JP2021020834A - 基板の加工方法並びに加工装置 - Google Patents

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宇航 宮崎
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Abstract

【課題】レーザー光によるスクライブラインの加工の際に、チッピングやHAZなどの熱影響の発生を抑制して高品質の分断端面を有する製品を得ることのできる基板加工方法並びに基板加工装置を提供する。【解決手段】透明な脆性材料からなる基板の加工方法であって、分断予定ラインS3、S4に沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成する工程を含み、前記レーザー光を分断予定ラインS3、S4に照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置でレーザー照射を止めるようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、ガラス板等の透明な脆性材料からなる基板の加工方法並びに加工装置に関する。特に本発明は、周辺に異形部分を備えたモバイル用液晶セル基板に、レーザー光を照射してスクライブ加工を行う基板の加工方法並びに加工装置に関する。
液晶セルの単位基板は、透明なガラス板にカラーフィルタがパターン形成された第一基板(CF側基板ともいう)と、透明なガラス板に薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor)がパターン形成された第二基板(TFT側基板ともいう)とを、液晶を封入するシール材を挟んで貼り合わせて形成されている。
大判のマザー基板から個々の液晶セルの単位基板に分割する際に、格子状の分断予定ラインに沿って切り出す加工が行われる。このとき、一般的には基板の表裏両面を、カッターホイールまたはレーザー光を用いてスクライブラインを加工し、ブレイクする方法が用いられている(特許文献1、2参照)。
特開2006−137641号公報 特開2015−13783号公報
モバイル用の液晶セル基板等では、図4に示すように、基板周辺にあるコーナー部分にアール(円弧部)2を有し、短手方向の側辺にノッチ3と呼ばれる開口凹部が形成されることがある(本発明ではこのアールやノッチを異形部分という)。
このような異形部分の加工には、マザー基板から切り出された単位基板に対し、レーザー光を異形部分の分断予定ラインに沿って照射してスクライブする加工方法が用いられることがある。すなわち、アールやノッチの形状を構成する分断予定ラインに沿ってレーザー光を走査して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成し、次工程でブレイクバーやスチームブレイク等でブレイクすることでアールやノッチを加工する。
一般的に、レーザー光で基板に対しスクライブラインを加工する場合、レーザー光は、基板から外側に離れた位置で照射を開始し、照射した状態のまま基板端面から基板上の分断予定ライン上に入り、そのまま分断予定ライン上を移動してその終端で基板端面から抜ける手法(ここではこの手法を「外切り」と称する)で行われる。
しかし、この「外切り」の手法では、分断予定ラインの始端側及び終端側に位置する基板端にチッピングと呼ばれる小さなカケやHAZ(Heat Affected Zone)と呼ばれる変色などの熱影響が生じ、商品品質が劣化して歩留まりが悪くなるといった現象がみられた。
これについて原因を検討した。フォーカスビームのレーザー光(例えば波長1064nmのIRレーザー)をガラス基板の表面に照射した場合、図9(a)に示すように、ガラス基板の端辺(周縁)から離れた内部の位置では、基板表面から入射したレーザー光は基板内部で収束し、これによって基板が加工される。
一方、「外切り」の手法で照射されたレーザー光は、基板端上に照射されたときに、その一部が図9(b)の太線で示すように、基板端面から入射し、屈折により基板の厚さ方向と直交する方向(基板端面から基板内側方向)に進んで基板の内部深くで収束する。また、レーザー光の一部は細線で示すように基板端面で反射して基板裏面に抜ける。このような基板内部まで深く拡散する屈折光や基板端面での反射光がチッピングやHAZなどの熱影響の原因と考えられる。
そこで本発明は、レーザー光でスクライブラインを加工する際に、チッピングやHAZなどの熱影響の発生を抑制して高品質の製品を得ることのできる基板加工方法並びに基板加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本発明では、透明な脆性材料基板の加工方法であって、分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成する工程を含み、前記レーザー光を分断予定ラインに照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置でレーザー照射を止めるようにした。
また本発明は、透明な脆性材料からなり、かつ、周辺に異形部分を備えたセル基板を大判のマザー基板から切り出す基板加工方法であって、マザー基板に格子状のスクライブラインを加工するとともにこのスクライブラインに沿ってマザー基板を分断して個々の単位基板を切り出すスクライブ/ブレイク工程と、切り出された単位基板にレーザー光を用いて異形部分を加工する異形部加工工程とからなり、前記異形部加工工程は、前記異形部分を区分する分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成する工程を含み、前記レーザー光を分断予定ラインに照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置でレーザー照射を止めるようにした基板加工方法を特徴とする。
ここで前記レーザー光の照射開始位置並びに停止位置は、基板端から30〜200μm離れた位置で行うようにするのがよい。
また別の観点からの発明で、周辺に異形部分を備えたセル基板を大判のマザー基板から切り出す基板加工装置であって、マザー基板に格子状のスクライブラインを加工するとともにこのスクライブラインに沿ってマザー基板を分断して個々の単位基板を切り出すスクライブ/ブレイク手段と、切り出された単位基板に対し、前記異形部分を区分する分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を形成する異形部加工手段とを備え、更に、前記レーザー光が、前記分断予定ラインに沿って照射される際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置で照射を停止するように制御する制御部を備えた基板加工装置も特徴とする。
本発明によれば、レーザー光を分断予定ラインに沿って照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側位置でレーザー照射を止めるようにしたので、「外切り」の手法のように、レーザー光の一部が基板端面から入射して屈折により基板厚み方向に直交する方向に沿って内部深くまで浸透したり、上面から入射したレーザー光の一部が基板端面で反射して基板裏面に抜けるような現象を解消し、これによりチッピングやHAZなどの熱影響の発生を抑制して高品位の製品を得ることができる。
本発明にかかるセル基板を切り出すためのマザー基板を示す平面図並びの正面図。 マザー基板から切り出された短冊状基板を示す平面図。 短冊状基板から切り出された単位基板を示す平面図。 単位基板にアール並びにノッチを加工したセル基板を示す平面図。 本発明にかかる基板加工装置の概略的な正面図。 セル基板のアールの加工を説明するための平面図。 セル基板のノッチの加工を説明するための平面図。 本発明に用いられるレーザー光の別例を示す説明図。 レーザー光照射による熱影響の原因を説明するための図。
以下、本発明方法の詳細を図に示した実施形態に基づき説明する。ここでは、大判のマザー基板Mから、図4に示すようなコーナー部分にアール2を有し、短手方向の側辺に凹状に開口するノッチ3を有する矩形状のモバイル用セル基板1を切り出して加工する場合について説明する。セル基板1の平面からみた各部の寸法は、長辺が150mmであり、短辺が70mmであり、アールが7mmRであり、ノッチの深さW1が5mmであり、ノッチの幅W2が40mmである。
また、マザー基板Mは、先に述べたように、ガラス板にカラーフィルタがパターン形成された第一基板(CF側基板)と、ガラス板にTFTがパターン形成された第二基板(TFT側基板)とを、液晶を封入するシール材を挟んで貼り合わせて形成されている。
図1〜図3は、マザー基板Mからセル基板の元となる単位基板M2を切り出す工程の一例を示すものである。図1はマザー基板Mから八つの単位基板M2を切り出す場合を示す。
先ず、図1並びに図5に示すように、カッターホイール6を用いてマザー基板Mの上面に、X方向の分断予定ラインに沿ってカッターホイールを圧接してスクライブすることによりスクライブラインS1を刻む。次いで、基板を反転させて前記スクライブラインの対称位置に同様のスクライブラインを刻む。この場合、基板の上下にカッターホイールを配置して基板の上下両面を同時にスクライブ加工するようにしてもよい。スクライブラインは基板の厚み方向にクラック(溝)ができる程度の切り込みで形成して、後工程でブレイクバーを押しつけて基板を撓ませることによりスクライブラインに沿って分断するのであるが、板厚全部にクラックを浸透させて完全分断(フルカット)するようにしてもよい(本発明では、このようなスクライブラインの加工と分断とを同時に行って単位基板を切り出す加工についても本発明でいうスクライブ/ブレイク工程に含まれるものとする)。スクライブラインS1から分断されたマザー基板は、図2に示すように、それぞれ四つの単位基板領域を含む短冊状基板M1となる。
次いで、短冊状基板M1を90度回転させたあと、分断予定ラインに沿って上記と同じようにカッターホイールで基板M1の上下両面にスクライブラインS2を刻み、上記同様に当該スクライブラインS2に沿って分断して、図3に示すように、コーナー部分のアールやノッチが未加工の矩形状の単位基板M2を切り出す。
次いで、レーザー光照射ノズル7からのレーザー光を単位基板M2のアール2やノッチ3を区分する分断予定ラインS3、S4に沿って照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを加工する。レーザー光の移動軌跡は、後述する基板載置用のテーブル8とレーザー光照射ノズル7のスクライブヘッド11を同時にX−Y方向に移動させることにより、曲線などの任意の軌跡を描くことができる。なお、レーザー光は、波長1μm前後のピコ秒IRレーザーを用いるのが好ましいが、波長1200nm以下の範囲で選択することができる。
このレーザー光をアール2並びにノッチ3のそれぞれの分断予定ラインS3、S4に照射する際、本発明では基板端から少し内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ラインの終端近傍位置まで移動したときにレーザー照射を停止するようにする。即ち、レーザー照射ノズル7が基板外部から分断予定ラインS3、S4上を通って反対側の基板端に抜ける際に、図6、図7に示すように、基板端からL1だけ入り込んだP1の位置でレーサー照射を開始し、分断予定ライン終端近傍で基板端からL2だけ離れたP2の位置で照射をやめるようにする(ここでは、この手法を「内切り」と称する)。上記L1並びにL2は30〜200μmの範囲から選択され、特に50〜100μmとするのがよい。このレーザー光の照射、停止の制御は後記する制御部で予めプログラミングすることにより行うことができる。
次いで、ブレイクバー、スチームブレイクなどを用いて端材を分断予定ラインから分断除去することでアールやノッチを加工する。
図5は本発明方法を実施するための基板加工装置Aの概略的な構成を示すものである。カッターホイール6は作業ステージとなるテーブル8の上方に配置されたスクライブヘッド9に昇降可能に取り付けられ、スクライブヘッド9は装置の機枠に設けられたガイド10に沿ってヘッド移動機構(図示外)により水平なX方向に移動できるように組み込まれている。また、レーザー照射ノズル7は、上部のガイド10に沿って移動可能なスクライブヘッド11に支持されている。
また、基板Wを載置するテーブル8は、X方向及びこれに直交するY方向に移動させるテーブル移動機構12を備えている。このテーブル移動機構12は、例えばネジ軸をモータで回動させることによりレールに沿って移動するようにした公知の機構が用いられる。
更に、基板加工装置Aは、各スクライブヘッド9、11やテーブル8の移動、レーザー光発信器13などの制御を行う制御部14を備えている。制御部14は、CPU等のプロセッサと、ROM、RAM等の記憶部と、各種インターフェースとを有するコンピュータシステムである。制御部14は、記憶部に保存されたプログラムを実行することで各種制御動作を行う。
上記のようにして、レーザー光を基板端からL1だけ入り込んだ位置で照射を開始し、分断予定ライン終端近傍で基板端からL2だけ離れた位置で照射をやめるようにすることにより、アール2並びにノッチ3の加工時にチッピングやHAZなどの熱影響を抑制することが可能となる。なお、分断予定ラインの両端に残ったレーザー光の非照射部分L1、L2は強制的に引きちぎられることになるが、その部分は30〜200μmで非常に短く、引きちぎりによって発生するバリがごく僅かであるので品質上問題はない。
尚、発明者等が、TFT側基板の厚みが150μm、CF側基板の厚みが150μmの基板に対し、波長1064nmで、パルス幅15ピコ秒、パルスエネルギー80μJ、パルス間隔1.5μmのピコ秒IRレーザーを用いて、上記した手法でアール並びにノッチの加工を行った結果、分断端面でのチッピングは全くなく、HAZも殆ど見られなかった。
本発明において、上記レーザー光は、図8に示すような焦点が分散した収差レーザー光を用いることができる。この収差レーザー光は、レーザー光発振器13から発振されたパルスレーザー光を、光変調器15で分割されたバースト列の集合として出射させて平凸レンズ16aからなる収差生成部材16に送り、平凸レンズ16aの凸面側から出射させることにより収差レーザー光とすることができる。この収差レーザー光は、レーザーエネルギーを各焦点部で蓄積させた狭くて長い高エネルギー分布領域(レーザーフィラメント)Fを形成することができ、基板内部で長く浸透した脆弱な改質層を加工することができる。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施形態に特定されるものでない。例えば、上記実施例において、レーザー光による「内切り」の手法を、異形部分の加工にのみ用いたが、マザー基板Mから単位基板M2を切り出す際の直線状のスクライブラインの加工にも、カッターホイールにかえて用いることができる。また、アール2は真円の円弧の他に、C状の場合もあり、ノッチ3の形態も凹状の他にV字形やU字形などの異形で形成される場合もある。また、ブレイク対象となる基板は液晶表示パネルに限らず、2枚のガラス板を貼り合わせた貼り合わせ基板や、或いは一枚のガラス板であってもよい。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することができる。
本発明は、セル基板のコーナーや周辺にレーザー光を用いてアールや凹部を加工するのに適用される。
A 加工装置
M マザー基板
M2 単位基板
S1 スクライブライン
S2 スクライブライン
S3 アールの分断予定ライン
S4 ノッチの分断予定ライン
1 セル基板
2 アール
3 ノッチ
4 第1基板
5 第2基板
6 カッターホイール
7 レーザー照射ノズル
13 レーザー光発振器
14 制御部



Claims (6)

  1. 透明な脆性材料からなる基板の加工方法であって、
    分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成する工程を含み、前記レーザー光を分断予定ラインに沿って照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置でレーザー照射を止めるようにした基板加工方法。
  2. 透明な脆性材料からなり、かつ、周辺に異形部分を備えたセル基板を大判のマザー基板から切り出す基板加工方法であって、
    マザー基板に格子状のスクライブラインを加工するとともにこのスクライブラインに沿ってマザー基板を分断して個々の単位基板を切り出すスクライブ/ブレイク工程と、
    切り出された単位基板の周辺にレーザー光を用いて前記異形部分を加工する異形部加工工程とからなり、
    前記異形部加工工程は、前記異形部分を区分する分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を有するスクライブラインを形成する工程を含み、前記レーザー光を分断予定ラインに沿って照射する際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置でレーザー照射を止めるようにした基板加工方法。
  3. 前記異形部分は、加工される基板のコーナー部に形成されるアールと、周辺の一部に形成されるノッチの少なくともいずれかを含む請求項1または請求項2に記載の基板加工方法。
  4. 前記レーザー光は、波長1200nm以下のピコ秒IRレーザーである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の基板加工方法。
  5. 前記レーザー光の照射開始位置並びに停止位置は基板端から30〜200μm離れた位置で行うようにした請求項1〜請求項4のいずれかに記載の基板加工方法。
  6. 透明な脆性材料からなる基板の加工装置であって、
    基板の分断予定ラインに沿ってレーザー光を照射して基板内部に脆弱となった改質層を形成するレーザー光照射部と、
    前記レーザー光が前記分断予定ラインに沿って照射される際に基板端近傍で内側に入り込んだ位置から照射を開始し、分断予定ライン終端近傍の基板内側に入り込んだ位置で照射を停止するように制御する制御部とを備えた基板加工装置。
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