JP2021015192A - 絞り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複雑な構造を有さずに高精度な光量調整を可能とする絞り装置を提供すること。【解決手段】 駆動ピンと回転中心ピンが固定された複数枚の絞り羽根と、前記絞り羽根の前記回転中心ピンに係合する穴を有する回転部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合するカム溝を有する固定部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合する溝を有するカム板と、カム板を回転方向へ付勢する付勢手段を備えた絞り装置において、付勢手段によって前記絞り羽根の駆動ピンを、固定部材のカム溝とカム板の溝によって挟持することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、撮影用レンズ装置に用いられる絞り装置に関し、特に回転操作によって絞り開口径が変化する絞り装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置に関する。
従来より、回転軸を備えた複数枚の絞り羽根を同一円周上に等角度間隔に配置し、絞り羽根の回転軸周りの回動によって絞り羽根内縁部の重なりで形成される絞り開口を変化させる絞り装置が知られている。このような絞り装置では、絞り羽根に二種類のピンが備えられており、一方のピンに対する他方のピンの位置をカム溝でガイドする構造が一般的である。
レンズ装置の光量調節機能は、指標値と絞り光量との合致精度が高いことが望まれる。そのため、絞り装置は絞り光量を開口側から閉口側へ変化させていく際と、閉口側から開口側へと変化させていく際とで、開口面積に差が少ないことが求められている。なお、この差のことを往復差と呼ぶ。
往復差を低減するため、特許文献1には、板ばねを用いて絞り羽根を付勢し、駆動ピンとカム溝の間のガタをなくすことで絞り精度を向上させる構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1のような構造を絞り装置に適用すると、各絞り羽根に対して付勢機構を設けるため、絞り装置全体が複雑化し、且つ、大型化するといった課題がある。
そこで、本発明の目的は、複雑な構造を有さずに高精度な光量調整を可能とする絞り装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る絞り装置は、
駆動ピンと回転中心ピンが固定された複数枚の絞り羽根と、前記絞り羽根の前記回転中心ピンに係合する穴を有する回転部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合するカム溝を有する固定部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合する溝を有するカム板と、カム板を回転方向へ付勢する付勢手段を備えた絞り装置において、付勢手段によって前記絞り羽根の駆動ピンを、固定部材のカム溝とカム板の溝によって挟持することを特徴とする。
駆動ピンと回転中心ピンが固定された複数枚の絞り羽根と、前記絞り羽根の前記回転中心ピンに係合する穴を有する回転部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合するカム溝を有する固定部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合する溝を有するカム板と、カム板を回転方向へ付勢する付勢手段を備えた絞り装置において、付勢手段によって前記絞り羽根の駆動ピンを、固定部材のカム溝とカム板の溝によって挟持することを特徴とする。
本発明によれば、絞り羽根の駆動ピンをカム溝端面に付勢することが出来るため、カム溝と駆動ピンのガタによる往復差を低減し、高精度の光量調整ができる絞り装置の提供を実現できる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図1から図8を参照して、本発明の実施例1による、絞り装置について説明する。
本発明における絞り装置の分解斜視図を図1に、斜視図を図2に、断面図を図3に示し、絞り羽根の駆動ピンの係合部の拡大断面図を図4に示す。
絞り装置1は、不図示のフォーカスやズーム、リレー部といったレンズ群の開口径を決めており、絞り開口形状を連続的に変化させる絞り駆動部である。絞り装置1は絞り羽根支持筒(羽根支持部材)2と、複数枚の絞り羽根3と、回転板4と、押え金具5を有する。更に、絞り羽根支持筒2の外部には、カム板6と、位置規制ピン7と、バネ8と、バネ付勢ピン9、10を有する。回転板4は中心軸oを中心に絞り羽根支持筒2の内径を回転し、中心軸o方向の移動は押え金具5で規制される。押え金具5はCリング状になっており、絞り羽根支持筒2の内径に、Cリング部分の開口部を挟めるように変形させて挿入し、その変形を開放して元の形状に戻すことで、絞り羽根支持筒2に固定する。
図5に示す、絞り羽根支持筒2に収納している複数枚の絞り羽根3には、回転板4のピン穴4aと係合する回転中心ピン3aと、絞り羽根支持筒2に設けられたカム溝2aに係合する駆動ピン3bが一体となって構成されている。駆動ピン3bは絞り羽根支持筒2から突出し、カム板6に設けられた直線形状の付勢溝6aとも係合する。回転板4のピン穴4aは同一円周上に設けられ、それぞれの穴の位相間隔は等分であり、絞り羽根3の内縁部の重なりで形成する絞り開口形状を略円形とする。絞り羽根支持筒2はカム溝2aを有しており、カム溝2aに沿って絞り羽根3の駆動ピン3bが摺動することで、絞り開口の大きさを変化させる。
本発明における絞り装置の正面図を図6に示す。バネ8は絞り羽根支持筒2に凸設された基準ピン9に向かって、カム板6に凸設された付勢ピン10を矢印100方向へ引っ張るように連結されている。カム板6は、中心軸oを中心とした円弧溝6bを有し、絞り羽根支持筒2に凸設された位置規制ピン7をガイドにして、絞り羽根支持筒2の表面を回転可能に保持される。よって、カム板6は矢印100方向への引っ張り力の分力である矢印200方向の力によって常に回転付勢された状態で絞り羽根支持筒2に保持される。位置規制ピン7はカム板6のガイド径よりも太い先端部が設けられ、カム板6の中心軸o方向の移動を規制する。
本実施例では絞り羽根3を11枚用いて開口形状を形成しているが、この限りでなく、羽根枚数を6適宜変更可能である。また、本実施例では付勢溝6aを直線形状として記載しているが、この限りではなく、カム溝2aと同じ軌跡の形状とし(カム溝2aの形状を有するようにし)、開口形状を変化させる際に駆動ピン3bに加える荷重を一定としても良い。
以上の構成によって、本実施例の絞り装置における絞り開口径を変更する動作について図7と図8を用いて説明する。
略円形状の開口形状とした場合の正面図を図7に、開口径を変化させた場合の正面図を図8に示す。不図示の絞り操作リングを回転操作することで、絞り操作リングと連結された回転板4を中心軸o周りに回転させる。絞り羽根3は、回転中心ピン3aを中心に駆動ピン3bをカム溝2aの軌跡に沿うように回転させ、複数の絞り羽根3の内径で構成される開口形状を変化させる。この時、駆動ピン3bを絞り羽根支持筒2のカム溝2aの端面へカム板6の付勢溝6aによって付勢した状態で開口径を変化させる。よって、開口側から閉口側へ変化させていく際と、閉口側から開口側へと変化させていく際とで、駆動ピン3bの位置に差による往復差を低減可能となり、高精度の光量調整ができる絞り装置を提供することができる。また、カム板6によって複数の絞り羽根3を同時に付勢することが可能となるため、単純な構成によって往復差を抑制可能となる。
以下、図9から図11を参照して、本発明の実施例2による絞り装置について説明する。
本発明における絞り装置の分解斜視図を図9に、斜視図を図10に、断面図を図11に示す。
絞り装置11は、不図示のフォーカスやズーム、リレー部といったレンズ群の開口径を決めており、絞り開口形状を連続的に変化させる絞り駆動部である。絞り装置11は絞り羽根支持筒(羽根支持部材)12と、複数枚の絞り羽根3と、回転板13と、押え金具5を有する。更に、回転板13の外部には、カム板6と、位置規制ピン7と、バネ8と、バネ付勢ピン9、10を有する。回転板13は中心軸oを中心に絞り羽根支持筒12の内径を回転し、中心軸o方向の移動は押え金具5で規制される。絞り羽根支持筒12に収納している複数枚の絞り羽根3には、絞り羽根支持筒12のピン穴12aと係合する回転中心ピン3aと、回転板13に設けられたカム溝13aに係合する駆動ピン3bが一体となって構成されている。
駆動ピン3bは回転板13から突出し、カム板6に設けられた付勢溝6aとも係合する。絞り羽根支持筒12のピン穴12aは同一円周上に設けられ、それぞれの穴の位相間隔は等分であり、絞り羽根3の内縁部の重なりで形成する絞り開口形状を略円形とする。回転板13はカム溝13aを有しており、カム溝13aに沿って絞り羽根3の駆動ピン3bが摺動することで、絞り開口の大きさを変化させる。他の符号及び構成は実施例1と同様につき説明を割愛する。
以上の構成によって、本実施例の絞り装置における絞り開口径を変更する動作について説明する。不図示の絞り操作リングを回転操作することで、絞り操作リングと連結された回転板13を中心軸o周りに回転させる。絞り羽根3は、回転中心ピン3aを中心に駆動ピン3bをカム溝12aの軌跡に沿うように回転させ、複数の絞り羽根3の内径で構成される開口形状を変化させる。この時、駆動ピン3bを回転板12のカム溝12aの端面へカム板6の付勢溝6aによって付勢した状態で開口径を変化させる。本実施例の構成によれば、実施例1に対して、往復差を抑制する機能を有したまま、絞り装置を小型化することが出来る。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 絞り装置、2 絞り羽根支持筒(羽根支持部材)、2a カム溝、
3 絞り羽根、3a 駆動ピン、3b 回転中心ピン、4 回転板、
4a ピン穴、5 押え金具、6 カム板、6a 付勢溝、
6b 円弧溝、7 位置規制ピン、8 バネ、9 基準ピン、
10 付勢ピン、O 中心軸
3 絞り羽根、3a 駆動ピン、3b 回転中心ピン、4 回転板、
4a ピン穴、5 押え金具、6 カム板、6a 付勢溝、
6b 円弧溝、7 位置規制ピン、8 バネ、9 基準ピン、
10 付勢ピン、O 中心軸
Claims (3)
- 駆動ピンと回転中心ピンが固定された複数枚の絞り羽根と、前記絞り羽根の前記回転中心ピンに係合する穴を有する回転部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合するカム溝を有する固定部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合する溝を有するカム板と、カム板を回転方向へ付勢する付勢手段を備えた絞り装置において、付勢手段によって前記絞り羽根の駆動ピンを、固定部材のカム溝とカム板の溝によって挟持することを特徴とする絞り装置。
- 駆動ピンと回転中心ピンが固定された複数枚の絞り羽根と、前記絞り羽根の前記回転中心ピンに係合する穴を有する固定部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合するカム溝を有する回転部材と、前記絞り羽根の前記駆動ピンに係合する溝を有するカム板と、カム板を回転方向へ付勢する付勢手段を備えた絞り装置において、付勢手段によって前記絞り羽根の駆動ピンを、回転部材のカム溝とカム板の溝によって挟持することを特徴とする絞り装置。
- カム板に設ける溝は固定部材のカム溝と同じ軌跡であり、開口形状を変化する範囲において絞り羽根を挟持する力を一定とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019129691A JP2021015192A (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | 絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019129691A JP2021015192A (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | 絞り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021015192A true JP2021015192A (ja) | 2021-02-12 |
Family
ID=74530505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019129691A Pending JP2021015192A (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | 絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021015192A (ja) |
-
2019
- 2019-07-12 JP JP2019129691A patent/JP2021015192A/ja active Pending
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