JP2021029570A - 立体形状表示シート組合せ体 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立玩具で形成する三次元の形状を段階的に把握できる立体表示シート組合せ体を提供する。【解決手段】複数のブロック10を連結棒20で連結して立体形状を形成する組立玩具の立体形状を示す形状表示シート40と、形状表示シート40に重ねられる透明な透過シート50と、を有する立体形状表示シート組合せ体であって、形状表示シート40には、立体形状を一方向から見た際の連結棒20の配置が線で描かれており、透過シート50には、ブロック10が配置される位置を格子点とした立方格子形状が描かれている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のブロックを連結棒で連結することで形成される正・半正多面体等の立体形状を表示する立体形状表示シート組合せ体に関する。
正・半正多面体の一部は、自然に存在する形を表しており、そこには、自然の合理性や神秘性が秘められている。これらの多面体は、自然の法則を表しているので、結晶学や数学の専門家が、長年に渡り研究している。また、多面体の愛好家等がその不思議さや神秘性に惹かれて独自に研究を進めている。
これらの研究は、基本的に専門家の大人が行っている。また、多面体や多面体同士の幾何学的な関係を説明するため、高度な幾何学の知識を利用している。このため、小学生のような子供は興味を持ちにくい。しかし、正・半正多面体は、多面体としての不思議さや面白さを持っているので、本来、子供の好奇心を駆り立てるものである。したがって、このような多面体は、子供が興味を持って主体的に学ぶ教材として適している。
通常、正多面体や半正多面体は、多面体を面で表すか、あるいは点や線で表すかのいずれかである。しかし、これでは立体形状の直感的な理解は難しい。このため、本願出願人は、多面体を格子点とそれを繋ぐ線とで表すため、複数のブロックを連結棒で連結することで、ブロックを格子点、連結棒を線として立体形状を形成する組立玩具を着想した。
従来、複数のブロックを連結棒で連結して遊ぶ玩具として、特許文献1に挙げるようなものがある。また、複数のブロックを連結棒で連結するものとしては、特許文献2に挙げるような分子模型がある。
実用新案登録第3185690公報 意匠登録第505963号公報
特許文献1は、ブロックを連結棒で連結するものではあるが、幾何学的な立体形状を形成するものではない。また、分子模型は、体心構造や面心構造を、格子点及び線で表しているが、これも多面体を表現したものではない。
組立玩具で多面体を形成するには、形成しようとする立体形状の表示を頼りに、多数のブロックに多数の連結棒を挿入して組み立てていく必要がある。立体形状を表示するものとして、紙等の立体形状表示シートを用いることができる。
ブロックの連結構造を二次元の表示シートにそのまま表示すると、そこから三次元の立体形状を想起するのは、組立玩具の初心者にはやや難しい。組立玩具を教育目的で使用するには、使用者が段階的に立体形状を把握できるようにすることが望ましく、このためには、表示シートも立体形状を段階的に把握できるように構成されていることが望ましい。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、組立玩具で形成する三次元の形状を段階的に把握できる立体表示シート組合せ体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る立体表示シート組合せ体は、複数のブロックを連結棒で連結して立体形状を形成する組立玩具の前記立体形状を示す形状表示シートと、該形状表示シートに重ねられる透明な透過シートと、を有する立体形状表示シート組合せ体であって、
前記形状表示シートには、前記立体形状を一方向から見た際の前記連結棒の配置が線で描かれており、
前記透過シートには、前記ブロックが配置される位置を格子点とした立方格子形状が描かれていることを特徴として構成されている。
請求項1に係る発明によれば、形状表示シートに透過シートを重ねることで、二次元のシート上に線で表された三次元の形状を、透過シートの格子形状によって認識しやすくすることができる。
また、請求項2の発明に係る立体表示シート組合せ体は、前記透過シートには、前記格子点の位置に前記ブロックの形状が描かれていることを特徴として構成されている。
請求項2に係る発明によれば、組立玩具を組み立てる際に、ブロックを配置すべき位置にブロックが表示されるので、組立時のイメージをより明確に認識することができる。
さらに、請求項3の発明に係る立体表示シート組合せ体は、前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線が、前記立方格子に沿う線と前記立方格子に沿わない線とで異なる線種または色で描かれていることを特徴として構成されている。
請求項3に係る発明によれば、連結棒を配置する向きの違いを形状シート上で視認でき、組立玩具で立体形状を組み立てる際の手掛かりにすることができる。
さらにまた、請求項4の発明に係る立体表示シート組合せ体は、前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線のうち、前記立方格子に沿わない線が、前記ブロックに対する角度に応じてさらに異なる線種または色で描かれていることを特徴として構成されている。
請求項4に係る発明によれば、連結棒の角度に応じてより細かく線の形態を異ならせていることから、より複雑な立体形状を認識しやすくして、組み立てを容易にすることができる。
本発明に係る立体表示シート組合せ体によれば、形状表示シートに記載された形状を基に組立玩具を組み立てることもできるし、形状表示シートに透過シートを重ねることで、立体形状をより認識しやすくした状態で組立玩具を組み立てることもできる。これにより、使用者の組立玩具の習熟度に応じて、組立の難易度を変化させることができる。また、形状表示シートのみ使用して組み立てている際に、適宜透過シートを形状表示シートに重ねることで、組立の手掛かりとして使用することもでき、使用者の習熟度や必要性に応じて組立玩具の組立を柔軟に補助することができる。
本実施形態における組立玩具に用いられるブロックの正面図と平面図及び左側面図である。 第1の面の表面付近の断面図である。 連結棒の正面図である。 ブロックと連結棒で正六面体を形成した状態の斜視図である。 立体形状を形成する際のガイドとなる格子図である。 白銀菱形十二面体を格子図に描いた図である。 正六面体を格子図に描いた図である。 正八面体を格子図に描いた図である。 立方八面体を格子図に描いた図である。 ブロックと連結棒で立方八面体を形成した状態の斜視図である。 正四面体を格子図に描いた図である。 白銀菱形十二面体を鈍角点4点で切頂してなる正六面体を格子図に描いた図である。 正六面体を対角頂点3点で切頂してなる正四面体を格子図に描いた図である。 正四面体を中点で切頂してなる正八面体を格子図に描いた図である。 図12〜14で説明した多面体の関係性を示す図である。 白銀菱形十二面体の鈍角点を鈍角点3点で切頂した立体形状を線図のみで表した形状表示シートの正面図である。 格子図が描かれた透過シートの正面図である。 図16の形状表示シートに図17の格子図が描かれた透過シートを重ねた状態の図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態の組立玩具は、多数のブロック10と連結棒20によって構成され、複数のブロック10を連結棒20で連結することで、ブロック10を格子点とする立体形状を形成できるものである。
図1には、ブロック10の正面図(図1(a))、平面図(図1(b))、左側面図(図1(c))を示している。ブロック10は、二十六面体の形態を有しており、その各面にはそれぞれ穴部14が形成されている。図1に示すように、ブロック10の正面視と平面視及び左側面視は同形状である。また、図に表れていない背面視、底面視及び右側面視も同形状である。
ブロック10は、斜方立方八面体状の形態を有している。ブロック10の各面のうち、互いに直交する三軸方向を向いている面を第1の面11(第1の面部)とする。第1の面11は、三軸方向の正負両側に面しているので、1つのブロック10は第1の面11を6面有する。また、ブロック10の各面のうち、2つの第1の面11にそれぞれ45°の角度をなして挟まれるように隣接する面を第2の面12(第2の面部)とする。1つのブロック10は第2の面12を12面有している。また、ブロック10の各面のうち、第1の面11と第2の面12に囲まれる8つの三角形状の面を第3の面13(第3の面部)とする。立方格子の格子点にブロック10を配置した場合に、第1の面11は格子線の延びる方向に向かい、第2の面12は立方格子の面心方向に向かい、第3の面13は立方格子の体心方向に向かう。
ブロック10の各面に形成される穴部14は、いずれも円形状であって同じ径を有している。また、穴部14は、後述する連結棒20を挿入して固定するために十分な深さを有している。穴部14は、対向する面の穴部14と連通していてもよい。
第1の面11と第2の面12及び第3の面13は、それぞれ2以上の形態要素の組み合わせにおいて異なる態様を有している。態様を形成する形態要素には、形状、模様、色彩が含まれ、具体的には、面の外形状、面のうち穴部14以外の部分の表面形状、面に施された色彩、マーク等の面における表示等が挙げられる。これらのうち、本実施形態のブロック10では、面の外形状の形態要素と、面の表面形状の形態要素の組み合わせによって、各面の態様を形成している。
本実施形態では、第1の面11は、正方形状の外形状を有し、また穴部14の周囲に凹部15を有している。図2には、第1の面11の表面付近の断面図を示している。この図に示すように、穴部14の周囲は、第1の面11の表面が抉られており、凹部15が形成されている。凹部15の外縁は、穴部14と同心円状となるように形成されている。このため、第1の面11は、正方形の中心部に二重の円が形成された態様を有している。
第2の面12は、正方形状の外形状を有し、穴部14以外は平面状であるので、正方形の中心部に単円が形成された態様を有している。第3の面13は、正三角形状の外形状を有し、穴部14以外は平面状であるので、正三角形の中心部に単円が形成された態様を有している。
また、各面の態様について、面の外形状と面の表面形状の他、面の色を形態要素として追加し、第1の面11と第2の面12及び第3の面13をそれぞれ異なる色に彩色するようにしてもよい。例えば、第1の面11は青色に、第2の面12は赤色に、第3の面13は黄色に彩色することができる。また、それ以外の色に彩色してもよいことは言うまでもない。また、第1の面11と第2の面12及び第3の面13における形態要素の組み合わせは、本実施形態の例以外であってもよい。
このように、第1の面11と第2の面12及び第3の面13が、2以上の形態要素の組み合わせにおいて異なる態様を有することで、使用者は各面がいずれの面に該当するかを明確に識別することができる。特に、3種類の面を2以上の形態要素の組み合わせにより形成される態様で識別するので、1つの形態要素、例えば色彩のみで識別する場合に比べて、各形態要素の種類を少なくでき、識別を容易にできる。また、面の外形状のようにブロックの幾何学的関係で定まる形態要素も、識別するための形態要素として用いることができる。
図3には、連結棒20の正面図を示している。連結棒20は、棒状の棒本体21を有し、その両端部にはそれぞれスリット部22aが形成された挿入部22を有している。挿入部22は、ブロック10の穴部14に対して挿入することができる。挿入部22にスリット部22aが形成されていることで、穴部14に対して挿入部22を容易に挿入することができる。
図3に示すように、連結棒20として、それぞれ長さの異なる第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25が用意される。第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25は、いずれも同じ径を有し、両端部に挿入部22を有する構造において共通し、全体の長さのみが異なっている。ブロック10の穴部14は、全て同じ径を有しているので、連結棒20の径を種類によらず同じにすることができるので、共通した材料を切り出すことで、第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25を形成することができる。このため、製造コストを低減できる。
第2の連結棒24は、両端の挿入部22をそれぞれブロック10に挿入した際に、ブロック10の中心間の距離が、第1の連結棒23の場合の中心間の距離に対して2の平方根倍となる長さを有している。また、第3の連結棒25は、両端の挿入部22をそれぞれブロック10に挿入した際に、ブロック10の中心間の距離が、第1の連結棒23の場合の中心間の距離に対して3の平方根倍となる長さを有している。
第1の連結棒23は、ブロック10の面のうち、第1の面11に挿入される。第2の連結棒24は、ブロック10の面のうち、第2の面12に挿入される。第3の連結棒25は、ブロック10の面のうち、第3の面13に挿入される。このように各連結棒20をブロック10に挿入してブロック10同士を連結していくことで、後述する様々な多面体を形成することができる。この際に、ブロック10の第1の面11と第2の面12及び第3の面13は、前述のようにそれぞれ異なる形態を有しており、一方で第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25は、長さが違うことから簡単に識別できるので、各連結棒20をブロック10のどの面に挿入すればよいか、簡単に判別することができる。
次に、本実施形態の組立玩具を用いて形成できる立体形状について説明する。図4には、ブロック10と連結棒20で正六面体を形成した状態の斜視図を示している。ブロック10の第1の面11は、互いに直交する三軸方向を向いているので、第1の面11同士を第1の連結棒23で連結していくことにより、図4のような正六面体を形成することができる。
本実施形態の組立玩具による立体形状は、図4のようにブロック10が格子点に位置し、それらを連結棒20で連結して形成されるので、格子図を用いて表すのが便利である。図5には、立体形状を形成する際のガイドとなる格子図を示している。格子図において、格子点は立方格子を一方向から見た配置となるように描かれている。格子点には、三角形で表された鋭角点31(6点)と、四角形で表された鈍角点32(8点)とがあり、それ以外の格子点は丸で表されている。鋭角点31と鈍角点32は、白銀菱形十二面体を描く際に使用される。
図6には、白銀菱形十二面体を格子図に描いた図を示している。この図に示すように、格子図の鋭角点31と鈍角点32を結ぶと、白銀菱形十二面体を描くことができる。この図において格子点を結ぶ線は、一点鎖線で表されている。格子図において一点鎖線は、ブロック10の第3の面13同士を、第3の連結棒25で連結することを表している。この格子図に従ってブロック10を配置し第3の連結棒25で連結していくことにより、白銀菱形十二面体の立体形状を形成することができる。
図7には、正六面体を格子図に描いた図を示している。格子図の鈍角点32を結ぶと、正六面体を描くことができる。鈍角点32を結ぶ線は、実線で表されている。格子図において実線は、ブロック10の第1の面11同士を、第1の連結棒23で連結することを表している。この格子図に従ってブロック10を配置し第1の連結棒23で連結していくことにより、図4に示す正六面体の立体形状を形成することができる。
図8には、正八面体を格子図に描いた図を示している。格子図の鋭角点31を結ぶと、正八面体を描くことができる。鋭角点31を結ぶ線は、破線で表されている。格子図において破線は、ブロック10の第2の面12同士を、第2の連結棒24で連結することを表している。この格子図に従ってブロック10を配置し第2の連結棒24で連結していくことにより、正八面体の立体形状を形成することができる。
図9には、立方八面体を格子図に描いた図を示している。隣接する鈍角点32の中点となる白銀菱形十二面体の面心点(12点)を結ぶと、立方八面体を描くことができる。この格子図に従ってブロック10を配置し第2の連結棒24で連結していくことにより、立方八面体の立体形状を形成することができる。図10には、ブロック10と連結棒20で立方八面体を形成した状態の斜視図を示している。
図11には、正四面体を格子図に描いた図を示している。格子図において対角の鈍角点32を結ぶと、正四面体を描くことができる。この格子図に従ってブロック10を配置し第2の連結棒24で連結していくことにより、正四面体の立体形状を形成することができる。
図6に示した白銀菱形十二面体から順次切頂していくことで、別の多面体形状を形成することができる。図12には、白銀菱形十二面体を鈍角点4点で切頂してなる正六面体を格子図に描いた図を示している。この格子図に従ってブロック10を配置し、第1の連結棒23と第3の連結棒25とで連結していくことにより、白銀菱形十二面体とそれを切頂して形成される正六面体との関係を直感的に理解することができる。
図13には、正六面体を対角頂点3点で切頂してなる正四面体を格子図に描いた図を示している。この格子図に従ってブロック10を配置し、第1の連結棒23と第2の連結棒24とで連結していくことにより、正六面体とそれを切頂して形成される正四面体との関係を直感的に理解することができる。
図14には、正四面体を中点で切頂してなる正八面体を格子図に描いた図を示している。この格子図に従ってブロック10を配置し、第2の連結棒24で連結していくことにより、正四面体とそれを切頂して形成される正八面体との関係を直感的に理解することができる。
図12〜14で説明した多面体の関係性について、図15に示している。この図において「双対」とは、内心を持つ図形で構成された立体について、その内心を繋いでできた立体との関係を言う。図15に示すように、白銀菱形十二面体から順次切頂していくことにより、正六面体、正四面体、正八面体、立方八面体が形成され、立方八面体を各面の内心で切頂することで白銀菱形十二面体が形成されることから、これらの多面体は、その関係性において循環している。本実施形態の組立玩具を組み立てることで、これらの関係性を直感的に理解できる。
これらの多面体を形成するには、多数のブロック10及び連結棒20を正確に組み合わせていく必要があり、その際に前述のようにブロック10の各面の形態が異なることで、どの連結棒20を挿入すればよいか、簡単に識別できることから、子供でも多面体を組み立てることが可能である。したがって、この組立玩具を知育玩具あるいは教材として、子供の教育のために使用することができる。
組立玩具で形成できる立体形状を表す図について、さらに説明する。図6等では、立体的な格子形状が描かれた格子図に対して、組立玩具における連結棒20の配置を線で表すことで、一方向から見た立体形状を図として示している。この図について、組立玩具における連結棒20の配置を表す線のみを形状表示シート40に記載し、格子図を透過シート50に記載することができ、形状表示シート40と透過シート50で形状表示シート組合せ体を形成することができる。
図16には、白銀菱形十二面体の鈍角点を鈍角点3点で切頂した立体形状を線図のみで表した形状表示シート40の正面図を、図17には、透過シート50の正面図を、それぞれ示している。形状表示シート40は、紙等で形成できる。このように、形状表示シート40のみによっても、組立玩具で形成する立体形状を表すことができる。
形状表示シート40に描かれる線は、第1の連結棒23が実線で、第2の連結棒24が破線で、第3の連結棒25が一点鎖線で、それぞれ表される。なお、線種の違いではなく、色の違いにより連結棒20の種類を表すようにしてもよい。形状表示シート40の線が、連結棒20の種類、すなわち、連結棒20のブロック10に対する向きに応じて異なることにより、形状表示シート40の線図を、組立玩具を組み立てる際の手掛かりとすることができる。
形状表示シート40に記載された線図からでも、組立玩具で立体形状を組み立てていくことはできるが、三次元の空間内での連結棒20の配置関係を形状表示シート40のみで把握するのはやや難しい。したがって、形状表示シート40の表示のみで立体形状を組み立てるのは、上級者向けと言える。
透過シート50は、透明なシートに図5に示す格子図が描かれているものであり、格子図は、形状表示シート40の線図に対応した縮尺とされている。図18には、図16の形状表示シート40に図17の格子図が描かれた透過シート50を重ねた状態の図を示している。透過シート50を形状表示シート40の上に重ねることにより、形状表示シート40に描かれた線図を、格子図に重ねて見ることができ、組立玩具のブロック10及び連結棒20を三次元的にどのように配置すればよいか、把握しやすくすることができる。したがって、形状表示シート40に透過シート50を重ねた表示を基に立体形状を組み立てるのは、初心者向けと言える。
このように、組立玩具で形成する立体形状を表す図について、形状のみを表す形状表示シート40と格子図を表す透過シート50に分けていることで、使用者の習熟度に応じて使い分けることができる。また、組立玩具を教育に用いる場合において、最初は形状表示シート40のみで組立に挑戦し、行き詰まったら適宜透過シート50を形状表示シート40に重ねて組立を進めていくといった使い方もできる。
また、透過シート50には、格子点の位置にブロック10の形状が描かれていてもよい。これにより、ブロック10をどのように連結して立体形状を組み立てればよいか、より把握しやすくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では、ブロック10は第1の面11と第2の面12及び第3の面を有する二十六面体であるが、少なくとも第1の面と第2の面を有する他の種類の多面体であってもよい。
また、ブロック10は多面体に限らず、その他の立体、例えば球体であってもよい。この場合、穴部14及びその周囲の面部は、図1のブロック10と同様の方向を向くように形成される。球体においては、前述のブロック10における第1の面11、第2の面12、第3の面13は存在しないので、これに代えて穴部14の周囲の面部の態様を、挿入すべき連結棒20ごとに異ならせる。穴部14の周囲の面部の態様を形成する形態要素としては、ブロック10の表面形状、色彩、模様が挙げられる。これらの形態要素の2つ以上の組み合わせにより、穴部14の周囲の面部の態様が形成される。第1の連結棒23が挿入される穴部14と、第2の連結棒24が挿入される穴部14と、第3の連結棒25が挿入される穴部14とで、周囲の面部の態様がそれぞれ異なるように設定される。
また、連結棒20について、第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25を、形態要素によって識別できるようにしてもよい。例えば、第1の連結棒23と第2の連結棒24及び第3の連結棒25について、異なる色に彩色する、または異なる模様を付す、あるいは、色と模様の組み合わせをそれぞれ異なるものとすることなどが挙げられる。この場合に、連結棒20の態様と、これを挿入するブロック10の面の態様とが同じとなるようにする、例えば、同じ色となるように設定することで、ブロック10のそれぞれその穴部14に対して挿入すべき連結棒20をより簡単に識別することができる。
10 ブロック
11 第1の面
12 第2の面
13 第3の面
14 穴部
15 凹部
20 連結棒
21 棒本体
22 挿入部
22a スリット部
23 第1の連結棒
24 第2の連結棒
25 第3の連結棒
30 格子図
31 鋭角点
32 鈍角点
40 形状表示シート
50 透過シート
さらに、請求項3の発明に係る立体表示シート組合せ体は、前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線が、前記透過シートと重ねた際に当該透過シートに描かれた立方格子形状に沿う線と、前記透過シートと重ねた際に当該透過シートに描かれた立方格子形状に沿わない線とで異なる線種または色で描かれていることを特徴として構成されている。
さらにまた、請求項4の発明に係る立体表示シート組合せ体は、前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線のうち、前記立方格子形状に沿わない線が、前記ブロックに対する角度に応じてさらに異なる線種または色で描かれていることを特徴として構成されている。

Claims (4)

  1. 複数のブロックを連結棒で連結して立体形状を形成する組立玩具の前記立体形状を示す形状表示シートと、該形状表示シートに重ねられる透明な透過シートと、を有する立体形状表示シート組合せ体であって、
    前記形状表示シートには、前記立体形状を一方向から見た際の前記連結棒の配置が線で描かれており、
    前記透過シートには、前記ブロックが配置される位置を格子点とした立方格子形状が描かれていることを特徴とする立体形状表示シート組合せ体。
  2. 前記透過シートには、前記格子点の位置に前記ブロックの形状が描かれていることを特徴とする請求項1に記載の立体形状表示シート組合せ体。
  3. 前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線が、前記立方格子に沿う線と前記立方格子に沿わない線とで異なる線種または色で描かれていることを特徴とする請求項1または2に記載の立体形状表示シート組合せ体。
  4. 前記形状表示シートは、前記連結棒の配置を示す線のうち、前記立方格子に沿わない線が、前記ブロックに対する角度に応じてさらに異なる線種または色で描かれていることを特徴とする請求項3に記載の立体形状表示シート組合せ体。
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