JP2020535762A - スケジューリング要求処理方法および端末デバイス - Google Patents

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Abstract

本出願の実施形態は、スケジューリング要求処理方法および端末デバイスを提供する。スケジューリング要求処理方法は、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定することと、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、SRを、端末デバイスによってトリガーすることであって、第1のタイマーはSRの伝送を遅延させるように構成されている、トリガーすることとを含む。本出願の実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、端末デバイスがBSRと関連付けられている論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有していないときに、SRはトリガーされてアップリンクリソーススケジューリングを実装し、それによって、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たす。

Description

本出願の実施形態は、通信技術の分野に関するものであり、詳細には、スケジューリング要求処理方法および端末デバイスに関するものである。
未来5G通信システムでは、端末デバイスは、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)にバッファステータスレポート(Buffer Status Report、BSR)をパディングすることによって端末デバイスの送信されるべきデータの量をネットワークデバイスに報告し得る。それに対応して、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたBSRに基づきアップリンク許可(Uplink grant、UL grant)を端末デバイスに送信し、アップリンクリソースを端末デバイスに割り当てるものとしてよい。
異なるサービスの質(Quality of Service、QoS)要件を有するサービスのデータは、異なる論理チャネル(Logical Channel、LCH)を通じて伝送される。未来5G通信システムでは、異なる論理チャネルは、異なる伝送パラメータセット(サブキャリア間隔(subcarrier spacing)、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)長、伝送持続時間、および同様のものを含み得る)をサポートするものとしてよい。QoS要件を有するサービスは、対応するQoS要件をサポートすることができる伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによって伝送される必要がある。たとえば、論理チャネルが送信されるべきデータを有しているときに、BSRがトリガーされた後、端末デバイスが利用可能なアップリンク許可を有している場合に、端末デバイスは、MAC PDUにBSRをパディングし、BSRをネットワークデバイスに報告するものとしてよい。ネットワークデバイスは、BSRに基づき、端末デバイスへの論理チャネルの伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可をスケジュールする。端末デバイスは、アップリンク許可を使用することによって論理チャネルのデータを伝送し得る。端末デバイスがネットワークデバイスによっては割り当てられたアップリンク許可を受信した後、データ伝送のための、アップリンク許可によって指示された、伝送パラメータセットが論理チャネルとマッチしたときのみ、端末デバイスは、アップリンク許可を使用することによって論理チャネルのデータを伝送することができることも理解され得る。伝送パラメータセットが論理チャネルとマッチしない場合、端末デバイスは、アップリンク許可を使用することによって論理チャネルのデータを伝送することができない。
しかしながら、未来5G通信システムには複数の伝送パラメータセットがあり、スケジューリング時間は伝送パラメータセットとともに変化する。この結果、ネットワークデバイスが、適時な方式で、論理チャネルに、論理チャネルとマッチするアップリンクリソースを割り当てることができず、そのため論理チャネルで運ばれるデータの遅延要件が満たされ得ないという問題が生じる。
本出願の実施形態は、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たす、スケジューリング要求処理方法および端末デバイスを提供する。
第1の態様により、本出願の一実施形態はスケジューリング要求処理方法を提供し、この方法は、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定することと、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、SRを、端末デバイスによってトリガーすることであって、第1のタイマーはSRの伝送を遅延させるように構成されている、トリガーすることとを含む。
第1の態様において提供されるスケジューリング要求処理方法により、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていないBSRを有し、端末デバイスが、BSRと関連付けられている第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していないときに、端末デバイスはSRをトリガーし得る。したがって、アップリンクリソースは、第1の論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってより迅速に要求される。これは、第1の論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善する。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSRである。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことを含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、この方法は、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を、端末デバイスによって決定することをさらに含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、この方法は、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含む。
可能な実装形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、SRの適時な伝送は、SRがトリガーされた後に確実にされるものとしてよく、したがって、端末デバイスは、論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってアップリンクリソースをより迅速に要求し、それによって論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善することができる。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、この方法は、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、この方法は、端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを、端末デバイスによって伝送することをさらに含む。
可能な実装形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上の並列伝送をサポートするように構成されることで、伝送効率およびリソース利用度を改善することができる。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスによりSRをトリガーした後、この方法は、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、端末デバイスによってSRをキャンセルすることをさらに含む。
可能な実装形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルする。これにより、リソースを節約し、リソースの無駄を省き、端末デバイスの電力消費を低減する。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、第1の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
第2の態様により、本出願の一実施形態はスケジューリング要求処理方法を提供し、この方法は、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを有する場合に、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を、端末デバイスによって決定することと、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することとを含む。
第2の態様において提供されるスケジューリング要求処理方法により、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定し、プリセットされた条件が満たされた場合にSRを伝送し得る。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、SRの適時な伝送は、SRがトリガーされた後に確実にされるものとしてよく、したがって、端末デバイスは、論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってアップリンクリソースをより迅速に要求し、それによって論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善することができる。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRである。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、この方法は、端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを、端末デバイスによって伝送することをさらに含む。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、この方法は、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、端末デバイスによってSRをキャンセルすることをさらに含む。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、第2の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
第3の態様により、本出願の一実施形態はスケジューリング要求処理方法を提供し、この方法は、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定することと、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRを、端末デバイスによってキャンセルすることとを含む。
第3の態様において提供されるスケジューリング要求処理方法により、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルする。これにより、リソースを節約し、リソースの無駄を省き、端末デバイスの電力消費を低減する。
第4の態様により、本出願の一実施形態は、処理モジュールを備える端末デバイスを提供し、この端末デバイスはトリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあるかどうかを決定し、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、SRをトリガーし、第1のタイマーはSRの伝送を遅延させるように構成されている、ように構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSRである。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、処理モジュールは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定するようにさらに構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスは、トランシーバモジュールをさらに備え、トランシーバモジュールは、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスは、トランシーバモジュールをさらに備え、トランシーバモジュールは、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、トランシーバモジュールは、端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送するようにさらに構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、処理モジュールは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするようにさらに構成される。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、第4の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
第5の態様により、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、これは処理モジュールであって、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRを有する場合に、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定するように構成されている処理モジュールと、トランシーバモジュールであって、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成されているトランシーバモジュールとを備える。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされる通常のバッファステータスレポートBSRによってトリガーされるSRである。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、トランシーバモジュールは、端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送するようにさらに構成される。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、処理モジュールは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするようにさらに構成される。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、第5の態様の可能な実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
第6の態様により、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、これはトリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRがあるかどうかを決定し、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするように構成されている処理モジュールを備える。
第7の態様により本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを備え、メモリは、命令を記憶するように構成され、トランシーバは、他のデバイスと通信するように構成され、プロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を実行するように構成され、したがって、端末デバイスは、第1の態様、第2の態様、または第3の態様で提供されるスケジューリング要求処理方法を実行する。
第1の態様および第1の態様の可能な実装形態、第2の態様および第2の態様の可能な実装形態、第3の態様および第3の態様の可能な実装形態、第4の態様および第4の態様の可能な実装形態、第5の態様および第5の態様の可能な実装形態、第6の態様および第6の態様の可能な実装形態、第7の態様および第7の態様の可能な実装形態を参照すると、SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含んでいる。第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである。
第8の態様により本出願の一実施形態は、可読記憶媒体とコンピュータプログラムとを含む、記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムは、第1の態様、第2の態様、または第3の態様で提供されるスケジューリング要求処理方法を実装するために使用される。
第9の態様により本出願の一実施形態はプログラム製品を提供し、プログラム製品は、コンピュータプログラム(すなわち、実行可能命令)を含み、コンピュータプログラムは、可読記憶媒体に記憶される。端末デバイスの少なくとも1つのプロセッサが、可読記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出すものとしてよく、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、したがって、端末デバイスは、第1の態様、第2の態様、または第3の態様で提供されるスケジューリング要求処理方法を実装する。
本出願の第10の態様はチップを提供し、このチップは端末デバイスに適用されるものとしてよく、このチップは、少なくとも1つの通信インターフェース、少なくとも1つのプロセッサ、および少なくとも1つのメモリを備え、通信インターフェース、メモリ、およびプロセッサは、バスを使用することによって相互に接続され、プロセッサはメモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出して、本出願の第1の態様、第2の態様、または第3の態様で提供されるスケジューリング要求処理方法を実行する。
本出願の実施形態は、スケジューリング要求処理方法および端末デバイスを提供する。端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていないBSRを有し、端末デバイスが、BSRと関連付けられている第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していないときに、端末デバイスはSRをトリガーし得る。したがって、アップリンクリソースは、論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってより迅速に要求され、それによって論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たす。
本出願の一実施形態による通信システムのフレームワーク図である。 SRがトリガーされ得ないシナリオの概略図である。 本出願の実施形態1によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。 本出願の実施形態1に従ってSRがトリガーされるシナリオの概略図である。 本出願の実施形態2によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。 本出願の実施形態3によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。 SRが伝送され得ないシナリオの概略図である。 本出願の実施形態4によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。 本出願の実施形態4に従ってSRが伝送されるシナリオの概略図である。 本出願の実施形態6によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。 BSR再送のシナリオの概略図である。 BSR再送の別のシナリオの概略図である。 本出願の実施形態による端末デバイスの構造の概略構造図である。 本出願の実施形態による端末デバイスの別の構造の概略構造図である。
図1は、本出願の一実施形態による通信システムのフレームワーク図である。図1に示されているように、通信システムは、ネットワークデバイス01および端末デバイス02を備える。ネットワークデバイス01および端末デバイス02は、アップリンク/ダウンリンク通信を実行し得る。
ネットワークデバイス01は、ワイヤレスネットワークリソースまたは任意のワイヤレスアクセスポイントを管理する任意のデバイスであってよい。たとえば、ネットワークデバイス01は、移動通信のためのグローバルシステム(Global System of Mobile communication、GSM)もしくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))におけるノードB(NodeB、NB)、またはロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)における発展型ノードB(Evolutional Node B、eNBもしくはeNodeB)、または中継ノードもしくはアクセスポイント、または5GノードB(g NodeB、gNB)、または未来5G通信システムにおけるワイヤレストランシーバデバイス(NeXt Node、NX)であってよい。これは、本明細書では限定されない。
端末デバイス02は、携帯電話またはタブレットコンピュータなどのワイヤレス端末であってよい。ワイヤレス端末は、音声および/またはデータサービスをユーザに提供するデバイスを含む。端末デバイスは、代替的に、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくはコンピューティングデバイス、または任意の形態のユーザ機器UE、移動局(Mobile Station、MS)、および端末(terminal)であってよい。本出願のこの実施形態は、それに限定を課さない。
LTE通信システム、LTE発展型通信システム、未来5G通信システム、および別の未来通信システムにおいて、端末デバイスは、BSRおよびスケジューリング要求(scheduling request、SR)を使用することによって、アップリンクスケジューリングを実行することをネットワークデバイスに要求し得る。特に、端末デバイスは、BSRまたはSRをネットワークデバイスに送信し得る。次いで、ネットワークデバイスは、アップリンクスケジューリングを完了するために、端末デバイスによって送信されたBSRまたはSRに基づきアップリンク許可(UL grant)を端末デバイスに送信し得る。
次に、一例としてLTE通信システムを使用することによる既存のアップリンクスケジューリングプロセスにおけるBSRトリガー、BSR再送、SRトリガー、SR伝送、およびSRキャンセルについて簡単に説明する。
1.BSRトリガー
LTE通信システムでは、通常のBSR(regular BSR)、定期的BSR(Periodic BSR)、およびパディングBSR(Padding BSR)などの複数の種類のBSRがある。本明細書では、通常のBSRのトリガーのみが説明される。
一般的に、通常のBSRをトリガーするための条件は次の3つがある。
(1)端末デバイスのアップリンクデータバッファ(buffer)が空であり、新しいデータが届く。
すべての論理チャネルグループ(Logical Channel Group、LCG)に属すすべての論理チャネルのうちのどれかに対する伝送に利用可能なアップリンクデータがないときに、LCGに属す論理チャネルに対するアップリンクデータが伝送のためにこのときに利用可能になる場合に、端末デバイスは通常のBSRをトリガーする。
(2)より高い優先度を有するデータが届く。
データが、伝送に現在利用可能なデータを有する論理チャネルより高い優先度を有する端末デバイスの、論理チャネルグループに属す、論理チャネル上に届く必要がある場合、端末デバイスは通常のBSRをトリガーする。
(3)BSR再送タイマーがタイムアウトし、データが端末デバイスのLCGに属す論理チャネルのうちのどれかに対して伝送に利用可能であるときに、通常のBSRはトリガーされる。
2.BSR再送
LTE通信システムにおいて、ネットワークデバイスがBSRの喪失またはBSRの伝送順序と受信順序との間の不一致により端末デバイスのバッファステータスを間違って決定するのを防ぐBSR再送メカニズムが導入される。詳細は、次のとおりである。
BSR再送タイマーが端末デバイス側で維持される。タイマーの持続時間がネットワークデバイスによって構成され得る。
BSRが送信されたときに、BSR再送タイマーは起動または再起動される。
端末デバイスが新しいデータ伝送に使用されるアップリンク許可を受信したときに、端末デバイスは、BSR再送タイマーを再起動する。
BSR再送タイマーがタイムアウトしたときに、端末デバイスは、データがLCGに属す端末デバイスの論理チャネルのうちのどれかについて伝送に利用可能であることを条件として通常のBSRをトリガーする。
3.SRトリガー
LTE通信システムにおいて、通常のBSRがトリガーされた後、通常のBSRは保留(pending)中であると考えられる。
一伝送時間間隔(Time Transmission Interval、TTI)において、端末デバイスが保留BSRを有しているときに、端末デバイスがTTI内の新しいデータ伝送に対するアップリンクリソースを有する場合、端末デバイスは、アップリンクリソースを使用することによってBSRを伝送し得る。このケースでは、SRはトリガーされない。
端末デバイスがアップリンクリソースを有しない場合、端末デバイスはSRをさらにトリガーする。
4.SR伝送
SRがトリガーされた後、SRは保留(pending)中と考えられる。端末デバイスがTTIにおいてアップリンク共有チャネル(Uplink Shared Channel、UL-SCH)リソースを有しない場合、端末デバイスは、SRを伝送するために端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成された物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)リソースが現在のTTIにおいて存在するかどうかを決定する。PUCCHリソースが存在し、SRに対応するSR禁止タイマーが稼動していない場合、端末デバイスの媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層は、
SRを伝送するように物理層に指令する動作、
SR伝送の回数を記録するために使用される変数を1だけインクリメントする動作、および
SR禁止タイマーを起動する動作を実行する。
5.SRキャンセル
次の条件が満たされたときに、保留SRはキャンセルされる。
(1)伝送されるMAC PDUがBSRを含み、BSRがBSRをトリガーした最後のイベント(含む)までバッファステータスを含むときに、SRはキャンセルされる。
(2)伝送されるMAC PDUが伝送に利用可能なデータを含むときに、SRはキャンセルされる。
LTE通信システムでは伝送時間間隔TTIは1つしかない。したがって、ネットワークデバイスが端末デバイスによって送信されたBSRに基づき、または端末デバイスによって送信されたSRに基づきアップリンク許可をスケジュールするかどうかに関係なく、スケジューリング期間は同じであり、端末デバイスは、適時な方式で、アップリンクデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを取得し得る。
未来5G通信システムでは、データは、時間領域内で単位時間毎に伝送される。タイムユニットは、サブフレーム、伝送時間間隔(1伝送時間間隔はサブフレーム数個分の長さの和に等しいか、または伝送時間間隔数個分の和はサブフレーム1個分の長さに等しい)、スロット(slot)、複数のスロットの組合せ、ミニスロット(mini-slot)、複数のミニスロットの組合せ、ミニスロットとスロットとの組合せ、時間領域シンボル、複数の時間領域シンボル、または同様のものであってよい。明らかに、未来5G通信システムでは、複数の長さを有するタイムユニットがある。タイムユニットの長さは、周波数領域内のサブキャリア間隔に関係する。類似のサブキャリア間隔は、より長い長さを有する時間領域シンボルを示す。言い換えると、未来5G通信システムには複数の伝送パラメータセットがある。
未来5G通信システムでは、ネットワークデバイスが、適時な方式で端末デバイスの論理チャネルに、その論理チャネルとマッチするアップリンクリソースを割り当てることができないという問題がある。たとえば、端末デバイスは、第1の伝送パラメータセットに対応するUL許可を使用することによってBSRを伝送し、論理チャネルのアップリンクスケジューリング情報をネットワークデバイスに報告し、第1の伝送パラメータセットに対応するUL許可は、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たすことができない。その結果、論理チャネル上で運ばれるデータの遅延要件および/またはリソースを要求するための制御シグナリングの信頼性要件が満たされ得ない。この問題は、おそらく、BSR再送、SRトリガー、またはSR伝送などの、アップリンクスケジューリングプロセスの任意の段階において生じる。
本出願の実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、未来5G通信システムおよび別の未来通信システムに適用可能であるものとしてよく、もっぱらアップリンクデータスケジューリングに適用される。この方法は、論理チャネルのQoS要件を満たすことができる方式でネットワークデバイスにアップリンクリソースを要求するために使用される。
次に、本出願の実施形態におけるデータスケジューリングプロセスの関係する概念について簡単に説明する。
QoS:端末デバイスは、複数のサービスを同時に実行するものとしてよく、各サービスは、対応するQoS要件を有する。QoS要件を有するサービスは、対応するQoS要件をサポートすることができる伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによって伝送される必要がある。
プロトコルスタック構成方式:プロトコルスタック(Protocol Stack)は、ネットワーク内のプロトコル層の和であり、ネットワーク内のファイル転送プロセスを、具体的に言うと、上位層プロトコルから下のプロトコルへ、次いで、下のプロトコルから上位層プロトコルへ、端的に反映させる。限定の代わりに一例として、本出願の実施形態において、ワイヤレス通信に使用されるプロトコルスタックは、サービスデータアダプテーションプロトコル(Service Data Adaptation Protocol、SDAP)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層、物理(Physical)層、および無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層のうちの少なくとも1つのプロトコル層またはこれらの複数のプロトコル層の組合せを含み得る。各プロトコル層は、様々なプロトコルエンティティおよび様々な定義されたチャネルリソースを有し得る。
論理チャネル:MAC層は、論理チャネル上でデータ転送サービスを提供し、データ転送サービスは、論理チャネル上で運ばれるものを示す。ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットを構成する。
論理チャネルグループLCG:LCGは、複数の論理チャネルを含むセットであり、通常はネットワークデバイスによって構成される。
アップリンクリソース:アップリンクリソースは、アップリンク伝送チャネルUL-SCHリソースまたは物理アップリンクチャネルPUSCHリソースとして理解されてよく、端末デバイスのデータを伝送するために使用される。
物理リソース:物理リソースは、物理層におけるリソースであり、時間領域リソースと周波数領域リソースとを含む。
タイムユニット:タイムユニットは、時間領域において上位層データおよび/または物理制御シグナリングを伝送するための時間粒度である。
伝送パラメータセット:論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のパラメータは、限定はしないが、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス長、アップリンクリソース伝送持続時間、アップリンクリソースをスケジュールするために制御シグナリングが伝送された時刻とスケジュールされたアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送された時刻との間の間隔、およびアップリンクリソースに対応する端末デバイスのサービングセルのうちの少なくとも1つを含み得る。
SR構成:ネットワークデバイスは、端末デバイスについて、端末デバイスの各論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットおよび論理チャネルの利用可能な/マッピング可能なSR構成を構成する。1つの論理チャネルは、1つまたは複数のSR構成と関連付けられ得る。SR構成の概念については、次のケースがあり得る。
(1)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含み、またSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータも含む。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされる。
(2)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含むが、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータを含まない。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、別のSR関係構成に含まれる。たとえば、SR関係構成は、SRリソース構成となり得る。
このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされ、SR構成は、少なくとも1つのSRリソース構成とさらに関連付けられ/マッピングされる。
端末デバイスによって送信されたSRに対応するSR構成(ケース1が適用される場合)または端末デバイスによって送信されたSRに対応するSRリソース構成(ケース2が適用される場合)、および論理チャネルとSR構成またはSRリソース構成との間の関連付け/マッピング関係に基づき、ネットワークデバイスは、データを伝送するために端末デバイスによって現在必要とされている伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を知るものとしてよい。
それに加えて、本出願の実施形態において、利用可能な/マッピング可能な、マッピングされた/関連付けられた、およびアップリンクリソース/アップリンク許可という技術的言い回しは、言語記述に関して互いに交換可能である。
次に、特定の実施形態を使用して、本出願における技術的解決方法および前述の技術的問題が本出願の技術的解決方法でどのように解決されるかについて詳しく説明する。次のいくつかの特定の実施形態は、相互に組み合わされるものとしてよく、同じまたは類似の概念もしくはプロセスは、いくつかの実施形態において繰り返し説明されない場合がある。
本出願の明細書、請求項、および添付図面において、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」などの言い回しは(もしあれば)、類似の対象物を区別することを意図されているが、特定の順序を必ずしも指示していない。
実施形態1
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSRトリガーシナリオに適用され、論理チャネルのデータのQoS要件を満たすために、ネットワークデバイスにアップリンクリソースをどのように要求するかに関係する。
図2は、SRがトリガーされ得ないシナリオの概略図である。端末デバイスは、2つの論理チャネル、すなわち、論理チャネル1(LCH 1)および論理チャネル2(LCH 2)により構成されていると仮定される。
(1)端末デバイスに対するネットワークデバイスによって構成されるLCH 1の利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値は第1の値セットであり、LCH 1に対するネットワークデバイスによって構成されるマッピングされた/関連付けられたSR構成は第1のSR構成である。
(2)端末デバイスに対するネットワークデバイスによって構成されるLCH 2の利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値は第2の値セットであり、LCH 2に対するネットワークデバイスによって構成されるマッピングされた/関連付けられたSR構成は第2のSR構成である。
(3)LCH 2の優先度は、LCH 1の優先度より高い。
図2に示されているように、アップリンクスケジューリングプロセスは次のとおりである。
時刻T0に、LCH 1上にデータが届くことは、BSR 1とマークされる通常のBSRをトリガーする。端末デバイスに、利用可能なアップリンクリソースがないので、BSR 1は、LCH 1に関連付けられているSRをトリガーするものとしてよく、これはSR 1とマークされる。端末デバイスは、LCH 1を含むLCGのバッファサイズ(buffer size)をネットワークデバイスに対して報告する。その後、ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンクリソース/アップリンク許可をスケジュールすることを開始する。
時刻T1に、LCH 2上にデータが届くことは、BSR 2とマークされる通常のBSRをトリガーする。時刻T1に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってスケジュールされ、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可を有する。したがって、端末デバイスは、ネットワークデバイスに対してアップリンク許可を使用することによって、LCH 2を含むLCGのバッファサイズを報告し得る。BSR 2を受信した後、ネットワークデバイスは、BSR 2に基づき、端末デバイスに対して、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可をスケジュールすることを開始し得る。LCH 2のデータの遅延は、時刻T1から端末デバイスがネットワークデバイスによって送信され、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可を受信する時刻までの時間期間である。遅延は非常に大きい。
時刻T1からネットワークデバイスがBSR 2を受信し、端末デバイスに、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を送信する時刻までの時間期間において、端末デバイスは常にネットワークデバイスによってスケジュールされ、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可、すなわち、SRをトリガーするための既存の条件に基づき、LCH 1のデータの伝送についてスケジュールされているアップリンク許可を有するので、端末デバイスは、LCH 2と関連付けられているSRをトリガーすることができない。
明らかに、このシナリオでは、端末デバイスはBSR 2を報告するけれども、LCH 1の利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値は第1の値セットであり、LCH 2の利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値は第2の値セットであり、これらは異なる。アップリンクリソースを要求するために値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによってBSR 2を伝送しても、LCH 2のアップリンクデータ伝送の遅延要件を満たすことはできず、端末デバイスはLCH 2と関連付けられているSRをトリガーすることができず、したがって、LCH 2と関連付けられているSRを送信することによってアップリンクリソースをより迅速に要求することはできない。別の態様において、LCH 2に対するアップリンクリソースを要求するために値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによってBSR 2を伝送することも、おそらく、アップリンクリソースを要求することに対する制御シグナリングの信頼性に関してLCH 2の要件を満たすことはできない。
この実施形態はスケジューリング要求処理方法を提供して、論理チャネル上で運ばれるデータの遅延要件および/またはリソースを要求するための制御シグナリングの信頼性に関する要件が、BSRがトリガーされ、端末デバイスがBSRを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているが、アップリンクリソースがBSRがトリガーされる論理チャネルの伝送パラメータとマッチしないときに満たされ得ない、という技術的問題を解決する。
図3は、本出願の実施形態1によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、端末デバイスによって実行される。図3に示されているように、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、以下のステップを含むものとしてよい。
S101:端末デバイスは、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあるかどうかを決定する。
特に、通常のBSRがトリガーされた後、通常のBSRは、それがキャンセルされるまで保留(pending)と考えられ得る。第1の論理チャネルは、トリガーされた通常のBSRと関連付けられた論理チャネルである。通常のBSRがトリガーされるシナリオが多数ある。第1の論理チャネルは、通常のBSRを直接トリガーする論理チャネルである場合もそうでない場合もある。通常のBSRがトリガーされる異なるシナリオにおいて、第1の論理チャネルは異なり得る。
トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあると決定されたときに、S102が実行される。
S102:第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しない場合に、端末デバイスはSRをトリガーする。
特に、2つの条件が同時に満たされたときに、第1の論理チャネルと関連付けられているSRはトリガーされ得る。これら2つの条件は次のとおりである。(1)第1の論理チャネルと関連付けられている保留BSRがある。(2)第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースがない。第1の論理チャネルのデータは、第1の論理チャネルを通して端末デバイスによって伝送されるべきデータであるか、または伝送に利用可能なデータ(available data for transmission)として参照される。端末デバイスは、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しない。本明細書における「アップリンクリソース」は「第1の論理チャネル」に対するものである。アップリンクリソースがある場合、アップリンクリソースが第1の論理チャネルのデータを伝送するために使用できるかどうかが決定される必要がある。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHリソースおよび/またはPUSCHリソースとして理解され得る。
任意選択で、端末デバイスがS102においてSRをトリガーすることは、次の条件をさらに含み得る。端末デバイスの第1のタイマーが稼動しておらず、第1のタイマーはSRの伝送を遅延させるように構成される。このケースでは、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、端末デバイスはSRをトリガーし得る。
この実装形態において、3つの条件が同時に満たされたときに、第1の論理チャネルと関連付けられているSRはトリガーされ得る。これら3つの条件は次のとおりである。(1)第1の論理チャネルと関連付けられている保留BSRがある。(2)第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースがない。および(3)第1のタイマーは稼動していない。言い換えると、第1のタイマーが稼動したときに、SRはトリガーされ得ない。
図2に示されているシナリオにおいて、時刻T1に、LCH 2上にデータが届くことは、BSR 2とマークされる通常のBSRをトリガーする。第1の条件が満たされる。LCH 2は第1の論理チャネルである。時刻T1に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってスケジュールされ、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可を有するが、LCH 2の利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値は第2の値セットである。アップリンク許可はあるけれども、アップリンク許可はLCH 2に対しては利用不可能である。第2の条件が満たされる。第1のタイマーは稼動していないと仮定される。第3の条件が満たされる。したがって、端末デバイスは、LCH 2と関連付けられているSRをトリガーするものとしてよく、これはSR 2とマークされる。特定のアップリンクスケジューリングプロセスについては、図4を参照のこと。図4は、本出願の実施形態1に従ってSRがトリガーされるシナリオの概略図である。SR 2を受信した後、ネットワークデバイスは、SR 2に基づき、端末デバイスに対して、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可をスケジュールすることを迅速に開始し得る。LCH 2のデータの遅延は、時刻T1から端末デバイスがネットワークデバイスによって送信され、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可を受信する時刻までの時間期間である。遅延は、図2において、LCH 2のアップリンクデータ伝送の遅延要件が満たされること、およびアップリンクリソースを要求するための制御シグナリングの信頼性に関するLCH 2の要件が満たされることに比べてかなり短い。
明らかに、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていないBSRを有し、端末デバイスが、BSRと関連付けられている第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していないときに、端末デバイスはSRをトリガーし得る。したがって、アップリンクリソースは、第1の論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってより迅速に要求される。これは、第1の論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善する。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことを含み得る。
第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである。
端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しない。本明細書における「アップリンクリソース」は、第1のタイプのアップリンクリソースと第2のタイプのアップリンクリソースとを含み得る。第2のタイプのアップリンクリソースは、端末デバイス特有の識別子、たとえば、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell-Radio Network Temporary Identifier、C-RNTI)を使用することによってネットワークデバイスによってスクランブルされたPDCCH上でスケジュールされるアップリンク許可を含み得る。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHリソースおよび/またはPUSCHリソースとして理解され得る。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含み得る。
特に、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスは、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有する。本明細書における「アップリンクリソース」は「端末デバイス」に対するものであり、第1のタイプのアップリンクリソースと第2のタイプのアップリンクリソースとを含み得る。「端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソース」は、「第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソース」と異なることは理解され得る。第1のタイムユニットで端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なるときに、アップリンクリソースは、「端末デバイス」に対して利用可能であるが、「第1の論理チャネル」に対しては利用不可能である。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHおよびPUSCHを含み得る。
伝送パラメータセットは、複数のパラメータを含み得る。伝送パラメータセットは、セット内の1つのパラメータが異なる値を有するという条件の下で異なる。
任意選択で、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含み得る。
特に、端末デバイスは、任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または端末デバイスは、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有する。本明細書において、「第1のタイプアップリンクリソース」のみが使用される。「端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソース」は、「第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソース」と異なることは理解され得る。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHおよびPUSCHを含み得る。
要約すると、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、少なくとも次の実装形態を含み得る。
第1の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しない。
第2の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。
第3の実装形態:端末デバイスは、任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない。
第4の実装形態:端末デバイスは、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。
第5の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスは、任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない。
第6の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有さず、それに加えて、端末デバイスは、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。
第7の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なり、それに加えて、端末デバイスは、任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない。
第8の実装形態:端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なり、それに加えて、端末デバイスは、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しない場合、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがアップリンクリソースを使用することによって伝送されるべきMAC PDUに含まれ得るときに、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRもキャンセルされない。このケースでは、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。代替的に、端末デバイスは、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる。
第1のタイムユニットに対して複数の実装形態があり得ることに留意されたい。次に、特定の例を使用することによって第1のタイムユニットを詳しく説明する。確かに、この実施形態における第1のタイムユニットは、限定はしないが、次の実装形態を含み得る。それに加えて、この実施形態における別のタイムユニットは第1のタイムユニットに類似し、限定はしないが、次の実装形態を含み得る。
第1の実装形態:タイムユニットは、既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、持続時間は、参照サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロット(Slot)の持続時間であり得る。参照サブキャリア間隔は、たとえば、15kHzのサブキャリア間隔であってよい。
第2の実装形態:タイムユニットは、端末デバイスによって受信されるアップリンクリソースに対応する伝送持続時間である。異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するアップリンクリソースを受信する。
第3の実装形態:タイムユニットは、端末デバイスのアップリンクリソースをスケジュールするためのダウンリンク制御シグナリングに対応する伝送持続時間である。異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、伝送中に異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するダウンリンク制御シグナリングを受信する。
第4の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含む既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、タイムユニットは、サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロットの持続時間であり得る。
第5の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間および論理チャネルのデータ伝送時に占有されるシンボルの既定の数に基づき決定される持続時間である。
第6の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間である。
第7の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含む既定の/事前定義された持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
第8の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間と占有されたシンボルの数とに基づき決定される持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
第9の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
任意選択で、一実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSRであってよい。
特に、データが端末デバイスに対して現在構成されている論理チャネル上に届いたとき、通常のBSRは、BSRトリガー条件に従ってトリガーされ得る。論理チャネルは第1の論理チャネルである。図2または図4を参照されたい。
任意選択で、第1の論理チャネルは論理チャネルグループに属す。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであってよく、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであってよく、第1の論理チャネルは、関連付けられている伝送パラメータセット内の次の2つのパラメータのうちのいずれかの値が端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルの間で最小である論理チャネルである。
パラメータ1:アップリンクリソースの伝送持続時間、および
パラメータ2:アップリンクリソースをスケジュールするための制御シグナリングが伝送される時刻と、スケジュールされたアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送される時刻との間の間隔。
第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
BSR再送タイマーの機能および原理は、既存の通信システムにおけるBSR再送タイマーの機能および原理と同じであるものとしてよいことに留意されたい。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供し、これはトリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定することと、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、SRを、端末デバイスによってトリガーすることとを含む。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、BSRがトリガーされてから、BSRがキャンセルされるまでに、端末デバイスがBSRと関連付けられている論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、端末デバイスはSRをトリガーして、論理チャネルのデータを伝送するためにアップリンクリソースをより迅速に要求し、それによって、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善するものとしてよい。
実施形態2
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSR伝送シナリオに適用される。図3に示されている実施形態1に基づき、この実施形態は、SRがトリガーされた後にSRをどのように伝送するかに関係する。
図5は、本出願の実施形態2によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。図5に示されているように、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、S102の後の次のステップをさらに含み得る。
S201:端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはトリガーされたSRに対応するSR構成を決定する。
SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含み得る。
SR構成の概念については、次のケースがあり得る。
(1)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含み、またSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータも含む。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされる。
(2)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含むが、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータを含まない。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、別のSR関係構成に含まれる。たとえば、SR関係構成は、SRリソース構成となり得る。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされ、SR構成は、少なくとも1つのSRリソース構成とさらに関連付けられ/マッピングされる。
次の説明におけるSR構成は、ケース1に対応するSR構成として考えられ得るか、またはケース2に対応するSRリソース構成として理解され得る。
特に、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、SRは、保留(pending)中と考えられ得る。端末デバイスは、SRを伝送するために使用されるSR構成が、第1の論理チャネルと関連付けられているSR構成であると決定する。たとえば、図4を参照すると、端末デバイスは、LCH 2と関連付けられているSR 2をトリガーし、端末デバイスは、LCH 2またはSR 2に対応しているSR構成が第2のSR構成であると決定し得る。
SR構成の識別子は、異なるSR構成を一意的に区別するために使用される。SR禁止タイマーが稼動しているときには、SRは伝送できない。SR伝送の最大回数は、SRを送信できる最大回数を示す。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定することができる関係するパラメータを含む。物理リソースは、時間領域リソースおよび周波数リソースである。別の態様では、物理リソースはPUCCHを含み得る。
任意選択で、一実装形態において、この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含み得る。
特に、3つの条件が同時に満たされたときに、端末デバイスは、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを伝送し得る。これら3つの条件は次のとおりである。(1)各第1のタイムユニットについて、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないこと、(2)各第1のタイムユニットについて、端末デバイスは、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間内に、SRを伝送するために使用されるべきであり、またSR構成に対応している物理リソースを有すること、および(3)SR禁止タイマーは稼動していないこと、である。たとえば、図4を参照すると、時刻T1に、端末デバイスは、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を有するが、アップリンク許可はLCH 2に対しては利用不可能である。第1の条件が満たされる。端末デバイスは、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間内に、SR 2を伝送するために使用されるべきであり、第2のSR構成に対応している、物理リソース、すなわち、図4の
Figure 2020535762
によって示されている物理リソースを有する。第2の条件が満たされる。SR禁止タイマーは稼動していないと仮定される。第3の条件が満たされる。したがって、端末デバイスは、物理リソース上でSR 2を送信し得る。
「第1のタイムユニット」は「保留中の通常のBSR」に対するものであり、通常のBSRがトリガーされる時刻から通常のBSRがキャンセルされる時刻までのプロセスの時間期間の全体または一部を示すために使用される。「第2のタイムユニット」は「SR」に対するものである。第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間に重なり合う時間期間があることは、(1)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが同じタイムユニットであること、(2)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間と同じであり、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが完全に重なり合うと理解されてもよいこと、(3)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間より大きいか、または第2のタイムユニットによって指示される持続時間は、第1のタイムユニットによって指示される持続時間より大きく、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットについて、一方のタイムユニットによって指示される持続時間が他方のタイムユニットによって指示される持続時間を完全に含むと理解されてもよいこと、および(4)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間と部分的に重なるか、または第2のタイムユニットによって指示される持続時間は、第1のタイムユニットによって指示される持続時間と部分的に重なり、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットについて、一方のタイムユニットによって指示される持続時間が他方のタイムユニットによって指示される持続時間を部分的にカバーすると理解されてもよいこと、を含み得る。
任意選択で、この実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルと関連付けられているSRが伝送できるかどうかを決定するときに、前述の3つの条件に加えて、第4の条件、すなわち、第1のタイムユニットおよび/または第2のタイムユニットが測定ギャップ(Measurement Gap)の一部でないこと、がさらに含まれる。
第2のタイムユニットに対して複数の実装形態があり得ることに留意されたい。第2のタイムユニットの実装形態の技術的原理は、図3に示されている実施形態1における第1のタイムユニットの原理に類似しており、ここで詳細を繰り返さない。
任意選択で、別の実装形態において、この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含み得る。
特に、3つの条件が同時に満たされたときに、端末デバイスは、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを伝送し得る。これら3つの条件は次のとおりである。(1)各第1のタイムユニットについて、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないこと、(2)端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有すること、および(3)SR禁止タイマーは稼動していないこと、である。この実装形態では、第1のタイムユニットのみがある。
任意選択で、この実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルと関連付けられているSRが伝送できるかどうかを決定するときに、前述の3つの条件に加えて、第4の条件、すなわち、第1のタイムユニットおよび/または第2のタイムユニットが測定ギャップ(Measurement Gap)の一部でないこと、がさらに含まれる。
任意選択で、別の実装形態において、この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
各第2のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間内に、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第2のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含み得る。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットの意味は、前述の説明のものと同じである。
任意選択で、この実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルと関連付けられているSRが伝送できるかどうかを決定するときに、前述の3つの条件に加えて、第4の条件、すなわち、第1のタイムユニットおよび/または第2のタイムユニットが測定ギャップ(Measurement Gap)の一部でないこと、がさらに含まれ得る。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含み得る。
この技術的原理は、図3に示されている実施形態の原理に類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、一実装形態において、この方法は、
端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合に、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを、端末デバイスによって伝送することをさらに含み得る。
特に、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネルは、データおよびアップリンク制御情報を伝送するためにそれぞれ使用される2つの異なる物理チャネルである。たとえば、第1の物理チャネルはPUSCHであってよく、第2の物理チャネルはPUCCHであってよい。端末デバイスは、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上の並列伝送をサポートするように構成される。具体的には、端末デバイスは、第1の物理チャネル上で上位層データを伝送することができ、また第2の物理チャネル上でアップリンク制御情報を伝送することもできる。このケースでは、端末デバイスは、物理リソース上で、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを送信し、端末デバイスは、アップリンクリソース上でデータを送信する。たとえば、図4を参照すると、端末デバイスは、LCH 2のSRリソース上でSR 2を伝送するものとしてよく、LCH 1のアップリンクリソース上でLCH 1のBSR 2およびデータを伝送するものとしてよい。
本明細書における「データ」は、物理層の上の様々なユーザプレーンデータおよび制御プレーンデータならびにMAC層、RLC層、PDCP層、およびSDAP層によって生成される制御シグナリングを含む。
端末デバイスが、第1の物理チャネル上の並列伝送をサポートするように構成されることで、第2の物理チャネルは伝送効率およびリソース利用度を改善することができる。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、別の実装形態において、この方法は、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことをさらに含み得る。
特に、端末デバイスは、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上での並列伝送をサポートしていないので、SRのみが物理リソース上で送信され、第1の論理チャネルのデータのQoS要件を満たすようにアップリンクリソースの適時なスケジューリングを確実にする。
任意選択で、一実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信することを端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することと、利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスにデータを送信することをPHY層に指令することを、MAC層によってスキップすることとを含み得る。
任意選択で、別の実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信することと、利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスにデータを送信することとを、端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することを含むものとしてよく、本明細書におけるデータは、トランスポートブロック(Transport Block)として理解され得る。
端末デバイスのPHY層は、利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信し、データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信しない。PHY層は、MAC層から受信されたデータを直接破棄する。
任意選択で、さらに別の実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信することを端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することを含み得る。
端末デバイスのPHY層は、データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信する。
PHY層によってデータを伝送するプロセスにおいて、PHY層は、SRを伝送することを指令するためにMAC層によって送信される通知または指令を受信する。このケースでは、端末デバイスのPHY層は、SRを利用可能な物理リソース上でネットワークデバイスに送信し、PHY層は、PUSCHを通じて伝送されているデータに対して次の2通りの仕方で対処するものとしてよい。
対処1:物理層は、データの伝送を直接放棄する。
対処2:物理層は、伝送されているデータに対してパンクチャリング処理を実行する。特に、パンクチャリング(Puncture)処理は、SRが伝送される時間期間と重なり合う時間期間内に、伝送されているデータに対して実行される。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供する。第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定する。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、SRの適時な伝送は、SRがトリガーされた後に確実にすることができ、したがって、端末デバイスは、論理チャネルのデータを伝送することを、SRを使用することによってアップリンクリソースにより迅速に要求し、それによって、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善することができる。
実施形態3
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSRキャンセルシナリオに適用される。実施形態1または実施形態2に基づき、この実施形態は、SRがトリガーされた後にSRをどのようにキャンセルするかに関係する。
図6は、本出願の実施形態3によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。図6に示されているように、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、S102の後の次のステップをさらに含み得る。
S301:端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、端末デバイスは、SRをキャンセルする。
特に、端末デバイスが第1の論理チャネルと関連付けられているSRをトリガーした後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルすることができる。したがって、リソースが節減され、端末デバイスの電力消費が低減され、ネットワークデバイスのスケジューリングを繰り返し行うことおよびスケジューリングが間違っていることによって引き起こされるリソースの無駄が省かれる。
任意選択で、一実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含み得る。
任意選択で、別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、さらに別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
伝送パラメータセットは、複数のパラメータを含み得る。伝送パラメータセットは、セット内のすべてのパラメータの値が同じであるときのみ同じである。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供する。第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルする。これにより、リソースを節約し、リソースの無駄を省き、端末デバイスの電力消費を低減する。
実施形態4
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSR伝送シナリオに適用され、論理チャネルのデータのQoS要件を満たすために、SRがトリガーされた後にSR伝送をどのように実行するかに関係する。
図7は、SRが伝送され得ないシナリオの概略図である。論理チャネルの構成については、図2を参照のこと。
図7に示されているように、アップリンクスケジューリングプロセスは次のとおりである。
時刻T0に、LCH 1上にデータが届くことは、BSR 1とマークされる通常のBSRをトリガーする。端末デバイスに、利用可能なアップリンクリソースがないので、BSR 1は、LCH 1に関連付けられているSRをトリガーするものとしてよく、これはSR 1とマークされる。端末デバイスは、LCH 1を含むLCGのバッファサイズ(buffer size)をネットワークデバイスに対して報告する。その後、ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンクリソース/アップリンク許可をスケジュールすることを開始する。
時刻T1に、LCH 2上にデータが届くことは、BSR 2とマークされる通常のBSRをトリガーする。時刻T1に、ネットワークデバイスは、端末デバイスへのどのアップリンク許可をもスケジュールしない。したがって、端末デバイスは、LCH 2と関連付けられているSRをトリガーし、これはSR 2とマークされる。SR 2を送信するために使用でき、LCH 2にマッピングされ/関連付けられているSR構成に対応している物理リソースが最も早くに出現する次の時刻は時刻T3である。しかしながら、時刻T2からネットワークデバイスがBSR 2を受信し、値が第2の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を送信する時刻までの時間期間において、端末デバイスは常にネットワークデバイスによってスケジュールされ、値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応しているアップリンク許可、すなわち、LCH 1のデータの伝送についてスケジュールされているアップリンク許可を有するので、端末デバイスは、LCH 2上にデータが届くことによってトリガーされるSR 2を送信することができない。このケースでは、端末デバイスはBSR 2を報告するけれども、アップリンクリソースを要求するために値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによってBSR 2を伝送しても、LCH 2の遅延要件を満たすことはできず、端末デバイスは、アップリンクリソースをより迅速に要求するためにLCH 2と関連付けられているSR 2を送信することができない。その結果、LCH 2のアップリンクデータ伝送の遅延要件は満たされ得ない。別の態様において、LCH 2に対するアップリンクリソースを要求するために値が第1の値セットである伝送パラメータセットに対応するアップリンク許可を使用することによってBSR 2を伝送することも、おそらく、アップリンクリソースを要求することに対する制御シグナリングの信頼性に関してLCH 2の要件を満たすことはできない。
この実施形態は、論理チャネル上で運ばれるデータの遅延要件および/またはリソースを要求するための制御シグナリングの信頼性要件が、SRがトリガーされた後にSRが伝送され得ないので、満たされ得ないという技術的問題を解決するための、スケジューリング要求処理方法を提供する。
図8は、本出願の実施形態4によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、端末デバイスによって実行される。図8に示されているように、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、以下のステップを含むものとしてよい。
S401:端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを有する場合に、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定する。
SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含んでいる。
SR構成の概念については、次のケースがあり得る。
(1)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含み、またSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータも含む。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされる。
(2)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含むが、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータを含まない。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、別のSR関係構成に含まれる。たとえば、SR関係構成は、SRリソース構成となり得る。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされ、SR構成は、少なくとも1つのSRリソース構成とさらに関連付けられ/マッピングされる。
次の説明におけるSR構成は、ケース1に対応するSR構成として考えられ得るか、またはケース2に対応するSRリソース構成として理解され得る。
特に、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、SRは、保留(pending)中と考えられ得る。第1の論理チャネルは、トリガーされたSRと関連付けられている論理チャネルである。端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを有する場合に、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定する。たとえば、図7に示されているシナリオにおいて、端末デバイスは、LCH 2と関連付けられているSR 2をトリガーし、端末デバイスは、LCH 2またはSR 2に対応しているSR構成が第2のSR構成であると決定し得る。
SR構成の識別子は、異なるSR構成を一意的に区別するために使用される。SR禁止タイマーが稼動しているときには、SRは伝送できない。SR伝送の最大回数は、SRを送信できる最大回数を示す。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定することができる関係するパラメータを含む。物理リソースは、時間領域リソースおよび周波数リソースである。別の態様では、物理リソースはPUCCH上の物理リソースである。
SRがトリガーされるシナリオは多数あることに留意されたい。本出願のこの実施形態では、SRがどのようにトリガーされるかは限定されない。たとえば、図3に示されている実施形態におけるSRトリガー条件を参照するか、またはSRは既存の通信システムにおいてトリガーできる任意のSRであってよい。
S402:各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、端末デバイスは、物理リソース上でSRを送信する。
特に、3つの条件が同時に満たされたときに、端末デバイスは、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを伝送し得る。これら3つの条件は次のとおりである。(1)各第1のタイムユニットについて、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないこと、(2)各第1のタイムユニットについて、端末デバイスは、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間内に、SRを伝送するために使用されるべき、またSR構成に対応している物理リソースを有すること、および(3)SR禁止タイマーは稼動していないこと、である。特定のSR伝送プロセスについては、図9を参照のこと。図9は、本出願の実施形態4に従ってSRが伝送されるシナリオの概略図である。端末デバイスは、SR 2に対応しているSR構成が第2のSR構成であると決定する。端末デバイスは、SR 2を伝送するために使用されるべきであり、第2のSR構成に対応している、物理リソース上でSR 2を送信し得る。遅延は、図7において、LCH 2のアップリンクデータ伝送の遅延要件が満たされること、およびアップリンクリソースを要求するための制御シグナリングの信頼性に関するLCH 2の要件が満たされることに比べてかなり短い。
第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間に重なり合う時間期間があることは、(1)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが同じタイムユニットであること、(2)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間と同じであり、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが完全に重なり合うと理解されてもよいこと、(3)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間より大きいか、または第2のタイムユニットによって指示される持続時間は、第1のタイムユニットによって指示される持続時間より大きく、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットについて、一方のタイムユニットによって指示される持続時間が他方のタイムユニットによって指示される持続時間を完全にカバーすると理解されてもよいこと、および(4)第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、2タイムユニットであり、第1のタイムユニットによって指示される持続時間は、第2のタイムユニットによって指示される持続時間と部分的に重なるか、または第2のタイムユニットによって指示される持続時間は、第1のタイムユニットによって指示される持続時間と部分的に重なり、これは第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットについて、一方のタイムユニットによって指示される持続時間が他方のタイムユニットによって指示される持続時間を部分的にカバーすると理解されてもよいこと、を含み得る。
任意選択で、第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが同じタイムユニットである場合、S402は、
各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信すること、として記述され得る。
任意選択で、この実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルと関連付けられているSRが伝送できるかどうかを決定するときに、前述の3つの条件に加えて、第4の条件、すなわち、第1のタイムユニットおよび/または第2のタイムユニットが測定ギャップ(Measurement Gap)の一部でないこと、がさらに含まれ得る。
任意選択で、別の実装形態において、この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
各第2のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間内に、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第2のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを、端末デバイスによって送信することをさらに含み得る。
任意選択で、この実装形態において、端末デバイスが、第1の論理チャネルと関連付けられているSRが伝送できるかどうかを決定するときに、前述の3つの条件に加えて、第4の条件、すなわち、第1のタイムユニットおよび/または第2のタイムユニットが測定ギャップ(Measurement Gap)の一部でないこと、がさらに含まれ得る。
明らかに、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを有する場合に、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定し、条件が満たされたときに物理リソース上でSRを送信するものとしてよい。したがって、アップリンクリソースは、第1の論理チャネルのデータを伝送するために、SRを使用することによってより迅速に要求され、それによって第1の論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善する。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットに対して複数の実装形態があり得ることに留意されたい。次に、特定の例を使用することによって第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットを詳しく説明する。確かに、この実施形態におけるタイムユニットは、限定はしないが、次の実装形態を含み得る。
第1の実装形態:タイムユニットは、既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、持続時間は、参照サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロット(Slot)の持続時間であり得る。参照サブキャリア間隔は、たとえば、15kHzのサブキャリア間隔であってよい。
第2の実装形態:タイムユニットは、端末デバイスによって受信されるアップリンクリソースに対応する伝送持続時間である。異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するアップリンクリソースを受信する。
第3の実装形態:タイムユニットは、端末デバイスのアップリンクリソースをスケジュールするためのダウンリンク制御シグナリングに対応する伝送持続時間である。異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、伝送中に異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するダウンリンク制御シグナリングを受信する。
第4の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含む既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、タイムユニットは、サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロットの持続時間であり得る。
第5の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間および論理チャネルのデータ伝送時に占有されるシンボルの既定の数に基づき決定される持続時間である。
第6の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間である。
第7の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含む既定の/事前定義された持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
第8の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間と占有されたシンボルの数とに基づき決定される持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
第9の実装形態:タイムユニットは、第1の論理チャネルにマッピングされ/関連付けられているSR構成において構成されている物理リソースによって使用されるサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間であり、物理リソースはSRを伝送するために使用される。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含み得る。
特に、端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能ないかなるアップリンクリソースをも有しないか、または端末デバイスは、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有する。本明細書における「アップリンクリソース」は「端末デバイス」に対するものであり、第1のタイプのアップリンクリソースと第2のタイプのアップリンクリソースとを含み得る。「端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソース」は、「第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソース」と異なることは理解され得る。第1のタイムユニットで端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なるときに、アップリンクリソースは、「端末デバイス」に利用可能であるが、「第1の論理チャネル」には利用不可能である。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHおよびPUSCHを含み得る。
第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである。第2のタイプのアップリンクリソースは、ネットワークデバイスによってスケジュールされたアップリンク許可を含み得る。
伝送パラメータセットは、複数のパラメータを含み得る。伝送パラメータセットは、セット内の1つのパラメータが異なる値を有するという条件の下で異なる。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、一実装形態において、この方法は、
端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合に、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを、端末デバイスによって伝送することをさらに含み得る。
特に、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネルは、データおよびアップリンク制御情報を伝送するためにそれぞれ使用される2つの異なる物理チャネルである。たとえば、第1の物理チャネルはPUSCHであってよく、第2の物理チャネルはPUCCHであってよい。端末デバイスは、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上の並列伝送をサポートするように構成される。具体的には、端末デバイスは、第1の物理チャネル上で上位層データを伝送することができ、また第2の物理チャネル上でアップリンク制御情報を伝送することもできる。このケースでは、端末デバイスは、物理リソース上で、第1の論理チャネルと関連付けられているSRを送信し、端末デバイスは、アップリンクリソース上でデータを送信する。たとえば、図4を参照すると、端末デバイスは、LCH 2のSRリソース上でSR 2を伝送するものとしてよく、LCH 1のアップリンクリソース上でLCH 1のBSR 2およびデータを伝送するものとしてよい。
本明細書における「データ」は、物理層の上の様々なユーザプレーンデータおよび制御プレーンデータならびにMAC層、RLC層、PDCP層、およびSDAP層によって生成される制御シグナリングを含む。
端末デバイスが、第1の物理チャネル上の並列伝送をサポートするように構成されることで、第2の物理チャネルは伝送効率およびリソース利用度を改善することができる。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、別の実装形態において、この方法は、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことをさらに含み得る。
特に、端末デバイスは、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上での並列伝送をサポートしていないので、SRのみが物理リソース上で送信され、第1の論理チャネルのデータのQoS要件を満たすようにアップリンクリソースの適時なスケジューリングを確実にする。
任意選択で、一実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信することを端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することと、利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスにデータを送信することをPHY層に指令することを、MAC層によってスキップすることとを含み得る。
任意選択で、別の実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信することと、利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスにデータを送信することとを、端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することを含むものとしてよく、本明細書におけるデータは、トランスポートブロック(Transport Block)として理解され得る。
端末デバイスのPHY層は、利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信し、データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信しない。PHY層は、MAC層から受信されたデータを直接破棄する。
任意選択で、さらに別の実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信することを端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することを含み得る。
端末デバイスのPHY層は、データを利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスに送信する。
PHY層によってデータを伝送するプロセスにおいて、PHY層は、SRを伝送することを指令するためにMAC層によって送信される通知または指令を受信する。このケースでは、端末デバイスのPHY層は、SRを利用可能な物理リソース上でネットワークデバイスに送信し、PHY層は、PUSCHを通じて伝送されているデータに対して次の2通りの仕方で対処するものとしてよい。
対処1:物理層は、データの伝送を直接放棄する。
対処2:物理層は、伝送されているデータに対してパンクチャリング処理を実行する。特に、パンクチャリング(Puncture)処理は、SRが伝送される時間期間と重なり合う時間期間内に、伝送されているデータに対して実行される。
任意選択で、一実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
第1の論理チャネル上に新しいデータが届いたことによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRである。
特に、データが端末デバイスに対して現在構成されている論理チャネル上に届いたとき、通常のBSRがBSRトリガー条件に従ってトリガーされ得る場合、通常のBSRは、論理チャネルと関連付けられているSRをトリガーし得る。論理チャネルは第1の論理チャネルである。
任意選択で、第1の論理チャネルは論理チャネルグループに属す。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであってよく、第1の論理チャネルは、関連付けられている伝送パラメータセット内の次の2つのパラメータのうちのいずれかの値が端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルの間で最小である論理チャネルである。
パラメータ1:アップリンクリソースの伝送持続時間、および
パラメータ2:アップリンクリソースをスケジュールするための制御シグナリングが伝送される時刻と、スケジュールされたアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送される時刻との間の間隔。
第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法の関係する技術的原理および技術的効果については、実施形態2を参照されたい。ここでは、詳細について繰り返さない。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供する。第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定する。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、SRの適時な伝送は、SRがトリガーされた後に確実にすることができ、したがって、端末デバイスは、論理チャネルのデータを伝送することを、SRを使用することによってアップリンクリソースにより迅速に要求し、それによって、論理チャネル上で運ばれるデータのQoS要件を満たし、アップリンクスケジューリング性能を改善することができる。
実施形態5
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSRキャンセルシナリオに適用される。実施形態4に基づき、この実施形態は、SRがトリガーされた後にSRをどのようにキャンセルするかに関係する。
この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、端末デバイスによってSRをキャンセルすることをさらに含み得る。
特に、端末デバイスが第1の論理チャネルと関連付けられているSRをトリガーした後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルすることができる。したがって、リソースが節減され、端末デバイスの電力消費が低減され、ネットワークデバイスのスケジューリングを繰り返し行うことおよびスケジューリングが間違っていることによって引き起こされるリソースの無駄が省かれる。
任意選択で、一実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含み得る。
任意選択で、別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、さらに別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
伝送パラメータセットは、複数のパラメータを含み得る。伝送パラメータセットは、セット内のすべてのパラメータの値が同じであるときのみ同じである。
この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法の関係する技術的原理および技術的効果については、実施形態3を参照されたい。ここでは、詳細について繰り返さない。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供する。第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルする。これにより、リソースを節約し、リソースの無駄を省き、端末デバイスの電力消費を低減する。
実施形態6
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるSRキャンセルシナリオに適用され、SRがトリガーされた後にSRをどのようにキャンセルするかに関するものである。
図10は、本出願の実施形態6によるスケジューリング要求処理方法のフローチャートである。この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、端末デバイスによって実行される。図10に示されているように、この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法は、以下のステップを含むものとしてよい。
S501:端末デバイスは、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがあるかどうかを決定する。
端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがあると決定した場合、S502が実行される。
S502:第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、端末デバイスは、SRをキャンセルする。
特に、第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルすることができる。したがって、リソースが節減され、端末デバイスの電力消費が低減され、ネットワークデバイスのスケジューリングを繰り返し行うことおよびスケジューリングが間違っていることによって引き起こされるリソースの無駄が省かれる。
任意選択で、一実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含み得る。
特に、端末デバイスは利用可能なアップリンクリソースを有する。本明細書における「アップリンクリソース」は「端末デバイス」に対するものであり、第1のタイプのアップリンクリソースと第2のタイプのアップリンクリソースとを含み得る。「端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソース」は、「第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソース」と異なることは理解され得る。端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なるときに、アップリンクリソースは、「端末デバイス」に対して利用可能であるが、「第1の論理チャネル」に対しては利用不可能である。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHおよびPUSCHを含み得る。
第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである。第2のタイプのアップリンクリソースは、ネットワークデバイスによってスケジュールされたアップリンク許可を含み得る。
伝送パラメータセットは、複数のパラメータを含み得る。伝送パラメータセットは、セット内のすべてのパラメータの値が同じであるときのみ同じである。
任意選択で、別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、さらに別の実装形態において、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
任意選択で、一実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
第1の論理チャネル上に新しいデータが届いたことによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRである。
特に、データが端末デバイスに対して現在構成されている論理チャネル上に届いたとき、通常のBSRがBSRトリガー条件に従ってトリガーされ得る場合、通常のBSRは、論理チャネルと関連付けられているSRをトリガーし得る。論理チャネルは第1の論理チャネルである。
任意選択で、第1の論理チャネルは論理チャネルグループに属す。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、別の実装形態において、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであってよく、第1の論理チャネルは、関連付けられている伝送パラメータセット内の次の2つのパラメータのうちのいずれかの値が端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルの間で最小である論理チャネルである。
パラメータ1:アップリンクリソースの伝送持続時間、および
パラメータ2:アップリンクリソースをスケジュールするための制御シグナリングが伝送される時刻と、スケジュールされたアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送される時刻との間の間隔。
第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法の関係する技術的原理および技術的効果については、実施形態3および実施形態5を参照されたい。ここでは、詳細について繰り返さない。
この実施形態は、スケジューリング要求処理方法を提供する。第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされた後、端末デバイスは、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しているという条件の下で、SRをキャンセルする。これにより、リソースを節約し、リソースの無駄を省き、端末デバイスの電力消費を低減する。
実施形態7
この実施形態は、アップリンクスケジューリングプロセスにおけるBSR伝送シナリオに適用される。
図11は、BSR再送のシナリオの概略図である。図12は、BSR再送の別のシナリオの概略図である。
図11および図12に示されているように、データは端末デバイスの論理チャネル上で伝送され、したがって、BSRがトリガーされて送信され、さらに、BSR再送タイマーが起動される。BSR再送タイマーが稼動しているときに端末デバイスがアップリンクリソース/アップリンク許可を受信した場合、端末デバイスは、BSR再送タイマーを再起動する。しかしながら、アップリンクリソース/アップリンク許可に対応する伝送パラメータセットの値がBSRをトリガーするLCHの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセットの値でないときに、BSR再送タイマーは間違ったアップリンクリソース/アップリンク許可を使用することによって再起動されるので、BSR再送タイマーの実行時間は長くなる。したがって、BSRが失われた場合、BSRが再トリガーされるタイミングは遅延され、その結果、BSRをトリガーする論理チャネルのデータに対するスケジューリングは遅延される。
この実施形態は、BSRが再トリガーされるタイミングが遅延されるのでBSRをトリガーする論理チャネルのデータに対するスケジューリングが遅延されるという前述の技術的問題を解決するためのスケジューリング要求処理方法を提供する。
この実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法では、BSRがトリガーされるシナリオは次のとおりである。
BSRがトリガーされるシナリオ1:このシナリオは、論理チャネル上にデータが届くことによって通常のBSRがトリガーされるケースに基づく。
ある時刻において、データが、LCGに属し、現在端末デバイスに関して構成されている第1の論理チャネル上に届き、通常のBSRがトリガーされる。
このシナリオにおいて、データが届くことでBSRがトリガーされる論理チャネルは、第1の論理チャネルである。
BSRがトリガーされるシナリオ2:このシナリオは、BSR再送タイマーのタイムアウトによって通常のBSRがトリガーされるケースに基づく。
ある時刻において、端末デバイスはBSRをトリガーする。BSRは、周期的BSR(Periodic BSR)、パディングBSR(Padding BSR)、またはBSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSR(Regular BSR)であってよい。
このシナリオにおいて、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルである。第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
BSRがトリガーされるシナリオ3:
BSRは、BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされ、第1の論理チャネルは、関連付けられている伝送パラメータセット内の次の2つのパラメータのうちのいずれかの値が端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルの間で最小である論理チャネルである。
パラメータ1:アップリンクリソースの伝送持続時間、および
パラメータ2:アップリンクリソースをスケジュールするための制御シグナリングが伝送される時刻と、スケジュールされたアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送される時刻との間の間隔。
このシナリオにおいて、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルである。第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
この実施形態で提供されるスケジューリング要求処理方法は、
トリガーされ、キャンセルされていないBSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定することと、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていないBSRがあると決定した場合に、端末デバイスがあるタイムユニットにおいて新しいデータ伝送のためのアップリンクリソースを有しているならば、BSR MAC CEを、端末デバイスによって生成し、アップリンクリソースを使用することによってBSR MAC CEを伝送することと、BSR再送タイマーを、端末デバイスによって起動または再起動することであって、起動または再起動されたBSR再送タイマーの値/持続時間は、BSR再送タイマー値またはBSR再送タイマー持続時間に対する構成スキームに基づき決定される、起動または再起動することとを含み得る。
このタイムユニットでは、端末デバイスがアップリンクリソース/アップリンク許可を受信したときに、アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じである場合に、端末デバイスは、BSR再送タイマーを再起動する。再起動されたBSR再送の値/持続時間は、BSR再送タイマー値/持続時間に対する構成スキームに基づき決定される。アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合、端末デバイスはBSR再送タイマーを再起動しない。
論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータ内のパラメータは、限定はしないが、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス長、アップリンクリソース伝送持続時間、アップリンクリソースをスケジュールするために制御シグナリングが伝送された時刻とアップリンクリソースを使用することによってデータが伝送された時刻との間の間隔、およびアップリンクリソースに対応する端末デバイスのサービングセルのうちの少なくとも1つを含み得る。
タイムユニットは、限定はしないが、次のケースのうちのどれかであってよい。
(1)タイムユニットは、既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、持続時間は、参照サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロット(Slot)の持続時間であり得る。参照サブキャリア間隔は、たとえば、15kHzのサブキャリア間隔であってよい。
(2)タイムユニットは、端末デバイスによって受信されるアップリンクリソースに対応する伝送持続時間である。異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるアップリンクリソースは、おそらく、異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するアップリンクリソースを受信する。
(3)タイムユニットは、端末デバイスのアップリンクリソースをスケジュールするためのダウンリンク制御シグナリングに対応する伝送持続時間である。異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、異なるサブキャリア間隔を使用し、したがって、対応するシンボル持続時間は、おそらく、異なる。その上、異なるダウンリンク制御シグナリングは、おそらく、伝送中に異なる数のシンボルを占有する。したがって、端末デバイスは、異なる伝送持続時間に対応するダウンリンク制御シグナリングを受信する。
(4)タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含む既定の/事前定義された持続時間である。たとえば、タイムユニットは、サブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間を含むスロットの持続時間であり得る。
(5)タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間および論理チャネルのデータ伝送時に占有されるシンボルの既定の数に基づき決定される持続時間である。
(6)タイムユニットは、第1の論理チャネルの利用可能な/マッピング可能な伝送パラメータセット内のサブキャリア間隔に対応するシンボル持続時間である。
BSR再送タイマーの値は、専用シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成される。BSR再送タイマーの値を構成するための次の任意選択のスキームがあり得る。
スキーム1:ネットワークデバイスは、端末デバイスに対してただ1つのBSR再送タイマー値を構成する。このスキームに対応して、どの論理チャネルにデータが届いており、BSRをトリガーするかに関係なく、端末デバイスによって起動または再起動されるBSR再送タイマーの持続時間は、ネットワークデバイスによって構成された値に設定される。
スキーム2:ネットワークデバイスは、端末デバイスの各論理チャネルグループに対してBSR再送タイマー値を構成する。このスキームに対応して、論理チャネルグループに属す論理チャネルにデータが届いており、BSRをトリガーするときに、端末デバイスによって起動または再起動されるBSR再送タイマーの持続時間値は、ネットワークデバイスによって構成された論理チャネルグループのBSR再送タイマー値に設定される。
スキーム3:ネットワークデバイスは、端末デバイスの各論理チャネルに対してBSR再送タイマー値を構成する。このスキームに対応して、論理チャネルグループに属す論理チャネルにデータが届いており、BSRをトリガーするときに、端末デバイスによって起動または再起動されるBSR再送タイマーの持続時間値は、ネットワークデバイスによって構成された論理チャネルのBSR再送タイマー値に設定される。
スキーム4:ネットワークデバイスは、端末デバイスの各論理チャネルまたは各論理チャネルグループにマッピングされた/対応する1つまたは複数のSR構成に対して関連付けられているBSR再送タイマー値を構成する。このスキームに対応して、論理チャネルグループに属す論理チャネルにデータが届いており、BSRをトリガーするときに、端末デバイスによって起動または再起動されるBSR再送タイマーの持続時間値は、ネットワークデバイスによって構成された論理チャネルにマッピングされた/対応する1つまたは複数のSR構成の関連付けられているBSR再送タイマー値に設定される。論理チャネルにマッピングされた/関連付けられたSR構成は、限定はしないが、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含み得る。
SR構成の概念については、次のケースがあり得る。
(1)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含み、またSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータも含む。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされる。
(2)SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、および最大SR伝送回数を含むが、SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータを含まない。SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータは、別のSR関係構成に含まれる。たとえば、SR関係構成は、SRリソース構成となり得る。このケースでは、論理チャネルは、少なくとも1つのSR構成と関連付けられ/マッピングされ、SR構成は、少なくとも1つのSRリソース構成とさらに関連付けられ/マッピングされる。
次の説明におけるSR構成は、ケース1に対応するSR構成として考えられ得るか、またはケース2に対応するSRリソース構成として理解され得る。
スキーム2、スキーム3、およびスキーム4に対応して、端末デバイスは、ただ1つのBSR再送タイマーを維持/構成し得るか、または1つのBSR再送タイマーを、スキーム2における各論理チャネルグループ、スキーム3における各論理チャネル、およびスキーム4における1つまたは複数のSR構成について別々に維持/構成し得る。
本出願のこの実施形態において提供されるスケジューリング要求処理方法により、次のケース、すなわち、端末デバイスが低優先度の論理チャネルに対するアップリンクリソースを受信し、したがってアップリンクリソースがデータを伝送するために使用され得ない高優先度の論理チャネルによってトリガーされるBSRの再送が遅延されること、は回避され得る。したがって、高優先度の論理チャネルによってトリガーされるBSRは適時な方式で再送できる。それに加えて、異なるQoS要件を有する論理チャネルに対して異なるBSR再送持続時間を設定することによって、高優先度の論理チャネルによってトリガーされるBSRが適時な方式で再送できることも確実にされ得る。
図13は、本出願の実施形態による端末デバイスの構造の概略構造図である。本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、方法実施形態1から方法実施形態3のいずれかにおいて提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成される。図13に示されているように、本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、トランシーバモジュール11と処理モジュール12とを備え得る。
処理モジュール12は、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のバッファステータスレポートBSRがあるかどうかを決定し、
第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、スケジューリング要求SRをトリガーし、第1のタイマーはSRの伝送を遅延させるように構成されている、ように構成される。
任意選択で、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSRである。
任意選択で、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない、ことを含む。
第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって端末デバイスに対してネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、端末デバイスに対して利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択として、処理モジュール12は、
第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定するようにさらに構成される。
SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含んでいる。
任意選択で、トランシーバモジュール11は、
各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成される。
任意選択で、トランシーバモジュール11は、
各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成される。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、トランシーバモジュール11は、
端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送するようにさらに構成される。
任意選択として、処理モジュール12は、
端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするようにさらに構成される。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、方法実施形態1から方法実施形態3のいずれかにおいて提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成される。その技術的原理および技術的効果は類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
本出願の別の実施形態は、方法実施形態4および方法実施形態5のいずれかにおいて提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成されている端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスの構造については、図13を参照のこと。本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、トランシーバモジュールと処理モジュールとを備え得る。
処理モジュールは、端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRを有する場合に、第1の論理チャネルまたはSRに対応するSR構成を決定するように構成される。
トランシーバモジュールは、各第1のタイムユニットについて、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、端末デバイスが、第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、SRを伝送するために使用されるべきであり、SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、物理リソース上でSRを送信するように構成される。
SR構成は、SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、およびSRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含んでいる。
任意選択で、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
第1の論理チャネル上に新しいデータが届いたことによってトリガーされる通常のバッファステータスレポートBSRによってトリガーされるSRである。
任意選択で、第1の論理チャネルと関連付けられているSRは、
BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、第1の論理チャネルは、端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、第1のタイムユニットにおいて端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる場合に、トランシーバモジュールは、
端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送するようにさらに構成される。
任意選択として、処理モジュールは、
端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするようにさらに構成される。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、バッファステータスレポートは、少なくとも第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含む、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができる、ことを含む。
任意選択で、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と同じであり、端末デバイスに対して利用可能なアップリンクリソースは、第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、別の論理チャネルおよび第1の論理チャネルは同じSR構成にマッピングされる、ことを含む。
本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、方法実施形態4および方法実施形態5のいずれかにおいて提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成される。その技術的原理および技術的効果は類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
本出願のさらに別の実施形態は、方法実施形態6において提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成されている端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスの構造については、図13を参照のこと。本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、トランシーバモジュールと処理モジュールとを備え得る。
処理モジュールは、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRがあるかどうかを決定し、
第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、端末デバイスが第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、SRをキャンセルするように構成される。
本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、方法実施形態6において提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成される。その技術的原理および技術的効果は類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
本出願のさらに別の実施形態は、方法実施形態7において提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成されている端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスの構造については、図13を参照のこと。本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、トランシーバモジュールと処理モジュールとを備え得る。
本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、方法実施形態7において提供されるスケジューリング要求処理方法を実行するように構成される。その技術的原理および技術的効果は類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
図14は、本出願の実施形態による端末デバイスの別の構造の概略構造図である。図14に示されているように、端末デバイスは、プロセッサ21と、メモリ22と、トランシーバ23とを備え得る。メモリ22は、命令を記憶するように構成されている。トランシーバ23は、他のデバイスと通信するように構成される。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されている命令を実行するように構成され、端末デバイスは、方法実施形態1から方法実施形態7のうちのどれかにおいて提供されるスケジューリング要求処理方法を実行する。その特定の実装形態および技術的効果は類似しており、詳細は、ここで繰り返さない。
本出願におけるネットワークデバイスまたは端末デバイスによって使用されるプロセッサは、中央演算処理装置(CPU)、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、またはこれらの任意の組合せをであってよい。プロセッサは、本出願において開示されている内容を参照しつつ説明されている様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行することができる。プロセッサは、代替的に、コンピューティング機能、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せまたはDSPおよびマイクロプロセッサの組合せを実装する組合せであってよい。
当業者であれば、方法実施形態のステップの全部または一部が関連するハードウェアに命令を送るプログラムによって実装され得ることを理解するものとしてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されると、方法実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本出願を限定するのではなく本出願の実施形態における技術的解決方法を説明することを意図されているにすぎないことに留意されたい。本出願の実施形態は、前述の実施形態を参照しつつ詳しく説明されているけれども、当業者であれば、本出願の実施形態の技術的解決方法の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明されている技術的解決方法に修正を加えるか、またはその一部もしくは全部の技術的特徴に対する同等の置き換えを行うことがそのまま可能であることを理解するであろう。
01 ネットワークデバイス
02 端末デバイス
11 トランシーバモジュール
12 処理モジュール
21 プロセッサ
22 メモリ
23 トランシーバ
一伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)において、端末デバイスが保留BSRを有しているときに、端末デバイスがTTI内の新しいデータ伝送に対するアップリンクリソースを有する場合、端末デバイスは、アップリンクリソースを使用することによってBSRを伝送し得る。このケースでは、SRはトリガーされない。
特に、2つの条件が同時に満たされたときに、第1の論理チャネルと関連付けられているSRはトリガーされ得る。これら2つの条件は次のとおりである。(1)第1の論理チャネルと関連付けられている保留BSRがある。(2)第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースがない。第1の論理チャネルのデータは、第1の論理チャネルを通して端末デバイスによって伝送されるべきデータであるか、または伝送に利用可能なデータ(data available for transmission)として参照される。端末デバイスは、第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しない。本明細書における「アップリンクリソース」は「第1の論理チャネル」に対するものである。アップリンクリソースがある場合、アップリンクリソースが第1の論理チャネルのデータを伝送するために使用できるかどうかが決定される必要がある。別の態様では、本明細書における「アップリンクリソース」は、UL-SCHリソースおよび/またはPUSCHリソースとして理解され得る。
任意選択で、別の実装形態において、第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソース上でデータを伝送することを、端末デバイスによってスキップし、物理リソース上でSRを送信することのみを行うことは、
利用可能な物理リソース上でSRをネットワークデバイスに送信することと、利用可能なPUSCHリソース上でネットワークデバイスにデータを送信しないこととを、端末デバイスのPHY層に、端末デバイスのMAC層によって指令することを含むものとしてよく、本明細書におけるデータは、トランスポートブロック(Transport Block)として理解され得る。

Claims (35)

  1. スケジューリング要求処理方法であって、
    トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のバッファステータスレポートBSRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定するステップと、
    前記第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、スケジューリング要求SRを、前記端末デバイスによってトリガーするステップであって、前記第1のタイマーは前記SRの伝送を遅延させるように構成されている、ステップとを含むスケジューリング要求処理方法。
  2. 前記第1の論理チャネルと関連付けられている前記通常のBSRは、
    前記第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSR、または
    BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであり、前記第1の論理チャネルは、前記端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである請求項1に記載の方法。
  3. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない、ことを含み、
    前記第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって前記端末デバイスに対して前記ネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって前記端末デバイスに対して前記ネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである請求項1に記載の方法。
  4. 前記端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、前記端末デバイスに対して利用可能な前記第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項3に記載の方法。
  6. 前記方法は、
    前記第1の論理チャネルまたは前記SRに対応するSR構成を、前記端末デバイスによって決定することをさらに含み、
    前記SR構成は、前記SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、および前記SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記方法は、
    各第1のタイムユニットについて、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、前記SRを伝送するために使用されるべきであり、前記SR構成に対応している前記物理リソースを有し、前記SR禁止タイマーが稼動していない場合に、前記物理リソース上で前記SRを、前記端末デバイスによって送信するステップをさらに含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて前記利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内の前記パラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの値と異なる場合に、前記方法は、
    前記端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合に、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能な前記アップリンクリソース上で前記データを、前記端末デバイスによって伝送するステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
  9. SRを、前記端末デバイスによってトリガーする前記ステップの後に、前記方法は、
    前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRを、前記端末デバイスによってキャンセルするステップをさらに含む請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、前記バッファステータスレポートは、少なくとも前記第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含むか、または
    前記端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができるか、または
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、前記別の論理チャネルおよび前記第1の論理チャネルは、同じSR構成にマッピングされる、ことを含む請求項9に記載の方法。
  11. スケジューリング要求処理方法であって、
    端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRを有する場合に、前記第1の論理チャネルまたは前記SRに対応するSR構成を、前記端末デバイスによって決定するステップと、
    各第1のタイムユニットについて、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、前記SRを伝送するために使用されるべきであり、前記SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、前記物理リソース上で前記SRを、前記端末デバイスによって送信するステップとを含み、
    前記SR構成は、前記SR構成の識別子、前記SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、および前記SRを伝送するために使用されるべき前記物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含むスケジューリング要求処理方法。
  12. 前記第1の論理チャネルと関連付けられている前記SRは、
    前記第1の論理チャネル上に新しいデータが届いたことによってトリガーされる通常のバッファステータスレポートBSRによってトリガーされるSR、または
    BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、前記第1の論理チャネルは、前記端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである請求項11に記載の方法。
  13. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項11に記載の方法。
  14. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて前記利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と異なる場合に、前記方法は、
    前記端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合に、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能な前記アップリンクリソース上で前記データを、前記端末デバイスによって伝送するステップをさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記方法は、
    前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRを、前記端末デバイスによってキャンセルするステップをさらに含む請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、前記バッファステータスレポートは、少なくとも前記第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含むか、または
    前記端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができるか、または
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、前記別の論理チャネルおよび前記第1の論理チャネルは、同じSR構成にマッピングされる、ことを含む請求項15に記載の方法。
  17. スケジューリング要求処理方法であって、
    トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRがあるかどうかを、端末デバイスによって決定するステップと、
    前記第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRを、前記端末デバイスによってキャンセルするステップとを含むスケジューリング要求処理方法。
  18. 端末デバイスであって、
    トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられている通常のバッファステータスレポートBSRがあるかどうかを決定し、
    前記第1の論理チャネルと関連付けられている通常のBSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスの第1のタイマーが稼動していない場合に、スケジューリング要求SRをトリガーし、前記第1のタイマーは前記SRの伝送を遅延させるように構成されている、ように構成されているプロセッサを備える端末デバイス。
  19. 前記第1の論理チャネルと関連付けられている前記通常のBSRは、
    前記第1の論理チャネル上に新しいデータが届くことによってトリガーされるBSR、または
    BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされるBSRであり、前記第1の論理チャネルは、前記端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである請求項18に記載の端末デバイス。
  20. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、および/または前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しない、ことを含み、
    前記第1のタイプのアップリンクリソースは、無線リソース制御層シグナリングを使用することによって前記端末デバイスに対して前記ネットワークデバイスによって構成されたアップリンクリソース、または無線リソース制御層シグナリングを使用することによって前記端末デバイスに対して前記ネットワークデバイスによって構成され、物理層シグナリングもしくは媒体アクセス制御層シグナリングを使用することによって活性化されるアップリンクリソースである請求項18に記載の端末デバイス。
  21. 前記端末デバイスが、第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項20に記載の端末デバイス。
  22. 前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが任意の利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、利用可能な第1のタイプのアップリンクリソースを有するが、前記端末デバイスに対して利用可能な前記第1のタイプのアップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項20に記載の端末デバイス。
  23. 前記プロセッサは、
    前記第1の論理チャネルまたは前記SRに対応するSR構成を決定するようにさらに構成され、
    前記SR構成は、前記SR構成の識別子、SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、および前記SRを伝送するために使用されるべき物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含む請求項18から22のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  24. 前記端末デバイスはトランシーバをさらに備え、前記トランシーバは、
    各第1のタイムユニットについて、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、前記SRを伝送するために使用されるべきであり、前記SR構成に対応している前記物理リソースを有し、前記SR禁止タイマーが稼動していない場合に、前記物理リソース上で前記SRを送信するように構成される請求項23に記載の端末デバイス。
  25. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて前記利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内のパラメータの前記値と異なる場合に、前記トランシーバは、
    前記端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能な前記アップリンクリソース上で前記データを伝送するようにさらに構成される請求項24に記載の端末デバイス。
  26. 前記プロセッサは、
    前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRをキャンセルするようにさらに構成される請求項18から25のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  27. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、前記バッファステータスレポートは、少なくとも前記第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含むか、または
    前記端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができるか、または
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、前記別の論理チャネルおよび前記第1の論理チャネルは、同じSR構成にマッピングされる、ことを含む請求項26に記載の端末デバイス。
  28. 端末デバイスであって、
    前記端末デバイスが、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRを有する場合に、前記第1の論理チャネルまたは前記SRに対応するSR構成を決定するように構成されているプロセッサと、
    各第1のタイムユニットについて、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有さず、前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットと第2のタイムユニットとの間の重なり合う時間期間において、前記SRを伝送するために使用されるべきであり、前記SR構成に対応している物理リソースを有し、SR禁止タイマーが稼動していない場合に、前記物理リソース上で前記SRを送信するように構成されているトランシーバとを備え、
    前記SR構成は、前記SR構成の識別子、前記SR禁止タイマー、最大SR伝送回数、および前記SRを伝送するために使用されるべき前記物理リソースの配置を決定するために使用されるパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを含む、端末デバイス。
  29. 前記第1の論理チャネルと関連付けられている前記SRは、
    前記第1の論理チャネル上に新しいデータが届いたことによってトリガーされる通常のバッファステータスレポートBSRによってトリガーされるSR、または
    BSR再送タイマーのタイムアウトによってトリガーされる通常のBSRによってトリガーされるSRであり、前記第1の論理チャネルは、前記端末デバイスのすべての現在の第2の論理チャネルのうちの最高優先度を有する論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルは、伝送に利用可能であるデータを有する論理チャネルまたは伝送に利用可能であるデータを有し論理チャネルグループに属す論理チャネルである請求項28に記載の端末デバイス。
  30. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて、前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有しないことは、
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおける利用可能なアップリンクリソースを有しないか、または
    前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な伝送パラメータセット内のパラメータの値と異なる、ことを含む請求項28に記載の端末デバイス。
  31. 前記端末デバイスが、前記第1のタイムユニットにおいて前記利用可能なアップリンクリソースを有するが、前記第1のタイムユニットにおいて前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値は前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と異なる場合に、前記トランシーバは、
    前記端末デバイスが、第1の物理チャネルおよび第2の物理チャネル上で並列伝送をサポートするように構成されている場合、前記第1のタイムユニットにおいて利用可能な前記アップリンクリソース上で前記データを伝送するようにさらに構成される請求項30に記載の端末デバイス。
  32. 前記プロセッサは、
    前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRをキャンセルするようにさらに構成される請求項28から31のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  33. 前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルの前記データを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有することは、
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースを使用することによって伝送されるデータユニットはバッファステータスレポートを含み、前記バッファステータスレポートは、少なくとも前記第1の論理チャネルが属す論理チャネルグループのバッファサイズを含むか、または
    前記端末デバイスが、利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができるか、または
    前記端末デバイスが利用可能なアップリンクリソースを有し、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースの伝送パラメータセット内のパラメータの値が前記第1の論理チャネルに対して利用可能な前記伝送パラメータセット内の前記パラメータの前記値と同じであり、前記端末デバイスに対して利用可能な前記アップリンクリソースは、前記第1の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータ、および別の論理チャネルの、伝送に利用可能な、すべてのデータに適応することができ、前記別の論理チャネルおよび前記第1の論理チャネルは、同じSR構成にマッピングされる、ことを含む請求項32に記載の端末デバイス。
  34. 端末デバイスであって、
    プロセッサであって、トリガーされ、キャンセルされていない、第1の論理チャネルと関連付けられているスケジューリング要求SRがあるかどうかを決定し、
    前記第1の論理チャネルと関連付けられているSRがトリガーされ、キャンセルされておらず、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルのデータを伝送するために利用可能なアップリンクリソースを有する場合に、前記SRをキャンセルするように構成されているプロセッサを備える端末デバイス。
  35. メモリとプロセッサとを備えるチップであって、
    前記メモリは、プログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、請求項1から10のいずれか一項に記載のスケジューリング要求処理方法を実装するか、または請求項11から16のいずれか一項に記載のスケジューリング要求処理方法を実装するか、または請求項17に記載のスケジューリング要求処理方法を実装するために前記メモリに記憶されている前記プログラム命令を呼び出すように構成されるチップ。
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