、矢印のマークによる把持部位や接近方向の指定を受け付けるようにしても良い。図4Dのように接近方向D4及び把持部位M5の指定がなされた場合、シミュレーション装置90は、ワークW4に対してハンドを上側から接近させ、ワークW4の上面141を吸着により保持する動作をさせるように接近位置及び把持位置を決定する。
次に、ステップS14において、シミュレーション装置90(ハンド位置姿勢決定部12)は、ハンドとワークとが干渉しないような位置として接近位置及び把持位置を決定する。図5は、ステップS14においてシミュレーション装置90が実行するシミュレーション動作を説明する図である。ここでは、把持形態として外径把持が選択され、接近方向及び把持部位として図4Aのような指定がなされている場合について説明する。シミュレーション装置90は、ワークWの把持部位M1、M2を把持可能な仮の位置としての把持位置P01を決定し、また、接近方向D1に沿った位置であってロボットの一動作命令で把持位置P01に移動可能な位置として仮の接近位置P02を決定する。把持位置P01は、ハンドH1の2つの爪211、212の間(把持空間)の中央の位置にワークWの部位112が配置されるような位置として決定されても良い。
次に、シミュレーション装置90は、ワークW及びハンドH1のモデルデータを用いてワークWモデルに対してハンドH1モデルを接近位置P02と把持位置P01との間で動作させるシミュレーションを実行する。具体的には、シミュレーション装置90は、仮想空間内の所定位置に、図示の姿勢のワークWのモデルを配置し、ハンドH1のモデルを接近位置P02と把持位置P01との間で模擬的に移動させる。このとき、シミュレーション装置90は、ワークWのモデルとハンドH1のモデルとの間に干渉が生じないか否かを確認する。干渉が生じる場合には、仮の把持位置P01及び仮の接近位置P02の位置調整を行って干渉が生じないようにする。仮の把持位置P01と仮の接近位置P02との間でハンドH1のモデルを移動させた場合にワークWとの干渉が生じないことが確認されると、シミュレーション装置90は、仮の把持位置P01及び仮の接近位置P02を、正式な把持位置P11及び接近位置P12として採用する(図5の右側参照)。
なお、接近位置及び把持位置は、TCP(ツール・センター・ポイント)を表す位置として生成されても良い。また、接近位置及び把持位置は仮想空間上での座標として生成されるが、これらは、例えば実空間(ロボット座標系)内でのワークの位置情報に基づいて、実空間上での位置として適用することができる。
次に、シミュレーション装置90は、ステップS14にて決定された把持位置P11及び接近位置P12を、ロボットに対する教示点に加えることで、ロボット動作プログラムに反映させる(ステップS15)。以上の処理により、ロボットによるワークの把持動作の教示の自動化が実現される。
シミュレーション装置90(把持シミュレーション実行部14)は、把持位置においてハンドH1のモデルの爪211、212を閉じる動作を模擬的に実行させて、ワークWを正しく把持できることを確認するように構成されていても良い(ステップS16)。具体的には、シミュレーション装置90は、ハンドH1のモデルデータを把持位置に配置した上で、爪211、212を閉じ(図6の左側参照)、爪211、212がワークWのモデルに接触したところで停止させる(図6の右側参照)。この動作を行うことにより、シミュレーション装置90は、ハンドH1のストロークの範囲内でワークWを正しく把持できることを確認する。なお、ハンドH1のストロークの範囲内でワークWを把持できない等の問題が見つかった場合には、把持位置の調整を行った上でステップS14からの処理を再度実行しても良い。これにより、より正確な把持動作の教示が可能になる。
ハンドが柔軟な素材からなるいわゆるソフトハンドである場合の、把持シミュレーション実行部14による把持動作のシミュレーションについて図7を参照して説明する。図7の左側にソフトハンドとして構成されたハンドH6の構成を示す。図7の左側に示す通り、ハンドH6は、シリコン樹脂等の柔軟な素材により形成された指161及び162と、指161及び162を支持する支持部160とを有する。指161及び162は、例えば圧縮エアを注入することにより所定の向きに湾曲して対象物を把持するように構成される。このようなソフトハンドの把持動作をシミュレーションするに当たり、柔軟に湾曲する指161、162を多関節構造にモデル化する。一例として、図7では(図7の中央部参照)、指161を、3つのリンク171−173が2つの関節部181、182により連結された多関節モデルとした例を図示している。指162についても同様に3つのリンクとそれらを連結する2つの関節部にモデル化する。
このようなモデル化を行った上で、以下のような動作ルールにより把持動作のシミュレーションを実行する。
(M1)図7中央部に示したような状態よりも更に指161、162の先端が互いに広がった状態を開状態とする。この開状態から、各指161、162を支持部160に連結した基端部を中心として、指161,162の先端同士が近づくような回転の動きを与える。
(M2)上記(M1)の動きを行う中で、リンク171−173のいずれかがワークに接触することを検出し、接触が検出されたリンクを含む基端側のリンクの動きを停止させる。
(M3)上記(M2)において接触が検出されたリンクよりも先端側のリンクについてさらに上記(M1)及び(M2)に従って動作を継続させる。このような(M1)〜(M3)の動作を、先端のリンクがワークに接触するまで実行する。
このような動作を行うことにより、各指161、162をワークWに沿わせるように移動させてワークWの把持する動作をシミュレーションすることができる。図7の右側に、上記動作ルールに従って、ソフトハンドH1の多関節構造モデルにワークWの把持動作を実行させた場合の実行結果を示す。この場合の動作例では、指161のリンク172及び173(及び指162における対応する2つのリンク)により、ワークWが把持される結果が得られている。このように、ソフトハンドの場合に関しても把持動作のシミュレーションが実現される。以上により、ソフトハンドの把持シミュレーションを演算の負荷を軽減し確実に実行することができる。
図8は、シミュレーション装置90により接近位置及び把持位置が教示点として反映されたロボット動作プログラムが適用されるロボットシステム500の構成例を表す図である。図8に示すように、ロボットシステム500は、ロボット600と、ロボット600を制御するロボット制御装置510と、ワーク搬送装置650とを備える。ロボット600は垂直多関節ロボットとして構成され、アーム先端には一例としてハンドH1が搭載されている。ロボット制御装置510は、ワーク搬送装置650の搬送動作についても制御する。この構成において、ロボット600は、ロボット動作プログラムにしたがって、ワーク搬送装置650上を搬送されるワークWをピックアップして所定の位置に搬送する作業を実行する。
ロボットシステム500には、更にワークWの位置及び姿勢を検出するためのビジョンセンサ550が配置されている。ビジョンセンサ550はロボット制御装置510に接続される。シミュレーション装置90からロボット制御装置510に提供されるロボット動作プログラムには、教示点として、上述のハンド位置姿勢決定処理により決定された接近位置及び把持位置が反映されている。ロボット制御装置510は、ビジョンセンサ550で検出されたワークWの実空間上の位置及び姿勢に基づいて、教示点(接近位置及び把持位置)を実空間上の位置として補正した上で、ワークWに対する接近及び把持動作を実行させる。
シミュレーション装置90は、ワークの形状、及び、把持位置におけるハンドとワークとの配置関係に関する所定のパラメータに基づいてハンドの仕様を生成するハンド仕様決定部16を更に有していても良い。ここでは、図9に示すような、平行移動型のハンドH1及びワークWを例にとり、所定のパラメータとハンドの仕様の決定について説明する。なお、図9は、ハンドの仕様を決定するためのパラメータを説明するための図であり、図10は、決定されるハンドの仕様を説明するための図である。指定するパラメータは、下記の5つのパラメータとする。ハンド仕様決定部16は、ユーザインタフェースを介して、又は、外部装置からパラメータの入力を受け付ける。
(P1)上部オフセット(図9において符号311を付す)
(P2)ハンド開オフセット(図9において符号312を付す)
(P3)把持点(図9において符号313を付す)
(P4)把持径(図9において符号314を付す)
(P5)ワーク質量
上部オフセット311は、ハンドH1の爪部210のうち爪211及び212を支持する支持部213の下面213aと、ワークWの把持部位である部位112の上面112aとの間の距離である。ハンド開オフセット312は、ハンドH1が爪部210を開いた状態にある場合における、ワークWの部位112の側面(例えば側面112b)と、この側面に対向する爪部の内側面(例えば内側面212a)との間の距離である。把持点313は、部位112の内部の位置(典型的には、部位112の略中心位置或いは略重心位置)である。把持径314は、爪211及び212の開閉方向における部位112のサイズを表す。例えば、部位112が円筒状である場合には、把持径314は、円筒状の部位112の外径として設定される。ワーク質量は、ワークWの質量である。なお、パラメータP1〜P4は、把持位置を基準として設定することができる。
シミュレーション装置90(ハンド仕様決定部16)は、記憶装置30内に予め登録されている複数種類のチャックの中から、ワーク質量に基づいて好適な把持力を有するチャックを選択する。
一例として、図9に示したような外径把持を行う場合、シミュレーション装置90は、以下の計算式により必要な把持力Fの計算を行う。
n:爪の数
F:把持力(N)
μ:爪とワーク間の摩擦係数
m:ワーク質量
g:重力加速度(=9.8N)
mg:ワーク重量
ワークが落下しない条件:n×μF>mg
よって、F>mg/(n×μ)
安全率をsaとして、必要把持力は、
F=(sa×mg)/(n×μ)
例えば、爪数n=2、摩擦係数μ=0.2、安全率a=4の場合を想定すると、
F=(mg×4)/(2×0.2)
=10×mg
となり、必要把持力はワーク重量の10倍となる。この場合、シミュレーション装置90は、必要把持力F以上の把持力を有するチャックを選定する。また、シミュレーション装置90は、必要把持力を有するチャックを選定するに当たり、把持径その他のパラメータを考慮することもできる。また、シミュレーション装置90は、ハンド開オフセット、把持径等に更に基づいて、必要なストロークを有するチャックを選定するようにすることができる。
次に、シミュレーション装置90(ハンド仕様決定部16)は、パラメータP1−P3に基づいて、ハンド内側の寸法を決定する(図10参照)。ハンド内側の寸法は、例えば、図10に示すように、ハンドの把持空間における、支持部213の把持方向(爪の開閉方向)の幅b1と、爪211、212の突出方向の長さa1として決定されても良い。一例として、爪211、212の長さa1を、上部オフセット311と、ワークWの上面112aと把持点313との間の長さとの合計よりも長い値となるように設定することができる。また、支持部213の把持方向の幅b1は、ハンド開オフセット312の2倍の値と、把持径314との合計の値よりも大きな値となるように設定することができる。
次に、シミュレーション装置90(ハンド仕様決定部16)は、選定されたチャックの把持力Fから、強度計算を行うことにより爪部210のサイズ及び形状を決定する。
図11の平行移動型で2つの爪211及び212を有するハンドH1を想定する。部材の断面積(縦、横)の寸法を指定してそのたわみと歪を計算して許容範囲であればよいこととする。
図12に示したような状況において梁に生じるたわみδは下記の数式(1)で表される。

δ=Wl2 2(3l1+2l2)/(6EI)・・・(1)
ここで、W:荷重
l:はりの長さ(支持点から荷重がかかる位置までの長さをl2、荷重がかかる位置から先端までの長さをl1とする。)
E:縦弾性係数(ヤング率)
I:断面2次モーメント

図11に図示した状況において、把持力Fが爪212の図示の位置にかかるとして、数式(1)におけるW=Fとして爪212のたわみδを算出する。断面2次モーメントは、一例として、矩形の断面形状における幅をb、高さをhとするとき、bh3/12と表される。
次に、支持部213に対して把持方向に把持力Fが作用する状況における支持部213の歪εを計算する。断面積Aの長さL部材の長さ方向に荷重Fがかかる場合の応力σは、
σ=F/A
と表される。
この場合、歪ε、部材の長さ方向の変化量ΔLは、以下のように表される。
ε=σ/E
ΔL=L×ε
上記計算式に従って、支持部213に把持力Fが作用する場合の支持部213の歪又は長さの変化量が許容値以内であれば良いとする。
チェックと支持部213を連結するボルト271については、最大荷重を把持力×安全率以上に設定して選択する。また、支持部213と爪212とを連結するボルト272については、せん断強度を把持力F×安全率以上に設定して選択する。
以上の計算により、ハンドのチャックが選定されると共に、チャックに取り付ける爪部210の、内側寸法403、形状、大きさ等を含む仕様が決定されたこととなる。なお、チャックの選択や爪部のサイズを決定する場合、必要な条件(把持力、長さ等)を満たしつつも、できるだけコンパクトな構成となるように選択、決定することが望ましい。なお、以上により決定されたハンドの仕様にしたがって、上述のハンド位置姿勢決定処理に用いるハンドを決定しても良い。
ワークに対する最適な把持形態(ワークに対するハンドの位置及び姿勢)は、ワークの種類(形状)や姿勢に依存する場合がある。シミュレーション装置90は、ワークの種類(形状)や姿勢に依存する複数の把持形態を登録すると共に、シミュレーションにより動作検証を行う把持形態登録部15を備えていても良い。図13A−13C及び図14A−14Bを参照して把持形態登録部15の機能について説明する。ここでは、一例として、ハンドとして平行移動型のハンドH1、ワークとして、円筒状部151と、円筒状部151の一端に形成されたフランジ部152とを有するワークWを用いる場合について説明する。
ワークWに関しては、図13Aに示す円筒状部151を把持する把持形態(以下、把持形態1と記す)、図13Bに示すフランジ部152の一端部152aを把持する把持形態(以下、把持形態2と記す)、図13Cに示すフランジ部152の他端部152bを把持する把持形態(以下、把持形態3と記す)が想定される。シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、ユーザからの、このような把持部位の指定を受け付けると共に、当該複数の異なる部位をハンドモデルで把持する場合のハンドモデルの複数の把持形態(把持位置及び姿勢)を登録する。具体的には、把持形態登録部15は、ユーザによるワークWの把持部位の指定を受け付け、指定されたワークWの把持部位をハンドH1で把持するための把持位置及び姿勢を自動計算する。
一例として、ユーザが指定した把持部位が、フランジ部152の一端部152aであるものとする。この場合、シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、ハンドH1の把持空間に一端部152aが収容され、爪部を閉じたときに一端部152aを正しく把持可能なハンドH1の位置及び姿勢を求める(把持形態2)。この場合、シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、ハンドH1のモデル及びワークWのモデルを模擬動作させて動作確認を行う。シミュレーション装置90は、同様の手法により、把持部位として円筒状部151が指定された場合、把持部位としてフランジ部152の他端部152bが指定された場合についても、ワークWに対するハンドH1の把持位置及び姿勢を算出する(把持形態1、3)。
シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、把持形態1−3の情報を記憶する。以上のような登録は、使用が想定されるワークの種類毎(形状毎)に行っておく。
次に、シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、ワークWモデルの姿勢をランダムに発生させ、発生させた姿勢に最適な把持形態を、ワークWに関して登録された把持形態1〜3の中から選択する。例えば、ランダムに発生させたワークWの姿勢が図14Aのようなものであったとする。この場合、図13A−13Cに示す3つの把持形態1〜3におけるワークWの姿勢のうち、図14Aの姿勢に最も近いのは図13Aの把持形態1におけるワークWの姿勢であると言える。例えば、図14Aの姿勢において、ワークWの円筒状部151の中心線Cの鉛直方向に対する角度θは、20度程度であり、把持形態1〜3における円筒状部151の中心線Cの鉛直方向に対する角度を尺度として判断すると、図14Aの姿勢は、把持形態1(図13A)におけるワークWの姿勢に最も近いと言える。このような場合、シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、図14Aの姿勢のワークWを把持するのに最も適した把持形態として把持形態1を選択することができる。なお、この判断基準は一例であり、ランダムに発生した姿勢に最も適した把持形態を選択する他の判断基準が用いられても良い。
次に、シミュレーション装置90(把持形態登録部15)は、選択された把持形態1でワークWを把持するシミュレーションを実行する。具体的には、シミュレーション装置90は、ハンドH1モデルを、ワークWから離間した位置であって円筒状部151に接近可能な位置(例えば、円筒状部151の中心線Cに沿った位置)から、把持位置(円筒状部151がハンドH1の把持空間に含まれる位置)までハンド1モデルを移動させ、爪部を円筒状部151との接触が検出されるまで爪部を閉じる方向に移動させる。
シミュレーション装置90は、ワークWのランダムな姿勢を多数発生させて、それぞれについて図14Bのような把持シミュレーションを行い、ワークWを正しく把持できることを検証する。このような、ワークWのあらゆる姿勢にについて正しく把持可能なことを検証しておくことで、実機上でのハンドによるワークのハンドリングの有効性を予め検証することができる。例えば、このような検証機能は、ハンド仕様決定部16によって生成した仕様によるハンドの動作検証に有効に活用することができる。
ここで登録された把持形態を、実機(すなわち、ロボット制御装置)に登録しておくことで、ロボットシステムが備えるビジョンセンサでワークの姿勢を検出し、登録された把持形態の中から、検出された姿勢に適した把持形態を選択し、ロボットによるワークのバラ積みピッキング動作等に反映させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハンドによる正確な把持動作の自動的な教示を行うことができる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
上述の実施形態では、把持条件入力部11は、把持条件のパラメータをユーザインタフェースを介して取得するものとして説明したが、把持条件のパラメータは、例えばネットワークを介して外部装置からシュミュレーション装置90に入力されても良い。
上述した実施形態に示したハンド位置姿勢決定処理等を実行するプログラムは、コンピュータに読み取り可能な各種記録媒体(例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気記録媒体、CD−ROM、DVD−ROM等の光ディスク)に記録することができる。
10 CPU
11 把持条件入力部
12 ハンド位置姿勢決定部
13 教示点追加部
14 把持シミュレーション実行部
15 把持形態登録部
16 ハンド仕様決定部
20 メモリ
30 記憶装置
40 表示部
50 操作部
60 通信インタフェース
90 シミュレーション装置
500 ロボットシステム
510 ロボット制御装置
550 ビジョンセンサ
600 ロボット
650 ワーク搬送装置

Claims (6)

  1. ハンド及びワークのモデルデータであるハンドモデル及びワークモデルを記憶するモデルデータ記憶部と、
    前記ハンドモデルによる前記ワークモデルの把持形態、前記ワークモデルに対する前記ハンドモデルの接近方向、及び、前記ハンドモデルが前記ワークモデルを把持する把持部位に関する入力を受け付ける把持条件入力部と、
    前記ハンドモデル及び前記ワークモデルを用いて、仮想空間において、前記ハンドモデルが前記ワークモデルに接近を開始するための第1位置から、前記ハンドモデルが前記ワークモデルの前記把持部位を把持可能な第2位置まで、前記ハンドモデルが前記接近方向に沿って前記ワークモデルと干渉することなく移動できるように前記第1位置及び前記第2位置を決定するハンド位置姿勢決定部と、
    前記第1位置と前記第2位置とをロボット動作プログラムに教示点として追加する教示点追加部と、
    を備えるロボットシミュレーション装置。
  2. 前記第2位置において前記ハンドモデルの指部を閉じる把持動作を模擬的に実行させ、前記指部が前記ワークモデルと接触したことを検出したときに前記把持動作を停止させる把持シミュレーション実行部を更に備える、請求項1に記載のロボットシミュレーション装置。
  3. 前記ハンドモデルの指部がソフトハンドとして構成されている場合、
    前記把持シミュレーション実行部は、前記指部を多関節モデルとして表したデータを用いて前記把持動作を模擬的に実行する請求項2に記載のロボットシミュレーション装置。
  4. 前記多関節モデルは、複数のリンクと、該複数のリンクを連結する1以上の関節部とを含み、
    前記把持シミュレーション実行部は、前記把持動作において、
    (1)前記複数のリンクの一部が前記ワークモデルに接触したことを検出すると該接触したリンクの移動を停止させ、
    (2)該停止させたリンクよりも先端側にあるリンクを前記ワークモデルに接触するまで移動させる、
    という処理を前記複数のリンクのうちの先端のリンクが前記ワークモデルと接触するまで繰り返し実行する、
    請求項3に記載のロボットシミュレーション装置。
  5. 前記ワークの重量、及び、前記第2位置における前記ハンドモデルと前記ワークモデルとの配置関係に基づいて、前記ハンドに用いるチャックの把持力及び前記ハンドの形状に関する仕様を決定するハンド仕様決定部を更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のロボットシミュレーション装置。
  6. 前記ワークモデルにおける複数の異なる部位を前記ハンドモデルで把持すべき部位として指定することを受け付けると共に、当該複数の異なる部位を前記ハンドモデルで把持する場合の前記ハンドモデルの複数の把持位置及び姿勢を登録する把持形態登録部を更に備え、
    前記把持形態登録部は、前記ワークモデルの姿勢をランダムに発生させ、発生された前記姿勢に基づいて前記ハンドモデルの前記複数の把持位置及び姿勢の一つを選択し、発生された前記姿勢にある前記ワークモデルを前記選択された前記ハンドモデルの把持位置及び姿勢で把持する動作を模擬的に実行して検証を行う、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のロボットシミュレーション装置。
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