JP2021016019A - ユーザ装置及び基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のRATを利用する無線通信システムで実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うこと。【解決手段】ユーザ装置は、基地局装置と通信を行い、上りリンクのバンドコンビネーションを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を生成する生成部と、生成された前記端末能力情報を前記基地局装置に送信する送信部と、上りリンクのスケジューリング割り当てを前記基地局装置から受信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時送信を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置及び基地局装置に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)システム及びLTE−Advancedシステムの後継として、NR(New Radio Access Technology)システムと呼ばれる新たな無線通信システムの仕様策定が進められている(例えば非特許文献1)。
NRシステムでは、LTEシステムにおけるデュアルコネクティビティと同様に、LTEシステムの基地局(eNB)とNRシステムの基地局(gNB)との間でデータを分割し、これらの基地局によってデータを同時送受信する、LTE−NRデュアルコネクティビティ又はマルチRAT(Multi Radio Access Technology)デュアルコネクティビティと呼ばれる技術の導入が検討されている(例えば非特許文献2)。
3GPP TR 38.804 V14.0.0(2017−03) 3GPP TS 37.340 V1.0.2(2017−09)
LTE−NRデュアルコネクティビティでは、2つ以上のアップリンク送信において相互変調歪み(Inter−Modulation Distortion:IMD)及び高調波が発生しうる。この場合、発生したIMD及び高調波は、ユーザ装置(User Equipment:UE)におけるLTEコンポーネントキャリア又はNRコンポーネントキャリアのダウンリンク受信帯域に落ち込み、ユーザ装置内において干渉(デバイス内干渉)を引き起こすおそれがある。特に、NRシステムは、28GHz帯等の広帯域な帯域幅を利用するため、IMDの影響を受けやすい。
また、LTEシステムとNRシステムとの間のデュアルコネクティビティに限定されず、異なるRATが適用された複数の無線通信システムの間のデュアルコネクティビティにおいても、2つ以上のアップリンク送信によるIMD、高調波等が受信帯域に落ち込み、デバイス内干渉が発生する可能性が考えられる。
上述した問題点を鑑み、本発明の課題は、複数のRATを利用する無線通信システムで実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行う技術を提供することである。
開示の技術によれば、基地局装置と通信を行い、上りリンクのバンドコンビネーションを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を生成する生成部と、生成された前記端末能力情報を前記基地局装置に送信する送信部と、上りリンクのスケジューリング割り当てを前記基地局装置から受信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時送信を行うユーザ装置が提供される。
開示の技術によれば、複数のRATを利用する無線通信システムで実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うことができる。
LTE−NRデュアルコネクティビティにおける相互変調歪み(IMD)について説明するための図である。 LTE−NRデュアルコネクティビティのバンドコンビネーションにおいてIMDが発生する例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成例である。 本発明の実施の形態に係るユーザ装置200が基地局装置100に能力通知を行うシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るLTE−NRデュアルコネクティビティにおけるバンドコンビネーションの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るバンドコンビネーションに規定されるMSDの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るMSDに関する能力通知の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ装置100及び基地局200のハードウェア構成の一例を示す図である。 変形例1に係るMSDに関する能力通知の例を示す図である。 変形例1に係るMSDに関する能力通知メッセージの例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、LTE−NRデュアルコネクティビティにおける相互変調歪み(IMD)について説明するための図である。
以下の実施例では、異なるRATを利用した複数の無線通信システムの間のデュアルコネクティビティ、すなわち、マルチRATデュアルコネクティビティをサポートする基地局装置100及びユーザ装置200が開示される。また、後述される実施例では、LTEシステムとNRシステムとの間のデュアルコネクティビティ(LTE−NRデュアルコネクティビティ)における相互変調歪み(IMD)、高調波等によって生じるデバイス内干渉が説明される。LTE−NRデュアルコネクティビティでは、図1に示されるようなデバイス内干渉が発生する4つの典型的なケースが考えられる。
ケース1では、LTEシステムのアップリンクキャリア(LTE UL1)とNRシステムのアップリンクキャリア(NR UL2)とによるアップリンクデュアルコネクティビティ(LTE UL1+NR UL2)において、LTE UL1とNR UL2との組み合わせによる相互変調歪み及び/又はLTE UL1、若しくはNR UL2の送信による高調波が、NRシステムのダウンリンクキャリア(NR DL)に落ち込み、NR DLにデバイス内干渉を引き起こす。
ケース2では、LTEシステムのアップリンクキャリア(LTE UL1)とNRシステムのアップリンクキャリア(NR UL2)とによるアップリンクデュアルコネクティビティ(LTE UL1+NR UL2)において、LTE UL1とNR UL2との組み合わせによる相互変調歪み及び/又はLTE UL1、若しくはNR UL2の送信による高調波が、LTEシステムのダウンリンクキャリア(LTE DL)に落ち込み、LTE DLにデバイス内干渉を引き起こす。
ケース3では、NRシステムの2つのアップリンクキャリア(NR UL1,NR UL2)によるアップリンクデュアルコネクティビティ(NR UL1+NR UL2)において、NR UL1とNR UL2との組み合わせによる相互変調歪み及び/又はNR UL1、若しくはNR UL2の送信による高調波が、LTEシステムのダウンリンクキャリア(LTE DL)に落ち込み、LTE DLにデバイス内干渉を引き起こす。
ケース4では、LTEシステムの2つのアップリンクキャリア(LTE UL1,LTE UL2)によるアップリンクデュアルコネクティビティ(LTE UL1+LTE UL2)において、LTE UL1とLTE UL2との組み合わせによる相互変調歪み及び/又はLTE UL1、若しくはLTE UL2の送信による高調波が、NRシステムのダウンリンクキャリア(NR DL)に落ち込み、NR DLにデバイス内干渉を引き起こす。
図2は、LTE−NRデュアルコネクティビティのバンドコンビネーションにおけるIMDが発生する例を示す図である。
図2に示されるCase1のLTE−NRデュアルコネクティビティのバンドコンビネーションは、LTE Band 3のUL(Uplink)1710MHz−1785MHz、DL(Downlink)1805MHz−1880MHz、及びNR Band n78のUL3300MHz−3800MHzである例を示している。Case 1において、LTE ULとNR ULを同時送信した場合、2次の相互変調歪み、すなわちIMD2が、1515MHz−2095MHzに発生する。Case 1に示されるように、当該IMD2は、LTE DLに干渉する。
図2に示されるCase2及びCase3は、バンド内のさらにチャネルバンド幅が指定された場合のIMDが発生する例である。Case2のLTE−NRデュアルコネクティビティのバンドコンビネーションにおけるチャネルバンド幅の組み合わせは、LTE Band 3においてチャネルバンド幅が20MHz、UL1765MHz−1785MHz、DL1860MHz−1880MHz、及びNR Band n78においてチャネルバンド幅が100MHz、UL3600MHz−3700MHzである例を示している。Case 2において、LTE ULとNR ULを同時送信した場合、IMD2が、1815MHz−1935MHzに発生する。Case 2に示されるように、当該IMD2は、LTE DLに干渉する。
Case3のLTE−NRデュアルコネクティビティのバンドコンビネーションにおけるチャネルバンド幅の組み合わせは、LTE Band 3においてチャネルバンド幅が20MHz、UL1765MHz−1785MHz、DL1860MHz−1880MHz、及びNR Band n78においてチャネルバンド幅が100MHz、UL3700MHz−3800MHzである例を示している。Case 3において、LTE ULとNR ULを同時送信した場合、IMD2が、1915MHz−2035MHzに発生する。Case 3に示されるように、当該IMD2は、LTE DLに干渉しない。
(実施例)
以下、実施例について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成例である。図3は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図3に示されるように、ユーザ装置200は、LTEシステム及びNRシステムによって提供される基地局装置100A、基地局装置100B(以降、基地局装置100Aと基地局装置100Bを区別しない場合「基地局装置100」として参照されてもよい。)と通信接続すると共に、基地局装置100Aをマスタ基地局とし、基地局装置100Bをセカンダリ基地局とするLTE−NRデュアルコネクティビティをサポートする。すなわち、ユーザ装置200は、マスタ基地局装置100A及びセカンダリ基地局装置100Bにより提供される複数のコンポーネントキャリアを同時に利用して、マスタ基地局装置100A及びセカンダリ基地局装置100Bと同時送信又は同時受信を実行することが可能である。なお、図示された実施例では、LTEシステム及びNRシステムはそれぞれ1つの基地局しか有していないが、一般に、LTEシステム及びNRシステムのサービスエリアをカバーするよう多数の基地局が配置される。
なお、以下の実施例は、LTE−NRデュアルコネクティビティに関して説明されるが、本開示によるユーザ装置は、これに限定されず、異なるRATを利用した複数の無線通信システムの間のデュアルコネクティビティ、すなわち、マルチRATデュアルコネクティビティに適用可能であることは当業者に容易に理解されるであろう。
図4は、本発明の実施の形態に係るユーザ装置200が基地局装置100に端末能力通知を行うシーケンス図である。図4において、基地局装置100は、端末能力通知要求をユーザ装置200に送信し、ユーザ装置200は、当該端末能力通知要求に応答して、端末能力通知を基地局装置100に送信する。
ステップS1において、基地局装置100は、端末能力通知要求として、RRC(Radio Resource Control)メッセージ「UECapabilityEnquiry」をユーザ装置200に送信する。UECapabilityEnquiryは、ユーザ装置200の無線アクセス能力に関する情報をネットワークで取得するために用いられる。基地局装置100は、UECapabilityEnquiryによって、ユーザ装置200に通知させる情報に含まれる無線アクセス能力の種別を指定することができる。例えば、ユーザ装置200がサポートするバンドコンビネーションに係る無線アクセス能力の通知を要求してもよい。バンドコンビネーションに係る無線アクセス能力には、各バンドコンビネーションにおけるULの同時送信が可能か否かを示す情報が含まれてもよい。
続いて、ステップS2において、ユーザ装置200は、端末能力通知として、RRCメッセージ「UECapabilityInformation」を基地局装置100に送信する。UECapabilityInformationは、ユーザ装置200の無線アクセス能力に関する情報をネットワークに通知するために用いられる。ユーザ装置200は、ステップS1で基地局装置100から受信したUECapabilityEnquiryに基づいて、ユーザ装置200がサポートする無線アクセス能力に関する情報を基地局装置100に送信する。
ステップS3において、基地局装置100は、ステップS2でユーザ装置200から受信したUECapabilityInformationによる端末能力に適合させた通常の通信を行う。例えば、ステップS2でユーザ装置200から受信したUECapabilityInformationにサポートされるバンドコンビネーション及びUL同時送信可否を示す情報が含まれていた場合、基地局装置100は、サポートされるバンドコンビネーションの範囲でスケジューリングを行う。UL同時送信が可能である場合、基地局装置100は、ユーザ装置200にUL同時送信させるスケジューリングを行ってもよい。
図5は、本発明の実施の形態に係るLTE−NRデュアルコネクティビティにおけるバンドコンビネーションの例を示す図である。図5において、LTE−NRデュアルコネクティビティにおけるバンドコンビネーションの例を示すと共に、ユーザ装置200から基地局装置100へのバンドコンビネーション及びUL同時送信に係る端末能力の通知について説明する。
LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションを以下のように定義する。例えば図5に示される、ULバンドコンビネーション「UL 3A+n42A」は、LTEの1.7GHz帯であるBand 3で、1CC(Carrier Component)かつ20MHz幅をサポートすること、及びNRの3.5GHz帯であるBand n42で、1CCかつ20MHz幅をサポートすることが定義される。1CCかつ20MHz幅であることは、3A又はn42Aに含まれる「A」によって、CA BW class A(Carrier aggregation bandwidth class A)に対応していることから示される。なお、CA BW class Aは、1CCかつ20MHz幅以下のバンド幅をサポートすることを示してもよい。なお、DLもULと同様にDLバンドコンビネーション「DL 3A+n42A」が定義されてもよい。
ここで、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションが、ユーザ装置200から基地局装置100に端末能力、すなわちUE capabilityとして通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が、当該ULバンドコンビネーションにおいてUL同時送信が可能であると判定してもよい。ユーザ装置200は、当該ULバンドコンビネーションにおいてUL同時送信が可能であるとき、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションをUE capabilityに設定して基地局装置100に通知してもよい。例えば、図5に示される「UL 3A+n42A」がユーザ装置200から基地局装置100に通知された場合、LTEのUL 3Aと、NRのUL n42Aとが、ユーザ装置200から同時に送信可能であり、同時送信ができることを明示的に示す情報は通知されなくてもよい。
また、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションに加えて、端末能力「single Tx UE」に対応することを示すbit(one bit indicator)が、UE capabilityとして通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が、当該ULバンドコンビネーションにおいて、いずれか1つのバンドのCCでUL送信ができると判定してもよい。すなわち、ユーザ装置200は、当該ULバンドコンビネーションにおいて、いずれか1つのバンドのCCでUL送信ができるとき、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションと、single Tx UEに対応することを示すbitとをUE capabilityに設定して基地局装置100に通知してもよい。例えば、図5に示される「UL 3A+n42A」及びsingle Tx UEに対応することを示すbitが、ユーザ装置200から基地局装置100に通知された場合、LTEのUL 3Aと、NRのUL n42Aとにおいて、ユーザ装置200は、いずれか1つのバンドのCC、すなわちLTEのUL 3A又はNRのUL n42AにおいてUL送信が可能である。
また、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションに加えて、端末能力の「当該ULバンドコンビネーションにおいて同時送信ができない」ことを示すbit(one bit indicator)が、UE capabilityとして通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が、当該ULバンドコンビネーションにおいて、UL同時送信ができないと判定してもよい。すなわち、ユーザ装置200は、当該ULバンドコンビネーションにおいてUL同時送信ができないとき、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションと、当該ULバンドコンビネーションにおいて同時送信ができないことを示すbitとをUE capabilityに設定して基地局装置100に通知してもよい。例えば、図5に示される「UL 3A+n42A」及び当該ULバンドコンビネーションにおいて同時送信ができないことを示すbitが、ユーザ装置200から基地局装置100に通知された場合、LTEのUL 3Aと、NRのUL n42Aとにおいて、ユーザ装置200は、UL同時送信ができない。ただし、同時送信ではなく、時分割した場合、LTEのUL 3A又はNRのUL n42AのそれぞれにおいてUL送信が可能である。
図6は、本発明の実施の形態に係るバンドコンビネーションに規定されるMSDの例を示す図である。図6において、LTEのCAバンドコンビネーションでのMSD(Maximum Sensitivity Degradation)が規定される例を示している。MSDとは、あるバンドコンビネーションで同時送信を行った場合に、干渉先のバンドの受信感度を最大どれほど劣化させるかを示す値である。
CAバンドコンビネーション「CA_1A−3A」において、EUTRA bandが「1」の場合、MSDは「23」dB又は「25.7」dBであり、3次の相互変調歪みであるIMD3が干渉源である。「25.7」dBに付記される(*1)は、4アンテナポートが使用されるときに適用されるMSDである。EUTRA bandが「3」のとき、MSDはN/A(Not Applicable)である。すなわち、IMDによって干渉されていないことを示す。
なお、「UL F(MHz)」はULバンドの中心周波数、「UL/DL BW(MHz)」はUL又はDLバンドの帯域幅、「UL CLRB」はリソースブロック数、「DL F」はDLバンドの中心周波数、「Duplex mode」は複信方式を示す。
また、CAバンドコンビネーション「CA_1A−8A」において、EUTRA bandが「1」の場合、MSDは「6」dB又は「8.7」dBであり、4次の相互変調歪みであるIMD4が干渉源である。なお「8.7」dBに付記される(*1)は、ユーザ装置200において4アンテナポートが使用されるときに適用されるMSDであることを示す。EUTRA bandが「8」のとき、MSDはN/A(Not Applicable)である。すなわち、IMDによって干渉されていないことを示す。
ここで、ユーザ装置200が、LTE−NRのデュアルコネクティビティにおけるULバンドコンビネーションごとに、各DLバンドに対するMSDを端末能力として基地局装置100に通知してもよい。例えば、図6では、「CA_1A−3A」のとき、MSDの「23」又は「25.7」を示す情報をユーザ装置200は基地局装置100に端末能力として通知してもよい。基地局装置100は、受信したMSDに基づいて適切なスケジューリングを行う。
図7は、本発明の実施の形態に係るMSDに関する能力通知の例を示す図である。ユーザ装置200は、UL及びDLのLTE−NRデュアルコネクティビティにおけるバンドコンビネーションに対して、バンドコンビネーションごとに、所定の長さのビットマップを基地局装置100に通知してもよい。ビットマップ中の所定のビットがTRUEに設定されていた場合、当該ビットに対応する予め定められたMSDに関する条件に基づいて、基地局装置100は、スケジューリングを行ってもよい。所定の長さのビットマップは、数値を示すものであってもよい。
図7において、LTE−NR DC Configurationは、4通りのいずれも「DC_3A−n78A」である。なお、DCは、デュアルコネクティビティを示す。図7に示されるバンドコンビネーション「DC_3A−n78A」において、LTEの1.7GHz帯であるBand 3は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は1740MHz、DLバンド中心周波数1835MHz、複信方式はFDDであり、NRの3.5GHz帯であるBand n78は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は3575MHz、DLバンド中心周波数は3575MHz、複信方式はTDDである。また、いずれの「DC_3A−n78A」も、band n78に対しては、MSDはN/Aであり、IMDによる干渉は発生していない。
一方、band 3に対しては、4通りのバンドコンビネーション「DC_3A−n78A」に対して、それぞれ異なるMSDが定義される。図7に示されるように、MSDが30dB、20dB、10dB、0dBがそれぞれのバンドコンビネーションに対して定義される。また、ユーザ装置200から基地局装置100に通知される情報「MSD Perf」が、MSDが30dBのバンドコンビネーションには「0」、MSDが20dBのバンドコンビネーションには「1」、MSDが10dBのバンドコンビネーションには「2」、MSDが0dBのバンドコンビネーションには「3」が定義される。なお、いずれのバンドコンビネーションにおいても、干渉源は2次の相互変調歪みであるIMD2である。
なお、図7中の「Alt1」は、LTE−NR DC ConfigurationにおいてMSDが0dBであるユーザ装置200には、図6において説明した端末能力「single Tx UE」が、適用されないことを示す。また、図7中の「Alt2」は、LTE−NR DC ConfigurationにおいてMSDが0dBであるユーザ装置200は、ネットワークから要求された場合、UL同時送信を行うことを示す。
以下、図7に示される「MSD Perf」を用いた端末能力の通知の例を説明する。前提として、ユーザ装置200は、バンドコンビネーション「DC_3A−n78A」において、ULデュアル送信(同時送信)及びULシングル送信をサポートするものとする。
例えば、ユーザ装置200の実装性能がよいためIMD2がほとんど発生しない場合、すなわちMSDが0dBと見なせる場合、「MSD Perf」を「3」としたUECapabilityInformationをユーザ装置200は基地局装置100に通知する。一方、ユーザ装置200の実装性能があまりよくないため比較的大きなIMD2が発生して、例えばMSDが30dBしか満たせない場合、「MSD Perf」を「0」としたUECapabilityInformationをユーザ装置200は基地局装置100に通知する。
基地局装置100は、ユーザ装置200から通知された「MSD Perf」によってband 3のDLに対する干渉状況を判断し、適切なスケジューリングを行うことができる。
上述の実施例において、ユーザ装置200が、異なるRATを使用するマルチRATデュアルコネクティビティにおいて、LTEのバンド及びNRのバンドから構成されるバンドコンビネーションを基地局装置100に端末能力すなわちUECapabilityInformationとして通知することで、基地局装置100は、ユーザ装置200のマルチRATデュアルコネクティビティに関する端末能力に係る情報を取得することができる。
また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信をサポートすることを示す情報を取得することができる。
また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知され、かつ端末能力「single Tx UE」が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおいて、1つのバンドの1CCで送信を行うことを示す情報を取得することができる。
また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知され、かつ端末能力「当該バンドコンビネーションにおいて同時送信ができないこと」が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおいて、同時送信ができないことを示す情報を取得することができる。
上記のように、ユーザ装置200が、ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信が可能であるか否かを基地局装置100に通知することで、基地局装置100は、UL同時送信を行う場合に、DLへのIMDの影響を考慮したスケジューリングを行うことができる。
また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知され、かつ端末能力「MSD Perf」が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおいて、UL同時送信を行った場合のMSDを示す情報を取得することができる。上記のUECapabilityInformationを基地局装置100は受信することで、ユーザ装置200がUL同時送信を行った場合にいずれのDLバンドに対してIMDがどの程度干渉するか知ることができるため、ULデュアル送信又はULシングル送信を選択してIMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となる。
すなわち、異なるRATを利用する複数の無線通信システムの間で実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うことができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置100及びユーザ装置200の機能構成例を説明する。基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、少なくとも実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
図7は、基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。図7に示されるように、基地局装置100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、端末能力管理部140とを有する。図7に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置200側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置200から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置200へPSS又はNR−PSS、SSS又はNR−SSS、PBCH又はNR−PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。また、送信部110は、ユーザ装置200に端末能力通知要求を行うメッセージ、UL又はDLのスケジューリングを示す情報を送信し、受信部120は、ユーザ装置200から端末能力通知に係るメッセージを受信する。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置200に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、バンドコンビネーションに関する情報、端末能力に関する情報等である。
端末能力管理部140は、実施例において説明した、基地局装置100におけるユーザ装置200への端末能力通知要求メッセージ、例えばUECapabilityEnquiryの送信に係る制御、及びユーザ装置200からの端末能力通知を受信して、当該端末能力に応じた通信を実行する制御を行う。
図8は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。図8に示されるように、ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、端末能力生成部240とを有する。図8に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置100から送信されるPSS又はNR−PSS、SSS又はNR−SSS、PBCH又はNR−PBCH、DL/UL制御信号等を受信する機能を有する。また、送信部210は、基地局装置100に端末能力通知に係るメッセージを送信し、受信部120は、基地局装置100から端末能力通知要求に関するメッセージ、UL又はDLのスケジューリングを示す情報を受信する。
設定情報管理部230は、受信部220により基地局装置100から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定情報管理部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、バンドコンビネーションに関する情報、端末能力通知に関する情報等である。
端末能力生成部240は、実施例において説明した、ユーザ装置200から基地局装置100に送信する端末能力通知メッセージ、例えばUECapabilityInformationの生成及び送信に係る制御を行う。なお、端末能力生成部240における端末能力通知メッセージの送信等に関する機能部を送信部210に含め、端末能力生成部240における端末能力通知要求メッセージの受信等に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図7及び図8)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置100及びユーザ装置200はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図9は、本発明の実施の形態に係る基地局装置100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局装置100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図7に示した基地局装置100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、端末能力管理部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図8に示したユーザ装置200の送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230、端末能力生成部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、基地局装置100の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置200の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例1)
以下では、本無線通信システムが行う動作の他の例について、変形例1として説明する。変形例1においては、ユーザ装置UEは、DCによって、1以上のNRのセルを提供する基地局gNBと、1以上のLTEのセルを提供する基地局eNBと通信を行う。
図11は、変形例1に係るMSDに関する能力通知の例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態に係るMSDに関する能力通知の例を示す図である。ユーザ装置200は、UL及びDLのLTE−NRデュアルコネクティビティにおける複数のバンドコンビネーションに対して、所定の長さのビットマップを基地局装置100に通知してもよい。ビットマップ中の所定のビットに対応するバンドコンビネーション及び予め定められたMSDに関する条件に基づいて、基地局装置100は、スケジューリングを行ってもよい。所定の長さのビットマップは、数値を示すものであってもよい。
図11において、LTE−NR DC Configurationは、4通りの「DC_3A−n78A」、4通りの「DC_1A−n78A」及び4通りの「DC_3A−n80A」である。なお、DCは、デュアルコネクティビティを示す。図11に示されるバンドコンビネーション「DC_3A−n78A」において、LTEの1.7GHz帯であるBand 3は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は1740MHz、DLバンド中心周波数1835MHz、複信方式はFDDであり、NRの3.5GHz帯であるBand n78は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は3575MHz、DLバンド中心周波数は3575MHz、複信方式はTDDである。また、いずれの「DC_3A−n78A」も、band n78に対しては、MSDはN/Aであり、IMDによる干渉は発生していない。
一方、band 3に対しては、4通りのバンドコンビネーション「DC_3A−n78A」に対して、それぞれ異なるMSDが定義される。図7に示されるように、MSDが30dB、20dB、10dB、0dBがそれぞれのバンドコンビネーションに対して定義される。また、ユーザ装置200から基地局装置100に通知される情報「MSD Perf」が、MSDが30dBのバンドコンビネーションには「0」、MSDが20dBのバンドコンビネーションには「1」、MSDが10dBのバンドコンビネーションには「4」、MSDが0dBのバンドコンビネーションには「8」が定義される。なお、いずれのバンドコンビネーションにおいても、干渉源は2次の相互変調歪みであるIMD2である。
図11に示されるバンドコンビネーション「DC_1A−n78A」において、LTEの2.0GHz帯であるBand 1は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は2040MHz、DLバンド中心周波数2135MHz、複信方式はFDDであり、NRの3.5GHz帯であるBand n78は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は3575MHz、DLバンド中心周波数は3575MHz、複信方式はTDDである。また、いずれの「DC_1A−n78A」も、band n78に対しては、MSDはN/Aであり、IMDによる干渉は発生していない。
一方、band1に対しては、4通りのバンドコンビネーション「DC_1A−n78A」に対して、それぞれ異なるMSDが定義される。図11に示されるように、MSDが30dB、20dB、10dB、0dBがそれぞれのバンドコンビネーションに対して定義される。また、ユーザ装置200から基地局装置100に通知される情報「MSD Perf」が、MSDが30dBのバンドコンビネーションには「2」、MSDが20dBのバンドコンビネーションには「5」、MSDが10dBのバンドコンビネーションには「6」、MSDが0dBのバンドコンビネーションには「10」が定義される。なお、いずれのバンドコンビネーションにおいても、干渉源は2次の相互変調歪みであるIMD2である。
図11に示されるバンドコンビネーション「DC_3A−n80A」において、LTEの1.7GHz帯であるBand 3は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は1740MHz、DLバンド中心周波数1835MHz、複信方式はFDDであり、NRの4.0GHz帯であるBand n80は、1CCかつ5MHz幅をサポートし、リソースブロック数は25、ULバンド中心周波数は4075MHz、DLバンド中心周波数は4075MHz、複信方式はTDDである。また、いずれの「DC_3A−n80A」も、band n80に対しては、MSDはN/Aであり、IMDによる干渉は発生していない。
一方、band3に対しては、4通りのバンドコンビネーション「DC_3A−n80A」に対して、それぞれ異なるMSDが定義される。図11に示されるように、MSDが30dB、20dB、10dB、0dBがそれぞれのバンドコンビネーションに対して定義される。また、ユーザ装置200から基地局装置100に通知される情報「MSD Perf」が、MSDが30dBのバンドコンビネーションには「3」、MSDが20dBのバンドコンビネーションには「7」、MSDが10dBのバンドコンビネーションには「9」、MSDが0dBのバンドコンビネーションには「11」が定義される。なお、いずれのバンドコンビネーションにおいても、干渉源は2次の相互変調歪みであるIMD2である。
なお、図11中の「Alt1」は、図7と同様に、LTE−NR DC ConfigurationにおいてMSDが0dBであるユーザ装置200には、図6において説明した端末能力「single Tx UE」が、適用されないことを示す。また、図11中の「Alt2」は、図7と同様に、LTE−NR DC ConfigurationにおいてMSDが0dBであるユーザ装置200は、ネットワークから要求された場合、UL同時送信を行うことを示す。
以下、図11に示される「MSD Perf」を用いた端末能力の通知の例を説明する。前提として、ユーザ装置200は、バンドコンビネーション「DC_3A−n78A」、「DC_1A−n78A」又は「DC_3A−n80A」において、ULデュアル送信(同時送信)及びULシングル送信をサポートするものとする。
図12は、変形例1に係るMSDに関する能力通知メッセージの例を示す図である。
図12に示されるように、情報要素「UE−MRDE−Capability」は、MR−DCに関するユーザ装置200の無線アクセス能力を基地局装置100に通知する。「UE−MRDE−Capability」は、無線アクセスに係るパラメータを含む情報要素「rf−Parameters−r15」を含む。さらに、「rf−Parameters−r15」は、情報要素「supportedMSD−Performance−r15」含む。「supportedMSD−Performance−r15」は、1からmaxPerfまでのビットマップ又は数値であり、ビットマップ又は数値に対応する図11に示されるバンドコンビネーション及びIMDに関する能力に対応する。例えば、「supportedMSD−Performance−r15」が、「6」のとき、バンドコンビネーション「DC_1A−n78A」におけるBand1において、MSDが10dBとなるIMD2による干渉が発生することを示す。また例えば、「supportedMSD−Performance−r15」が、「11」のとき、バンドコンビネーション「DC_3A−n80A」におけるBand3において、MSDは0dBであり、IMD2による干渉は考慮されなくてよいことを示す。
なお、「supportedMSD−Performance−r15」は、ユーザ装置200ごとに1つが通知されてもよいし、ユーザ装置200ごとに複数の「supportedMSD−Performance−r15」が通知されてもよい。「supportedMSD−Performance−r15」が示すMSDに係る能力は、1又は複数のバンドコンビネーションにそれぞれ対応するものであって、当該バンドコンビネーションは自由に設定されてよい。
図11に戻る。例えば、ユーザ装置200の実装性能がよいためIMD2がほとんど発生しない場合、すなわちMSDが0dBと見なせる場合、図12に示される「MSD Perf」を「8」、「10」又は「11」としたUECapabilityInformationをユーザ装置200は基地局装置100に通知する。一方、ユーザ装置200の実装性能があまりよくないため比較的大きなIMD2が発生して、例えばMSDが30dBしか満たせない場合、図12に示される「MSD Perf」を「0」、「2」又は「3」としたUECapabilityInformationをユーザ装置200は基地局装置100に通知する。
基地局装置100は、ユーザ装置200から通知された複数のバンドコンビネーションに関する「MSD Perf」によって、図11に示される例ではband3又はband1等の、LTE−NR DC ConfigurationにおけるDLバンドに対する干渉状況を判断し、適切なスケジューリングを行うことができる。
上述の変形例1において、ユーザ装置200が、異なるRATを使用するマルチRATデュアルコネクティビティにおいて、LTEのバンド及びNRのバンドから構成されるバンドコンビネーションを基地局装置100に端末能力すなわちUECapabilityInformationとして通知することで、基地局装置100は、ユーザ装置200のマルチRATデュアルコネクティビティに関する端末能力に係る情報を取得することができる。
また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知され、かつ端末能力「MSD Perf」が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が複数のULバンドコンビネーションにおいて、UL同時送信を行った場合のMSDを示す情報を取得することができる。上記のUECapabilityInformationを基地局装置100は受信することで、ユーザ装置200がUL同時送信を行った場合にいずれのDLバンドに対してIMDがどの程度干渉するか知ることができるため、ULデュアル送信又はULシングル送信を適切に選択することでIMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となる。
すなわち、異なるRATを利用する複数の無線通信システムの間で実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うことができる。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、基地局装置と通信を行うユーザ装置であって、上りリンクのバンドコンビネーションを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を生成する生成部と、生成された前記端末能力情報を前記基地局装置に送信する送信部と、上りリンクのスケジューリング割り当てを前記基地局装置から受信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行うユーザ装置が提供される。
上記の構成により、基地局装置100は、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が行われた場合のMSDを取得することで、IMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となり、ユーザ装置200は、当該スケジューリングに基づいて、デバイス内干渉の影響を低減させる上りリンク同時送信を行うことができる。
前記最大感度劣化を示す情報は、ユーザ装置において1つのみが前記端末能力情報に含まれてもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合のMSDをまとめて基地局装置100に通知することができる。
前記最大感度劣化を示す情報は、ユーザ装置が対応する1又は複数の上りリンクのバンドコンビネーションにおいてそれぞれ同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報が含まれる前記端末能力情報に含まれてもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合にMSDを基地局装置100に通知することができる。
上りリンクのバンドコンビネーションは複数の最大感度劣化を示す情報と関連付けられ、前記複数の最大感度劣化を示す情報のいずれであるかを示す情報が、上りリンクのバンドコンビネーションごとに前記端末能力情報に含まれてもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、ある上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合のMSDを選択的に基地局装置100に通知することができる。
第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能である場合、前記第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報を前記端末能力情報に含めないことで同時送信が可能であることを暗黙的に基地局装置に通知し、かつ、第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができない場合、前記第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができないことを示す情報とを前記端末能力情報に含めてもよい。当該構成により、端末能力情報又は暗黙的な通知によって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションに係る能力が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信をサポートすることを示す情報を取得して、スケジューリングを実行することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を要求する管理部と、要求された前記端末能力情報を前記ユーザ装置から受信する受信部と、前記端末能力情報に基づいて決定した上りリンクのスケジューリング割り当てを前記ユーザ装置に送信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時受信を行う基地局装置が提供される。
上記の構成により、基地局装置100は、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が行われた場合のMSDを取得することで、IMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となり、ユーザ装置200は、当該スケジューリングに基づいて、デバイス内干渉の影響を低減させる上りリンク同時送信を行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、基地局装置と通信を行うユーザ装置であって、上りリンクのバンドコンビネーションを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報とを含む端末能力情報を生成する生成部と、生成された前記端末能力情報を前記基地局装置に送信する送信部と、上りリンクのスケジューリング割り当てを前記基地局装置から受信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時送信を行うユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置200が、複数のRATを使用するマルチRATデュアルコネクティビティにおいて、LTEのバンド及びNRのバンドから構成されるバンドコンビネーションを基地局装置100に端末能力すなわちUECapabilityInformationとして通知することで、基地局装置100は、ユーザ装置200のマルチRATデュアルコネクティビティに関する端末能力に係る情報を取得することができる。また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信をサポートするか否かを示す情報を取得して、スケジューリングを実行することができる。すなわち、複数のRATを利用する無線通信システムで実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うことができる。
第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能である場合、前記第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報を前記端末能力情報に含めず、かつ、第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができない場合、前記第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができないことを示す情報を前記端末能力情報に含めてもよい。当該構成により、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信をサポートすることを示す情報を取得して、スケジューリングを実行することができる。
上りリンクのバンドコンビネーションを構成する複数の上りリンクのバンド各々において上りリンク送信が可能である場合、単一バンド送信が可能であることを示す情報を前記端末能力情報に含めてもよい。当該構成により、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知され、かつ端末能力「single Tx UE」が通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおいて、1つのバンドの1CCで送信を行うことを示す情報を取得することができる。
上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す値を前記端末能力情報に含めてもよい。当該構成により、基地局装置100は、MSDを取得することで、IMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となる。
上りリンクのバンドコンビネーションは複数の最大感度劣化を示す値と関連付けられ、前記複数の最大感度劣化を示す値のいずれであるかを示す情報を前記端末能力情報に含めてもよい。当該構成により、基地局装置100は、ユーザ装置200がUL同時送信を行った場合にいずれのDLバンドに対してIMDがどの程度干渉するか知ることができるため、適切にULデュアル送信又はULシングル送信を選択してIMDの影響を受けにくいスケジューリングが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報を含む端末能力情報を要求する管理部と、要求された前記端末能力情報を前記ユーザ装置から受信する受信部と、前記端末能力情報に基づいて決定した上りリンクのスケジューリング割り当てを前記ユーザ装置に送信する受信部とを有し、前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時受信を行う基地局装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置200が、複数のRATを使用するマルチRATデュアルコネクティビティにおいて、LTEのバンド及びNRのバンドから構成されるバンドコンビネーションを基地局装置100に端末能力すなわちUECapabilityInformationとして通知することで、基地局装置100は、ユーザ装置200のマルチRATデュアルコネクティビティに関する端末能力に係る情報を取得することができる。また、UECapabilityInformationによって、LTE−NRデュアルコネクティビティのULバンドコンビネーションが通知された場合、基地局装置100は、ユーザ装置200が当該ULバンドコンビネーションにおけるUL同時送信をサポートするか否かを示す情報を取得して、スケジューリングを実行することができる。すなわち、複数のRATを利用する無線通信システムで実行されるデュアルコネクティビティにおけるデバイス内干渉の影響を低減させる通信を行うことができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置100及びユーザ装置200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置100によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置100を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置200との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置100及び/又は基地局装置100以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置100以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局装置100は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
なお、本発明の実施の形態において、端末能力生成部240は、生成部の一例である。端末能力管理部140は、管理部の一例である。UECapabilityInformationは、端末能力情報の一例である。「single Tx UE」に対応することを示すbitは、単一バンド送信が可能であることを示す情報の一例である。「当該ULバンドコンビネーションにおいて同時送信ができない」ことを示すbitは、同時送信ができないことを示す情報の一例である。MSDは、最大感度劣化を示す値又は情報の一例である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
100 基地局装置
200 ユーザ装置
110 送信部
120 受信部
130 設定情報管理部
140 端末能力管理部
200 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定情報管理部
240 端末能力生成部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. 基地局装置と通信を行うユーザ装置であって、
    上りリンクのバンドコンビネーションを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を生成する生成部と、
    生成された前記端末能力情報を前記基地局装置に送信する送信部と、
    上りリンクのスケジューリング割り当てを前記基地局装置から受信する受信部とを有し、
    前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行うユーザ装置。
  2. 前記最大感度劣化を示す情報は、ユーザ装置において1つのみが前記端末能力情報に含まれる請求項1記載のユーザ装置。
  3. 前記最大感度劣化を示す情報は、ユーザ装置が対応する1又は複数の上りリンクのバンドコンビネーションにおいてそれぞれ同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報が含まれる前記端末能力情報に含まれる請求項2記載のユーザ装置。
  4. 上りリンクのバンドコンビネーションは複数の最大感度劣化を示す情報と関連付けられ、前記複数の最大感度劣化を示す情報のいずれであるかを示す情報が、上りリンクのバンドコンビネーションごとに前記端末能力情報に含まれる請求項3記載のユーザ装置。
  5. 第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能である場合、前記第1の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報を前記端末能力情報に含めないことで同時送信が可能であることを暗黙的に基地局装置に通知し、かつ、
    第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができない場合、前記第2の上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信ができないことを示す情報とを前記端末能力情報に含める請求項1記載のユーザ装置。
  6. ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
    上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信が可能か否かを示す情報と、前記上りリンクのバンドコンビネーションにおいて同時送信を行った場合の最大感度劣化を示す情報とを含む端末能力情報を要求する管理部と、
    要求された前記端末能力情報を前記ユーザ装置から受信する受信部と、
    前記端末能力情報に基づいて決定した上りリンクのスケジューリング割り当てを前記ユーザ装置に送信する受信部とを有し、
    前記上りリンクのスケジューリング割り当てに基づいて前記上りリンクバンドコンビネーションにおいて同時受信を行う基地局装置。
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