JP2021015405A - 学習装置、診断装置及び学習方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の劣化状態を早期に検知するための学習装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る学習装置は、入力された信号の特徴量を抽出する変換関数を学習する。上記学習装置は、第1状態を表す信号と上記第1状態とは異なる第2状態を表す信号とに基づいて上記変換関数を更新する更新部を備える。上記更新部は、上記第1状態を表す信号に第1の損失関数を用い、上記第2状態を表す信号に上記第1の損失関数とは異なる第2の損失関数を用いて上記変換関数を更新し、上記第2の損失関数は上記第2状態が上記第1状態から離れるように設計されている。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、学習装置、診断装置及び学習方法に関する。
産業機器では、安全性の維持のために定期検査等が行われる。機器の異常は音として表れることが多い。そこで、マイクを用いて機器の稼働音を採取し、その稼働音の状態を解析することで機器の異常を検知する技術がある。
国際公開第2018/150616号
しかしながら、一般的に知られている異常検知技術は、機器に何らかの異常が発生したことを検知するものであって、機器の劣化状態(劣化の兆候)を検知するものではない。
本発明が解決しようとする課題は、機器の劣化状態を早期に検知するための学習装置、診断装置及び学習方法を提供することである。
一実施形態に係る学習装置は、入力された信号の特徴量を抽出する変換関数を学習する。上記学習装置は、第1状態を表す信号と上記第1状態とは異なる第2状態を表す信号とに基づいて上記変換関数を更新する更新部を備える。上記更新部は、上記第1状態を表す信号に第1の損失関数を用い、上記第2状態を表す信号に上記第1の損失関数とは異なる第2の損失関数を用いて上記変換関数を更新し、上記第2の損失関数は上記第2状態が上記第1状態から離れるように設計されている。
図1は第1の実施形態に係る学習装置の構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態に係る診断装置の構成を示すブロック図である。 図3は正規化された多次元ガウス分布の一例(2次元)を示す図である。 図4は損失関数としてy=x/(1−x)でプロットした例を示す図である。 図5は損失関数としてy=x/(1−x)とy=x/(1−x)でプロットした例を示す図である。 図6は第2の実施形態に係る学習装置の構成を示すブロック図である。 図7は第3の実施形態に係る診断システムの構成を示すブロック図である。 図8は同実施形態における各劣化モードの判定結果を通知する場合の一例を示す図である。 図9は学習装置と診断装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図10は上記学習装置のCPUによって実行される学習処理の動作を示すフローチャートである。 図11は上記学習装置のCPUによって2つの更新処理を同時に行う場合の処理動作を示すフローチャートである。 図12は上記診断装置のCPUによって実行される診断処理の動作を示すフローチャートである。 図13は応用例として監視システムの構成を示す図である。 図14は上記監視システムにおける監視対象機器の外観の一例を示す図である。 図15は上記監視システムにおけるサーバと監視対象機器の構成を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
(第1の実施形態)
本実施形態では、例えば産業機器の劣化状態(劣化の兆候)を音の信号から検知することを一例としている。機器の音を採取するためのマイクは、機器に直接設置する必要はないため、非接触で音の信号を取得することができる。ここで、機器が正常な状態にあるときの音の信号と劣化状態にあるときの音の信号に違いが生じる。
本実施形態は、このような機器が正常な状態にあるときの信号と劣化状態にあるときの信号の違いを高精度に解析して機器の劣化状態を早期に検知することを目的としている。なお、「劣化」とは、正常状態から何らかの変化が生じ、機器の故障へ近づいている兆候にあることを言う。「故障」とは、機器が本来の使用目的を果たすことができない状態を言う。
ここで、理解を容易にするため、本実施形態の学習装置で用いられる特徴ベクトル変換関数と損失関数について説明する。
特徴ベクトル変換関数は、入力信号から特徴量を抽出するための関数である。この特徴ベクトル変換関数として、例えばVAE(Variational Autoencoder)などのニューラルネットワークが用いられる。VAEは、入力を潜在変数へ変換する符号化器と、潜在変数から入力を再構成する復号化器とからなる。この符号化器は、入力を特徴ベクトルへと変換する関数として機能する。
通常、VAEの符号化器は、潜在変数を直接出力するのではなく、潜在変数が従う等方ガウス分布の平均ベクトルμと分散ベクトルσ2を出力する。VAEを異常検知や劣化度推定に用いる場合、異常度・劣化度として再構成確率やその負の対数尤度が用いられる。正常データの潜在変数空間モデルが平均ベクトルμ、分散共分散行列Σで規定されるガウス分布であるとき、符号化器が出力する平均ベクトルμzの再構成確率の負の対数尤度を異常度・劣化度と定めると、下記の(1)式で表される。
Figure 2021015405

VAEを通常の損失関数で学習すると、潜在変数が学習データの本質的な特徴量(=特徴ベクトル)を表すように学習される。このため、正常データに対する潜在変数と、正常データからわずかに変化しただけの劣化データに対する潜在変数との間に差が生じないことがある。つまり、通常の損失関数では、微小な変化に対しては適切に反応にしないため、正常データから潜在変数が適切に変化するように、損失関数を工夫する必要がある。
いま、正常状態(第1状態)の損失関数をLoss1とすると、(2)式に示すように表される。この損失関数Loss1には、VAEの損失関数が用いられる。
Figure 2021015405

ただし、Xは入力、X’はVAEの再構成、Dは入力の次元数を表す。また、DKL、カルバック・ライブラー・ダイバージェンス(KLダイバージェンス)を表する。Cは正則化項の大きさを調整する定数である。
上記(2)式の第1項はAE(Autoencoder)としての再構成誤差にあたる。第2項のKLダイバージェンスは正則化項にあたり、潜在変数を中心0に近づける効果を持つ。「潜在変数を中心0に近づける」とは、潜在変数を理想の分布に近づけることを意味する。
ここで、劣化状態(第2状態)の損失関数をLoss2としたとき、(3)式に示すように設計しておく。
Figure 2021015405

ただし、C’は中心から離す項の大きさを調整する定数である。d(x)は多次元ガウス分布確率密度を最大値1に正規化したもので表される((4)式)。
Figure 2021015405

図3に正規化された多次元ガウス分布の一例(2次元)を示す。また、Nは平均ベクトルμ、分散共分散行列Σで規定される多次元ガウス分布確率密度:N(x;μ,Σ)である。
上記(3)式の第1項は正常状態時と同じく再構成誤差にあたる。第2項は正常状態時と異なり、潜在変数を中心0から離す効果を持つ。つまり、第2項のd(μz)が1に近づくほど大きくなり、損失を小さくするよう更新するため、中心0から離れていく。図4に損失関数としてy=x/(1−x)でプロットした例を示す。上記d(μz)に相当する入力xの値が1に近づくほど、出力yが大きくなるがわかる。
このような損失関数Loss2を劣化状態(第2状態)のデータに適用し、損失関数Loss1を正常状態のデータに適用して特徴ベクトル変換関数を学習する。これにより、正常データから僅かに変化しただけの劣化データに対しても、特徴ベクトル変換関数の潜在変数に変化が生じるようになる。したがって、機器の状態に対し、単なる異常の有無ではなく、劣化度として高精度に検知することが可能となる。
なお、劣化データは、必ずしも実データとして取得できなくても良い。例えば、劣化の傾向が既知の場合に、劣化状態のデータをシミュレーションで作成したものを用いても良い。また、劣化データとしては、劣化しているかどうか判別つかないが、新品状態からある程度時間が経過し、何かしらの状態変化が生じた可能性のある機器から取得した実データを用いることもある。
以下に、上述した特徴ベクトル変換関数を学習するための学習装置と、その学習装置によって学習された特徴ベクトル変換関数を実装した診断装置の具体的な構成について説明する。
図1は第1の実施形態に係る学習装置の構成を示すブロック図である。
学習装置10は、例えばPCやサーバコンピュータ等からなり、上述した特徴ベクトル変換関数の学習機能を備える。
図1に示すように、学習装置10は、変換関数部11、第1状態損失関数部12−1、第2状態損失関数部12−2、変換関数更新部13を備える。
学習時において、変換関数部11は、第1状態を表す信号(第1状態信号)と、第1状態とは異なる第2状態を表す状態を表す信号(第2状態信号)を入力対象とする。変換関数部11は、これらの信号から特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する。この場合、例えば音の信号であれば、周波数変換(フーリエ変換)した後に、当該音の特徴量を抽出する。
ここで、第1状態信号は、ある機器が正常な状態にあるときに得られた信号である。第2状態信号は、同じ種類の機器が劣化状態にあるときに得られた信号である。つまり、第1状態信号は、例えば新品の機器から採取したものである。第2状態信号は、例えば劣化状態にある機器から採取するか、あるいは、何度かの実験等によるシミュレーションで模擬的に生成したものである。
学習装置10は、入力された信号が上述した第1状態信号であるか第2状態信号であるかを下記のような方法で判別する。
・第1状態信号と第2状態信号に予め信号種別を示すラベルを付しておく。学習装置10は、入力信号のラベルから第1状態信号であるか第2状態信号であるかを判別する。
・第1状態信号の入力後に第2状態信号を入力するといったように、予め信号の入力順を決めておく。学習装置10は、その信号の入力順に従って第1状態信号であるか第2状態信号であるかを判別する。
・予め第1状態(正常状態)の信号の波形を学習装置10に記憶させておく。学習装置10は、入力信号の波形が予め記憶された第1状態に近ければ第1状態信号と判定し、第1状態と異なっていれば第2状態信号と判定する。
第1状態損失関数部12−1は、第1状態信号(正常状態信号)の特徴量(特徴ベクトル)を入力値とし、上記式(2)に示した損失関数Loss1を用いて当該入力値と出力値との誤差を算出する。一方、第2状態損失関数部12−2は、第2状態信号(劣化状態信号)の特徴量(特徴ベクトル)を入力値とし、上記(3)式に示した損失関数Loss2を用いて当該入力値と出力値との誤差を算出する。
上述したように、損失関数Loss1は、正規化項を有し、入力値を理想的な値に近づけるように設計されている。これに対し、損失関数Loss2は、中心0から離す項を有し、第2状態を第1状態から離すように設計されている。
変換関数更新部13は、第1状態損失関数部12−1によって算出された誤差と第2状態損失関数部12−2によって算出された誤差とに基づいて、第1状態信号と第2状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の変数を更新する。この場合、変換関数更新部13は、第1状態信号に関しては理想的な値に近づけるように特徴ベクトル変換関数の変数を更新し、第2状態信号に関しては理想的な値から離すように特徴ベクトル変換関数の変数を更新する。
このようにして、第1状態を表す信号と、第1状態とは異なる第2状態を表す状態を表す信号を用いて、第2状態が第1状態から離れるように特徴ベクトル変換関数の変数を繰り返し更新する。これにより、第1状態からの僅かな変化に対しても適切に反応する特徴ベクトル変換関数を得ることができ、その特徴ベクトル変換関数を用いて機器の劣化状態を早期に検知することが可能となる。これに対し、正常データだけを用いて特徴ベクトル変換関数を学習する方法では、正常データから僅かに変化しただけの劣化データには反応しないため、機器の劣化状態を早期に検知することは難しい。
図2は第1の実施形態に係る診断装置の構成を示すブロック図である。
診断装置20は、学習装置10と同様に、例えばPCやサーバコンピュータ等からなる。診断装置20には、学習装置10によって最適化された特徴ベクトル変換関数(つまり、学習後の変換関数)がインストールされている。
図2に示すように、診断装置20は、変換関数部21、状態数値計算部22、状態判定部23、状態通知部24を備える。
変換関数部21は、図1に示した変換関数部11に対応する。変換関数部21は、学習装置10によって最適化された特徴ベクトル変換関数を有する。変換関数部21は、診断対象となる機器の状態を表した信号を入力し、その信号の特徴量(特徴ベクトル)を特徴ベクトル変換関数を用いて抽出する。「機器の状態を表した信号」とは、例えばマイクで採取した音の信号を含む。音の信号であれば、周波数変換(フーリエ変換)した後に、当該音の特徴量を抽出する。
状態数値計算部22は、変換関数部21によって抽出された特徴量(特徴ベクトル)に基づいて、機器の状態を数値化する。「機器の状態を数値化する」とは、具体的には機器の劣化度を算出することである。状態数値計算部22によって算出された数値(機器の状態を表す数値)は外部に出力されると共に状態判定部23に与えられる。「外部」には、例えば図示せぬモニタやサーバなどが含まれる。
状態判定部23は、状態数値計算部22によって算出された数値に基づいて機器の状態を判定する。具体的には、状態判定部23は、例えば機器の状態を「正常」,「やや劣化」,「劣化」の3段階に分けて判定する。
状態通知部24は、状態判定部23の判定結果に応じて通知を行う。この場合、機器の状態が「劣化」の場合に通知を行うようにしても良いし、「やや劣化」,「劣化」で段階的に通知することでも良い。通知方法としては、例えば診断装置20にブザーやランプを搭載して音や光で知らせる方法や、診断装置20に通信機能を持たせ、監視員などがいる管理室へ通知する方法などがある。
このように、学習装置10によって最適化された特徴ベクトル変換関数を診断装置20に用いることで、例えば音の信号から機器の劣化状態を判定する際に、音の微妙な変化を正確に捕らえて、現在の機器の劣化度を数値化して出力することができる。
また、機器が正常な状態のときの音の信号と劣化な状態にあるときの音の信号を用いて特徴ベクトル変換関数が学習されているので、一時的なノイズの影響を受けずに、現在の機器の劣化度を正確に判定できる。この場合、正常状態のみを学習したAutoencoderによる異常の有無の判定では、ノイズの影響を受け、異常と誤判定する可能性がある。
また、通常、機器の交換時期は予め定められており、その交換時期になると、新品に交換することが一般的である。これに対し、本実施形態の学習装置10を用いれば、現在の機器の劣化度を正確に把握できるので、劣化度が予め設定された標準値以上であれば、交換時期前でも新品に交換するなどの対処を早期に行うことができる。逆に、劣化度が予め設定された標準値よりも低ければ、交換時期が来ても現在の機器を続けて使用できるので、機器の寿命を延ばすことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、複数の劣化パターンを用いて特徴ベクトル変換関数を学習する。すなわち、一度学習した特徴ベクトル変換関数について、後に新たな劣化のパターンが判明したり、新たな劣化データが手に入った場合に、その劣化データに対して追加学習することが考えられる。その場合、損失関数は、それまでに使用した第2の損失関数(劣化状態の損失関数Loss2)を使用しても良い。あるいは、例えば第2の損失関数よりも急勾配な特性を有する第3の損失関数を用いることで、第2の損失関数と差をつけても良い。
図5に損失関数としてy=x/(1−x)とy=x/(1−x)でプロットした例を示す。y=x/(1−x)の方が急勾配になっている。ここで、急勾配な損失関数とは、例えば式(5)に対して式(6)のように、第2の損失関数における第2項の分母をべき乗したものなどが考えられる。
Figure 2021015405

に対して、
Figure 2021015405

以下に、複数の劣化パターンを用いた学習装置の具体的な構成について説明する。
図6は第2の実施形態に係る学習装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態において、学習装置30は、変換関数部31、第1状態損失関数部32−1、第2乃至第m状態損失関数部32−2〜32−m(mは3以上の整数)、変換関数更新部33を備える。
変換関数部31は、図1に示した変換関数部11に対応し、特徴ベクトル変換関数を有する。ただし、第2の実施形態において、変換関数部31は、第1状態を表す信号と、第2乃至第m状態を表す各信号を入力とし、これらの信号から特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する。この場合、例えば音の信号であれば、周波数変換(フーリエ変換)した後に、当該音の特徴量を抽出する。
ここで、第1状態信号は、ある機器が正常な状態にあるときに得られた信号である。第2乃至第m状態信号は、同じ種類の機器が得られる複数の劣化パターンに対応した信号である。つまり、第1状態信号は、例えば新品の機器から採取したものである。第2乃至第m状態信号は、例えば劣化状態にある同じ種類の機器を何台か集めて採取するか、あるいは、何度かの実験等によるシミュレーションで劣化パターンを変えて模擬的に生成したものである。
第1状態損失関数部32−1は、図1の第1状態損失関数部12−1に対応する。第1状態損失関数部32−1は、変換関数部31によって抽出された第1状態信号(正常状態信号)の特徴量(特徴ベクトル)を入力値とし、上記式(2)に示した損失関数Loss1を用いて当該入力値と出力値との誤差を算出する。
一方、第2状態損失関数部32−2は、図1の第2状態損失関数部12−2に対応し、変換関数部31によって抽出された第2状態信号(劣化状態信号)の特徴量(特徴ベクトル)を入力値とし、上記(3)式に示した損失関数Loss2を用いて当該入力値と出力値との誤差を算出する。
ここで、学習装置30には、第2状態損失関数部32−2とは別の第m状態損失関数部32−mが少なくとも1つ備えられている。第m状態損失関数部32−mは、変換関数部31によって抽出された第m状態信号(第2状態とは別の劣化状態を表す信号)の特徴量(特徴ベクトル)を入力値とする。第m状態損失関数部32−mは、上記(3)式に示した損失関数Loss2と同じ損失関数あるいは別の損失関数を用いて当該入力値と出力値との誤差を算出する。図5で説明したように、別の損失関数は、上記(3)式に示した損失関数Loss2よりも急勾配な特性を有する。
変換関数更新部33は、図1の変換関数更新部13に対応する。変換関数更新部33は、第1状態損失関数部32−1によって算出された誤差と、第2乃至第m状態損失関数部32−2〜32−mによって個々に算出された各誤差とに基づいて、特徴ベクトル変換関数の変数を更新する。この場合、変換関数更新部33は、第1状態信号に関しては理想的な値に近づけるように特徴ベクトル変換関数の変数を更新し、第2乃至第m状態の各信号に関しては理想的な値から離すように特徴ベクトル変換関数の変数を更新する。
このように、複数の異なる劣化パターンを用いて特徴ベクトル変換関数の変数を更新することで、1つの劣化パターンだけを用いて更新するよりも特徴ベクトル変換関数を最適化できる。
例えば、ある機器のファンが劣化している場合に、同じ種類の機器でもファンが劣化したときの音の特徴が微妙に違ってくる。したがって、これらの音の違いを劣化パターンとして多数採取して学習に反映させることで、その学習後の特徴ベクトル変換関数を実際に現場で使用したときに、入力された音の信号から機器の劣化度をさらに正確に判定できるようになる。なお、学習後の特徴ベクトル変換関数を診断装置に実装した場合の構成については、図2に示した診断装置20の構成と同様であるため、ここではその詳しい説明を省略する。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、複数の異なる劣化モード毎に特徴ベクトル変換関数を学習しておくようにしたものである。すなわち、機器の劣化には様々な箇所の劣化があり、その劣化した箇所によって音の特徴も異なってくる。例えば、第1のファンと第2のファンを有する機器の場合に、第1のファンが劣化しているときの音と第2のファンが劣化しているときの音が微妙に違い、さらに、別の箇所が劣化している場合には、また別の音になる。第3の実施形態では、このような機器の各箇所に対応した劣化モードを定め、これらの劣化モード毎に劣化度の判定を行う構成とする。
図7は第3の実施形態に係る診断システムの構成を示すブロック図である。この診断システム40は、複数の診断装置40−1,40−2,40−3…を備える。
診断装置40−1,40−2,40−3…は、例えばPCやサーバコンピュータ等からなる。診断装置40−1,40−2,40−3…は、複数の異なる劣化モードA,B,C…毎に学習された特徴ベクトル変換関数を有する。なお、これらの特徴ベクトル変換関数の学習には、上記第1または第2の実施形態で説明した方法が用いられているものとする。診断装置40−1,40−2,40−3…は、通信ネットワークを介して接続されていても良いし、1つの装置内に組み込まれていても良い。
診断装置40−1は、変換関数部41、状態数値計算部42、状態判定部43、状態通知部44を備える。なお、この診断装置40−1の構成については、図2の診断装置20と同様であるため、ここではその詳しい説明は省略するものとする。他の診断装置40−2,40−3…についても同様である。
このような構成において、診断対象となる機器の状態を表した信号が診断装置40−1,40−2,40−3…に入力される。「機器の状態を表した信号」とは、例えばマイクで採取した音の信号を含む。ここで、診断装置40−1は、劣化モードAに対応した最適な特徴ベクトル変換関数を有し、その特徴ベクトル変換関数を用いて抽出された当該信号の特徴量(特徴ベクトル)に基づいて劣化度の判定を行う。
詳しくは、診断装置40−1において、変換関数部41は、入力信号の特徴量(特徴ベクトル)を劣化モードAに対応した最適な特徴ベクトル変換関数を用いて抽出する。「劣化モードAに対応した最適な特徴ベクトル変換関数」とは、予め劣化モードAに対応した部分が劣化しているときの信号(音)の特徴に合わせて学習された特徴ベクトル変換関数のことである。状態数値計算部42は、この変換関数部41によって抽出された特徴量に基づいて、劣化モードAにおける機器の状態を数値化する。
同様に、診断装置40−2は、劣化モードBに対応した最適な特徴ベクトル変換関数を有し、その特徴ベクトル変換関数を用いて抽出された当該信号の特徴量(特徴ベクトル)に基づいて劣化度の判定を行う。診断装置40−3は、劣化モードCに対応した最適な特徴ベクトル変換関数を有し、その特徴ベクトル変換関数を用いて抽出された当該信号の特徴量(特徴ベクトル)に基づいて劣化度の判定を行う。これにより、診断装置40−1,40−2,40−3…を通じて、複数の劣化モード毎に判定結果(劣化度の数値)が得られ、所定の方法で通知される。
通知方法としては、例えば診断装置40−1,40−2,40−3…で図示せぬモニタに判定結果を表示したり、ブザーやランプ等を用いて通知しても良い。また、診断装置40−1,40−2,40−3…に通信機能を持たせ、監視員などがいる管理室へ判定結果を通知する方法などがある。
図8に各劣化モードの判定結果を通知する場合の一例を示す。この例では、4つの劣化モードA〜Dに対応した判定結果(劣化度の数値)が管理室内の図示せぬモニタに表示されている。劣化モードA〜Dは、例えば機器の各箇所に対応している。ここで、例えは交換を要する劣化度の基準値をモニタ上で設定しておけば、どの箇所が交換を有するのかが視覚的に直ぐに把握できる。
なお、図7の例では、各劣化モード毎に診断装置40−1,40−2,40−3…を用いて個別に診断処理を行う構成としたが、1つの診断装置で各劣化モードの診断処理を行うことでも良い。
このように、複数の異なる劣化モード毎に特徴ベクトル変換関数を学習しておけば、これらの劣化モード毎に機器の劣化状態を細かく判定できる。これにより、機器の中で劣化が進行している部分を特定して、部品交換などの適切な対応を取ることができる。
(ハードウェア構成)
図9は上記第1の実施形態における学習装置10と診断装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
学習装置10は、ハードウェアの構成要素として、CPU101、不揮発性メモリ102、主メモリ103、通信デバイス104等を備える。
CPU101は、学習装置10内の様々なコンポーネントの動作を制御するハードウェアプロセッサである。CPU101は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ102から主メモリ103にロードされる様々なプログラムを実行する。
CPU101によって実行されるプログラムには、オペレーティングシステム(OS)の他に、図10または図11のフローチャートに示す処理動作を実行するためのプログラム(以下、学習プログラムと称す)等が含まれる。また、CPU101は、例えばハードウェア制御のためのプログラムである基本入出力システム(BIOS)等も実行する。
なお、図1に示した変換関数部11、状態損失関数部12−1,12−2、変換関数更新部13の一部または全ては、コンピュータであるCPU101に上記学習プログラムを実行させることで実現される。この学習プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して頒布されてもよいし、またはネットワークを通じて学習装置10内にダウンロードされても良い。なお、変換関数部11、状態損失関数部12−1,12−2、変換関数更新部13の一部または全ての一部または全ては、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアによって実現されてもよいし、当該ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成として実現されてもよい。
通信デバイス104は、例えば有線または無線による外部の装置との通信を実行するように構成されたデバイスである。
診断装置20ハードウェア構成も同様である。診断装置20は、図12のフローチャートに示す処理動作を実行するためのプログラム(以下、診断プログラムと称す)を有する。この診断プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して頒布されてもよいし、またはネットワークを通じて診断装置200内にダウンロードされても良い。なお、図2に示した変換関数部21、状態数値計算部22,状態判定部23、状態通知部24の一部または全ては、コンピュータであるCPU101に上記診断プログラムを実行させることで実現される。
他の実施形態で説明した学習装置30、診断装置40−1、診断装置40−1,40−2,40−3…についても同様のハードウェア構成を有し、コンピュータであるCPU101が所定のプログラムを読み込むことにより、それぞれの装置に対応した処理を実行する。
以下に、上記第1の実施形態における学習装置10と診断装置20を例にして、CPU101によって実行される学習処理と診断処理について説明する。
(学習処理)
図10は学習装置10のCPU101によって実行される学習処理の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ハードウェアプロセッサであるCPU101が不揮発性メモリ102などに記録された学習プログラムを読み込むことにより実行される。
まず、CPU101は、第1状態信号を入力する(ステップS11)。上述したように、第1状態信号とは、例えば機器が正常な状態のときに得られる音の信号である。CPU101は、この第1状態信号から予め設定された特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する(ステップS12)。第1状態信号の特徴量が得られると、CPU101は、上記式(2)に示した損失関数Loss1を用いて、第1状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の変数を更新する(ステップS13)。
次に、CPU101は、第2状態信号を入力する(ステップS14)。上述したように、第2状態信号とは、例えば機器が劣化状態のときに得られる音の信号である。CPU101は、この第2状態信号から上記特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する(ステップS15)。第2状態信号の特徴量が得られると、CPU101は、上記式(3)に示した損失関数Loss2を用いて、第2状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の変数を更新する(ステップS16)。
なお、図10の例では、第1状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の更新処理と、第2状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の更新処理を分けて実行したが、この2つの更新処理を同時に行うことでも良い。
図11は、学習装置10のCPU101によって2つの更新処理を同時に行う場合の処理動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ハードウェアプロセッサであるCPU101が学習プログラムを読み込むことにより実行される。
まず、CPU101は、第1状態信号を入力し(ステップS21)、この第1状態信号から予め設定された特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する(ステップS22)。続いて、CPU101は、第2状態信号を入力し(ステップS23)、この第2状態信号から上記特徴ベクトル変換関数を用いて特徴量を抽出する(ステップS24)。
このようにして、第1状態信号と第2状態信号のそれぞれの特徴量が得られると、CPU101は、上記(2)に示した損失関数Loss1と、上記式(3)に示した損失関数Loss2を用いて、第1状態信号と第2状態信号に関する特徴ベクトル変換関数の変数を更新する(ステップS16)。
(診断処理)
図12は診断装置20のCPU101によって実行される診断処理の動作を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、ハードウェアプロセッサであるCPU101が不揮発性メモリ102などに記録された診断プログラムを読み込むことにより実行される。
まず、CPU101は、診断対象となる機器の状態を表した信号を入力する(ステップS31)。機器の状態を表した信号とは、具体的にはマイクで採取した音の信号である。CPU101は、入力信号の特徴量(特徴ベクトル)を学習後の特徴ベクトル変換関数を用いて抽出する(ステップS32)。
入力信号の特徴量が得られると、CPU101は、その抽出された特徴量に基づいて機器の状態を数値化する(ステップS33)。「機器の状態を数値化する」とは、具体的には機器の劣化度を算出することである。ここで、機器の劣化度が予め設定された標準値以上であれば(ステップS34のYES)、CPU101は、機器の劣化が進んでいる旨を通知する(ステップS35)。具体的には、CPU101は、診断装置20に設置されたブザーを駆動した、ランプを点灯する。また、CPU101は、例えば管理室などに設置された監視装置に通信接続して、機器の劣化が進んでいる旨を知らせる。
なお、ここでは機器の劣化度が標準値以上になったときに通知するとしたが、機器の劣化度を常時モニタに表示するなどしても良い。
(応用例)
次に、応用例として複数の機器を監視する監視システムについて説明する。
例えば、無停電電源装置(UPS)に設置している冷却ファンの劣化兆候の監視を想定する。冷却ファンはUPS内の熱を排出しており、冷却ファンが停止するとUPS自体も停止してしまう。そのため、冷却ファンの劣化兆候を検知し、冷却ファンが故障停止する前に交換することが状態保全という観点で求められる。
冷却ファンの横にマイクを設置し、冷却ファンの稼働音を取得することで、劣化兆候の監視を行う。この際、監視システムの形態としては、例えば監視対象機器の近辺に設置したエッジデバイス内のソフトウェアによる劣化度兆候の監視でも良いし、マイクのデータを通信でサーバに送信し、サーバ上のソフトウェアで監視しても良い。
通知の方法としては、エッジデバイス上のソフトウェアで監視対象機器の劣化状態を検知した場合、エッジデバイス上でモニタやLED、ブザーなどを用いて通知しても良いし、通信によって管理室などに通知しても良い。サーバ上のソフトウェアで監視対象機器の劣化状態を検知した場合も同様に、何らかの手段で通知する。
以下では、サーバ上のソフトウェアで監視対象機器の劣化状態を監視する場合を例にして説明する。
図13は監視システムの構成を示す図である。この監視システムは、上記第1の実施形態で説明した診断装置20が適用されている。以下では、診断装置20がサーバ51である場合を例示する。
サーバ51は、少なくとも一つの監視対象機器50A,50B,50C,50Dを監視し、診断システム52と協働して、監視対象機器50A,50B,50C,50Dの異常や故障を検知する。サーバ51は、一つの監視対象機器を監視することもできるし、複数の監視対象機器を並行して監視することもできる。なお、診断システム52は、サーバ51内に設けられていてもよいし、サーバ51とは別のコンピュータに設けられていてもよい。
監視対象機器50A,50B,50C,50Dは、例えば、無停電電源装置である。サーバ51と監視対象機器50A,50B,50C,50Dとは、有線または無線による通信でデータをやり取りすることができる。監視対象機器50A,50B,50C,50Dは、各々の筐体内に設けられたマイク57A,57B(図14参照)により採取された音の信号をサーバ51に送信する。サーバ51は、監視対象機器50A,50B,50C,50Dから受信した音の信号を記憶装置等に蓄積する。サーバ51および診断システム52は、蓄積された音の信号を解析することによって、各監視対象機器50A,50B,50C,50Dの劣化状態を検知する。
各監視対象機器50A,50B,50C,50Dの状態は、モニタ53等を介して管理者(ユーザ)に通知される。モニタ53は、サーバ51に直接接続されているものであってもよいし、ネットワークを介して接続された、管理者が使用する端末のモニタであってもよい。モニタ53には、例えば、劣化状態などを通知するためのメッセージが表示される。なお、この通知は、モニタ53上の表示に限らず、スピーカからのアラーム音、LEDの点灯/点滅等によって実現されても良い。
図14は監視対象機器50A,50Bの外観の一例を示す図である。
図14に示すように、監視対象機器50Aと監視対象機器50Bとは、例えば、同一の形状の筐体54A,54Bを有し、監視対象機器50Aの筐体54Aの右側面と監視対象機器50Bの筐体54Bの左側面とが接するように並べて配置されている。ここでは、監視対象機器50A,50Bが、ファン(冷却ファン)55A,55Bを備えるUPSである場合を例示する。監視対象機器50A,50Bでは、ファン55A,55Bにより、排気口56A,56Bである開口部から、筐体内の空気が筐体外に排出されることによる排熱が行われている。
より具体的には、監視対象機器50Aは筐体54Aを有し、その筐体54Aの上面には排気口56Aが設けられている。この排気口56Aには、筐体54A内の空気を筐体54A外に排出するファン55Aが設置されている。
ここで、監視対象機器50Aにおいて、ファン55Aの近傍にマイク57Aが設置されている。具体的には、ファン55Aが固定された筐体54Aに対し、空気の流れの方向(排出方向)とは反対側に、この空気の流れから外れた位置にマイク57Aが設置されている。なお、空気の流れの方向から完全に外れた位置にマイク57Aを設置することが難しい場合には、空気の流れの影響ができるだけ少ない位置にマイク57Aを設置するようにしても良い。監視対象機器50Bについても同様であり、ファン55Bの近傍にマイク57Bが設置されている。このマイク57A,57Bで採取された音の信号がサーバ51に送られる。
図15はサーバ51と二つの監視対象機器53A,53Bの構成を示す図である。以下では、サーバ51が、上述した診断システム52の機能を有していることを想定する。サーバ51は、監視対象機器53Aと監視対象機器53Bの状態を監視する。サーバ51は、例えば、監視対象機器53Aのファン55Aの劣化状態と、監視対象機器53Bのファン55Bの劣化状態とを検知する。
図15に示すように、監視対象機器53Aは、例えば、CPU71、メモリ72、マイク57A、および通信デバイス73を備える。
CPU71は、監視対象機器53A内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。CPU71は、マイク57Aから採取された音の信号を取得する。CPU71は、マイク57Aに予め付与された識別子(ID)と、取得された音の信号とを、通信デバイス73を用いてサーバ51に送信する。この音の信号は、例えば、一定時間毎にサーバ51に送信される。また、取得された音の信号は、メモリ72等に保存されていても良い。
通信デバイス73は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス73は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。
監視対象機器53Bについても、監視対象機器53Aと同様の構成であり、例えば、CPU81、メモリ82、マイク57B、および通信デバイス83を備える。
また、サーバ51は、例えば、CPU61、主メモリ62、不揮発性メモリ63、ディスプレイ64、LED65、スピーカ66、および通信デバイス67を備える。
CPU61は、サーバ51内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。CPU61は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ63から主メモリ62にロードされる様々なプログラムを実行する。これらプログラムには、オペレーティングシステム(OS)62A、および様々なアプリケーションプログラムが含まれている。アプリケーションプログラムには、診断プログラム62Bが含まれている。
この診断プログラム62Bが診断装置20を実現するためのプログラムであり、第1状態信号(正常状態信号)と第2状態信号(劣化状態信号)とで最適化された特徴ベクトル変換関数を用いた劣化検知機能を有している。CPU61は、診断プログラム62Bを実行することにより、上記劣化検知機能を実現する。
通信デバイス67は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス67は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。通信デバイス67の受信部は、例えば、監視対象機器53A上のマイク57Aにより採取された音の信号と、監視対象機器53B上のマイク57Bにより採取された音の信号とを受信する。
ディスプレイ64は、CPU61によって生成される表示信号に基づいて画面イメージを表示する。LED65は、CPU61によって生成される信号に基づいて点灯する。スピーカ66は、CPU61によって生成される音声信号に基づいて音声を出力する。サーバ51では、ディスプレイ64、LED65およびスピーカ66の少なくともいずれか一つを用いて、監視対象機器53A,53Bの劣化状態を通知することができる。
このような構成において、サーバ51に備えられたCPU61は、監視対象機器53A,53Bからそれぞれの音の信号を入力すると、図12で説明したような手順で診断処理を実行する。この診断処理には、予め第1状態信号(正常状態信号)と第2状態信号(劣化状態信号)とで最適化された特徴ベクトル変換関数が用いられるので、正常状態からの僅かな変化でも適切に反応して、そのときの劣化状態を数値化して管理者などに通知することができる。したがって、例えば監視対象機器53Aの劣化度が高い場合に、ファン55Aが故障停止する前に早期に交換して対処することができる。
なお、入力信号としては、音の信号に限らず、例えば加速度信号などの1次元のセンサ信号や、画像や動画のような2次元のセンサ信号でも良い。また、例えば人間を対象にした心電図の信号や、星を観察した際に得られる光量などでも良い。要は、何らかの状態変化が表れる信号であれば良く、その信号変化から現在の状態を高精度に検知することが可能である。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、機器の劣化状態を早期に検知するための学習装置、診断装置及び学習方法を提供することすることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…学習装置、11…変換関数部、12−1…第1状態損失関数部、12−2…第2状態損失関数部、13…変換関数更新部、20…診断装置、21…変換関数部、22…状態数値計算部、23…状態判定部、24…状態通知部、30…学習装置、31…変換関数部、32−1〜32−m…第1状態〜第m状態損失関数部、33…変換関数更新部、40…診断システム、40−1…第1の診断装置、40−2…第2の診断装置、40−3…第3の診断装置、41…変換関数部、42…状態数値計算部、43…状態判定部、44…状態通知部。

Claims (14)

  1. 入力された信号の特徴量を抽出する変換関数を学習するための学習装置であって、
    第1状態を表す信号と上記第1状態とは異なる第2状態を表す信号とに基づいて上記変換関数を更新する更新部を備え、
    上記更新部は、
    上記第1状態を表す信号に第1の損失関数を用い、上記第2状態を表す信号に上記第1の損失関数とは異なる第2の損失関数を用いて上記変換関数を更新し、上記第2の損失関数は上記第2状態が上記第1状態から離れるように設計されている学習装置。
  2. 上記第1状態を表す信号と上記第2状態を表す信号のそれぞれから上記変換関数を用いて特徴量を抽出する変換関数部を備え、
    上記更新部は、
    上記第1状態を正常な状態としたとき、
    上記第1状態を表す信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第1状態を上記正常な状態に近づけるように上記変換関数を更新し、
    上記第2状態を表す信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第2状態を上記正常な状態から離れるように上記変換関数を更新する請求項1記載の学習装置。
  3. 上記変換関数部は、
    上記第1状態を表す信号と第2乃至第m(mは3以上の整数)の状態を表す各信号のそれぞれから上記変換関数を用いて特徴量を抽出し、
    上記更新部は、
    上記第1状態を正常な状態としたとき、
    上記第1状態を表す信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第1状態を上記正常な状態に近づけるように上記変換関数を更新し、
    上記第2乃至第mの状態を表す各信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第2乃至第mの状態を上記正常な状態から離れるように上記変換関数を更新する請求項2記載の学習装置。
  4. 上記第2乃至第mの状態を示す各信号に対し、上記第1状態を表す信号から離れるように設計された同じ損失関数が用いられる請求項3記載の学習装置。
  5. 上記第2乃至第mの状態を示す各信号に対し、それぞれに上記第1状態を表す信号から離れるように設計された別の損失関数が用いられる請求項3記載の学習装置。
  6. 上記変換関数は、ニューラルネットワークを含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の学習装置。
  7. 前記信号は、機器の状態変化を表す音の信号を含む請求項1乃至5のいずれか1項記載の学習装置。
  8. 入力された信号から機器の状態を診断するための診断装置であって、
    診断対象となる信号を入力し、その信号の特徴量を所定の変換関数を用いて抽出する変換関数部と、
    上記変換関数部によって抽出された特徴量に基づいて上記機器の状態を数値化する数値計算部とを備え、
    上記変換関数は、
    予め第1状態とは異なる第2状態が上記第1状態から離れるように更新されている診断装置。
  9. 上記数値計算部によって算出された数値に基づいて上記機器の状態を判定する状態判定部と、
    上記状態判定部の判定結果に応じて通知を行う通知部と
    を備えた請求項8記載の診断装置。
  10. 上記変換関数部は、
    予め複数の異なる劣化モード毎に学習された複数の変換関数を有し、
    上記通知部は、
    上記各変換関数を用いて上記各劣化モード毎に判定された上記機器の状態を区別して通知する請求項9記載の診断装置。
  11. 上記変換関数は、ニューラルネットワークを含む請求項8乃至10のいずれか1項に記載の診断装置。
  12. 前記信号は、前記機器の状態変化を表す音の信号を含む請求項8乃至10のいずれか1項記載の診断装置。
  13. コンピュータによって実行され、入力された信号の特徴量を抽出する変換関数を学習するための学習方法であって、
    上記コンピュータは、
    第1状態を表す信号と上記第1状態とは異なる第2状態を表す信号とに基づいて上記変換関数を更新し、
    上記変換関数の更新には、上記第1状態を表す信号に第1の損失関数が用いられ、上記第2状態を表す信号に上記第1の損失関数とは異なる第2の損失関数が用いられ、上記第2の損失関数は上記第2状態が上記第1状態から離れるように設計されている学習方法。
  14. 上記コンピュータは、
    上記第1状態を表す信号と上記第2状態を表す信号のそれぞれから上記変換関数を用いて特徴量を抽出し、
    上記第1状態を正常な状態、上記第2状態を非正常な状態としたとき、
    上記第1状態を表す信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第1状態を上記正常な状態に近づけるように上記変換関数を更新し、
    上記第2状態を表す信号から抽出された特徴量に基づいて、上記第2状態を上記正常な状態から離れるように上記変換関数を更新する請求項13記載の学習方法。
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