JP2021017418A - Vitamin c preparation that can remove residual chlorine in tap water - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ビタミンC製剤としてアスコルビン酸誘導体を用い、水道水中の残留塩素を中和する方法に関する。
アスコルビン酸誘導体を配合したビタミンC製剤が、水道水中の残留塩素を中和させ、水道水のカルキ臭をなくし、さらに水道水の味を損なうことなく飲料できることに関する。またビタミンC製剤を長期にわたって容易に保存することが可能な製剤に関する。
The present invention relates to a method for neutralizing residual chlorine in tap water using an ascorbic acid derivative as a vitamin C preparation.
It relates to the fact that a vitamin C preparation containing an ascorbic acid derivative can neutralize residual chlorine in tap water, eliminate the odor of tap water, and can be consumed without impairing the taste of tap water. The present invention also relates to a preparation capable of easily storing a vitamin C preparation for a long period of time.
一 般に、水道水には、殺菌を目的として塩素が含まれている。塩素処理により殺菌されている水道水は、水道法により、0.1ppm以上、1.0ppm以下の残留塩素が含まれていることが定められているが、トリハロメタンの生成やカルキ臭の発生など人体にとってデメリットな面もある。 In general, tap water contains chlorine for the purpose of sterilization. Tap water that has been sterilized by chlorine treatment is stipulated by the Waterworks Law to contain residual chlorine of 0.1 ppm or more and 1.0 ppm or less, but the human body such as the generation of trihalomethane and the generation of karuki odor. There are also disadvantages to.
ビタミンCであるアスコルビン酸は、水道水中の残留塩素を中和し、塩素処理による水道水のデメリットを低減させることがよく知られている。アスコルビン酸には、還元性があり、塩素処理がされている水道水中にアスコルビン酸を溶解すると、残留塩素を無害な塩素イオンに還元する。 It is well known that ascorbic acid, which is vitamin C, neutralizes residual chlorine in tap water and reduces the disadvantages of tap water due to chlorination. Ascorbic acid has a reducing property, and when ascorbic acid is dissolved in chlorinated tap water, residual chlorine is reduced to harmless chlorine ions.
しかしながら、アスコルビン酸は、安定性が悪く、吸湿するとアスコルビン酸の白い結晶が変色して黄色に変化し、同時に還元性を失う。そのため保存は吸湿しにくい容器に保存しなければならない。よってアスコルビン酸を自然環境下に放置した状態で長期保存ができないという欠点があった 。アスコルビン酸をビタミンC製剤として製剤化するには、吸湿しない容器に保存することが条件となり、従来の製剤はほとんどがアスコルビン酸を粉末のまま製剤化し、さらに吸湿しにくい容器に保存するため、使用するのが不便である製剤のものとなってしまう。 However, ascorbic acid has poor stability, and when it absorbs moisture, the white crystals of ascorbic acid discolor and turn yellow, and at the same time, they lose their reducing property. Therefore, it must be stored in a container that does not easily absorb moisture. Therefore, there is a drawback that ascorbic acid cannot be stored for a long time when left in the natural environment. In order to formulate ascorbic acid as a vitamin C preparation, it is necessary to store it in a container that does not absorb moisture, and most of the conventional preparations use ascorbic acid as a powder and store it in a container that does not easily absorb moisture. It will be a formulation that is inconvenient to do.
本発明は、水道水中の残留塩素を中和するためのビタミンCとしてアスコルビン酸誘導体であるアスコルビン酸2−グルコシドを用いて容易に取り扱うことが可能な水溶性製剤とし、また長期にわたって容易に保存することが可能な製剤に関する。 The present invention is a water-soluble preparation that can be easily handled by using ascorbic acid 2-glucoside, which is an ascorbic acid derivative, as vitamin C for neutralizing residual chlorine in tap water, and is easily stored for a long period of time. With respect to possible formulations.
アスコルビン酸2−グルコシドを1.0%から40.0%、及び水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのいずれかまたは前記2種であり、その合計量が0.1%以上8.0%以下含有していることを特徴とする水溶性溶液を形成するビタミンC製剤。 Ascorbic acid 2-glucoside is 1.0% to 40.0%, and either sodium hydroxide or potassium hydroxide or two of the above, the total amount of which is 0.1% or more and 8.0% or less. A vitamin C preparation that forms a water-soluble solution.
本発明のビタミンC製剤は、アスコルビン酸2−グルコシドを製剤化し、従来のアスコルビン酸の欠点である吸湿による分解を抑え、なおかつ長期間安定的に保管し、容易に水道水に含まれる残留塩素を中和できる製剤を可能にするものである。 The vitamin C preparation of the present invention formulates ascorbic acid 2-glucoside, suppresses decomposition due to moisture absorption, which is a drawback of conventional ascorbic acid, and is stably stored for a long period of time, and easily removes residual chlorine contained in tap water. It enables a neutralizing formulation.
アスコルビン酸誘導体として化粧品や健康食品に広く利用されているアスコルビン酸2−グルコシドは、アスコルビン酸の2位の水酸基にグルコースが結合したものである。アスコルビン酸の2位の水酸基は、反応性が高く不活性化や分解の原因となる。アスコルビン酸2−グルコシドは、2位の水酸基がグルコシド結合しているため安定性に優れているという利点がある。しかしながら、2位の水酸基はアスコルビン酸の特徴である還元性に大きく関与し、2位の水酸基にグルコースが結合すると自身の還元力を失ってしまう。そのため、アスコルビン酸2−グルコシドは、生体内の酵素などでアスコルビン酸とグルコースに分解されアスコルビン酸として効果を発揮するアスコルビン酸誘導体として化粧品や健康食品に広く利用されている。 Ascorbic acid 2-glucoside, which is widely used as an ascorbic acid derivative in cosmetics and health foods, is obtained by binding glucose to the hydroxyl group at the 2-position of ascorbic acid. The hydroxyl group at the 2-position of ascorbic acid is highly reactive and causes inactivation and decomposition. Ascorbic acid 2-glucoside has an advantage of being excellent in stability because the hydroxyl group at the 2-position is glucosidic bonded. However, the hydroxyl group at the 2-position is greatly involved in the reducing property which is a characteristic of ascorbic acid, and when glucose is bound to the hydroxyl group at the 2-position, it loses its own reducing power. Therefore, ascorbic acid 2-glucoside is widely used in cosmetics and health foods as an ascorbic acid derivative that is decomposed into ascorbic acid and glucose by an enzyme in the living body and exerts an effect as ascorbic acid.
本発明のビタミンC製剤は、アスコルビン酸2−グルコシドが微弱ながら還元力を有し水道水に含まれる残留塩素を中和できることを見出したものである。
アスコルビン酸は、大変還元力に優れているため、水道水に含まれる残留塩素を即時中和することができる。アスコルビン酸2−グルコシドは、微弱な還元力を有しているため、水道水に含まれる残留塩素を中和するのに時間を有する。その時間は、約60秒程度でゆっくりとした反応である。水道水に含まれる殺菌力を示す残留塩素濃度は、水道法による水質基準により0.1ppm以上から1ppm以下である。この残留塩素濃度内であれば、アスコルビン酸2−グルコシドが有する微弱な還元力でも十分に水道水に含まれる残留塩素濃を中和できる。
The vitamin C preparation of the present invention has been found that ascorbic acid 2-glucoside has a weak reducing power and can neutralize residual chlorine contained in tap water.
Since ascorbic acid has excellent reducing power, residual chlorine contained in tap water can be immediately neutralized. Since ascorbic acid 2-glucoside has a weak reducing power, it has time to neutralize residual chlorine contained in tap water. The time is about 60 seconds, which is a slow reaction. The residual chlorine concentration, which indicates the bactericidal activity, contained in tap water is 0.1 ppm or more to 1 ppm or less according to the water quality standard by the Waterworks Law. Within this residual chlorine concentration, the residual chlorine concentration contained in tap water can be sufficiently neutralized even with the weak reducing power of ascorbic acid 2-glucoside.
アスコルビン酸2−グルコシドは、2位の水酸基がグルコシド結合しているため安定性に優れているアスコルビン酸誘導体として化粧品や健康食品に広く利用されている。この理由として、安定性だけでなくアスコルビン酸2−グルコシドが、水溶性で容易に水に溶解できるため、化粧品ではクリームや化粧水、健康食品ではドリンクやゼリーや寒天などに幅広く配合できる。その他にもアスコルビン酸2−グルコシドと同じように水溶性であり類似した性質を有した物質に、2位の水酸基がリン酸基にエステル結合しているリン酸アスコルビルアミノプロピル、リン酸アスコルビルマグネシウム、同じく2位の水酸基が硫酸基にエステル結合しているアスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、2位の水酸基がグリセリンとエステル結合しているグリセリルアスコルビン酸が知られている。また油溶性であるが2位の水酸基がエステル結合している物質としてテトラヘキシルデカン酸アスコルビルが知られている。 次に、これら2位の水酸基がエステル結合しているアスコルビン酸誘導体が、水道水に含まれる残留塩素を中和できるかどうか試験した4つの実験した結果を示す。
(1) 100mlの水道水に、10%に溶解した下記の各アスコルビン酸誘導体を1ml加え均一になるまで撹拌する。その後、1分間放置し、残留塩素測定試薬であるオルトトリジン試薬を0.05ml加え、水道水の色の変化を観察する。
試験したアスコルビン酸誘導体
アスコルビン酸2−グルコシド、リン酸アスコルビルアミノプロピル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、グリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
評価
○ : 水道水は、透明を維持し変化しない
△ : 水道水は、黄色に変化し、10分以上放置後やや透明に変化
× : 水道水は、黄色に変化し、1時間放置後も黄色を維持
結果
アスコルビン酸2−グルコシド・・・○、リン酸アスコルビルアミノプロピル・・・△、リン酸アスコルビルマグネシウム・・・×、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム・・・×、グリセリルアスコルビン酸・・・△、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・・・×
(2) 100mlの水道水に、残留塩素測定試薬であるオルトトリジン試薬を0.05ml加え、溶液が黄色になるまで撹拌する。その後、10%に溶解した下記の各アスコルビン酸誘導体を1ml加え、1分間放置し、水道水の色の変化を観察する。
試験したアスコルビン酸誘導体
アスコルビン酸2−グルコシド、リン酸アスコルビルアミノプロピル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、グリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
評価
○ : 水道水は、黄色から透明に変化し、黄色を認めない
△ : 水道水は、10分以上放置後黄色からやや透明に変化し、若干の黄色を認める
× : 水道水は、1時間放置後も黄色を維持
結果
アスコルビン酸2−グルコシド・・・○、リン酸アスコルビルアミノプロピル・・・△、リン酸アスコルビルマグネシウム・・・×、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム・・・×、グリセリルアスコルビン酸・・・△、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・・・×
(1)、(2)の試験はオルトトリジン試薬を用いた残留塩素測定の定性試験である。(1)、(2)と2つの条件で試験したのは、残留塩素濃度のバラつきを考慮したものである。水道水は、浄水場からの公共用水であり、採取場所や採取時期により残留塩素濃度にかなりのバラつきがあると思われる。たとえば都市部や、浄水場に近い地域では、残留塩素の濃度が高くなる傾向にあり、実際の濃度はかなり高いものと思われる。
(3)100mlの水道水に、10%に溶解した下記の各アスコルビン酸誘導体を1ml加え均一になるまで撹拌する。その後、1分間保存し、0.05mol/Lヨウ素溶液を1ml加え、溶液の色の変化を観察する。
試験したアスコルビン酸誘導体
アスコルビン酸2−グルコシド、リン酸アスコルビルアミノプロピル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、グリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
評価
○ : 水道水は、透明を維持し変化しない
△ : 水道水は、黄褐色に変化し、10分以上放置後やや透明に変化
× : 水道水は、黄褐色に変化し、1時間放置後も黄褐色を維持
結果
アスコルビン酸2−グルコシド・・・○、リン酸アスコルビルアミノプロピル・・・△、リン酸アスコルビルマグネシウム・・・×、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム・・・×、グリセリルアスコルビン酸・・・△、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・・・×
(4) 100mlの水道水に、0.05mol/Lヨウ素溶液を1ml加え、溶液が黄褐色になるまで撹拌する。その後、10%に溶解した下記の各アスコルビン酸誘導体を1ml加え、溶液の色の変化を観察する。
試験したアスコルビン酸誘導体
アスコルビン酸2−グルコシド、リン酸アスコルビルアミノプロピル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、グリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
評価
○ : 水道水は、黄褐色から透明に変化し、黄褐色を認めない
△ : 水道水は、10分以上放置後黄褐色からやや透明に変化し、若干の黄褐色を認める
× : 水道水は、1時間放置後も黄褐色を維持
結果
アスコルビン酸2−グルコシド・・・○、リン酸アスコルビルアミノプロピル・・・△、リン酸アスコルビルマグネシウム・・・×、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム・・・×、グリセリルアスコルビン酸・・・△、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・・・×
(3)、(4)の試験はヨウ素試薬を用いた残留塩素測定の定性試験である。ヨウ素溶液は、黄褐色を帯びているが、還元されるとヨウ化カリウムに変化し無色を呈するため、その反応性を利用したものである。(3)、(4)と2つの条件で試験したのは、残留塩素濃度のバラつきを考慮したものである。水道水は、浄水場からの公共用水であり、採取場所や採取時期により残留塩素濃度にかなりのバラつきがあると思われる。たとえば都市部や、浄水場に近い地域では、残留塩素の濃度が高くなる傾向にあり、実際の濃度はかなり高いものと思われる。
2-Glucoside ascorbic acid is widely used in cosmetics and health foods as an ascorbic acid derivative having excellent stability because the hydroxyl group at the 2-position is glucosidic bonded. The reason for this is that not only stability but also ascorbic acid 2-glucoside is water-soluble and easily dissolved in water, so that it can be widely blended in creams and lotions for cosmetics and in drinks, jellies and agars for health foods. In addition, ascorbic acid aminopropyl phosphate, ascorbic magnesium phosphate, in which the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded to the phosphate group, to a substance that is water-soluble and has similar properties like ascorbic acid 2-glucoside, Similarly, ascorbic acid sulfate disodium in which the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded to a sulfate group is known as glyceryl ascorbic acid in which the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded to glycerin. Ascorbyl tetrahexyl decanoate is known as an oil-soluble substance in which the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded. Next, the results of four experiments in which the ascorbic acid derivative in which the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded can neutralize the residual chlorine contained in tap water are shown.
(1) Add 1 ml of each of the following ascorbic acid derivatives dissolved in 10% to 100 ml of tap water and stir until uniform. Then, leave it for 1 minute, add 0.05 ml of orthotrizine reagent which is a residual chlorine measuring reagent, and observe the change in the color of tap water.
Tested ascorbic acid derivative ascorbic acid 2-glucoside, ascorbic acid aminopropyl phosphate, ascorbic magnesium phosphate, ascorbic acid sulfate disodium, glyceryl ascorbic acid, ascorbic tetrahexyldecanoate Rating ○: Tap water remains transparent and does not change △: Tap water turns yellow and turns slightly transparent after being left for 10 minutes or more ×: Tap water turns yellow and remains yellow even after being left for 1 hour Result Ascorbic acid 2-glucoside ・ ・ ・ ○, Ascorbic Phosphate Aminopropyl ・ ・ ・ △, Ascorbic Magnesium Phosphate ・ ・ ・ ×, Ascorbic Acid Sulfate Disodium ・ ・ ・ ×, Glyceryl Ascorbic Acid ・ ・ ・ △, Ascorbic Tetrahexyl Decanoate ・ ・ ・ ×
(2) To 100 ml of tap water, add 0.05 ml of orthotrizine reagent as a residual chlorine measuring reagent, and stir until the solution turns yellow. Then, 1 ml of each of the following ascorbic acid derivatives dissolved in 10% is added, left for 1 minute, and the change in color of tap water is observed.
Tested ascorbic acid derivative ascorbic acid 2-glucoside, ascorbic acid aminopropyl phosphate, ascorbic magnesium phosphate, ascorbic acid sulfate disodium, glyceryl ascorbic acid, ascorbic tetrahexyldecanoate Rating ○: Tap water changed from yellow to transparent , No yellow △: Tap water changed from yellow to slightly transparent after being left for 10 minutes or more, and some yellow was observed ×: Tap water maintained yellow even after being left for 1 hour Result Ascorbic acid 2-glucoside ・・ ・ ○, Ascorbic phosphate aminopropyl ・ ・ ・ △, Ascorbic magnesium phosphate ・ ・ ・ ×, Ascorbic acid sulfate disodium ・ ・ ・ ×, Glyceryl ascorbic acid ・ ・ ・ △, Ascorbic tetrahexyldecanoate ・ ・ ・ ×
The tests (1) and (2) are qualitative tests for measuring residual chlorine using an orthotridin reagent. The tests under the two conditions (1) and (2) take into consideration the variation in the residual chlorine concentration. Tap water is public water from water purification plants, and it is thought that the residual chlorine concentration varies considerably depending on the collection location and collection time. For example, in urban areas and areas near water purification plants, the concentration of residual chlorine tends to be high, and the actual concentration seems to be quite high.
(3) Add 1 ml of each of the following ascorbic acid derivatives dissolved in 10% to 100 ml of tap water and stir until uniform. Then, store for 1 minute, add 1 ml of 0.05 mol / L iodine solution, and observe the change in color of the solution.
Tested ascorbic acid derivative ascorbic acid 2-glucoside, ascorbic acid aminopropyl phosphate, ascorbic magnesium phosphate, ascorbic acid sulfate disodium, glyceryl ascorbic acid, ascorbic tetrahexyldecanoate Rating ○: Tap water remains transparent and does not change Δ: Tap water turns yellowish brown and turns slightly transparent after being left for 10 minutes or more ×: Tap water turns yellowish brown and remains yellowish brown even after being left for 1 hour Result Ascorbic acid 2-glucoside ...・ ○, ascorbic phosphate aminopropyl ・ ・ ・ △, ascorbic magnesium phosphate ・ ・ ・ ×, ascorbic acid sulfate disodium ・ ・ ・ ×, glyceryl ascorbic acid ・ ・ ・ △, ascorbic tetrahexyldecanoate ・ ・ ・ ×
(4) Add 1 ml of a 0.05 mol / L iodine solution to 100 ml of tap water, and stir until the solution turns yellowish brown. Then, 1 ml of each of the following ascorbic acid derivatives dissolved in 10% is added, and the change in color of the solution is observed.
Tested ascorbic acid derivative ascorbic acid 2-glucoside, ascorbic acid aminopropyl phosphate, ascorbic magnesium phosphate, ascorbic acid sulfate disodium, glyceryl ascorbic acid, ascorbic tetrahexyldecanoate Evaluation ○: Tap water changed from yellowish brown to transparent However, no yellowish brown is observed. Δ: Tap water changes from yellowish brown to slightly transparent after being left for 10 minutes or more, and some yellowish brown is observed. ×: Tap water maintains yellowish brown even after being left for 1 hour. Result Ascorbic acid Acid 2-glucoside ・ ・ ・ ○, ascorbic aminopropyl phosphate ・ ・ ・ △, ascorbic magnesium phosphate ・ ・ ・ ×, ascorbic acid sulfate disodium ・ ・ ・ ×, glyceryl ascorbic acid ・ ・ ・ △, tetrahexyl decanoic acid Ascorbic ・ ・ ・ ×
The tests (3) and (4) are qualitative tests for measuring residual chlorine using an iodine reagent. The iodine solution is yellowish brown, but when it is reduced, it changes to potassium iodide and becomes colorless, so its reactivity is utilized. The tests under the two conditions (3) and (4) were conducted in consideration of the variation in the residual chlorine concentration. Tap water is public water from water purification plants, and it is thought that the residual chlorine concentration varies considerably depending on the collection location and collection time. For example, in urban areas and areas near water purification plants, the concentration of residual chlorine tends to be high, and the actual concentration seems to be quite high.
アスコルビン酸誘導体は、2位の水酸基がグルコースやリン酸、グリセリン、デカン酸などにエステル結合しているため安定性に優れているという利点がある。この2位の水酸基はアスコルビン酸の特徴である還元性に大きく関与し、2位の水酸基がエステル結合すると自身の還元力を失ってしまうと思われていた。
しかしながら、上記4つの実験結果の通り、微弱ながら還元力を有しているアスコルビン酸誘導体があることがわかった。アスコルビン酸2−グルコシドは、還元性を有している結果であり、リン酸アスコルビルアミノプロピル、グリセリルアスコルビン酸においても若干ではあるが還元性を有しており、水道水に含まれる残留塩素を中和できる。このことは、アスコルビン酸誘導体の構造に関係があると思われる。アスコルビン酸2−グルコシドは、アスコルビン酸の2位の水酸基にグルコースが結合したものである。グルコースは、単糖類の1種であるが、還元力があることが知られている。そのため、アスコルビン酸の2位の水酸基がグルコースと結合してアスコルビン酸自身の還元力を失ってもグルコースの還元力が残存しているため、アスコルビン酸2−グルコシドとしての微弱な還元力を有している結果となったと思われる。同様にリン酸アスコルビルアミノプロピル、グリセリルアスコルビン酸においてエステル結合しているアミノプロピル、グリセリンに微弱な還元力が残存するため、上記4つの実験結果の通り、リン酸アスコルビルアミノプロピル、グリセリルアスコルビン酸にも微弱な還元性を有している結果となったと思われる。
The ascorbic acid derivative has an advantage of being excellent in stability because the hydroxyl group at the 2-position is ester-bonded to glucose, phosphoric acid, glycerin, decanoic acid, or the like. It was thought that the hydroxyl group at the 2-position was greatly involved in the reducing property, which is a characteristic of ascorbic acid, and that when the hydroxyl group at the 2-position was ester-bonded, it lost its reducing power.
However, as shown in the above four experimental results, it was found that there is an ascorbic acid derivative that has a weak reducing power. Ascorbic acid 2-glucoside is a result of having reducing property, and ascorbyl aminopropyl phosphate and glyceryl ascorbic acid also have a slight reducing property, and the residual chlorine contained in tap water is medium. Can be harmonized. This seems to be related to the structure of the ascorbic acid derivative. Ascorbic acid 2-glucoside is glucose bonded to the hydroxyl group at the 2-position of ascorbic acid. Glucose is one of the monosaccharides, but it is known to have reducing power. Therefore, even if the hydroxyl group at the 2-position of ascorbic acid binds to glucose and loses the reducing power of ascorbic acid itself, the reducing power of glucose remains, so that it has a weak reducing power as ascorbic acid 2-glucoside. It seems that the result was. Similarly, ascorbic phosphate aminopropyl phosphate, aminopropyl ester-bonded in glyceryl ascorbic acid, and glycerin have a weak reducing power. Therefore, as shown in the above four experimental results, ascorbic phosphate and glyceryl ascorbic acid also have weak reducing power. It seems that the result was that it had a weak reducing property.
水道水に含まれる殺菌力を示す残留塩素濃度は、水道法による水質基準により0.1ppm以上から1ppm以下である。理論上、この残留塩素を中和することができるアスコルビン酸2−グルコシドは46ppmから460ppmにする必要がある。本発明のビタミンC製剤は、この条件を十分に満たすことができる。
本発明のビタミンC製剤は、容易に水道水に溶解し、なお且つ、安定性の良い製剤であるため、必要最小量で残留塩素を中和することができる。たとえば、1Lの水道水に含まれる残留塩素を中和するのに必要なビタミンC製剤は0.5mlである。このように少ない量で残留塩素を中和し、溶解させたPHは、6.0から8.0と中性領域であるため水道水の性質を変えることがないため、従来の水道水と同様に飲用することができる。
The residual chlorine concentration, which indicates the bactericidal activity, contained in tap water is 0.1 ppm or more to 1 ppm or less according to the water quality standard by the Waterworks Law. Theoretically, the amount of ascorbic acid 2-glucoside capable of neutralizing this residual chlorine should be 46 ppm to 460 ppm. The vitamin C preparation of the present invention can sufficiently satisfy this condition.
Since the vitamin C preparation of the present invention is easily dissolved in tap water and has good stability, residual chlorine can be neutralized with the minimum required amount. For example, 0.5 ml of vitamin C preparation is required to neutralize residual chlorine contained in 1 L of tap water. The pH obtained by neutralizing and dissolving residual chlorine with such a small amount is in the neutral region of 6.0 to 8.0 and does not change the properties of tap water, so that it is the same as conventional tap water. Can be drunk.
本発明のビタミンC製剤は、安定の範囲で食品や食品添加物として一般的に用いられる酸化防止剤、香料、着色料、その他の有効成分等を適宜配合することができる。 The vitamin C preparation of the present invention can appropriately contain antioxidants, flavors, colorants, other active ingredients and the like that are generally used as foods and food additives within a stable range.
次に、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。 Next, the present invention will be described in more detail based on Examples, but the present invention is not limited to these.
実施例1〜4として、下記表1に示す組成を有する水溶液を調製した。表1に示す配合比の値は質量%である。調製手順は以下の通りである。
アスコルビン酸2−グルコシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、精製水を加え、均一な水溶液になるまで撹拌する。
As Examples 1 to 4, an aqueous solution having the composition shown in Table 1 below was prepared. The value of the compounding ratio shown in Table 1 is mass%. The preparation procedure is as follows.
Add 2-glucoside ascorbic acid, sodium hydroxide, potassium hydroxide and purified water and stir until a uniform aqueous solution is obtained.
(1)還元力(残留塩素の中和力)の評価
残留塩素の指示薬であるオルトトリジン試液0.05mlを1Lの水道水に加え、塩素の存在を示す黄色に呈色されたことを確認する。その後、各水溶液0.5mlを加え撹拌後、塩素の存在を示す黄色が消失するか目視で判断する
還元力の評価
以下の基準で、調製した粉末を評価した。結果を表1に示す。
◎:黄色が消失
×:黄色が消失しない
(1) Evaluation of reducing power (neutralizing power of residual chlorine) Add 0.05 ml of ortho-trizine test solution, which is an indicator of residual chlorine, to 1 L of tap water, and confirm that the color is yellow, which indicates the presence of chlorine. Then, 0.5 ml of each aqueous solution was added and stirred, and then it was visually determined whether the yellow color indicating the presence of chlorine disappeared. Evaluation of reducing power The prepared powder was evaluated according to the following criteria. The results are shown in Table 1.
⊚: Yellow disappears ×: Yellow does not disappear
(2)PH
水道水1Lに各水溶液0.5mlを加え均一に溶解するまで撹拌後、PHを測定する。
(3)外観、形状
各水溶液を50mlの密封できるガラス容器に10ml詰めて室温に放置した。1日1回、蓋を開けて、異臭、変色の変化を60日間目視で観察した。
外観、形状の評価
以下の基準で、調製した水溶液を評価した。結果を表1に示す。
◎:60日間ほとんど変化しない
○:異臭、変色は観察されないが、若干の変化が見られる
(4)安定性
各水溶液を50mlの密封できるガラス容器に10ml詰めて5℃および45℃に設定した恒温槽に放置した。1日1回、蓋を開けて異臭、変色の変化を60日間目視で観察した。
安定性の評価
以下の基準で、調製した粉末を評価した。結果を表1に示す。
◎:60日間ほとんど変化ない
○:異臭、変色は観察されないが、室温保存に比べると若干の変化が見られる
(2) PH
Add 0.5 ml of each aqueous solution to 1 L of tap water, stir until uniformly dissolved, and then measure PH.
(3) Appearance and shape 10 ml of each aqueous solution was packed in a 50 ml sealable glass container and left at room temperature. The lid was opened once a day, and changes in offensive odor and discoloration were visually observed for 60 days.
Evaluation of appearance and shape The prepared aqueous solution was evaluated according to the following criteria. The results are shown in Table 1.
⊚: Almost no change for 60 days ○: No offensive odor or discoloration is observed, but slight change is observed (4) Stability 10 ml of each aqueous solution is packed in a 50 ml sealable glass container and set to constant temperature of 5 ° C and 45 ° C. It was left in the tank. The lid was opened once a day, and changes in offensive odor and discoloration were visually observed for 60 days.
Evaluation of stability The prepared powder was evaluated according to the following criteria. The results are shown in Table 1.
⊚: Almost no change for 60 days ○: No offensive odor or discoloration was observed, but slight changes were observed compared to storage at room temperature.
実施例1から4において外観、形状、安定性もよいものであった。
The appearance, shape, and stability were also good in Examples 1 to 4.
Claims (1)
Ascorbic acid 2-glucoside is 1.0% to 40.0%, and either sodium hydroxide or potassium hydroxide or two of the above, the total amount of which is 0.1% or more and 8.0% or less. A vitamin C preparation that forms a water-soluble solution.
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