JP2021015893A - 静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法 - Google Patents

静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容器上部のブッシング近傍において、容器内の絶縁液体の液面と蓋体との間の気泡の残存を回避できるようにすること。【解決手段】本発明の変圧器(1)は、巻線(3)、磁心(2)及び絶縁油(L)を収容する容器(10)と、巻線に接続される電極(27)と、電極が内部に通過するブッシング(28)とを備えている。容器は、上部の開口部(14a)周りに着脱可能に設けられ、装着状態で該開口部を閉塞する蓋体(16)を備えている。蓋体にはブッシングが貫通して設けられ、また、気泡除去部(40)が設けられている。気泡除去部は、減圧した空間を内部に形成するシールドリング(30)と、シールドリングの内部と蓋体の内面側とを連通する通路(42)と、通路を開閉する弁(43)とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法に関し、特に、容器内に絶縁性の液体を収容する静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法に関する。
変圧器(静止誘導電器)は、電磁誘導を利用して交流電力の電圧を変換する機器であり、磁気回路を構成する鉄心と、電気回路を構成する巻線とがタンク内に収容されて構成される。このような変圧器としては、特許文献1に開示されるように、鉄心及び巻線をタンクに収容し、タンクに絶縁油を充填したものが知られている。
また、特許文献1の変圧器は、タンクの上板に固定される絶縁ブッシング碍管を備えている。絶縁ブッシング碍管には、巻線に接続されるケーブル(電極)が貫通して配設されている。
特開2003−272928号公報
特許文献1の変圧器においては、タンク内の絶縁油の液面と上板との間に気泡が残存すると、変圧器の稼働後に気泡内で部分放電が発生し、絶縁油が劣化したり電気特性(絶縁性能)が低下したりする、という問題がある。
ここで、変圧器にコンサベータを設けることで上述した気泡の残存の回避を図った構成が知られている。ところが、かかる構成では、タンクにおけるコンサベータとの連通位置に対し、絶縁ブッシング碍管の固定箇所となる上板が離れていたり上方に位置していたりする場合、コンサベータで気泡の残存を回避できなくなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、容器上部のブッシング近傍において、容器内の絶縁液体の液面と蓋体との間の気泡の残存を回避することができる静止誘導電器及び静止誘導電器の気泡除去方法を提供することを目的の一つとする。
本発明における一態様の静止誘導電器は、巻線、磁心及び絶縁液体を収容する容器と、前記巻線に接続される電極と、該電極が内部に通過するブッシングとを備えた静止誘導電器であって、前記容器は、上部の開口部周りに着脱可能に設けられ、装着状態で該開口部を閉塞する蓋体を備え、該蓋体に前記ブッシングが貫通して設けられ、前記蓋体には、気泡除去部が設けられ、該気泡除去部は、減圧した空間を内部に形成する減圧空間形成部と、該減圧空間形成部の内部と前記蓋体の内面側とを連通する通路と、該通路を開閉する弁とを備えていることを特徴とする。
また、本発明における一態様の静止誘導電器の気泡除去方法では、前記静止誘導電器を用い、前記容器上部の開口部付近まで絶縁液体を充填する充填ステップと、前記充填ステップと前後して、前記減圧空間形成部の内部を減圧してから前記弁を介して前記通路を閉塞した状態とする減圧空間形成ステップと、前記充填ステップ及び前記減圧空間形成ステップの実施後、前記開口部を前記蓋体で閉塞してから前記弁を介して前記通路の閉塞を解除し、前記容器に残存した気泡を前記減圧空間形成部の内部に吸い上げる気泡除去ステップとを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ブッシングが貫通される蓋体に気泡除去部を設けたので、蓋体と絶縁液体の液面との間に気泡が発生しても、弁を開くことで減圧空間形成部の内部に気泡を吸い上げることができる。これにより、容器におけるコンサベータとの連通位置や容器の形態の制約を受けることなく、容器内にて蓋体及びブッシングの隣接位置に気泡が残存することを回避することができる。特に、ブッシング周りは高電圧となって部分放電が発生し易くなるが、気泡に起因する部分放電を抑制して絶縁液体の劣化、電気特性の低下を防止することができる。
実施の形態に係る変圧器の部分概略縦断面図である。 図1のブッシング周りの部分拡大図である。 気泡除去部の作用を説明するための図2と同様の拡大図である。 変形例に係る気泡除去部を示す図2と同様の拡大図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る静止誘導電器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る静止誘導電器を油入変圧器とした場合について説明する。しかしながら、本発明に係る静止誘導電器は、油入変圧器に限定されるものではなく、絶縁液体を冷媒として利用する他の変圧器やリアクトル等にも適宜変更が可能である。
図1は、実施の形態に係る変圧器の部分概略縦断面図である。図1に示すように、変圧器1は、磁気回路を構成する磁心2と、磁心2に巻回されて電気回路を構成する巻線3とを備え、商用交流電源等から所定周波数の交流電力が供給される。磁心2は、上部フレーム4及び下部フレーム5を介して支持されている。また、変圧器1は、各フレーム4、5に支持された状態の磁心2及び巻線3を収容する容器10を備えている。
容器10は、上下方向に所定間隔を隔てて配置された頂壁11及び底壁12と、これらの外周を囲う側壁13とを備えた内部を密閉する箱状に形成されている。容器10内には、磁心2及び巻線3の冷却効果や絶縁強度を高めるため、絶縁液体として絶縁油Lが収容(充填)されている。
容器10は、頂壁11から上方に突出して設けられるブッシング筒14を更に備えている。本実施の形態では、ブッシング筒14の延出方向(中心軸方向)は鉛直方向に向けられている。ブッシング筒14の上部は開口部14aとして形成され、また、開口部14a周りとなるブッシング筒14の上端には外方に突出するフランジ部14bが形成されている。フランジ部14bには、ボルト及びナット等からなる締結具15を介して蓋体16が着脱可能に設けられている。蓋体16がフランジ部14bに装着された状態で、ブッシング筒14の開口部14aが蓋体16によって閉塞される。
また、容器10における頂壁11には、連通管21を介してコンサベータ22が接続されている。コンサベータ22は、頂壁11よりも上方に離れた位置にフレーム等からなる支持部材23を介して配設されている。コンサベータ22は、温度変化による容器10内の絶縁油Lの体積変化を吸収するためのものであり、コンサベータ22内に絶縁油Lの液面(油面)が形成される。
変圧器1は、巻線3にリード線26を介して接続される電極27と、電極27が内部に通過するブッシング28とを更に備えている。ブッシング28は、セラミックスや樹脂等の絶縁体によって構成される。ブッシング28は、蓋体16に貫通して設けられて鉛直方向に延出し、概ね上半部が容器10の外部となる蓋体16の上方に突出し、概ね下半部がブッシング筒14の内部に収容される。電極27は、容器10の外部においてケーブル等(不図示)を介して開閉器等の外部機器(不図示)に接続される。
図2は、図1のブッシング周りの部分拡大図である。図2に示すように、蓋体16の上方から所定距離離れた位置であって、ブッシング28を囲う位置にシールドリング30が設けられている。シールドリング30は、蓋体16の上面から突出する連結部31(図2参照)を介して蓋体16に固定される。シールドリング30及び連結部31は、金属等の導体によって構成されて容器10と同電位、すなわち、接地電位に設定される。従って、シールドリング30は、ブッシング28における電界を緩和し、気中コロナの発生を緩和する。シールドリング30は、ブッシング28を囲う形状として、円形等の閉じたループ状に形成する他、C形等に形成してもよい。
ここで、容器10内に絶縁油Lを充填するにあたり、頂壁11、底壁12及び側壁13で囲われる空間だけでなく、ブッシング筒14にも絶縁油Lが充填される。このようにブッシング筒14に絶縁油Lを充填することで、電極27に高電圧が印加されても、容器10内におけるブッシング28付近での部分放電が抑制されて絶縁性が保たれる。
ところが、絶縁油Lの充填において、ブッシング筒14の開口部14aと絶縁油Lの液面とを完全に一致させることは困難であり、図2に示すように、絶縁油Lの液面と蓋体16の下面との間に空気溜まりとして気泡Aが残存し易くなる。特に、変圧器1が設置される現場において、絶縁油Lの充填や蓋体16の着脱を伴うメンテナンスを行う場合には、気泡Aの残存を解消する大掛かりな専用装置を用意できず、また、気泡Aの有無を試験することも困難となる。
また、本実施の形態の変圧器1では、ブッシング筒14が鉛直方向に向けられることで、該鉛直方向に対して傾いて設置する他の構成に比べて変圧器1全体としての設置スペースを小さくできる。しかしながら、蓋体16及びブッシング筒14の開口部14aが水平方向に沿って位置するので、それらの間で気泡Aも水平方向に沿って残存し、電極27及びブッシング28に近い位置に気泡Aが残存して部分放電が発生し易くなる。
そこで、本実施の形態では、図2に示すような気泡Aの残存を回避するため、蓋体16に気泡除去部40を接続している。以下、気泡除去部40の構成について説明する。
気泡除去部40は、減圧空間形成部となる上述したシールドリング30と、連結部31に形成された通路42と、通路42を開閉する弁43とを備えて構成されている。気泡除去部40は、蓋体16と一体に形成されている。
シールドリング30は、筒状となる中空形状に形成され、内部に密閉した空間を形成可能に設けられる。通路42は、連結部31を筒状として連結部31の内部に形成され、シールドリング30の内部と蓋体16の内面側となる容器10(ブッシング筒14)の内部空間と連通している。弁43は、図では点線にて簡略化して表したが、連結部31に設けられて通路42を開閉するものであり、通路42を閉じた状態でシールドリング30内が密閉される。また、弁43は、開閉状態を図示するため、閉じた状態では図面の通路42に「×」を記載し、開いた状態では図面の通路42に「×」を記載しないこととしている。かかる開閉状態の図示は、後述する補助弁51においても同様としている。
続いて、本実施の形態における変圧器1の気泡Aを除去する気泡除去方法について、以下に説明する。かかる気泡除去方法では、充填ステップ、減圧空間形成ステップ、気泡除去ステップを実施する。
先ず、ブッシング筒14から蓋体16を取り外した状態において、ブッシング筒14の開口部14aや所定の注油口(不図示)から容器10内に絶縁油Lを充填する充填ステップを実施する。このとき、コンサベータ22内に絶縁油Lの液面(油面)が形成され、ブッシング筒14の開口部14a付近に絶縁油Lの液面が位置するようにする。
上記充填ステップと前後して、減圧空間形成ステップを実施する。減圧空間形成ステップでは、取り外された蓋体16にて、気泡除去部40における弁43を操作して通路42を開通した状態とする。この状態で、不図示の吸引装置を通路42に接続し、通路42を通じてシールドリング30内の空気を吸引し、シールドリング30の内部に大気圧に比べて減圧した空間を形成する。その後、弁43を介して通路42を閉塞した状態とし、シールドリング30の内部を減圧した空間として維持する。
上記充填ステップ及び減圧空間形成ステップの実施後、ブッシング筒14の開口部14aを蓋体16で閉塞する。ここでは、ブッシング筒14に充填された絶縁油Lの液面と蓋体16の下面との間に気泡Aが水平方向に沿って残存するものとする。
蓋体16の閉塞後、弁43を操作して通路42の閉塞を解除する。これにより、通路42を通じてシールドリング30の内部と容器10(ブッシング筒14)の内部空間とが連通される。そして、シールドリング30を減圧した状態としたので、図3に示すように、残存した気泡Aと少量の絶縁油Lとが通路42を通じてシールドリング30の内部に吸い上げられる。かかる吸い上げによって、絶縁油Lの液面と蓋体16の下面との間で気泡Aが残存しない状態にすることができる。
以上のように、上記実施の形態によれば、容器10における蓋体16に気泡除去部40を設けたので、絶縁油Lの液面と蓋体16の下面との間に発生した気泡Aをシールドリング30の内部に吸い上げてブッシング筒14内からなくすことができる。これにより、容器10の上部に形成された開口部14aを開閉する蓋体16を有する場合でも、かかる蓋体16の下方隣接位置での気泡Aの残存を回避でき、気泡Aの発生に起因する部分放電を防止することができる。この結果、部分放電による絶縁油Lの劣化や、該劣化による電気特性の低下を防止することができる。
また、上記実施の形態では、シールドリング30に対し、ブッシング28の電界緩和機能だけでなく、減圧した空間の形成及び気泡Aの吸い上げ機能を発揮させることが可能となる。よって、気泡Aの残存を回避できる上、大掛かりな装置や構造を用意したり容器10周りに追加で設置したりする必要性をなくし、構造が複雑化することも回避することができる。
更に、気泡Aの除去にあたり、気泡Aと共に吸い上げる絶縁油Lをシールドリング30に収容した状態として変圧器1の外部に排出しなくてもよくなる。これにより、排出した絶縁油Lの保管や処分等の作業負担をなくすことができ、メンテナンス等の作業性を良好にすることができる。
また、気泡Aを内部に収容するシールドリング30は接地電位に設定されるので、かかる気泡Aでの部分放電に対するシールド効果も得ることができる。
更に、絶縁油Lの液面と蓋体16の下面との間の気泡Aが水平方向に沿って残存しても、気泡Aに通路42が連通してシールドリング30内に吸い上げることができる。これにより、ブッシング筒14及びブッシング28を鉛直方向に向けた構造としても気泡Aの残存を回避でき、それらを鉛直方向に対して傾けた構造に比べて水平方向における変圧器1全体としての設置スペースを小さくできる。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明を油入変圧器に適用した構成について説明したが、上述した作用効果が得られるのであれば、他の静止誘導電器に適用することも可能である。
なお、上記実施の形態にて図示した内容は、説明用に模式的に表したものであり、上述した作用効果を発揮できれば、磁心2や巻線3、容器10、コンサベータ22の形状等について変更してもよい。
また、絶縁液体にあっては、十分な絶縁性を発揮して変圧器1に利用できるのであれば、絶縁油L以外の液体としてもよい。
また、気泡除去部40にあっては、上述した実施の形態と同様の機能を発揮し得る限りにおいて種々の変更が可能であり、例えば、図4に示す構成としてもよい。図4は、変形例に係る気泡除去部を示す図2と同様の拡大図である。図4の気泡除去部40は、シールドリング30の内外を連通する配管50と、この配管50を開閉する補助弁51とを更に備えている。
図4の構成では、補助弁51を介して配管50を開通し、且つ、弁43によって通路42を閉塞した状態で、不図示の吸引装置を配管50に接続し、配管50を通じてシールドリング30内の空気を吸引する。この吸引によって、シールドリング30の内部に大気圧に比べて減圧した空間を形成することができる。その後、補助弁51を介して配管50を閉塞し、弁43を操作して通路42の閉塞を解除することで、実施の形態と同様に残存した気泡Aをシールドリング30の内部に吸い上げることができる。図4の構成によれば、蓋体16を開口部14aから取り外すことなく、シールドリング30の内部に減圧空間を形成でき、かかる減圧空間を形成する作業性を向上することができる。
なお、図4の構成においては、配管50を省略してシールドリング30に内外を連通する通気口を形成し、該通気口を開閉するように補助弁51を設けてもよい。このように補助弁51は、シールドリング30の内外に通じる箇所を開閉可能に設けられていればよい。
また、上記実施の形態では、シールドリング30の内部に減圧した空間を形成して減圧空間形成部としたが、シールドリング30とは別構成となる中空体を設けて減圧空間形成部を形成してもよい。その場合、減圧空間形成部は絶縁体により構成してもよい。
また、気泡除去部40の設置位置は、ブッシング28を貫通する蓋体16の他、容器10の上部であって気泡Aが発生する別の位置に増設してもよい。
1 変圧器(静止誘導電器)
2 磁心
3 巻線
10 容器
14a 開口部
16 蓋体
27 電極
28 ブッシング
30 シールドリング(減圧空間形成部)
40 気泡除去部
42 通路
43 弁
51 補助弁
A 気泡
L 絶縁油(絶縁液体)

Claims (6)

  1. 巻線、磁心及び絶縁液体を収容する容器と、前記巻線に接続される電極とを備えた静止誘導電器であって、
    前記容器は、その上部の開口部周りに着脱可能に設けられ、装着状態で該開口部を閉塞する蓋体を備え、該蓋体に前記電極が内部を通過するブッシングが貫通して設けられ、
    前記蓋体には、減圧した空間を内部に形成する減圧空間形成部と、該減圧空間形成部の内部と前記蓋体の内面側とを連通する通路と、該通路を開閉する弁とを備えた気泡除去部が接続されていることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 前記減圧空間形成部は、接地電位に設定されることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導電器。
  3. 前記減圧空間形成部は、前記ブッシングを囲う位置に設けられたシールドリングによって構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静止誘導電器。
  4. 前記気泡除去部は、前記減圧空間形成部の内外に通じる箇所に設けられた補助弁を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の静止誘導電器。
  5. 前記気泡除去部は、前記蓋体と一体に形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の静止誘導電器。
  6. 前記請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の静止誘導電器の気泡除去方法であって、
    前記容器上部の開口部付近まで絶縁液体を充填する充填ステップと、
    前記充填ステップと前後して、前記減圧空間形成部の内部を減圧してから前記弁を介して前記通路を閉塞した状態とする減圧空間形成ステップと、
    前記充填ステップ及び前記減圧空間形成ステップの実施後、前記開口部を前記蓋体で閉塞してから前記弁を介して前記通路の閉塞を解除し、前記容器に残存した気泡を前記減圧空間形成部の内部に吸い上げる気泡除去ステップとを備えていることを特徴とする静止誘導電器の気泡除去方法。
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