JP2020536465A - 変化する大気条件に基づいて送信に最良の周波数を選択する技法 - Google Patents

変化する大気条件に基づいて送信に最良の周波数を選択する技法 Download PDF

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Abstract

通信システムは、データ送信経路を介して通信ノードの間でデータを送信する。このシステムは、空間波伝搬によってデータを送信すべき周波数を判定するためのモデルへの入力として使用される融合されたデータストリームを作成するために、少なくとも2つの異なる供給源からのデータを収集する。データは、モデルによって判定された周波数で通信ノードの間で送信される。

Description

本願発明の一実施例は、例えば、変化する大気条件に基づいて送信に最良の周波数を選択する技法に関する。
最近の技術改良が、非常に長い距離をわたって通信する能力を劇的に改善してきた。今では、大規模な光ファイバおよび衛星ネットワークによって、世界のリモートな地域は、互いに通信することができる。しかし、大西洋または太平洋を越えるなど、このような遠距離に及ぶことにより、光ファイバケーブルは、往復約60ミリ秒以上のラウンドトリップレイテンシまたはタイムラグを招くことがある。衛星通信は、さらに大きな遅延時間を経験することがある。多くの場合に、この高レイテンシは、通信媒体および機器に固有ものであるので、これを克服することはできない。たとえば、光が、自由空間を通じて同じ距離を伝わる電波より30%〜40%遅く光ファイバを渡ることもある。たとえば、これらのレイテンシの問題点は、ほんの数例を挙げれば、分散型コンピュータシステムの動作および/または同期、地理的に広大なセンサアレイを用いた科学実験、ならびに、遠隔医療/診断活動におけるなど、膨大な活動に対して問題を引き起こす可能性がある。1つの特定の例では、世界市場においてセキュリティまたは他の金融商品を売買する注文は、通常、光ファイバ回線、同軸ケーブル、またはマイクロ波通信リンクを使用するシステムでデータおよび指示を搬送する通信リンクに頼っている。光ファイバ回線の全域にわたる高レイテンシによって引き起こされるなど、注文を実行する際のあらゆる遅延が、重大な財政上の損失となる可能性がある。
データを送信するのに電波を使用することは、光ファイバケーブルおよび衛星通信と比較して、レイテンシ時間を減らす可能性があるが、無線伝送は、それ自体のレイテンシ問題を生じる場合がある。たとえば、情報を送信するのに空間波伝搬を使用する時に、地球の電離圏内の大気条件の変化が、所望の位置に到達する電波の能力に影響する場合がある。ある大気条件中にデータの正確なストリームを素早く配送できる送信のある周波数および角度が、他の大気条件に関して、データの歪まされたストリームを配送し、またはデータを全く伝送しない場合がある。したがって、大気条件を監視でき、成功裡に素早くデータを送信するために現在の大気条件を考慮して必要な送信特性を判定することもできることが、有益である。
本願発明の一実施例は、例えば、変化する大気条件に基づいて送信に最良の周波数を選択する技法に関する
空間波伝搬(たとえば、ラジオ)通信は、北米および欧州に配置されるなどリモートに配置された送信器局と受信器局との間で光ファイバケーブルなどの高レイテンシ高帯域幅通信経路に関連して使用される低レイテンシ低帯域幅通信形を提供するのに使用される。無線信号は、どの周波数が最適の信号を提供するのかに応じて特定の周波数で送信される。経時的に、送信および受信の最適周波数は、電離圏での変化、電気雷雨、太陽嵐などの環境条件の変化、および他の多数の環境条件または他の条件の変化など、多数の要因に起因して変化する可能性がある。これらの様々な条件に起因して、周波数帯が、時々切り替わる必要がある。
本システムは、異なるデータストリームからのデータのストリームを継続的に監視することと、様々な周波数の間で切り替えるべき時を判定するのに使用されるモデルを展開するためにデータを融合させることとによってこれらの問題に対処する。この融合およびデータは、帯域内データ信号、帯域外データ信号、イオノゾンデ・ネットワーク・データなどのパブリックデータ、およびプライベートデータを含むことができるが、これに制限されない。
一般的に言って、システム全体は、2つのモードすなわち、データ送信モードおよびブロードキャスト・モードで動作する。データ送信モードでは、データは、送信器と受信器との間でデジタル形式で送信される。証券取引所が閉じられている時など、データ送信が必要とされないオフ時間には、送信器は、音楽、ニュース、エンターテイメント、および/または他のオーディオ情報を、振幅変調(AM)信号を介するなど、一般大衆にブロードキャストする。音楽は、通常、DRMデータなどのデジタル形式である。1つの例では、他のデータストリームに関連するデジタル音楽データが、ブロードキャスト・モードからデータ送信モードに切り替える時に選択すべき周波数を判定するのに使用される。
データ送信モードである時に、周波数は、データ送信の最小限の割込みを伴って適当な時に切り替えられ得る。データの融合を使用して、本システムは、復号に関して補正するためだけではなく、データの送信に関して周波数切替がいつ発生すべきかを予測するためにも、様々な歪みをモデル化することができる。データのこの融合は、ヒストリカルデータならびに、大気圏の高さおよび特定の条件に関して使用可能な最大周波数などの他のデータをも含むことができる。1つの例では、切替は、送信器の周波数を変更することによって行われるが、他の例では、高速の切替が、スタンバイ・モードである予備の真空管からの切替によって、または異なる周波数でサイマルキャストする2つの別々の送信器を選択することによってさえ、行われる。
予測すべきモデルを展開する時に、傾きおよび切片ならびに将来の条件を予測するための他の派生情報が、周波数が切り替えられる必要がある時を前もって予測するのに使用され得る。取引条件など、加入者によって提供される様々な条件に応じて、本システムは、全てのタイプのレイテンシ問題またはデータ割込み問題を減らすために、周波数を切り替えるべき最良の時を判定することができる。ファイバ・バック・チャネルが、切替が発生する時を最適化するために、等化係数および他の情報を送信器に提供する。複数のデータストリームから環境条件を継続的に監視するこの能力は、様々な周波数の間での素早い切替を容易にする。
ある形式での最適周波数は、着信空間波信号の到来角に基づいて選択される。到来角および/または送信角度に応じて、周波数は、エラーを減らし、かつ/またはレイテンシを短縮するために切り替えられ得る。より大きい到来角は、信号の空間波移動経路が、より短い2ホップ経路ではなく相対的により長い3ホップ経路を介したことを示す。より長い長さを有する3ホップ経路は、通常(必ずではないが)、2ホップ経路と比較して、より大きい歪みおよび/またはレイテンシを経験する。電離圏条件などの複数の要因を条件として、送信の信号対雑音比を高める最適周波数または使用可能周波数は、変化する可能性がある。たとえば、最適送信周波数は、送信が2ホップ経路または3ホップ経路のどちらであるのかに依存して変化する可能性がある。信号強度および雑音などの他の測定値と共に信号の到来角を測定することによって、送信周波数は、レイテンシおよび/またはエラーを減らすためにアップデートされ得る。たとえば、到来角は、異なる角度に向けられた2つ以上のアンテナによって、および/または異なる角度範囲にわたって信号を検出するために可動の/ステアリング可能なアンテナによって、測定され得る。その代わりにまたはそれに加えて、到着角(AOA)が、米国カリフォルニア周フリーモントのTCIによって供給されるもの(たとえば、TCI Model 902 Integrated HF Signal Search,Collection,Geolocation and Analysis System)などのAOAシステムによって測定され得る。
1つの例では、本システムは、特定のしきい値が到達されまたは超えられる時に、より少数のホップ(すなわち、より短い経路)を示すより小さいAOAに切り替えるように構成され、またはバイアスを与えられる。この変更の際に、周波数は、変更が望まれる場合に変更され得、その結果、本システムは、特定の取り出し角またはAOAに関して最小の使用可能周波数を使用するようになる。しきい値は、1つまたは複数の要因を組み込むことができる。非限定的な例として、しきい値は、信号対雑音比、出力、信号強度、レイテンシ、エラー・レート、歪み、実行可能性、および/または他の要因を含むことができる。信号がしきい値未満になる時に、本システムは、1つの変形形態では、より多数のホップを有する信号を受信するために、より大きいAOA(または取り出し角)に戻って切り替わる。戻って切り替わる時に、送信器の周波数または帯域も、現在の送信経路および条件に最良の使用可能周波数を提供するために変更され得る。1つの特定の例では、信号強度しきい値が2ホップ経路のAOAに関して到達される時に、受信器局は、より少ないAOAから信号を受信するように本システムを構成する。信号強度がしきい値未満に下がった後に、本システムは、3ホップ経路(すなわち、より大きいAOA)から信号を受信するように構成される。その代わりにまたはそれに加えて、しきい値は、ある時間期間にわたる指定されたエラー・カウントまたはエラー・レートを含むことができる。やはり、経路の間で切り替える時に、送信周波数ならびに他のシステム構成が、変更され得る。たとえば、パケット・サイズが変更され得る。前に注記したように、信号が辿るホップ数が多ければ多いほど、通常は信号のより大量の歪みが発生する。これに対処するために、本システムは、一変形形態で、より短い経路(すなわち、より少数のホップ)を介して送信されるものより長い経路に沿って(すなわち、より多数のホップを介して)移動する信号に関して、より短いパケット長を使用する。1つの形式では、パケット・サイズは、全般的に送信角度および/または到来角に応じて逆に変化する。たとえば、3ホップ経路のパケット・サイズは、2ホップ経路のパケット・サイズより短い。
本システムは、金融取引戦略の実行を参照して説明されるが、このシステムおよび技法は、時間および帯域幅が関心事項である他の状況または産業において使用され得る。たとえば、このシステムは、外科診断もしくは医療診断、科学機器また研究(たとえば、天文学または物理学)、分散されたグローバルコンピュータネットワークの制御、および/または軍事応用の実行に使用され得る。このシステムおよび技法は、たとえば、地震/津波早期警報システムへの組込みに適合され得る。ある種のリモート深海地震センサは、地震の深刻さおよびタイプに応じて、指定された人口集中地および関連するインフラストラクチャを保護するためのアクションの複雑なカスケードを開始するために信号を提供することができる。たとえば、地震(または結果の津波)の検出時に、センサまたは監視センタは、状況を軽減するために、原子炉に即座にスクラムさせ、かつ/または送電網に緊急インフラストラクチャに電力を再ルーティングさせる信号を送信することができる。別の例では、本技法は、通信システム自体に対する基礎になる保守または機能強化に使用され得る。非限定的な例として、ファイルが通常は大きいので、受信器局(または送信器局)のモデム、アンテナ、および/または他の機器をプログラムし、かつ/または再プログラムするコードは、光ファイバケーブルなどの高帯域幅高レイテンシリンクに沿って送られ得る。その代わりにまたはそれに加えて、コードの一部または全てが、空間波伝搬(たとえば、ラジオ)を介して、および/またはマイクロ波などの見通し線送信を介して送られ得る。コードは、様々な状況に応じて機器を制御する1つまたは複数のプログラム、ライブラリ、データ、および/またはサブルーチンを含むことができる。送信器局は、空間波伝搬を介して、受信器局の機器を変更しまたは再プログラムするために実行すべきコードの全てまたは一部を選択するために、受信器にトリガ信号を送ることができる。たとえば、コードは、レイテンシ、電力消費、および/またはエラーを減らす(かつ/または帯域幅を増やす)ためなど、特定の特性に関して受信器局を同調するのに使用され得る。これらの同調特性は、ある種の動作条件、時刻、および/または環境特性の下で良好には働かないトレードオフを含む可能性がある。たとえば、コード内の1つのサブルーチンが、レイテンシ短縮のために最適化され、別のサブルーチンが、エラー削減のために最適化され、さらに別のサブルーチングが、電力節約のために最適化されている可能性がある。この例のトリガ信号は、その特定の時の必要に応じて受信器を再プログラムするためにこれらのサブルーチンのうちの1つを選択するのに使用され得る。結果の変更は、機器の機能を変更するソフトウェア変更、ならびに/またはアンテナシステムの高さおよび/もしくは角度に対する変更などの物理的変更とすることができる。その後、その時の必要に応じて、異なるサブルーチン、プログラム、データ、および/またはコードのエリアが、トリガ信号を介して選択され得る。コードに対するアップデートまたは変更は、周期的に、継続的に、または必要に応じて送られ得る。
本発明のさらなる形式、目的、特性、態様、利益、利点、および実施形態は、詳細な説明およびこれに添付して提供された図面から、明らかとなるであろう。
通信リンクのうちの1つが空間波伝搬を使用する、別々の通信リンクでデータを送信するためのシステムの概略図である。 図1の空間波伝搬をさらに示す概略図である。 図1の空間波伝搬において、地上をベースとしたリピータの使用を示す概略図である。 図1の空間波伝搬において、飛行中のリピータの使用を示す概略図である。 図1に示された電離層を含む大気におけるさらなる層を示す概略図である。 図5に示された大気の様々な電離層を示す概略図である。 図1〜図6に全体的に示された空間波伝搬のさらなる詳細を示す概略図である。 図1の通信ノードに関するさらなる詳細を示す概略図である。 図8におけるRF通信インターフェースに関するさらなる詳細を示す概略図である。 データ送信システムを2つのモードで動作させる方法を示す流れ図である。 空間波伝搬によるデータの送信の周波数を判定する方法を示す流れ図である。 データ送信の方法を示す流れ図である。
本発明の諸原理の理解を促すために、ここで参照が図面に示された実施形態に対して行われ、特有の言語が、同じものを説明するために使用される。しかしながら、本発明の範囲は、それによって制限されるものではないことが理解されよう。説明された実施形態の中のいかなる代替形態、およびさらなる変更形態、ならびに本明細書で説明されたような本発明の諸原理の任意のさらなる適用例は、本発明が関係する当業者に対して通常発生するであろうものとして意図される。本発明に関係のないいくつかの特性は、明快にするために示されないことがあるということが当業者には明らかであろうが、本発明の1つの実施形態は、極めて詳細に示される。
図1は、100において、低レイテンシ、低帯域幅の通信リンク104を介してデータを、および高レイテンシ、高帯域幅の通信リンク108を介して別個のデータを転送するように構成されたシステムの1つの例を示す。通信リンク104および108は、第1の通信ノード112と第2の通信ノード116の間の別個の接続を提供する。低レイテンシの接続104は、空間波伝搬を介して自由空間を通過する電磁波124を使用してデータを送信するように構成されてもよい。電磁波124は、第1の通信ノード112内の送信器によって生成され、伝送回線136に沿ってアンテナ128まで通過してもよい。電磁波124は、アンテナ128によって放射されてもよく、大気120の電離した部分に遭遇する。次に、この放射された電磁エネルギーは、大気120の電離した部分によって屈折されることがあり、波124の向きを地球の方へ変化させる。波124は、伝送回線140によって第2の通信ノード116に結合された受信アンテナ132によって受信されてもよい。図1に示されたように、送信通信ノードは、電磁エネルギーを搬送するための1つまたは複数の伝送回線を必要とせずに地球表面をわたって電磁エネルギーを長距離送信するために空間波伝搬を使用してもよい。
また、データは、高レイテンシの通信リンク108を使用して通信ノード112と116との間で送信されてもよい。図1に示されたように、高レイテンシの通信リンク108は、海洋または他の水域の下または中を通過すること含むこともある地球を通過する伝送回線144を使用して実施されてもよい。図1に示されたように、高レイテンシの通信リンク108は、リピータ152を含んでもよい。図1は、任意の適切な数のリピータ152が使用されてもよいが、伝送回線144に沿う4つのリピータ152を示す。また、伝送回線144は、リピータを全く有さなくてもよい。図1は、第1の通信ノード112から第2の通信ノード116へ情報を送信する通信リンク104を示すが、送信されたデータは、通信リンク104、108に沿って双方向に通過してもよい。
クライアント160は、第1の通信ノード112への接続164を有することができる。クライアント160は、接続164を介して第1の通信ノード112に命令を送ることができる。第1の通信ノード112では、命令は、低レイテンシリンク104または高レイテンシリンク108のいずれかまたは両方によって、第2の通信ノード116に送られるよう準備される。第2の通信ノード116は、接続172によって命令プロセッサ168に接続され得る。クライアント160は、ある距離にわたって命令を送ることを望む、任意の会社、グループ、個人、またはエンティティとすることができる。命令プロセッサ168は、これらの命令を受信しまたはこれに作用することを意図された、任意の会社、グループ、個人、またはエンティティとすることができる。いくつかの実施形態では、クライアントが送信されるべきデータを通信ノード112から直接に送ることができるので、または、通信ノード116が、命令プロセッサ168に直接に接続され得るので、接続164および172が不必要である場合がある。システム100は、所望される任意の種類の低レイテンシデータ送信に使用され得る。1つの例として、クライアント160は、リモートに働く医師または外科医とすることができ、命令プロセッサ168は、患者に影響を与えるロボット機器とすることができる。
いくつかの実施形態では、クライアント160は、金融商品商人とすることができ、命令プロセッサ168は、証券取引所とすることができる。商人は、特定の時にある有価証券または債権を売買する命令を証券取引所に供給することを望む場合がある。商人は、第1の通信ノード112に命令を送信することができ、第1の通信ノード112は、その命令をアンテナ128、132を使用してまたは伝送回線144によって、第2の通信ノードに送る。証券取引所は、その後、命令の受信時に、商人によって望まれたアクションを処理することができる。
システム100は、取引戦略が1秒の分数内に取引を実行するためにコンピュータ上で実行される、高頻度取引に有用である可能性がある。高頻度取引では、ほんの数ミリ秒の遅延が、商人に数百万ドルのコストをかけされる場合があり、したがって、取引命令の送信の速度は、送信されるデータの正確さと同様に重要である。いくつかの実施形態では、商人は、商人が取引を実行する前のある時に、高レイテンシ高帯域幅通信リンク108を使用して、証券取引所の非常に近くに配置された通信ノード116に、取引を実行するために事前にセットされた取引命令または条件を送信することができる。これらの命令または条件が、大量のデータの送信を必要とする場合があり、より高帯域幅の通信リンク108を使用してより正確に配送される場合がある。また、命令または条件が、取引の実行が望まれる時より前の時に送られる場合には、より高レイテンシの通信リンク108が供され得る。
命令の最終的な実行は、命令が記憶されるシステムに商人がトリガデータを送信することによって達成され得る。トリガデータの受信時に、取引命令が、証券取引所に送られ、取引が実行される。送信されるトリガデータは、一般に、命令よりはるかに少量のデータであり、したがって、トリガデータは、低レイテンシ、低帯域幅の通信リンク104を介して送られ得る。トリガデータが通信ノード116で受信される時に、特定の取引に関する命令が、証券取引所に送られる。高レイテンシ通信リンク108ではなく低レイテンシ通信リンク104を介するトリガデータの送出は、所望の取引ができる限り素早く実行されることを可能にし、同一の金融商品を取引する他の当事者に対する時間優位を商人に与える。
図1に示された構成は、さらに図2に示され、ここで、第1の通信ノード112および第2の通信ノード116は、地理的に互いからリモートであり、地球(156)の表面のかなりの部分によって隔てられている。地球の表面のこの部分は、1つまたは複数の大陸、海洋、山脈、または他の地理的区域を含んでもよい。たとえば、図1〜7における、跨られた距離は、単一の大陸、複数の大陸、1つの海洋、および類似物をカバーしてもよい。1つの例では、第1の通信ノード112は、アメリカ合衆国のイリノイ州シカゴにあり、第2の通信ノード116は、連合王国のイングランドのロンドンにある。別の例では、第1の通信ノード112は、ニューヨーク州ニューヨーク市にあり、第2の通信ノード116は、カリフォルニア州ロサンゼルスにあり、両市は、北アメリカにある。満足のいくレイテンシおよび帯域幅をもたらすことができる距離、通信ノード、および通信リンクの任意の適切な組合せが想像される。
図2は、空間波伝搬によって、電磁エネルギーが長距離を渡ることができるということを示す。空間波伝搬を使用すると、低レイテンシの通信リンク104は、地球に向けて電磁波124を屈折させるように十分に電離した大気120の一部に電磁波124を送信する。次に、この波は、地球の表面によって反射され、上層大気120の電離した部分に戻されることがあり、ここで、波は、再び地球に向けて屈折されることもある。このように、電磁エネルギーは、繰り返し「跳躍」することが可能であり、低レイテンシ、低帯域幅の信号124が、非空間波伝搬によってカバーされ得る距離よりもかなり遠い距離をカバーすることを可能にする。
図1に示されたシステムの別の例が、図3に出ており、ここで、図1および図2に対して論じられた空間波伝搬は、リピータ302および306を使用して強化されてもよい。この例では、第1のリピータ302は、アンテナ128から発する低レイテンシの通信信号を受信してもよい。信号は、電離された領域120によって屈折され、地球に戻されることがあり、ここで、信号は、リピータ302によって受信され、空間波伝搬を介して再送信されてもよい。屈折された信号は、リピータ306によって受信され、アンテナ132を介して第2の通信ノード116に空間波伝搬を使用して再送信されてもよい。2つの中継局が、図3に示されているが、地上の中継局302の任意の適切な数、構成、または位置決めが考えられる。リピータ302、306の数の増加は、大気ミッションの広範な配列の中を比較的遠い距離をわたって低レイテンシの信号を送信する機会をもたらすことができるが、信号を受信し、再送信するリピータ回路網の物理的な制限が、低レイテンシの通信リンク104にさらなるレイテンシを追加することがある。
図4は、図1に示されたシステムの別の例を示し、ここで、第1の通信リンクに沿った1つまたは複数のリピータは、航空機、飛行船、気球、または大気中で空中にリピータを維持するように構成された他のデバイス410の中など、飛行中である。この例では、アンテナ128を介して第1の通信ノード112から送信された信号は、見通し線通信402として、または本明細書の他の場所で説明されたように、空間波伝搬によって飛行中のリピータ414によって受信されてもよい。信号は、飛行中のリピータ414によって受信され、見通し線通信406として、または低レイテンシのリンク104に沿って空間波伝搬によって第2の通信ノード116に再送信されてもよい
空間波伝搬に関するさらなる詳細が、図5〜図7に示される。開示されたシステムと上層大気の様々な層との関係が、図5に示される。無線伝送のために、上層大気の層は、対流圏504、成層圏508、および電離圏512などの連続的に高くなる層に、図示のように、分割されてもよい。
電離圏は、高濃度の電離した粒子を含むという理由からそのように命名されている。地球から最も遠い電離圏におけるこれらの粒子の密度は、非常に小さく、地球に比較的近い電離圏の区域では漸進的に高くなる。電離圏の上層の領域は、高エネルギーの紫外線放射を含む、太陽からの強力な電磁放射によって活発化される。この太陽放射は、空気を自由電子、陽イオン、および陰イオンに電離させる。上部電離圏における空気分子の密度が小さくても、宇宙からの放射粒子が非常に高エネルギーなので、存在する比較的少ない空気分子を大規模に電離させる。電離は、空気が濃くなるにつれて強度を弱めながら電離圏を通じて下方にまで及び、したがって、最高水準の電離は、電離圏の上端で発生する一方、最低水準の電離は、電離圏の比較的低い部分で生じる。
さらに、電離圏512の上端と下端との間のこのような電離における差が、図6に示される。電離圏は、図6に示され、3つの層は、最も低いレベルから最も高いレベルまで、個々に、D層608、E層612、およびF層604と呼ばれている。さらに、F層604は、616におけるF1(より高い層)、および、620におけるF2(より低い層)と呼ばれる2つの層に分割されることがある。電離圏における層616および620の存在の有無、および、それらの地球上の高さは、太陽の位置と共に変化する。正午に、電離圏を通過する太陽624からの放射は、最大であり、日没時に次第に弱まり、夜間に最低となる。放射がなくなると、多くのイオンが再結合し、D層608およびE層612を消失させ、さらに、夜間、F1層616およびF2層620を単一のF層604に再結合させる。太陽の位置は、地球上の所与の地点に対して変化するので、電離圏512の層608、612、616、および620の正確な特徴は、予測することが極めて困難になることもあるが、実験によって特定されてもよい。
電波が空間波伝搬を使用して遠く離れた場所に到達する能力は、(存在するときの)層608〜620におけるイオンの密度、送信された電磁エネルギーの周波数、および送信角度などの様々な要因に依存する。たとえば、電波の周波数が徐々に増加された場合に、電離圏512の最小の電離層であるD層608によって電波が屈折される可能性のない点に到達する。波は、D層608を通り、E層612まで存続することもあり、ここで波の周波数が依然として大きすぎるので、同様にこの層を通過する信号を屈折させることができないこともある。波124は、地球に向けて曲げられる前に、F2層620まで、および、場合によっては、同様にF1層616まで、存続することもある。場合によって、周波数は、あらゆる屈折が発生することを不可能にする臨界周波数を超えることもあり、電磁エネルギーが地球の大気圏外へ放射されることを引き起こす(708)。
このように、一定の周波数を超えて垂直に送信された電磁エネルギーは、宇宙まで続き、電離圏512によって屈折されない。しかし、一部の臨界周波数より低い波には、伝搬角度704が垂直よりも小さい場合に、屈折されることがあるものもある。また、伝搬角度704を小さくすることによって、跳躍距離724を渡り、リモートアンテナ132に到達することを可能にする跳躍帯720の範囲内で、アンテナ128によって送信された電磁波124は、地球の表面に向けて屈折されることが可能になる。このように、一定の跳躍距離724を越えて空間波伝搬が成功する機会は、さらに、送信角度および周波数に依存し、したがって、最大使用可能周波数は、電離圏の条件、所望の跳躍距離724、伝搬角度704と共に変化する。また、図7は、地表波の信号および/または見通し線の信号716などの非空間波伝搬が、跳躍距離724を渡る可能性がないということを示す。
図8は、通信ノード112および116のような通信ノード800のさらなる態様の1つの例を示す。通信ノード800は、通信ノード800の様々な態様を制御するためにプロセッサ804を含むことができる。プロセッサは、ルール、コマンドデータ820、またはヒストリカル送信データ822を格納するのに役立つメモリ816に結合されてもよい。また、ユーザ入力を受け入れ、ユーザに出力をもたらす(I/O)ためのデバイス(824)が含まれてもよい。これらのデバイスは、キーボードもしくはキーパッド、マウス、フラットパネルモニタ、および類似物などのディスプレイ、プリンタ、プロッタ、もしくは3Dプリンタ、カメラ、またはマイクロフォンを含んでもよい。ユーザI/Oのための任意の適切なデバイスが、含まれてもよい。また、ノード800は、プロセッサ804に応答し、通信ネットワーク836に結合されたネットワークインターフェース832を含んでもよい。セキュリティモジュール828が、同様に含まれてもよく、通信ノード800の間を通過する際に、第三者がデータを傍受、ジャミング、または変更する機会を低減または除去するために使用されてもよい。1つの例では、通信ノード800は、ノード800の様々な態様の相互作用を制御するためのソフトウェアを実行するコンピュータとして実施される。
ネットワークインターフェース836は、コマンドデータ820、または、トリガシステム840から渡され得るトリガデータなどのデータを送り、受信するように構成されてもよい。通信ネットワーク836は、インターネットなどのネットワークに結合され、空間波伝搬を使用せずにデータを送り、受信するように構成されてもよい。たとえば、通信ネットワーク836は、光ファイバ、または、前図に示された伝送回線144と同様の、地球に沿って走る他の伝送回線でデータを送信し、受信してもよい。
ノード800は、プロセッサ804に応答し、ラジオ周波数通信インターフェース812に結合された第2のネットワークインターフェース808を含んでもよい。この第2のネットワークインターフェース808は、コマンドデータ820、または、トリガシステム840から渡されるトリガデータなどのデータを転送するために使用されてもよい。ネットワークインターフェース808は、複数のアンテナまたはアンテナ素子を含み得るアンテナ128のようなアンテナに結合されてもよい。ラジオ周波数通信インターフェース808は、アンテナ128を介して送信され、および/または受信された電磁波を使用してトリガデータなどのデータを送り、受信するように構成されてもよい。上記で論じられたように、アンテナ128は、空間波伝搬を介して電磁波を送り、受信するように構成されてもよい。
通信ノード800は、周波数切替モデルを展開するために監視されるデータストリームを受信することもできる。図示されているように、複数のデータストリームが、ノード800によって受信され得、プロセッサ804は、融合されたデータストリームを作成するためにデータストリームを組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、ノード800は、4つの異なるデータストリームを受信することができる。データストリームのうちの1つは、帯域内データ844とされ得る。通信ノード800は、帯域外データ信号848を受信することもできる。他のデータソースは、公に使用可能なイオノゾンデ・ネットワーク・データなどのパブリックデータ852および、プライベートデータ856をも含むことができる。
通信ノード800は、図9に示されたさらなる態様を含むことができる。ラジオ周波数通信インターフェース812は、アンテナ128を使用して電磁エネルギーを送信するように構成された送信器904を含んでもよい。受信器908は、同様にオプションとして含まれ、アンテナ128から電磁波を受信するように構成されてもよい。また、送信器904および受信器908は、送信器904によって送信するために、デジタルストリームからの情報またはデータを符号化するためにインターフェース812によって受信された信号を変調するように構成されたモデム912に結合されてもよい。また、モデム912は、プロセッサ804によって使用でき、または、メモリ816に格納され得るデジタルデータのストリームに、送信された信号を復号するためにアンテナ128から受信器908によって受信された信号を復調するように構成されてもよい。
上で説明され、図5〜7に示されたように、データ信号は、アンテナ128から電磁波として送信されて、アンテナ132で受信され得る。データ信号は、特定の周波数で空間波伝搬によってアンテナ128からアンテナ132に送信される。データ信号が送信される周波数は、波が電離圏を通って移動する時の電磁波の伝搬に影響する可能性がある。したがって、最適動作周波数が、データ信号の正確な送信を保証するために選択され得る。最適動作周波数は、一般に、空間波伝搬を介する最も一貫した通信経路を提供する周波数である。経時的に、送信および受信の最適動作周波数は、電離圏の変化、電気雷雨、太陽嵐などの環境条件の変化、または他の同様の環境事象など、複数の要因のいずれかに起因して変化する可能性がある。送信に関する最適動作周波数を維持するために、周波数帯が、時々切り替えられる必要がある可能性がある。
送信に関する最適動作周波数は、複数の異なるデータソースからのデータのストリームを継続的に監視することによって判定され得る。たとえば、送信周波数モデル860は、最適送信周波数を判定すると同時に周波数を切り替えるべき時を判定するための入力として、収集されたデータストリームからのデータを使用することができる可能性がある。いくつかの実施形態では、データストリームは、ノード800によって収集され得、ノード800のメモリ820に記憶される送信周波数モデル860に入力され得る。
図8内に示されたノード800の実施形態では、1つまたは複数のデータストリームが、送信周波数モデル860への入力として使用するために監視される。データストリームのうちの1つは、帯域内データ822とすることができる。帯域内データ822は、ノード800が既に情報を送信しているものと同一の周波数の着信データストリームを含むことができる。モデルは、ノード800が情報を送信している周波数とは異なる周波数で送られる着信データストリームを含む帯域外データ信号824を使用することもできる。帯域内データ822および帯域外データ824の使用は、ノード800が、現在の動作周波数でのデータ送信の特性ならびに他の周波数でのデータ送信の特性を監視することを可能にする。別の入力は、公に使用可能なイオノゾンデ・ネットワーク・データまたはデータ送信に関係する可能性がある環境データの他のパブリック供給源などのパブリックデータ826とされ得る。クライアント自体の環境データまたはヒストリカルデータなどのプライベートデータ828も、送信周波数モデル860を展開するのに使用され得る。
図8は、4つの異なるデータソースを示すが、ノード800の他の実施形態は、より多数またはより少数のいずれかのデータソースを含むことができる。一例として、最適周波数を判定するために展開されるモデル860は、帯域内データ822および帯域外データ824だけを含む場合がある。他の実施形態では、モデル860は、帯域内データ822およびパブリックデータ826だけを使用する場合がある。さらなる他の実施形態は、3つのデータソースを含む可能性があり、あるいは、5つ以上のデータソースを含む場合がある。
送信周波数モデル860は、入力データストリームのそれぞれを分析し、入力データストリーム内に存在する様々な歪みのそれぞれをモデル化することによって動作する。融合されたデータストリームに加えて、ヒストリカルデータ822およびデータ送信に影響する可能性があるメモリ820内に記憶された他の環境データなど、他の情報も、送信周波数モデル860によって分析され得る。太陽の位置も、電離圏からの電波の反射に影響する可能性があり、したがって、時刻、日付などの情報も、送信周波数モデル860によって考慮され得る。送信周波数モデル860は、送信されたデータ信号を復号する際のエラーを補正し、現在の条件に基づいてデータ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するために、この情報ならびに融合されたデータストリームからの歪みデータを使用することができる。
そこでデータを送信すべき最適周波数の判定に加えて、ノード800は、最適動作周波数がいつ変化し得るのかを予測し、レイテンシ問題またはデータ割込み問題を減らすために周波数を切り替えるべき最良の時を判定することもできる。高帯域幅通信リンク108は、周波数シフトのタイミングを最適化するために、通信ノード800に等化係数および他の情報を供給することもできる。環境条件が変化し、収集されたデータストリームの品質が変化し続ける時には、送信周波数モデル860は、この新しいデータを考慮に入れ、レイテンシ時間を短縮するために様々な周波数の間での切替を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、クライアント160は、周波数を切り替えるべき最良の時を判定するために、満足されなければならないある種の条件を提供することができる。一例として、クライアント160は、レイテンシを短縮し、データ割込み問題に対処し、かつ/またはブロードキャスト要件を満足するために、周波数シフト・タイミングを決定するある種の取引条件を提供することができる。
ノード800が、データ信号を送信している時に、データが送信される周波数は、データ送信への最小限の割込みを伴って切り替えられ得る。いくつかの実施形態では、ノード800は、アンテナ128を介してデータを送信するのに、RF通信インターフェース812内の送信器904を使用することができる。データ送信の周波数が変更される必要がある時に、データがアンテナ128によって送信される周波数は、送信器904からの送信の周波数を変更することによって調整され得る。他の実施形態は、周波数を切り替える異なる方法を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態は、スタンバイ・モードである予備の真空管を含むことができる。周波数変更が必要とされる時に、素早い切替が、予備の送信器のうちの1つに切り替えることによって行われる。他の実施形態では、2つの別々の送信器が、異なる周波数でデータをサイマルキャストしていることが可能である。
いくつかの実施形態では、データ送信は、制限された時間期間の間だけに必要とされる可能性がある。図10の流れ図1000に示されているように、システム100は、データ送信が必要とされるかどうか1005に応じて、2つの異なるモードで動作することができる。データ送信が必要である場合には、送信器は、データ送信モードで動作することができる1010。データ送信モードでは、ノード800は、そこでデータを送信すべき最適周波数を判定する1015ために、収集されたデータストリームからのデータを送信周波数モデル860への入力として利用する。最適周波数が判定された後に、データは、第1の通信ノード112から第2の通信ノード116に送信される1020。新しい情報がデータストリームから収集される時に、最適動作周波数が、再計算され得、送信されるデータは、この最適動作周波数に切り替えられ得る。
データ送信が要求されない時には、システムは、ブロードキャスト・モードで動作することができる1025。ブロードキャスト・モード中に、送信器は、振幅変調(AM)信号および/またはデジタル・ラジオ・モンディエール(DRM)信号(または他のデジタル・オーディオ・ブロードキャスト信号)を介するなど、一般大衆に音楽、スポーツ、ニュース、または他のオーディオ情報をブロードキャストするのに使用され得る。通信ノード800は、ブロードキャスト・モードで動作させられる間に、デジタル形式でブロードキャストすることができる。デジタル・ブロードキャストからの情報は、収集され1030、ノード800に送られる。このデジタル送信は、通信ノード800がブロードキャスト・モードからデータ送信モードに戻って切り替えられた後に使用すべき周波数を判定するために周波数選択モデル860によって使用される1035データストリームのうちの1つとすることができる。
特定の例として、通信ノード800は、株式または債権の売買などの金融取引に関する命令の送信に使用され得る。この情報は、所望の証券取引所が開かれている時間中にのみ必要になるはずである。証券取引所が閉じられているオフ時間中に、ノード800は、たとえばAM信号および/またはDRM信号を介して、通常のラジオ局として動作させられ、一般大衆によって聞かれ得るコンテンツを提供することができる。無線伝送から受信されたデータは、通信ノード800がデータ送信モードに戻って切り替わる時にそこでデータを送信すべき最適周波数を判定するために、送信周波数モデル860に入力されるデータストリームの1つとして使用され得る。
図11は、データ送信の最適動作周波数を判定する方法を説明する流れ図1100を示す。空間波伝搬によって送信されたデータストリームが、受信器で収集される1105。帯域内データ、帯域外データ、パブリックデータ、プライベートデータ、ヒストリカルデータ、または送信されたデータの任意の他の供給源を提供する、収集される複数のデータストリームがある場合がある。受信器で収集されたこれらのデータは、融合されたデータストリームを形成するために組み合わされる1110。融合されたデータストリームは、送信周波数選択モデルに入力される1115。周波数選択モデルは、最適動作周波数を予測すると同時に最適動作周波数への周波数切替を行わなければならない時を判定するために、データストリーム内の様々な歪みを考慮に入れ、復号に関して補正することができる。融合されたデータストリームをモデルを介して走行させた後に、データは、モデルによって決定された最適動作周波数で空間波伝搬によって送信される1120。
図12は、空間波伝搬データ送信の周波数を最適動作周波数に切り替える方法を示す流れ図1200を示す。まず、様々な空間波伝搬供給源から収集されたデータを含む融合されたデータストリームが、最適動作周波数を判定するために送信周波数選択モデルに入力される1205。モデルが、データ送信の周波数を異なる周波数に切り替えなければならないと判定する場合には、信号が、第1の通信ノード112から第2の通信ノード116に送られ得る。周波数を切り替えるための第1の信号が、低レイテンシ低帯域幅通信リンク104を介してアンテナ128からアンテナ132に送られ得る1210。第2の信号が、高レイテンシ高帯域幅通信リンク108を介して同時に送られ得る1215。アンテナ132での第1の信号の成功裡の受信時に、第2の通信ノード116は、正しい周波数に切り替えられ得1220、第2の信号は無視され得る。しかし、低帯域幅通信リンク104を介する第1の信号が成功裡に送信されない場合には、第2の信号が、周波数変更について第2の通信ノード116に指示するためのバックアップとして働くことができる。
定義および代替の用語解説
特許請求の範囲および明細書で使用される言葉は、以下に明示的に定義されたようなものを除き、その言葉の平易かつ通常の意味だけを有することになる。この定義における単語は、その単語の平易かつ通常の意味だけを有することになる。このような平易かつ通常の意味は、最近に発行されたWebster’s dictionaryおよび、Random House dictionaryからの全ての一貫した辞書の定義を含む。明細書および特許請求の範囲で使用されたように、以下の定義は、以下の用語、または、その共通の変化(たとえば、単数形/複数形、過去時制/現在時制、他)に適用する。
「アンテナ」または「アンテナシステム」は、一般に、任意の適切な構成における、電力を電磁放射に変換する電気デバイス、または一連のデバイスのことを言う。このような放射は、電磁スペクトルに沿って任意の周波数で垂直に、水平に、または円形に偏波されてもよい。円偏波で送信するアンテナは、右偏波または左偏波を有してよい。
電波の場合に、アンテナは、極低周波(ELF)からミリ波(EHF)まで電磁スペクトルに沿って分布する周波数で送信してもよい。電波を送信するように設計されたアンテナまたはアンテナシステムは、金属導体(素子)の配置を備えることがあり、受信器または送信器に(多くの場合に、伝送回線を通じて)電気的に接続される。送信器によってアンテナを通じて押し進められた電子の発振する流れは、アンテナ素子の周囲に発振する磁場を作り出すことができ、一方、電子の電荷も、素子に沿って発振する電場を作り出す。これらの時間変動する場は、移動する横電磁場波としてアンテナから離れて空間に放射する。逆に、受信中、入射する電磁波の発振する電場および磁場が、アンテナ素子内の電子に力を及ぼし、電子を前後に移動させ、アンテナ内に発振する電流を作り出す。次に、これらの電流は、受信器によって検出され、デジタルまたはアナログの信号またはデータを取り出すために処理されてもよい。
アンテナは、実質的に均等に全ての水平方向に(無指向性アンテナ)、または優先的に特定の方向に(指向性または高利得アンテナ)電波を送信および受信するように設計されてもよい。後者の場合に、アンテナは、送信器または受信器に対する任意の物理的、電気的な接続を有しているか、または有していなくてよい、さらなる素子または面も含んでよい。たとえば、寄生素子、放物面反射器またはホーン、および他のこのような非通電の素子は、ビームまたは他の所望の放射パターンに電波を向ける役割を果たす。このようにアンテナは、これらの様々な面または素子の配置による増加または減少された指向性または「利得」を発揮するように構成されてもよい。高利得アンテナは、垂直、水平、または、その任意の組合せであってもよい所与の方向に放射された電磁エネルギーの実質的に大部分を向けるように構成されてもよい。
また、アンテナは、電離圏などの大気の上層に向けて電磁エネルギーを集束させるために、地球に対する鉛直角の特有の範囲内(すなわち「取り出し角」)で電磁エネルギーを放射するように構成されてもよい。特有の角度で上層大気に電磁エネルギーを向けることによって、特有の跳躍距離が、特定の周波数で電磁エネルギーを送信することによって、日中の特定の時間に達成されることがある。
アンテナの他の例は、電磁スペクトルの可視または不可視光線部分において、電磁エネルギーのパルスに電気エネルギーを変換するエミッタおよびセンサを含む。例は、遠赤外線から極紫外線までの電磁スペクトルに沿って分布する周波数で電磁エネルギーを生成するように構成された発光ダイオード、レーザ等を含む。
「コマンド」または「コマンドデータ」は、一般に、単独で、または組合せで、1つまたは複数のアクションを行うために、機械を制御する1つまたは複数のディレクティブ、命令、アルゴリズム、またはルールのことを言う。コマンドは、格納され、転送され、送信され、または他の形で、任意の適切な方法で処理されてもよい。たとえば、コマンドは、メモリ内に格納され、または、任意の適切な媒体を通過する任意の適切な周波数で電磁放射として通信ネットワークで送信されてもよい。
「コンピュータ」は、一般に、任意の数の入力値または変数から結果を計算するように構成された任意のコンピューティングデバイスのことを言う。コンピュータは、入力または出力を処理するために計算を実行するプロセッサを含んでもよい。コンピュータは、プロセッサによって処理される値を格納するため、または、従前の処理の結果を格納するためにメモリを含んでもよい。
また、コンピュータは、値を受信するまたは送るための多彩な入力および出力デバイスからの入力および出力を受け入れるように構成されてもよい。このようなデバイスは、他のコンピュータ、キーボード、マウス、表示装置、プリンタ、産業機器、および、全てのタイプおよびサイズのシステムまたは機械類を含む。たとえば、コンピュータは、要求に応じて様々なネットワーク通信を実施するためにネットワークインターフェースを制御することができる。ネットワークインターフェースは、コンピュータの一部であってもよく、または、コンピュータとは別個かつリモートとして特徴付けられてもよい。
コンピュータは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなどの単一で物理的なコンピューティングデバイスであってよく、または、ネットワーク化されたクラスタ内で1つのデバイスとして動作する一群のサーバ、または、1つのコンピュータとして動作し、通信ネットワークによって一緒にリンクされた異なるコンピューティングデバイスの異種混合の組合せなど、同じタイプの多数のデバイスから成り立っていてもよい。また、コンピュータに接続された通信ネットワークは、インターネットなどのより広範なネットワークに接続されてもよい。このようにコンピュータは、1つまたは複数の物理的なプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスもしくは回路網を含んでもよく、任意の適切なタイプのメモリも含んでもよい。
また、コンピュータは、未知の個数のまたは変動する数の物理的なプロセッサおよびメモリまたはメモリデバイスを有する仮想コンピューティングプラットフォームであってもよい。このように、コンピュータは、1つの地理的な場所に物理的に設置されるか、または、いくつかの広範に散らばった場所にわたって物理的に広がってもよく、複数のプロセッサは、単一のコンピュータとして動作するように通信ネットワークによって一緒にリンクされる。
また、コンピュータまたはコンピューティングデバイス内の「コンピュータ」および「プロセッサ」の概念は、開示されるシステムの一部として計算または比較を行う役割を果たす任意のこのようなプロセッサまたはコンピューティングデバイスを包含する。コンピュータにおいて発生するしきい値の比較、ルールの比較、計算、等に関連した動作を処理することは、たとえば、別個のサーバ、別個のプロセッサを有する同じサーバで、または上記で説明されたような、未知の個数の物理的なプロセッサを有する仮想コンピューティング環境で発生してもよい。
コンピュータは、1つまたは複数の視覚ディスプレイにオプションとして結合されてもよく、および/または統合されたディスプレイを含んでもよい。同様に、ディスプレイは、同じタイプ、または、異なる視覚デバイスの異種混合の組合せのものであってよい。また、コンピュータは、代表的なほんの数例を挙げれば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、レーザもしくは赤外線ポインティングデバイス、または、ジャイロスコープポインティングデバイスなどの1つまたは複数のオペレータ入力デバイスを含んでもよい。また、ディスプレイに加えて、プリンタ、プロッタ、工業生産機械、3Dプリンタ、および類似物などの、1つまたは複数の他の出力デバイスが含まれてもよい。したがって、様々なディスプレイ、入力および出力デバイスの配置が可能である。
複数のコンピュータまたはコンピューティングデバイスは、通信ネットワークを形成するために、有線または無線通信リンクで、互いにまたは他のデバイスと通信するように構成されてもよい。ネットワーク通信は、インターネットなどの他のより大きなコンピュータネットワーク上を通過する前に、スイッチ、ルータ、ファイアウォール、または、他のネットワークデバイスもしくはインターフェースなどのネットワーク機器として動作する様々なコンピュータを通過してもよい。また、通信は、伝送回線または自由空間を通じて電磁波で搬送される無線データ送信として通信ネットワーク上を通過されてもよい。このような通信は、WiFiもしくは他の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、または、データを転送するためのセルラー送信器/受信器を使用することを含む。このような信号は、802.11a/b/g/n、3G、4G、および類似物などの多くの無線または移動体通信の技術標準のいずれかに準拠する。
「通信リンク」は、一般に、2つ以上の通信エンティティ間の接続のことを言い、通信エンティティ間の通信チャネルを含んでも含まなくてもよい。通信エンティティ間の通信は、任意の適切な手段によって発生してもよい。たとえば、接続は、実際の物理的なリンク、電気的なリンク、電磁気的なリンク、論理的なリンク、または、通信を容易にする任意の他の適切なリンク機構として実施されてもよい。
実際の物理的なリンクの場合に、通信は、別の要素に対する一方の要素の物理的な動きによって互いに応答すると考えられる通信リンク内の複数の構成要素によって発生してもよい。電気的なリンクの場合に、通信リンクは、通信リンクを形成するように電気的に接続された複数の導電体から成り立ってもよい。
電磁気的なリンクの場合に、接続の要素は、任意の適切な周波数で電磁エネルギーを送ること、または受信することによって実施されてもよく、このように、通信は、電磁波として渡すことができる。これらの電磁波は、光ファイバなどの物理的な媒体もしくは自由空間、または、その任意の組合せを通過することも、しないこともある。電磁波は、電磁スペクトル内の任意の周波数を含む任意の適切な周波数で渡されてもよい。
論理的なリンクの場合に、通信リンクは、受信局内にある送信局などの送信者と受信者との間の概念的なリンク機構であってよい。論理的なリンクは、物理的な、電気的な、電磁気的な、または他のタイプの通信リンクの任意の組合せを含んでもよい。
「通信ノード」は、一般に、通信リンクに沿った、物理的もしくは論理的な接続ポイント、再配布ポイント、またはエンドポイントのことを言う。物理的なネットワークノードは、一般に、物理的に、論理的に、または、電磁的に通信リンクに取り付けられた、または結合された能動電子デバイスと呼ばれる。物理的なノードは、通信リンクで情報を送ること、受信すること、または転送することができる。通信ノードは、コンピュータ、プロセッサ、送信器、受信器、リピータ、および/もしくは伝送回線、またはそれらの任意の組合せを含んでも含まなくてもよい。
「臨界角」は、一般に、地球の中心に伸びる垂直線に対する最大角度のことを言い、その角度で、特有の周波数における電磁波は、空間波伝搬を使用して地球に戻されることが可能である。
「臨界周波数」は、一般に、空間波伝搬を使用して所与の電離圏の条件の下で垂直に送信された時に、地球に戻される最大周波数のことを言う。
「データ帯域幅」は、一般に、通信システム内の論理的または物理的な通信経路の最大スループットのことを言う。データ帯域幅は、1秒あたりの転送されるデータの単位で表現されることが可能である転送レートである。デジタル通信ネットワークでは、転送されるデータの単位は、ビットであり、したがって、デジタル通信ネットワークの最大スループットは、一般に、「1秒あたりのビット」すなわち「bit/s」で表現される。さらに言うと、用語「kilobit/s」または「Kbit/s」、「Megabit/s」または「Mbit/s」、および、「Gigabit/s」または「Gbit/s」も、所与のデジタル通信ネットワークのデータ帯域幅を表現するために使用されることが可能である。データネットワークは、「最大ビットレート」、「平均ビットレート」、「最大持続ビットレート」、「情報レート」、または「物理層の有効ビットレート」などの特有の測定基準によって、データネットワークのデータ帯域幅の性能特徴に従って格付けされてもよい。たとえば、帯域幅の試験は、コンピュータネットワークの最大スループットで計測される。この使用方法の理由は、Hartleyの法則に従うというものであり、物理的な通信リンクの最大データレートは、ヘルツを単位とした、通信リンクの周波数の帯域幅に比例するというものである。
また、データ帯域幅は、特定の通信ネットワークに対する最大転送レートに従って特徴付けられてもよい。たとえば、
「低データ帯域幅」は、一般に、1秒あたり約1,000,000単位以下のデータである最大データ転送レートを有する通信ネットワークのことを言う。たとえば、デジタル通信ネットワークでは、データの単位は、ビットである。したがって、低データ帯域幅のデジタル通信ネットワークは、1秒あたり約1,000,000ビット(1Mbits/s)以下の最大転送レートを有するネットワークである。
「高データ帯域幅」は、一般に、1秒あたり約1,000,000より大きい単位のデータである最大データ転送レートを有する通信ネットワークのことを言う。たとえば、高データ帯域幅を有するデジタル通信ネットワークは、1秒あたり約1,000,000ビット(1Mbits/s)より大きい最大転送レートを有するデジタル通信ネットワークである。
「歪み」は、一般に、あるものの元の形状または他の特性の変更のことを言い、より具体的には、情報を担持する信号の波形の変更のことを言う。歪みは、振幅歪み、高調波歪み、周波数歪み、位相歪み、偏波歪み、および群遅延タイプの歪みを含むことができるが、これに制限されない。歪みは、情報を担持する信号に対する線形、非線形、系統的、および/またはランダムな変更を含むことができる。歪みは、アナログ信号および/またはデジタル信号に対する変更を含むことができる。
「電磁放射」は、一般に、電磁波によって放射されるエネルギーのことを言う。電磁放射は、他のタイプのエネルギーから生み出され、電磁放射が破壊される時に他のタイプに変換される。電磁放射は、(真空において)光速で発生源から離れて伝わる時に、このエネルギーを搬送する。また、電磁放射は、運動量および角運動量の両方も搬送する。これらの属性は、発生源から外側に離れる時に電磁放射が相互作用する物質に全て伝わることがある。
電磁放射は、一方の媒質から別の媒質に入る際に速度を変える。一方の媒質から次の媒質へ遷移すると、新しい媒質の物理的な属性によって、放射されたエネルギーのうちの一部または全部が反射して、残りのエネルギーが新しい媒質に入ることがある。これは、電磁放射が伝わる際に遭遇する媒質間の全ての接点で発生する。
光子は、電磁相互作用の量子であり、電磁放射の全ての形式の基本成分である。光の量子性は、電磁放射の周波数が増加するにつれて、電磁放射が、より粒子のように振舞い、波のように振舞わなくなるので、高い周波数でより明らかになる。
「電磁スペクトル」は、一般に、電磁放射の全ての可能な周波数の範囲のことを言う。電磁スペクトルは、一般に、増加する周波数およびエネルギーならびに減少する波長の順に以下のように分類される。
「極低周波」(ELF)は、一般に、波長が長さ約100,000kmから10,000kmまでの、約3Hzから約30Hzの周波数帯を示す。
「超低周波」(SLF)は、一般に、波長が長さ約10,000kmから約1000kmまでの、約30Hzと約300Hzとの間に一般に分布する周波数帯を示す。
「音声周波数」または「音声帯域」は、一般に、人間の耳に聞こえる電磁エネルギーを示す。成人男性は、一般に、約85Hzと約180Hzとの間の範囲で話し、一方、成人女性は、一般に、約165Hzから約255Hzまでの範囲で会話する。
「超長波」(VLF)は、一般に、長さ約10kmから約100kmまでの対応する波長を有する、約3kHzから約30kHzまでの周波数帯を示す。
「長波」(LF)は、一般に、波長が約1kmから約10kmまで分布する、約30kHzから約300kHzまでの範囲の周波数帯を示す。
「中波」(MF)は、一般に、波長が長さ約1000mから約100mまでの、約300kHzから約3MHzまでの周波数帯を示す。
「短波」(HF)は、一般に、波長が長さ約100mから約10mまでの、約3MHzから約30MHzまでの周波数帯を示す。
「超短波」(VHF)は、一般に、波長が長さ約10mから約1mまでの、約30Hzから約300MHzまでの周波数帯を示す。
「極超短波」(UHF)は、一般に、重さの波長が長さ約1mから約10cmまで分布する、約300MHzから約3GHzまでの周波数帯を示す。
「センチメートル波」(SHF)は、一般に、波長が長さ約10cmから約1cmまで分布する、約3GHzから約30GHzまでの周波数帯を示す。
「ミリ波」(EHF)は、一般に、波長が長さ約1cmから約1mmまで分布する、約30GHzから約300GHzまでの周波数帯を示す。
「遠赤外線」(FIR)は、一般に、波長が長さ約1mmから約15μmまで分布する、約300GHzから約20THzまでの周波数帯を示す。
「長波長赤外線」(LWIR)は、一般に、波長が長さ約15μmから約8μmまで分布する、約20THzから約37THzまでの周波数帯を示す。
「中赤外線」(MIR)、一般に、波長が長さ約8μmから約3μmまでの、約37THzから約100THzまでの周波数帯を示す。
「短波長赤外線」(SWIR)は、一般に、波長が長さ約3μmから約1.4μmまでの、約100THzから約214THzまでの周波数帯を示す。
「近赤外線」(NIR)は、一般に、波長が長さ約1.4μmから約750nmまでの、約214THzから約400THzまでの周波数帯を示す。
「可視光線」は、一般に、波長が長さ約750nmから約400nmまでの、約400THzから約750THzまでの周波数帯を示す。
「近紫外線」(NUV)は、一般に、波長が長さ約400nmから約300nmまでの、約750THzから約1PHzまでの周波数帯を示す。
「中紫外線」(MUV)は、一般に、波長が長さ約300nmから約200nmまでの、約1PHzから約1.5PHzまでの周波数帯を示す。
「遠紫外線」(FUV)は、一般に、波長が長さ約200nmから約122nmまでの、約1.5PHzから約2.48PHzまでの周波数帯を示す。
「極紫外線」(EUV)は、一般に、波長が長さ約121nmから約10nmまでの、約2.48PHzから約30PHzまでの周波数帯を示す。
「軟X線」(SX)は、一般に、波長が長さ約10nmから約100pmまでの、約30PHzから約3EHzまでの周波数帯を示す。
「硬X線」(HX)は、一般に、波長が長さ約100pmから約10pmまでの、約3EHzから約30EHzまでの周波数帯を示す。
「ガンマ線」は、一般に、波長が長さ約10pm未満の、約30EHzより上の周波数帯を示す。
「電磁波」は、一般に、別個の電気的かつ磁気的な構成要素を有する波のことを言う。電磁波の電気的かつ磁気的な構成要素は、同相で発振し、常に角度90度だけ分離される。電磁波は、媒質中または真空中を通過することができる電磁放射を作り出す発生源から放射することができる。電磁波は、電磁スペクトル内の任意の周波数で発振する波を含み、電波、可視および不可視光線、X線、ならびにガンマ線を含むが、これらに限定されない。
「周波数帯域幅」または「帯域」は、一般に、高い方の周波数と低い方の周波数によって範囲を定められた周波数の連続した範囲のことを言う。このように、周波数帯域幅は、典型的には、帯域の高い方の周波数と低い方の周波数との間の差を表すヘルツ数(サイクル毎秒)として表現され、高い方の周波数および低い方の周波数のそれら自体を含んでも含まなくてもよい。したがって、「帯域」は、所与の領域に対する所与の周波数帯域幅によって定義される場合があり、一般に、合意された用語を用いて指定される。たとえば、合衆国において「20メートル帯」は、14MHzから14.35MHzまでの周波数範囲を割り当てられ、したがって、0.35MHzまたは350kHzの周波数帯域幅を定義する。別の例では、国際電気通信連合(ITU)は、「UHF帯」として300MHzから3GHzまでの周波数範囲を指定した。
「光ファイバ通信」は、一般に、光ファイバを通じて電磁エネルギーのパルスを送ることによって一方の場所から別の場所へデータを送信する方法のことを言う。送信されたエネルギーは、データを搬送するために変調される場合がある電磁気的な搬送波を形成してもよい。光ファイバケーブルを使用してデータを送信する光ファイバの通信回線は、高データ帯域幅を有するように構成されることが可能である。たとえば、光ファイバの通信回線は、約15Tbit/s、約25Tbit/s、約100Tbit/s、約1Pbit/s、またはそれ以上に達する高データ帯域幅を有することができる。光電子リピータは、光ファイバケーブルの1つのセグメントから電磁エネルギーを電気信号に変換するために光ファイバの通信回線に沿って使用されてもよい。リピータは、受信された信号強度よりも高い信号強度で光ファイバケーブル別のセグメントに沿って電磁エネルギーとして電気信号を再送信することができる。
「金融商品」は、一般に、任意の種類の取引可能な資産のことを言う。一般的な例は、現金、法主体における所有持分の証拠、または、現金もしくは別の金融商品を受け取るもしくは届けるための契約上の権利を含むが、これらに限定されるものではない。具体例は、債券、証券(たとえば、コマーシャルペーパおよび短期国債)、株式、ローン、預金、預金証書、債券先物もしくは債券先物オプション、短期金利先物、ストックオプション、エクイティ先物、通貨先物、金利スワップ、金利キャップおよびフロア、金利オプション、金利先渡取引、ストックオプション、外国為替オプション、外国為替スワップ、通貨スワップ、または任意の種類の金融派生商品を含む。
「融合されたデータストリーム」は、一般に、少なくとも2つ以上の別々のデータ送信の組合せのことを言う。データ送信は、任意の所望の供給源に由来するものとすることができる。たとえば、データ送信は、帯域内データ、帯域外データ、パブリックデータ、またはプライベートデータとすることができる。融合されたデータストリームは、これらの異なるデータ送信の任意の所望の組合せとすることができる。
「地面または接地(グラウンド)」は、電気的な/電磁気的な意味で多く使用され、一般に、海洋、湖沼、および河川などの陸地および水域を含む地球の表面のことを言う。
「地表波伝搬」は、一般に、1つまたは複数の電磁波が、地表と大気の境界を介して伝導され、地表に沿って伝わる送信方法のことを言う。電磁波は、地球の半導電性の表面と相互作用することによって伝搬する。本質的に、電磁波は、地球の曲率を辿るようにその表面に付いて離れない。典型的には、常にというわけではないが、電磁波は、長波の電波によって形成される地表波または表面波の形状をしている。
「識別子」は、一般に、一意のもの、または、複数のものの一意のクラスを識別する(すなわち識別情報を標識付ける)名前のことを言い、ここで、「オブジェクト」またはクラスは、概念、物理的なオブジェクト(もしくはそのクラス)、または、物理的な実体(もしくはそのクラス)であってよい。省略形「ID」は、多くの場合に、識別情報、識別証明(識別するプロセス)、または、識別子(すなわち、識別証明の具体例)のことを言う。識別子は、単語、数字、文字、記号、形、色、音、またはそれらの任意の組合せを含んでも含まなくてもよい。
単語、数字、文字、または記号は、符号化システムを採用してもよく(文字、桁、単語、もしくは記号が、概念または比較的長い識別子を表し)、または、単純に自由に決めてもよい。識別子が、符号化システムを採用する時に、識別子は、多くの場合に、コードまたはIDコードと呼ばれる。いずれの符号化方式も採用しない識別子は、識別子が、何かを識別することを越えていずれの他の文脈でも意味を持たずに任意に割り当てられるので、多くの場合に、任意のIDと言われる。
「帯域内データ」は、一般に、2つの通信ノードの間の主データ送信ストリームから収集されたデータのことを言う。通常、帯域内データは、送信する当事者によって送られる主データ送信である。このデータは、送信の時間中の電離圏条件でのある周波数でのデータの送信の実行可能性を判定するために収集され、分析され得る。
「電離圏」は、一般に、高濃度イオンおよび自由電子を含み、電波を反射することができる地球の大気の層のことを言う。電離圏は、熱圏ならびに中間圏と外気圏との一部を含む。電離圏は、地表の上、約40kmから1,000km(約25マイルから約600マイル)までに及ぶ。電離圏は、太陽黒点などの太陽の活動含む多くの要因によって、高度、密度、および厚さがかなり変化する多くの層を含む。電離圏の様々な層は、以下に識別される。
電離圏の「D層」は、地表の上、約40km(25マイル)から約90km(55マイル)までに分布する最も内側の層である。この層は、長波の信号を屈折させる能力を有するが、短波の無線信号は、いくらか減衰しながら通過することができる。D層は、通常、全ての例においてではないが、イオンの急速な再結合によって、日没後、急速に消滅する。
電離圏の「E層」は、地表の上、約90km(55マイル)から約145km(90マイル)まで及ぶ中間層である。E層は、典型的には、周波数がD層よりも高い信号を屈折させる能力を有する。条件によって、E層は、通常、20MHzまでの周波数を屈折させることができる。E層におけるイオンの再結合の速度は、いくぶん速く、その結果、日没後、E層は、夜半までにほぼ完全に消滅する。さらに、E層は、強力な電離の小さく薄い雲によって形成される「Es”層」または「スポラディックE層」と呼ばれる層をさらに含む場合がある。スポラディックE層は、まれにではあるが、225MHzまでの周波数でさえ、電波を反射することができる。スポラディックE層は、ほとんどの場合に、夏季に形成し、約1,640km(1,020マイル)の跳躍距離を有する。スポラディックE層によって、1回のホップ伝搬は、約900km(560マイル)から2,500km(1,600マイル)になる場合があり、2回のホップ伝搬は、3,500km(2,200マイル)を超える場合がある。
電離圏の「F層」は、地球の表面の上、約145km(90マイル)から500km(310マイル)以上に及ぶ頂部の層である。F層における電離は、典型的には、かなり高く、日中に広範に変化し、最大の電離は、正午頃に普段発生する。日中、F層は、F層およびF層の2つの層に分離する。F層は、最も外側の層であり、したがって、F層よりも高いところにある。これらの高度で大気が希薄になることを考慮すると、イオンの再結合は、ゆっくりと発生するので、F層は、日中または夜間、絶えず電離されたままであり、その結果、ほとんどの(全てではないが)電波の空間波伝搬は、F層内で発生し、それによって長距離にわたる短波(HF)すなわち短波通信を容易にする。たとえば、F層は、30MHzまでの周波数に対する短波の長距離送信を屈折させることができる。
「レイテンシ」は、一般に、システムにおける原因と結果との間の時間間隔のことを言う。レイテンシは、物理的には、任意の物理的な相互作用がシステム全体にわたって伝搬する可能性がある制限された速度が原因となって生じた結果である。レイテンシは、物理的には、任意の物理的な相互作用が伝搬する可能性がある制限された速度が原因となって生じた結果である。システム全体にわたって結果が伝搬することができる速度は、常に光速以下である。したがって、原因と結果との間にいくらかの距離を含むあらゆる物理的なシステムは、ある種のレイテンシを経験する。たとえば、通信リンクまたは通信ネットワークでは、レイテンシは、一般に、データが一方の点から別の点に進むのにかかる最低時間のことを言う。また、通信ネットワークに関するレイテンシは、エネルギーを一方の点からネットワークに沿って別の点へ移動させるのにかかる時間として特徴付けられてもよい。特定の伝搬経路を辿る電磁エネルギーの伝搬によって引き起こされる遅延に関して、レイテンシは、以下のように分類される場合がある。
「低レイテンシ」は、一般に、光が真空中の所与の伝搬経路を伝わるのに要求される時間よりも10%長い伝搬時間よりも短い、またはほぼ同じ時間のことを言う。公式として表現されると、低レイテンシは、以下のように定義される。
Figure 2020536465
ただし、
d=距離(マイル)
c=真空中の光速(299,300km/秒(186,000マイル/秒))
k=スカラ定数の1.1
たとえば、光は、約0.1344秒で真空を通って40,000km(25,000マイル)を伝わることができる。したがって、この40,000km(25,000マイル)の伝搬経路でデータを搬送する「低レイテンシ」の通信リンクは、約0.14784秒以下のうちに、このリンクでデータの少なくともいくらかの部分を通すことができる。
「高レイテンシ」は、一般に、光が真空中の所与の伝搬経路を伝わるのに要求される時間よりも10%長い時間を超える時間のことを言う。公式として表現されると、高レイテンシは、以下のように定義される。
Figure 2020536465
ただし、
d=距離(マイル)
c=真空中の光速(299,300km/秒(186,000マイル/秒))
k=スカラ定数の1.1
たとえば、光は、約0.04301秒で真空を通って12,800km(8,000マイル)を伝わることができる。したがって、この送信経路でデータを搬送する「高レイテンシ」の通信リンクは、約0.04731秒以上のうちに、このリンクでデータの少なくともいくらかの部分を通すことができる。
ネットワークの「高」および「低」レイテンシは、データ帯域幅とは独立とすることができる。いくつかの「高」レイテンシのネットワークは、「低」レイテンシのネットワークより高い、高転送レートを有することがあるが、これは、常に当てはまらなくてもよい。いくつかの「低」レイテンシのネットワークは、「高」レイテンシのネットワークの帯域幅を超えるデータ帯域幅を有することもある。
「最大使用可能周波数(MUF)」は、一般に、空間波伝搬を使用して地球に戻される最大周波数のことを言う。
「メモリ」は、一般に、データまたは情報を保持するように構成された任意のストレージシステムまたはデバイスのことを言う。それぞれのメモリは、ほんの数例を挙げると、1つまたは複数のタイプのソリッドステートの電子メモリ、磁気メモリ、または、光メモリを含んでもよい。非限定的な例として、それぞれのメモリは、ソリッドステートの電子的なランダムアクセスメモリ(RAM)、(先入れ先出し(FIFO)の種類、もしくは、後入れ先出し(LIFO)の種類などの)シーケンシャルアクセスメモリ(SAM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、電子的プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、もしくは電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、(DVDもしくはCD ROMなどの)光ディスクメモリ、磁気的に符号化されたハードディスク、フロッピディスク、テープ、もしくはカートリッジ媒体、または、これらのメモリタイプのいずれかの組合せを含んでもよい。また、それぞれのメモリは、揮発性、不揮発性、または、揮発性と不揮発性の複合的組合せの種類であってもよい。
「非空間波伝搬」は、一般に、電離圏から電磁波を反射することによって情報が送信されない、有線および/または無線の全ての形式の送信のことを言う。
「雑音」は、一般に、信号および/または情報に干渉し、かつ/またはその受信を妨げる1つまたは複数の妨害のことを言う。
「最適使用周波数」は、一般に、空間波伝搬を介して最も安定した通信経路をもたらす周波数のことを言う。この周波数は、電離圏の条件および時刻などの多くの要因に依存して時間と共に変化する可能性がある。電離圏のF層を使用する送信に関して、使用可能周波数は、一般に、MUFのおよそ85%であり、E層に関して、最適使用周波数は、一般に、MUFの近くになる。
「光ファイバ」は、一般に、電磁エネルギーが導管の長軸を渡るように伝わる実質的に透明な媒体を含む細長い導管を有する電磁導波路のことを言う。電磁放射は、電磁放射が導管を渡る時、電磁放射の全内部反射によって導管の内部に維持されてもよい。全内部反射は、一般に、コアよりも低い屈折率を有する第2の実質的に透明な被覆材によって取り囲まれた実質的に透明なコアを含む光ファイバを使用して達成される。
光ファイバは、一般に、導電性ではないが実質的に透明な誘電体を材料として作られる。このような材料は、シリカ、ふっ化物ガラス、りん酸塩ガラス、カルコゲナイドガラスなどの押出成型されたガラス、または、様々なタイプのプラスチック、あるいは他の適切な材料などの高分子材料の任意の組合せを含んでも含まなくてもよく、任意の適切な断面の形、長さまたは寸法で構成されてもよい。光ファイバを通じてうまく渡されることが可能である電磁エネルギーの例は、任意の適切な周波数の電磁エネルギーが使用されてもよいが、電磁スペクトルのうち、近赤外線、中赤外線、および可視光線の部分における電磁波を含む。
「帯域外データ」は、一般に、主データストリームがそれを介して送信されるチャネルとは独立のチャネルから収集されるデータのことを言う。帯域外データは、第三者によって空間波伝搬によって送られたデータストリームである場合があり、あるいは、主データ送信ストリームとは異なるチャネルに沿って、送信する当事者によって送られたデータストリームである場合がある。収集されるデータは、たとえばイオノゾンデからの電離圏データを含む場合があり、あるいは、現在の電離圏条件である周波数でのデータの送信の実行可能性を判定するために収集され分析される一般データである場合がある。
「偏波」は、一般に、地球の表面に対する、放射された電磁エネルギー波の電場の向き(「E面」)のことを言い、放射するアンテナの物理的な構造および向きによって決定される。偏波は、アンテナの指向性とは別個に考えられる場合がある。したがって、単純な直線のワイヤアンテナは、実質的に垂直に取り付けられた場合に、1つの偏波を、および、実質的に水平に取り付けられた場合に、異なる偏波を有することがある。横波のように、電波の磁場は、電波の電場に対して直角であるが、慣習により、アンテナの「偏波」に関する話は、電場の方向について言うものと理解される。
反射は、一般に、偏波に影響を及ぼす。電波に関して、1つの重要な反射体は、波の偏波を変えることが可能である電離圏である。したがって、電離圏による反射を介して受信された信号(空間波)に関して、安定した偏波を期待することはできない。見通し線通信または地表波伝搬に関して、水平または垂直に偏波された送信は、一般に、受信する場所においてほぼ同じ偏波の状態のままである。送信器のアンテナの偏波に、受信アンテナの偏波を一致させることは、地表波または見通し線の伝搬において特に重要になることがあるが、空間波伝搬においては、それほど重要にはならないであろう。
アンテナの直線偏波は、一般に、このような方向が定義され得る場合に、アンテナの電流の(受信する場所から見えるような)方向に沿う。たとえば、垂直のホイップアンテナ、または垂直に向けられたWiFiアンテナは、垂直偏波で送信し、受信する。ほとんどのルーフトップTVアンテナなどの水平素子を有するアンテナは、(TV放送が、水平偏波を普段使用するので)一般に、水平に偏波される。水平なダイポールアンテナの配置など、アンテナシステムが垂直方位を有する場合でさえ、偏波は、電流の流れに対応して水平方向になる。
偏波は、電波が動く方向に対して垂直の想像上の面に投影された、時間に伴うE面の向きの和である。最も一般的な場合に、偏波は、長円形であり、電波の偏波が時間と共に変化することを意味する。2つの特別な場合は、上記で論じてきたような、(長円が1つの線につぶれる)直線偏波、および(長円の2つの軸が等しい)円偏波である。直線偏波では、電波の電場は、1つの方向に沿って前後に発振し、これは、アンテナの取付け方によって影響を受ける可能性があるが、普段、所望の方向は、水平または垂直の偏波である。円偏波では、電波の電場(および磁場)は、伝搬の軸のまわりを円形にラジオ周波数で回転する。
「プライベートデータ」は、一般に、一般大衆が使用可能ではない供給源から収集された電離圏データのことを言う。プライベートデータは、データ送信を実行している当事者によって収集されたヒストリカル電離圏データまたは現在の電離圏データである場合があり、あるいは、データ送信を実行している当事者によって第三者から購入された電離圏データである場合がある。プライベートデータは、ある種の送信周波数の実行可能性を示す可能性がある、歪みなどの送信特性に関して収集され、分析され得る、空間波伝搬によって送られた高周波データ送信とすることもできる。
「プロセッサ」は、一般に、出力を生成するために入力を処理するように構成またはプログラムされた単一のユニットとして動作するように構成された1つまたは複数の電子的な構成要素のことを言う。あるいは、複数の構成要素の形式の場合に、プロセッサは、他の構成要素に対して遠く離れて設置された1つまたは複数の構成要素を有することがある。それぞれのプロセッサの1つまたは複数の構成要素は、デジタル回路網、アナログ回路網、または両方を定義する電子的な多様性のものであってもよい。1つの例では、それぞれのプロセッサは、2200 Mission College Boulevard、Santa Clara、Calif. 95052、USAの INTEL Corporationによって供給された、1つまたは複数のPENTIUM、i3、i5、またはi7プロセッサなどの、従来型の集積回路のマイクロプロセッサ装置のものである。
プロセッサの別の例は、判定用途向け集積回路(ASIC)である。ASICは、特有のタスクまたは機能を実施するためにコンピュータを制御する特有の一連の論理演算を実施するようにカスタマイズされた集積回路(IC)である。ASICは、汎用的な使用のために構成されたプロセッサではなく特殊目的コンピュータのためのプロセッサの例である。判定用途向け集積回路は、一般に、他の機能を実施するために再プログラム可能ではないが、製造された時に1度プログラムされてもよい。
別の例では、プロセッサは、「フィールドプログラマブル」タイプのものであってよい。このようなプロセッサは、製造後に様々な特化されたまたは一般的な機能を実施するために「現場で」何度もプログラムされてよい。フィールドプログラマブルプロセッサは、プロセッサ内の集積回路の中のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでもよい。FPGAは、FPGA内の不揮発性メモリセルに保持され得る特有の一連の命令を実施するためにプログラムされてもよい。FPGAは、ハードウェア記述言語(HDL)を使用して顧客または設計者によって構成されてもよい。FPGA内で、 は、コマンドまたは動作命令の新しいセットを実施するようにFPGAを再構成するために、別のコンピュータを使用して再プログラムされてもよい。このような動作は、プロセッサ回路に対するファームウェアアップグレードなどの任意の適切な手段で実行されてもよい。
コンピュータの概念が、単一の場所における単一の物理的デバイスに限定されないのと同じように、「プロセッサ」の概念もまた、単一の物理的なロジック回路または回路のパッケージに限定されないが、非常に多くの物理的な場所における複数のコンピュータの内部または全域にわたって含まれる可能性がある1つまたは複数のこのような回路または回路のパッケージを含む。仮想コンピューティング環境において、未知の個数の物理的なプロセッサは、能動的にデータを処理していてもよく、未知の個数は、同様に時間と共に自動的に変化してもよい。
「プロセッサ」の概念は、しきい値の比較、ルールの比較、計算を行うように、または論理的な結果(たとえば、「真」または「偽」)を生じるルールをデータに適用する論理演算を実施するように構成またはプログラムされたデバイスを含む。アクティビティを処理することは、別個のサーバ上の、別個のプロセッサを有する単一のサーバ内の複数のプロセッサ上の、または、別個のコンピューティングデバイス内の互いに物理的にリモートな複数のプロセッサ上の複数の単一のプロセッサにおいて発生してもよい。
「パブリックデータ」は、一般に、大衆または任意の関心を持つ当事者が自由に使用可能な電離圏データのことを言う。パブリックデータは、NASA、アメリカ海洋大気庁(NOAA)、または電離圏データを収集し分配する任意の他の公共機関など、政府機関によって収集され、使用可能にされたイオノゾンデデータとすることができる。パブリックデータは、ヒストリックデータまたはリアルタイムデータとすることができる。パブリックデータは、ある種の送信周波数の実行可能性を示す可能性がある、歪みなどの送信特性に関して収集され、分析され得る、空間波伝搬によって送られた高周波データ送信とすることもできる。
「ラジオ」は、一般に、3kHzから300GHzまでの範囲を占める周波数における電磁放射のことを言う。
「電波地平線」は、一般に、アンテナからの直射の放射線が、地表に正接する地点の位置のことを言う。電波地平線は、以下の方程式によって近似され得る。
Figure 2020536465
ただし、
d=電波地平線(マイル)
=送信アンテナ高(フィート)
=受信アンテナ高(フィート)
「リモート」は、一般に、任意の物理的な、論理的な、または、2つのものの間の他の分離のことを言う。分離は、何千または何百万マイルもしくはキロメートルなど、比較的大きくても、または、ナノメートルまたは数百万分の1インチなど、小さくてもよい。また、互いから「リモート」な2つのものは、論理的または物理的に、一緒に結合または接続されてもよい。
「受信する」は、一般に、転送された、通信された、伝えられた、中継された、発信された、または、転送された何かを受け入れることを言う。この概念は、リスンする、または、何かが送信エンティティから到着するのを待つ行為を含んでも含まなくてもよい。たとえば、送信は、誰が、または、何が送信したかについて知らずに受信されてもよい。同様に、送信は、誰が、または、何が受信しているかについて知った状態で、または知らない状態で送られてもよい。「受信する」ことは、電磁スペクトル内の任意の適切な周波数で電磁エネルギーを捕える、または、取得する行為を含んでもよいが、これらに限定されない。受信することは、電磁放射を検知することによって発生してもよい。電磁放射を検知することは、ワイヤまたは光ファイバなどの媒体を通じて、または、そこから移動するエネルギー波を検出することを内包してもよい。受信することは、信号、データグラム、パケット、および類似物などの様々なタイプのアナログまたはバイナリデータを定義し得るデジタル信号を受信すること含む。
「受信局」は、一般に、受信デバイス、または、電磁エネルギーを受信するように構成された複数のデバイスを有する位置 設備のことを言う。受信局は、特定の送信エンティティから、または、送信エンティティが、送信を受信するのに先立って識別できるかどうかに関わらず、任意の送信エンティティから、受信するように構成されてもよい。
「反射ポイント」は、一般に、電波が大気圏にさらに進むのではなく地球の表面に戻って移動し始めるようにするために、電波が電離圏によって屈折される、電離圏内の位置のことを言う。
「センサ」は、一般に、物理特性を検出しまたは測定する任意のデバイスのことを言う。測定される物理特性は、大気条件とすることができるが、これが要求されるわけではない。たとえば、センサは、電離圏高度などの大気条件を測定することができる。センサは、温度、風速、照明、または任意の個数の他の気象関連パラメータのいずれかに関するデータを収集することもできる。センサは、単一の物理特性の測定に制限される場合があり、あるいは、複数の異なる物理特性を測定できる場合がある。
「跳躍距離」は、一般に、送信器から、空間波伝搬からの波が地球に戻されることが可能である場所までの最短距離のことを言う。別の言い方をすれば、跳躍距離は、空間波伝搬に対する臨界角において発生する最短距離である。
「跳躍帯」または「静穏帯」は、一般に、地表波伝搬からの地表波が完全に散逸される場所と、空間波伝搬を使用して最初の空間波が戻る場所との間の区域のことを言う。跳躍帯では、所与の送信に対する信号が受信されることは可能ではない。
「衛星通信」または「衛星伝搬」は、一般に、1つまたは複数の電磁気的な信号を衛星に送信することを言い、衛星は、また、別の衛星または基地局に信号を反射および/または再送信する。
「サイズ」は、一般に、何かの広がり、ものの全体的な寸法または規模、何かがどれほど大きいか、のことを言う。物理的な物体に関して、サイズは、大きいまたはより大きい、高いまたはより高い、低いまたはより低い、小さいまたはより小さい、および類似物などの相対語を説明するために使用されてもよい。また、物理的な物体のサイズは、任意の適切な単位で表現された特有の幅、長さ、高さ、距離、容量、および類似物などの固定された単位で与えられてもよい。
データ転送に関して、サイズは、論理的または物理的な単位として、操作され、アドレス指定され、送信され、受信され、または、処理されたデータの相対的なまたは固定された量を示唆するために使用されてもよい。サイズは、データコレクション、データセット、データファイル、または、他のこのような論理的な単位においてデータの量と併用して使用されてもよい。たとえば、データコレクションまたはデータファイルは、35メガバイトの「サイズ」を有するものとして特徴付けられてもよく、または、通信リンクは、1秒あたり1000ビットの「サイズ」をもつデータ帯域幅を有するものとして特徴付けられてもよい。
「空間波伝搬」は、一般に、アンテナから放射された1つまたは複数の電磁波が、電離圏から屈折されて地表に戻る送信方法のことを言う。さらに、空間波伝搬は、対流圏散乱送信を含む。1つの形式では、跳躍方法が使用されてもよく、この中で、電離圏から屈折された波は、地表によって反射されて電離圏まで戻る。この跳躍は、複数回発生することが可能である。
「空間波伝搬」、または時として、「直接波伝搬」もしくは「見通し線伝搬」と呼ばれる伝搬は、一般に、送信方法のことを言い、その中で、1つまたは複数の電磁波は、一般に、互いに見えるアンテナ間で送信される。送信は、直接、および/または、地表が反射した空間波を介して発生することが可能である。一般に言えば、アンテナ高および地球の曲率は、空間波伝搬の送信距離に対する制限要因である。直接の見通し線に対する実際の電波地平線は、回折効果のために可視のまたは幾何学的な見通し線よりも大きくなり、すなわち、電波地平線は、幾何学的な見通し線より約4/5大きくなる。
「スペクトル拡散」は、一般に、送信された信号の一部を複数の周波数で送ることを含む送信方法のことを言う。複数の周波数で送信することは、様々な周波数で信号の一部を送ることによって同時に発生してもよい。この例では、受信器は、送信された信号を再び集めるために同時に全ての周波数をリスンしなければならない。また、送信は、「信号をホッピングすること」によって複数の周波数で拡散されてもよい。信号ホッピングの状況は、第1の周波数で、ある期間に信号を送信すること、第3の期間に第3の周波数にスイッチする前に、第2の期間に第2の周波数で信号を送信するためにスイッチすること、などを含む。受信器および送信器は、一緒に周波数をスイッチするために、同期されなければならない。周波数を「ホッピングする」この処理は、時間と共に(たとえば、毎時に、24時間毎に、等)変わることがある周波数ホッピングパターンの中に実施されてもよい。
「成層圏」は、一般に、対流圏から、地球表面の上、約40km(25マイル)から約56km(35マイル)まで及ぶ地球の大気の層のことを言う。
「転送レート」は、一般に、何かが、1つの物理的なまたは論理的な場所から別の場所へ動かされるレートのことを言う。通信リンクまたは通信ネットワークの場合に、転送レートは、リンクまたはネットワークを介するデータ転送のレートとして特徴付けられてもよい。このような転送レートは、「1秒あたりのビット」で表現されてもよく、データの転送を行うために使用される所与のネットワークまたは通信リンクに対する最大データ帯域幅によって制限されることがある。
「送信周波数モデル」は、一般に、一貫した通信経路に沿った空間波伝搬を介するデータ送信に適切な周波数を判定する方法のことを言う。送信周波数モデルは、送信に適切な周波数をリアルタイムで判定するのに使用され得、かつ/または将来の適切な周波数ならびにデータ送信の周波数を切り替えるべき時を予測するのに使用され得る。送信周波数モデルは、入力として様々なタイプのデータ、たとえば、送信されるデータストリーム、環境データ、ヒストリカルデータ、および送信周波数の判定に関する任意の他の所望のタイプのデータを受け入れることができる。いくつかの場合に、送信周波数モデルは、コンピュータプログラムとされ、コンピュータメモリ内に記憶され、コンピュータプロセッサを使用して動作可能とされ得る。
「伝送回線」は、一般に、一方の場所から別の場所に電磁エネルギーを搬送するように設計された、特化された物理的な構造または一連の構造のことを言い、普段、自由空間を通じて電磁エネルギーを放射しない。伝送回線は、電磁エネルギーが伝送回線内の構造を通過する時に被るレイテンシおよび電力損失を最小限に抑えながら、一方の場所から別の場所に電磁エネルギーを保持し、転送するように動作する。
電波を通信する際に使用されることがある伝送回線の例は、ツインリード、同軸ケーブル、マイクロストリップ、ストリップライン、より対線、星形カッド、レッヘル線、様々なタイプの導波路、または、単純な単線式回線を含む。光ファイバなどの他のタイプの伝送回線は、可視または不可視光線などの比較的高い周波数の電磁放射を搬送するために使用されることがある。
「送信経路」または「伝搬経路」は、一般に、空間を通過または媒質を通過する電磁エネルギーによって取られる経路のことを言う。これは、伝送回線を通る送信を含むことができる。この場合に、送信経路は、伝送回線によって定義され、伝送回線を辿り、伝送回線内に収容され、伝送回線を通過し、または、一般に伝送回線を含む。送信経路または伝搬経路は、伝送回線によって定義される必要はない。伝搬経路または送信経路は、空間波、地表波、見通し線、または、他の形式の伝搬などにおける自由空間を通じて、または、大気を通じて移動する電磁エネルギーによって定義され得る。その場合に、送信経路は、任意の経路として特徴付けられてもよく、その経路に沿って、電磁エネルギーは、送信器から受信器に移動する時に、通過し、あらゆる跳躍、はね返り、散乱、または、送信されたエネルギーの他の方向の変化を含む。
「送信局」は、一般に、送信するデバイス、または、電磁エネルギーを送信するように構成された複数のデバイスを有する位置または設備のことを言う。送信局は、特定の受信エンティティに、送信を受信するように構成された任意のエンティティに、または、その任意の組合せに送信するように構成されてもよい。
「送信する」は、一般に、何かが、転送され、通信され、伝えられ、中継され、発信され、または、転送されることを引き起こすことを言う。この概念は、送信エンティティから受信エンティティに何かを伝える行為を含んでも含まなくてもよい。たとえば、送信は、誰がまたは何が送信したかについて知らずに受信されてもよい。同様に、送信は、誰がまたは何が受信するかについて知っている状態で、または、知らずに送られてもよい。「送信する」ことは、電磁スペクトル内の任意の適切な周波数で電磁エネルギーを送ること、または、ブロードキャストする行為を含んでもよいが、これらに限定されない。送信は、データグラム、パケット、および類似物などの様々なタイプのバイナリデータを定義し得るデジタル信号を含んでもよい。また、送信は、アナログ信号も含んでもよい。
「トリガデータ」は、一般に、実行する1つまたは複数のコマンドを識別するトリガ情報を含むデータのことを言う。トリガデータおよびコマンドデータは、単一の送信の中で一緒に発生してもよく、または、単一または複数の通信リンクに沿って別個に送信されてもよい。
「対流圏」は、一般に、地球の大気の最も低い部分のことを言う。対流圏は、中緯度地方では地球の表面の上、約17.7km(11マイル)に、熱帯地方では、19.3km(12マイル)まで、および、両極では、冬期に約6.9km(4.3マイル)に及ぶ。
「対流圏散乱送信」は、一般に、電波などの1つまたは複数の電磁波が対流圏に向けられる空間波伝搬の形式のことを言う。その原因について確かではないが、波の少量のエネルギーは、受信アンテナの方に進んで散乱される。極度の減衰問題のために、ダイバーシティ受信技法(たとえば、空間、周波数、および/または、角度ダイバーシティ)が、典型的には、使用される。
「導波路」は、一般に、電磁スペクトルに沿って任意の周波数で発生する電磁波などの波を導くように構成された伝送回線のことを言う。例は、極低周波からミリ波まで電磁スペクトルに沿って分布する比較的低い周波数の電磁放射を転送するように構成された導電性または絶縁性の材料の任意の装置を含む。他の具体例は、高い周波数の光を導く光ファイバ、または、高い周波数の電波、特にマイクロ波を搬送するために使用される中空の導電性金属パイプを含む。
説明、および/または、特許請求の範囲に使用されるような、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、「前記(the)」、等は、別の方法で明確に論じられない限り複数形を含むことに留意されたい。たとえば、明細書、および/または、請求項が、「1つのデバイス」または「前記デバイス」に言及する場合に、1つまたは複数のこのようなデバイスを含む。
「上」、「下」、「頂部」、「底部」、「前方」、「後方」、「水平」、「縦方向」、「放射状」、「円周方向」、他などの方向を示す用語は、例示の実施形態を読者が理解するのに役立つように、単に読者の利便性のために本明細書で使用され、何らかの方法におけるこれらの方向を示す用語の使用は、説明され、図示され、および/または、特許請求された、特有の方向および/または向きに対する特性を制限するものではないということに留意されたい。
本発明は、図面および前述の説明において詳細に示され、説明されてきたが、同様のことが、例示的であり、特徴を制限するものではないとみなされるべきであり、好ましい実施形態のみが示され、説明されてきたこと、および、以下の請求項によって定義された、本発明の精神の範囲内になる、全ての変更、均等物、および変更形態は、保護されることが望まれるということが理解される。それぞれの個別の公報、特許、または特許出願が、具体的および個別に、参照によって援用され、本明細書に全体として記載されたことを、あたかも示唆されたかのように、本明細書に引用された全ての公報、特許、および、特許出願は、参照によって本明細書に援用される。

Claims (23)

  1. 空間波伝搬(skywave propagation)によって送信された少なくとも2つの異なるデータストリームからデータを収集するように構成された第1の無線通信ノードであって、前記少なくとも2つのデータストリームは、融合された(fused)データストリームを形成するために組み合わされる、第1の無線通信ノードと
    前記第1の無線通信ノードから送信されたデータを受信するように構成された第2の無線通信ノードと、
    データ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するように構成された送信周波数モデルであって、前記融合されたデータストリームは、前記送信周波数モデルへの入力として使用される、送信周波数モデルと
    を含み、データは、前記送信周波数モデルによって判定される最適動作周波数で空間波伝搬を使用してデータ送信経路を介して前記第1の無線通信ノードから前記第2の無線通信ノードに送信される、システム。
  2. 前記収集されたデータストリームのうちの少なくとも1つは、帯域内(in-band)データを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記収集されたデータストリームのうちの少なくとも1つは、帯域外(out-of-band)データを含む、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記収集されたデータストリームのうちの少なくとも1つは、公に使用可能なデータを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記公に使用可能なデータは、イオノゾンデ(ionosonde)・ネットワーク・データを含む、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記収集されたデータストリームのうちの少なくとも1つは、プライベートデータを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記最適動作周波数は、空間波伝搬を介する最も一貫した(consistent)通信経路を提供する周波数である、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記融合されたデータストリームは、少なくとも2つ以上の別々のデータ送信の組合せである、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 第1の無線通信ノードで空間波伝搬によって送信された少なくとも2つの異なるデータストリームからデータを収集するステップと、
    融合されたデータストリームを形成するために前記データストリームからの前記データを組み合わせるステップと、
    データ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するために、送信周波数モデルに前記融合されたデータストリームを入力するステップと、
    前記送信周波数モデルによって判定された最適動作周波数で空間波伝搬を使用してデータ送信経路を介して前記第1の無線通信ノードから第2の無線通信ノードにデータを送信するステップと
    を含む方法。
  10. 前記データストリームのうちの少なくとも1つは、帯域内データを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記データストリームのうちの少なくとも1つは、帯域外データを含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記データストリームのうちの少なくとも1つは、公に使用可能なデータを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記公に使用可能なデータは、イオノゾンデ・ネットワーク・データを含む、請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記データストリームのうちの少なくとも1つは、プライベートデータを含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 少なくとも2つの異なるデータストリームからデータを収集する前記ステップは、初期データストリームが前記判定された最適動作周波数以外の周波数で送信されている間に実行される、請求項9から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. データを送信する前記ステップは、前記初期データストリームの前記周波数を前記最適動作周波数に切り替えるステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記初期データストリームの前記周波数を切り替えるステップは、送信器の周波数を変更することによって実行される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記初期データストリームの前記周波数を切り替えるステップは、前記初期データストリームを送信するのに使用された送信器とは異なる送信器からデータを送信することによって実行される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記融合されたデータストリームを前記送信周波数モデルに入力することによって将来の電離圏条件の予測を計算するステップと、
    前記予測された将来の電離圏条件に関する将来の最適動作周波数を判定するステップと、
    データの送信の周波数を前記将来の最適動作周波数に切り替えるべき時を判定するステップと
    をさらに含む、請求項9から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1の通信ノードから前記第2の通信ノードに送信される前記データは、金融取引データである、請求項9から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 空間波伝搬によって送信された少なくとも2つの異なるデータストリームからデータを収集するための手段と、
    融合された(fused)データストリームを形成するために前記データストリームからの前記データを組み合わせる(combining)ための手段と、
    データ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するために、送信周波数モデルに前記融合されたデータストリームを入力するための手段と、
    前記送信周波数モデルによって判定された最適動作周波数で空間波伝搬を使用してデータ送信経路を介して第1の無線通信ノードから第2の無線通信ノードにデータを送信するための手段と
    を含むシステム。
  22. データ送信が必要とされないと判定し、
    (i)ブロードキャスト・モードで動作し、デジタル形式で大衆にオーディオを送信し、
    (ii)ブロードキャスト・モード中に作られたデジタル・データストリームからデータを収集し、
    (iii)空間波伝搬によって送信された少なくとも1つの追加のデータストリームからデータを収集し、
    (iv)融合されたデータストリームを形成するために前記データストリームからの前記データを組み合わせ、
    (v)データ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するために送信周波数モデルに前記融合されたデータストリームを入力する
    ステップと、
    データ送信が必要とされると判定し、
    (i)命令データストリームが第1の通信ノードから第2の通信ノードに空間波伝搬によって送られるデータ送信モードで動作し、
    (ii)ブロードキャスト・モードで動作している間に判定された前記最適動作周波数で空間波伝搬によって前記命令データストリームを送信する
    ステップと
    を含む方法。
  23. 空間波伝搬によって送信された少なくとも2つの異なるデータストリームからデータを収集するステップと、
    融合されたデータストリームを形成するために前記データストリームからの前記データを組み合わせるステップと、
    データ信号の送信に関する最適動作周波数を判定するために送信周波数モデルに前記融合されたデータストリームを入力するステップと、
    周波数を切り替えるために第1の信号を、データを送信する第1の通信ノードからデータを受信する第2の通信ノードに、第1の通信リンクを介して送るステップと、
    前記第1の信号と同一の第2の信号を、データを送信する第1の通信ノードからデータを受信する第2の通信ノードに、第2の通信リンクを介して送るステップであって、前記第2の通信リンクは、前記第1の通信リンクより長いレイテンシを有する、送るステップと、
    前記第1の信号または前記第2の信号のいずれかの成功裡の受信時に、前記第1の通信ノードから前記第2の通信ノードへのデータ送信の前記周波数を前記最適動作周波数に切り替えるステップと
    を含む方法。
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