JP2021036157A - 管継手 - Google Patents

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清志 安田
Kiyoshi Yasuda
清志 安田
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Abstract

【課題】過大な締め付けトルクを要することなく、気密性の確保及び管材の抜け落ちの防止を図る。【解決手段】管継手10は、雌ネジ部13と押圧部15とを有する締め付けナット12と、内装リング部材20と、を備える。内装リング部材20は、第1部位22と、第1部位22よりも薄肉の第2部位24とを有する。第2部位24の内周面24aに、周方向の全体に亘って突起30が形成される。内装リング部材20の先端面22aは曲面状の断面に形成されている。締め付けナット12が第1管材1に締め付けられることにより、内装リング部材20の第1部位22側の端部が第1管材1の傾斜面1bに沿ってフレア状に変形するとともに、内装リング部材20の第2部位24側の端部が押圧部15によって押圧されて突起30が第2管材2に食い込む。【選択図】図1

Description

本発明は、管継手に関する。
下記特許文献1に開示されているように、2つの管材を気密状に接続するための管継手が知られている。特許文献1に開示されている管継手は、図5に示すように、内鍔65aを有する袋ナット65と、袋ナット65の内側に収納される圧縮変形スリーブ68と、を備えている。圧縮変形スリーブ68の一端部は、一方の管材である継手本体70のテーパ面70aに対応した拡径テーパ面68aとして形成されている。圧縮変形スリーブ68の外周面には、径方向の内側に凹む周溝Gが形成されており、これにより、圧縮変形スリーブ68には、周溝Gの底部としての薄壁部68bが設けられている。
この管継手では、袋ナット65を継手本体70に螺合し、袋ナット65をねじ込んでいくと、袋ナット65の内鍔65aによって圧縮変形スリーブ68が軸方向に押圧される。これに伴い、圧縮変形スリーブ68の拡径テーパ面68aが継手本体70のテーパ面70aに強く圧接し、また、薄壁部68bが内方に塑性変形して、管材であるパイプ72の外周面に食い込む。拡径テーパ面68aがテーパ面70aに圧接されるとともに、薄壁部68bがパイプ72の外周面に食い込むことによって密封作用が生じるとともに、パイプ72の抜け落ち防止が図られる。
特開2016−223536号公報
特許文献1の管継手では、パイプ72をフレア加工することなく、パイプ72と管継手本体70との間の気密性を確保することができる。したがって、フレア加工された管材とフレアナットを用いる場合のような締め込み不足や締め込み過ぎ、フレア部分の寸法ばらつきの問題、管端のバリの不均一の問題等が解決されている。しかしながら、袋ナット65の内鍔65aによって圧縮変形スリーブ68を軸方向に押圧して薄壁部68bを塑性変形させる構成であるため、袋ナット65の締め付けトルクが非常に大きなものになってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、過大な締め付けトルクを要することなく、気密性の確保及び管材の抜け落ちの防止を図ることにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係る管継手は、雄ネジを有するとともに端部に傾斜面が形成された金属製の第1管材に第2管材を接続するための管継手であって、前記第1管材の前記雄ネジに螺合される雌ネジ部と、内周面が傾斜状の押圧部とを有する締め付けナットと、前記締め付けナットの内側に配置される金属製の内装リング部材と、を備える。前記内装リング部材は、第1部位と、前記第1部位よりも薄肉の第2部位とを有し、前記第1部位から前記第2部位に亘って前記第2管材を挿通可能に構成される。前記第2部位の内周面に、周方向の全体に亘って突起が形成される。前記内装リング部材の第1部位側の端部における、前記第1管材の前記傾斜面に押圧される面は、断面が曲面状に形成されている。前記締め付けナットが前記第1管材に締め付けられることにより、前記内装リング部材の第1部位側の端部が前記第1管材の前記傾斜面に沿ってフレア状に変形するとともに、前記内装リング部材の第2部位側の端部が前記押圧部によって押圧されて前記突起が前記第2管材に食い込むように構成されている。
本発明に係る管継手では、締め付けナットが第1管材に締め付けられると、内装リング部材は、第1管材と締め付けナットの押圧部とによって挟まれる。そして、さらに締め付けナットがねじ込まれると、内装リング部材の第1部位側の端部が第1管材の傾斜面に沿ってフレア状に変形するとともに、内装リング部材の第2部位が押圧部の内周面によって押圧されて、内装リング部材の第2部位が内側に変形して突起が第2管材の外周面に食い込む。これにより、気密性が確保されるとともに、第2管材が脱落することを防止することができる。また、内装リング部材において、第1管材の傾斜面が押圧する面の断面が曲面状に形成されているため、内装リング部材がフレア状に変形する際にも、内装リング部材と第1管材との間の面接合が確保される。したがって、金属製の第1管材と金属製の内装リング部材との間の気密接触を確保することができ、長期に亘り信頼性を得ることができる。
前記突起は、管軸方向の2カ所に設けられていてもよい。
この態様では、気密性をより確実にすることができるとともに、第2管材の脱落をより確実に防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、過大な締め付けトルクを要することなく、気密性の確保及び管材の抜け落ちの防止を図ることができる。
(a)実施形態に係る管継手を示しており、(b)内装リング部材の突起が第2管材に食い込んだときの状態を概略的に示す図である。 締め付けナットの構成を示す図である。 内装リング部材の構成を示す図である。 (a)ゴムキャップが装着される場合の締め付けナットの構成を示す図であり、(b)ゴムキャップの構成を示す図である。 従来の管継手を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る管継手10は、第1管材1に第2管材2を接続するための管継手である。第2管材2が第1管材1に接続された状態で、両管材1,2には空調機の冷媒等の流体が流れる。第2管材2の外径は、例えば、6.35mm、9.42mm、12.7mm又は15.8mmである。なお、図1(a)は、後述の内装リング部材20の突起が第2管材2に噛み込む前の仮止めの状態を示している。
第1管材1は、例えばフレアユニオンによって構成されており、雄ネジ1aを有するとともに、雄ネジ1aの先の端部に傾斜面1bが形成されている。一方、第2管材2は、第1管材1の先端部に当接するパイプによって構成されている。第1管材1及び第2管材2は、何れも、銅やアルミニウム等の金属製である。
管継手10は、第1管材1の雄ネジ1aに螺合される雌ネジ部13を有する締め付けナット12と、締め付けナット12の内側に配置される内装リング部材20と、を備えている。
締め付けナット12は、図2にも示すように、軸方向の一端側に雌ネジ部13が配置され、軸方向の他端部は、内周面が傾斜状に形成された押圧部15として形成されている。雌ネジ部13と押圧部15との間の本体部17では、内周面が管軸方向に平行となっている。本体部17は六角ナットとして構成されており、図外のレンチで本体部17にトルクを付与し、締め付けナット12を第1管材1に対して締め付けることができる。
本体部17の内径は、内装リング部材20を挿入できる大きさに設定されている。雌ネジ部13の内径は、本体部17の内径よりも大きくなっている。したがって、雌ネジ部13の内周面は本体部17の内周面に対して段差状に繋がっている。一方、押圧部15の内周面は、本体部17の内周面から離れるに従って、本体部17の内周面から次第に径方向の内側に向かうように傾斜している。押圧部15の内周面は、管軸方向に対して20度プラスマイナス5度(15度〜25度)の範囲内での傾斜となっている。
内装リング部材20は、図3にも示すように、両端部を除いて軸方向において外径が一定のリング状に形成されている。内装リング部材20の両端部の外面はそれぞれ、先端に向かうほど外径が小さくなる傾斜状に形成されている。
内装リング部材20は、第1部位22と、第1部位22よりも薄肉の第2部位24とを有する。第1部位22から第2部位24に亘り、第2管材2が挿通される(図1(a)参照)。
第1部位22は、先端部を除いて肉厚が一定で且つ内径及び外径が一定の形状に形成されている。第1部位22の先端面22a、すなわち、内装リング部材20の一端部側の端面22aは、第1管材1の傾斜面1bに対応して傾斜した傾斜状の面となっている。この先端面22aは、管軸方向に沿う縦断面が凸状の曲面状に形成されている。つまり、第1部位22側の端部における、第1管材1の傾斜面1bに押圧される面22aは、曲面状の断面に形成されている。
第2部位24は、管軸方向において第1部位22に繋がっている。第2部位24は、外面が第1部位22の外面と面一である一方、内周面24aが第1部位22の内周面22bよりも径方向外側に位置している。したがって、第2部位24の内周面24aは第1部位22の内周面22bに対して段差状に繋がっている。したがって、第2部位24は、第1部位22との境界を中心にして径方向内側に向けて変形しやすくなっている。
第2部位24は、管軸方向において、先端部を除いて外径が一定の形状に形成されているが、第2部位24の先端部においても外径が一定の形状に形成されていてもよい。
第2部位24の内周面24aには、2つの突起30が形成されている。2つの突起30は、何れの内側に向けて突出しており、第2部位24の周方向の全体に亘って形成されている。したがって、突起30はリング状になっている。一方の突起30は、第2部位24における外径が一定となっている部位に配置され、もう一方の突起30は、外径がテーパ状となっている先端部に配置されている。なお、1つのみの突起30が形成されていてもよい。
ここで、管継手10により、第2管材2を第1管材1に接続する方法について説明する。
まず、内装リング部材20を締め付けナット12の内側に挿入し、内装リング部材20に第2管材2を挿通する。この状態で、内装リング部材20の雌ネジ部13を第1管材1の雄ネジ1aに螺合する(手締め)。このとき、図1(a)に示すように、第2管材2は第1管材1に当接してもよく、あるいは当接していなくてもよい。この状態では、内装リング部材20の第2部位24の一部が、締め付けナット12の押圧部15の内面に接しているが、内装リング部材20の突起30は、まだ第2管材2に食い込んでいない。
この手締めの状態から締め付けナット12をさらに締め付けると、締め付けナット12は図1(a)の状態から図の左側に向けて移動する。このとき、締め付けナット12を1回転〜1回転半回転させる。これに伴い、内装リング部材20は、図の左側に移動して、第1部位22側の曲面状の先端面が第1管材1の傾斜面1bに乗り上げてフレア状に変形する一方で、内装リング部材20の第2部位24の全体が押圧部15の内面と接触することから、第2部位24は、第1部位22との境を中心として径方向の内側に向けて変形する。このときの第2部位24の傾きは、管軸方向に対して20度プラスマイナス5度(15度〜25度)の角度となっている。これにより、突起30は、第2管材2に向けて押圧されるとともに第2管材2に食い込む。これに伴い、第2管材2も第1管材1側に押しつけられる。このとき、第2管材2は、第1管材1側の端部が変形する程度に第1管材1に押しつけられるため、第2管材2と第1管材1とは気密状に密着する。
以上説明したように、本実施形態の管継手10では、締め付けナット12が第1管材1に締め付けられると、内装リング部材20は、第1管材1と締め付けナット12の押圧部15とによって挟まれる。この状態からさらに締め付けナット12がねじ込まれると、内装リング部材20の第1部位22側の端部が第1管材1の傾斜面1bに沿ってフレア状に変形するとともに、内装リング部材20の第2部位24が押圧部15の内周面によって押圧されて、内装リング部材20の第2部位24が内側に変形して突起30が第2管材2の外周面に食い込む。これにより、気密性が確保されるとともに、第2管材2が脱落することを防止することができる。Oリング等のゴム部材は不要であるため、長期間に亘ってシール性を確保することができる。また、第2管材2の端部をフレア加工しておく必要がないため、フレア寸法のばらつきの影響を受けることもない。
また本実施形態では、内装リング部材20における第1管材1側の先端面22aが曲面状の断面に形成されているので、内装リング部材20及び第1管材1が何れも金属製である場合であっても、気密性を確保することができる。すなわち、内装リング部材20において、第1管材1の傾斜面1bが押圧する面22aが曲面状の断面を有しているため、内装リング部材20がフレア状に変形する際にも、内装リング部材20と第1管材1との間の面接合が確保される。したがって、内装リング部材20及び第1管材1が何れも金属製であったとしても、気密性を確保することができる。このため、長期に亘り信頼性を得ることができる。
また本実施形態では、突起30が管軸方向の2カ所に設けられているので、気密性をより確実にすることができるとともに、第2管材2の脱落をより確実にすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、図4(b)に示すように、締め付けナット12に装着されるゴムキャップ35を有していてもよい。ゴムキャップ35は、アルミニウム製の管材の接続の場合等に使用される。ゴムキャップ35を使用する場合、締め付けナット12の押圧部15の外周面には、図4(a)に示すように、周溝18が形成されるように加工が施されるのが好ましい。ゴムキャップ35の内周面には、締め付けナット12の周溝18に嵌合する凸部35aが形成されている。また、ゴムキャップ35の内周面には、第2管材2の外周面に押し付けられるように、第2凸部35bが形成されている。
1 :第1管材
1a :雄ネジ
1b :傾斜面
2 :第2管材
10 :管継手
12 :締め付けナット
13 :雌ネジ部
15 :押圧部
20 :内装リング部材
22 :第1部位
22a :先端面
22b :内周面
24 :第2部位
24a :内周面
30 :突起

Claims (2)

  1. 雄ネジを有するとともに端部に傾斜面が形成された金属製の第1管材に第2管材を接続するための管継手であって、
    前記第1管材の前記雄ネジに螺合される雌ネジ部と、内周面が傾斜状の押圧部とを有する締め付けナットと、
    前記締め付けナットの内側に配置される金属製の内装リング部材と、を備え、
    前記内装リング部材は、第1部位と、前記第1部位よりも薄肉の第2部位とを有し、前記第1部位から前記第2部位に亘って前記第2管材を挿通可能に構成され、
    前記第2部位の内周面に、周方向の全体に亘って突起が形成され、
    前記内装リング部材の第1部位側の端部における、前記第1管材の前記傾斜面に押圧される面は、断面が曲面状に形成され、
    前記締め付けナットが前記第1管材に締め付けられることにより、前記内装リング部材の前記第1部位側の端部が前記第1管材の前記傾斜面に沿ってフレア状に変形するとともに、前記内装リング部材の第2部位側の端部が前記押圧部によって押圧されて前記突起が前記第2管材に食い込むように構成されている、管継手。
  2. 前記突起は、管軸方向の2カ所に設けられている、請求項1に記載の管継手。
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