JP2020526639A - 改善された温度制御を伴うイソブテンポリマーの製造方法 - Google Patents
改善された温度制御を伴うイソブテンポリマーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020526639A JP2020526639A JP2020501215A JP2020501215A JP2020526639A JP 2020526639 A JP2020526639 A JP 2020526639A JP 2020501215 A JP2020501215 A JP 2020501215A JP 2020501215 A JP2020501215 A JP 2020501215A JP 2020526639 A JP2020526639 A JP 2020526639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- butene
- aluminum
- chloride
- reaction medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F210/08—Butenes
- C08F210/10—Isobutene
- C08F210/12—Isobutene with conjugated diolefins, e.g. butyl rubber
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/04—Polymerisation in solution
- C08F2/06—Organic solvent
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F210/08—Butenes
- C08F210/10—Isobutene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/14—Monomers containing five or more carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F236/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
- C08F236/02—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
- C08F236/04—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
- C08F236/08—Isoprene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/06—Metallic compounds other than hydrides and other than metallo-organic compounds; Boron halide or aluminium halide complexes with organic compounds containing oxygen
- C08F4/12—Metallic compounds other than hydrides and other than metallo-organic compounds; Boron halide or aluminium halide complexes with organic compounds containing oxygen of boron, aluminium, gallium, indium, thallium or rare earths
- C08F4/14—Boron halides or aluminium halides; Complexes thereof with organic compounds containing oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2400/00—Characteristics for processes of polymerization
- C08F2400/02—Control or adjustment of polymerization parameters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/005—Friedel-Crafts catalysts in general
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Abstract
Description
イソオレフィンのカルボカチオン重合及びマルチオレフィンとの共重合は、機構的に複雑である。触媒系は、典型的には2つの成分:開始剤、及びルイス酸、例えば大規模な商業的プロセスで頻繁に使用される三塩化アルミニウムで構成される。
開始剤の例には、プロトン源、例えば、ハロゲン化水素、アルコール、フェノール、カルボン酸、スルホン酸、及び水が含まれる。
開始工程中、イソオレフィンは、ルイス酸及び開始剤と反応して、カルベニウムイオンを生成し、これはいわゆる生長段階において新たなカルベニウムイオンを形成するモノマーとさらに反応する。
工業界は、一般に、希釈剤としての塩化メチル中に、ブチルゴム、ポリイソブチレン、などを製造するためのスラリー重合法の広範な使用を受け入れてきた。典型的には、重合法は、低温で、一般的には-90℃より低い低温で実施される。塩化アルキル、特に塩化メチルは、モノマー及び塩化アルミニウム触媒を溶解するがポリマー製品を溶解しないなどの様々な理由で使用される。塩化メチルは、低温重合と、ポリマー及び未反応モノマーからの効果的な分離とをそれぞれ可能にする、適切な氷点及び沸点を有する。
重合中に調製されるブチルゴムは、これらの脂肪族媒体に溶解するため、これらの方法は通常、溶液法と呼称される。
したがって、優れた温度制御を伴う高品質のイソブテンまたはブチルゴムの調製のための汎用的な方法を提供する必要性が依然として存在する。
a)有機希釈剤及びイソオレフィンである少なくとも一つのモノマーを含む反応媒体、及び前記反応媒体中に実質的に溶解したエタンまたは二酸化炭素を提供する工程;及び
b)少なくとも1つのモノマーを、反応媒体中において開始剤系の存在下で重合させて、コポリマー、有機希釈剤、及び任意の残留モノマーを含む製品媒体を生成させ、これにより、反応媒体のエタンまたは二酸化炭素を少なくとも部分的に蒸発させる工程を含む方法が提供される。
工程a)において、有機希釈剤、イソオレフィンである少なくとも一つのモノマーを含む反応媒体、及び前記反応媒体中に実質的に溶解したエタンまたは二酸化炭素が提供される。
本明細書で使用されるイソオレフィンなる語は、炭素-炭素二重結合を含む化合物を意味し、ここで、二重結合の一方の炭素原子は二つのアルキル基で置換され、他方の炭素原子は二つの水素原子または一つの水素原子と一つのアルキル基とで置換されている。
反応媒体は、少なくとも一つのイソオレフィンと共重合するさらなるモノマーを含んでもよい。こうしたさらなるモノマーには、マルチオレフィンが含まれる。
本明細書で使用されるマルチオレフィンなる語は、共役または非共役の一つ以上の炭素-炭素二重結合を含む化合物を示す。
好ましいマルチオレフィンは、イソプレン及びブタジエンである。イソプレンが特に好ましい。
一実施態様では、イソブテンが唯一のモノマーとして使用され、ここで「唯一の」なる語は、使用される全モノマーの99.9質量%以上の割合を示す。
別の実施態様において、本発明に従って製造されるコポリマーのマルチオレフィン含有量は、特にイソブテン及びイソプレンが使用される場合、0.1モル%以上、好ましくは0.1モル%から3モル%である。
有機希釈剤なる語は、反応条件下で液体である希釈性または溶解性の有機化学物質を包含する。開始剤系のモノマーまたは成分と感知されるほどまたは全く反応しない、任意の適切な有機希釈剤を使用してよい。
しかしながら、当業者は、希釈剤と開始剤系のモノマーまたは成分との間の相互作用について認識している。
さらに、有機希釈剤なる語には、少なくとも二つの希釈剤の混合物が含まれる。
有機希釈剤の例には、ハイドロクロロカーボン、例えば、塩化メチル、塩化メチレン、または塩化エチルが含まれる。
有機希釈剤のさらなる例には、ハイドロクロロフルオロカーボンが含まれる。
反応媒体は、反応媒体中に実質的に溶解したエタンまたは二酸化炭素をさらに含む。
本明細書で使用される「実質的に溶解した」とは、反応媒体中に存在するエタンまたは二酸化炭素の50質量%超、好ましくは少なくとも70質量%、好ましくは少なくとも80質量%、より好ましくは少なくとも90質量%、さらにより好ましくは少なくとも95質量%が前記反応媒体中に溶解していることを意味する。残りは固体二酸化炭素、例えば反応媒体中に懸濁していてよい。好ましい実施態様では、反応媒体は固体二酸化炭素を含まず、均質である。
モノマーは、反応媒体中に、0.01質量%から80質量%、好ましくは0.1質量%から65質量%、より好ましくは10.0質量%から65.0質量%、さらにより好ましくは25.0質量%から65.0質量%、または別の実施態様では10.0質量%から40.0質量%の量で存在してもよい。 有機希釈剤は、反応媒体中に、0.01質量%から80質量%、好ましくは0.1質量%から65質量%、より好ましくは10.0質量%から65.0質量%、さらにより好ましくは25.0質量%から65.0質量%、または別の実施態様では10.0質量%から40.0質量%の量で存在してもよい。
有機希釈剤、モノマー、及びエタンまたは二酸化炭素の量は、これらが工程b)で使用される反応媒体の少なくとも95質量%、好ましくは97から100質量%、より好ましくは99から100質量%を構成するように選択される。
一実施態様では、反応媒体は、10.0質量%から65.0質量%のモノマー、20.0質量%から89.9質量%の有機希釈剤、及び0.1質量%から15.0質量%の二酸化炭素を含み、ここで、有機希釈剤、モノマー、及び二酸化炭素の量は、これらが少なくとも反応媒体の95質量%、好ましくは97から100質量%、より好ましくは99から100質量%を構成するように選択される。
別の実施態様では、反応媒体は、10.0質量%から65.0質量%のモノマー、20.0質量%から89.9質量%の有機希釈剤、及び0.1質量%から15.0質量%のエタンまたは二酸化炭素を含み、ここで、有機希釈剤、モノマー、及びエタンまたは二酸化炭素の量は、これらが少なくとも反応媒体の95質量%、好ましくは97から100質量%、より好ましくは99から100質量%を構成するように選択される。
予冷に適した温度は、典型的には、0から-100℃の範囲、好ましくは-20から-80℃の範囲、より好ましくは-50℃から-80℃の範囲である。
工程b)において、反応媒体内のモノマーは、開始剤系の存在下で重合されて、ポリマー、有機希釈剤、及び任意の残留モノマーを含む製品媒体を形成する。
開始剤系は、少なくとも一つのルイス酸、及び開始剤を含む。
適切なルイス酸には、式MX3によって表される化合物が含まれ、ここで、Mは第13族元素であり、Xはハロゲンである。こうした化合物の例には、三塩化アルミニウム、三臭化アルミニウム、三塩化ホウ素、三臭化ホウ素、三塩化ガリウム、及び三フッ化インジウムが含まれ、三塩化アルミニウムが好ましい。
こうした化合物の例には、二臭化メチルアルミニウム、二塩化メチルアルミニウム、二臭化エチルアルミニウム、二塩化エチルアルミニウム、二臭化ブチルアルミニウム、二塩化ブチルアルミニウム、臭化ジメチルアルミニウム、塩化ジメチルアルミニウム、臭化ジエチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニウム、臭化ジブチルアルミニウム、塩化ジブチルアルミニウム、セスキ臭化メチルアルミニウム、セスキ塩化メチルアルミニウム、セスキ臭化エチルアルミニウム、セスキ塩化エチルアルミニウム、及びこれらの混合物が含まれる。
さらなる適切なルイス酸には、式M(RC=OO)nR’mX(3-(m+n))で表される化合物が含まれ、式中、Mは第13族の金属であり、RC=OOは、C1-C30アルカシルオキシ、C7-C30アリールアシルオキシ、C7-C30アリールアルキルアシルオキシ、C7-C30アルキルアリールアシルオキ基からなる群から選択される一価のヒドロカルバシル基であり、R’は、以上に定義されるC1-C12アルキル、C6-C10アリール、C7-C14アリールアルキル、及びC7-C14アルキルアリール基からなる群より選択される一価炭化水素基であり、nは0から3の数であり、mは0から3の数であり、nとmの合計は3以下であり、Xは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素からなる群から独立して選択されるハロゲンであり、好ましくは塩素である。Xは、アジド、イソシアネート、チオシアネート、イソチオシアネート、またはシアニドであってもよい。
さらなる適切なルイス酸には、チタン、ジルコニウム、スズ、バナジウム、ヒ素、アンチモン、及びビスマスを含む、元素周期表の4、5、14、及び15族の金属に基づく化合物が含まれる。
「アルキルアリール」なる語は、脂肪族構造と芳香族構造の両方を含む基を指し、この基はアリールの立場をとる。
これらのルイス酸の非限定的な例には、三塩化ベンジルチタン、二塩化ジベンジルチタン、三塩化ベンジルジルコニウム、二臭化ジベンジルジルコニウム、三塩化メチルチタン、二フッ化ジメチルチタン、二塩化ジメチルスズ、及び三塩化フェニルバナジウムが含まれる。
「アルキルアリール」なる語は、脂肪族構造と芳香族構造の両方を含む基を指し、この基はアリールオキシの立場をとる。これらのルイス酸の非限定的な例には、三塩化メトキシチタン、三塩化n-ブトキシチタン、二塩化ジ(イソプロポキシ)チタン、三臭化フェノキシチタン、三フッ化フェニルメトキシジルコニウム、二塩化メチルメトキシチタン、二塩化メチルメトキシスズ、及び二塩化ベンジルイソプロポキシバナジウムが含まれる。
「アルキルアリールアシルオキシ」なる語は、脂肪族構造と芳香族構造の両方を含む基を指し、この基はアリールアシルオキシの立場をとる。これらのルイス酸の非限定的な例には、三塩化アセトキシチタン、三臭化ベンゾイルジルコニウム、三フッ化ベンゾイルオキシチタン、三塩化イソプロポイルオキシスズ、二塩化メチルアセトキシチタン、及び塩化ベンジルベンゾイルオキシバナジウムが含まれる。
弱配位ルイス酸は、ここに参照のために凖用することとする国際公開第2004/067577号公報の第[117]から[129]章に徹底的に開示されている。
本発明において有用な開始剤は、選択されたルイス酸と錯形成して、モノマーと反応することにより生長ポリマー鎖を形成する錯体を生成することのできる開始剤である。
好ましい実施態様では、開始剤は、水、ハロゲン化水素、カルボン酸、カルボン酸ハロゲン化物、スルホン酸、スルホン酸ハロゲン化物、アルコール、フェノール、ハロゲン化第三級アルキル、ハロゲン化第三級アラルキル、第三級アルキルエステル、第三級アラルキルエステル、第三級アルキルエーテル、第三級アラルキルエーテル、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリール、ハロゲン化アルキルアリール、及びアリールアルキル酸ハロゲン化物からなる群より選択される少なくとも一つの化合物を含む。
好ましいカルボン酸には、脂肪族と芳香族の両方のカルボン酸が含まれる。本発明において有用なカルボン酸の例には、酢酸、プロパン酸、ブタン酸;ケイ皮酸、安息香酸、1-クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、p-クロロ安息香酸、及びp-フルオロ安息香酸が含まれる。特に好ましいカルボン酸には、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、及びp-フルオロ安息香酸が含まれる。
本発明において有用なカルボン酸ハロゲン化物には、塩化アセチル、臭化アセチル、塩化シンナミル、塩化ベンゾイル、臭化ベンゾイル、塩化トリクロロアセチル、塩化トリフルオロアセチル、塩化トリフルオロアセチル、及び塩化p-フルオロベンゾイルが含まれる。特に好ましい酸ハロゲン化物には、塩化アセチル、臭化アセチル、塩化トリクロロアセチル、塩化トリフルオロアセチル、及び塩化p-フルオロベンゾイルが含まれる。
本発明において有用なスルホン酸ハロゲン化物は、親酸のOHをハライドが置換しているスルホン酸と構造が類似している。ハロゲン化物は、フッ化物、塩化物、臭化物、またはヨウ化物であってもよく、塩化物が好ましい。親スルホン酸からのスルホン酸ハロゲン化物の調製は従来技術で知られており、当業者はこれらの手順に精通しているはずである。本発明に有用な好ましいスルホン酸ハロゲン化物には、塩化メタンスルホニル、臭化メタンスルホニル、塩化トリクロロメタンスルホニル、塩化トリフルオロメタンスルホニル、及び塩化p-トルエンスルホニルが含まれる。
本発明に有用なフェノールには、フェノール;2-メチルフェノール;2,6-ジメチルフェノール;p-クロロフェノール;p-フルオロフェノール;2,3,4,5,6-ペンタフルオロフェノール;及び2-ヒドロキシナフタレンが含まれる。
こうした化合物には、エーテル、アミン、N-複素芳香族化合物、ケトン、スルホン、及びスルホキシド、ならびにカルボン酸エステル及びアミドが含まれる。
エーテルには、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル、ジ-n-プロピルエーテル、tert-ブチル-メチルエーテル、ジ-n-ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール、またはフェネトールが含まれる。
ケトンには、アセトン、ブタノン、ペンタノン、ヘキサノン、シクロヘキサノン、2,4-ヘキサンジオン、アセチルアセトン、及びアセトニルアセトンが含まれる。
スルホン及びスルホキシドには、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、及びスルホランが含まれる。
本発明において有用な開始剤系には、以上に定義される反応性カチオン及び弱配位アニオン(「WCA」)を含む組成物をさらに含んでよい。
特に好ましい開始剤系においては、ルイス酸は、好ましくは等モル量の塩化ジエチルアルミニウムと二塩化エチルアルミニウムを、好ましくは有機希釈剤中で混合することにより生成される、セスキ塩化エチルアルミニウムである。有機希釈剤は、工程b)で重合を実施するために使用されるものと同一であることが好ましい。
一実施態様では、水の量は、ハロゲン化アルキルアルミニウムのアルミニウム1モルあたり、水0.40から4.0モルの範囲、好ましくは、ハロゲン化アルキルアルミニウムのアルミニウム1モルあたり、水0.5から2.5モルの範囲、最も好ましくはハロゲン化アルキルアルミニウムのアルミニウム1モルあたり、水1から2モルである。
ハロゲン化アルミニウム、特に三塩化アルミニウムを使用する場合、水及び/またはアルコール、好ましくは水が、プロトン源として使用される。
一実施態様では、使用される有機希釈剤及びモノマーは実質的に水を含まない。本明細書で使用する場合、実質的に水を含まないとは、反応媒体の総重量に基づいて30ppm未満、好ましくは20ppm未満、より好ましくは10ppm未満、さらにより好ましくは5ppm未満、最も好ましくは1ppmと定義される。
当業者は、開始剤系が、例えば開始剤として機能するなどの目的で添加されるのではない付加的な量の水によって影響されないことを確実にするためには、希釈剤及びモノマー中の水分含有量が低くなければならないことを認識している。
本発明の一実施態様では、工程b)による重合は、重合反応器を使用して達成される。適切な反応器は、当業者に既知のものであり、フロースルー重合反応器、栓流(plug flow)反応器、撹拌槽反応器、移動ベルトまたはドラム反応器、ジェットまたはノズル反応器、管型反応器、及び自動冷却・沸騰プール型反応器が含まれる。特定の適切な例は、国際公開第2011/000922号公報及び国際公開第2012/089823号公報に開示されている。
好ましくは、重合は連続重合プロセスで実施され、開始剤系、モノマー、有機希釈剤、及びエタンまたは二酸化炭素が単一相を形成するる。
スラリー重合においては、モノマー、開始剤系は全て典型的には希釈剤または希釈剤混合物に可溶であり、すなわち単一相を構成する。一方、コポリマーは、生成時に有機希釈剤から沈殿する。望ましくは、ポリマーのTg抑制が僅かであるか皆無であること、及び/または有機希釈剤物質の取り込みが僅かであるか皆無であることによって示される、ポリマーの「膨潤」が低減されるか皆無である。
上述の有機希釈剤中の所望のポリマーの溶解度並びにその膨張挙動は、当業者には周知である。
スラリー重合と対比した溶液重合の長所及び短所は、文献中において徹底的に議論されており、したがって、当業者にも既知である。
一実施態様では、工程b)は、-90℃から-60℃の範囲、好ましくは-80℃から-62℃の範囲、さらにより好ましくは-78℃から-65℃の範囲の温度で実施される。
好ましい実施態様では、重合温度は、反応混合物とエタンまたは二酸化炭素の沸点以上20℃までであり、好ましくはエタンまたは二酸化炭素の沸点以上10℃までである。
工程b)における反応圧は、典型的には500から100,000hP、好ましくは1100から20,000hPa、より好ましくは1300から5,000hPaである。
工程b)による重合がスラリープロセスとして実施される場合、工程b)におけるスラリーの固形分含有量は、好ましくは1から45質量%、より好ましくは3から40質量%、さらにより好ましくは、15から40質量%の範囲内である。
一実施態様では、工程b)の反応時間は2分間から2時間、好ましくは10分間から1時間、より好ましくは20から45分間である。
一実施態様において、反応は、クエンチ剤、例えば、1質量%の水酸化ナトリウム水溶液、メタノール、またはエタノールによって停止される。
別の実施態様において、反応は工程c)における水性媒体との接触によってクエンチされ、これは、一実施態様においては、20℃及び1013hPaで測定して5から10、好ましくは6から9、より好ましくは7から9のpH値を有し得る。
特に溶液重合の場合、転化は、典型的には、最初に使用されたモノマーの5質量%から25質量%、好ましくは10質量%から20質量%のモノマー消費後に停止される。
モノマー転化は、重合中のオンライン粘度測定または分光モニタリングにより追跡できる。
任意の工程c)の温度は、有機希釈剤を少なくとも部分的に、残存モノマー及び/または二酸化炭素がまだ存在する程度に除去するために十分であるように選択される。
工程c)で除去された有機希釈剤及び/またはモノマー及び/または残留二酸化炭素は、工程a)及び/またはb)に再循環されてもよい。
工程b)が水との接触による溶液重合として行われた場合、有機希釈剤が蒸発して、ポリマーが水性スラリー中に懸濁した不連続の粒子を形成する。
さらなる任意の工程e)では、工程d)に従って得られたコポリマー粒子を、揮発物の残留含有量が好ましくは7,000ppm以下、好ましくは5,000ppm以下、さらにより好ましくは4,000ppm以下となるまで、別の実施態様では2,000ppm以下、好ましくは1,000ppm以下となるまで乾燥させる。
乾燥は、当業者に既知の従来の手段を利用して実施することができ、これには、加熱メッシュコンベアベルト上または押出機内での乾燥が含まれる。
(実施例)
A)11質量%のCO2を用いたバッチ重合
バッチ重合を、合計1.5リットルの容積を有する、冷却され、攪拌された反応器を用いて、実験室規模で実施した。モノマーのイソブテン(99.91%)、イソプレン、及びヘキサンは、モレキュラーシーブ及びイソプレンの阻害剤除去剤で事前に乾燥させた。
モノマー(325gのイソブテン、6.8gのイソプレン)、200gのヘキサン、及び65gの固体CO2を混合した。重合を、約5gの開始剤溶液により開始させた。開始剤溶液を、工業用ヘキサンに溶解させたセスキ塩化エチルアルミニウムを使用して調製し、微量の水で活性化させた。反応温度は-70℃であった。エタノールと2質量%のNaOHの混合物を使用して、重合を停止させた。18から21質量%のポリマー含有量を有する溶液が生成した。生成したポリマーは、平均分子量が370kg/molであり、イソプレン含量が1.8モル%であった(NMRにより測定)。
バッチ重合を、合計1.5リットルの、冷却され、攪拌された反応器を用いて、実験室規模で実施した。モノマーのイソブテン(99.91%)、イソプレン、及びヘキサンは、モレキュラーシーブ及びイソプレンの阻害剤除去剤で事前に乾燥させた。
モノマー(325gのイソブテン、6.8gのイソプレン)、234gのヘキサン、及び30gの液体エタンを混合した。重合を、約5gの開始剤溶液により開始させた。開始剤溶液を、工業用ヘキサンに溶解させたセスキ塩化エチルアルミニウムを使用して調製し、微量の水で活性化させた。反応温度は-70℃であった。エタノールと2質量%のNaOHの混合物を使用して、重合を停止させた。17質量%のポリマー含有量を有する溶液が生成した。生成したポリマーは、平均分子量が370kg/molであり、イソプレン含量が1.8モル%であった(NMRにより測定)。
バッチ重合を、合計1.5リットルの、冷却され、攪拌された反応器を用いて、実験室規模で実施した。モノマーのイソブテン(99.91%)、イソプレン、及びヘキサンは、モレキュラーシーブ及びイソプレンの阻害剤除去剤で事前に乾燥させた。
モノマー(325gのイソブテン、6.8gのイソプレン)、200gのヘキサン、及び65gの液体エタンを混合した。重合を、約5gの開始剤溶液により開始させた。開始剤溶液を、工業用ヘキサンに溶解させたセスキ塩化エチルアルミニウムを使用して調製し、微量の水で活性化させた。反応温度は-70℃であった。エタノールと2質量%のNaOHの混合物を使用して、重合を停止させた。17質量%のポリマー含有量を有する溶液が生成した。生成したポリマーは、平均分子量が270kg/molであり、イソプレン含量が1.8モル%であった(NMRにより測定)。
連続重合を、合計容積2リットルの、それぞれ連続モードで稼働する、冷却され、攪拌された二つの反応器を用いて、試験規模で実施した。モノマーのイソブテン(99.91%)及びイソプレンは、モレキュラーシーブ及びイソプレンの阻害剤除去剤で事前に乾燥させた。乾燥カラムを通過させた後の水分量は、カールフィッシャー滴定によりオフラインで監視した。
反応器への予冷供給物は、3.87kg/hのイソブテン、0.10kg/hのイソプレン、1.65kg/hの工業用ヘキサン、及び0.38kg/hの液体エタンであった。重合を、15g/hの開始剤溶液の連続供給によって開始させた。開始剤溶液を、工業用ヘキサンに溶解させたセスキ塩化エチルアルミニウムを使用して調製し、微量の水で活性化させた。反応温度は-65℃であった。エタノールと2質量%のNaOHの混合物を使用して、反応器の後に重合を停止させた。15質量%のポリマー含有量を有する溶液が生成した。生成したポリマーは、平均分子量が400から440kg/molであり、イソプレン含量は1.7から2.0モル%であり(NMRにより測定)、ゲル含量はほぼ0.3質量であった。全体の最大実施時間は33時間であった。
連続重合を、合計容積2リットルの、それぞれ連続モードで稼働する、冷却され、攪拌された二つの反応器を用いて、試験規模で実施した。モノマーのイソブテン(99.91%)及びイソプレンは、モレキュラーシーブ及びイソプレンの阻害剤除去剤で事前に乾燥させた。乾燥カラムを通過させた後の水分量は、カールフィッシャー滴定によりオフラインで監視した。
反応器への予冷供給物は、3.87kg/hのイソブテン、0.10kg/hのイソプレン、1.40kg/hの工業用ヘキサン、及び0.63kg/hのエタンであった。重合を、12g/hの開始剤溶液の連続供給によって開始させた。開始剤溶液を、工業用ヘキサンに溶解させたセスキ塩化エチルアルミニウムを使用して調製し、微量の水で活性化させた。反応温度は-65℃であった。エタノールと2質量%のNaOHの混合物を使用して、反応器の後に重合を停止させた。12質量%のポリマー含有量を有する溶液が生成した。生成したポリマーは、平均分子量が430kg/molであり、イソプレン含量は1.7から1.9モル%であり(NMRにより測定)、ゲル含量はほぼ0.3質量であった。全体の最大実施時間は16時間であった。
Claims (15)
- イソオレフィンポリマーの調製方法であって、少なくとも以下の工程:
a)有機希釈剤及びイソオレフィンである少なくとも一つのモノマーを含む反応媒体、及び前記反応媒体中に実質的に溶解したエタンまたは二酸化炭素を提供する工程;及び
b)少なくとも1つのモノマーを、反応媒体中において開始剤系の存在下で重合させて、コポリマー、有機希釈剤、及び任意の残留モノマーを含む製品媒体を生成させ、これにより、反応媒体のエタンまたは二酸化炭素を少なくとも部分的に蒸発させる工程を含む方法。 - 前記イソオレフィンが、4から16個の炭素原子、好ましくは4から7個の炭素原子を有するイソオレフィンから選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記イソオレフィンがイソブテンである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記反応媒体が、一つ以上のマルチオレフィンをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記反応媒体が、イソプレンをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記反応媒体が、イソブテンを単独のモノマーとして含む、請求項3に記載の方法。
- 前記有機希釈剤が、ハイドロクロロカーボン、ハイドロフルオロカーボン、及びアルカンから選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ホウ素またはアルミニウム化合物が、式MX3により表され、ここでMはホウ素またはアルミニウムであり、Xはハロゲンまたは式MR(m)X(3-m)により表され、ここでMはホウ素またはアルミニウムであり、Xはハロゲンであり、RはC1-C12アルキル及びC7-C14アルキルアリール基からなる群から選択される一価炭化水素基であり;mは1または2であり、ここで「アルキルアリール」なる語が、脂肪族と芳香族の両方の構造を含む基を意味し、この基が脂肪族の立場をとる、請求項1から7のいずれか一項の方法。
- 前記ホウ素またはアルミニウム化合物には、二臭化メチルアルミニウム、二塩化メチルアルミニウム、二臭化エチルアルミニウム、二塩化エチルアルミニウム、二臭化ブチルアルミニウム、二塩化ブチルアルミニウム、臭化ジメチルアルミニウム、塩化ジメチルアルミニウム、臭化ジエチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニウム、臭化ジブチルアルミニウム、塩化ジブチルアルミニウム、セスキ臭化メチルアルミニウム、セスキ塩化メチルアルミニウム、セスキ臭化エチルアルミニウム、セスキ塩化エチルアルミニウム、二塩化イソブチルアルミニウム、及び塩化ジイソブチルアルミニウムが含まれる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記開始剤が、水、アルコール、フェノール、ハロゲン化水素、カルボン酸、カルボン酸ハロゲン化物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、スルホン酸ハロゲン化物、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルキルアリール、及びハロゲン化ポリマーからなる群より選択され、ここで水、メタノール、エタノール、塩化水素、臭化水素、及び2-クロロ-2-メチルプロパンが好ましく、水、メタノール、及び塩化水素がより好ましく、水がさらにいっそう好ましい、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記開始剤系、モノマー、有機希釈剤、エタン、及び/または二酸化炭素が、単一相を形成する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
- 工程b)が、溶液プロセスとして実施される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
- 工程b)における反応圧が、典型的には500から100,000hP、好ましくは1100から20,000hPa、より好ましくは1300から5,000hPaである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
- 工程a)及びb)が、連続的に実施される、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
- 蒸発した二酸化炭素及び/またはエタンが、工程a)またはb)に再度リサイクルされる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP17181176.3 | 2017-07-13 | ||
EP17181176 | 2017-07-13 | ||
PCT/EP2018/068392 WO2019011814A1 (en) | 2017-07-13 | 2018-07-06 | PROCESS FOR THE PRODUCTION OF ISOBUTENE POLYMERS WITH ENHANCED TEMPERATURE CONTROL |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020526639A true JP2020526639A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=59387884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020501215A Pending JP2020526639A (ja) | 2017-07-13 | 2018-07-06 | 改善された温度制御を伴うイソブテンポリマーの製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210147590A1 (ja) |
EP (1) | EP3652224A1 (ja) |
JP (1) | JP2020526639A (ja) |
KR (1) | KR20200030561A (ja) |
CN (1) | CN111094367A (ja) |
CA (1) | CA3069643A1 (ja) |
RU (1) | RU2764774C2 (ja) |
SG (1) | SG11202000231QA (ja) |
WO (1) | WO2019011814A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2468523A (en) * | 1943-06-10 | 1949-04-26 | Standard Oil Dev Co | Delayed-action polymerization process |
US2545144A (en) * | 1943-04-21 | 1951-03-13 | Standard Oil Dev Co | Process and apparatus for the production of high molecular weight polymers |
JPH0859742A (ja) * | 1994-08-08 | 1996-03-05 | Bayer Ag | ポリイソオレフインの製造方法 |
JP2003511526A (ja) * | 1999-10-11 | 2003-03-25 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | ポリイソブテンの連続的製造方法 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB543308A (en) | 1938-12-31 | 1942-02-19 | Standard Oil Dev Co | An improved manufacture of polymerisation products |
GB589393A (en) * | 1944-11-14 | 1947-06-19 | Standard Oil Dev Co | Improved process for the low temperature polymerization of olefinic materials |
DE2936361A1 (de) | 1979-09-08 | 1981-04-02 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von polyisobutylenen |
DE3010870A1 (de) | 1980-03-21 | 1981-10-01 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur polymerisation von isobutylen |
US4400493A (en) | 1982-04-07 | 1983-08-23 | Cosden Technology, Inc. | Polymerization of isobutylene |
DE3404764A1 (de) | 1984-02-10 | 1985-08-14 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur polymerisation von isobutylen |
DE3509272A1 (de) | 1985-03-15 | 1986-09-18 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Katalysatorsystem fuer die kationische polymerisation von isobutylen |
DE3527551A1 (de) | 1985-08-01 | 1987-02-05 | Basf Ag | Verfahren zur polymerisation von isobutylen |
US4946899A (en) | 1988-12-16 | 1990-08-07 | The University Of Akron | Thermoplastic elastomers of isobutylene and process of preparation |
US5763544A (en) | 1997-01-16 | 1998-06-09 | Praxair Technology, Inc. | Cryogenic cooling of exothermic reactor |
JP4426527B2 (ja) * | 2002-12-20 | 2010-03-03 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | 重合プロセス |
CN100569812C (zh) * | 2002-12-20 | 2009-12-16 | 埃克森美孚化学专利公司 | 具有新的序列分布的聚合物 |
AU2003303313A1 (en) * | 2002-12-20 | 2004-08-23 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Polymerization processes |
JP2008504388A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-14 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | スラリー成分を分離する方法 |
US7893176B2 (en) * | 2007-03-23 | 2011-02-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Polydispersity-controlled isoolefin polymerization with polymorphogenates |
WO2010006983A1 (en) | 2008-07-15 | 2010-01-21 | Lanxess International Sa | Common solvent process for producing high molecular weight halobutyl rubber |
US20100216958A1 (en) * | 2009-02-24 | 2010-08-26 | Peters Matthew W | Methods of Preparing Renewable Butadiene and Renewable Isoprene |
EP2269727A1 (de) | 2009-07-01 | 2011-01-05 | LANXESS International SA | Rohrreaktor und Verfahren zur kontinuierlichen Polymerisation |
CN102753359B (zh) | 2010-01-20 | 2015-12-16 | 朗盛国际股份公司 | 用于生产高分子量卤化橡胶的常见溶剂方法 |
EP2471594A1 (de) | 2010-12-29 | 2012-07-04 | LANXESS International SA | Reaktor und Verfahren zur kontinuierlichen Polymerisation |
EP3137512B1 (en) * | 2014-04-30 | 2021-05-26 | Arlanxeo Singapore Pte. Ltd. | Diluent for the production of butyl rubber |
-
2018
- 2018-07-06 CN CN201880059384.0A patent/CN111094367A/zh active Pending
- 2018-07-06 EP EP18738295.7A patent/EP3652224A1/en not_active Withdrawn
- 2018-07-06 WO PCT/EP2018/068392 patent/WO2019011814A1/en unknown
- 2018-07-06 RU RU2020106315A patent/RU2764774C2/ru active
- 2018-07-06 US US16/629,634 patent/US20210147590A1/en not_active Abandoned
- 2018-07-06 KR KR1020207004090A patent/KR20200030561A/ko not_active Application Discontinuation
- 2018-07-06 SG SG11202000231QA patent/SG11202000231QA/en unknown
- 2018-07-06 CA CA3069643A patent/CA3069643A1/en active Pending
- 2018-07-06 JP JP2020501215A patent/JP2020526639A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2545144A (en) * | 1943-04-21 | 1951-03-13 | Standard Oil Dev Co | Process and apparatus for the production of high molecular weight polymers |
US2468523A (en) * | 1943-06-10 | 1949-04-26 | Standard Oil Dev Co | Delayed-action polymerization process |
JPH0859742A (ja) * | 1994-08-08 | 1996-03-05 | Bayer Ag | ポリイソオレフインの製造方法 |
JP2003511526A (ja) * | 1999-10-11 | 2003-03-25 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | ポリイソブテンの連続的製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3652224A1 (en) | 2020-05-20 |
RU2020106315A (ru) | 2021-08-13 |
CN111094367A (zh) | 2020-05-01 |
SG11202000231QA (en) | 2020-02-27 |
CA3069643A1 (en) | 2019-01-17 |
WO2019011814A1 (en) | 2019-01-17 |
KR20200030561A (ko) | 2020-03-20 |
RU2764774C2 (ru) | 2022-01-21 |
US20210147590A1 (en) | 2021-05-20 |
RU2020106315A3 (ja) | 2021-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1761574B1 (en) | Polymerization process using hydrofluorocarbons | |
JP2020079422A (ja) | ブチルゴムの製造用希釈剤 | |
US8354473B2 (en) | Halogenation processes | |
US20070249877A1 (en) | Processes Utilizing Extractive Distillation | |
JP7394854B2 (ja) | ターシャリーエーテルを用いてイソオレフィンポリマーを生成する方法 | |
JP7158461B2 (ja) | 改善された開始剤系調剤を用いるイソオレフィンポリマーの製造方法 | |
JP2020526639A (ja) | 改善された温度制御を伴うイソブテンポリマーの製造方法 | |
RU2808455C2 (ru) | Способ получения изоолефиновых полимеров с использованием третичного простого эфира | |
RU2355710C2 (ru) | Способы полимеризации с использованием фторуглеводородов |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220404 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220628 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221128 |