特定の実施形態及び例が以下に開示されるが、本発明の主題は、具体的に開示された実施形態を超えて、他の代替の実施形態及び/又は使用、並びにその改変及び均等物に及ぶ。従って、ここに付記される特許請求の範囲は、以下に説明する特定の実施形態のいずれによっても限定されるものではない。例えば、本明細書で開示される任意の方法又はプロセスにおいて、方法又はプロセスの動作又は動作は、任意の適切な順序で実行されてもよく、必ずしも任意の特定の開示された順序に限定されない。様々な動作は、特定の実施形態を理解するのに役立ち得る方法で、複数の離散動作として順番に説明され得るが、説明の順序は、これらの動作が順序依存であることを暗示するように解釈されるべきではない。さらに、本明細書で説明される構造、システム、及び/又はデバイスは、統合された構成要素として、又は別個の構成要素として具現化され得る。
様々な実施形態を比較するために、これらの実施形態の特定の態様及び利点を説明する。必ずしもすべてのそのような態様又は利点が、任意の特定の実施形態によって達成されるわけではない。従って、例えば、様々な実施形態は、本明細書で教示又は示唆され得るような他の態様又は利点を必ずしも達成することなく、本明細書で教示されるような1つの利点又は利点のグループを達成又は最適化する方法で実行され得る。
[導入]
通信システムは、遠隔に位置する人が、近接センサ又はモーションセンサなどのセンサに近づいている人と、又は、出入口、出入口の近く、又はドアの15フィート以内に位置することができるドアベルを鳴らす人と通信するための安全で便利な方法を提供することができる。いくつかの通信システムは、人が、通信システムの少なくとも一部に接近し、及び/又はドアベルのボタンなどのボタンを押す訪問者の声を聞いたり、見たり、話したりすことを可能にする。例えば、通信システムは、コンピューティングデバイスを使用して、遠隔に位置する人が訪問者を見たり、聞いたり、及び/又は訪問者と話したりすることを可能にすることができる。コンピューティングデバイスは、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、モバイルデバイス、スマートフォン、携帯電話、及びワイヤレスデバイス(例えば、無線通信を有する自動車)を含むことができる。コンピューティングデバイスの例には、アップル社製のiPhone、iPad、iMac、MacBook Air、及びMacBook Pro(いずれも登録商標)が含まれる。遠隔に位置する人と訪問者との間の通信は、インターネット、セルラネットワーク、電気通信ネットワーク、及び無線ネットワークを介して行うことができる。
図1は、通信システムの実施形態の正面図を示す。通信システム200は、セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)及びコンピューティングデバイス204を含むことができる。図示のセキュリティシステム202は、1つのハウジング内に多くの構成要素を含むが、いくつかのセキュリティシステムの実施形態は、別個のハウジング内に構成要素を含む。セキュリティシステム202は、カメラアセンブリ208及びドアベルボタン212を含むことができる。カメラアセンブリ208は、いくつかの実施形態ではウェブカメラであるビデオカメラとすることができる。
セキュリティシステム202は、診断ライト216及びパワーインジケータライト220を含むことができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202及び/又は通信システム200が無線インターネットネットワークに接続されている場合、診断ライト216は第1の色(例えば、青色)であり、セキュリティシステム202及び/又は通信システム200が無線インターネットネットワークに接続されていない場合、第2の色(例えば、赤色)である。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202が電源に接続されている場合、電力インジケータ220は第1の色である。電源は、セキュリティシステム202が取り付けられている建物300によって供給される電力とすることができる。いくつかの実施形態では、電力インジケータ220は、セキュリティシステム202が電源に接続されていない場合、第2の色であるか、又は発光しない。
セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)は、ドアベルに電気的に結合することができるイーサネット(登録商標)ケーブル221から電力及び/又は情報を受け取ることができる。イーサネット(登録商標)ケーブル221は、入口近くの建物の外部の穴から出て、ドアベルをイーサネット(登録商標)ケーブル221に電気的に結合することを可能にすることができる。
同様に、セキュリティシステム202は、少なくとも1つのスピーカ488を含むことができる。スピーカ488は、セキュリティシステム202の任意の部分に沿って配置することができる。例えば、スピーカ488は、セキュリティシステム202の内側部分内に、又はセキュリティシステム202の外側部分に沿って配置することができる。スピーカ488は、デジタルスピーカ、アナログスピーカなど、音を発するように構成された任意のタイプの音出力デバイスとすることができる。
さらに、セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)は、耐水性及び/又は防水性であり得る外側ハウジング224を含み得る。外側ハウジングは、60ショアDの硬度を有する成形プラスチックなどの金属又はプラスチックから作ることができ、いくつかの実施形態では、外側ハウジング224は、ブラッシングされたニッケル又はアルミニウムから作られる。
外側ハウジング224を耐水性又は防水性にするために、ゴムシールを使用することができる。セキュリティシステム202は、建物の電力システムに電気的に接続されたワイヤなどの電源に電気的に結合することができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、バックアップ及び/又は一次電力のためのバッテリを含む。
無線通信230は、セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)がコンピューティングデバイス204と通信することを可能にすることができる。いくつかの実施形態は、セルラ及び/又はWi−Fiネットワークを介した通信を可能にする。いくつかの実施形態は、インターネットを介した通信を可能にする。いくつかの実施形態は、セキュリティシステム202とコンピューティングデバイス204との間の有線通信を可能にする。無線通信230は、無線、Wi−Fi(例えば、無線ローカルエリアネットワーク)、セルラ、インターネット、Bluetooth(登録商標)、電気通信、電磁、赤外線、光、音波、及びマイクロ波などの通信手段を含むことができる。いくつかの実施形態では、他の通信手段が使用される。通信手段又はセルラ通信手段を含む実施形態などのいくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、音声呼を開始するか、又はコンピューティングデバイス204(例えば、スマートフォン、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ)にテキストメッセージを送信することができる。いくつかの実施形態は、コンピューティングデバイス204とドアベル202との間で通信するために近距離無線通信(NFC)を使用する。ドアベル202及び/又はコンピューティングデバイス204は、NFCタグを含むことができる。いくつかのNFC技術は、Bluetooth(登録商標)、無線周波数識別、及びQRコード(登録商標)を含む。
いくつかの実施形態は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、及び他のモバイルデバイス上で実行するように設計されたモバイルアプリケーションとすることができるコンピュータソフトウェア(例えば、アプリケーションソフトウェア)を含む。この性質のソフトウェアは、「アプリ」ソフトウェアと呼ばれることがある。いくつかの実施形態は、デスクトップコンピュータ及びラップトップコンピュータ上で実行するように設計されたソフトウェアを含む。
コンピューティングデバイス204は、グラフィカルユーザインターフェースを用いてソフトウェアを実行することができる。ユーザインタフェースは、アイコン又はボタンを含むことができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェアは、スマートフォン又はタブレットなどのタッチスクリーンコンピューティングデバイスと共に使用するように構成される。
図2は、ソフトウェアを実行するコンピューティングデバイス204を示す。ソフトウェアは、表示画面242上に表示されるユーザインタフェース240を含む。ユーザインタフェース240は、セキュリティシステムインジケータ244を含むことができ、セキュリティシステムインジケータ244は、ユーザインタフェースが表示しているセキュリティシステムの位置を示すことができる。
例えば、人は、1つのコンピューティングデバイス204を使用して、フロントドアに配置された1つのセキュリティシステム、及びバックドアに配置された別のセキュリティシステムなど、複数のセキュリティシステムを制御及び/又は対話することができる。セキュリティシステムインジケータ244を選択することにより、ユーザは、別のセキュリティシステム(例えば、フロントドアセキュリティシステムではなくバックドアセキュリティシステム)を選択することができる。
ユーザインタフェース240は、接続性インジケータ248を含むことができる。いくつかの実施形態では、接続性インジケータは、コンピューティングデバイスがセキュリティシステム、インターネット、及び/又はセルラネットワークと通信しているかどうかを示すことができる。接続性インジケータ248は、コンピューティングデバイス204がセキュリティシステム202との接続を失った場合、セキュリティシステム202が損傷した場合、セキュリティシステム202が盗まれた場合、セキュリティシステム202が取り付け位置から取り外された場合、セキュリティシステム202が電力を失った場合、及び/又はコンピューティングデバイス204がセキュリティシステム202と通信できない場合に、ユーザに警告することができる。いくつかの実施形態では、接続性インジケータ248は、点滅すること、音を発すること、メッセージを表示すること、及び/又はシンボルを表示することによって、コンピューティングデバイス204のユーザに警告する。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202が電力を失い、コンピューティングデバイス204への接続性を失い、インターネットへの接続性を失い、及び/又はリモートサーバへの接続性を失った場合、リモートサーバ206は、電力及び/又は接続性の問題に関する警告(例えば、電話呼、テキストメッセージ、ユーザインタフェース240上の画像)を送信する。いくつかの実施形態では、リモートサーバ206は、セキュリティシステム202とコンピューティングデバイスとの間の通信を管理することができる。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202からの情報は、リモートサーバ206によって記憶される。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202からの情報は、情報がコンピューティングデバイス204に送信され、コンピューティングデバイス204にアップロードされ、及び/又はコンピューティングデバイス204を介して遠隔に位置する人に表示され得るまで、リモートサーバ206によって記憶される。リモートサーバ206は、セキュリティシステム202及び/又はコンピューティングデバイス204からの情報を記憶するコンピューティングデバイスとすることができる。いくつかの実施形態では、リモートサーバ206は、データセンタに配置される。
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス204及び/又はリモートサーバ206は、セキュリティシステム202との通信を試みる。コンピューティングデバイス204及び/又はリモートサーバ206がセキュリティシステム202と通信することができない場合、コンピューティングデバイス204及び/又はリモートサーバ206は、ソフトウェア、電話、テキスト、表示されたメッセージ、及び/又はウェブサイトを介して、リモートに位置する人に警告する。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス204及び/又はリモートサーバ206は、定期的に、少なくとも5時間ごと及び/又は10分ごと未満で、少なくとも24時間ごと及び/又は60分ごと未満で、又は少なくとも1時間ごと及び/又は1秒ごと未満で、セキュリティシステム202との通信を試みる。
いくつかの実施形態では、サーバ206は、コンピュータデバイス204及び/又はセキュリティシステム202への通信を開始することができる。いくつかの実施形態では、サーバ206は、コンピューティングデバイス204とセキュリティシステム202との間の通信を開始、制御、及び/又は遮断することができる。
いくつかの実施形態では、ユーザは、本明細書で説明するセキュリティシステム設定を調整するために、コンピューティングデバイス(例えば、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、タブレット、デスクトップコンピュータ)上のアプリ、ウェブサイト、及び/又はソフトウェアにログインすることができる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、ユーザが、訪問者のアクションに起因するのではなく、ユーザの要求に起因して、ライブビデオを見ること、及び/又は、セキュリティシステムからライブ音声を聞くことを可能にすることができる。いくつかの実施形態は、ライブビデオフィード(又は5分未満の古さのビデオフィード)を開始するコンピューティングデバイスを含む。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース240は、セキュリティシステム202の近く及び/又は前方の領域の静止画像又は動画などの画像252を表示する。画像252は、カメラアセンブリ208によって取得され、セキュリティシステム202、サーバ206、及び/又はコンピューティングデバイス204によって格納され得る。ユーザインタフェース240は、ユーザがカメラアセンブリ208、セキュリティシステム202のマイクロフォン、及び/又はコンピューティングデバイス204のマイクロフォンから画像、動画、及び/又は音声を記録することを可能にする記録ボタン256を含むことができる。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース240は、ユーザがセキュリティシステム202の近く及び/又は前のエリアの静止画及び/又は動画を撮ることを可能にするためのピクチャボタン260を含む。ユーザインタフェース240はまた、音調整ボタン264及びミュートボタン268を含むことができる。ユーザインタフェース240は、ズーム、パン、及び光調整ボタンなどのカメラ操作ボタンを含むことができる。いくつかの実施形態では、カメラアセンブリ208は、デイモードとナイトモードとの間で自動的に調整する。いくつかの実施形態は、カメラアセンブリ208が(夜間でも)十分な視認性を提供することを可能にするために、セキュリティシステム202の近くの領域を照明するための赤外線カメラ及び/又は赤外線ライトを含む。
いくつかの実施形態では、ボタンは、様々なオプション、特徴、及び機能を選択する多様な手段を含む。ボタンは、マウス・クリック、キーボード・コマンド、及びタッチスクリーンに触れることによって選択することができる。多くの実施形態は、タッチスクリーンなしで選択することができるボタンを含む。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース240は、セキュリティシステム202からコンピューティングデバイス204に、及び/又はコンピューティングデバイス204からセキュリティシステム202に送信されるデータの品質及び/又は量をユーザが選択することを可能にする品質選択ボタンを含む。
幾つかの実施形態では、動画を、FaceTime(Apple Inc.)又はSkype (Microsoft Corporation)のようなビデオチャットプロトコルを用いて、コンピューティングデバイス204に送受することができる。いくつかの実施形態では、これらの動画は、ユーザインタフェース240によって再生される代わりに、コンピューティングデバイス204上のビデオ会議アプリケーションによって再生される。
ユーザインタフェース240は、セキュリティシステム202とコンピューティングデバイス204との間の通信を終了するための終了ボタン276を含むことができる。いくつかの実施形態では、終了ボタン276は、セキュリティシステム202の近くに位置する人物(すなわち、訪問者)がコンピューティングデバイス204のユーザを聞き、かつ/又は見る能力を終了させるが、コンピューティングデバイス204のユーザがセキュリティシステム202の近くに位置する人物を聞き、かつ/又は見る能力を終了させない。
いくつかの実施形態では、ボタン276は、(訪問者からの通信要求を受け入れるための)応答ボタンであり、(セキュリティシステム202とコンピューティングデバイス204との間の通信を終了するための)終了ボタンである。ボタン276は、システムが訪問者とユーザとの間の双方向通信を確立しようとしているときに「応答」という語を含むことができる。システムが訪問者とユーザとの間の双方向通信を確立しようとしているときにボタン276を選択すると、双方向通信を開始することができる。ボタン276は、訪問者とユーザとの間の双方向通信中に「呼終了」という語を含むことができる。訪問者とユーザとの間の双方向通信中にボタン276を選択することにより、双方向通信を終了することができる。いくつかの実施形態では、双方向通信を終了することによって、依然としてユーザは訪問者を見て聞くことができる。いくつかの実施形態では、双方向通信を終了することにより、コンピューティングデバイス204は、セキュリティシステムからの動画の表示を停止し、セキュリティシステムによって記録された音の発信を停止する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース240は、セキュリティシステムが訪問者を検出するとすぐに開く(例えば、訪問者の表示を感知する)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース240が開くと、ユーザは、「応答する」か、又はそうでなければ双方向通信を受け入れる前であっても、訪問者を見る及び/又は聞くことができる。
いくつかの方法の実施形態は、セキュリティシステムを用いて訪問者を検出することを含む。この方法は、(例えば、ユーザ対話の有無にかかわらず)訪問者の検出に起因して、ユーザインタフェースをリモートコンピューティングデバイス204上に表示させることを含むことができる。この方法は、ユーザが訪問者との双方向通信を受け入れる前に、セキュリティシステムからの動画及び/又はセキュリティシステムからの音声を表示することを含むことができる。この方法は、ユーザが訪問者の通信要求を受け入れる前に、セキュリティシステムからの動画及び/又はセキュリティシステムからの音声を表示することを含むことができる。方法は、コンピューティングデバイスが、ユーザが通信要求を受け入れる(例えば、応答する)ことを望むかどうかをユーザに同時に尋ねることと、訪問者の音声及び/又は動画を表示することとを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザは、訪問者との双方向通信手段を開く前に、セキュリティシステムを介して訪問者を見て聞くことができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェアは、オンデマンドでビデオフィードを開始する手段を含む。例えば、コンピューティングデバイスのユーザは、セキュリティシステム202の近くで何が起こっているかを知ることができる。ユーザは、コンピューティングデバイス204上のソフトウェアアプリケーションを開き、セキュリティシステム202付近のイベントが通信をトリガしなかった場合であっても、セキュリティデバイス202からのライブビデオ及び/又は音声を示すようにアプリケーションに命令することができる。
いくつかの実施形態では、セキュリティデバイス202は、セキュリティデバイス202が人の動き及び/又は存在を検出したときを記録するように構成することができる。コンピューティングデバイス204のユーザは、後に、セキュリティデバイス202が人の動き及び/又は存在を検出したときに、すべての動画及び/又は音声レコードをレビューすることができる。
ここで図1を参照すると、いくつかの実施形態では、サーバ206は、カメラ、マイクロフォン、及びスピーカを備えたドアベルとすることができる、コンピューティングデバイス204とセキュリティシステム202との間の通信を制御する。いくつかの実施形態では、サーバ206は、コンピューティングデバイス204とセキュリティシステム202との間の通信を制御しない。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム及び/又はコンピューティングデバイス204によってキャプチャされたデータ(動画、画像、及び音声など)は、サーバ206などの別のリモートデバイスによって格納される。クラウドストレージ、エンタープライズストレージ、及び/又はネットワーク化されたエンタープライズストレージを使用して、通信システム200から、又は通信システム200の任意の部分から、動画、画像、及び/又は音声を格納することができる。
ユーザは、格納されたデータをダウンロード及び/又はストリーミングし、及び/又は動画、画像、及び/又は音声を格納することができる。例えば、ユーザは、1年間訪問者を記録することができ、その後、昨年からの訪問者との会話をレビューすることができる。いくつかの実施形態では、リモートストレージ、サーバ206、コンピューティングデバイス204、及び/又はセキュリティシステム202は、訪問者及び使用に関する情報及び統計を格納することができる。
図3は、ドアベル202が、ドア254を有する入口通路310を含むことができる建物300に接続される実施形態を示す。訪問者388は、ドアベル202に近づくことができ、次いで、ドアベル202によって検出されることができる。訪問者388は、ドアベルボタン212を押すことができる。ドアベル202のユーザは、訪問者388がドアベルボタン212を押すと、ユーザが訪問者388に関する通知を受信するように、ドアベル202を構成することができる。
電線304は、ドアベル202が建物300から電力を受け取ることができるように、ドアベル202を建物300の電気システムに電気的に結合することができる。建物は、ドア254をロックするためのドアロック250を含むことができる。無線ネットワーク308は、デバイスがインターネットに無線でアクセスすることを可能にすることができる。セキュリティシステム202は、無線ネットワーク308を介してインターネットにアクセスすることができる。無線ネットワーク308は、セキュリティシステム202からインターネットにデータを送信することができ、インターネットは、遠隔に位置するコンピューティングデバイス204にデータを送信することができる。インターネット及び無線ネットワークは、遠隔に位置するコンピューティングデバイス204からセキュリティシステム202にデータを送信することができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、住居のWiFiに接続する。
図3に示すように、1つのコンピューティングデバイス204(例えば、ラップトップ、スマートフォン、モバイルコンピューティングデバイス、テレビ)は、複数のセキュリティシステム202と通信することができる。いくつかの実施形態では、複数のコンピューティングデバイス204は、1つのセキュリティシステム202と通信することができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、スマートテレビとすることができるテレビ306と(例えば、無線230で)通信することができる。ユーザは、訪問者を見るために、及び/又は訪問者と話すために、テレビ306を見ることができる。
図4は、セキュリティシステム320と、ドアベルボタン212と、WiFiルータ328と、サーバ332と、ユーザ336とを含む通信システム310を示す。ステップ340において、訪問者は、ドアベルボタン212を押すことにより、又は動作又は近接センサをトリガすることにより、通信要求を開始する。訪問者は、セキュリティシステム320に接近することによって、モーションセンサ又は近接センサをトリガすることができる。ステップ350において、セキュリティシステム320は、ホームWiFiルータ328に接続するか、さもなければホームWiFiルータ328と通信する。ステップ360において、サーバ332は、WiFiルータ328から信号を受信し、無線ネットワーク364を介してユーザ336に動画及び/又は音声を送信する。ステップ370において、ユーザは訪問者を見て、訪問者を聞き、訪問者と話す。ステップ370は、ソフトウェアアプリケーションを使用して、訪問者を見る、聞く、及び/又は訪問者と話すことを含むことができる。訪問者及びユーザ336は、訪問者及びユーザ336が互いに遠く離れて位置する場合であっても、インターネット又は他の無線通信システムを介して双方向通信374に関与することができる。いくつかの実施形態は、ユーザが、第3世代(「3G」)、第4世代(「4G」)、ロングタームエボリューション(「LTE」)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(「WiMAX」)、及びWi−Fiを含む、多様な移動体通信規格を介して、通信要求を受信し、訪問者と通信することを可能にする。
場合によっては、ユーザ336は、通信システム310を利用して、ユーザ336に近接している訪問者と通信する。例えば、自宅内に位置するユーザ336は、通信システム310を介して、自宅のすぐ外側に位置する訪問者と通信することができる。
図29は、ドアベル202の内部図を示す。ドアベル202は、チップ480(例えば、集積回路、マイクロプロセッサ、コンピュータ)及びメモリ492を含むことができる。ドアベル202はまた、マイクロフォン484及びスピーカ488を含むことができる。スピーカ488は、フラットスピーカと、放出された音を増幅するように構成された音響チャンバ460とを備えることができる。フラットスピーカは、サウンドチャンバ内に配置することができる。いくつかのドアベルの実施形態は、近接センサ500を含む。いくつかの実施形態では、ドアベル202は、WiFiモジュールなどの無線通信モジュール504を含む。通信モジュール504は、一体化されたアンテナを有することができる。
いくつかの実施形態では、アンテナは、外側ハウジング224内に収容される。
ドアベル202は、ドアベル202の温度を調節するように構成された1つ以上の加熱素子508を含むことができる。例えば、ドアベル202は、アラスカなどの非常に寒い環境で使用することができる。加熱素子508は、寒い天候からドアベル202の温度に敏感な部分を保護するために、様々な方法で使用することができる。
いくつかの実施形態では、寒い天候からドアベル202を保護することが重要であり得るが、いくつかの実施形態では、過度の熱から訪問者を保護することも重要であり得る。
過度の熱は、訪問者がドアベルを「鳴らす」(例えば、図35に示されるドアベルボタン212を押す)ときに、訪問者を火傷させ得る。ドアベル202は、システムがドアベル202の一部の内側及び/又はドアベル202の外側の温度を決定することを可能にする温度計512を含むことができる。
いくつかの実施形態は、9〜40ボルトの交流(「VAC」)及び/又は9〜40ボルトの直流(「VDC」)用に構成することができる。いくつかの実施形態は、入力電気を直流(DC)、例えば12VDCに変換する。いくつかの実施形態は、電力変換(例えば、電気エネルギーをある形態から別の形態に変換する)のためのコンバータ494を含む。コンバータ494は、入力電力を(例えば、建物内の配線から)ドアベル202のための適切な電力形態に変換することができる。電力変換は、ACとDCとの間で変換し、電圧を変化させ、及び/又は周波数を変化させることができる。コンバータ494は、変圧器及び/又は電圧調整器を含むことができる。いくつかの実施形態では、コンバータ494は、DC−DCコンバータ、電圧安定器、リニアレギュレータ、サージ保護器、整流器、電源ユニット、スイッチ、インバータ、及び/又は電圧コンバータを含むことができる。いくつかの実施形態では、コンバータ494は、50ヘルツ(「Hz」)電力を60Hz電力に変換する。
ドアベル202の電気構成要素(例えば、カメラアセンブリ208、メモリ492、チップ480、スピーカ488、コンバータ494、マイクロフォン484、ライト458、整流器524、近接センサ500、通信モジュール504、加熱素子508、電気コネクタ510、温度計512、画像分析システム520、及びバッテリ462)は、プリント回路基板(「PCB」)516に電気的に結合され得、PCB516から電力を受け取り得る。PCB 516及びドアベル202の電気構成要素は、ドアベル202の電気システム456とすることができる。PCB 516及びドアベル202の電気構成要素に関するさらなる詳細は、2015年2月3日に出願された「ドアベル通信システム及び方法」という名称の米国本特許出願第14/612,376号に記載されている。特許出願第14/612,376号の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態は、方法の文脈で説明されるが、方法の実施形態は、デバイス及びシステムとして定式化することもできる。本明細書に記載の方法は、参照により本明細書に組み込まれるデバイス及びシステムに適用することができる。
<動画の実施形態>
ここで図1及び図2を参照すると、ソフトウェアは、オンデマンドでビデオフィードを開始することができる。例えば、コンピューティングデバイスのユーザは、セキュリティシステム202の近くで何が起こっているかを知ることができる。ユーザは、コンピューティングデバイス204上のソフトウェアアプリケーション(例えば、「アプリ」)を開き、セキュリティシステム202付近のイベントが通信をトリガしなかった場合であっても、セキュリティデバイス202からのライブビデオ及び/又は音声を示すようにアプリケーションに命令することができる。
いくつかの実施形態は、「オンデマンド」サービスを含む。例えば、ユーザは、ドアベルを介して通信を開始することができ、及び/又はユーザインタフェース(図2に示す)上のボタン260を押すことによってドアベルからライブビデオを開始することができる。
オンデマンドボタン260を再び押すことにより、通信及び/又はライブビデオを終了させることができる。
[状況により異なる音声の実施形態]
セキュリティシステム202は、特定の状況の検出に応答して、及び/又は特定の時刻中に、固有の音を再生するように構成され得る。音は、予めプログラムされた音であってもよく、又はセキュリティシステム202のユーザによって完全にカスタマイズ可能であってもよい。同様に、セキュリティシステム202は、特定の状況に従って任意の音を再生するように構成されてもよい。例えば、セキュリティシステム202は、特定の訪問者に対して特定のメッセージを再生するように構成されてもよく、及び/又は潜在的な訪問者が特定の人物として識別されるか、又は特定の人物のリストに含まれる場合に、特定のメッセージを再生するように構成されてもよい。
セキュリティシステム202は、任意のタイプの音を発するように構成されたスピーカ488を含むことができる。セキュリティシステム202は、ボタン212、カメラ208、及び動き検出器218のうちの少なくとも1つを含むことができる訪問者検出システムも含むことができる。従って、訪問者検出システムは、訪問者の存在の様々な表示を受信するように構成可能であってもよい。同様に、スピーカ488及び訪問者検出システムは、セキュリティシステム202に直接的又は間接的に結合されてもよい。さらに、スピーカ488及び訪問者検出システムは、機械的に、電気的に、及び/又は通信可能にセキュリティシステム202に結合されてもよい。
セキュリティシステム202は、訪問者の存在の異なる表示を検出することができる。
図5に示すように、セキュリティシステム202は、(ステップ560)訪問者の存在の第1の表示を受信するように構成することができる。訪問者の存在の第1の表示の受信に応答して、セキュリティシステム202は、スピーカ488で第1の音を発することができる(ステップ562)。セキュリティシステム202は、(ステップ564)訪問者の存在の第2の表示を受信するように構成することができる。訪問者の存在の第2の表示の受信に応答して、セキュリティシステム202は、スピーカ488で第2の音を発することができる(ステップ566)。第1の音は、第2の音とは聴覚的に異なり得る。
表示のいくつかは、フレンドリーな又は歓迎される訪問者に関連付けられていると解釈することができ、他の表示は、フレンドリーでない又は歓迎されない訪問者に関連付けられていると解釈することができる。これらの異なる表示によれば、セキュリティシステム202は、スピーカ488によって、異なる音を発することができる。
図7を参照すると、セキュリティシステム202が、訪問者580がボタン212を押下したという表示を受信すると(ステップ582)、これは、フレンドリーな、又は歓迎される訪問者の表示として解釈することができる。ボタン212が押されたという表示を受信することに応答して、スピーカ488は、フレンドリーな音(例えば、「拙宅へようこそ」)のような第1の音を発することができる(ステップ584)。
図8に示すように、セキュリティシステム202が、訪問者586がボタン212を押すことなく、長時間又は所定の時間(例えば、15秒、又は訪問者が反復していることを示す任意の時間)セキュリティシステム202の前を移動しているという表示を受信した場合(588)、これは、友好的でない又は歓迎されない訪問者と解釈することができる。訪問者がボタン212を押すことなくセキュリティシステム202の前を移動しているという表示を受信することに応答して、スピーカ488は第2の音を発することができる(ステップ590)。第2の音は、警告音(例えば、建物300から離れるように移動するための警告「家から離れろ!」)とすることができる。セキュリティシステム202は、第3の音、第4の音、第5の音、及び任意の数の追加の音など、任意の数の音を発するように構成され得ることを理解されたい。
セキュリティシステム202は、任意の数の表示を受信するように構成することができる。例えば、ボタンの押下及び訪問者の動きに加えて、表示は、リモートコンピューティングデバイス204の表示、ノイズ、熱信号(人又は動物の存在を示す温度勾配など)、網膜スキャン、指紋スキャン、地面振動などを含むことができる。表示は、人又は動物などの任意の訪問者の存在の任意の表示を含むことができることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、第1の訪問者に対して異なる音を発することができる。例えば、第1の訪問者が建物300に近づくと、セキュリティシステム202は、第1の訪問者の動きに基づいて第1の音を発することができる。同様に、セキュリティシステム202は、第1の訪問者がセキュリティシステム202のボタン212を押すと、第2の音を発することができる。
さらに、本開示に記載される表示のいずれも、建物において歓迎されるか又は歓迎されない訪問者に関連付けることができる。従って、セキュリティシステム202は、建物300が位置する任意の環境に構成することができる。例えば、いくつかの建物300は、人々がボタン212を押すことなくセキュリティシステム202の前部を歩くことが一般的である、交通量の多いエリアに位置することがあり得る。この点に関して、セキュリティシステム202は、動きの表示を無視し、ボタン212が押されたという表示など、訪問者が建物300を訪れているという肯定的な表示に応答してのみ音を発するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、特定のゾーン内の動きにのみ応答するように構成することができる。例えば、セキュリティシステム202が、忙しい歩道から20フィートのところに位置する場合、セキュリティシステム202は、セキュリティシステム202から15フィートを超えて生じるすべての動きを無視するように構成することができる。このようにして、セキュリティシステム202は、建物の所有物上で発生する動きにのみ応答することができる。
同様に、表示の組み合わせは、様々な方法で解釈することができる。例えば、セキュリティシステム202の前の訪問者の動き(すなわち、動き)の表示と、訪問者がボタン212を押したことの表示との組み合わせは、訪問者が建物300で歓迎されることを示すことができる。前述のように、セキュリティシステム202のスピーカ488は、表示の組み合わせに応答してフレンドリーなメッセージを発することができる。
さらに、セキュリティシステム202は、1つの表示の肯定的な検出及び別の表示の否定的な検出に応答して、異なる音を発するように構成され得る。例えば、セキュリティシステム202が訪問者の動きを検出するが、音を検出しない場合、これは、建物300の外側の周りをうろつく不審者のような、歓迎されない訪問者として解釈することができる。これに応答して、セキュリティシステム202のスピーカ488は、警告音(例えば、当局に通知される前に構内を出るための警告)を発することができる。
さらに、訪問者が建物300に接近する日時及び/又は日時は、訪問者が歓迎されるか否かを示すこともできる。図6に示すように、セキュリティシステム202は、(ステップ570で)第1の時刻に訪問者の存在の表示を受信するように構成することができる。第1の時刻は、日の出と日の入りとの間、又は任意の他の一日の間の時刻に起こり得る。第1の時刻における訪問者の存在の表示の受信に応答して、セキュリティシステム202は、スピーカ488で第1の音を発することができる(ステップ572)。いくつかの実施形態では、第1の音は、女性の声によって話される可聴メッセージを含み、一方、いくつかの実施形態は、男性の声によって話される可聴メッセージを含み得る。
さらに、セキュリティシステム202は、第2の時刻に訪問者の存在の表示を受信するように構成することができる(ステップ574)。第2の時刻は、日没と日の出との間、又は任意の一日の間の他の時刻に発生し得ることを理解されたい。第2の時刻における訪問者の存在の表示の受信に応答して、セキュリティシステム202は、スピーカ488で第2の音を発することができる(ステップ576)。いくつかの実施形態では、第2の音は、男性の声によって話される可聴メッセージを含み、一方、いくつかの実施形態は、女性の声によって話される可聴メッセージを含み得る。
図9に示すようなより具体的な例を示すために、訪問者592が週末日の正午にボタン212を押すと(ステップ594)、スピーカ488は歓迎メッセージ(例えば、「ようこそ。在宅中です。」)を発することができる(ステップ596)。別の例では、図10に示されるように、訪問者597が、平日の深夜にボタン212を押す場合(ステップ598)、スピーカ488は、「Do not disturb」メッセージ、又は訪問者に別の時間に戻るように指示するメッセージ(例えば、「明日来てください!」)を発することができる。
表示の組み合わせは、時刻に応じて異なるように解釈することができる。例えば、日中の動き及びノイズの表示に応答して、セキュリティシステム202のスピーカ488は、フレンドリーなメッセージを発することができる。しかしながら、夜間の動き及びノイズの表示に応答して、スピーカ488は警告メッセージを発することができる。
さらに、セキュリティシステム202は、表示の固有の状況に基づいて異なるように応答するように構成することができる。例えば、セキュリティシステム202の動き検出器218が、より速い動きに対して遅い動きを検出した場合、スピーカ488は、これらの様々な状況に基づいて異なる音を発することができる。ゆっくりとした動きは、建物に接近する不審者と解釈することができ、一方、1時間当たり3.5マイルで歩く人の動きのような、より速い動きは、建物300に接近するフレンドリー訪問者と解釈することができる。
時刻は、任意の選択された時刻とすることができ、任意の数の時間範囲を使用することができる。例えば、セキュリティシステム202は、日の出から日の入りの間に歓迎メッセージを発し、日の入りから日の出の間に警告又は警告メッセージを発することができる。
従って、日の出及び日没は毎日変化するので、セキュリティシステム202は、セキュリティシステム202がこれらの常に変化する状態に自動的に応答することを可能にするために、外部データベースに通信可能に結合され得る。
セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)は、セキュリティシステム202が訪問者の存在の表示を検出する時間に基づいて、第1の音又は第2の音などの特定の音を発することを選択することができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、時刻を示すことができる光量を検出するように構成される。光量の検出に応答して、セキュリティシステム202は、光量に基づいて第1の音又は第2の音を発することを選択することができる。
同様に、セキュリティシステム202は、特定の日に異なる時間範囲の間に固有の応答を提供するように構成することができる。例えば、ユーザは、月の3月曜日毎にボウリングリーグを有することができる。従って、その時間中(例えば、午後6時〜午後8時30分)、フレンドリーな訪問者の存在の表示の検出に応答して、セキュリティシステム202のスピーカ488は、訪問者に、訪問者の存在は評価されるが、訪問者は別の時間に戻るべきであることを伝えるフレンドリーなメッセージを発することができる。別の例では、ユーザは、1日から10日まで休暇中であってもよく、ユーザは、建物300を保護するために、より脅迫的な警告を発することを望んでもよい。一般的に言えば、セキュリティシステム202は、任意の時刻及び/又は日に応答して任意のタイプの音を発するように構成することができる。
セキュリティシステム202は、特定の訪問者を検出し、特定の訪問者の検出に応答して特定の音を発するように構成することができる。例えば、セキュリティシステム202が、住宅所有者の親族などの第1の訪問者を検出した場合、セキュリティシステム202は、第1の訪問者がどのように自宅に近づいたとしても、又は、どのような時間帯に入ったとしても、常にフレンドリーな音を発することができる。同様に、セキュリティシステム202が、未知の当事者(例えば、勧誘者)のような第2の訪問者を検出した場合、セキュリティシステム202は、第2の訪問者がどのように自宅に近づいても、又は、どのような時間帯に入っても、フレンドリーでない音を発することができる。
訪問者のアイデンティティを決定するために、セキュリティシステム202は、顔認識などの任意のタイプのアイデンティティ認識技術を使用して、訪問者のアイデンティティの表示を決定することができる。これらのタイプのアイデンティティ認識技術のいくつかは、2015年2月3日に出願された、「ドアベル通信システム及び方法」という名称の米国本特許出願第14/612,376号に開示されている。特許出願第14/612,376号の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
スピーカ488によって発せられる異なるタイプの音は、セキュリティシステム202によって検出された適切な表示と一致するように構成することができる。例えば、セキュリティシステム202がフレンドリーでない訪問者を検出した場合、スピーカ488は、男性の声によって話されるメッセージを発し、それによってフレンドリーでない訪問者を脅かすことができる。一方、セキュリティシステム202がフレンドリーな訪問者を検出した場合、スピーカ488は、女性の声によって話されるメッセージを発し、それによって訪問者を歓迎することができる。同様に、セキュリティシステム202は、任意の他のタイプの音を発するように構成することができる。例えば、歓迎される訪問者は、心地よいメロディ又は着用によって迎えられることができ、一方、歓迎されない訪問者は、アラーム音又は警告メッセージによって迎えられることができる。
同様に、メッセージは、任意の言語、ボリューム、ピッチ、アクセントなどで話すことができる。ユーザは、声の特徴の様々な組み合わせが、異なる状況において有用であることを見出し得る。例えば、ユーザがマルディグラパーティをホストしている場合、ユーザは、南部の訛りを有する人によって話されるメッセージを発するようにセキュリティシステム202を構成することができる。一般に、セキュリティシステム202のスピーカ488は、任意のタイプの特定の状況に対して任意のタイプの音を発するように構成することができることを理解されたい。同様に、セキュリティシステム202は、潜在的な訪問者がリストに含まれていない場合、特定のメッセージを再生するように構成することができる。例えば、潜在的な訪問者が居住者の連絡先のリストに含まれていない場合、セキュリティシステム202は、居住者が勧誘者を受け入れないこと、及び/又は訪問者にID情報を提供すること、又は訪問の目的を説明することを要求することを示すように構成することができる。
いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、潜在的な訪問者が犯罪的背景を有する場合、特定のメッセージを再生するように構成することができる。例えば、ユーザは、潜在的な訪問者が登録された性犯罪者である場合に、特定のメッセージを再生するようにセキュリティシステム202を構成することができる。
セキュリティシステム202によって発せられた音は、ユーザ自身によって記録することができる。同様に、音は、リモートコンピュータ(例えば、リモートサーバ)、リモートコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン)、ウェブサイト、データベース(例えば、iTunes(登録商標))などの別のソースからダウンロードすることができる。また、方法は、ドアベルから警告を受信するように構成されたリモートコンピューティングデバイスを用いて、第1の音及び第2の音を選択することを含むことができる。選択された音は、ドアベルに無線で送信することができる。
同様に、音は、リモートコンピューティングデバイス204で記録することができ、音は、一時的な使用のためにセットアップすることができ、それによって、音は、所定の時間に終了することができる。例えば、ユーザは、リモートコンピューティングデバイス204を用いて、録音された音の有効期限を入力することができる。さらに、ユーザは、第1の音及び有効期限をリモートコンピューティングデバイスからドアベルに無線で送信することができる。有効期限が過ぎると、セキュリティシステム202は、セキュリティシステム202から記録された音の発信を停止することができる。
同様に、セキュリティシステム202は、リモートコンピューティングデバイス204から音放出パラメータを受信するように構成することができる。セキュリティシステム202は、音放出パラメータに基づいて所定の音を発音することができる。いくつかの実施形態では、音放出パラメータは、第1の訪問者のアイデンティティ、第1の訪問者に関連するデータ、時間、リモートコンピューティングデバイスのユーザの位置のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、音放出パラメータに基づいて第3の音を自動的にダウンロードすることができる。セキュリティシステム202は、第3の音に関連する規則に従って、第3の音をスピーカから発することができる。
<警告通信の実施形態>
セキュリティシステム202の実施形態は、建物(例えば、住居)の外側に位置する個人に警告するように構成され得る。例えば、セキュリティシステム202は、光を点滅させ、音(例えば、高音と低音とを交互にする音)を発し、リモートコンピューティングデバイス204との通信セッションを開始するなどするように構成することができる。これらの様々な警報は、住居内又は住居外で発生する緊急事態などの事象の位置を識別しようとする第1の応答者などの個人にとって有用であり得る。住居は、本明細書で使用される場合、1人又は複数の占有者が建物内で恒久的に睡眠する建物を指すことができる。住居は、オフィスビル内で眠っている恒久的な居住者が不足していることによって、オフィスビルと区別することができる。住宅とは、賃貸借期間中の居住者の恒久的な性質上、アパート建物を指すことがある。住居は、恒久的な居住者が不足しているため、ホテルと区別することができる。
図11は、セキュリティシステム202が通信デバイス416に通信可能に結合される実施形態を示す。セキュリティシステム202は、通信システム400の一部であってもよい。通信システム400は、通信システム200と類似することができるが、通信システム400は、セキュリティシステム202と通信デバイス416との間の通信を可能にするように構成されてもよい。
様々な実施形態では、セキュリティシステム202は、ハブデバイス、通信システム、及び/又はセンサなどのイベント検出デバイス418などの通信デバイス416(例えば、Nest Protect(Google Inc.の登録商標)、Nest Learning Thermostat(Google Inc.の登録商標)、DropCam(Google Inc.の登録商標)などの周辺デバイス)に、直接及び/又はクラウドを介して通信可能に結合することができる。通信デバイス416、イベント検出デバイス418、及び/又はセキュリティシステム202を使用して、建物300(例えば、住居)内の様々なイベントを監視することができる。具体的には、通信デバイス416及び/又はイベント検出デバイス418は、緊急イベントを検出し、次いで、セキュリティシステム202に通知することができる。いくつかの実施形態では、通信デバイス416は、緊急事態又は有害事象(本明細書でさらに説明される)を検出する事象検出デバイス418に通信可能に結合される。このようにして、セキュリティシステム202は、イベント検出デバイス418及び/又は通信デバイス416から緊急イベントの通知を直接的又は間接的に受信することができる。
セキュリティシステム202は、通信ネットワーク414を介して通信デバイス416と通信することができる。通信ネットワーク414は、無線通信230と同様とすることができるが、有線又は無線とすることができる。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク414は、セキュリティシステム202(例えば、電力線ネットワーキング)と通信するために、ドアベルワイヤ内の既存の電線を利用することができる。通信ネットワーク414は、有線ローカルエリアネットワークを利用することもできる。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク414は、通信デバイス416をインターネットを介してセキュリティシステム202に接続するワイドエリアネットワーク(WAN)を含むことができる。
実施形態では、通信デバイス416は、複数のデバイスを接続し、複数のデバイス間の通信を容易にするように構成された一種のデバイスである。セキュリティシステム202は、通信デバイス416に通信可能に結合されたデバイスであってもよい。通信デバイス416は、1つのデバイス(すなわち、イベント検出デバイス418)からの送信を受信し、どのタイプの通信を実行すべきか(例えば、警告)を決定し、さらなるアクションを取るために通信を第2のデバイス(例えば、セキュリティシステム202)に送信することができる。
セキュリティシステム202は、リモートコンピューティングデバイス(すなわち、コンピューティングデバイス204)と通信するように構成することができる。コンピュータデバイス204は、実施形態中のリモートコンピューティングデバイスを指すことができる。セキュリティシステム202は、コンピューティングデバイス204に要求を送信することによって、通信ネットワーク414を介して通信セッションを開始し、セキュア接続(例えば、仮想プライベートネットワーク)を確立し、セキュリティを強化することができる。いくつかの実施形態では、通信セッションはまた、(本明細書でさらに説明するように)イベントが開始されたという表示を含むことができる。
セキュリティシステム202は、外側ハウジング224を有することができる。外側ハウジング224は、建物300に取り付けるように構成可能であってもよい。セキュリティシステム202の外側ハウジング224は、様々な恒久的又は一時的な取り付け機構を使用して建物300に取り付けることができる。実施形態では、恒久取り付け機構は、セキュリティシステム202の取り外しを防止することができる。建物300は、様々な構造を含むことができる。例えば、建物300は、建物300の一種である住宅を含む。住宅は、様々な正方形の寸法の様々なタイプの構造を含むことができる。例えば、住居は、化粧漆喰、煉瓦、又は羽目板の外装を有する木製フレーム付き建物とすることができる。実施形態では、住宅は、生活可能面積(例えば、500平方フィート〜5000平方フィート)に基づいて、他のタイプの建物と区別することができる。いくつかの実施形態では、住居は、壁を共有しない自立構造であると定義することもできる。ホームはまた、ゾーニングの制約によって定義されてもよい。例えば、住宅は、商業的又は工業的ではなく、住宅に区分されてもよい。
外側ハウジング224はまた、外側ハウジング224に結合された訪問者検出システム412を含むことができる。訪問者検出システム412は、セキュリティシステム202のすぐ近く(例えば、0.5フィートから50フィート以内)の訪問者を検出するように集合的に構成された構成要素のアセンブリとすることができる。訪問者検出システム412は、ドアベルボタン212と、カメラアセンブリ208と、音声入力デバイス410とを含むことができる。さらに、訪問者検出システム412は、動き検出器218及び指紋センサ210も含むことができる。音声入力デバイス410は、音声をキャプチャするデバイス(例えば、マイクロフォン)とすることができる。音声入力デバイス410は、用途に応じて様々な感度範囲を有することができる。いくつかの実施形態では、音声入力デバイス410は、音声キャプチャのカバレージエリアを拡張するために複数のマイクロフォンを含むことができる。例えば、音声入力デバイスは、外側ハウジング224に搭載された1つのマイクロフォンを有することができ、(例えば、通信ネットワーク414を介して)住宅内に配置された別のマイクロフォンから入力を受信することができる。
外側ハウジング224はまた、不活性化ユニット411を含むことができる。不活性化ユニット411は、セキュリティシステム202に通信可能に結合された構成要素とすることができる。不活性化ユニット411は、警告通信システム402を無効にする役割を有し得る。実施形態では、不活性化ユニット411は、警告通信システム402の一部である。警告通信システム402は、受動的に又は能動的に動作することができる。アクティブな構成では、セキュリティシステム202は、不活性化するコマンドをアクティブに監視することができる。例えば、セキュリティシステム202は、固有のランダム化されたコードと共に規則的な間隔で不活性化ユニット411に「アクティブ化ステータス要求」信号を送信し、固有のランダム化されたコードと共に不活性化ユニット411から「アクティブ化=True」信号を受信することができる。通信が中断されると、アクティブ化ステータスの非応答は、「アクティブ化=True」を示すことができ、不活性化されると、不活性化ユニット411は、固有のランダム化されたコードと共に「アクティブ化=False」信号を送信する。コマンドを能動的に監視することは、不活性化ユニット411との通信が失われる(すなわち、通信が変更されるか、又は不活性化が侵入者によって妨害される)場合に有利であり得る。
不活性化ユニット411は、コマンドを受動的に監視することもできる。例えば、占有者は、セキュリティシステム202に送信されるコマンドを不活性化ユニット411を介して入力することができる。セキュリティシステム202は、受動的にコマンドを受信することができる。いくつかの実施形態では、不活性化ユニット411は、リモートコンピューティングデバイス204と通信可能に結合することもできる。不活性化コマンドは、リモートコンピューティングデバイス204から発せられて、アラート通信システム402を能動的又は受動的に不活性化する。
外側ハウジング224はまた、外側ハウジング224に結合された警報通信システム402を含むことができる。警告通信システム402は、イベントの開始に応答して起動するように構成可能であり得る。例えば、セキュリティシステム202に送信される通信デバイス416からの警告は、警告通信システム402を介してセキュリティシステム202上の様々な構成要素を起動することができる。警告通信システム402は、ユーザ(例えば、家の占有者)に警告を通信するための構成要素を含むことができる。いくつかの実施形態では、警告通信システム402は、セキュリティシステム202、又はセキュリティシステム202の一部である。
実施形態では、警告通信システム402は、ライト406及びスピーカ404を含む。ライト406は、図1に示すように、診断ライト216及び/又はパワーインジケータライト220、及び/又はセキュリティシステム202に結合された任意の他のライトを含むことができる。同様に、スピーカ404は、図1に示すようなスピーカ488、及び/又はセキュリティシステム202に結合された任意の他のスピーカを備えることができる。
いくつかの実施形態では、警報通信システム402は、建物300の占有者に警報を発するための構成要素の集合体を指す。警告通信システム402はまた、建物300の占有者に警告する構成要素のための制御ユニットを指すことができる。警報通信システム402の制御は、セキュリティシステム202の制御とは別個のものとすることができる。
実施形態では、警報通信システム402は、住居(すなわち、建物300)の外面に取り付けられる。外側ハウジング224は、住居(すなわち、建物300)の内面に取り付けることができる。リモートコンピューティングデバイス204は、住居の所有者(すなわち、一種の占有者)によって操作することができる。
警告通信システム404のスピーカ404は、イベントの開始に応答して音を発するように構成することができる。例えば、通信デバイス416が緊急事態を示す警報を送信する場合、セキュリティデバイス202は、危険を示す音をスピーカ404で発することができる。スピーカ404は、用途に応じて、広範囲の音及び様々なデシベルレベルを発するように構成することができる。例えば、より厳しい警報は、それほど厳しくない警報よりも大きくなり得る。セキュリティシステム202は、煙の位置及び煙が検出された時間を言うことによって、不審な煙を占有者に警告することができる。
スピーカ404は、ビル300の占有者に警告するために「危険、危険、危険」と言う音声を単に発することができる。セキュリティデバイス202によって発せられる音は、警告のタイプに固有であり得る。例えば、火災警告が通信デバイス416によって送信される場合、セキュリティデバイス202は、「火事です、火事です、火事です」と言う音声を発し、設定された間隔で繰り返すことができる。様々な音を使用して、他の占有者に選択的に警告することもできる。例えば、24kHz〜45kHzの高周波音は、人間に警告することなく、建物300のイヌ科の占有者に選択的に警告することができる。別の例では、17kHz〜23kHzの音は、子供に選択的に警告するが、大人には警告しない。様々なパターンの音を生成することもできる。例えば、「SOS」モールスコードパターンを使用して、災難を示すことができる。
セキュリティシステム202のライト406は、イベントの開始に応答して点灯するように構成可能であってもよい。ライト406は、様々なパターンで様々な色を放射することができる。例えば、ライト406は、緑色光、白色光、及び赤色光の全てを放出することができる。通常動作中は緑色のライトを点灯させることができる。白色光の色は、停電などの通常の警告に使用することができる。赤色の明るい色を使用して、直ちに建物300を出るように占有者に警告する差し迫った緊急事態を示すことができる。例えば、赤色光の色を使用して、占有者にガス漏れ、又は火事もしくは武装侵入者を警告することができる。
実施形態では、ライト406は、パターンを示すために様々な周波数で点滅することができる。例えば、3回の短いフラッシュ、それに続く3回の長いフラッシュ、それに続く3回の短いフラッシュは、災難を示すことができる。一方、迅速なフラッシュは、より遅いフラッシュよりも高い優先度を示すことができる。ライト406は、スピーカ404と連携することができる。例えば、ライト406は、スピーカ404が音を発するのと同時に点滅することができる。ライト406は、スピーカ404からの音の放出の前又は後に点滅することもできる。
警告通信システム402はまた、臭気の放出を含むことができる。臭気は、何かが悪いことが起きていることを知るために占有者によって識別可能であるか、又は侵入者を退去させることができる。例えば、通信デバイス416が、侵入者のセキュリティシステム202に警告する場合、強い臭い(スカンクの臭いなど)が、サイレントアラームをトリガすることができる。種々の臭いを使用することができる。例えば、花臭は、非緊急警報(水漏れなど)に使用することができ、メルカプタンベースの臭気は、緊急警報に使用することができる。
警告通信システム402は、リモート通信407を含むことができる。リモート通信407は、リモートコンピューティングデバイス204とアラームのステータスを通信する役割を果たすことができる。いくつかの実施形態では、リモート通信407は、セキュリティ監視サービスと通信するモジュールとすることができ、セキュリティ監視サービスは、停電の場合に当局に警告するために、通信ネットワーク414とは異なる専用通信チャネルを有することもできる。
実施形態では、セキュリティシステム202は、電力入力408によって電力供給される。電力入力408は、バッテリであってもよい。電力入力408は、家庭用交流などの電源からのものであってもよい。電力入力408は、ドアベルワイヤ304から降圧電圧(例えば、約8V〜24V)を受け取るように構成することもできる。警報通信システム402は、(電力入力408を介して)電線409に電気的に結合することができる。電気ワイヤ409は、住居(例えば、建物300)のドアベルワイヤ304に結合されるように構成可能であり得る。警告通信システム402は、イベントが電線409を介して開始されたという決定に応答して起動するように構成可能であり得る。いくつかの実施形態では、通信は、電力線ネットワーキングを介して行うことができる。電線409からの電気信号の様々なスパイクも、警報通信システム402に信号を送ることができる。実施形態において、電線409からの電気信号の欠如は、警告通信システム402を作動させることもできる。例えば、電線409からの電力入力408の欠如は、警報通信システム402を作動させることができる。警告通信システム402は、さらに、電力入力408を介してバックアップバッテリシステムを利用し、占有者が見ることができるように、ライト406に白色光を放射させることができる。
セキュリティシステム202は、受動デバイス又は能動デバイスとして構成することができる。受動デバイスとして、セキュリティシステム202は、通信デバイス及び/又はイベント検出デバイス418から緊急イベントの通知を受信することができる。例えば、煙検出器イベント検出デバイス418は、煙イベントを通信デバイスに送信することができ、通信デバイスは、煙イベントが発生しているという表示をセキュリティシステム202に通信することができる。セキュリティシステム202は、通信チャネルが確立されるときはいつでも、通信デバイスからの通知を監視することができる。
能動デバイスとして、セキュリティシステム202は、通信デバイス及び/又はイベント検出デバイス418が緊急事象(又は有害事象)の発生又は開始を検出したか否かを能動的に監視するように構成されてもよい。例えば、セキュリティシステム202は、イベントのステータスを通信デバイスから定期的に要求することができる。ステータスがない場合、セキュリティシステム202は、別の要求が満たされるまで待機することができる。
図12は、いくつかの実施形態による、様々なイベント検出デバイス418の強化された図のブロック図を示す。イベント検出デバイス418は、通信デバイスに通信可能に結合することができる。イベント検出デバイス418のタイプは、煙警報420又は盗難警報422を含むことができる。イベント検出デバイス418は、通信ネットワーク414を介して通信デバイス又はリモートデバイス204と通信するように構成することができる。実施形態では、イベント検出デバイス418は、「スマート」であり、様々なデバイスと通信することができる。イベント検出デバイス418は、IoT(Internet of Things)を介して接続することができ、それぞれが固有のネットワーク識別子を有することができる。IoTは、様々な規格を包含することができる。例えば、標準は、ALLJOYN(Qualcomm Innovation Center Inc.の登録商標)、Thread Group、IEEE(Institute of Electronic and Electrical Engineers、Inc.の登録商標)、P2413ワーキンググループ、IoTivity(Samsung Electronics Co.、Ltd.の登録商標)、又はRepresentational State Transferを含み得る。
セキュリティシステム202は、ライト406と、スピーカ404と、リモートコンピューティングデバイス204との送信を開始するように構成され得る無線通信システム230とを含み得る警告通信システム402を備え得る。例えば、通信デバイスは、スマート煙検出器420(例えば、Google Inc.の登録商標であるNest Protect)を備えることができ、スマート煙検出器が煙434のレベルの上昇、又は他の有毒ガスのレベルの上昇を検出することに応答して、セキュリティシステム202は、その警告通信システム402を起動することができる(例えば、光を点滅させ、かつ/又は音を発する)。これによって、緊急事態が発生している住居の場所に関して、住居外の個人に警告することができる。
同様に、緊急事態は、別の当事者の注意を必要とし得る任意のタイプの事象424を含むことができることを理解されたい。使用されるように、事象は、占有者に対する危害を示すか、又は占有者以外の当事者の注意を必要とする、緊急事象又は有害事象を指すことができる。例えば、緊急事態は、火事426、ガス漏れ428、侵入436、高レベルの煙434、高レベルのラドン432、高レベルの一酸化炭素430などのうちの少なくとも1つを含むことができる。警告通信システム402は、様々な方法で住居外にいる個人に警告するように構成することができる。例えば、警告通信システム402は、明るい発光ダイオード、及び/又はセキュリティシステム202上の診断ライト216などのドアベルボタン212の背後に位置するライトを点滅させることができる。いくつかの例では、警告通信システム402は、スピーカ404から大音量の音を発することができる。例えば、大音量の音は、住居の300フィート以内に位置する個人が聞くことができる交互の高ピッチ音と低ピッチ音とすることができる。高及び低ピッチの音は、近隣の住居及び/又は通過する車両内に位置する個人によって聞こえる高/低周波数のものであってもよい。大音量の音は、個人によって容易に検出可能な固有の音とすることができる。同様に、音は、危険又は補助が必要であることを示すノイズを含むことができる。
さらに、警告通信システム402は、リモートコンピューティングデバイス204への送信を開始するように構成することができる。例えば、セキュリティシステム202が、侵入が発生したと判定した場合、セキュリティシステム202は、リモートコンピューティングデバイス204とのコンピューティングセッション及び/又は通知を開始して、リモートコンピューティングデバイス204を操作している個人に住居での侵入436を警告することができる。同様に、セキュリティシステム202は、緊急の発信者(例えば、救急電話)などの任意の他の当事者への送信を開始することができることを理解されたい。
セキュリティシステム202は、所定の時間の後、その警告通信システム402を起動するように構成されてもよい。所定時間は、0秒、10秒、20秒、1分等であってもよい。一般に、警報通信システム402は、通信デバイス416が緊急事態424を検出するのとほぼ同時に、又はその後の任意の時間に起動することができることを理解されたい。
図13は、いくつかの実施形態による、通信デバイス416を介してイベントを監視する方法500のフローチャートを示す。方法500は、一般に、通信デバイス416に接続することと、通信デバイス416からイベントの通知を受信することとを含むことができる。セキュリティシステム202は、通信システムからのイベントに基づいて反応することができる。該ブロック510から開始する。
ブロック510において、セキュリティシステム202は、通信システムとの接続を確立することができる。本明細書で言及されるように、通信デバイス416は、セキュリティシステム202と通信するために有線接続230又は無線接続230のいずれかを利用することができる。例えば、Wi−Fiを利用した無線ホームネットワークを使用したり、ローカルなBluetooth(登録商標)ペアリングを使用したりすることができる。接続が確立されると、通信デバイス416は、セキュリティシステム202によって提供されるIDでのみセキュリティシステム202と通信するように構成され得る。例えば、セキュリティシステム202は、通信デバイス416が送信する固有のIPv6アドレスを有することができる。通信デバイス416はまた、セキュリティシステム202が送信する固有のIPv6アドレスを有してもよい。セキュリティシステム202はまた、通信デバイス416に属するIPv6アドレスのみから警告を受信するように構成されてもよく、従って、妨害の類の警告を防止する。
通信デバイス416のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を使用して、様々な許可を設定することができる。例えば、セキュリティシステム202は、通信デバイス416とデータを共有する許可を有するセキュリティシステム202を識別する読取り/書込み許可を有するクライアントとして設定することができる。
ブロック512において、セキュリティシステム202は、イベントを監視することができる。実施形態では、セキュリティシステム202は、通信デバイス416からのイベントを監視する。例えば、通信デバイス416は、イベント検出デバイス418からイベントの通知を受信することができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、ローカライズされたコンポーネントを使用してイベントを監視することができる。例えば、セキュリティシステム202は、疑わしい活動を監視するために使用されるカメラを有することができる。イベントは、通信デバイス416と通信されてもよく、通信デバイス416は、適切なアクションを取ってもよい(例えば、緊急サービスに通知する)。本明細書で言及するように、事象の種類は、火事、ガス漏れ、侵入、煙レベルの上昇、ラドンレベルの上昇、一酸化炭素レベルの上昇などのうちの少なくとも1つから選択することができる。
イベント検出デバイス418は、様々な方法を使用してイベントを検出することができる。例えば、イベント424を検出するために、様々な閾値を使用することができる。例えば、煙事象434のレベルの上昇は、光学的遮蔽又は電磁的な急落に基づくことができる。煙は、100万分の1又は光透過率のパーセンテージの閾値に基づくことができる。ラドン事象432は、ラドン検出ユニットからのPicoCuries/Liter読み取り値に基づくことができる。ガス漏れ事象428は、80%低い爆発限界に基づくことができる。様々なガス検出器を使用することができる(例えば、電気化学的、赤外線点、赤外線イメージング、半導体、超音波、ホログラフィックなど)。火災事象426は、温度、又は煙事象434及び一酸化炭素事象430からの読み取り値の組合せを使用して検出することができる。侵入イベント436は、セキュリティシステム202内に存在する様々なセンサ、又はセキュリティシステム202の外部センサ(例えば、モーションセンサ)を利用することができる。イベント424は、住居(すなわち、建物300)に関連付けられ、ドアベル(すなわち、セキュリティシステム202)は、住宅所有者の家に取り付けられる。
ブロック514において、セキュリティシステム202は、イベントが開始されたかどうかを判定することができる。このイベントは、セキュリティシステム202が、セキュリティシステムに通信可能に結合された通信デバイス416からの送信を受信するときはいつでも開始され得る。送信は、様々な形態の通信を介するものであってもよく、イベントが開始されたという表示を提供してもよい。セキュリティシステム202は、通信システムを監視して、イベントが開始されたかどうかを検出することができる。実施形態では、セキュリティシステム202(例えば、ドアベル)は、リモートコンピューティングデバイス204と接続して、住居に警告があることを占有者にさらに通信することができる。リモートコンピューティングデバイス204を介した通信は、家から離れている間、居住者に情報を与え続けるという利点を有し得る。セキュリティデバイス202は、通信デバイス416と同様の方法で、リモートコンピューティングデバイス204との通信セッションを確立することができる。通信セッションは、イベントが開始されたことの表示を含むことができる。例えば、占有者は、セキュリティシステム202から、彼らのリモートコンピューティングデバイス204上のローカルアプリケーション上の火災警報の通信を受信することができる。
ブロック516において、セキュリティシステム202は、アラームタイプを決定することができる。実施形態では、ブロック516は任意であってもよい。セキュリティシステム202に利用可能な様々なデバイスにもかかわらず、特定の設定では、すべてのデバイス又はツールが適切であるわけではない。例えば、非緊急警報(例えば、上昇したラドンレベル)は、深夜における高ピッチ、大音量ノイズを補償しないことがあり得る。セキュリティシステム202は、警告の重大度と警告の確実性とのバランスをとることができる。例えば、かなりの量の埃が煙検出器をトリガすることができるが、火災の確実性は、煙検出器と共に一酸化炭素検出器を使用して決定することができる。火災の深刻度は高いが、火災が発生している確率が低い場合、セキュリティシステム202は、別の警報タイプがより適切であると判定することができる。アラームタイプを決定する例は、本明細書でさらに説明される。
ブロック518において、セキュリティシステム202は、ブロック514においてイベントが開始されたと判定したことに応答して、警告通信システム402を起動することができる。実施形態では、警告通信システム402を起動することは、警告通信システム402の選択された構成要素(例えば、スピーカ404又はライト406)を起動することを含むことができる。本明細書で言及されるように、警告通信システム402は、警告通信システム402が起動されると、ライト406を様々なパターン及び色で照明させることができるライト406を含むことができる。警告通信システム402はまた、様々な強度、周波数、及びパターンで音を発するスピーカ404を含むことができる。起動することは、警告通信システム402のための制御要素を起動することも含むことができる。警告通信システム402のための制御要素は、複数の構成要素(例えば、点滅する光と、それに続く選択された音響周波数の放射)のための様々なパターン及び警告を引き起こすことができる。
ブロック520において、警告通信システム402が起動されると、セキュリティシステム202は、警告通信システム402を停止するコマンドを監視することができる。
実施形態では、ブロック520は任意であってもよい。例えば、セキュリティシステム202のユーザは、セキュリティシステム202が占有者に警告することを望まない場合がある(例えば、偽陽性)。コマンドは、警告通信システム402を不活性化するためにセキュリティシステム202によって理解される一連の命令とすることができる。実施形態では、コマンドは、ボタン押下及び可聴の所定のメッセージとすることができる。例えば、占有者は、ボタン(例えば、ドアベルボタン220)を押し、「アラーム不活性化」のような可聴の所定のメッセージを話して、警告通信システム402を不活性化することができる。種々の実施形態において、不活性化ユニット411は、不審者のような非占有者の音声と、占有者の音声とを区別するために、音声認識を実行するように構成されることができる。コマンドが受信されると、方法500は動作522に進むことができる。
ブロック522において、セキュリティシステム202は、警告通信システムを不活性化するためのコマンドを受信することに応答して、警告通信システム402を不活性化することができる。警告通信システム402は、様々な方法で不活性化することができる。
例えば、警告通信システム402は、ドアベルボタン212が押されたという表示をセキュリティシステム202が受信することに応答して、不活性化する(例えば、現在の警告をオフにする)ことができる。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、イベントに対処しているか、又は終了したことを示す、発話された安全メッセージ又は発話されたパスワードなどの可聴の所定のメッセージを受信することに応答して、警告通信システム402をオフにするように構成され得る。いくつかの実施形態では、セキュリティシステム202は、リモートコンピューティングデバイス204から不活性化コマンドを受信することができる。このようにして、リモートコンピューティングデバイス204を操作する個人は、リモートコンピューティングデバイス204を通して指令を送信して、進行中の警報を終了させる。警告通信システム402の不活性化は、警告通信システム402の構成要素のすべてよりも少ない構成要素を選択的に不活性化することを含むことができる。例えば、警告通信システム402の不活性化は、法執行機関とのリモート通信407(例えば、サイレントアラーム)ではなく、ローカル通信(すなわち、スピーカ404及びライト406)のみを不活性化することを含むことができる。
図14は、いくつかの実施形態による、イベントの確実性及び重大度に基づいて使用される様々なアラームタイプの例示的なテーブル600を示す。テーブル600は、セキュリティシステム202がアラームタイプを決定することができる図13のブロック516に対応することができる。いくつかの実施形態では、アラームタイプは、イベントの確実性及び重大度に応じて事前に割り当てることができる。例えば、占有者は、低い確実性にもかかわらず、ガス漏れが常に可聴アラーム及び赤色光に関連付けられることを望むことができる。
アラームタイプは、閾値に基づくこともできる。例えば、火災の確信度が20%であるが、重大度が高い場合、セキュリティシステム202は、重大度及び確信度に基づくスコアを作成することができる。セキュリティシステム202は、スコアに基づいて、アラームのタイプを決定することができる。例えば、(火災のようである)低い確実性を有する重大度の高いイベントは、占有者がさらに調査するように促すために音と関連付けられてもよい。ガス漏れのような重大度の高い事象であるが、より高い確実性を有する事象は、音と共に赤いフラッシュをトリガすることができる。赤ん坊の声のような重大度の低い事象は、快適な音楽を演奏するようなアラームタイプの異なるセットをトリガすることができる。
<カスタマイズされた音の実施形態>
セキュリティシステム202又はドアベル202は、ユーザからカスタム音を受信し、それによって、特定の状況に応答してカスタム音を発するように構成されてもよい。例えば、図15に示すように、ドアベルシステム200は、ステップ1500で、カスタムメッセージを受信することができる。次いで、システムのユーザは、任意選択でカスタムメッセージを選択された訪問者に割り当てることができる(ステップ1502)。それによって、選択された訪問者の存在の表示がドアベル202によって検出されると(ステップ1504)、ドアベル202は、ドアベル202のスピーカ404、488でカスタムメッセージを発することによって応答することができる(ステップ1506)。「検出する」という用語は、訪問者の存在又は存在を発見又は識別するものとして定義することができるので、「検出する」という用語は、「決定する」という用語と互換的に使用することができることを理解されたい。
カスタム音又はカスタムメッセージは、様々な方法でドアベルシステム200によって受信され得る。図16に示すように、ドアベルシステム200は、リモートコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン)などのリモートコンピュータからカスタムメッセージをダウンロードすることができる(ステップ1600)。同様に、ドアベルシステム200は、カスタムメッセージを記録することができる(ステップ1602)。例えば、ドアベルシステム200のユーザは、スマートフォンなどの自分のリモートコンピューティングデバイス上にカスタムメッセージを記録し(ステップ1602)、次いでスマートフォンからドアベルシステム200上にカスタムメッセージをダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、カスタムメッセージは、ドアベル202のマイクロフォンによって記録されるなど、ドアベル202によって直接記録されてもよい(ステップ1602)。一般に、カスタムメッセージは、ステップ1602で、ドアベルシステム200に通信可能に結合された任意のタイプの記録デバイスによって記録されてもよいことを理解されたい。このようにして、ドアベルシステム200は、記録デバイスからカスタムメッセージをダウンロードすることができる。
図16にさらに示されるように、任意の数のカスタムメッセージが、ドアベルシステム200によって記録及び/又はダウンロードされ得る。例えば、ドアベルシステムは、第2のカスタムメッセージ(ステップ1604)、第3のカスタムメッセージ、第4のカスタムメッセージ、及び任意の数の追加のカスタムメッセージを記録及び/又はダウンロードすることができる。
ドアベルシステム200はまた、訪問者と対話するように構成されてもよく、それによって、ドアベルシステム200は、可聴情報を与え、受信する。このようにして、ドアベルシステム200は、訪問者からの情報を解釈することができる。図17に示すように、ドアベルシステム200(例えば、ドアベル202のスピーカ404、488)は、可聴質問を発するように構成されてもよい(ステップ1700)。次いで、ドアベルシステム200は(例えば、ドアベル202のマイクロフォンを介して)訪問者から可聴応答を受信することができる(ステップ1702)。これにより、ドアベルシステム200は、訪問者によって与えられる可聴応答の意味を決定することができる。例えば、ドアベルシステム200は、ステップ1704)可聴応答が第1の意味を含むか第2の意味を含むかを判定することができる。例えば、ドアベルシステム200が、可聴応答が第1の意味を含むと判定した場合、ドアベル202は、ステップ1706でスピーカ404、488を介して第1の可聴応答を発することができる。同様に、ドアベルシステム200が、可聴応答が第2の意味を含むと判定した場合、ドアベル202は、ステップ1708でスピーカ404、488を介して第2の可聴応答を発することができる。このようにして、ドアベルシステム200は、訪問者によって与えられた異なる応答を解釈し、応答することができるスマートシステムとすることができる。
ドアベルシステム200はまた、訪問者及び/又はドアベルシステム200のユーザ(例えば、建物300の居住者)に関連するリモートコンピューティングデバイス204などのリモートコンピューティングデバイス204との通信セッションを開始するように構成されてもよい。例えば、ドアベルシステム200は、訪問者の存在の表示を検出することができる(ステップ1800)。次いで、ドアベルシステム200は、訪問者及び/又は居住者のリモートコンピューティングデバイスとの通信セッションを開始することができる(ステップ1802)。通信セッションは、テキストメッセージ、通話、ボイスメール、電子メールなどの任意のタイプの通信及び/又はリモートコンピューティングデバイスへの送信を含むことができる。例えば、通信セッションは、スピーカ404、488によって発せられるカスタムメッセージの内容に実質的に一致する書面メッセージを含むことができる。このようにして、聴覚障害のある訪問者は、メッセージを受信することができる。
さらに、いくつかの実施形態では、ドアベルシステム200は、第1の訪問者及び/又は第2の訪問者のアイデンティティを決定するように構成されてもよい。従って、ドアベルシステム200は、第1の訪問者のアイデンティティ及び/又は第2の訪問者のアイデンティティのうちの少なくとも1つを含む、テキストメッセージをリモートコンピューティングデバイス204に送信するなど、通信セッションを開始することができる。一般に、通信セッションは、訪問者及び/又はドアベル200における訪問者の存在に関する任意のタイプの情報を含むことができることを理解されたい。
ドアベルシステム200はまた、様々なタイプの訪問者を検出するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、図19に示すように、ドアベルシステム200は、ステップ1900で、犯罪者の存在の表示を検出するように構成することができる第1のドアベルシステム200aを指すことができる。第1のドアベルシステム200aは、第1のドアベルシステム200aに通信可能に結合され、第1のドアベルシステム200aに対して遠隔に位置する第2のドアベルシステム200bから通知を受信することによって、犯罪者などの訪問者の存在の表示を検出することができる。例えば、第2のドアベルシステム200bは、犯罪者がエリア内にいると判定し、次いで、第1のドアベルシステム200aを含む、近傍内に位置する他のすべてのドアベルシステム200に警告することができる。
図19を参照すると、ドアベル202及び/又はドアベルシステム200が犯罪者の存在の表示を検出したことに応答して、ドアベル202は、ドアベル202のスピーカ404、488で警告メッセージを発することができる(ステップ1902)。次いで、ドアベルシステム200は、犯罪者の存在を機関に通知するために、法執行機関との通信セッションを開始することができる(ステップ1904)。警告メッセージは、犯罪者を恐れ、及び/又は法執行機関に連絡が取られたことを犯罪者に知らせるメッセージを含むことができることを理解されたい。
図20に示すように、ドアベルシステム200はまた、ステップ2000で、訪問者の写真を撮ることによって、犯罪者又は不審者などの訪問者を識別するように構成されてもよい。次に、ドアベルシステム200は、画像に基づいて、以前に他のドアベル202を訪れた犯罪者のデータベースなどの不審な訪問者のデータベースに訪問者が含まれていることを判定することができる(ステップ2002)。ドアベルシステム200及び/又はリモートコンピュータは、顔認識ソフトウェアを使用して、犯罪者の顔データを法執行データベースからの顔データと一致させることができる。同様に、ドアベルシステム200は、回避的又は疑わしい動きの検出、犯罪者の指紋の検出、犯罪者の網膜の検出など、犯罪者のボディランゲージを検出することによって、犯罪者の存在の表示を検出することができる。
同様に、ドアベルシステム200は、様々なタイプの訪問者を決定するように構成することができる。図21に示すように、例えば、ドアベルシステム200は、訪問者が所定の訪問者タイプであると判定することができる(ステップ2100)。所定の訪問者タイプは、既知の訪問者(例えば、友人、家族、及び/又はユーザのスマートフォン連絡先リストに含まれる誰か)、既知の訪問者、不審な訪問者、犯罪者など、任意のタイプの訪問者を含むことができる。訪問者が所定の訪問者タイプであると判定したことに応答して、ドアベルシステム200は、ドアベル202を介して、第1のメッセージ及び第2のメッセージからカスタムメッセージを選択することができる(ステップ2102)。訪問者が既知の人物であると判定したことに応答して、ドアベルシステム200は、ステップ2104で、第1のメッセージを発することができる。いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、任意選択で、既知の人物の名前を含む。例えば、ドアベルシステム200は、居住者の友人であるティム(Tim)という名前の既知の人物が存在すると判定することができる。従って、ドアベル202は、「ウェルカム、ティム」を聞こえるようにアナウンスすることができる。
同様に、訪問者が見知らぬ人であると判定したことに応答して、ドアベル202は、ステップ2106で、第2のメッセージを発することができる。例えば、ドアベルシステム200が、見知らぬ人が勧誘者であると判定した場合、ドアベル202は、居住者が勧誘者から商品を購入しないこと、謝罪、及び構内から出るための招待を勧誘者に知らせる可聴メッセージを発することができる。一般に、ドアベルシステム200は、任意のタイプの訪問者を決定し、訪問者のタイプに応答して任意のタイプのカスタムメッセージを発信するように構成され得ることを理解されたい。
また、ドアベルシステム200は、所定の条件の発生に応答してカスタムメッセージを発信するように構成されてもよい。図22に示すように、ドアベルシステム200は、訪問者の存在の表示を検出することができる(ステップ2200)。これにより、ドアベルシステム200は、所定の条件が発生したと判定することができる(ステップ2202)。
例えば、所定の条件は、時刻、居住者が休暇中である時間などの日数、イベント(例えば、誕生日パーティー、フットボールゲーム中など)などであってもよい。従って、訪問者の存在の表示及び所定の状態の発生に応答して、ドアベル202は、それによって、ステップ2204でカスタムメッセージを発することができる。カスタムメッセージは、所定の条件の発生に対応し得ることを理解されたい。例えば、所定の条件が、居住者のお気に入りのフットボールチームが競技しているゲームの発生である場合、カスタムメッセージは、フットボールチームのための応援歌であってもよい。
また、所定の条件は、居住者が建物300から離れているとき、又は居住者が建物300内にいるときに発生することもある。特に図23を参照すると、ドアベルシステム200は、第1のカスタムメッセージ及び/又は第2のカスタムメッセージなどの2つ以上のカスタムメッセージを記録及び/又はダウンロードし、次いで、特定の状況でそれぞれのカスタムメッセージを発信するように構成することができる(ステップ2300)。従って、本方法は、それによって、居住者が建物300内に位置しているかどうか、又は居住者が建物300内に位置していないかどうかを判定することを含むことができる(ステップ2302)。居住者が建物300内に存在することの決定に応答して、ドアベル202は、それによって、第1のカスタムメッセージを発することができる(ステップ2304)。例えば、第1のカスタムメッセージは、訪問者に対し、占有者はそこに行くことを知らせるメッセージであり得る(例えば、「少々お待ち下さい。バンクスさんはすぐにそちらに行きます」(ここで、バンクスさんは、占有者である))。居住者が建物内に存在しないと判定したことに応答して、ドアベル202は、それによって、第2のカスタムメッセージを発することができる(ステップ2306)。第2のカスタムメッセージは、(訪問者が不審者である場合、強盗を回避するために)居住者は多忙であること、又は(訪問者が既知の人物である場合)建物300から離れていることを訪問者に通知するメッセージを含むことができる。例えば、第2のカスタムメッセージは、「ごめんなさい。バンクスさんは今手が離せません。また来てください」と述べることができる。
ドアベルシステム200は、ドアベル202を介して、ドアベルシステム200によって受信される様々な入力に応答してカスタムメッセージを受信するように構成されてもよい。例えば、図24に示すように、ドアベル202は、ドアベル202のボタン212から第1のボタン押下の表示を受け取ることができる(ステップ2400)。第1のボタン押下の受信に応答して、ドアベル202は、それによって、カスタムメッセージを記録し、ドアベルシステム200のメモリ内にカスタムメッセージを記憶することができる(ステップ2402)。同様に、ドアベルシステム200は、ドアベル202から第2のボタン押下の表示を受信するなどの入力を受信するように構成されてもよい(ステップ2404)。
第2のボタン押下の受信に応答して、ドアベルシステム200は、それによって、ドアベルシステム200のメモリからカスタムメッセージを消去することができる(ステップ2406)。
第1のボタン押下、第2のボタン押下などに対する任意の参照は、任意の数のボタン押下、又はそれぞれのボタン押下の持続時間を指すことができることを理解されたい。例えば、第1のボタン押下は、2つのボタン押下を含むことができ、第2のボタン押下は、1つのボタン押下を含むことができる。同様に、第1のボタン押下は、1つのボタン押下を含むことができ、第2のボタン押下は、2つのボタン押下を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1のボタン押下は、第1の持続時間にわたって押下されるボタン212を含むことができ、第2のボタン押下は、第2の持続時間にわたって押下されるボタン212を含むことができる。第1の持続時間は、第2の持続時間よりも大きくても、等しくても、又は小さくてもよいことを理解されたい。しかしながら、入力は、ドアベルシステム200への任意のタイプの入力であってもよいことを理解されたい。例えば、ドアベルシステム200は、第1及び第2のボタン押下に関連して、又はその代わりに、ユーザから様々な動作を受け取るように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ドアベル202のカメラ208は、ユーザが手を1回振るなど、ユーザからの第1の動きを検出することができる。第1の動きの検出に応答して、ドアベル202は、それによって、カスタムメッセージを記録し、ドアベルシステム200のメモリ内にカスタムメッセージを記憶することができる。同様に、カメラ208は、ユーザが手を2回振るなど、ユーザからの第2の動きを検出することができる。第2の動作の検出に応答して、ドアベル202は、それによって、ドアベルシステム200のメモリからカスタムメッセージを消去することができる。一般に、身体運動などの任意のタイプの入力をドアベルシステム200が受け取ることができることを理解されたい。
ドアベルシステム200はまた、ドアベルシステム200のユーザにセキュリティ及び匿名性を提供するように構成されてもよい。例えば、図25に示すように、ドアベルシステム200は、第1のカスタムメッセージを記録及び/又はダウンロードすることができる(ステップ2500)。第1のカスタムメッセージは、第1の音声によって話すことができる。ドアベルシステム200は、第1のメッセージを第2のメッセージに効果的に変換するように構成することができ、それによって、第2のメッセージは、第1の音声とは異なる第2の音声によって話される。第1のカスタムメッセージの内容は、第2のカスタムメッセージの内容と実質的に一致することができる。従って、ドアベルシステム200は、第2の音声によって話される第2のカスタムメッセージを発することができる(ステップ2502)。このようにして、ドアベルシステム200は、ドアベルシステム200のユーザ(例えば、居住者)のアイデンティティを効果的に保護することができる。
様々な所定の条件に関して、図26に示すように、ドアベルシステム200は、第1の音を発するための第1の時間枠、第2の音を発するための第2の時間枠、及び第3の音を発するための第3の時間枠のスケジュールを作成することができる(ステップ2600)。
これにより、ドアベルシステム200は、訪問者の訪問時間が第1の時間枠内にあると判断し(ステップ2602)、訪問者の訪問時間が第1の時間枠内にあると判断したことに応答して、ドアベル202は、第1の音を発することができる(ステップ2604)。従って、ドアベルシステム200が、訪問者の訪問時間が第2の時間枠内であると判定した場合、ドアベル202は、第2の音を発することができる。同様に、ドアベルシステム200が、訪問者の訪問時間が第3の時間枠内であると判定した場合、ドアベル202は、第3の音を発することができる。例えば、第1の時間枠は、居住者が睡眠中であるか、又は仕事の準備中である夜間及び朝の時間を含むことができる。これにより、第1の音は、居住者が忙しく、訪問者が別の時間に戻るべきであることを訪問者に通知することができる。同様に、第2の時間枠は、居住者が仕事で離れている日中の時間を含むことができる。第2の音は、訪問者が既知の又は信頼できる訪問者である場合、居住者が不在で、訪問者が仕事中又は居住者のスマートフォン上で居住者に繋がることができるというメッセージを含むことができる。最後に、第3の時間枠は、居住者が仕事から帰宅している夕方の時間帯を含むことができる。これにより、第3の音は、居住者がすぐにドアに答えることを訪問者に知らせることができる。一般に、ドアベルシステム200は、任意の時間枠又は時間枠の数に適応するように構成されてもよいことを理解されたい。同様に、ドアベルシステム200は、それぞれの時間枠のいずれかに応答して、任意の音を受信し、それによって発するように構成されてもよい。
図27を参照すると、ドアベルシステム200は、任意の数のカスタムメッセージを受信し、次いで、任意の数のそれぞれの訪問者の存在の表示を検出するドアベルシステム200(例えば、ドアベル202)に応答して、それぞれのメッセージを発するように構成され得る。ドアベル202は、ドアベルシステム200が第1の訪問者の存在の表示を検出したことに応答して、スピーカ404、488で第1のカスタム可聴メッセージを発することができる(ステップ2700)。同様に、ドアベル202は、ドアベルシステム200が第2の訪問者の存在の表示を検出したことに応答して、スピーカ404、488で第2のカスタム可聴メッセージを発することができる(ステップ2702)。同様に、ドアベル202は、ドアベルシステム200が第3の訪問者の存在の表示を検出したことに応答して、スピーカ404、488で第3のカスタム可聴メッセージを発することができる(ステップ2704)。
第1、第2、及び第3のカスタム可聴メッセージは、特定の訪問者又は訪問者のグループに割り当てることができる。例えば、第1のカスタム可聴メッセージは、特定の第1の訪問者に割り当てられてもよい。同様に、第1のカスタム可聴メッセージは、任意の既知の訪問者などの特定のグループ又はタイプの訪問者に割り当てることができる。
図28に示すように、ドアベルシステム200は、第1の建物300aに取り付けられた第1のドアベルシステム200aと呼ぶことができる。第1のドアベルシステム200aは、第1の建物300aに対して遠隔に位置する第2の建物300bの外部に取り付けられた第2のドアベルシステム200bに通信可能に結合することができる。従って、第1のドアベル202aはまた、第2のドアベル202bに通信可能に結合されてもよい。それによって、第1のドアベルシステム202aは、第2のドアベルシステム202bから第1の通知を受信することによって、第1の訪問者の存在の表示を検出することができる(ステップ2800)。同様に、第1のドアベルシステム202aは、第2のドアベルシステム202bから第2の通知を受信することによって、第2の訪問者の存在の表示を検出することができる(ステップ2802)。このようにして、第1のドアベルシステム202a及び第2のドアベルシステム202bをネットワーク化することができる。これは、近隣のような特定のエリア内に位置するドアベルシステム200が、互いに通信し、データを送信することを可能にし得る。ドアベルシステムのネットワークは、情報及び/又はデータを交換し、それによって近隣全体を監視することができる。
<チャイムの実施形態>
チャイム302(図3、図31〜図37に示される)は、本明細書に記載されるか、又は参照により組み込まれる任意のドアベル202の特徴、アセンブリ、部品、システム、及び構成要素のすべてを含むことができる。チャイム302は、図12に示す全てのアイテムを含むことができる。
チャイム302は、本明細書に記載されるか、又は参照により組み込まれる任意のドアベル202と通信するように構成することができるリモート通信デバイスである。ここで図31〜図37を参照すると、ユーザは、リモートコンピューティングデバイス204を使用して、建物内に位置するチャイム302(例えば、リモート通信デバイス)によって発せられる音を選択するか、又は建物内に位置するチャイム302を無音にすることができる。いくつかの実施形態は、誰かがドアベル202を「鳴らす」とき、又はドアベル202によって検出されるときに、チャイム302が発することができる多くの異なる音を含む。
図31に示すように、チャイム302は、建物300の電源及び/又はチャイム内に配置されたバッテリ462bからバックアップ電力又は一次電力を受け取ることができる。
同様に、チャイム302は、チャイム302の近傍内の異なるイベントを検出するための様々な構成要素を含むことができる。例えば、実施形態は、建物300の内側部分に沿った動きを検出するように構成可能な動き検出器218を含むことができる。また、チャイム302は、建物300の内側部分に沿って画像を取り込むように構成可能なカメラアセンブリ208bを含むことができる。同様に、チャイム302は、音を発するように構成可能なスピーカ488bと、ユーザによって話された可聴メッセージを受信するように構成可能なマイクロフォン484bとを含むことができる。
さらに、実施形態では、チャイム302(例えば、リモート通信デバイス)は、建物300の内側部分に沿った温度を決定するように構成可能な温度計512bと、建物300の内側部分に沿った湿度を決定するように構成可能な湿度センサ305とを含むが、これらに限定されない追加の構成要素を含んでもよい。チャイム302は、様々な他のイベントを監視及び検出するための雑多な検出コンポーネントを含むことができる検出システム528bを含むことができる。同様に、チャイム302は、チャイムをドアベル202、リモートコンピューティングデバイス204、及び/又は任意の他の通信デバイスに通信可能に結合するように構成可能な通信システム504bを含むことができる。通信システム504bは、WiFi、Bluetooth、Bluetooth Low Energy、Thread、ZigBeeなどを介して通信することができる。当然のことながら、チャイム302は、ドアベル202によって利用されるのと同じ構成要素を全く利用しなくてもよく、いくつか利用してもよく、又は全て利用してもよい。
ユーザは、制御アプリケーション600を用いて、自分のリモートコンピューティングデバイス204上のチャイム302によって発信される音を選択することができる。次いで、リモートコンピューティングデバイス204は、ドアベル202を介して(及び/又はサーバ206及び無線ネットワーク308を介して)チャイム302に音を送ることができる。音は、楽曲、ユーザによって録音された挨拶、又は任意の他のタイプの音とすることができる。いくつかの実施形態は、インターネットから音をダウンロードするためにリモートコンピューティングデバイス204を使用すること、(例えば、音を選択するためにリモートコンピューティングデバイス204を使用することに応答して)ドアベル202に音(又は音に関連するデータ)を送信すること、ドアベル202からチャイム302に音(又は音に関連するデータ)を送信すること、及び/又はチャイム302から音を発することを含む。図32及び図33に示すように、チャイム302は、プラグ307を含むことができる。プラグ307は、(図33に示すように)電源コンセント309に機械的及び電気的に結合することができる。
図34に示すように、ドアベル202は、リモートコンピューティングデバイス204とチャイム302との間の通信ブリッジとして作用することができる。ドアベル202は、リモートコンピューティングデバイス204がチャイム302を制御することを可能にするために使用され得る。ユーザは、リモートコンピューティングデバイス204上でオプション(例えば、曲やチーム設定)を選択することができ、システムは、そのオプションに関する情報をコンピュータデバイス204に、又はコンピュータデバイス204から送ることができる。次いで、システムは、ユーザがリモートコンピューティングデバイス204を介してオプションを選択することに応答して、ドアベル202からチャイム302にオプションに関する情報を送信することができる。コンピューティングデバイス204とドアベル202との間の通信230は、無線とすることができる。ドアベル202とチャイム302との間の通信230は、無線とすることができる。
図36に示すように、チャイム302(例えば、リモート通信デバイス)は、リモートコンピューティングデバイス204とドアベル202との間の通信ブリッジとして働くことができる。これは、ドアベル202が、ドアベルが機械的及び/又は電気的に結合されてい建物300の無線ネットワーク308にアクセスできない場合に特に有用であり得る。
チャイム302は、建物300の内側に配置することができ、従って、(無線ネットワーク308のルータからはるかに遠くに配置することがあり得るドアベル202における信号強度と比較して、チャイム302における無線ネットワーク308の優れた信号強度のために)建物300の無線ネットワーク308にアクセスする可能性がより高い。いくつかの実施形態は、ドアベル202の第2の位置における無線ネットワーク308の第2の無線信号強度よりも大きい、チャイム302の第1の位置における無線ネットワーク308の第1の無線信号強度に応答して、リモートコンピューティングデバイス204とドアベル202との間の通信ブリッジとして働くようにチャイム302を構成することを含む。図3に示すように、チャイム302(例えば、リモート通信デバイス)は、ドアベル202と建物300の無線ネットワーク308との間の通信ブリッジとして機能することができる。
図32は、電力コンセント309に電気的に、機械的に、及び/又は通信可能に結合され得る少なくとも1つのプラグ307を含む、チャイム302(例えば、リモート通信デバイス)の実施形態を示す。1つのプラグ307は、これによりドアベル202を電力コンセント309のワイヤに電気的及び/又は通信可能に結合することができる。
システム200は、様々な方法で通信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス204はドアベル202と直接通信し、ドアベル202はチャイム302と直接通信する。いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス204は、チャイム302と直接通信し、ドアベル202は、チャイムと直接通信する。一般に、システム200は、ユーザによって任意の方法で構成することができることを理解されたい。
<チャイムを使用する方法>
様々な実施形態によれば、ドアベルシステム200は、チャイム302から音を発することができる。図38に示すように、この方法は、リモートコンピューティングデバイス204によって音を選択することを含むことができる(ステップ1300)。例えば、リモートコンピューティングデバイス204は、ユーザがリモートコンピューティングデバイス204の画面に表示されているようなラジオボタン(表示されない)をトグリングすることによって音を選択することができる。いくつかの例では、ユーザは、リモートコンピューティングデバイス204を介してアクセス可能な音楽データベース(例えば、iTunes(登録商標))などのデータベースから歌又は任意のタイプの音声ファイルを選択することによって、音を選択することができる。いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス204は、サーバ206、ユーザインタフェース(例えば、スマートフォン、タブレットなど)を有する通信デバイスなどとすることができる。
引き続き図38を参照すると、方法は、第1のデータファイル213及び/又は第2のデータファイル211を含むことができるデータファイルを、リモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合されたドアベル202に送信することも含むことができる(ステップ1302)。データファイル211、213は、音を表すことができる情報を含むことができる。データファイル211、213は、リモートコンピューティングデバイス204によってサーバ206に送られ、ドアベル202に送られる。しかし、いくつかの実施形態では、データファイル211、213は、リモートコンピューティングデバイス204によってドアベル202に送信することができる。図30に示すように、リモートコンピューティングデバイス204は、信号604を含む無線通信230を介して、サーバ206に、データファイル211、213をドアベル202に送信するように命令することができる。
同様に、方法は、ドアベル202が、ドアベル202に通信可能に結合され、ドアベル202に対して遠隔に配置されたチャイム302にデータファイル211、213を送信することを含むことができる(ステップ1304)。実施形態では、データファイル211、213は、チャイム302に無線で送信される。また、実施形態では、データファイル211、213は、図38に示すように、ワイヤ304bなどのワイヤを介して送信される。こうして、データファイル211、213は、音ファイル通信209を介して送信される。
チャイム302がデータファイル211、213を受信することができる様々な方法がある。いくつかの方法では、データファイルは、ドアベル及びチャイムのうちの少なくとも1つによって、ウェブサーバからダウンロードすることができる。さらに、いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス204は、ウェブサーバからデータファイルをダウンロードすることができる。方法はまた、データファイル211、213を受信するチャイム302に少なくとも部分的に応答して、及び訪問者の存在の表示を検出するドアベル202に少なくとも部分的に応答して、チャイム302のスピーカ488bから音を発することを含むことができる。このようにして、訪問者が建物300を訪れると、ドアベルシステム200は、チャイム302のスピーカ488bを介して任意のタイプのカスタマイズされた、又は予め録音された音を再生することによって、ユーザに警告することができる。
同様に、ドアベルシステム200のユーザは、音放出パラメータなどの特定のパラメータに従って音を放出するようにシステム200を構成することができる。従って、方法は、ドアベル202によって、リモートコンピューティングデバイス204から音放出パラメータを受信することを含むことができる。方法はまた、音放出パラメータが満たされたとドアベルシステム202が判定したことに応答して、チャイム302のスピーカ488bから音を放出することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、音放出パラメータは、所定の時間枠を含んでもよい。例えば、ユーザは、チャイム302が1日の所定の時間中に音を発しないように、「Do not disturb」パラメータなどの音発信パラメータを選択することができる。同様に、実施形態では、音放出パラメータ302は、特定の訪問者を含むことができる。例えば、未知の訪問者又は未歓迎の訪問者(例えば、ドアツードア販売員)が建物300を訪問する場合、ドアベルシステム200が未知の訪問者又は未歓迎の訪問者の存在を検出したときに、音放出パラメータは、チャイム302に音を放出しないように指示することができる。
また、チャイム302は、チャイム302のスピーカ488bから可聴メッセージを発するように構成されてもよい。可聴メッセージは、ユーザによって話され、ドアベル202、リモートコンピューティングデバイス204、及び/又はチャイム302自体によって記録されるメッセージとすることができる。いくつかの実施形態では、システム200のユーザは、チャイム302を介して可聴メッセージを送信することを望むことができる。例えば、第1の居住者は、彼/彼女のリモートコンピューティングデバイス204に、「ハニー、30分で家に帰る」などの可聴メッセージを話すことができる。従って、システム200は、チャイム302から可聴メッセージを発することができる。さらに、実施形態では、第1の居住者は、自分のリモートコンピューティングデバイス204にメッセージをタイプすることができ、それによって、システム200は、タイプされたメッセージの内容を含む可聴メッセージをアナウンスすることができる。
また、チャイム302は、動きを検出し、建物300の内側部分に沿って音声及びビデオ記録をキャプチャするために使用されてもよい。具体的には、この方法は、チャイム302の動き検出器218bが、建物300の内側部分内の第1の動きを検出することを含むことができる。方法はまた、チャイム302の動き検出器218bが第1の動きを検出することに応答して、リモートコンピューティングデバイス204との第1の通信セッションを開始することを含むことができる。第1の通信セッションは、チャイムの動き検出器によって検出された第1の動きの第1の通知を含むことができる。例えば、チャイム302は、建物300の内側部分内の不審者を検出することができ、それによって、システム200は、ユーザのリモートコンピューティングデバイス204に警告を送信することができる。
いくつかの実施形態では、この方法はまた、チャイム302の動き検出器218bが、建物300の内側部分内の第2の動きを検出することを含むことができる。第2の動きは、第1の動きとは異なっていてもよいし、同じであってもよいことを理解されたい。それによって、システム200は、チャイム302の動き検出器218bが第2の動きを検出することに応答して、第2のリモートコンピューティングデバイス204bとの第2の通信セッションを開始することができる。第2の通信セッションは、チャイム302によって検出された第2の動きの第2の通知を備えることができる。この点に関して、第1のリモートコンピューティングデバイス204aは、第2の通信セッションを受信しなくてもよい。従って、システム200は、建物300内の異なる動きに基づいて異なるユーザに警告するように構成することができる。例えば、チャイム302は、疑わしい動作を検出し、それによって警察に警告することができる。いくつかの例では、チャイム302は、犬が歩き回るなど、建物300内の不審でない動きを検出することができ、その後、居住者のリモートコンピューティングデバイス204に警告が送信される。同様に、方法は、2つ以上の音を選択することと、2つ以上の音をチャイム302に送信することとを含むことができる。例えば、方法は、リモートコンピューティングデバイス204によって第2の音を選択し、それによって、第2の情報を含む第2のデータファイルをドアベル202に送信することを含むことができる。第2の情報は、第2の音を表すことができる。同様に、方法は、第2のデータファイルをチャイム302に送信することを含むことができる。
実施形態では、チャイム302は、建物300の外側部分に沿ったドアベルの動き検出器218によって検出された異なる動きに応答して異なる音を発するように構成されてもよい。例えば、方法は、建物300の外側部分に沿ったドアベル202の動き検出器218による第1の動きを検出することを含むことができる。ドアベル202が第1の動きを検出することに応答して、チャイムは、それによって、チャイム302のスピーカ488bから第1の音を発することができる。同様に、ドアベル202の動き検出器218は、建物300の外側部分に沿った第2の動きを検出することができる。第2の動きは、第1の動きとは異なっていてもよいし、同じであってもよいことを理解されたい。従って、方法は、ドアベル202が第2の動きを検出することに応答して、チャイム302のスピーカ488から第2の音を発することを含むことができる。このようにして、チャイム302は、様々な動きがドアベル202によって検出されたかどうかに関して、建物300内の人々に可聴的に警告するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ドアベル202が疑わしい動きを検出した場合、チャイム302は可聴アラームを発することができる。いくつかの実施形態では、ドアベル202が不審でない動きを検出した場合、チャイム302は、よりフレンドリーな音(例えば、「ding-dong」)を発することができる。
図39に示すように、本開示はまた、ドアベルシステム200を使用してチャイム302から音を発する方法を含む。この方法は、リモートコンピューティングデバイス204によって音を選択するステップ(ステップ1400)と、情報を含むデータファイル211、213をチャイム302に送信するステップ(ステップ1402)とを含むことができる。情報は、音を表すことができることを理解されたい。
同様に、データファイル211、213は、リモートコンピューティングデバイス204及び/又はサーバ206によってチャイム302に送信され得る。さらに、方法は、ドアベル202により訪問者の存在の表示を検出すること(ステップ1404)、訪問者の存在の表示を検出することに応答して、チャイム302のスピーカ488bから音を発すること(ステップ1406)を含むことができる。
動きを検出することに加えて、チャイム302及び/又はドアベル202は、音声、画像、及び/又は動画をキャプチャすることもできる。例えば、図35及び図36に示すように、チャイム302の動き検出器218bによる動きの検出に応答して、方法は、チャイム302のカメラ208bを使用して、建物300の内側部分内の画像及び/又は動画をキャプチャすることを含むことができる。画像及び/又は動画は、チャイム302によって検出された動きに対応し得ることを理解されたい。それによって、画像及び/又は動画は、ドアベル202及び/又はリモートコンピューティングデバイス204に送られ、そこで、画像及び/又は動画は、コンピューティングデバイス204のディスプレイ603上で見られる制御アプリケーション600を介して見ることができる。
同様に、この方法は、チャイムのマイクロフォン484bを使用して、建物300の内側部分内の音声を検出し、記録することができる。これにより、音声記録は、ドアベル202及び/又はリモートコンピューティングデバイス204に送信され、そこで再生され得る。
同様に、システム200は、動きの検出に応答して他の様々な方法で応答するように構成されてもよい。例えば、実施形態では、チャイム302の動き検出器218bによる動きの検出に応答して、ドアベル202は、ライト216、220を点滅させ、それによって建物300を通過する人々に、建物300で進行中のイベントがあることを示すことができる。これは、人員(例えば、法執行機関)に役立ち、それによって建物300の正確な位置を決定することができる。
チャイム302は、様々なイベントを検出する前述の構成要素のいずれかに応答して、任意の様々なタイプの音を発するように構成され得る。実施形態では、チャイム302は、訪問者の存在の表示を検出するドアベルに応答して第1の音を発することができる。同様に、チャイム302は、建物300の内側部分に沿った動きを検出する動き検出器218bに応答して、第2の音を発することができる。さらに、温度計512bが、温度が所定の閾値を超えたことを検出した場合、チャイム302は、温度計528bによって検出された温度のアナウンスなどの第3の音を発することができる。さらに、チャイム302は、所定の湿度が満たされたことを湿度センサ305が検出したことに応答して、第4の音を発するように構成されてもよい。
図40に示すように、本開示はまた、訪問者を識別し、検出された訪問者に従って異なる音を発する方法を含む。例えば、方法は、ドアベル202によって第1の訪問者を認識することを含むことができる(ステップ1500)。この方法は、第1の訪問者を認識することに応答して、チャイム302から第1の音を発することを含むことができる(ステップ1502)。同様に、この方法は、ドアベル202によって第2の訪問者を認識しないことに応答して、チャイムから第2の音を発することを含むことができる(ステップ1506)。第1の音と第2の音とは、異なるものであってもよいし、同じものであってもよいことを理解されたい。
訪問者を検出するために、方法は、それぞれの訪問者の物理的特徴などの様々な特徴を検出することによって、第1の訪問者及び/又は第2の訪問者を認識することを含むことができる。物理的特性は、指紋、歩行、体型、身長、シルエット特性、シルエット体積、シルエット寸法、他の物理的特性などの特性を含むことができる。同様に、システム200は、ドアベル202が、第1の訪問者及び/又は第2の訪問者を把握する電子デバイスの特性を検出することによって、第1の訪問者及び/又は第2の訪問者を認識するように構成され得る。例えば、システム200は、第1の訪問者に関連付けられた第1のリモートコンピューティングデバイス204d及び/又は第2の訪問者に関連付けられた第2のリモートコンピューティングデバイス204eを検出するように構成され得る。物理的特徴及び/又は電子的特徴による訪問者の検出に応答して、チャイム302は、特定の訪問者に関連する音を発することができる。
参照により本明細書に組み込まれる以下の特許出願は、訪問者を認識する追加の実施形態を記載する。
・2015年3月18日出願の米国仮特許出願第62/135,133号「ドアベル通信システム及び方法」
・2014年6月23日出願の米国仮特許出願第62/016,050号「ソーシャルネットワークを利用した同一性識別及び訪問者の名前の識別」
・2014年6月23日出願の米国仮特許出願第62/016,053号「ソーシャルネットワークを利用した同一性識別及び訪問者の名前の識別」
・2014年6月23日出願の米国仮特許出願第62/016,057号「頻繁に来る訪問者と、頻繁には来ない訪問者の同一性識別」
<有線通信の実施形>
ドアベルシステム200は、任意の無線通信標準を介して電気的かつ通信的に連結されるように構成されていることに加えて、ドアベルシステム200は、任意の種類の有線通信標準(例えば、ワイヤ)を介して電気的かつ通信的に連結されてもよい。実施形態において、ワイヤは、建物300の銅ワイヤであってもよい。
図36に示すように、ドアベルシステム200は、建物300のドアベル電源312に結合することができる。従って、ドアベルシステム200は、ドアベル202を建物300の電源312に電気的に結合することができる第1のワイヤ304cを含むことができる。同様に、ドアベルシステム200は、チャイム302をドアベル202に電気的及び/又は通信可能に結合することができる第2のワイヤ304bを含むことができる。同様に、ドアベルシステム200は、第1のワイヤ304c、ドアベル202、第2のワイヤ304b、チャイム302、第3のワイヤ304a、及び電源312を備える回路を形成するために、チャイム302を電源312に電気的に結合することができる第3のワイヤ304aを含むことができる。
ドアベル202は、第2のワイヤ304bを介してチャイム302に通信可能に結合され得るので、チャイム302は、第2のワイヤ304bを介してドアベル202から第1のデータファイルを受信するように構成され得る。同様に、ドアベルシステム200は、ドアベル202から第2のワイヤ304bを介してチャイム302に送信することができる音声ファイル通信209を含むことができる。いくつかの実施形態では、音声ファイル通信209は、少なくとも1000バイトを含むことができる。同様に、実施形態では、音声ファイル通信209は、1000バイト未満を含むことができる。また、第2のワイヤ304bは、ドアベル202からチャイム302へ、及び/又はチャイム302からドアベル202への双方向通信を可能にすることができることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、第1のデータファイルは、様々な動作を実行するためのコマンド、又はドアベルシステム200を様々な設定にするためのコマンドを含むことができる。例えば、第1のデータファイルは、チャイム302が音を発しないように、チャイム302をサイレントモードにするように構成されたコマンドを含むことができる。同様に、第1のデータファイルは、チャイム302の音量設定を調整するように構成されたコマンドを含むことができる。さらに、第1のデータファイルは、チャイム302によって発せられる通知音の持続時間を調整するように構成されたコマンドを備えることができる。一般に、第1のデータファイルは、任意のそのような動作を実行するようにチャイム302に命令することができることを理解されたい。
さらに、データファイルは、ドアベル202によって記録された動画のような、ドアベルシステム200によって収集されたデータを含むことができる。従って、データファイルは、不審者の存在、又はシステム200によって検出された動きに関連付けられたオブジェクトの画像など、チャイム302の外部で発生したイベントに関する情報を含むことができる。この点に関して、データファイルは、チャイム302によって検出された人物及び/又は物体に関する識別情報を含むことができる。例えば、ドアベル202及び/又はチャイム302は、建物300の外側又は内側に位置する人を検出することができる。次に、チャイムは、ドアベル202及び/又はチャイム302によって検出された人物のアイデンティティを含むデータファイルを受信することができる。同様に、ドアベル202は、リモートコンピューティングデバイス204から第1のデータファイルを無線で受信することができる。このようにして、ドアベル202は、第1のワイヤを介してチャイムによって記録された音声、画像及び/又は動画などの様々なファイルを受信することができる。また、チャイム302は、ドアベル202及び/又はリモートコンピューティングデバイス204から様々なファイルを受信することができることを理解されたい。
図41に示すように、本開示はまた、ドアベルシステム200を建物300のドアベル電源312に電気的に結合する方法を含む。この方法は、第1のワイヤ304cを介してドアベル202をリモートチャイム302に結合することを含むことができる(ステップ1600)。同様に、この方法は、ドアベル202によって、情報を含む第1のデータファイルを受信することを含むことができる(ステップ1602)。図41にさらに示すように、この方法は、情報を含む第2のデータファイルを、ドアベルから第1のワイヤを介してリモートチャイムに送信することを含むことができる(ステップ1604)。
情報は、第2のデータファイルを受信する前にチャイム302に知られていなかった音を表すことができる。この点に関して、この方法は、第2のデータファイルの受信に少なくとも部分的に応答して、チャイム302から音を発することを含むことができる。この点に関して、この方法は、第2のデータファイルを使用して音を発するチャイムを含むことができる。いくつかの実施形態では、第2のデータファイルは、少なくとも1000バイトを含むことができる。同様に、実施形態では、第2のデータファイルは、1000バイト未満を含むことができる。
同様に、この方法は、ドアベル202及び/又はリモートコンピューティングデバイス204から音放出パラメータを受信するチャイム302に少なくとも部分的に応答して、チャイム302から音を放出することを含むことができる。例えば、チャイム302は、午前9時から午後9時の間にのみ音を発するための音発信パラメータを受信することができる。従って、システム200が午前9時から午後9時の間に訪問者の存在を検出し、チャイム302がデータファイルを受信したことに応答して、チャイム302は、音放出パラメータが満たされたとドアベルシステム200が判定したことに応答して音を放出することができる。
<チャイム−ハブ通信の実施形態>
実施形態では、チャイム302は、ドアベル202をリモートコンピューティングデバイス204に、及びその逆に接続する通信ハブとして作用することができる。チャイム302は、様々な理由で通信ハブとして構成することができる。例えば、ある状況では、ドアベルシステムは、ドアベル202が、無線ネットワーク及びセルラネットワークのうちの少なくとも1つを介してリモートコンピューティングデバイス204と通信するのに不十分な無線性能を備えるかどうかを検出するように構成することができる。
従って、ドアベル202が不十分な無線性能を受け取ると、ドアベル202は、それによってチャイム302と通信することができ、それによってリモートコンピューティングデバイス204と通信し、それによってドアベル202をリモートコンピューティングデバイス204と通信する。
従って、図42に示すように、ドアベルシステムを使用する方法は、チャイム302を建物300の無線ネットワークに通信可能に結合することを含むことができる(ステップ1700)。これにより、チャイム302は、ドアベル202及びリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合することができる(ステップ1700)。
いくつかの実施形態では、ドアベルシステムを使用して、訪問者の存在の表示を検出し、それによって、ドアベル202からリモートコンピューティングデバイス204にチャイム302を介して表示を送信することができる。訪問者の存在は、様々な表示を介して検出することができる。例えば、方法は、ドアベル202によって、ドアベル202のボタン212のトリガを検出することを含むことができる(ステップ1702)。
図42にさらに示すように、方法はまた、訪問者警告232aなどの警告232aをドアベル202からチャイム302に送信し、それによって訪問者警告232aをチャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に送信することを含むことができる(ステップ1706)。このようにして、チャイム302は、ドアベル202をリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合することができる。従って、チャイム302は、ドアベル202をリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合するハブとして機能することができる。いくつかの実施形態では、訪問者警報232a、232bは、データファイル213、第1のデータファイル213b、第2のデータファイル213a、及び/又はデータファイル211を介して送信することができる。
従って、訪問者警告232aは、様々な方法によってドアベル202からチャイム302及び/又はリモートコンピューティングデバイス204に送信することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ドアベル202は、有線、建物300の無線ネットワーク、及び/又はセルラネットワークを介して、チャイム302に通信可能に結合することができる。同様に、チャイム302は、建物300の無線ネットワーク及び/又はセルラネットワークを介してリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合することができる。それによって、方法は、有線、建物300の無線ネットワーク、及び/又はセルラネットワークを含む伝送システムの任意の組合せを介して、ドアベル202からチャイム302に訪問者警報232aを送信することを含むことができる(ステップ1708)。同様に、方法は、建物300の無線ネットワーク及び/又はセルラネットワークを含む任意の組合せを介して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に訪問者警報232aを送信することを含むことができる(ステップ1708)。
状況によっては、ドアベル202は、無線信号を受信することができるが、無線信号は、ドアベル202からリモートコンピューティングデバイス204に特定の通信を送信するには不十分である場合がある。これらの状況では、チャイム302は、ドアベル202とリモートコンピューティングデバイス204との間の通信ハブとして働くことができる。従って、方法は、ドアベル202が、無線ネットワーク及びセルラネットワークのうちの少なくとも1つを介してリモートコンピューティングデバイス204に訪問者警報232aを送信するのに不適切な無線パフォーマンスを含むことをドアベルシステムが検出したことに応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に訪問者警報232aを送信することを含むことができる(ステップ1710)。別の言い方をすれば、いくつかの方法は、ドアベル202の無線信号が閾値未満であることをドアベルシステムが検出したことに応答して、訪問者警告232aをチャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に送信することを含むことができる(ステップ1712)。
ドアベル202、リモートコンピューティングデバイス204及びチャイム302は、互いに関し異なる場所に位置することができる。例えば、ドアベル202は建物300の外側に配置されてもよく、チャイム302は建物300の内側に配置されてもよく、リモートコンピューティングデバイス204は建物300に対して遠隔に配置されてもよい。図43に示すように、方法は、ドアベル202が建物300の外側に配置されている間、及びチャイム302が建物300の内側に配置されている間に、ドアベル202からチャイム302に訪問者警報232aを送信することを含むことができる(ステップ1800)。同様に、方法は、訪問者警告232aを、チャイム302から、建物300の内側又は外側に位置することができるリモートコンピューティングデバイス204に送信することを含むことができる。
訪問者警告232aは、訪問者がドアベル202にいること、又は訪問者がドアベル202を介してユーザにメッセージを残したことをユーザに警告する様々な形態をとることができる。この点に関して、訪問者警報232aは、動画、画像、音、テキストメッセージ、電子メール、通話などを含むことができる。図42を参照すると、方法はドアベル202のカメラアセンブリ208を介して動画及び/又は画像を取り込むことを含むことができる、(ステップ1704)。同様に、訪問者警告232aが音を含む実施形態では、方法は、ドアベル202のマイクロフォン484で音を記録することを含むことができる。方法は、訪問者がドアベル202を介してリモートコンピューティングデバイス204に電話をかけることを含むことさえでき、それによって、チャイム302は、ドアベル202をリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合して、電話呼を可能にする。
ドアベル202が動画、画像、音などをキャプチャすると、ドアベルシステムは、ドアベル202とチャイム302との間、及びチャイム302とリモートコンピューティングデバイス204との間の様々な通信を含むことができる。例えば、ドアベルシステムは、ドアベル202からチャイム302への第1の通信を含むことができる。第1の通信は、ドアベル202のカメラ208によって撮影された動画及び/又は画像を含むことができる。従って、ドアベルシステムは、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204への第2の通信を含むことができる。第2の通信は、動画も含むことができる。
さらに、チャイム302は、無線ネットワーク及び/又はセルラネットワークを介して、ドアロック(例えば、スマートドアロック)(ステップ1802)、リモートセンサ(例えば、火災警報、煙警報、一酸化炭素検出器、及び盗難警報)(ステップ1804)などの他の周辺デバイスに通信可能に結合され得る。この点に関して、チャイム302は、ドアベル202とリモートコンピューティングデバイス204との間だけでなく、ドアベル202と、リモートコンピューティングデバイス204と、ドアロックと、リモートセンサと、任意の他の周辺デバイスとの間の通信ハブとして機能することができる。
そのようなデバイス間の通信ハブとしてチャイム302を構成することによって、チャイム302は、デバイス間でメッセージ及び命令を送信及び通信するために使用され得る。例えば、ユーザは、フロントドアロックをロックするようにリモートコンピューティングデバイス204に命令を入力することができる。次いで、命令は、リモートコンピューティングデバイス204からチャイム302に送信されてもよく、それによって、チャイム302は、ロック位置に移動するようにフロントドアロックに命令を送信する。これに応答して、フロントドアロックは、フロントドアをロックすることができる。
別の例では、チャイム302は、有害事象の表示を検出し、かつ/又はリモートセンサから有害事象の表示を受信することができる。有害事象は、運動、ガラス破損、火災、火災警報音、煙などの様々な事象を含むことができる。従って、方法は、チャイム302のマイクロフォンを介してガラス破損の音を検出するなど、チャイム302で有害事象を直接検出することを含むことができる(ステップ1806)。同様に、方法は、チャイム302が、チャイム302に通信可能に結合されたリモートセンサから有害事象の表示を受信することを含むことができ、それによって、リモートセンサは、有害事象を検出するように構成される。図43に示すように、方法は、有害事象の検出に応答して、有害事象の警告232b(例えば、有害事象警告232b)をリモートコンピューティングデバイス204に送信することを含むことができる(ステップ1808)。理解されるように、有害事象警告232bは、有害事象の通知を含むことができ、それによって、ユーザに有害事象の通知を出す。
チャイム302は、任意の無線パーソナルエリアネットワークを介して、リモートコンピューティングデバイス204、リモートセンサなどの他のデバイスと通信するように構成することができる。例えば、チャイム302は、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)などを介して通信するように構成することができる。このようにして、チャイム302は、Bluetooth低エネルギータグと通信することができる。
様々な実施形態では、チャイム302は、エリアを照明するように、又は夜間照明などの快適さのための周囲照明を提供するように構成可能な照明を含むことができる。ライトは、診断ライト216、電力インジケータライト220、及び/又はチャイム302に電気的に結合された任意の他のライトを含むことができる。同様に、照明は、ユーザからの可聴メッセージ(例えば、「最大まで照明をオンにする」)に応答するなど、様々な手段によって起動されてもよい。さらに、照明は、夜間の照明と同様に、隣接領域の暗さなどの外部条件に応答して作動するように構成可能であってもよい。
ここで図36を参照すると、システムは、ドアベル202の外側、チャイム302の外側、及びリモートコンピューティングデバイス204の外側に位置するリモートセンサ418を含むことができる。リモートセンサ418は、建物300の内側又は外側に配置することができる。リモートセンサ418は、音236(例えば、アラーム音)を発することができるスピーカ488cを含むことができる。チャイム302のマイクロフォン484b(図31に示す)は、音236を検出(例えば、「聞く」)することができる。次に、チャイム302は、音236の検出に応答して、及び/又はリモートセンサ418からの無線通信230の受信に応答して、リモートコンピューティングデバイス204に通知を送信することができる。
リモートセンサ418は、火災警報器、煙警報器、一酸化炭素検出器、モーションセンサ、ガラス破損センサ、及び盗難警報器を含むことができる。例えば、チャイム302は、煙警報を聞くことができる。次に、チャイム302は、煙アラームのアラーム音を聞くことに応答して、リモートコンピューティングデバイス204に通知を送信することができる。
いくつかの実施形態は、リモートセンサ418からの通信をチャイム302によって受信することに応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することを含む。いくつかの実施形態は、チャイム302をリモートセンサ418に通信可能に結合することを含む。リモートセンサ418は、火災検出器、煙検出器、及び一酸化炭素検出器のうちの少なくとも1つを備えることができる。実施形態はまた、リモートセンサ418からの通信をチャイム302によって受信することに応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することを含むことができる。
いくつかの実施形態は、チャイム302のマイクロフォン484b(図31に示す)によって、リモートセンサ418によって発せられたアラーム音を検出することと、アラーム音の検出に応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することとを含む。いくつかの実施形態は、チャイム302のマイクロフォン484bによって、リモート煙検出器(例えば、418)によって発せられるアラーム音を検出し、次いで、アラーム音の検出に応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することを含む。いくつかの実施形態は、チャイム302のマイクロフォン484bによって、リモートモーションセンサデバイス(例えば、418)によって発せられるアラーム音を検出し、次いで、アラーム音の検出に応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することを含む。
強盗は、しばしば、住居及び他の建物に入るためにガラス窓及びガラスドアを破る。いくつかの実施形態は、チャイム302のマイクロフォン484bによって、ガラス破損を検出し、次いで、ガラス破損の検出に応答して、チャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に第2の警告を送信することを含む。
いくつかのシステムは、火災検出器、煙検出器、一酸化炭素検出器、運動検出器、及びガラス破壊検出器のうちの少なくとも1つを有するリモートセンサ418を含む。リモートセンサ418は、(例えば、無線通信230を介して)チャイム302に通信可能に結合され得る。いくつかのシステムは、リモートセンサ418からチャイム302への第3の通信を含むことができる。
いくつかのシステムは、マイクロフォン484b(図31に示される)を有するチャイム302を含む。システムはまた、リモートセンサ418、リモートセンサ418によって発せられるアラーム音236、及びアラーム音236を検出するチャイム302のマイクロフォン484bに応答してチャイム302からリモートコンピューティングデバイス204に送信される第3の通信を含むことができる。
図36は、無線ネットワーク308を有する建物300に結合されるように構成されたドアベルシステムを示す。ドアベルシステムは、建物300の占有者に通知するために訪問者によって押されるように構成されたボタン212を有するドアベル202を含むことができる。ドアベル202は、図44に示すように、第1の無線通信システム503及び第2の無線通信システム507を備えることができる。第1の無線通信システム503は、第2の無線通信システム507よりも、動作時間の単位当たりの消費エネルギーを少なくすることができる。
ドアベルシステムはまた、建物300の電源コンセント309(図33に示す)に結合され、ドアベル202に対して遠隔に配置されたリモートコンピューティングデバイス(例えば、チャイム302)を含む。リモート通信デバイス302は、訪問者がボタン212を押すことに応答して音を発するように構成されたスピーカ488bを備える。リモート通信デバイス302は、図44に示されるように、第3の無線通信システム509及び第4の無線通信システム511を備える。第3の無線通信システム509は、第4の無線通信システム511よりも、動作時間の単位当たりの消費エネルギーが少ない。
いくつかの実施形態では、第2の無線通信システム507及び第4の無線通信システム511は、Wi−Fiシステムとすることができる。第1の無線通信システム503及び第3の無線通信システム509は、Bluetooth、Bluetooth Low Energy、Thread、ZigBee、及び/又は任意の他の適切なシステムとすることができる。いくつかの実施形態の利点は、より多くの電力を消費する通信システムが、より多くのエネルギー効率のよいシステムに比べよりもあまり頻繁には使用されないことである。これは、ドアベル202がバッテリ電力で動作するときに特に有用であり得る。
図44に示すように、リモート通信システム302は、第4の無線通信システム511を介して無線ネットワーク308と通信可能に結合され、第3の無線通信システム509を介してドアベル202の第1の無線通信システム503と通信可能に結合される。ドアベル202は、第1の無線通信システム503を介してリモート通信デバイス302からの通信を受信することに応答して、第2の無線通信システム507を介して無線ネットワーク308と通信可能に結合される。
図45は、リモートコンピューティングデバイス204がどのようにして建物の無線ネットワーク308に通信を送信することができ、次に無線ネットワーク308が第4の無線通信システム511に無線通信を送信することができるかを示す。次に、リモート通信デバイス302は、その第3の無線通信システム509を使用して、ドアベルの第1の無線通信システム503に通信を送信することができる。次いで、ドアベル202は、その第2の無線通信システム507を使用して、無線ネットワーク308及び/又はリモートコンピューティングデバイス204に通信を送信することができる。
通信は、リモートコンピューティングデバイス204によって実行される「アプリ」上のオプションを選択することによってユーザが「設定」するドアベル設定パラメータとすることができる。ドアベル202は、ドアベル設定パラメータの受信に応答して、ドアベル設定(例えば、電力管理設定、カメラ設定、通知プリファレンス、ドアベルライト設定)を更新することができる。
いくつかの実施形態では、ドアベル202は、リモート通信デバイス302からの通信の受信に応答して「ウェイクアップ」する。リモート通信デバイス302は、リモートコンピューティングデバイス204からウェイクアップコマンドを受信することに応答して、ドアベル202にウェイクアップコマンドを送信することができる。ドアベル202は、カメラをオンにし、動画の記録を開始し、及び/又は無線ネットワーク308との無線通信を開始することによって、「ウェイクアップ」することができる。
図46は、別のドアベル202mの正面図を示す。このドアベル202mはバッテリ462を含む。バッテリ462は、ドアベル202mが電気を受け取るために建物の電気システムに接続される必要がないように電力を供給することができる。このドアベル202mは、本明細書に示されるか、又は参照により組み込まれる他のドアベル202の文脈で説明される項目のいずれかを含むことができる。
<複数住居ユニットシステム及び方法の実施形態>
本明細書で説明されるドアベルシステム200は、複数住宅ユニット建物などの建物内の居住者及び訪問者へのアクセスを獲得及び/又は制限するために使用されてもよい。本明細書で使用されるように、「建物」という用語は、住宅、アパート、ホテル、及び人々に恒久的又は一時的にシェルターを提供する任意の他の構造物などの任意の住居を指すことができる。
いくつかの実施形態では、建物300は、建物内のメインドア及び個々のユニットなど、建物の様々なアクセスポイントに隣接して取り付けられた複数のドアベル202及びロック250を備えることができる。いくつかの実施形態では、建物の居住者を訪れることを望む客は、建物のフロントエントランス又はその近くに配置されたドアベル202上のボタンを押してもよい。これにより、ドアベルシステム200は、ゲストが建物へのアクセスを得ることを許可されているかどうかを判定することができる。システム200は、様々な方法でゲストの許可を決定することができる。いくつかの実施形態では、システム200は、顔認識データ、音声認識データなどの様々な識別データを介して、ゲストが許可されているかどうかを自動的に判定する。さらに、いくつかの実施形態では、システム200は、居住者から手動入力を受信することができる。例えば、居住者が、ゲストが建物に入ることを許可されていると判断し、居住者が、システム200にゲストへのアクセスを許可するように指示するリモートコンピューティングデバイス上の入力を選択するなどである。
さらに、システム200は、様々な方法で訪問者へのアクセスを許可及び/又は制限するようにさらに構成され得る。ゲストのリモートコンピューティングデバイス204に一時キーを提供することができる。ゲストは、リモートコンピューティングデバイス204をアクセスポイントの前で振ることができる。アクセスポイントは、建物全体の様々な場所に位置することができ、ゲストに建物の異なる場所にアクセスすることができる。
さらなる構成を説明し、例示するために、ここで図面を参照する。図47に示すように、本開示は、建物300に結合されるように構成されたドアベルシステム200を含む。いくつかの実施形態では、システム200は、リモートコンピューティングデバイス204と、建物300に結合され、リモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合されたドアベル202とを含む。ドアベル202は、画像をキャプチャするように構成可能なカメラ208と、音声を受信するように構成可能なマイクロフォン484と、建物300の占有者に通知するために訪問者によって押されるように構成可能なボタン212とを含むことができる。システム200はまた、建物300に結合され、ドアベル202及びリモートコンピューティングデバイス204のうちの少なくとも1つに通信可能に結合されたロック250を含むことができる。ロック250は、リモートコンピューティングデバイス204によって受信された入力に応答してロック及びロック解除されるように構成可能であり得る。
図48に示すように、建物300は、複数ユニット建物であってもよく、ロック250は、建物300のメインエントランス700に隣接して結合されたメインロック250aであってもよい。システム200はまた、建物300内の第1のアパートメントユニットの第1のドア702に連結され、少なくとも1つのドアベル202とリモートコンピューティングデバイス204aに通信接続された第1のロック250bを含むことができる。第1のロック250bは、第1のリモートコンピューティングデバイス204aによって受信された第2の入力に応答してロック及びロック解除されるように構成可能であり得る。この点に関し、システム200は、居住者が、メインエントランスだけでなく、建物300内の個々のアパート/ユニットへの訪問者へのアクセスを許可/拒否することを可能にするように配置及び構成することができる。例えば、居住者は、配達員がロビー内の居住者の荷物を置いて帰ることができるように、配達員にメインロビーへのアクセスを許可することを望む場合がある。しかしながら、居住者は、配達員が居住者のアパートにアクセスすることを拒否することを望む場合がある。別の例では、居住者は、家族などの認証された訪問者に、メインロビーだけでなく、居住者の個々のアパートへのアクセスを許可することを望む場合がある。
引き続き図48を参照すると、システム200は、ドアベル202に通信可能に結合された第2のリモートコンピューティングデバイス204bを含むことができる。システム200はまた、建物300内の第2のアパートメントユニットの第2のドア704に結合され、ドアベル202及び第2のリモートコンピューティングデバイス204bのうちの少なくとも1つに通信可能に結合された第2のロック250cを含むことができる。第2のロック250cは、第2のリモートコンピューティングデバイス204bによって受信された第3の入力に応答してロック及びロック解除されるように構成可能であり得る。
いくつかの実施形態では、システム200は、リモートコンピューティングデバイス204、ドアベル202、第1のロック250b、及び第2のロック250cのうちの少なくとも1つに通信可能に結合されたリモートサーバ206を含む。サーバ206は、複数のインターネットプロトコル(IP)アドレスを格納するように構成可能であり得る。これにより、サーバ206は、複数のIPアドレスを使用して、ドアベル202のIPアドレスに基づいてドアベル202の位置を決定することができる。いくつかの実施形態では、リモートサーバ206は、IPアドレスを認識し、次いで、IPアドレスに基づいて建物及び建物の位置を識別する。システム200が建物を識別すると、システム200は、可能な音声/顔認識データのリストを、その建物だけの音声/顔認識データのより小さいリストに絞り込むことができる。従って、これは、システム200が音声/顔認識データから訪問者を識別するための改善された速度及び効率をもたらすことができる。
ドアベルシステム200は、異なるフォームファクタ(デザイン、形状、サイズなど)を規定するようなサイズ及び形状にすることができる。例えば、図49及び図50に示すように、メインロック250aは第1のフォームファクタ706aを規定し、第1のロックは第2のフォームファクタ708aを規定する。図49に示すように、第1のフォームファクタ706a及び第2のフォームファクタ708aは、実質的に同じであっても、実質的に同じであってもよい。他の実施形態では、図50に示すように、第1のフォームファクタ706bと第2のフォームファクタ708bは異なっていてもよい。
さらに、ドアベルシステム200は、顔認識データ及び/又は音声認識データなどのデータを捕捉し、そのデータに基づいて訪問者のアイデンティティを決定するように構成及び構成されてもよい。リモートサーバ206はまた、訪問者のアイデンティティを決定するために使用され得るデータを格納するように構成され得る。いくつかの実施形態では、サーバ206はまた、顔認識データ及び音声認識データを記憶し、それによって、データに基づいて訪問者のアイデンティティを決定することができる。
図51に示すように、本開示は、占有者が建物300への訪問者アクセスを許可することを可能にするためにドアベルシステム200を使用する方法を含む。実施形態は、ドアベルシステム200を介して、訪問者の存在の表示を決定することを含むことができる(ステップ5100)。方法はまた、ドアベルシステム200に通信可能に結合されたリモートサーバ206を介して、ドアベルシステム200のインターネットプロトコルアドレスに基づいてドアベルシステム200の位置を決定することを含むことができる(ステップ5102)。これにより、方法はドアベルシステム200のロック250を解除することを含むことができる、(ステップ5104)。
方法はまた、ドアベルシステム200のマイクロフォン484を介して、(ステップ5106)訪問者から可聴メッセージを受信することを含むことができる。従って、方法は、訪問者が認証された訪問者であるかどうかを判定することを含むことができる(ステップ5108)。方法は、(ステップ5110)訪問者が認証された訪問者であると判定することに応答して、ロック250を自動的に解除することさえ含むことができる。従って、実施形態はまた、訪問者が認証された訪問者ではないと判定することに応答して、ロックを自動的にロックすることを含むことができる(ステップ5112)。
システム200は、ゲストが建物300にアクセスすることを許可されているか、又は許可されていないかを判定することに応答して、様々なアクションを実行することができる。例えば、方法は、訪問者が認証された訪問者であると判定することに応答して、ドアベル202とリモートコンピューティングデバイス204との間の通信セッションを開始することを含むことができる(ステップ5114)。方法はまた、訪問者が認証された訪問者でないと判定することに応答して、ドアベル202とリモートコンピューティングデバイス204との間の通信セッションを開始することを控えることを含むことができる(ステップ5116)。「許可」という用語は、建物へのアクセスが許可されるように予め決定されたゲストを意味するものと理解することができる。
図52を参照すると、訪問者が認証された訪問者であるかどうかを判定することは、(ステップ5200において)訪問者のアイデンティティを判定することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、訪問者のアイデンティティを決定することは、顔認識データをキャプチャすること(ステップ5202)と、顔認識データを介して訪問者の識別を決定すること(ステップ5204)とを含む。同様に、訪問者のアイデンティティを決定することは、音声認識データをキャプチャすること(ステップ5206)と、音声認識データを介して訪問者のアイデンティティを決定すること(ステップ5208)とを含むことができる。システム200はまた、指紋認識、網膜検出などの任意の他の様々な識別技術を介して訪問者の識別を決定するように構成されてもよい。
図53に示すように、この方法は、訪問者が、少なくとも第1の住居及び第2の住居を有する遠隔建物300において第1の通信を開始することに応答して、住居識別を受信することを含むことができる(ステップ5300)。方法は、また、住居識別に基づいて第1の住居に関連する第1のリモートコンピューティングデバイス204aを選択し(ステップ5302)、住居識別を受信することに応じて第1のリモートコンピューティングデバイス204aにプッシュ通知を送信すると共に、リモートコンピューティングデバイス204を選択する(ステップ5304)。
引き続き図53を参照すると、方法は、訪問者がドアベルボタン212を押して第1の通信を開始することに応答して、住居識別を受信することを含むことができる(ステップ5306)。方法はまた、遠隔建物300に関連付けられたインターネットプロトコルアドレスを有する第1の通信を受信すること(ステップ5308)と、インターネットプロトコルアドレスの分析に応答して第1のリモートコンピューティングデバイス204aの第1の電話番号を識別すること(ステップ5310)と、第1の電話番号にプッシュ通知を送信すること(ステップ5312)とを含むことができる。
図54に示すように、この方法は、訪問者から第1のリモートコンピューティングデバイス204aへの音声メッセージの送信に少なくとも部分的に応答して、ゲート、外側ドア、メインドア、共通エリアに通じるドアなどの入口を遠隔建物300にロック解除する許可を第1のリモートコンピューティングデバイス204aから受信するステップと、入口をロック解除するステップとを含むことができる(ステップ5400)。それによって、この方法は、(ステップ5402)許可を受け取ったことに応答して、第1の住宅のドアのロックを解除することを含むことができる。
方法は、遠隔建物の物理アドレスを有する住居識別を受信すること(ステップ5404)、及び訪問者から直接又は間接的に受信されたデータに応答して、訪問者が第1の住居へのアクセスを望むことを決定すること(ステップ5406)も含むことができる。方法はまた、第1の住居に関連付けられた第1の電話番号を識別することと(ステップ5408)、第1の電話番号にプッシュ通知を送信すること(ステップ5410)とを含み得る。システム200はまた、システム200のユーザから手動入力を受信するように構成されてもよい。
図55に示すように、いくつかの実施形態では、この方法は、訪問者から第1のリモートコンピューティングデバイス204aへの音声メッセージの送信に少なくとも部分的に応答して、遠隔建物300への入口のロックを解除する許可を第1のリモートコンピューティングデバイス204aから受信することと、入口のロックを解除することとを含む(ステップ5500)。方法は、許可を受信することに応答して、第1の住居のドアをロック解除すること(ステップ5502)を含むことができる。実施形態はまた、音声及び顔の認識特徴を実装することができる。例えば、住居識別を受信することは、訪問者が第1の住居へのアクセスを望んでいることを識別するために話す訪問者の記録を分析することを含むことができる(ステップ5504)。方法は、訪問者がドアベルボタン212を押して第1の通信を開始することに少なくとも部分的に応答して訪問者の第2のリモートコンピューティングデバイス204bの第2の電話番号を受信すること(ステップ5506)と、訪問者の第2のリモートコンピューティングデバイス204bと第1の住居に関連する第1のリモートコンピューティングデバイス204aとの間の双方向音声通信を開始すること(ステップ5508)とをさらに含むことができる。方法は、第2の電話番号を介して送信された電子通信を介して第2のリモートコンピューティングデバイス204bに電子キーデータを送信するための双方向音声通信に少なくとも部分的に応答して、第1のリモートコンピューティングデバイス204aから許可を受信すること(ステップ5510)を含むことができる。
図56を参照すると、方法はまた、第1の住居の入口に配置されたドアベル202、コンピュータ、センサなどの鍵識別システムに応答して第2の通信を受信し(ステップ5600)、第2の通信の受信に応答して第1の住居のドアをロック解除するための第3の通信を送信する(ステップ5602)ことを含むことができる。いくつかの実施形態では、電子キーデータは、訪問者が一時的な期間、第1の住居のドアをロック解除することを可能にするように構成されたコードである。
方法は、訪問者の第2のリモートコンピューティングデバイス204bを検出する第1の住居の入口に位置する近接センサに応答して、第1の住居のドアをロック解除すること(ステップ5604)を含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、この方法は、第1の住居の入口に位置するドアベルが、訪問者の顔及び第1の訪問者の物理的特性のうちの少なくとも1つを認識することに応答して、第1の住居のドアをロック解除することを含む(ステップ5606)。
アパートメント複合施設のような大きな建物は、しばしば、相互通信(「インターコム」)システムを含む。インターコムは、建物を訪れる人が建物内の人と通信することを可能にするために、建物の入口近くに取り付けることができる。
場合によっては、ドアの近くにインターコムが設置されている。訪問者は、建物内の誰かと通信するために、インターホン上のボタンを押すことができる。例えば、訪問者は、アパート番号を入力したり、人の名前を表示したりすることができる。次に、インターホンは、訪問者と人(又はアパートにいる人)との間で双方向の音声及び/又は動画通信を開始することができる。インターホンは、訪問者がアパート内の人物を見ることを可能にする表示画面を含むことができる。
場合によっては、車両の運転者がインターホンを使用してゲート内の誰かと通信し、ゲート内の人がボタンを押してゲートを開くと、インターホンが開くように構成されたゲートの外側に取り付けられる。
図57は、建物300内の人336aと通信しようとする訪問者388の概略図を示す。
人336aが建物300内にいる場合、システムは、人336aが双方向音声及び/又は双方向動画を介して訪問者388と通信することを可能にすることができる。例えば、システムは、建物の入口付近に配置された1つのインターコム519aを含むことができる。このシステムは、住居ユニット(例えば、アパート、ホテルの部屋、オフィス、寝る場所、家、室内室)内に配置された第2のインターコム519bを含むことができる。ケーブル515e又は他の適切な通信手段は、訪問者388が建物300内の人336aと通信することを可能にするために、インターコム519a、519bを結合することができる。しかしながら、人336bが建物300から離れている場合には、問題が生じる。例えば、人336bは、仕事中、休暇中、又は散歩中であり得る。この場合、システムは、訪問者388が住居ユニットに関連する人336bと通信することを可能にしない。
図58は、通信デバイス202がシステムに通信可能に結合されていることを除いて、図57に示される状況に類似する状況の概略図を示す。通信システム202は、(例えば、無線ネットワーク、セルラネットワーク、インターネット、サーバ、電話ネットワーク、及び/又は任意の適切な通信システムを介して)ユーザ336bのリモートコンピューティングデバイス204と通信可能に結合され得る。通信デバイス202は、本明細書で説明され、かつ/又は参照により組み込まれるドアベル202及びセキュリティシステム202の文脈で説明される構成要素及び特徴のいずれかを備えることができる。例えば、図29は、通信デバイス202の多くの特徴を示す。
システムは、インターホン519bとリモートコンピューティングデバイス204の両方に(住居ユニットに関連する人と話したい訪問者388に関する)警告を送信するように構成することができる。住居ユニットに位置する第1の人336aが、住居ユニットから離れて位置する第2の人336bが(例えば、リモートコンピューティングデバイス204を介して)警告に応答する前に(例えば、インターコム519bを介して)警告に応答する場合、システムは、(必要とされるよりも多くの人又は場所に警告することを回避するために)リモートコンピューティングデバイス204への警告を終了することができる。
住居ユニットに位置する第2の人336bが(例えば、インターホン519bを介して)警告に応答する前に、住居ユニットから離れて位置する第1の人336bが(例えば、リモートコンピューティングデバイス204を介して)警告に応答する場合、システムは、インターホン519bへの警告を終了することができる(必要以上に多くの人又は場所に警告することを回避するために)。
図59は、図57に示されるシステムの概略図を示し、インターコム519a、519bは、音声を記録するように構成されたマイクロフォン513、513bと、人の画像を記録するように構成されたカメラ505、505bと、遠隔の人が音声を聞くことができるように記録された音声を発するように構成されたスピーカ501、501bと、(例えば、双方向動画通信を可能にするために)遠隔に位置する人の動画を示すように構成された表示画面242、242bと、コンピュータ、プリント回路基板、無線通信システム、及び動画、音声、及び通信を処理するために必要な任意の他のアイテムを含むことができる制御システム517、517bとを備えることができる。インターコム519a、519bは、販売に利用可能なインターコムの任意の構成要素及び特徴を備えることができる。例えば、ノルウェーにあるZenitel、イリノイ州バッファローグローブにあるVisiplex、Inc.、及びニューヨークにあるBEC Integrated Solutions、LLCは、多くのインターコムを販売している。
図60及び図61は、図58に示すシステムの概略図を示す。システムは、第1の通信デバイス519a及び第3の通信デバイス202によって通信可能に結合された多くのインターコム及びリモートコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン)を含むことができる。
通信システム207は、建物300に少なくとも部分的に結合されるように構成することができる。通信システム207は、第1の場所(例えば、建物300の入口310)で建物300に結合された第1の通信デバイス519aを含むことができる。第1の通信デバイス519aは、第1のスピーカ501及び第1のマイクロフォン513を備えることができる。通信システム207は、第2の場所(例えば、建物の部屋の内側)で建物300に結合された第2の通信デバイス519bを備えることができる。
第2の通信デバイス519bは、第2のスピーカ501b及び第2のマイクロフォン513bを備えることができる。第1の通信デバイス519a及び第2の通信デバイス519bは、第1の位置に位置する訪問者388が第2の位置の第1の人336aと話すことを可能にするように通信可能に結合され得る。通信システム207は、第1のスピーカ501及び第1のマイクロフォン513に物理的に結合された部分を有する第3の通信デバイス202を備えることができる。この部分は、第1の通信デバイス519aの少なくとも1つのプリント回路基板に電気的に結合することができ、従って、この部分は、第1のマイクロフォン513からの音に基づいてデータを受信することができ、第1のスピーカ501がこの部分からのデータに基づいて音を発するようにデータを送信することができる。この部分は、第3の通信デバイス202の他の部分と電気的かつ通信可能に結合することができる。
いくつかの実施形態では、第3の通信デバイス202の部分は、第3の通信デバイス202の少なくともいくつかの部分と物理的に結合されていないが、第3の通信デバイス202の他の部分と無線で通信可能に結合されている。第3の通信デバイス202は、無線通信を介して第1のリモートコンピューティングデバイス204に通信可能に結合することができる。
いくつかの実施形態では、第3の通信デバイス202は、第1のリモートコンピューティングデバイス204によって記録された第1の音声データを(例えば、無線通信230を介して)受信するように構成される。第3の通信デバイス202の部分は、第1のスピーカ501が第1の音声データに基づいて第1の音を発するように、第1の電気接続515aを介して第1の音声データを第1のスピーカ501に配信するように構成され得る。
第1の電気接続は、ケーブル、ワイヤ、相互接続、プリント回路基板の一部、及び/又は第3の通信デバイス202の部分をスピーカ501に結合する任意の適切な導電性材料とすることができる。この結合は、制御システム517を介して行うことができる。
いくつかの実施形態では、第3の通信デバイス202は、第1の通信デバイス519aによって記録された第2の音声データを受信するように構成される。第3の通信デバイス202の部分は、第2の電気接続515dを介して第1のマイクロフォン513から第2の音声データを受信するように構成することができる。第3の通信デバイス202は、第1のリモートコンピューティングデバイス204が第2の音声データに基づいて第2の音を発するように、第2の音声データを第1のリモートコンピューティングデバイス204に送信するように構成することができる。
第2の電気接続は、ケーブル、ワイヤ、相互接続、プリント回路基板の一部、及び/又は第3の通信デバイス202の部分をマイクロフォン513に結合する任意の適切な導電性材料とすることができる。この結合は、制御システム517を介して行うことができる。
第1の通信デバイス519aのカメラ505及び表示画面242は、第3の通信デバイス202に電気的に結合することができる。
いくつかの実施形態では、第1の通信デバイス519aは、第1のカメラ505を備え、第3の通信デバイス202は、第1のカメラ505によって記録された第1の動画データを受信するように構成され、第3の通信デバイス202の一部は、第3の電気接続を介して第1の動画データを受信するように構成され、及び/又は第3の通信デバイス202は、第1のリモートコンピューティングデバイス204が第1の動画データに基づいて第1の動画を表示するように、第1のリモートコンピューティングデバイス204に第1の動画データを無線で送信するように構成される。
ケーブル515eは、第1の通信デバイス519a(入口通路310に配置することができる)を第2の通信デバイス519b(建物の部屋に配置することができる)に通信可能に結合することができる。いくつかの実施形態では、ケーブル515eは、第1の通信デバイス519aを第2の通信デバイス519bに通信可能に結合するために使用されない。その代わりに、第1の通信デバイス519a及び第2の通信デバイス519bは、建物300の無線ネットワーク308によって通信可能に結合され得る。
いくつかの実施形態では、第1の通信デバイス519a及び第3の通信デバイス202は、建物300の入口通路310に配置される。第3の通信デバイス202は、第1の通信デバイス519aに機械的に結合され得る。
入口通路310は、建物300のドアの近くの領域、又は建物300の外部領域(例えば、アパート複合施設の外側のフロントヤード又は共同エリア)を保護するように構成されたゲートとすることができる。第2の通信デバイス519bは、建物300内の住居ユニット内に配置することができる。システム207は、訪問者388に関する第1の警告を第2の通信デバイス519bに送信するように構成することができる。システム207は、訪問者388に関する第2の警告を第1のリモートコンピューティングデバイス204に送信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、これらの警告は、同時に、及び/又は互いに30秒以内に送信される。警告信号は、連続的であっても断続的であってもよい。警告は、訪問者388に関する情報(例えば、訪問者388のアイデンティティ、訪問の目的、訪問者388が話したい人のアイデンティティ、訪問の時間、パッケージ情報)を含むことができる。スマートフォンに送信される警告は、プッシュ通知とすることができる。プッシュ通知は、スマートフォンにスマートフォンのユーザにメッセージを表示させることができ、及び/又はスマートフォン上で「アプリ」を開かせることができる。
第2の通信デバイス519bに送信された警告は、メッセージを第2の通信デバイス519bの表示画面242b上に表示させることができ、かつ/又は第2の通信デバイス519bに通知音(例えば、アパート、ホテルの部屋、又は他の住居ユニットの占有者の注意を引くように構成されたリンギング音)を発せさせることができる。
いくつかの実施形態では、システム207は、第2の人336bが第1のリモートコンピューティングデバイス204を介して第2の警告に応答したことを検出したことに応答して、第1の警告を終了するように構成される。
いくつかの実施形態では、システム207は、訪問者388に関する第1の警告を第2の通信デバイス519bに送信するように構成され、システム207は、訪問者388に関する第2の警告を第1のリモートコンピューティングデバイス204に送信するように構成され、及び/又はシステム207は、第1の人物が第2の通信デバイス519bを介して第1の警告に応答したことを検出したことに応答して、第2の警告を終了するように構成される。
いくつかの実施形態では、第2の通信デバイス519bは、建物300内の住居ユニット内に配置される。システム207は、第1のリモートコンピューティングデバイス204が住居ユニット内に配置されていないことを検出したことに応答して、訪問者388に関する警告を第1のリモートコンピューティングデバイス204に送信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、第2の通信デバイス519bは、建物300内の住居ユニット内に配置される。システム207は、第1の人物が住居ユニット内に位置していないと判定したことに応答して、訪問者388に関する警告を第1のリモートコンピューティングデバイス204に送信するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、システム207は、第3の場所で建物300に結合された第4の通信デバイス519cを備える。第4の通信デバイス519cは、第3のスピーカ501c及び第3のマイクロフォン513cを備えることができる。第1の通信デバイス519a及び第4の通信デバイス519cは、第1の位置に位置する訪問者388が第3の位置の第3の人と話すことを可能にするように通信可能に結合され得る。
第4の通信デバイス519cは、第1の通信デバイス519a及び第3の通信デバイス202を介して第2のリモートコンピューティングデバイス204eに通信可能に結合することができる。
いくつかの実施形態では、第3の通信デバイス202は、第1の通信デバイス519a及び第3の通信デバイス202のうちの少なくとも1つが、訪問者388が、第4の通信デバイス519cが位置する住居ユニット及び第4の通信デバイス519cが位置する住居ユニットの占有者のうちの少なくとも1つと話したいと検出及び/又は判断することに応答して、第2のリモートコンピューティングデバイス204eと第1の通信デバイス519aとの間の双方向音声通信を可能にするように構成される。
[解釈]
本明細書で使用される場合、用語「実質的に」は、以下の語句のいずれかを意味すると理解され得る
・大部分について
・本質的に
・かなり
・非常に多く
・かなりの程度まで
本明細書で使用されるように、用語「居住者」、「占有者」、「ゲスト」、及び「訪問者」は、互換的に使用されてもよく、建物に入る任意の人を意味すると理解されてもよい。本明細書に記載されるステップのいずれも、必須又は必須ではない。ステップのいずれも、調整又は修正することができる。他の又は追加のステップを使用することができる。本明細書の1つの実施形態、フローチャート、又は例において開示又は図示されるステップ、プロセス、構造、及び/又はデバイスのいずれかの任意の部分は、異なる実施形態、フローチャート、又は例において開示又は図示されるステップ、プロセス、構造、及び/又はデバイスのいずれかの任意の他の部分と組み合わせるか、又はそれらの代わりに使用することができる。
本明細書で提供される実施形態及び例は、別個であり、互いに別個であることを意図していない。本明細書で提供されるセクション見出し及びサブ見出しは、非限定的である。
セクションの見出し及び副見出しは、見出し及び副見出しが関係するセクションに記載された実施形態の全範囲を表す又は限定するものではない。例えば、「トピック1」と題されたセクションは、トピック1に関連しない実施形態を含むことができ、他のセクションに記載された実施形態は、「トピック1」セクション内に記載された実施形態に適用され、それらと組み合わせることができる。デバイス、システム、実施形態、及びプロセスのいくつかは、コンピュータを使用する。前述のセクションで説明したルーチン、プロセス、方法、及びアルゴリズムのそれぞれは、1つ又は複数のコンピュータ、コンピュータプロセッサ、又はコンピュータ命令を実行するように構成されたマシンによって実行されるコードモジュールで実施され、完全に又は部分的に自動化され得る。コードモジュールは、ハードドライブ、ソリッドステートメモリ、フラッシュメモリ、光ディスクなどの任意のタイプの非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は有形コンピュータ記憶デバイス上に記憶することができる。プロセス及びアルゴリズムは、アプリケーション固有の回路において部分的に又は全体的に実装され得る。
開示されたプロセス及びプロセスステップの結果は、例えば、揮発性又は不揮発性記憶装置などの任意のタイプの非一時的コンピュータ記憶装置に、永続的に、又は他の方法で記憶され得る。上述の様々な特徴及びプロセスは、互いに独立して使用されてもよく、又は様々な方法で組み合わせられてもよい。全ての可能な組合せ及び小さな組合せは、本開示の範囲内にあることを意図している。さらに、いくつかの実装形態では、特定の方法、イベント、状態、又はプロセスブロックを省略することができる。本明細書で説明される方法、ステップ、及びプロセスはまた、任意の特定のシーケンスに限定されず、それに関連するブロック、ステップ、又は状態は、適切な他のシーケンスで実行され得る。例えば、説明されたタスク又はイベントは、具体的に開示された順序以外の順序で実行されてもよい。
複数のステップは、単一のブロック又は状態で組み合わされてもよい。例示的なタスク又はイベントは、シリアル、パラレル、又は他の何らかの方法で実行することができる。
タスク又はイベントは、開示された例示的な実施形態に追加されてもよいし、又はそこから削除されてもよい。本明細書で説明される例示的なシステム及び構成要素は、説明されるものとは異なるように構成され得る。例えば、要素は、開示された例示的な実施形態と比較して、追加され、除去され、又は再配置されてもよい。
ここで用いられる条件付き用語は、例えば、「できる」、「ありうる」、「かもしれない」、「例えば」等のようなものであるが、具体的に明記されていない限り、また、他の実施形態が、特定の特徴、要素及び/又はステップを含まないことを、一般に特定の実施形態が含むことを伝えることを意図している。従って、そのような条件言語は通常、特徴、要素、及び/若しくはステップが1つ若しくは複数の実施例に必ず必要とされることを示唆するものではなく、又は1つ若しくは複数の実施例が、著者入力の有無にかかわらず、これらの特徴、要素、及び/若しくはステップが何らかの特定の実施例に含まれるかどうか若しくは実行すべきかどうかを決定する論理回路を必ず含むことを示唆するものでもない。
用語「含む」、「含む」、「有する」などは、同義語であり、オープンエンドの様式で包括的に使用され、追加の要素、特徴、行為、動作などを排除するものではなく、また、用語「又は」は、その包括的な意味で使用され(かつ、その排他的な意味ではない)、例えば、要素のリストを接続するために使用される場合、用語「又は」は、リスト内の要素の1つ、いくつか、又はすべてを意味する。語句「X、Y、及びZのうちの少なくとも1つ」などの結合言語は、特に断らない限り、項目、用語などがX、Y、又はZのいずれかであり得ることを伝えるために一般に使用される文脈とは別に理解される。従って、このような結合言語は、特定の実施形態が、それぞれ存在するために、X、Yのうちの少なくとも1つ、及びZのうちの少なくとも1つを必要とすることを一般に暗示することを意図しない。
用語「及び/又は」は、「及び」がいくつかの実施形態に適用され、「又は」がいくつかの実施形態に適用されることを意味する。従って、A、B、及び/又はCは、1つの文で書かれたA、B、及びCと、別の文で書かれたA、B、又はCと置き換えることができる。
用語「及び/又は」は、不必要な冗長性を回避するために使用される。A、B、及び/又はCは、いくつかの実施形態がA及びBを含むことができ、いくつかの実施形態がA及びCを含むことができ、いくつかの実施形態がB及びCを含むことができ、いくつかの実施形態がA及びCを含むことができ、いくつかの実施形態がA及びCのみを含むことができ、いくつかの実施形態がCのみを含むことができることを意味する。
特定の例示的な実施形態を説明してきたが、これらの実施形態は、例としてのみ提示されており、本明細書で開示される本発明の範囲を限定することを意図していない。従って、前述の説明のいかなるものも、任意の特定の特徴、特性、ステップ、モジュール、又はブロックが必要又は不可欠であることを暗示することを意図するものではない。実際に、本明細書に記載される新規な方法及びシステムは、様々な他の形態で具現化されてもよく、さらに、本明細書に記載される方法及びシステムの形態における様々な省略、置換、及び変更が、本明細書に開示される発明の精神から逸脱することなく行われてもよい。
[関連出願の相互参照]
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
米国仮特許出願第62/539,472号(2017年7月31日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第15/793,552号(2017年10月25日出願):名称「DOORBELL PACKAGE DETECTION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第15/785,605号( 2017年10月17日出願):名称「DOORBELL PACKAGE DETECTION SYSTEMS AND METHODS」
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米国仮特許出願第62/571,465号(2017年10月12日出願)。名称「DOORBELL PACKAGE DETECTION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第15/167,831号(2016年5月27日出願):名称「DOORBELL PACKAGE DETECTION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第15/130,883号(2016年4月15日出願):名称「SMART LOCK SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第15/008,304号(2016年1月27日出願):名称「DOORBELL PACKAGE DETECTION SYSTEMS AND METHODS」
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
米国本特許出願第14/861,613号(2015年9月22日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第14/813,479号(2015年7月30日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
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米国本特許出願第14/589,830号(2015年1月5日に出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
米国本特許出願第14/743,849号(2015年6月18日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
米国本特許出願第14/612,376号(2015年2月3日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/502,601号(2014年9月30日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/492,809号( 2014年9月22日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/275,811号(2014年5月12日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/142,839号(2013年12月28日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/099,888号(2013年12月6日出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
米国本特許出願第14/098,772号(2013年12月6日に出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
国際出願第PCT/US14/47622号(2014年7月22日に米国特許商標庁に出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」
以下の出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
国際出願番号PCT/US14/53506(2014年8月29日に米国特許商標庁に出願):名称「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」