JP2021026341A - 情報処理システム、情報処理システムの制御方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 圃場における農作物の栽培から加工品の生産までに携わる関係者間の情報管理を包括的に支援するための技術を提供すること。【解決手段】 第一の装置は、作業指示を作成して第二の装置に送信し、作業結果を第二の装置から受信し、作業結果から第一の集計結果を取得して提示し、作業指示と作業結果とを第三の装置に対して送信する。第二の装置は、第一の装置から受信した作業指示に基づいて作業結果を作成し、該作業結果を第一の装置に送信する。第三の装置は、作業指示および作業結果を用いて、作業結果から第二の集計結果を取得し、該第二の集計結果を第四の装置に対して送信する。第四の装置は、第三の装置から送信された第二の集計結果を提示する。【選択図】 図1

Description

本発明は、農作物の育成を支援するための管理技術に関するものである。
圃場で農作物の育成を管理する圃場管理者は、病害虫による被害、支柱や灌漑設備などの破損、雹などの気象による被害の状況、生育の障害になる現象を見つける調査など、日々変化する生育状況の調査が必要である。圃場管理者は、これらの調査に加えて、収穫時期と収穫予測に関する調査と集計をし、必要に応じて関係者に報告することが必要になる。
農業の現場において調査の手間を減らし、かつ、信頼性を高くするために、無人航空機により得られたデータに基づいて、農地等の管理並びに農作物の生育予測、収穫予測等を自動的に行う技術がある(特許文献1)。
また、農作物に限らず、調査結果の集計作業を支援するため、アンケート用紙回収や口頭聞き取りで行っていた民意調査を、ネットワークに無線で接続される携帯端末とネットワークに接続されたホスト装置とを用いて集計する技術があった(特許文献2)。
特願2016−185350号公報 特開2002−236780号公報
農作物の種類によっては、葉の上に実がつく穀物と異なり、実が葉などに隠れるものもあるので、特許文献1に記載の上空からの撮影データでは収量予測に必要なデータを十分に得ることができない。そのため、地上で圃場の木や枝、芽、花、実を一つ一つ見て調査して集計する必要がある。
また、農作物を栽培する現場、特に、1次生産品(農作物)から2次生産品(加工品)を製造することを前提とした現場には特徴的な運用が求められる。例えば、1次生産品と2次生産品の両方に様々な立場の人間が携わるため、関係者の役割の種類が多く、圃場で行われた調査の結果から、それぞれにとって必要な情報を共有する必要がある。これは、農作物の栽培段階から、収穫した農作物から生産される加工品の生産管理をも見据えた管理が行われるからである。特許文献2に記載の情報集計の手法では、携帯端末とホスト装置の中間で複数の役割の関係者がそれぞれに合った情報を得ることは想定されていない。
このように、従来では、圃場における農作物の栽培から加工品の生産までに携わる関係者間の情報管理を包括的に支援するシステムは確立されていなかった。本発明では、圃場における農作物の栽培から加工品の生産までに携わる関係者間の情報管理を包括的に支援するための技術を提供する。
本発明の一様態は、第一の装置、第二の装置、第三の装置、第四の装置、を有する情報処理システムであって、前記第一の装置は、農作物の生育に係る作業指示を作成し、該作成した作業指示を前記第二の装置に送信する第1手段と、前記作業指示に基づいて前記第二の装置にて作成された作業結果を前記第二の装置から受信する第2手段と、前記作業結果から第一の集計結果を取得して提示する第3手段と、前記作業指示と前記作業結果とを前記第三の装置に対して送信する第4手段とを備え、前記第二の装置は、前記第一の装置から受信した作業指示に基づいて前記作業結果を作成し、該作成した作業結果を前記第一の装置に送信する第5手段を備え、前記第三の装置は、前記作業指示および前記作業結果を用いて、前記作業結果から第二の集計結果を取得し、該取得した第二の集計結果を前記第四の装置に対して送信する第6手段を備え、前記第四の装置は、前記第三の装置から送信された前記第二の集計結果を提示する第7手段を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、圃場における農作物の栽培から加工品の生産までに携わる関係者間の情報管理を包括的に支援するための技術を提供することができる。
情報処理システムの構成例を示す図。 圃場管理装置101として機能する情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 圃場調査装置102として機能する情報処理装置(第二の装置)のハードウェア構成例を示すブロック図。 サーバ装置103として機能する情報処理装置(第三の装置)のハードウェア構成例を示すブロック図。 生育管理装置104として機能する情報処理装置(第四の装置)のハードウェア構成例を示すブロック図。 (a)は圃場管理装置101の外観例、(b)は圃場調査装置102の外観例を示す図。 作業指示データテーブルの構成例を示す図。 作業種別データテーブル800の構成例を示す図。 区画データテーブル900の構成例を示す図。 タグデータテーブル1000の構成例を示す図。 作業結果データテーブル1100の構成例を示す図。 情報処理システムにおける処理シーケンスを示すフローチャート。 (a)は表示画面1300の表示例、(b)はダイアログの表示例を示す図。 作業指示作成画面の表示例を示す図。 表示画面1500の表示例を示す図。 第一の集計結果表示画面の表示例を示す図。 表示画面1700の表示例を示す図。 圃場管理装置101のメイン処理のフローチャート。 ステップS206における処理の詳細を示すフローチャート。 圃場調査装置102のメイン処理のフローチャート。 ステップS212の処理のフローチャート。 サーバ装置103による集計処理(ステップS111)のフローチャート。 第二の集計結果を表示デバイス505に表示させるために行う処理(ステップS113)のフローチャート。 図12のフローチャートにおいて、圃場調査装置102に係る処理の変形例を示すフローチャート。 情報処理システムの構成例を示す図。 情報処理システムにおける処理シーケンスを示すフローチャート。 情報処理システムの構成例を示す図。 情報処理システムの構成例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1の実施形態]
<全体の概略>
2次生産品(加工品)の製造を想定して栽培される1次生産品(農作物)の例として、ワイン用のブドウがある。ワイン用ブドウの育成では、加工品であるワイン製品の出来を左右するため、期待にあった質と量のブドウを収穫することができる収穫時期を、収穫に先立って予測することが重要である。それに関連して、早い段階で高精度な収穫量の予測を行うことも重要である。例えば、ある時点である品種のブドウの予測収穫量が少ない場合には、圃場では、その原因に対策し、収穫量を増やすように働きかけることができる。一方、ワインの生産管理の立場では、その品種から製造されるワインの生産量を減らして他の品種から製造されるワインの生産量を増やすように計画を変更することができる。あるいは、他の圃場から買い付けて不足分を補う計画を立てるといった対策を取ることも可能になる。このように、ワイン用ブドウの生産現場では、現場の圃場を管理する立場だけでなく、加工品を生産する立場の見方も踏まえて総合的な管理が求められる。ワイン用ブドウ栽培には、具体的には、農作業者、圃場管理者、ワイナリー、ワイン製造責任者、ワインメーカーのオーナー、ぶどう栽培専門家(Viticulturist)、計測所員、多圃場が集まった組合員などといった、立場(役割ともいえる)が異なる多くの関係者が携わっている。
農作物の状態は、天候・気温などの自然の要因により日々動的に変化し、圃場ではそれによる悪影響を抑えるために作業がなされるが、その変化により、予測される収穫量の増減が発生する場合もある。従って、日々圃場ではブドウの生育に影響し得る様々な項目について調査が行われており、関係者は、その調査結果のうち各役割に応じた情報、経験的に得られている指標などに基づいて収穫量の予測や収穫時期の決定を行う。本実施形態では、農作物の栽培に関する時系列データを収集、管理する情報処理システムを例に取り説明する。特に、作成した作業指示を圃場の調査を行う装置にて表示し、利用者によって入力された作業結果から2種類の異なる装置で異なる集計を行い、それぞれの集計結果を表示する情報処理システムについて説明する。
農作物の栽培においては、気象状況や作物生育状態、栽培作業記録などをデジタル化して管理することが行われる。圃場を管理する圃場管理者は、病害虫による被害、支柱や灌漑設備などの破損、雹などの気象による被害の状況、生育の障害になる現象などを見つける調査や日々変化する生育状況の調査を行う必要がある。ワイン用ブドウの育成の調査では、更にワインを製造するワイナリーが収穫時期を見定めるために、圃場管理者は、成熟度と収穫量の予測の為に調査し集計して、ワイナリーに報告する必要がある。圃場管理者にとっては、複数の種類の調査と集計と報告に手間を要した。また、ワイナリーは、適切な時期に報告を受けるのが難しかった。
本実施形態では、圃場管理者が被害の調査に用いる装置と同じ装置を用いて、成熟度と収穫量の予測の為の作業結果を入力し、圃場管理者とワイナリーなど異なる閲覧者向けに異なる装置で異なる集計結果を表示する農作物育成支援システムを利用者に提供する。
<情報処理システムの構成>
本実施形態に係る農作物育成支援システムとしての情報処理システムの構成例について、図1を用いて説明する。図1に示す如く、本実施形態に係る情報処理システムは、圃場管理装置101(第一の装置)、圃場調査装置102(第二の装置)、サーバ装置103(第三の装置)、生育管理装置104(第四の装置)、を有する。
圃場管理装置101と圃場調査装置102は、無線LAN(Local Area Network)、近距離無線通信等、公知の通信技術により双方向に通信可能に接続される。また圃場管理装置101と圃場調査装置102とは、例えばフラッシュメモリ、USBメモリなどの補助記憶デバイスを介して双方向にデータを転送できるようにしてもよい。
そして圃場管理装置101、サーバ装置103、生育管理装置104は何れもネットワーク105に接続されている。ネットワーク105は、例えば、インターネット、携帯電話網等の通信網や、無線LAN(Local Area Network)、近距離無線通信等、公知の通信技術による、双方向の通信網である。
圃場管理装置101とサーバ装置103は、ネットワーク105により、双方向に通信可能に接続される。サーバ装置103と生育管理装置104は、ネットワーク105により、双方向に通信可能に接続される。
<各装置のハードウェア構成例と外観例>
先ず、本実施形態に係る圃場管理装置101として機能する情報処理装置(第一の装置)のハードウェア構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。圃場管理装置101としては、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(以下PC)、スマートフォン、タブレットPCなどの機器が利用可能である。本実施形態では圃場管理装置101がタブレットPCである場合を例に説明する。
CPU201は、中央演算装置(Central Processing Unit)である。CPU201は、ROM(Read-Only Memory)202やRAM(Random Access Memory)203に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて各種の処理を実行する。これによりCPU201は圃場管理装置101全体の動作制御を行うと共に、圃場管理装置101が行うものとして後述する各処理を実行もしくは制御する。
ROM202には、圃場管理装置101の設定データや起動プログラムなどが格納されている。RAM203は、ROM202や補助記憶デバイス204からロードされたコンピュータプログラムやデータ、通信デバイス207を介して外部装置から受信したデータ、を格納するためのエリアを有する。また、RAM203は、CPU201が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このようにRAM203は、各種のエリアを適宜提供することができる。
補助記憶デバイス204は、例えば、メディア(記録媒体)と、該メディアへのアクセスを実現するための外部記憶ドライブと、で実装することができる。このようなメディアとしては、例えば、フラッシュメモリ、USBメモリ、SSD(Solid State Drive)メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、MO等がある。また補助記憶デバイス204は、ネットワーク105に接続されたサーバ装置等であってもよい。また補助記憶デバイス204は、圃場管理装置101の本体に内蔵された、例えばSSD(Solid State Drive)メモリであっても良く、CPU201から取り外せないようにしてもよい。メディアには、OS(オペレーティングシステム)や、圃場管理装置101が行うものとして後述する各処理をCPU201に実行もしくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。補助記憶デバイス204に保存されている情報は、圃場管理装置101の電源を切っても消えない。本実施形態では、補助記憶デバイス204が圃場管理装置101の本体に内蔵されたSSD(Solid State Drive)メモリである場合を例に説明する。
補助記憶デバイス204に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU201による制御に従って適宜RAM203にロードされ、CPU201による処理対象となる。
補助記憶デバイス204に格納されたコンピュータプログラムをRAM203にロードすることで、プログラムメモリを実現しても構わない。またCPU201は、各処理の実行結果を補助記憶デバイス204に保存する。
表示デバイス205は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であり、CPU201による処理結果を、画像、文字、図形などの形態でもって表示する。なお表示デバイス205は、圃場管理装置101と有線あるいは無線で接続された外部装置であっても良い。
入力デバイス206は、タッチパネル、ボタン、マウスなどのユーザインターフェースであり、利用者による各種の操作を受け付ける。入力デバイス206は、表示デバイス205に張り付けられた、利用者の動作を感じる圧力タッチパネルや静電タッチパネル、ライトペン等であっても良い。なお、入力デバイス206は、マウスなどのように圃場管理装置101と有線あるいは無線で接続された外部装置であっても良い。本実施形態では、圃場管理装置101の表示デバイス205が、入力デバイス206として機能する静電タッチパネルが貼り付けられている液晶ディスプレイ(以下、単にタッチパネルと称する場合がある)である場合を例に説明する。
通信デバイス207は、公知の通信技術により、他の情報処理装置や通信機器、外部記憶装置等との間で、有線又は無線による双方向の通信を行う。例えば通信デバイス207は、ネットワーク105に接続されているサーバ装置103や生育管理装置104との間で双方向の通信を行う。
CPU201、ROM202、RAM203、補助記憶デバイス204、表示デバイス205、入力デバイス206、通信デバイス207は何れも、バス208に接続されている。
本実施形態に係る圃場管理装置101の外観例を図6(a)に示す。図6(a)に示す如く、圃場管理装置101は、筐体600と、電源ボタン601と、表示デバイス205および入力デバイス206として機能するタッチパネル602と、を有する。
次に、圃場調査装置102として機能する情報処理装置(第二の装置)のハードウェア構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。圃場調査装置102としては、例えば、可搬性の高いデジタルカメラや、あるいはスマートフォン、タブレットPCなどの機器が利用可能である。本実施形態では圃場調査装置102がデジタルカメラである場合を例に説明する。
CPU301、ROM302、RAM303、補助記憶デバイス304、表示デバイス305、入力デバイス306、通信デバイス307は圃場調査装置102を対象とした機能部ではある。しかし、それぞれの機能部は上記のCPU201、ROM202、RAM203、補助記憶デバイス204、表示デバイス205、入力デバイス206、通信デバイス207と同様の機能を有する。
つまりCPU301は、圃場調査装置102全体の動作制御を行うと共に、圃場調査装置102が行うものとして後述する各処理を実行もしくは制御する。補助記憶デバイス304のメディアには、圃場調査装置102が行うものとして後述する各処理をCPU301に実行もしくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。通信デバイス307は、圃場管理装置101との間で双方向の通信を行う。本実施形態では圃場調査装置102の表示デバイス305が液晶ディスプレイであり、入力デバイス306がボタンである場合を例に説明する。
撮像デバイス309は、公知の光学技術により、外界の光を電子画像データや電子映像データに変換するデバイスである。CPU301は、撮像デバイス309から電子画像データや電子映像データを静止画像や動画像に変換し、該変換した静止画像や動画像をRAM303や補助記憶デバイス304に格納する。GPS通信デバイス310は、公知の位置補足技術により、地球のGPS用静止衛星から電波を受信して、自装置の現在の位置の経度緯度を算出する。
CPU301、ROM302、RAM303、補助記憶デバイス304、表示デバイス305、入力デバイス306、通信デバイス307、撮像デバイス309、GPS通信デバイス310は何れも、バス308に接続されている。
本実施形態に係る圃場調査装置102の外観例を図6(b)に示す。図6(b)に示す如く、圃場調査装置102は、筐体610と、電源ボタン611と、撮影ボタン612と、ディスプレイ613と、カーソルボタン614と、再生ボタン615と、を有する。電源ボタン611、撮影ボタン612、カーソルボタン614、再生ボタン615はそれぞれ入力デバイス306として機能する。ディスプレイ613は、表示デバイス305として機能する
次に、サーバ装置103として機能する情報処理装置(第三の装置)のハードウェア構成例について、図4のブロック図を用いて説明する。サーバ装置103としては、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(以下PC)などの機器、あるいはインターネットに接続されたクラウドサーバ上の仮想マシンが利用可能である。本実施形態では、サーバ装置103が汎用のPCである場合を例に説明する。
CPU401、ROM402、RAM403、補助記憶デバイス404、表示デバイス405、入力デバイス406、通信デバイス407、バス408はサーバ装置103を対象とした機能部ではある。しかし、それぞれの機能部は上記のCPU201、ROM202、RAM203、補助記憶デバイス204、表示デバイス205、入力デバイス206、通信デバイス207、バス208と同様の機能を有する。
つまりCPU401は、サーバ装置103全体の動作制御を行うと共に、サーバ装置103が行うものとして後述する各処理を実行もしくは制御する。補助記憶デバイス404のメディアには、サーバ装置103が行うものとして後述する各処理をCPU401に実行もしくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。通信デバイス407は、ネットワーク105に接続されている圃場管理装置101や生育管理装置104との間で双方向の通信を行う。
次に、生育管理装置104として機能する情報処理装置(第四の装置)のハードウェア構成例について、図5のブロック図を用いて説明する。生育管理装置104としては、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(以下PC)などの機器が利用可能である。本実施形態では、生育管理装置104が汎用のPCである場合を例に説明する。
CPU501、ROM502、RAM503、補助記憶デバイス504、表示デバイス505、入力デバイス506、通信デバイス507、バス508は生育管理装置104を対象とした機能部ではある。しかし、それぞれの機能部は上記のCPU201、ROM202、RAM203、補助記憶デバイス204、表示デバイス205、入力デバイス206、通信デバイス207、バス208と同様の機能を有する。
つまりCPU501は、生育管理装置104全体の動作制御を行うと共に、生育管理装置104が行うものとして後述する各処理を実行もしくは制御する。補助記憶デバイス504のメディアには、生育管理装置104が行うものとして後述する各処理をCPU501に実行もしくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。通信デバイス507は、ネットワーク105に接続されている圃場管理装置101やサーバ装置103との間で双方向の通信を行う。
なお、図1〜4を用いて説明した各装置のハードウェア構成は一例であり、同等以上の機能を有する構成であれば、各装置の構成は図1〜4に示した構成に限らない。
<データテーブル>
圃場管理装置101によって作成された作業指示データテーブルの構成例を図7に示す。圃場管理装置101によって作成された作業指示データテーブルは、保存している作業指示を管理するためのテーブルである。
作業指示ID701としては、作業指示データテーブル700に格納された各作業指示を一意に識別するためのIDが登録される。作業指示名702としては、利用者によって付与される任意文字列の作業指示の名称が登録される。作業種別703としては、図8に示す作業種別データテーブル800に登録されている作業種別ID801が登録される。期間704としては、利用者によって設定される作業指示の開始日と終了日が登録される。区画705としては、図9に示す区画データテーブル900に登録されている区画ID901が登録される。タグ706としては、図10に示すタグデータテーブル1000に登録されているタグID1001が登録される。コメント707については後述する。状態708としては、作業指示の状態が登録される。作成した初期の作業指示の状態708は、作業指示未送信である。圃場調査装置102に送信した作業指示の状態708は、作業指示転送済みである。作業指示を指定して圃場調査装置102から作業結果を受信した場合の作業指示の状態708は、作業結果受け入れ済みである。
次に、圃場管理装置101が保持している作業種別を管理するための作業種別データテーブル800の構成例を図8に示す。作業種別ID801としては、作業種別データテーブル800に格納されている各作業種別を一意に識別するためのIDが登録される。作業種別名802としては、作業種別の名称が登録される。
次に、圃場管理装置101が保持している作業指示を管理するための区画データテーブル900の構成例を図9に示す。区画ID901としては、区画データテーブル900に格納されている各区画を一意に識別するためのIDが登録される。区画名902としては、区画の名称が登録される。領域903としては、区画の境界を示す座標が登録される。区画の領域を示す座標は、地球上の領域が指定できればよく、GPSにより得られる現在位置の経度緯度を使用しても構わない。
次に、圃場管理装置101が保持しているタグを管理するためのタグデータテーブル1000の構成例を図10に示す。タグID1001としては、区画データテーブル900に格納されている各タグを一意に識別するためのIDが登録される。作業種別ID1002としては、図8に示す作業種別データテーブル800に登録されている作業種別ID801が登録される。タグ1003としては、タグが登録される。
次に、圃場調査装置102が作成し、圃場管理装置101が圃場調査装置102から受信し、圃場管理装置101がサーバ装置103に転送し、サーバ装置103が生育管理装置104に転送する作業結果データテーブル1100の構成例を図11に示す。
作業結果ID1101としては、作業結果データテーブル1100に格納されている各作業結果を一意に識別するためのIDが登録される。作業指示ID1102としては、図7に示す作業指示データテーブル700の作業指示ID701が登録される。実施日1103としては、圃場調査装置102が設定した作業結果の日付が登録される。座標1104としては、圃場調査装置102がGPS通信デバイス310から取得した作業結果の座標の経度緯度が登録される。タグID1105としては、圃場調査装置102を使用して利用者が入力したタグの、図10に示すタグデータテーブル1000のタグID1001が登録される。タグ値1106としては、圃場調査装置102を使用して利用者が入力した作業結果のタグ値が登録される。画像ID1107としては、圃場調査装置102を使用して利用者が撮像した画像のIDが登録される。
<情報処理システムにおける処理シーケンス>
次に、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理シーケンスについて、図12のフローチャートに従って説明する。より具体的には、図12を用いて各装置(圃場管理装置101、圃場調査装置102、サーバ装置103、生育管理装置104)における処理とデータの流れについて説明する。
なお、ステップS101における処理の一部、ステップS107〜S108における処理、については図13および図18を用いて詳細に後述する。またステップS101〜S102の処理については、図14および図19を用いて詳細に後述する。またステップS103〜S106の処理については、図15および図20を用いて詳細に後述する。またステップS109〜S110の処理については、図16および図21を用いて詳細に後述する。またステップS111の処理については、図12を用いて詳細に後述する。またステップS112〜S113の処理については、図17および図13を用いて詳細に後述する。
ステップS103〜S106の処理は、圃場調査装置102のCPU301によって実行される。ステップS101〜S102、S107〜S110の処理は、圃場管理装置101のCPU201によって実行される。ステップS111の処理は、サーバ装置103のCPU401によって実行される。ステップS112〜S113の処理は、生育管理装置104のCPU501によって実行される。
ステップS101では、CPU201は、利用者の操作により作業指示を作成する。作業指示は、作業種別ID、作業指示名、開始日と終了日からなる期間、区画IDのリスト、タグIDのリスト、コメント、のセットを含む。コメント(図7のコメント707)としては、任意の文字列が設定でき、作業の内容をより詳細に指示する作業指示文字列である。コメントは、圃場調査装置102で作業結果を入力する際に表示される。例えば、接写で撮るようになど、どのように作業結果を入力すればいいかが分かりやすくなる。そしてCPU201は、作成した作業指示を、作業指示データテーブル700における一行分の情報として、圃場管理装置101の補助記憶デバイス204に保存する。CPU201は、この1行分の情報には、該情報に固有の作業指示ID701を付与し、作業指示の状態708を作業指示未送信に設定する。
ステップS102ではCPU201は、利用者の操作により、コンピュータプログラム、利用者が指定した1つの作業指示、作業種別データテーブル800、区画データテーブル900、タグデータテーブル1000を、圃場調査装置102に転送(送信)する。
圃場調査装置102に転送するコンピュータプログラムは、圃場調査装置102のCPU301が実行するコンピュータプログラムである。本実施形態では、圃場管理装置101は圃場調査装置102に作業指示を送るときに毎回コンピュータプログラムを転送している。しかし、圃場調査装置102に既に転送済みでバージョンが新しいコンピュータプログラムがある場合には、コンピュータプログラムを送らないようにしてもよい。コンピュータプログラムを作業指示と共に転送することにより、利用者は、ユーザ認証などの複雑な操作が必要なコンピュータプログラムの取得操作なしに、圃場調査装置102の使用時に常に最新のコンピュータプログラムを使用することができる。なお、ステップS102にて圃場調査装置102に作業指示を送信する際、タグデータテーブル1000の中から作業に用いるタグのリストだけを転送するように構成してもよい。
圃場調査装置102は、圃場管理装置101から送信されたコンピュータプログラムおよび作業指示を受信すると、ステップS103〜S106の処理を行う。ステップS103では、CPU301は、作業種別名、作業指示名、タグのリスト、コメント、地図を表示デバイス305(ディスプレイ613)に表示する。作業種別名は、ステップS102にて転送された作業指示に含まれる作業種別703(作業種別ID)と一致する作業種別データテーブル800内の作業種別IDに対応する作業種別名を表示する。タグのリストは、ステップS102にて転送された作業指示に含まれるタグ706(タグID)のリストと一致するタグデータテーブル1000内のタグIDに対応するタグを表示する。地図は、ステップS102にて転送された作業指示に含まれる区画705(区画ID)と一致する区画データテーブル900内の区画IDに対応する領域903の地図を表示する。さらに、ステップS102にて転送された作業指示に含まれる区画705に対応する区画IDや区画名を強調表示する。これにより、利用者はどの場所で作業すればいいかが分かりやすくなり、作業の効率が向上する。コメントに作業指示を作成した時に設定した文字列を表示しても良い。例えば、病害虫の調査であれば、接近して撮るようになどの指示を設定しておけば、利用者は的確な調査が行えて、やり直しなどの無駄が省け、作業の効率が向上する。
なお、本実施形態では、ステップS103にて圃場調査装置102は、圃場管理装置101から転送された作業指示に基づく表示を行っているが、ステップS103における表示処理は省いても良い。
ステップS104では、CPU301は、利用者の操作によってタグを設定する。ステップS105では、CPU301は、利用者の操作によってタグ値を入力する。ステップS106でCPU301は、利用者が上記の撮影ボタン612を押下するなどして撮像動作を行うと、撮像デバイス309に撮像を行わせ、GPS通信デバイス310から撮像位置を取得すると共に、CPU301の内部タイマから撮像時間を取得する。そしてCPU301は、撮像位置と、撮像時間と、ステップS104にて設定されたタグと、ステップS105にて入力されたタグ値と、撮像画像(撮影画像)と、をセットにして圃場調査装置102の補助記憶デバイス304に保存する。
ステップS107でCPU201は、圃場調査装置102の補助記憶デバイス304に保存されたセット(撮像位置、撮像時間、ステップS104にて設定されたタグ、ステップS105にて入力されたタグ値、撮像画像のセット)を作業結果として取得する。そしてCPU201は、該取得した作業結果を補助記憶デバイス204に保存する。
ステップS108では、CPU201は、ステップS107にて保存した作業結果を病害虫に関して集計し、該集計の結果を第一の集計結果として補助記憶デバイス204に保存する。
ステップS109では、CPU201は、ステップS108における集計で得た第一の集計結果を、表示デバイス205および入力デバイス206として機能するタッチパネル602に表示する。ステップS110では、CPU201は、ステップS108における集計で得た第一の集計結果をサーバ装置103に転送する。
ステップS111では、CPU401は、圃場管理装置101から転送された作業結果を成熟度と収穫量予測に関して集計し、該集計の結果を第二の集計結果として補助記憶デバイス404に保存する。
ステップS112では、CPU501は、第二の集計結果をサーバ装置103から取得する。ステップS113では、CPU501は、ステップS112で取得した第二の集計結果を表示デバイス505に表示する。
<圃場管理装置101の動作(メイン)>
圃場管理装置101において、作成済みの作業指示のリストを表示すると共に作業指示の新規の作成を開始するための操作部を有する表示画面1300の表示例を、図13(a)に示す。
表示画面1300は、作業指示リスト1301、Create taskボタン1302、Done表示1303、Acceptボタン1304、Sendボタン1305、を含む。
作業指示リスト1301は、作成済みの作業指示のリストである。Create taskボタン1302は、作業指示の新規作成を開始するために指示するボタンである。Done表示1303は、作業指示が作成済みであり、かつ、作業結果を取り込み済み、更に、集計が完了しており、第一の集計結果が保存済みであることを示す表示である。Acceptボタン1304は、作業指示に対応する作業結果を圃場調査装置102から取得するために指示するボタンである。また、Acceptボタン1304は、作業指示が作成済みであり、圃場調査装置102に転送済みであるが、作業結果は取り込まれていないことを示す。Sendボタン1305は、圃場調査装置102に作業指示を転送するために指示するボタンである。また、Sendボタン1305は作業指示が作成済みであり、かつ、作業指示が圃場調査装置102に転送していないことを示す。
次に、本実施形態に係る圃場管理装置101のメイン処理について、図18のフローチャートに従って説明する。図18のフローチャートに従った処理は、CPU201によって実行される。
利用者によって電源ボタン601が押下されると、CPU201はコンピュータプログラムを実行する。これによりCPU201は、図13(a)に例示した表示画面1300を、表示デバイス205および入力デバイス206として機能するタッチパネル602に表示し、図18のフローチャートに従った処理の実行を開始する。
ステップS201では、CPU201は、補助記憶デバイス204に保存されている作業指示データテーブル700に登録されている作成済みの作業指示を取得する。ステップS202では、CPU201は、ステップS201で取得した作業指示のリストを作業指示リスト1301に表示する。
ステップS203では、CPU201は、作業指示リスト1301に表示した作業指示のそれぞれに対し、該作業指示の状態に応じた表示を行う。作業指示の状態が作業指示未送信であれば、該作業指示についてはSendボタンを表示する。作業指示の状態が作業指示転送済みであれば、該作業指示についてはAcceptボタンを表示する。作業指示の状態が作業結果受け入れ済みであれば、該作業指示についてはボタンが押せない表示だけのDoneを表示する。
ステップS204では、CPU201は、利用者の操作を受け付ける。そして、タッチパネル602に表示されているCreate taskボタン1302を利用者がタッチしたとCPU201が判断した場合には、処理はステップS205に進む。
ステップS205では、CPU201は、図13(b)に例示するダイアログをタッチパネル602に表示し、利用者がこのダイアログを操作して選択した作業種別データテーブル800の作業種別IDを取得する。
図13(b)のダイアログの作業種別リスト1306には、作業種別データテーブル800の作業種別リストが表示されており、利用者はいずれかの作業種別をタッチすることで作業種別を選択することができる。作業種別が選択されると、該選択された作業種別に対応する作業種別IDが得られる。ステップS206では、CPU201は、後述する作業指示作成画面に係る処理を行う。ステップS206の処理が終わると、処理はステップS204に進む。
一方、ステップS204にて、タッチパネル602に表示されているSendボタン1305を利用者がタッチしたとCPU201が判断した場合には、処理はステップS207に進む。
ステップS207では、CPU201は、圃場調査装置102の電源が入っていると、圃場調査装置102に対して、利用者がタッチしたSendボタン1305に対応する作業指示を送信する。ステップS207の処理が終わると、処理はステップS204に進む。
一方、ステップS204にて、タッチパネル602に表示されているAcceptボタン1304を利用者がタッチしたとCPU201が判断した場合には、処理はステップS208に進む。
ステップS208では、CPU201は、圃場調査装置102の電源が入っていると、圃場調査装置102に対して、Acceptボタン1304が表示されている作業指示に対する作業結果の送信を要求する。図13(a)に例示されている状態では、Survey 2、すなわち、作業指示ID2に対する作業結果の送信を要求する。そしてCPU201は、該要求に応じて圃場調査装置102から送信された作業結果を受信し、該受信した作業結果を補助記憶デバイス204に保存する。
ステップS209では、CPU201は、ステップS208にて受信した作業結果が、圃場管理装置101で表示すべき病害虫に関する作業指示の作業結果、つまり、作業種別IDが作業種別データテーブル800で「1」である場合、作業結果を集計する。そしてCPU201は、該集計の結果を第一の集計結果として補助記憶デバイス204に保存する。
ステップS210ではCPU201は、ステップS208で受信した作業結果が、生育管理装置104で表示すべき成熟度と収穫量予測に関する作業指示の作業結果、つまり、作業種別IDが作業種別データテーブル800で「2」または「3」である場合、作業結果をサーバ装置103に送信する。ステップS210の処理が終わると、処理はステップS204に進む。
一方、ステップS204にて、作業指示リスト1301においてSendボタン1305およびAcceptボタン1304以外の箇所を利用者がタッチしたとCPU201が判断した場合には、処理はステップS211に進む。ステップS211では、CPU201は、利用者がタッチした箇所に対応する作業指示を取得する。ステップS212では、CPU201は、後述する第一の集計結果表示画面に係る処理を行う。ステップS212の処理が終わると、処理はステップS204に進む。一方、ステップS204にて、電源ボタン601が押下されたとCPU201が判断した場合には、処理を終了する。
<圃場管理装置101の動作(作業指示の作成)>
圃場管理装置101で作業指示を作成する画面(作業指示作成画面)の表示例を図14に示す。作業指示作成画面1400は、ウィンドウタイトル1401と、作業指示名1402と、期間1403と、区画名1404と、タグ1405と、作成ボタン1406と、取り消しボタン1407と、を有する。
利用者が作業指示名1402をタッチすると、キーボードが表示され、利用者はこの表示されたキーボードを用いて任意の文字列の名称を作業指示名1402として入力することができる。
利用者が期間1403をタッチすると、カレンダーが表示され、利用者はこの表示されたカレンダーにおいて期間の開始日と終了日を指定することで、該期間の開始日と該終了日とで規定される期間1403を設定することができる。
区画名1404としては、圃場管理装置101の補助記憶デバイス204に保存してある区画データテーブル900の区画名902を表示する。利用者は、区画名1404の1つまたは複数をタッチすることで、該区画名1404の1つまたは複数を選択することができる。利用者はタグ1405の1つまたは複数をタッチすることで、該タグ1405の1つまたは複数を選択することができる。また、コメント1408をタッチすると、キーボードが表示され、利用者はコメント1408として任意の文字列を入力することができる。
図18の作業指示作成画面1400に係る処理、つまり上記のステップS206における処理の詳細について、図19のフローチャートに従って説明する。図19のフローチャートに従った処理が開始されると、CPU201はコンピュータプログラムを実行し、タッチパネル602に図14に例示する作業指示作成画面1400を表示する。このとき、ステップS205で取得した作業種別の名称をウィンドウタイトル1401として表示する。そして図19のフローチャートに従った処理の実行を開始する。
ステップS301では、CPU201は、タグデータテーブル1000から、ステップS205で取得した作業種別IDに対応するタグのリストを取得する。ステップS302では、CPU201は、ステップS301で取得したタグを作業指示に含めるタグの候補として、タグ1405として表示する。利用者は、タグ1405の1つまたは複数をタッチすることで、該タグ1405の1つまたは複数を選択することができる。
ステップS303では、CPU201は、区画データテーブル900の区画名902のリストを、作業指示に含める区画の候補として、区画名1404として表示する。利用者は、区画名1404の1つまたは複数をタッチすることで、該区画名1404の1つまたは複数を選択することができる。
ステップS304では、CPU201は、利用者の操作を受け付ける。作業指示作成画面1400において、作成ボタン1406、あるいは、取り消しボタン1407以外の項目が、利用者によってタッチされたとCPU201が判断した場合、ステップS305に進む。ステップS305では、CPU201が、先に述べたように、作業指示名1402、期間1403、タグ1405、区画名1404、コメント1408に対する入力として受け付け、RAM203上に受け付けた項目の値を記録する。
ステップS304において、作成ボタン1406がタッチされたとCPU201が判断した場合、ステップS306に進む。一方、ステップS304において、、取り消しボタン1407がタッチされたとCPU201が判断した場合、ステップS305で記録された値を全て破棄して、図19のフローチャートに従った処理を終了する。ステップS306では、CPU201は、ステップS305で記録した、作業指示名、作業種別ID、開始日と終了日からなる期間、区画、タグ、コメントの値を、作業指示データテーブル700の一つの行に対応する情報として、補助記憶デバイス204に保存する。その際、各々の作業指示には固有の作業指示IDを付与する。また、作業指示の状態を作業指示未送信に設定する。
ステップS306の処理が終わると、図19のフローチャートに従った処理は終了する。
<圃場調査装置102の動作(作業結果入力)>
圃場調査装置102で作業結果を入力するためにディスプレイ613に表示される画面の表示例を図15に示す。表示画面1500は、作業名表示1501、タグ入力1502表示、撮影画像表示1503、地図表示1504、を有する。
本実施形態に係る圃場調査装置102のメイン処理について、図20のフローチャートに従って説明する。利用者によって電源ボタン611が押下されると、CPU301はコンピュータプログラムを実行し、図15の表示画面1500を、表示デバイス305として機能するディスプレイ613に表示し、図20のフローチャートに従った処理の実行を開始する。
ステップS401では、CPU301は、圃場管理装置101からの転送要求を確認する。この確認の結果、圃場管理装置101から転送要求があり、この転送要求が受信要求であった場合(圃場管理装置101からの情報送信に先立って該圃場管理装置101から要求が送信された場合)には、処理はステップS402に進む。
ステップS402では、CPU301は、圃場管理装置101から送信された作業指示、コンピュータプログラム、作業種別名、タグとタグIDのリストを受信し、補助記憶デバイス304に保存する。ステップS403では、CPU301は、ステップS402で受信した作業指示に含まれる作業指示名および作業種別名を作業名表示1501として表示する。
ステップS404では、CPU301は、ステップS402で受信したタグのリストをタグ入力1502として表示する。ステップS404の処理が終わると、処理はステップS401に進み、ステップS401にてコンピュータプログラムを受信した場合、現在実行中のコンピュータプログラムを終了し、該受信したコンピュータプログラムを起動して、ステップS401で待機する。ステップS401にてコンピュータプログラムを受信していない場合は、現在実行中のコンピュータプログラムを終了せず、ステップS401にて待機する。
一方、ステップS401にて、圃場管理装置101から送信要求があるとCPU301が判断した場合には、処理はステップS405に進む。ステップS405では、CPU301は、補助記憶デバイス304に保存している作業結果を圃場管理装置101に送信する。ステップS405の処理が終わると、処理はステップS401に進む。
一方、ステップS401にて、転送要求がないとCPU301が判断した場合、処理はステップS406に進む。ステップS406では、CPU301は、撮像デバイス309によって撮像された撮像画像を取得し、該取得した撮像画像を撮影画像表示1503として表示する。
ステップS407では、CPU301は、GPS通信デバイス310から圃場調査装置102の現在位置を取得し、該取得した現在位置に対応する地図を地図表示1504として表示し、作業指示に含まれるコメントをコメント1505として表示する。また、作業指示が病害虫などで、コメントにClose-upなどの指示が含まれる場合には、撮像デバイス309の設定を、マクロモードに設定するようにしてもよい。
ステップS408では、CPU301は、利用者の操作を受け付ける。そして、カーソルボタン614の上下ボタンが利用者によって操作されたとCPU301が判断した場合には、処理はステップS409に進む。
ステップS409では、CPU301は、タグ入力1502に表示されている選択中のタグを、カーソルボタン614の上ボタン、下ボタンのうち操作されたボタンに応じて変更する。ステップS409の処理が終わると、処理はステップS401に進む。
一方、ステップS408にて、カーソルボタン614の左右ボタンが利用者によって操作されたとCPU301が判断した場合には、処理はステップS410に進む。ステップS410では、CPU301は、タグ入力1502で選択状態になっているタグの数値(タグ値)を、カーソルボタン614の左ボタン、右ボタンのうち操作されたボタンに応じて増減させる。左ボタンが操作された場合はタグ値を減少させ、右ボタンが操作された場合はタグ値を増加させる。タグ値の初期値は「−」であり、値が無いことを意味する。例えば、タグ値が「−」の状態で右ボタンが操作される度にタグ値は「0」、「10」、「20」、「30」、「40」、「50」、「60」、「70」、「80」、「90」、「100」のように増加させる。左ボタンが操作された場合は逆順で減少させる。ステップS410の処理が終わると、処理はステップS401に進む。
一方、ステップS408にて、撮影ボタン612が利用者によって押下されたとCPU301が判断した場合には、処理はステップS411に進む。ステップS411では、CPU301は、撮像デバイス309を制御して撮像動作を行わせて撮像画像を生成させる。またCPU301は、GPS通信デバイス310から圃場調査装置102の現在位置を経度緯度でもって、撮像位置として取得する。そしてCPU301は、圃場調査装置102の現在位置、タグ入力1502にて設定した1つまたは複数のタグおよびタグ値、撮像デバイス309から取得した撮像画像を、セットにして作業結果として補助記憶デバイス304に保存する。
なお、作業結果は、撮像画像を含まず、圃場調査装置102の現在位置、タグ、タグ値のセットであっても良い。また作業結果は、圃場調査装置102の現在位置およびタグのセットであっても良い。ステップS411の処理が終わると、処理はステップS401に進む。一方、ステップS408にて、電源ボタン611が利用者によって押下されたとCPU301が判断した場合には、図20のフローチャートに従った処理は終了する。
<圃場管理装置101の動作(第一の集計結果表示)>
圃場管理装置101においてタッチパネル602に表示される、第一の集計結果を表示する表示画面(第一の集計結果表示画面)の表示例を図16に示す。表示画面1600は、作業指示名1601、期間1602、区画名1603、地図表示1604、タグ1605、撮影画像1606、閉じるボタン1607、を含む。
図16に例示する表示画面1600に係る上記のステップS212の処理について、図21のフローチャートに従って説明する。図21のフローチャートに従った処理が開始されると、CPU201がコンピュータプログラムを実行して、タッチパネル602に図16の表示画面1600を表示して、図21のフローチャートに従った処理の実行を開始する。
ステップS501ではCPU201は、上記のステップS211で取得した作業指示に対応する1つまたは複数の作業結果を取得し、補助記憶デバイス204に保存する。ステップS502では、CPU201は、上記のステップS211で取得した作業指示とステップS501で取得した作業結果とに含まれる情報から、作業名と作業種別名を作業指示名1601として表示し、期間を期間1602として表示し、区画名を区画名1603として表示し、タグとタグ値の平均値を求めてタグ1605として表示する。ステップS503では、CPU201は、ステップS501で取得した作業結果に対応する現在位置に対応する地図上の位置にマーカ(図16では旗)を表示する。
ステップS504では、CPU201は、利用者の操作を受け付ける。地図上の旗が利用者によってタッチされたとCPU201が判断した場合には、処理はステップS505に進む。
ステップS505では、CPU201は、タッチされた旗に一致する作業結果において、作業結果データテーブル1100の画像ID1107に一致する画像を、撮影画像1606として表示する。一方、ステップS504にて、閉じるボタン1607が利用者によってタッチされたとCPU201が判断した場合には、図21のフローチャートに従った処理を終了する。
<サーバ装置103の動作(集計)>
本実施形態に係るサーバ装置103による集計処理(ステップS111)について、図22のフローチャートに従って説明する。サーバ装置103の電源が投入されると、CPU401によって図22のフローチャートに従った処理が開始され、電源が切られるまで処理を実行する。
ステップS601では、CPU401は、転送要求を確認する。この確認の結果、転送要求が圃場管理装置101からの受信要求であれば、処理はステップS602に進む。ステップS602では、CPU401は、圃場管理装置101から未受信の作業結果だけを受信する。そしてステップS603では、CPU401は、未受信の作業結果を集計し、該集計結果を第二の集計結果として補助記憶デバイス404に保存する。この集計では、成熟度と収穫量予測に関連する作業指示の作業種別IDが「2」または「3」に一致する作業結果で、区画毎に、タグ値の平均値を算出する。本実施形態では、タグ値の平均値を算出しているが、タグの種類に応じた計算式をそれぞれに適用してもよい。ステップS603の処理が終わると、処理はステップS601に進む。
ステップS601における確認の結果、転送要求が生育管理装置104への送信要求であれば、処理はステップS604に進む。ステップS604では、CPU401は、補助記憶デバイス404に保存している第二の集計結果を生育管理装置104へ送信する。一方、ステップS601における確認の結果、転送要求が無ければ、ステップS601の処理を繰り返す。
<生育管理装置104の動作(第二の集計結果表示)>
生育管理装置104において表示デバイス505に表示される、第二の集計結果を表示する表示画面の表示例について、図17を用いて説明する。表示画面1700は、期間1701、区画名1702と、地図表示1703、閉じるボタン1704、成熟度グラフ1705、収穫量予測グラフ1706、を含む。
本実施形態に係る生育管理装置104が第二の集計結果を表示デバイス505に表示させるために行う処理(ステップS113)について、図23のフローチャートに従って説明する。利用者によって本実施形態に係る生育管理装置104が起動されると、CPU501はコンピュータプログラムを実行し、図17の表示画面1700を表示デバイス505に表示し、図23のフローチャートに従った処理の実行を開始する。
ステップS701では、CPU501は、サーバ装置103に転送を要求し、作業指示と作業結果を取得する。ステップS702では、CPU501は、地図を表示デバイス505に表示させる。
ステップS703では、CPU501は、利用者の操作を受け付ける。ステップS703にて、地図上の区画が利用者によってタッチされたとCPU501が判断した場合には、処理はステップS704に進む。
ステップS704では、CPU501は、タッチされた区画の作業結果を集計した第二の集計結果をグラフ(収穫量予測グラフ1706、および、成熟度グラフ1705)として表示デバイス505に表示させる。収穫量予測グラフ1706、および、成熟度グラフ1705の表示では、グラフ上で作業結果の実施日ごとに、該実施日についてステップS603で算出したタグ値の平均値に対応する位置に点(マーカ)を表示し、点同士を線で結ぶ。グラフ上の点または線にタグを凡例として表示する。ステップS704の処理が終わると、処理はステップS703に進む。
一方、ステップS704において、グラフ上の点(マーカ)が利用者によってタッチされたと判断した場合には、処理はステップS705に進む。ステップS705では、CPU501は、タッチされた点に対応する(該点の算出に用いた)作業結果を取得する。
そしてステップS706では、CPU501は、ステップS705において取得した作業結果に対応する位置(座標)に対応する地図上の位置にマーカ(図17では旗)を表示する。さらに、マーカをタッチした場合、ポップアップ画面(非図示)を表示し、その中に作業結果の詳細情報、例えば、その位置で撮影した写真や、作業で入力されたタグ名とその値を表示しても良い。ステップS706の処理が終わると、処理はステップS703に進む。
一方、ステップS703において、閉じるボタン1704が利用者によってタッチされたとCPU501が判断した場合には、図23のフローチャートに従った処理を終了する。
このように、以上説明した第1の実施形態によれば、被害の調査と、成熟度と収穫量の予測の為の作業結果を同じ装置で入力し、異なる装置で異なる集計結果を表示する。圃場管理者が利用する圃場管理装置101には、病害虫の被害の集計結果を表示する。ワイナリーが利用する生育管理装置104には、収穫の時期を判断するための成熟度の推移と収穫量の予測の集計結果を表示する。圃場管理者は、同一の手順の作業を行い、ワイナリーへの成熟度と収穫量の予測の為の集計と報告をする必要がなくなり、大幅に手間が軽減し、作業の効率を大幅に向上させることができる。また、ワイナリーは適宜成熟度と収穫量の予測の為の集計結果を参照することができる。
また、ワイナリーは、集計で算出された値に対応するグラフ上の対応点を指定することにより、集計に用いられた作業結果を地図上で確認することができ、集計の根拠を、圃場管理者に聞くことなく確認することができる。
また、圃場調査装置102で動作するコンピュータプログラムは、作業指示を送信する度に更新されるため、常に最新のコンピュータプログラムを、わずらわしい更新作業をしなくても使用できる。
なお、図12のステップS111〜ステップS113に至るステップ、および、図22および図23のフローチャートで示される処理は、サーバ装置103上で動作するバックエンド処理と、生育管理装置104内のWebブラウザで動作するフロントエンド処理で構成されるWebアプリケーションの形態で実行されてもよい。
さらに、図12のステップS101〜ステップS102とステップS107〜ステップS110のステップ、および、図18、図19、図21のフローチャートで示される処理も同様に、サーバ装置103上で動作するバックエンド処理と、圃場管理装置101内のWebブラウザで動作するフロントエンド処理で構成されるWebアプリケーションの形態で実行されてもよい。
<第1の実施形態の変形例1>
図12に示す如く、第1の実施形態では、圃場調査装置102においてタグ、タグ値、撮像画像の順に入力していたが、図24に示す如く、撮像画像の撮像後にタグとタグ値を入力するようにしても良い。図24は、図12のフローチャートにおいて、圃場調査装置102に係る処理の変形例を示すフローチャートである。
ステップS801でCPU301は、利用者が上記の撮影ボタン612を押下するなどして撮像動作を行うと、撮像デバイス309に撮像を行わせ、GPS通信デバイス310から撮像位置を取得すると共に、CPU301の内部タイマから撮像時間を取得する。そしてCPU301は、撮像位置と、撮像時間と、撮像画像(撮影画像)と、をセットにして圃場調査装置102の補助記憶デバイス304に保存する。
ステップS802では、CPU301は、利用者の操作によってタグを設定する。ステップS803では、CPU301は、利用者の操作によってタグ値を入力する。CPU501は、ステップS801で補助記憶デバイス304に保存した「撮像位置、撮像時間、撮像画像」のセットに、ステップS802で設定したタグ、ステップS803で入力したタグ値を加えたものを作業結果として補助記憶デバイス304に保存する。
ステップS802およびステップS803にて、利用者は、再生ボタン615を押すことにより、ステップS801にて撮像された撮像画像を表示させ、確認しながらタグとタグ値の入力を行うようにしてもよい。
このように、変形例1によれば、調査の作業を行う利用者は、撮像とタグの入力の順番を気にしないで調査の作業を行うことができる。間違えて実施しても、やり直す必要がなくなり、業務の効率が改善する。
<第1の実施形態の変形例2>
第1の実施形態では、圃場調査装置102が撮像デバイス309を有するものとして説明したが、撮像デバイス309を有さない構成であっても良い。この場合、図16の撮影画像1606の表示はなくなるが、作業結果の位置、作業結果のタグ、作業結果のタグ値が入力できれば、圃場管理装置101での第一集計結果、生育管理装置104での第二の集計結果の提示が可能になる。
このように、変形例2によれば、撮像画像を用いなくても、第一の集計(第一の集計結果を得るための集計)と第二の集計(第二の集計結果を得るための集計)を行うことができ、撮像の手間と、撮像画像の保管に要する費用を軽減できる。
[第2の実施形態]
以下では、第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは第1の実施形態と同様であるものとする。第1の実施形態では、情報処理システムは図1に示す如く、第一の装置、第二の装置、第三の装置、最四の装置の4種類の装置を有するものとして説明したが、情報処理システムの構成は図1に示した構成に限らない。
本実施形態に係る情報処理システムの構成例について、図25を用いて説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、図25に示す如く、第一の装置、第二の装置、第四の装置を有し、ネットワーク105に上記の第三の装置が接続されていない構成となっている。
このような構成の場合、生育管理装置104(第四の装置)が圃場管理装置101(第一の装置)に保存されている作業指示と作業結果を取得し、生育管理装置104(第四の装置)で上記の集計を行う。
本実施形態に係る情報処理システムにおける処理シーケンスについて、図26のフローチャートに従って説明する。以下では、図12のフローチャートに従った処理と異なる点について説明する。
ステップS111の処理(圃場管理装置101から転送された作業結果を成熟度と収穫量予測に関して集計し、該集計の結果を第二の集計結果として補助記憶デバイス504に保存する)は生育管理装置104にて行う。なお、ステップS111の処理は圃場管理装置101にて行ってもよい。このように、本実施形態によれば、サーバ装置103(第三の装置)の設置と運用にかかる経費と手間を大幅に軽減することができる。
<第2の実施形態の変形例1>
第一の装置が行うものとして上述した処理を第四の装置で実行することにより、図27に示す如く、第一の装置における作業指示の作成と第一の集計および第一の集計結果の表示を第四の装置で行うようにし、情報処理システムを3種類の装置で実装してもよい。第2の実施形態の変形例1により、装置の設置と運用にかかる経費と手間を大幅に軽減することができる。
<第2の実施形態の変形例2>
第2の実施形態の変形例2の情報処理システムは、図28に示す如く、ネットワーク105に接続された第二の装置および第四の装置を有する。このような構成の場合、生育管理装置104(第四の装置)が圃場管理装置101(第一の装置)に保存されている作業指示と作業結果を取得し、生育管理装置104(第四の装置)で上記の集計を行う。また、同様に、全ての機能を第一の装置に持たせて、1つ装置でシステムを構成するようにしてもよい。第2の実施形態の変形例2により、装置の設置と運用にかかる経費と手間を大幅に軽減することができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、圃場管理装置101で作成した作業指示を圃場調査装置102に転送して、圃場調査装置102で作業結果を入力するように構成した。本実施形態では、圃場管理装置101における作業指示の作成、圃場調査装置102への作業指示の転送、圃場調査装置102での作業指示の表示、をすることなく、圃場調査装置102で作業結果を入力するように構成してもよい。
[第4の実施形態]
圃場調査装置102におけるタグの設定およびタグ値の入力については、その代わりとして、農作物の画像とタグを機械学習された学習済みモデルを用いて、タグを選択する処理およびタグ値を設定する処理を実行しても良い。
例えば、該当する処理部への入力データと出力データとの組合せを学習データとして複数準備し、それらの学習データから機械学習によって知識を獲得し、獲得した知識に基づいて入力データに対する出力データを結果として出力する学習済みモデルを生成する。学習済みモデルは、例えばニューラルネットワークモデルで構成可能である。そして、その学習済みモデルは、該当する処理部と同等の処理をするためのコンピュータプログラムとして、CPUあるいはGPUなどと協働で実行されることにより、該当する処理部の処理を行う。なお、上記の学習済みモデルは、必要に応じて一定の処理後に更新しても良い。
[第5の実施形態]
第1の実施形態では、圃場調査装置102はデジタルカメラである場合を例に説明した。しかし、圃場調査装置102は、作業指示に応じて圃場の農作物の状態を調査して作業結果を取得できるものであれば良く、例えば、空中を浮遊するドローンであっても構わないし、圃場を走行するトラクターに設置された装置であっても構わない。
なお、圃場調査装置102の利用者は人間でなくてもよく、無人でコンピュータ制御されるようにしてもよい。作業指示には作業を行う区画が含まれるので、人間が指示をしなくても、作業指示に従って区画まで移動し、作業結果を無人でコンピュータ制御で入力されるにしてもよい。
なお、画像の撮像を行って、機械学習済みのAIによりタグの選択とタグ値を入力するようにしてもよい。機械学習済みのAIによる画像からタグを選択してタグ値の入力を入力する処理は、圃場調査装置102で行ってもよいし、圃場管理装置101またはサーバ装置103または生育管理装置104で行ってもよい。本実施形態では、圃場調査装置102での作業を無人で行うので、大幅な作業の効率化が可能になる。また、人間に過酷な作業を行うことを減らすことができる。
なお、上記の説明において使用した具体的な数値は、具体的な説明を行うために使用したものであって、上記の各実施形態がこれらの数値に限定されることを意図したものではない。また、上記の実施形態において説明した表示画面の構成やその操作方法は一例であり、説明した構成や操作方法に限定されることを意図したものではない。
また、以上説明した各実施形態や各変形例の一部若しくは全部を適宜組み合わせても構わない。また、以上説明した各実施形態や各変形例の一部若しくは全部を選択的に用いても構わない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:圃場管理装置 102:圃場調査装置 103:サーバ装置 104:生育管理装置

Claims (18)

  1. 第一の装置、第二の装置、第三の装置、第四の装置、を有する情報処理システムであって、
    前記第一の装置は、
    農作物の生育に係る作業指示を作成し、該作成した作業指示を前記第二の装置に送信する第1手段と、
    前記作業指示に基づいて前記第二の装置にて作成された作業結果を前記第二の装置から受信する第2手段と、
    前記作業結果から第一の集計結果を取得して提示する第3手段と、
    前記作業指示と前記作業結果とを前記第三の装置に対して送信する第4手段と
    を備え、
    前記第二の装置は、
    前記第一の装置から受信した作業指示に基づいて前記作業結果を作成し、該作成した作業結果を前記第一の装置に送信する第5手段を備え、
    前記第三の装置は、
    前記作業指示および前記作業結果を用いて、前記作業結果から第二の集計結果を取得し、該取得した第二の集計結果を前記第四の装置に対して送信する第6手段を備え、
    前記第四の装置は、
    前記第三の装置から送信された前記第二の集計結果を提示する第7手段を備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記作業指示は、1つまたは複数のタグからなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1手段は、前記第二の装置に最新のコンピュータプログラムが無い場合、前記第二の装置で動作する最新のコンピュータプログラムを前記第二の装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1手段は、作業種別を選択し、該選択された作業種別に応じて、作業指示のタグの選択の候補を表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第二の装置は、
    前記第一の装置から受信した作業指示を提示する第8手段を備え、
    前記第5手段は、前記第一の装置から受信した作業指示に含まれるタグのリストを表示して選択することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記作業指示は、作業の指示の詳細を説明する文字列を含み、
    前記第8手段は前記文字列を表示することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記第二の装置は、
    地図を表示する手段と、
    前記地図上に前記第二の装置の現在位置を示す情報を表示する手段と、
    前記地図に作業する区画を示す情報を表示する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記作業結果は、作業の実施日、作業を行った位置、1つまたは複数のタグのリスト、タグに付与された数値を含み、前記作業指示と関連づけられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記第二の装置は撮像手段を備え、
    前記作業結果は、作業の実施日、作業を行った位置、1つまたは複数のタグのリスト、タグに付与された数値、前記撮像手段による撮像画像を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記第二の装置は、作業種別に応じて前記撮像手段における撮像の設定を変更することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記第一の集計結果は、農作物の病害虫による被害の状況、気象による被害の状況、設備の破損の状況、農作物の生育状態の作業結果の集計の結果であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理システム。
  12. 前記第3手段は、作業結果に含まれている前記位置に基づいて地図上にマーカを表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  13. 前記第3手段は、地図上で指定した作業結果の1つに含まれる撮像画像を表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  14. 前記第二の集計結果は、農作物の成熟度と収穫量の予測の作業結果の集計の結果であることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の情報処理システム。
  15. 前記第6手段は、指定された区画に含まれる作業結果のそれぞれのタグ値の平均値を前記第二の集計結果として求めることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の情報処理システム。
  16. 前記第7手段は、作業結果から算出した値をグラフ上に表示することを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の情報処理システム。
  17. 前記第7手段は、グラフ上で指定した前記算出した値の算出に用いた作業結果を表示することを特徴とする請求項16に記載の情報処理システム。
  18. 第一の装置、第二の装置、第三の装置、第四の装置、を有する情報処理システムの制御方法であって、
    前記第一の装置は、
    農作物の生育に係る作業指示を作成し、該作成した作業指示を前記第二の装置に送信し、
    前記作業指示に基づいて前記第二の装置にて作成された作業結果を前記第二の装置から受信し、
    前記作業結果から第一の集計結果を取得して提示し、
    前記作業指示と前記作業結果とを前記第三の装置に対して送信し、
    前記第二の装置は、
    前記第一の装置から受信した作業指示に基づいて前記作業結果を作成し、該作成した作業結果を前記第一の装置に送信し、
    前記第三の装置は、
    前記作業指示および前記作業結果を用いて、前記作業結果から第二の集計結果を取得し、該取得した第二の集計結果を前記第四の装置に対して送信し、
    前記第四の装置は、
    前記第三の装置から送信された前記第二の集計結果を提示する
    ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
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