JP2021002756A - マスタ送信装置、スレーブ送信装置、スレーブ受信装置、映像信号伝送システム、および映像信号伝送方法 - Google Patents

マスタ送信装置、スレーブ送信装置、スレーブ受信装置、映像信号伝送システム、および映像信号伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術に比べて通信速度の低下を低減しつつ伝送経路の冗長化を行う映像信号伝送システムを得る。【解決手段】映像信号伝送システム1のマスタ送信装置2は、第1の時刻同期部と第1のIP変換部とを備える。第1の時刻同期部は、入力された映像信号に基づいて時刻情報を生成し、現用系伝送経路61または予備系伝送経路62を介してスレーブ受信装置3との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う。第1のIP変換部は、時刻情報と映像信号とを含む映像パケットを生成し、映像パケットを現用系伝送経路61および予備系伝送経路62のそれぞれに送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、マスタ送信装置、スレーブ送信装置、スレーブ受信装置、映像信号伝送システム、および映像信号伝送方法に関する。
映像信号のネットワーク伝送において、伝送経路に障害が発生した場合、IPパケットを伝送できないことがある。このような障害に対処するために、伝送経路を現用系の伝送経路と予備系の伝送経路とに冗長化することが一般的に行われている。例えば、特許文献1は、現用系伝送経路に障害が発生した場合にIPパケットをシームレスに切り替えることができる映像切替システムを開示している。
特開2018−42019号公報
本開示は、従来技術に比べて通信速度の低下を低減しつつ伝送経路の冗長化を行う映像信号伝送システムを提供する。
本開示に係るマスタ送信装置は、入力された映像信号に基づいて時刻情報を生成し、現用系伝送経路または予備系伝送経路を介してスレーブ装置との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第1の時刻同期部と、
時刻情報と映像信号とを含む映像パケットを生成し、映像パケットを現用系伝送経路および予備系伝送経路のそれぞれに送信する第1のIP変換部と、
を備える。
本開示に係るスレーブ送信装置は、現用系伝送経路または予備系伝送経路を介して、マスタ送信装置との間で、マスタ送信装置によって生成された時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第2の時刻同期部と、
時刻情報と入力された映像信号とを含む映像パケットを生成し、映像パケットを現用系伝送経路および予備系伝送経路のそれぞれに送信する第2のIP変換部と、
を備える。
本開示に係るスレーブ受信装置は、現用系伝送経路または予備系伝送経路を介して、マスタ送信装置との間で、マスタ送信装置によって生成された時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第3の時刻同期部と、
時刻同期の結果に基づいて、現用系伝送経路を介して受信した映像パケットを第1の出力映像信号に変換し、予備系伝送経路を介して受信した映像パケットを第2の出力映像信号に変換する映像変換部と、
を備える。
本開示に係る映像信号伝送システムは、マスタ送信装置と、スレーブ受信装置と、を備える映像信号伝送システムであって、
第1のIP変換部は、現用系伝送経路および予備系伝送経路のそれぞれを介して映像パケットを映像変換部に送信する。
本開示の映像信号伝送システムによれば、従来技術に比べて通信速度の低下を低減しつつ伝送経路の冗長化を行うことができる。
実施の形態1に係る映像信号伝送システムの構成例を示すブロック図である。 図1の映像信号伝送システムの一部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1のイーサネットスイッチの詳細な構成例を示すブロック図である。 図1の映像信号伝送システムの一部の詳細な構成例を示すブロック図である。 平常時における、図1の映像信号伝送システムの動作例を説明するための模式図である。 障害発生時における、図1の映像信号伝送システムの動作例を説明するための模式図である。 図1の映像信号伝送システムの変形例の一部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1の映像信号伝送システムの変形例の一部の詳細な構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る映像信号伝送システムの構成例を示すブロック図である。 障害発生時における、図9の映像信号伝送システムの動作例を説明するための模式図である。 実施の形態3に係る映像信号伝送システムの構成例を示すブロック図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(本開示に至った経緯)
従来技術では、2つの送信機を用いることで、IPストリームを冗長化している。しかしながら、従来技術では、冗長化されたIPストリームは、1つのIPネットワークを介して受信機に送信されるため、冗長化されたIPストリームのビットレートの上限は、当該IPネットワークが実現できるビットレート(回線帯域)の2分の1となる。
また、様々な機器間の連携を取るために、イーサネット(登録商標)を通じて、時刻情報に基づいて機器の時刻を同期させるPTP(Precision Time Protocol)と呼ばれる手法が知られている。PTPを用いるシステムにおいて、マスタ装置は、時刻情報をスレーブ装置に送信する。スレーブ装置は、当該時刻情報を受信して、当該時刻情報に基づいてマスタ装置と同期して動作する。2つの個別の送信機を使用する従来技術では、時刻情報を一致させるために、それぞれの送信機にPTPスレーブ装置が必要であった。
上記の課題を解決する映像信号伝送システムを以下に説明する。
(実施の形態1)
以下、図1〜8を用いて、実施の形態1を説明する。
1.構成
1−1.全体構成
図1は、本実施の形態に係る映像信号伝送システム1の構成例を示すブロック図である。映像信号伝送システム1は、図示しない外部の映像信号源からHDMI(登録商標)等の所定の規格に準拠して入力された映像信号をネットワークを介して送信し、例えば送信先の図示しないディスプレイおよびプロジェクタ等の表示装置、並びに映像処理装置等の機器に出力するシステムである。
図1において、映像信号伝送システム1は、マスタ送信装置2と、マスタ送信装置2に接続された送信側のイーサネットスイッチ(SW)41,42と、イーサネットスイッチ41,42にネットワーク61,62を介してそれぞれ接続された受信側のイーサネットスイッチ(SW)51,52と、イーサネットスイッチ51,52に接続されたスレーブ受信装置3とを備える。
マスタ送信装置2は、現用系送信機21および予備系送信機22を備える。外部の映像信号源から出力された映像信号は、マスタ送信装置2に入力される。マスタ送信装置2に入力された映像信号は分配されて、現用系送信機21および予備系送信機22に入力される。分配は、例えば図示しない既知の分配器を用いて行われる。このようにして、現用系送信機21および予備系送信機22には同一の映像信号が入力される。
現用系送信機21および予備系送信機22は、それぞれ、入力された映像信号をIPパケットである映像パケットに変換し、イーサネットスイッチ41,42に出力する。現用系送信機21および予備系送信機22は、それぞれ独立してまたは一体的に、例えば、FPGA、ASIC、DSP等のハードウェア回路で構成される。現用系送信機21および予備系送信機22は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサで構成されてもよい。現用系送信機21および予備系送信機22の詳細な機能については後述する。
イーサネットスイッチ41,42,51,52は、選択したネットワーク間の接続を行うためのデバイスである。イーサネットスイッチ41,42は、現用系送信機21および予備系送信機22からそれぞれ入力された映像パケットを、ネットワーク61,62およびイーサネットスイッチ51,52を介して、スレーブ受信装置3に送信する。
スレーブ受信装置3は、現用系受信機31および予備系受信機32を備える。イーサネットスイッチ51から出力された映像パケットは、現用系受信機31に入力される。イーサネットスイッチ52から出力された映像パケットは、現用系受信機31に入力される。現用系受信機31および予備系受信機32は、それぞれ、入力された映像パケットをHDMI等の所定の規格に準拠した映像信号に変換し、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に出力する。
現用系受信機31および予備系受信機32は、それぞれ独立してまたは一体的に、例えば、FPGA、ASIC、DSP等のハードウェア回路で構成される。現用系受信機31および予備系受信機32は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサで構成されてもよい。現用系受信機31および予備系受信機32の詳細な機能については後述する。
1−2.送信装置
図2は、図1の映像信号伝送システム1の一部、特にマスタ送信装置2の詳細な構成例を示すブロック図である。マスタ送信装置2の現用系送信機21と予備系送信機22とは接続されており、後述のタイムスタンプ情報および制御信号等を互いに送受信することができる。
図2において、現用系送信機21は、IP変換部211と、時刻同期部213と、制御部212とを備える。
時刻同期部213には、映像信号に付随する同期信号が入力される。時刻同期部213は、入力された同期信号に基づいて、時刻情報であるタイムスタンプ情報を生成する。時刻同期部213を有する現用系送信機21は、時刻同期に関してマスタ装置として機能する。時刻同期部213は、生成されたタイムスタンプ情報を、現用系送信機21のIP変換部211と予備系送信機22のIP変換部221とに出力する。
また、マスタ装置として機能する現用系送信機21の時刻同期部213は、現用系ネットワーク61または予備系ネットワーク62を介して、後述の現用系受信機31の時刻同期部313との間で、PTPパケットである時刻同期パケットを送受信する。このようにして、現用系送信機21の時刻同期部213は、例えばPTPのアルゴリズムに従い、スレーブ装置として機能する現用系受信機31の時刻同期部313と時刻同期を行うことができる。
現用系送信機21のIP変換部211は、外部の映像信号源から入力された映像信号をIPパケットである映像パケットに変換する。次に、IP変換部211は、時刻同期部213から入力されたタイムスタンプ情報を映像パケットに埋め込み、映像パケットをイーサネットスイッチ41に出力する。
現用系送信機21の制御部212は、IP変換部211および時刻同期部213を含む現用系送信機21の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ41の動作を制御する。また、現用系送信機21の制御部212は、予備系送信機22の制御部222に接続され、制御部222との間で情報を送受信することができる。さらに、現用系送信機21の制御部212は、IPに準拠した制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ41を介して外部機器に送信することができる。これにより、現用系送信機21の制御部212は、外部機器を制御することができる。また、現用系送信機21の制御部212は、外部機器からイーサネットスイッチ41を介して制御パケットを受信することができる。
予備系送信機22は、IP変換部221および制御部222を備える。IP変換部221は、外部の映像信号源から入力された映像信号をIPパケットである映像パケットに変換するとともに、現用系送信機21の時刻同期部213から入力されたタイムスタンプ情報を映像パケットに埋め込む。次に、予備系送信機22のIP変換部221は、映像パケットをイーサネットスイッチ42に出力する。
予備系送信機22の制御部222は、IP変換部221を含む予備系送信機22の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ42の動作を制御する。また、予備系送信機22の制御部222は、現用系送信機21の制御部212に接続され、制御部212との間で情報を送受信することができる。さらに、予備系送信機22の制御部222は、IPに準拠した制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ42を介して外部機器に送信することができる。これにより、予備系送信機22の制御部222は、外部機器を制御することができる。また、予備系送信機22の制御部222は、外部機器からイーサネットスイッチ42を介して制御パケットを受信することができる。
イーサネットスイッチ41は、通信可能状態と通信しない状態とを切り替えることができるように、イーサネットスイッチ42に接続されている。図3は、イーサネットスイッチ41の構成例を示すブロック図である。
図3において、イーサネットスイッチ41は、パケットスイッチ部410と、入力側のバッファメモリ411a,411b,411cと、出力側のバッファメモリ411dと、制御部412とを備える。
パケットスイッチ部410は、制御部412による制御に基づいて、入力された時刻同期パケット、映像パケット、および制御パケットのうちのいずれを出力するかを選択する装置である。バッファメモリ411a〜411dは、種々の情報を記憶する記憶媒体である。バッファメモリ411a〜411dは、例えばRAMで構成される。制御部412は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサで構成される。制御部412は、イーサネットスイッチ41の全体の動作を制御する。
バッファメモリ411aには、マスタ送信装置2の時刻同期部213から出力された時刻同期パケットが記憶される。バッファメモリ411bには、マスタ送信装置2のIP変換部211から出力された時刻同期パケットが記憶される。バッファメモリ411cには、マスタ送信装置2の制御部212から出力された時刻同期パケットが記憶される。パケットスイッチ部410は、制御部412による制御に基づいて、バッファメモリ411a〜411cに記憶された情報を読み出してバッファメモリ411dに出力する。バッファメモリ411dは、制御部412による制御に基づいて、記憶した情報を出力する。
イーサネットスイッチ41の制御部412は、情報の出力先のポートを選択する機能を有する。例えば、イーサネットスイッチ41の一のポートは、LANケーブルを介してイーサネットスイッチ42の一のポートに接続される。イーサネットスイッチ41の当該一のポートは、映像パケットを現用系ネットワーク61を介して送信するためのイーサネットスイッチ41の他のポートから、VLAN(Virtual LAN)によって区切られている。イーサネットスイッチ42の当該一のポートは、映像パケットおよび制御パケットを予備系ネットワーク62を介して送信するためのイーサネットスイッチ42の他のポートから、VLANよって区切られている。このようにしてVLANによって区切られたイーサネットスイッチ41の当該他のポートとイーサネットスイッチ42の当該他のポートとは、後述のように、平常時は通信を行わず、障害発生時に通信を行う。
イーサネットスイッチ42,51,52も、イーサネットスイッチ41と同様の構成を有する。
1−3.受信装置
図4は、図1の映像信号伝送システム1の一部、特にスレーブ受信装置3の詳細な構成例を示すブロック図である。スレーブ受信装置3の現用系受信機31と予備系受信機32とは接続されており、後述のタイムスタンプ情報および制御信号等を互いに送受信することができる。
図4において、現用系受信機31は、映像変換部311と、時刻同期部313と、制御部312とを備える。
時刻同期部313は、現用系ネットワーク61または予備系ネットワーク62を介して、現用系送信機21の時刻同期部213との間で時刻同期パケットを送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行う。マスタ装置である現用系送信機21との関係では、現用系受信機31は、スレーブ装置として機能する。また、現用系受信機31の時刻同期部313は、入力された時刻同期パケットに基づいて、時刻情報であるタイムスタンプ情報を生成し、現用系受信機31の映像変換部311と予備系受信機32の映像変換部321とに出力する。
現用系受信機31の映像変換部311は、現用系ネットワーク61およびイーサネットスイッチ51を介して現用系送信機21のIP変換部211から入力された映像パケットを、HDMI等の所定の規格に準拠した映像信号に変換し、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に出力する。
現用系受信機31の制御部312は、映像変換部311および時刻同期部313を含む現用系受信機31の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ51の動作を制御する。また、現用系受信機31の制御部312は、予備系受信機32の制御部322に接続され、制御部322との間で情報を送受信することができる。さらに、現用系受信機31の制御部312は、IPに準拠した制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ51を介して外部機器に送信することができる。これにより、現用系受信機31の制御部312は、外部機器を制御することができる。また、現用系受信機31の制御部312は、外部機器からイーサネットスイッチ51を介して制御パケットを受信することができる。
予備系受信機32は、映像変換部321および制御部322を備える。映像変換部321は、予備系ネットワーク62およびイーサネットスイッチ52を介して予備系送信機22のIP変換部221から入力された映像パケットを、HDMI等の所定の規格に準拠した映像信号に変換し、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に出力する。
予備系受信機32の制御部322は、映像変換部321を含む予備系受信機32の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ52の動作を制御する。また、予備系受信機32の制御部322は、現用系受信機31の制御部312に接続され、制御部312との間で情報を送受信することができる。さらに、予備系受信機32の制御部322は、IPに準拠した制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ52を介して外部機器に送信することができる。これにより、予備系受信機32の制御部322は、外部機器を制御することができる。また、予備系受信機32の制御部322は、外部機器からイーサネットスイッチ52を介して制御パケットを受信することができる。
イーサネットスイッチ51は、通信可能状態と通信しない状態とを切り替えることができるように、イーサネットスイッチ52に接続されている。例えば、イーサネットスイッチ51の一のポートは、LANケーブルを介してイーサネットスイッチ52の一のポートに接続される。イーサネットスイッチ51の当該一のポートは、映像パケットを現用系ネットワーク61を介して受信するためのイーサネットスイッチ51の他のポートから、VLANによって区切られている。イーサネットスイッチ52の当該一のポートは、映像パケットおよび制御パケットを予備系ネットワーク62を介して受信するためのイーサネットスイッチ52の他のポートから、VLANよって区切られている。このようにしてVLANによって区切られたイーサネットスイッチ51の当該他のポートとイーサネットスイッチ52の当該他のポートとは、後述のように、平常時は通信を行わず、障害発生時に通信を行う。
2.動作
2−1.平常時の動作
以下、図2、図4、および図5を参照して、平常時における映像信号伝送システム1の動作を説明する。
図5は、平常時における映像信号伝送システム1の動作を説明するための模式図である。ここで、平常時とは、現用系送信機21のIP変換部211から出力された映像パケットが、イーサネットスイッチ41と現用系ネットワーク61とイーサネットスイッチ51とを介して、現用系受信機31の映像変換部311に到達する状態を指す。
図5に示す平常時においては、映像信号伝送システム1による映像の送信先の図示しない表示装置および映像処理装置等の機器は、現用系受信機31から出力された映像信号を使用し、予備系受信機32から出力された映像信号は使用しない。
平常時においては、図示しない外部の映像信号源から現用系送信機21に入力された映像信号は、IP変換部211によって映像パケットに変換される。映像パケットは、イーサネットスイッチ41と現用系ネットワーク61とイーサネットスイッチ51とを介して、現用系受信機31に入力される。映像パケットは、ストリーミングデータであるため、平常時においては、映像パケットは、所定の時間間隔で現用系受信機31に入力される。現用系受信機31に入力された映像パケットは、映像変換部311によって映像信号に変換され、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に対して出力される。
平常時においては、現用系送信機21の時刻同期部213と現用系受信機31の時刻同期部313とは、イーサネットスイッチ41と現用系ネットワーク61とイーサネットスイッチ51とを介して、時刻同期パケットを送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行う。
平常時においては、現用系送信機21の制御部212と現用系受信機31の制御部312とは、イーサネットスイッチ41と現用系ネットワーク61とイーサネットスイッチ51とを介して、制御パケットを送受信してもよい。
平常時においては、図示しない外部の映像信号源から予備系送信機22に入力された映像信号は、IP変換部221によって映像パケットに変換される。映像パケットは、イーサネットスイッチ42と予備系ネットワーク62とイーサネットスイッチ52とを介して、予備系受信機32に入力される。予備系受信機32に入力された映像パケットは、映像変換部321によって映像信号に変換され、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に対して出力される。
平常時においては、予備系送信機22の制御部222と予備系受信機32の制御部322とは、イーサネットスイッチ41と現用系ネットワーク61とイーサネットスイッチ51とを介して、制御パケットを送受信してもよい。
イーサネットスイッチ41は、例えばLANケーブルによってイーサネットスイッチ42に接続されているが、平常時は通信を行わないように設定されている。同様に、イーサネットスイッチ51は、例えばLANケーブルによってイーサネットスイッチ52に接続されているが、平常時は通信を行わないように設定されている。このことを示すために、図5においては、イーサネットスイッチ41,42間およびイーサネットスイッチ51,52間の接続線を破線で示している。
2−2.障害発生時の動作
以下、図2、図4、および図6を参照して、障害発生時における映像信号伝送システム1の動作を説明する。
図6は、障害発生時における映像信号伝送システム1の動作を説明するための模式図である。ここで、障害発生時とは、映像パケットの伝送経路に障害があり、現用系送信機21のIP変換部211から出力された映像パケットが現用系受信機31の映像変換部311に到達しない状態を指す。
例えば、現用系ネットワーク61に障害が発生して映像パケットがイーサネットスイッチ41からイーサネットスイッチ51に到達せず、ひいては映像パケットが現用系受信機31の映像変換部311に到達しない場合は、障害発生時に該当する。また、例えば、イーサネットスイッチ41および/またはイーサネットスイッチ51の映像パケットを取り扱うポートに故障が発生し、映像パケットが現用系受信機31の映像変換部311に到達しない場合も、障害発生時に該当する。さらに、現用系送信機21のIP変換部211が不具合により正常な映像パケットを出力できず、ひいては正常な映像パケットが現用系受信機31の映像変換部311に到達しない場合も、障害発生時に該当する。
前述のように、平常時においては、ストリーミングデータとしての映像パケットは、一定の時間間隔で現用系受信機31に入力されるが、障害発生時においては、現用系受信機31の映像変換部311に到達しない。現用系受信機31の制御部312は、映像変換部311が所定の時間映像パケットを受信しなかったことを検知すると、障害が発生したことを示す情報を予備系受信機32の制御部322に送信する。
図6において、障害が発生したことを示す情報を受信した予備系受信機32の制御部322は、障害が発生したことを示す情報を含む制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ52と予備系ネットワーク62とイーサネットスイッチ42とを介して、予備系送信機22の制御部222に送信する。これと同時に、またはこれと前後して、現用系受信機31の制御部312または予備系受信機32の制御部322は、現用系受信機31の時刻同期部313に接続されているイーサネットスイッチ51のポートを、イーサネットスイッチ52に接続されているポートに接続する。
障害が発生したことを示す情報を含む制御パケットを受信した予備系送信機22の制御部222は、現用系送信機21の時刻同期部213に接続されているイーサネットスイッチ41のポートを、イーサネットスイッチ42に接続されているポートに接続する。この接続動作は、予備系送信機22の制御部222を介して制御信号を受信した現用系送信機21の制御部212によって実行されてもよい。
以上の動作により、現用系送信機21の時刻同期部213から出力された時刻同期パケットは、イーサネットスイッチ41、イーサネットスイッチ42、予備系ネットワーク62、イーサネットスイッチ52、およびイーサネットスイッチ51を経由して、現用系受信機31の時刻同期部313に到達することができる。したがって、現用系送信機21の時刻同期部213と現用系受信機31の時刻同期部313とは、障害発生時においても、時刻同期パケットを互いに送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行うことができる。
PTPは、通常、マスタ装置とスレーブ装置との間の通信がなくなってから3〜5秒程度で通信が途切れたと判断し、再度起動シーケンスを実行する。すなわち、障害が発生してから上記の障害発生時の動作を3秒以内に行うことで、起動シーケンスを実行することなく、予備系ネットワーク62を利用して時刻同期を継続することができる。予備系ネットワーク62には、平常時においても障害発生時においても、外部の映像信号源から分配された映像信号から生成された映像パケットが常時伝送されている。したがって、映像信号伝送システム1から平常時に出力される映像信号と、障害発生時に出力される映像信号との間で、シームレスな切替えを行うことができる。
3.変形例
図1〜6では、マスタ送信装置2が現用系送信機21と予備系送信機22とを別個に備え、スレーブ受信装置3が現用系受信機31と予備系受信機32とを別個に備える例について説明したが、本実施の形態はこれに限定されない。例えば、現用系の送信機能と予備系の送信機能とが1つのマスタ送信装置2内に実現されてもよく、現用系の受信機能と予備系の受信機能とが1つのスレーブ受信装置3内に実現されてもよい。以下、このような本実施の形態の変形例について説明する。
図7は、本実施の形態に係る映像信号伝送システム1の変形例の一部、特にマスタ送信装置2の詳細な構成例を示すブロック図である。
図7において、時刻同期部213は、図3に示したものと同様の機能を有する。すなわち、時刻同期部213は、映像信号に付随する同期信号を受信し、入力された同期信号に基づいて、時刻情報であるタイムスタンプ情報をIP変換部24に出力するとともに、時刻同期パケットをイーサネットスイッチ43に出力する。
IP変換部24は、外部の映像信号源から入力された映像信号をIPパケットである映像パケットに変換する。次に、IP変換部24は、時刻同期部213から入力されたタイムスタンプ情報を映像パケットに埋め込む。次に、IP変換部24は、映像パケットを2つに分配し、一方の映像パケットを現用系映像パケットとしてイーサネットスイッチ43を介して現用系ネットワーク61に出力し、他方の映像パケットを予備系映像パケットとしてイーサネットスイッチ43を介して現用系ネットワーク61に出力する。映像パケットを2つに分配する前述の処理と異なり、IP変換部24は、まず外部の映像信号源から入力された映像信号を2つに分配し、その後に各映像信号を映像パケットに変換してもよい。
制御部25は、IP変換部24および時刻同期部213を含むマスタ送信装置2の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ43の動作を制御する。また、制御部25は、IPに準拠した制御パケットを生成し、イーサネットスイッチ43を介して外部機器に送信することができる。
イーサネットスイッチ43は、図3に示したイーサネットスイッチ41,42の両方の機能を実現する。イーサネットスイッチ43のポートは、VLANにより現用系のグループと予備系のグループとに分けられている。
図8は、本実施の形態に係る映像信号伝送システム1の変形例の一部、特にスレーブ受信装置3の詳細な構成例を示すブロック図である。
図8において、時刻同期部313は、図4に示したものと同様の機能を有する。すなわち、時刻同期部313は、現用系ネットワーク61およびイーサネットスイッチ53を介して、マスタ送信装置2の時刻同期部213との間で時刻同期パケットを送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行う。また、時刻同期部313は、入力された時刻同期パケットに基づいて、時刻情報であるタイムスタンプ情報を生成し、映像変換部34に出力する。
映像変換部34は、現用系ネットワーク61およびイーサネットスイッチ53を介してマスタ送信装置2のIP変換部24から入力された映像パケットを、HDMI等の所定の規格に準拠した映像信号に変換し、図示しない表示装置および映像処理装置等の機器に出力する。
制御部35は、映像変換部34および時刻同期部313を含むスレーブ受信装置3の全体の動作、並びにイーサネットスイッチ53の動作を制御する。また、制御部35は、IPに準拠した制御パケットを、イーサネットスイッチ53を介して外部機器との間で送受信することができる。
イーサネットスイッチ53は、図4に示したイーサネットスイッチ51,52の両方の機能を実現する。イーサネットスイッチ53のポートは、VLANにより現用系のグループと予備系のグループとに分けられている。
平常時には、イーサネットスイッチ43およびイーサネットスイッチ53は、VLANにより、現用系映像パケットおよび時刻同期パケットの送受信を行うポートを現用系のグループとして管理し、予備系映像パケットの送受信を行うポートを予備系のグループとして管理する。障害発生時には、イーサネットスイッチ43およびイーサネットスイッチ53は、マスタ送信装置2の時刻同期部213から出力された時刻同期パケットが、イーサネットスイッチ43、予備系ネットワーク62、およびイーサネットスイッチ53を介して、スレーブ受信装置3の時刻同期部313に到達するように、ポートの接続を切り替える。
平常時に出力される映像信号と、障害発生時に出力される映像信号との間のシームレスな切替えには、例えばSMPTE ST 2022−7の規格に準拠した切替動作が実行される。
3.効果等
以上のように、本実施の形態の映像信号伝送システム1は、マスタ送信装置2とスレーブ受信装置3とを備える。マスタ送信装置2は、入力された入力映像信号に基づいて映像パケットを生成し、映像パケットを現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62を介して送信する。このように、映像パケットは冗長化されている。スレーブ受信装置3は、映像信号伝送システム1は、現用系ネットワーク61を介してマスタ送信装置2から受信した映像パケットを出力映像信号に復調するとともに、予備系ネットワーク62を介してマスタ送信装置2から受信した映像パケットを出力映像信号に復調する。
マスタ送信装置2は、時刻同期部213と、IP変換部24とを備える。時刻同期部213は、入力された映像信号に基づいて時刻情報を生成し、現用系ネットワーク61または予備系ネットワーク62を介してスレーブ受信装置3との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う。IP変換部24は、時刻情報と入力映像信号とを含む映像パケットを生成し、映像パケットを現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62のそれぞれに送信する。
スレーブ受信装置3は、スレーブ装置である時刻同期部313と、映像変換部34とを備える。時刻同期部313は、現用系ネットワーク61または予備系ネットワーク62を介して、マスタ送信装置2の時刻同期部213との間で時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う。映像変換部34は、時刻同期の結果に基づいて、現用系ネットワーク61を介してマスタ送信装置2から受信した映像パケットを現用系の出力映像信号に変換し、予備系ネットワーク62を介してマスタ送信装置2から受信した映像パケットを予備系の出力映像信号に変換する。
以上のような構成により、本実施の形態の映像信号伝送システム1は、ネットワークが実現できるビットレートの2分の1でしか映像パケットを送信できない従来技術に比べて、現用系ネットワーク61または予備系ネットワーク62が実現できるビットレートで冗長化された映像パケットを伝送することができる。
本実施の形態において、映像信号伝送システム1は、マスタ送信装置2とスレーブ受信装置3との間の時刻同期パケットの伝送経路を現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62の一方に決定するイーサネットスイッチ43,53を更に備えてもよい。イーサネットスイッチ43,53は、マスタ送信装置2のIP変換部24から送信された映像パケットがスレーブ受信装置3の映像変換部34に到達しない障害を検知した障害発生時には、時刻同期パケットの伝送経路を予備系ネットワーク62に決定する。イーサネットスイッチ43,53は、障害を検知した場合以外の平常時には、時刻同期パケットの伝送経路を現用系ネットワーク61に決定する。
これにより、本実施の形態の映像信号伝送システム1は、映像パケットの伝送経路を冗長化し、現用系の伝送経路に障害が発生した場合に映像パケットを伝送できなくなる事態を防止することができる。
(実施の形態2)
図9は、本開示の実施の形態2に係る映像信号伝送システム100の構成例を示すブロック図である。図9において、実施の形態2に係る映像信号伝送システム100は、図1に示した実施の形態1の映像信号伝送システム1と以下の点が異なる。
(1)1つのマスタ送信装置2に代えて、マスタ送信装置2aと3つのスレーブ送信装置2b〜2dとを備える。
(2)1つのスレーブ受信装置3に代えて、4つのスレーブ受信装置3a〜3dを備える。
以下、当該映像信号伝送システム100について詳述する。
図9において、映像信号伝送システム100は、マスタ送信装置2aと、スレーブ送信装置2b〜2dと、スレーブ受信装置3a〜3dと、イーサネットスイッチ4a〜4d,5a〜5dとを備える。マスタ送信装置2aおよびスレーブ送信装置2b〜2dは、図7に示した実施の形態1に係るマスタ送信装置2と同様の構成を有する。スレーブ受信装置3a〜3dは、図8に示した実施の形態1に係るスレーブ受信装置3と同様の構成を有する。
マスタ送信装置2aおよびスレーブ送信装置2b〜2dには、例えば、分割映像信号が入力される。分割映像信号は、例えば、図示しない映像分割部によって4つに分割された映像信号である。例えば、映像分割部は、入力された8K解像度の映像信号を、それぞれ4K解像度を有する4つの分割映像信号に分割して出力する。4つの分割映像信号は、マスタ送信装置2aおよびスレーブ送信装置2b〜2dにそれぞれ入力される。
図7に示した実施の形態1に係るマスタ送信装置2と同様に、本実施の形態のマスタ送信装置2aは、入力された分割映像信号に付随する同期信号を受信し、入力された同期信号に基づいて、時刻情報および時刻同期パケットを生成する。マスタ送信装置2aは、時刻同期パケットをスレーブ送信装置2b〜2dおよびスレーブ受信装置3a〜3dと互いに送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行うマスタ装置として機能する。
また、図7に示した実施の形態1に係るマスタ送信装置2と同様に、本実施の形態のマスタ送信装置2aは、入力された分割映像信号を変換して同一の現用系映像パケットおよび予備系映像パケットをイーサネットスイッチ4aに出力する。図9では、現用系のデータの伝送経路を示す矢印を実線で示し、予備系のデータの伝送経路を示す矢印を破線で示している。さらに、図7に示した実施の形態1に係るマスタ送信装置2と同様に、本実施の形態のマスタ送信装置2aは、制御パケットをスレーブ送信装置2b〜2dおよびスレーブ受信装置3a〜3dと互いに送受信する。例えば、マスタ送信装置2a、スレーブ送信装置2b〜2d、およびスレーブ受信装置3a〜3dは、マルチキャストまたはブロードキャストの方式で相互に制御パケットを送受信する。
イーサネットスイッチ4a〜4d,5a〜5dの各ポートは、VLANにより現用系のグループと予備系のグループとに分けられている。現用系のグループに属するポートは、イーサネットスイッチ4aの現用系のグループに属するポートを起点として、イーサネットスイッチ4a,4b,4c,4d,5d,5c,5b,5aの順に、現用系の伝送経路を介してデイジーチェーン接続されている。予備系のグループに属するポートも同様に、イーサネットスイッチ4aの予備系のグループに属するポートを起点として、イーサネットスイッチ4a,4b,4c,4d,5d,5c,5b,5aの順に、予備系の伝送経路を介してデイジーチェーン接続されている。
マスタ送信装置2aから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットの宛先は、スレーブ受信装置3aに設定されている。したがって、マスタ送信装置2aから出力された現用系映像パケットは、イーサネットスイッチ4a,4b,4c,4d,5d,5c,5b,5aの現用系のグループに属するポートを順に経由して、スレーブ受信装置3aに到達する。マスタ送信装置2aから出力された予備系映像パケットも、イーサネットスイッチ4a,4b,4c,4d,5d,5c,5b,5aの予備系のグループに属するポートを順に経由して、スレーブ受信装置3aに到達する。
同様に、スレーブ送信装置2bから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットは、スレーブ受信装置3bに到達する。スレーブ送信装置2cから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットは、スレーブ受信装置3cに到達する。スレーブ送信装置2dから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットは、スレーブ受信装置3dに到達する。
次に、障害発生時における本実施の形態に係る映像信号伝送システム100の動作について説明する。図10は、障害発生時における映像信号伝送システム100の動作を説明するための模式図である。図10は、イーサネットスイッチ5cと5bとの間の現用系の伝送経路に障害があり、マスタ送信装置2aおよびスレーブ送信装置2bから出力された現用系映像パケットがスレーブ受信装置3aおよび3bに到達しない状態を示している。
図10に例示するように、イーサネットスイッチ5cと5bとの間の現用系の伝送経路に障害が発生した場合、映像信号伝送システム100は、実施の形態1と同様にして、映像パケットの伝送ルートを、現用系の伝送経路から予備系の伝送経路に切り替える。すなわち、スレーブ受信装置3aおよび/または3bは、所定の時間映像パケットを受信しなかったことを検知すると、障害が発生したことを示す情報を含む制御パケットを生成し、予備系の伝送経路を介して、マスタ送信装置2a、スレーブ送信装置2b〜2d、および他のスレーブ受信装置に送信する。
次に、マスタ送信装置2a、スレーブ送信装置2b〜2d、およびスレーブ受信装置3a〜3dは、各自の制御対象であるイーサネットスイッチ4a〜4d,5a〜5dを制御して、使用するポートを、現用系のグループに属するポートから予備系のグループに属するポートに変更する。これにより、時刻同期パケットは、予備系の伝送経路を介して各装置間で送受信されるようになる。したがって、PTPの起動シーケンスを再実行することなく、予備の伝送経路を利用して時刻同期を継続することができる。
以上のように、本実施の形態に係る映像信号伝送システム100は、マスタ送信装置2a、スレーブ送信装置2b〜2d、およびスレーブ受信装置3a〜3dを備える。マスタ送信装置2aのIP変換部は、マスタ送信装置2aのIP変換部によって生成された映像パケットを、現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62のそれぞれを介してスレーブ受信装置3aの映像変換部に送信する。スレーブ送信装置2bのIP変換部は、スレーブ送信装置2bのIP変換部によって生成された映像パケットを、現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62のそれぞれを介してスレーブ受信装置3bの映像変換部に送信する。スレーブ送信装置2cのIP変換部は、スレーブ送信装置2cのIP変換部によって生成された映像パケットを、現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62のそれぞれを介してスレーブ受信装置3cの映像変換部に送信する。スレーブ送信装置2dのIP変換部は、スレーブ送信装置2dのIP変換部によって生成された映像パケットを、現用系ネットワーク61および予備系ネットワーク62のそれぞれを介してスレーブ受信装置3dの映像変換部に送信する。
本実施の形態に係る映像信号伝送システム100は、実施の形態1に係る映像信号伝送システム1の効果に加えて、複数に分割された映像信号をネットワーク伝送できる効果を有する。例えば、解像度が高いため映像信号のデータ量が大きい場合、1つのマスタ送信装置2またはスレーブ受信装置3では映像変換等の処理を行うことが困難であり、高機能で高価な装置を必要とする。本実施の形態に係る映像信号伝送システム100のマスタ送信装置2a、スレーブ送信装置2b〜2d、およびスレーブ受信装置3a〜3dは、複数に分割された分割映像信号を取り扱うため、簡単な処理で、または高価でない装置を用いて、高解像度の映像信号を伝送することができる。
(実施の形態3)
図11は、本開示の実施の形態3に係る映像信号伝送システム200の構成例を示すブロック図である。図11において、実施の形態3に係る映像信号伝送システム200は、図9に示した実施の形態2に係る映像信号伝送システム100と以下の点が異なる。
(1)マスタ送信装置2aとスレーブ送信装置2b〜2dとに代えて、第1〜第4のマスタ送信装置202a〜202dを備える。
(2)マスタ送信装置2aを時刻同期マスタとするスレーブ受信装置3a〜3dに代えて、第1のマスタ送信装置202aを時刻同期マスタとする第1のスレーブ受信装置203aと、第2のマスタ送信装置202bを時刻同期マスタとする第2のスレーブ受信装置203bと、第3のマスタ送信装置202cを時刻同期マスタとする第3のスレーブ受信装置203cと、第4のマスタ送信装置202dを時刻同期マスタとする第4のスレーブ受信装置203dとを備える。
(3)実施の形態2に係る映像信号伝送システム100には映像分割部によって4つに分割された映像信号が入力されるのに対し、実施の形態3に係る映像信号伝送システム200には、関連性のない、例えば異なる別個の画面を示す4つの映像信号が入力される。
以下、当該映像信号伝送システム200について詳述する。
図11において、映像信号伝送システム200は、時刻同期に関してマスタ装置として機能する、第1のマスタ送信装置202aと、第2のマスタ送信装置202bと、第3のマスタ送信装置202cと、第4のマスタ送信装置202dとを備える。映像信号伝送システム200は、第1のマスタ送信装置202aを時刻同期マスタとする第1のスレーブ受信装置203aと、第2のマスタ送信装置202bを時刻同期マスタとする第2のスレーブ受信装置203bと、第3のマスタ送信装置202cを時刻同期マスタとする第3のスレーブ受信装置203cと、第4のマスタ送信装置202dを時刻同期マスタとする第4のスレーブ受信装置203dとを更に備える。第1〜第4のマスタ送信装置202a〜202dおよび第1〜第4のスレーブ受信装置203a〜203dは、図7に示した実施の形態1に係るマスタ送信装置2および図8に示した実施の形態1に係るスレーブ受信装置3とそれぞれ同様の構成を有する。
第1〜第4のマスタ送信装置202a〜202dは、それぞれ、入力された映像信号に付随する同期信号を受信し、入力された同期信号に基づいて、時刻情報および時刻同期パケットを生成する。第1のマスタ送信装置202aは、時刻同期パケットを第1のスレーブ受信装置203aと互いに送受信し、PTPアルゴリズムに従って時刻同期を行うマスタ装置として機能する。同様に、第2のマスタ送信装置202bは、時刻同期パケットを第2のスレーブ受信装置203bと互いに送受信することにより時刻同期を行う。第3のマスタ送信装置202cは、時刻同期パケットを第3のスレーブ受信装置203cと互いに送受信することにより時刻同期を行う。第4のマスタ送信装置202dは、時刻同期パケットを第4のスレーブ受信装置203dと互いに送受信することにより時刻同期を行う。
第1〜第4のマスタ送信装置202a〜202dは、それぞれ、固有のPTPドメイン情報を有する時刻同期パケットを生成する。第1〜第4のマスタ送信装置202a〜202dは、互いに時刻同期を行わなくてもよい。
実施の形態2と同様に、イーサネットスイッチ4a〜4d,5a〜5dの各ポートは、VLANにより、現用系のグループと予備系のグループとに分けられている。現用系のグループに属するポートは、現用系の伝送経路を介してデイジーチェーン接続されている。予備系のグループに属するポートは、予備系の伝送経路を介してデイジーチェーン接続されている。
第1のマスタ送信装置202aから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットの宛先は、第1のスレーブ受信装置203aに設定されている。第2のマスタ送信装置202bから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットの宛先は、第2のスレーブ受信装置203bに設定されている。第3のマスタ送信装置202cから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットの宛先は、第3のスレーブ受信装置203cに設定されている。第4のマスタ送信装置202dから出力された現用系映像パケットおよび予備系映像パケットの宛先は、第4のスレーブ受信装置203dに設定されている。
障害発生時には、映像信号伝送システム200は、実施の形態2に係る映像信号伝送システム100の動作と同様に、映像パケットの伝送ルートを、現用系の伝送経路から予備系の伝送経路に切り替える。これにより、時刻同期パケットは、予備系の伝送経路を介して各装置間で送受信されるようになる。したがって、PTPの起動シーケンスを再実行することなく、予備の伝送経路を利用して時刻同期を継続することができる。
本実施の形態に係る映像信号伝送システム200は、実施の形態1に係る映像信号伝送システム1の効果に加えて、異なる時刻情報を有する複数の映像信号を同一のネットワークを介して伝送できる効果を有する。伝送された映像信号は、例えば1つのディスプレイに入力されて表示される。このディスプレイには複数の映像信号に対応する複数のウィンドウが表示される。これらの複数のウィンドウに表示される映像を示す映像信号は、互いに時刻同期していなくてもよい。このように、本実施の形態に係る映像信号伝送システム200は、例えばマルチウィンドウシステムに適用できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、上記実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、障害発生時に該当するか否かの検知に関して、現用系受信機31の制御部312が、映像変換部311が所定の時間映像パケットを受信しなかったことを検知する例について説明した(図4参照)。本開示は、この例に限定されない。例えば、映像変換部311が所定の時間映像パケットを受信しなかったことは、映像変換部311自身が検知、検知したことを制御部312に通知してもよい。あるいは、例えば、イーサネットスイッチ51が所定の時間映像パケットを受信しなかった場合、イーサネットスイッチ51自身または制御部312が障害発生時であることを検知してもよい。さらに、例えば、映像信号伝送システム1による映像信号の送信先であるディスプレイおよびプロジェクタ等の表示装置、並びに映像処理装置等の機器が所定の時間映像パケットを受信しなかった場合、それらの機器が障害発生時であることを検知してもよい。
実施の形態1〜3では、予備系の伝送経路が1つである例について説明したが、本開示はこれに限定されない。予備系の伝送経路は2つ以上であってもよい。
実施の形態2では、3つのスレーブ送信装置2b〜2dを備える映像信号伝送システム100について説明したが、本開示はこれに限定されない。映像信号伝送システム100は、少なくとも1つのスレーブ送信装置を備える。また、実施の形態2では、4つのスレーブ受信装置3a〜3dを備える映像信号伝送システム100について説明したが、本開示はこれに限定されない。映像信号伝送システム100は、少なくとも2つのスレーブ受信装置を備える。
実施の形態3では、4つのマスタ送信装置202a〜202bと4つのスレーブ受信装置203a〜203dとを備える映像信号伝送システム200について説明したが、本開示はこれに限定されない。映像信号伝送システム200は、少なくとも2つのマスタ送信装置と、少なくとも2つのスレーブ受信装置とを備える。
実施の形態2および3では、送信装置および受信装置がデイジーチェーン接続された例について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、送信装置および受信装置は、スター型に接続されてもよい。また、例えば、送信装置および受信装置の接続には、デイジーチェーン型の接続とスター型の接続とが併用されてもよい。
上記の実施の形態では、ネットワークスイッチ装置の一例として、イーサネットスイッチ41〜43,51〜53について説明した。しかしながら、本開示のネットワークスイッチ装置はイーサネットスイッチに限定されない。例えば、本開示のネットワークスイッチ装置は、スイッチングハブ、LANスイッチ、レイヤ2スイッチ等の既知のネットワークスイッチ装置であってもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、映像信号を伝送するシステムに適用可能である。
1 映像信号伝送システム
2 マスタ送信装置
3 スレーブ受信装置
21 現用系送信機
22 予備系送信機
24 IP変換部
25 制御部
31 現用系受信機
32 予備系受信機
34 映像変換部
35 制御部
41〜43 イーサネットスイッチ
51〜53 イーサネットスイッチ
61 現用系ネットワーク
62 予備系ネットワーク
100 映像信号伝送システム
211 IP変換部
212 制御部
213 時刻同期部
221 IP変換部
222 制御部
311 映像変換部
312 制御部
313 時刻同期部
321 映像変換部
322 制御部

Claims (9)

  1. 入力された映像信号に基づいて時刻情報を生成し、現用系伝送経路または予備系伝送経路を介してスレーブ装置との間で前記時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第1の時刻同期部と、
    前記時刻情報と前記映像信号とを含む映像パケットを生成し、前記映像パケットを前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれに送信する第1のIP変換部と、
    を備えるマスタ送信装置。
  2. 現用系伝送経路または予備系伝送経路を介して、マスタ送信装置との間で、前記マスタ送信装置によって生成された時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第2の時刻同期部と、
    前記時刻情報と入力された映像信号とを含む映像パケットを生成し、前記映像パケットを前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれに送信する第2のIP変換部と、
    を備えるスレーブ送信装置。
  3. 現用系伝送経路または予備系伝送経路を介して、マスタ送信装置との間で、前記マスタ送信装置によって生成された時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行う第3の時刻同期部と、
    前記時刻同期の結果に基づいて、前記現用系伝送経路を介して受信した映像パケットを第1の出力映像信号に変換し、前記予備系伝送経路を介して受信した前記映像パケットを第2の出力映像信号に変換する映像変換部と、
    を備えるスレーブ受信装置。
  4. 請求項1に記載のマスタ送信装置と、請求項3に記載のスレーブ受信装置と、を備える映像信号伝送システムであって、
    前記第1のIP変換部は、前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記映像パケットを前記映像変換部に送信する、
    映像信号伝送システム。
  5. 前記時刻同期パケットの伝送経路を前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のうちの一方に決定するネットワークスイッチ装置を更に備え、
    前記ネットワークスイッチ装置は、
    前記第1のIP変換部から送信された前記映像パケットが前記映像変換部に到達しない障害を検知した障害発生時には、前記時刻同期パケットの伝送経路を前記予備系伝送経路に決定し、
    前記障害を検知した場合以外の平常時には、前記時刻同期パケットの伝送経路を前記現用系伝送経路に決定する、
    請求項4に記載の映像信号伝送システム。
  6. 請求項1に記載のマスタ送信装置と、請求項2に記載のスレーブ送信装置と、少なくとも2つの請求項3に記載のスレーブ受信装置とを備える映像信号伝送システムであって、
    前記少なくとも2つのスレーブ受信装置は、第1のスレーブ受信装置と第2のスレーブ受信装置とを含み、
    前記第1のIP変換部は、前記第1のIP変換部によって生成された前記映像パケットを、前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記第1のスレーブ受信装置の映像変換部および前記第2のスレーブ受信装置の映像変換部の一方に送信し、
    前記第2のIP変換部は、前記第2のIP変換部によって生成された前記映像パケットを、前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記第1のスレーブ受信装置の映像変換部および前記第2のスレーブ受信装置の映像変換部の他方に送信する、
    映像信号伝送システム。
  7. 少なくとも2つの請求項1に記載のマスタ送信装置と、少なくとも2つの請求項3に記載のスレーブ受信装置とを備える映像信号伝送システムであって、
    前記少なくとも2つのマスタ送信装置は、第1のマスタ送信装置と第2のマスタ送信装置とを含み、前記少なくとも2つのスレーブ受信装置は、第1のスレーブ受信装置と第2のスレーブ受信装置とを含み、
    前記第1のマスタ送信装置は、前記第1のマスタ送信装置の第1の時刻同期部によって生成された前記時刻情報を含む前記時刻同期パケットを前記第1のスレーブ受信装置の第3の時刻同期部との間で送受信することにより時刻同期を行い、
    前記第2のマスタ送信装置は、前記第2のマスタ送信装置の第1の時刻同期部によって生成された前記時刻情報を含む前記時刻同期パケットを前記第2のスレーブ受信装置の第3の時刻同期部との間で送受信することにより時刻同期を行い、
    前記第1のマスタ送信装置の第1のIP変換部は、前記第1のマスタ送信装置の第1のIP変換部によって生成された前記映像パケットを、前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記第1のスレーブ受信装置の映像変換部に送信し、
    前記第2のマスタ送信装置の第1のIP変換部は、前記第2のマスタ送信装置の第1のIP変換部によって生成された前記映像パケットを、前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記第2のスレーブ受信装置の映像変換部に送信する、
    映像信号伝送システム。
  8. 前記時刻同期パケットの伝送経路を前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のうちの一方に決定するネットワークスイッチ装置を更に備え、
    前記ネットワークスイッチ装置は、
    前記映像パケットが前記第1のスレーブ受信装置の映像変換部または前記第2のスレーブ受信装置の映像変換部に到達しない障害を検知した障害発生時には、前記時刻同期パケットの伝送経路を前記予備系伝送経路に決定し、
    前記障害を検知した場合以外の平常時には、前記時刻同期パケットの伝送経路を前記現用系伝送経路に決定する、
    請求項6または7に記載の映像信号伝送システム。
  9. 入力された映像信号に基づいて映像パケットを生成し、前記映像パケットを現用系伝送経路および予備系伝送経路を介して送信する映像信号伝送方法であって、
    マスタ送信装置が、前記映像信号に基づいて時刻情報を生成し、前記現用系伝送経路または前記予備系伝送経路を介してスレーブ受信装置との間で前記時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行うステップと、
    前記マスタ送信装置が、前記時刻情報と前記映像信号とを含む前記映像パケットを生成し、前記映像パケットを前記現用系伝送経路および前記予備系伝送経路のそれぞれを介して前記スレーブ受信装置に送信するステップと、
    前記スレーブ受信装置が、前記現用系伝送経路または前記予備系伝送経路を介して前記マスタ送信装置との間で前記時刻同期パケットを送受信することにより時刻同期を行うステップと、
    前記スレーブ受信装置が、前記時刻同期の結果に基づいて、前記現用系伝送経路を介して受信した映像パケットを第1の出力映像信号に変換し、前記予備系伝送経路を介して受信した前記映像パケットを第2の出力映像信号に変換するステップと、を含む映像信号伝送方法。
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