JP2021009225A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、動作の異常が発生したときに、該異常の原因となった故障箇所を特定する技術に関する。 The present invention relates to a technique for identifying a failure location that causes an abnormality in an operation of an image forming apparatus such as a copying machine or a printer.
画像形成装置は、複数の構成部品が協働して動作することでシートへの画像形成を行う。各構成部品は、個々に動作が制御される。動作制御が正常に終了しない場合、画像形成装置は、エラーコードの表示や、ネットワークを介したコールセンタへのエラーコードの送信により、異常の発生を報知する。画像形成装置のサービスマンは、エラーコードに基づいて画像形成装置の修理を行う。このように、画像形成装置の動作を正常状態に復帰させるサービスサポートが運用されている。 The image forming apparatus forms an image on a sheet by operating a plurality of components in cooperation with each other. The operation of each component is individually controlled. When the operation control is not completed normally, the image forming apparatus notifies the occurrence of an abnormality by displaying an error code or transmitting the error code to the call center via the network. The serviceman of the image forming apparatus repairs the image forming apparatus based on the error code. In this way, service support for returning the operation of the image forming apparatus to the normal state is operated.
サービスマンは、エラーコードに基づいて画像形成装置を修理する場合に、現場でエラーコードに関連した構成部品が故障していないかを逐次確認して、修理の必要な故障箇所の特定を行う。修理には多大な時間が必要であるために、修理の間、ユーザに不便を強いることになる。特許文献1には、回転系の駆動異常と転写電流源の出力異常とを正確に切り分ける判定方法が開示される。画像形成装置は、回転系の駆動異常の故障診断を行う場合に、負荷部の動作を伴った故障診断を行う。画像形成装置は、電流源の出力異常の故障診断を行う場合に、負荷部の動作を伴わない故障診断を行う。このような判定を行うことで、サービスマンの作業時間が短縮され、サービスサポートに要する時間が短縮される。
When repairing the image forming apparatus based on the error code, the serviceman sequentially confirms whether or not the components related to the error code have failed at the site, and identifies the failure location requiring repair. Since the repair requires a lot of time, it causes inconvenience to the user during the repair.
画像形成装置は、エラーコードに対する故障箇所の特定後、電源オンやスリープ状態からの復帰の際に、故障箇所が修理されたか否かを確認する。例えば画像形成装置は、故障箇所特定後の画像形成動作の準備動作前に、該エラーコードに応じた故障診断を再度行う。そのために画像形成装置は、異常が発生したまま使用される場合に、負荷部の動作を伴った故障診断動作が電源オンやスリープ状態からの復帰のたびに実行されることがある。これはユーザが画像形成装置を使用する際のユーザビリティの低下の原因となる。 After identifying the faulty part with respect to the error code, the image forming apparatus confirms whether or not the faulty part has been repaired when the power is turned on or when returning from the sleep state. For example, the image forming apparatus re-diagnoses the failure according to the error code before the preparatory operation for the image forming operation after identifying the failure location. Therefore, when the image forming apparatus is used with an abnormality occurring, a failure diagnosis operation accompanied by an operation of the load unit may be executed every time the power is turned on or the sleep state is resumed. This causes a decrease in usability when the user uses the image forming apparatus.
本発明は、上記の問題に鑑み、異常発生時のユーザビリティの低下を防止する画像形成装置を提供することを主たる課題とする。 In view of the above problems, the main object of the present invention is to provide an image forming apparatus that prevents a decrease in usability when an abnormality occurs.
本発明の画像形成装置は、画像形成を行うための電圧を供給する電源部と、画像形成のための動作を行う負荷部と、前記電源部から電圧を供給されて動作し、前記負荷部の動作を制御する負荷制御部と、前記負荷部の動作の異常を検知する検知手段と、前記検知手段が前記負荷部の動作の異常を検知した場合に、前記負荷部の動作を伴う故障箇所の特定処理を行う第1の故障診断と前記負荷部の動作を伴わない故障箇所の特定処理を行う第2の故障診断とのいずれかを実行して故障箇所を特定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記故障箇所の特定後の起動時の準備動作前に、該故障箇所が前記負荷部であり、起動要因が電源操作であれば前記第1の故障診断を行い、起動要因が電源操作でなければ故障診断を行わないことを特徴とする。 The image forming apparatus of the present invention operates by supplying a power supply unit that supplies a voltage for image formation, a load unit that performs an operation for image formation, and a voltage supplied from the power supply unit, and operates the load unit. A load control unit that controls the operation, a detection means that detects an abnormality in the operation of the load unit, and a failure location that accompanies the operation of the load unit when the detection means detects an abnormality in the operation of the load unit. It is provided with a control means for identifying a failure location by executing either a first failure diagnosis that performs a specific process or a second failure diagnosis that performs a failure location identification process that does not involve the operation of the load unit. The control means performs the first failure diagnosis if the failure location is the load unit and the activation factor is a power supply operation before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location, and the activation factor is The feature is that the failure diagnosis is not performed unless the power supply is operated.
本発明によれば、異常発生時のユーザビリティの低下を防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent a decrease in usability when an abnormality occurs.
本発明の画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。 The image forming apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成図である。画像形成装置1は、画像読取部2、画像形成部3、及び操作部1000を備えている。画像読取部2は、原稿Dから原稿画像を読み取る。画像形成部3は、シートSに画像を形成する。操作部1000は、キーボタンやタッチパネル等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置とを備えるユーザインタフェースである。画像形成装置1は、画像読取部2で読み取った原稿画像を画像形成部3によりシートSに形成する複写機能を備える。
(Image forming device)
FIG. 1 is a configuration diagram of an image forming apparatus of the present embodiment. The
画像読取部2は、上部に、透明ガラス板からなる原稿台4及び原稿圧着板5が設けられる。原稿台4は、原稿Dが、画像面を下向きにして所定の位置に載置される。原稿圧着板5は、原稿台4に載置された原稿Dを押圧固定する。原稿台4の下側には、原稿Dを照明するランプ6と、画像処理ユニット7と、照明した原稿Dの光像を画像処理ユニット7に導くための反射ミラー8、9、10からなる光学系と、が設けられている。ランプ6及び反射ミラー8、9、10は所定の速度で移動して原稿Dを走査する。画像処理ユニット7は、受光する原稿Dの光像に基づいて原稿画像を表す画像データを生成する。
The image reading unit 2 is provided with a document base 4 made of a transparent glass plate and a
画像形成部3は、画像形成を行うために、感光ドラム11、一次帯電ローラ12、ロータリ現像ユニット13、中間転写ベルト14、転写ローラ15、クリーナ16、レーザユニット17、及び定着器19等の構成部品を備えている。感光ドラム11は、ドラム形状の感光体であり、一次帯電ローラ12により表面が一様に帯電される。レーザユニット17は、画像読取部2から画像データを取得し、この画像データに応じて発光制御されたレーザ光を表面が帯電された感光ドラム11に照射する。これにより感光ドラムの表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
The
ロータリ現像ユニット13は、感光ドラム11の表面に形成された静電潜像にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のトナーを付着させて、感光ドラム11の表面にトナー像を形成する。ロータリ現像ユニット13は、回転現像方式の現像器である。ロータリ現像ユニット13は、現像器13K、現像器13Y、現像器13M、及び現像器13Cを有し、モータ(ロータリモータ)により回転される。現像器13Kは、ブラックのトナーによる現像を行う。現像器13Yは、イエローのトナーによる現像を行う。現像器13Mは、マゼンタのトナーによる現像を行う。現像器13Cは、シアンのトナーによる現像を行う。
感光ドラム11上にモノクロのトナー像を形成する場合、ロータリ現像ユニット13は、感光ドラム11と近接する現像位置に現像器13Kを回転移動させて現像を行う。フルカラーのトナー像を形成する場合、ロータリ現像ユニット13は、回転して、現像位置に各現像器13Y、13M、13C、13Kを順に配置させ、順次各色のトナーによる現像を行う。
The rotary developing
When forming a monochrome toner image on the
ロータリ現像ユニット13によって感光ドラム11に形成されたトナー像は、転写体である中間転写ベルト14に転写される。転写後に感光ドラム11に残留するトナーは、クリーナ16により除去される。中間転写ベルト14に転写されたトナー像は、転写ローラ15によりシートSに転写される。シートSは、用紙カセット18又は手差しトレイ50から転写ローラ15へ給送される。画像形成装置1は、シートSを搬送経路に給送するためのローラ等の給送機構を備える。
The toner image formed on the
定着器19は、シートSの搬送方向で転写ローラ15の下流側に設けられる。定着器19は、シートSに、転写されたトナー像を定着させる。トナー像が定着されたシートSは、定着器19から排出ローラ対21を介して画像形成装置1の機外に排出される。
The
画像形成装置1は、内部の感光ドラム11やロータリ現像ユニット13等の消耗品にアクセスするために、開閉可能な前ドア22を備える。画像形成装置1内の上記の各構成部品の修理や点検、消耗品の交換の際には、前ドア22が開放される。画像形成装置1は、前ドア22の開閉を検知するための前ドア開閉センサ801を備える。
The
画像形成装置1は、各用紙カセット18の開閉を検知するための用紙カセット開閉センサ205及び用紙カセット18内のシートSのサイズを検知する不図示の用紙サイズ検知センサを備える。用紙カセット18が閉じられると、用紙カセット開閉センサ205がこれを検知する。用紙サイズ検知センサは、用紙カセット18が閉じられたことを用紙カセット開閉センサ205が検知すると、この検知結果に基づいて自動的にシートSのサイズを検知する。
The
画像形成装置1は、手差しトレイ50上のシートSの有無を検知する手差し用紙センサ201を備える。手差し用紙センサ201が手差しトレイ50にシートSが載置されたことを検知すると、画像形成装置1は、載置されたシートSのサイズ設定をユーザに促す画面を操作部1000に表示する。ユーザが画面の指示に従ってシートサイズを設定することで、画像形成装置1は、手差しトレイ50上のシートSのサイズを認識することができる。
The
(コントローラ)
図2、図3は、画像形成装置1のコントローラの説明図である。ここでは、感光ドラム11及びロータリ現像ユニット13の制御を行う構成部品について説明する。このコントローラは、感光ドラム11の表面の帯電機能及びロータリ現像ユニット13の回転制御機能を有する。コントローラは、電源ユニット200、制御ユニット210、ドライバユニット230、高圧ユニット240、及びロータリモータ241を備える。電源ユニット200、制御ユニット210、ドライバユニット230、及び高圧ユニット240の構成により、感光ドラム11の表面の帯電機能が実現される。電源ユニット200、制御ユニット210、ドライバユニット230、及びロータリモータ241の構成により、ロータリ現像ユニット13の回転制御機能が実現される。コントローラは、このような画像形成を行うために機能が複数形成される。
(controller)
2 and 3 are explanatory views of the controller of the
電源ユニット200の基板(第1基板)は、ヒューズFU1、FU2、FU3、FU10を備える。制御ユニット210は、DCDCコンバータ211a、CPU(Central Processing Unit)212a、ROM(Read Only Memory)212b、及びRAM(Random
Access Memory)212cを備える。ドライバユニット230の基板(第2基板)は、高圧ユニット240及びロータリモータ241の駆動のために、ASIC(Application
Specific Integrated Circuit)231及びモータ駆動部233を備える。また、ドライバユニット230は、後述の故障箇所の特定のために、電圧検知部303a、303b、303c、信号検知部305、及び電流検知部306aを備える。ドライバユニット230は、ヒューズFU4、FU5及びDCDCコンバータ211bを備える。このようなコントローラは、電源部、制御部、信号出力部、制御回路部、及び負荷部として動作する。
The board (first board) of the
Access Memory) 212c is provided. The board (second board) of the
It includes a Specific Integrated Circuit) 231 and a
電源部について説明する。電源ユニット200は、+24[V]の電源電圧を出力する電圧発生部301を備える。電源ユニット200は、電源電圧をヒューズFU1〜FU3、FU10を介して複数の電圧供給系統に分配し、各構成部品に給電する。制御ユニット210は、電源ユニット200から給電された+24[V]の電源電圧を、DCDCコンバータ211aにより3.3[V]の電圧に降圧してCPU212a、ドライバユニット230等へ給電する。ドライバユニット230は、電源ユニット200から給電された+24[V]の電源電圧を、ヒューズFU4、FU5を介して、高圧ユニット240やモータ駆動部233へ給電する。また、ドライバユニット230は、電源ユニット200から給電された+24[V]の電源電圧を、DCDCコンバータ211bにより3.3[V]の電圧に降圧してASIC231へ給電する。
The power supply unit will be described. The
制御部について説明する。制御ユニット210は、CPU212aがROM212bに格納されたコンピュータプログラムを実行することで、各構成部品の動作を制御して、画像形成に関する様々な制御シーケンスを行う。その際、RAM212cは、ワークメモリとして用いられ、一時的又は恒久的に保存することが必要な書き換え可能なデータを格納する。RAM212cには、例えば高圧ユニット240への高圧設定値、着脱可能なユニットに関する駆動設定情報等が格納される。CPU212aは、ASIC231との間でシリアル通信を行う。CPU212aは、ASIC231内部のレジスタやメモリに対してのリード/ライト動作を、シリアル通信により行うことで、ASIC231の動作を制御している。
The control unit will be described. The
信号出力部について説明する。本実施形態の信号出力部は、ASIC231により実現される。ASIC231は、アナログ信号値を取り込むためのAD変換器232、高圧ユニット240を制御するための高圧制御部235、及びロータリモータ241を制御するためのモータ制御部234等の機能モジュールを備える。ASIC231は、CPU212aから設定値を取得し、設定値に基づいて各機能モジュールの設定を行う。各機能モジュールは、設定値に基づいてロジック回路が動作することで、制御信号を出力する。本実施形態では、高圧制御部235は、高圧ユニット240の動作を制御する制御信号(高圧制御信号)を出力する。モータ制御部234は、モータ駆動部233の動作を制御する制御信号(モータ制御信号)を出力する。
The signal output unit will be described. The signal output unit of this embodiment is realized by ASIC231. The
制御回路部について説明する。本実施形態の制御回路部は、高圧ユニット240及びモータ駆動部233である。制御回路部は、電源部から供給される電源電圧と信号出力部から取得する制御信号とに基づいて、接続される負荷部の動作を制御する負荷制御部である。
The control circuit unit will be described. The control circuit unit of this embodiment is a high-
例えばモータ駆動部233は、ロータリモータ241を駆動するためのドライバIC(Integrated Circuit)を備える。ドライバICは、ロータリモータ241を駆動するためのモータ制御信号に基づいて、ロータリモータ241の回転を制御する。ロータリモータ241が回転することで、負荷部であるロータリ現像ユニット13が回転する。ロータリ現像ユニット13には、回転を検知するためのロータリ検知センサ242が設けられる。ロータリ現像ユニット13が回転することで、ロータリ検知センサ242は、回転を検知したことを表す検知結果をASIC231へ送信する。
For example, the
ASIC231は、アナログ信号であるロータリ検知センサ242の検知結果を、AD変換器232によりデジタル信号に変換してCPU212aへ送信する。CPU212aは、取得した検知結果に基づいてロータリ現像ユニット13の位置制御を行う。CPU212aは、所定時間以内(本実施形態では5秒以内)に位置制御が完了しない場合に、ロータリ現像ユニット13の位置制御に異常が発生していると判定する。つまりロータリ検知センサ242は、負荷部であるロータリ現像ユニット13の制御異常を検知することになる。このような制御異常を検知するセンサは、負荷部のそれぞれに対応して複数設けられる。制御異常の発生を判定すると、CPU212aは、画像形成動作を停止して、異常の原因となった故障箇所を特定するための故障箇所特定処理を実行する。
The
なお、CPU212aは、操作部1000及びネットワークインタフェース(I/F)1001に接続される。CPU212aは、操作部1000から指示等の入力信号を取得し、且つ操作部1000に画面表示させる。CPU212aは、ネットワークI/F1001により所定のネットワークを介してコンピュータ等の外部装置との間で通信を行う。
The
(故障箇所特定)
図4は、本実施形態の故障箇所特定処理の説明図である。故障箇所を特定する処理を「故障箇所特定機能」とする。本実施形態における故障箇所特定機能は、電源部故障箇所特定機能、信号出力部故障箇所特定機能、制御回路部故障箇所特定機能、及び負荷部故障箇所特定機能の集まりである。図4は、制御異常の種類毎に状態を確認するべき電源部、信号出力部、制御回路部、及び負荷部を示す情報が格納された故障箇所特定テーブルである。故障箇所特定テーブルは制御ユニット210のROM212bに格納されている。CPU212aは、制御異常の発生時に故障箇所特定テーブルの各故障箇所特定情報を参照し、動作異常に関連した構成部品の状態をテーブルの左側の項目から順番に確認して、故障箇所を特定する。故障個所となっている箇所の交換単位の部品を故障部品と称する。
(Identify the location of failure)
FIG. 4 is an explanatory diagram of the failure location identification process of the present embodiment. The process of identifying a failure location is referred to as a "failure location identification function". The failure location identification function in the present embodiment is a collection of a power supply unit failure location identification function, a signal output unit failure location identification function, a control circuit unit failure location identification function, and a load unit failure location identification function. FIG. 4 is a failure location identification table in which information indicating a power supply unit, a signal output unit, a control circuit unit, and a load unit whose state should be confirmed for each type of control abnormality is stored. The failure location identification table is stored in
ロータリ現像ユニット13の位置制御異常の発生時の故障箇所の特定は、以下のように行われる。故障箇所特定機能を起動すると、CPU212aは、はじめに電源部故障箇所特定機能により電源部のチェックを開始する。図4に示す通り、ロータリ現像ユニット13の位置制御異常が発生する場合、CPU212aは、電源部の故障箇所の確認のために、ヒューズFU5を通過した+24V_B_FUの電圧チェックを行う。+24V_B_FUの電圧をチェックするために、ドライバユニット230の電圧検知部303aは、ヒューズFU5を通過する前の+24V_Bの電圧が所定値(閾値)以上であるか否かを検知する。ここでは、閾値を18[V]とする。
When the position control abnormality of the
電圧検知部303aによる検知結果は、ASIC231を介してCPU212aへ送信される。CPU212aは、電圧検知部303aの検知結果に応じて、故障箇所の確認を行う。CPU212aは、検知結果が、+24V_Bの電圧が18[V]以上であることを示す場合に、電源部(電源ユニット200)の出力が正常であると判定する。CPU212aは、検知結果が、+24V_Bの電圧が18[V]未満であることを示す場合に、電源部(電源ユニット200)の出力が異常であると判定する。CPU212aは、電源部(電源ユニット200)の出力が異常であると判定する場合に、故障箇所を電源ユニット200の+24V_Bの電圧を出力する経路(ヒューズFU3)であると特定する。本実施形態の画像形成装置1では、ヒューズのみの部品交換には対応しておらず、基板単位、即ち、電源ユニット単位での交換となるので、この場合、CPU212aは、故障部品(交換するべき部品)を電源ユニット200に特定する(電源出力異常)。
The detection result by the
+24V_Bの電圧が正常である場合、ドライバユニット230の電圧検知部303bは、ヒューズFU5を通過した+24V_B_FUの電圧が所定値(閾値)以上であるか否かを検知する。電圧検知部303bは、電圧検知部303aと同様に検知処理を行い、検知結果をASIC231を介してCPU212aへ送信する。CPU212aは、電圧検知部303bの検知結果に応じて、+24V_B_FUの電圧が正常であるか否かを判定する。CPU212aは、+24V_B_FUの電圧が異常であると判定する場合に、故障箇所をヒューズFU5であると確認する。電源ユニット200と同様に、ヒューズのみの部品交換には対応しておらず、ドライバユニット単位での交換となるので、この場合、CPU212aは、故障部品をドライバユニット230に特定する(FUSE切れ)。CPU212aは、+24V_B及び+24V_B_FUの電圧が正常であると判定する場合に、電源部が正常であると判定する。
When the voltage of + 24V_B is normal, the
電源部が正常である場合、CPU212aは、信号出力部故障箇所特定機能により信号出力部の故障箇所の確認を行う。CPU212aは、信号出力部の故障箇所の確認のために、ASIC231のモータ制御部234からモータ駆動部233へ送信される制御信号(モータ制御信号)のチェックを行う。モータ制御信号は、ロータリモータ241の回転方向や速度、駆動モードといった信号が含まれる。
When the power supply unit is normal, the
モータ制御信号のチェックを行うためにCPU212aは、まず、ASIC231に対して、各モータ制御信号がハイ(High)レベルで出力されるように設定を行う。ドライバユニット230の信号検知部305は、各モータ制御信号をそれぞれ所定の閾値と比較する。ここでは、閾値を2.8[V]とする。
信号検知部305による比較結果は、ASIC231を介してCPU212aへ送信される。CPU212aは、信号検知部305の比較結果に応じて、モータ制御信号の出力状態の確認を行う。CPU212aは、比較結果が、モータ制御信号が2.8[V]以上であることを示す場合に、制御信号が正常であると判定する。CPU212aは、比較結果が、モータ制御信号が2.8[V]未満であることを示す場合に、制御信号が異常であると判定する。CPU212aは、制御信号が異常であると判定する場合に、故障箇所をモータ制御部234であると特定する。この場合、CPU212aは、故障部品をドライバユニット230に特定する(信号出力異常)。
In order to check the motor control signal, the
The comparison result by the
次いでCPU212aは、ASIC231に対して、各モータ制御信号がロー(Low)レベルで出力されるように設定を行う。信号検知部305は、各モータ制御信号をそれぞれ所定の閾値と比較することで、制御信号をチェックする。ここでは、閾値を0.8[V]とする。
信号検知部305による比較結果は、ASIC231を介してCPU212aへ送信される。CPU212aは、信号検知部305の比較結果に応じて、モータ制御信号の出力状態の確認を行う。CPU212aは、比較結果が、モータ制御信号が0.8[V]未満であることを示す場合に、制御信号が正常であると判定する。CPU212aは、比較結果が、モータ制御信号が0.8[V]以上であることを示す場合に、制御信号が異常であると判定する。CPU212aは、制御信号が異常であると判定する場合に、故障箇所をモータ制御部234であると特定する。この場合、CPU212aは、故障部品をドライバユニット230に特定する(信号出力異常)。
Next, the
The comparison result by the
電源部及び信号出力部が正常である場合、CPU212aは、制御回路部故障箇所特定機能により制御回路部の故障箇所の確認を行う。CPU212aは、制御回路部の故障箇所の確認のために、モータ駆動部233の出力のチェックを行う。
When the power supply unit and the signal output unit are normal, the
モータ駆動部233の出力のチェックを行うためにCPU212aは、まず、ASIC231のモータ制御部234に対して、ロータリモータ241を動作させるように設定を行う。信号出力部であるASIC231(モータ制御部234)は、そのためのモータ制御信号をモータ駆動部233へ送信する。
In order to check the output of the
電源電圧(+24V_B_FU)及びモータ制御信号が制御回路部(モータ駆動部233)に入力されている状態で、ドライバユニット230の電流検知部306aは、制御回路部(モータ駆動部233)からの出力電流を検知する。モータ駆動部233の異常有無のチェックを行うために、電流検知部306aは、モータ駆動部233からロータリモータ241へ流れる電流が所定値以上(閾値以上)であるか否かを検知する。ここで、閾値を100[mA]とする。
With the power supply voltage (+ 24V_B_FU) and motor control signal input to the control circuit unit (motor drive unit 233), the
電流検知部306aによる検知結果は、ASIC231を介してCPU212aへ送信される。CPU212aは、電流検知部306aの検知結果に応じて、故障箇所の確認を行う。CPU212aは、検知結果が、ロータリモータ241に流れる電流が100[mA]以上であることを示す場合に、モータ駆動部233が正常であると判定する。CPU212aは、検知結果が、ロータリモータ241に流れる電流が100[mA]未満であることを示す場合に、モータ駆動部233が異常であると判定する。CPU212aは、モータ駆動部233が故障している判定する場合に、故障箇所を制御回路部であると特定する(制御回路異常)。
このとき、CPU212aは、ロータリモータ241が動作していればドライバユニット230が故障していると判定し、動作していない場合にはアクチュエータが故障していると判定し(アクチュエータ異常)、ロータリモータ241を故障部品として特定する。
The detection result by the
At this time, the
電源部、信号出力部、及び制御回路部が正常である場合、CPU212aは、負荷部故障箇所特定機能により負荷部の故障箇所の確認を行う。CPU212aは、ロータリモータ241の回転制御を再度行うことで、負荷部(ロータリ現像ユニット13)のチェックを行う。CPU212aは、負荷部のチェックのために、ロータリ検知センサ242がロータリ現像ユニット13の回転を検知するか否かを確認する。CPU212aは、ASIC231を介してロータリ検知センサ242の検知結果を取得する。CPU212aは、ロータリ検知センサ242がロータリ現像ユニット13の回転を検知しない場合に負荷部が異常であると判定し、ロータリ現像ユニット13が故障箇所であると特定する(負荷異常)。この場合、ロータリ現像ユニット13が故障部品となる。CPU212aは、ロータリ検知センサ242がロータリ現像ユニット13の回転を検知する場合に負荷部が正常であると判定する。回転を検知する場合にCPU212aは、故障箇所無しと判定する。
When the power supply unit, the signal output unit, and the control circuit unit are normal, the
故障箇所の特定処理後、CPU212aは、処理結果を報知する。CPU212aは、例えば操作部1000に処理結果を表示することで報知を行う。図5は、操作部1000に表示される処理結果の例示図である。図5では、特定した故障部品が報知される。この例では、操作部1000に電源ユニット200(電源基板)が故障部品であり、交換する必要があることが明示される。このような表示によりサービスマンは、故障原因を調査することなく、報知された故障部品の交換を行うことで、短時間で画像形成装置1を故障状態(エラー状態)から復帰させることが可能となる。そのために、画像形成装置1のダウンタイムが低減できる。
After the failure location identification process, the
なお、処理結果は、操作部1000への表示の他に、ネットワークI/F1001を介してコールセンタへ報知されてもよい。異常発生時にネットワークI/F1001を介してコールセンタへ故障部品が報知されることで、サービスマンは、画像形成装置1の設置場所に赴くことなく、故障部品を知ることができる。そのために、サービスマンは、設置場所訪問時に交換用の部品を予め準備することができ、迅速な修理を行って短時間で画像形成装置1を故障状態から復帰させることが可能となる。
The processing result may be notified to the call center via the network I /
上記の故障箇所の特定処理の説明では、電源部に対する故障箇所の特定処理の後に信号出力部に対する故障箇所の特定処理を行っているが、この順番は逆であってもよい。これは、制御回路部に対する電源部及び信号出力部からの入力が並列に行われるためである。 In the above description of the failure location identification process, the failure location identification process for the signal output unit is performed after the failure location identification process for the power supply unit, but the order may be reversed. This is because the input from the power supply unit and the signal output unit to the control circuit unit is performed in parallel.
図6は、CPU212aとASIC231との間の通信異常の場合の故障箇所特定処理の説明図である。この場合、負荷動作を伴わないために、電源部故障箇所特定機能のみが実行される。図6は、通信異常の場合の故障箇所特定テーブルである。
FIG. 6 is an explanatory diagram of a failure location identification process in the case of a communication abnormality between the
CPU212aとASIC231との間の通信異常の発生時の故障箇所の特定は、以下のように行われる。故障箇所特定機能を起動すると、CPU212aは、電源部故障箇所特定機能により電源部のチェックを開始する。図6に示す通り、通信異常が発生する場合、CPU212aは、電源部の故障箇所の確認のために、電源ユニット200のヒューズFU10を介して供給される+24V_Cの電圧チェックを行う。+24V_Cの電圧をチェックするために、ドライバユニット230の電圧検知部303cは、+24V_Cの電圧が所定値(閾値)以上であるか否かを検知する。ここでは、閾値を18[V]とする。
The failure location when a communication abnormality occurs between the
電圧検知部303cによる検知結果は、ASIC231を介してCPU212aへ送信される。CPU212aは、電圧検知部303cの検知結果に応じて、故障箇所の確認を行う。CPU212aは、検知結果が、+24V_Cの電圧が18[V]以上であることを示す場合に、電源部(電源ユニット200)の出力が正常であると判定する。CPU212aは、検知結果が、+24V_Cの電圧が18[V]未満であることを示す場合に、電源部(電源ユニット200)の出力が異常であると判定する。CPU212aは、電源部(電源ユニット200)の出力が異常であると判定する場合に、故障箇所を電源ユニット200の+24V_Cの電圧を出力する経路(ヒューズFU10)であると特定する。本実施形態の画像形成装置1では、ヒューズのみの部品交換には対応しておらず、電源ユニット単位での交換となるので、この場合、CPU212aは、故障部品(交換するべき部品)を電源ユニット200に特定する(電源出力異常)。故障箇所の特定処理後、CPU212aは、処理結果を報知する。CPU212aは、例えば操作部1000に処理結果を表示することで報知を行う。
The detection result by the
このように、図4及び図6の故障箇所特定テーブルに例示するように、制御異常の種類に応じて、負荷部故障箇所特定機能を伴う故障診断と、負荷部故障箇所特定機能を伴わない故障診断とのいずれかが行われる。 In this way, as illustrated in the failure location identification tables of FIGS. 4 and 6, failure diagnosis with the load unit failure location identification function and failure without the load unit failure location identification function are performed according to the type of control abnormality. One of the diagnoses is made.
図7は、故障箇所の特定処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。画像形成装置1は、画像形成処理の実行中に制御異常(エラー)が発生すると、エラーの原因となる故障箇所の特定処理を開始することになる。
FIG. 7 is a flowchart showing an image forming process including a process of identifying a failure location. If a control abnormality (error) occurs during the execution of the image forming process, the
CPU212aは、操作部1000やネットワークI/F1001を介したユーザからの画像形成開始の指示を待機する(S500:N)。画像形成開始の指示を受け付けると(S500:Y)、CPU212aは、指示に応じて画像形成を開始する。CPU212aは、画像形成が終了するまでの間、各構成部品の制御異常(エラー)の発生を監視する(S501:N、509:N)。CPU212aは、画像形成装置1内に設けられる各種センサの検知結果によりエラーの発生を監視する。エラーが発生する場合、CPU212aは、エラーの種類に応じたリトライを行う。CPU212aは、エラーの種類毎にリトライ回数をカウントするリトライカウンタを有する。画像形成が終了すると(S509:Y)、CPU212aは、リトライカウンタが記憶するエラーの種類毎のリトライ回数をすべて「0」にクリアする(S510)。エラーが発生しない場合、或いはエラーが発生してもリトライによりエラーが解消した場合には、画像形成処理が終了する。
The
画像形成中にエラーが発生した場合(S501:Y)、CPU212aは、画像形成を中止して(S502)、故障箇所の特定処理を行う(S503)。ここでは、ロータリ現像ユニット13の回転が検知されないエラー(ロータリ現像ユニット13の位置制御異常)が発生した場合を例に説明する。ロータリ現像ユニット13は、ロータリモータ241により回転駆動される。ロータリモータ241がロータリ現像ユニット13を回転させる制御を開始した後に、所定時間経過してもロータリ検知センサ242がロータリ現像ユニット13の回転を検知しない場合に、このエラーの発生が検知される。ロータリ現像ユニット13の制御異常が発生することで、故障箇所の特定処理が開始される。故障箇所特定の詳細な処理手順については後述する。
When an error occurs during image formation (S501: Y), the
CPU212aは、故障箇所の特定処理により故障箇所が特定されたか否かを判定する(S504)。故障箇所が特定されている場合(S504:Y)、CPU212aは、図5に例示するように、交換するべき故障部品を操作部1000に表示して処理を終了する(S508)。
The
故障箇所が特定されていない場合(S504:N)、CPU212aは、ロータリ位置制御異常によるリトライ回数を1増加させる(S505)。CPU212aは、リトライ回数が所定回数以上(ここでは3回以上)であるか否かを判定する(S506)。リトライ回数が所定回数未満(3回未満)である場合(S506:N)、CPU212aは、画像形成を再開して再びエラーの発生の有無を監視する。これにより画像形成処理が再度実行される。
リトライ回数が所定回数以上(3回以上)である場合(S506:Y)、CPU212aは、故障箇所が特定できなかったと判定する(S507)。この場合、CPU212aは、操作部1000に故障箇所が特定できなかったことを表示し、エラー状態のまま装置の動作を停止する(S508)。この場合は、従来と同様に、サービスマンがエラーの原因を探ることになる。
When the failure location is not specified (S504: N), the
When the number of retries is a predetermined number or more (3 times or more) (S506: Y), the
以上のように画像形成装置1は、故障箇所の特定処理を含む画像形成処理を行い、故障箇所が特定できた場合に故障部品を報知する。
As described above, the
図8は、S503の故障箇所の特定処理を表すフローチャートである。この処理は、ロータリ現像ユニット13の制御異常(エラー)が発生した場合の故障箇所の特定処理である。
FIG. 8 is a flowchart showing the process of identifying the failure portion of S503. This process is a process for identifying a faulty part when a control abnormality (error) of the
CPU212aは、発生したエラーが負荷部故障箇所特定機能を伴うエラーであるか否かを判定する(S600)。発生したエラーが負荷部故障箇所特定機能を伴う場合(S600:Y)、CPU212aは、負荷部故障特定フラグを「1」にセットする(S601)。発生したエラーが負荷部故障箇所特定機能を伴わない場合(S600:N)、CPU212aは、負荷部故障特定フラグを「0」にセットする(S602)。発生したエラーが負荷部故障箇所特定機能を伴わないエラーは、例えば、通信異常等である。負荷部故障特定フラグのセット後にCPU212aは、負荷故障フラグを「0」に初期化する(S603)。負荷故障フラグは、負荷部が故障箇所として特定されたか否かを表す。
The
次いでCPU212aは、電源部の出力状態の確認を行う(S604)。CPU212aは、電源部故障箇所特定機能によりこの処理を行う。電源部からの出力がなければ電源部の故障となる。電源部が故障している場合(S605:Y)、CPU212aは、電源ユニット200(ヒューズFU3)の故障であるか否かを判定する(S606)。電源ユニット200の故障である場合(S606:Y)、CPU212aは、故障箇所が電源ユニット200であると特定する(S607)。電源ユニット200の故障ではない場合(S606:N)、CPU212aは、故障箇所がドライバユニット230(ヒューズFU5)であると特定する(S608)。
Next, the
故障箇所を特定したCPU212aは、特定結果をRAM212cの恒久的に保存可能な記憶領域に格納する(S619)。特定結果は、特定した故障箇所情報及び負荷故障フラグを含む。故障箇所情報は、故障箇所と、前述の故障箇所特定機能の電源部や信号出力部等のどの部分で特定したかを表す情報である。例えば、故障部品が電源ユニット200であると特定した場合、故障箇所情報は、電源ユニット200と、電源部故障箇所特定機能で故障箇所を特定したことを表す情報である。故障部品が電源ユニット200ではないと特定した場合、故障箇所情報は、ドライバユニット230と、電源部故障箇所特定機能で故障箇所を特定したことを表す情報である。
The
電源部が故障していない場合(S605:N)、CPU212aは、信号出力部の信号出力状態の確認を行う(S609)。CPU212aは、信号出力部故障箇所特定機能によりこの処理を行う。適正な信号が出力されていなければ、信号出力部の故障となる。信号出力部が故障している場合(S610:Y)、信号出力部のみの部品交換には対応していないので、CPU212aは、故障部品がドライバユニット230(モータ制御部234)であると特定する(S608)。この場合、故障箇所情報は、ドライバユニット230と、信号出力部故障箇所特定機能で故障箇所を特定したことを表す情報である(S619)。
When the power supply unit has not failed (S605: N), the
信号出力部が故障していない場合(S610:N)、CPU212aは、制御回路部の信号出力状態の確認を行う(S611)。CPU212aは、制御回路部故障箇所特定機能によりこの処理を行う。適正な信号が出力されていなければ、制御回路部の故障となる。制御回路部が故障している場合(S612:Y)、CPU212aは、モータ駆動部233がドライバユニット230上に搭載されているために、故障部品がドライバユニット230(モータ駆動部233)であると特定する(S608)。この場合、故障箇所情報は、ドライバユニット230と、制御回路部故障箇所特定機能で故障箇所を特定したことを表す情報である(S619)。
When the signal output unit has not failed (S610: N), the
制御回路部が故障していない場合(S612:N)、CPU212aは、負荷部故障特定フラグの値を確認する(S613)。負荷部故障特定フラグが「1」の場合(S613:Y)、CPU212aは、負荷部故障箇所特定機能による負荷部の故障確認を行う(S614)。負荷部が動作していなければ、負荷部の故障となる。負荷部が故障している場合(S615:Y)、CPU212aは、負荷故障フラグを「1」にセットし(S616)、故障部品がロータリ現像ユニット13であると特定する(S617)。故障箇所を特定したCPU212aは、特定結果をRAM212cの恒久的に保存可能な記憶領域に格納する(S619)。この場合、故障箇所情報は、ロータリ現像ユニット13と、負荷部故障箇所特定機能で故障箇所を特定したことを表す情報である。
When the control circuit unit has not failed (S612: N), the
負荷部故障特定フラグが「0」の場合(S613:N)、或いは負荷部が故障していない場合(S615:Y)、CPU212aは、すべての故障箇所特定機能で故障箇所が特定できなかったと判定する。この場合、CPU212aは、故障箇所が無いと判定する(S618)。故障箇所無しと判定した場合、CPU212aは、特定結果のRAM212cへの格納処理を行わない。
When the load unit failure identification flag is "0" (S613: N), or when the load unit has not failed (S615: Y), the
図9、図10は、それぞれS503の故障箇所の特定処理を表す別のフローチャートである。図9の処理では、負荷故障フラグを「1」にセットするタイミングが図8の処理とは異なる。図9の処理では、故障箇所の特定後(S607、S608、S617の後)に負荷故障フラグが「1」にセットされる。図10の処理では、負荷部故障特定フラグの値の確認タイミングが図8の処理とは異なる。図10の処理では、S605の処理で電源部が故障していないと判定された後に負荷部故障特定フラグの値が確認される(S630)。図5で説明した通信異常の場合、S630の処理で負荷部故障特定フラグの値が「0」であると判定される。また、S610の処理で信号出力部が故障していないと判定された後に負荷部故障特定フラグの値が確認される(S631)。 9 and 10 are different flowcharts showing the process of identifying the failure portion of S503, respectively. In the process of FIG. 9, the timing of setting the load failure flag to “1” is different from the process of FIG. In the process of FIG. 9, the load failure flag is set to "1" after the failure location is specified (after S607, S608, S617). In the process of FIG. 10, the confirmation timing of the value of the load unit failure identification flag is different from the process of FIG. In the process of FIG. 10, the value of the load unit failure identification flag is confirmed after it is determined in the process of S605 that the power supply unit has not failed (S630). In the case of the communication abnormality described with reference to FIG. 5, it is determined in the process of S630 that the value of the load unit failure identification flag is “0”. Further, the value of the load unit failure identification flag is confirmed after it is determined in the process of S610 that the signal output unit has not failed (S631).
本実施形態の画像形成装置1は、故障箇所の特定後に画像形成動作を可能な状態にする準備動作を行う前に、制御異常(エラー)が解消されたか否かを確認する。CPU212aは、故障箇所の特定後に故障と判定された箇所(部品)を同じ故障箇所特定機能により再度判定する。再度の判定で当該故障箇所が「正常」となっていれば、CPU212aは、故障箇所に変化があったと判定する。つまり、CPU212aは、故障箇所の特定後に該故障箇所の部品が交換されたと判定する。再度の判定で当該箇所が「エラー」のままであった場合、CPU212aは、当該箇所に変化がないために、故障箇所の部品が交換されていない、或いは交換後の部品も故障していると判定する。
The
信号出力部故障箇所特定機能で信号検知部305が0.8[V]以上のモータ制御信号を検知する場合を例に説明する。その後、再度、同じ信号出力部故障箇所特定機能を用いると、部品が正常であれば0.8[V]未満のモータ制御信号が検知される。しかし、部品が故障していれば、前回と同様に0.8[V]以上のモータ制御信号が検知される可能性が高い。つまり、故障箇所特定時に使用した故障箇所特定機能を再び用いることで、故障箇所の部品が交換されたか否かを確認することができる。
A case where the
図11は、故障箇所の特定後に画像形成動作を可能な状態にする準備動作を行う前の起動時に、再度行われる故障箇所特定機能の処理を表すフローチャートである。ここでは、故障箇所特定機能を実行するタイミングについて、電源オン後及び省電力モードからの復帰後を例にして説明する。 FIG. 11 is a flowchart showing the processing of the failure location identification function that is performed again at the time of startup before the preparatory operation for enabling the image formation operation after the failure location is specified. Here, the timing of executing the failure location identification function will be described by taking as an example after turning on the power and after returning from the power saving mode.
画像形成装置1が起動されると(S801)、CPU212aは、起動要因が確定するまで待機する(S802:N)。起動要因は、電源操作(電源オン)或いは省電力モードからの復帰動作である。起動要因が確定すると(S802:Y)、CPU212aは、RAM212cに故障箇所情報が格納されているか否かを確認する(S803)。
When the
故障箇所情報が格納されている場合(S803:Y)、CPU212aは、負荷故障フラグの値を確認する(S804)。負荷故障フラグが「0」の場合(S804:N)、CPU212aは、故障箇所情報に基づいて故障診断を実行する(S806)。このときに実行される故障診断は、図8〜図10に例示するような故障箇所の特定処理である。CPU212aは、故障診断の実行結果に基づいて当該故障箇所による制御異常(エラー)が解消されているか否かを判定する(S807)。エラーが解消されていない場合(S807:N)、CPU212aは、操作部1000にエラーが解消されていない旨を報知して処理を終了する。例えばCPU212aは、警告画面を表示して処理を終了する(S810)。警告画面は、例えば図5に例示するような内容を含む。エラーが解消されていない場合とは、例えば信号検知部305が0.8[V]以上のモータ制御信号を検知する場合である。
When the failure location information is stored (S803: Y), the
エラーが解消された場合(S807:Y)、CPU212aは、特定した故障箇所に対して交換等の正しい対処が行われたと判定する。これは、図8〜図10のS618の処理に該当する。この場合、CPU212aは、RAM212cに格納される特定結果(故障箇所情報、負荷故障フラグ等)を削除する(S808)。エラーが解消された場合とは、例えば信号検知部305が0.8[V]未満のモータ制御信号を検知する場合である。
その後、CPU212aは、調整や印刷動作等の通常動作を実行する(S809)。なお、RAM212cに故障箇所情報が格納されていない場合(S803:N)、CPU212aは、起動前に故障箇所が特定されていないために、調整や印刷動作等の画像形成動作の準備動作を実行して処理を終了する(S809)。
When the error is resolved (S807: Y), the
After that, the
負荷故障フラグが「1」の場合(S804:Y)、CPU212aは、起動要因が電源オンであるか否かを判定する(S805)。電源オンが起動要因である場合(S805:Y)、CPU212aは、サービスマンによる修理が完了したと判定して、負荷故障フラグが「1」(負荷部故障診断を伴う)であっても故障診断を実行する(S806)。故障診断の実行後にCPU212aは、S807以降の処理を行う。電源オンが起動要因ではない(省電力モードからの復帰)場合(S805:N)、CPU212aは、サービスマンによる修理が完了していないと判定する。CPU212aは、画像形成装置1以外の機能をユーザが継続使用していると判定して、故障診断を実行せずに操作部1000に警告画面を表示して処理を終了する(S810)。
When the load failure flag is "1" (S804: Y), the
以上のような本実施形態の画像形成装置1は、故障箇所特定後に画像形成動作を可能な状態にする準備動作前に、再度、故障箇所の特定処理を行う。その際、画像形成装置1は、起動要因に応じて、負荷部の動作を伴う故障診断を行うか否かを判定する。これにより画像形成装置1が負荷動作を伴った故障診断をスリープ状態から復帰するたびに実行することが防止される。つまり、不要な故障診断が防止される。そのために、ユーザビリティの低下を防止しつつ、故障診断を行うことが可能となる。
The
Claims (10)
画像形成のための動作を行う負荷部と、
前記電源部から電圧を供給されて動作し、前記負荷部の動作を制御する負荷制御部と、
前記負荷部の動作の異常を検知する検知手段と、
前記検知手段が前記負荷部の動作の異常を検知した場合に、前記負荷部の動作を伴う故障箇所の特定処理を行う第1の故障診断と前記負荷部の動作を伴わない故障箇所の特定処理を行う第2の故障診断とのいずれかを実行して故障箇所を特定する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記故障箇所の特定後の起動時の準備動作前に、該故障箇所が前記負荷部であり、起動要因が電源操作であれば前記第1の故障診断を行い、起動要因が電源操作でなければ故障診断を行わないことを特徴とする、
画像形成装置。 A power supply unit that supplies voltage for image formation,
The load unit that performs the operation for image formation and
A load control unit that operates by being supplied with a voltage from the power supply unit and controls the operation of the load unit.
A detection means for detecting an abnormality in the operation of the load unit and
When the detection means detects an abnormality in the operation of the load unit, a first failure diagnosis that performs a failure location identification process that involves the operation of the load unit and a failure location identification process that does not involve the operation of the load unit. A control means for identifying a failure location by executing any of the second failure diagnosis to perform the above.
The control means performs the first failure diagnosis if the failure location is the load unit and the activation factor is a power supply operation before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location, and the activation factor is It is characterized in that failure diagnosis is not performed unless the power supply is operated.
Image forming device.
請求項1記載の画像形成装置。 The control means notifies that the abnormality has not been resolved unless the failure location is the load unit and the activation factor is the power supply operation before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location. Characterized by that
The image forming apparatus according to claim 1.
請求項2記載の画像形成装置。 The control means is a screen showing that the abnormality is not resolved unless the failure location is the load unit and the activation factor is the power supply operation before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location. Characterized by displaying,
The image forming apparatus according to claim 2.
請求項1記載の画像形成装置。 The control means is characterized in that, if the failure location is not the load unit, the failure diagnosis is performed regardless of the activation factor before the preparatory operation at the time of startup after the failure location is specified.
The image forming apparatus according to claim 1.
請求項1又は4記載の画像形成装置。 The control means is characterized in that a failure diagnosis is performed before the preparatory operation at the time of startup after the failure location is specified, and normal operation is controlled when the abnormality in the operation of the load unit is resolved. ,
The image forming apparatus according to claim 1 or 4.
請求項5記載の画像形成装置。 The control means performs a failure diagnosis after identifying the failure location and before the preparatory operation at startup, and notifies that the abnormality has not been resolved when the abnormality in the operation of the load unit has not been resolved. Characterized by,
The image forming apparatus according to claim 5.
請求項5記載の画像形成装置。 The control means displays a screen indicating that the abnormality is not resolved when the failure location is the load unit and the activation factor is not the power supply operation before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location. Characterized by displaying,
The image forming apparatus according to claim 5.
前記制御手段は、前記電源部が供給する電圧の供給系統の状態を確認し、前記供給系統に故障がなければ前記信号出力部の状態を確認し、前記信号出力部に故障箇所が無ければ前記負荷制御部の状態を確認し、前記負荷制御部に故障箇所が無ければ前記負荷部の状態を確認することにより、前記異常の原因となる故障箇所を特定して特定結果を所定の格納手段に格納し、前記故障箇所の特定後の起動時の準備動作前に、前記特定結果に基づいて故障診断を行うことを特徴とする、
請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。 A signal output unit that operates by being supplied with a voltage from the power supply unit and outputs a control signal for controlling the operation to be performed by the load control unit to the load control unit is further provided.
The control means confirms the state of the voltage supply system supplied by the power supply unit, confirms the state of the signal output unit if there is no failure in the supply system, and if there is no failure in the signal output unit, the control means said. By checking the state of the load control unit and checking the state of the load unit if there is no failure point in the load control unit, the failure point causing the abnormality is identified and the specific result is stored in a predetermined storage means. It is characterized in that it is stored and a failure diagnosis is performed based on the specific result before the preparatory operation at the time of startup after identifying the failure location.
The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 7.
請求項8記載の画像形成装置。 The control means is characterized in that a failure diagnosis is performed after the failure location is specified and before the preparatory operation at startup, and the specific result is deleted when the abnormality is resolved.
The image forming apparatus according to claim 8.
請求項8又は9記載の画像形成装置。 The control means is characterized in that, as the identification result, information indicating a failure location and a flag indicating whether or not the load unit is identified as the failure location are stored.
The image forming apparatus according to claim 8 or 9.
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