JP2021017873A - シール部材及び回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制する。【解決手段】シール部材30は、ロータ12とステータ11との間に配置され、ロータ12とステータ11との間をシールする。シール部材30は、ロータ12のステータ11との対向面に固定された回転側部材と、ステータ11に固定され回転側部材と対面する固定側部材と、回転側部材と固定側部材のいずれか一方に、対向する面側に突出した第1フィン44と、第1フィン44よりも回転軸方向の低圧側に配置され、対向する面側に突出した第2フィン46と、を有する。第2フィン46の根元における回転軸方向の厚みは、第1フィン44の根元における回転軸方向の厚みより厚い。【選択図】図3

Description

本発明は、シール部材及び回転機械に関する。
蒸気タービンやガスタービン等の回転機械は、ステータ内にロータが軸受により回転自在に支持され、ロータに複数段の動翼が固定される一方、ステータに複数段の静翼が固定されて構成されている。そして、流体がステータの供給口から供給され、複数の動翼と静翼を通過することで、各動翼を介してロータが駆動回転し、排出口から外部に排出される。
このようなガスタービンでは、ステータとロータとの間における流体の軸方向の漏れ流れを防止するため、ステータとロータとの間にシール部材が設けられている。そして、シール部材としては、ラビリンスシールが適用される場合がある。例えば特許文献1には、ラビリンスシールとして、ステータの内面又はロータの外面に複数のシールフィンが設けられる構成が記載されている。特許文献1には、シールフィンとして、母材から削り出して形成する削り出しシールフィンと、母材とは別部材で構成されて後から母材に取付けられる植込み式シールフィンとが記載されている。
特開平11−13409号公報
ここで、シールフィンは、流体の漏れ抑制の性能向上と、例えばタービンの前後差圧などに起因する外力に対する強度との、両方が求められている。すなわち、回転機械のシール部材において、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することが求められている。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制するシール部材及び回転機械を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るシール部材は、ロータとステータとの間に配置され、前記ロータと前記ステータとの間をシールするシール部材であって、前記ロータの前記ステータとの対向面に固定された回転側部材と、前記ステータに固定され、前記回転側部材と対面する固定側部材と、前記回転側部材と前記固定側部材のいずれか一方に、対向する面側に突出した第1フィンと、前記第1フィンよりも回転軸方向の低圧側に配置され、対向する面側に突出した第2フィンと、を有し、前記第2フィンの根元における前記回転軸方向の厚みは、前記第1フィンの根元における前記回転軸方向の厚みより厚い。
このシール部材は、幅の広い第2フィンを第1フィンよりも低圧側に設けるため、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
前記第2フィンの前記回転軸方向における先端厚みは、前記第1フィンの前記回転軸方向における先端厚みより厚いことが好ましい。このシール部材は、幅の広い第2フィンを第1フィンよりも低圧側に設けるため、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
前記第2フィンは、前記第1フィンよりも強度が高い材料で形成されていることが好ましい。第2フィンを第1フィンより高強度の材料とすることで、差圧が高くなる箇所でのフィンの強度をより適切に高くすることが可能となる。
前記第1フィンは、設置されている部材と別体の植え込み型のフィンであり、前記第2フィンは、設置されている部材と一体の固定型のフィンであることが好ましい。このシール部材によると、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
前記第2フィンは、前記回転軸方向において、前記回転側部材又は前記固定側部材の前記回転軸方向における中央位置よりも、低圧側に配置されていることが好ましい。このシール部材によると、第2フィンを中央より低圧側に配置することで、差圧が高くなる箇所を第2フィンで補強しつつ、第1フィンで流体の漏れを適切に抑制することができる。
前記第2フィンは、前記回転軸方向において、全ての前記第1フィンよりも低圧側に配置されていることが好ましい。このシール部材によると、差圧が高くなる箇所を第2フィンで補強しつつ、第1フィンで流体の漏れを適切に抑制することができる。
前記固定側部材と並んで、前記ステータに固定され、対向する面側に突出するフィンが設けられた少なくとも1つの補助固定側部材と、前記ロータの前記補助固定側部材と対面する位置の前記ロータに固定され、対向する面側に突出するフィンが設けられた補助回転側部材と、をさらに有することが好ましい。このシール部材によると、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
前記補助固定側部材は、前記固定側部材よりも前記回転軸方向の高圧側に配置されることが好ましい。このシール部材によると、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
前記回転側部材と前記固定側部材のいずれか一方は、前記第1フィン及び前記第2フィンよりも突出量が少ない突出部をさらに有することが好ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る回転機械は、前記シール部材と、ロータと、ステータと、を備える。この回転機械によると、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
本発明によれば、流体の漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係るコンバインドサイクルプラントを表す概略構成図である。 図2は、本実施形態に係るタービンの模式図である。 図3は、本実施形態に係るシール部材を示す模式図である。 図4は、本実施形態に係る第1フィンの模式的な拡大図である。 図5は、本実施形態に係る第2フィンの模式的な拡大図である。 図6は、本実施形態に係る第3フィンの模式的な拡大図である。 図7は、第2フィンの数と、流体のリーク量及び第1フィンに作用する差圧との関係を示すグラフである。 図8は、本実施形態に係る第1シール部の他の例を示す模式図である。 図9は、本実施形態に係るシール部材の他の例を示す模式図である。 図10は、本実施形態に係るシール部材の他の例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態に係るコンバインドサイクルプラントを表す概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るコンバインドサイクルプラント100は、ガスタービン110、高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140で構成され、これらガスタービン110、高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140は、発電機150と同軸上に配置されている。
ガスタービン110は、圧縮機111、燃焼器112、タービン113で構成されている。圧縮機111において、空気A0が昇圧され、燃焼器112に供給される。燃焼器112において、供給された空気A0と燃料Bにより高温の燃焼ガスが生成され、タービン113に供給される。タービン113を通過する燃焼ガスは、タービン113を回転駆動した後に排ガスEとなって排出される。
コンバインドサイクルプラント100は、ボイラ(排熱回収ボイラ)160を備える。ボイラ160は、ガスタービン110におけるタービン113から排出される排ガスEを加熱源として、水から、過熱蒸気である流体Fを生成する。このボイラ160により生成される過熱蒸気(流体F)により、高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140が駆動される。そして、これらガスタービン110、高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140の駆動により、発電機150で発電される。また、低圧蒸気タービン140に利用された蒸気は、低圧蒸気タービン140に接続された復水器142により復水とされ、過熱蒸気を生成するための水としてボイラ1に送られる。なお、図1の例では、ガスタービン110と、蒸気タービン(高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140)とを同軸で連結しているが、同軸で連結することに限られず、例えばガスタービン110と蒸気タービンとを別の軸として、それぞれに発電機150を接続してもよい。
このようなコンバインドサイクルプラント100に適用されるガスタービン110や蒸気タービン(高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140)などの回転機械は、ロータとステータとを有している。本実施形態に係るシール部材30は、このロータとステータとの間に配置され、ステータとロータとの間をシールする。ただし、シール部材30は、ステータとロータとの間を完全に密封するわけでなく、ステータとロータとの間に所定のクリアランスを保持する。
本実施形態においては、シール部材30は、高圧蒸気タービン120と中圧蒸気タービン130との間に設けられる。図2は、本実施形態に係るシール部材の位置を説明する模式図である。図2に示すように、高圧蒸気タービン120は、ステータ11と、ロータ12と、静翼13と、動翼14と、シール部材30と、を備える。ステータ11は、内部に空間SPが形成される中空の部材である。ロータ12は、軸状の部材であり、ステータ11の空間SP内に設けられる。ステータ11の内周面11Aと、ロータ12の外周面12Aとは、対向する。ロータ12の軸方向を回転軸方向Aとすると、ロータ12は、回転軸方向Aに沿った中心軸Oを回転軸として回転する。以下、回転軸方向Aに平行な方向のうち一方側の方向を方向A1とし、回転軸方向Aに平行な方向のうち他方側の方向、すなわち方向A1と反対方向を、方向A2とする。また、回転軸方向Aを回転軸とした場合の径方向を、径方向Rとする。そして、回転軸方向Aを回転軸とした場合の径方向内側、すなわちロータ12に向かう方向を、方向R1とし、回転軸方向Aを回転軸とした場合の径方向外側、すなわちロータ12から遠ざかる方向を、方向R2とする。
ステータ11には、ステータ11の内部の空間SPに連通する流体入口22と流体出口26とが形成されている。ボイラ160から供給される過熱蒸気である流体Fは、流体入口22から空間SP内に導入される。空間SP内で静翼13と動翼14との間を通った流体Fは、流体出口26から空間SPの外部に導出される。
静翼13は、ステータ11の空間SPにおける内周面11Aに設けられて、ステータ11に対して固定されている。静翼13は、ステータ11の内周面11Aから、方向R1側、すなわちロータ12側に突出している。静翼13は、ロータ12の回転方向(周方向)に沿って所定間隔を空けて複数設けられ、回転軸方向Aに沿って複数設けられている。
動翼14は、空間SPにおいて、ロータディスク21を介してロータ12に固定されている。ロータディスク21は、空間SPにおいて、ロータ12の外周面12Aに設けられて、ロータ12に対して固定されている。動翼14は、ロータディスク21の外周部に固定されており、ロータディスク21の外周部から、方向R2側、すなわちステータ11側に突出している。動翼14は、ロータ12の回転方向(周方向)に沿って所定間隔を空けて複数設けられ、回転軸方向Aに沿って複数設けられる。動翼14と静翼13とは、回転軸方向Aに沿って交互に設けられる。
シール部材30は、静翼13と動翼14とが設けられる空間SPよりも方向A2側に設けられる。具体的には、シール部材30は、空間SP1と空間SP2との間に設けられる。空間SP1は、シール部材30の方向A1側の空間であり、空間SP2は、シール部材30の方向A1側の空間である。空間SP2は、空間SP1より低圧になっているため、流体Fは、空間SP1側から、空間SP2側に流れる。本実施形態では、空間SP1が、空間SPと連通しており、空間SP2は、例えば大気開放されている。
図3は、本実施形態に係るシール部材を示す模式図である。図3に示すように、シール部材30が設けられる空間SP1と空間SP2との間には、回転軸方向Aに並ぶ複数のシールリング42が設けられている。シールリング42は、空間SP1と空間SP2との間において、ステータ11の内周面11Aに固定されている。シールリング42と、ロータ12のそのシールリング42に径方向Rで対向する部分とは、1つのセグメントSを構成する。セグメントSは、空間SP1と空間SP2との間において、回転軸方向Aに並ぶ。
シール部材30は、第1シール部40Aと第2シール部40Bとを含む。第1シール部40Aと第2シール部40Bとは、回転軸方向Aに並んでいる。本実施形態において、第1シール部40Aは、空間SP1と空間SP2との間において、第2シール部40Bよりも方向A2側(低圧側)に位置している。より詳しくは、シール部材30において、第1シール部40Aは、最も方向A2側にあり、第1シール部40Aの方向A1側に、複数の第2シール部40Bが並んでいる。言い換えれば、第1シール部40Aと第2シール部40Bとは、それぞれ、セグメントSに設けられる。すなわち、1つのセグメントSに対し、1つの第1シール部40A又は1つの第2シール部40Bが設けられる。第1シール部40Aは、空間SP1と空間SP2との間の最も方向A2側のセグメントSに設けられており、第2シール部40Bは、第1シール部40Aが設けられたセグメントSよりも方向A1側のセグメントSに設けられている。本実施形態においては、最も方向A2側のセグメントSよりも方向A1側のセグメントSは複数あり、第2シール部40Bは、それらの複数のセグメントSのそれぞれに設けられる。ただし、第1シール部40Aと第2シール部40Bとの並び順はこれに限られない。例えば、第1シール部40Aの方向A1側と方向A2側とに第2シール部40Bが設けられてもよいし、第1シール部40Aが最も方向A1側に設けられていてもよい。また、本実施形態では第1シール部40Aが1つあり第2シール部40Bが複数あるが、数もこれに限られず、第1シール部40Aが複数あってもよい。さらに言えば、第1シール部40Aが設けられて第2シール部40Bが設けられていなくてもよい。
第1シール部40Aが設けられる好ましい位置の他の例を挙げる。例えば、第1シール部40Aは、空間SP1と空間SP2との間の複数のセグメントSのうち、クリアランスが最小となるセグメントSに設けられることが好ましい。ここでのクリアランスとは、ロータとステータとの間のクリアランスを指し、本実施形態では、シールリング42から突出するフィンの先端面とロータ12の外周面12Aとの間の距離である。シールリング42から突出するフィンとは、例えばここでは、後述の第1フィン44、第2フィン46、及び第3フィン48などを指し、クリアランスは、後述のクリアランスL1、L2、L3などを指す。また例えば、第1シール部40Aは、ACC(Active Clearance Control:アクティブクリアランスコントロール)が適用されたセグメントSに設けられることが好ましい。ACCは、タービンの起動時に、タービンのクリアランスを調整する機構を指す。ACCが適用されたセグメントSにおいては、例えばシールリング42が、外力が加えられることで径方向Rに移動可能に構成されている。ACCが適用されたセグメントSにおいては、シールリング42に、例えば圧縮空気を供給して差圧などの外力を作用させることで、シールリング42を、径方向Rに移動させる。これによりクリアランスを調整する。なお、これらの例においても、第1シール部40Aが設けられるセグメントS以外のセグメントSには、第2シール部40Bが設けられる。
次に、第1シール部40Aの詳細構成について説明する。第1シール部40Aは、セグメントS(シールリング42と、ロータ12のそのシールリング42に径方向Rで対向する部分)と、第1フィン44と、第2フィン46と、第3フィン48と、を含む。セグメントSのシールリング42は、ステータ11の内周面11Aに形成された溝11B内に挿入されることで、ステータ11の内周面11Aに固定される。シールリング42は、方向R1側の先端面42Aが、ステータ11の内周面11Aから方向R1側に露出(ここでは突出)している。セグメントSは、シールリング42の先端面42Aとロータ12の外周面12Aとが、径方向Rにおいて所定のクリアランスを隔てて対向している。すなわち、本実施形態では、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、ロータ12のシールリング42に径方向Rで対向する部分が、ロータ12の外周面12A(ステータ11との対向面)に固定された回転側部材であり、シールリング42が、ステータ11に固定されてロータ12(回転側部材)と対面する固定側部材であるといえる。ただし、例えば、ロータ12の外周面12Aに、ロータ12とは別体の回転側部材が固定されており、その回転側部材とシールリング42とが、セグメントSを構成していてもよい。
第1フィン44と第2フィン46とは、対向するシールリング42とロータ12とのうちの一方の面に固定される。本実施形態では、第1フィン44と第2フィン46とは、シールリング42の先端面42Aに設けられて、先端面42Aに固定される。
図4は、本実施形態に係る第1フィンの模式的な拡大図である。図4に示すように、第1フィン44は、固定される対象(ここではシールリング42)とは別体であり、一部がシールリング42内に埋め込まれ、他の一部がシールリング42の先端面42Aから方向R1(対向する面側)に突出している。すなわち、第1フィン44は、植込み型のフィンである。具体的には、第1フィン44は、一方の端部である基端部44A1から中間部44A2まで、方向A2に向けて延びており、中間部44A2で方向R1側に折り曲げられた形状となっている。第1フィン44は、中間部44A2から他方の端部である先端部44A3まで、方向R1に向けて延びている。第1フィン44は、基端部44A1から、中間部44A2と先端部44A3との間の箇所である根元部44A4までにおいて、シールリング42に形成された溝42B内に挿入されている。溝42Bと第1フィン44とは、コーキングにより固定される。第1フィン44は、根元部44A4でシールリング42の先端面42Aから露出し、根元部44A4から先端部44A3までにおいて、シールリング42の先端面42Aから方向R1に向けて突出している。すなわち、第1フィン44は、基端部44A1から根元部44A4までがシールリング42に植え込まれた部分であり、根元部44A4から先端部44A3までが、シールリング42から突出した部分である。なお、第1フィン44は、ロータ12の回転方向(周方向)にも延びるフィン形状となっている。
第1フィン44の根元部44A4と先端部44A3との間の部分を中間部44A5とすると、第1フィン44は、根元部44A4から中間部44A5までにおいて、回転軸方向Aにおける幅(長さ)が一定であり、中間部44A5から先端部44A3に向かうに従って、回転軸方向Aにおける幅が小さくなっている。従って、第1フィン44の先端部44A3での回転軸方向Aにおける幅(長さ)D1は、第1フィン44の根元部44A4での回転軸方向Aにおける幅(長さ)D2よりも、小さい。ただし、第1フィン44の形状はこれに限られず、例えば、第1フィン44は、根元部44A4から先端部44A3まで回転軸方向Aにおける幅が一定でもよく、また例えば、中間部44A2において折り曲げられた形状でなくてもよい。
なお、第1フィン44の先端部44A3と、対向する側の面(ここではロータ12の外周面12A)との間の距離を、クリアランスL1とし、シールリング42の先端面42Aとロータ12の外周面12Aとの間の距離を、シールリング42とロータ12とのクリアランスLとする。
図5は、本実施形態に係る第2フィンの模式的な拡大図である。図5に示すように、第2フィン46は、固定される対象(ここではシールリング42)と一体の固定型フィンである。例えば本実施形態では、母材から、シールリング42と第2フィン46とが削り出して形成されており、第2フィン46は、削り出しフィンであるともいえる。第2フィン46は、一方の端部である基端部46A1がシールリング42の先端面42Aに接続され、基端部46A1から他方の端部である先端部46A2まで、方向R1に向けて延びている。なお、第2フィン46は、ロータ12の回転方向(周方向)にも延びるフィン形状となっている。
第2フィン46は、基端部46A1から先端部46A2に向かうに従って、回転軸方向Aにおける幅が小さくなっている。従って、第2フィン46の先端部46A2での回転軸方向Aにおける幅D3は、第2フィン46の基端部46A1での回転軸方向Aにおける幅D4よりも、小さい。ただし、第2フィン46の形状はこれに限られない。例えば、第2フィン46は、基端部46A1から先端部46A2まで回転軸方向Aにおける幅が一定でもよく、また例えば、基端部46A1がR形状となっていてもよい。
なお、第2フィン46の先端部46A2と、対向する側の面(ここではロータ12の外周面12A)との間の距離を、クリアランスL2とする。
第2フィン46は、第1フィン44よりも回転軸方向Aにおける幅が大きい。具体的には、第2フィン46の先端部46A2における幅D3は、第1フィン44の先端部44A3における幅D1より、大きい。また、第2フィン46の基端部46A1における幅D4は、第1フィン44の根元部44A4における幅D2より、大きい。第2フィン46は、このように第1フィン44よりも回転軸方向Aにおける幅が大きいため、第1フィン44よりも強度が高くなっている。また、第2フィン46は、第1フィン44よりも強度が高い材料で形成されていてもよい。
次に、第1フィン44と第2フィン46との設けられる位置について説明する。図3に示すように、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第1フィン44と第2フィン46とは、回転軸方向Aに並んでいる。第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第2フィン46は、第1フィン44よりも方向A2側、すなわち低圧側に設けられる。より詳しくは、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第2フィン46より方向A2側には、第1フィン44が設けられておらず、言い換えれば、第2フィン46は、回転軸方向Aにおいて、全ての第1フィン44よりも方向A2側に配置されている。図3の例では、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、方向A1側に複数(図3の例では5つ)の第1フィン44が並び、それらの第1フィン44よりも方向A2側に、複数(図3の例では2つ)の第2フィン46が並んでいる。第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第2フィン46は、回転軸方向AにおけるセグメントSの中央位置よりも、方向A2側に設けられることが好ましい。なお、回転軸方向AにおけるセグメントSの中央位置とは、セグメントSの方向A1側の端部と方向A2側の端部との、回転軸方向Aにおける中点である。また、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第2フィン46の数は、第1フィン44の数より少ないことが好ましい。ただし、第1フィン44と第2フィン46との数は任意である。例えば、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第1フィン44が1つであってもよいし、第2フィン46が1つであってもよいし、第1フィン44より第2フィン46の数の方が多くてもよい。
図3に示すように、第3フィン48は、対向するシールリング42とロータ12とのうちの他方の面に固定される。本実施形態では、第3フィン48は、ロータ12の外周面12Aに設けられて、外周面12Aに固定される。第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第3フィン48は、ロータ12の外周面12Aにおいて回転軸方向Aに並んでいる。
図6は、本実施形態に係る第3フィンの模式的な拡大図である。図6に示すように、第3フィン48は、固定される対象(ここではロータ12)と一体の固定型フィンである。例えば本実施形態では、母材から、ロータ12と第3フィン48とが削り出して形成されており、第3フィン48は、削り出しフィンであるともいえる。第3フィン48は、一方の端部である基端部48A1がロータ12の外周面12Aに接続され、基端部48A1から他方の端部である先端部48A2まで、方向R2に向けて延びている。なお、第3フィン48は、ロータ12の回転方向(周方向)にも延びるフィン形状となっている。
第3フィン48は、基端部48A1から先端部48A2に向かうに従って、回転軸方向Aにおける幅が小さくなっている。従って、第3フィン48の先端部48A2での回転軸方向Aにおける幅D5は、第3フィン48の基端部48A1での回転軸方向Aにおける幅D6よりも、小さい。ただし、第3フィン48の形状はこれに限られない。例えば、第3フィン48は、基端部48A1から先端部48A2まで回転軸方向Aにおける幅が一定でもよく、また例えば、基端部48A1がR形状となっていてもよい。
なお、第3フィン48の先端部48A2と、対向する側の面(ここではシールリング42の先端面42A)との間の距離を、クリアランスL3とする。
本実施形態では、第3フィン48の幅D5は、第1フィン44の幅D1及び第2フィン46の幅D3よりも大きく、第3フィン48の幅D6は、第1フィン44の幅D2及び第2フィン46の幅D4よりも大きい。ただし、第3フィン48の幅の大きさはこれに限られず、幅D5、D6が、それぞれ第2フィン46の幅D3、D4と同じであってもよいし、幅D3、D4より小さくてもよい。
このように、第1シール部40Aは、対向するシールリング42とロータ12とのうちの一方(ここではシールリング42)に、回転軸方向Aにおける幅が異なる第1フィン44と第2フィン46とが設けられ、対向するシールリング42とロータ12とのうちの他方(ここではロータ12)に、回転軸方向Aにおける幅が互いに同じとなる第3フィン48が設けられる。すなわち、対向するシールリング42とロータ12とのうちの他方、ここではロータ12には、第1フィン44、第2フィン46、及び第3フィン48のうち、第3フィン48のみが設けられている。また、第1シール部40Aが設けられるセグメントSにおいて、第1フィン44と第3フィン48とは、回転軸方向Aにおいて交互に設けられ、第2フィン46と第3フィン48とも、回転軸方向Aにおいて交互に設けられる。なお、ロータ12に設けられる第3フィン48は、幅が互いに同じであれば、固定される対象と一体の固定型のフィンに限られず、固定される対象とは別体の植込み型のフィンであってもよい。
次に、第2シール部40Bの構成について説明する。第1シール部40Aは、対向するシールリング42とロータ12とのうちの一方の面に、幅が異なる第1フィン44と第2フィン46とが混在していたが、第2シール部40Bは、一つの面に第1フィン44と第2フィン46とが混在する構成とはなっていない。具体的には、図3に示すように、第2シール部40Bは、セグメントS(シールリング42と、ロータ12のそのシールリング42に径方向Rで対向する部分)と、第1フィン44と、第3フィン48と、を含む。本実施形態では、第2シール部40Bが設けられるセグメントSにおいて、シールリング42が、第1シール部40Aが設けられるセグメントSのシールリング42と並んで配置される補助固定側部材であるといえ、ロータ12のシールリング42に径方向Rで対向する部分が、シールリング42(補助固定側部材)に対面する位置に配置される補助回転部材であるといえる。ただし、例えば、ロータ12の外周面12Aに、ロータ12とは別体の補助回転側部材が固定されており、その補助回転側部材とシールリング42とが、セグメントSを構成していてもよい。
第2シール部40Bは、対向するシールリング42とロータ12とのうち一方の面、ここではシールリング42の先端面42Aに、第1フィン44が設けられる。第2シール部40Bが設けられるセグメントSにおいて、第1フィン44は、シールリング42の先端面42Aで回転軸方向Aに並ぶ。また、第2シール部40Bは、対向するシールリング42とロータ12とのうち他方の面、ここではロータ12の外周面12Aに、第3フィン48が設けられる。第2シール部40Bが設けられるセグメントSにおいて、第3フィン48は、ロータ12の外周面12Aで回転軸方向Aに並ぶ。第2シール部40Bが設けられるセグメントSにおいて、第1フィン44と第3フィン48とは、回転軸方向Aに交互に設けられる。
このように、第2シール部40Bは、シールリング42に第1フィン44が設けられ、ロータ12に第3フィン48が設けられるが、シールリング42とロータ12とに設けられるフィンは、それらに限られない。第2シール部40Bは、対向するシールリング42とロータ12とのうち一方に、回転軸方向Aにおける幅が等しい1種類のフィンが設けられ、対向するシールリング42とロータ12とのうち他方に、回転軸方向Aにおける幅が等しい1種類のフィンが設けられていればよい。
本実施形態に係るシール部材30は、以上のように構成されている。次に、シール部材30の作用について説明する。タービンは、対向するステータ11とロータ12との間のクリアンラスが小さいほど、流体Fのリーク量が小さくなるため、出力効率が高くなる。本実施形態においては、空間SP1と空間SP2との間におけるステータ11とロータ12とのクリアランスが小さいほど、空間SP1から空間SP2への流体Fのリーク量が少なくなり、タービンの出力効率が高くなる。本実施形態に係るシール部材30は、フィン(第1フィン44、第2フィン46及び第3フィン48)により、ステータ11とロータ12との間のクリアランスを小さくすることで、流体Fのリーク量を少なくして出力効率を高くしている。
さらに言えば、タービンは、フィンの回転軸方向Aにおける長さ(幅)が小さいほど、流体Fのリーク量が少なくなって出力効率を高くすることができる。また、フィンの回転軸方向Aにおける幅を小さくするほど、設置可能なフィンの数を多くすることができ、さらに効率を向上させることができる。一方、セグメントSにおいては、高圧の空間SP1と低圧の空間SP2との間に作用する差圧によって、フィンに負荷がかかるが、フィンは、回転軸方向Aにおける長さ(幅)が小さいほど強度が低くなる。すなわち、シール部材30に設けるフィンは、効率の観点からは幅が小さいことが好ましいが、強度の観点からは幅が大きい方が好ましいという、トレードオフの関係となる。それに対し、本実施形態に係るシール部材30は、第1シール部40Aにおいて、シールリング42とロータ12との一方の面に、幅が小さい第1フィン44と幅が大きい第2フィン46とを設け、第2フィン46を第1フィン44よりも方向A2側(低圧側)に設けている。すなわち、本実施形態においては、低圧側のフィンほど作用する差圧が大きくなることに着目し、差圧が大きい方向A2側に幅が大きい第2フィン46を設けることで、差圧が大きくなる箇所におけるフィンの強度を高く保ち、外力による破損を抑制している。さらに、差圧が小さいため強度をそこまで高くしなくてもよい方向A1側に、幅が小さい第1フィン44を設けることで、強度を維持して破損を抑えつつ、出力効率を向上させることを可能としている。本実施形態においては、第1フィン44と第2フィン46とをこのように設けることで、出力効率と強度とを両立させることを可能としている。
図7は、第2フィンの数と、流体のリーク量及び第1フィンに作用する差圧との関係を示すグラフである。図7は、第1シール部40Aにおいて第2フィン46の数を変化させた場合の、第1シール部40Aからの流体Fのリーク量と、第1フィン44に作用する差圧とを、解析で算出した結果の一例を示している。図7の線分T1は、第2フィン46の数と流体Fのリーク量との関係を示している。線分T1に示すように、流体Fのリーク量は、第2フィン46の数が多くなるほど多くなる。すなわち、第2フィン46の数が少なく第1フィン44の数が多くなるほど、リーク量が少なくなって出力効率が高くなることが分かる。一方、図7の線分T2は、第2フィン46の数と第1フィン44に作用する差圧との関係を示している。線分T2に示すように、第1フィン44に作用する差圧は、第2フィン46の数が多くなるほど低くなる。すなわち、第2フィン46の数が多く第1フィン44の数が少なくなるほど、第1フィン44が低圧側に配置されることになるため、第1フィン44に作用する差圧が小さくなり、破損のリスクが低減することが分かる。また、線分T1に示すように、流体Fのリーク量は、第2フィン46の数に対して直線状に変化する。一方、線分T2に示すように、第1フィン44に作用する差圧は、第2フィン46の数に対して曲線状に変化し、第2フィン46の数が多い領域ほど、第2フィン46の数の変化に対する第1フィン44に作用する差圧の変化量が小さくなっている。従って、第2フィン46の数は、第1フィン44の数に対してそこまで多くする必要がなく、例えば、第1シール部40Aにおける第2フィン46の数は、第1シール部40Aにおける第1フィン44の数より少ないことが好ましいといえる。また、1つの第1シール部40Aにおける第2フィン46の数は、1つ以上であり、1つの第1シール部40Aにおける第1フィン44と第2フィン46との総数の半分以下であることが好ましいといえる。
次に、シール部材30の他の例について説明する。図8は、本実施形態に係る第1シール部の他の例を示す模式図である。図8に示すように、第1シール部40Aは、第2フィン46よりも方向A2側に、突出部50を設けてもよい。突出部50は、対向するシールリング42とロータ12とのうちの一方の面(ここではシールリング42の先端面42A)と、他方の面(ここではロータ12の外周面12A)とに設けられ、第2フィン46よりも方向A2側に設けられる。シールリング42の先端面42Aに設けられる突出部50は、先端面42Aから方向R1側、すなわちロータ12側に突出している。ロータ12の外周面12Aに設けられる突出部50は、外周面12Aから方向R2側、すなわちシールリング42側に突出している。
突出部50は、先端面50Aと対向する面との間の距離であるクリアランスL4が、第1フィン44、第2フィン46、及び第3フィン48のクリアランスL1、L2、L3よりも、小さい。すなわち、突出部50は、流体Fのリーク量を少なくして出力効率を高くするという機能が、第1フィン44、第2フィン46、及び第3フィン48に比べて小さい。なお、突出部50の数は、それぞれの面に1つであることに限られず、1つの面に複数設けられていてもよい。また、突出部50は、対向するシールリング42とロータ12とのうちのいずれかにのみ設けられていてもよい。
図9及び図10は、本実施形態に係るシール部材の他の例を示す模式図である。本実施形態では、第1フィン44と第2フィン46とが、対向するシールリング42とロータ12とのうちの一方、すなわちシールリング42に設けられていたが、図9及び図10に示すように、シールリング42とロータ12とのうちの他方、すなわちロータ12に設けられていてもよい。
図9の例においては、第1シール部40Aは、ロータ12の外周面12Aに第1フィン44と第2フィン46とを設け、シールリング42の先端面42Aに第3フィン48を設けている。図9の構成においても、第2フィン46を方向A2側に設けて第1フィン44を方向A1側に設けるため、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。なお、図9などのように第1フィン44及び第2フィン46をロータ12に設ける場合、シールリング42側の第3フィン48の幅D5を、ロータ12側の第2フィン46の幅D3より小さくしてよく、第3フィン48の幅D6を、第2フィン46の幅D5より小さくしてよい。シールリング42においては、削り出しで製造する場合のフィンの幅を容易に小さくすることが可能であるため、第3フィン48の幅を小さくすることが可能となる。また、図9の例では、第2シール部40Bにおいて、シールリング42に第3フィン48が設けられ、ロータ12に第1フィン44が設けられるが、これに限られず、それぞれの面に、回転軸方向Aにおける幅が等しい1種類のフィンが設けられていればよい。
図10の例においては、第1シール部40Aは、ロータ12の外周面12Aとシールリング42の先端面42Aとの両方に、第1フィン44と第2フィン46とを設けている。図10の構成においても、第2フィン46を方向A2側に設けて第1フィン44を方向A1側に設けるため、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るシール部材30は、ロータ12とステータ11との間に配置され、ロータ12とステータ11との間をシールする。シール部材30は、ロータ12(回転側部材)と、シールリング42(固定側部材)と、第1フィン44と、第2フィン46とを有する。ロータ12は、ロータ12のステータ11との対向面(外周面12A)に固定され、シールリング42は、ステータ11に固定され、ロータ12と対面する。第1フィン44は、ロータ12とシールリング42とのいずれか一方に設けられ、対向する面に突出して回転軸方向Aに配置される。第2フィン46は、第1フィン44よりも回転軸方向Aの低圧側(方向A2側)に配置され、対向する面側に突出し回転軸方向Aに配置される。第2フィン46の根元(基端部46A1)における回転軸方向Aの厚み(幅D4)は、第1フィン44の根元部44A4における回転軸方向Aの厚み(幅D2)より厚い。本実施形態に係るシール部材30は、幅の広い第2フィン46を第1フィン44よりも低圧の方向A2側に設けるため、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
また、第2フィン46の回転軸方向Aにおける先端厚み(幅D3)は、第1フィン44の回転軸方向Aにおける先端厚み(幅D1)より広い。本実施形態に係るシール部材30は、幅の広い第2フィン46を第1フィン44よりも低圧の方向A2側に設けるため、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
また、第2フィン46は、第1フィン44よりも強度が高い材料で形成されていてもよい。第2フィン46を第1フィン44より高強度の材料とすることで、差圧が高くなる方向A2側でのフィンの強度をより適切に高くすることが可能となる。
また、第1フィン44は、設置されている部材(シールリング42又はロータ12)と別体の植え込み型のフィンであり、第2フィン46は、設置されている部材(シールリング42又はロータ12)と一体の固定型のフィンである。植え込み型のフィンを第1フィン44とすることで、第1フィン44の幅を薄く形成することが可能となり、固定型のフィンを第2フィン46とすることで、第2フィン46の剛性を高くすることが可能となる。従って、このシール部材30によると、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
ただし、第2フィン46の回転軸方向Aにおける幅が第1フィン44の回転軸方向Aにおける幅が大きければ、第2フィン46は、植え込み型のフィンに限られず、第1フィン44は、固定型のフィンに限られない。例えば第2フィン46が固定型のフィンであってもよいし、第1フィン44が植え込み型のフィンであってもよい。
また、第2フィン46は、回転軸方向Aにおいて、セグメントS(回転側部材又は固定側部材)の回転軸方向Aにおける中央位置よりも、圧力が低い側(方向A2側)に、配置されている。第2フィン46を中央より方向A2側に配置することで、差圧が高くなる箇所を第2フィン46で補強しつつ、第1フィン44で流体Fの漏れを適切に抑制することができる。
また、第2フィン46は、回転軸方向Aにおいて、全ての第1フィン44よりも、低圧側(方向A2側)に配置されている。第2フィン46を全ての第1フィン44よりも方向A2側に配置することで、差圧が高くなる箇所を第2フィン46で補強しつつ、第1フィン44で流体Fの漏れを適切に抑制することができる。
また、シール部材30は、固定側部材(第1シール部40Aのシールリング42)と並んで配置され、対向する面側に突出するフィンが設けられた少なくとも1つの補助固定側部材(第2シール部40Bのシールリング42)と、ロータ12の補助固定側部材と対面する位置に配置され、対向する面側に突出するフィンが設けられた補助回転側部材(第2シール部40Bのロータ12)と、をさらに有する。このように、固定側部材及び回転側部材を備える第1シール部40Aと、補助固定側部材及び補助回転側部材を備える第2シール部40Bとを有することで、シール部材30は、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。また、補助固定側部材(第2シール部40Bのシールリング42)は、固定側部材(第1シール部40Aのシールリング42)よりも回転軸方向Aの高圧側に配置される。このシール部材30によると、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
また、回転側部材(ロータ12)と固定側部材(シールリング42)のいずれか一方は、第1フィン44及び第2フィン46よりも突出量が少ない突出部50をさらに有してよい。このシール部材30は、流体Fの漏れを抑制しつつ、強度の低下を抑制することができる。
なお、上述した実施形態においては、シール部材30は、高圧蒸気タービン120と中圧蒸気タービン130との間に設けられていたが、シール部材30が設けられる箇所はこれに限られない。シール部材30は、ガスタービン110、高圧蒸気タービン120、中圧蒸気タービン130、低圧蒸気タービン140のいずれに設けられてもよいし、これらのタービン同士の間に設けられてもよい。また、シール部材30は、コンバインドサイクルプラント100以外の回転機械に設けられてもよい。また、シール部材30は、ロータに設けられた回転側部材としての動翼と、その動翼に径方向Rで対面する、ステータに設けられた静止側部材としてのシールリングとの間に設けられてもよい。すなわち、シール部材30は、回転機械において高圧となる空間SP1と低圧となる空間SP2との間に設けられていればよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
11 ステータ
12 ロータ
13 静翼
14 動翼
30 シール部材
40A 第1シール部
40B 第2シール部
42 シールリング
44 第1フィン
46 第2フィン
48 第3フィン
120 高圧蒸気タービン
A 回転軸方向
F 流体
S セグメント

Claims (10)

  1. ロータとステータとの間に配置され、前記ロータと前記ステータとの間をシールするシール部材であって、
    前記ロータの前記ステータとの対向面に固定された回転側部材と、
    前記ステータに固定され、前記回転側部材と対面する固定側部材と、
    前記回転側部材と前記固定側部材のいずれか一方に、対向する面側に突出した第1フィンと、
    前記第1フィンよりも回転軸方向の低圧側に配置され、対向する面側に突出した第2フィンと、を有し、
    前記第2フィンの根元における前記回転軸方向の厚みは、前記第1フィンの根元における前記回転軸方向の厚みより厚い、シール部材。
  2. 前記第2フィンの前記回転軸方向における先端厚みは、前記第1フィンの前記回転軸方向における先端厚みより厚い、請求項1に記載のシール部材。
  3. 前記第2フィンは、前記第1フィンよりも強度が高い材料で形成されている、請求項1または請求項2に記載のシール部材。
  4. 前記第1フィンは、設置されている部材と別体の植え込み型のフィンであり、
    前記第2フィンは、設置されている部材と一体の固定型のフィンである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシール部材。
  5. 前記第2フィンは、前記回転軸方向において、前記回転側部材又は前記固定側部材の前記回転軸方向における中央位置よりも低圧側に配置されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシール部材。
  6. 前記第2フィンは、前記回転軸方向において、全ての前記第1フィンよりも低圧側に配置されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシール部材。
  7. 前記固定側部材と並んで前記ステータに固定され、対向する面側に突出するフィンが設けられた少なくとも1つの補助固定側部材と、
    前記補助固定側部材と対面する位置の前記ロータに固定され、対向する面側に突出するフィンが設けられた補助回転側部材と、をさらに有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のシール部材。
  8. 前記補助固定側部材は、前記固定側部材よりも前記回転軸方向の高圧側に配置される、請求項7に記載のシール部材。
  9. 前記回転側部材と前記固定側部材のいずれか一方は、前記第1フィン及び前記第2フィンよりも突出量が少ない突出部をさらに有する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のシール部材。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のシール部材と、ロータと、ステータと、を備える、回転機械。
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