JP2021006726A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2021006726A
JP2021006726A JP2019120686A JP2019120686A JP2021006726A JP 2021006726 A JP2021006726 A JP 2021006726A JP 2019120686 A JP2019120686 A JP 2019120686A JP 2019120686 A JP2019120686 A JP 2019120686A JP 2021006726 A JP2021006726 A JP 2021006726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
flow path
axial direction
solenoid
solenoid valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019120686A
Other languages
English (en)
Inventor
東明 陳
Dongming Chen
東明 陳
智彦 中西
Tomohiko Nakanishi
智彦 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Powertrain Systems Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Tosok Corp filed Critical Nidec Tosok Corp
Priority to JP2019120686A priority Critical patent/JP2021006726A/ja
Priority to US16/874,638 priority patent/US20200408318A1/en
Publication of JP2021006726A publication Critical patent/JP2021006726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0644One-way valve
    • F16K31/0655Lift valves
    • F16K31/0658Armature and valve member being one single element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/04Construction of housing; Use of materials therefor of sliding valves
    • F16K27/048Electromagnetically actuated valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • F16K31/061Sliding valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)

Abstract

【課題】弁体の安定した摺動が可能となる電磁弁を提供すること。【解決手段】電磁弁1は、ボビン21と、プランジャ22と、プランジャ22を移動させるコイル23とを有するソレノイド2と、第1流路41と、第2流路42と、中継流路44と、弁体収納部43とを有する流路部材4、及び、弁体収納部43に挿入され、プランジャ22とともに軸O1方向に沿って移動可能に支持され、第1流路41と第2流路42との間で中継流路44を介した流体Qの通過と遮断とを切り換える弁体5を有する弁機構3とを備える。弁体5は、弁体5の外周部51からその径方向外側に向かって突出して設けられ、弁体5が移動した際に弁体収納部43の内壁面431に案内される凸部52を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁弁に関する。
ガスの通過と遮断とを切り換える電磁弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の電磁弁は、固定コアと、電磁力の作用を受けると固定コアに対して近づくことが可能な移動コアと、ガス導入孔とガス排出孔とを有するガス流路形成部材とを備える。固定コアには、移動コアを案内する筒状部が固定される。また、移動コアの固定コアと反対側の端部には、弁体が取り付けられる。弁体は、移動コアの移動に伴って、ガス導入孔を開放して、ガス導入孔からガス排出孔へのガスの通過を可能とし、反対に、ガス導入孔を閉塞して、前記ガスの通過を停止することができる。
特開2018−179019号公報
特許文献1に記載の電磁弁では、移動コアの外周部の全体が筒状部の内周部に接しており、当該接している分だけ接触面積が大きくなる。接触面積が大きくなった結果、移動コアが移動したときの摺動抵抗が増大して、移動コアの摺動性が低下するという問題がある。また、移動コアの外周部と筒状部の内周部との間に不純物が入り込んだ場合、摺動抵抗がさらに増大することなり、移動コアの移動をさらに妨げる、すなわち、移動コアの摺動性がさらに低下するという問題が生じる。
本発明の目的は、弁体の安定した摺動が可能となる電磁弁を提供することにある。
本発明の電磁弁の一つの態様は、軸方向に沿って貫通した貫通孔を有する筒状のボビンと、前記貫通孔に挿入され、軸方向に沿って移動可能に支持されたプランジャと、前記ボビンの外周部に巻回され、通電より磁力を生じさせて前記プランジャを移動させるコイルとを有するソレノイドと、第1流路と、第2流路と、前記第1流路と前記第2流路とを繋ぐ中継流路と、該中継流路に隣接して配置され、軸方向に沿う弁体収納部とを有し、前記ソレノイドに連結される流路部材、及び、前記弁体収納部に挿入され、前記プランジャとともに軸方向に沿って移動可能に支持され、前記第1流路と前記第2流路との間で前記中継流路を介した流体の通過と遮断とを切り換える柱状の弁体を有する弁機構とを備え、前記弁体は、該弁体の外周部からその径方向外側に向かって突出して設けられ、前記弁体が移動した際に前記弁体収納部の内壁面に案内される凸部を有する。
本発明の電磁弁の一つの態様によれば、弁体の安定した摺動が可能となる。
図1は、本発明の電磁弁の第1実施形態を示す縦断面図である。 図2は、図1に示す電磁弁が備える弁体の斜視図である。 図3は、図2中の矢印A方向から見た図(側面図)である。 図4は、図2中の矢印B方向から見た図(正面図)である。 図5は、本発明の電磁弁(第2実施形態)が備える弁体の斜視図である。 図6は、本発明の電磁弁(第3実施形態)が備える弁体の正面図である。
以下、本発明の電磁弁を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4を参照して本発明のソレノイド装置の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸を設定する。一例として、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。X軸と平行な方向を「軸方向(軸O1方向)」と言い、この軸を中心とする径方向を単に「径方向」と言い、前記軸を中心とする周方向を単に「周方向」と言うことがある。また、X軸方向正側を「軸方向一端側」または単に「一端側」と言い、X軸方向負側を「軸方向他端側」または単に「他端側」と言うことがある。本明細書中において、上下方向、水平方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示す電磁弁1は、例えば、ガソリンエンジン等の内燃機関に搭載して用いられる。内燃機関から排出される排出ガスとしては、例えば、内燃機関内で燃料が燃焼することにより発生する排気ガス、内燃機関のピストンシール部から漏れるブローバイガス、燃料タンク内の燃料が気化した燃料蒸気ガス等がある。そして、本実施形態では、電磁弁1は、ブローバイガスの通過と遮断とを切り換える切換弁として用いられる。
図1に示すように、電磁弁1は、X軸方向負側に配置されたソレノイド2と、X軸方向正側に配置された弁機構3とを備える。以下、各部の構成について説明する。
ソレノイド2は、ボビン21と、プランジャ22と、コイル23と、ケース24と、コア25と、ヨーク26とを有する。
ボビン21は、貫通孔211を有する筒状の部材である。貫通孔211は、X軸方向と平行な軸O1方向に沿って貫通する。また、貫通孔211の内径は、軸O1方向に沿って一定である。ボビン21は、一端側で、径方向に突出したフランジ212と、他端側で、径方向に突出したフランジ213とを有する。ボビン21は、例えば、ポリエステル樹脂やポリイミド樹脂等の各種熱硬化性樹脂で構成される。
ボビン21の外周部214には、導電性を有するコイル23が巻回される。そして、コイル23を通電状態とすることにより、ボビン21とコア25とヨーク26とで磁気回路が構成されて、磁力を生じさせることができる。これにより、プランジャ22を軸O1方向に沿って往復動させることができる。
ボビン21の貫通孔211には、コア25とヨーク26とが挿入され、さらに内側にプランジャ22が挿入される。
コア25は、軸O1方向の一端側に配置され、ヨーク26は、軸O1方向の他端側に配置される。
コア25は、全体として円筒状であり、X軸方向と平行に配置される。また、ヨーク26も、全体として円筒状であり、X軸方向と平行に配置される。コア25およびヨーク26は、鉄等のような磁性材からなる、すなわち、磁性を有する金属材料で構成される。これにより、プランジャ22を十分に往復動させることができる程度の磁気回路を生じさせることができる。
また、ソレノイド2は、貫通孔211内で、コア25とヨーク26とを離間させた状態で連結する連結部材201を有する。連結部材201は、円筒状であり、内側にコア25の他端部とヨーク26の一端部とが嵌め込まれる。連結部材201は、非磁性を有し、錆に対する耐性を有する、例えばオーステナイト系のステンレス鋼等の金属材料で構成される。
プランジャ22は、コア25とヨーク26とにまたがって配置され、軸O1方向に沿って一端側と基端側とに交互に移動可能、すなわち、往復動可能に支持される。
プランジャ22は、円筒状のプランジャ本体222と、プランジャ本体222に挿入されたプランジャピン221を有する。プランジャピン221は、軸O1方向の一方側および他方側の双方に突出する。また、ヨーク26の他端側は、壁部262によって閉塞しており、当該壁部262にプランジャピン221が接触する、すなわち、衝突することにより、プランジャ22の他端側への移動限界が規制される。
また、プランジャ22は、コア25内では、プランジャピン221がブッシュ202によって支持され、ヨーク26内では、プランジャピン221がブッシュ203によって支持される。これにより、プランジャ22は、円滑に往復動することができる。
ケース24は、ボビン21、プランジャ22、コイル23、コア25およびヨーク26を収納する。ケース24は、ケース本体241と、コネクタ部材242と、リング部材243とを有する。
ケース本体241は、有底筒状である。すなわちケース本体241は、軸O1方向の一方側が開口する開口部244と、他方側を閉塞させる壁部245とを有する筒状の部材である。壁部245には、一端側からヨーク26が接する。
リング部材243は、円環状をなし、コア25の径方向外側で、当該コア25と同心状に配置される。このリング部材243は、コア25に対して一端側から接する。
ケース本体241およびリング部材243は、コア25と同様に、鉄等のような磁性を有する金属材料で構成される。
コネクタ部材242は、コイル23への通電を行うコネクタ(図示せず)が接続される。コネクタ部材242は、ボビン21と同様に、例えば、熱硬化性樹脂で構成される。
また、ソレノイド2は、ケース24内で、リング部材243とボビン21のフランジ212との間に配置されたガスケット204と、ケース本体241の壁部245とボビン21のフランジ213との間に配置されガスケット205とを有する。
ガスケット204は、リング状をなし、コア25の外周側で、当該コア25と同心状に配置される。このガスケット204は、リング部材243とボビン21のフランジ212との間で圧縮された状態となっており、これにより、リング部材243とランジ212との間を封止することができる。
ガスケット205は、リング状をなし、ヨーク26の径方向外側で、当該ヨーク26と同心状に配置される。このガスケット205は、ケース本体241の壁部245とボビン21のフランジ213との間で圧縮された状態となっており、これにより、壁部245とフランジ213との間を封止することができる。
なお、ガスケット204およびガスケット205は、弾性を有する弾性材料で構成される。弾性材料としては、特に限定されず、例えば、ウレタンゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料が挙げられる。
弁機構3は、流路部材4と、弁体5と、連結部材6と、ガスケット7とを有する。
流路部材4は、連結部材6を介して、ソレノイド2に連結される部材であり、流体Qが通過可能に構成される。前述したように、本実施形態では、電磁弁1は、ブローバイガスの通過と遮断とを切り換える切換弁として用いられる。従って、流体Qは、ブローバイガスとなる。
流路部材4は、内部に、第1流路41と、第2流路42と、中継流路44と、弁体収納部43とを有する。
第1流路41は、Z軸方向に沿って設けられ、Z軸方向負側に向かって開口する。また、第1流路41側は、例えば、電磁弁1が固定される固定用構造体(図示せず)に接続されており、大気に解放された状態となる。また、流路部材4には、前記固定用構造体との間を封止するガスケット45が外側から嵌められる。
第2流路42もZ軸方向に沿って設けられ、Z軸方向正側に向かって開口する。なお、第2流路42の中心軸O42は、第1流路41の中心軸O41に対して、X軸方向負側に位置する。また、第2流路42は、例えば、柔軟なチューブに接続される。
中継流路44は、X軸方向、すなわち、軸O1方向に沿って設けられており、第1流路41と第2流路42とを繋ぐ。例えば、電磁弁1が搭載された内燃機関が自然吸気型のエンジンの場合、図1に示すように、流体Qは、第1流路41から中継流路44を経て第2流路42に向かって流れる。また、電磁弁1が搭載された内燃機関がターボエンジンの場合、ブースト圧が作用すると、流体Qは、第2流路42から中継流路44を経て第1流路41に向かって流れる。
中継流路44のX軸方向負側には、弁体5を移動可能に収納する弁体収納部43が隣接して配置される。弁体収納部43は、X軸方向(軸O1)方向に沿って設けられ、X軸方向負側に向かって開口する。弁体収納部43は、弁体収納部43のX軸方向と直交する方向の断面形状、すなわち、横断面形状が円形をなし、内径がX軸方向に沿って一定である。また、弁体収納部43の内径は、中継流路44の内径よりも大きい。
なお、流路部材4は、ボビン21と同様に、例えば、熱硬化性樹脂で構成される。
また、弁機構3は、弁体5とともに弁体収納部43に収納されるコイルバネ31を有する。コイルバネ31は、弁体5に対しX軸方向正側、すなわち、軸O1方向の一方側に設けられる。また、コイルバネ31は、弁体収納部43のX軸方向正側の壁面と弁体5との間で圧縮状態となる。これにより、弁体5に対して、X軸方負側、すなわち、軸O1方向の他方側に押し込む押し込み力を付与することができる。この押し込み力により、弁体5を中継流路44から離間させることができ、よって、中継流路44を開状態とすることができる。なお、中継流路44を閉状態とするには、プランジャ22がコイルバネ31の押し込み力に抗してX軸方向正側に向かって移動した際、弁体5が中継流路44に接近して、当該中継流路44を塞ぐことにより可能となる。
連結部材6は、リング状をなし、流路部材4に対して弁体収納部43の径方向外側に固定される。連結部材6には、ケース24の開口部244側を径方向内側に曲げてなる折り曲げ部246が引っ掛かる、すなわち、ケース24の開口部244側がカシメられる。カシメにより、連結部材6がケース24に連結され、よって、弁機構3とソレノイド2との位置関係が規制される。これにより、ソレノイド2からの動力、すなわち、プランジャ22の力を弁機構3の弁体5に伝達することができ、よって、弁体5を移動させることができる。なお、連結部材6は、連結部材201と同様に、例えば、非磁性を有し、錆に対する耐性を有する金属材料で構成される。
連結部材6とリング部材243と間には、ガスケット7が配置される。ガスケット7は、リング状をなし、弁体収納部43に対して同心状に設けられる。このガスケット7は、連結部材6とリング部材243との間で圧縮された状態となっており、これにより、連結部材6とリング部材243との間を封止することができる。なお、ガスケット7は、ガスケット204と同様に、弾性を有する弾性材料で構成される。
流路部材4の弁体収納部43には、柱状の弁体5が挿入される。弁体5は、プランジャ22とともに軸O1方向に沿って移動可能に支持される。そして、弁体5が移動することにより、前記のように中継流路44を開閉させることができる。これにより、第1流路41と第2流路42との間で、中継流路44および弁体収納部43を介した流体Qの通過と遮断とを切り換えることができる。なお、弁体5は、アルミニウム等の各種金属材料を用いることができる。
また、弁体5のX軸方向正側には、リング状のガスケット53が装着されている。ガスケット53は、弁体5が中継流路44を閉状態とするときに、中継流路44の縁部の形状に沿って密着することができる。これにより、中継流路44が十分に閉状態となり、よって、流体Qがより確実に遮断される。なお、ガスケット53は、ガスケット204と同様に、弾性を有する弾性材料で構成される。
図2に示すように、弁体5は、複数の凸部52を有する。複数の凸部52は、それぞれ、弁体5の外周部51からその径方向外側に向かって突出して設けられる。
また、これらの複数の凸部52のうち、X軸方向正側に位置する凸部52を「第1凸部52A」といい、X軸方向負側に位置する凸部52を「第2凸部52B」という。第1凸部52Aは、弁体5の周方向に沿って等間隔に3つ設けられ、第2凸部52Bも、弁体5の周方向に沿って等間隔に3つ設けらる。なお、第1凸部52Aと第2凸部52Bとは、それぞれ、弁体5の周方向に沿って3つ設けられるが、これに限定されず、例えば、4つ以上であってもよい。また、第1凸部52Aの設置数と、第2凸部52Bの設置数とは、同じであるが、これに限定されず、異なっていてもよい。
そして、図3、図4に示すように、各凸部52の径方向最も外側に位置する頂部521は、弁体5が移動した際に、弁体収納部43の内壁面431に接して案内される。これにより、弁体5としての、内壁面431との摺動面積(接触面積)をできる限り抑えることができ、これに伴って、摺動抵抗もできる限り抑えることができる。その結果、弁体5の安定した摺動が可能となる、すなわち、弁体5の摺動性が向上する。また、流体Qに不純物が含まれていたとしても、各凸部52の頂部521の面積が小さい分、当該不純物が頂部521に付着するのを抑制または防止することができる。これにより、不純物で弁体5の移動が妨げられるのを防止することができ、よって、弁体5の摺動性がさらに向上する。
図3に示すように、各第1凸部52Aは、コイルバネ31のX軸方向負側(軸O1方向の他方側)の端部311が接触するバネ座として機能する。これにより、当該バネ座を別途設けるのを省略することができ、よって、電磁弁1を簡単な構成とすることができる。
前述したように、第1凸部52Aおよび第2凸部52Bは、それぞれ、弁体5の周方向に沿って等間隔に3つ設けられる。また、第1凸部52Aと第2凸部52Bとは、X軸方向(軸O1方向)に離間して設けられる。これにより、弁体収納部43内での弁体5の姿勢を維持することができ、よって、弁体収納部43内で弁体5が安定して移動することができる。
図4に示すように、各凸部52は、弁体5の周方向に沿った幅W52が径方向外側に向かって徐々に減少する、すなわち、漸減する。これにより、弁体5の移動時の各凸部52の強度を保ちつつ、弁体収納部43の内壁面431に対する各凸部52の摺動面積をできる限り抑えることができる。また、各凸部52の頂部521は、摺動によって経時的に摩耗するのに伴い、摺動面積も増大することとなる。摺動面積が増大した場合、頂部521に作用する圧力も増大するため、頂部521での摩耗の速さが所定のタイミングで一定となると考えられる。
また、前述したように、弁体収納部43の横断面形状は円形である。そして、各凸部52の頂部521は、弁体収納部43の円形形状の曲率と同じ円弧状である。これにより、弁体5の円滑な摺動が可能となる。
また、中継流路44が開状態のときに第2流路42側に陰圧が作用した場合、流体Qは、隣り合う凸部52同士の間を通過することができる。これにより、弁体5に対するX軸方向正側と負側との圧力が相殺されることとなり、よって、弁体5の不本意な移動を防止することができる。ここでの「陰圧」とは、第1流路41側の圧力よりも第2流路42側の圧力が低くなる状態のこと言う。
<第2実施形態>
以下、図5を参照して本発明の電磁弁の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、弁体の凸部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、各凸部52は、X軸方向(軸O1方向)に沿った凸条である。これにより、弁体収納部43内での弁体5の姿勢を維持することができ、よって、弁体収納部43内で弁体5が安定して移動することができる。なお、各凸部52の全長は、弁体5のX軸方向の途中からX軸方向負側の端面までであるが、これに限定されない。各凸部52の全長は、同じであるが、これに限定されず、異なっていてもよい。
<第3実施形態>
以下、図6を参照して本発明の電磁弁の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、弁体の凸部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、各凸部52の幅W52が径方向に沿って一定である。これにより、摺動により凸部52が摩耗したとしても、弁体収納部43の内壁面431に対する凸部52の摺動面積の大きさを一定とすることでき、よって、弁体5の摺動性を安定して一定に維持することができる。
以上、本発明の電磁弁を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電磁弁を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の電磁弁は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、電磁弁は、前記各実施形態ではエンジン等の内燃機関に搭載して用いられた場合となっているが、電磁弁の適用箇所は、内燃機関に限定されない。また、電磁弁によって通過と遮断とが切り換えられる流体も、気体に限定されず、液体または気体と液体との混合物であってもよい。
また、弁体が有する凸部の形状は、弁体の周方向に沿ったリング状であってもよい。
1…電磁弁、2…ソレノイド、21…ボビン、211…貫通孔、212…フランジ、213…フランジ、214…外周部、22…プランジャ、221…プランジャピン、222…プランジャ本体、23…コイル、24…ケース、241…ケース本体、242…コネクタ部材、243…リング部材、244…開口部、245…壁部、246…折り曲げ部、25…コア、26…ヨーク、262…壁部、201…連結部材、202…ブッシュ、203…ブッシュ、204…ガスケット、205…ガスケット、3…弁機構、31…コイルバネ、311…端部、4…流路部材、41…第1流路、42…第2流路、43…弁体収納部、431…内壁面、44…中継流路、45…ガスケット、5…弁体、51…外周部、52…凸部、52A…第1凸部、52B…第2凸部、521…頂部、53…ガスケット、6…連結部材、7…ガスケット、O1…軸、O41…中心軸、O42…中心軸、Q…流体、W52…幅

Claims (8)

  1. 軸方向に沿って貫通した貫通孔を有する筒状のボビンと、前記貫通孔に挿入され、軸方向に沿って移動可能に支持されたプランジャと、前記ボビンの外周部に巻回され、通電より磁力を生じさせて前記プランジャを移動させるコイルとを有するソレノイドと、
    第1流路と、第2流路と、前記第1流路と前記第2流路とを繋ぐ中継流路と、該中継流路に隣接して配置され、軸方向に沿う弁体収納部とを有し、前記ソレノイドに連結される流路部材、及び、前記弁体収納部に挿入され、前記プランジャとともに軸方向に沿って移動可能に支持され、前記第1流路と前記第2流路との間で前記中継流路を介した流体の通過と遮断とを切り換える柱状の弁体を有する弁機構とを備え、
    前記弁体は、該弁体の外周部からその径方向外側に向かって突出して設けられ、前記弁体が移動した際に前記弁体収納部の内壁面に案内される凸部を有することを特徴とする電磁弁。
  2. 前記凸部は、前記弁体の周方向に沿って3つ以上設けられる請求1に記載の電磁弁。
  3. 前記凸部は、前記弁体の周方向に沿った幅が径方向外側に向かって減少する請求項1または2に記載の電磁弁。
  4. 前記凸部は、前記弁体の周方向に沿った幅が径方向に沿って一定である請求項1または2に記載の電磁弁。
  5. 前記凸部は、軸方向に沿った凸条である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電磁弁。
  6. 前記凸部は、軸方向に離間して複数設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の電磁弁。
  7. 前記弁体収納部の軸方向と直交する方向の断面形状が円形であり、
    前記凸部の径方向最も外側に位置する頂部は、前記円形の曲率と同じ円弧状である請求項1〜6のいずれか1項に記載の電磁弁。
  8. 前記弁機構は、前記弁体に対し軸方向一方側に設けられ、前記弁体を軸方向他方側に押し込むコイルバネを有し、
    前記凸部は、前記コイルバネの軸方向他方側の端部が接触するバネ座として機能する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電磁弁。

JP2019120686A 2019-06-28 2019-06-28 電磁弁 Pending JP2021006726A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019120686A JP2021006726A (ja) 2019-06-28 2019-06-28 電磁弁
US16/874,638 US20200408318A1 (en) 2019-06-28 2020-05-14 Electromagnetic valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019120686A JP2021006726A (ja) 2019-06-28 2019-06-28 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021006726A true JP2021006726A (ja) 2021-01-21

Family

ID=74043008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019120686A Pending JP2021006726A (ja) 2019-06-28 2019-06-28 電磁弁

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20200408318A1 (ja)
JP (1) JP2021006726A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20200408318A1 (en) 2020-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11047352B2 (en) Fuel injection valve
US10975820B2 (en) Fuel injection valve
US10941739B2 (en) Fuel injection device
US10808662B2 (en) Fuel injection device
US10502337B2 (en) Solenoid valve
JP2017002807A (ja) 燃料噴射装置
JP2021006728A (ja) 電磁弁
JP6421730B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2021006726A (ja) 電磁弁
JP2021006727A (ja) 電磁弁
JP7347075B2 (ja) 電磁弁
US11333266B2 (en) Electromagnetic valve
JP2021006729A (ja) 電磁弁
WO2017056940A1 (ja) 燃料噴射装置
JP2021050807A (ja) 電磁弁
JP2021050808A (ja) 電磁弁
US11603946B2 (en) Electromagnetic valve
US20210095783A1 (en) Electromagnetic valve
JP2022057490A (ja) 電磁弁
JP7434765B2 (ja) 切換弁
JP2022104381A (ja) 電磁弁
JP2022104380A (ja) 電磁弁
JP2022057491A (ja) 電磁弁
JP2022153147A (ja) 電磁弁
JP2019112984A (ja) 燃料噴射弁