JP2020536068A5 - - Google Patents
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- KRTIYQIPSAGSBP-KLAILNCOSA-N C[C@H](C(CC1)CCC1c1c(cc(cc2)F)c2ncc1)C(Nc(cc1)ccc1Cl)=O Chemical compound C[C@H](C(CC1)CCC1c1c(cc(cc2)F)c2ncc1)C(Nc(cc1)ccc1Cl)=O KRTIYQIPSAGSBP-KLAILNCOSA-N 0.000 description 1
Description
(要約)
本発明は、特に、モノクローナル抗体、および式I:
:(R)−N−(4−クロロフェニル)−2−(シス−4−(6−フルオロキノリン−4−イル)シクロヘキシル)プロパンアミド
の化合物またはその医薬的に許容される塩の組み合わせ、あるいはモノクローナル抗体およびそれらの組み合せを対象に投与すること、該対象に投与される化合物の量が、約100mg/日〜約200mg/日であることを特徴とする、対象における癌を治療する方法に関する。
本発明は、特に、モノクローナル抗体、および式I:
の化合物またはその医薬的に許容される塩の組み合わせ、あるいはモノクローナル抗体およびそれらの組み合せを対象に投与すること、該対象に投与される化合物の量が、約100mg/日〜約200mg/日であることを特徴とする、対象における癌を治療する方法に関する。
本開示は、モノクローナル抗体、および式I:
の化合物またはその医薬的に許容される塩の組み合わせ、あるいはモノクローナル抗体およびそれらの組み合わせを対象に投与すること、該対象に投与される化合物の量が、約100mg/日〜約200mg/日であることを特徴とする、対象における癌を治療する方法に関する。例えば、対象に投与される式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩の量は、1日あたり約100、110、120、130、140、150、160、170、180、190または200mgであってもよい。
実施態様
以下の実施態様のリストは、先の説明を置き換えたり、優先させたりするのではなく、補完することを意図している。
実施形態1.モノクローナル抗体、および式I:
の化合物またはその医薬的に許容される塩の組み合わせ、またはモノクローナル抗体およびそれらの組み合わせを対象に投与することを特徴とする、対象における癌の治療方法であって、該対象に投与される化合物の量が、約100mg/日〜約200mg/日であり、適宜、該対象が、客観的奏効率、奏効期間および無増悪生存率によって測定された場合に抗腫瘍活性の改善を示す、癌の治療方法。
実施態様2.癌が、悪性固形腫瘍または液性腫瘍、例えばリンパ腫である、実施態様1記載の方法。
実施態様3.癌が、転移性および/または切除不能癌である、実施態様1または2の方法。
実施態様4.癌が、再発性である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様5.癌が、悪性黒色腫、非小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、膀胱癌、腎細胞癌、子宮頸癌、膵臓癌、ASST、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または胃癌である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施形態6.癌が、活動性脳転移を有する、前記実施形態のいずれか1つの方法。
実施態様7.対象が、癌の治療のための少なくとも一つの治療前歴、例えば、膀胱内細菌(BCG)治療を受けていた、前記実施形態のいずれか1つの方法。
実施態様8.対象が、治療未経験である、前記実施形態1〜6のいずれか1つの方法。
実施態様9.対象が、投与後に、1以下、2以下または3以下の米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG)のパフォーマンス・ステータスを示す、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様10.化合物が、
であるか、または
の遊離塩基形態である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様11.対象が、ヒト、好ましくは成人である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様12.モノクローナル抗体が、抗PD1抗体、抗CTLA-4抗体、抗Lag−3抗体またはその組み合わせであり、例えば、該モノクローナル抗体が、ニボルマブ、ニボルマブおよびイプリムマブまたはニボルマブおよびレラトリマブである、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様13.ニボルマブが、3週間ごとに約80mg;2週間ごとに約240mg;3週間ごとに約360mg;または4週間ごとに約480mgの用量で静脈内注入によって投与されるか、またはイピリムマブが、3週間ごとに約3mg/kg;6週間ごとに約1mg/kg;または8週間ごとに約1mg/kgの用量で静脈内注入によって投与される、実施態様12の方法。
実施態様14.前記治療が、グレード4またはグレード5の有害事象に至らないか、前記治療がグレード1の有害事象に至らないか、前記治療がグレード2の有害事象に至らないか、または前記治療がグレード3の有害事象に至らない、前記実施態様のいずれかの方法。
実施形態15.追加の化学療法剤、例えば、白金ベースの化学療法剤を投与すること、例えば、白金製剤との二剤併用化学療法をさらに含む、前記実施態様のいずれかの方法。
以下の実施態様のリストは、先の説明を置き換えたり、優先させたりするのではなく、補完することを意図している。
実施形態1.モノクローナル抗体、および式I:
実施態様2.癌が、悪性固形腫瘍または液性腫瘍、例えばリンパ腫である、実施態様1記載の方法。
実施態様3.癌が、転移性および/または切除不能癌である、実施態様1または2の方法。
実施態様4.癌が、再発性である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様5.癌が、悪性黒色腫、非小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、膀胱癌、腎細胞癌、子宮頸癌、膵臓癌、ASST、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または胃癌である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施形態6.癌が、活動性脳転移を有する、前記実施形態のいずれか1つの方法。
実施態様7.対象が、癌の治療のための少なくとも一つの治療前歴、例えば、膀胱内細菌(BCG)治療を受けていた、前記実施形態のいずれか1つの方法。
実施態様8.対象が、治療未経験である、前記実施形態1〜6のいずれか1つの方法。
実施態様9.対象が、投与後に、1以下、2以下または3以下の米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG)のパフォーマンス・ステータスを示す、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様10.化合物が、
であるか、または
実施態様11.対象が、ヒト、好ましくは成人である、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様12.モノクローナル抗体が、抗PD1抗体、抗CTLA-4抗体、抗Lag−3抗体またはその組み合わせであり、例えば、該モノクローナル抗体が、ニボルマブ、ニボルマブおよびイプリムマブまたはニボルマブおよびレラトリマブである、前記実施態様のいずれかの方法。
実施態様13.ニボルマブが、3週間ごとに約80mg;2週間ごとに約240mg;3週間ごとに約360mg;または4週間ごとに約480mgの用量で静脈内注入によって投与されるか、またはイピリムマブが、3週間ごとに約3mg/kg;6週間ごとに約1mg/kg;または8週間ごとに約1mg/kgの用量で静脈内注入によって投与される、実施態様12の方法。
実施態様14.前記治療が、グレード4またはグレード5の有害事象に至らないか、前記治療がグレード1の有害事象に至らないか、前記治療がグレード2の有害事象に至らないか、または前記治療がグレード3の有害事象に至らない、前記実施態様のいずれかの方法。
実施形態15.追加の化学療法剤、例えば、白金ベースの化学療法剤を投与すること、例えば、白金製剤との二剤併用化学療法をさらに含む、前記実施態様のいずれかの方法。
Claims (15)
- 癌が、悪性固形腫瘍または液性腫瘍、例えばリンパ腫である、請求項1記載の医薬組成物。
- 癌が、転移性癌および/または切除不能癌である、請求項1または2記載の医薬組成物。
- 癌が、再発性である、請求項1〜3のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 癌が、悪性黒色腫、非小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、膀胱癌、腎細胞癌、子宮頸癌、膵臓癌、ASST、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または胃癌である、請求項1〜4のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 癌が、活動性脳転移を有する、請求項1〜5のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 対象が、癌の治療のための少なくとも一つの前治療、例えば膀胱内細菌(BCG)治療を受けた経験がある、請求項1〜6のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 対象が、治療未経験である、請求項1〜6いずれか一項記載の医薬組成物。
- 対象が、投与後に1以下、2以下または3以下の米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG)のパフォーマンス・ステータスを示す、請求項1〜8のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 対象がヒト、好ましくは成人である、請求項1〜10のいずれか一項記載の医薬組成物。
- モノクローナル抗体が、抗PD1抗体、抗CTLA-4抗体、抗Lag−3抗体またはその組み合わせであり、例えば、該モノクローナル抗体が、ニボルマブ、ニボルマブおよびイプリムマブ、またはニボルマブおよびレラトリマブである、請求項1〜11のいずれか一項記載の医薬組成物。
- ニボルマブが、3週間ごとに約80mg;2週間ごとに約240mg;3週間ごとに約360mg;または4週間ごとに約480mgの用量で点滴静脈内注射により投与されるか、またはイピリムマブが、3週間ごとに約3mg/kg;6週間ごとに約1mg/kg;または8週間ごとに約1mg/kgの用量で点滴静脈内注射により投与される、請求項12記載の医薬組成物。
- 治療が、グレード4またはグレード5の有害事象に至らないか、治療がグレード1より高い有害事象に至らないか、治療がグレード2より高い有害事象に至らないか、または治療がグレード3より高い有害事象に至らない、請求項1〜13のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 追加の化学療法剤、例えば、白金ベースの化学療法剤を投与すること、例えば、白金製剤との二剤併用化学療法剤をさらに含む、請求項1〜14のいずれか一項記載の医薬組成物。
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US201762580219P | 2017-11-01 | 2017-11-01 | |
US62/580,219 | 2017-11-01 | ||
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KR20230144099A (ko) * | 2014-05-15 | 2023-10-13 | 브리스톨-마이어스 스큅 컴퍼니 | 항-pd-1 항체 및 또 다른 항암제의 조합물을 사용한 폐암의 치료 |
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UY36390A (es) | 2014-11-05 | 2016-06-01 | Flexus Biosciences Inc | Compuestos moduladores de la enzima indolamina 2,3-dioxigenasa (ido), sus métodos de síntesis y composiciones farmacéuticas que los contienen |
EP3370699A1 (en) | 2015-11-04 | 2018-09-12 | Incyte Corporation | Pharmaceutical compositions and methods for indoleamine 2,3-dioxygenase inhibition and indications therefor |
US10731128B2 (en) * | 2016-11-22 | 2020-08-04 | Alloplex Biotherapeutics, Inc. | Compositions and methods for in vitro activation and expansion of serial killer T cell populations and passive immunization of a cancer patient with tumor cell killing cells |
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2018
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