JP2021033840A - 自動取引装置、現金管理システム、現金管理方法およびプログラム - Google Patents

自動取引装置、現金管理システム、現金管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動取引装置への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることができる自動取引装置を提供すること。【解決手段】複数の金融機関のホストサーバ3−1、3−2と接続されたATM2において、ATM2内の現金を金融機関毎に対応付けたスタッカ20、21毎に分けて管理する現金格納部19と、スタッカ20、21間で現金移動を行う指示を実行する現金移動部41と、現金移動部41によりスタッカ20、21間で現金移動を行う場合に、金融機関間で資金移動を行う指示を実行する資金移動部42と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、自動取引装置、現金管理システム、現金管理方法およびプログラムに関する。
従来、金融機関などに広く普及して用いられているATM(Automatic Teller Machine)などの自動取引装置は、銀行やクレジットカード会社等、複数の金融機関の現金端末として使用されている。このような自動取引装置は、銀行、クレジットカード会社と提携している流通店舗、デパートまたはスーパーマーケットなどに設置されている。このような自動取引装置として、通信部を介して複数の金融機関に対する接続先を切り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−341859号公報
しかしながら、クレジットカード会社が設置している自動取引装置は、その特性上、返済取引(預入取引)が主となり、キャッシングなどの出金取引(支払取引)は少ない傾向にある。したがって、クレジットカード会社などの金融機関が設置している自動取引装置は、自動取引装置内の現金が過剰気味となるため、返済取引(預入取引)を継続するためには、現金補充回収業者や自動取引装置の管理者などを通じて自動取引装置内に入っている現金を回収する必要があった。
他方、銀行が設置している自動取引装置は、その特性上、支払取引(出金取引)が主となり、預入取引(返済取引)は少ない傾向にある。したがって、銀行などの金融機関が設置している自動取引装置は、自動取引装置内の現金が不足気味となるため、預入取引(返済取引)を継続するためには、現金補充回収業者等を通じて自動取引装置内に現金を補充する必要があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、自動取引装置への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面である自動取引装置は、複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置において、前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に対応付けたスタッカ毎に分けて管理する現金格納部と、前記スタッカ間で現金移動を行う指示を実行する現金移動部と、前記現金移動部により前記スタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う指示を実行する資金移動部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の側面である現金管理システムは、複数の金融機関のホストサーバと、前記複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置と、を備え、前記自動取引装置は、前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカと、前記複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行する現金移動部と、前記現金移動部により前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う指示を実行する資金移動部と、を備え、前記ホストサーバは、前記資金移動部により前記金融機関間で資金移動を行う指示が実行された場合には、前記金融機関間で資金移動を行うことを特徴とする。
本発明の第3の側面である現金管理方法は、複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置の現金管理方法であって、前記自動取引装置が、前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行し、前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行うことを特徴とする。
本発明の第4の側面であるプログラムは、複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置のコンピュータに、前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行し、前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う処理を実行させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、自動取引装置への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることができる。
本実施の形態における金融システム1の構成の一例を示す図である。 ATM2のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 現金格納部19のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 ホストサーバ3のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるATM2の機能構成の一例を示す図である。 記憶部11に格納された金融機関情報格納部50の一例を示す図である。 本実施の形態における現金管理処理(その1)の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における現金管理処理(その2)の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。 表示部13に表示した取引選択画面60の一例を示す図である。 本実施の形態における取引処理のうち支払取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。 表示部13に表示した取引開始画面71の一例を示す図である。 本実施の形態における取引処理のうち預入取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。 表示部13に表示した取引開始画面81の一例を示す図である。
以下、図面にしたがって本実施の形態にかかる自動取引装置を含む金融システムについて説明する。図1は、本実施の形態における金融システム1の構成の一例を示す図である。
金融システム1は、例えば、銀行、クレジットカード会社と提携している流通店舗、デパートまたはスーパーマーケットなどで管理される紙幣や硬貨などの現金の入出金を行う自動取引装置に使用される。なお、金融システム1は、ATM等の現金の管理を行う自動取引装置において使用することもできる。以下では、自動取引装置として、ATMの例を説明する。なお、本説明において、現金とは、紙幣、硬貨に限らず、小切手、手形などの有価証券やチケットなどの金銭的価値のある媒体なども含まれる。
金融システム1は、ATM2およびn(n≧1)台の複数のホストサーバ3−1〜3−nを有する。ATM2と各ホストサーバ3−1〜3−nとはネットワークNを介して相互に接続されている。各ホストサーバ3−1〜3−nは、ATM2で取引された現金の情報を管理する。各ホストサーバ3−1〜3−nを特に区別して説明する必要がない場合には、以下「ホストサーバ3」という。なお、金融システム1は、図1に示していない他の構成を備えていてもよい。
なお、本実施の形態においては、ATM2と銀行のホストサーバ3との間で行われる預入取引およびATM2とクレジットカード会社のホストサーバ3との間で行われる返済取引、入金取引を含めて「預入取引」という。また、本実施の形態においては、ATM2と銀行のホストサーバ3との間で行われる支払取引およびATM2とクレジットカード会社のホストサーバ3との間で行われるキャッシング取引、出金取引を含めて「支払取引」という。
ATM2で使用されるカードは、一例として、ATM2の利用者の銀行口座にかかる情報を磁気ストライプやIC(Integrated Circuit)チップなどに記憶する銀行カードである。銀行カードが記憶する記録データには、銀行コードなどの金融機関情報、店番、科目、口座番号などがある。金融機関情報については後述する。
図2は、ATM2のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ATM2は、ATM制御部10、記憶部11、通信部12、表示部13、入力部14、印字部15、無線通信部16、読取部17、報知部18および現金格納部19を有する。また、ATM2は、図2に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
ATM制御部10は、CPU(Central Processing Unit)などであり、ATM2の全体の動作を制御する。具体的には、ATM制御部10は、記憶部11に記憶されたプログラムを順次実行することで、図1のネットワークNを介して接続されるホストサーバ3などの外部機器との通信処理や、預入取引、支払取引、口座の認証、残高照会、決済などの取引処理を行う。
記憶部11は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などを有する。記憶部11は、ATM制御部10が実行するプログラムなどの各種情報を記憶する。また、記憶部11は、ATM制御部10がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。また、記憶部11は、金融機関情報が含まれる後述の金融機関情報格納部を記憶する。
通信部12は、ATM制御部10の制御のもと、金融システム1のネットワークNを介した通信を行う。ATM2は、通信部12による通信を行うことで、金融システム1のホストサーバ3−1〜3−nとの間でデータの送受信を行う。
表示部13は、ATM2の利用者に取引画面や、メッセージなどを表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの装置である。入力部14は、ATM2の利用者の操作入力を受け付ける装置である。本実施の形態においては、表示部13と入力部14とは、一体に形成されたタッチパネルにより構成されている。なお、表示部13と入力部14は、別体の装置であってもよい。印字部15は、取引処理の利用控えなどの明細をロール紙などの紙媒体に印字する装置である。
無線通信部16は、ATM制御部10の制御のもと、NFC(Near Field Communication)などの近接無線通信を行う通信インターフェースである。無線通信部16は、例えば、ATM2筐体の入力部14近傍などに設けられており、ATM2の利用者がスマートフォンなどの携帯端末(図示しない)を近づけることにより、携帯端末との間で近接無線通信を行う。
読取部17は、銀行カードやクレジットカードの磁気ストライプやICチップの読み取りを行う。報知部18は、ランプやスピーカなどであり、ATM2または銀行カードやクレジットカードなどに異常があることを例えばATM2の管理者に報知する。また、報知部18は、通信部12を通じて、他のサーバに対し異常があることを報知してもよい。
現金格納部19は、現金の入出力を行う装置である。現金格納部19は、それぞれ異なる金融機関が管理する少なくとも2以上のスタッカを有する。本実施の形態においては、現金格納部19は、2つのスタッカ20,21を有する。現金格納部19は、ATM2内の現金を金融機関毎に対応付けたスタッカ20,21毎に分けて管理する。金融機関とは、金融取引に関する業務を営む組織をいい、銀行、信用金庫、クレジットカード会社等が含まれる。本実施の形態においては、スタッカ20(第1のスタッカ)およびスタッカ21(第2のスタッカ)は、それぞれA金融機関(第1の金融機関)およびB金融機関(第2の金融機関)が管理するスタッカである。上述の実施の形態においては、現金格納部19は、ATM2内の紙幣を金融機関毎に対応付けたスタッカ毎に分けて管理しているがこの限りではない。例えば、現金格納部19は、ATM2内の硬貨を金融機関毎に対応付けたスタッカ毎に分けて管理してもよい。
図3は、現金格納部19のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、現金格納部19は、スタッカ20,21、一時保留部22、リジェクト部23、入出金部24を有する。また、現金格納部19は、図3に示してない他の構成を備えていてもよい。
スタッカ20は、A金融機関が管理する現金を格納する。スタッカ20は、スタッカ(千円)20a、スタッカ(万円)20bを有する。スタッカ(千円)20aは、A金融機関が管理する現金のうち千円札を格納し、スタッカ(万円)20bは、A金融機関が管理する現金のうち一万円札を格納する。スタッカ21は、B金融機関が管理する現金を格納する。スタッカ21は、スタッカ(千円)21a、スタッカ(万円)21bを有する。スタッカ(千円)21aは、B金融機関が管理する現金のうち千円札を格納し、スタッカ(万円)21bは、B金融機関が管理する現金のうち一万円札を格納する。スタッカ(千円)20a、スタッカ(万円)20b、スタッカ(千円)21a、スタッカ(万円)21bはそれぞれセンサを備え、各スタッカ内の現金量が把握される。上述の実施形態では、スタッカ21は、B金融機関が管理する現金を格納しているがこの限りではない。例えば、スタッカ21は、A金融機関以外の金融機関(B金融機関を含む)が管理する現金を格納してもよい。
上述の実施形態においては、現金格納部19は、A金融機関が管理するスタッカ20とB金融機関が管理するスタッカ21の2つのスタッカを備えているがこの限りではない。現金格納部19は、3つ以上の金融機関がそれぞれ異なる複数のスタッカを備えていてもよい。
一時保留部22は、スタッカ20、スタッカ21間で現金移動を行う際に、移動する現金を一時的に保留する。リジェクト部23は、図示しない鑑別部で破損券や不明券と判定された紙幣あるいは多重送り(重送とも呼ばれる)と判断された紙幣を収納するものである。リジェクト部23は、Aリジェクト部23a、Bリジェクト部23bを有する。Aリジェクト部23aは、A金融機関との間で取引を行っている際に発生したA金融機関が管理する破損券や不明券の現金を収納する。Bリジェクト部23bは、B金融機関との間で取引を行っている際に発生したB金融機関が管理する破損券や不明券の現金を収納する。入出金部24は、現金の受け付けおよび払い出しを行う。
以下、現金格納部19内のスタッカ20、21間で現金移動を行う概略について説明する。例えば、支払取引により入出金部24から現金が支払われ、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金量が減少した場合(第1の閾値未満となった場合)には、ATM制御部10は、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金の中から移動分の現金を一時保留部22に移動する(S1)。以下、現金の移動は、紙幣の種別単位で行われるものとする。すなわち、現金の移動は、スタッカ(千円)20a、スタッカ(千円)21a間およびスタッカ(万円)20b、スタッカ(万円)21b間で行われる。なお、現金の移動は、硬貨の種別単位で行われてもよい。
そして、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に移動分の現金の振込処理が行われると、ATM制御部10は、一時保留部22に移動していた現金をスタッカ20に移動する(S2)。
同様に、支払取引により入出金部24から現金が支払われ、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金量が減少した場合には、ATM制御部10は、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金の中から移動分の現金を一時保留部22に移動する(S3)。そして、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に移動分の現金の振込処理が行われると、ATM制御部10は、一時保留部22に移動していた現金をスタッカ21に移動する(S4)。以上のことから、単一ATM2内のスタッカ20、21間で現金量の調整を行うことができ、ATM2への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることができる。詳細な処理については、後述する。
図4は、ホストサーバ3のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ホストサーバ3は、ホストサーバ制御部30、記憶部31、表示部32、入力部33、および通信部34を有する。また、ホストサーバ3は、図4に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
ホストサーバ制御部30は、CPUなどであり、記憶部31のROMやHDDなどに記憶されたプログラムを記憶部31のRAMに展開して順次実行することで、ホストサーバ3全体の動作を制御する。記憶部31は、RAM、ROM、HDDなどであり、ホストサーバ制御部30が実行するプログラム、各種設定情報などを記憶する。
表示部32は、たとえばLCDなどのディスプレイであり、ホストサーバ制御部30の制御のもとで各種情報を画面表示する。入力部33は、たとえばキーボード、マウスなどの入力インターフェースであり、ホストサーバ3の操作者の操作入力を受け付ける。通信部34は、ホストサーバ制御部30の制御のもと、金融システム1のネットワークNを介した通信を行う。ホストサーバ3は、通信部34による通信を行うことで、金融システム1のATM2との間でデータの送受信を行う。
図5は、本実施の形態におけるATM2の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、ATM2のATM制御部10は、現金移動部41、資金移動部42、金融機関特定部43、取引処理部44を備える。また、ATM2のATM制御部10は、図5に示していない他の機能構成を備えていてもよい。記憶部11は、金融機関情報格納部50を備える。また、記憶部11は、図5に示していないデータベース(DB)を備えていてもよい。ATM2は、コンピュータの機能を備えており、現金管理プログラムにしたがって後述する現金管理処理を実行する。
現金移動部41は、スタッカ20、21間で現金移動を行う指示を実行する。具体的には、現金移動部41は、スタッカ20、21に格納された現金量と所定の閾値とを比較して現金格納部19に対しスタッカ20、21間で現金移動を行う指示を実行する。
例えば、現金移動部41は、A金融機関が管理するスタッカ20の現金量が第1の閾値未満である場合には、B金融機関が管理するスタッカ21の現金をスタッカ20に移動する処理を現金格納部19に実行させる。
具体的には、A金融機関の利用者がATM2で支払取引を多く行った結果、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が減少し、スタッカ20が略空となるとA金融機関の利用者に対する支払取引がこれ以上できなくなる。したがって現金補充回収業者や自動取引装置の管理者によりスタッカ20に対し現金が補充されるまでの間ATM2の稼働が停止してしまう。
これに対し、本実施の形態では、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が減少し第1の閾値未満となると、現金移動部41は、A金融機関以外の金融機関であるB金融機関が管理するスタッカ21の現金の中から移動する所定量の現金(以下、「第1の移動分現金」ともいう)を一時保留部22に移動する指示を実行する。
そして、後述の資金移動部42により第1の移動分現金に相当する資金がB金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に振り込まれると、現金移動部41は、一時保留部22に保留していた第1の移動分現金をスタッカ20に移動する指示を実行する。第1の閾値には、例えば、少なくとも1回の支払取引において必要とされる現金量を設定することができる。第1の閾値は、任意に設定変更可能である。第1の移動分現金には、例えば、現金補充回収業者により現金の補充が行われるまでに必要な容量の現金量を設定することができる。第1の移動分現金は、任意に設定変更可能である。
これにより、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が減少して略空となった場合であっても、他の金融機関であるB金融機関の管理するスタッカ21からスタッカ20に対し現金が補充される。このため、現金補充回収業者による現金の補充を待たずにATM2に対するA金融機関の業務を継続することができる。
なお、現金移動部41は、A金融機関が管理するスタッカ20の現金量が第1の閾値未満、かつ、B金融機関が管理するスタッカ21の現金量が第2の閾値(第2の閾値>第1の閾値)以上である場合に、スタッカ21の現金をスタッカ20に移動する指示を実行する。第2の閾値には、例えば、数十分、数時間、数日単位等で支払取引において必要とされる現金量を設定することができる。第2の閾値は、任意に設定変更可能である。
これにより、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が減少した場合であっても、B金融機関の支払取引に支障が出るような現金の移動を防ぎ、ATM2に対するB金融機関の業務を継続することができる。
上述の実施の形態においては、現金移動部41は、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が減少し第1の閾値未満となると、B金融機関が管理するスタッカ21の現金の中から第1の移動分現金を一時保留部22を介してスタッカ20に移動しているがこの限りではない。例えば、現金移動部41は、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が減少し第1の閾値未満となると、A金融機関が管理するスタッカ20の現金の中から第1の移動分現金を一時保留部22を介してスタッカ21に移動してもよい。
また、例えば、B金融機関の利用者がATM2で預入取引を多く行った結果、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加し、スタッカ21内が略一杯となるとB金融機関の利用者に対する預入取引がこれ以上できなくなる。したがって現金補充回収業者等によりスタッカ21に対し現金の回収が行われるまでの間ATM2の稼働が停止してしまう。
これに対し、本実施の形態では、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加し第3の閾値以上となると、現金移動部41は、スタッカ21の現金の中から移動する所定量の現金(以下、「第2の移動分現金」ともいう)を一時保留部22に移動する指示を実行する。
そして、後述の資金移動部42により第2の移動分現金に相当する資金がA金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に振り込まれると、現金移動部41は、一時保留部22に保留していた第2の移動分現金をスタッカ20に移動する指示を実行する。第3の閾値には、例えば、スタッカ21において格納できる現金量の最大量から少なくとも1回の預入取引において預入される可能性がある額を減じた現金量を設定することができる。第3の閾値は、任意に設定変更可能である。第2の移動分現金には、例えば、現金補充回収業者等により現金の回収が行われるまでに必要な空き容量の現金量を設定することができる。第2の移動分現金は、任意に設定変更可能である。
これにより、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加して略一杯となった場合であっても、スタッカ21の現金が他の金融機関であるA金融機関の管理するスタッカ20により回収される。このため、現金補充回収業者等による現金の回収を待たずにATM2に対するB金融機関の業務を継続することができる。
なお、現金移動部41は、B金融機関が管理するスタッカ21の現金量が第3の閾値以上、かつ、A金融機関が管理するスタッカ20の現金量が第4の閾値(第4の閾値>第3の閾値)未満である場合に、スタッカ21の現金をスタッカ20に移動する指示を実行する。第4の閾値には、例えば、数十分、数時間、数日単位等で預入取引において預入される可能性がある額を減じた現金量を設定することができる。第4の閾値は、任意に設定変更可能である。
これにより、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加した場合であっても、A金融機関の預入取引に支障が出るような現金の移動を防ぎ、ATM2に対するA金融機関の業務を継続することができる。
上述の実施の形態においては、現金移動部41は、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加して第3の閾値以上となると、B金融機関が管理するスタッカ21の現金の中から第2の移動分現金を一時保留部22を介してスタッカ20に移動しているがこの限りではない。例えば、現金移動部41は、A金融機関が管理するスタッカ20内の現金が増加し第3の閾値以上となると、A金融機関が管理するスタッカ20の現金の中から第2の移動分現金を一時保留部22を介してスタッカ21に移動してもよい。
資金移動部42は、現金移動部41によりスタッカ20、21間で現金移動を行う場合に、金融機関間で資金移動を行う指示を実行する。具体的には、資金移動部42は、現金移動部41により、スタッカ21の現金をスタッカ20に移動する場合には、現金移動部41より移動する移動分の現金に相当する資金を、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に移動する指示を実行する。指定口座とは、現金移動部41によりスタッカ20、21間で現金移動が行われることを金融システム1の管理者が認識できる任意の口座をいう。
例えば、資金移動部42は、現金移動部41により、スタッカ21から第1の移動分現金をスタッカ20に移動する場合には、A金融機関に対し、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に第1の移動分現金に相当する資金の振込処理を依頼する指示を実行する。振込依頼の指示を受け付けたA金融機関のホストサーバ(以下、「A金融機関ホストサーバ」という)3−1は、B金融機関のホストサーバ(以下、「B金融機関ホストサーバ」という)3−2の指定口座に振込依頼を行う。振込依頼を正常に受け付けたB金融機関ホストサーバ3−2は、ATM2に許可電文を送信する。そして、許可電文を受け付けた現金移動部41は、一時保留部22に保留してある第1の移動分現金をA金融機関が管理するスタッカ20に移動する指示を実行する。
また例えば、資金移動部42は、現金移動部41により、スタッカ20から第2の移動分現金をスタッカ21に移動する場合には、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に第2の移動分現金に相当する資金の振込依頼の指示を実行する。振込依頼の指示を受け付けたB金融機関ホストサーバ3−2は、A金融機関のホストサーバ3−1の指定口座に振込依頼を行う。振込依頼を正常に受け付けたA金融機関ホストサーバ3−1は、ATM2に許可電文を送信する。そして、許可電文を受け付けた現金移動部41は、一時保留部22に保留してある第2の移動分現金をB金融機関が管理するスタッカ21に移動する指示を実行する。
金融機関特定部43は、複数の金融機関のホストサーバ3−1〜3−nの中からATM2の利用者の取引対象の金融機関(以下、「主金融機関」とも呼ぶ)を特定する。金融機関特定部43は、取引媒体の磁気ストライプ情報やICチップに記憶された金融機関情報に基づいて取引対象の金融機関を特定する。
取引媒体とは、例えば、銀行カードやクレジットカード等である。金融機関情報は、複数の金融機関の中から特定の金融機関を一意に特定できる符号により構成される。金融機関情報と金融機関とが対応付けられた金融機関関連情報は、記憶部11の金融機関情報格納部50に格納されている。
図6は、記憶部11に格納された金融機関情報格納部50の一例を示す図である。金融機関情報格納部50には、金融機関情報と、金融機関(名)の情報が対応付けられて記憶されている。本実施の形態においては、銀行カードに記憶された金融機関情報が「00001」である場合、金融機関特定部43は、金融機関情報格納部50を参照し、金融機関として「A銀行」を特定する。同様に、クレジットカードに記憶された金融機関情報が「00002」である場合、金融機関特定部43は、金融機関情報格納部50を参照し、金融機関として「Bクレジットカード会社」を特定する。なお、金融機関関連情報は、ネットワークNに接続された図示しないサーバに記憶されていてもよい。
取引処理部44は、金融機関特定部43により特定された金融機関のホストサーバ3−1〜3−nと取引処理を行う。また、取引処理部44は、金融機関のホストサーバ3−1〜3−nと取引処理を行う際に、特定された金融機関のホストサーバ3−1〜3−nとの間で取引電文の送受信を行う。これにより、1台のATM2で複数の金融機関のホストサーバ3−1〜3−nと接続して、各金融機関のホストサーバ3毎に各種取引処理を行うことができる。
図7、図8は、本実施の形態における現金管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施の形態における現金管理処理は、図1〜6を用いて説明したATM2、A金融機関ホストサーバ3−1およびB金融機関ホストサーバ3−2が現金管理処理プログラムにしたがって実行する。
現金管理処理プログラムは、図7、図8に示した現金管理処理のフローのようにして実行される。なお、図7、図8に示す現金管理処理は、例えば、ATM2に対する取引処理が終了したタイミングで実行される。取引処理とは、例えば、ATM2に対する支払処理、預払処理、振込処理、振替処理、両替処理などが含まれる。図7、図8に示す現金管理処理は、所定回数の取引処理が終了したタイミングで実行してもよいし、取引処理が終了してから所定時間が経過したタイミングで実行してもよいし、ATM2の営業時間が終了したタイミングで実行してもよい。図7および図8に示す現金管理処理は、連続して実行される。図7および図8に示す現金管理処理は、いずれか一方のみ実行してもよい。
図7は、本実施の形態における現金管理処理(その1)の流れの一例を示すフローチャートである。初めに、ATM2に対する取引処理が終了したタイミングで、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の現金量が第1の閾値未満であるか否かを判定する(S11)。A金融機関のスタッカ20の現金量が第1の閾値未満である場合(S11:YES)には、現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の現金量が第2の閾値以上であるか否かを判定する(S12)。
B金融機関のスタッカ21の現金量が第2の閾値未満である場合(S12:NO)には、スタッカ20,21の現金がともに空に近い状態でありスタッカ20,21間で現金の移動ができない。このため、現金移動部41は図示しないサーバを介して現金補充回収業者等にアラームを出す(S13)。アラームを受けた現金補充回収業者等は、スタッカ20、21の現金が空であるためATM2が稼働できない状態であることを即座に把握することができる。これにより、ATM2が稼働できない状態を早急に回復することができる。
B金融機関のスタッカ21の現金量が第2の閾値以上である場合(S12:YES)には、現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の中から第1の移動分現金を一時保留部22に移動する(S14)。資金移動部42は、A金融機関のホストサーバ3−1に対し、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に、S14において一時保留部22に移動した第1の移動分現金に相当する資金の振込依頼の指示を行う(S15)。
A金融機関ホストサーバ3−1は、振込依頼を受け付けると、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に一時保留部22に移動した第1の移動分現金に相当する資金の振込処理を行う(S16)。B金融機関ホストサーバ3−2は、振込処理を正常に受け付けた場合には、ATM2に許可電文を送信する(S17)。ATM2の現金移動部41は、許可電文を受信すると、一時保留部22に保留してある第1の移動分現金をA金融機関のスタッカ20に移動する(S18)。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第1の閾値以上である場合(S11:NO)には、処理はS19に進む。現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の現金量が第1の閾値未満であるか否かを判定する(S19)。B金融機関のスタッカ21の現金量が第1の閾値以上である場合(S19:NO)には、現金管理処理(その1)は終了する。B金融機関のスタッカ21の現金量が第1の閾値未満である場合(S19:YES)には、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の現金量が第2の閾値以上であるか否かを判定する(S20)。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第2の閾値未満である場合(S20:NO)には、スタッカ20,21の現金がともに空に近い状態でありスタッカ20,21間で現金の移動ができない。このため、現金移動部41は図示しないサーバを介して現金補充回収業者等にアラームを出す(S21)。アラームを受けた現金補充回収業者は、スタッカ20、21の現金が空であるためATM2が稼働できない状態であることを即座に把握することができる。これにより、ATM2が稼働できない状態を早急に回復することができる。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第2の閾値以上である場合(S20:YES)には、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の中から第1の移動分現金を一時保留部22に移動する(S22)。資金移動部42は、B金融機関ホストサーバ3−2に対し、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に、S22において一時保留部22に移動した第1の移動分現金に相当する資金の振込依頼の指示を行う(S23)。
B金融機関ホストサーバ3−2は、振込依頼を受け付けると、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に一時保留部22に移動した第1の移動分現金に相当する資金の振込処理を行う(S24)。A金融機関ホストサーバ3−1は、振込処理を正常に受け付けた場合には、ATM2に許可電文を送信する(S25)。ATM2の現金移動部41は、許可電文を受信すると、一時保留部22に保留してある第1の移動分現金をB金融機関のスタッカ21に移動する(S26)。この処理が終了すると、現金管理処理(その1)は終了する。
例えば、A金融機関の一例がA銀行であり、B金融機関の一例がBクレジットカード会社である場合について説明する。A銀行の利用者がATM2で支払取引を多く行った結果、A銀行が管理するスタッカ20内の現金が減少し第1の閾値未満となると、現金移動部41は、Bクレジットカード会社が管理するスタッカ21の現金の中から第1の移動分現金を一時保留部22に移動する。
そして、資金移動部42により第1の移動分現金に相当する資金がA銀行の指定口座からBクレジットカード会社の指定口座に振り込まれると、現金移動部41は、一時保留部22に保留していた第1の移動分現金をスタッカ20に移動する。
これにより、A銀行が管理するスタッカ20内の現金が減少して略空となった場合であっても、他の金融機関であるBクレジットカード会社の管理するスタッカ21からA銀行のスタッカ20に対し現金が補充される。このため、現金補充回収業者による現金の補充を待たずにATM2に対するA銀行の業務を継続することができる。
したがって、A銀行の利用者により支払処理が多く行われた場合であっても、ATM2内のスタッカ20、21間でATM2内の現金量の調整を行うことができる。これにより、ATM2への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることができる。
また、現金移動部41は、A銀行が管理するスタッカ20の現金量が第1の閾値未満、かつ、Bクレジットカード会社が管理するスタッカ21の現金量が第2の閾値以上である場合に、スタッカ21の現金をスタッカ20に移動する。これにより、A銀行が管理するスタッカ20内の現金が減少した場合であっても、Bクレジットカード会社の支払取引に支障が出るような現金の移動を防ぎ、ATM2に対するBクレジットカード会社の業務を継続することができる。
上述の実施の形態においては、S11とS19の処理において、スタッカの現金量が共に第1の閾値未満であるか否か判定しているがこの限りではない。例えばS11とS19の処理で判定する閾値をそれぞれ異なる値としてもよい。同様に、S12とS20の処理において、スタッカの現金量が共に第2の閾値以上であるか否か判定しているがこの限りではない。例えばS12とS20の処理で判定する閾値とをそれぞれ異なる値としてもよい。
図8は、本実施の形態における現金管理処理(その2)の流れの一例を示すフローチャートである。初めに、図7の現金管理処理(その1)が終了したタイミングで、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の現金量が第3の閾値以上であるか否かを判定する(S31)。A金融機関のスタッカ20の現金量が第3の閾値以上である場合(S31:YES)には、現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の現金量が第4の閾値未満であるか否かを判定する(S32)。
B金融機関のスタッカ21の現金量が第4の閾値以上である場合(S32:NO)には、スタッカ20,21の現金がともに満杯に近い状態でありスタッカ20,21間で現金の移動ができない。このため、現金移動部41は図示しないサーバを介して現金補充回収業者等にアラームを出す(S33)。アラームを受けた現金補充回収業者等は、スタッカ20、21の現金が満杯であるためATM2が稼働できない状態であることを即座に把握することができる。これにより、ATM2が稼働できない状態を早急に回復することができる。
B金融機関のスタッカ21の現金量が第4の閾値未満である場合(S32:YES)には、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の中から第2の移動分現金を一時保留部22に移動する(S34)。資金移動部42は、B金融機関ホストサーバ3-2に対し、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に、S34において一時保留部22に移動した第2の移動分現金に相当する資金の振込依頼の指示を行う(S35)。
B金融機関ホストサーバ3−2は、振込依頼を受け付けると、B金融機関の指定口座からA金融機関の指定口座に一時保留部22に移動した第2の移動分現金に相当する資金の振込処理を行う(S36)。A金融機関ホストサーバ3−1は、振込処理を正常に受け付けた場合には、ATM2に許可電文を送信する(S37)。ATM2の現金移動部41は、許可電文を受信すると、一時保留部22に保留してある第2の移動分現金をB金融機関のスタッカ21に移動する(S38)。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第3の閾値未満である場合(S31:NO)には、処理はS39に進む。現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の現金量が第3の閾値以上であるか否かを判定する(S39)。B金融機関のスタッカ21の現金量が第3の閾値未満である場合(S39:NO)には、現金管理処理(その2)は終了する。B金融機関のスタッカ21の現金量が第3の閾値以上である場合(S39:YES)には、現金移動部41は、A金融機関のスタッカ20の現金量が第4の閾値未満であるか否かを判定する(S40)。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第4の閾値以上である場合(S40:NO)には、スタッカ20,21の現金がともに満杯に近い状態でありスタッカ20,21間で現金の移動ができない。このため、現金移動部41は図示しないサーバを介して現金補充回収業者等にアラームを出す(S41)。アラームを受けた現金補充回収業者は、スタッカ20、21の現金が満杯であるためATM2が稼働できない状態であることを即座に把握することができる。これにより、ATM2が稼働できない状態を早急に回復することができる。
A金融機関のスタッカ20の現金量が第4の閾値未満である場合(S40:YES)には、現金移動部41は、B金融機関のスタッカ21の中から第2の移動分現金を一時保留部22に移動する(S42)。資金移動部42は、A金融機関のホストサーバ3−1に対し、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に、S42において一時保留部22に移動した第2の移動分現金に相当する資金の振込依頼の指示を行う(S43)。
A金融機関ホストサーバ3−1は、振込依頼を受け付けると、A金融機関の指定口座からB金融機関の指定口座に一時保留部22に移動した第2の移動分現金に相当する資金の振込処理を行う(S44)。B金融機関ホストサーバ3−2は、振込処理を正常に受け付けた場合には、ATM2に許可電文を送信する(S45)。ATM2の現金移動部41は、許可電文を受信すると、一時保留部22に保留してある第2の移動分現金をA金融機関のスタッカ20に移動する(S46)。この処理が終了すると、現金管理処理(その1)は終了する。
例えば、A金融機関の一例がA銀行であり、B金融機関の一例がBクレジットカード会社である場合について説明する。Bクレジットカード会社の利用者がATM2で預入取引(返済取引)を多く行った結果、B金融機関が管理するスタッカ21内の現金が増加し第3の閾値以上となると、現金移動部41は、スタッカ21の現金の中から第2の移動分現金を一時保留部22に移動する。
そして、資金移動部42により第2の移動分現金に相当する資金がA銀行の指定口座からBクレジットカード会社の指定口座に振り込まれると、現金移動部41は、一時保留部22に保留していた第2の移動分現金をスタッカ20に移動する。
これにより、Bクレジットカード会社が管理するスタッカ21内の現金が増加して略一杯となった場合であっても、スタッカ21の現金が他の金融機関であるA銀行の管理するスタッカ20により回収される。このため、現金補充回収業者等による現金の回収を待たずにATM2に対するBクレジットカード会社の業務を継続することができる。
したがって、Bクレジットカード会社の利用者により預入取引が多く行われた場合であっても、ATM2内のスタッカ20、21間でATM2内の現金量の調整を行うことができる。これにより、ATM2への現金の回収および補充の回数を減らし、運用コストの削減を図ることができる。
また、現金移動部41は、Bクレジットカード会社が管理するスタッカ21の現金量が第3の閾値以上、かつ、A銀行が管理するスタッカ20の現金量が第4の閾値未満である場合に、スタッカ21の現金をスタッカ20に移動する。これにより、Bクレジットカード会社が管理するスタッカ21内の現金が増加した場合であっても、A銀行の預入取引に支障が出るような現金の移動を防ぎ、ATM2に対するA銀行の業務を継続することができる。
上述の実施の形態においては、S31とS39の処理において、スタッカの現金量が共に第3の閾値以上であるか否か判定しているがこの限りではない。例えばS31とS39の処理で判定する閾値をそれぞれ異なる値としてもよい。同様に、S32とS40の処理において、スタッカの現金量が共に第4の閾値未満であるか否か判定しているがこの限りではない。例えばS32とS40の処理で判定する閾値とをそれぞれ異なる値としてもよい。
図9は、本実施の形態における取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施の形態における取引処理は、図1〜6を用いて説明したATM2が現金管理処理プログラムにしたがって実行する。初めに、ATM制御部10は、表示部13に取引選択画面60を表示する(S51)。図10は、本実施の形態における表示部13に表示した取引選択画面60の一例を示す図である。取引選択画面60には、ATM2の利用者が取引する取引種別を選択するキーとして、支払キー61、預入キー62、残高照会キー63、通帳記帳キー64、振込キー65が表示されている。
ATM制御部10は、ATM2の利用者の入力部14に対する操作入力に基づき、支払キー61の選択操作を受け付けたか否か判定する(S52)。支払キー61の選択操作を受け付けた場合(S52:YES)には、ATM制御部10は、図11を用いて後述する支払取引処理を実行する(S53)。支払取引処理では、特定した金融機関との間で現金を支払う処理が行われる。この処理が終了すると図9の取引処理は終了となる。
支払キー61の選択操作を受け付けずに(S52:NO)、ATM2の利用者の入力部14に対する操作入力に基づき預入キー62の選択操作を受け付けた場合(S54:YES)には、ATM制御部10は、図13を用いて後述する預入取引処理を実行する(S55)。預入取引処理では、特定した金融機関との間で現金の預け入れを受け付ける処理が行われる。この処理が終了すると図9の取引処理は終了となる。
支払キー61の選択操作および預入キー62の選択操作を受け付けていない場合(S54:NO)には、ATM制御部10は、その他のキー(例えば、残高照会キー63、通帳記帳キー64、振込キー65)の選択操作に応じた他の取引処理を行う(S56)。この処理が終了すると、図9の取引処理は終了となる。
図11は、本実施の形態における取引処理のうち支払取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。初めに、ATM制御部10は、銀行カードやクレジットカードなどの取引媒体の挿入を受け付ける(S61)。
金融機関特定部43は、記憶部11に格納された金融機関情報格納部50を参照して、取引媒体に記憶された金融機関情報からATM2の利用者の取引対象の金融機関を特定する(S62)。金融機関特定部43は、S62において特定した金融機関の情報を記憶部11に記憶する(S63)。
金融機関特定部43は、S63において特定した金融機関との取引開始画面を表示部13に表示する(S64)。図12は、表示部13に表示した取引開始画面71の一例を示す図である。取引開始画面71には、特定した金融機関の情報、取引種別の情報および特定した金融機関と取引を開始することをATM2の利用者に伝達する情報を含むメッセージ72、確認キー73、取消キー74が表示されている。したがって、メッセージ72を視認したATM2の利用者に対し、何れの金融機関とどのような取引が開始されるのかを容易に確認させることができる。また、メッセージ72を視認したATM2の利用者による入力部14に対する操作入力に基づき、確認キー73または取消キー74の何れかのキーが選択操作された場合にのみ、後の処理を実行するようにすることで、取引処理の間違いを未然に防ぐことができる。
なお、S62で特定した金融機関がATM2の主金融機関でない場合には、金融機関特定部43は、主金融機関以外の金融機関との取引を開始することをATM2の利用者に伝達する情報を含むメッセージを取引開始画面71に含めて表示してもよい。本実施の形態においては、例えば、主金融機関としてA金融機関またはB金融機関が設定される。また、S62で特定した金融機関がATM2の主金融機関でない場合には、金融機関特定部43は、取引開始画面71に、主金融機関との取引ではないから所定の手数料がかかることをATM2の利用者に伝達するメッセージを含めて表示してもよい。
ATM制御部10は、図示しない暗証番号受付画面を表示部13に表示し、ATM2の利用者の暗証番号の入力を受け付ける(S65)。ATM制御部10は、図示しない入力金額受付画面を表示部13に表示し、ATM2の利用者の入力金額を受け付ける(S66)。ATM制御部10は、図示しない確認受付画面を表示部13に表示する。確認受付画面には、例えば、S66で受け付けた入力金額と確認キーを表示する。
ATM制御部10は、ATM2の利用者の入力部14に対する操作入力に基づき確認キーの確認操作を受け付けたか否かを判定する(S67)。ATM制御部10は、確認操作を受け付けるまで処理を待機し(S67:NO)、確認キーの押下操作により確認操作を受け付けた場合(S67:YES)にはS68の処理に進む。
取引処理部44は、S62で特定した金融機関のホストサーバ3に対する支払取引電文を生成し(S68)、特定した金融機関のホストサーバ3に対しS68で生成した支払取引電文を送信する(S69)。支払取引電文には、例えば、暗証番号、入力金額、特定した金融機関の情報などが含まれる。
取引処理部44は、支払取引電文を送信したホストサーバ3から、支払取引電文に対応する応答電文を受信したか否かを判定する(S70)。取引処理部44は、応答電文を受信するまでの間処理を待機し(S70:NO)、支払取引電文に対応する応答電文を受信した場合(S70:YES)には、S71の処理に進む。
取引処理部44は、S70のYESで受信した応答電文が支払許可応答であるか否かを判定する(S71)。応答電文が支払許可応答ではない場合、すなわち、支払不許可応答である場合(S71:NO)には、取引処理部44は、表示部13に不図示の取引NG画面を表示し、取引媒体を返却する(S72)。この処理が終了すると、図11の支払取引処理は終了し、図9の取引処理が終了する。
応答電文が支払許可応答である場合(S71:YES)には、取引処理部44は、S62において特定した金融機関がA金融機関またはB金融機関のいずれの金融機関であるかを判定する(S73)。
特定した金融機関がA金融機関である場合(S73:A金融機関)には、取引処理部44は、A金融機関のスタッカ20で現金計数処理を行う(S74)。具体的には、取引処理部44は、支払いをする現金をA金融機関が管理するスタッカ(千円)20aやスタッカ(万円)20bから取り出し、取り出した現金を計数して、入出金部24まで搬送する処理を現金格納部19に実行させる。この処理が終了すると、処理はS76に進む。
特定した金融機関がB金融機関である場合(S73:B金融機関)には、取引処理部44は、B金融機関のスタッカ21で現金計数処理を行う(S75)。具体的には、取引処理部44は、支払いをする現金をB金融機関が管理するスタッカ(千円)21aやスタッカ(万円)21bから取り出し、取り出した現金を計数して、入出金部24まで搬送する処理を現金格納部19に実行させる。この処理が終了すると、処理はS76に進む。
取引処理部44は、媒体返却処理を行う(S76)。媒体返却処理では、取引処理部44は、表示部13に媒体返却画面を表示し、銀行カードなどの取引媒体の返却や現金の支払いが行われる。媒体返却画面には、例えば、「カードと現金をお受け取りください」などのメッセージが含まれる。この処理が終了すると、図11の支払取引処理は終了し、図9の取引処理が終了する。
図13は、本実施の形態における取引処理のうち預入取引処理の流れの一例を示すフローチャートである。初めに、ATM制御部10は、銀行カードやクレジットカードなどの取引媒体の挿入を受け付ける(S81)。
金融機関特定部43は、記憶部11に格納された金融機関情報格納部50を参照して、取引媒体に記憶された金融機関情報からATM2の利用者の取引対象の金融機関を特定する(S82)。金融機関特定部43は、S82において特定した金融機関の情報を記憶部11に記憶する(S83)。
金融機関特定部43は、S83において特定した金融機関との取引開始画面を表示部13に表示する(S84)。図14は、表示部13に表示した取引開始画面81の一例を示す図である。取引開始画面81には、特定した金融機関の情報、取引種別の情報および特定した金融機関と取引を開始することをATM2の利用者に伝達する情報を含むメッセージ82、確認キー83、取消キー84が表示されている。したがって、メッセージ82を視認したATM2の利用者に対し、何れの金融機関とどのような取引が開始されるのかを容易に確認させることができる。また、メッセージ82を視認したATM2の利用者による入力部14に対する操作入力に基づき、確認キー83または取消キー84の何れかのキーが選択操作された場合にのみ、後の処理を実行するようにすることで、取引処理の間違いを未然に防ぐことができる。
なお、S82で特定した金融機関がATM2の主金融機関でない場合には、金融機関特定部43は、主金融機関以外の金融機関との取引を開始することをATM2の利用者に伝達する情報を含むメッセージを取引開始画面81に含めて表示してもよい。本実施の形態においては、例えば、主金融機関としてA金融機関またはB金融機関が設定される。また、S82で特定した金融機関がATM2の主金融機関でない場合には、金融機関特定部43は、取引開始画面81に、主金融機関との取引ではないから所定の手数料がかかることをATM2の利用者に伝達するメッセージを含めて表示してもよい。
ATM制御部10は、現金格納部19の入出金部24のシャッターを開放し、ATM2の利用者から現金投入を受け付ける(S85)。ATM制御部10は、図示しない確認受付画面を表示部13に表示する。確認受付画面には、例えば、S85で投入を受け付けた預入金額と確認キーを表示する。ATM制御部10は、ATM2の利用者の入力部14に対する操作入力に基づき確認キーの確認操作を受け付けたか否かを判定する(S86)。ATM制御部10は、確認操作を受け付けるまで処理を待機し(S86:NO)、確認キーの押下操作により確認操作を受け付けた場合(S86:YES)にはS87の処理に進む。
取引処理部44は、S82で特定した金融機関のホストサーバ3に対する預入取引電文(入金取引電文)を生成し(S87)、特定した金融機関のホストサーバ3に対しS87で生成した預入取引電文を送信する(S88)。預入取引電文には、例えば、預入金額(入金金額)、特定した金融機関の情報などが含まれる。
取引処理部44は、預入取引電文を送信したホストサーバ3から、預入取引電文に対応する応答電文を受信したか否かを判定する(S89)。取引処理部44は、応答電文を受信するまでの間処理を待機し(S89:NO)、預入取引電文に対応する応答電文を受信した場合(S89:YES)には、S90の処理に進む。
取引処理部44は、S89のYESで受信した応答電文が預入許可応答(入金許可応答)であるか否かを判定する(S90)。応答電文が預入許可応答ではない場合、すなわち、預入不許可応答である場合(S90:NO)には、取引処理部44は、表示部13に不図示の取引NG画面を表示し、取引媒体と投入された現金を返却する(S91)。この処理が終了すると、図12の預入取引処理は終了し、図9の取引処理が終了する。
応答電文が預入許可応答である場合(S90:YES)には、取引処理部44は、S82において特定した金融機関がA金融機関またはB金融機関のいずれの金融機関であるかを判定する(S92)。
特定した金融機関がA金融機関である場合(S92:A金融機関)には、取引処理部44は、A金融機関のスタッカ20で現金格納処理を行う(S93)。具体的には、取引処理部44は、預け入れをする現金を計数し、A金融機関が管理するスタッカ(千円)20aやスタッカ(万円)20bに格納する処理を、現金格納部19に実行させる。この処理が終了すると、処理はS95に進む。
特定した金融機関がB金融機関である場合(S92:B金融機関)には、取引処理部44は、B金融機関のスタッカ21で現金格納処理を行う(S94)。具体的には、取引処理部44は、預け入れをする現金を計数し、B金融機関が管理するスタッカ(千円)21aやスタッカ(万円)21bに格納する処理を、現金格納部19に実行させる。この処理が終了すると、処理はS95に進む。
取引処理部44は、媒体返却処理を行う(S95)。媒体返却処理では、取引処理部44は、表示部13に媒体返却画面を表示し、銀行カードなどの取引媒体の返却が行われる。媒体返却画面には、例えば、「カードをお受け取りください」などのメッセージが含まれる。この処理が終了すると、預入取引処理は終了となる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。
1 :金融システム
2 :ATM
3−1〜3−n :ホストサーバ
10 :ATM制御部
11 :記憶部
12 :通信部
13 :表示部
14 :入力部
15 :印字部
16 :無線通信部
17 :読取部
18 :報知部
19 :現金格納部
20 :スタッカ
20a :スタッカ(千円)
20b :スタッカ(万円)
21 :スタッカ
21a :スタッカ(千円)
21b :スタッカ(万円)
22 :一時保留部
23 :リジェクト部
23a :Aリジェクト部
23b :Bリジェクト部
24 :入出金部
30 :ホストサーバ制御部
31 :記憶部
32 :表示部
33 :入力部
34 :通信部
41 :現金移動部
42 :資金移動部
43 :金融機関特定部
44 :取引処理部
50 :金融機関情報格納部
60 :取引選択画面
71 :取引開始画面
72 :メッセージ
81 :取引開始画面
82 :メッセージ
N :ネットワーク

Claims (13)

  1. 複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置において、
    前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に対応付けたスタッカ毎に分けて管理する現金格納部と、
    前記スタッカ間で現金移動を行う指示を実行する現金移動部と、
    前記現金移動部により前記スタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う指示を実行する資金移動部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記現金移動部は、前記スタッカに格納された現金量と所定の閾値とを比較して前記スタッカ間で現金移動を行う指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または2に記載の自動取引装置において、
    前記現金移動部は、第1の金融機関が管理する第1のスタッカの現金量が第1の閾値未満である場合には、第2の金融機関が管理する第2のスタッカの現金を前記第1のスタッカに移動する指示を実行し、
    前記資金移動部は、前記現金移動部により、前記第2のスタッカの現金を前記第1のスタッカに移動する場合には、前記現金移動部より移動する現金に相当する資金を、前記第1の金融機関から前記第2の金融機関に移動する指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記現金移動部は、前記第1のスタッカの現金量が前記第1の閾値未満、かつ、前記第2のスタッカの現金量が第2の閾値以上である場合に、前記第2のスタッカの現金を前記第1のスタッカに移動する指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1または2に記載の自動取引装置において、
    前記現金移動部は、第1の金融機関が管理する第1のスタッカの現金量が第3の閾値以上である場合には、前記第1のスタッカの現金を第2の金融機関が管理する第2のスタッカに移動指示を実行し、
    前記資金移動部は、前記現金移動部により、前記第1のスタッカの現金を前記第2のスタッカに移動する場合には、前記現金移動部より移動する現金に相当する資金を、前記第2の金融機関から前記第1の金融機関に移動する指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項5に記載の自動取引装置において、
    前記現金移動部は、前記第1のスタッカの現金量が前記第3の閾値以上、かつ、前記第2のスタッカの現金量が第4の閾値未満である場合に、前記第1のスタッカの現金を前記第2のスタッカに移動する指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1から6のうちいずれかに記載の自動取引装置において、
    前記資金移動部は、前記現金移動部により前記スタッカ間で現金移動を行う場合に、前記複数の金融機関のホストサーバに対する振込により前記金融機関間で資金移動を行う指示を実行する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項1から7のうちいずれかに記載の自動取引装置において、
    前記複数の金融機関のホストサーバの中から取引対象の金融機関を特定する金融機関特定部と、
    前記金融機関特定部により特定された金融機関のホストサーバと取引処理を行う取引処理部と、を更に備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  9. 請求項8に記載の自動取引装置において、
    前記取引処理部は、前記金融機関特定部により特定された金融機関のホストサーバに送信する取引電文を生成する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  10. 請求項8または9に記載の自動取引装置において、
    前記金融機関特定部は、取引媒体に記憶された金融機関情報に基づいて前記取引対象の金融機関を特定する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  11. 複数の金融機関のホストサーバと、前記複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置と、を備える現金管理システムにおいて、
    前記自動取引装置は、
    前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカと、
    前記複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行する現金移動部と、
    前記現金移動部により前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う指示を実行する資金移動部と、を備え、
    前記ホストサーバは、
    前記資金移動部により前記金融機関間で資金移動を行う指示が実行された場合には、前記金融機関間で資金移動を行う
    ことを特徴とする現金管理システム。
  12. 複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置の現金管理方法であって、前記自動取引装置が、
    前記自動取引装置内の現金を前記金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行し、
    前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う
    ことを特徴とする現金管理方法。
  13. 複数の金融機関のホストサーバと接続された自動取引装置のコンピュータに、
    前記自動取引装置内の現金を金融機関毎に分けて管理する複数のスタッカ間で現金移動を行う指示を実行し、
    前記複数のスタッカ間で現金移動を行う場合に、前記金融機関間で資金移動を行う
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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