JP2021001942A - 透明樹脂成形体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記透明樹脂パターンの全光線透過率が75%以上、拡散光線透過率が4.0%以下である。
ヘイズが4.0以下である。
前記透明樹脂パターンの拡散光線透過率は、前記透明樹脂マトリクスの拡散光線透過率よりも高い。
前記気泡の粒径が300nm以下である。
前記透明樹脂パターン及び前記透明樹脂マトリクスが無溶剤型樹脂の硬化物からなる。
前記凹部に、ウルトラファインバブル発生器によって気泡を発生させた硬化性透明樹脂材を注入して硬化させ、透明樹脂パターンを形成する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする透明樹脂成形体の製造方法である。
第一の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
前記第一の透明樹脂マトリクス上に前記透明樹脂パターンを載置し、前記透明樹脂パターンの少なくとも一部を被覆する第二の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
を有することを特徴とする透明樹脂成形体の製造方法である。
尚、透明樹脂パターン1の拡散構成透過率は、透明樹脂マトリクス2の拡散光線透過率よりも高いことが望ましい。
(1−1)所定の形状の型枠を用いて、表面に所定の形状の凹部を有する第一の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
(1−2)前記凹部に、ウルトラファインバブル発生器によってウルトラファインバブルを発生させた硬化性透明樹脂材を注入して硬化させ、透明樹脂パターンを形成する工程と、を有する。
さらに、必要に応じて、
(1−3)前記第一の透明樹脂マトリクスの前記表面と前記透明樹脂パターン表面の少なくとも一部を覆う第二の透明樹脂マトリクスを形成する工程を有する。ここで、第二の透明樹脂マトリクスで前記透明樹脂パターンの表面を全て覆うと、透明樹脂マトリクスで透明樹脂パターンを内包した透明樹脂成形体が得られる。
(2−1)UFB発生器によって第一の硬化性透明樹脂材中にUFBを発生させた後に硬化させ、所定の形状を有する透明樹脂パターンを形成する工程と、
(2−2)第一の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
(2−3)前記第一の透明樹脂マトリクス上に前記透明樹脂パターンを載置し、前記透明樹脂パターンの少なくとも一部を覆う第二の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、を有する。ここで、第二の透明樹脂マトリクスで透明樹脂パターン表面を全て覆うと、透明樹脂マトリクスで透明樹脂パターンを内包した透明樹脂成形体が得られる。
尚、上記(2−1)と(2−2)とは順序が逆でも、同時でもかまわない。
(1−1)図2(a)に示すように、型枠11内にUFBを含まない硬化性透明樹脂材13を入れ、目的とする透明樹脂パターン1の形状に対応したパターンを有する型枠12を硬化性透明樹脂材13の表面に押し付けて硬化性透明樹脂材13を硬化させる。型枠12を外すと、図2(b)に示すように、透明樹脂パターン1の形状に対応した凹部14を表面に有する第一の透明樹脂マトリクス2’が得られる。
(1−2)図2(b)の凹部14に、図2(c)に示すように、UFB発生器によってUFBを発生させた硬化性透明樹脂材15を注入し、硬化させて透明樹脂パターン1を得る。
(1−3)図2(d)に示すように、第一の透明樹脂マトリクス2’表面と透明樹脂パターン1の表面にUFBを含まない硬化性透明樹脂材13(上記(1−1)で用いたものと同じ)を積層し、硬化させて第二の透明樹脂マトリクスを形成する。第二の透明樹脂マトリクスは第一の透明樹脂マトリクス2’と一体化して、透明樹脂パターン1を内包する透明樹脂マトリクス2となり、本発明の透明樹脂成形体が得られる(図2(e))。
(2−1)図3(a)に示すように、透明樹脂パターン1の形状を有する型枠21に、UFB発生器によってUFBを発生させた硬化性透明樹脂材15を入れて硬化させ、透明樹脂パターン1を形成する。
(2−2)図3(b)に示すように、型枠11内にUFBを含まない硬化性透明樹脂材13を入れて硬化させ、第一の透明樹脂マトリクス2’を形成する。
(2−3)図3(c)に示すように、上記(2−2)で形成した第一の透明樹脂マトリクス2’上に、上記(2−1)で形成した透明樹脂パターン1を載置する。
(2−4)図3(d)に示すように、第一の透明樹脂マトリクス2’及び透明樹脂パターン1上に、UFBを含まない硬化性透明樹脂材13(上記(2−2)で用いたものと同じ)を積層し、硬化させて第二の透明樹脂マトリクスを形成する。第二の透明樹脂マトリクスは第一の透明樹脂マトリクス2’と一体化して、透明樹脂パターン1を内包する透明樹脂マトリクスとなり、本発明の透明樹脂成形体が得られる(図3(e))
硬化性透明樹脂材Aをポリスチレン製シャーレに高さ半分まで入れ、お椀形状の型を置いて室温(20℃)にて硬化させ、第一の透明樹脂マトリクスを形成した。硬化後に上記型を外すと、お椀型の凹部が形成されており、係る凹部にUFB含有硬化性透明樹脂材Bを入れて室温(20℃)にて硬化させ、透明樹脂パターンを得た。
硬化性透明樹脂材Aをポリスチレン製シャーレに高さ半分まで入れて室温(20℃)にて硬化させ、第一の透明樹脂マトリクスを形成した。別途、上記UFB含有硬化性透明樹脂材Bを型枠に入れて室温(20℃)にて硬化させ、文字パターンの透明樹脂パターンを形成した。
凹部に硬化性透明樹脂材Aを入れて硬化させる以外は実施例1と同様にして透明樹脂成形体を形成した。得られた透明樹脂成形体は均一な透明性を有していたが、LED白色光を照射しても、お椀型の光散乱は観察されなかった。
透明樹脂パターンを硬化性透明樹脂材Aで形成する以外は実施例2と同様にして透明樹脂成形体を形成した。得られた透明樹脂成形体は均一な透明性を有していたが、LED白色光を照射しても、文字パターンの光散乱は観察されなかった。
Claims (9)
- 所定の形状を有する透明樹脂パターンと、前記透明樹脂パターンの少なくとも一部を被覆する透明樹脂マトリクスと、からなり、前記透明樹脂パターンが、粒径が50nm以上1000nm未満の気泡を含有することを特徴とする透明樹脂成形体。
- 前記透明樹脂パターンの全光線透過率が75%以上、拡散光線透過率が4.0%以下であることを特徴とする請求項1に記載の透明樹脂成形体。
- ヘイズが4.0以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の透明樹脂成形体。
- 前記透明樹脂パターンの拡散光線透過率は、前記透明樹脂マトリクスの拡散光線透過率よりも高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の透明樹脂成形体。
- 前記気泡の粒径が300nm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の透明樹脂成形体。
- 前記透明樹脂パターン及び前記透明樹脂マトリクスが無溶剤型樹脂の硬化物からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の透明樹脂成形体。
- 所定の形状の型枠を用いて、表面に所定の形状の凹部を有する第一の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
前記凹部に、ウルトラファインバブル発生器によって気泡を発生させた硬化性透明樹脂材を注入して硬化させ、透明樹脂パターンを形成する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする透明樹脂成形体の製造方法。 - ウルトラファインバブル発生器によって硬化性透明樹脂材中に気泡を発生させた後に硬化させ、所定の形状を有する透明樹脂パターンを形成する工程と、
第一の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
前記第一の透明樹脂マトリクス上に前記透明樹脂パターンを載置し、前記透明樹脂パターンの少なくとも一部を被覆する第二の透明樹脂マトリクスを形成する工程と、
を有することを特徴とする透明樹脂成形体の製造方法。 - 前記硬化性透明樹脂材が無溶剤型樹脂であることを特徴とする請求項7又は8に記載の製造方法。
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JP2019114689A JP2021001942A (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 透明樹脂成形体及びその製造方法 |
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JP2019114689A Pending JP2021001942A (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 透明樹脂成形体及びその製造方法 |
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JP2013527968A (ja) * | 2010-04-08 | 2013-07-04 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 高い光強度および高い透明性を有する導光体 |
-
2019
- 2019-06-20 JP JP2019114689A patent/JP2021001942A/ja active Pending
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