JP2021022673A - Plasma processing apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、プラズマ処理装置に関するものである。 The present disclosure relates to a plasma processing apparatus.
特許文献1は、半導体ウェハの外周に設置されたエッジリングを、消耗に応じて上昇させる構成を開示する。
本開示は、リング部材の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化を抑制する技術を提供する。 The present disclosure provides a technique for suppressing a change in processing characteristics of plasma processing due to wear of a ring member.
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、処理容器と、載置台と、リング部材と、第1導電部と、第2導電部と、変更部とを有する。処理容器は、内部が真空雰囲気に減圧される。載置台は、処理容器の内部に配置され、処理対象の基板が上面に載置され、プラズマを生成する高周波電力が印加される。リング部材は、載置台の基板の外周に配置される。第1導電部は、導電性とされ、リング部材に一端が接続され、他端が大気圧雰囲気に配置される。第2導電部は、導電性かつグランド電位とされ、第1導電部の他端に対向して配置される。変更部は、第1導電部の他端と第2導電部との距離を変更する。 The plasma processing apparatus according to one aspect of the present disclosure includes a processing container, a mounting table, a ring member, a first conductive portion, a second conductive portion, and a modified portion. The inside of the processing container is decompressed to a vacuum atmosphere. The mounting table is arranged inside the processing container, the substrate to be processed is placed on the upper surface, and high-frequency power for generating plasma is applied. The ring member is arranged on the outer periphery of the substrate of the mounting table. The first conductive portion is made conductive, one end is connected to the ring member, and the other end is arranged in an atmospheric pressure atmosphere. The second conductive portion is conductive and has a ground potential, and is arranged so as to face the other end of the first conductive portion. The changing portion changes the distance between the other end of the first conductive portion and the second conductive portion.
本開示によれば、リング部材の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化を抑制できるという効果を奏する。 According to the present disclosure, it is possible to suppress changes in the processing characteristics of plasma processing due to wear of the ring member.
以下、図面を参照して本願の開示するプラズマ処理装置の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態により、開示するプラズマ処理装置が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the plasma processing apparatus disclosed in the present application will be described in detail with reference to the drawings. The plasma processing apparatus to be disclosed is not limited by the present embodiment.
従来から、半導体ウェハ(以下「ウェハ」とも称する)などの基板に対してプラズマを用いて、エッチングなどのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。プラズマ処理装置は、プラズマの均一化を目的に、ウェハの外周にエッジリング(フォーカスリングとも呼ぶ。)などのリング部材が配置される。リング部材は、プラズマ処理により消耗する。プラズマ処理装置は、リング部材が消耗すると、ウェハの外周付近上のプラズマシースの高さが変化して、ウェハのエッジ近辺のプラズマ処理の処理特性が変化する。例えば、プラズマ処理によりウェハにホールや配線パターンをエッチングする場合、ウェハのエッジ近辺でホールや配線パターンにTiltingといった現象が発生する。Tiltingとは、ホールや配線パターンが斜めにエッチングされる現象である。そこで、プラズマ処理装置では、リング部材の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化を抑制することが期待されている。 Conventionally, a plasma processing apparatus has been known that performs plasma processing such as etching by using plasma on a substrate such as a semiconductor wafer (hereinafter, also referred to as “wafer”). In the plasma processing apparatus, a ring member such as an edge ring (also referred to as a focus ring) is arranged on the outer periphery of the wafer for the purpose of uniformizing the plasma. The ring member is consumed by the plasma treatment. In the plasma processing apparatus, when the ring member is consumed, the height of the plasma sheath on the vicinity of the outer periphery of the wafer changes, and the processing characteristics of the plasma processing near the edge of the wafer change. For example, when a hole or a wiring pattern is etched on a wafer by plasma processing, a phenomenon such as Tilting occurs in the hole or the wiring pattern near the edge of the wafer. Tilting is a phenomenon in which holes and wiring patterns are etched diagonally. Therefore, the plasma processing apparatus is expected to suppress changes in the processing characteristics of plasma processing due to wear of the ring member.
[プラズマ処理装置の構成]
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置10の構成の一例を示す概略断面図である。プラズマ処理装置10は、プラズマ処理を実施する装置である。本実施形態ででは、プラズマ処理装置10がプラズマ処理としてエッチングを実施する場合を例に説明する。
[Plasma processing equipment configuration]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of the configuration of the
プラズマ処理装置10は、気密に構成された処理容器1を有している。処理容器1は、円筒状とされ、例えばアルミニウム等から構成されている。処理容器1は、GNDに接続され、電気的にグランド電位とされている。処理容器1の内部には、プラズマが生成される処理空間が形成される。処理容器1の内部には、ウェハWを水平に支持する載置台2が設けられている。載置台2は、基材(ベース)3と、支持部材4と、静電チャック(ESC:Electrostatic chuck)6と、を含んで構成されている。
The
基材3は、導電性の金属、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等で構成されており、下部電極としての機能を有する。基材3は、例えば石英、セラミック等の誘電体からなる絶縁性の支持部材4に支持されている。また、載置台2の上方の外周には、例えば単結晶シリコンで形成された環状のエッジリング5が設けられている。さらに、処理容器1の内部には、例えば石英、セラミック等の誘電体からなる円筒状の内壁部材7が処理容器1の底面から載置台2及び支持部材4の周囲を囲むように設けられている。
The
基材3には、第1の整合器11aを介して第1のRF電源10aが接続されている。また、基材3には、第2の整合器11bを介して第2のRF電源10bが接続されている。第1のRF電源10aは、プラズマ発生用の高周波電力を発生する電源である。第1のRF電源10aは、プラズマ処理の際、27〜100MHzの範囲の所定の周波数、一例においては40MHzの周波数の高周波電力を載置台2の基材3に供給する。第2のRF電源10bは、イオン引き込み用(バイアス用)の高周波電力を発生する電源である。第2のRF電源10bは、プラズマ処理の際、第1のRF電源10aより低い、400kHz〜13.56MHzの範囲の所定の周波数、一例においては3MHzの高周波電力を載置台2の基材3に供給する。このように、載置台2は、電圧印加可能に構成されている。一方、載置台2の上方には、載置台2と平行に対向するように、上部電極としての機能を有するシャワーヘッド16が設けられている。シャワーヘッド16と載置台2は、一対の電極(上部電極と下部電極)として機能する。
A first
静電チャック6は、上面が平坦な円盤状に形成され、当該上面がウェハWを載置する載置面6cとされている。静電チャック6は、平面視において基材3の中央部に設けられている。静電チャック6は、絶縁体6bの間に電極6aを介在させて構成されている。電極6aには、直流電源12が接続されている。直流電源12は、電極6aに直流電圧を印加する。静電チャック6は、直流電源12から電極6aに直流電圧が印加されることによって発生するクーロン力によって、ウェハWを吸着して保持する。
The upper surface of the
載置台2は、冷媒流路3aが内部に形成されている。冷媒流路3aには、冷媒入口配管3b、冷媒出口配管3cが接続されている。載置台2は、冷媒入口配管3b、冷媒出口配管3cを介して、冷媒流路3aの中に適宜の冷媒、例えば冷却水等を循環させることによって、所定の温度に制御可能に構成されている。なお、載置台2等を貫通するように、ウェハWの裏面にヘリウムガス等の冷熱伝達用ガス(バックサイドガス)を供給するためのガス供給管が設けられてもよい。ガス供給管は、ガス供給源に接続されている。これらの構成によって、載置台2は、載置台2の上面に保持されたウェハWを、所定の温度に制御可能に構成されている。
The mounting table 2 has a
処理容器1は、載置台2に高周波電力を供給する配線などの各種の配線や冷媒入口配管3b、冷媒出口配管3cなどの各種の部品を配置するため、下部に開口1bが形成され、大気環境と導通している。載置台2の下部には、大気雰囲気とされた大気圧空間9が設けられている。大気圧空間9は、例えば、載置台2の下面と内壁部材7の内側面と処理容器1の底面によって囲まれる空間である。載置台2および内壁部材7は、大気圧空間9の大気が処理容器1内の処理空間側に流入しないようシールなどの封止部材により封止されている。
The
上記したシャワーヘッド16は、処理容器1の天壁部分に設けられている。シャワーヘッド16は、絶縁性部材95を介して処理容器1の上部に支持される。シャワーヘッド16は、本体部16aと、電極板をなす上部天板16bとを備えている。本体部16aは、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなり、下部に上部天板16bを着脱自在に支持できるように構成されている。
The
本体部16aは、内部にガス拡散室16cが設けられている。また、本体部16aは、ガス拡散室16cの下部に位置する底部に、多数のガス通流孔16dが形成されている。また、上部天板16bは、当該上部天板16bを厚さ方向に貫通するようにガス導入孔16eが、上記したガス通流孔16dと重なるように設けられている。このような構成により、ガス拡散室16cに供給された処理ガスは、ガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して処理容器1内にシャワー状に分散されて供給される。
The
本体部16aには、ガス拡散室16cへ処理ガスを導入するためのガス導入口16gが形成されている。ガス導入口16gには、ガス供給配管15aの一端が接続されている。ガス供給配管15aの他端には、処理ガスを供給する処理ガス供給源(ガス供給部)15が接続される。ガス供給配管15aには、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)15b、及び開閉弁V2が設けられている。ガス拡散室16cには、ガス供給配管15aを介して、処理ガス供給源15からプラズマエッチングのための処理ガスが供給される。処理容器1内には、ガス拡散室16cからガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して、シャワー状に分散されて処理ガスが供給される。
The
シャワーヘッド16には、ローパスフィルタ(LPF)71を介して可変直流電源72が電気的に接続されている。可変直流電源72は、オン・オフスイッチ73により給電のオン・オフが可能に構成されている。可変直流電源72の電流・電圧ならびにオン・オフスイッチ73のオン・オフは、後述する制御部100によって制御される。なお、プラズマが発生する際には、必要に応じて制御部100によりオン・オフスイッチ73がオンとされ、上部電極としてのシャワーヘッド16に所定の直流電圧が印加される。
A variable
処理容器1の側壁からシャワーヘッド16の高さ位置よりも上方に延びるように円筒状の接地導体1aが設けられている。円筒状の接地導体1aは、上部に天壁を有している。
A
処理容器1の底部には、排気口81が形成されている。排気口81には、排気管82を介して排気装置83が接続されている。排気装置83は、真空ポンプを有しており、真空ポンプを作動させることにより処理容器1の内部を真空雰囲気に減圧することが可能とされている。排気装置83は、処理容器1の内部を所定の真空度まで減圧する。一方、処理容器1内の側壁には、ウェハWの搬入出口84が設けられており、この搬入出口84には、当該搬入出口84を開閉するゲートバルブ85が設けられている。
An
処理容器1の側部内側には、内壁面に沿ってデポシールド86が設けられている。デポシールド86は、処理容器1にエッチング副生成物(デポ)が付着することを防止する。デポシールド86のウェハWと略同じ高さ位置には、グランドに対する電位が制御可能に接続された導電性部材(GNDブロック)89が設けられており、これにより異常放電が防止される。また、内壁部材7には、内壁部材7の側面に沿って延在するデポシールド87が設けられている。デポシールド86,87は、着脱自在とされている。
A
上記構成のプラズマ処理装置10は、制御部100によって、動作が統括的に制御される。制御部100は、例えば、コンピュータであり、プラズマ処理装置10の各部を制御する。
The operation of the
[載置台の構成]
図2は、実施形態に係る載置台2の要部構成の一例を示す概略断面図である。図2に示すように、載置台2は、基材3と、支持部材4と、静電チャック6とを含んでいる。
[Configuration of mounting table]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing an example of the main configuration of the mounting table 2 according to the embodiment. As shown in FIG. 2, the mounting table 2 includes a
静電チャック6は、円板状を呈し、基材3と同程度のサイズに形成されており、基材3と同軸となるように基材3の中央部に設けられている。静電チャック6は、外周部よりも中央部が上に若干突出している。静電チャック6の中央部は、ウェハWよりも径が若干小さく形成されており、上面である載置面6cにウェハWが配置される。ウェハWは、載置面6cよりもエッジが外側と飛び出るように載置面6cに配置される。静電チャック6の外周部および内壁部材7の内周部は、同等の高さとなるように形成されており、上面がエッジリング5を載置する載置面6eとされている。載置台2は、ウェハWの外周側の載置面6eにエッジリング5が配置される。エッジリング5は、例えば単結晶シリコンで形成され、プラズマの均一化を目的に配置される。エッジリング5は、内径が静電チャック6よりも小さく、外径が静電チャック6よりも大きく形成されており、内側が静電チャック6上となり、外側が内壁部材7上となるように配置される。
The
内壁部材7には、導電性の第1導電部110が設けられている。第1導電部110は、一端がエッジリング5に接続され、他端が大気圧雰囲気となるに配置されている。本実施形態では、内壁部材7に垂直方向に、エッジリング5が載置される上面に一端が到達し、他端が大気圧空間9に到達するように第1導電部110を設けている。第1導電部110は、エッジリング5の周方向の全周に設けられている。エッジリング5は、載置台2に載置されると、第1導電部110に接触して第1導電部110と電気的に導通する。なお、第1導電部110は、エッジリング5の周方向に一定の間隔ごとに設けてもよい。例えば、内壁部材7に、エッジリング5が載置される上面と大気圧空間9に到達する貫通孔を、エッジリング5の周方向に対して一定の角度(例えば、30°)ごとに設ける。そして、それぞれの貫通孔に第1導電部110を配置してもよい。載置台2に載置されたエッジリング5は、各第1導電部110と接触して電気的に導通する。
The
載置台2には、第1導電部110の他端に対向して導電性の第2導電部120が設けられている。第2導電部120は、GNDに接続された処理容器1に接触しており、グランド電位とされている。なお、第2導電部120は、個別にGNDに接続されて、電気的にグランド電位とされてもよい。
The mounting table 2 is provided with a conductive second
第1導電部110の他端と第2導電部120と間には、誘電体が配置されている。本実施形態では、内壁部材7の大気圧空間9の側面の第1導電部110の他端の配置位置から垂直方向に所定の距離の位置に、外周側へ凹んだ溝121を形成している。溝121は、内壁部材7の大気圧空間9の側面の周方向の全周に設けられている。第2導電部120は、少なくも上側が筒状とされ、上端に外周側へ突出したフランジ120aが設けられている。第2導電部120は、フランジ120aが溝121内となるように配置されている。これにより、第1導電部110の他端と第2導電部120と間には、誘電体で形成された内壁部材7の一部が配置される。
A dielectric is arranged between the other end of the first
溝121は、垂直方向に対して、フランジ120aの長さよりも長く形成されている。フランジ120aは、垂直方向に溝121に沿って垂直方向に移動できる。これにより、第2導電部120は、フランジ120aが溝121に沿って移動可能な範囲で、垂直方向に移動可能に構成されている。第2導電部120は、下部に、第2導電部120を垂直方向に移動する移動機構が設けられている。本実施形態では、第2導電部120の下部に、移動機構として、第2導電部120を昇降させる昇降機構122が設けられている。昇降機構122は、アクチュエータを内蔵し、アクチュエータの駆動力によりロッド122aを伸縮させて第2導電部120を昇降させる。昇降機構122は、制御部100からの制御により第2導電部120を昇降させる。なお、第2導電部120は、エッジリング5の内壁部材7の大気圧空間9の側面に周方向に一定の間隔ごとに設けてもよい。例えば、第1導電部110をエッジリング5の周方向に一定の間隔ごとに設けた場合、それぞれの第1導電部110の他端と対向するように第2導電部120および昇降機構122を設けてもよい。そして、各第2導電部120を各昇降機構122によって個別に昇降可能としてもよい。これにより、プラズマ処理装置10は、エッジリング5の周方向に部分的にエッジリング5の電位を変化させることができ、エッジリング5の周方向に部分的にプラズマシースの高さが変化させることができる。
The
プラズマ処理装置10は、プラズマを生成する際、第1のRF電源10aおよび第2のRF電源10bから載置台2に高周波電力が印加される。プラズマ処理装置10は、第1導電部110および第2導電部120を設けたことにより、載置台2に印加された高周波電力の一部を第1導電部110および第2導電部120を介してGNDに流すことができる。また、プラズマ処理装置10は、昇降機構122により第2導電部120を昇降させて、第1導電部110と第2導電部120の距離を変えることで、GNDに流す高周波電力の電流量を変えることができる。
When the
ところで、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理によりエッジリング5が消耗する。プラズマ処理装置10は、エッジリング5が消耗すると、ウェハWの外周付近上のプラズマシースの高さが変化して、ウェハWのエッジ近辺のプラズマ処理の処理特性が変化する。
By the way, in the
図3A〜図3Cは、エッジリング5の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化の一例を示す図である。図3Aは、エッジリング5が消耗していない初期状態の場合を示している。図3Aの例では、エッジリング5が厚い状態のため、プラズマシース(Sheath)は、ウェハW上よりもエッジリング5上で高さが高くなり、ウェハWの外周付近上で傾いた状態となっている。ウェハWの外周付近では、プラスの電荷を有するイオンが、ウェハWの内側から外側に向けた入射角でウェハWに入射する。この場合、ウェハWの外周付近では、ホールがウェハWの垂直方向に対して内側に傾いて斜めにエッチングされるTiltingが発生する。
3A to 3C are diagrams showing an example of a change in processing characteristics of plasma processing due to wear of the
図3Bは、エッジリング5が消耗した状態の場合を示している。図3Bの例では、エッジリング5の上面が消耗したことで、プラズマシース(Sheath)は、ウェハW上とエッジリング5上で高さが等しくなっている。ウェハWの外周付近では、プラスの電荷を有するイオンが垂直にウェハWに入射する。この場合、ウェハWの外周付近では、ホールが垂直にエッチングされる。
FIG. 3B shows a case where the
図3Cは、エッジリング5が図3Bの状態よりもさらに消耗した状態の場合を示している。図3Cの例では、エッジリング5の上面が消耗したことで、プラズマシース(Sheath)は、ウェハW上よりもエッジリング5上で高さが低くなり、ウェハWの外周付近上で傾いた状態となっている。ウェハWの外周付近上では、プラスの電荷を有するイオンが、ウェハWの外側から内側に向けた入射角でウェハWに入射する。この場合、ウェハWの外周付近では、ホールがウェハWの垂直方向に対して外側に傾いて斜めにエッチングされるTiltingが発生する。
FIG. 3C shows a case where the
そこで、本実施形態に係るプラズマ処理装置10は、エッジリング5の消耗に応じて、第1導電部110および第2導電部120を介してGNDに流す高周波電力の電流量を変える。
Therefore, the
図4A〜図4Cは、実施形態に係るプラズマ処理装置10によるエッジリング5の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化の一例を示す図である。図4Aは、エッジリング5が消耗していない初期状態の場合を示している。図4Aの例では、昇降機構122により第2導電部120を上昇させて、第1導電部110と第2導電部120の距離を近い状態としている。図4Aの例では、エッジリング5が初期状態の場合に、プラズマシースは、ウェハW上とエッジリング5上で高さが等しくなっている。この場合、ウェハWの外周付近では、ホールが垂直にエッチングされる。
4A to 4C are diagrams showing an example of a change in processing characteristics of plasma processing due to wear of the
図4Bは、エッジリング5が消耗した状態の場合を示している。図4Bの例では、エッジリング5の上面が消耗したことで、プラズマシースは、ウェハW上よりもエッジリング5上で高さが低くなり、ウェハWの外周付近上で傾いた状態となっている。この場合、ウェハWの外周付近では、ホールがウェハWの垂直方向に対して外側に傾いて斜めにエッチングされるTiltingが発生する。
FIG. 4B shows a case where the
制御部100は、エッジリング5の消耗に応じて、昇降機構122により第2導電部120を下降せて、第1導電部110と第2導電部120の距離を大きくする。第2導電部120を下降させる指示は、管理者等が制御部100に手動で入力してもよい。例えば、プラズマ処理装置10によりプラズマ処理が実施されたウェハWの外周付近を検査してTiltingが発生している場合、管理者等がTiltingの度合いに応じた下降量を制御部100に入力してもよい。また、エッジリング5は、プラズマ処理の処理時間に応じて消耗する。そこで、例えば、プラズマ処理の処理時間ごとに、エッジリング5を消耗量に応じた第2導電部120の適切な下降量を実験等で求めて、補正情報として、制御部100に記憶させる。制御部100は、エッジリング5を新品に交換した時点からのプラズマ処理の累計の処理時間を計測する。そして、制御部100は、累計の処理時間に対応した第2導電部120の下降量を補正情報から求め、昇降機構122により第2導電部120を、求めた下降量だけ下降させてもよい。また、エッジリング5の消耗量を別なセンサ等の計測手段で計測し、制御部100は、計測された消耗量に応じて昇降機構122により第2導電部120を下降せてもよい。
The
図4Cは、第2導電部120を下降せて、第1導電部110と第2導電部120の距離を大きくした状態の場合を示している。第1導電部110と第2導電部120の距離を大きくすることにより、第1導電部110および第2導電部120を介してGNDに流す高周波電力の電流量が減少し、エッジリング5の電位が上昇する。これにより、エッジリング5上のプラズマシースが上昇し、プラズマシースの高さを、ウェハW上とエッジリング5上で等しく補正できる。これにより、ウェハWの外周付近では、ホールが垂直にエッチングされる。このように、プラズマ処理装置10は、エッジリング5の消耗した場合でも、ウェハWの外周付近のホールが垂直にエッチングされるよう補正できる。
FIG. 4C shows a case where the second
また、プラズマ処理装置10は、第1導電部110の他端と第2導電部120を大気圧空間9に配置したことにより、第1導電部110の他端と第2導電部120の間でのリーク放電などの異常放電の発生を抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、第1導電部110の他端と第2導電部120の間に誘電体である内壁部材7の一部を配置したことにより、第1導電部110の他端と第2導電部120の間でのリーク放電などの異常放電の発生をより抑制できる。
Further, in the
図5は、実施形態に係るプラズマ処理装置10の載置台2付近の電気的な特性を説明する図である。図5には、載置台2付近の電気的な特性を示した等価回路が示されている。第1のRF電源10aおよび第2のRF電源10bをまとめてRF電源10cとして示している。プラズマとウェハWとの間の静電容量をC1とする。プラズマとエッジリング5との間の静電容量をC2とする。ウェハWと静電チャック6との間の静電容量をC3とする。エッジリング5と静電チャック6との間の静電容量をC4とする。第1導電部110と第2導電部120との静電容量をC5とする。
FIG. 5 is a diagram for explaining the electrical characteristics in the vicinity of the mounting table 2 of the
第1導電部110と第2導電部120とのとの距離が離れるほど、静電容量C5は小さくなる。静電容量C5を通るルートは、静電容量C5が小さくなるほど、インピーダンスが増加して電流が流れ難くなる。この結果、エッジリング5の電位が上昇する。これによって、エッジリング5上のプラズマシースの高さを変えることができる。
The larger the distance between the first
以上のように、実施形態に係るプラズマ処理装置10は、処理容器1と、載置台2と、エッジリング5(リング部材)と、第1導電部110と、第2導電部120と、昇降機構122(変更部)とを有する。処理容器1は、内部が真空雰囲気に減圧される。載置台2は、処理容器1の内部に配置され、処理対象のウェハW(基板)が上面に載置され、プラズマを生成する高周波電力が印加される。エッジリング5は、載置台2のウェハWの外周に配置される。第1導電部110は、導電性とされ、エッジリング5に一端が接続され、他端が大気圧雰囲気に配置される。第2導電部120は、導電性かつグランド電位とされ、第1導電部110の他端に対向して配置される。昇降機構122は、第1導電部110の他端と第2導電部120との距離を変更する。これにより、プラズマ処理装置10は、エッジリング5の消耗によるプラズマ処理の処理特性の変化を抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、第1導電部110の他端と第2導電部120を大気圧雰囲気において対向させることで、第1導電部110の他端と第2導電部120の間での異常放電の発生を抑制できる。
As described above, the
また、昇降機構122は、エッジリング5の消耗に応じて、第1導電部110の他端と第2導電部120との距離を離すように変更する。これにより、プラズマ処理装置10は、エッジリング5の電位が上昇させることができ、エッジリング5上のプラズマシースの高さを変えることができる。
Further, the elevating
また、第1導電部110は、エッジリング5の全周または周方向に一定の間隔ごとに設けられている。これにより、プラズマ処理装置10は、エッジリング5の全周でエッジリング5の電位を均等に上昇させることができる。
Further, the first
また、プラズマ処理装置10は、第1導電部110の他端と第2導電部120と間に誘電体(内壁部材7)が配置している。これにより、プラズマ処理装置10は、第1導電部110の他端と第2導電部120の間での異常放電の発生をより抑制できる。
Further, in the
以上、実施形態について説明してきたが、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は、多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。 Although the embodiments have been described above, it should be considered that the embodiments disclosed this time are exemplary in all respects and not restrictive. Indeed, the above embodiments can be embodied in a variety of forms. Moreover, the above-described embodiment may be omitted, replaced or changed in various forms without departing from the scope of claims and the gist thereof.
例えば、プラズマ処理装置10は、誘導結合型のプラズマ処理装置10、マイクロ波といった表面波によってガスを励起させるプラズマ処理装置10のように、任意のタイプのプラズマ処理装置10であってもよい。
For example, the
また、実施形態では、第2導電部120を昇降させることで、第1導電部110の他端と第2導電部120との距離を変更する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。図6は、実施形態に係る載置台の要部構成の他の一例を示す概略断面図である。プラズマ処理装置10は、第2導電部120を水平方向から第1導電部110の他端に対向させ、第2導電部120を水平方向に移動させることで、第1導電部110の他端と第2導電部120との距離を変更してもよい。
Further, in the embodiment, the case where the distance between the other end of the first
また、実施形態では、基板を半導体ウェハとした場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。半導体ウェハはシリコンであっても、GaAs、SiC、GaNなどの化合物半導体でもよい。さらに、基板は、半導体ウェハに限定されず、液晶表示装置等のFPD(フラットパネルディスプレイ)に用いるガラス基板や、セラミック基板等にも適用することができる。 Further, in the embodiment, the case where the substrate is a semiconductor wafer has been described as an example, but the present invention is not limited to this. The semiconductor wafer may be silicon or a compound semiconductor such as GaAs, SiC, or GaN. Further, the substrate is not limited to a semiconductor wafer, and can be applied to a glass substrate used for an FPD (flat panel display) such as a liquid crystal display device, a ceramic substrate, and the like.
1 処理容器
2 載置台
5 エッジリング
7 内壁部材
10 プラズマ処理装置
110 第1導電部
120 第2導電部
122 昇降機構
W ウェハ
1 Processing
Claims (4)
前記処理容器の内部に配置され、処理対象の基板が上面に載置され、プラズマを生成する高周波電力が印加される載置台と、
前記載置台の前記基板の外周に配置されるリング部材と、
導電性とされ、前記リング部材に一端が接続され、他端が大気圧雰囲気に配置された第1導電部と、
導電性かつグランド電位とされ、前記第1導電部の他端に対向して配置された第2導電部と、
前記第1導電部の他端と前記第2導電部との距離を変更する変更部と、
を有するプラズマ処理装置。 A processing container whose inside is decompressed to a vacuum atmosphere,
A mounting table that is placed inside the processing container, the substrate to be treated is placed on the upper surface, and high-frequency power that generates plasma is applied.
A ring member arranged on the outer periphery of the substrate of the above-mentioned stand and
A first conductive portion that is conductive, one end connected to the ring member, and the other end arranged in an atmospheric pressure atmosphere.
A second conductive portion that is conductive and has a ground potential and is arranged so as to face the other end of the first conductive portion.
A changing portion that changes the distance between the other end of the first conductive portion and the second conductive portion,
Plasma processing equipment with.
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 The plasma processing apparatus according to claim 1, wherein the changed portion is changed so that the other end of the first conductive portion and the second conductive portion are separated from each other according to the wear of the ring member.
請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。 The plasma processing apparatus according to claim 1 or 2, wherein the first conductive portion is provided at regular intervals in the entire circumference or the circumferential direction of the ring member.
請求項1〜3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
The plasma processing apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein a dielectric is arranged between the other end of the first conductive portion and the second conductive portion.
Priority Applications (1)
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JP2019138998A JP2021022673A (en) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | Plasma processing apparatus |
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