JP2021016025A - 電子機器 - Google Patents

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斉 浅野
Hitoshi Asano
斉 浅野
裕正 関
Hiromasa Seki
裕正 関
由美子 泉宮
Yumiko Izumiya
由美子 泉宮
明正 石川
Akemasa Ishikawa
明正 石川
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Abstract

【課題】高周波数信号をより適切に伝送することのできる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器1は、信号を出力するLVDS送信部13と、信号が入力されるLVDS受信部21と、LVDS送信部とLVDS受信部との間をつなぐ信号線31、32と、を有する通信回路と、信号線31の信号におけるノイズを検出する検出部と、ノイズが検出された信号に応じた前記受信素子からの信号の出力を禁止する除去部と、を備える。検出部は、LVDS送信部からの出力信号のノイズを検出する送信側ノイズ検出部14と、LVDS受信部への入力信号のノイズを検出する受信側ノイズ検出部23と、を有する。除去部は、出力信号において検出されたノイズの極性と反対極性のノイズが入力信号において検出された場合に、検出の時点までのLVDS受信部からの信号の出力状態を維持する。【選択図】図1

Description

この発明は、電子機器に関する。
電子機器には、外来ノイズ(雑音)による誤動作を避けるために当該外来ノイズを除去する構成が設けられている。誤動作を生じやすい外来ノイズとしては、短時間に狭帯域で発生するもの(狭帯域ノイズ)が挙げられ、所定周波数の信号からこのノイズを適切に除去する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2014−120861号公報
しかしながら、従来の技術では、混入したノイズの除去に際し、高周波数信号自体を鈍らせるので、高周波数信号を伝送する回路に用いるのが困難であるという課題がある。
この発明の目的は、高周波数信号をより適切に伝送することのできる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
信号を出力する送信素子と、前記信号が入力される受信素子と、前記送信素子と前記受信素子との間をつなぐ信号線と、を有する通信回路と、
前記信号線の信号におけるノイズを検出する検出部と、
前記ノイズが検出された信号に応じた前記受信素子からの信号の出力を禁止する除去部と、
を備え、
前記検出部は、
前記送信素子からの出力信号のノイズを検出する第1ノイズ検出部と、
前記受信素子への入力信号のノイズを検出する第2ノイズ検出部と、
を有し、
前記除去部は、前記出力信号において検出されたノイズの極性と反対極性のノイズが前記入力信号において検出された場合に、当該検出の時点までの前記受信素子からの信号の出力状態を維持する
ことを特徴とする電子機器である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、
前記第1ノイズ検出部は、
前記出力信号に対する正の側へのノイズを検出する第1正ノイズ検出部と、
前記出力信号に対する負の側へのノイズを検出する第1負ノイズ検出部と、
を有し、
前記第2ノイズ検出部は、
前記入力信号に対する正の側へのノイズを検出する第2正ノイズ検出部と、
前記入力信号に対する負の側へのノイズを検出する第2負ノイズ検出部と、
を有し、
前記除去部は、前記第1正ノイズ検出部の出力と前記第2負ノイズ検出部の出力とを比較し、前記第1負ノイズ検出部の出力と前記第2正ノイズ検出部の出力とを比較する比較部を有する
ことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の電子機器において
前記第1正ノイズ検出部、前記第1負ノイズ検出部、前記第2正ノイズ検出部及び前記第2負ノイズ検出部は、それぞれノイズの検出有無に応じたロジック信号を出力し、
前記比較部は、前記第1正ノイズ検出部と前記第2負ノイズ検出部が同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号、及び前記第2正ノイズ検出部と前記第1負ノイズ検出部とが同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号を生成し、
前記除去部は、前記論理積信号に基づいて、前記受信素子から出力される信号の論理反転を禁じる
ことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の電子機器において、
前記除去部は、前記受信素子からの指定された時点での信号の出力状態を維持する保持部を有し、
前記論理積信号のうちいずれかにより前記同時にノイズの検出がなされた状態に変化するのに応じて、前記保持部を動作させて当該動作の時点での前記信号の出力状態を維持し、
前記論理積信号のいずれもがノイズを検出していない状態に変化するのに応じて、前記保持部の動作を解除して、前記信号の出力状態の維持を中止する
ことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記第1正ノイズ検出部の出力端及び前記第2負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成され、
前記第2正ノイズ検出部の出力端及び前記第1負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成されている
ことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子機器において、
前記信号経路のうち前記入力端までの距離がより短い前記出力端と前記入力端との間には、前記信号伝達時間を延長させる遅延素子が設けられていることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5記載の電子機器において、
前記第1正ノイズ検出部の出力端及び前記第2負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝送距離が互いに等しく、
前記第2正ノイズ検出部の出力端及び前記第1負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝送距離が互いに等しい
ことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項2〜7のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記第1正ノイズ検出部のノイズ検出に係る第1閾値と、前記第2負ノイズ検出部のノイズ検出に係る第2閾値とは、前記信号における基準電圧からの電圧差の大きさが等しく、
前記第1閾値と、前記第2正ノイズ検出部のノイズ検出に係る第3閾値とは等しく、
前記第2閾値と、前記第2負ノイズ検出部のノイズ検出に係る第4閾値とは等しい
ことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項8記載の電子機器において、
前記通信回路は、前記信号線を2本有し、
前記送信素子は、前記2本の信号線を介して差動信号を出力し、
前記第1閾値、前記第2閾値、前記第3閾値及び前記第4閾値は、それぞれ、前記差動信号の生成範囲に係る上限基準値以上の異常電圧を検出可能に定められている
ことを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項2〜9のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記第1正ノイズ検出部、前記第1負ノイズ検出部、前記第2正ノイズ検出部及び前記第2負ノイズ検出部は、それぞれ、前記信号線に対してコンデンサーを介して接続されていることを特徴とする。
本発明に従うと、電子機器において、より適切に高周波数信号を伝送することができるという効果がある。
本実施形態の電子機器の構成及び信号経路を示す概略図である。 LVDSに係る信号と、信号線にESDが混入した場合の電流及び電圧変化について説明する図である。 LVDSの2本の信号線に混入したESDによる振幅変動を数値シミュレートした結果を示す。 信号線上の信号と異常検出を示す各ロジック信号との対応関係を示す図である。 電子機器におけるノイズ除去に係る回路の他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態の電子機器1の構成及び信号経路を示す概略図である。
電子機器1は、例えば、光学素子により撮影された画像データを処理、出力するスキャナー(読取装置)である。電子機器1は、ここでは、検出基板10及び制御基板20の2枚の基板を有し、当該2枚の基板間ではLVDS(Low Voltage Differential Signaling;低電圧差動信号)により2値の(デジタル信号の)高周波数信号(MHz帯域の高周波数側〜GHz帯域など)を伝送する。
検出基板10は、CCD11(Charge Coupled Device)と、ADC12(Analog / Digital Converter)と、LVDS送信部13(送信素子)と、送信側ノイズ検出部14(第1ノイズ検出部)などを有する。CCD11は、光学センサーの複数の光学素子が検出した入射光量に応じた電荷をアナログ信号として転送する。アナログ信号は、適宜増幅されてよい。ADC12は、CCD11から入力されたアナログ信号をデジタル信号(VIDEO信号)に変換する。LVDS送信部13は、パラレルに入力されるデジタル信号をシリアライズして、2本の差動信号(LVDS信号)として制御基板20に出力する。送信側ノイズ検出部14は、LVDS送信部13からの出力電圧(出力信号)からノイズ(雑音)を検出する。送信側ノイズ検出部14は、送信側正ノイズ検出部141(第1正ノイズ検出部)と、送信側負ノイズ検出部142(第1負ノイズ検出部)とを有する。これらについては後述する。
制御基板20は、LVDS受信部21(受信素子)と、データ処理部22と、受信側ノイズ検出部23(第2ノイズ検出部)と、抵抗素子24と、遅延回路251、252と、論理積回路261、262と、論理和回路27などを備える。LVDS受信部21は、検出基板10から出力された信号が入力され、これを適宜な信号(デジタル信号)に変換して(例えば、デシリアライズして)データ処理部22に送る。また、LVDS受信部21は、信号保持部211(保持部)を有し、入力された信号にかかわらず一時的に信号の出力状態を維持することができる。信号保持部211は、例えば、ラッチ回路である。データ処理部22は、デジタルデータとして取得された光学センサーの撮像データを適宜処理する。抵抗素子24は、LVDSに係る終端抵抗であり、信号の反射を抑制する。受信側ノイズ検出部23は、LVDS受信部21への入力電圧(入力信号)からノイズを検出する。受信側ノイズ検出部23は、受信側正ノイズ検出部231(第2正ノイズ検出部)と、受信側負ノイズ検出部232(第2負ノイズ検出部)とを有する。その他の構成によるノイズ除去については後述する。
検出基板10のLVDS送信部13と制御基板20のLVDS受信部21との間は、差動信号の伝送(LVDS送信部13が差動信号を出力)に係る信号線31(P線)、信号線32(N線)(2本の信号線)により接続されている。信号線31、32は、平行に位置し、また長さが等しくなるように設けられる。また、送信側ノイズ検出部14から異常検に係るロジック信号を出力する2本の出力配線143、144が制御基板20に接続されている。LVDS送信部13、LVDS受信部21及び信号線31、32が本実施形態の通信回路を構成する。また、送信側ノイズ検出部14及び受信側ノイズ検出部23が本実施形態の検出部を構成する。
電子機器1は、その他の構成、例えば、操作受付部、表示部、及び通信部などを有していてもよい。
次に、本実施形態の電子機器1におけるノイズ除去動作について説明する。
電子機器1では、検出基板10と制御基板20との間でのLVDSによる信号伝送中に混入する突発ノイズ、ここでは、例えば、主に電子機器1の筐体(板金)などの接地面に流入又は受信したノイズが当該接地面から侵入する静電気放電(ESD)の影響を除去する構成を有している。
図2は、LVDSに係る信号と、信号線にESDが混入した場合の電流及び電圧変化について説明する図である。
図2(a)に示すように、LVDSでは、2本の信号線31、32に、電圧振幅350mV(破線で示す中心電圧に対する片側振幅が175mV)の逆位相の信号(信号線31により伝送されるP信号及び信号線32により伝送されるN信号と記す)が入力される。図2(b)に示すように、これらの信号線31、32にESDが混入すると、2本の信号線31、32におけるLVDS送信部13の出力端から等距離の位置では、同位相でノイズに応じた信号が出現する。LVDSでは、小規模の変動の場合には、差動信号の差分値(P信号に対してN信号が相対的に±750mVで反転)により相殺されてこの影響は無視可能となるが、ESDのように大振幅振動(変動)が混入すると、振幅(特に、信号が正の部分に正の振幅が重なった場合及び信号が負の部分に負の振幅が重なった場合。後述のように、P信号とN信号に交互に生じ得る)が、LVDS送信部13において差動信号を生成する回路の動作範囲、すなわち、LVDS受信部21が想定する受信電圧の範囲を超えることで、誤動作が生じ得る。なお、図2(b)においてP信号の振幅に対して示されている2本の所定電圧の横向き点線は、後述の閾値電圧に対応し、この想定受信電圧の範囲(差動信号の生成範囲)より小さいとされる。すなわち、異常電圧の検出に係る閾値は、差動信号の生成範囲以上の振幅を確実に検出可能に定められる。
このノイズに応じた信号の波形について説明する。基板間を接続する信号線31、32に混入したノイズは、単発で収束せずに、しばらく振動が残る。
図3には、LVDSの信号線31、32に混入したESDによる振幅変動を数値シミュレートした結果を示す。ここでは、混入したESDの放電電流、LVDS送信部13の出力端の近傍で検出したP信号、及びLVDS受信部21の入力端の近傍で検出したP信号を示している。この結果から、混入したノイズが信号線31、32の両端間で対応する波長成分が共振して、振動が残留するのが見られる。
図3(a)に示すように、放電電流は、急激に立ち上がった後、漸減していく。図3(b)には、この急激な立ち上がり時の信号線31上の放電電流及び電圧の変化を拡大して示している。本数値シミュレーションでは、信号線31において、出力(送信)側端部Ctと入力(受信)側端部Crとでは、電圧振動が逆位相になることが示されている。この結果は、信号線32においても得られている。また、この結果に基づいて本発明者が実際の回路の両端で電圧の検出を行った結果、数値シミュレーションの結果と同一の特性を示す電圧振動が信号に生じていることが確認された。
この結果を用いて、本実施形態の電子機器1では、信号線31のP信号入力端付近に送信側ノイズ検出部14が設けられ、信号線31のP信号の出力端付近に受信側ノイズ検出部23が設けられ、これらの出力に基づいてノイズの検出を行う。
ノイズ除去に係る構成について、図1を用いて詳しく説明する。
送信側ノイズ検出部14は、LVDS送信部13からの信号線31の出力端近傍で出力信号(出力電圧)を検出する。受信側ノイズ検出部23は、LVDS受信部21への信号線31の入力端近傍で入力信号(入力電圧)を検出する。ここでいう近傍は、それぞれ、厳密に出力端及び入力端の位置でなくてよいが、上記信号の位相がほぼ反転する(位相差が180度±数度程度となる)ように、信号線31の長さに比して両端からの距離が十分に短い位置である。
送信側正ノイズ検出部141は、基準レベルから正の側に閾値(第1閾値)以上高い電圧(正ノイズ)を検出した場合にアクティブ(ここではH。以下同じ)となり、それ以外(検出が否)で非アクティブ(L)となる2値信号(異常の検出有無に係るロジック信号)を出力する。送信側負ノイズ検出部142は、基準レベルから負の側に閾値(第2閾値)以上低い電圧(負ノイズ)を検出した場合にアクティブ(H)となり、それ以外で非アクティブ(L)となる2値信号を出力する。受信側正ノイズ検出部231は、同様に基準レベルから正の側に閾値(第3閾値)以上高い電圧を検出した場合にアクティブ(H)となり、それ以外で非アクティブ(L)となる2値信号を出力する。受信側負ノイズ検出部232は、基準レベルから負の側に閾値(第4閾値)以上低い電圧を検出した場合にアクティブ(H)となり、それ以外で非アクティブ(L)となる2値信号を出力する。これらは、いずれも周知の検波器であり、所定電圧以上の振幅の電圧をアナログ的に検出して出力するロジック信号を切り替えるものである。基準レベルは、差動信号における通常の2値の電圧であり、信号の状態によって切り替わる。また、基準レベルは、直近の所定時間(差動信号の1信号の継続時間より短い)内の平均電圧などであってもよい。閾値(第1閾値〜第4閾値)は、ここでは全て同一、すなわち、基準レベル(基準電圧)からの電圧差の大きさ(絶対値)が等しく、上記のように、LVDSに係る差動信号の正常な生成範囲(上限基準値)より小さい電圧(正常な生成範囲以上の異常を確実に検出可能な値)であってよい。
送信側正ノイズ検出部141の出力と受信側負ノイズ検出部232の出力とは、論理積回路262に入力される。このとき、受信側負ノイズ検出部232の出力端は、論理積回路262(比較部の入力端)までの距離が送信側正ノイズ検出部141の出力端よりも短いので、受信側負ノイズ検出部232の出力端と論理積回路262との間には、信号の伝達時間を延長する遅延回路252(遅延素子)が設けられて、略同一の(等しい)伝送時間(信号伝達時間)で各ロジック信号が論理積回路262に入力されるように信号経路が構成されている。論理積回路262は、送信側正ノイズ検出部141と受信側負ノイズ検出部232とにより同時に異常が検出された場合にアクティブ(H)になり、それ以外で非アクティブ(L)となる論理積信号を出力する。
また、送信側負ノイズ検出部142の出力と受信側正ノイズ検出部231の出力とは、論理積回路261に入力される。このとき、受信側正ノイズ検出部231の出力端は、論理積回路261までの距離が送信側負ノイズ検出部142の出力端よりも短いので、受信側正ノイズ検出部231の出力端と論理積回路261との間には、遅延回路251が設けられて、略同一の伝送時間で各ロジック信号が論理積回路261に入力される。論理積回路261は、送信側負ノイズ検出部142と受信側正ノイズ検出部231とにより同時に異常が検出された場合にアクティブ(H)になり、それ以外で非アクティブ(L)となる論理積信号を出力する。
論理積回路261、262は本実施形態の比較部を構成する。
論理積回路261、262の出力は、それぞれ論理和回路27に入力される。論理和回路27の出力するロジック信号は、LVDS受信部21に入力される。すなわち、論理積回路261、262のいずれかから異常の検出を示すロジック信号が出力されている場合に、LVDS受信部21に異常検出を示す(アクティブな)ロジック信号(H)が入力される。
LVDS受信部21は、変換処理(デシリアライズなど)を行った信号の出力状態を保持する信号保持部211を有する。信号保持部211は、論理和回路27からハイレベル信号(ラッチ信号)が入力されると、LVDS受信部21への入力信号に応じた当該LVDS受信部21からの信号の出力状態の切り替わり(デジタル2値信号の論理反転)を禁止し、禁止時点(異常検出時点、指定された時点)までの信号出力を保持(維持)する。論理和回路27からの信号がローレベル信号の場合には、信号保持部211は動作せず、LVDS受信部21は、受信した信号に従って変換処理された信号を出力する。論理積回路261、262及び信号保持部211が本実施形態の除去部を構成する。
図4は、信号線31上の信号と各異常検出に係るロジック信号との対応関係を示す図である。なお、この図は説明のために波形を模式的に示しており、ここで示したESDの振幅、周波数及びその減衰度合と、元のLVDS送信部13からの出力信号の振幅、周波数との比は、正確なものであるとは限らない。
図4(a)、(b)に示すように、LVDS送信部13の側(出力端)の信号(送信(P))と、LVDS受信部21の側(入力端)の信号(受信(P))とでは、ESDに係る振動の位相(極性)が反転する。これにより、図4(c)、(d)に示すように、送信側正ノイズ検出部141の出力S(T+)と受信側負ノイズ検出部232の出力S(R−)とは同期して、それぞれ図4(a)、(b)においてT+、R−として示された部分でハイレベルに変化する。すなわち、論理積回路262の出力は、これらの信号とほぼ同一である。
また、図4(e)、(f)に示すように、送信側負ノイズ検出部142の出力S(T−)と受信側正ノイズ検出部231の出力S(R+)とは同期して、それぞれ図4(a)、(b)においてT−、R+として示された部分でハイレベルに変化する。すなわち、論理積回路261の出力は、これらの信号とほぼ同一である。
LVDS送信部13からの出力端とLVDS受信部21への入力端とでの電圧の逆位相(反対極性)の変化(ノイズ)が続いている間、これらハイレベル区間は、論理積回路261、262で交互に出現するので、これら論理積回路261、262の出力の論理和をとった論理和回路27の出力するロジック信号(Latch)は、ほぼ継続的にハイレベルになり、ノイズの検出状態が続く。このとき、ACノイズでは、電圧が基準電圧をまたいで変化する間一時的に異常の検出が途切れることになるので、途切れないように、各論理積回路261、262のハイレベル信号からの立ち下がりに所定の遅延時間を設けてもよい。また、一方で、ESD混入時の最初のハイレベル信号の立ち上がりは、ICの応答時間などを考慮して、所定の遅延時間を設けてもよい。
これらの遅延を含めると、図4(g)に示すように、論理和回路27の出力するロジック信号は、ESDの大振幅振動が継続している間ハイレベルとなって、LVDS受信部21における入力信号に応じた当該LVDS受信部21からの信号の切替出力が禁止され、禁止前の信号が維持される。これにより、禁止(遮断)がなければ生じるESDによる振動1周期分の誤動作(図4(h)の点線)部分は、正常な信号が維持される(図4(h)の実線)。論理積回路261、262のどちらも異常検出信号(ハイレベルのロジック信号)を出力しなくなると、LVDS受信部21における上記禁止、すなわち、信号の出力状態の維持が中止され、入力信号に応じた信号の切り替えがなされる。なお、信号の切り替わり部分にかかってESDノイズが混入した場合には、ラッチ動作により信号の出力状態の切り替わりが若干遅れるが、LVDS信号では、多少のタイミングのずれについては、誤動作は生じない。
図5は、電子機器におけるノイズ除去に係る回路の他の実施形態を示す図である。
図5(a)に示す第2実施形態の電子機器1aでは、受信側正ノイズ検出部231の出力配線233及び受信側負ノイズ検出部232の出力配線234は、遅延回路を有する代わりに、それぞれ送信側負ノイズ検出部142の出力配線144及び送信側正ノイズ検出部141の出力配線143と略等距離となるように(信号伝送距離が互いに等しくなるように)設けられている。このような構成であっても、送信側ノイズ検出部14と受信側ノイズ検出部23から論理積回路261、262に対し、同時に異常検出を示すハイレベルのロジック信号が入力される。
また、図5(b)に示す第3実施形態の電子機器1bでは、送信側正ノイズ検出部141、送信側負ノイズ検出部142、受信側正ノイズ検出部231及び受信側負ノイズ検出部232は、それぞれコンデンサー145、146、235、236を介して信号線31に接続されている。コンデンサー145、146、235、236は、カップリングコンデンサーであり、これらにより信号のDC成分がカットされて送信側正ノイズ検出部141、送信側負ノイズ検出部142、受信側正ノイズ検出部231及び受信側負ノイズ検出部232にはAC成分(信号の変動成分)のみが入力される。これにより、AC成分としては、通常の信号の切り替わりと比較して十分に大きいESDによる大振幅AC信号が入ってくることになるので、基準電圧を定めずとも電圧ゼロに対して閾値以上の電圧の検出が容易になる。
以上のように、本実施形態の電子機器1は、信号を出力するLVDS送信部13と、この信号が入力されるLVDS受信部21と、LVDS送信部13とLVDS受信部21との間をつなぐ信号線31、32と、を有する通信回路と、信号線31の信号におけるノイズを検出する検出部と、ノイズが検出された信号に応じたLVDS受信部21からの信号の出力を禁止する除去部(論理積回路261、262及び信号保持部211)と、を備える。検出部は、LVDS送信部13からの出力信号のノイズを検出する送信側ノイズ検出部14と、LVDS受信部21への入力信号のノイズを検出する受信側ノイズ検出部23と、を有する。除去部は、出力信号において検出されたノイズの極性(振動の位相)と反対極性のノイズが入力信号において検出された場合に、当該検出の時点までのLVDS受信部21の信号の出力状態を維持する。
このように通信回路における配線両端付近の電圧の極性(位相)反転を利用して、両端での逆向きの異常電圧を検出して信号の異常を特定し、当該信号に応じた出力状態の切替を中止させる。これにより、異常信号が直接データ処理部22などに伝わって誤動作を生じさせない。特に、この回路ではLVDS受信部21からの出力する信号の波形を鈍らせる要素がないので、高周波数のデジタル信号伝送において信号の判別が不能になって誤動作を生じさせるおそれがない。また、特に、上記のように基板間をまたぐ配線の場合にこのような共振及びその位相ずれがおきやすいので、効果的にノイズを除去することができる。したがって、電子機器1では、ノイズ耐性の高い高周波数信号の伝送をより適切に行って、正確な動作を維持することができる。
また、送信側ノイズ検出部14は、出力信号に対する正の側へのノイズを検出する送信側正ノイズ検出部141と、出力信号に対する負の側へのノイズを検出する送信側負ノイズ検出部142と、を有する。受信側ノイズ検出部23は、入力信号に対する正の側へのノイズを検出する受信側正ノイズ検出部231と、入力信号に対する負の側へのノイズを検出する受信側負ノイズ検出部232と、を有する。除去部は、送信側正ノイズ検出部141の出力と受信側負ノイズ検出部232の出力とを比較し、また、送信側負ノイズ検出部142の出力と受信側正ノイズ検出部231の出力とを比較する比較部(論理積回路261、262)を有する。このような構成により、信号線31の両端におけるノイズの電圧位相(極性)の反転を容易かつ確実に検出することができる。
また、送信側正ノイズ検出部141、送信側負ノイズ検出部142、受信側正ノイズ検出部231及び受信側負ノイズ検出部232は、それぞれノイズの検出有無に応じたロジック信号を出力し、比較部は、送信側正ノイズ検出部141と受信側負ノイズ検出部232が同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号、及び受信側正ノイズ検出部231と送信側負ノイズ検出部142とが同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号を生成し、除去部は、これら論理積信号に基づいて(論理積信号の論理和に応じて)、LVDS受信部21から出力される信号の論理反転を禁じる。
このように、上記比較として論理積をとることで、異常を生じている期間を確実に特定することができる。また、正の側と負の側の両位相で確認されるので、連続的な異常に応じた電圧異常に伴う振動を継続的に検出することができる。
また、除去部は、LVDS受信部21からの指定された時点での信号の出力状態を維持する信号保持部211を有し、上記2つの論理積信号のうちいずれかにより同時にノイズの検出がなされた状態に変化するのに応じて、信号保持部211を動作させて当該動作の時点での信号の出力状態を維持し、論理積信号のいずれもがノイズを検出していない状態に変化するのに応じて、信号保持部211の動作を解除して、信号状態の維持を中止する。
このように、ノイズによる電圧振動が存在している間の入力信号に応じた信号の出力を禁止し、信号保持部211(ラッチ)などで容易に信号を一時的に維持して出力するだけで、当該ノイズの影響を除去できるので、容易な処理で負荷の上昇や遅延を生じさせずに誤動作を防止することができる。
また、送信側正ノイズ検出部141の出力端及び受信側負ノイズ検出部232の出力端から比較部(論理積回路262)の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成され、受信側正ノイズ検出部231の出力端及び送信側負ノイズ検出部142の出力端から比較部(論理積回路261)の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成されている。
信号の高速伝送、特に基板間で伝送距離が長い場合には、伝送時間の違いの影響が無視できず、タイミングがずれるので、両者の信号伝達時間が等しくなるように超整することで、論理積回路261、262からより正しいロジック信号を出力することが可能になる。
また、信号経路のうち論理積回路への入力端までの距離がより短い出力端、すなわち、受信側ノイズ検出部23のそれぞれと入力端との間には、信号伝達時間を延長させる遅延回路251、252が設けられている。これによりあまり場所をとらずに容易に伝達時間の違いを調整することができる。
また、実施形態2の電子機器1aのように、送信側正ノイズ検出部141の出力端及び受信側負ノイズ検出部232の出力端から比較部(論理積回路262)の入力端までの信号伝送距離が互いに等しく、受信側正ノイズ検出部231の出力端及び送信側負ノイズ検出部142の出力端から比較部(論理積回路261)の入力端までの信号伝送距離が互いに等しくてもよい。すなわち、出力配線143、234の長さを等しく、また、出力配線144、233の長さを等しくすることで、容易に信号の伝達時間を等しくすることができ、適切な論理積回路261、262の出力が得られる。
また、送信側正ノイズ検出部141と受信側負ノイズ検出部232のノイズ検出に係る閾値は、互いに等しい。また、受信側正ノイズ検出部231及び送信側負ノイズ検出部142のノイズ検出に係る閾値もこれらと等しい。よって、電圧を振動させるノイズを偏りなく継続的に検出し、適切に除去することができる。
また、通信回路は、信号線31、32の2本を有する。LVDS送信部13は、2本の信号線31、32を介して差動信号を出力し、異常の検出に係る上記閾値は、差動信号の生成範囲に係る上限基準値以上の異常電圧を検出可能に定められている。
すなわち、LVDSでは、小規模のノイズは、差分値において相殺されるので影響が生じないが、差動信号の生成範囲を超えると一方で電圧にずれが生じて相殺が効かなくなるので、この生成範囲の上限値よりも低い電圧幅で閾値が定められることで、確実にノイズを検出して異常信号を除去し、誤動作を防止することができる。
また、送信側正ノイズ検出部141、送信側負ノイズ検出部142、受信側正ノイズ検出部231及び受信側負ノイズ検出部232は、それぞれ、信号線31に対してコンデンサー145、146、235、236を介して接続されている。これらのコンデンサー145、146、235、236がカップリングコンデンサー(高帯域通過フィルター)として機能して、ACノイズのみを透過させることで、本来の信号に係るDC電圧を考慮せずに容易にノイズによる電圧乱れを検出して異常信号を除去する動作を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、正ノイズと負ノイズを別個の検出器で検出して、両端の反対極性の検出器同士を論理積回路に入力させる構成で異常を検出することとしたが、位相が反転している状態の検出が可能な回路であれば、これに限られない。
また、上記実施の形態では、LVDSのP信号における異常を検出したが、N信号の異常を検出してもよいし、両信号線での検出を並列に行ってもよい。また、異常の検出は、LVDSによる信号の伝送の場合に限られず、一本の信号線に対して通常の2値信号が送信されている場合でも同様に行われてよい。これらの場合、2値信号の電圧差は適宜定められ、当該電圧差を検出するための基準値や、電圧の異常を検出するための閾値も適宜定められる。また、LVDSの場合でも両端の基板やその距離などに応じて電圧設定が変更されてもよい。また、信号の状況によっては、中間位置でノイズによる電圧振動の節を検出するためなどに、検波器の数を4以上としてもよい。また、LVDSは、パラレル信号をシリアル化して伝送し、伝送後にパラレル信号に戻す形態(SerDes)に限られない。例えば、1又は複数のシリアル信号の伝送に用いられてもよいし、伝送後にパラレル信号に戻さないでそのまま処理されてもよい。
また、上記実施の形態では、アクティブハイ(正論理)の構成で異常を検出して制御を行うように説明したが、アクティブロー(負論理)の構成で異常の検出及び除去の制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、ラッチ回路(信号保持部211)でLVDS受信部21からの信号の出力状態を保持することとしたが、その他の構成であってもよい。また、2値化データではなく、入力電圧データであってもよいが、この場合には、電圧の保持、出力に伴う信号の遅延や鈍りが信号の伝送に影響しない構成とする。
また、電子機器1は、スキャナーに限られない。任意の電子機器であってよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、信号経路及び処理内容などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1、1a、1b 電子機器
10 検出基板
11 CCD
12 ADC
13 LVDS送信部
14 送信側ノイズ検出部
141 送信側正ノイズ検出部
142 送信側負ノイズ検出部
143、144 出力配線
145、146 コンデンサー
20 制御基板
21 LVDS受信部
211 信号保持部
22 データ処理部
23 受信側ノイズ検出部
231 受信側正ノイズ検出部
232 受信側負ノイズ検出部
233、234 出力配線
235、236 コンデンサー
24 抵抗素子
251、252 遅延回路
261、262 論理積回路
27 論理和回路
31、32 信号線

Claims (10)

  1. 信号を出力する送信素子と、前記信号が入力される受信素子と、前記送信素子と前記受信素子との間をつなぐ信号線と、を有する通信回路と、
    前記信号線の信号におけるノイズを検出する検出部と、
    前記ノイズが検出された信号に応じた前記受信素子からの信号の出力を禁止する除去部と、
    を備え、
    前記検出部は、
    前記送信素子からの出力信号のノイズを検出する第1ノイズ検出部と、
    前記受信素子への入力信号のノイズを検出する第2ノイズ検出部と、
    を有し、
    前記除去部は、前記出力信号において検出されたノイズの極性と反対極性のノイズが前記入力信号において検出された場合に、当該検出の時点までの前記受信素子からの信号の出力状態を維持する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1ノイズ検出部は、
    前記出力信号に対する正の側へのノイズを検出する第1正ノイズ検出部と、
    前記出力信号に対する負の側へのノイズを検出する第1負ノイズ検出部と、
    を有し、
    前記第2ノイズ検出部は、
    前記入力信号に対する正の側へのノイズを検出する第2正ノイズ検出部と、
    前記入力信号に対する負の側へのノイズを検出する第2負ノイズ検出部と、
    を有し、
    前記除去部は、前記第1正ノイズ検出部の出力と前記第2負ノイズ検出部の出力とを比較し、前記第1負ノイズ検出部の出力と前記第2正ノイズ検出部の出力とを比較する比較部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1正ノイズ検出部、前記第1負ノイズ検出部、前記第2正ノイズ検出部及び前記第2負ノイズ検出部は、それぞれノイズの検出有無に応じたロジック信号を出力し、
    前記比較部は、前記第1正ノイズ検出部と前記第2負ノイズ検出部が同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号、及び前記第2正ノイズ検出部と前記第1負ノイズ検出部とが同時にノイズを検出したか否かに応じた論理積信号を生成し、
    前記除去部は、前記論理積信号に基づいて、前記受信素子から出力される信号の論理反転を禁じる
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記除去部は、前記受信素子からの指定された時点での信号の出力状態を維持する保持部を有し、
    前記論理積信号のうちいずれかにより前記同時にノイズの検出がなされた状態に変化するのに応じて、前記保持部を動作させて当該動作の時点での前記信号の出力状態を維持し、
    前記論理積信号のいずれもがノイズを検出していない状態に変化するのに応じて、前記保持部の動作を解除して、前記信号の出力状態の維持を中止する
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記第1正ノイズ検出部の出力端及び前記第2負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成され、
    前記第2正ノイズ検出部の出力端及び前記第1負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝達時間が互いに等しくなるように信号経路が構成されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記信号経路のうち前記入力端までの距離がより短い前記出力端と前記入力端との間には、前記信号伝達時間を延長させる遅延素子が設けられていることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 前記第1正ノイズ検出部の出力端及び前記第2負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝送距離が互いに等しく、
    前記第2正ノイズ検出部の出力端及び前記第1負ノイズ検出部の出力端から前記比較部の入力端までの信号伝送距離が互いに等しい
    ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  8. 前記第1正ノイズ検出部のノイズ検出に係る第1閾値と、前記第2負ノイズ検出部のノイズ検出に係る第2閾値とは、前記信号における基準電圧からの電圧差の大きさが等しく、
    前記第1閾値と、前記第2正ノイズ検出部のノイズ検出に係る第3閾値とは等しく、
    前記第2閾値と、前記第2負ノイズ検出部のノイズ検出に係る第4閾値とは等しい
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記通信回路は、前記信号線を2本有し、
    前記送信素子は、前記2本の信号線を介して差動信号を出力し、
    前記第1閾値、前記第2閾値、前記第3閾値及び前記第4閾値は、それぞれ、前記差動信号の生成範囲に係る上限基準値以上の異常電圧を検出可能に定められている
    ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
  10. 前記第1正ノイズ検出部、前記第1負ノイズ検出部、前記第2正ノイズ検出部及び前記第2負ノイズ検出部は、それぞれ、前記信号線に対してコンデンサーを介して接続されていることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
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