JP2020534927A - 突起を備えるクッション及び突起を備えるクッションを含む患者インタフェースデバイス - Google Patents

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Abstract

呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システム(100)における使用のためのクッション(110,210,310,410)であって、第1の端(118,418)と、第1の端の反対側に配置される第2の端(120,320,420)とを含み、内部に空間を定める、本体(112,212,312,412)と、空間内への単一の開口(117)を定める封止部分(114,214,314,414)とを含み、単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成され、封止部分は、第1の端と第2の端との間に配置され、封止部分は、開口を定めるエッジ部分(116,216,316)を含み、エッジ部分は、第1の凹部分(125)と、第2の凹部分(127)と、第1の凹部分と第2の凹部分との間に延在する凸部分(128)とを有し、第1の凹部分は、第1の鼻孔の内面を封止するように構成され、第2の凹部分は、第2の鼻孔の内面を封止するように構成される、クッション。

Description

(関連出願の参照)
この特許出願は、2017年9月28日に出願された米国仮出願第62/564,309号の35U.S.C.§119(e)の下の優先権利益を主張し、その全文を参照として本明細書に援用する。
本発明は、患者インタフェースデバイスにおける使用のためのクッションに関する。本発明は、例えば、圧力支持システムにおける使用のための患者インタフェースデバイスのような、患者インタフェースデバイスにも関する。
多くの個人は、睡眠中に呼吸障害を患っている。睡眠時無呼吸は、世界中の何百万人もの人々が苦しんでいるそのような睡眠時呼吸障害の一般的な例である。睡眠時無呼吸の1つのタイプは、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)であり、それは、気道、典型的には、上気道又は咽頭領域の閉塞に起因する、呼吸困難により睡眠が繰り返し中断される状態である。気道の閉塞は、一般的に、少なくとも部分的に、上気道セグメントを安定させ、それによって、組織が気道を虚脱させる、筋肉の全体的な弛緩に起因すると考えられている。睡眠時無呼吸症候群の別のタイプは、中枢性無呼吸であり、それは脳の呼吸中枢からの呼吸シグナルの不存在に起因する呼吸の停止である。無呼吸状態は、閉塞性であれ、中枢性であれ、閉塞性と中枢性の組み合わせである混合型であれ、呼吸の完全停止又はそれに近い、例えば、ピーク呼吸気流量の90%以上の停止と定義される。
睡眠時無呼吸を患う者は、睡眠中に潜在的に重症のオキシヘモグロビン飽和度低下を伴う睡眠断片化及び完全な又はほぼ完全な換気の停止を間欠的に経験する。これらの症状は、極度の日中の眠気、心不整脈、肺動脈高血圧、鬱血性心不全及び/又は認知機能障害に臨床的に転換されることがある。睡眠時無呼吸の他の結果は、右室機能不全、覚醒時及び睡眠中の二酸化炭素貯留、並びに持続的な動脈血酸素分圧低下を含む。睡眠時無呼吸患者は、これらの因子から並びに運転中及び/又は潜在的に危険な機器の操作中の高い事故のリスクによって過剰な死亡のリスクにあることがある。
患者が気道の完全な又はほぼ完全な閉塞を患っていないとしても、気道が部分的に閉塞しているだけの場合には、睡眠からの覚醒のような有害な影響が生じ得ることも知られている。気道の部分的閉塞は、典型的には、呼吸低下(hypopnea)と呼ばれる浅い呼吸を引き起こす。呼吸低下は、典型的には、ピーク呼吸気流量の50%以上の減少として定義される。睡眠時呼吸障害の他のタイプは、上気道抵抗症候群(UARS)や、一般にいびきと呼ばれる咽頭壁の振動のような気道の振動を含むが、これらに限定されない。
患者の気道に連続的気道陽圧(CPAP)を適用することによって睡眠時呼吸障害を治療することがよく知られている。この陽圧は、気道を効果的に「副子(splints)」し、それによって、肺への開放通路を維持する。患者に送達されるガスの圧力が患者の呼吸サイクルに伴って変化するか或いは患者の呼吸努力に伴って変化する陽圧療法を提供して、患者への快適性を高めることも知られている。この圧補助技法は、患者に送達される吸気気道陽圧(IPAP)が呼気気道陽圧(EPAP)よりも高い二層圧力支持(bi-level pressure support)と呼ばれる。患者が無呼吸及び/又は呼吸低下を経験しているか否かのような患者の検出される状態に基づいて圧力が自動的に調節される陽圧療法を提供することが更に知られている。この圧補助技法は、自動滴定型(auto-titration type)の圧補助と呼ばれる。何故ならば、圧補助デバイスは、呼吸障害を治療するために必要な程に高いに過ぎない圧力を患者に提供しようとするからである。
ちょうど記載したような圧補助療法は、患者の顔への柔らかくフレキシブルな封止クッションを有するマスク構成要素を含む患者インタフェースデバイスの配置を含む。マスク構成要素は、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻及び口を覆う鼻/口腔マスク、又は患者の顔を覆うフルフェースマスクであってよいが、これらに限定されない。そのような患者インタフェースデバイスは、前額部支持体、頬パッド及び顎パッドのような、他の患者接触構成要素も利用してもよい。患者インタフェースデバイスは、典型的には、ヘッドギア構成要素によって患者の頭部に固定される。患者インタフェースデバイスは、ガス送達管又は導管に接続され、圧補助デバイスを患者の気道とインタフェース接続するので、呼吸ガスの流れを圧力/フロー生成デバイスから患者の気道に送達することができる。
図1〜図4は、例えば、患者の一対の鼻孔に封止的に係合するように構成された従来的なクレードル式のクッション10を示している。図2及び図3に最も明確に示されるように、クッション10は、本体12と、封止部分14とを有する。封止部分14は、開口を画定するエッジ部分16を有する。エッジ部分16は、患者インタフェースデバイスに利用されるときに、呼吸ガスが単一の開口を通じて患者の各鼻孔に入るように、患者の各鼻孔を囲むように構成される。引き続き図3を参照すると、封止部分14は、一般的に、患者の鼻孔の外側を封止するように構成された単一の凸面である。その結果、クッション10は、比較的大きいことが必要とされる。何故ならば、適切な封止を提供することは、典型的には、封止部分14全体が患者の鼻孔の外側に係合することを必要とするからである。例えば、患者の鼻孔の外側に封止的に係合したクッション10の封止部分14を描写する図4を参照のこと。この構成は、快適さに関連する問題を引き起こす。更に、クッション10は、比較的大きいことによって、患者が着用するときに、安定性がより少ない。何故ならば、枕のような物体は、クッション10を患者の顔面上のその適切な治療的位置に係合させ且つそこから外す可能性がより大きいからである。
従って、本発明の目的は、改良されたクッション及び改良されたクッションを利用する患者インタフェースデバイスを提供することである。
開示の着想の第1の態様として、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションが提供される。クッションは、第1の端と、第1の端の反対側に配置される第2の端とを有する、本体を含む。本体は、内部に空間を定める。クッションは、空間内への単一の開口を定める封止部分を更に含む。単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成される。封止部分は、第1の端と第2の端との間に配置される。封止部分は、第1の突出部分と、第2の突出部分とを含み、第1の突出部分及び第2の突出部分の各々は、本体から外向きに延び、第1の鼻孔及び第2の鼻孔のうちの対応する1つの鼻孔の内面に封止的に係合するように構成される。
開示の着想の第2の態様として、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションが提供される。クッションは、第1の端と、第1の端の反対側に配置される第2の端とを有する、本体を含む。本体は、内部に空間を定める。クッションは、空間内への単一の開口を定める封止部分を更に含み、単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成される。封止部分は、第1の端と第2の端との間に配置される。封止部分は、開口を定めるエッジ部分を含み、エッジ部分は、第1の凹部分と、第2の凹部分と、第1の凹部分と第2の凹部分との間に延在する凸部分とを有する。第1の凹部分は、第1の鼻孔の内面を封止するように構成される。第2の凹部分は、第2の鼻孔の内面を封止するように構成される。
開示の別の態様として、圧補助システムにおける使用のための患者インタフェースデバイスが提供される。圧補助システムは、患者の気道に送達されるべき呼吸ガスの流れを生成するように構成されるガスフロー生成器を含む。患者インタフェースデバイスは、前述のクッションのいずれかと、クッションの第1の端に連結され、ガスフロー生成器に連結されるように構成される、導管とを含む。導管は、ガスフロー生成器からクッションの第1の端への呼吸ガスの流れのための通路を提供するように構成される。
本発明のこれらの及び他の目的、構成、及び特徴、並びに構造の関連する要素の作動方法及び機能、並びに部品の組み合わせ及び製造の経済性は、添付の図面を参照して以下の記述及び添付の請求項を考察した後に、より明らかになるであろう。添付の図面の全ては、この明細書の一部を構成し、同等の参照番号は、様々な図中の対応する部品を指し示している。しかしながら、図面は、例示及び記述の目的のためにあるに過ぎず、本発明の限界の定義として意図されていないことが、明示的に理解されるべきである。
従来的なクッションの正面等角図である。 従来的なクッションの背面等角図である。 従来的なクッションの正面図である。
患者上で利用されるように示された図1〜図3のクッションの等角図である。
開示の着想の1つの非限定的な実施形態に従った圧補助システムの部分的に簡略化された正面等角図である。
図4の圧補助システム用のクッションの正面等角図である。
図6のクッションの背面等角図である。 図6のクッションの背面図である。 図6のクッションの正面図である。
患者上で利用されるような図6〜図9のクッションの正面等角図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの異なる背面等角図である。 開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの異なる背面等角図である。
図11の線A−Aに沿って取られた図11及び図12のクッションの断面図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの断面図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの背面等角図である。 開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの底面等角図である。
図15に示すような図15のクッションの部分の拡大図である。
本明細書で使用するとき、単数形の表現は、文脈が別のことを明確に示さない限り、複数の言及を含む。本明細書で使用するとき、2以上(2つ又はそれよりも多く)の部品又は構成要素が「連結される(coupled)」という表現は、リンクが発生する限り、部品が直接的に(即ち、1つの部品が他の部品の中に又は他の部品の上に直接的に位置付けられる)又は間接的に(すなわち、1以上(1つ又はそれよりも多く)の中間部品又は構成要素を通じて)一緒に結合されるか(joined)或いは動作する(operate)ことを意味する。本明細書で使用されるとき、2つ又はそれよりも多くの部品又は構成要素が「係合する(engage)」という表現は、部品が直接的に又は1以上の中間部品又は構成要素を通じて互いに力を働かせることを意味する。本明細書において使用されるとき、「数(number)」という用語は、1又は1よりも大きい整数(即ち、複数)を意味する。
本明細書で使用されるとき、「封止部分(sealing portion)」という用語は、患者に治療(therapy)を送達するためにクッションが使用されるときに、患者に封止的に係合するように構成されたクッションの部分を指す。本明細書で使用されるとき、「封止的に係合する(sealingly engage)」という用語は、概ね気密シールがそれらの間に形成されるように互いに接触する要素を意味する。
図5は、開示の着想の1つの非限定的な実施形態に従った圧補助システム100(pressure support system)の部分的に簡略化された図である。圧補助システム100は、患者インタフェースデバイス102と、(簡略化された形態で示されている)ガスフロー生成器104とを含む。患者インタフェースデバイス102は、(簡略化された形態で示されている)導管106と、導管106に連結された新規なクッション110とを含む。1つの例示的な実施形態において、導管106は、ヘッドギアの一部を形成する(例えば、導管106の対向するアームは、患者の顔の左側及び右側に沿って延在するが、これに限定されない)。ガスフロー生成器104は、患者の気道に送達されるべき呼吸ガスの流れを生成するように構成される。特に、導管106は、ガスフロー生成器104からクッション110に呼吸ガスの流れを伝達するように構成され、クッション110は、相応して、患者の気道にガスの流れを伝達するように適合(構成)される。
図6〜図9は、クッション110の異なる図を示している。クッション110は、当該技術分野における任意の適切な材料(例えば、非限定的に、シリコーン)で作られてよい。クッション110は、本体112と、封止部分114とを有する。本体112は、第1の端118と、第1の端118とは反対側に配置された第2の端120とを有する。本体112は、更に、ガスフロー生成器104からの呼吸ガスの流れを受け入れるための空間を内部に画定する。1つの例示的な実施形態において、本体112は、第1の端118及び第2の端120を通じる通路を画定する。例えば、非限定的に、図5に示すように、導管106が、好ましくは、ガス流発生器104からクッション110の第1の端118への、また、第2の端部120への(すなわち、よって、患者の気道への)呼吸ガスの流れのための通路を提供するために、本体112の第1の端118及び第2の端120に結合される。
再び図7及び図8を参照すると、第1の端118と第2の端120との間に配置される封止部分114は、周辺部分115と、周辺部分115に対して内側に配置されたエッジ部分116とを有する。周辺部分115は、封止部分114の最も外側の境界を画定する。エッジ部分116は、本体112から離間し、本体112の内部空間内への単一の開口117、すなわち、患者の第1及び第2の鼻孔を囲むように構成される単一の開口117を画定する。1つの実施形態において、エッジ部分116は、患者の口を囲むように構成されない。しかしながら、適切な代替クッションが、クッション110と類似の方法において患者の鼻孔の内面を封止し、患者の口を囲むように適合(構成)される(すなわち、フルフェースクッションである)ことも、開示の着想の範囲内にある。例えば、非限定的に、そのようなクッションは、クッション110のエッジ部分116に類似するエッジ部分を有し、患者の口を囲むように適合(構成)された別個のエッジ部分を有することができる。そのようなクッションは、エッジ部分116に部分的に類似する(すなわち、鼻孔に近接する)1つの連続的なエッジ部分を有することもできるが、患者の口をも囲むように適合(構成)されることもできる。
1つの例示の実施形態において、エッジ部分116は、本体112の第1の端118から第1の距離Dで離間し、本体112の第2の端120から第2の距離Dで離間し、第1の距離Dは、第2の距離Dと同じである。エッジ部分116は、更に円形でない。よって、クッション110は、各々が患者の別々の鼻孔を封止するように構成される2つの別々の円形の開口を有する、従来的なピロースタイル(pillows style)のクッションと異なる。
加えて、開示の着想によれば、クッション110は、図1〜図4に描写されるクッション10のような、従来的なクレードルスタイル(cradle style)のクッションと異なる。より具体的には、クッション110の封止部分114は、第1の突出部分124と、第2の突出部分126とを含み、それらの各々は、本体112から外向きに延び、患者の対応する第1及び第2の鼻孔の内面と封止的に係合するように適合(構成)される。背景技術において上記で議論したように、クッション10の封止部分14は、一般的に、患者の鼻孔の外側を封止するように適合(構成)された、1つの連続的な凸面である。封止部分114の新規な幾何学的形状は、以下に議論するように、クッション110が、従来技術のクッション(例えば、非限定的に、クレードルスタイルのクッション10及び従来的なピロースタイルのクッション)よりも小さなフットプリントを有することを有利に可能にする。
図8に最も明確に示されているように、エッジ部分116の幾何学的形状は、クッション10のエッジ部分16(図1〜図4)のような単一の凸部分でない。むしろ、1つの実施形態において、エッジ部分116は、第1の凹部分125と、第2の凹部分127と、第1の凹部分125と第2の凹部分127との間に延在する第1の凸部分128と、第2の凸部分129とを有する。第2の凸部分129は、また、開口117の反対側に配置され、第1の凸部分128から離間し、第1の凹部分125と第2の凹部分127との間に延在する。第1の凹部分125は、第1の突出部分124と一致し、第2の凹部分127は、第2の突出部分126と一致する。第1及び第2の凹部分125、127は、それぞれ、患者の対応する第1及び第2の鼻孔の内面の部分を別々に封止するように適合(構成)されることが理解されるであろう。
クッション110の最小化されたフットプリントは、図9を参照することによっても理解されることができる。図示のように、エッジ部分116は、第1の突出部分124内に位置する第1のピーク点130と、第2の突出部分126内に位置する第2のピーク点132と、第1のピーク点130と第2のピーク点132との間の中間に位置する底点134と、第1のピーク点130と底点134とを通じて延びる第1の軸136と、第2のピーク点132と底点134とを通じて延びる第2の軸138とを有する。第1のピーク点130は、底点134から第1の距離140で離間する。第2のピーク点132は、底点134から第2の距離142で離間する。第1の軸136は、第2の軸138に対して第1の角度θに位置する。
引き続き図9を参照すると、周辺部分115は、第1のピーク点130に近接して位置する第1の場所150と、第2のピーク点132に近接して位置する第2の場所152と、第1の場所150と第2の場所152との間の中間で底点134に近接して位置する中間場所154と、第1の場所150及び中間場所154を通じて延びる第3の軸156と、第2の場所152及び中間場所154を通じて延びる第4の軸158とを有する。第1の場所150は、中間場所154から第3の距離160で離間する。第2の場所152は、中間位置154から第4の距離162で離間する。第1の距離140は、第3の距離160と同じである。第2の距離142は、第4の距離162と同じである。第3の軸156は、第4の軸158に対して第2の角度θで位置する。図示のように、第1の角度θは、第2の角度θよりも小さい。1つの例示的な実施形態において、第1の角度θは、90度〜120度の間にあり、第2の角度θは、180度未満である。
本明細書に開示するように、クッション110は、突出部分124、126を互いに分離する中心平面について概ね対称的である。しかしながら、突出部分が互いに対称的でない適切な代替的なクッション(図示せず)が想定されることが理解されるであろう。例えば、非限定的に、クッションは、特定の患者の顔の特徴(features)に合わせてカスタマイズされてよいことが想定される。よって、幾らかの患者に対して、よって、幾つかのクッションにおいて、所与の患者の鼻を適切に封止するために、右の突出部分は、右の突出部分よりも多く又は少なく、右の突出部分とは異なる方向に、外向きに突出してよいことが理解される。更に、適切な代替的なクッションはカスタマイズされてよいので、代替的なクッションについてのθ及びθは、患者の顔の幾何学的形状に順応するために異なる値であってよい。
このようにして、第1及び第2の突出部分124、126は、封止部分114が患者の鼻孔の内面を封止することができる機構を提供し、それによって、フットプリントの減少を可能にする。よって、患者インタフェースデバイス102が患者によって装着されると、第1及び第2の突出部分124、126は、それぞれ、患者の鼻孔の内面に封止的に係合するために膨張されるように構成されることが理解されるであろう。更に、本体102は、圧縮シールを介して患者の上唇に亘って封止的に係合するように構成される。よって、クッション110は、内部鼻孔シールから上唇シールへ移行する機構を提供する。換言すれば、クッション110のシールは、鼻孔の内部で、そして、患者の上唇に亘る顔の外側でも、患者の顔と接触する、ハイブリッドである。
従って、封止部分14を直接横切って周辺部分から延びる単一の凸面(すなわち、図3の向きからの凸面)を有するクッション10(図1〜図4)とは異なり、クッション110の突出部分124、126は、本体112から上向き及び外向きに延び、それによって、患者の鼻孔の内部でシールが実現されることを可能にする。例えば、突出部分124が患者の鼻孔の内部に延びる図10と、従来技術の封止部分14が患者の鼻孔の内部に延びない図4とを比較のこと。よって、そのような突出部分を有しないクッション10(図1〜図4)は、患者の鼻孔の外側を封止するために必要とされる有意により大きいフットプリントを有することが理解されるであろう。例えば、図3を図9と比較のこと。減少されたフットプリントを有することによって、クッション110は、有利なことに、治療中に患者に固定されるときにより安定的であることができる。すなわち、クッション110は、比較的小さいことによって、治療中に、ピロー(枕)のような物体、すなわち、さもなければクッション110を適切な治療位置から移動及び/又は変位させることがある物体との接触を起こす可能性はより少ない。更に、クッション110は、患者の視野の障害物(impedance)も減少させる。
図11〜図13は、開示された着想の別の非限定的な実施形態に従った、別のクッション210の異なる図を示している。クッション210は、クッション110の代わりに圧補助システム100(図5)に置換されてよい。更に、クッション210は、上記で議論したクッション110と同様に構成され(すなわち、本体212と突出部分224、226を有する封止部分214とを有し)、上記で議論したクッション110と類似の利点を提供する。よって、同様の構成(features)を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
しかしながら、クッション110とは異なり、クッション210は、患者の鼻孔とのより強いシールを可能にするために、多数の薄くされた部分を有する。より具体的には、図11の断面図である図13に示すように、エッジ部分216は、第1のピーク点230に近接した第1の厚さTを有する。図11に図示されているが指し示されていないエッジ部分216は、第2のピーク点232に近接する第2の厚さを有する。図13を再び参照すると、エッジ部分は、第1のピーク点230と第2のピーク点234との間の中間に位置する第1の底点234と、第1の突出部分224と第2の突出部分226との正に間にある第1の底点234と反対側の第2の底点235とを有する。図13に示すように、エッジ部分216は、第1の底点234に近接する第3の厚さTと、第2の底点235に近接する第4の厚さTとを有する。第1の厚さT、第2のピーク点232に近接する(図示されているが指し示されていない)第2の厚さ、及び第4の厚さTは、第3の厚さTよりも少ない。図11〜図13に示し且つ議論するように、突出部分224,226に減少した厚さを有することによって、突出部分は、有利なことに、治療中により多く膨張/拡張することができる。これは、封止部分214と患者の鼻孔の内面との間のより大きな接触をもたらす。換言すれば、薄くされた領域は、改良されたシールに変換される。
図14は、開示の着想の別の非限定的な実施形態に従ったクッション110のための圧補助システム100(図5)に置換されてよい、別のクッション310の部分の断面図を示している。クッション310は、上記で議論したクッション110,210と同様に構成され(すなわち、突出部分を有する封止部分314を有し(1つの突出部分326のみが示されている)、上記で議論したクッション110,210と類似の利点を提供する。よって、同等の構成を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
クッション310の本体312は、本体312の第1の端(図示せず)と第2の端320との間の中間でエッジ部分316の反対側に位置する中間領域370を有する。加えて、クッション310は、第2の突出部分326のための支持を提供するために近位の第2のピーク点332から中間領域370まで延びる支持リブ372を更に含む。クッション310は、第1のピーク点への支持を提供するために、(図14に図示しない)第1のピーク点から中間領域370まで延びる別の支持リブ(図示せず)を更に含むことが理解されるであろう。支持リブ372(すなわち、及び第1のピーク点(図示せず)のための他の支持リブ)は、クッション310が増大した圧力を鼻孔の前面にかけることを可能にする厚くされた領域である。例えば、図示のように、中間領域370に近接するクッション310の壁は、第1の厚さ371を有し、支持リブ372に近接するクッション310の壁は、第1の厚さ371よりも大きい第2の厚さ373を有する。
図15〜図17は、開示の着想の別の非限定的な実施形態に従ったクッション110のために圧補助システム100(図5)に置換されてよい別のクッション410の異なる図を示している。クッション410は、上記で議論したクッション110,210,310と同様に構成され(すなわち、突出部分424,426を有する封止部分414を有し)、上記で議論したクッション110,210,310と類似の利点を提供する。よって、同等の構成を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
開示の着想によれば、クッション410は、本体412から外向きに延びる上唇バネ480を含む。1つの例示的な実施形態において、上唇バネ480は、本体412の第1の端418から本体412の第2の端420まで延びる。図17の拡大図を参照すると、上唇バネ480は、患者の上唇との係合解除に対応する第1の位置と、患者の上唇との係合に対応する(図17に破線で示し且つ参照番号480’で指し示す)第2の位置との間で移動するように構成される。上唇バネ480が第1の位置から第2の位置に移動するとき、上唇バネ480は、本体412に向かって移動する。更に、上唇バネ480は、第1の位置に向かって付勢されるので、クッション410が患者によって装着されるとき、上唇バネ480は、患者の顔に対するクッション410の圧力を患者の上唇に亘って均等に分配することができる新規な機構を提供する。更に、クッション410が患者によって装着されるとき、上唇バネ480は、突出部分424,426が患者の鼻孔の内部に楔留めされる(wedged)ことを保証するのを補助することがある。
従って、開示の着想は、改良された(例えば、非限定的に、比較的小さなフットプリントの、より安定的な)クッション110、210、310、410、及び、そのようなクッションを含む患者インタフェースデバイス102を提供し、患者の両方の鼻孔を囲むように適合(構成)される単一の開口117を有する封止部分114,214,314,414が、多数の突出部分124、126、224、226、326、424、426を更に有し、それらの各々は、患者の対応する鼻孔の内面に封止的に係合するように適合(構成)されることが理解されるであろう。
請求項において、括弧内に配置される参照符号は、請求項を限定するものと解釈されてならない。「含む(comprising)」又は「含む(including)」という語は、請求項に列挙される要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を排除しない。幾つかの手段を列挙するデバイス請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、1つの同じハードウェアによって具現されることがある。ある要素の単数形の表現は、そのような要素の複数の存在を排除しない。幾つかの手段を列挙するいずれかのデバイス請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、1つの同じハードウェア品目によって具現されることがある。特定の要素が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの要素を組み合わせにおいて使用し得ないことを示さない。
本発明は現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものに基づいて例示の目的のために詳細に記載されるが、そのような詳細は専らその目的のためのものであり、本発明は開示の実施形態に限定されるものでなく、逆に、添付の請求項の精神及び範囲内にある修正及び均等な構成をカバーすることが意図されていることが理解されるべきである。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1つ又はそれよりも多くの構成を任意の別の実施形態の1つ又はそれよりも多くの構成と組み合わせ得ることを想定することが理解されるべきである。
(関連出願の参照)
この特許出願は、2017年9月28日に出願された米国仮出願第62/564,309号の35U.S.C.§119(e)の下の優先権利益を主張し、その全文を参照として本明細書に援用する。
本発明は、患者インタフェースデバイスにおける使用のためのクッションに関する。本発明は、例えば、圧力支持システムにおける使用のための患者インタフェースデバイスのような、患者インタフェースデバイスにも関する。
多くの個人は、睡眠中に呼吸障害を患っている。睡眠時無呼吸は、世界中の何百万人もの人々が苦しんでいるそのような睡眠時呼吸障害の一般的な例である。睡眠時無呼吸の1つのタイプは、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)であり、それは、気道、典型的には、上気道又は咽頭領域の閉塞に起因する、呼吸困難により睡眠が繰り返し中断される状態である。気道の閉塞は、一般的に、少なくとも部分的に、上気道セグメントを安定させ、それによって、組織が気道を虚脱させる、筋肉の全体的な弛緩に起因すると考えられている。睡眠時無呼吸症候群の別のタイプは、中枢性無呼吸であり、それは脳の呼吸中枢からの呼吸シグナルの不存在に起因する呼吸の停止である。無呼吸状態は、閉塞性であれ、中枢性であれ、閉塞性と中枢性の組み合わせである混合型であれ、呼吸の完全停止又はそれに近い、例えば、ピーク呼吸気流量の90%以上の停止と定義される。
睡眠時無呼吸を患う者は、睡眠中に潜在的に重症のオキシヘモグロビン飽和度低下を伴う睡眠断片化及び完全な又はほぼ完全な換気の停止を間欠的に経験する。これらの症状は、極度の日中の眠気、心不整脈、肺動脈高血圧、鬱血性心不全及び/又は認知機能障害に臨床的に転換されることがある。睡眠時無呼吸の他の結果は、右室機能不全、覚醒時及び睡眠中の二酸化炭素貯留、並びに持続的な動脈血酸素分圧低下を含む。睡眠時無呼吸患者は、これらの因子から並びに運転中及び/又は潜在的に危険な機器の操作中の高い事故のリスクによって過剰な死亡のリスクにあることがある。
患者が気道の完全な又はほぼ完全な閉塞を患っていないとしても、気道が部分的に閉塞しているだけの場合には、睡眠からの覚醒のような有害な影響が生じ得ることも知られている。気道の部分的閉塞は、典型的には、呼吸低下(hypopnea)と呼ばれる浅い呼吸を引き起こす。呼吸低下は、典型的には、ピーク呼吸気流量の50%以上の減少として定義される。睡眠時呼吸障害の他のタイプは、上気道抵抗症候群(UARS)や、一般にいびきと呼ばれる咽頭壁の振動のような気道の振動を含むが、これらに限定されない。
患者の気道に連続的気道陽圧(CPAP)を適用することによって睡眠時呼吸障害を治療することがよく知られている。この陽圧は、気道を効果的に「副子(splints)」し、それによって、肺への開放通路を維持する。患者に送達されるガスの圧力が患者の呼吸サイクルに伴って変化するか或いは患者の呼吸努力に伴って変化する陽圧療法を提供して、患者への快適性を高めることも知られている。この圧補助技法は、患者に送達される吸気気道陽圧(IPAP)が呼気気道陽圧(EPAP)よりも高い二層圧力支持(bi-level pressure support)と呼ばれる。患者が無呼吸及び/又は呼吸低下を経験しているか否かのような患者の検出される状態に基づいて圧力が自動的に調節される陽圧療法を提供することが更に知られている。この圧補助技法は、自動滴定型(auto-titration type)の圧補助と呼ばれる。何故ならば、圧補助デバイスは、呼吸障害を治療するために必要な程に高いに過ぎない圧力を患者に提供しようとするからである。
ちょうど記載したような圧補助療法は、患者の顔への柔らかくフレキシブルな封止クッションを有するマスク構成要素を含む患者インタフェースデバイスの配置を含む。マスク構成要素は、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻及び口を覆う鼻/口腔マスク、又は患者の顔を覆うフルフェースマスクであってよいが、これらに限定されない。そのような患者インタフェースデバイスは、前額部支持体、頬パッド及び顎パッドのような、他の患者接触構成要素も利用してもよい。患者インタフェースデバイスは、典型的には、ヘッドギア構成要素によって患者の頭部に固定される。患者インタフェースデバイスは、ガス送達管又は導管に接続され、圧補助デバイスを患者の気道とインタフェース接続するので、呼吸ガスの流れを圧力/フロー生成デバイスから患者の気道に送達することができる。図1〜図4は、例えば、患者の一対の鼻孔に封止的に係合するように構成された従来的なクレードル式のクッション10を示している。図2及び図3に最も明確に示されるように、クッション10は、本体12と、封止部分14とを有する。封止部分14は、開口を画定するエッジ部分16を有する。エッジ部分16は、患者インタフェースデバイスに利用されるときに、呼吸ガスが単一の開口を通じて患者の各鼻孔に入るように、患者の各鼻孔を囲むように構成される。引き続き図3を参照すると、封止部分14は、一般的に、患者の鼻孔の外側を封止するように構成された単一の凸面である。その結果、クッション10は、比較的大きいことが必要とされる。何故ならば、適切な封止を提供することは、典型的には、封止部分14全体が患者の鼻孔の外側に係合することを必要とするからである。例えば、患者の鼻孔の外側に封止的に係合したクッション10の封止部分14を描写する図4を参照のこと。この構成は、快適さに関連する問題を引き起こす。更に、クッション10は、比較的大きいことによって、患者が着用するときに、安定性がより少ない。何故ならば、枕のような物体は、クッション10を患者の顔面上のその適切な治療的位置に係合させ且つそこから外す可能性がより大きいからである。
特許文献1は、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための患者インタフェースデバイスを開示している。デバイスは、内部にキャビティを定めるクッションを含む。孔がキャビティへのアクセスを提供し、デバイスを使用しているときに患者の鼻孔の周りに封止的に係合するための周辺を含む。特許文献2は、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するためのクレードルスタイルのクッションを開示している。クッションは、中央封止本体部分を含む。中央封止本体部分は、クッションの使用中に患者の鼻孔の外側の周りを包み且つ患者の鼻孔の外側と係合するための安定化表面を有する。特許文献3は、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための患者インタフェースデバイスを開示している。デバイスは、本体と、クッションと、カスタムクッション支持アセンブリとを含む。支持アセンブリは、患者の鼻下領域に対応するようにクッションを変形させるカスタム輪郭を含む。
従って、本発明の目的は、改良されたクッション及び改良されたクッションを利用する患者インタフェースデバイスを提供することである。本発明は、請求項によって定義される。
開示の着想の第1の態様として、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションが提供される。クッションは、第1の端と、第1の端の反対側に配置される第2の端とを有する、本体を含む。本体は、内部に空間を定める。クッションは、空間内への単一の開口を定める封止部分を更に含む。単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成される。封止部分は、第1の端と第2の端との間に配置される。封止部分は、第1の突出部分と、第2の突出部分とを含み、第1の突出部分及び第2の突出部分の各々は、本体から外向きに延び、第1の鼻孔及び第2の鼻孔のうちの対応する1つの鼻孔の内面に封止的に係合するように構成される。
開示の着想の第2の態様として、呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションが提供される。クッションは、第1の端と、第1の端の反対側に配置される第2の端とを有する、本体を含む。本体は、内部に空間を定める。クッションは、空間内への単一の開口を定める封止部分を更に含み、単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成される。封止部分は、第1の端と第2の端との間に配置される。封止部分は、開口を定めるエッジ部分を含み、エッジ部分は、第1の凹部分と、第2の凹部分と、第1の凹部分と第2の凹部分との間に延在する凸部分とを有する。第1の凹部分は、第1の鼻孔の内面を封止するように構成される。第2の凹部分は、第2の鼻孔の内面を封止するように構成される。
開示の別の態様として、圧補助システムにおける使用のための患者インタフェースデバイスが提供される。圧補助システムは、患者の気道に送達されるべき呼吸ガスの流れを生成するように構成されるガスフロー生成器を含む。患者インタフェースデバイスは、前述のクッションのいずれかと、クッションの第1の端に連結され、ガスフロー生成器に連結されるように構成される、導管とを含む。導管は、ガスフロー生成器からクッションの第1の端への呼吸ガスの流れのための通路を提供するように構成される。
本発明のこれらの及び他の目的、構成、及び特徴、並びに構造の関連する要素の作動方法及び機能、並びに部品の組み合わせ及び製造の経済性は、添付の図面を参照して以下の記述及び添付の請求項を考察した後に、より明らかになるであろう。添付の図面の全ては、この明細書の一部を構成し、同等の参照番号は、様々な図中の対応する部品を指し示している。しかしながら、図面は、例示及び記述の目的のためにあるに過ぎず、本発明の限界の定義として意図されていないことが、明示的に理解されるべきである。
従来的なクッションの正面等角図である。 従来的なクッションの背面等角図である。 従来的なクッションの正面図である。
患者上で利用されるように示された図1〜図3のクッションの等角図である。
開示の着想の1つの非限定的な実施形態に従った圧補助システムの部分的に簡略化された正面等角図である。
図4の圧補助システム用のクッションの正面等角図である。
図6のクッションの背面等角図である。 図6のクッションの背面図である。 図6のクッションの正面図である。
患者上で利用されるような図6〜図9のクッションの正面等角図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの異なる背面等角図である。 開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの異なる背面等角図である。
図11の線A−Aに沿って取られた図11及び図12のクッションの断面図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの断面図である。
開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの背面等角図である。 開示の着想の別の非限定的な実施形態に従った別のクッションの底面等角図である。
図15に示すような図15のクッションの部分の拡大図である。
本明細書で使用するとき、単数形の表現は、文脈が別のことを明確に示さない限り、複数の言及を含む。本明細書で使用するとき、2以上(2つ又はそれよりも多く)の部品又は構成要素が「連結される(coupled)」という表現は、リンクが発生する限り、部品が直接的に(即ち、1つの部品が他の部品の中に又は他の部品の上に直接的に位置付けられる)又は間接的に(すなわち、1以上(1つ又はそれよりも多く)の中間部品又は構成要素を通じて)一緒に結合されるか(joined)或いは動作する(operate)ことを意味する。本明細書で使用されるとき、2つ又はそれよりも多くの部品又は構成要素が「係合する(engage)」という表現は、部品が直接的に又は1以上の中間部品又は構成要素を通じて互いに力を働かせることを意味する。本明細書において使用されるとき、「数(number)」という用語は、1又は1よりも大きい整数(即ち、複数)を意味する。
本明細書で使用されるとき、「封止部分(sealing portion)」という用語は、患者に治療(therapy)を送達するためにクッションが使用されるときに、患者に封止的に係合するように構成されたクッションの部分を指す。本明細書で使用されるとき、「封止的に係合する(sealingly engage)」という用語は、概ね気密シールがそれらの間に形成されるように互いに接触する要素を意味する。
図5は、開示の着想の1つの非限定的な実施形態に従った圧補助システム100(pressure support system)の部分的に簡略化された図である。圧補助システム100は、患者インタフェースデバイス102と、(簡略化された形態で示されている)ガスフロー生成器104とを含む。患者インタフェースデバイス102は、(簡略化された形態で示されている)導管106と、導管106に連結された新規なクッション110とを含む。1つの例示的な実施形態において、導管106は、ヘッドギアの一部を形成する(例えば、導管106の対向するアームは、患者の顔の左側及び右側に沿って延在するが、これに限定されない)。ガスフロー生成器104は、患者の気道に送達されるべき呼吸ガスの流れを生成するように構成される。特に、導管106は、ガスフロー生成器104からクッション110に呼吸ガスの流れを伝達するように構成され、クッション110は、相応して、患者の気道にガスの流れを伝達するように適合(構成)される。
図6〜図9は、クッション110の異なる図を示している。クッション110は、当該技術分野における任意の適切な材料(例えば、非限定的に、シリコーン)で作られてよい。クッション110は、本体112と、封止部分114とを有する。本体112は、第1の端118と、第1の端118とは反対側に配置された第2の端120とを有する。本体112は、更に、ガスフロー生成器104からの呼吸ガスの流れを受け入れるための空間を内部に画定する。1つの例示的な実施形態において、本体112は、第1の端118及び第2の端120を通じる通路を画定する。例えば、非限定的に、図5に示すように、導管106が、好ましくは、ガス流発生器104からクッション110の第1の端118への、また、第2の端部120への(すなわち、よって、患者の気道への)呼吸ガスの流れのための通路を提供するために、本体112の第1の端118及び第2の端120に結合される。
再び図7及び図8を参照すると、第1の端118と第2の端120との間に配置される封止部分114は、周辺部分115と、周辺部分115に対して内側に配置されたエッジ部分116とを有する。周辺部分115は、封止部分114の最も外側の境界を画定する。エッジ部分116は、本体112から離間し、本体112の内部空間内への単一の開口117、すなわち、患者の第1及び第2の鼻孔を囲むように構成される単一の開口117を画定する。1つの実施形態において、エッジ部分116は、患者の口を囲むように構成されない。しかしながら、適切な代替クッションが、クッション110と類似の方法において患者の鼻孔の内面を封止し、患者の口を囲むように適合(構成)される(すなわち、フルフェースクッションである)ことも、開示の着想の範囲内にある。例えば、非限定的に、そのようなクッションは、クッション110のエッジ部分116に類似するエッジ部分を有し、患者の口を囲むように適合(構成)された別個のエッジ部分を有することができる。そのようなクッションは、エッジ部分116に部分的に類似する(すなわち、鼻孔に近接する)1つの連続的なエッジ部分を有することもできるが、患者の口をも囲むように適合(構成)されることもできる。
1つの例示の実施形態において、エッジ部分116は、本体112の第1の端118から第1の距離Dで離間し、本体112の第2の端120から第2の距離Dで離間し、第1の距離Dは、第2の距離Dと同じである。エッジ部分116は、更に円形でない。よって、クッション110は、各々が患者の別々の鼻孔を封止するように構成される2つの別々の円形の開口を有する、従来的なピロースタイル(pillows style)のクッションと異なる。
加えて、開示の着想によれば、クッション110は、図1〜図4に描写されるクッション10のような、従来的なクレードルスタイル(cradle style)のクッションと異なる。より具体的には、クッション110の封止部分114は、第1の突出部分124と、第2の突出部分126とを含み、それらの各々は、本体112から外向きに延び、患者の対応する第1及び第2の鼻孔の内面と封止的に係合するように適合(構成)される。背景技術において上記で議論したように、クッション10の封止部分14は、一般的に、患者の鼻孔の外側を封止するように適合(構成)された、1つの連続的な凸面である。封止部分114の新規な幾何学的形状は、以下に議論するように、クッション110が、従来技術のクッション(例えば、非限定的に、クレードルスタイルのクッション10及び従来的なピロースタイルのクッション)よりも小さなフットプリントを有することを有利に可能にする。
図8に最も明確に示されているように、エッジ部分116の幾何学的形状は、クッション10のエッジ部分16(図1〜図4)のような単一の凸部分でない。むしろ、1つの実施形態において、エッジ部分116は、第1の凹部分125と、第2の凹部分127と、第1の凹部分125と第2の凹部分127との間に延在する第1の凸部分128と、第2の凸部分129とを有する。第2の凸部分129は、また、開口117の反対側に配置され、第1の凸部分128から離間し、第1の凹部分125と第2の凹部分127との間に延在する。第1の凹部分125は、第1の突出部分124と一致し、第2の凹部分127は、第2の突出部分126と一致する。第1及び第2の凹部分125、127は、それぞれ、患者の対応する第1及び第2の鼻孔の内面の部分を別々に封止するように適合(構成)されることが理解されるであろう。
クッション110の最小化されたフットプリントは、図9を参照することによっても理解されることができる。図示のように、エッジ部分116は、第1の突出部分124内に位置する第1のピーク点130と、第2の突出部分126内に位置する第2のピーク点132と、第1のピーク点130と第2のピーク点132との間の中間に位置する底点134と、第1のピーク点130と底点134とを通じて延びる第1の軸136と、第2のピーク点132と底点134とを通じて延びる第2の軸138とを有する。第1のピーク点130は、底点134から第1の距離140で離間する。第2のピーク点132は、底点134から第2の距離142で離間する。第1の軸136は、第2の軸138に対して第1の角度θに位置する。
引き続き図9を参照すると、周辺部分115は、第1のピーク点130に近接して位置する第1の場所150と、第2のピーク点132に近接して位置する第2の場所152と、第1の場所150と第2の場所152との間の中間で底点134に近接して位置する中間場所154と、第1の場所150及び中間場所154を通じて延びる第3の軸156と、第2の場所152及び中間場所154を通じて延びる第4の軸158とを有する。第1の場所150は、中間場所154から第3の距離160で離間する。第2の場所152は、中間位置154から第4の距離162で離間する。第1の距離140は、第3の距離160と同じである。第2の距離142は、第4の距離162と同じである。第3の軸156は、第4の軸158に対して第2の角度θで位置する。図示のように、第1の角度θは、第2の角度θよりも小さい。1つの例示的な実施形態において、第1の角度θは、90度〜120度の間にあり、第2の角度θは、180度未満である。
本明細書に開示するように、クッション110は、突出部分124、126を互いに分離する中心平面について概ね対称的である。しかしながら、突出部分が互いに対称的でない適切な代替的なクッション(図示せず)が想定されることが理解されるであろう。例えば、非限定的に、クッションは、特定の患者の顔の特徴(features)に合わせてカスタマイズされてよいことが想定される。よって、幾らかの患者に対して、よって、幾つかのクッションにおいて、所与の患者の鼻を適切に封止するために、右の突出部分は、右の突出部分よりも多く又は少なく、右の突出部分とは異なる方向に、外向きに突出してよいことが理解される。更に、適切な代替的なクッションはカスタマイズされてよいので、代替的なクッションについてのθ及びθは、患者の顔の幾何学的形状に順応するために異なる値であってよい。
このようにして、第1及び第2の突出部分124、126は、封止部分114が患者の鼻孔の内面を封止することができる機構を提供し、それによって、フットプリントの減少を可能にする。よって、患者インタフェースデバイス102が患者によって装着されると、第1及び第2の突出部分124、126は、それぞれ、患者の鼻孔の内面に封止的に係合するために膨張されるように構成されることが理解されるであろう。更に、本体102は、圧縮シールを介して患者の上唇に亘って封止的に係合するように構成される。よって、クッション110は、内部鼻孔シールから上唇シールへ移行する機構を提供する。換言すれば、クッション110のシールは、鼻孔の内部で、そして、患者の上唇に亘る顔の外側でも、患者の顔と接触する、ハイブリッドである。
従って、封止部分14を直接横切って周辺部分から延びる単一の凸面(すなわち、図3の向きからの凸面)を有するクッション10(図1〜図4)とは異なり、クッション110の突出部分124、126は、本体112から上向き及び外向きに延び、それによって、患者の鼻孔の内部でシールが実現されることを可能にする。例えば、突出部分124が患者の鼻孔の内部に延びる図10と、従来技術の封止部分14が患者の鼻孔の内部に延びない図4とを比較のこと。よって、そのような突出部分を有しないクッション10(図1〜図4)は、患者の鼻孔の外側を封止するために必要とされる有意により大きいフットプリントを有することが理解されるであろう。例えば、図3を図9と比較のこと。減少されたフットプリントを有することによって、クッション110は、有利なことに、治療中に患者に固定されるときにより安定的であることができる。すなわち、クッション110は、比較的小さいことによって、治療中に、ピロー(枕)のような物体、すなわち、さもなければクッション110を適切な治療位置から移動及び/又は変位させることがある物体との接触を起こす可能性はより少ない。更に、クッション110は、患者の視野の障害物(impedance)も減少させる。
図11〜図13は、開示された着想の別の非限定的な実施形態に従った、別のクッション210の異なる図を示している。クッション210は、クッション110の代わりに圧補助システム100(図5)に置換されてよい。更に、クッション210は、上記で議論したクッション110と同様に構成され(すなわち、本体212と突出部分224、226を有する封止部分214とを有し)、上記で議論したクッション110と類似の利点を提供する。よって、同様の構成(features)を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
しかしながら、クッション110とは異なり、クッション210は、患者の鼻孔とのより強いシールを可能にするために、多数の薄くされた部分を有する。より具体的には、図11の断面図である図13に示すように、エッジ部分216は、第1のピーク点230に近接した第1の厚さTを有する。図11に図示されているが指し示されていないエッジ部分216は、第2のピーク点232に近接する第2の厚さを有する。図13を再び参照すると、エッジ部分は、第1のピーク点230と第2のピーク点234との間の中間に位置する第1の底点234と、第1の突出部分224と第2の突出部分226との正に間にある第1の底点234と反対側の第2の底点235とを有する。図13に示すように、エッジ部分216は、第1の底点234に近接する第3の厚さTと、第2の底点235に近接する第4の厚さTとを有する。第1の厚さT、第2のピーク点232に近接する(図示されているが指し示されていない)第2の厚さ、及び第4の厚さTは、第3の厚さTよりも少ない。図11〜図13に示し且つ議論するように、突出部分224,226に減少した厚さを有することによって、突出部分は、有利なことに、治療中により多く膨張/拡張することができる。これは、封止部分214と患者の鼻孔の内面との間のより大きな接触をもたらす。換言すれば、薄くされた領域は、改良されたシールに変換される。
図14は、開示の着想の別の非限定的な実施形態に従ったクッション110のための圧補助システム100(図5)に置換されてよい、別のクッション310の部分の断面図を示している。クッション310は、上記で議論したクッション110,210と同様に構成され(すなわち、突出部分を有する封止部分314を有し(1つの突出部分326のみが示されている)、上記で議論したクッション110,210と類似の利点を提供する。よって、同等の構成を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
クッション310の本体312は、本体312の第1の端(図示せず)と第2の端320との間の中間でエッジ部分316の反対側に位置する中間領域370を有する。加えて、クッション310は、第2の突出部分326のための支持を提供するために近位の第2のピーク点332から中間領域370まで延びる支持リブ372を更に含む。クッション310は、第1のピーク点への支持を提供するために、(図14に図示しない)第1のピーク点から中間領域370まで延びる別の支持リブ(図示せず)を更に含むことが理解されるであろう。支持リブ372(すなわち、及び第1のピーク点(図示せず)のための他の支持リブ)は、クッション310が増大した圧力を鼻孔の前面にかけることを可能にする厚くされた領域である。例えば、図示のように、中間領域370に近接するクッション310の壁は、第1の厚さ371を有し、支持リブ372に近接するクッション310の壁は、第1の厚さ371よりも大きい第2の厚さ373を有する。
図15〜図17は、開示の着想の別の非限定的な実施形態に従ったクッション110のために圧補助システム100(図5)に置換されてよい別のクッション410の異なる図を示している。クッション410は、上記で議論したクッション110,210,310と同様に構成され(すなわち、突出部分424,426を有する封止部分414を有し)、上記で議論したクッション110,210,310と類似の利点を提供する。よって、同等の構成を指し示すために同等の参照番号が本明細書において使用される。
開示の着想によれば、クッション410は、本体412から外向きに延びる上唇バネ480を含む。1つの例示的な実施形態において、上唇バネ480は、本体412の第1の端418から本体412の第2の端420まで延びる。図17の拡大図を参照すると、上唇バネ480は、患者の上唇との係合解除に対応する第1の位置と、患者の上唇との係合に対応する(図17に破線で示し且つ参照番号480’で指し示す)第2の位置との間で移動するように構成される。上唇バネ480が第1の位置から第2の位置に移動するとき、上唇バネ480は、本体412に向かって移動する。更に、上唇バネ480は、第1の位置に向かって付勢されるので、クッション410が患者によって装着されるとき、上唇バネ480は、患者の顔に対するクッション410の圧力を患者の上唇に亘って均等に分配することができる新規な機構を提供する。更に、クッション410が患者によって装着されるとき、上唇バネ480は、突出部分424,426が患者の鼻孔の内部に楔留めされる(wedged)ことを保証するのを補助することがある。
従って、開示の着想は、改良された(例えば、非限定的に、比較的小さなフットプリントの、より安定的な)クッション110、210、310、410、及び、そのようなクッションを含む患者インタフェースデバイス102を提供し、患者の両方の鼻孔を囲むように適合(構成)される単一の開口117を有する封止部分114,214,314,414が、多数の突出部分124、126、224、226、326、424、426を更に有し、それらの各々は、患者の対応する鼻孔の内面に封止的に係合するように適合(構成)されることが理解されるであろう。
請求項において、括弧内に配置される参照符号は、請求項を限定するものと解釈されてならない。「含む(comprising)」又は「含む(including)」という語は、請求項に列挙される要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を排除しない。幾つかの手段を列挙するデバイス請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、1つの同じハードウェアによって具現されることがある。ある要素の単数形の表現は、そのような要素の複数の存在を排除しない。幾つかの手段を列挙するいずれかのデバイス請求項において、これらの手段のうちの幾つかは、1つの同じハードウェア品目によって具現されることがある。特定の要素が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの要素を組み合わせにおいて使用し得ないことを示さない。
本発明は現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものに基づいて例示の目的のために詳細に記載されるが、そのような詳細は専らその目的のためのものであり、本発明は開示の実施形態に限定されるものでなく、逆に、添付の請求項の精神及び範囲内にある修正及び均等な構成をカバーすることが意図されていることが理解されるべきである。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1つ又はそれよりも多くの構成を任意の別の実施形態の1つ又はそれよりも多くの構成と組み合わせ得ることを想定することが理解されるべきである。
国際公開第2014/181214号 国際公開第2014/013371号 国際公開第2016/108116号

Claims (15)

  1. 呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションであって、
    第1の端と、該第1の端の反対側に配置される第2の端とを含み、内部に空間を定める、本体と、
    前記空間内への単一の開口を定める封止部分とを含み、前記単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成され、前記封止部分は、前記第1の端と前記第2の端との間に配置され、前記封止部分は、第1の突出部分と、第2の突出部分とを含み、前記第1の突出部分及び前記第2の突出部分の各々は、前記本体から外向きに延び、前記第1の鼻孔及び前記第2の鼻孔のうちの対応する1つの鼻孔の内面に封止的に係合するように構成される、
    クッション。
  2. 前記封止部分は、前記開口を定めるエッジ部分を有し、該エッジ部分は、前記第1の突出部分に配置される第1のピーク点と、前記第2の突出部分に配置される第2のピーク点と、前記第1のピーク点と前記第2のピーク点との間の中間に配置される底点とを有し、前記エッジ部分は、前記第1のピーク点に近接する第1の厚さと、前記第2のピーク点に近接する第2の厚さと、前記底点に近接する第3の厚さとを有し、前記第1の厚さ及び前記第2の厚さは、前記第3の厚さよりも少ない、請求項1に記載のクッション。
  3. 前記エッジ部分は、前記第1の突出部分と前記第2の突出部分との正に間で前記底点の反対側に配置される第2の底点を更に有し、前記エッジ部分は、前記第2の底点に近接する第4の厚さを有し、該第4の厚さは、前記第3の厚さよりも少ない、請求項2に記載のクッション。
  4. 前記封止部分は、前記単一の開口を定めるエッジ部分を有し、前記本体は、前記第1の端と前記第2の端との間の中間で前記エッジ部分の反対側に配置される中間領域を更に含み、前記エッジ部分は、前記第1の突出部分に配置される第1のピーク点と、前記第2の突出部分に配置される第2のピーク点とを有し、当該クッションは、前記第1の突出部分への支持を提供するために、前記第1のピーク点の近傍から前記中間領域まで延在する第1の支持リブを更に含み、当該クッションは、前記第2の突出部分への支持を提供するために、前記第2のピーク点の近傍から前記中間領域まで延在する第2の支持リブを更に含む、請求項1に記載のクッション。
  5. 当該クッションは、前記本体から外向きに延びる上唇バネを更に含み、該上唇バネは、患者の上唇と係合するように構成され且つ位置付けられ、前記上唇バネは、前記患者の前記上唇との係合解除に対応する第1の位置と前記患者の前記上唇との係合に対応する第2の位置との間で移動するように構成され、前記上唇バネは、前記第1の位置に向かって付勢され、前記上唇バネが前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動するときに、前記上唇バネは、前記本体に向かって移動する、請求項1に記載のクッション。
  6. 前記上唇バネは、前記本体の前記第1の端から前記本体の前記第2の端まで延在する、請求項5に記載のクッション。
  7. 前記封止部分は、周辺部分と、該周辺部分に対して内部に配置されるエッジ部分とを有し、前記周辺部分は、前記封止部分の最外側の境界を定め、前記エッジ部分は、前記開口を定め、前記本体から離間し、前記エッジ部分は、前記第1の突出部分に配置される第1のピーク点と、前記第2の突出部分に配置される第2のピーク点と、前記第1のピーク点と前記第2のピーク点との間の中間に配置される底点と、前記第1のピーク点及び前記底点を通じて延びる第1の軸と、前記第2のピーク点及び前記底点を通じて延びる第2の軸とを有し、前記第1のピーク点は、前記底点から第1の距離で離間し、前記第2のピーク点は、前記底点から第2の距離で離間し、前記第1の軸は、前記第2の軸に対して第1の角度で配置され、前記周辺部分は、前記第1のピーク点に近接して配置される第1の場所と、前記第2のピーク点に近接して配置される第2の場所と、前記第1の場所と前記第2の場所との間の中間で前記底点に近接して配置される中間場所と、前記第1の場所及び前記中間場所を通じて延びる第3の軸と、前記第2の場所及び前記中間場所を通じて延びる第4の軸とを有し、前記第1の場所は、前記中間場所から第3の距離で離間し、前記第2の場所は、前記中間場所から第4の距離で離間し、前記第1の距離は、前記第3の距離と同じであり、前記第2の距離は、前記第4の距離と同じであり、前記第3の軸は、前記第4の軸に対して第2の角度で配置され、前記第1の角度は、前記第2の角度よりも少ない、請求項1に記載のクッション。
  8. 前記第1の角度は、90度〜120度の間にある、請求項7に記載のクッション。
  9. 前記封止部分は、前記単一の開口を定めるエッジ部分を有し、該エッジ部分は、当該クッションの前記第1の端から第1の距離で離間し、前記エッジ部分は、当該クッションの前記第2の端から第2の距離で離間し、前記第1の距離は、前記第2の距離と同じであり、当該クッションの前記本体は、圧縮シールを介して前記患者の上唇に亘って封止的に係合するように構成され、前記第1の突出部分及び前記第2の突出部分は、それぞれ、前記第1の鼻孔及び前記第2の鼻孔の対応する1つの鼻孔の内面と封止的に係合するために、膨張させられるように構成される、請求項1に記載のクッション。
  10. 呼吸ガスの流れを患者の気道に送達するための圧補助システムにおける使用のためのクッションであって、
    第1の端と、該第1の端の反対側に配置される第2の端とを含み、内部に空間を定める、本体と、
    前記空間内への単一の開口を定める封止部分とを含み、前記単一の開口は、患者の第1の鼻孔及び第2の鼻孔の両方を囲むように構成され、前記封止部分は、前記第1の端と前記第2の端との間に配置され、前記封止部分は、前記開口を定めるエッジ部分を含み、該エッジ部分は、第1の凹部分と、第2の凹部分と、前記第1の凹部分と前記第2の凹部分との間に延在する凸部分とを有し、前記第1の凹部分は、前記第1の鼻孔の内面を封止するように構成され、前記第2の凹部分は、前記第2の鼻孔の内面を封止するように構成される、
    クッション。
  11. 前記エッジ部分は、前記第1の凹部分と前記第2の凹部分との間に延在する第2の凸部分を更に有し、該第2の凸部分は、前記凸部分とは反対側に配置され、前記凸部分から離間する、請求項10に記載のクッション。
  12. 前記封止部分は、第1の突出部分と、第2の突出部分とを含み、前記第1の突出部分及び前記第2の突出部分の各々は、前記本体から外向きに延び、前記第1の凹部分は、前記第1の突出部分と一致し、前記第2の凹部分は、前記第2の突出部分と一致する、請求項10に記載のクッション。
  13. 前記エッジ部分は、当該クッションの前記第1の端から第1の距離で離間し、前記エッジ部分は、当該クッションの前記第2の端から第2の距離で離間し、前記第1の距離は、前記第2の距離と同じである、請求項10に記載のクッション。
  14. 圧補助システムにおける使用のための患者インタフェースデバイスであって、
    前記圧補助システムは、患者の気道に送達されるべき呼吸ガスの流れを生成するように構成されるガスフロー生成器を含み、
    当該患者インタフェースデバイスは、
    請求項10に記載の前記クッションと、
    前記クッションの前記第1の端に連結され、前記ガスフロー生成器に連結されるように構成される、導管とを含み、該導管は、前記ガスフロー生成器から前記クッションの前記第1の端への前記呼吸ガスの流れのための通路を提供するように構成される、
    患者インタフェースデバイス。
  15. 前記導管は、ヘッドギアの一部を構成し、前記導管は、前記ガスフロー生成器から前記クッションの前記第2の端への前記呼吸ガスの流れのための通路を提供するために、前記クッションの前記第2の端に更に連結される、請求項14に記載の患者インタフェースデバイス。
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