JP2021004560A - アキシャルピストン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ室の底部を反力点にしてピストンをスライド付勢するスプリングが備えられたアキシャルピストン装置において、シリンダ室の底部をスプリングによって損傷されないように保護できるように、かつ、伝動効率の低下を回避できるようにする。【解決手段】シリンダ室13の底部17とスプリング16とによって挟まれる状態でスプリング16を受け止めるスプリング受け部材18が設けられている。スプリング受け部材18に、シリンダ室13と給排通路19とを連通させる貫通穴20が備えられている。給排通路19の内壁面24a,24bが貫通穴20に近づくほど給排通路19の中心19Cとの間隔が広くなる状態で傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、アキシャルピストン装置に関する。
アキシャルピストン装置には、回転軸に相対回転不能に支持されたシリンダブロックと、シリンダブロックに形成されたシリンダ室に往復スライド可能に設けられたピストンと、シリンダ室の底部を反力点にしてピストンをスライド付勢するスプリングと、シリンダ室の底部に設けられ、シリンダ室に対する作動油の給排を行う給排通路と、が備えられたものがある。
この種のアキシャルピストン装置としては、特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示されるものでは、回転軸としてのポンプ軸及びモータ軸が備えられ、シリンダブロックとしてのシリンダブロックが備えられ、ピストンとしてのプランジャが備えられ、プランジャの内部に設けられ、プランジャをスライド付勢するスプリングが備えられ、給排通路としてのポートが備えられている。
特開2003−329103号公報
従来、スプリングがシリンダ室の底部に直接に当っているので、底部がスプリングによって削られるなどして損傷されることがある。これを防止するのには、シリンダ室の底部とスプリングとによって挟まれる状態でスプリングを受け止めるスプリング受け部材をシリンダ室に設け、スプリング受け部材に、シリンダ室と給排通路とを連通させる貫通穴を備えることが考えられる。ところが、給排通路におけるシリンダ室側の開口部の一部がスプリング受け部材によって塞がれると、給排通路を流動する作動油の流動抵抗が大きくなって伝動効率が低下する。
本発明は、シリンダ室の底部をスプリングによって損傷されないように保護でき、かつ、伝動効率の低下を抑制できるアキシャルピストン装置を提供する。
本発明の一態様にかかるアキシャルピストン装置は、回転軸に相対回転不能に支持されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックに形成されたシリンダ室に往復スライド可能に設けられたピストンと、前記シリンダ室の底部を反力点にして前記ピストンをスライド付勢するスプリングと、前記底部に設けられ、前記シリンダ室に対する作動油の給排を行う給排通路と、が備えられ、前記シリンダ室に、前記底部と前記スプリングとによって挟まれる状態で前記スプリングを受け止めるスプリング受け部材が設けられており、前記スプリング受け部材に、前記シリンダ室と前記給排通路とを連通させる貫通穴が備えられ、前記給排通路の内壁面が前記貫通穴に近づくほど前記給排通路の中心との間隔が広くなる状態で傾斜している。
本構成によると、スプリングの端部がシリンダ室の底部に当らないようにスプリング受け部材によって受け止められる。また、給排通路の内壁面をスプリング受け部材の貫通穴に近づくほど給排通路の中心との間隔が広くなるように傾斜させることにより、作動油の流動抵抗を低減できる。
従って、シリンダ室の底部をスプリングによって損傷されないように保護できるのみならず、スプリング受け部材の設置による流動抵抗の増大を抑制したり、回避したりできる。
なお、上記の構成において、前記給排通路における前記シリンダ室側の開口部のうち、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において前記傾斜を有する前記内壁面に重複する部位の形状と、前記貫通穴のうち、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において前記傾斜を有する前記内壁面に重複する部位の形状とが略一致している構成としてもよい。
この構成によれば、作動油の流動抵抗をより好適に低減できる。
また、前記シリンダ室は、前記回転軸の軸心を中心とする円の周方向に沿って複数設けられており、前記貫通穴は円形であり、かつ、前記貫通穴の中心と前記シリンダ室の中心とが合致しており、前記給排通路のうち、前記傾斜を有する部分よりも前記シリンダ室から離れた部分の形状は、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において、前記周方向に沿う方向に長く、かつ、前記円の径方向での幅が前記貫通穴の直径よりも小さくなっており、前記給排通路の前記内壁面が、前記円の径方向と交差する部位で前記貫通穴に近づくほど前記給排通路の中心との間隔が広くなる方向に傾斜している構成としてもよい。
この構成によれば、吸排通路の形状が、回転軸を中心とする円方向に沿う方向に長く、回転軸を中心とする円の径方向の幅がスプリング受け部材の貫通穴の直径よりも小さい場合であっても、作動油の流動抵抗を好適に低減できる。
また、前記給排通路のうち、前記傾斜を有する部分よりも前記シリンダ室から離れた部分は、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において、前記貫通穴の中心に対して前記回転軸側に変位しており、前記給排通路の前記内壁面のうち、前記長手方向に沿う方向視で前記給排通路の中心に対して前記回転軸側と反対側に位置する部位における前記傾斜の長さが、前記給排通路の前記内壁面のうち、前記長手方向に沿う方向視で前記給排通路の中心に対して前記回転軸側と同じ側に位置する部位における前記傾斜の長さよりも長い構成としてもよい。
この構成によれば、吸排通路がスプリング受け部材の貫通穴の中心に対してシリンダブロックの回転軸側に変位している場合であっても、作動油の流動抵抗を好適に低減できる。
なお、シリンダ室に挿入した穴あけドリルの軸芯がシリンダ室の中心に一致、あるいはほぼ一致する状態で穴あけドリルを底部に作用させることにより、穴あけドリルの先端部の先細り形状によって前記回転軸から遠い側の内壁面及び前記回転軸側の内壁面に前記傾斜を形成してもよい。この場合、給排通路の貫通穴に対する変位にかかわらず、回転軸から遠い側の内壁面及び回転軸側の内壁面のそれぞれに上記の傾斜を容易に形成できる。
本発明においては、
前記シリンダブロックの硬度が前記スプリングの硬度よりも低いと好適である。
本構成によると、シリンダブロックの硬度がスプリングの硬度よりも低いことによってシリンダブロックを容易に形成しつつ、シリンダ室の底部をスプリングよって損傷されないようにしっかり保護できるので、使用寿命が高いアキシャルピストン装置を安価に得られる。
油圧ポンプの断面図である。 図1のII−II断面矢視図である。 シリンダ室、スプリング受け部材、給排通路を示す正面図である。 図3のIV−IV断面矢視図である。 図3のV−V断面矢視図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、油圧ポンプを説明するに当り、図1に示される矢印Fの方向を「ポンプ前方」、矢印Bの方向を「ポンプ後方」する。
図1に示されるように、可変容量型の油圧ポンプ1は、ポンプケース2、ポンプケース2を前後方向に貫通する状態でポンプケース2に回転可能に支持されたポンプ軸3、及び、シリンダブロック11が備えられたアキシャルピストン装置10を有している。ポンプケース2は、シリンダブロック11などを収容する内部空間4が備えられたケース本体2A、ケース本体2Aの後部に連結され、内部空間4を閉じる蓋体の機能を備えるポートブロック5を有している。
〔アキシャルピストン装置について〕
アキシャルピストン装置10は、図1,2に示されるように、回転軸としてのポンプ軸3、内部空間4において、ポンプ軸3に相対回転不能に支持されたシリンダブロック11、シリンダブロック11の前方において、ケース本体2Aの支持部6に角度変更可能に支持された斜板12を備えている。
シリンダブロック11は、径方向での中心部に設けられたスプライン穴7によってポンプ軸3に外嵌されている。スプライン穴7は、ポンプ軸3の外周部に設けられたスプライン8に係合しており、シリンダブロック11は、ポンプ軸3に相対回転不能に支持されている。
図1,2に示されるように、シリンダブロック11のうち、ポンプ軸3の軸芯を中心とする円Sの周方向に沿った複数箇所に、シリンダ室13が形成されている。複数箇所のシリンダ室13のそれぞれは、長手方向がポンプ軸3の軸芯方向に沿う状態で形成されている。複数箇所のシリンダ室13のそれぞれに、ピストン14が往復スライド可能に設けられている。本実施形態では、7つのシリンダ室13が備えられているが、これに限らない。たとえば、6つ以下、あるいは、8つ以上のシリンダ室13を備えるものであってもよい。
複数箇所のシリンダ室13それぞれにおけるピストン14の内部に、スプリング室15が形成されている。各スプリング室15には、コイル型のスプリング16が収容されている。各シリンダ室13には、スプリング16と、シリンダ室13の底部17とによって挟まれた状態のスプリング受け部材18が設けられている。スプリング16の底部側の端部がスプリング受け部材18を介して底部17によって受け止められ、スプリング16の底部側と反端側の端部がピストン14の頭部によって受け止められている。スプリング16は、底部17を反力点にしてピストン14を斜板側にスライド付勢している。複数箇所のシリンダ室13それぞれにおけるピストン14は、スプリング16により、シリンダ室13から出る側にスライド付勢されて斜板12に当て付けられている。
シリンダブロック11の硬度がスプリング16の硬度よりも低くなっている。具体的には、シリンダブロック11が銅合金によって作製され、スプリング16が鋼材によって作製されている。スプリング16の底部側端部がスプリング受け部材18によって受け止められるので、底部17をスプリング16によって削られるなど損傷されないようにスプリング受け部材18によって保護しながら、ピストン14をスプリング16によって斜板側にスライド付勢できる。
図1,2に示されるように、複数箇所のシリンダ室13それぞれにおける底部17に、シリンダ室13に対する作動油の給排を行う給排通路19が設けられている。給排通路19は、底部17の穴あけ加工によって設けられている。給排通路19は、底部17に穿設されている。給排通路19とシリンダ室13とは、スプリング受け部材18に設けられた貫通穴20を介して連通されている。貫通穴20は、図2,3に示されるように、円形の形状で、かつ、貫通穴20の中心20Cと、シリンダ室13の中心とが合致する状態でスプリング受け部材18に設けられている。本発明においては、貫通穴20の中心20Cと、シリンダ室13の中心とがほぼ合致するものを合致するものとして含む。各給排通路19のシリンダ室側と反対側の端部は、ポートブロック5に設けられた操作油路21に接続されている。
アキシャルピストン装置10においては、シリンダブロック11がポンプ軸3によって回転駆動されることにより、各シリンダ室13は、斜板12との間隔が広くなった状態と、斜板12との間隔が狭くなった状態とに状態変化する。斜板12との間隔が広くなったシリンダ室13においては、スプリング16によるピストン14のスライド操作によってピストン14のシリンダ室13に入っている長さが短くなり、操作油路21の作動油が給排通路19及び貫通穴20を介してシリンダ室13に吸引される。斜板12との間隔が狭くなったシリンダ室13においては、斜板12によるピストン14の押し操作によってピストン14のシリンダ室13に入っている長さが長くなり、シリンダ室13の作動油が貫通穴20及び給排通路19を介して操作油路21に吐出される。油圧ポンプ1は、シリンダブロック11が回転されることにより、シリンダ室13と操作油路21との間で作動油の吸排を行う。
図3,4,5に示されるように、給排通路19のシリンダ室側部分23における内壁面24のうち、シリンダ室13の周方向での二箇所の部位24a,24bが、貫通穴20に近づくほど給排通路19の中心19Cとの間隔が広くなる方向に傾斜する状態にされている。二箇所の部位24a,24bは、内壁面24のうち、円Sの径方向と交差する箇所に位置している。給排通路19のうち、傾斜した部位24a,24bを有する部分(シリンダ室側部分23)よりもシリンダ室13から離れた部分19Aは、図3に示されるように、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において、ポンプ軸3の軸芯を中心とする円Sの周方向に沿う方向に長く、かつ、円Sの径方向での幅19Wが貫通穴20の直径20Dよりも小さい形状に形成されている。給排通路19のシリンダ室13から離れた部分19Aは、図3に示されるように、円弧形状になっている。給排通路19のシリンダ室13から離れた部分19Aは、図3に示されるように、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において、貫通穴20の中心20Cに対してポンプ軸側(ポンプ軸3が位置する側)に変位した状態で設けられている。給排通路19のシリンダ室13から離れた部分19Aは、図3に示されるように、幅19Wがスプリング16の内径16Dよりも小さい状態で設けられている。
内壁面24の二箇所の部位24a,24bは、図3に示されるように、貫通穴20に対向している。内壁面24の二箇所の部位24a,24bのうちの一方の部位24aは、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において、貫通穴20の中心20Cに対してポンプ軸側と反対側に位置し、内壁面24の二箇所の部位24a,24bのうちの他方の部位24bは、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において、貫通穴20の中心20Cに対してポンプ軸側に位置している。図4に示されるように、ポンプ軸側と反対側の部位24aの傾斜の長さをL1とし、ポンプ軸側の部位24bの傾斜の長さをL2とすると、長さL1が長さL2よりも長くなっている。
つまり、給排通路19におけるシリンダ室側の開口部22は、図3に示されるように、給排通路19のうちのシリンダ室13から離れた部分19Aにおける円弧状の開口22bと、内壁面24の二箇所の部位24a,24bのうちの一方の部位24aにおける開口22cと、内壁面24の二箇所の部位24a,24bのうちの他方の部位24bにおける開口22dと、を有している。開口部22のうち、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において内壁面24の傾斜を有する部位24aと重複する部位(開口22cの部位)の形状と、貫通穴20のうち、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において内壁面24の傾斜を有する部位24aと重複する部位の形状と、が略一致している。開口部22のうち、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において内壁面24の傾斜を有する部位24bと重複する部位(開口22dの部位)の形状と、貫通穴20のうち、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において内壁面24の傾斜を有する部位24bと重複する部位の形状と、が略一致している。給排通路19におけるシリンダ室側の開口部22は、一部22aがスプリング受け部材18によって塞がれ、貫通穴20の面積とほぼ同じ開口面積を有した状態になっている。
シリンダ室13に挿入した穴あけドリルの軸芯がシリンダ室13の中心に一致、あるいはほぼ一致する状態で穴あけドリルをシリンダ室13の底部17に作用させることによって、穴あけドリルの先端部の先細り形状により、内壁面24のうちの部位24aの傾斜、及び、内壁面24のうちの部位24bの傾斜を形成することができる。
本実施形態では、給排通路19のシリンダ室13から離れた部分19Aの形状が円弧状であるが、これに限らない。例えば、給排通路19のシリンダ室13から離れた部分19Aの形状が円形であってもよい。この場合、給排通路19のシリンダ室側部分23における内壁面24を、内壁面24の全周にわたり、貫通穴20に近づくほど給排通路19の19Cとの間隔が広くなる方向に傾斜する状態にすると良い。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、シリンダブロック11が銅合金によって作製された例を示したが、これに限らない。たとえば、鉄材などどのような素材によって作製されたものであってもよい。
(2)上記した実施形態では、給排通路19がシリンダ室13の長手方向に沿う方向視において、長い、かつ、貫通穴20の中心20Cに対してポンプ軸側に変位した状態で設けられているが、これに限らない。たとえば、シリンダ室13の長手方向に沿う方向視において円形であってもよい。また、給排通路19の中心19Cと貫通穴20の中心20Cとが一致する円形や、給排通路19の中心19Cが貫通穴20の中心20Cに対して変位した円形であってもよい。
本発明は、シリンダ室に往復スライド可能に設けられたピストン、シリンダ室の底部を反力点にしてピストンをスライド付勢するスプリング、シリンダ室の底部に設けられた給排通路を備える油圧モータや油圧ポンプなどの各種のアキシャルピストン装置に適用できる。
3 回転軸(ポンプ軸)
11 シリンダブロック
13 シリンダ室
14 ピストン
16 スプリング
17 底部
18 スプリング受け部材
19 給排通路
19A 部分
19C 中心
19W 幅
20 貫通穴
20C 中心
20D 直径
23 部分(シリンダ室側部分)
24a 内壁面(部位)
24b 内壁面(部位)
L1 長さ
L2 長さ
S 円

Claims (5)

  1. 回転軸に相対回転不能に支持されたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに形成されたシリンダ室に往復スライド可能に設けられたピストンと、
    前記シリンダ室の底部を反力点にして前記ピストンをスライド付勢するスプリングと、
    前記底部に設けられ、前記シリンダ室に対する作動油の給排を行う給排通路と、が備えられ、
    前記シリンダ室に、前記底部と前記スプリングとによって挟まれる状態で前記スプリングを受け止めるスプリング受け部材が設けられており、
    前記スプリング受け部材に、前記シリンダ室と前記給排通路とを連通させる貫通穴が備えられ、
    前記給排通路の内壁面が前記貫通穴に近づくほど前記給排通路の中心との間隔が広くなる状態で傾斜しているアキシャルピストン装置。
  2. 前記給排通路における前記シリンダ室側の開口部のうち、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において前記傾斜を有する前記内壁面に重複する部位の形状と、前記貫通穴のうち、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において前記傾斜を有する前記内壁面に重複する部位の形状とが略一致している請求項1に記載のアキシャルピストン装置。
  3. 前記シリンダ室は、前記回転軸の軸心を中心とする円の周方向に沿って複数設けられており、
    前記貫通穴は円形であり、かつ、前記貫通穴の中心と前記シリンダ室の中心とが合致しており、
    前記給排通路のうち、前記傾斜を有する部分よりも前記シリンダ室から離れた部分の形状は、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において、前記周方向に沿う方向に長く、かつ、前記円の径方向での幅が前記貫通穴の直径よりも小さくなっており、
    前記給排通路の前記内壁面が、前記円の径方向と交差する部位で前記貫通穴に近づくほど前記給排通路の中心との間隔が広くなる方向に傾斜している請求項1または2に記載のアキシャルピストン装置。
  4. 前記給排通路のうち、前記傾斜を有する部分よりも前記シリンダ室から離れた部分は、前記シリンダ室の長手方向に沿う方向視において、前記貫通穴の中心に対して前記回転軸側に変位しており、
    前記給排通路の前記内壁面のうち、前記長手方向に沿う方向視で前記給排通路の中心に対して前記回転軸側と反対側に位置する部位における前記傾斜の長さが、前記給排通路の前記内壁面のうち、前記長手方向に沿う方向視で前記給排通路の中心に対して前記回転軸側と同じ側に位置する部位における前記傾斜の長さよりも長い請求項3に記載のアキシャルピストン装置。
  5. 前記シリンダブロックの硬度が前記スプリングの硬度よりも低い請求項1〜4のいずれか1項に記載のアキシャルピストン装置。
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