JP2021005782A - アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでかつ安定した特性を得ることができるアンテナを提供すること。【解決手段】アンテナ10は、導電部材20を備えている。導電部材20は、主部30と、対向部50と、第1給電端子62と、第2給電端子64とを有している。主部30は、開いた環状の形状を有するようにして水平面(XY平面)に沿って延びており、且つ、互いに離れて位置する第1端部32と第2端部34とを有している。対向部50は、第1端部32に設けられた第1対向部52と、第2端部34に設けられた第2対向部54とを含んでいる。第1対向部52と第2対向部54とは、互いに離れて対向している。主部30は、第1対向部52及び第2対向部54のいずれよりも薄い薄肉部46を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、基板に搭載されるアンテナに関し、特に、スプリットリング共振器構造を有するアンテナに関する。
スプリットリング共振器構造を有するアンテナは、例えば、特許文献1に開示されている。
図9に示されるように、特許文献1のアンテナ90は、誘電体層910と、誘電体層910の一対の主面の一方に形成された導体層920と、誘電体層910の他方の主面に形成された給電線930とを有している。導体層920は、C字形状に形成されている。また、導体層920の両端部は、互いに離れて対向し、キャパシタ940を形成している。導体層920と給電線930とは、誘電体層910を貫通するビア950を用いて互いに接続されている。詳しくは、ビア950は、給電線930の端部を導体層920の一方の端部の近傍に接続している。
特開2016−225956号公報
特許文献1のアンテナは、プリント基板(基板)を用いて製造される。基板を用いて製造されたアンテナは、製造ばらつき等によって所望の特性が得られなかった場合に、インダクタやキャパシタ等の整合回路を後付けするか、基板自体を製造し直す必要がある。そのため、特許文献1のアンテナは、高コストになりがちである。
そこで、本発明は、低コストでかつ安定した特性を得ることができるアンテナを提供することを目的とする。
本発明は、第1のアンテナとして、
導電部材を備えたアンテナであって、
前記導電部材は、主部と、対向部と、第1給電端子と、第2給電端子とを有しており、
前記主部は、開いた環状の形状を有するようにして水平面に沿って延びており、且つ、互いに離れて位置する第1端部と第2端部とを有しており、
前記対向部は、前記第1端部に設けられた第1対向部と、前記第2端部に設けられた第2対向部とを含んでおり、
前記第1対向部と前記第2対向部とは、互いに離れて対向しており、
前記主部は、前記第1対向部及び前記第2対向部のいずれよりも薄い薄肉部を有している
アンテナを提供する。
また、本発明は、第2のアンテナとして、第1のアンテナであって、
前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記水平面内において少なくとも部分的に対向している
アンテナを提供する。
また、本発明は、第3のアンテナとして、第1又は第2のアンテナであって、
前記薄肉部の一部は、前記主部の前記水平面における内縁に位置している
アンテナを提供する。
また、本発明は、第4のアンテナとして、第3のアンテナであって、
前記主部は、前記薄肉部よりも厚い厚肉部を有しており、
前記薄肉部は、前記水平面において前記厚肉部と前記主部の前記内縁との間に亘って位置している
アンテナを提供する。
また、本発明は、第5のアンテナとして、第4のアンテナであって、
前記第1対向部、前記第2対向部及び前記厚肉部は、互いに同じ厚さを有している
アンテナを提供する。
また、本発明は、第6のアンテナとして、第4又は第5のアンテナであって、
前記薄肉部は、前記主部の前記内縁に沿って前記第1端部と前記第2端部との間を連続して延びている
アンテナを提供する。
また、本発明は、第7のアンテナとして、第4又は第5のアンテナであって、
前記薄肉部は、前記主部の前記内縁に沿って並ぶ複数の窪みからなり、
前記窪みは、前記水平面と直交する方向において交互に窪んでいる
アンテナを提供する。
また、本発明は、第8のアンテナとして、第1から第7までのアンテナのいずれかであって、
前記導電部材は、前記水平面に沿って延びる基板に搭載される
アンテナを提供する。
本発明によれば、アンテナの導電部材を、基板と別体のディスクリート部品にでき、これによりアンテナ全体のコストを低減できる。また、本発明のアンテナによれば、比較的位置ずれし易い第1対向部及び第2対向部の夫々を、導電部材の一部として形成できる。第1対向部及び第2対向部をこのように形成することで、第1対向部と第2対向部との間の位置ずれによるアンテナ特性の劣化を低減できる。即ち、本発明によれば、低コストでかつ安定した特性を得ることができるアンテナを提供できる。
加えて、本発明によれば、導電部材の主部に薄肉部を設けることで、アンテナのインダクタンスを大きくできる。この結果、アンテナ特性を変えることなくアンテナ全体のサイズを小さくできる。
本発明の実施の形態によるアンテナを示す斜視図である。導電部材の主部と対向部との間の境界位置を破線で描画している。 図1のアンテナの基板を部分的に切り欠いて示す斜視図である。基板の一部(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。拡大図において、導電部材の第1給電端子、第2給電端子及び被固定部の接続位置を破線で描画している。 図1のアンテナの導電部材を示す斜視図である。導電部材の主部と対向部との間の境界位置を破線で描画している。 図3の導電部材を示す底面図である。 図4の導電部材をV−V線に沿って示す断面図である。 図5の導電部材の一部(破線Aで囲んだ部分)を示す断面図である。 図3の導電部材の変形例を示す斜視図である。 図7の導電部材の一部(破線Bで囲んだ部分)を示す斜視図である。 特許文献1のアンテナを示す斜視図である。
図1を参照すると、本発明の実施の形態によるアンテナ10は、導電体からなる導電部材20と、基板70とを備えている。導電部材20は、主部30と、2つの対向部50と、第1給電端子62と、3つの第2給電端子64とを有している。主部30は、開いた環状の形状を有するようにして水平面(XY平面)に沿って延びている。換言すれば、主部30は、互いに離れた両端を有する環である。詳しくは、主部30は、第1端部32と、第2端部34とを有している。第1端部32と第2端部34とは、主部30の両端に夫々位置しており、対向部50を間に挟んで互いに離れて位置している。第1給電端子62及び第2給電端子64の夫々は、XY平面と直交する直交方向(Z方向:上下方向)において、主部30から下方(−Z方向)に延びている。図1及び図2を参照すると、基板70は、XY平面に沿って延びている。基板70は、プリント配線基板であり、信号線72と、グランドプレーン78とが形成されている。
本実施の形態の導電部材20は、基板70に搭載されて基板70と共にアンテナ10を形成する。アンテナ10において、導電部材20の第1給電端子62は、半田付け等によって基板70の信号線72に固定され接続されており、導電部材20の第2給電端子64の夫々は、半田付け等によって基板70のグランドプレーン78に固定され接続されている。導電部材20は、後述するようにインダクタンス成分とキャパシタンス成分とを有しており、アンテナ10のLC共振器として機能する。即ち、アンテナ10は、共振アンテナであり、導電部材20は、基板70の信号線72及びグランドプレーン78と共にアンテナ10として機能する。
本実施の形態によれば、アンテナ10の導電部材20(即ち、LC共振器)を基板70と別体のディスクリート部品にできる。この構造によれば、アンテナ10のインダクタンス及びキャパシタンスを、導電部材20のみによって調整でき、これによりアンテナ10全体のコストを低減できる。
本実施の形態において、基板70は、コネクタ80に接続されている。詳しくは、基板70の信号線72は、コネクタ80の信号端子(図示せず)に接続されており、基板70のグランドプレーン78は、コネクタ80のグランド端子84に接続されている。この構造により、アンテナ10は、コネクタ80から伝送された信号を発信できると共に、受信した信号をコネクタ80に伝送できる。但し、本発明は、これに限られず、コネクタ80は、必要に応じて設ければよい。
図3を参照すると、本実施の形態の導電部材20は、単一の平板形状の板厚TCの金属板を曲げて形成されている。換言すれば、導電部材20は、曲げを有する1枚の金属板である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、導電部材20は、複数の金属部材を溶接して形成してもよい。また、導電部材20の構造は、後述するように、必要に応じて様々に変形可能である。
図3及び図4に示されるように、導電部材20の主部30は、XY平面において角張ったC字形状を有している。詳しくは、主部30は、2つの前側部402と、1つの後側部404と、前側部402に夫々対応する2つの側部406とを有している。前側部402の夫々は、Z方向と直交する前後方向(X方向)において主部30の前側(+X側)に位置しており、X方向及びZ方向の双方と直交する横方向(Y方向)に沿って延びている。後側部404は、主部30の後側(−X側)に位置しており、Y方向に沿って延びている。側部406は、主部30のY方向における両側に夫々位置している。側部406の夫々は、X方向に沿って延びており、後側部404のY方向における両端のうちの一方と、対応する前側部402のY方向外側の端とを互いに連結している。第1端部32は、前側部402のうちの一方のY方向内側の端部であり、第2端部34は、前側部402のうちの他方のY方向内側の端部である。
本実施の形態の主部30は、上述の構造を有しており、Z方向に沿って見たとき、矩形環形状を有している。また、本実施の形態の後側部404及び側部406の夫々は、XY平面と平行に延びる部位(平行部)と、平行部から下方に向かって延びるように曲げられた部位とを有している。このように形成された後側部404及び側部406を有する主部30は、変形し難い。但し、本発明は、これに限られない。例えば、主部30は、Z方向に沿って見たとき、円環形状を有していてもよいし、多角環形状を有していてもよい。また、後側部404及び側部406の夫々は、XY平面と平行に延びる部位のみを有していてもよい。
本実施の形態において、第1給電端子62は、第1端部32に位置している。第2給電端子64のうちの1つは、主部30の後側部404のY方向における中間に位置しており、第2給電端子64のうちの他の2つは、主部30の2つの側部406の前端(+X側の端)に夫々位置している。この配置により、導電部材20の主部30は、インダクタとして機能する。但し、本発明は、これに限られず、導電部材20がインダクタンス成分を有する限り、第1給電端子62及び第2給電端子64の配置は、様々に変形可能である。
導電部材20の対向部50は、第1対向部52と、第2対向部54とを含んでいる。第1対向部52は、第1端部32に繋がっており、第1端部32のY方向内側に位置している。第2対向部54は、第2端部34に繋がっており、第2端部34のY方向内側に位置している。即ち、対向部50は、第1端部32に設けられた第1対向部52と、第2端部34に設けられた第2対向部54とを含んでいる。
本実施の形態の第1対向部52は、第1上側部522と、第1下側部524と、第1連結部528とを有している。第1上側部522は、第1対向部52の上側(+Z側)に位置しており、XY平面に沿って延びている。第1下側部524は、第1対向部52の下側(−Z側)に位置しており、XY平面に沿って延びている。第1連結部528は、第1上側部522の前端と、第1下側部524の前端とを互いに連結している。
本実施の形態の第2対向部54は、第2上側部542と、第2下側部544と、第2連結部548とを有している。第2上側部542は、第2対向部54の上側に位置しており、XY平面に沿って延びている。第2下側部544は、第2対向部54の下側に位置しており、XY平面に沿って延びている。第2連結部548は、第2上側部542の前端と、第2下側部544の前端とを互いに連結している。
本実施の形態の第1対向部52及び第2対向部54は、上述した形状に形成されており、互いに対応する形状を有している。但し、本発明は、これに限られず、第1対向部52及び第2対向部54の夫々の形状は、必要に応じて様々に変形可能である。
図3から図5までを参照すると、第1対向部52と第2対向部54との間には、切れ目58が形成されている。詳しくは、第1対向部52の第1上側部522と第2対向部54の第2上側部542とは、Z方向において互いに同じ位置にあり、XY平面において、切れ目58を挟んで互いに離れて対向している。同様に、第1対向部52の第1下側部524と第2対向部54の第2下側部544とは、Z方向において互いに同じ位置にあり、XY平面において、切れ目58を挟んで互いに離れて対向している。
図4及び図5を参照すると、第1対向部52は、XY平面における縁に位置する第1端面532を有している。第1端面532は、第1対向部52の第1上側部522及び第1下側部524に設けられている。同様に、第2対向部54は、XY平面における縁に位置する第2端面552を有している。第2端面552は、第2対向部54の第2上側部542及び第2下側部544に設けられている。
第1上側部522の第1端面532と第2上側部542の第2端面552とは、XY平面において互いに離れて対向している。第1下側部524の第1端面532と第2下側部544の第2端面552とは、XY平面において互いに離れて対向している。この配置から理解されるように、第1端面532及び第2端面552は、導電部材20のキャパシタとして機能する。換言すれば、本実施の形態における導電部材20のキャパシタは、第1対向部52に設けられた第1端面532と、第2対向部54に設けられた第2端面552とを含んでいる。
上述のように、第1対向部52と第2対向部54とは、互いに離れて対向しており、これによりキャパシタとして機能する。本実施の形態によれば、第1対向部52と第2対向部54とは、XY平面内において少なくとも部分的に対向している。但し、本発明はこれに限られず、第1対向部52と第2対向部54との対向方向は、様々に変形可能である。
図3を参照すると、導電部材20は、スプリットリング共振器構造を有している。第1対向部52及び第2対向部54は、スプリットリングの両端部に夫々配置されている。一般的に、このように配置された第1対向部と第2対向部とは、アンテナを製造する過程において互いに位置ずれし易い。一方、本実施の形態のアンテナ10によれば、一般的には比較的位置ずれし易い第1対向部52及び第2対向部54の夫々を、単一部材である導電部材20の一部として形成できる。第1対向部52及び第2対向部54をこのように形成することで、第1対向部52と第2対向部54との間の位置ずれによるアンテナ特性の劣化を低減できる。即ち、本実施の形態によれば、低コストでかつ安定した特性を得ることができるアンテナ10を提供できる。
図3及び図4に示されるように、本実施の形態の導電部材20は、主部30、対向部50、第1給電端子62及び第2給電端子64に加えて、3つの被固定部66,68を有している。被固定部66,68の夫々は、主部30から下方に延びている。前述したように、第1給電端子62は、第1端部32に設けられている。また、被固定部66は、第2端部34に設けられている。被固定部68のうちの一方は、第1対向部52の第1上側部522に設けられており、被固定部68のうちの他方は、第2対向部54の第2下側部544に設けられている。
図3を図1及び図2と併せて参照すると、アンテナ10において、被固定部66,68の夫々は、半田付け等によって基板70に固定される。加えて、第1給電端子62も、前述したように、半田付け等によって基板70に固定される。第1給電端子62及び被固定部66,68を基板70に固定すると、第1対向部52及び第2対向部54の夫々のZ方向における移動が低減される。即ち、第1対向部52の第1端面532と第2対向部54の第2端面552との間の位置ずれが低減され、これによりアンテナ特性の劣化を低減できる。但し、本発明は、これに限られず、被固定部66,68は、必要に応じて設ければよい。また、被固定部66,68の数や配置は、必要に応じて様々に変形可能である。
図5を参照すると、第1対向部52の厚さ(板厚TC)と第2対向部54の厚さ(板厚TC)とは互いに等しい。より具体的には、第1対向部52及び第2対向部54の夫々は、板厚TCの金属板の一部である。板厚TCを十分に大きくすることで、第1対向部52の第1端面532と第2対向部54の第2端面552とがZ方向において多少位置ずれした場合も、アンテナ特性の劣化を低減できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、第1対向部52の厚さと第2対向部54の厚さとは、互いに異なっていてもよい。
図4から図6までを参照すると、本実施の形態の導電部材20の主部30は、内縁42と、厚肉部44と、薄肉部46とを有している。図3から図5までを参照すると、内縁42は、主部30のXY平面内側の縁である。図5を参照すると、厚肉部44の厚さ(板厚TC)は、第1対向部52の厚さ(板厚TC)及び第2対向部54の厚さ(板厚TC)と等しい。より具体的には、厚肉部44は、板厚TCの金属板の一部である。一方、図3及び図5を参照すると、薄肉部46の厚さ(板厚TL)は、厚肉部44の厚さよりも薄い。より具体的には、薄肉部46は、板厚TCの金属板をコイニング等の加工によって部分的に薄くした部位である。
上述のように形成された薄肉部46の厚さは、第1対向部52の厚さ、第2対向部54の厚さ及び厚肉部44の厚さのいずれと比べても薄い。換言すれば、本実施の形態の導電部材20の主部30は、第1対向部52、第2対向部54及び厚肉部44のいずれよりも薄い薄肉部46を有している。主部30に薄肉部46を設けることで、主部30を流れる電流の断面積が小さくなり、これにより、導電部材20のインダクタンスを大きくできる。即ち、主部30に薄肉部46を設けることで、アンテナ10(図1参照)のインダクタンスを大きくできる。この結果、アンテナ特性を変えることなくアンテナ10全体のサイズを小さくできる。
図4及び図5を参照すると、本実施の形態によれば、薄肉部46の一部は、主部30のXY平面における内縁42に位置している。内縁42は、アンテナ10(図1参照)のインダクタンスに寄与し易い部位である。従って、この配置によれば、アンテナ10のインダクタンスを大きくし易い。但し、本発明は、これに限られない。例えば、薄肉部46は、内縁42よりもXY平面の外側に位置していてもよい。
本実施の形態によれば、主部30は、薄肉部46よりも厚い厚肉部44を有している。また、薄肉部46は、XY平面において厚肉部44と内縁42との間に亘って位置している。この配置によっても、アンテナ10(図1参照)のインダクタンスを大きくし易い。但し、本発明は、これに限られない。例えば、主部30は、厚肉部44を有しておらず、主部30全体が薄肉部46であってもよい。この構造によれば、インダクタンスを更に大きくできる。但し、主部30の強度を維持するという観点から、本実施の形態が好ましい。
前述したように、本実施の形態の第1対向部52、第2対向部54及び厚肉部44は、互いに同じ厚さを有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、厚肉部44は、薄肉部46よりも厚い限り、第1対向部52及び第2対向部54のいずれよりも薄くてもよい。但し、導電部材20を容易に形成するという観点から、本実施の形態が好ましい。
図6を参照すると、本実施の形態において、薄肉部46は、厚肉部44から上方に凹んだ部位である。薄肉部46と厚肉部44との間には、境界面484が形成されている。薄肉部46の下面は、XY平面と平行な平面であり、厚肉部44のうち境界面484近傍に位置する部位の下面は、XY平面と平行な平面である。一方、境界面484は、XY平面と斜交する斜面である。換言すれば、薄肉部46と厚肉部44との間には、明瞭な段差が形成されている。但し、本発明は、本実施の形態に限られない。例えば、薄肉部46は、厚肉部44から下方に凹んだ部位であってもよい。また、薄肉部46は、厚肉部44に向かって徐々に厚くなっていてもよい。
図6を参照すると、本実施の形態において、薄肉部46の厚さ(板厚TL)は、厚肉部44の厚さ(板厚TC)の約1/2である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、薄肉部46の厚さは、厚肉部44の厚さの1/2以下であってもよいし、厚肉部44の厚さの1/2よりも大きくてもよい。
図4を参照すると、本実施の形態の薄肉部46は、主部30の内縁42に沿って第1端部32と第2端部34との間を連続して延びている。特に、薄肉部46は、内縁42の近傍のみに形成されている。この配置によれば、薄肉部46の形成による主部30の強度低下を防ぎつつ、導電部材20のインダクタンス成分を十分に高くできる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、薄肉部46は、主部30の後側部404のみに形成されていてもよい。
本実施の形態の導電部材20は、既に説明した変形例に加えて、更に様々に変形可能である。
例えば、図7を図3と比較すると、変形例による導電部材20Aは、導電部材20の主部30と異なる形状の主部30Aを有していることを除き、導電部材20と同じ構造を有している。図7を図4と比較すると、導電部材20Aの主部30Aは、主部30の厚肉部44及び薄肉部46と夫々異なる厚肉部44A及び薄肉部46Aを有していることを除き、主部30と同じ構造を有している。
図7を参照すると、変形例による薄肉部46Aは、主部30Aの内縁42に沿って並ぶ複数の窪み48Aからなる。窪み48Aは、Z方向において交互に窪んでいる。詳しくは、下方に窪んだ窪み48Aの隣に位置する窪み48Aは、上方に窪んでおり、上方に窪んだ窪み48Aの隣に位置する窪み48Aは、下方に窪んでいる。また、第1対向部52、第2対向部54及び厚肉部44Aは、互いに同じ厚さ(板厚TC)を有している。薄肉部46Aは、第1対向部52、第2対向部54及び厚肉部44Aのいずれよりも薄い。薄肉部46Aの一部は、主部30AのXY平面における内縁42に位置している。
図8を参照すると、窪み48Aは、コイニングによって形成されている。窪み48Aの夫々は、底面482Aと、境界面484Aと、2つの側面486Aとを有している。底面482Aは、XY平面と平行な平面である。厚肉部44Aのうち境界面484A近傍に位置する部位の上面及び下面は、XY平面と平行な平面である。一方、境界面484Aは、XY平面と斜交する斜面である。換言すれば、薄肉部46Aと厚肉部44Aとの間には、明瞭な段差が形成されている。
変形例による薄肉部46Aによっても、アンテナ10(図1参照)のインダクタンスを大きくできる。この結果、アンテナ特性を変えることなくアンテナ10全体のサイズを小さくできる。
10 アンテナ
20、20A 導電部材
30、30A 主部
32 第1端部
34 第2端部
402 前側部
404 後側部
406 側部
42 内縁
44,44A 厚肉部
46,46A 薄肉部
48A 窪み
482A 底面
484,484A 境界面
486A 側面
50 対向部
52 第1対向部
522 第1上側部
524 第1下側部
528 第1連結部
532 第1端面
54 第2対向部
542 第2上側部
544 第2下側部
548 第2連結部
552 第2端面
58 切れ目
62 第1給電端子
64 第2給電端子
66,68 被固定部
70 基板
72 信号線
78 グランドプレーン
80 コネクタ
84 グランド端子

Claims (8)

  1. 導電部材を備えたアンテナであって、
    前記導電部材は、主部と、対向部と、第1給電端子と、第2給電端子とを有しており、
    前記主部は、開いた環状の形状を有するようにして水平面に沿って延びており、且つ、互いに離れて位置する第1端部と第2端部とを有しており、
    前記対向部は、前記第1端部に設けられた第1対向部と、前記第2端部に設けられた第2対向部とを含んでおり、
    前記第1対向部と前記第2対向部とは、互いに離れて対向しており、
    前記主部は、前記第1対向部及び前記第2対向部のいずれよりも薄い薄肉部を有している
    アンテナ。
  2. 請求項1記載のアンテナであって、
    前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記水平面内において少なくとも部分的に対向している
    アンテナ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のアンテナであって、
    前記薄肉部の一部は、前記主部の前記水平面における内縁に位置している
    アンテナ。
  4. 請求項3記載のアンテナであって、
    前記主部は、前記薄肉部よりも厚い厚肉部を有しており、
    前記薄肉部は、前記水平面において前記厚肉部と前記主部の前記内縁との間に亘って位置している
    アンテナ。
  5. 請求項4記載のアンテナであって、
    前記第1対向部、前記第2対向部及び前記厚肉部は、互いに同じ厚さを有している
    アンテナ。
  6. 請求項4又は請求項5記載のアンテナであって、
    前記薄肉部は、前記主部の前記内縁に沿って前記第1端部と前記第2端部との間を連続して延びている
    アンテナ。
  7. 請求項4又は請求項5記載のアンテナであって、
    前記薄肉部は、前記主部の前記内縁に沿って並ぶ複数の窪みからなり、
    前記窪みは、前記水平面と直交する方向において交互に窪んでいる
    アンテナ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のアンテナであって、
    前記導電部材は、前記水平面に沿って延びる基板に搭載される
    アンテナ。
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