JP2020534674A - リソグラフィ装置のための制御システム - Google Patents

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Abstract

制御システムが、放射ビームの波面を調整するように構成される。制御システムは、ビームの伝搬パスの一部を画定する1対のミラーを有する。ミラーの各々は、ビームの波面内に変化を生じさせるように構成されたプロファイルされた反射表面を有する。ミラーは、ミラーを互いに関して回転させることで、伝搬パスに影響を与えることなく波面を調整可能にするように位置決めされる。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
[0001] 本願は、2017年9月20日出願の欧州出願第17192125.7号の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002] 本発明は、放射ビームの波面を調整するための制御システムに関する。制御システムは、リソグラフィ装置に適した放射源の一部を形成することができる。
[0003] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上に付与するように構成された機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造において使用することができる。リソグラフィ装置は、例えば、パターニングデバイス(例えば、マスク)から、基板上に提供された放射感応性材料(レジスト)の層上に、パターンを投影することができる。
[0004] パターンを基板上に投影するためにリソグラフィ装置によって使用される放射の波長は、その基板上に形成可能なフィーチャの最小サイズを決定する。従来のリソグラフィ装置(例えば、193nmの波長の電磁放射を使用する場合がある)よりも小さいフィーチャを基板上に形成するために、4〜20nmのレンジ内の波長を有する電磁放射であるEUV放射を使用するリソグラフィ装置を使用することができる。
[0005] EUV放射は、レーザ生成プラズマ(LPP)放射源を使用して生成することができる。LPP源は、レーザ放射ビームを提供するように構成されたシードレーザを含むことができる。レーザ放射ビームは増幅され、EUV放射を発生させるためにプラズマを形成するようにターゲットを励起するために、LPP源のプラズマ形成ロケーション領域へと移送することができる。レーザ放射ビームの波面は、プラズマ形成領域に到達する前に光学収差を集合させる可能性がある。光学収差は、望ましくない手法でレーザ放射ビームの波面の形状を変更させる可能性がある。レーザ放射ビームの波面の形状は、LPP源の変換効率(すなわち、発生するEUV放射のパワー対プラズマを発生させるために必要なパワー)に影響を与える可能性がある。
[0006] 本発明の第1の態様に従い、放射ビームの波面を調整するための制御システムが提供される。制御システムは、第1の伝搬方向に沿って放射ビームを受け取るように構成され、また、第2の伝搬方向に沿って放射ビームを反射するように構成された、第1のミラーを備える。第1のミラーは、放射ビームの波面の形状に第1の変化を適用するように、更に構成される。制御システムは、反射された放射ビームを第3の伝搬方向に沿って反射するように構成された第2のミラーも備え、第2のミラーは、放射ビームの波面の形状に第2の変化を適用するように、更に構成される。制御システムは、第1のミラー及び第2のミラーのうちの特定の1つを軸の周囲で回転させるように構成された、作動システムも有し、軸は、第1の伝搬方向、第2の伝搬方向、及び第3の伝搬方向の各々を保持するように構成される。
[0007] 放射ビームの波面の形状は、放射ビームが放射源を介して進むとき、光学収差の集合に起因して波面の望ましい形状から逸脱する場合があり、これによって放射源の効率を低下させる可能性がある。制御システムは、有利には、放射源の効率を上げることができるように、放射ビームの波面の形状を制御する。透過光学系ではなくミラーを使用することで、有利には、高出力(例えば、約25kW)レーザビームの波面を制御することが可能になり、したがって制御システムは、LPP EUV放射源と共に使用するのに適したものとなる。制御システムは、既知の放射源を大規模に再設計する必要のない、安価で柔軟性のあるソリューションを提供する。
[0008] 作動システムは、第1のミラー及び第2のミラーのうちの他方を第2の軸の周囲で回転させるように、更に構成可能であり、第2の軸は、第1の伝搬方向、第2の伝搬方向、及び第3の伝搬方向の各々を保持するように構成される。
[0009] 第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つは、ゼルニケ多項式に対応する空間反射構造を有することができ、ゼルニケ多項式は2より大きいか又は等しいラジアル度を有する。
[00010] ゼルニケ多項式は、異なるタイプの光学収差を表すために使用することができる。ミラーの空間反射構造をゼルニケ多項式に実質的に対応させることで、有利には、放射ビームの波面の特定タイプの光学収差を制御できるようになる。2より大きいか又は等しいラジアル度を有するゼルニケ多項式は、非平坦である。
[00011] ゼルニケ多項式は、非点収差ゼルニケ多項式とすることができる。
[00012] 実験を介して、非点収差は、放射源の効率を上げる際に考慮及び制御するための重要な収差であることがわかっている。第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つの空間反射構造を非点収差ゼルニケ多項式に実質的に対応させることで、有利には、波面の形状における望ましい非点収差の変化を放射ビームに適用できるようになる。
[00013] 第1及び第2のミラーの空間反射構造を非点収差ゼルニケ多項式に実質的に対応させることで、有利には、波面の非点収差の大きさ及び配向を制御できるようになり、したがって、放射源の効率をより大幅に制御できるようになる。
[00014] 空間反射構造は、二次曲面上に重畳されたゼルニケ多項式に対応することができ、ゼルニケ多項式は、2より大きいか又は等しいラジアル度を有する。
[00015] 既知の放射源におけるいくつかのミラーは二次曲面を有する。第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つの形状を、二次曲面上に重畳された非点収差ゼルニケ多項式に実質的に対応させることで、有利には、二次ミラーの分岐効果又は収束効果を維持できるようになる一方で、こうしたミラーを使用して、波面の収差(例えば、非点収差)の大きさ及び/又は角度位置を制御することもできる。
[00016] 二次曲面は放物面とすることができる。
[00017] 制御システムは波面センサを更に備えることができ、波面センサは、放射ビームの波面を感知するように、及び、感知した波面を示す波面信号を出力するように構成される。
[00018] 制御システムはプロセッサを更に備えることができ、プロセッサは、波面信号を受信するように、第1のミラーの第1の角度位置を決定するように、第2のミラーの第2の角度位置を決定するように、第1の角度位置及び第2の角度位置の、感知した波面の制御の下で、第1の角度位置及び第2の角度位置のうちの少なくとも1つの望ましい調整を決定するように、並びに、望ましい調整を示す調整信号を出力するように、構成される。
[00019] 制御システムはコントローラを更に備えることができ、コントローラは、調整信号を受信するように、及び、調整信号に依存して作動システムを制御するように、構成される。
[00020] 本発明の第2の態様に従い、EUV放射を生成するように構成され、レーザシステム及び燃料放出器を備える、EUV放射源が提供される。燃料放出器は、燃料ターゲットを提供するように構成される。レーザシステムは、燃料ターゲットをプラズマに変換してEUV放射を生成するように、燃料ターゲット上に入射する放射ビーム提供するように構成される。EUV放射源は、前述のように、放射ビームの波面を調整するための制御システムを更に備える。
[00021] 本発明の第3の態様に従い、前述のようなEUV放射源及びリソグラフィ装置を備えるリソグラフィシステムが提供される。リソグラフィ装置は、EUV源からEUV放射を受け取るように、及び、パターンを基板上に投影するためにEUV放射を使用するように、構成される。
[00022] 本発明の第4の態様に従い、放射ビームの波面を制御する方法が提供され、方法は、第1の伝搬方向に沿って放射ビームを受け取ること、第2の伝搬方向に沿って第1のミラーからの放射ビームを反射し、放射ビームの波面の形状に第1の変化を適用すること、第2のミラーから反射された放射ビームを第3の伝搬方向に沿って反射し、放射ビームの波面の形状に第2の変化を適用すること、及び、第1のミラー及び第2のミラーのうちの1つを、第1の伝搬方向、第2の伝搬方向、及び第3の伝搬方向の各々が保持されるように、軸の周囲で回転させることを含む。
[00023] 第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つは、ゼルニケ多項式に対応する空間反射構造を有することができ、ゼルニケ多項式は2より大きいか又は等しいラジアル度を有する。
[00024] 第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つの角度位置は、放射ビームの波面が何らかの誘起非点収差を含むように調整可能である。
[00025] 前述のように、EUV放射源の燃料放出器は燃料ターゲットを提供し、EUV放射源のレーザシステムは、燃料ターゲットをプラズマに変換してEUV放射を生成するように、燃料ターゲット上に入射する放射ビームを提供する。燃料放出器は、レーザビームが液滴に正確に衝突する領域への軌道上で開始される小液滴の形で燃料ターゲットを提供することが可能である。誘起される非点収差の大きさ及び角度位置は、放射ビームが入射する燃料の液滴の形状の知識に依存して選択可能である。
[00026] レーザパルスのビーム強度プロファイルを燃料の液滴の形状と一致させることで、LPP放射源の変換効率を上げることができることがわかっているため、放射ビームが入射する燃料の液滴の形状の知識に依存して誘起される非点収差の大きさ及び角度位置を選択することが有利である。
[00027] 本発明の第5の態様に従い、放射波面制御システムに前述の方法を実行させるように構成されたコンピュータ可読命令を担持する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
[00028] 本発明の態様の1つ以上の特徴を、本発明の他の態様の1つ以上の特徴と組み合わせることが可能であることを理解されよう。
[00029] 次に、本発明の実施形態を、添付の概略図を参照しながら単なる例として説明する。
本発明の実施形態に従った、放射ビームの波面を調整するための制御システムを備える、リソグラフィ装置及び放射源を備えるリソグラフィシステムを概略的に示す図である。 本発明の実施形態に従った、放射ビームの波面を調整するための制御システムを概略的に示す図である。 図3A〜図3Cからなる、本発明の実施形態に従った、3つの異なる相対的角度位置における、制御システムの第1のミラー及び第2のミラーを概略的に示す正面図である。 図4A〜図4Cからなる、代替の例示技法を使用して、図3に示される第1のミラー及び第2のミラーを概略的に示す正面図である。 図5A〜図5Cからなる、本発明の実施形態に従った、3つの異なる相対的角度位置における、制御システムの第1のミラー及び第2のミラーを概略的に示す正面図である。 図6A〜図6Cからなる、代替の例示技法を使用して、図5に示される第1のミラー及び第2のミラーを概略的に示す正面図である。
[00030] 図1は、本発明の一実施形態に従った、放射ビームの波面の形状を調整するための制御システム20を含む、リソグラフィシステムを示す。リソグラフィシステムは、放射源SO及びリソグラフィ装置LAを備える。放射源SOは、極端紫外線(EUV)放射ビームBを発生させるように構成される。リソグラフィ装置LAは、照明システムIL、パターニングデバイスMA(例えば、マスク)を支持するように構成された支持構造MT、投影システムPS、及び、基板Wを支持するように構成された基板テーブルWTを備える。照明システムILは、放射ビームBがパターニングデバイスMA上に入射する前に放射ビームBを調節するように構成される。投影システムPSは、(マスクMAによってパターニングされた)放射ビームBを、基板W上に投影するように構成される。基板Wは、事前に形成されたパターンを含むことができる。この場合、リソグラフィ装置は、パターン付与された放射ビームBを、基板W上に事前に形成されたパターンと位置合わせする。
[00031] 放射源SO、照明システムIL、及び投影システムPSは、すべて、外部環境から隔離できるように構築及び配置可能である。大気圧より低い圧力のガス(例えば、水素)を、放射源SO内に提供することができる。照明システムIL及び/又は投影システムPS内に、真空を提供することができる。大気圧よりもかなり低い圧力の少量のガス(例えば、水素)を、照明システムIL及び/又は投影システムPS内に提供することができる。
[00032] 図1に示される放射源SOは、レーザ生成プラズマ(LPP)源と呼ばれることのあるタイプである。例えばCOレーザを含むことができるレーザシステム1は、燃料放出器3から提供されるスズ(Sn)などの燃料内に、レーザ放射ビーム2を介して、エネルギーを蓄積するように配置される。下記の説明ではスズに言及しているが、任意の好適な燃料が使用可能である。燃料は、例えば液体の形とすることが可能であり、例えば金属又は合金とすることができる。燃料放出器3は、スズなどの燃料を、例えば液滴の形で、プラズマ形成領域4に向かう軌道に沿って誘導するように構成された、ノズルを備えることができる。レーザ放射ビーム2は、プラズマ形成領域4においてスズに入射する。スズ内へのレーザエネルギーの蓄積が、プラズマ形成領域4においてプラズマ7を形成する。EUV放射を含む放射は、脱励起中、及びプラズマのイオンと電子の再結合中に、プラズマ7から放出される。
[00033] EUV放射は、近法線入射放射コレクタ5(時には、より一般的に法線入射放射コレクタと呼ばれる)によってまとめられ、合焦される。コレクタ5は、EUV放射(例えば、13.5nmなどの望ましい波長を有するEUV放射)を反射するように配置された多層構造を有することができる。コレクタ5は、2つの焦点を有する楕円構成を有することができる。以下で考察するように、第1の焦点はプラズマ形成領域4内にあり、第2の焦点は中間焦点6にあるものとすることができる。
[00034] レーザシステム1は、放射源SOから距離を置いて配置することができる。この場合、レーザ放射ビーム2は、例えば、好適な誘導ミラー及び/又はビームエキスパンダ、及び/又は他の光学系を備える、ビームデリバリシステム(図示せず)の助けにより、レーザシステム1から放射源SOへと通過することができる。レーザシステム1及び放射源SOを合わせて、放射源と見なすことができる。レーザシステム1は、例えば、シードレーザ、1つ以上の光増幅器、及びビームデリバリシステムを備えることができる。
[00035] コレクタ5によって反射される放射は、放射ビームBを形成する。放射ビームBは、ポイント6で合焦してプラズマ形成領域4のイメージを形成し、これが照明システムILに対して仮想放射源として作用する。放射ビームBが合焦するポイント6は、中間焦点と呼ぶことができる。放射源SOは、中間焦点6が放射源の閉鎖構造9内の開口8又は開口8近くに位置するように、配置される。
[00036] 放射ビームBは、放射源SOから、放射ビームを調節するように構成された照明システムIL内へと通過する。照明システムILは、ファセットフィールドミラーデバイス10及びファセット瞳ミラーデバイス11を含むことができる。ファセットフィールドミラーデバイス10及びファセット瞳ミラーデバイス11は、共に、放射ビームBの望ましい断面形状及び強度の望ましい角度分布を伴う放射ビームBを提供する。放射ビームBは照明システムILから通過し、支持構造MTによって保持されるパターニングデバイスMA上に入射する。パターニングデバイスMAは、放射ビームBを反射及びパターン付与する。照明システムILは、ファセットフィールドミラーデバイス10及びファセット瞳ミラーデバイス11に加えて、又はこれらの代わりに、他のミラーデバイスを含むことができる。
[00037] パターニングデバイスMAからの反射に続き、パターン付与された放射ビームBは投影システムPSに入る。投影システムは、基板テーブルWTによって保持される基板W上に放射ビームBを投影するように構成された、複数のミラー13、14を備える。投影システムPSは、放射ビームに縮小係数を適用し、パターニングデバイスMA上の対応するフィーチャよりも小さなフィーチャを伴うイメージを形成することができる。例えば、縮小係数4を適用することができる。投影システムPSは図1では2つのミラー13、14を有するが、投影システムは任意数のミラー(例えば、6つのミラー)を含むことができる。
[00038] 図1に示される放射源SOは、図示されていないコンポーネントを含むことができる。例えば、スペクトルフィルタを放射源内に提供することができる。スペクトルフィルタは、EUV放射に対して実質上透過的であるが、赤外線放射などの放射の他の波長は、実質上遮断することができる。
[00039] 放射源SOの変換効率は、プラズマ形成領域4におけるレーザ放射ビーム2の強度分布に少なくとも部分的に依存する可能性がある。上記で説明したように、レーザ放射ビームエネルギーのスズ内への蓄積は、プラズマ形成領域4においてプラズマ7を作成する。プラズマ形成領域4におけるレーザ放射ビーム2の強度分布は、レーザ放射ビーム2の波面に少なくとも部分的に依存する可能性がある。放射ビームの波面は、全体にわたってすべてのポイントが同じ位相を有する表面である。波面はレーザシステム1を介して伝搬する。レーザ放射ビーム2の波面は、レーザ放射ビーム2がレーザシステム1を介して進み、レーザシステム1の光学コンポーネントと相互作用するとき、非点収差などの光学収差の集合に起因して、望ましい波面から逸脱する場合がある。例えば、レーザ放射ビーム2がシードレーザ(図示せず)からプラズマ形成領域4へと進むとき、レーザ放射ビーム2は光学収差を集合させる可能性があり、これによって、レーザ放射ビーム2の波面の形状を望ましい形状から逸脱させる。例えば、光学収差は、レーザシステム1内のミラー及び/又はレンズなどの不完全な光学コンポーネント、レーザシステム1内の正しく位置合わせされていない光学コンポーネント、及び/又は、光学要素の1つ以上の光学特性(例えば、ミラーの反射表面)における誘起変動から生じる可能性がある。波面の形状が変更されると、プラズマ形成領域4におけるレーザ放射ビーム2の断面内に、望ましくない強度分布を生じさせ、放射源SOによって発生するEUV放射の量を減少させる可能性がある。放射源SOの変換効率の低下は、基板Wのターゲット領域のリソグラフィ露光を実行するために使用可能な放射エネルギーが少なくなるため、リソグラフィ装置のスループットにマイナスの影響を与える可能性がある。レーザシステム1を介して進むとき、レーザ放射ビーム2によって集められる光学収差は(例えば、レーザシステム1のコンポーネントの光学特性におけるドリフトのために)経時的に変動する可能性、及び/又はレーザシステムによって変動する可能性がある。
[00040] 図2は、本発明の実施形態に従った、放射ビームの波面を調整するための制御システム20を概略的に示す。制御システム20は、第1のミラー21、第2のミラー23、及び作動システム22を備える。第1のミラー21は、第1の伝搬方向24aに沿ってレーザ放射ビーム25を受け取るように、及び、第2の伝搬方向24bに沿ってレーザ放射ビーム25を反射するように、構成される。第1のミラー21は、放射ビーム25の波面の形状における第1の変化を適用するように、更に構成される。第2のミラー23は、反射された放射ビーム25を第3の伝搬方向24cに沿って反射するように構成される。第2のミラー23は、放射ビーム25の波面の形状における第2の変化を適用するように、更に構成される。放射ビーム25は、図示し易いように、線を使用して表されている。実際には、放射ビーム25は、第1のミラー21及び第2のミラー23全体にわたって入射する有限断面エリアを有する(すなわち、放射ビーム25は、第1及び第2のミラー21、23上の単一ポイントから反射するのではなく、第1のミラー21の反射表面のエリア及び第2のミラー23のエリアから反射する)。放射ビーム25は、例えば、約25kWの出力を有することができる。作動システム22は、第1のミラー21及び第2のミラー23を、それぞれ軸30及び軸34の周囲で、互いに関して回転させるように構成される。軸30、34は、第1の伝搬方向24a、第2の伝搬方向24b、及び第3の伝搬方向24cの各々を保持するように構成される。軸30、34は、第1のミラー21又は第2のミラー23の反射表面を通過することができる。作動システム22は、第1のミラー21及び第2のミラー23のうちの他方を、第2の軸30、34の周囲で回転させるように、更に構成可能である。第2の軸30、34は、第1の伝搬方向24a、第2の伝搬方向24b、及び第3の伝搬方向24cの各々を保持するように構成される。
[00041] したがって、制御システムは放射ビームの波面を調整するように構成される。制御システムは、ビームの伝搬パスの一部を画定する1対のミラーを有する。ミラーの各々が、ビームの波面内に変化を発生させるように構成された、プロファイルされた反射表面を有する。ミラーは、互いに関してミラーを回転させることで、ビームの伝搬パスに影響を与えることなく波面を調整可能にするように位置決めされる。
[00042] 下記の例示のシナリオが実装可能である。第1のミラー21は軸30の周囲で新しい角度位置まで回転されるのに対して、軸34の周囲での第2のミラーの角度位置は固定されたままである。別の例として、第1のミラー21は軸30の周囲で新しい角度位置まで回転され、第2のミラー23は軸34の周囲で別の新しい角度位置まで回転される。更に別の例として、軸30の周囲での第1のミラー21の角度位置は固定されたままであり、第2のミラー23は軸34の周囲で新しい角度位置まで回転される。
[00043] 作動システム22は、例えばステッパモータを備えることができる。
[00044] 追加の光学コンポーネントを、第1のミラー21と第2のミラー23との間に提示することができる。すなわち、放射ビーム25は、第1のミラー21からの反射の後、第2のミラー23からの反射の前に、1つ以上の他の光学コンポーネント(例えば、図示されていない1つ以上の更なるミラー)と相互作用することができる。放射ビーム25は、第1のミラー21及び/又は第2のミラー23の回転軸30、34と平行でない伝搬方向24a〜bに沿って、第1のミラー21及び/又は第2のミラー23上に入射することができる。代替として、放射ビーム25は、第1のミラー21及び/又は第2のミラー23の回転軸30、34と平行な伝搬方向に沿って、第1のミラー21及び/又は第2のミラー23上に入射することができる。
[00045] 制御システム20は、波面センサ28を備えることができる。波面センサ28は、例えば、シャックハルトマン波面センサを備えることができる。放射ビームが第2のミラー23から反射された後、放射ビーム25のパス内にビームスプリッタ29を提供することができる。ビームスプリッタ29は、LPP放射源内で使用するために放射ビーム25の大部分を透過させるように、及び、放射ビーム25のわずかな部分を波面センサ28に向けて反射するように、構成可能である。波面センサ28は、放射ビームが第2のミラー23から反射された後、放射ビーム25の波面を感知するように構成可能である。その後、波面センサは、感知された場合、放射ビーム25の波面を示す信号を出力することができる。波面センサ28によって出力された信号は、プロセッサ27に提供することができる。プロセッサ27は、波面センサ28によって感知された場合、放射ビーム25の波面を示す信号を受信するように構成される。プロセッサ27は、第1のミラー21及び第2のミラー23の相対的な角度位置を示す信号を受信するようにも構成される。プロセッサ27は、放射ビーム25の波面に望ましい修正を適用するように、第1のミラー21及び/又は第2のミラー23の角度位置の調整を決定するように構成される。プロセッサ27は、コントローラ26に対して調整を示す信号を提供するように構成される。コントローラ26は、プロセッサ27から信号を受信するように、及び、決定された調整を第1のミラー21及び/又は第2のミラー23の角度位置に適用するように作動システム22を制御するように、構成可能である。放射ビーム25の波面を監視すること及び第1のミラー21及び/又は第2のミラー23を回転させることによって、放射ビーム25の波面に望ましい修正を適用することができる。
[00046] LPP放射源内のレーザシステムは、プラズマを発生させるとき、プレパルス及びメインパルスを提供するように構成可能である。プレパルス及びメインパルスは、同様の波長(例えば、約10μm)を有することができる。代替として、プレパルス及びメインパルスは、実質的に異なる波長を有することができる(例えば、プレパルスは約1μmの波長を有することができ、メインパルスは約10μmの波長を有することができる)。メインパルスはプレパルスよりも高い出力を有することができる。プレパルスは、例えば燃料液滴の形状を変更することによって、メインパルスを受け取るために燃料液滴を調節するように構成可能である。メインパルスは、燃料液滴にプレパルスが当たった後に、調節された燃料液滴をプラズマに変換するように構成可能である。制御システム20は、プレパルスは通過するがメインパルスは通過しない、LPP放射源のセクション内に配置することができる。これによって、メインパルスの波面に影響を与えることなく、プレパルスの波面を制御することが可能になる。代替として、制御システム20を、プレパルス及びメインパルスが通過するLPP放射源のセクション内に配置することができる。これによって、プレパルス及びメインパルスの両方の波面を制御することが可能になる。別の代替として、LPP放射源に2つの制御システム20を提供することができる。第1の制御システム20は、プレパルスは通過するがメインパルスは通過しない、LPP放射源のセクション内に配置することができる。第2の制御システム20は、プレパルス及びメインパルスの両方が通過する、LPP放射源の別のセクション内に配置することができる。更に別の代替として、プレパルスのみが通過するLPP放射源のセクション内に第1の制御システムを配置し、メインパルスのみが通過するLPP放射源の別のセクション内に第2の制御システムを配置することができる。これによって、プレパルス及びメインパルスの波面を独立に制御することが可能になる。
[00047] 第1のミラー21及び第2のミラー23のうちの少なくとも1つは、ゼルニケ多項式に対応する空間反射構造を有することができる。すなわち、第1のミラー及び第2のミラーのうちの少なくとも1つの空間反射構造の形状(すなわち、放射ビームを反射するミラーの部分の非平坦トポグラフィ)は、ゼルニケ多項式の形状に実質的に対応するものと見なすことができる。ゼルニケ多項式は、2より大きいか又は等しいラジアル度を有することができる。ゼルニケ多項式は、例えば非点収差ゼルニケ多項式とすることができる。非点収差ゼルニケ多項式の形状に実質的に対応形状を有する第1及び第2のミラーの例が、図3及び図4に示されている。代替として、空間反射構造は、二次曲面上に重畳されたゼルニケ多項式に対応することができる。ゼルニケ多項式は、2より大きいか又は等しいラジアル度を有する(例えば、非点収差ゼルニケ多項式)。二次曲面は、例えば放物面とすることができる。放物面上に重畳された非点収差ゼルニケ多項式に実質的に対応する形状を有する第2のミラーの例が、図5及び図6に示されている。
[00048] 第1のミラー及び/又は第2のミラーは、反射表面上に空間反射構造(すなわち、非平坦トポグラフィ)が提供された、バルク反射材料(例えば、銅)から形成可能である。例えば、銅のブロックの表面を、コンピュータ制御の研磨機又はフライス盤において処理することができる。コンピュータ制御の研磨機又はフライス盤は、自由造形光学系製造及び測定ツールとすることができる。第1及び/又は第2のミラーの反射性を向上させるために、第1及び/又は第2のミラーの空間反射構造にコーティングを加えることができる。
[00049] 前述のように、本発明との関連において、波面は、すべてが同じ位相で伝搬するレーザ放射(電磁波)におけるポイントのセットを表す仮想表面である。異なる波面は異なるポイントのセットを表し、異なるセットは異なる位相に関連付けられる。定義上、放射を表す光線は波面に対して垂直に走る。放射の伝搬パス内の特定の位置において、いくつかの光線のパス長さが他の光線のパス長さに対して増加するものと想定してみる。次に、パス長さが増加した光線上の同じ位相のポイントは、他の光線上の同じ位相のポイントに遅れて開始することになる。したがって、波面の形状はそれに応じて変化し始めることになる。
[00050] 図3は図3A〜図3Cからなり、本発明の実施形態に従った、3つの異なる相対的な角度位置における第1のミラー及び第2のミラーの正面図を概略的に示す。図3A〜図3C内に示される陰影付き円の行は、第1のミラー及び第2のミラーの異なる相対的な角度位置から生じる、放射ビームの光線の位相上の個々及び正味の両方の効果、したがって、位相上の個々及び正味の効果を表す。図3A〜図3Cの各々における左側の陰影付き円31は、第1のミラーによる反射の結果として生じる、パス長さ、又は位相における変化を表す。図3A〜図3Cの各々における中央の陰影付き円32は、第2のミラーによる反射の結果として生じる、放射のパス長さ(又は、位相)における変化を表す。各行における右側の陰影付き円33は、第1のミラー及び第2のミラーによる反射の結果として生じる、パス長さ(又は、位相)における正味の変化を表す。暗い陰影は位相における正の変化を示し、陰影が暗いほど位相における正の変化が大きいことに対応する。明るい陰影は位相における負の変化を示し、陰影が明るいほど位相における負の変化が大きいことに対応する。位相における変化がないことは、図3Aの右側の円33に示される陰影によって表される。円内の異なる陰影の異なるエリアは、位相における異なる変化が異なるエリアに入射する光線に適用されることを示している。
[00051] 各ミラー31、32の空間反射構造の形状(すなわち、放射ビームを反射するミラーの部分の非平坦トポグラフィ)は、ミラーから反射する放射の光線に適用される位相における変化に対応する。空間反射構造は、光線が入射した空間反射構造のエリアに応じて、異なる量だけ、放射の入射光線の光路長さを変化させるように構成される。放射ビームにおける異なる放射の光線の光路長さを、異なる量だけ変化させることによって、放射ビームの波面の形状を変化させる。空間反射構造の山と空間反射構造の谷との間の距離(すなわち、山から谷までの距離)は、補正されるべき非点収差の振幅の大きさ、及び/又は、制御システムの分解能に依存して、選択可能である。空間反射構造の山から谷までの距離は、制御システムを使用して制御されるべき放射ビームの波長よりも短いか、又は等しいものとすることができる。空間反射構造の山から谷までの距離は、制御システムを使用して制御されるべき放射ビームの波長の約半分に等しいものとすることができる。例えば、補正されるべき非点収差の大きさは、放射ビームの波長と同じ大きさとすることができる。例えば、放射ビームが10μmの波長を有する場合、空間反射構造の山から谷までの距離は、約10μmより短いか又は等しい、例えば、約5μmとすることができる。別の例として、放射ビームが約1μmの波長を有する場合、空間反射構造の山から谷までの距離は、約1μmより短いか又は等しい、例えば約0.5μmとすることができる。
[00052] 図3の例において、第1のミラー31の空間反射構造の形状(すなわち、放射ビームを反射するミラーの部分の非平坦トポグラフィ)は、実質的に、非点収差ゼルニケ多項式の形状に対応し、第2のミラー32の空間反射構造の形状は、実質的に、非点収差ゼルニケ多項式の形状に対応する。すなわち、図3の例において、第1のミラー及び第2のミラーは同一形状を有する。図3Aにおいて、第1のミラー31の角度位置は第2のミラー32の角度位置と90°異なる。第1のミラー31から反射する放射ビームの光線に適用される位相における変化は、第2のミラー32から反射する放射の光線に適用される位相における変化によって打ち消される。したがって、第1及び第2のミラー31、32から反射する放射ビームの光線の位相における正味の変化は、図3Aの右側の陰影付き円33によって示されるように、ゼロである。
[00053] 図3Bにおいて、第1のミラー31は(図3で矢印によって示されるように、真っ直ぐに見た場合)図3Aのその位置に対して反時計回りに回転される。第2のミラー32は、図3Aのその位置に対して時計回りに回転される。図3Bの例では、第1のミラー31及び第2のミラー32は、反対方向に等しい量だけ回転される。ミラー31、32の角度位置における変化は、結果として、第1及び第2のミラーから反射する放射ビームの位相33において非ゼロの正味の変化を生じさせる。すなわち、図3Bの例において、位相33における正味の変化の大きさは、第1のミラー31及び第2のミラー32を反対方向に回転させることによって制御される。ミラー31、32のうちの1つのみを回転させることで、角度位置並びに位相33における正味の変化の大きさに、変化を生じさせることができる。最大の大きさの正味の変化は、第1のミラー31及び第2のミラー32が同じ角度位置で位置合わせされるように、第1のミラー31及び/又は第2のミラー32を回転させることによって達成することができる。すなわち、第1のミラー31及び第2のミラー32が互いに回転的に位置合わせされているとき、第1及び第2のミラー31、32から反射する放射ビームの位相における変化の合計は、その最大値にある。
[00054] 図3Cにおいて、第1のミラー31は(図3で矢印によって示されるように、真っ直ぐに見た場合)図3Bのその位置に対して時計回りに回転される。第2のミラー32も図3Bのその位置に対して時計回りに回転される。図3Cの例では、第1のミラー31及び第2のミラー32は等しい量だけ時計回りに回転される。第1及び第2のミラー31、32から反射する放射に適用される位相33における正味の変化は、図3Bに示されるものと同じ大きさを有する。しかしながら、位相33における正味の変化の角度位置は、図3Bのその位置に対して時計回りに回転されている。すなわち図3Cでは、位相33における正味の変化の角度位置は、第1のミラー31及び第2のミラー32を同じ方向に等しい量だけ回転させることによって制御される。
[00055] ミラー31、32を反対方向に等しい量だけ回転させることで、正味の変化33の大きさを変化させる。ミラー31、32の両方を同じ方向に等しい量だけ回転させることで、正味の変化33の角度位置を変化させる。第1のミラー31及び第2のミラー32の相対的な角度位置における変化は、第1及び第2のミラーから反射する放射ビームに適用されるべき位相における正味の変化33の大きさ及び/又は角度位置の制御を可能にする。図3の例において、第1のミラー31の形状は、実質的に非点収差ゼルニケ多項式の形状に対応する(すなわち、Z −2又はZ )。第2のミラー32の形状も、実質的に非点収差ゼルニケ多項式の形状に対応する。非点収差であるミラー31、32の両方の空間反射構造は、結果として、形において非点収差でもある位相における正味の変化33を生じさせる。異なる形の正味の変化33は、異なる形状を有する第1及び第2のミラー31、32を使用することによって達成可能である。例えば、第1及び第2のミラーは、実質的に、コマ収差ゼルニケ多項式(すなわち、Z −1又はZ )又はトレフォイル収差ゼルニケ多項式(すなわち、Z −1又はZ )の形状に対応する、空間反射構造を有することができる。
[00056] 図4は、図4A〜図4Cからなり、代替の例示技法を使用して、図3に示される第1のミラー及び第2のミラーの正面図を概略的に示す。図4の例では、図3に使用された陰影ではなく第1及び第2のミラーから反射する放射ビームの光線の位相における変化が、数値を使用して表される。図4の例では、位相における正の変化は正の符号、例えば+1を使用して表され、位相における負の変化は負の符号、例えば−1を使用して表される。第1及び第2のミラーがそれらの表面トポグラフィにおいて漸進的変化を有すること、及び、図4に示される明確な境界が単に例示し易さのためであることを理解されよう。例えば、図4Aに示される第1のミラー31の空間反射構造における変化は、「+1」象限と「−1」象限との間で漸進的であり、すなわち、図3Aに示される第1のミラー31に示された漸進的変化と同様である。位相に変化がないことは数値「0」によって表される。第1及び第2のミラー31、32の空間反射構造、第1及び第2のミラー31、32の相対的な角度位置における変化、並びに、図3A〜図3Cに関して適用された位相における正味の変化33の、上記の考察は、図4A〜図4Cにも等しく適用可能である。
[00057] 図5は、図5A〜図5Cからなり、本発明の実施形態に従った、3つの異なる相対的な角度位置における第1のミラー及び第2のミラーの正面図を概略的に示す。図3の場合と同様に、図5A〜図5Cに示された陰影付き円の行は、第1のミラー41及び第2のミラー42の異なる相対的な角度位置から生じる、位相に対する個々及び正味の両方の効果を表す。各ミラー41、42の空間反射構造の形状(すなわち、放射ビームを反射するミラーの部分の非平坦トポグラフィ)は、ミラーから反射する放射に適用される位相における変化に対応する。図5A〜図5Cの各々における左側の陰影付き円41は、第1のミラーによる反射から結果として生じる位相における変化を表す。図5A〜図5Cの各々における左内側の陰影付き円42は、第2のミラーによる反射から結果として生じる位相における変化を表す。図5A〜図5Cの各々における右内側の陰影付き円43aは、第1のミラー41及び第2のミラー42から反射する放射から結果として生じる非点収差における正味の変化を表す。各行内の右側の陰影付き円43bは、第1のミラー41及び第2のミラー42から反射する放射から結果として生じる焦点収差における正味の変化を表す。暗い陰影は位相における負の変化を示し、陰影が暗いほど位相における負の変化が大きいことに対応する。明るい陰影は位相における正の変化を示し、陰影が明るいほど位相における正の変化が大きいことに対応する。位相における変化がないことは、図5Aの右内側の円43aに示される陰影によって表される。
[00058] 図5の例では、第1のミラー41の空間反射構造の形状は、実質的に非点収差ゼルニケ多項式の形状に対応する。第2のミラー42の空間反射構造の形状は、実質的に、放物面上に重畳された非点収差ゼルニケ多項式に対応する。非点収差ゼルニケ多項式41を放物面に適用することで、例えば、結果として、実質的に円柱の湾曲表面に対応する表面が生じる。二次曲面反射表面(例えば、放物面)を有するミラーの山から谷までの距離は、ミラーに重畳されたゼルニケ多項式の山から谷までの距離よりも著しく大きい可能性がある。放物面の山から谷までの距離は、例えば約60μmとすることができるが、非点収差ゼルニケ多項式の山から谷までの距離は、(放射ビームが約10μmの波長を有するとき)例えば約5μmとすることができる。別の例として、放射ビームが約1μmの波長を有する場合、空間反射構造の山から谷までの距離は、約1μmより短いか又は等しい、例えば約0.5μmとすることができる。二次曲面(例えば、収束及び/又は分岐ミラーの表面)は、既知のLPP放射源内に提示され、非点収差ゼルニケ多項式の形状を重畳するように修正することができる。凸状放物面及び非点収差ゼルニケ多項式を重畳することによって、結果として、実質的に、例えば図5A〜図5Cに示されるような円柱の湾曲表面に対応する、表面42を生じさせることができる。図5Aでは、第1のミラー41の角度位置は第2のミラー42の角度位置とは異なるため、非点収差における正味の変化43aはゼロとなる。すなわち、第1のミラー41から反射する放射ビームに適用される非点収差における変化は、第2のミラー42から反射する放射に適用される非点収差における変化によって無効にされる。したがって、第1及び第2のミラー41、42から反射する放射ビームの光線の位相における正味の変化43a、43bは、第2のミラー42の形状を介した球状波面43bの適用である。
[00059] 図5Bの例では、第1のミラー41は図5Aのその位置に対して反時計回りに回転され、第2のミラー42は図5Aのその位置に対して時計回りに回転される。図5Bの例では、第1のミラー41及び第2のミラー42は反対方向に等しい量だけ回転される。ミラー41、42の相対的な角度位置における変化は、結果として、第1及び第2のミラー41、42から反射する放射ビームの誘起非点収差における非ゼロの正味の変化43aを生じさせる。すなわち、図4Bの例において、誘起非点収差における正味の変化43aの大きさは、第1のミラー41及び第2のミラー42を反対方向に回転させることによって制御される。ミラー41、42のうちの1つのみを回転させることで、制御されるべき誘起非点収差における正味の変化43aの大きさ及び角度位置の両方に、変化を生じさせることができる。位相における正味の変化は、実質的に放物面上に重畳された非点収差ゼルニケ多項式に対応する、第2のミラー42の空間反射構造の形状に起因した、球状波面43bの適用も含む。すなわち、第1及び第2のミラー41、42から反射する放射ビームに対する球状波面の適用を維持しながら、非点収差の望ましい量が波面に導入されている。
[00060] 図5Cの例では、第1のミラー41は図5Bのその位置に対して時計回りに回転され、第2のミラー42は図5Bのその位置に対して時計回りに回転される。第1のミラー41及び第2のミラー42は、等しい量だけ時計回りに回転される。第1及び第2のミラー41、42から反射する放射の誘起非点収差における正味の変化43aは、図5Bに示されるのと同じ大きさを有する。しかしながら、誘起非点収差における正味の変化43aの角度位置は、図5Bのその位置に対して時計回りに回転されている。すなわち、図5Cでは、誘起非点収差における正味の変化の角度位置は、第1のミラー41及び第2のミラー42を同じ方向に等しい量だけ回転させることによって制御される。位相における正味の変化は、実質的に放物面上に重畳された非点収差ゼルニケ多項式に対応する、第2のミラー42の空間反射構造の形状に起因した、球状波面43bの適用も含む。すなわち、第1及び第2のミラー41、42から反射する放射ビームに対する球状波面の適用を維持しながら、非点収差の制御された大きさ及び角度位置が導入されている。
[00061] 図6は、図6A〜図6Cからなり、代替の例示技法を使用して、図5に示される第1のミラー及び第2のミラーの正面図を概略的に示す。図4の場合のように、図5に使用された陰影ではなく第1及び第2のミラー41、42から反射する放射ビームの光線の位相における変化が、数値を使用して表される。図6の例では、位相における正の変化は正の符号、例えば「+1」を使用して表され、位相における負の変化は負の符号、例えば「−1」を使用して表される。第1及び第2のミラー41、42の空間反射構造がそれらの表面トポグラフィにおいて漸進的変化を有すること、及び、図6に示される明確な境界が単に例示し易さのためであることを理解されよう。例えば、図6Aに示される第1のミラー41の形状における変化は、「+1」象限と「−1」象限との間で漸進的であり、すなわち、図5Aに示される第1のミラー41のトポグラフィにおける漸進的変化である。位相に変化がないことは数値「0」によって表される。第1及び第2のミラー41、42の形状、第1及び第2のミラー41、42の相対的な角度位置における変化、誘起非点収差における正味の変化、並びに、図5A〜図5Cに関する球状波面の適用の、上記の考察は、図6A〜図6Cにも等しく適用可能である。
[00062] 第1のミラーの空間反射構造及び/又は第2のミラーの空間反射構造は、実質的に、2より大きいか又は等しいラジアル度を有する任意のゼルニケ多項式に対応することができることを理解されよう。例えば、第1のミラー及び/又は第2のミラーの空間反射構造の形状は、実質的に、コマ収差を表すゼルニケ多項式、トレフォイル収差を表すゼルニケ多項式などに対応することができる。
[00063] 制御システムは、放射の位相における任意の望ましい変化を適用するために使用可能である。例えば、放射波面制御システムを使用して、実質的に平坦な波面を伴うプラズマ形成ロケーションに放射ビームが到達するように、放射ビームの波面を制御することができる(すなわち、等しい位相のポイントからなる表面は実質的に平面である)。代替として、制御システムを使用して、望ましい大きさ及び/又は角度位置の光学収差(例えば、非点収差)を伴うプラズマ形成ロケーションに放射ビームが到達するように、放射ビームの波面を制御することができる。放射ビームに望ましい量の非点収差を提供することで、有利には、LPP放射源の変換効率を向上させることができる。これは、レーザパルスのうちの1つによって「見られる」ような燃料の液滴の断面が円形ではなく、代わりに概して楕円であり、レーザパルスのビーム強度プロファイルを、燃料の液滴の形状により良く一致させることで、LPP放射源の変換効率を向上させることができるためである。
[00064] 放射ビームは、第1及び第2のミラーから反射するときに、望ましくない収差の損害を受ける場合がある。例えば、放射ビームが、第1のミラー及び/又は第2のミラーの回転軸に平行でない伝搬方向に沿って、第1のミラー及び第2のミラー上に入射するとき、放射ビームは、例えばコマ収差などのより高位の収差、及び/又は、例えば傾斜などのより低位の収差から、損害を受ける場合がある。しかしながら、図3及び図5に示される第1及び第2のミラーを使用して実行されたシミュレーションは、これらの望ましくない収差がごくわずかな振幅を有するものと判定した。第1と第2のミラーの間のミスアライメントは、望ましくない収差、例えば傾斜を誘導する可能性がある。
[00065] 第1のミラー及び/又は第2のミラーを、既知のLPP放射源に追加する必要はない場合がある。既知のLPP放射源内に既に存在する1つ以上の平坦なミラーは、ミラーが非平坦反射表面を備えるように、及び、各ミラーが作動システムを介して回転可能なように、修正することができる。代替として及び/又は追加として、本明細書で説明する制御システムの一部をミラーが形成できるようにするために、既知のLPP放射源内に既に存在する非平坦反射表面を有する1つ以上のミラーに、(例えば、作動システムを設置することによって)回転の機能を与えることができる。既知のLPP放射源内に非平坦反射表面を有する既存のミラー(例えば、楕円、円柱形、放物面などの反射表面を有するミラー)は、放射ビームの波面の形状に異なる変化を適用するように修正された、それらのトポグラフィ及び/又は円錐定数を有することができる。例えば凸状放物面ミラーは、非点収差を含むように修正することも可能であり、結果として、実質的に放物面(例えば、図5の左内側の陰影付き円42)上に重畳される非点収差ゼルニケ多項式に対応する形状を有するミラーを生じさせることができる。作動システムは、第1のミラーの反射表面を通過する軸の周囲で、第1のミラーを回転させるように構成可能である。作動システムは、第2のミラーの反射表面を通過する軸の周囲で、第2のミラーを回転させるように構成可能である。例えば、作動システムは、第1及び第2のミラーの反射表面の中心表面法線の周囲で第1及び第2のミラーを回転させるように構成可能である。
[00066] 「EUV放射」という用語は、4〜20nmのレンジ内、例えば13〜14nmのレンジ内の波長を有する電磁放射を包含するものと見なすことができる。EUV放射は、10nm未満、例えば6.7nm又は6.8nmなどの、4〜10nmのレンジ内の波長を有することができる。
[00067] 本明細書では、本発明の実施形態に対して特にリソグラフィ装置との関連において言及しているが、本発明の実施形態は他の装置で使用することも可能である。本発明の実施形態は、マスク検査装置、メトロロジ装置、あるいは、ウェーハ(又は他の基板)又はマスク(又は他のパターニングデバイス)などのオブジェクトを測定又は処理する任意の装置の、一部を形成することができる。本発明を使用して、こうした装置内で使用される放射ビームの波面を制御することができる。これらの装置は、一般に、リソグラフィツールと呼ぶことができる。こうしたリソグラフィツールは、真空状態又は大気(非真空)状態を使用することができる。
[00068] 本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているが、本明細書で説明する本発明は他の適用例も有し得ることを理解されたい。他の可能な適用例は、リソグラフィ装置によってパターン付与された基板を検査するための検査ツールで使用されるべき放射ビームの波面を制御することを含む。
[00069] 本発明の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組み合わせにおいて実装可能である。本発明の実施形態は、1つ以上のプロセッサによる読み取り及び実行が可能な、機械可読媒体上に記憶された命令として実装することも可能である。機械可読媒体は、機械(例えば、コンピューティングデバイス)による読み取りが可能な形で情報を記憶又は伝送するための任意の機構を含むことができる。例えば、機械可読媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、電気、光、音響、又は他の形の伝搬信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)、その他を含むことができる。更に、ファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、命令は、本明細書では一定の動作を実行するものとして説明している場合がある。しかしながら、こうした説明は、単なる便宜上のものであること、及び、こうした動作は、実際には、コンピューティングデバイス、プロセッサ、コントローラ、又は、ファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、命令などを実行する他のデバイスからの結果であることを理解されたい。
[00070] 以上、本発明の特定の実施形態について説明してきたが、本発明は、説明した以外の方法で実践可能であることを理解されよう。上記の説明は、例示的であり限定的ではないものと意図される。したがって当業者であれば、下記に示される特許請求の範囲から逸脱することなく、説明したような本発明に対する修正が可能であることは明らかであろう。

Claims (12)

  1. 放射ビームの波面を調整するための制御システムであって、
    第1の伝搬方向に沿って前記放射ビームを受け取るように構成され、また、第2の伝搬方向に沿って前記放射ビームを反射するように構成された第1のミラーであって、前記第1のミラーは、前記放射ビームの前記波面の形状に第1の変化を適用するように更に構成される、第1のミラーと、
    前記反射された放射ビームを第3の伝搬方向に沿って反射するように構成された第2のミラーであって、前記第2のミラーは、前記放射ビームの前記波面の前記形状に第2の変化を適用するように更に構成される、第2のミラーと、
    前記第1のミラー及び前記第2のミラーのうちの特定の1つを軸の周囲で回転させるように構成された作動システムであって、前記軸は、前記第1の伝搬方向、前記第2の伝搬方向、及び前記第3の伝搬方向の各々を保持するように構成される、作動システムと、
    を備える、制御システム。
  2. 前記作動システムは、前記第1のミラー及び前記第2のミラーのうちの他方を第2の軸の周囲で回転させるように更に構成され、
    前記第2の軸は、前記第1の伝搬方向、前記第2の伝搬方向、及び前記第3の伝搬方向の各々を保持するように構成される、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記第1のミラー及び前記第2のミラーのうちの少なくとも1つは、ゼルニケ多項式に対応する空間反射構造を有し、
    前記ゼルニケ多項式は、2より大きいか又は等しいラジアル度を有する、請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記ゼルニケ多項式は、非点収差ゼルニケ多項式である、請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記空間反射構造は、二次曲面上に重畳されたゼルニケ多項式に対応し、
    前記ゼルニケ多項式は、2より大きいか又は等しいラジアル度を有する、請求項1又は2に記載の制御システム。
  6. 前記ゼルニケ多項式は、非点収差ゼルニケ多項式である、請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記二次曲面は、放物面である、請求項5又は6に記載の制御システム。
  8. 波面センサを更に備え、
    前記波面センサは、前記放射ビームの波面を感知するように、及び、前記感知した波面を示す波面信号を出力するように、構成される、請求項1から7のいずれか一項に記載の制御システム。
  9. プロセッサを更に備え、
    前記プロセッサは、
    前記波面信号を受信するように、
    前記第1のミラーの第1の角度位置を決定するように、
    前記第2のミラーの第2の角度位置を決定するように、
    前記第1の角度位置及び前記第2の角度位置の前記感知した波面の制御の下で、前記第1の角度位置及び前記第2の角度位置のうちの少なくとも1つの望ましい調整を決定するように、及び、
    前記望ましい調整を示す調整信号を出力するように、
    構成される、請求項8に記載の制御システム。
  10. コントローラを更に備え、
    前記コントローラは、前記調整信号を受信するように、及び、前記調整信号に依存して前記作動システムを制御するように、構成される、請求項9に記載の制御システム。
  11. EUV放射を生成するように構成されたEUV放射源であって、
    燃料ターゲットを提供するように構成された燃料放出器と、
    前記燃料ターゲットを、前記EUV放射を生成するプラズマに変換するように、前記燃料ターゲット上に入射する放射ビームを提供するように構成されたレーザシステムと、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の制御システムと、
    を備える、EUV放射源。
  12. 請求項11に記載のEUV放射源と、
    前記EUV源からEUV放射を受け取るように、及び、パターンを基板上に投影するために前記EUV放射を使用するように、構成されたリソグラフィ装置と、
    を備える、リソグラフィシステム。
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