JP2021012260A - 像ブレ情報取得装置及び方法、像ブレ補正装置、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動被写体を撮影している際に角速度センサのオフセットを誤推定してしまうことを抑制する。【解決手段】被写体像を光電変換する撮像素子から出力された複数の画像信号から得られる動きベクトルに基づく撮像装置の振れ量を取得する第1の取得部と、撮像装置の回転角速度を検出する振れ検出部から回転角速度の検出結果を取得する第2の取得部と、第2の取得部により取得した回転角速度の検出結果と第1の取得部により取得した振れ量とに基づいて被写体の移動を判定する判定部と、第2の取得部により取得した回転角速度の検出結果と第1の取得部により取得した振れ量と、判定部の出力とに基づいて、第2の取得部の検出結果に含まれるオフセット量を推定する推定部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置において、装置の振れに起因する像ブレを補正する技術に関するものである。
デジタルカメラなどの撮像装置において、CMOSセンサなどの撮像素子や撮影光学系の一部の光学素子を光軸と直交する方向に移動させることにより、装置に加わる振れに起因する像ブレを補正する技術が多く提案されている。このような像ブレ補正機能を有する撮像装置は、一般的には、装置に加わる振れをジャイロセンサにより検出している。
ジャイロセンサは、装置に加わる振れのうち、回転ブレを角速度の状態で検出可能なセンサであり、近年その性能向上は著しい。しかし、像ブレ補正性能に対する要求も大幅に増大してきているため、ジャイロセンサの検出精度を向上させることは非常に重要である。ジャイロセンサの検出精度を向上させる上での1つの重要な課題は、ジャイロセンサが持つオフセット成分をいかにして除去するかということである。
ジャイロセンサの信号をオフセット成分の除去なしに使用すると、ジャイロセンサの出力信号を積分して角度として取り扱う際、積分誤差として順次積みあがっていく所謂ドリフトを生じることとなり、正確な像ブレ補正が行えなくなってしまう。
特許文献1では、角速度センサの出力と、画像のフレーム間の差分による動きベクトルと、ブレ補正部材の速度とを用いてオフセットを推定し、推定結果を基にオフセット成分を除去する手法が開示されている。
また、特許文献2では、推定したオフセットが所定範囲を超えるか否かを判定し、所定範囲を超えるときは、オフセット推定結果に制限をかけて誤差が大きくならないようにしている。
特開2017−92616号公報 特開2016−145856号公報
しかし、特許文献1の動きベクトルを用いてオフセットを推定する手法では、移動被写体を撮影している場合、動きベクトルに撮像装置の動き成分と被写体の動き成分が混在してしまい、正しくオフセットを推定できないという問題がある。
特許文献2で開示された手法では、オフセットの推定結果に制限をかけることにより、上記の問題に対応することも可能であるが、温度変化等によりオフセットが実際に所定範囲外にまで変動した場合には対応することができない。温度変化等によるオフセットの変動を考慮して所定範囲を広く決定すると、移動被写体を撮影している場合にオフセット推定に制限をかけられず、推定誤差が大きくなるという問題を解決できない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動被写体を撮影している際に角速度センサのオフセットを誤推定してしまうことを抑制することである。
本発明に係わる像ブレ情報取得装置は、被写体像を光電変換する撮像素子から出力された複数の画像信号から得られる動きベクトルに基づく撮像装置の振れ量を取得する第1の取得手段と、前記撮像装置の回転角速度を検出する振れ検出手段から回転角速度の検出結果を取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量とに基づいて被写体の移動を判定する判定手段と、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量と、前記判定手段の出力とに基づいて、前記第2の取得手段の検出結果に含まれるオフセット量を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、移動被写体を撮影している際に角速度センサのオフセットを誤推定してしまうことを抑制することが可能となる。
本発明の像ブレ情報取得装置の第1の実施形態であるレンズ交換式の一眼レフタイプのカメラシステムの構成を示す図。 第1の実施形態におけるレンズシステム制御部の構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるレンズシステム制御部の像ブレ補正制御の流れを示すフローチャート。 移動被写体があるときの各出力信号の時間変化を示す図。 第2の実施形態におけるレンズシステム制御部の構成を示すブロック図。 第2の実施形態におけるレンズシステム制御部の像ブレ補正制御の流れを示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の像ブレ情報取得装置の第1の実施形態であるレンズ交換式の一眼レフタイプのカメラシステム(撮像システム)100の構成を示す図である。図1(a)は第1の実施形態におけるカメラシステムの中央断面図であり、図1(b)はカメラシステム100の電気的構成を示すブロック図である。
図1(a)において、カメラシステム100はカメラ本体1と、カメラ本体1に着脱可能に装着されるレンズユニット(撮影レンズ)2とを備える。レンズユニット2は、光軸4を軸とする複数のレンズからなる撮影光学系3を備え、その撮影光学系3の一部に、画像の振れを光学的に補正する振れ補正ユニット19が設けられている。振れ補正ユニット19は、光軸をシフトさせることが可能な(被写体光と撮像素子の相対位置を変更可能な)ユニットであり、例えば、シフトレンズで構成することができる。また、カメラ本体1は、撮像素子6、背面表示部10aを備える。カメラ本体1とレンズユニット2の間には、カメラ本体1とレンズユニット2を電気的に接続する電気接点14が配置されている。
図1(b)において、レンズユニット2は、電気的な構成として、レンズシステム制御部15、レンズ側操作部16、レンズ側振れ検出部17、レンズ側振れ補正駆動部18、焦点距離変更部22、シフトブレ演算部23、加速度センサ24、メモリ25を備える。レンズシステム制御部15は、メモリ25に記憶されているプログラムを実行することにより、レンズユニット2の全体を制御する。レンズ側操作部16は、ユーザーの操作を受け付ける。レンズ側振れ検出部17は、カメラシステム100に加わる光軸4に対する回転振れを検知可能であり、例えばコリオリ力を利用した振動ジャイロなどが用いられる。レンズ側振れ補正駆動部18は振れ補正ユニット19を、光軸4に垂直な平面上でシフトもしくはチルト駆動させて像ブレを補正する。レンズ位置検出部(位置取得手段)20は、振れ補正ユニット19の位置を検出する。焦点距離変更部22は、撮影光学系3の焦点距離を変更する。加速度センサ24は、カメラシステム100に加わる加速度を検出する。また、シフトブレ演算部23は、加速度センサ(加速度検出部)24により検出された加速度と、レンズ側振れ検出部17により検出された回転振れ(検出結果)との関係から、カメラシステム100に加わる平行振れ(シフトブレ、シフト振れ)を算出可能である。
また、カメラ本体1は、電気的な構成として、カメラシステム制御部5、撮像素子6、画像処理部7、メモリ8、カメラ側操作部9、背面表示部10aを含む表示部10を備える。カメラシステム制御部5は、メモリ8の不揮発性メモリ部に記憶されているプログラムを実行することにより、カメラシステム100の全体を制御する。撮像素子6は、被写体像を光電変換し画像信号を出力する。画像処理部7は、撮像素子6から出力された画像信号に必要な画像処理を行う。メモリ8の揮発性メモリ部は、画像データを一時記憶する。カメラ側操作部9は、ユーザーの操作を受け付ける。表示部10は、撮影された画像やカメラの状態を示す情報などを表示する。
一方、機能的な面から見ると、カメラ本体1およびレンズユニット2からなるカメラシステム100は、撮像手段、画像処理手段、記録再生手段、制御手段を有する。
撮像手段は、撮影光学系3 、撮像素子6を含み、画像処理手段は、画像処理部7を含む。また、記録再生手段は、メモリ8、表示部10を含む。なお、表示部10は、背面表示部10a、カメラ本体1の上面に設けられた撮影情報を表示する不図示の小型表示パネル、EVFとも呼ばれる不図示の電子ビューファインダーを包含する。制御手段は、カメラシステム制御部5、カメラ側操作部9、レンズシステム制御部15、レンズ側操作部16、レンズ側振れ検出部17、レンズ側振れ補正駆動部18、レンズ位置検出部20、焦点距離変更部22を含む。なお、レンズシステム制御部15は、振れ補正ユニット19の他に、不図示のフォーカスレンズ、絞り、ズームなどの駆動も行う。
上記の各手段をさらに詳しく説明すると、撮像手段は、物体からの光を、撮影光学系3を介して撮像素子6の撮像面に結像させる光学処理系である。撮像素子6からピント評価量/適切な露光量の情報が得られるため、この情報に基づいて撮影光学系3が調整される。これにより、適切な光量の物体光を、撮像素子6上にピントが合った状態で露光させることができる。
画像処理部7は、内部にA/D変換器、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正回路、補間演算回路等を有しており、記録用の画像を生成する。色補間処理部はこの画像処理部7に備えられており、ベイヤ配列の信号から色補間(デモザイキング)処理を施してカラー画像を生成する。また、画像処理部7は、予め定められた方法を用いて静止画、動画、音声などの圧縮を行う。さらには、画像処理部7は、撮像素子6から得られた複数の画像間の比較に基づいて振れ検知信号(動きベクトル)を生成し、これに基づいてカメラシステム100に加わる振れ量を算出する動きベクトル検出部1007(図2参照)を有する。
メモリ8は実際の記憶部を備えている。カメラシステム制御部5により、メモリ8の記憶部へ画像データの出力を行うとともに、表示部10にユーザーに提示する像を表示する。
カメラシステム制御部5は、撮像の際のタイミング信号などを生成して出力する。外部操作に応じて撮像系、画像処理系、記録再生系をそれぞれ制御する。例えば、シャッターレリーズボタン(不図示)の押下をカメラシステム制御部5が検出して、撮像素子6の駆動、画像処理部7の動作、圧縮処理などを制御する。さらに情報表示を行う表示部10の各セグメントの状態を制御する。また、背面表示部10aはタッチパネルを有し、表示部10とカメラ側操作部9の役割を兼ねていてもよい。
次に、撮影光学系の調整動作について説明する。カメラシステム制御部5には画像処理部7が接続されており、撮像素子6からの信号および、カメラ側操作部9による撮影者の操作に基づいて適切な焦点位置、絞り位置を求める。カメラシステム制御部5は、電気接点14を介してレンズシステム制御部15に指令を出し、レンズシステム制御部15は焦点距離変更部22および不図示の絞り駆動部を制御する。さらに、像ブレ補正を行うモードにおいては、レンズ側振れ検出部17から得られた信号とレンズ位置検出部20の検出情報に基づいて、レンズ側振れ補正駆動部18を制御する。振れ補正ユニット19は、例えばマグネットと平板コイルを有する駆動機構を備える。またレンズ位置検出部20は、例えばマグネットとホール素子を備え、振れ補正ユニット19の移動量(補正量)を検出する。
具体的な像ブレ補正の制御方法としては、まずレンズシステム制御部15が、レンズ側振れ検出部17によって検出された振れ信号を受信する。その結果に基づいて、像ブレを補正するための、振れ補正ユニット19の駆動量を算出する。その後、算出された駆動量をレンズ側振れ補正駆動部18へ指令値として送出し、レンズ位置検出部20で検出した位置が指令値に追従するようにフィードバック制御を行う。これにより、振れ補正ユニット19を駆動する。
なお、前述したように、カメラ側操作部9へのユーザー操作に応じて、カメラ本体1の各部の動作を制御することにより、静止画および動画の撮影が可能である。
図2は、本実施形態におけるレンズシステム制御部15における像ブレ補正制御を司る部分の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示す各ブロックは、レンズシステム制御部15がメモリ25に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。なお、像ブレ補正の制御は、Pitch方向、Yaw方向について同じであるため、これらのうち1軸についてのみ説明する。また、本実施形態では、オフセット推定部1208がオフセットを推定しているときは振れ補正ユニット19は固定されていることを前提とする。
図2において、レンズ側振れ検出部17の出力であるカメラシステム100の振れ情報の検出信号(回転角速度)は、レンズシステム制御部15に入力され、ローパスフィルタ(LPF)1202および減算器1209に入力される。
ローパスフィルタ1202は、レンズ側振れ検出部17により検出された振れ信号から高周波成分を除去または低減する。ローパスフィルタ1202は、フィルタリング処理を施した信号を減算器1205に出力する。
動きベクトル検出部1007は、撮像素子6から得られた複数の画像間の比較に基づいて動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部1007により検出された動きベクトルは、ローパスフィルタ(LPF)1204に入力される。
ローパスフィルタ1204は、動きベクトル検出部1007により検出された動きベクトル情報を取得し、取得した動きベクトル情報から高周波成分を除去または低減する。ローパスフィルタ1204は、フィルタリング処理を施した信号を減算器1205に出力する。
減算器1205は、ローパスフィルタ1202の出力信号からローパスフィルタ1204の出力信号を減算する。減算器1205の出力信号は、オフセット推定部1208、ハイパスフィルタ(HPF)1206、移動被写体判定部1207に出力される。
ハイパスフィルタ1206は、減算器1205の出力信号から低周波成分を除去または低減する。ハイパスフィルタ1206は、フィルタリング処理を施した信号を移動被写体判定部1207に出力する。
移動被写体判定部1207は、減算器1205の出力信号およびハイパスフィルタ1206の出力信号に基づいて、被写体が移動しているか否かを判定する。移動被写体判定部1207は、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値に基づいて生成した観測ノイズ信号をオフセット推定部1208に出力する。観測ノイズ信号については後述する。
オフセット推定部1208は、減算器1205の出力信号、および移動被写体判定部1207の出力信号に基づき、レンズ側振れ検出部17の出力信号のオフセット量を推定する。オフセット推定部1208の出力信号は、移動被写体判定部1207および減算器1209に出力される。
減算器1209は、レンズ側振れ検出部17の出力信号からオフセット推定部1208により推定されたオフセット値を減算する。減算器1209の出力信号は積分器1210に出力される。積分器1210は、減算器1209の出力信号に積分処理を施す。積分器1210の出力信号はレンズ振れ補正駆動部18に出力される。
レンズ振れ補正駆動部18は、積分器1210の出力値を補正目標値に変換し、手ブレ等に起因する像ブレを打ち消すように振れ補正ユニット19を駆動する。振れ補正ユニット19の例としては、撮像光学系を構成するシフトレンズ等の補正レンズが挙げられる。また、振れ補正ユニット19の代わりに、撮像素子6を光軸と異なる方向に移動させる駆動部を備えるようにしてもよい。あるいは、カメラ本体1からの指令により駆動制御可能なジンバル機構や、自動制御可能な電動雲台等を用いてもよい。
<オフセット推定部の詳細>
次に、オフセット推定部1208によるレンズ側振れ検出部17のオフセット推定処理の方法について数式を用いて説明する。オフセット推定部1208を公知の線形カルマンフィルタで構成する場合、線形カルマンフィルタの一般的な式は以下の式(1)〜式(7)で表すことができる。
t=Axt-1+But+Εt …式(1)
t=Cxt+σt …式(2)
ここで式(1)は状態空間表現での動作モデルを表し、式(2)は観測モデルを表す。Aは動作モデルでのシステムマトリクス、Bは入力マトリクスを表す。またCは観測モデルでの出力マトリクスを表し、それぞれは行列式で表現される。また、Εtはプロセスノイズ、σtは観測ノイズ、tは離散的な時間を表す。
Figure 2021012260
ここで、式(3)は予測ステップにおける事前推定値、式(4)は事前誤差共分散(誤差分散)を表す。またΣxは動作モデルのノイズの分散を表す。
Figure 2021012260
ここで、式(5)はフィルタリングステップにおけるカルマンゲインの算出式を表し、添え字のTは転置行列を表している。さらに式(6)はカルマンフィルタによる事後推定値、式(7)は事後誤差共分散を表す。またΣzは、観測モデルのノイズの分散を表す。
本実施形態では、レンズ側振れ検出部17のオフセットを推定するため、オフセット値をxtとし、観測された振れ量をzt、プロセスノイズをEt、観測ノイズをσtとする。すると、オフセットのモデルは式(1)における入力項uがなく、式(1)および式(2)でA=C=1となる以下の1次線形モデルで表すことができる。
t=xt-1+Et …式(8)
t=xt+σt …式(9)
ここで、式(4)における動作モデルのノイズの分散Σxを、システムノイズσxで表し、式(5)における観測モデルのノイズの分散Σzを、観測ノイズσzで表す。さらにオフセット事前推定値をx^-、時刻tにおける誤差共分散推定値をP^t、時刻tにおけるカルマンゲインをkt、観測ノイズをσz、レンズ側振れ検出部17により観測された振れ量をztとすると以下の式でカルマンフィルタを構成することができる。
Figure 2021012260
オフセット推定部1208は上記式(10)から式(14)までの演算式で構成され、推定演算の更新周期の時間t−1でのオフセット推定値x^t-1、システムノイズσx、時間t−1での誤差共分散推定値P^t-1により、オフセット事前推定値x^-および誤差共分散事前推定値P^- tが算出される。そして誤差共分散事前推定値P^- tおよび移動被写体判定部1207により出力される観測ノイズσzを基にカルマンゲインktが算出される。そして式(13)によって、観測された振れ量ztとオフセット事前推定値x^-との誤差にカルマンゲインktを乗じた値によってオフセット事前推定値x^-が修正され、オフセット推定値x^tが算出される。また式(14)により誤差共分散事前推定値P^- tが修正されて、誤差共分散推定値P^tが算出される。これらの演算によって事前推定更新と修正を演算周期ごとに繰り返すことにより、オフセット推定値が算出される。
以上のように構成されたカルマンフィルタについて、観測ノイズσzの大きさが変化することによる、カルマンフィルタのオフセット推定動作の変化について、式(12)、式(13)を用いて説明する。
まず、観測ノイズσzが小さい場合、オフセット推定値x^tの変動は大きくなる。式(12)によって、カルマンゲインktは1に近い値となる。この場合、式(13)の右辺第2項の値は、観測された振れ量ztとオフセット事前推定値x^-との誤差そのままの値に近く、オフセット事前推定値x^-の修正される度合いが大きくなる。反対に、観測ノイズσzが大きい場合、オフセット推定値x^tの変動は小さくなる。式(12)によって、カルマンゲインktは0に近い値となり、式(13)の右辺第2項の値も0に近い値となる。よって、オフセット事前推定値x^-の修正される度合いが小さくなる。
<フローチャートの説明>
次に、以上のように構成されるレンズシステム制御部15における像ブレ補正制御を司る部分の振れ補正目標値の演算処理について、図3のフローチャートおよび図4の各出力信号の時間変化を表すグラフを参照して説明する。なお、図4の期間1406および期間1410は被写体が止まっている期間を示し、図4の期間1408は被写体が移動している期間を示す。また、図4の時刻1407は期間1408の開始時刻を、時刻1409は期間1408の終了時刻を示す。また、被写体の動きは、一定速度でカメラシステム100の前を横切る場合について示している。
S1301では、レンズ側振れ検出部17は、カメラシステム100に生じている動きを検出して、振れ信号を出力する。レンズ側振れ検出部17は、例えばジャイロセンサを備え、その場合の振れ信号は角速度信号である。
S1302では、振れ信号に対してローパスフィルタ処理が施される。ローパスフィルタ1202はレンズ側振れ検出部17により検出された振れ信号から高周波成分を除去または低減する。図4(A)の曲線1401は、ローパスフィルタ処理が施された振れ信号を示す。
S1303では、動きベクトル検出部1007が動きベクトルを検出する。S1304では、検出された動きベクトルに対してローパスフィルタ処理が施される。ローパスフィルタ1204は、動きベクトル検出部1007により検出された動きベクトル信号から高周波成分を除去または低減する。図4(A)の曲線1402は、ローパスフィルタ処理が施された動きベクトル信号を示す。
S1305では、減算器1205が、ローパスフィルタ処理が施された振れ信号からローパスフィルタ処理が施された動きベクトル信号を減算する。図4(B)の曲線1403は減算器1205の出力信号を示す。減算器1205の出力信号にはレンズ側振れ検出部17のオフセット成分と移動被写体の動き成分が含まれている。
S1306では、S1305での減算結果に対してハイパスフィルタ処理が施される。ハイパスフィルタ1206は、減算器1205での減算結果の信号から低周波成分を除去または低減する。図4(B)の曲線1404は、ハイパスフィルタ1206の出力信号を表す。ハイパスフィルタ処理を施すことにより、減算器1205の出力信号からオフセット成分を除去または低減することができる。
<移動被写体判定方法>
S1307では、移動被写体判定部1207が、被写体が移動しているか否かに基づいて観測ノイズ信号を出力する。観測ノイズの生成方法について、図4を参照して説明する。
移動被写体判定部1207は、観測ノイズの生成に、図4(B)の曲線1404で示すハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値を利用する。期間1406において、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値は小さく、移動被写体判定部1207が生成する観測ノイズの値も小さくなる。よってカルマンフィルタの更新規則の特性により、オフセット値の修正される度合いが大きくなる。
<移動被写体の移動開始判定>
時刻1407において、移動被写体判定部1207は、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値が所定値よりも大きくなることにより、被写体が移動していると判定する(判定結果)。所定値は、被写体を固定した状態でのハイパスフィルタ1206の出力信号を予め(例えばカメラシステム100の生産工場でのパラメータ調整時に)計測しておき、その計測信号の最大値よりも大きくする。ただし、ハイパスフィルタ1206の時定数応答が収束するまでは最大値を検出しないようにする。
時刻1407でのハイパスフィルタ1206の出力値の絶対値を用いて観測ノイズを生成する。観測ノイズの値は大きくなるため、カルマンフィルタの更新規則の特性により、オフセット値の修正される度合いが小さくなり、前のオフセット推定値に近い値がオフセット推定値となる。さらに、移動被写体判定部1207は、時刻1407でのオフセット推定値を保持しておく。
また、オフセット値の推定を開始する前(例えばカメラシステム100の電源を入れる前)から移動被写体がある場合を考慮し、前回オフセット値の推定を終了した時刻(例えばカメラシステム100の電源を切った時刻)のオフセット推定値を別途保存しておく。そして、時刻1407でオフセット値の推定が開始される場合は、別途保存しておいたオフセット推定値を保持する。
期間1408において、移動被写体判定部1207は、期間1408で生成した観測ノイズの最大値を更新しながら保持し、最大値を出力し続ける。
最大値を出力し続ける理由について説明する。ハイパスフィルタ1206の出力信号は、ハイパスフィルタ処理によって0付近に収束するため、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値から生成される観測ノイズの値は徐々に小さくなる。よって、被写体が移動しているにもかかわらず、推定値の修正される度合いが徐々に大きくなってしまい、オフセットを誤推定してしまう。この誤推定を防ぐため、期間1408では、期間中に生成した観測ノイズの最大値を出力し続ける。
<移動被写体の移動終了判定>
時刻1409において、移動被写体判定部1207は、時刻1407で保持したオフセット推定値と減算器1205の出力値の差が所定値以下になることにより、移動被写体がなくなったと判定する。ここで、観測ノイズの最大値保持を解除し、ハイパスフィルタ1206の出力値の絶対値を用いて観測ノイズを生成する。以上の手法で生成した観測ノイズ信号を図4(C)の曲線411で示す。
S1308では、オフセット推定部1208は、移動被写体判定部1207が出力する観測ノイズ信号によってカルマンフィルタの更新規則を変化させながらオフセットを推定する。図4の曲線1405は、推定オフセットを示す。図4の期間1408は、移動被写体判定部1207から出力される観測ノイズ信号が大きいため、推定値の修正される度合いが小さくなり、誤推定が抑えられている。
S1309では、減算器1209が、レンズ側振れ検出部17から出力される振れ信号からオフセット推定部1208で出力されるオフセット推定値を減算する。
S1310では、積分器1210が、オフセットの除去された振れ信号に積分処理を施し、積分値をレンズ振れ補正駆動部18に出力する。
S1311では、レンズ振れ補正駆動部18は、積分器1210の出力値を振れ補正目標値に変換し、手ブレ等に起因する像ブレを打ち消すように振れ補正ユニット19を駆動する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、被写体が移動しているときの観測ノイズを大きくして推定値の変動を小さくすることにより、オフセット値の誤推定を抑制することができる。その結果、被写体が移動している場合でも安定して像ブレ補正性能を確保することができる。
(第2の実施形態)
<構成ブロックの説明>
図5は、本発明の第2の実施形態におけるレンズシステム制御部15における像ブレ補正制御を司る部分の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図5において、第1の実施形態の構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図2と同じ符号を付して説明を省略する。図5に示す各ブロックは、レンズシステム制御部15がメモリ25に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
なお、像ブレ補正の制御は、Pitch方向、Yaw方向について同じであるため、これらのうち1軸についてのみ説明する。また、第2の実施形態では、オフセット推定部1208がオフセットを推定しているときに、振れ補正ユニット19により像ブレ補正が行われていることを前提とする。
図5において、レンズ位置検出部20は振れ補正ユニット19の位置を検出する。レンズ位置検出部20の出力信号は微分器1513に出力される。微分器1513はレンズ位置検出部20の出力信号に微分処理を施す。微分器1513の出力信号は、加算器1514に出力される。加算器1514は、動きベクトル検出部1007により検出された動きベクトルと、微分器1513の出力信号を加算する。加算器1514の出力信号はローパスフィルタ1204に出力される。
<フローチャートの説明>
次に、以上のように構成されるレンズシステム制御部15における像ブレ補正制御を司る部分の振れ補正目標値の演算処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6のS1601、S1602、S1605、S1609からS1614の各ステップに示す処理は、図3のS1301からS1303、S1306からS1311の各ステップに示す処理と同様であるため、説明を省略してS1603、S1604、S1606からS1608の処理について説明する。
S1603では、レンズ位置検出部20は振れ補正ユニット19の位置を検出する。
S1604では、微分器1513は、レンズ位置検出部20の出力信号である振れ補正ユニット19の位置信号に微分処理を施し、振れ補正ユニット19の移動速度に変換する。
S1606では、加算器1514は、動きベクトル検出部1007により検出された動きベクトルと微分器1513の出力信号である振れ補正ユニット19の移動速度を加算する。
S1607では、ローパスフィルタ1204は、動きベクトルと振れ補正ユニット19の移動速度との加算信号の高周波成分を除去または低減する。
S1608では、減算器1205は、ローパスフィルタ1202による処理が施された振れ信号から、ローパスフィルタ1204による処理が施された加算器1514の出力信号を減算する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、動きベクトルと振れ補正ユニット19の移動速度を加算した信号をオフセット推定に用いることにより、像ブレ補正が行われている場合でもオフセットを推定することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、像ブレ補正手段として撮影光学系の一部がシフト駆動されるタイプを採用している。しかし、本発明はこれに限定されず、撮像素子6がシフト駆動されるものであったり、レンズがチルト駆動されるものであったり、またそれらの組み合わせであっても構わない。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値に基づいて生成した観測ノイズ信号によってカルマンフィルタのカルマンゲインを変化させながらオフセットを推定した。これにより、被写体が移動していると判定されたとき(ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値が所定値以上のとき)のほうが、被写体が移動していないと判定されたときよりも以前の推定結果を引き継ぐ割合を高く(オフセット値を更新されにくく)した。しかしながら、オフセットの推定の仕方はこれに限られるものではなく、ほかのフィルタを使ったり、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値に基づいて重みづけした加重平均をしたりしてもよい。また、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値が所定値未満の場合にオフセット値を更新し、所定値以上の場合はオフセット値を更新しなくてもよい。また、ハイパスフィルタ1206の出力信号の絶対値が第1の所定値以上の場合はカルマンゲインktを0としてオフセット値を更新せず、第1の所定値未満第2の所定値以上の場合に上述の実施形態のようにカルマンフィルタをカルマンゲインktを0<kt<1とし、第2の所定値未満の時はカルマンゲインktを1としてもよい。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:カメラ本体、2:レンズユニット、3:撮影光学系、5:カメラシステム制御部、6:撮像素子、15:レンズシステム制御部、17:レンズ側振れ検出部、18:レンズ側振れ補正駆動部、19:振れ補正ユニット、20:レンズ位置検出部

Claims (16)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子から出力された複数の画像信号から得られる動きベクトルに基づく撮像装置の振れ量を取得する第1の取得手段と、
    前記撮像装置の回転角速度を検出する振れ検出手段から回転角速度の検出結果を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量とに基づいて被写体の移動を判定する判定手段と、
    前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量と、前記判定手段の出力とに基づいて、前記第2の取得手段の検出結果に含まれるオフセット量を推定する推定手段と、
    を備えることを特徴とする像ブレ情報取得装置。
  2. 前記推定手段は、
    前記被写体像と前記撮像素子の相対位置を変更することにより、前記撮像装置の振れに起因する像ブレを補正する際に用いられる像ブレの補正量を前記第2の取得手段の出力に基づいて取得する第3の取得手段に対して前記オフセット量を出力することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ情報取得装置。
  3. 前記判定手段は、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量との差分の信号から低周波成分を制限した信号に基づいて、前記被写体の移動を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の像ブレ情報取得装置。
  4. 前記判定手段は、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量との差分の信号から低周波成分を制限した信号の変化が所定値より大きい場合に、前記被写体が移動していると判定することを特徴とする請求項3に記載の像ブレ情報取得装置。
  5. 前記判定手段は、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量との差分の信号から低周波成分を制限した信号の変化が所定値以下である場合に、前記被写体が移動していないと判定することを特徴とする請求項3に記載の像ブレ情報取得装置。
  6. 前記推定手段は、前記判定手段により前記被写体が移動していると判定された場合、その時の前記オフセット量の推定値を一時記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置。
  7. 前記判定手段は、前記第2の取得手段により取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得手段により取得した前記振れ量との差分の信号と前記一時記憶されたオフセット量の推定値との差分の値が所定値以下である場合に、前記被写体が移動していないと判定することを特徴とする請求項6に記載の像ブレ情報取得装置。
  8. 前記推定手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記オフセット量の推定値の更新規則を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置。
  9. 前記推定手段は、前記判定手段の判定結果により、前記被写体が移動している間は、前記オフセット量の推定値を更新しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置。
  10. 前記推定手段は、カルマンフィルタを用いて前記オフセット量を推定し、推定結果の誤差分散を演算するための演算手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置。
  11. 前記被写体像と前記撮像素子の相対位置を変更することにより、前記撮像装置の振れに起因する像ブレを補正する像ブレ補正手段の位置を取得する位置取得手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記回転角速度の検出結果から、前記第1の取得手段により取得した前記振れ量との差分の信号に前記位置取得手段により取得した位置信号を微分した信号を加えた信号を減算した結果に基づいて被写体の移動の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置と、
    シフトレンズを有する撮影光学系と、
    前記シフトレンズを前記撮影光学系の光軸と異なる方向に移動することにより前記被写体像と前記撮像素子の相対位置を変更する駆動手段と、
    を備えることを特徴とする像ブレ補正装置。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の像ブレ情報取得装置と、
    前記撮像素子と、
    前記撮像素子を撮影光学系の光軸と異なる方向に移動させることにより前記被写体像と前記撮像素子の相対位置を変更する駆動手段と、
    を備えることを特徴とする像ブレ補正装置。
  14. 被写体像を光電変換する撮像素子から出力された複数の画像信号から得られる動きベクトルに基づく撮像装置の振れ量を取得する第1の取得工程と、
    前記撮像装置の回転角速度を検出する振れ検出手段から回転角速度の検出結果を取得する第2の取得工程と、
    前記第2の取得工程において取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得工程において取得した前記振れ量とに基づいて被写体の移動を判定する判定工程と、
    前記第2の取得工程において取得した前記回転角速度の検出結果と前記第1の取得工程において取得した前記振れ量と、前記判定工程の出力とに基づいて、前記第2の取得工程の検出結果に含まれるオフセット量を推定する推定工程と、
    を有することを特徴とする像ブレ情報取得方法。
  15. 請求項14に記載の像ブレ情報取得方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項14に記載の像ブレ情報取得方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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