JP2021029313A - 気管挿管用器具 - Google Patents

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【課題】逆行性ガイドカテーテルの先端が視認困難な場合や、先端が視認できたとしても鉗子等がカテーテル先端部にうまく届かない場合や、カテーテルを誘導できたとしても気管挿管チューブを容易に進めることができない場合でも迅速に容易に挿管でき、確実な気道確保が可能な気管挿管用器具を提供する。【解決手段】逆行性ガイドカテーテル1の先端が視認困難な場合、逆行性ガイドカテーテル1先端付近を発光させる小型LEDランプ2を備える。気管挿管チューブ7が逆行性ガイドカテーテル1先端部にうまく届かない場合は、先端付近に磁石等の強磁性体を備える。逆行性ガイドカテーテル1をガイドとして気管挿管チューブ7を押し進める際に容易に進めることができない場合は、挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物8を備える。【選択図】図6

Description

本発明は送気管の挿入が困難な患者に迅速に容易に挿管でき、確実な気道確保が可能な気管挿管用器具に関するものである。
自力での呼吸が困難、あるいは各種検査、手術、麻酔などのため気道確保を要する患者に対して、一般的には口からあるいは鼻から気管挿管チューブを気管支内腔に(順行性)挿管する。しかし、先天的、あるいは疾病、事故などの後天的要因により口腔、鼻腔、咽頭各部に損傷、閉鎖、狭窄あるいは屈曲などを生じているために、順行性気管挿管が困難な場合があり、この場合には、しばしば逆行性挿管法が用いられる。
逆行性挿管法とは、基本的には、注射針を喉部の輪状甲状靭帯より頭部側に向けて穿刺し注射針内空に逆行的にカテーテルやワイヤ等(以後逆行的に通すカテーテルやワイヤ等を総称して逆行性ガイドカテーテルと呼ぶ)を通して口あるいは鼻から出し、口あるいは鼻から出た逆行性ガイドカテーテルを気管挿管チューブに通しあるいは気管挿管チューブに結束等して逆行性ガイドカテーテルをガイドとして気管挿管チューブの先端を気管支内腔まで送り込むことにより気管挿管を行うものであるが、その使用器具や手順は必ずしも標準化されているわけではなく、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2等の文献にも記されているように、種々の器具を用い、種々の手順で行われている。
しかし、どの逆行性挿管法にも共通しているのは、喉部に穿刺した注射針等の内空を通して、そこから気管支を経由して口腔、鼻腔へ逆行性ガイドカテーテルを逆行的に送り込み、次にその逆行性ガイドカテーテルをガイドとして口からあるいは鼻から気管挿管チューブを気管支内腔に順行的に挿管することである。
特開2003−235978号公報
R.D.Miller, L.I.Eriksson, et al.(eds.). Miller's Anesthesia第7判. ELSEVIER社. 2010 岡田一敏、困難気道に経鼻挿管と逆行性挿菅の勧め、盛岡赤十字病院紀要 Vol. 27, No. 1, 17−20, 2018
従来の逆行性挿管法において、喉部に穿刺した注射針等の内空を通して、そこから気管支を経由して口腔、鼻腔へ逆行性ガイドカテーテルを逆行的に送り込むに際して、口腔、鼻腔、咽頭各部が損傷、閉鎖、狭窄あるいは屈曲などを生じており、逆行性ガイドカテーテルを口腔、鼻腔方向へ進めることが困難な場合、あるいは口腔内、鼻腔内には到達しているが、その場から逆行性ガイドカテーテルが屈曲して進まない場合があり、このような場合は、口腔側から咽頭、喉頭部を目視して、出てきている逆行性ガイドカテーテル先端を鉗子等で保持し、口腔、鼻腔方向へ誘導する必要がある。
しかしこの方法には、A:口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、閉鎖、狭窄、屈曲などのため逆行性ガイドカテーテルの先端が視認困難な場合があるという問題があった。
また、B:先端が視認できたとしても口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、閉鎖、狭窄、屈曲などのため鉗子等がその先端部にうまく届かなかったり鉗子等での保持が困難な場合があるという問題があった。
さらに、C:逆行性ガイドカテーテルを口腔、鼻腔方向へ誘導することができた場合も、それをガイドとして気管挿管チューブを順行性に押し進める際に逆行性ガイドカテーテルと気管挿管チューブの内外径の相違による段差があることから、口腔、鼻腔、咽頭各部が損傷、狭窄あるいは屈曲などにより容易に進めることができないことがあるという問題があった。
本発明の構成要素の1つである先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルは、発明が解決しようとする課題で述べたAの課題を解決するもので、逆行性ガイドカテーテルの先端付近にLEDランプを取り付ける、あるいは光ファイバーを逆行性ガイドカテーテルの内空を通したり沿わせたりして設置し、LEDランプを発光させたり光ファイバーに光を通し拡散発光により先端を発光させたりすることにより逆行性ガイドカテーテルの先端位置の視認性を大幅に改善したものであり、これにより逆行性ガイドカテーテルの先端の目視や保持が容易となる。
また、本発明の構成要素の他の1つである先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルは、主に発明が解決しようとする課題で述べたBの課題を解決するもので、逆行性ガイドカテーテルの先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を取り付けておき、その先端が口腔内に到達しているとみなせる時点において、口あるいは鼻から同様に先端に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つカテーテルやワイヤ等(以後口あるいは鼻から挿入するカテーテルやワイヤ等を総称して順行性カテーテルと呼ぶ)を挿入し、磁石と磁石あるいは磁石と強磁性体に働く吸引力によって逆行性ガイドカテーテルと順行性カテーテルの先端どうしを吸着させ、その状態で順行性カテーテルを引いて鉗子等で確実に保持できる位置で逆行性ガイドカテーテルの先端を保持することを可能にしたものである。また、順行性カテーテルの先端がある程度の距離まで近づけば視認できなくとも逆行性ガイドカテーテル先端を磁石の吸引力により吸着できるので、上述したAの課題に対しても有効である。なお、順行性カテーテルは、逆行性ガイドカテーテルのように注射針等の内空を通す必要はないため、逆行性ガイドカテーテルよりも直径の太いものが使用可能であり、先端に取り付ける磁石あるいは鉄片等の強磁性体も逆行性ガイドカテーテルのものより大型にすることができる。
さらに、本発明のもう一つの構成要素である挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つ気管挿管チューブは、発明が解決しようとする課題で述べたCの課題を解決するもので、気管挿管チューブの先端に円錐状ガイド構造物が取り付けられており、この円錐状構造が口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、狭窄、屈曲などの部位での進行、通過を容易とするものである。
本発明による気管挿管用器具を使用することにより、送気管の挿入が困難な患者にも迅速に容易に挿管でき、確実な気道確保が可能となる。
本発明の構成要素の1つである先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルの一例であり、図中の1は、例えば硬膜外麻酔に用いられるカテーテルであって注射針等の内空を通過できる径のもの、2は、1の先端付近に取り付けた小型LEDランプ、3は、2に電源を供給するためのケーブルである。 本発明の構成要素の他の1つである先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルの一例であり、図中の1は、図1同様のカテーテルであり、4は、1の先端付近に取り付けた磁石あるいは鉄片等の強磁性体である。 1本の逆行性ガイドカテーテル先端付近に上述の小型LEDランプと、磁石あるいは鉄片等の強磁性体の両方を取り付けたものの一例であり、図中の1〜4は図1、図2と同じである。 これは図2に示した先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルの先端の磁石あるいは鉄片等の強磁性体を吸着して逆行性ガイドカテーテルを口あるいは鼻側へ引き出すのに使用する順行性カテーテルの一例であり、先端に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ。図中の5はカテーテルであり、6は先端に取り付けた磁石あるいは鉄片等の強磁性体である。 口あるいは鼻側に引き出された逆行性ガイドカテーテルを通し、これをガイドとして順行的に挿入する気管挿管チューブで、挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つものの一例であり、(1)は平面図、(2)は側面図、(3)は進行方向の正面から見た図である。図中の7は気管挿管チューブの本体であり、8は挿入を容易にするための円錐状ガイド構造物、9は円錐状ガイド構造物と一体となりこれを保持するための内側チューブ、10は円錐状ガイド構造物の先端に開けられた逆行性ガイドカテーテルを通すための孔である。 本発明の構成要素である先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルおよび挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つ気管挿管チューブを使用して気管挿管を行っている実施形態を手順を追って示した図である。図中の11は注射針、1〜2は図1と同じ、7~9は図5と同じである。 本発明の構成要素である先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルを使用して気管挿管を行っている実施形態を手順を追って示した図である。図中の1と4は図2と同じ、5~6は図4と同じである。
図1は、本発明の構成要素の1つである先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルの実施形態の一例である。図1では、発光させるためにLEDランプを使用しているが、注射針等の内空を通過できる小型の発光体であればLEDランプに限らず小型電球等でもよい。ランプに電源を供給するためのケーブルは逆行性ガイドカテーテルの他端において電源回路(図示はしていない)に繋がっているが、この回路をIC等で制御して自動点滅等が可能な回路にしておけばランプの視認性を向上させることができる。この電源回路は、逆行性ガイドカテーテルを引き抜く際には容易に切り離し可能なものとしておく。また先端付近が発光さえすれば発光体は必ずしも先端付近にある必要はなく、例えば、逆行性ガイドカテーテルとして光ファイバーを用い、光ファイバーの一端からランプで光を入射し、多端を光ファイバー端面の光拡散により発光させる方式でもよい。この時、入射ランプを自動点滅等させれば視認性を向上させることができるのは、上記と同じである。また、図1では逆行性ガイドカテーテルとして硬膜外麻酔に用いられるカテーテルであって注射針等の内空を通過できる径のものを使用する例を示しているが、上述のように逆行性ガイドカテーテルは逆行的に通すカテーテルやワイヤ等を総称しているだけであり、注射針等の内空を通過させて逆行的に気管支入口付近まで挿入することができ気管挿管チューブ挿入の際はそのガイドとなるに適当な弾性や強度を有する線状のものであればワイヤでも中空でないプラスチック線材でも何でもかまわない。なお、図1ではLEDランプをカテーテル中空に挿入して保持しているが、中空のない線材を用いる場合等は必ずしも中空に挿入して保持する必要はなく、緊結、接着、溶接、かしめ等どのような保持方法でもよい。
図2は、本発明の構成要素の1つである先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルの実施形態の一例である。先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルの場合と同様、逆行性ガイドカテーテルは適当な弾性や強度を有する線状のものであれば何でもよく、磁石あるいは鉄片等の強磁性体の保持方法も中空に挿入して保持する以外の方法でもよい。
図3は、先端付近を発光させることができかつ先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルの実施形態の一例である。この図でLEDランプはカテーテルの中に入っているが、光を通過するカテーテルを使用することにより外部から発光が確認できる。
図4は、逆行性ガイドカテーテルの先端の磁石あるいは鉄片等の強磁性体を吸着して逆行性ガイドカテーテルを口あるいは鼻側へ引き出すのに使用する順行性カテーテルの実施形態の一例である。図中の5のカテーテルは、逆行性ガイドカテーテルとは異なり注射針内空等を通過させる必要はないため、より径の大きなものが使用できる。6は先端に取り付けた磁石あるいは鉄片等の強磁性体であり、逆行性ガイドカテーテルの先端に磁石ではなく鉄片等の強磁性体が取り付いている場合は必ず磁石を用いるが、逆行性ガイドカテーテルの先端に磁石が取り付いている場合は、磁石あるいは鉄片等の強磁性体どちらを用いてもよい。順行性カテーテル、逆行性ガイドカテーテルの両方に磁石を用いる場合は、お互いに先端側の極性が引き合う極性になるよう磁石を取り付けておく。
図5は、口あるいは鼻側に引き出された逆行性ガイドカテーテルを通し、これをガイドとして順行的に挿入する気管挿管チューブで、挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つものの実施形態の一例である。挿管の際は、喉奥から出てきた逆行性ガイドカテーテルを円錐状ガイド構造物の先端に開けられた孔10に通して挿管することにより逆行性ガイドカテーテルのガイド効果と、先端の円錐状の形状が持つ効果によって、狭窄、屈曲などを生じている部位でも円滑に容易に進行、通過させることができる。望ましい位置まで挿入することができたら、内側チューブ9とそれと一体となっている円錐状ガイド構造物8および逆行性ガイドカテーテルを抜き取ることにより、十分な気道断面積を有する気管挿管チューブの本体7のみが残り、挿管完了となる。内側チューブ9の径はこの図では全長にわたって同じ径としてあるが、円錐状ガイド構造物8と接続している部分付近数cmのみを円錐状ガイド構造物8と同じ径として、それ以外の気管挿管チューブ本体7の内側に入っている部分の大半は、引き抜きやすさ等を考慮して、より小さな径としてもよい。気管挿管チューブの本体7や内側チューブ9は円滑に挿管するためには適度なしなやかさや弾性が必要であるため、例えばらせんワイヤ入りのスパイラルチューブを使用する等してしなやかさや弾性を適正なものにしてもよい。また、一般的によく用いられる気管挿管チューブでは、麻酔器や人工呼吸器等と接続するためのコネクタ、カフと呼ばれるチューブと気管の隙間をなくすためのバルーン、カフに空気を送り込むためのインフレーションチューブとその空気注入口、万が一気管チューブの先端が閉塞しても換気ができるようにあいているマーフィー孔と呼ばれる孔等が設けられている場合が多く、本発明における気管挿管チューブの本体7にもこれらを設けることを想定しているが、これらは本発明において迅速に容易に挿管可能としたという特徴には直接関与しないため、煩雑さを避けるため図からは省略してある。なお、この気管挿管チューブは、逆行性挿管のみならず、逆行性ガイドカテーテルを使用しない順行性挿管の場合にも円滑な挿管のために有効に使用できる。逆行性挿管でなくても先端に取り付けられた円錐状ガイド構造物が口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、狭窄、屈曲などの部位での進行、通過を容易とするからである。
図6は、本発明の構成要素である先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルおよび挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つ気管挿管チューブを使用して気管挿管を行っている実施形態を手順を追って示した図であり、(1)は人体胸部から上の断面図で気管挿管を行う前の状態、(2)は喉部の輪状甲状靭帯より注射針を穿刺している状態、(3)は先端付近を発光させることができる逆行性ガイドカテーテルを注射針内空を通して挿入し先端付近を発光させている状態、(4)はその発光位置を口腔側から目視確認し先端を鉗子等で保持して口外へ引き出した状態、(5)はその引き出した逆行性ガイドカテーテルを円錐状ガイド構造物を持つ気管挿管チューブに通した状態、(6)は中に通した逆行性ガイドカテーテルをガイドにして円錐状ガイド構造物を持つ気管挿管チューブを先端が気管支内腔に達するまで挿入している状態、(7)はその後逆行性ガイドカテーテル、注射針を抜き取り、内側チューブ9、円錐状ガイド構造物8が取り付いたままの状態で気管挿管チューブ本体7の先端を気管内の適正な位置まで押し込んだ後、内側チューブ9、円錐状ガイド構造物8を抜いて気管挿管チューブの本体7のみを残して気管挿管が完了した状態を示す。このような手順で挿管を行うことにより、口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、狭窄、屈曲などにより逆行性挿管も困難であった場合にも円滑な挿管が可能になる。なお、注射針は内空に逆行性ガイドカテーテルを通すために使用するのであるが、より大きな内空を確保するために、いわゆるピールアウエイシースを持つ針を使用して、針の抜去後プラスチックシースを残し、そのシースの内空に逆行性ガイドカテーテルを通すようにしてもよい。(3)において逆行性ガイドカテーテル先端を発光させる時は、段落0016で述べたように光を点滅等させれば視認性はより向上する。
図7は、本発明の構成要素である先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルを使用して気管挿管を行っている実施形態を手順を追って示した図であり、(1)は先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ逆行性ガイドカテーテルを喉部の輪状・甲状靭帯より穿刺してあった注射針の内空を通して挿入し先端を気管支入口付近まで出している状態、(2)は口腔側より先端に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つ順行性カテーテルを挿入している状態、(3)は磁石と磁石あるいは磁石と鉄片等の強磁性体に働く吸着力により、逆行性ガイドカテーテルと順行性カテーテルの先端どうしを吸着させた状態、(4)はその状態で順行性カテーテルを引いて保持しやすい位置まで逆行性ガイドカテーテル先端を引き出した状態である。これにより、口腔、鼻腔、咽頭各部の損傷、閉鎖、狭窄、屈曲などのため鉗子等がその先端部にうまく届かず先端を保持できない場合や、先端が視認できないため鉗子等での保持そのものが困難な場合においても逆行性ガイドカテーテル先端を引き出し、保持することが容易になった。なお、逆行性ガイドカテーテル先端を保持して以降の手順は段落0021と同様である。
新たな医療用器具製品を市場に投入することができる。
1:例えば硬膜外麻酔に用いられるカテーテルであって注射針等の内空を通過できる径のもの
2:1の先端付近に取り付けた小型LEDランプ
3:2に電源を供給するためのケーブル
4:1の先端付近に取り付けた磁石あるいは鉄片等の強磁性体
5:カテーテル
6:5の先端に取り付けた磁石あるいは鉄片等の強磁性体
7:気管挿管チューブの本体
8:円錐状ガイド構造物
9:円錐状ガイド構造物と一体となりこれを保持するための内側チューブ
10:円錐状ガイド構造物の先端に開けられた逆行性ガイドカテーテルを通すための孔
11:注射針

Claims (3)

  1. 気管挿管に用いる逆行性ガイドカテーテルであって先端付近を発光させることができるもの
  2. 気管挿管に用いる逆行性ガイドカテーテルであって先端付近に磁石あるいは鉄片等の強磁性体を持つもの
  3. 気管挿管チューブであって挿管が成功した後に抜去可能な円錐状ガイド構造物を持つもの
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