JP2021012129A - 軸振動監視システム、回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転機械の稼働率を高める。【解決手段】軸振動監視システムは、複数のセンサーと、センサー異常判定部73と、軸振動監視部76と、を備える。複数のセンサーは、回転軸の振動を検出する。センサー異常判定部73は、複数のセンサーから出力される検出信号を比較し、複数のセンサーのうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定する。軸振動監視部76は、複数のセンサーから出力される検出信号と、センサー異常判定部73の判定結果とに基づいて、回転軸の振動を監視する。【選択図】図5

Description

この発明は、軸振動監視システム、回転機械に関する。
タービン、コンプレッサー、ポンプ等をはじめとする回転機械において、回転軸の振動状態を検出することで、回転機械の作動状態を監視することが行われている。
特許文献1には、主軸を支持するガイド軸受に臨む位置に、一対のセンサー(プローブ)を備え、一対のセンサーの検出信号に基づいて、回転軸の振動異常判定を行う構成が開示されている。
特開平4−315016号公報
しかしながら、例えば、電源系等からのノイズが混入したり、センサー自体が異常を生じたりすると、センサーからの検出信号が影響を受ける場合がある。すると、センサーでの検出結果に振動異常が検出された場合であっても、実際に回転軸に振動異常が生じているのか、センサーに異常が生じているのか、使用者側では判断し難い。そのため、実際には回転機械に異常は生じていない場合であっても、運転を停止し、各部の点検を行わなければならず、回転機械の稼働率の低下に繋がるという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、回転機械の稼働率を高めることができる軸振動監視システム、回転機械を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、軸振動監視システムは、軸線回りに回転する回転軸、及び前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受を備える回転機械の軸振動監視システムである。軸振動監視システムは、複数のセンサーと、センサー異常判定部と、軸振動監視部と、を備える。複数の前記センサーは、前記回転軸の振動を検出する。前記センサー異常判定部は、複数の前記センサーから出力される検出信号を比較し、複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定する。前記軸振動監視部は、複数の前記センサーから出力される検出信号と、前記センサー異常判定部の判定結果とに基づいて、前記回転軸の振動を監視する。
この第一態様のセンサー異常判定部では、複数のセンサーから出力される検出信号を比較している。回転軸に振動が生じている場合は、複数のセンサー間で、検出される振動の大きさが異なる場合はあるものの、検出される振動のタイミングは同期している。これに対し、複数のセンサーのうちの少なくとも一つに異常が生じている場合、異常が原因でそのセンサーからの検出信号に変動があっても、他のセンサーでは、検出信号の変動は、ある一定のレベルを超えない。したがって、複数のセンサーからの検出信号を比較すれば、センサーに異常が生じているか否かを検出することができる。さらに、センサーの検出信号とセンサー異常判定部の判定結果とに基づいて回転軸の振動を監視するので、センサーに異常が生じていることで回転軸に異常振動等の異常が発生していると判断されることを抑制できる。その結果、回転機械の運転を無用に停止する必要がなく、回転機械の稼働率を高めることが可能となる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る軸振動監視部は、軸振動異常判定部と、信号補正部とを備えるようにしてもよい。軸振動異常判定部は、複数の前記センサーから出力される検出信号に基づいて、前記回転軸に異常振動が生じているか否かを判定する。信号補正部は、前記センサー異常判定部で複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じていると判定された場合、異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を補正する。
このように構成することで、異常が生じているセンサーの検出信号が補正されるので、軸振動異常判定部では、センサーの異常に起因する検出信号の変動の影響を受けることが抑えられ、回転軸に異常振動が生じていると誤判定されることを抑えられる。
この発明の第三態様によれば、第二態様に係る前記信号補正部は、異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を、前記軸振動異常判定部で前記回転軸に異常振動が生じていると判定される基準値以下となるように補正するようにしてもよい。
このように構成することで、軸振動異常判定部で、センサーの異常に起因する検出信号の変動によって、回転軸に異常振動が生じていると誤判定されることを抑えられる。
この発明の第四態様によれば、第二又は第三態様に係る前記信号補正部は、異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号から、定められたレベル以上の信号を除去するフィルターを備えるようにしてもよい。
このように構成することで、フィルターによって、センサーの検出信号を、軸振動異常判定部で回転軸に異常振動が生じていると判定される基準値以下となるように補正することができる。
この発明の第五態様によれば、第二から第四態様の何れか一つの態様に係る前記信号補正部は、異常が生じていると判定された前記センサーからの検出信号を、定めたレベル以下にカットする信号カット部を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、信号カット部によって、センサーの検出信号を、軸振動異常判定部で回転軸に異常振動が生じていると判定される基準値以下となるように補正することができる。
この発明の第六態様によれば、第二から第五態様の何れか一つの態様に係る軸振動監視システムにおいて、前記軸振動異常判定部により、前記回転軸に異常振動が生じていると判定された場合、機器異常の警報信号を出力する警報出力部を備えるようにしてもよい。
このようにすることで、軸振動異常判定部により回転軸に異常振動が生じていると判定された場合には、機器異常をオペレータに伝えることで速やかに運転を停止させることができる。
この発明の第七態様によれば、第一から第六態様の何れか一つの態様に係る前記センサー異常判定部は、複数の前記センサーからの検出信号に生じた変動のタイミングを比較することで、複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定するようにしてもよい。
このように構成することで、他のセンサーで検出信号の変動がある一定のレベルを超えない状態のときに、複数のうちの一つ以上のセンサーの検出信号の変動が大きく生じれば、変動が大きいセンサーに異常が生じていると判定することができる。
この発明の第八態様によれば、第一から第七態様の何れか一つの態様に係る複数の前記センサーは、前記回転軸の前記軸線を中心とした周方向に間隔をあけて配置されているようにしてもよい。
このように構成することで、周方向に間隔をあけて配置された複数のセンサーのうちの少なくとも一つに異常が生じた場合、センサーの異常の発生を、センサー異常判定部で検出することができる。
この発明の第九態様によれば、第一から第八態様の何れか一つの態様に係る複数の前記センサーは、前記回転軸の前記軸線方向で互いに異なる位置に配置されているようにしてもよい。
このように構成することで、軸線方向に間隔をあけて配置された複数のセンサーのうちの少なくとも一つに異常が生じた場合、センサーの異常の発生を、センサー異常判定部で検出することができる。
この発明の第十態様によれば、第一から第九態様の何れか一つの態様に係る前記センサーは、前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれ設けられていてもよい。
この発明の第十一態様によれば、第一又は第二態様に係る前記センサーは、前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれ設けられていてもよい。前記軸振動監視部は、複数の前記センサーの検出信号のうち、前記異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を除外するようにしてもよい。
このようにすることで、軸受の第一側と第二側とに設けられた複数のセンサーのうち、異常が生じていないセンサーの検出信号のみを用いて、回転軸の振動を監視することができる。
この発明の第十二態様によれば、第十又は第十一態様に係る軸振動監視部は、前記センサー異常判定部により前記軸受の第一側と第二側とのうちの一方の前記センサーに異常が生じていると判定された場合に、他方の前記センサーの検出信号を用いて前記回転軸の振動を監視するようにしてもよい。
このようにすることで、第一側と第二側とのうち、一方のセンサーに異常が生じている場合でも、異常が生じていない他方のセンサーの検出信号を用いることで測定点数が減少することを抑制できる。そのため、振動モードを高精度に検出可能な状態で回転軸の振動監視を継続できる。
この発明の第十三態様によれば、軸振動監視システムは、軸線回りに回転する回転軸、及び前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受を備える回転機械の軸振動監視システムである。軸振動監視システムは、センサー部と、軸振動異常判定部と、を備える。センサー部は、前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれセンサーを有する。センサーは、前記回転軸の振動を検出する。軸振動異常判定部は、前記センサー部から出力される検出信号に基づいて、前記回転軸に異常振動が生じているか否かを判定する。
第十、第十三態様のように構成することで、軸線方向で軸受を挟んで第一側と第二側とにそれぞれセンサーが配置される。そのため、軸線方向の第一側と第二側との何れか一方のセンサーに異常が生じた場合に、軸線方向の第一側と第二側との何れか他方のセンサーで、回転軸の振動の検出を継続できる。
この発明の第十四態様によれば、回転機械は、第一から第十三態様の何れか一つの態様に係る軸振動監視システムと、回転軸と、軸受と、を備える。前記回転軸は、軸線回りに回転する。軸受は、前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する。
このような回転機械では、軸振動監視システムを備えることで、稼働率を高めることができる。
上記軸振動監視システム、回転機械によれば、回転機械の稼働率を高めることができる。
この発明の第一実施形態における軸振動監視システム、回転機械の全体構成を示す模式図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーの配置を、回転軸の軸線方向から見た図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーを示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムにおける軸振動監視装置のハードウェア構成を示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムにおける軸振動監視装置の機能ブロック図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じているか否かを判定するための検出信号の一例を示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じているか否かを判定するための検出信号の他の一例を示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じている場合、センサーからの検出信号を、フィルターで補正する場合の例を示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じている場合、センサーからの検出信号を、信号カット部で補正する場合の例を示す図である。 第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置における、センサーの監視方法のフローチャートである。 第二実施形態における軸振動監視システム、回転機械の全体構成を示す模式図である。 第二実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーを示す図である。
以下、この発明の一実施形態における軸振動監視システム、回転機械を図面に基づき説明する。なお、この実施形態では、回転機械が蒸気タービンの場合を一例にして説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態における軸振動監視システム、回転機械の全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、この実施形態の蒸気タービンシステム1は、蒸気タービン2(回転機械)及び軸振動監視システム30を備えている。
蒸気タービン2は、蒸気のエネルギーを回転動力として取り出す外燃機関であって、例えば、発電所における発電機等に用いられるものである。蒸気タービン2は、ロータ3、スラスト軸受8、ジャーナル軸受9(軸受)、軸受台10、ステータ20を備えている。
ロータ3は、回転軸4と動翼列群5とを備えている。
回転軸4は、水平方向に延びる軸線Oを中心とした円柱形状をなしている。回転軸4の一部には、スラストカラー4aが形成されている。スラストカラー4aは、軸線Oを中心として円板形状をなしており、フランジ状をなすように回転軸4の本体から回転軸4の径方向外側に一体的に張り出している。
動翼列群5は、回転軸4の外周に軸線O方向に間隔をあけて設けられた複数の動翼列6によって構成されている。各動翼列6は、回転軸4の外周面から径方向外側に向かって延びる動翼7が周方向に間隔をあけて複数配列されることで構成されている。即ち、各動翼列6は、回転軸4の同一の軸線O方向位置に放射状に設けられた複数の動翼7によって構成されている。
スラスト軸受8は、スラストカラー4aを軸線O方向両側から摺動可能に支持している。これによって、回転軸4の軸線O方向の移動を規制している。
ジャーナル軸受9は、軸線O方向に間隔をあけて二箇所に配置されている。これらジャーナル軸受9は、回転軸4の両端部で、軸線O回りに回転可能に支持している。ジャーナル軸受9は、軸受台10により支持されている。軸受台10の内周面には、ピボットが固定されている。このようなピボットを介して軸受パッドが軸受台10に支持されている。なお、軸受台10の内側にガイドリング等の他の部材があってもよい。
ステータ20は、ケーシング21及び静翼列群22を備えている。
ケーシング21は、ロータ3の一部を外周側から囲うように設けられている。上述したロータ3の回転軸4は、このケーシング21を軸線O方向に貫通している。このように貫通することで、回転軸4の両端は、ケーシング21外に位置している。ケーシング21外に配置された回転軸4の両端は、スラスト軸受8及びジャーナル軸受9に支持されている。ロータ3の動翼列群5は、ケーシング21の内側に配置されている。
静翼列群22は、軸線O方向に間隔をあけて設けられた複数の静翼列23によって構成されている。各静翼列23は、ケーシング21の内周面から径方向内側に向かって延びる複数の静翼24を備えている。これら複数の静翼24は、周方向に間隔をあけて配列されている。即ち、各静翼列23は、回転軸4の同一の軸線O方向位置に放射状に設けられた複数の静翼24によって構成されている。静翼列23は、軸線O方向で、ロータ3の動翼列6と交互に配置されている。
このような蒸気タービン2では、ケーシング21内に導入された蒸気が静翼列23及び動翼列6の間の流路を通過する。この蒸気の通過により、蒸気の熱エネルギーが回転エネルギーに変換されて回転軸4が回転する。この回転エネルギーは、回転軸4に接続された発電機等の機械に伝達される。
次に、この実施形態の軸振動監視システム30について説明する。
軸振動監視システム30は、センサー部50と、軸振動監視装置60と、を備えている。
センサー部50は、ジャーナル軸受9の軸受台10に取り付けられている。各センサー部50は、複数のセンサー51により構成されている。複数のセンサー51は、回転軸4の振動を検出する。この実施形態におけるセンサー部50は、各ジャーナル軸受9に対して、一組ずつ設けられている。
図2は、第一実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーの配置を、回転軸の軸線方向から見た図である。
図2に示すように、複数のセンサー51は、回転軸4周りに配置されている。具体的には、複数のセンサー51は、軸線Oを中心とした周方向に間隔をあけて配置されている。この実施形態において、各センサー部50のセンサー51は、各ジャーナル軸受9に対して二つずつ設けられている場合を例示している。これらセンサー51は、軸線Oを中心として、例えば90°の開き角で配置されている。なお、一つのセンサー部50が備える複数のセンサー51同士の開き角は、90°以外であってもよい。
図3は、第一実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーを示す図である。
図3に示すように、各センサー51は、ブラケット52を介してジャーナル軸受9の軸受台10に固定されている。各センサー51の先端には、センサー検出部51aが設けられている。これらセンサー検出部51aは、回転軸4の外周面に近接するよう配置されている。この実施形態で例示するセンサー51は、渦電流式ギャップセンサーであって、センサー51のセンサー検出部51aは、回転軸4の外周面に近接して配置されている。センサー51の検出信号は、センサー検出部51aと回転軸4の外周面との間に生じる渦電流の変動に応じて変動する。各センサー51の検出信号は、軸振動監視装置60に送信される。
図4は、第一実施形態に係る軸振動監視システムにおける軸振動監視装置のハードウェア構成を示す図である。図5は、第一実施形態に係る軸振動監視システムにおける軸振動監視装置の機能ブロック図である。
図4に示すように、軸振動監視装置60は、CPU61(Central Processing Unit)、ROM62(Read Only Memory)、RAM63(Random Access Memory)、HDD64(Hard Disk Drive)、信号受信モジュール65を備えるコンピュータである。信号受信モジュール65は、各センサー51からの検出信号を受信する。
図5に示すように、軸振動監視装置60のCPU61は予め自装置で記憶するプログラムを実行することにより、信号入力部70、制御部71、軸振動異常判定部72、センサー異常判定部73、信号補正部74、出力部75の各機能構成を実現する。軸振動異常判定部72と信号補正部74とにより軸振動監視部76が構成されている。
信号入力部70は、ハードウェア的には信号受信モジュール65であり、各センサー51からの検出信号を受信する。
制御部71は、軸振動監視システム30に備わる他の機能部を制御する。
軸振動監視部76は、回転軸4の振動を監視する。
軸振動異常判定部72は、信号入力部70で受信した、複数のセンサー51からの検出信号に基づいて、回転軸4に異常振動が生じているか否かを判定する。この軸振動異常判定部72は、センサー51からの検出信号に基づいて、回転軸4に、予め定められたレベル以上の振動が検出される場合、回転軸4に異常振動が生じていると判定する。軸振動異常判定部72で、回転軸4に異常振動が生じていると判定された場合、制御部71は、蒸気タービン2の運転を停止させることが可能になっている。
センサー異常判定部73は、複数のセンサー51からの検出信号に基づいて、複数のセンサー51に異常が生じているか否かを判定する。センサー異常判定部73は、複数のセンサー51から出力される検出信号を比較し、複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定する。例えば、センサー異常判定部73は、複数のセンサー51からの検出信号に生じた変動のタイミングを比較することで、複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定する。
図6は、第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じているか否かを判定するための検出信号の一例を示す図である。
センサー異常判定部73は、センサー部50の第一センサー51A(図2参照)からの検出信号Saと、第二センサー51B(図2参照)からの検出信号Sbとを比較する。例えば、図6に示すように、検出信号Saと、検出信号Sbとで、出力レベルの変動pの発生するタイミングが、回転している回転軸4が第一センサー51Aを通過してからから第二センサー51Bを通過するまでの時間だけずれている場合、センサー異常判定部73は、第一センサー51A、第二センサー51Bの双方が正常に動作していると判定する。このとき、第一センサー51Aと第二センサー51Bとでは、回転軸4に対する取り付け向き等に応じて、検出信号Sa、Sbの出力信号が異なっていることがある。しかし、変動pの発生するタイミングが、ほぼ同時出るため、センサー異常判定部73では、第一センサー51Aと第二センサー51Bとが正常に動作していると判定される。
図7は、第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じているか否かを判定するための検出信号の他の一例を示す図である。
例えば、図7に示すように、検出信号Saと、検出信号Sbとの一方のみに、タイミングが同期していない出力レベルの変動qがある場合、センサー異常判定部73は、変動qを含む検出信号Saを出力した第一センサー51Aに異常が生じていると判定する。
信号補正部74は、センサー異常判定部73で複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じていると判定された場合、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を補正する。信号補正部74は、補正した検出信号を、軸振動異常判定部72に出力する。具体的には、信号補正部74は、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を、基準値M(閾値)以下となるように補正する。ここで、基準値Mは、軸振動異常判定部72において、回転軸4に異常振動が生じていると判定される出力レベルの閾値である。つまり、信号補正部74で検出信号を基準値M以下となるように補正すると、補正後の検出信号が入力された軸振動異常判定部72では、回転軸4に異常振動が生じているとは判定されない。
図8は、第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じている場合、センサーからの検出信号を、フィルターで補正する場合の例を示す図である。
このような信号補正部74としては、例えば、ノッチフィルター等のフィルター77(図5参照)を用いることができる。
図8に示すように、フィルター77は、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号(例えば、第一センサー51Aの検出信号Sa)から、定められたレベル以上の信号(例えば、スパイクノイズ等)を除去する。このようにして、スパイク状のノイズが重畳したりして異常が生じていると判定されたセンサー51からの信号を、フィルター77で補正することで、検出信号が基準値M以下となるように補正される。
ノッチフィルターとは、信号の特定の周波数帯域だけを非常に低いレベルに減衰させるフィルター回路である。センサー信号に発生するスパイクノイズは、電源ノイズが混入しているケースが多い。フィルター77としてノッチフィルターを用いる場合、電源周波数(50Hzや60Hz)を除去周波数とすることで、ノッチフィルターによって、これらの周波数域のノイズを低減させることができる。
図9は、第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置において、センサーに異常が生じている場合、センサーからの検出信号を、信号カット部で補正する場合の例を示す図である。信号補正部74としては、例えば、DCカット等の信号カット部78(図5参照)を用いることができる。
図9に示すように、第二センサー51Bがほぼフラットな出力であるのに対し、第一センサー51Aの出力だけが漸次増加しているような場合、第一センサー51Aに異常が発生していると判断する。この第一センサー51Aの出力の漸次増加がDC成分の増加によるものであれば、信号カット部78を構成するDCカットフィルターにより、このDC成分の増加分をカットして、フラットな出力に補正可能である。DCカットフィルターはハイパスフィルタの一種であり、コンデンサと抵抗を組み合わせた回路にて構成可能である。このようにして、直流成分が増加するような異常が生じていると判定されたセンサー51からの信号を、信号カット部78で補正することで、検出信号が基準値M以下となるように補正される。なお、フィルター77と信号カット部78とは併用してもよい。
出力部75は、軸振動異常判定部72、及びセンサー異常判定部73における判定結果を、外部に出力する。出力部75は、例えば、軸振動異常判定部72において、回転軸4に定められたレベル以上の異常振動が生じていると判定された場合、蒸気タービン2のコントローラ(図示せず)に、運転を停止させるための信号を出力する。また、出力部75は、センサー異常判定部73で、センサー51に異常が生じていると判定された場合、センサー51に異常が生じていることを示す情報(例えば、アラームランプの点灯、アラーム音出力のための接点信号等)を外部に出力する。
次に、上記軸振動監視装置60による、複数のセンサー51の監視方法について説明する。
図10は、第一実施形態に係る軸振動監視システムの軸振動監視装置における、センサーの監視方法のフローチャートである。
図10に示すように、軸振動監視装置60は、蒸気タービン2の運転が開始されると、センサー部50の複数のセンサー51から出力される検出信号を取得する(ステップS1)。
次に、センサー異常判定部73では、複数のセンサー51からの検出信号に基づいて、複数のセンサー51に異常が生じているか否かを判定する(ステップS2)。例えば、センサー異常判定部73は、複数のセンサー51から取得した検出信号を比較し、複数のセンサー51間でタイミングが同期していない検出信号の変動が、複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに生じているか否かを判定する。また、例えば、複数のセンサー51のうち、いずれか一方のセンサー51の検出信号が、他方のセンサー51の検出信号に対して明らかに差異があるか否か、等を判定してもよい。
センサー異常判定部73により、複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じていると判定された場合(ステップ2で「YES」)、信号補正部74では、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を補正する(ステップS3)。
具体的には、信号補正部74は、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を、基準値M(閾値)以下となるように補正する。この補正した検出信号は、軸振動異常判定部72に入力される。つまり、センサー異常に起因して回転軸4に異常振動が生じているとは判定されないようになる。これにより、センサー51に異常が生じている場合であっても、蒸気タービン2の運転はそのまま継続可能となる。
一方で、複数のセンサー51の全てに異常が生じていないと判定された場合(ステップ2で「NO」)、信号入力部70に入力されたセンサー51の検出信号が、軸振動異常判定部72に入力される。
軸振動異常判定部72では、入力された検出信号に基づいて、軸振動異常判定の処理を行い(ステップ4)、上述した一連の処理を繰り返す(リターン)。軸振動異常判定部72による軸振動異常判定の処理で軸振動が異常であると判定された場合には、例えば、制御部71によって、蒸気タービン2が運転停止される。
上述した第一実施形態によれば、センサー異常判定部73によって、複数のセンサー51から出力される検出信号を比較し、複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定することができる。そのため、センサー異常により蒸気タービン2の運転を無用に停止する必要がない。したがって、蒸気タービン2の稼働率を高めることが可能となる。
上述した第一実施形態では、センサー51に異常が生じていると判定された場合、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を信号補正部74で補正することができる。これにより、軸振動異常判定部72で、センサー51の異常に起因する検出信号の変動によって、回転軸4に異常振動が生じていると誤判定されることを低減できる。
上述した第一実施形態では、信号補正部74は、異常が生じていると判定されたセンサー51の検出信号を、軸振動異常判定部72で回転軸4に異常振動が生じていると判定される基準値M以下となるように補正することができる。そのため、異常と判定されたセンサー51の検出信号が基準値M以下となり、軸振動異常判定部72で、センサー51の異常に起因する検出信号の変動によって、回転軸4に異常振動が生じていると誤判定されることが抑えられる。
上述した第一実施形態では、フィルター77や信号カット部78によって、センサー51の検出信号を、軸振動異常判定部72で回転軸4に異常振動が生じていると判定される基準値M以下となるように補正することができる。そのため、スパイクノイズが生じたり直流成分が増加したりするような異常であっても、センサー51の検出信号を基準値M以下にすることができる。
上述した第一実施形態では、複数のうちの一つ以上のセンサー51の検出信号の変動が大きく生じ、他のセンサー51で検出信号の変動がある一定のレベルを超えない状態のときに、変動が大きいセンサー51に異常が生じていると判定することができる。
上述した第一実施形態では、複数のセンサー51が、回転軸4の軸線O回りの周方向に間隔をあけて配置されている。そのため、周方向に間隔をあけて配置された複数のセンサー51のうちの少なくとも一つに異常が生じた場合、センサー51の異常の発生を、センサー異常判定部73で検出することができる。
(第二実施形態)
次に、この発明に係る軸振動監視システム、回転機械の第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態とセンサー部の構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図11に示すように、蒸気タービンシステム1Bは、蒸気タービン2(回転機械)及び軸振動監視システム30Bを備える。
軸振動監視システム30Bは、センサー部50Bと、軸振動監視装置60と、を備えている。
センサー部50Bは、ジャーナル軸受9の軸受台10にそれぞれに取り付けられている。センサー部50Bは、軸線O方向において定められた寸法の範囲内で離間した2以上の位置に、それぞれ複数のセンサー51が設けられている。具体的には、この第二実施形態におけるセンサー部50Bは、ジャーナル軸受9に対して、軸線O方向第一側と、軸線O方向第二側とに、それぞれ複数のセンサー51を備えている。ここで、各センサー部50Bにおいて、軸線O方向で複数のセンサー51同士を互いに離間させる間隔は、例えば、軸受台10の軸方向の幅寸法程度とすればよい。
ジャーナル軸受9の軸線O方向第一側と、軸線O方向第二側とで、それぞれ、複数のセンサー51は、上記第一実施形態と同様、回転軸4の軸線O回りの周方向に間隔をあけて配置されている。また、この第二実施形態では、軸線O方向でジャーナル軸受9の軸線O方向第一側に配置されたセンサー51と、軸線O方向第二側に配置されたセンサー51とは、ジャーナル軸受9を基準にして軸線O方向で対称な位置に配置されている。
図12は、第二実施形態に係る軸振動監視システムを構成する複数のセンサーを示す図である。
図12に示すように、ジャーナル軸受9の軸線O方向第一側と、軸線O方向第二側とのそれぞれにおいて、各センサー51は、ブラケット52を介してジャーナル軸受9の軸受台10に固定されている。各センサー51は、その先端に設けられたセンサー検出部51aが、回転軸4の外周面に摺接、または近接するよう配置されている。各センサー51における検出信号は、所定の微少間隔ごとに、軸振動監視装置60に送信される。
軸振動監視装置60は、上記第一実施形態で示した構成と同様であってもよい。この場合、いずれか一方のジャーナル軸受9に設けられた複数組(二組)のセンサー51のうち、いずれか一つに異常が生じた場合、上記第一実施形態と同様に、異常が生じたセンサー51からの出力信号を補正してもよい。
また、各ジャーナル軸受9に設けられた複数組(二組)のセンサー51のうち、いずれか一つのセンサー51に異常が生じた場合には、異常が生じたセンサー51からの検出信号を、軸振動異常判定部72における、回転軸4に異常振動が生じているか否かを判定に用いないように(言い換えれば、除外するように)してもよい。その場合であっても、各ジャーナル軸受9に設けられた二組のセンサー部50では、異常が生じていないセンサー51が残っている。さらに、ジャーナル軸受9に対し、異常が生じたセンサー51が設けられていた側(一方)とは反対側(他方)には、異常が生じていないセンサー51が残っている。そのため、これら異常が生じていない複数のセンサー51の検出信号を用いることにより、測定点数が減少することを抑制できるので、振動モードの高精度な検出を行うことができる。
上述した第二実施形態の軸振動監視システム30Bによれば、軸線O方向で異なる位置に、それぞれ複数のセンサー51を設けることで、センサー部50Bのセンサー51に異常が生じた場合、軸線O方向で位置が異なる他の複数のセンサー51の全てに異常が生じていければ、回転軸4の振動の検出を、十分な精度を維持したまま継続できる。また、異常が生じているセンサー51の交換作業を、他のセンサー51での検出を継続したまま行えば、センサー51交換のために蒸気タービン2を停止させる必要も無い。したがって、蒸気タービン2の稼働率を高めることができる。また、全てのセンサー51が正常に生じている場合、軸方向で位置が異なる複数個所で回転軸4の振動を検出できるので、より高精度な振動検出を行うことができる。
第二実施形態では、軸受台10の軸線O方向一方側を向く面と、軸線O方向他方側を向く面とにそれぞれブラケット52を介してセンサー51が固定されている。そのため、ジャーナル軸受9一つ当たりに二組のセンサー51を容易に設置することができる。
(その他の変形例)
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、実施形態では本発明を蒸気タービン2に適用した例について説明したが、例えばガスタービン等の他の回転機械に適用してもよい。
また、第二実施形態では、ジャーナル軸受9の軸線O方向一方側に設けられたセンサー51の数と軸線O方向他方側に設けられたセンサー51の数とが、同一である場合について説明したが、同一に限られない。
さらに、第二実施形態において、軸振動監視部76(軸振動異常判定部72及び信号補正部74)を省略してもよい。
1、1B 蒸気タービンシステム
2 蒸気タービン(回転機械)
3 ロータ
4 回転軸
4a スラストカラー
5 動翼列群
6 動翼列
7 動翼
8 スラスト軸受
9 ジャーナル軸受
10 軸受台
20 ステータ
21 ケーシング
22 静翼列群
23 静翼列
24 静翼
30、30B 軸振動監視システム
50、50B センサー部
51 センサー
51A 第一センサー
51B 第二センサー
51a センサー検出部
52 ブラケット
60 軸振動監視装置
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 HDD
65 信号受信モジュール
70 信号入力部
71 制御部
72 軸振動異常判定部
73 センサー異常判定部
74 信号補正部
75 出力部
76 軸振動監視部
77 フィルター
78 信号カット部
M 基準値
O 軸線
Sa、Sb 検出信号

Claims (14)

  1. 軸線回りに回転する回転軸、及び前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受を備える回転機械の軸振動監視システムであって、
    前記回転軸の振動を検出する複数のセンサーと、
    複数の前記センサーから出力される検出信号を比較し、複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定するセンサー異常判定部と、
    複数の前記センサーから出力される検出信号と、前記センサー異常判定部の判定結果とに基づいて、前記回転軸の振動を監視する軸振動監視部と、を備える
    軸振動監視システム。
  2. 前記軸振動監視部は、
    複数の前記センサーから出力される検出信号に基づいて、前記回転軸に異常振動が生じているか否かを判定する軸振動異常判定部と、
    前記センサー異常判定部で複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じていると判定された場合、異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を補正する信号補正部と、を備える
    請求項1に記載の軸振動監視システム。
  3. 前記信号補正部は、
    異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を、前記軸振動異常判定部で前記回転軸に異常振動が生じていると判定される基準値以下となるように補正する、
    請求項2に記載の軸振動監視システム。
  4. 前記信号補正部は、
    異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号から、定められたレベル以上の信号を除去するフィルターを備える、
    請求項2又は3に記載の軸振動監視システム。
  5. 前記信号補正部は、
    異常が生じていると判定された前記センサーからの検出信号を、定めたレベル以下にカットする信号カット部を備える、
    請求項2から4の何れか一項に記載の軸振動監視システム。
  6. 前記軸振動異常判定部により、前記回転軸に異常振動が生じていると判定された場合、機器異常の警報出力部を備える請求項2から5の何れか一項に記載の
    軸振動監視システム。
  7. 前記センサー異常判定部は、
    複数の前記センサーからの検出信号に生じた変動のタイミングを比較することで、複数の前記センサーのうちの少なくとも一つに異常が生じているか否かを判定する、
    請求項1から6の何れか一項に記載の軸振動監視システム。
  8. 複数の前記センサーは、
    前記回転軸の前記軸線を中心とした周方向に間隔をあけて配置されている、
    請求項1から7の何れか一項に記載の軸振動監視システム。
  9. 複数の前記センサーは、
    前記回転軸の前記軸線方向で互いに異なる位置に配置されている、
    請求項1から8の何れか一項に記載の軸振動監視システム。
  10. 前記センサーは、
    前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれ設けられている請求項1から9の何れか一項に記載の軸振動監視システム。
  11. 前記センサーは、
    前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれ設けられ、
    前記軸振動監視部は、
    複数の前記センサーの検出信号のうち、前記異常が生じていると判定された前記センサーの検出信号を除外する
    請求項1又は2に記載の軸振動監視システム。
  12. 前記軸振動監視部は、
    前記センサー異常判定部により前記軸受の第一側と第二側とのうちの一方の前記センサーに異常が生じていると判定された場合に、他方の前記センサーの検出信号を用いて前記回転軸の振動を監視する
    請求項11に記載の軸振動監視システム。
  13. 軸線回りに回転する回転軸、及び前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受を備える回転機械の軸振動監視システムであって、
    前記軸線方向で前記軸受の第一側と第二側とにそれぞれ前記回転軸の振動を検出するセンサーを有したセンサー部と、
    前記センサー部から出力される検出信号に基づいて、前記回転軸に異常振動が生じているか否かを判定する軸振動異常判定部と、を備える、
    軸振動監視システム。
  14. 請求項1から13の何れか一項に記載の軸振動監視システムと、
    軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受と、を備える
    回転機械。
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