JP2021009119A - 表示装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの残充電量で走行可能な経由地の範囲を精度良く表示できる表示装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】ナビゲーション装置は、バッテリの残充電量で、電気自動車が現在位置61から経由して目的地64まで走行可能な仮経由地を、8方位の方位ごとに設定する。ナビゲーション装置は、設定した仮経由地の位置を、残充電量に基づいて調整し、方位ごとに経由地72を設定する。ナビゲーション装置は、各方位の経由地72を外周線73で接続した領域図形62を生成し、液晶ディスプレイに表示する。【選択図】図10

Description

本発明は、走行可能な範囲を示す領域図形を表示する表示装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、電気自動車が有するバッテリの残充電量に基づいて走行可能な範囲を表示する表示装置がある。例えば、特開2003−21522の情報提示装置は、目的地の設定を受け付けると、現在位置から目的地までの推奨経路を探索し、探索した推奨経路をモニタに表示する。また、情報提示装置は、バッテリの残充電量で走行可能な航続可能距離を算出し、算出した航続可能距離から、推奨経路の距離を差し引くことで、余力の電力量で走行可能な余力距離を算出する。情報提示装置は、その余力距離で、推奨経路沿いに往復できる範囲を走行可能範囲としてモニタに表示する。
特開2003−21522号公報(段落0050、0051、図3)
上記した情報提示装置は、目的地までの推奨経路沿いの各地点について、その地点から余力距離で往復できる範囲を、残充電量で寄り道できる走行可能範囲として表示している。従って、推奨経路上の任意の地点を出発地点とし、余力距離だけ走行して推奨経路に戻ってくることを前提とし、即ち、推奨経路沿いに走りながら寄り道することを前提としている。
しかしながら、この情報提示装置では、現在位置から目的地に向かって走行する際に、お店などの経由地に立ち寄って、経由地から目的地まで直接向かう可能性など、実際に起こりうる寄り道の経路が考慮されていなかった。そのため、例えば、ドライバは、家に帰るまでにどこまでの距離なら立ち寄って行けるのかを把握できず、実際には寄り道できる経由地でも、寄り道して電力がなくなることを恐れて、寄り道を諦めてしまう虞があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、バッテリの残充電量で走行可能な経由地の範囲を精度良く表示できる表示装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る表示装置は、目的地を設定する目的地設定手段と、電気自動車が有するバッテリの残充電量で、前記電気自動車が現在位置から経由して前記目的地まで走行可能な複数の仮経由地を設定する仮経由地設定手段と、前記仮経由地設定手段により設定した複数の前記仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、設定した複数の前記経由地を接続して領域図形を生成する領域図形生成手段と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を表示する表示手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、走行可能な領域の図形を表示させるコンピュータプログラムであって、コンピュータを、目的地を設定する目的地設定手段と、電気自動車が有するバッテリの残充電量で、前記電気自動車が現在位置から経由して前記目的地まで走行可能な複数の仮経由地を設定する仮経由地設定手段と、前記仮経由地設定手段により設定した複数の前記仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、設定した複数の前記経由地を接続して領域図形を生成する領域図形生成手段と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を表示する表示手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る表示装置及びコンピュータプログラムによれば、現在位置から目的地まで走行する際に経由する仮経由地で、残充電量で経由できる仮経由地を設定する。表示装置等は、設定した複数の仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、その複数の経由地を接続した領域図形を生成し表示する。これにより、従来技術のような現在位置と目的地とを結ぶ推奨経路にとらわれずに、残充電量で立ち寄れる範囲を表示することができる。従って、バッテリの残充電量で走行可能な経由地の範囲を精度良く表示できる。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。 本実施形態に係る経由地設定処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態に係る経由地設定処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 領域図形を液晶ディスプレイに表示した画面を示す図である。 現在位置、目的地、経路、仮経由地を説明するための図である。 現在位置から仮経由地を経由して目的地まで走行する経路を説明するための図である。 仮経由地の位置を調整する状態を示す図である。 仮経由地の位置を調整する状態を示す図である。 本実施形態に係る領域図形表示処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 領域図形の表示処理の内容を示す図である。 比較例の領域図形を示す図である。
以下、本発明に係る表示装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両(例えば、電気自動車)の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル14と、ユーザに対して車両周辺の地図や後述の領域図形等を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を備えている。
以下に、ナビゲーション装置1が備える各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等を備え、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31、走行履歴DB37、登録地点DB38や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりに不揮発性メモリ、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB31、走行履歴DB37、登録地点DB38は、外部のサーバに格納され、ナビゲーション装置1から通信により取得される構成でも良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ33、ノード点に関するノードデータ34、各交差点に関する交差点データ35、経路の探索に係る処理に用いられる探索データ36、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。地図情報DB31には、例えば、後述するバッテリ51の充電を行なうことが可能な充電施設に関するデータが記憶されている。
また、リンクデータ33としては、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。
また、ノードデータ34としては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に曲率半径等に応じて所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
また、交差点データ35としては、該交差点を形成するノードを特定する該当ノード情報、該交差点に接続されるリンク(以下、接続リンクという)を特定する接続リンク情報、該交差点におけるリンクの接続角度等が記憶される。
また、探索データ36としては、後述のように出発地(例えば車両の現在位置)から設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理に使用される各種データについて記録されている。具体的には、交差点に対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、交差点コストという)や道路を構成するリンクに対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、リンクコストという)等の探索コストを算出する為に使用するコスト算出データが記憶されている。また、本実施形態では、探索データ36には、各道路を走行する際に消費する予想燃費(電費)、乗員や天候等により変動する燃費(電費)を調整するための調整値、過去の燃費(電費)の実績データ等、燃料(残充電量)がなくなる位置(電欠位置など)を探索するためのデータが記憶されている。
ここで、交差点コストは、探索コストの算出対象となる経路に含まれる交差点に対応するノード毎に設定され、信号機の有無、交差点を通過する際の自車の走行経路(即ち直進、右折及び左折の種類)等によってその値が算出される。また、リンクコストは、探索コストの算出対象となる経路に含まれるリンク毎に設定され、リンク長を基本にして、該リンクの道路属性や道路種別、道路幅、車線数、勾配、交通状況等を考慮して算出される。
また、走行履歴DB37は、車両の走行履歴を記憶するデータベースである。具体的には、過去に車両が走行したリンクの情報が走行時刻とともに累積的に記憶される。ナビゲーションECU13は走行履歴DB37に記憶された情報に基づいて目的地を推定することができる。
また、登録地点DB38は、登録地点を記憶するデータベースである。登録地点とは、例えば、タッチパネル14の操作入力に基づいて、ユーザによって登録された地図上の地点である。ナビゲーションECU13は、登録地点DB38に記憶された情報に基づいて、登録地点の位置を特定し、必要に応じて地図上に表示する。
ナビゲーション装置1は、例えば、ユーザによって設定された目的地、走行履歴DB37に基づく目的地、探索条件などによって目的地までの経路探索や経路の案内を行なう。探索条件としては、例えば、『燃費』、『距離』、『時間』などの項目を採用できる。例えば、『燃費』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までに消費する燃料を少なくすることを優先した経路探索を行なう。ここでいう燃料とは、例えば、ガソリン車であればガソリンであり、電気自動車であればバッテリの充電量である。『距離』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までの距離が短くなることを優先した経路探索を行う。『時間』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までの所要時間が短くなることを優先した経路探索を行う。
更に本実施形態のナビゲーション装置1は、バッテリの残充電量で現在位置から経由可能な経由地を接続した領域図形の表示を行なうことができ、その表示を行なう際に経路探索を実行する。以下の説明では、一例として、車両として電気自動車を採用した場合について説明する。ここでいう電気自動車とは、外部から充電可能なバッテリを備え、該バッテリから供給される電力に基づいて駆動されるモータを駆動源とする自動車である。また、電気自動車とは、純粋に電気エネルギーで駆動する電気自動車のみならず、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等の燃焼機関と併用するいわゆるハイブリッド車でも良い。また、本願の車両は、電気自動車に限らず、ガソリン車や燃料電池車でも良い。
尚、上記した目的地までの経路探索処理や、領域図形を表示するための経路探索処理についてはナビゲーション装置1と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで経路探索を行う場合には、ナビゲーション装置1からサーバ装置へ現在位置、目的地、探索条件等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される。そして経路探索要求を受信したサーバ装置は、サーバ装置の有する地図情報を用いて経路探索を行い、目的地等までの経路を特定する。その後、特定された経路を要求元のナビゲーション装置1へと送信する。それによって、経路探索時点においてナビゲーション装置1が有する地図情報が古いバージョンの地図情報である場合や、ナビゲーション装置1が地図情報自体を有さない場合でも、サーバ装置が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な経路を設定することが可能となる。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の経由地設定処理プログラム(図2、図3参照)や、領域図形表示処理プログラム(図9参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。
尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、目的地設定手段は、目的地を設定する。仮経由地設定手段は、電気自動車が有するバッテリの残充電量で、電気自動車が現在位置から経由して目的地まで走行可能な複数の仮経由地を設定する。領域図形生成手段は、仮経由地設定手段により設定した複数の仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、設定した複数の経由地を接続して領域図形を生成する。表示手段は、領域図形生成手段により生成した領域図形を液晶ディスプレイ15に表示する。経路探索手段は、現在位置から仮経由地を経由して目的地まで走行する経路を探索する。第1判断手段は、経路探索手段により探索した経路に沿って走行した場合に、残充電量で目的地まで走行できるか否かを判断する。第2判断手段は、経路の案内を行なう案内目的地の設定を受け付けたか否かを判断する。第1目的地設定手段は、第2判断手段により案内目的地の設定を受け付けたと判断した場合、受け付けた案内目的地を目的地として設定する。第2目的地設定手段は、第2判断手段により案内目的地の設定を受け付けていないと判断した場合、走行履歴に基づいて目的地を推定して設定する。
タッチパネル14は、液晶ディスプレイ15の表示領域の前面に配置され、地図画像のスクロール表示を行う場合や表示領域に配置されたボタンを選択する場合等に操作される。そして、ナビゲーションECU13は、タッチパネル14の操作によりタッチパネル14から出力される検出信号に基づき、タッチパネル14に対する操作内容(タッチ操作、ドラッグ操作やフリック操作)を検出する。尚、ユーザのタッチ操作を受け付ける操作手段としては、タッチパネル14の代わりにタブレット等の操作手段を用いても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。特に本実施形態では経由地に応じた領域図形が液晶ディスプレイ15に表示される(図4参照)。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された交通情報、プローブ情報、天候情報等を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
また、本実施形態のナビゲーション装置1は、電気自動車に搭載されたバッテリ51を制御するバッテリコントローラ52に接続されている。バッテリコントローラ52は、バッテリ51と接続され、バッテリ51に入出力される電流の大きさ(電流値)や電圧の大きさ(電圧値)を制御する。また、バッテリコントローラ52は、バッテリ51の電流値、電圧値、及び温度等の検出値に基づいて、バッテリ51の残充電量を演算可能となっている。ナビゲーション装置1のナビゲーションECU13は、バッテリコントローラ52と接続され、バッテリコントローラ52から入力される信号に基づいて、バッテリ51の残充電量を検出することができる。
続いて、上記構成を有する本実施形態に係るナビゲーション装置1においてCPU41が実行する経由地設定処理プログラムについて図2及び図3に基づき説明する。図2及び図3は本実施形態に係る経由地設定処理プログラムのフローチャートである。ここで、経由地設定処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置1の電源が投入されると、所定時間ごとに繰り返し実行され、後述する経由地を設定するプログラムである。繰り返し実行する所定時間とは、例えば、100秒である。尚、経由地設定処理プログラムの実行を開始する条件は、上記した電源を投入する条件に限らない。例えば、経由地設定処理プログラムの実行を開始する条件は、タッチパネル14に対する特定の操作を検出する条件でも良い。CPU41は、タッチパネル14に表示した開始ボタンのタッチを検出すると、図2及び図3の処理を開始しても良い。あるいは、経由地設定処理プログラムの実行を開始する条件は、経路探索を実行する条件でも良い。例えば、CPU41は、タッチパネル14の操作入力により目的地を設定され経路案内を開始する操作を受け付けると、図2及び図3の処理を開始する。また、経由地設定処理プログラムを終了する条件は、特に限定されない。CPU41は、例えば、液晶ディスプレイ15の表示をオフにする操作を検出すると、図2及び図3の処理を終了しても良い。また、以下の図2及び図3にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
ここで、CPU41は、図4に示す現在位置61を囲む領域図形62を、液晶ディスプレイ15に表示する。図4に示すように、CPU41は、現在位置61を囲む領域図形62を液晶ディスプレイ15の地図画像63に重ねて表示する。尚、図4の地図画像63は、所定の縮尺(図示例ではXkm)で表示した地図画像63を示している。また、後述するように、CPU41は、現在位置61を基準とした各方位に仮経由地を設定し、その仮経由地の位置を調整して経由地を設定し、その経由地に基づいて領域図形62を生成する。
詳述すると、図2に示すように、先ず、経由地設定処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1〜S6において、CPU41は、S7以降の処理に用いる目的地を設定する。先ず、S1において、CPU41は、経路の案内を実行しているか否かを判断する。CPU41は、目的地(本願の案内目的地の一例)を設定され、その目的地までの経路の案内を行なっていると判断すると(S1:YES)、S2を実行する。また、CPU41は、目的地を設定されておらず、経路の案内を実行していないと判断すると(S1:NO)、S3を実行する。
S2において、CPU41は、経路案内を行なっている目的地を取得し、取得した目的地を、S7以降の処理に用いる目的地として設定する。CPU41は、S2を実行した後、S7を実行する。また、S3において、CPU41は、出勤中であるか否かを判断する(S3)。CPU41は、例えば、現在時刻が予め設定された時間であるか否かを判断することで、出勤中であるか否かを判断できる。ユーザは、「平日の朝6時から7時」など、自分の出勤時間を、タッチパネル14を操作してナビゲーション装置1に対して設定する。CPU41は、設定された出勤時間と、現在時刻とを比較することで、出勤中であるか否かを判断する。CPU41は、出勤中であると判断すると(S3:YES)、S7以降の処理に用いる目的地として会社を設定する(S4)。CPU41は、例えば、走行履歴DB37の情報に基づいて、ドライバの会社の位置情報を推定する。CPU41は、走行履歴DB37の情報を入力情報として、ディープラーニングなどの機械学習により会社の位置情報を推定する。具体的には、CPU41は、予め設定された出勤時間中に自車両が停車した位置を会社の位置として推定しても良い。CPU41は、S4を実行した後、S7を実行する。
尚、会社の位置情報を特定する方法は、上記した走行履歴DB37によって推定する方法に限らない。例えば、CPU41は、タッチパネル14に対する操作入力により、ユーザから会社の位置情報を受け付けても良い。そして、CPU41は、S4において、予め受け付けた位置情報に基づいて、会社の位置を目的地に設定しても良い。同様に、S3の出勤中であるか否かの判断方法は、上記した予め設定された出勤時間を用いる方法に限らない。例えば、CPU41は、走行履歴DB37の情報と、予め設定された会社の位置情報とに基づいて、ディープラーニングなどの機械学習により出勤時間を推定しても良い。
また、S3において、CPU41は、出勤中でないと判断すると(S3:NO)、帰宅中であるか否かを判断する。(S5)。CPU41は、帰宅中であると判断すると(S5:YES)、S7以降の処理に用いる目的地として自宅を設定する(S6)。CPU41は、出勤時間における処理と同様に、予め設定された帰宅時間に基づいて、帰宅中であるか否かを判断できる。また、CPU41は、会社の位置情報を推定する処理と同様に、走行履歴DB37に基づいて自宅の位置情報を推定しても良い。尚、CPU41は、S5の判断に用いる帰宅時間を、走行履歴DB37に基づいて推定しても良い。また、CPU41は、S6の自宅の位置情報を、ユーザから予め設定された情報(自宅情報)に基づいて特定しても良い。CPU41は、S6を実行した後、S7を実行する。
また、CPU41は、S5において、帰宅中でないと判断すると(S5:NO)、図2及び図3に示す経由地設定処理を終了する。この場合、目的地が設定できないため、CPU41は、図2及び図3の処理を終了する。尚、CPU41は、仮想的な目的地を設定してS7以降の処理を実行しても良い。例えば、CPU41は、バッテリ51の残充電量、自車の進行方向、走行履歴DB37の情報などに基づいて、目的地を設定しても良い。
次に、S7において、CPU41は、自車の現在位置61を取得する。CPU41は、現在位置検出部11の検出情報に基づいて現在位置61を取得する。CPU41は、S7を実行した後、バッテリ51の現在の残充電量W1を取得する(S8)。CPU41は、バッテリコントローラ52から入力される信号に基づいて、バッテリ51の残充電量W1を検出する。CPU41は、S8を実行した後、S9を実行する。
S9において、CPU41は、現在位置61から目的地まで走行した場合に消費する消費電力量W2を算出する。この目的地は、上記したS2、S4、又はS6の何れかで設定した目的地である。CPU41は、現在位置61から目的地までの経路を探索し、消費電力量W2を算出する。図5は、現在位置、目的地、探索した経路の一例を示している。CPU41は、例えば、地図情報DB31の探索データ36等に基づいて、現在位置61から目的地64での推奨の経路65を探索する。CPU41は、実際の走行条件に基づいて経路65を走行した場合の消費電力量W2を算出する。ここでいう実際の走行条件とは、例えば、実際の走行において発生する電費を変動させる要因を考慮した条件である。より具体的には、実際の走行条件とは、走行路の勾配、走行路の曲率、渋滞の発生状況、信号の数、渋滞や信号待ちにおいて消費する予想電力量などである。あるいは、実際の走行条件とは、天候(風速、雨量)や乗車人数など、電費を変動させる様々な条件を採用できる。CPU41は、このような走行条件に基づいて経路65の消費電力量W2を算出することができる。
CPU41は、S9を実行した後、S11を実行する。CPU41は、残充電量W1から消費電力量W2を減算して余力残充電量W3を算出する。この余力残充電量W3は、現在のバッテリ51の残充電量W1から、目的地64まで走行するのに必要な消費電力量W2を減算した値であり、目的地64に到達した際に、余力として残っていると予想される残充電量である。本実施形態のCPU41は、この余力残充電量W3を、仮経由地の設定に用いる。
CPU41は、S11を実行した後、S12以降のループ処理を、仮経由地及び経由地を設定する方位数だけ実行する。以下の説明では、仮経由地及び経由地を設定する方位数として8方位を採用した場合について説明する。この場合、CPU41は、8方位(8個)の経由地が確定するまで、S12以降のループ処理を繰り返し実行する。尚、仮経由地及び経由地を設定する方位数は、8方位に限らず、例えば、16方位でも良い。CPU41は、S12以降のループ処理を開始すると、例えば、8方位の中から新規の1方位(以下、対象の方位という場合がある)を選択し、北東、東、・・・南・・北の順に時計回りに、S12以降のループ処理を実行する。CPU41は、S12以降のループ処理を実行するごとに、対象の方位の経由地を確定する。CPU41は、S12以降のループ処理を開始すると、S13において、S11で算出した余力残充電量W3に基づいて、仮経由地を設定するための走行可能距離L1を設定する。
図5に示すように、CPU41は、対象の方位ごとに仮経由地67を設定する。CPU41は、対象の方位に沿って現在位置61から余力残充電量W3を全て使用するまで走行した位置を仮経由地67として設定する。S13において、CPU41は、例えば、現在位置61から理想的な走行条件で対象の方位に沿って走行し、余力残充電量W3の全てを使用するまで走行した距離を、走行可能距離L1として設定する。ここでいう理想的な走行条件とは、例えば、上記した実際の走行条件とは異なり、現在位置61から対象の方位(例えば、北東方向)に沿って勾配のない直線道路を想定し、その直線道路を停止することなく一定速度で走行する条件である。一定速度とは、例えば、バッテリ51の電力消費量が最も少ない、換言すれば、最も電費の良い速度である。即ち、走行可能距離L1は、勾配、渋滞、信号待ちなど、電費を下げる要因を全て取り除いて理想的に走行した場合に電欠となるまで走行した距離である。尚、上記した走行可能距離L1の算出方法は、一例である。例えば、CPU41は、現在の自車両の平均電費で、対象の方位に沿って現在位置61から余力残充電量W3を全て使用するまで走行した距離を、走行可能距離L1として設定しても良い。
CPU41は、後述するS17において、現在位置61から走行可能距離L1だけ離れた位置に仮経由地67を設定する。例えば、図5に示すように、残充電量W1で走行可能な距離が100kmで、目的地64までの走行距離が80kmである場合、余力残充電量W3で走行可能な走行可能距離L1が20kmとなる。この場合、CPU41は、現在位置61から対象の方位に沿って20kmの地点に仮経由地67を設定する。
また、後述するように、CPU41は、今回のループ処理の結果(以下、今回ループという場合がある)と、前回のループ処理の結果(以下、前回ループという場合がある)とに基づいて、仮経由地67の位置を調整し、経由地を設定する。S13において、CPU41は、対象の方位に対する処理を開始する前に、今回ループと前回ループの初期値を設定する。CPU41は、初期値として不明(未確定)であることを示す情報を設定する。CPU41は、今回ループや前回ループの値を、RAM42に記憶して更新する。
CPU41は、S13を実行した後、S15以降のループ処理を開始する。S15以降のループ処理は、無限ループ処理となっており、後述するように、対象の方位の経由地が確定するまでの間、繰り返し実行される。CPU41は、S15以降の処理を開始すると、先ず、対象の方位に仮経由地67を設定する(図3のS17)。
CPU41は、S12以降の1回目のループ処理において、北東の方位を対象の方位とし仮経由地67を設定する。CPU41は、図5に示すように、現在位置61から北東の方位に沿って走行可能距離L1だけ離れた位置に仮経由地67を設定する(S17)。尚、図5は、説明の便宜上、全ての方位の仮経由地67を図示している。
CPU41は、S17を実行した後、現在位置61からS17で設定した仮経由地67までの経路(以下、第1経路という)を探索する(S18)。図6は、現在位置61から仮経由地67を経由して目的地64まで向かう経路の一例を示している。CPU41は、S18において、地図情報DB31の探索データ36等に基づいて、例えば、現在位置61から仮経由地67までの推奨の第1経路69を探索する。尚、仮経由地67が、例えば、道路のない場所などに設定されると、第1経路69の経路探索が困難となる可能性がある。そこで、CPU41は、例えば、S17において、現在位置61から走行可能距離L1だけ離れた位置が経路探索の困難な位置である場合、近くの道路上などに仮経由地67を設定しても良い。これにより、S18の第1経路69の経路探索を適切に行なうことができる。
CPU41は、S18を実行した後、S19を実行する。CPU41は、現在位置61から仮経由地67まで、S18で探索した第1経路69に沿って走行した場合に消費するバッテリ51の電力量である第1消費電力量W5を算出する(S19)。CPU41は、実際の走行条件で第1経路69に沿って現在位置61から仮経由地67まで走行した場合に消費する電力量を、第1消費電力量W5として算出する。
CPU41は、S19を実行した後、仮経由地67から目的地64までの経路(以下、第2経路という)を探索する(S21)。CPU41は、地図情報DB31の探索データ36等に基づいて、例えば、仮経由地67から目的地64までの推奨の第2経路71を探索する。
CPU41は、S21を実行した後、仮経由地67から目的地64まで、S21で探索した第2経路71に沿って走行した場合に消費するバッテリ51の電力量である第2消費電力量W6を算出する(S22)。CPU41は、実際の走行条件で第2経路71に沿って仮経由地67から目的地64まで走行した場合に消費する電力量を、第2消費電力量W6として算出する。尚、CPU41は、S18〜S22の処理をまとめて実行しても良い。具体的には、CPU41は、現在位置61から仮経由地67を経由して目的地64まで走行可能な経路を探索し、その経路について消費電力量を算出しても良い。
CPU41は、S22を実行した後、S23を実行する。S23において、CPU41は、残充電量W1が、第1消費電力量W5に第2消費電力量W6を加えた合計値より大きいか否か、即ち、現在位置61から仮経由地67を経由して目的地64まで走行した場合、電欠となるか否かを判断する。残充電量W1が、合計値(W5+W6)より大きい場合、残充電量W1が消費電力量より大きいため、電欠が発生しないと予想される。CPU41は、残充電量W1が、合計値(W5+W6)より大きいと判断すると(S23:YES)、今回ループの情報として、電欠しないことを示す情報を設定する(S25)。一方、CPU41は、残充電量W1が、合計値(W5+W6)以下であると判断すると(S23:NO)、今回ループの情報として、電欠することを示す情報を設定する(S26)。
CPU41は、S25を実行した後、S27を実行する。S27において、CPU41は、前回ループの情報が、電欠することを示す情報であるか否かを判断する。CPU41は、前回ループの情報が、電欠することを示す情報である場合(S27:YES)、S28を実行し、電欠しないことを示す情報である場合(S27:NO)、S29を実行する。また、前回ループの初期値として、ループ処理の最初に、不明であることを示す情報が設定される(S13)。CPU41は、前回ループの情報が、不明であることを示す情報である場合、S27において否定判断し(S27:NO)、S29を実行する。
CPU41は、S29において、仮経由地67を現在位置61から遠くする旨の情報をRAM42に設定する。図7に示すように、CPU41は、対象の方位(例えば、北東の方位)に沿って、仮経由地67を現在位置61から遠くなる側へ所定距離だけ移動させる情報を設定する。従って、CPU41は、今回のループ処理の仮経由地67が電欠しない位置であり、前回のループ処理の仮経由地67も電欠しない位置(又は不明)である場合、仮経由地67を遠ざける調整を行なう。尚、上記したS17と同様に、所定距離だけ移動させた仮経由地67が、例えば、道路のない場所などに設定されると、第1経路69(図6参照)の経路探索が困難となる可能性がある。そこで、CPU41は、例えば、S29において、所定距離だけ遠ざけた位置が経路探索の困難な位置である場合、近くの道路上などに移動先を設定しても良い。これにより、次のループ処理時のS18の経路探索を適切に行なうことができる。
尚、S29で設定する仮経由地67を移動させる所定距離は、特に限定されないが、例えば、数十m〜数百mである。また、仮経由地67を移動させる方向は、対象の方位に沿った方向に限らず、例えば、対象の方位から所定角度だけずれた方向でも良い。あるいは、仮経由地67を、道路に沿って現在位置61から遠ざけても良い。
CPU41は、S29を実行した後、S31を実行する。CPU41は、前回ループの情報として、今回ループの情報(電欠しないことを示す情報)を設定する。CPU41は、S31を実行した後、S15のループ処理を再開し、S17からの処理を実行する。CPU41は、S29で設定した情報に従って、前の位置から遠ざけた位置に新たな仮経由地67を設置し(S17)、新たな仮経由地67についてS18以降の第1消費電力量W5の算出等を実行する。これにより、図8に示すように、CPU41は、電欠が発生する仮経由地67を検出するまでの間、対象の方位に沿って仮経由地67を徐々に遠い位置へ調整する。
一方で、S28において、CPU41は、今回の仮経由地67を、対象の方位における最終的な経由地72(図8及び図9参照)に設定する。従って、CPU41は、今回のループ処理の仮経由地67が電欠しない位置であり、前回のループ処理の仮経由地67が電欠する位置である場合、今回の仮経由地67を、対象の方位における最終的な経由地72として設定する。CPU41は、設定した経由地72の情報をRAM42に記憶する。
CPU41は、S28を実行すると、S15のループ処理を抜け、S12の処理を再開する。CPU41は、図2のS13からの処理を開始する。従って、CPU41は、対象の方位について最終的な経由地72を決定すると、対象の方位を変更し、新たな方位についてS13以降の処理を実行する。CPU41は、8方位の全てについて同様に処理を実行し、仮経由地67を調整して経由地72を決定する。
また、CPU41は、図3のS26において、今回ループの情報として、電欠することを示す情報を設定した後、S32を実行する。S32において、CPU41は、前回ループの情報が、電欠しないことを示す情報であるか否かを判断する。CPU41は、前回ループの情報が、電欠しないことを示す情報である場合(S32:YES)、S33を実行し、電欠することを示す情報である場合(S32:NO)、S34を実行する。また、CPU41は、前回ループの情報が、不明であることを示す情報である場合(S13参照)、S32において否定判断し(S32:NO)、S34を実行する。
CPU41は、S34において、仮経由地67を現在位置61に近づける旨の情報をRAM42に設定する。図7に示すように、CPU41は、対象の方位(例えば、北東の方位)に沿って、仮経由地67を現在位置61側へ所定距離だけ移動させる情報を設定する。従って、CPU41は、今回のループ処理の仮経由地67が電欠する位置であり、前回のループ処理の仮経由地67も電欠する位置(又は不明)である場合、仮経由地67を近づける調整を行なう。尚、上記したS29と同様に、所定距離だけ近づけた仮経由地67が、例えば、道路のない場所などに設定されると後の経路探索が困難となるため、CPU41は、例えば、S34において、所定距離だけ近づけた位置が経路探索の困難な位置である場合、近くの道路上などに移動先を設定しても良い。
CPU41は、S34を実行した後、S31を実行する。CPU41は、前回ループの情報として、今回ループの情報(電欠することを示す情報)を設定する。CPU41は、S31を実行した後、S15のループ処理を再開し、S17からの処理を実行する。CPU41は、S34で設定した情報に従って、前の位置から近づけた位置に新たな仮経由地67を設置し(S17)、新たな仮経由地67についてS18以降の処理を実行する。これにより、図8に示す仮経由地67を遠くへ調整する処理と同様に、CPU41は、電欠が発生しない仮経由地67を検出するまでの間、対象の方位に沿って仮経由地67を徐々に近づける。
一方で、S33において、CPU41は、前回のループ処理における仮経由地67を、対象の方位における最終的な経由地72(図8及び図10参照)に設定する。従って、図8に示すように、CPU41は、S29を繰り返し実行し、仮経由地67を徐々に遠ざけ、今回のループ処理の仮経由地67が電欠する位置であり、前回のループ処理の仮経由地67が電欠しない位置である場合、前回のループ処理の仮経由地67を、対象の方位における最終的な経由地72として設定する(S33)。これにより、対象の方位に沿った位置で、且つ現在位置61から最も遠い電欠しない経由地72を検出することができる。CPU41は、設定した経由地72をRAM42に記憶する(S33)。
同様に、CPU41は、S34を繰り返し実行し、仮経由地67を徐々に近づけ、今回のループ処理の仮経由地67が電欠しない位置であり、前回のループ処理の仮経由地67が電欠する位置である場合、今回のループ処理の仮経由地67を、対象の方位における最終的な経由地72として設定する(S28)。これにより、対象の方位に沿った位置で、且つ現在位置61から最も遠い電欠しない経由地72を検出することができる。CPU41は、設定した経由地72をRAM42に記憶する(S28)。
CPU41は、S33を実行すると、S15のループ処理を抜け、S12の処理を再開する。CPU41は、対象の方位を変更し、図2のS13からの処理を開始する。従って、CPU41は、対象の方位について最終的な経由地72を決定すると、対象の方位を変更し、新たな方位についてS13以降の処理を実行する。CPU41は、8方位の全てについて同様に処理を実行し経由地72を決定すると、S12のループ処理を終了し、図2及び図3に示す経由地設定処理を終了する。これにより、現在位置61を中心とした8方位の各々について経由地72を決定できる。
続いて、CPU41が実行する領域図形表示処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係る領域図形表示処理プログラムのフローチャートである。ここで、領域図形表示処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置1の電源が投入されると、所定時間ごとに繰り返し実行され、領域図形62を地図画像63に表示するプログラムである。所定時間は、例えば、100秒である。尚、領域図形表示処理プログラムの実行を開始する条件は、上記した電源を投入する条件に限らない。例えば、CPU41は、図2及び図3に示す経由地設定処理プログラムの実行を終了するごとに、図9に示す領域図形表示処理プログラムを実行しても良い。経由地設定処理と領域図形表示処理を並列に実行した場合、経由地設定処理で経由地が確定すると、直ぐに、領域図形62に反映することができる。また、経由地設定処理を実行した後に領域図形表示処理を実行した場合、経由地設定処理を実行し現在位置61に基づく8方位の経由地72が全て確定してから、領域図形62を更新できる。また、以下の図9にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
図9に示すように、先ず、経由地設定処理プログラムではS41において、CPU41は、図2及び図3に示す経由地設定処理プログラムで設定した8方位の経由地72の情報をRAM42から取得する。CPU41は、S41で取得した8方位の経由地72を繋げて領域図形62を生成する(S43)。図10に示すように、8方位の経由地72は、図2及び図3に示す経由地設定処理プログラムを実行することで、各方位に沿って残充電量W1で到達可能な最も遠い位置に調整されている。CPU41は、隣り合う方位の経由地72を直線の外周線73で接続し、領域図形62を生成する。領域図形62は、例えば、経由地72を結ぶ多角形となる。この領域図形62は、現在位置61から残充電量W1で寄り道が可能な経由地72の範囲を示している。尚、経由地72を接続する外周線73は、直線に限らず、例えば、現在位置61を中心として2つの経由地72を通る曲線でも良い。
また、CPU41は、生成した領域図形62内を色で塗り、液晶ディスプレイ15に表示する(S43)。図4にドットのハッチングで示すように、CPU41は、外周線73で囲まれ色を塗られた領域図形62を現在位置61の周囲に表示する。これにより、ドライバは、領域図形62を確認することで、目的地64に向かうまでにどのくらいの位置までなら電欠にならずに寄り道していけるのかを、視覚的に確認することができる。尚、領域図形62を塗る色は、特に限定されない。また、CPU41は、領域図形62を色で塗らずに、外周線73だけを表示しても良い。また、CPU41は、外周線73を表示せずに、領域図形62内の色だけを表示しても良い。
ここで、図11は、比較例の領域図形101を示している。例えば、従来技術のように、現在位置102から目的地103までの経路105上の地点106について、その地点106から残充電量で往復できる範囲を、領域図形101として表示する場合を考える。この場合、地点106まで走行した後の残充電量から、残りの走行(地点106から目的地103までの走行)に必要な消費電力量を減算した電力量が余力の電力量となる。そして、地点106を出発地点とし、余力の電力量で走行可能な距離で往復し、経路105に戻ることが可能な経由地107を検出する。そして、この経由地107に基づいて領域図形101を生成する。この生成方法では、図6に示すような、現在位置61から仮経由地67(経由地72)を経由し、経由地72から目的地64へ直接走行するような経路(第1経路69、第2経路71)が考慮されていない。その結果、実際には寄り道できる経由地72であっても、領域図形101の範囲に含まれず、ドライバが寄り道できないと判断してしまう虞がある。
これに対し、本実施形態のCPU41は、上記したように、現在位置61から残充電量W1で経由し目的地64まで走行可能な経由地72を検出する。そして、各方位の経由地72を接続して領域図形62を生成する。これにより、現在位置61から目的地64までの走行で経由可能な経由地72をより精度良く表示することができ、残充電量W1で立ち寄れる経由地72のより正確な情報をドライバに提供できる。
CPU41は、図9のS43を実行した後、S45を実行する。S45において、CPU41は、領域図形62内に存在する登録地点を色で塗りつぶして液晶ディスプレイ15に表示する。CPU41は、登録地点DB38に登録された登録地点のうち、領域図形62が示す領域内に存在する登録地点を登録地点DB38から検索する。図4に示すように、CPU41は、例えば、領域図形62内に存在する登録地点75を、その登録地点75に応じた色で塗りつぶして液晶ディスプレイ15に表示する(図4中の黒い四角参照)。
また、CPU41は、S45を実行した後、S47を実行する。S47において、CPU41は、領域図形62が示す領域外に存在する登録地点75をグレイアウトして液晶ディスプレイ15に表示する。CPU41は、登録地点DB38に登録された登録地点75のうち、液晶ディスプレイ15に表示中の地図上で、且つ領域図形62の外側に存在する登録地点75を登録地点DB38から検索する。CPU41は、領域図形62外に存在する登録地点75の色を、領域図形62内の登録地点75の色よりも薄くして表示する(図4中の白色の四角参照)。これにより、ユーザが予め登録した登録地点75であって、寄り道可能な登録地点75と、残充電量W1では寄り道が難しい登録地点75とを視覚的に分かり易く表示することができる。CPU41は、S47を実行すると、図9に示す領域図形表示処理を終了する。これにより、現在位置61の残充電量W1に応じた領域図形62を定期的に更新して液晶ディスプレイ15に表示することができる。
尚、登録地点75の表示方法は、特に限定されない。例えば、領域図形62外の登録地点75を、領域図形62内の登録地点75よりも強調した色(赤などの警告を表す色)で表示しても良い。あるいは、領域図形62内の登録地点75のみを表示して、領域図形62外の登録地点75を非表示にしても良い。
また、CPU41は、ユーザによって登録された登録地点75以外の表示を、領域図形62に応じて表示しても良い。例えば、CPU41は、バッテリ51の充電施設の表示を、領域図形62の内外で変えても良い。また、CPU41は、例えば、POI(Point Of Interest)情報などのユーザの関心対象の地点を推定し、領域図形62の内外で異なる表示にしても良い。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1のCPU41は、S2、S4、S6の何れかで目的地64を設定すると、バッテリ51の残充電量W1で、電気自動車が現在位置61から経由して目的地64まで走行可能な仮経由地67を、8方位の方位ごとに設定する(S17)。CPU41は、S17で設定した仮経由地67の位置を調整し(S29、S34)、方位ごとに経由地72を設定する(S28、S33)。CPU41は、各方位の経由地72を外周線73で接続した領域図形62を生成し、液晶ディスプレイ15に表示する(S43)。
これによれば、CPU41は、現在位置61から目的地64まで走行する際に経由する仮経由地67で、残充電量W1で経由できる仮経由地67を設定する。CPU41は、設定した各方位の仮経由地67に基づいて各方位の経由地72を設定し、複数の経由地72を接続した領域図形62を生成し表示する。これにより、従来技術のような現在位置61と目的地64とを結ぶ推奨経路(図11の経路105など)にとらわれずに、残充電量W1で立ち寄れる範囲を表示することができる。従って、バッテリ51の残充電量W1で走行可能な経由地72の範囲を精度良く表示できる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ナビゲーション装置1が経路探索処理を行っているが、経路探索処理についてはナビゲーション装置1と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで行う場合には、ナビゲーション装置1からサーバ装置へ現在位置61やバッテリ51の残充電量等の経路探索に必要な情報を、経路探索要求とともに送信しても良い。
また、上記実施形態では、CPU41は、方位ごとに仮経由地67を設定したが、これに限らない。例えば、CPU41は、現在位置61を中心に、30度間隔で仮経由地67を設定しても良い。
また、CPU41は、例えば、目的地64に近い側(図5であれば東側)により多くの仮経由地67を設定し、目的地64から遠い側(図5であれば西側)の仮経由地67の数を減らしても良い。これにより、目的地64側、即ち、自車両の進行する(寄り道する可能性が高い)方面において領域図形62の表示精度を部分的に高めることができる。
また、CPU41は、残充電量W1で走行可能な最も遠い仮経由地67を、経由地72として設定しなくとも良い。例えば、CPU41は、2番目に遠い仮経由地67を、経由地72として設定しても良い。
また、上記実施形態では、CPU41は、余力残充電量W3で走行可能な走行可能距離L1の位置に、最初の経由地72を設定したが、これに限らない。例えば、CPU41は、余力残充電量W3とは関係なく、予め設定された固定距離だけ現在位置61から離れた位置に、最初の経由地72を設定しても良い。
また、CPU41は、領域図形62内の登録地点75と、領域図形62外の登録地点75との表示態様を変更しなくとも良い。また、CPU41は、表示態様を変更するか否かの設定をユーザから受け付けても良い。
また、CPU41は、案内目的による目的地64の設定、出勤時間に基づく目的地64の設定、帰宅時間に基づく目的地64の少なくとも1つだけを実行しても良い。また、CPU41は、これらの3つの方法以外で目的地64を設定しても良い。例えば、CPU41は、外部サーバから受け付けた情報に基づいて目的地64を設定しても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、経路探索機能や表示機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した経由地設定処理プログラム(図2、図3)、領域図形表示処理プログラム(図9)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。また、本発明を携帯端末等に適用する場合には、電気自動車以外の移動体、例えば、バッテリを駆動源とする2輪車等に対する表示処理にも本願発明を適用することが可能である。
また、本発明に係る表示装置を具体化した実施例について上記に説明したが、表示装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
目的地(64)を設定する目的地設定手段(41)と、電気自動車が有するバッテリ(51)の残充電量(W1)で、前記電気自動車が現在位置(61)から経由して前記目的地まで走行可能な複数の仮経由地(67)を設定する仮経由地設定手段(41)と、前記仮経由地設定手段により設定した複数の前記仮経由地に基づいて複数の経由地(72)を設定し、設定した複数の前記経由地を接続して領域図形(62)を生成する領域図形生成手段(41)と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を表示する表示手段(41、15)と、を有する表示装置(1)。
上記構成を有する表示装置によれば、現在位置から目的地まで走行する際に経由する仮経由地で、残充電量で経由できる仮経由地を設定する。表示装置は、設定した複数の仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、その複数の経由地を接続した領域図形を生成し表示する。これにより、従来技術のような現在位置と目的地とを結ぶ推奨経路にとらわれずに、残充電量で立ち寄れる範囲を表示することができる。従って、バッテリの残充電量で走行可能な経由地の範囲を精度良く表示できる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記仮経由地設定手段は、前記電気自動車の前記現在位置を基準とした複数の方位を設定し、各方位について前記仮経由地を設定し、前記領域図形生成手段は、任意の方位に存在する前記仮経由地において、前記現在位置から前記残充電量で走行可能な最も遠い前記仮経由地を、前記経由地として設定する。
上記構成を有する表示装置によれば、現在位置を基準とした方位を設定し、各方位について仮経由地を設定する。表示装置は、任意の方位に存在する仮経由地において、残充電量で走行可能な最も遠い仮経由地を経由地として設定する。これにより、各方位の走行可能な最も遠い経由地を接続して領域図形を生成することで、領域図形を拡大でき領域図形の表示精度を高くすることができる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記仮経由地設定手段は、前記現在位置から前記目的地まで走行した場合に消費する消費電力量(W2)を、前記残充電量から減算して余力残充電量(W3)を算出し、算出した前記余力残充電量に基づいて、前記仮経由地を設定し、前記表示装置は、前記現在位置から前記仮経由地を経由して前記目的地まで走行する経路(69、71)を探索する経路探索手段(41)と、前記経路探索手段により探索した経路に沿って走行した場合に、前記残充電量で前記目的地まで走行できるか否かを判断する第1判断手段(41)と、を有し、前記領域図形生成手段は、前記第1判断手段の判断結果に基づいて、前記仮経由地の位置を調整し、調整した前記仮経由地を前記経由地として設定する。
上記構成を有する表示装置によれば、先ず、目的地に到達した際に余っている余力残充電量に基づいて、仮経由地を設定する。表示装置は、仮経由地を経由した実際の経路で走行した場合に、残充電量で目的地まで走行できるか判断する。表示装置は、走行の可否に基づいて、仮経由地の位置を遠くにしたり、近くにしたり調整して、経由地を設定する。これにより、余力残充電量に基づいて仮経由地を設定し、残充電量に基づいてその仮経由地の位置を調整することで、位置の異なる仮経由地の中から最終的な経由地を効率良く設定できる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記仮経由地設定手段は、前記余力残充電量で走行可能な走行可能距離(L1)を算出し、前記現在位置を基準とした各方位に沿って前記走行可能距離だけ離れた位置を、前記仮経由地として設定し、前記領域図形生成手段は、任意の方位の前記仮経由地について、その仮経由地を経由して前記目的地まで前記残充電量で走行できると前記第1判断手段が判断した場合、前記任意の方位に沿って前記仮経由地を前記現在位置からより離れた位置に調整し、前記第1判断手段が走行できると判断した最も遠い前記仮経由地を前記経由地として設定する。
上記構成を有する表示装置によれば、現在位置を基準とした各方位について、走行可能距離だけ離れた位置に仮経由地を設定する。表示装置は、任意の方位について第1判断手段の判断結果に基づいて仮経由地の位置をより遠くに調整し、最も遠い仮経由地を経由地として設定する。これにより、各方位の走行可能な最も遠い経由地を接続して領域図形を生成することで、領域図形を拡大でき領域図形の表示精度を高くすることができる
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記表示手段は、ユーザにより登録された登録地点(75)のうち、前記領域図形が示す領域内の前記登録地点と、領域外の前記登録地点の表示態様を変更する。
上記構成を有する表示装置によれば、領域図形が示す領域内の登録地点と、領域外の登録地点の表示態様を変更する。これにより、良く行く施設や場所などを登録地点として登録しておけば、残充電量で寄り道が可能な登録地点と、寄り道できない登録地点とを視覚的に区別して表示することができる。ユーザは、表示を確認することで、立ち寄れる登録地点を容易に把握できる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記目的地設定手段は、経路の案内を行なう案内目的地の設定を受け付けたか否かを判断する第2判断手段(41)と、前記第2判断手段により前記案内目的地の設定を受け付けたと判断した場合、受け付けた前記案内目的地を前記目的地として設定する第1目的地設定手段(41)と、前記第2判断手段により前記案内目的地の設定を受け付けていないと判断した場合、走行履歴(37)に基づいて前記目的地を推定して設定する第2目的地設定手段(41)と、を有する。
上記構成を有する表示装置によれば、案内目的地を設定されて経路の案内を行なっている場合、その案内目的地に基づいて、経由地の設定や領域図形の生成を実行する。これにより、案内目的地まで走行しているドライバに対して、その案内目的地までに立ち寄れる経由地の範囲を精度良く表示できる。
また、案内目的地が設定されていない場合、走行履歴に基づいて目的地を設定し、その目的地に基づいて、経由地の設定や領域図形の生成を実行する。これにより、過去の走行履歴から頻繁に行った場所などを目的地として設定し、その目的地に応じた、即ち、ドライバの行動に合った経由地の範囲を表示できる。
1 ナビゲーション装置
15 液晶ディスプレイ
37 走行履歴DB
41 CPU
51 バッテリ
61 現在位置
62 領域図形
64 目的地
67 仮経由地
69 第1経路
71 第2経路
72 経由地
75 登録地点
W1 残充電量
W2 消費電力量
W3 余力残充電量

Claims (7)

  1. 目的地を設定する目的地設定手段と、
    電気自動車が有するバッテリの残充電量で、前記電気自動車が現在位置から経由して前記目的地まで走行可能な複数の仮経由地を設定する仮経由地設定手段と、
    前記仮経由地設定手段により設定した複数の前記仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、設定した複数の前記経由地を接続して領域図形を生成する領域図形生成手段と、
    前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を表示する表示手段と、
    を有する表示装置。
  2. 前記仮経由地設定手段は、
    前記電気自動車の前記現在位置を基準とした複数の方位を設定し、各方位について前記仮経由地を設定し、
    前記領域図形生成手段は、
    任意の方位に存在する前記仮経由地において、前記現在位置から前記残充電量で走行可能な最も遠い前記仮経由地を、前記経由地として設定する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記仮経由地設定手段は、
    前記現在位置から前記目的地まで走行した場合に消費する消費電力量を、前記残充電量から減算して余力残充電量を算出し、算出した前記余力残充電量に基づいて、前記仮経由地を設定し、
    前記表示装置は、
    前記現在位置から前記仮経由地を経由して前記目的地まで走行する経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索した経路に沿って走行した場合に、前記残充電量で前記目的地まで走行できるか否かを判断する第1判断手段と、
    を有し、
    前記領域図形生成手段は、
    前記第1判断手段の判断結果に基づいて、前記仮経由地の位置を調整し、調整した前記仮経由地を前記経由地として設定する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記仮経由地設定手段は、
    前記余力残充電量で走行可能な走行可能距離を算出し、前記現在位置を基準とした各方位に沿って前記走行可能距離だけ離れた位置を、前記仮経由地として設定し、
    前記領域図形生成手段は、
    任意の方位の前記仮経由地について、その仮経由地を経由して前記目的地まで前記残充電量で走行できると前記第1判断手段が判断した場合、前記任意の方位に沿って前記仮経由地を前記現在位置からより離れた位置に調整し、前記第1判断手段が走行できると判断した最も遠い前記仮経由地を前記経由地として設定する、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記表示手段は、
    ユーザにより登録された登録地点のうち、前記領域図形が示す領域内の前記登録地点と、領域外の前記登録地点の表示態様を変更する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記目的地設定手段は、
    経路の案内を行なう案内目的地の設定を受け付けたか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により前記案内目的地の設定を受け付けたと判断した場合、受け付けた前記案内目的地を前記目的地として設定する第1目的地設定手段と、
    前記第2判断手段により前記案内目的地の設定を受け付けていないと判断した場合、走行履歴に基づいて前記目的地を推定して設定する第2目的地設定手段と、
    を有する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 走行可能な領域の図形を表示させるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    目的地を設定する目的地設定手段と、
    電気自動車が有するバッテリの残充電量で、前記電気自動車が現在位置から経由して前記目的地まで走行可能な複数の仮経由地を設定する仮経由地設定手段と、
    前記仮経由地設定手段により設定した複数の前記仮経由地に基づいて複数の経由地を設定し、設定した複数の前記経由地を接続して領域図形を生成する領域図形生成手段と、
    前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を表示する表示手段と、して機能させる為のコンピュータプログラム。
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