JP2021032018A - 異常検出装置及び電子キー - Google Patents

異常検出装置及び電子キー Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの意図に沿った作動を可能にする異常検出装置及び電子キーを提供する。【解決手段】電子キー1に設けられた異常検出装置40は、第1通信線31を通じて振動センサ20の自己診断を実行させる診断部41を備える。また、異常検出装置40は、第1通信線31とは異なる第2通信線32を通じて、自己診断時に、振動センサ20の検知機能部21によって出力される検知結果を取得する取得部43を備える。さらに、診断部41の診断結果、及び取得部43が取得した検知結果に基づき、振動センサ20が正常か否かを判定する判定部44を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、振動センサの異常有無を検出する異常検出装置及び電子キーに関する。
従来、例えば車両において、ユーザに所持される電子キーと車両に搭載される車載機との間の無線通信を通じて車両の制御を行う電子キーシステムが知られている。電子キーシステムとしては、車載機からの送信電波に電子キーが自動で応答して無線通信によりID照合を行うスマート照合システムが周知である。
特許文献1には、電子キーに振動センサを搭載して、振動センサの検出結果に基づいて電子キーの作動を制御する技術が開示されている。振動センサは、振動の検知信号を、電子キーに設けられたマイクロコンピュータに出力する。マイクロコンピュータは、振動センサの出力に基づき、電子キーの振動の有無に応じて、振動センサ等の電子部品への給電状態のオン/オフを切り替える。これにより、電子キーに動きが付与されている正常使用時、電子部品への給電がオンにされ、スマート照合システムを実行可能にされる。一方、電子キーに動きがない不使用時、電子部品への給電がオフにされ、消費電力が低く抑えられる。
特開2013−37632号公報
ところで、例えば振動センサの故障などにより、振動検出ができない場合、電子キーの給電状態の切り替えが行えない。そのため、ユーザが電子キーを使用する際、給電がオフのままとなってしまうので、スマート照合システムが実行できず、ユーザの意図に沿った作動ができない懸念があった。
本発明の目的は、ユーザの意図に沿った作動を可能にする異常検出装置及び電子キーを提供することにある。
上記課題を解決するための異常検出装置は、第1通信線を通じて接続された振動センサを自ら振動させて前記振動センサが正常か否かを診断する自己診断を、前記第1通信線を通じた通信を介して前記振動センサに実行させる診断部と、前記自己診断時に前記振動センサが自身の振動の検知機能部で検知した検知結果を、前記第1通信線とは別の第2通信線を通じて取得する取得部と、前記診断部による診断結果と、前記取得部で取得した前記検知結果とを基に、前記振動センサが正常か否かを判定する判定部と、を備える。
上記課題を解決するための電子キーは、通信相手との間で、無線通信を通じてID照合を実行するキー機能部と、第1通信線を通じて接続された振動センサを自ら振動させて前記振動センサが正常か否かを診断する自己診断を、前記第1通信線を通じた通信を介して前記振動センサに実行させる診断部と、前記自己診断時に前記振動センサが自身の振動の検知機能部で検知した検知結果を、前記第1通信線とは別の第2通信線を通じて取得する取得部と、前記診断部による診断結果と、前記取得部で取得した前記検知結果とを基に、前記振動センサが正常か否かを判定する判定部と、を備える。
本発明の異常検出装置及び電子キーは、ユーザの意図に沿った作動を可能にする。
電子キーに設けられた異常検出装置の構成を示すブロック図。 ユーザが電子キーを使用する際の作動切り替えを説明する概略図。 電子キー不使用時のマイクロコンピュータの処理フロー図。 電子キー不使用時の振動センサの処理フロー図。
以下、異常検出装置及び電子キーの一実施形態を、図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両の電子キーシステムは、無線通信を通じて、図示しない車両側の認証装置と無線通信を通じたID照合を行う電子キー1を備えている。本例の電子キーシステムは、車両からの通信を契機に無線を通じたID照合を実行するスマート照合を行う。電子キーシステムでは、電子キー1と車載機との間で自動的に相互通信による一連のID照合が行われ、ID照合が成立したことを一条件として、車載機器の作動が許可又は実行される。
電子キー1は、電子キー1の作動を制御するマイクロコンピュータ10を備えている。マイクロコンピュータ10には、電子キー1においてID照合に準じた動作を実行するキー機能部11が設けられている。キー機能部11は、ID照合の通信時、車両に電子キーIDを送信するなどのID照合の通信動作を実行する。
電子キー1は、LF帯(LF:Low Frequency)の電波を受信するLF受信部12と、RF帯(RF:Radio Frequency)の電波を送信するRF送信部13とを備えている。LF受信部12には、例えば3軸のコイルアンテナが用いられる。RF送信部13には、たとえばRFIC(IC:Integrated Circuit)が用いられる。LF受信部12及びRF送信部13は、マイクロコンピュータ10に制御される。
スマート照合において、キー機能部11は、車両の認証装置から送信されたLF電波を、LF受信部12が受信すると、それに対する応答をRF送信部13から送信する。これにより、キー機能部11は、認証装置との間で、LF−RFの相互通信を通じた一連のID照合を開始する。一連のID照合において、キー機能部11は、自身に登録された電子キーIDをRF送信する。認証装置は、受信した電子キーIDの照合が成立しつつ、キー機能部11との間のチャレンジレスポンス認証等の種々の認証が成立することを確認すると、ID照合を成立とする。ID照合が成立に移行すると、車載機器の作動が許可又は実行される。これにより車両ドアの施解錠やエンジンの始動が可能となる。また、キー機能部11は、例えば電子キー1に設けられた図示しないプッシュボタンの操作により、電子キーIDをRF送信可能としてもよい。
電子キー1は、電子キー1に生じる振動を検出する振動センサ20を備えている。マイクロコンピュータ10のキー機能部11は、振動に応じて電子キー1の電子部品の作動を切り替える切替機能を有している。本例では、キー機能部11は、電子キー1に動きがある使用時と、電子キー1に動きがない不使用時とで、電子部品の作動を切り替えることにより、電子キーシステムの実行可否を切り替える。
マイクロコンピュータ10及び振動センサ20は、互いに異なる第1通信線31及び第2通信線32で接続されている。第1通信線31は、例えば同期シリアル通信を実行可能であり、マイクロコンピュータ10及び振動センサ20を相互通信可能に接続する。第2通信線32は、例えば振動センサ20からマイクロコンピュータ10へ割り込み信号を出力するための割り込み信号線である。
振動センサ20は、例えば加速度センサであり、加速度値を検出する。加速度値の検出方法の一例は、振動センサ20に設けられた可動電極及び固定電極を用いた静電容量方式である。静電容量方式では、振動による可動電極の変位に応じた電極間の容量変化を基に、加速度値を算出する。
振動センサ20は、自身の振動を検知した検知結果を、第2通信線32を通じてマイクロコンピュータ10へ出力する検知機能部21を備えている。検知機能部21は、振動による加速度値が、設定された閾値よりも大きいか否かの比較結果を出力する。検知機能部21は、例えば比較結果をHigh/Lowの2値化振動で出力し、検知した振動が閾値よりも大きい場合に、High信号を出力する。第2通信線32においてHigh信号が割り込み信号の出力であり、Low信号が割り込み信号の出力なしとなる。
また、振動センサ20は、第1通信線31を通じて、マイクロコンピュータ10へ各種情報を出力可能となっている。各種情報とは、例えば現在検出した加速度値、加速度値の履歴、割り込み信号の出力履歴、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。
キー機能部11は、振動センサ20から第2通信線32を介して割り込み信号を入力すると、電子キー1に動きがある使用状態であることを認識する。キー機能部11は、使用状態であることを認識すると、電子キーシステムの実行を許可するように作動を切り替える。本例の場合、キー機能部11は、通信機能オフ状態から通信機能オン状態に切り替わり、例えばLF受信部12を作動させ、LF電波の受信に待機する。また、キー機能部11は、例えば割り込み信号の入力がない状態が一定時間継続した場合、電子キー1に動きがない不使用状態であることを認識する。キー機能部11は、不使用状態であることを認識したことを一条件に、電子キーシステムを停止するように作動を切り替える。本例の場合、キー機能部11は、通信機能オン状態から通信機能オフ状態に切り替わり、例えばLF受信部12の作動を禁止し、LF電波を受信不能にする。このように、キー機能部11は、振動センサ20の割り込み機能を用いて、作動の切り替えを実行する。
電子キー1は、振動センサ20の異常を検出する異常検出装置40を備えている。電子キー1に異常検出装置40を設けるのは、振動センサ20の感度不良や、割り込み機能の異常によって割り込み信号が入力できない場合があるからである。なお、割り込み機能の異常には、検知機能部21の閾値判定異常、及び第2通信線32の異常などが含まれる。
異常検出装置40は、第1通信線31を用いて振動センサ20の自己診断を実行させる診断部41を備えている。診断部41は、マイクロコンピュータ10に設けられる。また、振動センサ20は、振動センサ20において自己診断を実行する自己診断部42を備えている。診断部41は、振動センサ20に第1通信線31を介して診断要求を出力する。自己診断部42は、診断要求を入力すると、振動センサ20に自己診断の規定振動を発生させる。そして、自己診断部42は、規定振動を発生させたときに検出した加速度値を、診断結果として、第1通信線31を介してマイクロコンピュータ10へ出力する。診断部41は、入力された加速度値と期待値kとを比較して、加速度値が正常か否かを確認する診断を行う。なお、期待値kとは、規定振動を発生させた場合に、正常な振動センサ20が検出する加速度値である。
異常検出装置40は、自己診断時において検知機能部21が出力する割り込み信号を、第2通信線32を通じて取得する取得部43を備えている。取得部43は、マイクロコンピュータ10に設けられている。本例の診断部41は、自己診断時、検知機能部21の振動検知で用いる閾値を通常値よりも低い値に切り替える。このとき設定される閾値は、例えば期待値kよりも低い値であることが好ましい。異常検出装置40は、このような閾値設定がなされた検知機能部21から出力される割り込み信号を取得部43で取得できたか否かを、振動センサ20の異常有無の判定の一条件とする。
異常検出装置40は、振動センサ20の検知機能部21及び自己診断部42の出力を用いて振動センサ20の異常有無を判定する判定部44を備えている。判定部44は、マイクロコンピュータ10に設けられている。判定部44は、診断部41による診断結果と、取得部43で取得した割り込み信号とを基に、振動センサ20が正常か否かを判定する。判定部44は、診断部41による診断結果が正常であり、取得部43が割り込み信号を取得した場合に、振動センサ20が正常であると判定する。キー機能部11は、判定部44の判定結果を基に、作動の切り替えを行う。
以下、本実施形態の作用について説明する。まず、図2を用いて、キー機能部11による作動切り替えについて説明する。まず、図2を用いてユーザが電子キー1を正常使用する際の処理について説明する。
図2に示すように、S101(Sはステップの略、以下同様)では、マイクロコンピュータ10は、振動センサ20からの割り込み信号の入力を待機する。振動センサ20の検知機能部21は、検出した加速度値が閾値T1よりも大きい場合に割り込み信号を出力する。一方、検知機能部21は、加速度値が閾値T1以下の場合、割り込み信号を出力しない。通常、ユーザは電子キー1を使用する場合、電子キー1を所持した状態で車両まで移動することになるため、電子キー1が振動する。よって、加速度値が閾値T1よりも大きくなって、検知機能部21は、割り込み信号を出力する。
S102では、マイクロコンピュータ10のキー機能部11は、振動センサ20から割り込み信号を入力すると、電子キーシステムの実行を許可する。本例の場合、キー機能部11は、例えば通信機能オフ状態から通信機能オン状態に切り替わり、LF受信部12をオフ状態からオン状態に切り替え、LF電波を受信可能にする。また、キー機能部11は、通信機能オン状態の場合、その状態を維持する。キー機能部11は、割り込み信号が入力されてから一定時間の間、通信機能オン状態を継続する。よって、ユーザが電子キー1を使用する際、電子キーシステムを実行可能となる。
次に、図3及び図4を用いて、例えば電子キー1が保管場所に静置されるなど、不使用となった際の処理について説明する。
図3に示すように、S201では、マイクロコンピュータ10は、最後に割り込み信号が入力されてからの経過時間を計時する。診断部41は、入力無しで一定時間が経過すると、自己診断の実行を開始し、S202へ移行する。なお、キー機能部11は、自己診断の処理の間、通常とは異なる診断モードに遷移する。診断モード時、キー機能部11は、作動の切り替えを実行しない。
S202では、診断部41は、割り込み信号の入力無しで一定時間経過すると、第1通信線31を介して振動センサ20へ診断要求を出力する。また、診断部41は、検知機能部21の振動検知の閾値を変更する変更指令を診断要求に含ませて出力する。変更指令によって、診断部41は、検知機能部21の閾値を、通常の閾値「T1」よりも小さい診断用の閾値「T2」へ変更させる。また、閾値T2は、期待値kよりも小さい。
図4に示すように、S301では、振動センサ20は、マイクロコンピュータ10からの診断要求を入力する。振動センサ20は、診断要求を入力すると、自己診断を開始し、S302へ移行する。
S302では、振動センサ20の検知機能部21は、診断要求を入力すると、診断要求に含まれている変更指令に従って、閾値T1を閾値T2へ変更する。振動センサ20は、閾値を変更すると、S303へ移行する。
S303では、振動センサ20の自己診断部42は、自己診断の規定振動を発生させる。自己診断部42は、規定振動として、例えば静電容量方式の可動電極に一定の振動を発生させる。振動センサ20は、規定振動を発生させると、S304へ移行する。
S304では、振動センサ20の自己診断部42は、規定振動を発生させたときに、検出した加速度値を、第1通信線31を介してマイクロコンピュータ10に出力する。振動センサ20は、加速度値を出力すると、S305へ移行する。
S305では、振動センサ20の検知機能部21は、規定振動を発生させたときに、検出した加速度値と閾値T2とを比較する。検知機能部21は、加速度値が閾値T2よりも大きい場合、S306へ移行する。一方、検知機能部21は、加速度値が閾値T2以下の場合、割り込み信号を出力せず、処理を終了する。ここで、閾値T2は、期待値k、すなわち規定振動発生時に正常な振動センサ20が検出する加速度値よりも小さい値に設定されている。そのため、振動センサ20が正常であれば、加速度値が閾値T2よりも大きくなる。
S306では、検知機能部21は、加速度値が閾値T2よりも大きい場合、第2通信線32を介してマイクロコンピュータ10へ割り込み信号を出力する。振動センサ20は、割り込み信号を出力した場合、処理を終了する。なお、検知機能部21は、割り込み信号の出力有無に拘わらず、処理が終了した場合、閾値T2を元の閾値T1へ戻す。
図3に戻り、S203では、マイクロコンピュータ10の診断部41は、S304において振動センサ20から出力された加速度値を入力すると、加速度値と期待値kとを比較する。なお、この時点では、まだ判定部44は、割り込み信号の入力有無を確認しない。診断部41は、加速度値と期待値kとの差を算出し、この差が許容範囲内である場合に、加速度値が正常であることを確認する。診断部41は、加速度値が正常であることを確認すると、診断結果を正常として、S204へ移行する。一方、診断部41は、加速度値と期待値kとの差が許容範囲から外れた場合、加速度値が異常であることを確認する。また、診断部41は、加速度値が入力されない場合、加速度値が異常であると確認する。診断部41は、加速度値が異常であることを確認すると、診断結果を異常として、S206へ移行する。
S204では、マイクロコンピュータ10の判定部44は、取得部43が振動センサ20から割り込み信号を取得したか否かを確認する。上述のS305において、正常時、加速度値が閾値T2よりも大きくなるので、取得部43は、検知機能部21からの割り込み信号を取得する。判定部44は、取得部43が割り込み信号を取得した場合、S205へ移行する。一方、検知機能部21に異常があったり、第2通信線32が断線していたり、第2通信線32の出力が固着していたりする場合、割り込み信号を正しく取得できないという事象が生じうる。判定部44は、取得部43が割り込み信号を取得しなかった場合、S206へ移行する。
S205では、判定部44は、診断部41の診断結果が正常であり、かつ取得部43が割り込み信号を取得した場合、振動センサ20を正常と判定する。判定部44は、振動センサ20を正常と判定した場合、振動センサ20を有効として、キー機能部11の作動切り替えを許可する。キー機能部11は、振動センサ20が有効である場合、割り込み信号の入力無しが一定時間経過したことを一条件に、通信機能オフ状態に切り替わる。これにより、電子キー1が保管されている場合に、不要な電力を消費しないで済む。また、電子キー1が保管されているときに、ユーザの意図しないところで、電子キー1が作動しない。
S206では、判定部44は、診断部41の診断結果が異常である場合、及び取得部43が割り込み信号を取得しなかった場合の少なくとも一方のとき、振動センサ20を異常と判定する。判定部44は、振動センサ20を異常と判定した場合、振動センサ20を無効とする。キー機能部11は、振動センサ20が無効の場合、振動センサ20の出力に拘わらず、通信機能オン状態に切り替わり、この状態を保持する。すなわち、振動センサ20の故障の場合には、電子キー1を動作可能とすることを優先して、電子キーシステムの使用感の低下を回避する。
このように、診断部41及び取得部43によって、例えば、振動センサ20の感度不良や、第2通信線32の異常や、検知機能部21の処理異常などを検出することができる。なお、判定部44の判定が終了し、自己診断が終了すると、キー機能部11は、診断モードを終了して通常に戻る。
判定部44は、振動センサ20が異常と判定した場合、マイクロコンピュータ10から振動センサ20を切り離す処理を実行する。この処理としては、例えば第1通信線31を通じて振動センサ20の作動を停止する処理でもよいし、第2通信線32の出力、すなわち割り込み信号を無視する処理でもよい。また、これら以外の処理には、振動センサ20の出力の無効化、振動センサ20に異常がある旨の表示、キー機能部11の切替機能の無効化などが挙げられる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)異常検出装置40は、第1通信線31を通じて振動センサ20の自己診断を実行させる診断部41を備える。また、異常検出装置40は、第1通信線31とは異なる第2通信線32を通じて、自己診断時に、振動センサ20の検知機能部21によって出力される検知結果を取得する取得部43を備える。さらに、診断部41の診断結果、及び取得部43が取得した検知結果に基づき、振動センサ20が正常か否かを判定する判定部44を備える。この構成によれば、診断部41によって振動センサ20の自己診断を行うとともに、取得部43によって検知機能の異常を検出する。これにより、振動センサ20の異常を精度よく検出できる。よって、ユーザの意図に沿った作動を実行できる。また、各機能部は、ソフトウェアのみで実現可能である。
(2)振動センサ20は、検知機能部21で検知した検知結果を、割り込み信号として取得部43に出力する。この構成によれば、割り込み機能が正常か否かを判定できる。
(3)第1通信線31の通信は、診断部41が振動センサ20に自己診断の実行を指示する診断要求を送信して診断結果を振動センサ20から取得することを可能にする相互通信である。この構成によれば、診断部41は、振動センサ20を相互通信によって制御することができる。これは、自己診断の精度向上に寄与する。
(4)診断部41は、振動センサ20の割り込み信号を一定時間入力しなかった場合に、自己診断を行う。この構成によれば、割り込み信号の入力が一定時間ないときに自己診断を行い、振動センサ20が正常か否かを判定する。これにより、電子キーが使用されていない好適なタイミングで、振動センサ20の異常有無の判定を行うことができる。
(5)判定部44は、自己診断の診断結果が正常であり、かつ割り込み信号を入力した場合に振動センサ20が正常であると判定する。この構成によれば、感度が正常であるだけでなく、第2通信線32や検知機能部21も正常である場合に振動センサ20が正常であると判定される。これは、振動センサ20が正常か否かを、正しく判定するのに有利である。
(6)振動センサ20の検知機能部21は、検出した加速度値が閾値より大きい場合に、比較結果として割り込み信号を出力する。また、取得部43は、自己診断の際に、振動検知の閾値を通常の閾値T1よりも小さい閾値T2へ変更する。この構成によれば、自己診断時に発生させる振動で、確実に割り込み信号を出力させるのに寄与する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
[診断部41について]
・診断部41が自己診断を行う条件として、割り込み信号入力無しが一定時間経過した場合としたが、これに限定されず、振動センサ20からの割り込み信号入力のタイミングに拘わらず実行されてもよい。すなわち、診断部41が自己診断を行うタイミングは、特に限定されない。
・診断部41は、LF受信部12がオフ状態のときに、自己診断を行ってもよいし、オン状態のときに行ってもよい。
・診断部41が自己診断に用いる第1通信線31は、同期シリアル方式に限定されず、相互通信可能であればどのような通信線を用いてもよい。また、相互通信しない態様でもよく、例えば、診断要求を送信しない態様としてもよい。この場合、決められたタイミングで振動センサ20が自己診断を行って診断結果を出力すればよい。
・診断部41による自己診断は、本実施形態に限定されない。例えば、振動センサ20側で、加速度値が正常か否かを判定するのでもよい。すなわち、自己診断時、振動センサ20から、第1通信線31を介して加速度値を出力してもよいし、加速度値の診断結果を出力してもよい。
[取得部43について]
・取得部43が検知結果を取得する際、診断部41によって閾値T1を閾値T2に変更する機能は、省略されてもよい。例えば、検知機能部21は、予め閾値T2を設定されていてもよい。また、閾値T1,T2は、特に限定されず、仕様に応じて適宜設定される。
・取得部43は、自己診断時に、振動センサ20からの検知結果として、加速度値のデータを取得してもよいし、2値の信号を取得してもよい。2値の信号とは、High/Lowのアナログ信号でもよいし、1/0のデジタル信号でもよい。また、判定部44は、加速度値のデータに基づいて判定してもよいし、取得部43が検知結果を取得したか否かに基づいて判定してもよい。
・検知機能部21は、割り込み信号を出力することに限定されず、加速度値のデータを出力してもよい。
[その他]
・通信機能オフ状態のとき、LF受信を停止してもよいし、RF送信を停止してもよいし、マイクロコンピュータ自体をオフ状態としてもよい。また、通信機能オフ状態のとき、マイクロコンピュータ10自体をオフ状態とし、割り込み信号の入力だけを行うこととしてもよい。
・診断部41の診断結果が異常であった場合と、取得部43が割り込み信号を取得しなかった場合とで、その後の処理は異なっていてもよい。例えば、診断部41の診断結果が異常であった場合、振動センサ20を停止し、取得部43が割り込み信号を取得しなかった場合、第2通信線32を無効としてもよい。また、キー機能部11が第1通信線31で振動センサ20の加速度値を定期的に確認可能とすれば、第2通信線32を無効とした後に、第1通信線31で加速度値を確認して作動の切り替えを行ってもよい。すなわち、診断部41及び取得部43の判定結果に基づいて、ユーザの意図に沿った作動を可能にできる範囲で、どのような処理を行ってもよい。
・キー機能部11は、閾値T1を超える加速度値を検出した場合、診断モードから通常のモードへ復帰する態様としてもよい。すなわち、自己診断の一連の処理は、途中で中断されてもよい。
・キー機能部11は、一度割り込み信号を入力すると、第2通信線32による割り込みを一旦無効とし、第1通信線31を用いて、振動センサ20の加速度値を繰り返し確認することにより、電子キー1の動きが継続しているか否かを確認することとしてもよい。
・キー機能部11は、振動センサ20から出力される各種情報を基に、作動の切り替えを行ってもよい。各種情報とは、例えば現在の加速度値、加速度値の履歴、割り込み信号の出力履歴、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。
・振動センサ20は、静電容量方式に限定されず、渦電流方式や、圧電方式を用いてもよい。
・電子キー1は、電子キー1は車両用に限定されない。例えば、住宅のドアを施解錠するための電子キーでもよい。
・異常検出装置40は、電子キー1に搭載されることに拘わらず、各種電子機器に搭載してもよい。
1…電子キー、10…マイクロコンピュータ、11…キー機能部、12…LF受信部、13…RF送信部、20…振動センサ、21…検知機能部、31…第1通信線、32…第2通信線、40…異常検出装置、41…診断部、42…自己診断部、43…取得部、44…判定部。

Claims (7)

  1. 第1通信線を通じて接続された振動センサを自ら振動させて前記振動センサが正常か否かを診断する自己診断を、前記第1通信線を通じた通信を介して前記振動センサに実行させる診断部と、
    前記自己診断時に前記振動センサが自身の振動の検知機能部で検知した検知結果を、前記第1通信線とは別の第2通信線を通じて取得する取得部と、
    前記診断部による診断結果と、前記取得部で取得した前記検知結果とを基に、前記振動センサが正常か否かを判定する判定部と、を備える異常検出装置。
  2. 前記振動センサは、前記自己診断時に前記検知機能部で検知した前記検知結果を、割り込み信号として前記取得部に出力する
    請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 前記第1通信線の通信は、前記診断部が前記振動センサに前記自己診断の実行を指示しつつ、前記診断結果を前記振動センサから取得することを可能にする相互通信である
    請求項1又は請求項2に記載の異常検出装置。
  4. 前記診断部は、前記振動センサからの前記検知結果を一定時間入力しなかった場合に、前記自己診断を実行する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  5. 前記判定部は、前記診断結果が正常であり、かつ前記第2通信線を通じて前記振動センサから前記検知結果を入力した場合、前記振動センサが正常であると判定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  6. 前記検知機能部は、振動の前記検知結果として、閾値に対する比較結果を出力し、
    前記診断部は、前記自己診断の際、前記閾値を通常値よりも低く設定する
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の異常検出装置。
  7. 通信相手との間で、無線通信を通じてID照合を実行するキー機能部と、
    第1通信線を通じて接続された振動センサを自ら振動させて前記振動センサが正常か否かを診断する自己診断を、前記第1通信線を通じた通信を介して前記振動センサに実行させる診断部と、
    前記自己診断時に前記振動センサが自身の振動の検知機能部で検知した検知結果を、前記第1通信線とは別の第2通信線を通じて取得する取得部と、
    前記診断部による診断結果と、前記取得部で取得した前記検知結果とを基に、前記振動センサが正常か否かを判定する判定部と、を備える電子キー。
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