JP2021033751A - プラントシステム制御装置及びプラント制御システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献4に記載の技術では、プラントモデルをあらかじめライブラリとして作成する必要がある。また、既設のコントローラの制御を代替することは記載されていない。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
図1は、第1実施形態に係るプラント制御システム1の構成図である。
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るプラント制御システム1について説明する。
図1に示すように、プラント制御システム1は、プラント制御デバイス100、プラントシステム200、操作装置310、外部入力装置330、及び、ディスプレイ320を有している。
なお、本実施形態では、プラント制御デバイス100がプラントシステム200から受け取る情報を信号値F1と称する。また、プラント制御デバイス100がプラントシステム200へ送信する情報を指令値F2と称する。また、指令値F2を含む信号を制御信号と称する。
前記したように、学習の結果、出力されるプラントモデルは、学習情報DB114と指令値演算部108とに入力される。
また、データ送受信処理部312からは外部出力インタフェース311を介して画像情報がディスプレイ320に送られる。ディスプレイ320は、送られた画像情報を出力する。
プラント制御デバイス100と操作装置310あるいはプラントシステム200との間で通信が途絶した場合におけるプラント201の制御方法について説明する。
操作装置310とプラント制御デバイス100との間の通信が途絶した場合、バックアップ運転情報DB113からプラントシステム200の信号値F1に対応する指令値F2がプラントシステム200に出力される。つまり、プラント制御デバイス100は、操作装置310による操作員の操作によらず、信号値F1に対応する指令値F2を出力する。この場合、取得した信号値F1について、プラント運転特性及び制御特性の学習が新たに行われてもよいし、行われなくてもよい。信号値F1に対応する指令値F2は、バックアップ運転情報DB113に信号値−指令値対応表として保存されている。このバックアップ運転情報DB113の信号値−指令値対応表はプラント201の学習時に随時作成される。なお、信号値−指令値対応表は、学習前の信号値F1を基に作成されてもよい。この場合、データ変換部104で、推定された信号値F1の種類に基づいて信号値−指令値対応表が作成される。
図2は、学習条件設定画面P100の例を示す図である。
学習条件設定画面P100は、プラント運転特性学習部106と、制御特性学習部107との学習条件を設定する際にディスプレイ320に表示される画面である。
学習に関する設定は学習設定領域P110で行われる。学習における入力値の最大値と最小値はそれぞれ、最大入力値入力欄P111、最小入力値入力欄P112に入力される。学習の値の変化ステップ時間は入力値ステップ時間入力欄P113に入力される。学習のサンプリング数はサンプリング数入力欄P114に入力される。
図3は、学習結果画面P200の例を示す図である。
学習結果画面P200は、プラント運転特性学習部106と制御特性学習部107による学習結果をディスプレイ320に表示する画面である。
学習結果画面P200は、学習結果表示領域P210及び学習情報判断領域P220を有している。
学習結果表示領域P210には、時間軸を横軸、出力値軸を縦軸とするグラフが表示されている。そして、このグラフには、プラントシステム200から得られる出力値(既存出力値と称する)のプロット(プラント出力値プロットP211)と、プラント運転特性学習部106または制御特性学習部107による学習後出力値プロットP212が表示される。既存出力値は、データ変換部104において、信号値F1の種類が出力値と推定された信号値F1である。
図4は効果画面P300の例を示す図である。
効果画面P300は、プラント制御デバイス100による代替制御の効果をディスプレイ320に表示する画面である。図4に示す効果画面P300は、プラント制御デバイス100による、プラントシステム200の代替制御実行後に表示される画面である。
効果画面P300は、効果表示領域P310及び代替制御判断領域P320を有している。
第2実施形態では、プラント201として風力発電装置400を適用した例を示す。
図5は、プラント201の一形態である風力発電装置400を示す全体概略構成図である。
図5に示すように、風力発電装置400は、地上又は洋上に設置された基礎405や、基礎405の上に設置されるタワー404を有している。また、風力発電装置400は、タワー404の頂部に取り付けられるナセル403や、ナセル403の内部の主軸(図示せず)に取り付けられたハブ402を有している。さらに、ロータ406は、ハブ402と、ハブ402に取り付けられた複数のブレード401とで構成されるものである。
図6は、風力発電制御システム6の構成図である。
風力発電制御システム6は、図1のプラント制御システム1のプラント201に風力発電装置400が適用された例である。
図6の例において、風力発電制御システム6は、プラント制御デバイス100、風力発電システム計測部500、風力発電システム制御部551、風力発電システム駆動部540を有する。風力発電システム計測部500、風力発電システム制御部551、風力発電システム駆動部540が、図1のプラントシステム200に相当する。また、風力発電システム制御部551が、図1のプラント制御部202に相当する。図6において、図1に示す操作装置310、ディスプレイ320、外部入力装置330は図示省略している。
風況計測部510は、風力発電装置400に流入する風向を計測する風向計511と、風速を計測する風速計512とを有する。これらによる計測結果(風向、風速)は風力発電システム制御部551に入力される。風向計511及び風速計512はナセル403に設置されている。
また、発電状態計測部520は電圧計521と電流計522とを有する。電圧計521は発電機543の電圧値を計測し、電流計522は発電機543の電流値を計測する。そして、電圧計521及び電流計522のそれぞれは、計測結果を風力発電システム制御部551に入力する。また、発電機543内には電力計(図示せず)が設けられてもよい。
ピッチ駆動部541は、個々のブレード401毎に、風に対するブレード401の角度(ピッチ角)を調整する。ピッチ駆動部541がブレード401のピッチ角を変更することによりブレード401の受ける風力(風量)を調整して、風に対するロータ406の回転エネルギが変更される。
次に、図7A〜図9を参照して、図6のプラント制御デバイス100におけるデータ変換部104の処理を説明する。
ここでは、前記したように、発電状態計測部520、風力発電システム状態計測部530等から取得される信号値F1が、どのような信号であるのかが不明な状況下で、取得した信号値F1が、何の信号なのかを判定する処理を説明する。
図7A〜図7Cは風力発電装置400における運転制御特性の一例を示す図である。
図7Aは、風速と、ブレード401のピッチ角との制御関係を示すピッチ角制御マップ561であり、図7Bは、風速と、ロータ回転速度との関係を示すロータ回転速度制御マップ562であり、図7Cは、風速と、発電電力との関係を示す発電電力制御マップ563である。
まず、図7Aに示すように、ピッチ角は定格風速Vrまで0度であり、定格風速Vr以上において、0度から90度まで制御される。
また、図7Bに示すように、ロータ回転速度は、カットイン風速Vin未満ではゼロである。そして、ロータ回転速度は、カットイン風速Vin以上で増加し、定格風速Vr以上になると、定格回転速度Nrと呼ばれる一定値を出力するように制御される。
また、図7Cに示すように、発電電力は、カットイン風速Vin以上で増加し、定格風速Vr以上になると、定格電力Prと呼ばれる一定値を出力するように制御される。
データ変換部104は、図7A〜図7Cに示すような運転制御特性と、取得した信号値F1とを比較することで信号値F1の種類を推定する。
なお、ピッチ角制御マップ561、ロータ回転速度制御マップ562、発電電力制御マップ563は、予め外部入力DB103に保存されている。
図8は信号種類推定処理の手順を示すフローチャートの一例である。
まず、外部入力インタフェース101は、風速計512、又は、後付けの風向風速計(図示せず)から風速を取得する(S101)。
それとともに、外部入力インタフェース101は、風力発電システム状態計測部530から信号値F1を取得する(S102)。この信号値F1は、ロータ回転速度センサ531、ヨー角検出センサ532、ピッチ角検出センサ533、アジマス角検出センサ534それぞれから取得される信号が含まれる。信号値F1は、その信号が観測された時の風速に対応付けられて送られる。なお、前記したように、この時点では、信号値F1が、どのような信号であるのかはわからない。
次に、データ変換部104は、ピッチ角判定処理を行う(S111)ピッチ角判定処理では、まず、データ変換部104は、定格風速Vrを設定する。次に、データ変換部104は、以下の(A1)、(A2)の2つの条件について、(A1)かつ(A2)を満たすか否かを判定する。
(A1)もし、V<Vrであれば、「0」である。
(A2)もし、V≧Vrであれば、0≦Sig≦90である。
ここで、Vは風速、Sigは信号値F1の値を示す。これは、図7Aに示すピッチ角のふるまいを示している。
ステップS121の結果、取得した信号値が、定格風速Vr以上で一定値でない場合(S121→No)、データ変換部104は処理を終了する。定格風速Vr以上で一定値でない場合は、図7Bに示すロータ回転速度のふるまいにも、図7Cに示す発電電力のふるまいにも合致しないためである。
ステップS131において、データ変換部104は、以下の(B1)、(B2)の2つの条件について、(B1)及び(B2)の少なくとも一方を満たすか否かを判定する。
(B1)信号値F1の値sig、空気密度ρ、ブレード401における受風面積A、風速計512で計測される風速Vが、以下の式(2)を満たす。
さらに、パワー係数Cpは、以下の式(4)で表される理論限界が決まっている。
ステップS131の結果、(B1)及び(B2)の条件を満たしていない場合(S131→No)、図7Cのふるまいと合致しないため、データ変換部104は信号値F1が発電電力ではないと判定する。続いて、データ変換部104は、ロータ回転速度判定を行う(S141)。
ステップS141では、データ変換部104は、以下の(C1)、(C2)の2つの条件について、(C1)及び(C2)の少なくとも一方を満たすか否かを判定する。
(C1)以下の式(5)を満たす。
λmin ≦ (2πR・sig)/V ≦ λmax ・・・(5)
式(5)について詳細に説明する。
ステップS141の結果、(C1)及び(C2)を満たさない場合(S141→No)、データ変換部104は、信号値F1がピッチ角にも、発電電力にも、ロータ回転速度にも合致しないと判定し、処理を終了する。
このような処理を行うことにより、信号値F1から、ピッチ角、発電電力、ロータ回転速度のデータを抽出することができる。
まず、外部入力インタフェース101は、風向計511、又は、後付けの風向風速計(図示せず)から風向を取得する(S201)。
それとともに、外部入力インタフェース101は、風力発電システム状態計測部530から信号値F1を取得する(S202)。この信号値F1は、ロータ回転速度センサ531、ヨー角検出センサ532、ピッチ角検出センサ533、アジマス角検出センサ534それぞれから取得される信号値F1が含まれる。信号値F1は、その信号値F1が観測された時の風向に対応付けられて送られる。この時点では、信号値F1が、どのような信号であるのかはわからない。ちなみに、ステップS202で取得される信号値F1は、図8のステップS102で取得される信号値F1と同じものでもよい。
そして、ステップS201で取得された風向と、ステップS202で取得された信号値F1とを時系列で関連付けられ、外部入力DB103に保存される(S203)。
ステップS211の結果、信号値の値sigが0<|sig|<360を満たさない場合(S211→No)、データ変換部104は、信号値F1がヨー角ではないと判定し、処理を終了する。
ステップS211の結果、式(7)を満たさない場合(S211→No)、信号値F1がヨー角ではないと判定し、処理を終了する。
このような処理が行われることにより、信号値F1からヨー角に関するデータを抽出することができる。
図10は風力発電装置400における周速比と、パワー係数の関係を示した図である。
図10には、周速比軸を横軸に、パワー係数軸を縦軸に有する座標に風力発電装置400における経年劣化前のパワー係数を示す劣化前プロット610と、経年劣化後におけるパワー係数の劣化後プロット620が示されている。図10に示すように、風力発電装置400はある最適周速比で最大パワー係数になる最適運転点611を有する。ここで、最適運転点611は、経年劣化前におけるものである。このような最適運転点611はブレード401の形状や、長さや、回転時における摩擦等によって変化する。ブレード401の性能が経年劣化等によって変化(劣化)すると、劣化前プロット610は、劣化後プロット620へ移行する。これとともに、最適運転点611は劣化後最適運転点621に移行する。一方、制御に対して何もしなければ、劣化後においても、風力発電システム制御部551は経年劣化前の最適運転点611で運転し続ける。これでは、発電効率が悪い。
図11は、プラントシステム200の一形態である太陽光発電システムSLを示す全体概略構成図である。
図11に示すように、太陽光発電システムSLは、太陽光パネル704、インバータ702、太陽光発電システム制御部701を有する。太陽光パネル704は、太陽の光エネルギを電気エネルギに変換し、インバータ702は、太陽光パネル704で発電された直流電力を交流電力に変換し、電力系統703へ出力する。
図12は、第3実施形態における太陽光発電制御システム7の構成を示す図である。
太陽光発電制御システム7は、図1のプラント制御システム1のプラント201として太陽光パネル704を適用したものである。図12において、太陽光発電システム計測部700、インバータ702、外部指令装置705が図1のプラントシステム200に相当する。また、図12において、太陽光発電システム制御部701が、図1のプラント制御部202に相当する。
図13は、図1に示すプラント制御デバイス100のハードウェア構成図である。
図13に示すように、プラント制御デバイス100は、RAM(Random Access Memory)等のメモリ151、CPU(Central Processing Unit)152、HD(Hard Disk)等の記憶装置153、NIC(Network Interface Card)等の通信装置154を有する。
そして、記憶装置153に格納されたプログラムが、メモリ151にロードされ、CPUに152によって実行される。これにより、図1に示す各部104,106,107、08〜110,112が具現化する。なお、図1における各DB103,105,111,113,114は、図13の記憶装置153に対応する。さらに、図1の外部入力インタフェース101、外部出力インタフェース102は、図13の通信装置154に対応する。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100 プラント制御デバイス(プラントシステム制御装置)
101 外部入力インタフェース(入力部、複号化部)
102 外部出力インタフェース(出力部、暗号化部)
104 データ変換部(信号値推定部)
106 プラント運転特性学習部(推定部)
107 制御特性学習部(推定部)
108 指令値演算部
109 制御代替判定部
112 処理部(保護設定部、応答時間測定部)
200 プラントシステム
201 プラント
202 プラント制御部
400 風力発電装置
401 ブレード
402 ハブ
403 ナセル
404 タワー
543 発電機
551 風力発電システム制御部(風力発電制御装置)
701 太陽光発電システム制御部(電力変換制御装置)
702 インバータ
F1 信号値
F2 指令値
Claims (16)
- プラントを有するプラントシステムから出力される信号値を取得する入力部と、
前記入力部で取得された前記信号値から前記プラントの運転特性であるプラント運転特性を推定する推定部と、
推定された前記プラント運転特性を基に、前記プラントを制御するための指令値を演算する指令値演算部と、
前記プラントにおける、前記指令値による制御の代替の実行有無を判定する制御代替判定部と、
前記制御代替判定部によって、前記プラントの代替制御が判定されると、前記指令値を前記プラントシステムへ出力する出力部と、
を有することを特徴とするプラントシステム制御装置。 - 請求項1に記載のプラントシステム制御装置であって、
前記推定部は、前記信号値から前記プラントの制御特性を推定し、
前記出力部は、前記推定部により推定された前記制御特性を前記プラントシステムへ出力する
ことを特徴とするプラントシステム制御装置。 - 請求項1に記載のプラントシステム制御装置であって、
前記指令値が、前記プラントの保護機能として設定されている保護設定値の範囲を設定する保護設定部を
有し、
前記制御代替判定部は、前保護設定値の範囲内である場合、前記出力部が、前記指令値を前記プラントシステムへ出力する
ことを特徴とするプラントシステム制御装置。 - 請求項1に記載のプラントシステム制御装置であって、
前記プラントシステムに送る前記指令値を暗号化する暗号化部と、
前記プラントシステムから送られ、暗号化されている前記信号値を複号化する複号化部と、
を有することを特徴とするプラントシステム制御装置。 - 請求項1に記載のプラントシステム制御装置であって、
前記プラントシステムの機械的応答時間を測定する応答時間測定部
を有することを特徴とするプラントシステム制御装置。 - プラントを有するプラントシステムと、
前記プラントシステムを制御するプラントシステム制御装置と、
を有し、
前記プラントシステム制御装置は、
前記プラントシステムから出力される信号値を取得する入力部と、
前記入力部で取得された前記信号値から前記プラントの運転特性であるプラント運転特性を推定する推定部と、
推定された前記プラント運転特性を基に、前記プラントを制御するための指令値を演算する指令値演算部と、
前記プラントにおける、前記指令値による代替制御の実行有無を判定する制御代替判定部と、
前記制御代替判定部によって、前記プラントの制御の代替が判定されると、前記指令値を前記プラントシステムへ出力する出力部と、
を有し、
前記プラントシステムは、プラントシステム自身の指令値を、前記プラントシステム制御装置から送られた前記指令値に置き換える
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項6に記載のプラント制御システムであって、
前記推定部は、前記信号値から前記プラントの制御特性を推定し、
前記出力部は、前記推定部により推定された前記制御特性を前記プラントシステムへ出力し、
前記プラントシステムは、プラントシステム自身の制御特性を、前記プラントシステム制御装置から送られた前記制御特性に置き換える
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項6に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステムは、
前記信号値と、前記指令値との関係を、記憶部に格納しており、
前記プラントシステムとの通信が途絶した場合、前記関係を基に前記プラントを制御する
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項6に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントは、
風を受けて回転するブレードと、
前記ブレードの回転エネルギを電気エネルギに変換する発電機と、
前記ブレードを支持するハブと、
前記ハブを支持するナセルと、
前記ナセルを支持するタワーと、を備えた風力発電装置であり、
前記プラントシステムは、
前記風力発電装置と、
前記風力発電装置における、前記ブレードのピッチ角と、前記ナセルのヨー角と、を制御する風力発電制御装置と、
を有し、
前記推定部は、
前記風力発電装置の回転速度、ヨー角、ピッチ角それぞれと発電電力との関係から前記風力発電装置の運転特性を推定する
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記制御代替判定部は、前記指令値を前記推定部で推定した前記風力発電装置の運転特性に入力した時の発電電力が、前記風力発電装置から取得した発電電力より大きくなる場合、前記代替制御の実行を判定する
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記風力発電装置のロータを保護するために設定されているロータ回転速度の範囲を設定する保護設定部と、
前記制御代替判定部は、前記指令値が、前記ロータ回転速度の範囲内の値である場合、前記代替制御の実行を判定する
ことを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステム制御装置は、
取得した前記信号値が、定格風速未満であれば0であり、かつ、定格風速以上であれば、0から90までの値であれば、前記信号値の種類はピッチ角であると推定する信号値推定部
を有することを特徴とするプラント制御システム。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステム制御装置は、
取得した前記信号値が、定格風速以上で一定値であることが満たされている場合、以下の式(1)が満たされ、及び、定格風速以上で定格電力と略同じである、のうち、少なくとも一方を満たす場合、前記信号値の種類は発電電力であると推定する信号値推定部
を有することを特徴とするプラント制御システム。
sig/(1/2・ρ・A・V3) < 0.593 ・・・ (1)
ここで、sigは、前記信号値、ρは空気密度、Aは前記ブレードの受風面積、Vは前記風力発電装置に備えられる風速計で計測される風速である。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステム制御装置は、
取得した前記信号値が、定格風速以上で一定値であることが満たされている場合、以下の式(2)が満たされ、及び、定格風速以上で前記信号値とロータの定格回転速度Nrとが略同じである、のうち、少なくとも一方を満たす場合、前記信号値の種類はロータ回転速度であると推定する信号値推定部
を有することを特徴とするプラント制御システム。
λmin ≦ (2πR・sig)/V ≦ λmax ・・・(2)
ここでλminは最小周速比、λmaxは最大周速比、πは円周率、Rはロータ半径、sigは信号値である。 - 請求項9に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステム制御装置は、
取得した信号値が、以下の式(3)を満たし、かつ、式(4)を満たす場合、前記信号値の種類はヨー角であると推定する信号値推定部
を有することを特徴とするプラント制御システム。
0<|sig|<360 ・・・ (3)
sigΔt = αΔt ・・・ (4)
ここで、sigは信号値、Δtは任意の時間、sigΔtは任意の時間Δtにおける状態信号値の変化量、αΔtは、任意の時間Δtにおける風向の変化量である。 - 請求項6に記載のプラント制御システムであって、
前記プラントシステムは、
直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記インバータの直流電力側と交流電力側の電圧、電流を制御する電力変換制御デバイスと、
を有し、
前記推定部は、
前記インバータの直流電力側と交流電力側の電圧、電流と直流電力と交流電力の関係から前記インバータの前記運転特性を推定し、
前記指令値演算部は、
推定された前記インバータの前記運転特性を基に、前記インバータの指令値を演算し、
前記制御代替判定部は、
前記インバータの前記指令値による前記インバータの制御の代替実行を判定し、
前記電力変換制御デバイスの指令値を、前記指令値演算部で演算された前記指令値に置き換える
ことを特徴とするプラント制御システム。
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