JP2021009593A - 指紋認証機能付き非接触icカード及びこれを用いた指紋認証システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触ICカードを使用する既存の認証システムを利用して指紋認証システムを構築する。【解決手段】指紋認証機能付き非接触ICカード10は、無線電力を受電するアンテナ12と、アンテナ12を介して供給される間欠的な無線電力によって駆動されて第1のIDコードID1又は第2のIDコードID1のどちらか一方を送信するID送信部13と、指紋データを読み取る指紋センサ14と、アンテナ12を介して供給される連続的な無線電力によって駆動されて指紋データを認証処理する指紋認証部15と、ID送信部13及び指紋認証部15を制御するコントローラ16とを備え、ID送信部13は、指紋データの認証が得られていない場合に第1のIDコードID1を送信し、指紋データの認証が得られている場合に第2のIDコードID2を送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、指紋認証機能付き非接触ICカード及びこれを用いた指紋認証システムに関する。
オフィスビルやホテルなどでは非接触ICカードを利用した入退場管理システムが広く利用されている(例えば特許文献1参照)。この入退場管理システムは、入場ゲートに設けられたICカードリーダに非接触ICカードを近づけたときカード内のIDコードが無線で読み取られ、入場が許可されたIDコードである場合にはゲートのロックが解除されるように構成されている。この入退場システムによれば、他人による鍵の偽造が困難である一方で、管理者側では鍵の作成や各ゲートの入退場の許可の設定が容易であり、入退場履歴の管理を容易に行うことができる。
非接触ICカードを利用した入退場管理システムでは、正規の非接触ICカードさえ持っていれば、たとえ正規の所有者でなくても入退場が可能である。したがって、例えば、正規の所有者が落としたカードを拾った他人やカードを盗んだ他人であっても入場することができ、セキュリティ上の問題がある。
セキュリティのさらなる向上のため、指紋等の生体情報を利用してユーザ認証を行う入退場管理システムも利用されている(例えば特許文献2参照)。この入退場管理システムによれば、非接触ICカードよりもセキュリティレベルが高い認証システムを実現することができる。
しかしながら、指紋認証システムでは非接触ICカード内に記録されたIDコードの認証処理とは異なる認証処理が必要であるため、非接触ICカードを利用した入退場管理システムがすでに導入された建物や施設に指紋認証システムを導入する場合、非接触ICカードによる認証システムとは別に指紋認証システムを併設して入退場システムを構築する必要があるため、指紋認証システムを新たに導入するための設備コストが大幅に増加するという問題がある。
したがって、本発明の目的は、非接触ICカードを利用した既存の認証システムを利用して指紋認証システムを構築することが可能な指紋認証機能付き非接触ICカード及びこれを用いた指紋認証システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による指紋認証機能付き非接触ICカードは、無線電力を受電するアンテナと、前記アンテナを介して供給される間欠的な無線電力によって駆動されて第1のIDコード又は第2のIDコードのどちらか一方を送信するID送信部と、指紋データを読み取る指紋センサと、前記アンテナを介して供給される連続的な無線電力によって駆動されて前記指紋データを認証処理する指紋認証部と、前記ID送信部及び前記指紋認証部を制御するコントローラとを備え、前記ID送信部は、前記指紋データの認証が得られていない場合に前記第1のIDコードを送信し、前記指紋データの認証が得られている場合に前記第2のIDコードを送信することを特徴とする。
本発明によれば、非接触ICカードを使用する既存の認証システムを利用して指紋認証システムを構築することが可能な指紋認証機能付き非接触ICカードを提供することができる。
本発明において、前記ID送信部は、前記第1のIDコードを送信する第1のセキュリティICチップと、前記第2のIDコードを送信する第2のセキュリティICチップと、前記第1のセキュリティICチップ又は前記第2のセキュリティICチップのどちらか一方と前記アンテナとを接続するスイッチを含み、前記コントローラは、前記指紋データの認証が得られていない場合に前記第1のセキュリティICチップを前記アンテナに接続し、前記指紋データの認証が得られている場合に前記第2のセキュリティICチップを前記アンテナに接続するように、前記スイッチを制御することが好ましい。この構成によれば、IDコードを書き換えることができないセキュリティICチップを用いて指紋認証機能付き非接触ICカードを構成することができる。
本発明において、前記ID送信部は、IDコードを外部から書き換え可能に構成された単一のセキュリティICチップを有し、前記指紋データの認証が得られていない場合に前記セキュリティICチップ内のIDコードを前記第1のIDコードに書き換えて送信し、前記指紋データの認証が得られている場合に前記セキュリティICチップ内のIDコードを前記第2のIDコードに書き換えて送信することが好ましい。この構成によれば、単一のセキュリティICチップを用いて指紋認証機能付き非接触ICカードを構成することができる。
本発明による指紋認証機能付き非接触ICカードは、前記連続的な無線電力が供給されていないときに前記ID送信部、前記コントローラ又は前記指紋認証部を駆動するための電力を供給する補助電源をさらに備えることが好ましい。これによれば、非接触ICカードが初期状態に戻るために必要な電力を確実に確保することができ、また指紋認証処理中の電力不足を解消することができる。
また、本発明による指紋認証システムは、上記特徴を有する本発明による指紋認証機能付き非接触ICカードと、近距離無線通信により前記指紋認証機能付き非接触ICカードと無線接続可能なICカードリーダとを備え、前記ICカードリーダは、待機モードにおいて無線電力を間欠的に送信し、前記第1のIDコードを受信したとき前記待機モードからアクティブモードに移行して無線電力を連続的に送信し、前記第2のIDコードを受信したとき前記待機モードからアクティブモードに移行してロック解除信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、非接触ICカードを使用する既存の認証システムを利用して指紋認証システムを構築することができる。
本発明によれば、非接触ICカードを利用した既存の認証システムを利用して指紋認証システムを構築することが可能な指紋認証機能付き非接触ICカード及びこれを用いた指紋認証システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による指紋認証システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、この指紋認証システム1は、指紋認証機能付き非接触ICカード10(以下、単に「非接触ICカード10」という)と、近距離無線通信(NFC)により非接触ICカード10に無線接続可能なICカードリーダ20とを備えている。NFCは、13.56MHzの短波帯を使用して10cm以下の至近距離の無線通信を実現する近距離無線通信規格の一つである。
ICカードリーダ20は例えば入退場システムにおけるロック機構30に接続されており、ICカードリーダ20からの出力に基づいて入退場ゲートのロックが解除される。ICカードリーダ20の出力はロック機構30に送られると共に、入退場履歴等を管理する管理サーバ40にも送られる。ICカードリーダ20からの出力に基づいて管理サーバ40がロック機構30を遠隔制御することも可能である。
非接触ICカード10は、カード型のRFID(Radio Frequency IDentifier)タグであって、樹脂製のカード本体11と、ICカードリーダ20から供給される無線電力を受電すると共に、IDコードを無線送信するアンテナ12と、アンテナ12から供給される無線電力によって駆動されてIDコードを出力するID送信部13と、ユーザの指紋データを読み取る指紋センサ14と、指紋センサ14に接続された指紋認証部15と、ID送信部13、指紋センサ14及び指紋認証部15を含む回路全体を制御するコントローラ16とを備えている。
カード本体11のサイズは国際規格ISO/IEC7810のID-1に従ったサイズ(53.98mm×85.60mm)であることが好ましいが、これと異なるサイズであっても構わない。アンテナ12は例えば平面ループアンテナであり、ID送信部13、指紋認証部15及びコントローラ16と共にカード本体11の内部に埋め込まれている。一方、指紋センサ14はカード本体11の主面から露出するように設けられている。
ID送信部13は、第1のIDコードID1を生成する第1のセキュリティICチップ13Aと、第2のIDコードID2を生成する第2のセキュリティICチップ13Bと、第1のセキュリティICチップ13A又は第2のIDコードID2を生成する第2のセキュリティICチップ13Bのどちらか一方をアンテナ12に接続するスイッチ13Sとを備えており、スイッチ13Sの切り替えによって第1のIDコードID1又は第2のIDコードID2のどちらか一方が択一的に送信されるように構成されている。通常は、アンテナ12に対して第1のセキュリティICチップ13Aが接続、第2のセキュリティICチップ13Bが非接続の状態になっており、スイッチ13Sはコントローラ16によって制御される。
第1及び第2のセキュリティICチップ13A,13Bは耐ダンパー性を備えた半導体ICチップからなり、IDコードを書き換え不可能な構成を有している。第1のセキュリティICチップ13Aがスイッチ13Sを介してアンテナ12に接続されているとき、アンテナ12を介してICカードリーダ20からの断続的な電力供給を受けた第1のセキュリティICチップ13Aは、第1のIDコードID1を送信する。また、第2のセキュリティICチップ13Bがスイッチ13Sを介してアンテナ12に接続されているとき、アンテナ12を介してICカードリーダ20からの断続的な電力供給を受けた第2のセキュリティICチップ13Bは、第2のIDコードID2を送信する。第1又は第2のIDコードID1,ID2は、アンテナ12を通じてICカードリーダ20に無線送信される。
指紋センサ14はユーザの指紋データをスキャンして指紋認証部15に転送する。指紋認証部15は、指紋センサ14が読み取った指紋データを予め登録された複数の指紋テンプレートと比較して照合し、認証が得られた場合に認証フラグを出力する。指紋認証部15も耐ダンパー性を備えた半導体ICチップからなることが好ましい。指紋認証部15からの認証フラグを受信したコントローラ16は、第2のセキュリティICチップ13Bがアンテナ12に接続されるようにスイッチ13Sを制御する。
第1のIDコードID1は、ロックを解除するためのコードというよりもICカードリーダ20をアクティブにするためのコードである。待機モードのICカードリーダ20は電力を所定の周期で間欠的に送信しているが、IDコードを受信したときには電力を連続的に出力するようになるので、この大きな無線電力を用いて指紋認証部15やコントローラ16を駆動することができる。
一方、第2のIDコードID2は、ICカードリーダ20をアクティブにするだけでなく、ロックを解除するためのコードである。待機モードのICカードリーダ20は電力を所定の周期で間欠的に無線送信しているが、第2のIDコードID2を受信したときには電力を連続的に出力する。さらに、ICカードリーダ20は、IDコードリスト21に登録された第2のIDコードID2を受信した場合にロック解除信号を出力する。
ICカードリーダ20は、待機モードにおいて間欠的な無線電力であるポーリング信号を送信しており、非接触ICカード10からのIDコードを受信したときにアクティブモードとなって無線電力を連続送信すると共に、当該IDコードに対応するアクションを実行する。具体的には、第2のセキュリティICチップ13Bから出力された第2のIDコードID2を受信したとき、ICカードリーダ20は、無線電力を連続的に出力するだけでなく、ロック解除信号を出力する。ただし、ロック解除信号は、第1のセキュリティICチップ13Aから出力された第1のIDコードID1を受信したときには出力されず、単に無線電力が連続的に出力されるだけである。
ICカードリーダ20は非接触ICカード10からIDコードを読み取り可能な周知の構成を有している。ICカードリーダ20は、指紋認証機能を有していない通常の非接触ICカード内のIDコードを読み取ることもでき、通常の非接触ICカードから読み取ったIDコードがIDコードリスト21に登録されているコードである場合には、ロック解除信号を出力する。したがって、指紋認証を行わない通常の非接触ICカードを用いた認証システムとして動作することもできる。
図2(a)〜(d)は、指紋認証システム1の動作説明図である。また図3は、指紋認証システム1の動作を示すシーケンス図である。
図2(a)に示すように、ICカードリーダ20は待機モードで動作しており、間欠的な無線電力であるポーリング信号を出力している(図3のステップS1)。ポーリング信号の周期は特に限定されないが、例えば50msとすることができる。
図2(b)に示すように、非接触ICカード10をICカードリーダ20に近づけたとき、ICカードリーダ20からのポーリング信号による磁界を受けてアンテナ12に電流が発生するので、この電流を利用して第1のセキュリティICチップ13Aが起動して第1のIDコードID1を送信する(図3のステップS2)。第1のIDコードID1を受信したICカードリーダ20は待機モードからアクティブモードに移行し、ポーリング信号による間欠的な電力供給から連続的な電力供給に切り替わる(図3のステップS3)。
アクティブモードではICカードリーダ20が非接触ICカード10から送られてくるIDコードの有効性を判断するが、第1のIDコードID1はIDコードリスト21に登録されたものではないため、ロック解除信号は生成されない。すなわち、第1のIDコードID1はICカードリーダ20をアクティブにするためのダミーコードであり、ロック解除の条件とはならない。
その後、非接触ICカード10はICカードリーダ20からの連続的な電力供給を受けて指紋認証処理を実行する(図3のステップS4)。すなわち指紋センサ14が指紋データを読み取り、指紋認証部15が指紋データと指紋テンプレートとを照合し、マッチング率が閾値以上の場合には認証フラグを生成する。指紋認証部15による指紋認証処理にはある程度の電力が必要であり、ポーリング信号では指紋認証部15を十分に駆動することができない。しかし、ICカードリーダ20からの連続的な無線電力であれば指紋認証処理を実行可能である。
認証フラグが発生したとき、コントローラ16はセキュリティICチップの選択状態を第1のセキュリティICチップ13Aから第2のセキュリティICチップ13Bに切り替える。これにより、ID送信部13からは第2のIDコードID2が送信される。
一方、ICカードリーダ20はアクティブモードの開始時刻t1から一定時間Taが経過した後に待機モードに戻り、ポーリング信号の出力を再開し、IDコードを受付可能な状態となる(図3のステップS5)。その直後、ICカードリーダ20からの無線電力を受けてアンテナ12に電流が発生すると、この電流を利用して第2のセキュリティICチップ13Bが第2のIDコードID2を送信する(図2(c)、図3のステップS6)。第2のIDコードID2を受信したICカードリーダ20は第1のIDコードID1を受信したときと同様に待機モードからアクティブモードに移行し、ポーリング信号による間欠的な電力供給から連続的な電力供給に切り替わる(図3のステップS7)。
アクティブモードではICカードリーダ20が非接触ICカード10から送られてくるIDコードの有効性を判断するが、第2のIDコードID2はIDコードリスト21に登録されたものであるため、ロック解除信号が出力される(図2(d)、図3のステップS8)。すなわち、第2のIDコードID2はロック解除の条件となる。これにより、例えば入退場システムであればゲートのロックが解除される。
以上説明したように、本実施形態による指紋認証システム1は、指紋認証機能付き非接触ICカード10から第1のIDコードID1を送信することによりICカードリーダ20をアクティブにした後、ICカードリーダ20からの連続的な電力供給を受けて非接触ICカード10が指紋認証処理を行い、認証が得られた場合に第2のIDコードID2を送信するので、指紋認証機能を有さない通常の非接触ICカードを使用する既存の認証システムを利用して指紋認証システムを実現することができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態による指紋認証システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように、本実施の形態による指紋認証システム1の特徴は、ID送信部13が単一のセキュリティICチップ13Cを用いて構成され、セキュリティICチップ13C内のIDコードを書き換え可能な点にある。コントローラ16は、初期状態のセキュリティICチップ13C内のIDコードを第1のIDコードID1に設定し、指紋認証後には第2のIDコードID2に書き換える。これにより、ID送信部13は図1に示した第1の実施の形態と同様に動作することができ、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。さらに、指紋認証機能付き非接触ICカード10の低コスト化を図ることができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態による指紋認証システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態による指紋認証システム1の特徴は、非接触ICカード10が補助電源18をさらに備えている点にある。補助電源18は、連続的な無線電力が供給されていないときにID送信部13、コントローラ16、指紋認証部15等を駆動するための補助的な電力を供給する。これにより、指紋認証処理中の電力不足を解消することができ、また非接触ICカード10が初期状態、すなわちスイッチ13Sが第1のセキュリティICチップ13Aに接続された状態に戻るために必要な電力を確実に確保することができる。補助電源18は充電可能な二次電池又はキャパシタであってもよく、一次電池であってもよい。補助電源18が二次電池又はキャパシタである場合、ICカードリーダ20から連続的な無線電力が供給されているときに充電されることが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ICカードリーダ20がIDコードリスト21を有し、IDコードがロック解除対象か否かを判断しているが、ICカードリーダ20に接続された管理サーバ40がロック解除対象か否かを判断してもよい。この場合、管理サーバ40がIDコードリスト21を有し、ICカードリーダ20は非接触ICカード10から送られてきたIDコードをそのまま管理サーバ40に転送すればよい。
また、上記実施形態ではオフィスビルやホテルなどの入退場管理システムを例に挙げたが、本発明は電子決済やウェブサイトのログインシステムなどの認証に利用することもできる。
また、上記実施形態においては、カード型の指紋認証機能付きRFIDタグを用いてロックを解除する場合を例に挙げたが、本発明はこのようなRFIDタグに限定されるものではなく、例えば指紋認証機能付きRFIDタグとして機能するスマートフォンを用いることも可能である。
1 指紋認証システム
10 指紋認証機能付き非接触ICカード
11 カード本体
12 アンテナ
13 ID送信部
13A 第1のセキュリティICチップ
13B 第2のセキュリティICチップ
13S スイッチ
14 指紋センサ
15 指紋認証部
16 コントローラ
18 補助電源
20 カードリーダ
30 ロック機構
40 管理サーバ
ID1 第1のIDコード
ID2 第2のIDコード
10 指紋認証機能付き非接触ICカード
11 カード本体
12 アンテナ
13 ID送信部
13A 第1のセキュリティICチップ
13B 第2のセキュリティICチップ
13S スイッチ
14 指紋センサ
15 指紋認証部
16 コントローラ
18 補助電源
20 カードリーダ
30 ロック機構
40 管理サーバ
ID1 第1のIDコード
ID2 第2のIDコード
Claims (5)
- 無線電力を受電するアンテナと、
前記アンテナを介して供給される間欠的な無線電力によって駆動されて第1のIDコード又は第2のIDコードのどちらか一方を送信するID送信部と、
指紋データを読み取る指紋センサと、
前記アンテナを介して供給される連続的な無線電力によって駆動されて前記指紋データを認証処理する指紋認証部と、
前記ID送信部及び前記指紋認証部を制御するコントローラとを備え、
前記ID送信部は、
前記指紋データの認証が得られていない場合に前記第1のIDコードを送信し、
前記指紋データの認証が得られている場合に前記第2のIDコードを送信することを特徴とする指紋認証機能付き非接触ICカード。 - 前記ID送信部は、前記第1のIDコードを送信する第1のセキュリティICチップと、前記第2のIDコードを送信する第2のセキュリティICチップと、前記第1のセキュリティICチップ又は前記第2のセキュリティICチップのどちらか一方と前記アンテナとを接続するスイッチを含み、
前記コントローラは、前記指紋データの認証が得られていない場合に前記第1のセキュリティICチップを前記アンテナに接続し、前記指紋データの認証が得られている場合に前記第2のセキュリティICチップを前記アンテナに接続するように、前記スイッチを制御する、請求項1に記載の非接触ICカード。 - 前記ID送信部は、IDコードを外部から書き換え可能に構成された単一のセキュリティICチップを有し、
前記指紋データの認証が得られていない場合に前記セキュリティICチップ内のIDコードを前記第1のIDコードに書き換えて送信し、
前記指紋データの認証が得られている場合に前記セキュリティICチップ内のIDコードを前記第2のIDコードに書き換えて送信する、請求項2に記載の指紋認証機能付き非接触ICカード。 - 前記連続的な無線電力が供給されていないときに前記ID送信部、前記コントローラ又は前記指紋認証部を駆動するための電力を供給する補助電源をさらに備える、請求項1に記載の指紋認証機能付き非接触ICカード。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の指紋認証機能付き非接触ICカードと、
近距離無線通信により前記指紋認証機能付き非接触ICカードと無線接続可能なICカードリーダとを備え、
前記ICカードリーダは、
待機モードにおいて無線電力を間欠的に送信し、
前記第1のIDコードを受信したとき前記待機モードからアクティブモードに移行して無線電力を連続的に送信し、
前記第2のIDコードを受信したとき前記待機モードからアクティブモードに移行してロック解除信号を出力することを特徴とする指紋認証システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019123602A JP2021009593A (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 指紋認証機能付き非接触icカード及びこれを用いた指紋認証システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019123602A JP2021009593A (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 指紋認証機能付き非接触icカード及びこれを用いた指紋認証システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021009593A true JP2021009593A (ja) | 2021-01-28 |
Family
ID=74199502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019123602A Pending JP2021009593A (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 指紋認証機能付き非接触icカード及びこれを用いた指紋認証システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021009593A (ja) |
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2019
- 2019-07-02 JP JP2019123602A patent/JP2021009593A/ja active Pending
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