JP2021014875A - 油圧制御装置 - Google Patents

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英明 樗澤
Hideaki Tozawa
英明 樗澤
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Abstract

【課題】油が充填されている第1油圧室と第2油圧室がセパレータプレートで仕切られており、セパレータプレートの厚みを増すことなく、セパレータプレートに設けられたオリフィス孔でのキャビテーションを抑制する技術を提供する。【解決手段】油圧制御装置2は、油が充填されている第1油圧室3および第2油圧室4と、第1油圧室3と第2油圧室4を隔てているセパレータプレート7と、セパレータプレート7の貫通孔8に嵌合しているオリフィスプレート10を備えている。オリフィスプレート10は、セパレータプレート7に接している基部12と、セパレータプレート7の厚みに等しい長さで基部12から突出しているとともに貫通孔8に嵌合している突起部13と、突起部13と基部12を貫通するオリフィス孔14を備えている。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、油が充填されている第1油圧室と第2油圧室がセパレータプレートで仕切られている油圧制御装置に関する。
油が充填されている第1油圧室と第2油圧室がセパレータプレートで仕切られている油圧制御装置が特許文献1に開示されている。セパレータプレートには貫通孔(オリフィス孔)が設けられており、第1油圧室と第2油圧室の一方から他方へオリフィス孔を通じて油が流れるようになっている。
特開2009−115267号公報
オリフィス孔の長さが小さいと、オリフィス孔を通過中の油に気泡(キャビテーション)が発生するおそれがある。キャビテーションは、騒音の一因となったり、油圧制御の精度低下の一因になったりする。オリフィス孔の長さを長くすれば、キャビテーションは抑えることができる。特許文献1の油圧制御装置では、セパレータプレートに直接にオリフィス孔が設けられているので、オリフィス孔の長さを長くすることは、セパレータプレートの厚みを増加させなければならない。セパレータプレートの厚みの増加は、油圧制御装置の重量増加と、セパレータプレートの材料費の増加をもたらす。本明細書は、油が充填されている第1油圧室と第2油圧室がセパレータプレートで仕切られており、セパレータプレートの厚みを増すことなく、セパレータプレートに設けられたオリフィス孔でのキャビテーションの発生を抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する油圧制御装置は、油が充填されている第1油圧室および第2油圧室と、第1油圧室と第2油圧室を仕切っているセパレータプレートと、オリフィスプレートを備えている。セパレータプレートには、第1油圧室の内空間と第2油圧室の内空間を連通する貫通孔が設けられている。オリフィスプレートは、その貫通孔に嵌合している。オリフィスプレートは、セパレータプレートの一面に接している基部と、基部から突出している突起部と、オリフィス孔を有している。突起部は、セパレータプレートの厚みに等しい長さで基部から突出している。その突起部がセパレータプレートの貫通孔に嵌合している。オリフィス孔は、突起部と基部を貫通しており、第1油圧室の内空間と第2油圧室の内空間を連通する。
本明細書が開示する油圧制御装置では、オリフィスプレートを、セパレータプレートに重なる基部と、セパレータプレートの貫通孔に嵌合する突起部で構成する。それゆえ、基部の厚みの分だけオリフィス孔の長さをセパレータプレートの厚みよりも大きくすることができる。詳しくは実施例のなかで述べるが、オリフィス孔の長さが長くなるほど、オリフィス孔の内部における流体流速が遅くなる。キャビテーションは流速が遅いほど発生に難い。本明細書が開示する油圧制御装置は、セパレータプレートの厚みを大きくすることなく、オリフィス孔でのキャビテーションを抑制することができる。セパレータプレートの厚みを大きくする必要がないので、油圧制御装置の重量の増加、および、油圧制御装置の材料費の増加を抑えることができる。
なお、突起部の先端が、オリフィス孔における流体(油)の流れの下流側に位置しているとよい。オリフィス孔の流体出口付近でセパレータプレートに凹凸が存在すると流れが乱されるが、突起部の先端面はセパレータプレートと面一になるのでオリフィス孔を出た流れが乱されることがない。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の油圧制御装置の部分断面図である。 比較例の油圧制御装置の部分断面図である。
図面を参照して実施例の油圧制御装置2を説明する。図1に、油圧制御装置2の部分断面図を示す。油圧制御装置2は、自動車のトランスミッションのバルブを制御するバルブボディである。
油圧制御装置2は、油で満たされている第1油圧室3および第2油圧室4と、第1油圧室3と第2油圧室4を隔てているセパレータプレート7を備えている。別言すれば、セパレータプレート7は、第1油圧室3と第2油圧室4を仕切っている。セパレータプレート7には、貫通孔8が設けられている。貫通孔8にはオリフィスプレート10が嵌合している。
オリフィスプレート10は、円板状の基部12と、基部12の一面から突出しており、基部12よりも直径が小さい突起部13で構成されている。基部12は、セパレータプレート7の一方の面7a(第1油圧室3に面している面)に接しており、突起部13は貫通孔8に嵌合している。なお、突起部13は、圧入あるいは溶接により、セパレータプレート7に接合されている。突起部13の厚みT1(突起部13の長さT1)は、セパレータプレート7の厚みT1に等しい。それゆえ、突起部13の先端面は、セパレータプレート7の他方の面7b(第2油圧室4に面する面)と面一になる。
オリフィスプレート10には、基部12と突起部13を貫通するオリフィス孔14が設けられている。別言すれば、オリフィス孔14は、第1油圧室3の内空間5と第2油圧室4の内空間6を連通する。第1油圧室3の油はオリフィス孔14を通じて第2油圧室4へと流れる。すなわち、オリフィスプレート10は、突起部13の先端が、オリフィス孔14における流体(油)の流れの下流側に位置するように配置されている。別言すれば、オリフィスプレート10は、基部12が、オリフィス孔14における流体(油)の流れの上流側に位置するように配置されている。図1における太矢印線が流体(油)の流れの方向を示している。
図1において、オリフィス孔14の直径は記号dで示されており、オリフィス孔14の長さは記号Lで示されている。なお、オリフィス孔14の長さLは、突起部13の長さT1(すなわち、セパレータプレート7の厚みT1)と基部12の厚みT2の和に等しい。
オリフィスプレート10を採用した利点を説明する。オリフィス孔14を流れる流体(油)の流速が速いと、オリフィス孔14の内部でキャビテーション(気泡)が生じることがある。キャビテーションは、セパレータプレート7の振動を誘起する。セパレータプレート7の振動は高周波の騒音の一因となる。また、キャビテーションは、油圧制御装置2の油圧制御の精度を低下させるおそれがある。キャビテーションは抑えられることが望ましい。オリフィスプレート10を採用することで、オリフィス孔14の長さLを、セパレータプレート7の厚みT1よりも大きくできる。オリフィス孔14の長さLが長いほど、オリフィス孔14の内部での油の流速が下がり、キャビテーションが生じ難くなる。このことを、次の(数1)を用いて説明する。(数式1)は、ダルシー・ワイズバッハの式として知られている。
Figure 2021014875
(数式1)にて、圧力損失dP、摩擦係数λ、流体密度ρ、オリフィス孔直径dが一定と仮定すると、オリフィス孔長さLと流速の二乗uは反比例の関係を有することがわかる。すなわち、オリフィス孔長さLが大きいほど、オリフィス孔14における流体(油)の流速uが下がる。オリフィス孔14における流体(油)の流速uが低いほど、キャビテーションが生じ難くなる。それゆえ、セパレータプレート7に重なる基部12を有するオリフィスプレート10は、基部12の厚みT2によってオリフィス孔14の長さLを調整することができるので、キャビテーションの抑制に効果がある。
なお、基部12の厚みT2を大きくすればするほど、オリフィス孔14の内部での流体の流速uが下がり、キャビテーション抑制の効果が高まる。しかし、基部12の厚みT2を大きくしすぎると、第1油圧室3の内空間5における流体(油)の流れが乱されるおそれがある。基部12の厚みT2は、オリフィス孔14におけるキャビテーション低減の効果と、第1油圧室3の内空間5における流れへの影響を勘案して定められる。
突起部13の長さT1(突起部13の高さ)を大きくすることでもオリフィス孔14の長さLを大きくすることはできる。しかし、実施例の油圧制御装置2の場合、突起部13の長さT1は、セパレータプレート7の厚みT1に等しい。突起部13の長さT1を制限することで、流体(油)の下流側である第2油圧室4の内空間6において、突起部13の先端面とセパレータプレート7の他方の面7bとが面一になる。この構造によって、オリフィス孔14から吹き出される流体(油)の流れが乱されることが抑制される。
以上のとおり、実施例の油圧制御装置2では、セパレータプレート7に基部12と突起部13を有するオリフィスプレート10を組み込むことで、セパレータプレート7の厚みを大きくすることなく、オリフィス孔14におけるキャビテーションの発生を抑えることができる。
なお、セパレータプレート7の厚みを大きくすることで、オリフィスプレート10を採用することなく、オリフィス孔の長さLを大きくすることはできる。しかしながら、セパレータプレート7の厚みを大きくすると、油圧制御装置の重量が増えるとともに、セパレータプレート7に要する材料も増える。実施例の油圧制御装置2は、重量の増加、および、セパレータプレート7に要する材料の増加を抑えつつ、キャビテーションの発生を抑えることができる。
(比較例)図2に、比較例の油圧制御装置102の部分断面図を示す。比較例の油圧制御装置102は、オリフィスプレートを採用することなく、セパレータプレート107にオリフィス孔114を設けている。オリフィス孔114は、第1油圧室3の内空間5と第2油圧室4の内空間6を連通する。オリフィス孔114では、流体(油)の流入側(すなわち、第1油圧室3の側)の開口に面取り115が設けられている。なお、「面取り」は、「チャンファ」あるいは「フィレット」と呼ばれることがある。発明者の解析によると、オリフィス孔114の流体流入側の開口縁に面取り115を設けることで、キャビテーションを抑えることができることが判明した。しかしながら、面取り115は加工コストが嵩む。実施例の油圧制御装置2のオリフィスプレート10は、コストの観点において、面取り115を設けるよりも優れている。
また、オリフィスプレート10の突起部13の長さがセパレータプレート7の厚みT1に等しいこと、別言すれば、突起部13の先端面とセパレータプレート7の一面7bが面一になることには、次の利点がある。第一に、突起部13の先端面とともにセパレータプレート7の一面7bを研磨することで、両者を精密に面一にすることができる。すなわち、オリフィスプレート10が組み込まれたセパレータプレート7の製造時の歩留まりを高めることができる。
また、図示は省略したが、セパレータプレート7には、オリフィスプレート10が嵌合する貫通孔8のほかにも様々な貫通孔を有している。様々な貫通孔を成形したときに生じる廃材を、その厚みを変えずに突起部13として有効活用することが可能となる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。本明細書が開示する技術は、トランスミッションのバルブボディ以外の油圧制御装置に適用することもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、102:油圧制御装置
3:第1油圧室
4:第2油圧室
5、6:内空間
7、107:セパレータプレート
8:貫通孔
10:オリフィスプレート
12:基部
13:突起部
14、114:オリフィス孔
115:面取り

Claims (2)

  1. 油が充填されている第1油圧室および第2油圧室と、
    前記第1油圧室と前記第2油圧室を仕切っているとともに、前記第1油圧室の内空間と前記第2油圧室の内空間を連通する貫通孔を有しているセパレータプレートと、
    前記貫通孔に嵌合しているオリフィスプレートと、
    を備えており、
    前記オリフィスプレートは、
    前記セパレータプレートの一面に接している基部と、
    前記セパレータプレートの厚みに等しい長さで前記基部から突出しているとともに前記貫通孔に嵌合している突起部と、
    前記突起部と前記基部を貫通しているオリフィス孔と、
    を備えている、油圧制御装置。
  2. 前記突起部の先端が、前記オリフィス孔における流体の流れの下流側に位置している、請求項1に記載の油圧制御装置。
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