JP2020535725A - 近接再生デバイス - Google Patents

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Abstract

本開示で説明されたシステムおよび方法は、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することと、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することと、判断した近接度および有線ネットワークの存在の有無に応じて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することと、を含む。

Description

関連出願の相互参照
この出願は、2017年9月27日に出願された米国特許出願第15/717,292号に基づく優先権を主張する。この出願の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願は、コンシューマ製品に関するものであり、特に、メディア再生に向けられた方法、システム、製品、機能、サービス、および他の要素に関するものや、それらのいくつかの態様に関する。
2003年に、ソノズ・インコーポレイテッドが最初の特許出願のうちの1つである「複数のネットワークデバイス間のオーディオ再生を同期する方法」と題する特許出願をし、2005年にメディア再生システムの販売を開始するまで、アウトラウド設定におけるデジタルオーディオへのアクセスおよび視聴のオプションは厳しく制限されていた。人々は、ソノズ無線HiFiシステムによって、1つ又は複数のネットワーク再生デバイスを介して多くのソースから音楽を実質的に無制限に体験できるようになっている。スマートフォン、タブレット、又はコンピュータにインストールされたソフトウェアコントロールアプリケーションを通じて、ネットワーク再生デバイスを備えたいずれの部屋においても、人々は自分が望む音楽を再生することができる。また、例えばコントローラを用いて、再生デバイスを備えた各部屋に異なる歌をストリーミングすることもできるし、同期再生のために複数の部屋をグループ化することもできるし、全ての部屋において同期して同じ歌を聞くこともできる。
これまでのデジタルメディアに対する関心の高まりを考えると、視聴体験を更に向上させることができるコンシューマアクセス可能な技術を更に開発することにニーズがある。
本開示は、いくつかのものの中でも特に、ネットワークデバイスの近接度を判断し、互いに近接しているネットワークデバイスの動作パラメータを再設定するためのシステムおよび方法を開示する。互いに近接している2つのデバイスの一例として、2つ以上のネットワークデバイスが上下に互いにスタックされたとき、または互いに隣に置かれたなどのときが挙げられる。他の例において、2つのネットワークデバイスは、物理的に互いに接触するときには互いに近接している。本開示の説明において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが十分に近く(一般的には、数インチから数フィート内であり、装置による。)、第1ネットワークデバイスから出された放熱および/もしくは無線周波数信号が第2ネットワークデバイスの動作もしくはパフォーマンスに影響を与える(もしくは少なくとも影響を与え得る)とき、または、第2ネットワークデバイスから出された放熱および/もしくは無線周波数信号が第1ネットワークデバイスの動作もしくはパフォーマンスに影響を与える(もしくは少なくとも影響を与え得る)ときは、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスに近接しているという。例えば、前述した、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスの上にスタックされた場合において、第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスにそれほど近接していないときの通常動作中に熱くなる程度と比べて、第2ネットワークデバイスから生じる熱は第1ネットワークデバイスをより熱くさせ得る。そして、例えば、第1ネットワークデバイスのプロセッサのスピードを減少させ、いくつかの部品の電力を切らせ、および/または加熱を回避するためにファンを運転させるなど、このような追加的な熱は第1ネットワークデバイスの動作またはパフォーマンスに影響を与え得る。
本開示は、多くの異なった構成シナリオの下に、ネットワークデバイスの近接度を判断することに対して、多くの実施例を開示する。開示される実施例は、ネットワークデバイス、音声対応デバイス(VED:voice enabled device)、ネットワークマイクロホンデバイス(NMD:networked microphone device)、オーディオ再生デバイス(PBD:audio playback device)、およびビデオ再生デバイス(VPD:video playback devices)によって実行される機能を説明し、これらのデバイスのすべてはより詳細に後述される。以降で使用されるように、ネットワークデバイスという用語は、VED、NMD、PBDおよびVPDを含む種類のデバイスを指すが、VED、NMD、PBDおよびVPDに限られていない。
いくつかの実施例は、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することと、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することと、判断した近接度および有線ネットワークの存在の有無に応じて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することと、を含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、第1ネットワークデバイスの現在の無線シグネチャ(current radio signature)と、第1ネットワークデバイスのための予想の無線シグネチャ(expected radio signature)とを比較することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のブルートゥース(登録商標)(または他の種類の通信プロトコル)接続を判断することを含む。1つの場合、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが互いに近接しているか否かを判断することは、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のブルートゥース接続の受信信号強度表示(RSSI:received signal strength indication)が閾値強度を超えるか否かを判断することを含んでもよい。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスに設けられた近接センサが第2ネットワークデバイスの存在を検出するか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、近距離無線通信(NFC:Near−field communication)プロトコルを用いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが閾値距離内であるか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスによって、第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに近接していることを示すメッセージを受信することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスがスタック構成であることを、第1ネットワークデバイスに設けられた方位センサが示すか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが互いに近接していることを示す入力をユーザから受信することを含む。
いくつかの実施例において、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することは、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとが少なくとも1つの有線ネットワークインタフェースを介して互いに接続されているか否かを、第1ネットワークデバイスおよび/または第2ネットワークデバイスの一方または両方が判断することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の少なくとも1つの無線アンテナを無効化することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の少なくとも1つの無線アンテナが動作する電力を減少することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方のアクティブ無線アンテナの設定を修正することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワークインタフェースの電力を切ることを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を調整することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方がメディアを再生せずにアイドル状態に入る時間を調整することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスは少なくとも第1処理プロセスおよび第2処理プロセスを実行するように構成されている。第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、(i)第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスに第2処理プロセスを実行させるように指示することと、(ii)第2ネットワークデバイスが指示を受信したことを示す確認の受信に応じて、第1ネットワークデバイスが第2処理プロセスの実行を中止すること、を含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスは同期グループのメンバーであり、同期グループにおいて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスのそれぞれは互いにメディアコンテンツを同期して再生するように構成されている。これらの実施例において、第1ネットワークデバイスは同期グループに対してマスタデバイス機能を実行するように構成されている。さらに、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、同期グループのマスタデバイス機能を実行するように、第2ネットワークデバイスを再設定することと、同期グループにおけるスレーブ機能を実行するように、第1ネットワークデバイスを再設定することと、を含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方のオーディオアンプの出力電力を修正することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、有線通信接続を介して第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとを接続するように、ユーザに指令を送信することを含む。
本明細書で開示されている技術の特徴、態様、および利点は、以下の記載、添付の特許請求の範囲、および添付の図面を参照するとより理解しやすい。
図1は、ある実施形態を実施することができる例示的なメディア再生システム構成を図示する。 図2は、例示的な再生デバイスの機能ブロック図を図示する。 図3は、例示的な制御デバイスの一例の機能ブロック図を図示する。 図4は、例示的なコントローラインタフェースを図示する。 図5は、例示的な複数のネットワークデバイスを図示する。 図6は、例示的なネットワークマイクロホンデバイスの機能ブロック図を図示する。 図7は、ある実施形態を実施することができる例示的なネットワークデバイス構成を図示する。 図8は、ある実施形態を実施することができる例示的なネットワークデバイス構成を図示する。 図9は、ある実施形態に基づく例示的な方法を図示する。
図面は、いくつかの例示的な実施形態を説明することを目的としているが、本発明が、図面に示した配置および手段に限定されるものではないことは理解される。
I.概要
前述したように、本開示は、2つ以上のネットワークデバイスの近接度がパフォーマンス問題を起こすときにその動作パラメータを再設定するためのシステムおよび方法に関連する。これらのネットワークデバイスは、音声対応デバイス(VED)、ネットワークマイクロホンデバイス(NMD)、オーディオ再生デバイス(PBD)、およびビデオ再生デバイス(VPD)からなる任意の組み合わせを含んでもよい。ネットワークデバイスは、プロセッサ、ソフトウェアコンポーネント、メモリ、オーディオ処理コンポーネント、オーディオアンプ、スピーカー、無線/有線ネットワークインタフェースなどの部品を含んでもよく、いくつかの場合においてマイクロホンを含んでもよい。
いくつかの場合において、ユーザは空間を節約するおよび/またはより美学上心地よい外観を作るためにネットワークデバイスを上下に互いにスタックし得る。他の場合において、ユーザはネットワークデバイスを物理的に互いに接触するように置き得る。2つ以上のネットワークデバイスを上下に互いにスタックすること、および/または、ネットワークデバイスを物理的に互いに接触するように置くことによっては、2つ以上のネットワークデバイス間の近接が起こる。この近接によっては、例えば、(i)無線接続問題(例えば、飽和した無線信号および/または無線インタフェース)、(ii)熱的動作問題(例えば、内部部品の過熱)などを含む(これらに限定されない)、パフォーマンス問題を起こし得る。
これらの潜在的なパフォーマンス問題を改善するために、2つ以上のネットワークデバイスが互いに近接していると判断するとき、任意の潜在的なパフォーマンス問題を最小限に抑えるために、ネットワークデバイスはいくつかの動作パラメータを再設定してもよい。これらの動作パラメータは、いくつかの内部部品への電力供給、ネットワークデバイスがどのくらい早くアイドル状態に入るか、および/または、どのネットワークデバイスが特定の処理タスクを処理するかに関連してもよい。
2つ以上のネットワークデバイスが互いに近接していると判断した後および/または判断することに応じて、2つ以上のネットワークデバイスのうちの少なくとも1つは、ネットワークデバイスの既存構成および相対的な位置、ならびに2つ以上のネットワークデバイス間に有線ネットワーク接続が存在するか否かに基づいて、1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。例えば、2つ以上のネットワークデバイス間に有線ネットワーク接続が存在する場合、2つ以上のネットワークデバイスの一方は、無線動作パラメータを再設定してもよく、例えば、当該ネットワークデバイスの無線アンテナを無効化してもよい。2つ以上のネットワークデバイス間における有線ネットワーク接続の存在があれば、無線アンテナの無効化が可能となる。それは、無効化されたアンテナを有するネットワークデバイスは、有線ネットワーク接続を通じて、まだアクティブ無線アンテナを有するネットワークデバイスを介して、無線で送信された情報を受信し続けられるからである。いくつかの場合において、有線ネットワーク接続が存在していないとき、および、2つ以上のネットワークデバイスのうちの少なくとも2つは有線ネットワーク接続が可能な距離になったとき、メッセージは2つ以上のネットワークデバイスを設定するために利用されるコントローラに送信され、有線ネットワーク接続を介して2つ以上のネットワークデバイスのうちの当該少なくとも2つを接続するようにプロンプトを当該コントローラに表示させる。
代替的にまたは追加的に、2つ以上のネットワークデバイスのうちの1つは、2つ以上のネットワークデバイスの熱的特性に関する動作パラメータを再設定してもよい。例えば、2つ以上のネットワークデバイスのうちの1つは、ネットワークデバイスの一方または両方のオーディオアンプが動作する出力電力を減少してもよい。ネットワークデバイスの動作温度の減少により、デバイスが近く近接しているとき、ネットワークデバイスの一方または両方の過熱を回避することに有益である。
いくつかの実施形態において、2つ以上のネットワークデバイスのいずれかは、自身の動作パラメータ設定、および/または他のネットワークデバイスの動作パラメータ設定を管理してもよい。例えば、第1ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの有線または無線のネットワークインタフェース(例えば、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)など)を介して設定パラメータを送信することによって、第2ネットワークデバイスの1つまたは複数の動作パラメータを管理してもよい。代替的にまたは追加的に、第1ネットワークデバイスは自身の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。
更なる実施形態は、プログラム命令を内部に備えた有形の非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体を含み、当該プログラム命令は、コンピュータ(computing device)により実行されるとき、本開示で開示されたおよび説明された特徴および機能をコンピュータに実行させる。
いくつかの実施形態は、少なくとも1つのプロセッサとデータ記憶装置とプログラム指令を有するコンピュータを含む。動作時、プログラム指令はデータ記憶装置に記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに、プログラム指令は本開示で開示されたおよび説明された特徴および機能をコンピュータに(独立的にまたは他の部品もしくはシステムと協働で)実行させる。
本開示が他の多数の実施形態を含むことは、当業者に理解される。本開示が他の多数の実施形態を含むことは、当業者に理解される。本明細書に記載された一部の例は、「ユーザ」及び/又は他の実体等、所定の主体により実行される機能を示す場合があるが、この記載は、説明の目的のみを有することを理解されたい。特許請求の範囲自体に明示的に必要であることが記載されていない限り、こうした任意の主体による行動が必要であると解釈されるべきではない。当業者であれば、本開示が多数の他の実施形態を含むことが理解される。
II.動作環境の例
図1は、本明細書で開示されている1つ又は複数の実施形態で実施可能又は実装可能なメディア再生システム100の例示的な構成を示す。図示されるように、メディア再生システム100は、複数の部屋および空間、例えば、主寝室、オフィス、ダイニングルーム、およびリビングルームを有する例示的なホーム環境に関連付けられている。図1の例に示されるように、メディア再生システム100は、再生デバイス102−124、制御デバイス126および128、有線又は無線のネットワークルータ130を含む。
更に、例示的なメディア再生システム100の異なる構成要素、および異なる構成要素がどのように作用してユーザにメディア体験を提供するかに関しての説明は、以下のセクションで述べられている。本明細書における説明は、概してメディア再生システム100を参照しているが、本明細書で述べられている技術は、図1に示されるホーム環境の用途に限定されるものではない。例えば、本明細書で述べられている技術は、マルチゾーンオーディオが望まれる環境、例えば、レストラン、モール、又は空港のような商業的環境、スポーツ用多目的車(SUV)、バス又は車のような車両、船、若しくはボード、飛行機などの環境において有益である。
a.例示的な再生デバイス
図2は、図1のメディア再生システム100の再生デバイス102−124の1つ又は複数を構成する例示的な再生デバイス200の機能ブロック図を示す。再生デバイス200は、1つまたは複数のプロセッサ202、ソフトウェアコンポーネント204、メモリ206、オーディオ処理コンポーネント208、オーディオアンプ210、スピーカー212、およびネットワークインタフェース214を含んでもよい。ネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216および有線インタフェース218を含む。ある場合では、再生デバイス200は、スピーカー212を含まないが、再生デバイス200を外部スピーカーに接続するためのスピーカーインタフェースを含んでもよい。別の場合では、再生デバイス200は、スピーカー212もオーディオアンプ210も含まないが、再生デバイス200を外部オーディオアンプ又はオーディオビジュアルレシーバーに接続するためのオーディオインタフェースを含んでもよい。
ある例では、1つまたは複数のプロセッサ202は、メモリ206に記憶された命令に基づいて、入力データを処理するように構成された、1つまたは複数のクロック駆動コンピュータコンポーネントであってもよい。メモリ206は、1つまたは複数のプロセッサ202によって実行可能な命令を記憶するように構成された非一時的なコンピュータ読み取り可能記録媒体であってもよい。例えば、メモリ206は、ある機能を実行するために1つまたは複数のプロセッサ202によって実行可能なソフトウェアコンポーネント204の1つ又は複数をロードすることができるデータストレージであってもよい。ある例では、機能は、再生デバイス200がオーディオソース又は別の再生デバイスからオーディオデータを読み出すステップを含んでもよい。別の例では、機能は、再生デバイス200がネットワーク上の別のデバイス又は再生デバイスにオーディオデータを送信するステップを含んでもよい。更に別の例では、機能は、マルチチャンネルオーディオ環境を作るために、再生デバイス200と1つ又は複数の再生デバイスとをペアリングするステップを含んでもよい。
ある機能は、再生デバイス200が、1つ又は複数の他の再生デバイスと、オーディオコンテンツの再生を同期するステップを含む。再生を同期している間、再生デバイス200によるオーディオコンテンツの再生と1つ又は複数の他の再生デバイスによる再生との間の遅延を、リスナーが気づかないことが好ましい。「複数の独立クロックデジタルデータ処理デバイス間の動作を同期するシステムおよび方法」と題する米国特許第8,234,395号が本明細書に参照として援用されており、それは再生デバイス間のオーディオ再生を同期することが述べられたより詳細な例を提供している。
更に、メモリ206は、データを記憶するように構成されてもよい。データは、例えば、1つ又は複数のゾーン及び/又はゾーングループに一部として含まれる再生デバイス200などの再生デバイス200、再生デバイス200によりアクセス可能なオーディオソース、又は再生デバイス200(又は他の再生デバイス)に関連付け可能な再生キュー、に関連付けられている。データは、定期的に更新され、再生デバイス200の状態を示す1つ又は複数の状態変数として記憶されてもよい。また、メモリ206は、メディアシステムの他のデバイスの状態に関連付けられたデータを含んでもよく、デバイス間で随時共有することによって、1つ又は複数のデバイスが、システムに関連するほぼ直近のデータを有することができる。他の実施形態も可能である。
オーディオ処理コンポーネント208は、1つ又は複数のデジタル−アナログ変換器(DAC)、オーディオ処理コンポーネント、オーディオ強化コンポーネント、及びデジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含んでいてもよい。ある実施形態では、1つ又は複数のオーディオ処理コンポーネント208は、1つまたは複数のプロセッサ202のサブコンポーネントであってもよい。ある実施形態では、オーディオコンテンツが、オーディオ処理コンポーネント208によって処理及び/又は意図的に変更されることによって、オーディオ信号を生成してもよい。生成されたオーディオ信号は、オーディオアンプ210に送信され、増幅され、スピーカー212を通じて再生される。特に、オーディオアンプ210は、1つ又は複数のスピーカー212を駆動できるレベルまでオーディオ信号を増幅するように構成されたデバイスを含んでもよい。スピーカー212は、独立した変換器(例えば、「ドライバ」)又は1つ又は複数のドライバを内包する筐体を含む完全なスピーカーシステムを備えてもよい。スピーカー212に備えられたあるドライバは、例えば、サブウーファー(例えば、低周波用)、ミドルレンジドライバ(例えば、中間周波用)、及び/又はツイーター(高周波用)を含んでもよい。ある場合では、1つ又は複数のスピーカー212のそれぞれの変換器は、オーディオアンプ210の対応する個々のオーディオアンプによって駆動されてもよい。再生デバイス200で再生するアナログ信号を生成することに加えて、オーディオ処理コンポーネント208は、オーディオコンテンツを処理し、そのオーディオコンテンツを1つ又は複数の他の再生デバイスに再生させるために送信する。
再生デバイス200によって処理及び/又は再生されるオーディオコンテンツは、外部ソース、例えば、オーディオライン−イン入力接続(例えば、オートディテクティング3.5mmオーディオラインイン接続)又はネットワークインタフェース214を介して、受信されてもよい。
ネットワークインタフェース214は、データネットワーク上で再生デバイス200と1つ又は複数の他のデバイスとの間のデータフローを可能にするように構成されてもよい。このように、再生デバイス200は、再生デバイスと通信する1つ又は複数の他の再生デバイス、ローカルエリアネットワーク内のネットワークデバイス、又は例えば、インターネット等のワイドエリアネットワーク上のオーディオコンテンツソースから、データネットワークを介してオーディオコンテンツを受信するように構成されてもよい。再生デバイス200は、ネットワークにおける他のデバイスにメタデータを送信してもよく、および/または、ネットワークにおける他のデバイスからメタデータを受信してもよく、当該他のデバイスは、例えば、本開示で開示されたおよび説明されたネットワークマイクロホンシステムの部品であるが、これに限られていない。ある例では、再生デバイス200によって送信および受信されたオーディオコンテンツおよび他の信号(例えば、メタデータおよび他の信号)は、インターネットプロトコル(IP)に基づくソースアドレスおよびIPに基づく宛先アドレスを含むデジタルパケットの形で送信されてもよい。そのような場合、ネットワークインタフェース214は、デジタルパケットデータを解析することによって、再生デバイス200宛てのデータを、再生デバイス200によって適切に受信して処理することができる。
図示されるように、ネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216と有線インタフェース218とを含んでもよい。無線インタフェース216は、再生デバイス200用のネットワークインタフェース機能を提供し、通信プロトコル(例えば、無線規格IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15、4Gモバイル通信基準などを含む無線基準(規格)のいずれか)に基づいて、他のデバイス(例えば、再生デバイス200に関連付けられたデータネットワーク内の他の再生デバイス、スピーカー、レシーバー、ネットワークデバイス、制御デバイス)と無線通信してもよい。有線インタフェース218は、再生デバイス200用のネットワークインタフェース機能を提供し、通信プロトコル(例えば、IEEE802.3)に基づいて他のデバイスとの有線接続を介して通信してもよい。図2に示されるネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216と有線インタフェース218との両方を含んでいるが、ネットワークインタフェース214は、ある実施形態において、無線インタフェースのみか、又は有線インタフェースのみを含んでもよい。
マイクロホン220は、再生デバイス200の環境内の音を検出するように配置することができる。たとえば、再生デバイスの筐体の外壁にマイクロホンを搭載することができる。マイクロホンは、コンデンサマイクロホン、エレクトレットコンデンサマイクロホン、またはダイナミックマイクロホンのような、現在知られているかまたは後に開発される任意のタイプのマイクロホンであってもよい。マイクロホンは、スピーカー220の周波数範囲の一部に敏感であってもよい。スピーカー220のうちの1つまたは複数は、マイクロホン220とは逆に動作してもよい。いくつかの態様では、再生デバイス200は、マイクロホン220を有していなくてもよい。
ある例では、再生デバイス200と他の再生デバイスとは、ペアにされて、オーディオコンテンツの2つの別々のオーディオコンポーネントを再生してもよい。例えば、再生デバイス200は、左チャンネルオーディオコンポーネントを再生するように構成される一方、他の再生デバイスは、右チャンネルオーディオコンポーネントを再生するように構成されてもよい。これにより、オーディオコンテンツのステレオ効果を生成するか、又は強化することができる。ペアにされた再生デバイス(「結合再生デバイス」とも言う)は、更に、他の再生デバイスと同期してオーディオコンテンツを再生してもよい。
別の例では、再生デバイス200は、1つ又は複数の他の再生デバイスと音響的に統合され、単一の統合された再生デバイス(統合再生デバイス)を形成してもよい。統合再生デバイスは、統合されていない再生デバイス又はペアにされた再生デバイスと比べて、サウンドの処理や再現を異なるように構成することができる。なぜならば、統合再生デバイスは、オーディオコンテンツを再生するスピーカー追加することができるからである。例えば、再生デバイス200が、低周波レンジのオーディオコンテンツを再生するように設計されている場合(例えば、サブウーファー)、再生デバイス200は、全周波数レンジのオーディオコンテンツを再生するように設計された再生デバイスと統合されてもよい。この場合、全周波数レンジの再生デバイスは、低周波の再生デバイス200と統合されたとき、オーディオコンテンツの中高周波コンポーネントのみを再生するように構成されてもよい。一方で低周波レンジの再生デバイス200は、オーディオコンテンツの低周波コンポーネントを再生する。更に、統合再生デバイスは、単一の再生デバイス、又は更に他の統合再生デバイスとペアにされてもよい。
例として、現在、ソノズ・インコーポレイテッドは、「PLAY:1」、「PLAY:3」、「PLAY:5」、「PLAYBAR」、「CONNECT:AMP」、「CONNECT」、および「SUB」を含む再生デバイスを販売提供している。他の過去、現在、及び/又は将来のいずれの再生デバイスにおいても、追加的に又は代替的に本明細書で開示された実施例の再生デバイスに実装して使用することができる。更に、再生デバイスは、図2に示された特定の例又は提供されるソノズ製品に限定されないことは理解される。例えば、再生デバイスは、有線又は無線のヘッドホンを含んでもよい。別の例では、再生デバイスは、パーソナルモバイルメディア再生デバイス用のドッキングステーションを含むか、又は、それらと対話してもよい。更に別の例では、再生デバイスは、別のデバイス又はコンポーネント、例えば、テレビ、照明器具、又は屋内又は屋外で使用するためのいくつかの他のデバイスと一体化されてもよい。
b.例示的な再生ゾーン構成
図1のメディア再生システムに戻って、環境は、1つ又は複数の再生ゾーンを有しており、それぞれの再生ゾーンは1つ又は複数の再生デバイスを含んでいる。メディア再生システム100は、1つ又は複数の再生ゾーンで形成されており、後で1つ又は複数のゾーンが追加又は削除して、図1に示す例示的な構成としてもよい。それぞれのゾーンは、異なる部屋又は空間、例えば、オフィス、浴室、主寝室、寝室、キッチン、ダイニングルーム、リビングルーム、及び/又はバルコニーに基づく名前が与えられてもよい。ある場合では、単一の再生ゾーンは複数の部屋又は空間を含んでもよい。別の場合では、単一の部屋又は空間は、複数の再生ゾーンを含んでもよい。
図1に示されるように、バルコニー、ダイニングルーム、キッチン、浴室、オフィス、および寝室のゾーンのそれぞれは、1つの再生デバイスを有する一方、リビングルームおよび主寝室のゾーンのそれぞれは、複数の再生デバイスを有する。リビングルームゾーンは、再生デバイス104、106、108、および110が、別々の再生デバイスとしてか、1つ又は複数の結合再生デバイスとしてか、1つ又は複数の統合再生デバイスとしてか、又はこれらのいずれかの組み合わせで、オーディオコンテンツを同期して再生するように構成されてもよい。同様に、主寝室の場合では、再生デバイス122および124が、別々の再生デバイスとしてか、結合再生デバイスとしてか、又は統合再生デバイスとして、オーディオコンテンツを同期して再生するように構成されてもよい。
ある例では、図1の環境における1つ又は複数の再生ゾーンは、それぞれ異なるオーディオコンテンツを再生している。例えば、ユーザは、バルコニーゾーンでグリルしながら、再生デバイス102によって再生されるヒップホップ音楽を聞くことができる。一方、別のユーザは、キッチンゾーンで食事を準備しながら、再生デバイス114によって再生されるクラシック音楽を聞くことができる。別の例では、再生ゾーンは、同じオーディオコンテンツを別の再生ゾーンと同期して再生してもよい。例えば、ユーザがオフィスゾーンにいる場合、オフィスゾーンの再生デバイス118が、バルコニーの再生デバイス102で再生されている音楽と同じ音楽を再生してもよい。そのような場合、再生デバイス102および118は、ロック音楽を同期して再生しているため、ユーザは、異なる再生ゾーン間を移動してもアウト−ラウドで再生されるオーディオコンテンツをシームレス(又は少なくともほぼシームレス)に楽しむことができる。再生ゾーン間の同期は、前述の米国特許第8,234,395号で述べられているような再生デバイス間の同期と同様の方法で行ってもよい。
上述したように、メディア再生システム100のゾーン構成は、動的に変更してもよく、ある実施形態では、メディア再生システム100は、複数の構成をサポートする。例えば、ユーザが1つ又は複数の再生デバイスを、物理的にゾーンに移動させるか、又はゾーンから移動させる場合、メディア再生システム100は変更に対応するように再構成されてもよい。例えば、ユーザが再生デバイス102をバルコニーゾーンからオフィスゾーンに物理的に移動させる場合、オフィスゾーンは、再生デバイス118と再生デバイス102との両方を含んでもよい。必要に応じて、制御デバイス、例えば制御デバイス126と128とを介して、再生デバイス102が、ペアにされるか、又はオフィスゾーンにグループ化されるか、及び/又はリネームされてもよい。一方、1つ又は複数の再生デバイスが、再生ゾーンを未だ設定していないホーム環境において、ある領域に移動させられた場合、新しい再生ゾーンがその領域に形成されてもよい。
更に、メディア再生システム100の異なる再生ゾーンは、動的にゾーングループに組み合わされてもよいし、又は別々の再生ゾーンに分割されてもよい。例えば、ダイニングルームゾーンとキッチンゾーン114とがディナーパーティ用のゾーングループに組み合わされることによって、再生デバイス112と114とがオーディオコンテンツを同期して行う(例えば、再生する)ことができる。一方、あるユーザがテレビを見たい一方、他のユーザがリビングルーム空間の音楽を聞きたい場合、リビングルームゾーンが、再生デバイス104を含むテレビゾーンと、再生デバイス106、108および110を含むリスニングゾーンと、に分けられてもよい。
c.例示的な制御デバイス
図3は、メディア再生システム100の制御デバイス126及び128のうちの一方又は両方を構成する例示的な制御デバイス300の機能ブロック図を示す。図示されるように、制御デバイス300は、1つまたは複数のプロセッサ302、メモリ304、ネットワークインタフェース306、ユーザインタフェース308、マイクロホン310、およびソフトウェアコンポーネント312を含んでもよい。ある例では、制御デバイス300は、メディア再生システム100専用の制御デバイスであってもよい。別の例では、制御デバイス300は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアがインストールされたネットワークデバイス、例えば、iPhone(登録商標)、iPad(登録商標)、又は任意の他のスマートフォン、タブレットあるいはネットワークデバイス(例えば、PC又はMac(登録商標)などのネットワークコンピュータ)であってもよい。
1つまたは複数のプロセッサ302は、メディア再生システム100のユーザアクセス、コントロール、および構成を可能にすることに関する機能を実行するように構成されてもよい。メモリ304は、それらの機能を実行するために1つまたは複数のプロセッサ302によって実行可能な1つ又は複数のソフトウェアコンポーネントと共にロードされ得るデータストレージであってもよい。また、メモリ304は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアと、メディア再生システム100とユーザとに関連付けられた他のデータを記憶するように構成されてもよい。
ある例では、ネットワークインタフェース306は、工業規格(例えば、赤外線、無線、IEEE802.3などの有線規格、IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15などの無線規格、3G通信規格、4G通信規格、または5G通信規格など)に基づいてもよい。ネットワークインタフェース306においては、制御デバイス300がメディア再生システム100内の他のデバイスと通信するための手段を提供してもよい。ある例では、データおよび情報(例えば、状態変数)は、ネットワークインタフェース306を介して制御デバイス300と他のデバイスとの間で通信されてもよい。例えば、メディア再生システム100における再生ゾーンおよびゾーングループの構成は、制御デバイス300によって、再生デバイス又は別のネットワークデバイスから受信されてもよいし、あるいは制御デバイス300によって、ネットワークインタフェース306を介して別の再生デバイス又はネットワークデバイスに送信されてもよい。ある場合では、他のネットワークデバイスは、別の制御デバイスであってもよい。
ボリュームコントロールおよびオーディオ再生コントロールなどの再生デバイス制御コマンドは、ネットワークインタフェース306を介して制御デバイス300から再生デバイスに通信されてもよい。上述したように、メディア再生システム100の構成の変更は、ユーザにより制御デバイス300を用いて行うことができる。構成の変更は、1つ又は複数の再生デバイスをゾーンに追加すること、1つ又は複数の再生デバイスをゾーンから取り除くこと、1つ又は複数のゾーンをゾーングループに追加すること、1つ又は複数のゾーンをゾーングループから取り除くこと、結合プレーヤー又は統合プレーヤーを形成すること、結合プレーヤー又は統合プレーヤーから1つ又は複数の再生デバイスに分けることなどを含んでもよい。このように、制御デバイス300は、コントローラと呼ばれてもよく、制御デバイス300は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアをインストールした専用のコントローラか、又はネットワークデバイスであってもよい。
制御デバイス300は、マイクロホン310を含むことができる。マイクロホン310は、制御デバイス300の環境内の音を検出するように配置することができる。マイクロホン310は、コンデンサマイクロホン、エレクトレットコンデンサマイクロホン、またはダイナミックマイクロホンのような、現在知られているかまたは後に開発される任意のタイプのマイクロホンであってもよい。マイクロホンは、周波数範囲の一部に敏感であってもよい。2つ以上のマイクロホン310は、オーディオソース(たとえば、音声、可聴音)の位置情報を捕捉し、および/または背景ノイズをフィルタリングすることを支援するように配置することができる。
制御デバイス300のユーザインタフェース308は、図4に示される例示的なコントローラインタフェース400などのようなコントローラインタフェースを提供することによって、メディア再生システム100のユーザアクセスおよび制御を可能にするように構成されてもよい。コントローラインタフェース400は、再生制御領域410、再生ゾーン領域420、再生ステータス領域430、再生キュー領域440、およびオーディオコンテンツソース領域450を含む。図示されるユーザインタフェース400は、図3の制御デバイス300などのようなネットワークデバイス(及び/又は図1の制御デバイス126および128)を設けられたユーザインタフェースの単なる一例であって、ユーザによってメディア再生システム100などのようなメディア再生システムを制御するためにアクセスされるものである。あるいは、様々なフォーマット、スタイル、および対話型シーケンスを他のユーザのインタフェースを1つ又は複数のネットワークデバイスに実装し、メディア再生システムへ類似の制御アクセスを提供してもよい。
再生制御領域410は、(例えば、タッチ又はカーソルを用いることで)選択可能なアイコンを含んでもよい。このアイコンによって、選択された再生ゾーン又はゾーングループ内の再生デバイスが、再生又は停止、早送り、巻き戻し、次にスキップ、前にスキップ、シャッフルモードのオン/オフ、リピートモードのオン/オフ、クロスフェードモードのオン/オフを行う。再生制御領域410は、別の選択可能なアイコンを含んでもよい。別の選択可能なアイコンは、イコライゼーション設定、再生ボリュームなど他の設定などを変更してもよい。
再生ゾーン領域420は、メディア再生システム100内の再生ゾーンの表示を含んでもよい。ある実施形態では、再生ゾーンのグラフィック表示が選択可能であってもよい。追加の選択可能なアイコンを移動させることによって、メディア再生システム内の再生ゾーンを管理又は構成することができる。例えば、結合ゾーンの作成、ゾーングループの作成、ゾーングループの分割、およびゾーングループのリネームなど他の管理又は構成を行うことができる。
例えば、図示されるように、「グループ」アイコンは、再生ゾーンのグラフィック表示のそれぞれに設けられてもよい。あるゾーンのグラフィック表示内の「グループ」アイコンは、メディア再生システム内の1つ又は複数のゾーンを選択して、あるゾーンとグループ化するオプションを出せるように選択可能であってもよい。一度グループ化すると、あるゾーンとグループ化されたゾーン内の再生デバイスは、あるゾーン内の再生デバイスと同期してオーディオコンテンツを再生するように構成される。同様に、「グループ」アイコンは、ゾーングループのグラフィック表示内に設けられてもよい。この場合、「グループ」アイコンは、ゾーングループ内の1つ又は複数のゾーンをゾーングループから取り除くために、ゾーングループ内の1つ又は複数のゾーンを選択から外すというオプションを出すように選択可能であってもよい。ユーザインタフェース400等のユーザインタフェースを介してゾーンをグループ化およびグループ解除するための他の対話をすることも可能であるし、実施することも可能である。再生ゾーン領域420内の再生ゾーンの表示は、再生ゾーン又はゾーングループ構成が変更されると、動的に更新されてもよい。
再生ステータス領域430は、現在再生されているオーディオコンテンツ、前に再生されたオーディオコンテンツ、又は選択された再生ゾーン又はゾーングループ内で次に再生するように予定されているオーディオコンテンツ、のグラフィック表示を含んでもよい。選択可能な再生ゾーン又は再生グループは、ユーザインタフェース上で、例えば、再生ゾーン領域420及び/又は再生ステータス領域430内で視覚的に区別されてもよい。グラフィック表示は、トラックタイトル、アーティスト名、アルバム名、アルバム年、トラックの長さ、およびメディア再生システムを、ユーザインタフェース400を介して制御するときに、ユーザにとって有益な他の関連情報を含んでもよい。
再生キュー領域440は、選択された再生ゾーン又はゾーングループに関連付けられた再生キュー内のオーディオコンテンツのグラフィック表示を含んでもよい。ある実施形態では、それぞれの再生ゾーン又はゾーングループは、再生ゾーン又は再生グループによって再生される0以上のオーディオアイテムに対応する情報を含む再生キューに関連付けられてもよい。例えば、再生キュー内のそれぞれのオーディオアイテムは、ユー・アール・アイ(URI)、ユー・アール・エル(URL)、又は再生ゾーン又はゾーングループ内の再生デバイスによって使用可能な他の識別子を含んでもよい。これらによって、ローカルオーディオコンテンツソース又はネットワークオーディオコンテンツソース、からオーディオアイテムを見つけ、及び/又は取り出し、再生デバイスによって再生することができる。
ある例では、プレイリストが再生キューに追加されてもよい。この場合、プレイリスト内のそれぞれのオーディオアイテムに対応する情報が再生キューに追加されてもよい。別の例では、再生キュー内のオーディオアイテムは、プレイリストとして保存されてもよい。更に別の例では、再生デバイスがストリーミングオーディオコンテンツ、例えば、再生時間を有することで連続して再生されないオーディオアイテムよりも、停止しない限り連続して再生されるインターネットラジオを再生し続けているとき、再生キューは、空であってもよいし、又は「未使用」であるが埋められていてもよい。別の実施形態では、再生キューは、インターネットラジオ及び/又は他のストリーミングオーディオコンテンツアイテムを含むことができ、且つ再生ゾーン又はゾーングループがそれらのアイテムを再生しているとき「使用中」とすることができる。他の例も可能である。
再生ゾーン又はゾーングループが「グループ化される」か、又は「グループ解除」されるとき、影響を受ける再生ゾーン又はゾーングループに関連付けられた再生キューは、クリアされてもよいし、又は再び関連付けられてもよい。例えば、第1再生キューを含む第1再生ゾーンが、第2再生キューを含む第2再生ゾーンとグループ化された場合、形成されたゾーングループは、関連付けられた再生キューを有してもよい。関連付けられた再生キューは、最初は空であるか、(例えば、第2再生ゾーンが第1再生ゾーンに追加された場合、)第1再生キューのオーディオアイテムを含むか、(例えば、第1再生ゾーンが第2再生ゾーンに追加された場合、)第2再生キューのオーディオアイテムを含むか、又は第1再生キューと第2再生キューとの両方のオーディオアイテムを組み合わせられる。その後、形成されたゾーングループがグループ解除された場合、グループ解除された第1再生ゾーンは、前の第1再生キューと再び関連付けられてもよいし、空の新しい再生キューに関連付けられてもよいし、あるいはゾーングループがグループ解除される前にゾーングループに関連付けられていた再生キューのオーディオアイテムを含む新しい再生キューに関連付けられてもよい。同様に、グループ解除された第2再生ゾーンは、前の第2再生キューと再び関連付けられてもよいし、空の新しい再生キューに関連付けられてもよいし、あるいはゾーングループがグループ解除される前にゾーングループに関連付けられていた再生キューのオーディオアイテムを含む新しい再生キューに関連付けられてもよい。
図4のユーザインタフェース400に戻って、再生キュー領域440内のオーディオコンテンツのグラフィック表示は、トラックタイトル、アーティスト名、トラックの長さ、および再生キュー内のオーディオコンテンツに関連付けられた他の関連情報を含んでもよい。ある例では、オーディオコンテンツのグラフィック表示は、追加の選択可能なアイコンを選択して移動させることができる。これにより、再生キュー及び/又は再生キューに表示されたオーディオコンテンツを管理及び/又は編集することができる。例えば、表示されたオーディオコンテンツは、再生キューから取り除いてもよいし、再生キュー内の異なる位置に移動させてもよいし、すぐに再生させるか若しくは現在再生しているオーディオコンテンツの後に再生するように選択されてもよいし、あるいは他の動作を実行してもよい。再生ゾーン又はゾーングループに関連付けられた再生キューは、再生ゾーン又はゾーングループ内の1つ又は複数の再生デバイスのメモリ、再生ゾーン又はゾーングループに入っていない再生デバイスのメモリ、及び/又は他の指定のデバイスのメモリに記憶されていてもよい。
オーディオコンテンツソース領域450は、選択可能なオーディオコンテンツソースのグラフィック表示を含んでいてもよい。このオーディオコンテンツソースにおいては、オーディオコンテンツが選択された再生ゾーン又はゾーングループによって取り出され、再生されてもよい。オーディオコンテンツソースに関する説明は、以降のセクションを参照することができる。
d.例示的なオーディオコンテンツソース
前回図示したように、ゾーン又はゾーングループ内の1つ又は複数の再生デバイスは、再生するオーディオコンテンツを、(例えば、オーディオコンテンツの対応するURI又はURLに基づいて、)複数の入手可能なオーディオコンテンツソースから取り出すように構成されてもよい。ある例では、オーディオコンテンツは、再生デバイスによって、対応するオーディオコンテンツソース(例えば、ライン−イン接続)から直接取り出されてもよい。別の例では、オーディオコンテンツは、1つ又は複数の他の再生デバイス若しくはネットワークデバイスを介してネットワーク上の再生デバイスに提供されてもよい。
例示的なオーディオコンテンツソースは、メディア再生システム内の1つ又は複数の再生デバイスのメモリを含んでもよい。メディア再生システムとしては、例えば、図1のメディア再生システム100、1つ又は複数のネットワークデバイス上のローカルミュージックライブラリ(例えば、制御デバイス、ネットワーク対応のパーソナルコンピュータ、又はネットワーク接続ストレージ(NAS)など)、インターネット(例えば、クラウド)を介してオーディオコンテンツを提供するストリーミングオーディオサービス、あるいは再生デバイス又はネットワークデバイスのライン−イン入力接続を介してメディア再生システムに接続されるオーディオソース、他の可能なシステムであってもよい。
ある実施形態では、オーディオコンテンツソースは、図1のメディア再生システム100などのようなメディア再生システムに定期的に追加されてもよいし、定期的に取り除かれてもよい。ある例では、1つ又は複数のオーディオコンテンツソースが追加される、取り除かれる、又は更新される度に、オーディオアイテムのインデックス付けが行われてもよい。オーディオアイテムのインデックス付けは、ネットワーク上で共有される全てのフォルダ/ディレクトリ内の識別可能なオーディオアイテムをスキャンすることを含んでもよい。ここで、ネットワークは、メディア再生システム内の再生デバイスによってアクセス可能である。また、オーディオアイテムのインデックス付けは、メタデータ(例えば、タイトル、アーティスト、アルバム、トラックの長さなど)と他の関連情報とを含むオーディオコンテンツデータベースを作成すること、又は更新すること、を含んでもよい。他の関連情報とは、例えば、それぞれの識別可能なオーディオアイテムを見つけるためのURI又はURLを含んでもよい。オーディオコンテンツソースを管理し、且つ維持するための他の例も可能である。
再生デバイス、コントローラデバイス、再生ゾーン構成、およびメディアコンテンツソースに関する上記論述は、以下に説明する機能および方法を実施することができる動作環境のいくつかの例を提供するだけである。本明細書に明示的に説明されていないメディア再生システム、再生デバイス、およびネットワークデバイスの他の動作環境および構成もまた、適用可能であり、機能および方法の実施に適している。
e.複数のネットワークデバイスの例
図5は、例えば、音声制御に基づいて、オーディオ再生(これに限られない)を含むオーディオ再生体験を提供するように構成され得る例示的な複数のデバイス500を図示する。当業者であれば、図5に図示されたデバイスは例示目的のみのためであり、異なるおよび/または追加の(もしくはより少ない)デバイスを含む変形が可能であり得ることを理解するであろう。図示されるように、複数のデバイス500は、コンピュータ504、506、および508と、ネットワークマイクロホンデバイス(NMD)512、514、および516と、再生デバイス(PBD)532、534、536、および538と、コントローラデバイス(CR)522とを含む。
複数のデバイス500のそれぞれは、とりわけ、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、およびパーソナルエリアネットワーク(PAN)等の1つ又は複数のタイプのネットワークを介して、他の例の中でも、NFC、Bluetooth、イーサネット、およびIEEE802.11等の1つ又は複数のネットワークプロトコルに従って、複数のデバイス内の1つ又は複数の他のデバイスとの通信を確立することができるネットワーク対応デバイスであってもよい。
図示されるように、コンピュータ504、506、および508は、クラウドネットワーク502の一部であってもよい。クラウドネットワーク502は、追加のコンピュータを含むことができる。一例では、コンピュータ504、506、および508は、異なるサーバであってもよい。別の例では、2つ以上のコンピュータ504、506、および508は、単一のサーバのモジュールであってもよい。同様に、コンピュータ504、506、および508のそれぞれは、1つ又は複数のモジュールまたはサーバを含むことができる。本明細書における例示を容易にする目的のために、コンピュータ504、506および508のそれぞれは、クラウドネットワーク502内の特定の機能を実行するように構成されてもよい。たとえば、コンピュータ508は、ストリーミング音楽サービスのオーディオコンテンツのソースであってもよい。
図示されるように、コンピュータ504は、通信経路542を介してNMD512、514および516とインタフェースするように構成され得る。NMD512、514、および516は、1つ又は複数の「Smart Home」システムのコンポーネントでもよい。1つのケースでは、NMD512、514、および516は、図1に図示されるデバイスの分散と同様に、家庭全体に物理的に分散されてもよい。別のケースでは、2つ以上のNMD512、514、および516が、互いに比較的近接して物理的に位置することができる。通信経路542は、とりわけ、インターネットを含むWAN、LAN、および/またはPAN等の1つ又は複数のタイプのネットワークを備えることができる。
1つの例では、NMD512、514、および516のうちの1つ又は複数は、主にオーディオ検出用に構成されたデバイスであってもよい。別の例では、NMD512、514、および516のうちの1つ又は複数は、様々な主要なユーティリティを有するデバイスのコンポーネントであってよい。たとえば、図2および図3に関連して上記で示唆したように、NMD512、514および516のうちの1つ又は複数は、再生デバイス200のマイクロホン220もしくはネットワークデバイス300のマイクロホン310であってもよい(または、少なくともマイクロホン220もしくはマイクロホン310を含んでもよいか、または、マイクロホン220もしくはマイクロホン310の部品であってもよい)。さらに、いくつかのケースでは、NMD512、514および/または516のうちの1つ又は複数は、再生デバイス200もしくはネットワークデバイス300であってもよい(または、少なくとも再生デバイス200もしくはネットワークデバイス300を含んでもよいか、または、再生デバイス200もしくはネットワークデバイス300の部品であってもよい)。例では、NMD512、514および/または516のうちの1つ又は複数は、マイクロホンアレイ内に配置された多数のマイクロホンを含むことができる。いくつかの実施形態において、NMD512、514、および516のうちの1つ又は複数はモバイルコンピュータ(例えば、スマートフォン、タブレット、または他の処理デバイス)におけるマイクロホンであってもよい。
図示されるように、コンピュータ506は、通信経路544を介してCR522およびPBD532、534、536、および538とインタフェースするように構成されてもよい。1つの例では、CR522は、図2のネットワークデバイス200のようなネットワークデバイスであってよい。したがって、CR522は、図4のコントローラインタフェース400を提供するように構成されてよい。同様に、PBD532、534、536、および538は、図3の再生デバイス300のような再生デバイスであってもよい。このように、PBD532、534、536、および538は、図1に図示されるように、家庭全体に物理的に分散されてもよい。例示の目的で、PBD536および538は、結合ゾーン530の一部であってもよく、一方、PBD532および534は、それぞれの自身のゾーンの一部であってもよい。上記で説明したように、PBD532、534、536、および538は、動的に結合、グループ化、結合解除およびグループ解除することができる。通信経路544は、とりわけ、インターネットを含むWAN、LAN、および/またはPANのような1つまたは複数のタイプのネットワークを備えることができる。
1つの例では、NMD512、514、および516と同様に、CR522およびPBD532、534、536、および538も、1つ又は複数の「Smart Home」システムのコンポーネントであってもよい。1つのケースでは、PBD532、534、536、および538は、NMD512、514、および516と同じ家庭全体に分散されてもよい。さらに、上記で示唆したように、PBD532、534、536、および538のうちの1つ又は複数は、NMD512、514、および516のうちの1つ又は複数であってもよい。
NMD512、514、および516は、ローカルエリアネットワークの一部であってもよく、通信経路542は、NMD512、514、および516のローカルエリアネットワークを、WAN(通信経路は図示せず)を介してコンピュータ504にリンクするアクセスポイントを含むことができる。同様に、各NMD512、514、および516は、そのようなアクセスポイントを介して互いに通信することができる。
同様に、CR522およびPBD532、534、536、および538は、前のセクションで示唆したように、ローカルエリアネットワークおよび/またはローカル再生ネットワークの一部であってもよく、通信経路544は、CR522およびPBD532、534、536、および538のローカルエリアネットワークおよび/またはローカル再生ネットワークを、WANを介してコンピュータ506へリンクするアクセスポイントを含むことができる。このため、CR522およびPBD532、534、536、および538のそれぞれは、アクセスポイント等を介して互いに通信することもできる。
1つの例では、通信経路542および544は同じアクセスポイントを含んでいてもよい。1つの例では、NMD512、514、および516、CR522、ならびにPBD532、534、536、および538のそれぞれは、家庭用の同じアクセスポイントを介してクラウドネットワーク502にアクセスすることができる。
図5に図示されるように、NMD512、514、および516、CR522、ならびにPBD532、534、536、および538のそれぞれは、通信手段546を介して他のデバイスの1つ又は複数と直接通信することもできる。本明細書で説明する通信手段546は、1つ又は複数のタイプのネットワークを介して、1つ又は複数のネットワークプロトコルに従って、デバイス間の1つ又は複数の形式の通信を含み、および/または、1つ又は複数の他のネットワークデバイスを介した通信を含むことができる。たとえば、通信手段546は、とりわけ、Bluetooth(商標)(IEEE802.15)、NFC、ワイヤレスダイレクト、および/または、プロプライエタリワイヤレスのうちの1つ又は複数を含むことができる。
1つの例では、CR522は、Bluetooth(商標)を介してNMD512と通信し、別のローカルエリアネットワークを介してPBD534と通信することができる。別の例では、NMD514は、別のローカルエリアネットワークを介してCR522と通信し、Bluetoothを介してPBD536と通信することができる。さらなる例では、PBD532、534、536、および538のそれぞれは、ローカル再生ネットワークとは異なるローカルエリアネットワークを介してCR522とそれぞれ通信しながら、ローカル再生ネットワークを介してスパニングツリープロトコルに従って互いに通信することもできる。他の例も可能である。
いくつかのケースでは、NMD512、514、および516、CR522、ならびにPBD532、534、536、および538の間の通信手段は、デバイス間の通信のタイプ、ネットワーク状態、および/または、レイテンシ要求に依存して変化することがある。たとえば、通信手段546は、NMD516が、PBD532、534、536、および538を有する家庭に最初に導入されるときに使用され得る。1つのケースでは、NMD516は、NMD516に対応する識別情報を、NFCを介してPBD538へ送信することができ、それに応答して、PBD538は、ローカルエリアネットワーク情報を、NFC(または他の形式の通信)を介して、NMD516へ送信することができる。しかしながら、一旦NMD516が家庭内で構成されると、NMD516とPBD538との間の通信手段は変更してもよい。たとえば、NMD516は、その後、通信経路542、クラウドネットワーク502、および通信経路544を介してPBD538と通信することができる。別の例では、NMDおよびPBDは、ローカル通信手段546を介して決して通信しない。さらなる例では、NMDおよびPBDは、主として、ローカル通信手段546を介して通信することができる。他の例も可能である。
例示的な例では、NMD512、514、および516は、PBD532、534、536、および538を制御する音声入力を受信するように構成されてもよい。利用できる制御コマンドには、とりわけ、再生音量制御、再生トランスポート制御、音楽ソース選択、およびグループ化等のように、前に示唆した任意のメディア再生システム制御を含むことができる。1つの事例では、NMD512は、PBD532、534、536、および538のうちの1つ又は複数を制御する音声入力を受信することができる。音声入力の受信に応答して、NMD512は、音声入力を、通信経路542を介して、処理のために通信デバイス504へ送信することができる。1つの例では、コンピュータ504は、音声入力を等価のテキストコマンドへ変換し、テキストコマンドを解析してコマンドを識別することができる。その後、コンピュータ504は、テキストコマンドをコンピュータ506に送信することができ、次に、コンピュータ506は当該コマンドを実行するようにPBD532、534、536、および538のうちの1つ又は複数を制御することができる。別の例では、コンピュータ504は、音声入力を等価のテキストコマンドに変換し、次に、テキストコマンドをコンピュータ506に送信することができる。次に、コンピュータ506は、テキストコマンドを解析して、1つ又は複数の再生コマンドを識別することができる。次に、コンピュータ506は、当該コマンドをするようにPBD532、534、536、および538のうちの1つ又は複数を追加で制御することができる。
たとえば、テキストコマンドが「「ゾーン」の「ストリーミングサービス」から「アーティスト」による「トラック」を再生する」である場合、コンピュータ506は、(i)「ストリーミングサービス1」から利用できる「アーティスト1」による「トラック1」のURL、および(ii)「ゾーン1」における少なくとも1つの再生デバイスを識別することができる。この例では、「ストリーミングサービス1」からの「アーティスト1」による「トラック1」のURLは、コンピュータ508を指すURLであってよく、「ゾーン1」は結合ゾーン530であってよい。このように、URLと、PBD536および538のうちの一方または両方を識別すると、コンピュータ506は、識別されたURLを、再生のために、通信経路544を介して、PBD536および538のうちの一方または両方に送信することができる。PBD536および538のうちの一方または両方はそれぞれ、受信したURLに従って、コンピュータ508からオーディオコンテンツを検索し、「ストリーミングサービス1」からの「アーティスト1」による「トラック1」の再生を開始することができる。
当業者であれば、上記は例示的な単なる1つの例であり、他の実施も可能であることを理解するであろう。1つのケースでは、上記で説明したように、複数のデバイス500のうちの1つ又は複数によって実行される動作は、複数のデバイス500における1つ又は複数の他のデバイスによって実行されてもよい。たとえば、音声入力からテキストコマンドへの変換は、NMD512、コンピュータ506、PBD536、および/または、PBD538のような別のデバイスによって代替的に、部分的にまたは完全に実行されてもよい。同様に、URLの識別は、代替的に、部分的にまたは完全に、CR522、NMD512、コンピュータ506、PBD536、および/または、PBD538のような別のデバイスによって実行されてよい。
f.ネットワークマイクロホンデバイスの例
図6は、図5のNMD512、514、および516のうちの1つ又は複数であるように構成され得る例示的なネットワークマイクロホンデバイス600の機能ブロック図を図示する。図示されるように、ネットワークマイクロホンデバイス600は、1つ又は複数のプロセッサ602、メモリ604、マイクロホンアレイ606(例えば、1つ又は複数のマイクロホン)、ネットワークインタフェース608、ユーザインタフェース610、ソフトウェアコンポーネント612、およびスピーカー614を含む。当業者は、他のネットワークマイクロホンデバイスの構成および配置も可能であることを理解するであろう。たとえば、ネットワークマイクロホンデバイスは、代替的に、スピーカー614を除外してもよいし、マイクロホンアレイ606の代わりに単一のマイクロホンを有してもよい。
1つ又は複数のプロセッサ602は、汎用または専用のプロセッサまたはコントローラの形態を採ることができる1つ又は複数のプロセッサおよび/またはコントローラを含むことができる。たとえば、1つ又は複数のプロセッサユニット602は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ等を含むことができる。メモリ604は、これら機能を実行するために1つ又は複数のプロセッサ602によって実行可能なソフトウェアコンポーネントのうちの1つ又は複数をロードすることができるデータストレージであってもよい。したがって、メモリ604は、1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、その例は、とりわけ、ランダムアクセスメモリ、レジスタ、キャッシュ等の揮発性記憶媒体と、読み出し専用メモリ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ、および/または、光学記憶デバイス等の不揮発性記憶媒体とを含む。
マイクロホンアレイ606は、ネットワークマイクロホンデバイス600の環境内の音を検出するように配置された複数のマイクロホンであってもよい。マイクロホンアレイ606は、とりわけ、コンデンサマイクロホン、エレクトレットコンデンサマイクロホン、またはダイナミックマイクロホンのように、現在知られているかまたは後に開発される任意のタイプのマイクロホンを含むことができる。1つの例では、マイクロホンアレイは、ネットワークマイクロホンデバイスに対する1つ又は複数の方向からのオーディオを検出するように配置されてもよい。マイクロホンアレイ606は、周波数範囲の一部に敏感であってもよい。1つの例では、マイクロホンアレイ606の第1のサブセットは第1の周波数範囲に敏感である一方、マイクロホンアレイの第2のサブセットは第2の周波数範囲に敏感である。マイクロホンアレイ606は、オーディオソース(たとえば、音声、可聴音)の位置情報を捕捉し、および/または、背景ノイズをフィルタリングする際に支援するようにさらに配置されてもよい。特に、いくつかの実施形態では、マイクロホンアレイは、複数のマイクロホンではなく、単一のマイクロホンのみで構成されてもよい。
ネットワークインタフェース608は、とりわけ、様々なネットワークデバイス、たとえば、図5を参照すると、クラウドネットワーク502内のCR522、PBD532〜538、コンピュータ504〜508と、他のネットワークマイクロホンデバイスとの間の無線通信および/または有線通信を容易にするように構成することができる。このように、ネットワークインタフェース608は、これらの機能を実行するための任意の適切な形態を取ることができ、その例は、無線通信を容易にするように適合されたイーサネットインターフェース、シリアルバスインターフェース(たとえば、FireWire、USB2.0等)、チップセット、およびアンテナ、ならびに/または、有線通信および/もしくは無線通信を提供する他の任意のインタフェースを含むことができる。1つの例では、ネットワークインタフェース608は、業界規格(たとえば、赤外線、無線、IEEE802.3を含む有線規格、IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15、4G移動通信規格を含む無線規格等)に基づくものであってもよい。
ネットワークマイクロホンデバイス600のユーザインタフェース610は、ネットワークマイクロホンデバイスとのユーザインタラクションを容易にするように構成することができる。1つの例では、ユーザインタフェース610は、ユーザがネットワークマイクロホンデバイス600に入力を直接提供するために、とりわけ、物理的ボタン、タッチセンシティブスクリーンおよび/または表面に設けられたグラフィカルインターフェースのうちの1つ又は複数を含むことができる。ユーザインタフェース610は、視覚的フィードバックおよび/またはオーディオフィードバックをユーザに提供するために、ライトおよびスピーカー614のうちの1つ又は複数をさらに含むことができる。1つの例では、ネットワークマイクロホンデバイス600は、スピーカー614を介してオーディオコンテンツを再生するように構成することもできる。
III.近接再生デバイスのための例示的なシステムおよび方法
いくつかの実施例において、他のネットワークデバイスに対するその近接度を判断し、近接度の判断に応じてその動作パラメータを再設定するネットワークデバイスが望ましいことがある。いくつかの環境において、ユーザは、ネットワークデバイスを上下に互いにスタックし得て、または、ネットワークデバイスが互いに近接しているように置き得る。このように近接していることは、(i)無線接続問題、(ii)熱的動作問題などを含む(これらに限定されない)、パフォーマンス問題を起こし得る。これらの潜在的な問題を対処するために、いくつかの実施例において、ネットワークデバイスは、他のネットワークデバイスに対するその近接度を判断し、近接度の判断に応じて自身の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよく、および/または、近接度の判断に応じて当該他のネットワークデバイスの1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。これは、有益であり得る。なぜならば、ネットワークデバイスが他のネットワークデバイスに近接しているときに近接により生じるパフォーマンス問題が原因で、高い効率/能率で動作していない可能性があるか、または、ネットワークデバイスが実行または動作していないが、ネットワークデバイスが他のネットワークデバイスに近接しなくなると実行または動作する可能性があるからである。例えば、ユーザが第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスを上下にスタックする場合、ネットワークデバイスの両方は無線接続問題が起こり得る。ネットワークデバイスの両方から無線信号が出力され、第1ネットワークデバイスから送信される無線信号が第2ネットワークデバイスの無線受信機に飽和させるまたは干渉することによって(またはその逆)、この問題が生じる。この場合において、第1ネットワークデバイスは、自身が第2ネットワークデバイスに近接していると判断し、第2ネットワークデバイスの無線信号に合わせて無線動作を修正してもよい。
複数のネットワークデバイスを含むシステムにおける第1ネットワークデバイスにおいて、第2ネットワークデバイスに対する近接度を判断し、判断した近接度に応じて、第2ネットワークデバイスの1つまたは複数の動作パラメータを第2ネットワークデバイスに再設定させることがさらに望ましいことがある。第1ネットワークデバイスは、(i)ローカルエリアネットワーク(LAN)を介してローカル的に、および/または、(ii)クラウドサーバを介して遠隔的に、第2ネットワークデバイスの1つまたは複数の動作パラメータを第2ネットワークデバイスに再設定させてもよい。例えば、第1ネットワークデバイスは、第2ネットワークデバイスに近接していると判断し、そしてLAN(例えば、有線接続および/または無線接続)を介して設定パラメータを第2ネットワークデバイスに送信してもよい。他の実施例において、第1ネットワークデバイスは、第2ネットワークデバイスに近接していると判断し、そしてクラウドサーバを介して設定パラメータを第2ネットワークデバイスに送信してもよい。この実施例において、第2ネットワークデバイスは、当該設定パラメータを受け取って、当該設定パラメータに基づいて自身のパラメータを再設定してもよい。他の例示的な実施態様に応じて、第1ネットワークデバイスは近接度の判断をクラウドコンピューティングシステムに送信してもよく、次に、クラウドコンピューティングシステムは設定パラメータを第1ネットワークデバイスに返してもよい。このような例示的な実施態様において、クラウドコンピューティングシステムは第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスに対して異なる設定パラメータを送信してもよい。特定の設定パラメータは、近接度の判断(例えば、デバイスが他のデバイスと上下にスタックされているか、および/または他のデバイスに物理的に接触しているか)、および、それぞれのネットワークデバイスに対応する他の変数(例えば、設定、動作状態、処理能力など)に基づくものであってもよい。
図7は例示的な実施形態に基づくメディア再生構成700を図示する。メディア再生構成700はPBD702および704を含む。PBD702および704は接続706を介して接続され得る。接続706は有線接続(例えば、イーサネット)、無線接続(例えば、Wi−Fi)、および/または任意の現存または今後発展される他の通信リンクであってもよい。PBD702および704は、図5において説明されたような、PBD532、534、536および538と同様なやり方で動作するように構成されている。動作するとき、PBD702および704はオーディオコンテンツを再生しシステム応答を出力するように構成されている。さらに、いくつかの実施例において、PBD702および704は様々なセンサを搭載し、センサは、例えば、近接センサおよび方位センサであるが、これらに限られていない。
いくつかの実施例において、PBD702および704は、図7に示されたように、互いに近接していないように構成され得る。この構成において、PBD702および704は、互いに近接していることを起因とする無線問題または熱的問題を受けていないことがある。例えば、PBD702および704は互いに干渉せずに通常に動作し得る。メディア再生構成700はPBD702および704の理想な配置を表し得る。
しかしながら、いくつかの環境において、ユーザはPBD702および704を互いに上下にスタックする構成もしくは互いに横並びで配置する構成において、または、PBD702および704を近接させるもしくは互いに物理的に接触させるような他の構成において、PBD702および704が互いに近接して配置する。このスタックおよび/または配置は、PBD702および/または704の一方または両方に、前述した無線パフォーマンス問題および/または熱的パフォーマンス問題を受けさせ得る。
図8は例示的な実施形態に基づくメディア再生構成700を図示する。図7に示されたメディア再生構成700と同様に、メディア再生構成800は接続706によって接続されたPBD702および704を含む。いくつかの実施形態において、接続706は有線接続(例えば、イーサネット)、無線接続(例えば、Wi−Fi)、および/または任意の現存または今後発展される他の通信リンクであってもよい。説明のために、メディア再生構成800において、PBD702および704は互いに近接している。
いくつかの環境において、ユーザはPBD702をPBD704の上にスタックし得る。これにより、PBD702および/または704においては、無線接続または熱的パフォーマンスに関する、本開示で説明された問題の1つまたは複数が生じる可能性がある。これらの潜在的な問題を克服するために、PBD702はPBD704に対する近接度を判断し、有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在するか否かを判断し、判断した近接度および有線ネットワークの存在の有無に応じて、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。例えば、PBD702は、様々なセンサを用いてPBD704がPBD702の下にあることを検出してもよい。そして、PBD702は接続706が有線接続を含むことを判断してもよい。そして、これらの判断と判断に応じて、PBD702は、PBD704の1つまたは複数の動作パラメータをPBD704に再設定させてもよく、例えば、PBD704の無線アンテナ、または少なくともそれに関連する送信機を無効化させてもよい。PBD702が、PBD704から出力される同様の無線信号による干渉を受けずに無線信号を受信するおよび送信することができることは、有益であり得る。動作するとき、PBD702は、PBD704への無線信号を受信し、接続706の有線接続を通じてこれらの信号をPBD704に送信してもよい。
a、近接度の判断の例
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、PBD702の現在の無線シグネチャ(current radio signature)と、PBD702のための予想の無線シグネチャ(expected radio signature)とを比較することを含む。これらの実施例において、PBD702は予想の無線シグネチャ(例えば、干渉が存在していない状態で測定された無線シグネチャ)および現在の無線シグネチャ(例えば、メディア再生構成800において測定された無線シグネチャ)を有する。そして、PBD702は、現在の動作無線シグネチャとその予想の無線シグネチャとを比較するによって、その近接度を判断する。例えば、PBD702は、テスト条件(例えば、他のデバイスまたは無線信号がない)において測定された予想の無線シグネチャを有してもよい。ユーザがPBD704をPBD702の上にスタックする場合、PBD702の現在の無線シグネチャは信号飽和の形で干渉が表し得る。PBD702は現在の無線シグネチャと予想の無線シグネチャとを比較し、現在の無線シグネチャが予想の無線シグネチャと異なる場合、PBD702は、PBD704などの無線送信機を含む他のネットワークデバイスと近く近接していると推論してもよい。いくつかの実施例において、十分の閾値量で現在の無線シグネチャが予想の無線シグネチャと異なる場合、PBD702は、PBD704などのアクティブ無線送信機を有する他のネットワークデバイスに対して近く近接していると推論してもよい。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、PBD702とPBD704との間のブルートゥース接続に基づいてPBD702とPBD704との近接度を判断することを含む。1つの例示的な実施例において、PBD702およびPBD704は互いに近接しているか否かを判断することは、PBD702とPBD704との間のブルートゥース接続の受信信号強度表示(RSSI:received signal strength indication)が閾値強度を超えるか否かを判断すること含んでもよい。例えば、ユーザはPBD704をPBD702の上にスタックし得る。PBD702とPBD704との間の近接度を判断するために、PBD702はPBD702とPBD704との間のブルートゥース接続のRSSIを接続してもよい。RSSIが特定の閾値(例えば、70/100)を超えた場合、PBD702は、PBD702がPBD704に近接していると推定してもよい。いくつかの実施例において、閾値は、設定可能であり、PBD702および704に対応する再生デバイスの種類に基づくものであってもよい。1つの実施例において、PBD702はアンプである場合、閾値レベルは70/100であってもよい。他の実施例において、PBD702はサブウーファーである場合、閾値レベルは80/100であってもよい。当業者であれば、他の通信プロトコルも近接度の判断に利用され得ることを理解するであろう。いくつかの通信プロトコルの下で、送信機と受信機との間の近接度を示す情報は、当該通信プロトコルに基づいて送信および受信されるデータに組み込まれ得る。
いくつかの環境において、PBD702および704はそれぞれの無線受信機および/またはブルートゥース受信機に干渉され得る。このような場合、PBD702およびPBD704の一方または両方にある他の近接センサは、近接度の判断に利用され得る。例えば、PBD702および/またはPBD704は、それぞれの動作環境の判断に用いられる(音声入力のための)マイクロホンおよび/または(タッチ制御のための)容量式タッチセンサを有してもよい。他の実施例もあり得る。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、PBD702に設けられた近接センサがPBD704の存在を検出するか否かを判断することを含む。例えば、ユーザはPBD704をPBD702の上にスタックし得る。PBD702は、PBD702に設けられた1つまたは複数のセンサを用いてPBD704との近接度を判断してもよい。1つまたは複数のセンサはPBD704がPBD702の真上に置かれているときにアクティブになり、これにより、PBD704がPBD702に近接していることを示すことができる。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、近距離無線通信(NFC:Near−field communication)プロトコルを用いて、PBD702およびPBD704が閾値距離内であるか否かを判断することを含む。これらの実施例において、ユーザがPBD704をPBD702の上にスタックする場合、PBD702およびPBD704の一方または両方はNFCを通じて他方との近接度を検出することができる。前述した近接センサのように、PBD702およびPBD704は無線受信機および/またはブルートゥース受信機に頼らずに近接度を判断できるようになることは、有益であり得る。
当業者であれば、いくつかの実施例において、上述した実施例の1つまたは複数は、PBD702およびPBD704が近接していると推定するために実施され得ることを理解するであろう。例えば、PBD702に設けられた1つまたは複数のセンサは、特定のデバイスがPBD702の真上にあると判断することに利用され得る。その後、RSSIはどのデバイスがPBD702の真上に置かれたかを識別することに利用され得る。他の実施例もあり得る。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、PBD702によって、PBD704がPBD702に近接していることを示すメッセージを受信することを含む。PBD704がPBD702に近接していることを示すメッセージは、(i)メディア再生構成800における他のネットワークデバイス(例えば、PBD704、および/または図示されていない他のデバイス)、または(ii)クラウドサーバから発信され得る。
1つの実施例において、PBD702は、メディア再生構成800における他のネットワークデバイスからの、近接度を示すメッセージを受信することによって、PBD704に対する近接度を追加的にまたは代替的に判断してもよい。PBD704および/または他のネットワークデバイスは、近接度を判断し、メディア再生構成800におけるすべてのまたは一部のネットワークデバイスに判断を送信してもよい。PBD702および704の1つまたは複数は他のPBDに対する近接度を判断することができない場合には有益であり得る。例えば、PBD702は図8に示されたようにPBD704の上にステックされ得る。このとき、PBD702は、PBD704の上に置かれているため無線信号劣化をあまり受けていないが、PBD704は、PBD702の下に置かれているため無線信号劣化を受けていることがある。この状況において、PBD704は、近接決定をPBD702に通信し、PBD704に影響する干渉を排除または少なくとも低減するように、PBD702にその動作パラメータを再設定させてもよく、または、PBD704が受けている信号劣化に対処するように、PBD702およびPBD704のそれぞれに1つまたは複数の動作パラメータを再設定させてもよいことは、有益であり得る。当該再設定は、例えば、PBD704の無線送信機を停止することによって、および、接続706の有線接続を介して無線伝送をPBD704に送信する/PBDから受信するようにPBD702を設定することによって、行える。
同様に、熱が発生するとき、PBD704は、PBD702の下にあるから、潜在的にパフォーマンスに影響し得る温度上昇を受けていないことがある。一方、PBD702は、PBD704からの熱の発生により、潜在的にパフォーマンスに影響し得る温度上昇を受けることがある。この状況において、PBD702は、近接度の判断をPBD704に通信し、潜在的に(または実際に)パフォーマンスに影響し得る温度上昇を排除または少なくとも改善するように、PBD704にその1つまたは複数の動作パラメータを再設定させ得ることは、有益であり得る。
他の実施例において、PBD702は、クラウドサーバから近接度を示すメッセージを受信することによって、PBD704に対する近接度を判断してもよい。動作するとき、PBD702および704は、無線情報および熱情報を処理および分析するために、これらの情報をクラウドサーバに無線通信してもよい。情報を処理した後、クラウドサーバは、(i)PBD702および704が互いに近接しているか否かを判断し、(ii)近接していると判断する場合、当該判断をPBD702および704の一方または両方に送信する。PBD702および704がクラウドサーバから当該判断を受信すると、PBD702および/またはPBD704はPBD702および704の一方または両方の動作パラメータを再設定してもよい。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、PBD702およびPBD704が、横並び構成と異なるスタック構成であることを、PBD702に設けられた方位センサが示すか否か、または少なくとも示唆しているか否かを判断することを含む。
例えば、本開示で説明された無線的な近接検出方法、熱的な近接検出方法、または他の近接検出方法の1つまたは複数に基づいて、第1ネットワークデバイスは自身が第2ネットワークデバイスに近く近接していると判断し得る場合、かつ、第1ネットワークデバイスの方位センサは第1ネットワークデバイスが横方向位置にあることを示す場合、第1ネットワークデバイスは続いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスはスタック構成であると推定してもよい。同様に、本開示で説明された無線的な近接検出方法、熱的な近接検出方法、または他の近接検出方法の1つまたは複数に基づいて、第1ネットワークデバイスは自身が第2ネットワークデバイスに近接していると判断し得る場合、かつ、第1ネットワークデバイスの方位センサは第1ネットワークデバイスが縦方向位置にあることを示す場合、第1ネットワークデバイスは続いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスは横並び構成であると推定してもよい。
他の実施例において、本開示で説明された無線的な近接検出方法、熱的な近接検出方法、または他の近接検出方法の1つまたは複数に基づいて、第1ネットワークデバイスは自身が第2ネットワークデバイスに近く近接していると判断し得る場合、かつ、測定された第2ネットワークデバイスの熱的影響および/または無線的影響が閾値を超えた場合、かつ、第1ネットワークデバイスの方位センサは第1ネットワークデバイスが横方向にあることを示す場合、第1ネットワークデバイスは続いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスはスタック構成であると推定してもよい。同様に、本開示で説明された無線的な近接検出方法、熱的な近接検出方法、または他の近接検出方法の1つまたは複数に基づいて、第1ネットワークデバイスは自身が第2ネットワークデバイスに近く近接していると判断し得る場合、かつ、測定された第2ネットワークデバイスの熱的影響および/または無線的影響が閾値以下である場合、第1ネットワークデバイスの方位センサは第1ネットワークデバイスが横方向にあることを示しても、第1ネットワークデバイスは続いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスは横並び構成であると推定してもよい。当業者であれば、PBD702および704間の相対的位置の他の実施例および変更例は可能であること、および、判断される近接度および方向の異なる組み合わせに基づいて異なる相対的位置が特定し得ることを理解するであろう。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、PBD702およびPBD704が互いに近接していることを示す入力をユーザから受信することを含む。スタックされたメディア再生構成800におけるPBD702および704を設置したのはユーザであり得るから、PBD702が近接度の判断を当該ユーザから受信することは、有益であり得る。動作するとき、ユーザはPBD702および704を視聴領域にわたって望ましい位置に物理的に配置してもよい。PBD702および704を物理的に配置した後、ユーザは制御デバイス(例えば、制御デバイス300のようなデバイス)を介して、PBD702および704が近く近接していることを示してもよい。いくつかの実施例において、制御デバイスは、設定プロセス中のある時点でPBD702および704の近接度を示すようにユーザを促してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザから受信する近接度のインジケーションも、デバイスはスタック配置または横並び配置であるかを特定することができる。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、本開示で説明された無線的な近接検出方法、熱的な近接検出方法、または他の近接検出方法の1つまたは複数に基づく診断プロセスを開始するように、PBD702および/またはPBD704がユーザを促すことを含む。例えば、PBD702は現在の無線シグネチャと予想の無線シグネチャとを比較して干渉が存在すると判断してもよい。そして、無線シグネチャ間の劣化度を判断することに基づいて、PBD702は診断プロセスを実行するようにユーザを促してもよい。診断プロセスはPBD702に(i)コンポーネントをオン/オフさせる、ならびに/または、(ii)様々な強度、チャネル、または周波数でPBD704および/もしくは他の再生デバイスに信号を送信させ、PBD702、PBD704、および/もしくは図8に図示されていない他の再生デバイス間の近接度を判断させる。いくつかの実施例において、PBD702は、PBD702が他のデバイスに近接しているか否かを示すようにユーザを促してもよく、さらに、いくつかの場合、どのデバイスがPBD702に近接しているか、および/または、これらのデバイスがどのように相対的に配置されているかを示すようにユーザを促してもよい。
いくつかの実施例において、PBD702とPBD704との近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、メディア再生構成700の初期化または変更に応じて、PBD702および/またはPBD704が診断プロトコルを開始することを含む。例えば、ユーザは、PBD702および704を設置、起動、および設定することによって、メディア再生構成700を初期化してもよい。この初期化に応じて、PBD702は、前述した診断プロセスを開始し、PBD702とPBD704との近接度を判断してもよい。他の実施例において、ユーザは追加の再生デバイスをメディア再生構成700に追加してもよい。そして、PBD702は、診断プロセスを開始し、新しく追加された再生デバイスがPBD702および704の一方または両方に近接しているか否かを判断してもよい。
b、有線接続の判断の例
スタック構成にあるPBDを含む再生システムの挑戦の1つは、PBD間の近接度を判断した後、どの動作パラメータを再設定すべきかを判断することである。この挑戦を対処するために、PBD702および/またはPBD704は互いに近接していると判断した後、PBD702および704は接続706を介して有線接続がPBD702とPBD704との間に存在するか否かを判断してもよい。いくつかの実施例において、接続706は有線接続(例えば、イーサネット(登録商標))、無線接続(例えば、Wi−Fi(登録商標))、および/または任意の現存または今後発展される他の通信リンクであってもよい。PBD702とPBD704との間に存在する有線接続によって、PBD702および704は有線ネットワーク接続を介して情報を通信することができ、次に、PBD702および704は追加的な動作パラメータを再設定することができる。例えば、ユーザがPBD702および704を互いに上下にスタックして有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在する場合、少なくともいくつかの実施例において、PBD702は、PBD704にPBD704の無線アンテナを無効化させ、その後、PBD704へのデータを接続706の有線接続を介して転送してもよい。
いくつかの実施例において、有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在するか否かを判断することは、PBD702とPBD704とが有線ネットワークインタフェース(例えば、イーサネットポート)を介して接続されているか否かを判断することを含む。PBD702は、PBD704の有線ネットワークインタフェースを通じてPBD704に問い合わせることによって、有線ネットワークインタフェースを介してPBD704と接続されているか否かを判断してもよい。動作するとき、PBD702は、PBD704の有線ネットワークインタフェースを接続することを試みることによってPBD704の有線ネットワークインタフェースに問い合わせてもよい。接続の試みが成功する場合、PBD702は、有線ネットワークインタフェースを介してPBD704と接続されていると推定してもよい。
いくつかの場合において、有線ネットワーク接続の存在は、PBD702とPBD704との間の近接度の判断の役に立つ。例えば、いくつかの構成において、PBD702とPBD704との間の接続706が有線接続を含む場合、PBD702および704は互いに近接している可能性が高い。例えば、いくつかの実施例において、PBD702は、そのネットワークインタフェースにおける受信電力レベルに基づいて、PBD704と近接していると追加的にまたは代替的に推定してもよい。比較的高い受信電力レベル(例えば、特定の閾値を超える電力レベル)はPBD702およびPBD704が短いケーブルを介して接続されていることを示唆し、比較的低い受信電力レベル(例えば、特定の閾値以下の電力レベル)はPBD702およびPBD704が長いケーブルを介して接続されていることを示唆する。
また、有線ネットワーク接続の存在によって、PBD702および704が互いに近接しているか否かを判断するように、PBD702および704の一方または両方に促し得る。例えば、有線ネットワーク接続はPBD702とPBD704とが近接している可能性を示すことができるため、PBD702および704は、PBD702とPBD704との間の有線ネットワーク接続を介する情報の送信に応じて、PBD702および704が互いに近接しているか否かを判断してもよい。
さらに、有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在していない場合、かつ、PBD702および704の両方とも有線ネットワーク接続が可能であると判断した場合、ユーザによってPBD702および704の設定および/または制御に利用されるコントローラにメッセージを送信し、有線ネットワーク接続を介してPBD702とPBD704とを接続するようにユーザに促してもよい。その後、有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在すると判断され得る。
c、動作パラメータの再設定の例
PBD702および704の近接度を決定して有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在するか否かを判断した後、PBD702および/またはPBD704は、PBD702および/またはPBD704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。検出された無線問題または熱的問題に応じてPBD702および/またはPBD704がそれぞれの動作パラメータを再設定する(および、さらに動的に再設定する)ことができるから、PBD702および/またはPBD704が他方に対する近接度を起因とする無線問題または熱的問題を受けているときには、有益であり得る。
いくつかの実施例において、PBD702および/またはPBD704の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、以下の(i)および/または(ii)を含んでもよいが、これらに限られていない。(i)PBD702および704の一方または両方の無線動作を修正すること(例えば、無線アンテナをオフにすること、無線アンテナの電力を減少すること、および/または、どの無線アンテナをアクティブにするかを修正すること)。(ii))PBD702および704の一方または両方の熱的動作を修正すること(例えば、ネットワークデバイスの1つが動作電力を減少する前に閾値温度を調整すること、メディアを再生せずにアイドル状態に入る前の時間を調整すること、どのデバイスが特定の処理タスクを完成するかを修正すること、どのデバイスがマスタデバイス機能を実行するかを変更すること、および/または、アンプの出力電力を修正すること)。
いくつかの実施例において、PBD702およびPBD704の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することを含む。1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、(i)PBD702および704の一方または両方の無線アンテナおよび/または送信機を無効化すること、(ii)PBD702および704の一方または両方の無線アンテナが送信するまたは他の動作をする電力を減少すること、(iii)PBD702および704の一方または両方のアクティブ無線アンテナの設定を修正すること、(iv)PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワークインタフェースの電力を切ることを含むが、これらに限られていない。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、PBD702および704の一方または両方の無線アンテナおよび/または無線送信機を無効化することを含む。これらの実施例において、PBD702および704の一方または両方の無線アンテナおよび/または無線送信機を無効化することは、有線通信接続がPBD702とPBD704との間に存在するときに可能である。例えば、有線通信接続(例えば、接続706の有線接続)がPBD702とPBD704との間に存在するとき、PBD702は、PBD702とPBD704とが近接しているという判断に応じてPBD704の無線アンテナおよび/または無線送信機をPBD704に無効化させてもよい。PBD704の無線アンテナおよび/または無線送信機が無効化されたとき、PBD704の無線アンテナおよび/または無線送信機がPBD702の無線信号に干渉しなくなるから、有益であり得る。動作するとき、PBD704の無線アンテナおよび/または無線送信機が無効化された後、PBD704へ送信されるまたはPBD704から送信されるデータ(例えば、メディアストリーミング、メディアストリーミングを再生するコマンド、音量変更、および/または、電力オンまたはオフ)は、PBD702の無線動作に干渉せずに接続706の有線接続を介して、PBD702を通じてPBD704へ送信され得るまたはPBD704から送信され得る。例えば、無線コントローラからの、PBD704に再生コマンドを実行させるコマンドは、PBD702の無線インタフェースおよび接続706の有線接続を介してPBD704に送信され得る。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、PBD702および704の一方または両方の無線アンテナおよび/または送信機が動作する電力を減少することを含んでもよい。この修正は、有線通信接続がPBD702とPBD704との間に存在するか否かに関わらず可能である。
例えば、PBD702および/またはPBD704が互いに近接していると判断するとき、PBD702および704の一方または両方はそれぞれの無線アンテナおよび/または無線送信機が動作する電力を減少してもよい。PBD702および704の一方または両方は、他方からの干渉が制限されている状態、または、少なくとも、PBD702およびPBDが十分な送信電力(フルトランスミッションパワー)で動作する場合より干渉が少ない状態で、動作することができるから、有益であり得る。動作するとき、PBD702および704の1つのみが、その無線アンテナおよび/または送信機が動作する電力を減少し得て、他方のPBDの無線アンテナおよび/または送信機に十分な強度(フルストレンジ)で動作させる。図8に示された構成において、PBD702がPBD704の上にあって、PBD702のアンテナおよび/または送信機の動作がPBD704のアンテナおよび/または送信機の動作に対して与え得る干渉が、PBD704のアンテナおよび/または送信機の動作がPBD702のアンテナおよび/または送信機の動作に対して与え得る干渉より少ないから、PBD702は、そのアンテナおよび/または送信機がフルストレンジで動作するように構成され得る一方、PBD704は、そのアンテナおよび/または送信機が減少された強度で動作するように構成され得る。このような設定は、2つのデバイスを合わせてよりよい全体の動作能力をもたらすことができる。さらに、有線接続がPBD702とPBD704との間に存在していない場合、減少された、アンテナおよび/または送信機が動作する電力を有するPBDは、十分な送信強度(フルトランスミッションストレンジ)で動作するPBDからいくつかの情報を受信してもよく、他の情報を直接的に受信してもよい。例えば、減少された、アンテナおよび/または送信機が動作する電力を有するPBDは、電力が減少されたアンテナおよび/または送信機を介して再生制御コマンドを受信してもよく、フルトランスミッションストレンジで動作するPBDを介してメディアストリーミングを受信してもよい。
追加的にまたは代替的に、有線接続がPBD702とPBD704との間に存在する場合、1つのPBDは第1無線周波数帯内で動作するように構成され得て、もう1つのPBDは第2無線周波数帯内で動作するように構成され得る。例えば、PBD702は2.4GHzの周波数帯内に動作してもよく、一方、PBD704は5GHzの周波数帯内で動作してもよい。このような場合において、他のデバイスとPBD702との間の、2.4GHzの周波数帯による通信は、PBD702へまたはPBD702から直接送信され得る。一方、他のデバイスとPBD702との間の、5GHzの周波数帯による通信は、PBD704および有線接続を介して送信され得る。同様に、他のデバイスとPBD704との間の、5GHzの周波数帯による通信は、PBD704へまたはPBD704から直接送信され得る。一方、他のデバイスとPBD704との間の、2.4GHzの周波数帯による通信は、PBD702および有線接続を介して送信され得る。他の実施例もあり得る。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数のアクティブ無線アンテナの設定を修正することを含む。例えば、PBD702および704のそれぞれが、その頂部に第1セットである1つまたは複数のアンテナを有し、その一側または両側に第2セットである1つまたは複数のアンテナを有する場合、かつ、PBD702および704が図8に示されたように配置された場合、PBD704の頂部にある第1セットのアンテナはPBD702のアンテナからの干渉を受ける可能性があるから、PBD704がその現在のアクティブアンテナを側部に位置するその第2セットのアンテナに設定することは、有益であり得る。同様に、PBD702の側部に位置する第2セットのアンテナより、頂部に位置する第1セットのアンテナがPBD704の第2セットのアンテナに干渉する可能性が低いから、PBD702がその現在のアクティブアンテナを頂部に位置するその第1セットのアンテナに設定することは、有益であり得る。いくつかの環境において、代替的に、PBD702および704は図8において点線で示されたPBD702によって示されたように配置され得る。この配置において、PBD702および704は、横並び配置であり、互いに物理的に接触していてもよい。この配置に基づいて、PBD702および704の両方はそれぞれのアクティブアンテナを、頂部にあるアンテナ、および他方のPBDに向いていない側部にあるアンテナに設定してもよい。PBD702および704の異なる配置に対して、アクティブアンテナの設定または修正は異なってもよい。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワークインタフェース(例えば、ブルートゥース(登録商標)、NFCなど)の電力を切ることを含む一方、少なくとも1つの無線ネットワークインタフェース(例えば、Wi−Fi(登録商標)など)をアクティブ状態に残す。PBD702および704の一方または両方の無線アンテナおよび/または送信機の無効化と同様な原因で、これは有益であり得る。しかしながら、1つまたは複数の無線ネットワークインタフェースの電力を切ることは、有線通信接続がPBD702とPBD704との間に存在していないときに可能である。例えば、PBD702および704が図8に示されたように配置され、かつ、有線接続が存在していない場合、PBD702および/または704がその優先ネットワークインタフェースを介して情報を受信することができないから、PBD702および704の一方または両方のWi−Fi無線アンテナを無効化することが実現できない可能性がある。しかしながら、1つまたは複数の無線ネットワークインタフェース(例えば、ブルートゥース(登録商標)、NFCなど)の電力を切ることは、他の無線インタフェイス(例えば、Wi−Fi(登録商標))を介してメディア再生に関する情報を受信する能力を抑制することなく、702および704の一方または両方からの干渉を低減することができる。例えば、PBD702が自身とPBD704との間の近接度を判断し、かつ、有線接続が存在していない場合、PBD702およびPBD704は、干渉を低減するようにそれぞれのブルートゥースインタフェースおよびNFCインタフェースの電源を切るが、そのWi−Fiインタフェースの電源をオンに維持することができる。しかしながら、有線通信接続が存在する場合、続いて、(i)PBDはそのブルートゥース(登録商標)、NFCおよびWi−Fi(登録商標)などの無線インタフェースの全部の電力を切ることができ、(ii)PBD702はそのブルートゥース(登録商標)およびNFCのインタフェースの電力を切りながらそのWi−Fiインタフェースをアクティブに維持することができ、ならびに、(iii)PBD702は接続706の有線接続を介してPBD704へまたはPBD704からの送信を中継することができる。
いくつかの環境において、PBD702とPBD704との近接は無線接続問題の代わり(または、無線接続問題に加えて)熱的問題(例えば、過熱)を起こし得る。この潜在的な問題を克服するために、いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方は、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。これらの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、以下の(i)〜(vi)のうちの1つまたは複数を含んでもよい。(i)PBD702および704の一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を調整すること。(ii)PBD702および704の一方または両方がメディアを再生せずにアイドル状態に入る時間を調整すること。(iii)PBD702および704のうちの1つに、他のPBDに振り当てられた処理プロセスを指定すること。(iv)マスタデバイス機能を実行するようにPBD702および704を再設定し、スレーブデバイス機能を実行するように他のPBDを再設定すること。(v)PBD702および704の一方または両方のアンプの出力電力を修正すること。(vi)有線通信接続を介してPBD702と704とを接続するように、ユーザに指令を送信し、ユーザがPBD702と704とを接続することに応じて、PBD702および704の一方の無線ネットワークインタフェースを無効化すること。PBD702および704は、有線ネットワーク接続が存在するか否かに関わらず、これらの動作パラメータを再設定することができる。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、PBD702および704の一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を調整することを含んでもよい。一般的には、1つまたは複数の内部コンピューティングコンポーネント(例えば、プロセッサ、メモリ、オーディオ処理コンポーネントなど)が過熱になったとき、PBD702および704は、動作電力を減少し過熱およびこれらのコンポーネントへのダメージを回避するように設定される。
いくつかの環境において、PBD702および704が互いに近接しているとき、これらの部品はより速く過熱になる、および/または、一般的には過熱にならない部品(例えば、無線インタフェースコンポーネント)は過熱になり得る。この問題を改善するために、いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方は、PBD702および704の一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を低くしてもよい。動作するとき、PBD702および704は、一般的には、内部温度が55℃に到達したら動作電力を減少するように設定されている。しかしながら、PBD702および704が互いに近接している場合、PBD702および704の一方または両方は、内部温度が50℃に到達したら動作電力を減少してもよい。
また、PBD702および704の配置が特定の部品を過熱するものの、内部温度はPBD702および704にその動作電力を減少させるべき閾値温度以下に維持しているというシナリオがあり得る。いくつかの環境において、PBD702および704は図8に示された代替的な配置(横並び)である場合、隣り合う、そして互いに物理的に接触し得るPBD702および704の壁内に位置する内部部品は過熱するものの、システム全体の温度は閾値温度以下にとどまる。この問題を改善するために、いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方は個別の内部部品の温度を監視してもよい。個別の部品はそれぞれ対応する閾値温度を有してもよく、当該閾値温度に到達したら、PBD702および704に動作電力を減少させてもよい。これらの温度を用いて、個別の部品の温度に基づいて、PBD702および704は、それぞれの動作電力を減少することができ、またはPBD702および704内のサブシステムのそれぞれの動作電力を減少することができる。再生デバイス内のサブシステムの一例として、オーディオアンプおよびデジタルシグナルプロセッサを含むオーディオ処理サブシステムが挙げられる。
1つの実施例において、PBD702および704図8に示されたように(スタック)配置された場合、PBD702の底部にある部品およびPBD704の頂部にある部品は過熱になるリスクを有する場合がある。PBD702においてそのプロセッサおよびオーディオ処理部品は底部に位置する可能性があり、PBD704においてその無線インタフェースおよびアンテナは頂部に位置する可能性がある。この実施例において、PBD702のプロセッサがその指定された閾値温度(例えば、55℃)に到達したら、PBD702は過熱を回避するように、(例えば、クロック速度を減少すること、特定のプロセッササブコンポーネントを無効化すること、または、プロセッサに加える処理負荷を減少することによって)プロセッサが動作する電力を減少する。同様に、PBD704の無線アンテナがその指定された閾値温度(例えば、45℃)に到達したら、PBD704は無線アンテナが動作する電力を減少する。
いくつかの環境において、PBD702および704が特定の部品の動作する電力を減少する方法は、部品の種類に基づいて変更可能である。例えば、PBD702は、1つまたは複数の無線アンテナを無効化することによって、その無線アンテナが動作する電力を減少してもよい。他の実施例において、PBD702は、スピーカーに対する電力供給量を低減することによって、そのスピーカーが動作する電力を減少してもよい。また他の実施例において、PBD702は、プロセッサに振り当てた処理負荷を制限することによって、そのプロセッサが動作する電力を減少してもよい。
いくつかの環境において、PBD702とPBD704との近接によって、PBD702および704の全体の内部温度が閾値システム温度を超えて、PBD702および704の一方または両方が潜在的にダメージを受ける場合がある。この問題を改善するために、いくつかの実施例において、PBD702および704は、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。再設定は、PBD702および704の一方または両方がメディアを再生せずにアイドル状態に入る時間を調整することを含んでもよい。一般的には、PBD702および704は、特定の時間(例えば、3分〜5分)でメディアを再生していないと、アイドル状態に入るように構成されている。PBD702および704がアイドル状態に入ったとき、PBD702および704は、メディアを再生するコマンドを受信するまで、必要でない機能(例えば、スピーカー、オーディオアンプ、マイクロホンなど)のすべてを一時的に無効化するによって電力を温存する。アイドル状態に入るまでの時間期間は、ユーザによって規定されてもよく、および/または、製造時に設定されたデフォルト時間期間であってもよい。例えば、PBD702および704が互いに近接している、かつ、PBD702および704の一方または両方の内部温度が閾値温度を超えた場合、PBD702および/または704は、PBD702および704の一方または両方がそれぞれのアイドル状態に入る時間期間を減少してもよい(例えば、4分から30秒を減少)。メディア再生のセッション間においてPBD702および704にその内部温度を減少させるから、有益であり得る。
いくつかの環境において、PBD702および704が互いに上下にスタックされているとき、PBD702および704の一方のみに過熱問題が生じる場合がある。これらの状況において、PBD702および/または704は、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。このような再設定の1つは、PBD704によって実行すべき処理タスクの1つまたは複数をPBD702に実行させることを含んでもよい。
1つの実施例において、PBD704は第1処理プロセスおよび第2処理プロセス(例えば、オーディオの処理、システム応答の出力など)を実行するように構成され得る。PBD702および704が互いに近接している(図8に示されたようにスタックされた)とき、PBD704は、PBD702の下に置かれているから、過熱問題を受ける可能性がある。過熱を回避するために、PBD702はPBD704の代わりに第1処理プロセスおよび第2処理プロセスの一方または両方を実行してもよい。前述したように、このような処理責任の再振り当ては、PBD702、PBD704、および/またはクラウドサーバによって行える。1つの場合において、PBD702は、第1処理プロセスおよび/または第2処理プロセスの振り当てをPBD704および/またはクラウドサーバから受信し、それに従って振り当てられた処理プロセスを実行してもよい。PBD702が当該第1処理プロセスおよび/または第2処理プロセスをすでに受信して実行しようとすることを示す、PBD702および/またはクラウドサーバからの確認の受信に応じて、PBD704は当該第1処理プロセスおよび/または第2処理プロセスの実行を中止してもよい。この処理プロセスの再振り当てによって、PBD702および704は実行すべき処理量を動的に調整することができ、よって、熱的問題を受けるPBDに対してより低い動作温度をもたらす。
いくつかの状態において、PBD702および704は同期グループに構成されており、PBD702および704のうちの1つは同期グループに対してマスタデバイス(グループコーディネータ(group coordinators)とも呼ばれる)機能を実行し、PBD702および704のうちのもう1つは同期グループに対してスレーブデバイス(グループメンバとも呼ばれる)機能を実行する。マスタデバイス機能は1つのPBDのみが実行する機能、例えば、メディア再生構成800におけるすべてのPBDに対するマスタ音量の設定、システム応答の出力、オーディオコンテンツおよび再生時間情報の処理および他の再生デバイスへの配信、および/または、オーディオ再生指令の受信を含んでもよい。スレーブデバイス機能は、オーディオコンテンツおよび再生時間情報の受信、マスタデバイスからの再生指令の受信、ならびに/または、オーディオコンテンツの再生を含んでもよい。一般的には、マスタデバイスがスレーブデバイスより多くの機能(およびより多くの、プロセッサに負荷が集中する機能)を実行するため、スレーブデバイスとして動作するPBDより、マスタデバイスとして動作するPBDは比較的大きいエネルギを消費して比較的大きい熱を生成する。よって、熱的問題を受ける(または受ける可能性が高い)第1のPBDから、第1のPBDよりも低い内部温度で動作する第2のPBDに、マスタデバイス機能を再振り当てることは、有益であり得る。
例えば、仮にPBD702および704は同期グループに構成されている。PBD704は同期グループに対してマスタデバイス機能を実行するように構成されており、PBD702は同期グループに対してスレーブデバイス機能を実行するように構成されている。PBD702および/またはPBD704は、PBD702とPBD704との間の近接度を判断してもよい。図8に示されたように構成において、PBD704は、PBD702の下に位置するため、過熱問題を受ける可能性がある。同様に、PBD702は、その頂部が環境に露出するため、より低い内部温度で動作し得る。PBD702がPBD704に近接しているとの判断、および、PBD702はPBD704より低い内部温度で動作するとの判断に応じて、PBD704は、マスタデバイスとして、PBD702および704の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。再設定は、PBD702とPBD704との間においてマスタの役割およびスレーブの役割を切り替えることを含んでもよい。すなわち、再設定は、同期グループのマスタデバイス機能を実行するようにPBD702を再設定することと、同期グループにおけるスレーブ機能を実行するようにPBD704を再設定することとを含んでもよい。このマスタ/スレーブデバイス機能の再設定により、比較的低い内部温度で動作するPBD702に、より多くの熱を生成しより多くの電力を消費するタスクを完成させることができる。
いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、PBD702および704の一方または両方のアンプの出力電力を修正する(例えば、減少する)ことを含んでもよい。アンプの出力電力を減少すれば一般的にはPBDによって生成される熱量も減少するから、有益であり得る。例えば、PBD702および704が互いに近接している、かつ、図8に示されたようにPBD702がPBD704の上に置かれている場合、PBD704は過熱問題を受ける可能性がある。この問題を対処するために、PBD702および/またはPBD704は、PBD704のアンプの出力電力を減少することによって、PBD704の1つまたは複数の動作パラメータを再設定してもよい。これにより、PBD704はより低い温度で動作することができ、スタック構成における潜在的な過熱問題を回避することができる。
いくつかの環境において、PBD702および704は、上述した動作パラメータを再設定しても潜在的な過熱問題を改善しにくいように配置されている。この配置は、熱を放熱するための十分な領域がない、囲まれた領域においてPBD702および704を互いに上下にスタックすることを含んでもよい。この潜在的な問題を改善するために、PBD702または704のうちの1つは、メディア再生と関係ないシステム(例えば、無線ネットワークブリッジ機能またはアクセスポイント機能)の全部を無効化してもよい。PBD702とPBD704との間に存在する有線通信接続によって、PBD702または704のうちの1つはメディア再生と関係ないシステムの全部を無効化することができる。
しかしながら、いくつかの環境において、有線通信接続がPBD702とPBD704との間に存在していない。この問題を改善する、およびメディア再生と関係ないシステムの全部を無効化するために、いくつかの実施例において、PBD702および704の一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、有線接続を介してPBD702とPBD704と接続するように、ユーザにプロンプトを送信することを含んでもよい。有線通信がPBD702とPBD704との間に(接続706を介して)確立されると、PBD702または704のうちの1つはメディア再生と関係ないシステムの全部を無効化することができる。さらに、前述したように、PBD702とPBD704との間の有線ネットワーク接続によって、PBD702および704は、PBD702および704の一方または両方の様々な動作パラメータを再設定することができることは、有益であり得る。
例えば、PBD702および704は図8に示されたようにスタックされて小さい本棚の内部に置かれ得る。この実施例において、PBD702とPBD704とは接続706を介して接続されていない。PBD702および/またはPBD704はこの構成において過熱問題を受ける可能性がある。この問題を対処するために、PBD702およびPBD704は、まず、上述した方法に従って、PBD702およびPBD704の両方の動作パラメータを再設定するように試みる。しかしながら、熱的問題に関連する動作パラメータの再設定は、PBD702および704の一方または両方が過熱を回避するには不十分であり得る。この実施例において、PBD702は、有線接続を介してPBD702とPBD704と接続するために、ユーザを促すように指令を送信してもよい。有線通信が確立されると、PBD702および704は、有線接続がPBD702とPBD704との間に存在するシナリオに関して前述したように、動作パラメータを再設定する。
d、方法の例
図9に示される実施形態900は、方法の実施形態を図示し、当該方法は、例えば、図1におけるメディア再生システム100、図2における再生デバイス200の1つまたは複数、図3における制御デバイス300の1つまたは複数、図4におけるユーザインタフェース、図5に示された構成、図6に示されたNMD、図7におけるメディア再生構成700、および/または、図8におけるメディア再生構成800を含むか、または備える動作環境内で実施することができる。方法900は、ブロック902、904および906の1つまたは複数によって示される1つ又は複数の動作、機能、またはアクションを含んでもよい。ブロックは順番に示されているが、これらのブロックは、並行して、および/または本明細書に述べられているものとは異なる順序で実行されてもよい。また、様々なブロックは、より少ないブロックに結合され、追加のブロックに分割され、および/または所望の実施に基づいて除去されてもよい。
さらに、本明細書に開示される方法900および他のプロセスおよび方法について、フローチャートはいくつかの実施形態の1つの可能な実施形態の機能および動作を示す。これに関して、各ブロックは、モジュール、セグメント、またはプロセス内の特定の論理機能またはステップを実施するために1つ又は複数のプロセッサによって実行可能な1つ又は複数の命令を含むプログラムコードの一部を表していてもよい。プログラムコードは、例えば、ディスク又はハードドライブを含む記憶装置などの任意のタイプのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、およびランダムアクセスメモリ(RAM)のような短期間データを記憶する有形の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体などの非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、光ディスクまたは磁気ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)のような、二次的または持続的長期記憶などの非一時的媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、他の任意の揮発性または不揮発性記憶システムであってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えばコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、または有形の記憶装置と見なされてもよい。加えて、本明細書に開示される方法900および他のプロセスおよび方法について、図8の各ブロックは、プロセス内の特定の論理機能を実行するように配線されている回路を表していてもよい。
方法900はブロック902から開始する。ブロック902において、第1ネットワークデバイス(または、第1ネットワークデバイスを制御するように構成されたコンピューティングデバイス)は、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断する。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、第1ネットワークデバイスの現在の無線シグネチャと、第1ネットワークデバイスのための予想の無線シグネチャとを比較することを含む。いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、第1ネットワークデバイスの現在の無線シグネチャと、第1ネットワークデバイスのための予想の無線シグネチャとを比較することと、現在の無線シグネチャが予想の無線シグネチャの特定の閾値以内であるか否かを判断することとを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のブルートゥース(登録商標)(または他の種類の通信プロトコル)接続に基づいて近接度を判断することを含む。1つの場合において、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバとが互いに近接しているか否かを判断することは、1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間のブルートゥース接続の受信信号強度表示(RSSI)が閾値強度を超えるか否かを判断することを含んでもよい。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスに設けられた近接センサが第2ネットワークデバイスの存在を検出するか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、近距離無線通信(NFC)プロトコルを用いて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが閾値距離内であるか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスによって、第2ネットワークデバイスが第1ネットワークデバイスに近接していることを示すメッセージを受信することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスがスタック構成であることを、第1ネットワークデバイスに設けられた方位センサが示すか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスが互いに近接していることを示す入力をユーザから受信することを含む。
続いて、方法900はブロック904に進み、ブロック904において、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断する。
いくつかの実施例において、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することは、第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとが物理的なネットワークケーブルを介して互いに通信的に接続されているか否かを判断することを含む。
いくつかの実施例において、有線ネットワーク接続が第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとの間に存在していないと判断した、かつ、PBD702および704の両方が有線ネットワーク接続可能であると判断した場合、メッセージは、PBD702および704の設定および/または制御のために利用されるコントローラに送信されてもよい。コントローラは、有線接続を介してPBD702とPBD704と接続するように、ユーザに促してもよい。その後、有線ネットワーク接続がPBD702とPBD704との間に存在すると判断され得る。
続いて、方法900はブロック906に進み、ブロック906において、決定した近接度および有線ネットワークの存在の有無に応じて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定する。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の、無線アンテナ、無線送信機、および/または無線送受信機の1つまたは複数を無効化することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の、無線アンテナ、無線送信機、および/または無線送受信機の1つまたは複数が動作する電力を減少することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の、無線アンテナ、無線送信機、および/または無線送受信機の1つまたは複数が動作する電力を減少することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの、アクティブ無線アンテナ、無線送信機、および/または無線送受信機の1つまたは複数の設定を修正するおよび/または設定することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワークインタフェースの電力を切ることを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を調整することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方がメディアを再生せずにアイドル状態に入る時間を調整することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスは少なくとも第1処理プロセスおよび第2処理プロセスを実行するように構成されている。このような実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、(i)第1ネットワークデバイスが第2ネットワークデバイスに第2処理プロセスを実行させるように指示することと、(ii)第2ネットワークデバイスが指示を受信したことを示す確認の受信に応じて、第1ネットワークデバイスが第2処理プロセスの実行を中止すること、を含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスは同期グループのメンバーであり、同期グループにおいて、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスのそれぞれは互いにメディアコンテンツを同期して再生するように構成されている。第1ネットワークデバイスは同期グループに対してマスタデバイス機能を実行するように構成されている。このような実施例において、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、(i)同期グループのマスタデバイス機能を実行するように、第2ネットワークデバイスを再設定することと、(ii)同期グループにおけるスレーブ機能を実行するように、第1ネットワークデバイスを再設定することと、を含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方のアンプの出力電力を修正することを含む。
いくつかの実施例において、第1ネットワークデバイスおよび第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、追加的にまたは代替的に、有線通信接続を介して第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスとを接続するように、ユーザに指令を送信することを含む。
IV.結論
上記の説明は、とりわけ、コンポーネント、ファームウェアおよび/またはハードウェア上で実行されるソフトウェアを含む様々な例示的なシステム、方法、装置、および製品を開示している。そのような例は単に例示的なものであり、限定的であると見なされるべきではないことが理解される。例えば、ファームウェア、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの態様またはコンポーネントのいずれかまたはすべてを、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、ファームウェアのみ、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの任意の組み合わせで実施できることが考えられる。したがって、提供される例は、そのようなシステム、方法、装置、および/または製品を実施するための唯一の方法ではない。
追加的に、本明細書における「実施形態」に対する参照は、実施形態に関連して説明した特定の特徴、構造、または特性を、本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態に含めることができることを意味する。本明細書の様々な箇所におけるこの語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を参照しているわけではなく、他の実施形態と相互排他的な別個のまたは代替の実施形態でもない。このように、本明細書で説明された実施形態は、当業者によって明白かつ暗黙的に理解され、他の実施形態と組み合わせることができる。
本明細書は、例示的な環境、システム、手順、ステップ、論理ブロック、処理、および他のシンボル表現に関して広く示されており、それらは直接又は間接的にネットワークに接続されるデータ処理デバイスの動作に類似するものである。これらの処理説明および表現は、一般的に当業者によって使用され、それらの仕事の内容を他の当業者に最も効率良く伝えることができる。多くの具体的な内容が、本開示を理解するために提供されている。しかしながら、当業者にとって、本開示の特定の実施形態が特定の、具体的な詳細なしに実施され得ることは理解される。他の例では、周知の方法、手順、コンポーネント、および回路が、実施形態を不必要に曖昧にすることを避けるため、詳細に説明していない。したがって、本開示の範囲は、上記した実施形態よりむしろ添付された特許請求の範囲によって定義される。
添付の特許請求の範囲のいずれかが単にソフトウェア及び/又はファームウェアへの実装をカバーするように読み取ると、少なくとも1つの例における要素の1つ又は複数は、本明細書では、ソフトウェア及び/又はファームウェアを記憶する有形の非一時的な記憶媒体、例えば、メモリ、DVD、CD、Blu−ray(登録商標)等を含むことが明確に定められている。

Claims (20)

  1. エンコードされた命令を内部に備え、前記命令が1つ又は複数のプロセッサにより実行されるとき、第1ネットワークデバイスに方法を実行させる有形の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、
    前記方法は、
    第2ネットワークデバイスに対する第1ネットワークデバイスの近接度を判断することと、
    有線ネットワーク接続が前記第1ネットワークデバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することと、
    判断した近接度および有線ネットワークの存在の有無に応じて、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の動作パラメータを再設定することと、
    を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  2. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスの現在の無線シグネチャと、前記第1ネットワークデバイスのための予想の無線シグネチャとを比較することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  3. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間のブルートゥース接続が閾値強度を超えるか否かを判断することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  4. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスに設けられた近接センサが前記第2ネットワークデバイスの存在を検出するか否かを判断することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  5. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、近距離無線通信(NFC)プロトコルを用いて、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスが閾値距離内であるか否かを判断することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  6. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスによって、前記第2ネットワークデバイスが前記第1ネットワークデバイスに近接していることを示すメッセージを受信することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  7. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスがスタック構成であることを、前記第1ネットワークデバイスに設けられた方向センサが示すか否かを判断することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  8. 前記第2ネットワークデバイスに対する前記第1ネットワークデバイスの前記近接度を判断することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスが互いに近接していることを示す入力をユーザから受信することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  9. 前記有線ネットワーク接続が前記第1ネットワークデバイスと前記第2ネットワークデバイスとの間に存在するか否かを判断することは、前記第1ネットワークデバイスと前記第2ネットワークデバイスとが有線ネットワークインタフェースを介して接続されているか否かを判断することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  10. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  11. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の無線アンテナを無効化することを含む、請求項10に記載の有体の非一時的な、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  12. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の無線アンテナが動作する電力を減少することを含む、請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  13. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方のアクティブ無線アンテナの設定を修正することを含む、請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  14. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の無線ネットワーク設定パラメータを修正することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の1つまたは複数の無線ネットワークインタフェースの電力を切ることを含む、請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  15. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方が動作電力を減少する閾値温度を調整することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  16. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方がメディアを再生せずにアイドル状態に入る時間を調整することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  17. 前記第1ネットワークデバイスは少なくとも第1処理プロセスおよび第2処理プロセスを実行するように構成されており、
    前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、
    (i)前記第1ネットワークデバイスが前記第2ネットワークデバイスに前記第2処理プロセスを実行させるように指示することと、
    (ii)前記第2ネットワークデバイスが前記指示を受信したことを示す確認の受信に応じて、前記第1ネットワークデバイスが前記第2処理プロセスの実行を中止すること、
    を含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  18. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスは同期グループのメンバーであり、前記同期グループにおいて、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスのそれぞれは互いにメディアコンテンツを同期して再生するように構成されており、前記第1ネットワークデバイスは前記同期グループに対してマスタデバイス機能を実行するように構成されており、
    前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、
    前記同期グループの前記マスタデバイス機能を実行するように、前記第2ネットワークデバイスを再設定することと、
    前記同期グループにおけるスレーブ機能を実行するように、前記第1ネットワークデバイスを再設定することと、
    を含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  19. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方のオーディオアンプの出力電力を修正することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  20. 前記第1ネットワークデバイスおよび前記第2ネットワークデバイスの一方または両方の前記1つまたは複数の動作パラメータを再設定することは、有線通信接続を介して前記第1ネットワークデバイスと前記第2ネットワークデバイスとを接続するように、ユーザに指令を送信することを含む、請求項1に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
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