JP2021011400A - ガラス部材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で強度の高いガラス部材を提供すること。【解決手段】実施形態のガラス部材は、第1の領域と、第2の領域と、第3の領域とを備える。前記第1の領域は、平面部に対応する第1の厚みを有する。前記第2の領域は、側壁に対応する第2の厚みを有する。前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域とを接続し、前記第1の厚みと前記第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する。ガラス部材は、偏肉のガラスの薄板から形成される。【選択図】図2A

Description

本発明は、ガラス部材およびその製造方法に関する。
スマートフォン等の筐体の一部として、ガラスを素材としたガラス部材が用いられることがある(例えば、特許文献1、2等を参照)。ガラス部材は、高級感があり、デザイン的に優れている。
特表2003−502257号公報 特表2015−512057号公報
しかしながら、ガラス部材は、強度をもたせるために厚みを大きくすると重くなり、軽くするためむやみに厚みを小さくすると強度が低下して落下時等に割れやすいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、軽量で強度の高いガラス部材を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るガラス部材は、第1の領域と、第2の領域と、第3の領域とを備える。前記第1の領域は、平面部に対応する第1の厚みを有する。前記第2の領域は、側壁に対応する第2の厚みを有する。前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域とを接続し、前記第1の厚みと前記第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する。ガラス部材は、偏肉のガラスの薄板から形成される。
本発明の一態様に係るガラス部材は、軽量で強度を高めることができる。
図1は、一実施形態にかかるガラス部材の外観斜視図である。 図2Aは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(1)である。 図2Bは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(2)である。 図2Cは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(3)である。 図2Dは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(4)である。 図2Eは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(5)である。 図3Aは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(6)である。 図3Bは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(7)である。 図3Cは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(8)である。 図3Dは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(9)である。 図3Eは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図(10)である。 図4は、ガラス部材の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図5は、偏肉に加工された薄板の例を示す断面図である。 図6は、曲げ加工に用いられる金型の例を示す外観斜視図である。 図7は、落下試験の結果の例を示す図(1)である。 図8は、落下試験の結果の例を示す図(2)である。
以下、実施形態に係るガラス部材およびその製造方法について図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態や変形例に記載された内容は、原則として他の実施形態や変形例にも同様に適用される。
図1は、一実施形態にかかるガラス部材1の外観斜視図であり、ガラス部材1を斜め下側から見た図である。ガラス部材1は、例えば、スマートフォンの本体ケースの一部として用いられる。
図1において、ガラス部材1は、略矩形状の平面部1aと、この平面部1aの周囲から延在する側壁1bとを備えており、透明なガラスが素材として用いられている。なお、図では表面の曲率が変化する部分に線が描かれているが、この線は肉眼では見えない。また、実際の製品としては、平面部1aや側壁1bに、カメラやスピーカー等のための窓や孔が設けられる。これらの窓や孔は、後述する曲げ工程の前後での加工(窓切削、孔切削等)が可能であり、化学強化を行うことで強度の低下は生じない。
図2A〜図2Eは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図であり、連続的に厚み(肉厚)が変化する場合の例である。
図2Aにおいて、領域R1は、平面部に対応する第1の厚みt1を有する第1の領域である。領域R2は、側壁に対応する第2の厚みt2を有する第2の領域である。領域R3は、第1の厚みt1と第2の厚みt2との間で肉厚が連続的に変化する第3の領域である。第3の領域R3では、位置c1、c2で曲率が変化し、連続的に厚みが変化する。図2Aでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第1の領域R1寄りの部分の内側に厚みの変化部分がある例である。
図2Bでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の内側に厚みの変化部分があり、位置c3、c4で曲率が変化し、連続的に厚みが変化している。
図2Cでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第1の領域R1寄りの部分の外側に厚みの変化部分があり、位置c5、c6で曲率が変化し、連続的に厚みが変化している。
図2Dでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より小さく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の外側に厚みの変化部分があり、位置c7、c8で曲率が変化し、連続的に厚みが変化している。
図2Eでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より小さく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の内側に厚みの変化部分があり、位置c9、c10で曲率が変化し、連続的に厚みが変化している。
図3A〜図3Eは、図1のX−X断面またはY−Y断面における一方(左側)の端部を示す図であり、断続的に厚みが変化する場合の例である。
図3Aでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第1の領域R1寄りの部分の内側に厚みの変化部分があり、位置b1、b2で断続的に厚みが変化している。
図3Bでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の内側に厚みの変化部分があり、位置b3、b4で断続的に厚みが変化している。
図3Cでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きく、第3の領域R3の第1の領域R1寄りの部分の外側に厚みの変化部分があり、位置b5、b6で断続的に厚みが変化している。
図3Dでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より小さく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の外側に厚みの変化部分があり、位置b7、b8で断続的に厚みが変化している。
図3Eでは、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より小さく、第3の領域R3の第2の領域R2寄りの部分の内側に厚みの変化部分があり、位置b9、b10で断続的に厚みが変化している。
上述した、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より大きい例(図2A〜図2C、図3A〜図3C)では、全体を同じ厚みt2で作成する場合に比べ、平面部がより薄い厚みt1となることで、平面部の分だけ軽量化を図ることができる。また、落下時に破損しやすい側壁が厚い厚みt2となっているため、強度を高めることができる。また、軽量化により、落下時の衝撃が弱まり、強度を高めることができる。
また、側壁に対応する第2の厚みt2の方が平面部に対応する第1の厚みt1より小さい例(図2D、図2E、図3D、図3E)では、全体を同じ厚みt1で作成する場合に比べ、側壁がより薄い厚みt2となることで、側壁の分だけ軽量化を図ることができる。また、軽量化により、落下時の衝撃が弱まり、強度を高めることができる。
また、第3の領域R3は、平面部と側壁とが接続される曲げ部分の、平面部寄りの内側、側壁寄りの内側、平面部寄りの外側、または、側壁寄りの外側において、肉厚を連続的または断続的に変化させることができる。これにより、筐体としての形状のバリエーションを広げることができる。
なお、ガラス部材1は偏肉のガラスの薄板から形成されるものであり、薄板の厚みは、3mm未満であり、第2の厚みと第1の厚みとの差は、0.1mm以上で3mm未満であることが望ましい。このような薄いガラスの製品は、ダイレクトプレス(特許文献1)や融着(特許文献2)によっては作製することが困難である。以下に製造方法について説明する。
図4は、ガラス部材1の製造方法の一例を示すフローチャートである。図4において、先ず、エッチング、切削、もしくは、面研磨のいずれか、または、これらの組み合わせにより、ガラスの薄板を、平面部に対応する第1の厚みを有する第1の領域と、側壁に対応する第2の厚みを有する第2の領域と、第1の領域と第2の領域との間にあって、第1の厚みと第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する第3の領域とを有する偏肉に加工する(ステップS1)。エッチングには、ウエットエッチングとドライエッチングとが含まれる。切削には、フライスやその他の切削手段が含まれる。
図5は、偏肉に加工された薄板10の例を示す断面図であり、図2Aの構造を例としている。図5において、上段は曲げ加工後のガラス部材1の一部を示しており、下段は加工前の対応する薄板10を示している。図5の下段において、例えば、厚みt2の素材の薄板10に対し、領域R3の位置c2から位置c1までにおいて厚みt2から厚みt1まで連続的に薄くし、領域R1においては一様に厚みt1まで薄くする。
図4に戻り、次いで、薄板の第3の領域の曲げ部分に対する赤外線の照射と、薄板の金型への吸引とにより、偏肉に加工された薄板の第3の領域において厚みを変えずに曲げ加工を行う(ステップS2)。
図6は、曲げ加工に用いられる金型100の例を示す外観斜視図である。図6において、金型100は、平坦な上面100aと、この上面100aの内側に形成された底面100bと内側面100cとを有している。なお、底面100bおよび内側面100cには細孔が設けられ、裏側から真空ポンプ等により吸引が行われるようになっている。
そして、金型100の上に偏肉に加工された薄板10が載せられ、薄板10の周縁部の曲げ部分に赤外線の照射が行われてガラスの軟化が行われ、底面100bおよび内側面100cの細孔からの吸引により、底面100bおよび内側面100cの形状に沿って薄板10が曲げられる。
図4に戻り、次いで、徐冷および化学強化を実施する(ステップS3)。化学強化による圧縮応力層の平均深さは20〜100もしくは120μmである。
図7および図8は、製作されたガラス部材についての落下試験の結果の例を示す図であり、図7は曲げ部の板厚に対する良品率を示し、図8はガラス部材の質量に対する良品率を示している。両方の図において、大きい丸は偏肉でない場合のガラス部材を示し、小さい丸は偏肉の場合のガラス部材を示している。図7および図8から明らかなように、本実施形態に基づく偏肉の場合(小さい丸)のガラス部材における良品率が高いことがわかる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
以上のように、実施形態に係るガラス部材は、平面部に対応する第1の厚みを有する第1の領域と、側壁に対応する第2の厚みを有する第2の領域と、第1の領域と第2の領域とを接続し、第1の厚みと第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する第3の領域と、を備え、偏肉のガラスの薄板から形成される。これにより、軽量で強度の高いガラス部材を提供することができる。
また、ガラス部材は、全面がガラスであることから、剛性を保ちつつ電波特性に優れ、通信の大容量化、高速化に伴う高周波無線技術と親和性が高く、スマートフォン等の通信機器の筐体として適している。さらに、通信機器の構成部品(例えば、アンテナ部品)に応じてガラス部材による筐体は形状を自由に変更でき、強度の低下もほとんど招かないことから、設計の自由度を向上させることができる。
また、第3の領域は、第1の領域と第2の領域とを直角以上の角度で接続する。これにより、金型を用いた製造において、金型からガラス部材を容易に取り外すことができる。
また、第3の領域は、平面部と側壁とが接続される部分の、平面部寄りの内側、側壁寄りの内側、平面部寄りの外側、または、側壁寄りの外側において、肉厚が連続的または断続的に変化する。これにより、筐体としての形状のバリエーションを広げることができる。
また、薄板の厚みは、3mm未満である。これにより、従来のダイレクトプレスや融着によっては製造困難な薄いガラス部材を製造することができる。
また、第2の厚みと第1の厚みとの差は、0.1mm以上で3mm未満である。これにより、従来のダイレクトプレスや融着によっては製造できない薄いガラス部材を製造することができる。
また、第2の厚みは、第1の厚みよりも大きい。これにより、全体を同じ第2の厚みで作成する場合に比べ、平面部がより薄い第1の厚みとなることで、軽量化を図ることができる。また、落下時に破損しやすい側壁が厚い第2の厚みとなっているため、強度を高めることができる。
また、第2の厚みは、第1の厚みよりも小さい。これにより、全体を同じ第1の厚みで作成する場合に比べ、側壁がより薄い第2の厚みとなることで、軽量化を図ることができる。また、軽量化により、落下時の衝撃が弱まり、強度を高めることができる。
また、ガラスの薄板を、平面部に対応する第1の厚みを有する第1の領域と、側壁に対応する第2の厚みを有する第2の領域と、第1の領域と第2の領域との間にあって、第1の厚みと第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する第3の領域とを有する偏肉に加工する第1の工程と、偏肉に加工された薄板の第3の領域において厚みを変えずに曲げる第2の工程と、を備える。これにより、軽量で強度の高いガラス部材を提供することができる。
また、第1の工程は、エッチング、切削、または、面研磨のいずれかを含む。これにより、効率的に偏肉の加工を行うことができる。
また、第2の工程は、第3の領域の曲げ部分に対する赤外線の照射と、薄板の金型への吸引とを含む。これにより、効率的に曲げ加工を行うことができる。
また、平面部または側壁に切削により窓または孔を設け、化学強化を施す工程を備える。これにより、実製品への適用が容易になる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 ガラス部材,1a 平面部,1b 側壁,R1〜R3 領域,t1、t2 厚み,10 薄板,100 金型,100a 上面,100b 底面,100c 内側面

Claims (11)

  1. 平面部に対応する第1の厚みを有する第1の領域と、
    側壁に対応する第2の厚みを有する第2の領域と、
    前記第1の領域と前記第2の領域とを接続し、前記第1の厚みと前記第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する第3の領域と、
    を備え、偏肉のガラスの薄板から形成される、
    ガラス部材。
  2. 前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域とを直角以上の角度で接続する、
    請求項1に記載のガラス部材。
  3. 前記第3の領域は、前記平面部と前記側壁とが接続される部分の、前記平面部寄りの内側、前記側壁寄りの内側、前記平面部寄りの外側、または、前記側壁寄りの外側において、肉厚が連続的または断続的に変化する、
    請求項1または2に記載のガラス部材。
  4. 前記薄板の厚みは、3mm未満である、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のガラス部材。
  5. 前記第2の厚みと前記第1の厚みとの差は、0.1mm以上で3mm未満である、
    請求項4に記載のガラス部材。
  6. 前記第2の厚みは、前記第1の厚みよりも大きい、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載のガラス部材。
  7. 前記第2の厚みは、前記第1の厚みよりも小さい、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載のガラス部材。
  8. ガラスの薄板を、平面部に対応する第1の厚みを有する第1の領域と、側壁に対応する第2の厚みを有する第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との間にあって、前記第1の厚みと前記第2の厚みとの間で肉厚が連続的または断続的に変化する第3の領域とを有する偏肉に加工する第1の工程と、
    偏肉に加工された前記薄板の前記第3の領域において厚みを変えずに曲げる第2の工程と、
    を備えるガラス部材の製造方法。
  9. 前記第1の工程は、エッチング、切削、もしくは、面研磨のいずれか、または、これらの組み合わせを含む、
    請求項8に記載のガラス部材の製造方法。
  10. 前記第2の工程は、前記第3の領域の曲げ部分に対する赤外線の照射と、前記薄板の金型への吸引とを含む、
    請求項8または9に記載のガラス部材の製造方法。
  11. 前記平面部または前記側壁に切削により窓または孔を設け、化学強化を施す工程を備える、
    請求項8〜10のいずれか一つに記載のガラス部材の製造方法。
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