JP2020526525A - 組換えvwfの投与による重度のフォンヴィレブランド病を患う患者における消化管出血の治療 - Google Patents

組換えvwfの投与による重度のフォンヴィレブランド病を患う患者における消化管出血の治療 Download PDF

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Abstract

本発明は、重度のフォンヴィレブランド病を患う対象に、約40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の少なくとも1用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することを含む、前記対象において消化管出血を治療するための方法に関し、第1の用量は、組換え第VIII因子(rFVIII)をさらに含む。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年7月7日出願の米国仮特許出願第62/530,027号に対する優先権を主張するものであり、この出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
フォンヴィレブランド病(VWD)などの凝固系疾患は、一般に、凝固カスケードの欠損から生じる。フォンヴィレブランド病(VWD)は、フォンヴィレブランド因子の欠損により引き起こされる疾患の群を指す。フォンヴィレブランド因子は、血小板が一緒に凝集し、血管壁に張り付くのを助け、これは正常な血液凝固に必要なものである。
フォンヴィレブランド病(VWD)は、推定有病率が1%である最も一般的な出血性疾患(Veyradier A,et al.,Medicine(Baltimore).2016,95(11):e3038(非特許文献1))。しかしながら、より軽度の型の疾患を除き、実際に治療を必要とする患者は約10,000人に1人のみである。これらの凝固障害のための現在の治療には、正常な凝固因子を含む薬学的調製物を使用する補充療法が含まれる。
VWFは、サイズが約500〜20,000kDの範囲である一連の多量体として血漿中を循環する糖タンパク質である。VWFのcDNAの全長がクローニングされており、プロポリペプチドは、全長プレプロVWFのアミノ酸残基23〜764に対応する(Eikenboom et al(1995)Haemophilia 1,77 90(非特許文献2))。VWFの多量体形態は、ジスルフィド結合により一緒に連結した250kDのポリペプチドサブユニットで構成される。VWFは、損傷した血管壁の内皮下層への初期血小板粘着を媒介し、より大きい多量体は、増強した止血活性を呈する。多量体化されたVWFは、VWFのA1ドメインにおける相互作用をとおして血小板表面糖タンパク質Gp1bαに結合し、血小板粘着を促進する。VWF上の他の部位は、血管壁への結合を媒介する。こうして、VWFは、剪断応力が高い条件下での血小板粘着及び一次止血に不可欠である、血小板と血管壁との間の橋を形成する。通常、内皮細胞は、より大きい重合形態のVWFを分泌し、分子量がより低いVWFの形態は、タンパク質分解的切断から生じる。分子量が並みはずれて大きい多量体は、内皮細胞のバイベル・パラーデ小体内に貯蔵され、トロンビン及びヒスタミンなどのアゴニストにより刺激されると放出される。
VWDを患う患者には、特に大手術における長期の止血の必要性を考慮して、フォンヴィレブランド因子(VWF)補充による治療が推奨される(Mannucci PM and Franchini M.,Haemophilia,2017,23(2):182−187(非特許文献3);National Institutes of Health.National Heart,Lung,and Blood Institute.The Diagnosis,Evaluation,and Management of von Willebrand Disease NIH Publication No.08−5832;December,2007(非特許文献4))。血漿由来VWF治療薬は、第VIII因子(FVIII)を含有し、繰り返しの投薬によりFVIIIが蓄積する可能性がある。VONVENDI(登録商標)(フォンヴィレブランド因子[組換え]、Shire,Westlake Village,CA)は、最初であり唯一の組換えVWF(rVWF)濃縮物である(Turecek PL,et al.Hamostaseologie.2009;29(suppl 1):S32−38(非特許文献5)、Mannucci PM,et al.Blood,2013;122(5):648−657(非特許文献6)、Gill JC,et al.Blood,2015;126(17):2038−2046(非特許文献7))。
消化管(GI)出血事象は、フォンヴィレブランド病(VWD)を患う患者の最大20%において発生し、VWDを患う患者の2%〜4%において血管形成異常病変と関連して観察されている。GI出血は、フォンヴィレブランド因子(VWF)のより高い分子量及び超大型多量体(ULM)の非存在と密接に関連し、これは2A型及び3型VWDを患う患者において最も頻繁に見られる。GI出血の消散には、通常、他の部位での出血と比較してより高い用量及びより長い期間の血漿由来VWF補充濃縮物による療法が必要とされ、それでも治療は成功しないことがある。
Veyradier A,et al.,Medicine(Baltimore).2016,95(11):e3038 Eikenboom et al(1995)Haemophilia 1,77 90 Mannucci PM and Franchini M.,Haemophilia,2017,23(2):182−187 National Institutes of Health.National Heart,Lung,and Blood Institute.The Diagnosis,Evaluation,and Management of von Willebrand Disease NIH Publication No.08−5832;December,2007 Turecek PL,et al.Hamostaseologie.2009;29(suppl 1):S32−38 Mannucci PM,et al.Blood,2013;122(5):648−657 Gill JC,et al.Blood,2015;126(17):2038−2046
本発明は、重度のフォンヴィレブランド病(VWD)を患う患者において消化管出血を治療するための方法を提供する。本方法は、対象に、約40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の少なくとも1用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することを含み、第1の用量は、組換え第VIII因子(rFVIII)をさらに含む。
いくつかの実施形態では、rFVIIIは、約20IU/kg〜約50IU/kgの用量で投与される。
いくつかの実施形態では、本方法は、対象に、約40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の第2の用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することを含み、第2の用量は、組換え第VIII因子(rFVIII)を含まない。
いくつかの実施形態では、rVWF対FVIIIの比率は、約1.5:0.8である。いくつかの実施形態では、rVWF対FVIIIの比率は、約1.3:1である。いくつかの実施形態では、rVWF対FVIIIの比率は、約1.1:0.8である。いくつかの実施形態では、rVWF対FVIIIの比率は、約1.5:1である。いくつかの実施形態では、rVWF対FVIIIの比率は、約1.1:1.2である。
いくつかの実施形態では、rVWFは、8〜12時間ごとに投与される。
いくつかの実施形態では、該rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが投与され、該消化管出血は、少量または中等度の消化管出血である。
いくつかの実施形態では、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFが投与され、該消化管出血は、大量または重度の消化管出血である。
いくつかの実施形態では、rVWFは、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。
いくつかの実施形態では、該rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与され、該消化管出血は、少量または中等度の消化管出血である。
いくつかの実施形態では、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与され、該消化管出血は、大量または重度の消化管出血である。
いくつかの実施形態では、対象は3型VWDを有する。いくつかの実施形態では、対象は重度の1型VWDを有する。いくつかの実施形態では、対象は重度の2型VWDを有する。
いくつかの実施形態では、対象は、過去12か月以内に少なくとも1回の出血事象について治療を受けている。いくつかの実施形態では、対象は、過去12か月以内に1回超の出血事象について治療を受けている。
本発明の他の目的、利点、及び実施形態は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
GI出血の治療のためのrVWFの止血効率を示す。BEは出血事象、GIは消化管である。4人の患者に合計6回のGI出血があった。少量及び中等度のBEは、その出血症状を制御するために、予測よりも1〜2回多い注入が必要とされ、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった場合に、「良好」と評価した。大量のBEは、その出血症状を制御するために、予測よりも1.5倍未満多い注入が必要とされ、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった場合に、「良好」と評価した。少量、中等度、及び大量のBEは、注入の実施の数が、BEを治療するために必要とされる予測数以下であり、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった場合に、「優良」と評価した。 VWF核酸及びアミノ酸配列を示す。
発明の詳細な説明
序論
本発明は、対象に、40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の少なくとも1用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することを含む、重度のフォンヴィレブランド病(VWD)を患う患者において消化管出血を治療するための方法を提供し、第1の用量は、組換え第VIII因子(rFVIII)をさらに含む。
PCT出願公開第WO2012/171031号の開示は、すべての目的について、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
定義
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が別に指示しない限り複数の言及を含む。よって、例えば、「抗体(an antibody)」への言及は、複数のそのような抗体を含み、「宿主細胞(a host cell)」への言及は、当業者に既知である1つ以上の宿主細胞及びその等価物への言及などを含む。特許請求の範囲が任意の要素を除外するように起草されてもよいことにさらに留意されたい。したがって、本記載は、特許請求の範囲の要素の列挙に関して「単に」、「のみ」などの排他的な専門用語の使用、または「否定的な」制限の使用のための先行する基準として役立つことが意図される。
本発明をさらに説明する前に、本発明は、記載される特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。それは、言うまでもなく、そのような実施形態は変化し得るからである。本明細書に使用される専門用語は特定の実施形態を説明するためだけのものであり、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるので、限定するよう意図されないことも理解されたい。
本明細書で使用される場合、「rVWF」は組換えVWFを指す。
本明細書で使用される場合、「rFVIII」は組換えFVIIIを指す。
「組換え」という用語は、例えば、細胞、または核酸、タンパク質、またはベクターを参照して使用されるとき、その細胞、核酸、タンパク質、またはベクターが、異種核酸もしくはタンパク質の導入、または天然核酸もしくはタンパク質の改変により修飾されていること、あるいはその細胞がそのように修飾された細胞に由来することを示す。このため、例えば、組換え細胞は、天然(非組換え)形態の細胞内に見られない遺伝子を発現するか、または異常に発現された、過少発現された、もしくは全く発現されない天然の遺伝子を発現する。
本明細書で使用される場合、「組換えVWF」には、組換えDNA技術により得られたVWFが含まれる。ある特定の実施形態では、本発明のVWFタンパク質は、構築物、例えば、組換えVWFの産生方法に関して参照により本明細書に組み込まれる、1986年10月23日に公開されたWO1986/06096、及びGinsburgら名義で1990年7月23日に出願された米国特許出願第07/559,509号において行われているように調製されたものを含み得る。本発明中のVWFは、単量体形態及び多量体形態を含む、あらゆる可能性のある形態を含むことができる。本発明は、組み合わせて使用されるVWFの異なる形態を包含することも理解されたい。例えば、本発明のVWFは、異なる多量体、異なる誘導体、ならびに生物学的に活性な誘導体及び生物学的に活性でない誘導体の両方を含んでもよい。
本発明との関連において、組換えVWFは、例えば、霊長類、ヒト、サル、ウサギ、ブタ、齧歯類、マウス、ラット、ハムスター、アレチネズミ、イヌ、ネコなどの哺乳動物に由来する、VWFファミリーの任意のメンバー、及びそれらの生物学的に活性な誘導体を含む。活性を有する変異型及び変異型VWFタンパク質も含まれ、VWFタンパク質の機能的断片及び融合タンパク質も同様である。さらに、本発明のVWFは、精製、検出、またはそれらの両方を促進する標識をさらに含んでもよい。本明細書に記載のVWFは、さらに、治療部分、またはインビトロもしくはインビボでの撮像に好適な部分により修飾されてもよい。
本明細書で使用される場合、「血漿由来VWF(pdVWF)」には、少なくとも1つのFVIII分子のインビボ安定化、例えば結合の特性を有する哺乳動物から得られる成熟VWFを含む、タンパク質のすべての形態が含まれる。
「極めて多量体であるVWF」または「高分子量VWF」は、少なくとも10サブユニット、または12、14、もしくは16サブユニットから、約20、22、24、26サブユニット、またはそれ以上を含むVWFを指す。「サブユニット」という用語は、VWFの単量体を指す。当該技術分野で知られているように、重合してより高次の多量体を形成するのは、通常、VWFの二量体である(ここに、全体が参照により、すべての目的について、特にVWFの多量体分析に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Turecek et al.,Semin.Thromb.Hemost.2010,36(5):510−521を参照されたい)。
本明細書で使用される場合、「第VIII因子」または「FVIII」は、患者にとって内因性であるか、血漿に由来するか、または組換えDNA技法の使用により産生されるかにかかわらず、第VIII因子のすべての修飾形態を含めて、血液凝固第VIII因子の典型的な特徴を有する任意の形態の第VIII因子分子を指す。第VIII因子(FVIII)は、単一遺伝子産物から生じるポリペプチドの不均一な分布として、天然に及び治療用調製物中に存在する(例えば、Andersson et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,83:2979−2983(1986))。第VIII因子を含有する治療調製物の市販の例には、HEMOFIL M、ADVATE、及びRECOMBINATE(Baxter Healthcare Corporation,Deerfield,Ill.,U.S.A.から入手可能)の商品名で販売されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「血漿FVIII活性」及び「インビボFVIII活性」は同義に使用される。標準的なアッセイを使用して測定されるインビボFVIII活性は、内因性FVIII活性であっても、治療用に投与されたFVIII(組換えまたは血漿由来)の活性であってもよく、あるいは内因性FVIII活性及び投与されたFVIII活性の両方であってもよい。同様に、「血漿FVIII」は、内因性FVIIIまたは投与された組換えもしくは血漿由来FVIIIを指す。
本明細書で使用される場合、「フォンヴィレブランド病」は、フォンヴィレブランド因子の欠損により引き起こされる疾患の群を指す。フォンヴィレブランド因子は、血小板が一緒に凝集し、血管壁に張り付くのを助け、これは正常な血液凝固に必要なものである。本明細書でさらに詳述されるように、フォンヴィレブランド病の型はいくつか存在し、これには、1型、2A型、2B型、2M型、及び3型が含まれる。
「単離された」、「精製された」、または「生物学的に純粋な」という用語は、天然の状態で見られる場合に通常付随する成分を実質的または本質的に含まない材料を指す。純度及び均一性は、典型的には、ポリアクリルアミド電気泳動または高速液体クロマトグラフィーなどの分析化学技法を使用して決定される。VWFは、調製物中に存在する優勢種であり、実質的に精製される。「精製された」という用語は、一部の実施形態では、核酸またはタンパク質が電気泳動ゲル中で本質的に1つのバンドを生むことを示す。他の実施形態では、これは、核酸またはタンパク質が、少なくとも50%純粋、より好ましくは、少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれ以上純粋であることを意味する。「精製する」または「精製」は、他の実施形態では、少なくとも1つの汚染物質を、精製される組成物から除去することを意味する。この意味では、精製は、精製された化合物が、均一、例えば100%純粋であることを必ずしも求めない。
本明細書で使用される場合、「投与」(及びすべての文法上の相当語)には、対象への、静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、経口投与、坐薬としての投与、局所接触、腹腔内、病巣内、もしくは鼻腔内投与、または徐放性デバイス、例えば小型浸透圧ポンプの埋め込みが含まれる。投与は、非経口経路及び経粘膜経路(例えば、口腔内経路、鼻腔内経路、膣内経路、直腸内経路、または経皮経路)を含む任意の経路によるものである。非経口投与には、例えば、静脈内投与、筋肉内投与、関節内投与、皮内投与、皮下投与、腹腔内投与、脳室内投与、及び頭蓋内投与が含まれる。他の送達様式には、リポソーム製剤、静脈内注入、経皮パッチなどの使用が含まれるが、これらに限定されない。
「治療有効量または用量」または「治療に十分な量または用量」または「有効なまたは十分な量または用量」という用語は、投与目的である治療効果を生む用量を指す。例えば、血友病の治療に有用な薬物の治療有効量は、血友病に伴う1つ以上の症状を予防または緩和することができる量であり得る。正確な用量は、治療目的に左右され、当業者により、既知の技法を使用して確認されることになる(例えば、Lieberman,Pharmaceutical Dosage Forms(vols.1−3,1992)、Lloyd,The Art,Science and Technology of Pharmaceutical Compounding(1999)、Pickar,Dosage Calculations(1999)、及びRemington:The Science and Practice of Pharmacy,20th Edition,2003,Gennaro,Ed.,Lippincott,Williams&Wilkinsを参照されたい)。
本明細書で使用される場合、「患者」及び「対象」という用語は、同義に使用され、疾患を有するかまたは疾患に罹患する可能性を有する哺乳動物(好ましくはヒト)を指す。
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、指定された値の±10%のおよその範囲を示す。例えば、「約20%」という言葉は、18〜22%の範囲を包含する。
本明細書で使用される場合、「半減期」という用語は、崩壊している物質の量(または試料または患者からのクリアランス)が半分に減少するまでにかかる期間を指す。
I.組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)
本発明は、外科手術、例えば非限定的に、大手術、小手術、または口腔手術を受ける、重度のVWDを患う対象の前処置のために、フォンヴィレブランド因子(rVWF)を含む組成物を利用する。
ある特定の実施形態では、本発明のVWFタンパク質は、構築物、例えば、組換えVWFの産生方法に関して参照により本明細書に組み込まれる、1986年10月23日に公開されたWO1986/06096、及びGinsburgら名義で1990年7月23日に出願された米国特許出願第07/559,509号において行われているように調製されたものを含んでもよい。本発明に有用なVWFは、単量体及び多量体形態を含めて、あらゆる可能性のある形態を含む。1つの特に有用なVWFの形態は、少なくとも2つのVWFのホモ多量体である。VWFタンパク質は、生物学的に活性な誘導体であってもよく、あるいはFVIIIのための安定化剤としてのみ使用される場合、VWFは、生物学的に活性でない形態であってもよい。本発明は、組み合わせて使用されるVWFの異なる形態を包含することも理解されたい。例えば、本発明に有用な組成物は、異なる多量体、異なる誘導体、ならびに生物学的に活性な誘導体及び生物学的に活性でない誘導体の両方を含んでもよい。
一次止血において、VWFは、血小板と、コラーゲンなどの細胞外マトリックスの特定の成分との間の橋として働く。このプロセスにおけるVWFの生物活性は、種々のインビトロアッセイによって測定することができる(Turecek et al.,Semin.Thromb.Hemost.28:149−160,2002)。リストセチン補因子アッセイは、VWFの存在下で抗生物質リストセチンにより誘導される新鮮なまたはホルマリン固定した血小板の凝集に基づく。
血小板凝集の程度は、VWF濃度に依存し、比濁法により、例えば、血小板凝集計の使用により測定することができる(Weiss et al.,J.Clin.Invest.52:2708−2716,1973、Macfarlane et al.,Thromb.Diath.Haemorrh.34:306−308,1975)。第2の方法は、ELISA技術に基づくコラーゲン結合アッセイである(Brown et Bosak,Thromb.Res.43:303−311,1986、Favaloro,Thromb.Haemost.83:127−135,2000)。マイクロタイタープレートをI型またはIII型コラーゲンでコーティングする。次に、VWFをコラーゲン表面に結合させ、続いて酵素標識したポリクローナル抗体を用いて検出する。最後のステップは基質反応であり、これは、ELISAリーダーを用いて測光法によりモニタリングできる。本明細書で提供されるように、本発明のVWFの特異的リストセチン補因子活性(VWF:RCo)は、概して、インビトロアッセイを使用して測定したVWFのmU/μgを単位として記載される。
pdVWFと比べた本発明のrVWF組成物の利点は、rVWFがpdVWFよりも高い比活性を呈することである。いくつかの実施形態では、本発明のrVWFは、比活性が、少なくとも約20、22.5、25、27.5、30、32.5、35、37.5、40、42.5、45、47.5、50、52.5、55、57.5、60、62.5、65、67.5、70、72.5、75、77.5、80、82.5、85、87.5、90、92.5、95、97.5、100、105、110、115、120、125、130、135、140、145、150mU/μg、またはそれ以上である。
本発明のrVWFは、約10〜約40のサブユニットを含んで、極めて多量体である。さらなる実施形態では、本発明の方法を使用して産生された多量体rVWFは、約10〜30、12〜28、14〜26、16〜24、18〜22、20〜21のサブユニットを含む。さらなる実施形態では、rVWFは、二量体から、40を超えるサブユニットの多量体(1000万ダルトン超)の多量体まで、様々なサイズの多量体で存在する。最も大きい多量体は、血小板受容体と傷害の内皮下マトリックス部位との両方と相互作用することができる複数の結合部位を提供し、最も止血活性があるVWFの形態である。ADAMTS13の適用により、超大型のrVWF多量体は経時的に切断されるが、産生中(一般に細胞培養における発現による)、本発明のrVWF組成物は、概してADAMTS13に曝露せず、その極めて多量体である構造を保持する。
一実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWF組成物は、オリゴマーの95%が6サブユニット〜20サブユニットを有することを特徴とするrVWFオリゴマーの分布を有する。他の実施形態では、rVWF組成物は、オリゴマーの95%が、すべての目的について全体が参照により本明細書に組み込まれる国際公開第WO2012/171031号の表2に見られる変種458〜641から選択されるサブユニットの範囲を有することを特徴とする、rVWFオリゴマーの分布を有する。
一実施形態では、rVWF組成物は、特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体で存在するrVWF分子の割合(%)に従って特徴付けることができる。例えば、一実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWF組成物中のrVWF分子の少なくとも20%が、少なくとも10サブユニットのオリゴマー複合体で存在する。別の実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWF組成物中のrVWF分子の少なくとも20%が、少なくとも12サブユニットのオリゴマー複合体で存在する。さらに他の実施形態では、本明細書で提供される方法で使用されるrVWF組成物は、すべての目的について全体が参照により本明細書に組み込まれる表3〜表5に見られる変種134〜457のうちのいずれか1つに従い、特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体(例えば、少なくともYサブユニットの多量体)で存在するrVWF分子を最低限の割合で有する(例えば、少なくともX%を有する)。
上記に従って、対象に投与されるrVWF組成物(FVIIIの有無にかかわらず)は、一般に、高分子量(HMW)rVWF多量体をかなりの割合(%)で含む。さらなる実施形態では、HMW rVWF多量体組成物は、少なくとも10%〜80%のrVWF十量体またはより高次の多量体を含む。さらなる実施形態では、組成物は、約10〜95%、20〜90%、30〜85%、40〜80%、50〜75%、60〜70%の十量体またはより高次の多量体を含む。さらなる実施形態では、HMW rVWF多量体組成物は、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%の十量体またはより高次の多量体を含む。
rVWF多量体の数及び割合の評価は、電気泳動を使用する方法、及びVWF多量体をサイズにより分離するサイズ排除クロマトグラフィー法が含まれるがこれらに限定されない、当該技術分野で既知の方法を使用して実施することができ、これは、例えばCummingらによって考察されているとおりである(全体が参照により、すべての目的について、特にVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、J Clin Pathol.1993 May;46(5):470−473)。そのような教示は、VWFに対する放射性標識された抗体を用いてゲルを免疫ブロットした後に化学発光を検出する免疫ブロット技法(ウエスタンブロットなど)をさらに含んでもよい(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Wen et al.,(1993),J.Clin.Lab.Anal.,7:317−323を参照されたい)。VWFのためのさらなるアッセイには、VWF:抗原(VWF:Ag)、VWF:リストセチン補因子(VWF:RCof)、及びVWF:コラーゲン結合活性アッセイ(VWF:CBA)が含まれ、これらはフォンヴィレブランド病の診断及び分類に使用されることが多い(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にVWFのアッセイに関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Favaloro et al.,Pathology,1997,29(4):341−456を参照されたい)。
さらなる実施形態では、本発明のより高次のrVWF多量体は、投与から約1〜約90時間の間、安定である。なおさらなる実施形態では、より高次のrVWF多量体は、投与から約5〜80、10〜70、15〜60、20〜50、25〜40、30〜35時間の間、安定である。またさらなる実施形態では、より高次のrVWF多量体は、投与から少なくとも3、6、12、18、24、36、48、72時間の間、安定である。ある特定の実施形態では、rVWF多量体の安定性は、インビトロで評価される。
一実施形態では、本明細書で提供される組成物及び方法で使用されるより高次のrVWF多量体は、半減期が投与から少なくとも12時間である。別の実施形態では、より高次のrVWF多量体は、半減期が投与から少なくとも24時間である。さらに他の実施形態では、より高次のrVWF多量体は、半減期が、すべての目的について全体が参照により本明細書に組み込まれる国際公開第WO2012/171031号の表6に見られる変種642〜1045から選択される。
特定の態様において、本発明に従い使用されるrVWF(組換えまたは血漿由来)は、いずれのコンジュゲーション、翻訳後または共有結合修飾によっても修飾されない。特定の実施形態では、本発明のrVWFは、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール、ポリオキシアルキレン、ポリシアル酸、ヒドロキシルエチルデンプン、ポリ炭水化物部分などを非限定的に含む水溶性重合体によって修飾されない。
他の態様において、本発明に従い使用されるrVWF(組換えまたは血漿由来)は、NまたはC末端残基の修飾と、例えば、遊離スルフヒドリル基、一級アミン、及びヒドロキシル基での選択された側鎖の修飾とを含む、コンジュゲーション、翻訳後修飾、または共有結合修飾をとおして修飾される。一実施形態では、水溶性重合体は、リジン基または他の一級アミンによりタンパク質に(直接、またはリンカーを介して)連結する。一実施形態では、本発明のrVWFタンパク質は、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール、ポリオキシアルキレン、ポリシアル酸、ヒドロキシルエチルデンプン、ポリ炭水化物部分などを非限定的に含む水溶性重合体のコンジュゲーションによって修飾されてもよい。
rVWF及び/またはFVIIIの修飾に使用され得る水溶性重合体は、線形または分岐構造が含まれる。コンジュゲートされた重合体は、本発明の凝固タンパク質に直接結合してもよく、あるいは代替的に連結部分をとおして結合してもよい。水溶性重合体とのタンパク質コンジュゲーションの非限定的な例は、米国特許第4,640,835号、同第4,496,689号、同第4,301,144号、同第4,670,417号、同第4,791,192号、及び同第4,179,337号、ならびにAbuchowski and Davis”Enzymes as Drugs,”Holcenberg and Roberts,Eds.,pp.367 383,John Wiley and Sons,New York(1981)、及びHermanson G.,Bioconjugate Techniques 2nd Ed.,Academic Press,Inc.2008に見い出すことができる。
タンパク質コンジュゲーションは、当該技術分野において周知の、いくつかの技法により行われてもよく、例えば、Hermanson G.,Bioconjugate Techniques 2nd Ed.,Academic Press,Inc.2008を参照されたい。例には、凝固タンパク質または水溶性重合体部分のいずれかの一方にあるカルボキシル基ともう一方のアミン基との間のペプチド結合、または一方のカルボキシル基ともう一方のヒドロキシル基との間のエステル連結をとおした連結が含まれる。本発明の凝固タンパク質が水溶性重合体化合物にコンジュゲートされ得る別の連結は、過ヨウ素酸酸化による重合体の非還元末端に形成されたアルデヒド基と反応する重合体部分上の遊離アミノ基間の、シッフ塩基を介したものである(Jennings and Lugowski,J.Immunol.1981;127:1011−8、Femandes and Gregonradis,Biochim Biophys Acta.1997;1341;26−34)。生成されたシッフ塩基を、NaCNBHを用いた特異的還元により安定させて、二級アミンを形成することができる。代替的な手法は、先立つ酸化後にNHClを用いて還元的アミノ化を行うことによる重合体上の末端遊離アミノ基の生成である。2つのアミノ基または2つのヒドロキシル基を連結させるために、二機能性試薬を使用することができる。例えば、アミノ基を含有する重合体をBS3(ビス(スルホスクシンイミジル)スベリン酸塩/Pierce,Rockford,Ill.)のような試薬を用いて、凝固タンパク質のアミノ基にカップリングすることができる。加えて、Sulfo−EMCS(N−ε−マレイミドカプロイルオキシ)スルホスクシンイミドエステル/Pierce)のようなヘテロ二機能性架橋試薬を使用して、例えば、アミン基及びチオール基を連結させることができる。他の実施形態では、アルデヒド反応基、例えば、PEGアルコキシドとブロモアセトアルデヒドのジエチルアセタール、PEGとDMSO及び無水酢酸、ならびにPEG塩化物と4−ヒドロキシベンズアルデヒドのフェノキシド、スクシンイミジル活性エステル、活性化ジチオ炭酸PEG、2,4,5−トリクロロフェニルクロロギ酸、及びP−ニトロフェニルクロロギ酸活性化PEGを、凝固タンパク質のコンジュゲーションに使用してもよい。
いくつかの態様において、本発明の方法で使用されるrVWFは、フューリンを用いてインビトロで成熟させたものである。さらなる実施形態では、フューリンは組換えフューリンである。
さらなる態様において、本発明の方法で使用されるrVWFは、当該技術分野で既知の方法を使用して、哺乳動物細胞培養物中の発現により産生される。特定の実施形態では、哺乳動物培養物はCHO細胞を含む。例示的な実施形態では、本発明のrVWFは、CHO細胞発現系から単離されたrVWFタンパク質を含む。さらなる実施形態では、プロペプチド除去は、プロVWFのフューリンへの曝露をとおしてインビトロで媒介され、なおさらなる実施形態では、プロペプチド除去に使用されるフューリンは組換えフューリンである。またさらなる実施形態では、完全グリコシル化/ABO血液型グリカンは存在しない。
またさらなる実施形態では、好適な真核生物宿主系中の発現による本発明の方法及び組成物で使用されるrVWF。真核生物細胞の例には、CHO、COS、HEK293、BHK、SK−Hep、及びHepG2などの哺乳動物細胞、昆虫細胞、例えば、SF9細胞、SF21細胞、S2細胞、及びHigh Five細胞、ならびに酵母細胞、例えば、SaccharomycesまたはSchizosaccharomyces細胞が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、VWFは、酵母細胞、昆虫細胞、鳥類細胞、哺乳動物細胞などにおいて発現させることができる。例えば、ヒト細胞株、ハムスター細胞株、またはマウス細胞株中である。ひとつの特定の実施形態では、細胞株は、CHO、BHK、またはHEK細胞株である。典型的には、哺乳動物細胞、例えば、連続細胞株由来のCHO細胞を使用して、本発明のVWFを発現させることができる。
ある特定の実施形態では、VWFをコードする配列を含む核酸配列は、ベクターであり得る。ベクターは、ウイルスによって送達され得るか、またはプラスミドであり得る。タンパク質をコードする核酸配列は、特定の遺伝子またはその生物学的に機能的な部分であり得る。一実施形態では、タンパク質は、少なくとも、VWFの生物学的に活性な部分である。多種多様なベクターをVWFの発現に使用することができ、これらは真核生物発現ベクターから選択され得る。真核生物発現のためのベクターの例としては、(i)酵母中の発現には、AOX1、GAP、GAL1、AUG1などといったプロモーターを使用する、pAO、pPIC、pYES、pMETなどのベクター、(ii)昆虫細胞中の発現には、PH、p10、MT、Ac5、OpIE2、gp64、polhなどといったプロモーターを使用する、pMT、pAc5、pIB、pMIB、pBACなどといったベクター、ならびに(iii)哺乳動物細胞中の発現には、CMV、SV40、EF−1、UbC、RSV、ADV、BPV、及びβ−アクチンなどのプロモーターを使用する、pSVL、pCMV、pRc/RSV、pcDNA3、pBPVなどといったベクター、及びワクシニアウイルス、アデノ関連ウイルス、ヘルペスウイルス、レトロウイルスなどといったウイルス系に由来するベクターが挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態では、核酸配列は、タンパク質の制御された発現に好適な他の配列、例えば、プロモーター配列、エンハンサー、TATAボックス、転写開始部位、ポリリンカー、制限部位、ポリA配列、タンパク質プロセシング配列、選択マーカー、及び当業者には一般に既知である同様のものをさらに含む。
ある特定の実施形態では、本発明の細胞培養方法には、微小担体の使用が含まれてもよい。いくつかの実施形態では、実施形態の細胞培養は、高い細胞密度及びタンパク質発現を達成するための大量特化細胞表面積に好適な条件下、大型バイオリアクター中で行うことができる。そのような成長条件をもたらすためのひとつの手段は、撹拌槽型バイオリアクター中の細胞培養に微小担体を使用することである。微小担体上の細胞成長の概念は、van Wezelによって最初に説明され(van Wezel,A.L.,Nature 216:64−5(1967))、細胞が、成長培地中に懸濁した小型の固体粒子の表面に付着することを可能にするものである。これらの方法により、高い表面積対体積比が得られ、その結果、効率的な養分利用が可能となる。さらに、真核生物細胞株中の分泌タンパク質の発現に対しては、表面積対体積率の増加により、分泌レベルがより高くなり、その結果、培養物の上清中のタンパク質収率がより高くなる。最後に、これらの方法により、真核生物発現培養の大規模化が容易になる。
VWFを発現する細胞は、細胞培養物の成長中に、球形または多孔質微小担体に結合し得る。微小担体は、デキストラン、コラーゲン、プラスチック、ゼラチン、及びセルロースに基づく微小担体、ならびにButler(1988.In:Spier&Griffiths,Animal Cell Biotechnology 3:283−303)に記載されている他のものの群から選択される微小担体であり得る。細胞を球形微小担体上のバイオマスに成長させ、細胞が最終発酵槽バイオマスに達したとき、かつ多孔質微小担体上で発現するタンパク質の産生の前に、細胞を継代培養すること(逆もまた同様)も可能である。好適な球形微小担体には、滑面微小担体、例えば、Cytodex(商標)1、Cytodex(商標)2、及びCytode(商標)3(GE Healthcare)、ならびにマクロ多孔質微小担体、例えば、Cytopore(商標).1、Cytopore(商標)2、Cytoline(商標)1、及びCytoline(商標)2(GE Healthcare)が含まれ得る。
ある特定の実施形態では、rVWFは、高分子量rVWFを産生する細胞培地で培養された細胞中で発現される。「細胞培養溶液」、「細胞培地(単数または複数)」、及び「細胞培養上清」という用語は、当該技術分野で一般に周知である細胞培養プロセスの態様を指す。本発明との関連において、細胞培養溶液には、細胞培地及び細胞培養上清が含まれ得る。細胞培地は、任意選択でサプリメントと一緒に細胞培養溶液に外部から添加され、VWFを発現する細胞の培養のための養分及び他の成分を提供する。細胞培養上清は、細胞培地からの養分及び他の成分、ならびに培養中に細胞から放出、代謝、及び/または分泌された産物を含む、細胞培養溶液を指す。さらなる実施形態では、培地は、動物性タンパク質を含まず、化学的に定義されたものであり得る。動物性タンパク質を含まず、化学的に定義された培地を調製する方法は、当該技術分野、例えば、ともに、すべての目的について、特に細胞培地に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、米国第2008/0009040号及び米国第2007/0212770号において既知である。「タンパク質を含まない」及び関連用語は、成長中にタンパク質を自然に落とす、培養中の細胞に対して外来であるかまたは培養中の細胞以外の源に由来するタンパク質を指す。別の実施形態では、培地はポリペプチドを含まない。別の実施形態では、培地は血清を含まない。別の実施形態では、培地は動物性タンパク質を含まない。別の実施形態では、培地は動物性成分を含まない。別の実施形態では、培地は、タンパク質、例えば、ウシ胎仔血清などの血清由来の動物性タンパク質を含有する。別の実施形態では、培地には、組換えタンパク質が外から添加される。別の実施形態では、タンパク質は、認定されている病原体を含まない動物に由来する。「化学的に定義された」という用語は、本明細書で使用される場合、培地が、例えば、動物性成分、臓器、腺、植物、または酵母の抽出物などの定義されていない、いかなるサプリメントも含まないことを意味するものとする。したがって、化学的に定義された培地の各成分は、正確に定義される。好ましい実施形態では、培地は、動物性成分を含まず、かつタンパク質を含まない。
さらなる実施形態では、哺乳動物細胞培養からの精製の後で、rFVIIIは、投与前に再構成される。なおさらなる実施形態では、rVWFは、再構成の前または後にフューリンで処理される。さらなる実施形態では、フューリンは組換えフューリンである。なおさらなる実施形態では、本発明のrVWFは、ADAMTS13に曝露されず、その結果、超大型(即ち、10以上のサブユニットを含む)が本発明のrVWF組成物中に存在するようになる。
特定の態様において、本発明の方法で使用されるrVWFは、緩衝液、糖、及び/または糖アルコール(トレハロース及びマンニトールを非限定的に含む)、安定化剤(グリシンなど)、及び界面活性剤(ポリソルベート80など)を含有する製剤に含まれる。さらなる実施形態では、rFVIIIを含有する製剤について、製剤は、ナトリウム、ヒスチジン、カルシウム、及びグルタチオンをさらに含んでもよい。
一態様において、rVWFを含む製剤は、投与前に凍結乾燥される。凍結乾燥は、当該技術分野で一般的な技法を使用して行われ、開発される組成物に対して最適化されるべきである[Tang et al.,Pharm Res.21:191−200.(2004)、及びChang et al.,Pharm Res.13:243−9(1996)]。
薬学的製剤を調製する方法には、次のステップのうちの1つ以上が含まれ得る:凍結乾燥の前に本明細書に記載の安定化剤を該混合物に添加するステップ、凍結乾燥の前に、各々本明細書に記載されている、増量剤、浸透圧調節剤、及び界面活性剤から選択される少なくとも1つの薬剤を該混合物に添加するステップ。凍結乾燥した製剤は、一態様では、少なくとも、緩衝液、増量剤、及び安定化剤のうちの1つ以上で構成される。この態様において、界面活性剤の利用は、凍結乾燥ステップ中または再構成中の凝集が問題となる場合に、評価及び選択される。適切な緩衝剤を含めて、凍結乾燥中、製剤をpHの安定領域に維持する。
凍結乾燥した物質の標準的な再構成の実施は、ある量の純水または注射用滅菌水(WFI)(典型的には、凍結乾燥中に除去した体積に等しい)を戻し入れることであるが、非経口投与用医薬品の製造には抗生物質の希釈溶液が使用される場合がある[Chen,Drug Development and Industrial Pharmacy,18:1311−1354(1992)]。したがって、本発明の凍結乾燥した組換えVWF組成物に希釈液を添加するステップを含む、再構成された組換えVWF組成物を調製するための方法が提供される。
凍結乾燥した物質は、水溶液として再構成されてもよい。様々な水性担体、例えば、注射用滅菌水、複数回投与用途のための保存剤を含む水、または適量の界面活性剤を含む水(例えば、懸濁液の製造に好適な賦形剤と混合された活性化合物を含有する水性懸濁液)。様々な態様において、そのような賦形剤は、懸濁剤、例えば、非限定的に、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、及びアカシアガムであり、分散または湿潤剤は、自然発生のホスファチド、例えば、非限定的に、レシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合物、例えば、非限定的に、ステアリン酸ポリオキシエチレン、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合物、例えば、非限定的に、ヘプタデカエチレン−オキシセタノール、またはポリオキシエチレンソルビトールモノオレエートなどの、エチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール由来の部分エステルとの縮合物、またはエチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール無水物由来の部分エステルとの縮合物、例えば、非限定的に、ポリエチレンソルビタンオレイン酸モノエステルである。様々な態様において、水性懸濁液は、1つ以上の保存剤、例えば、非限定的に、エチル、またはn−プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸も含有する。
ある特定の実施形態では、本発明の組成物は、シリンジまたは他の貯蔵容器の使用を伴う投与のための液体製剤である。さらなる実施形態では、これらの液体製剤は、水溶液として再構成される本明細書に記載の凍結乾燥した物質から製造される。
さらなる態様において、本発明の組成物は、1つ以上の薬学的に許容される担体をさらに含む。「薬学的に」または「薬理学的に」許容されるという表現は、以下に記載のように、安定であり、凝集及び切断産物などタンパク質分解を阻害し、加えて、当該技術分野で周知の経路を使用して投与されるときにアレルギー反応または他の有害反応を生むことがない分子実体及び組成物を指す。「薬学的に許容される担体」には、上で開示された薬剤を含めて、ありとあらゆる臨床的に有用な溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤及び抗真菌薬剤、等張剤及び吸収遅延剤などが含まれる。
II.組換えVWFの産生
本発明の遊離成熟組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)は、組換えによって産生させることができる。当業者には、組換えタンパク質を宿主細胞中で発現させるための有用な方法が認識される。いくつかの例では、本方法には、rVWFをコードする核酸配列をCHO細胞などの宿主細胞中で発現させること、及び得られた宿主細胞をある特定の条件下で培養して、rVWF、プレプロVWF、プロVWFなどを産生させることが含まれる。
ある特定の実施形態では、VWFをコードする配列を含む核酸配列は、発現ベクターであり得る。ベクターは、ウイルスによって送達され得るか、またはプラスミドであり得る。タンパク質をコードする核酸配列は、特定の遺伝子またはその生物学的に機能的な部分であり得る。一実施形態では、タンパク質は、少なくとも、VWFの生物学的に活性な部分である。核酸配列は、タンパク質の制御された発現に好適な他の配列、例えば、プロモーター配列、エンハンサー、TATAボックス、転写開始部位、ポリリンカー、制限部位、ポリA配列、タンパク質プロセシング配列、選択マーカー、及び当業者には一般に既知である同様のものをさらに含み得る。
多種多様なベクターをVWFの発現に使用することができ、これらは真核生物発現ベクターから選択され得る。真核生物発現のためのベクターの例としては、(i)酵母中の発現には、AOX1、GAP、GAL1、AUG1などといったプロモーターを使用する、pAO、pPIC、pYES、pMETなどのベクター、(ii)昆虫細胞中の発現には、PH、p10、MT、Ac5、OpIE2、gp64、polhなどといったプロモーターを使用する、pMT、pAc5、pIB、pMIB、pBACなどといったベクター、ならびに(iii)哺乳動物細胞中の発現には、CMV、SV40、EF−1、UbC、RSV、ADV、BPV、及びβ−アクチンなどのプロモーターを使用する、pSVL、pCMV、pRc/RSV、pcDNA3、pBPVなどといったベクター、及びワクシニアウイルス、アデノ関連ウイルス、ヘルペスウイルス、レトロウイルスなどといったウイルス系に由来するベクターが挙げられる。
さらなる態様において、本発明の方法で使用されるrVWFは、当該技術分野で既知の方法を使用して、哺乳動物細胞培養物中の発現により産生される。特定の実施形態では、哺乳動物培養物はCHO細胞を含む。さらなる実施形態では、rVWFは、同じ培養中で組換え第VIII因子(rFVIII)と同時発現される。そのような実施形態では、rVWF及びrFVIIIは、当該技術分野で既知の方法を使用して、一緒に精製(同時精製)されるかまたは別々に精製される。他の実施形態では、rVWFは、rFVIIIを含有しない培養中で発現される。
いくつかの実施形態では、rVWFは、好適な真核生物宿主系から発現及び単離される。真核生物細胞の例には、CHO、COS、HEK293、BHK、SK−Hep、及びHepG2などの哺乳動物細胞、昆虫細胞、例えば、SF9細胞、SF21細胞、S2細胞、及びHigh Five細胞、ならびに酵母細胞、例えば、SaccharomycesまたはSchizosaccharomyces細胞が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、VWFは、酵母細胞、昆虫細胞、鳥類細胞、哺乳動物細胞などにおいて発現させることができる。例えば、ヒト細胞株、ハムスター細胞株、またはマウス細胞株中である。ひとつの特定の実施形態では、細胞株は、CHO、BHK、またはHEK細胞株である。典型的には、哺乳動物細胞、例えば、連続細胞株由来のCHO細胞を使用して、本発明のVWFを発現させることができる。ある特定の場合、VWFタンパク質は、CHO細胞発現系から発現及び単離される。
VWFは、細胞培養系中で、または当該技術分野で認識されている任意の細胞培養法に従って産生させることができる。いくつかの実施形態では、細胞培養は、高い細胞密度及びタンパク質発現を達成するための大量特化細胞表面積に好適な条件下、大型バイオリアクター中で行うことができる。そのような成長条件をもたらすためのひとつの手段は、撹拌槽型バイオリアクター中の細胞培養に微小担体を使用することである。微小担体上の細胞成長の概念は、van Wezelによって最初に説明され(van Wezel,A.L.,Nature,1967,216:64−5)、細胞が、成長培地中に懸濁した小型の固体粒子の表面に付着することを可能にするものである。これらの方法により、高い表面積対体積率が得られ、その結果、効率的な養分利用が可能となる。さらに、真核生物細胞株中の分泌タンパク質の発現に対しては、表面積対体積比の増加により、分泌レベルがより高くなり、その結果、培養物の上清中のタンパク質収率がより高くなる。最後に、これらの方法により、真核生物発現培養の大規模化が容易になる。
VWFを発現する細胞は、細胞培養物の成長中に、球形または多孔質微小担体に結合し得る。微小担体は、デキストラン、コラーゲン、プラスチック、ゼラチン、及びセルロースに基づく微小担体、ならびにButler(1988.In:Spier&Griffiths,Animal Cell Biotechnology 3:283−303)。細胞を球形微小担体上のバイオマスに成長させ、細胞が最終発酵槽バイオマスに達したとき、かつ多孔質微小担体上の発現するタンパク質の産生の前に、細胞を継代培養すること(逆もまた同様)も可能である。好適な球形微小担体には、滑面微小担体、例えば、Cytodex(商標)1、Cytodex(商標)2、及びCytodex(商標)3(GE Healthcare)、ならびにマクロ多孔質微小担体、例えば、Cytopore(商標)1、Cytopore(商標)2、Cytoline(商標)1、及びCytoline(商標)2(GE Healthcare)が含まれ得る。
さらなる実施形態では、VWFプロペプチドは、プロVWFのフューリンへの曝露をとおしてインビトロで非成熟VWFから切断される。いくつかの実施形態では、プロペプチド切断に使用されるフューリンは、組換えフューリンである。
ある特定の実施形態では、rVWFは、高分子量rVWFを産生する細胞培地で培養された細胞中で発現される。「細胞培養溶液」、「細胞培地(単数または複数)」、及び「細胞培養上清」という用語は、当該技術分野で一般に周知である細胞培養プロセスの態様を指す。本発明との関連において、細胞培養溶液には、細胞培地及び細胞培養上清が含まれ得る。細胞培地は、任意選択でサプリメントと一緒に細胞培養溶液に外部から添加され、VWFを発現する細胞の培養のための養分及び他の成分を提供する。細胞培養上清は、細胞培地からの養分及び他の成分、ならびに培養中に細胞から放出、代謝、及び/または分泌された産物を含む、細胞培養溶液を指す。さらなる実施形態では、培地は、動物性タンパク質を含まず、化学的に定義されたものであり得る。動物性タンパク質を含まず、化学的に定義された培地を調製する方法は、当該技術分野、例えば、ともに、すべての目的について、特に細胞培地に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、米国第2006/0094104号、米国第2007/0212770号、及び米国第2008/0009040号において既知である。「タンパク質を含まない」及び関連用語は、成長中にタンパク質を自然に落とす、培養中の細胞に対して外来であるかまたは培養中の細胞以外の源に由来するタンパク質を指す。別の実施形態では、培地はポリペプチドを含まない。別の実施形態では、培地は血清を含まない。別の実施形態では、培地は動物性タンパク質を含まない。別の実施形態では、培地は動物性成分を含まない。別の実施形態では、培地は、タンパク質、例えば、ウシ胎仔血清などの血清由来の動物性タンパク質を含有する。別の実施形態では、培地には、組換えタンパク質が外から添加される。別の実施形態では、タンパク質は、認定されている病原体を含まない動物に由来する。「化学的に定義された」という用語は、本明細書で使用される場合、培地が、例えば、動物性成分、臓器、腺、植物、または酵母の抽出物などの定義されていないいかなるサプリメントも含まないことを意味するものとする。したがって、化学的に定義された培地の各成分は、正確に定義される。好ましい実施形態では、培地は、動物性成分を含まず、かつタンパク質を含まない。
ある特定の実施形態では、VWFを発現する細胞の培養は、少なくとも約7日、もしくは少なくとも約14日、21日、28日、または少なくとも約5週、6週、7週、または少なくとも約2か月、もしくは3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18か月、またはそれ以上の間、維持され得る。組換えVWFタンパク質の産生のために細胞培養が維持される細胞密度は、タンパク質発現に使用される培養条件及び培地に依存することになる。当業者であれば、VWFを産生する細胞培養のための最適な細胞密度を容易に決定することができるであろう。一実施形態では、培養は、約0.5×10〜4×10細胞/mlの細胞密度で長期間維持される。他の実施形態では、細胞密度は、約1.0×10〜約1.0×10細胞/mlの濃度で長期間維持される。他の実施形態では、細胞密度は、約1.0×10〜約4.0×10細胞/mlの濃度で長期間維持される。他の実施形態では、細胞密度は、約1.0×10〜約4.0×10細胞/mlの濃度で長期間維持される。さらに他の実施形態では、細胞密度は、約2.0×10〜約4.0×10、または約1.0×10〜約2.5×10、または約1.5×10〜約3.5×10、または任意の他の類似した範囲の濃度で長期間維持されてもよい。細胞培養中で適切な時間が経過した後、rVWFは、当該技術分野で既知の方法を使用して発現系から単離され得る。
特定の実施形態では、rVWFを産生させるための連続細胞培養の細胞密度は、2.5×10細胞/mlを超えない濃度で長期間維持される。他の特定の実施形態では、細胞密度は、2.0×10細胞/mlを超えない、1.5×10細胞/mlを超えない、1.0×10細胞/mlを超えない、0.5×10細胞/mlを超えない、またはそれ以下を超えない濃度で維持される。一実施形態では、細胞密度は、1.5×10細胞/ml〜2.5×10細胞/mlで維持される。
上記の細胞培養のひとつの実施形態では、細胞培養溶液は、銅を含む培地サプリメントを含む。そのような細胞培養溶液は、例えば、全体が参照により、すべての目的について、特に組換えVWFの産生のための細胞培養方法及び組成物に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、米国特許第8,852,888号、及び米国特許第9,409,971号に記載されている。
プレプロVWFのポリヌクレオチド及びアミノ酸配列は、それぞれ配列番号1及び配列番号2に示され、それぞれGenBank受託番号NM_000552(ホモサピエンスフォンヴィレブランド因子(VWF)mRNA)及びNP_000543で入手可能である。成熟VWFタンパク質に対応するアミノ酸配列は、配列番号3(全長プレプロVWFアミノ酸配列のアミノ酸配列764〜2813に対応する)に示される。いくつかの実施形態では、VWFは、配列番号3の配列に対して、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも100%の同一性を呈する。いくつかの実施形態では、本発明のrVWFは、配列番号3に対して、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または少なくとも100%の同一性を呈する。例えば、米国特許第8,597,910号、米国特許公開第2016/0129090号、及び図6を参照されたい。
有用なrVWFの一形態は、少なくとも1つの第VIII因子(FVIII)分子のインビボ安定化、例えば結合の特性を少なくとも有し、任意選択で薬理学的に許容されるグリコシル化パターンを有する。その特定の例には、A2ドメインを含まないためにタンパク質分解に耐性であるVWF(Lankhof et al.,Thromb.Haemost.77:1008−1013,1997)と、糖タンパク質lb結合ドメインならびにコラーゲン及びヘパリンのための結合部位を含む、Val449〜Asn730由来のVWF断片(Pietu et al.,Biochem.Biophys.Res.Commun.164:1339−1347,1989)とが挙げられる。VWFが少なくとも1つのFVIII分子を安定化する能力の決定は、一態様において、当該技術分野で既知の方法に従い、VWF欠乏哺乳動物中で行われる。
本発明のrVWFは、当該技術分野で既知の任意の方法により産生させることができる。ひとつの特定の例は、組換えVWFの産生方法に関して参照により本明細書に組み込まれる、1986年10月23日に公開された国際公開第WO86/06096号、1990年7月23日に出願された米国特許出願第07/559,509号で開示されている。よって、(i)遺伝子操作による、例えば、RNAの逆転写及び/またはDNAの増幅を介した、組換えDNAの産生、(ii)トランスフェクションによる、例えば、電気穿孔またはマイクロインジェクションを介した、組換えDNAの原核生物または真核生物細胞への導入、(iii)例えば連続式またはバッチ式による、形質転換細胞の培養、(iv)例えば構成的なまたは誘導時のVWFの発現、ならびに(v)例えば培地からのまたは形質転換細胞の採取によるVWFの単離、その結果としての(vi)例えばアニオン交換クロマトグラフィーまたは親和性クロマトグラフィーを介した、生成されたrVWFの取得のための方法が、当該技術分野で知られている。組換えVWFは、一態様において、当該技術分野で周知の組換えDNA技法を使用して、形質転換宿主細胞中で作製される。例えば、ポリペプチドをコードする配列は、好適な制限酵素を使用してDNAから切除され得る。代替的に、DNA分子は、別の態様において、ホスホロアミデート法などの化学合成技法を使用して合成される。また、なお別の態様では、これらの技法の組み合わせが使用される。
本発明はまた、適切な宿主において本発明のポリペプチドをコードするベクターを提供する。ベクターは、適切な発現制御配列に作動可能に連結したポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む。ポリヌクレオチドがベクターに挿入される前または挿入された後のいずれかにこの作動可能な連結をもたらす方法は、よく知られている。発現制御配列には、プロモーター、アクチベーター、エンハンサー、オペレーター、リボソーム結合部位、開始シグナル、停止シグナル、キャップシグナル、ポリアデニル化シグナル、及び転写または翻訳の制御に関与する他のシグナルが含まれる。中にポリヌクレオチドを有する得られたベクターを使用して、適切な宿主の形質転換を行う。この形質転換は、当該技術分野で周知の方法を使用して実行されてもよい。
本発明の実施には、多数の利用可能な周知の宿主細胞のうちのいずれかが使用される。特定の宿主の選択は、いくつかの当該技術分野で認識されている要因により決定され、これらの要因には、例えば、選択された発現ベクターとの適合性、DNA分子によりコードされるペプチドの毒性、形質転換率、ペプチド回収の容易性、発現特性、生体安全性、及び費用が含まれる。必ずしもすべての宿主細胞が特定のDNA配列の発現に等しく有効であるわけではないという理解のもとに、これらの要因のバランスを取ることが必要である。これらの一般的なガイドライン内で、有用な微生物宿主細胞には、細菌、酵母及び他の菌類、昆虫、植物、哺乳動物(ヒトを含む)培養細胞、または当該技術分野で既知の他の宿主が挙げられるが、これらに限定されない。
形質転換宿主細胞は、所望の化合物が発現するように従来の発酵条件下で培養される。そのような発酵条件は当該技術分野で周知である。最後に、ポリペプチドは、当該技術分野で周知の方法により培地または宿主細胞自体から精製される。
本発明の化合物の発現に利用される宿主細胞に応じて、炭水化物(オリゴ糖)基が、タンパク質中のグリコシル化部位であることが分かっている部位に任意選択で結合する。一般に、配列Asn−X−Ser/Thr(式中、Xはプロリンを除く任意のアミノ酸であり得る)の一部である場合、O連結オリゴ糖はセリン(Ser)またはトレオニン(Thr)残基に結合する一方、N連結オリゴ糖はアスパラギン(Asn)残基に結合する。Xは、好ましくは、プロリンを数えずに19個の天然に存在するアミノ酸のうちの1つである。各種類に見られるN連結及びO連結オリゴ糖及び糖残基の構造は異なる。N連結オリゴ糖及びO連結オリゴ糖両方に共通して見られる糖のひとつの種類は、N−アセチルアセチルノイラミン酸(シアル酸として言及される)である。シアル酸は、通常、N連結オリゴ糖及びO連結オリゴ糖両方の末端残基であり、その負電荷を理由に、一態様において、酸性をグリコシル化化合物に付与する。そのような部位(複数可)は、本発明の化合物のリンカーに組み込まれてもよく、好ましくは、(例えば、CHO、BHK、COSなどの哺乳動物細胞中の)ポリペプチド化合物の組換え産生中に細胞によりグリコシル化される。他の態様において、そのような部位は、当該技術分野で既知の合成または半合成手順によりグリコシル化される。
いくつかの実施形態では、シアル化(シアリル化としても言及される)は、本明細書に記載の精製手順(アニオン交換、カチオン交換、サイズ排除、及び/または免疫親和性法を含む)の一環として、カラム上で行われ得る。いくつかの実施形態では、シアリル化により、rVWFの安定性が、シアリル化を受けていないrVWFと比較して増加する。いくつかの実施形態では、シアリル化により、血液循環中のrVWFの安定性が、シアリル化を受けていないrVWFと比較して(例えば、対象への投与後に)増加する。いくつかの実施形態では、唾液分泌されたrVWFの増加した安定性は、シアリル化を受けていないrVWFと比較して、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、またはそれ以上の増加を生じる。いくつかの実施形態では、シアリル化により、rVWFの半減期が、シアリル化を受けていないrVWFと比較して増加する。いくつかの実施形態では、シアリル化により、血液循環中のrVWFの半減期が、シアリル化を受けていないrVWFと比較して(例えば、対象への投与後に)増加する。いくつかの実施形態では、シアリル化されたrVWFの増加した半減期は、シアリル化を受けていないrVWFと比較して、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、またはそれ以上の増加を生じる。いくつかの実施形態では、シアリル化されたrVWFの増加した半減期により、シアリル化を受けていないrVWFと比較して(例えば、対象への投与後に)1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、12時間、24時間、またはそれ以上、血液循環中で安定であるrVWFが得られる。いくつかの実施形態では、シアリル化により、2,3シアリル化及び/または2,6シアリル化の数が増加する。いくつかの実施形態では、シアリル化は、追加の緩衝ステップとして2,3シアリルトランスフェラーゼ及び/または2,6シアリルトランスフェラーゼとCMP−NANA(シチジン−5′−モノホスホ−N−アセチルノイラミン酸ナトリウム塩)を添加することにより増大する。いくつかの実施形態では、シアリル化は、追加の緩衝ステップとして2,3シアリルトランスフェラーゼとCMP−NANA(シチジン−5′−モノホスホ−N−アセチルノイラミン酸ナトリウム塩)を添加することにより増大する。いくつかの実施形態では、2,3シアリル化は、追加の緩衝ステップとして2,3シアリルトランスフェラーゼとCMP−NANA(シチジン−5′−モノホスホ−N−アセチルノイラミン酸ナトリウム塩)を添加することにより増大する。
いくつかの実施形態では、2,6シアリル化は、追加の緩衝ステップとして2,6シアリルトランスフェラーゼとCMP−NANA(シチジン−5′−モノホスホ−N−アセチルノイラミン酸ナトリウム塩)を添加することにより増大する。いくつかの実施形態では、2,3シアリル化及び/または2,6シアリル化は、追加の緩衝ステップとして2,3シアリルトランスフェラーゼ及び/または2,6シアリルトランスフェラーゼとCMP−NANA(シチジン−5′−モノホスホ−N−アセチルノイラミン酸ナトリウム塩)を添加することにより増大する。いくつかの実施形態では、CMP−NANAは、修飾されたシアル酸を無電位位置に移動させるように、化学修飾または酵素修飾される。いくつかの実施形態では、シアリル化は、rVWFを樹脂上にロードすること、本明細書に記載の1つ以上の緩衝液で洗浄して、不要な不純物を枯渇させること、追加のシアリル化を可能にする濃度でシアリルトランスフェラーゼ及びCMP−NANAを含有する1つ以上の緩衝液を適用すること、ならびに1つ以上の緩衝液で洗浄して、過剰なシアリル化試薬を枯渇させること、ならびに増強したrVWF(例えば、シアリル化が増加したrVWF)を1つ以上の緩衝液で溶出することによって実行される。いくつかの実施形態では、シアリル化プロセスは、本明細書に記載のように、カチオン交換法、アニオン交換法、サイズ排除法、または免疫親和性精製法の一環として実行される。
代替的に、化合物は、例えば固相合成技法を使用する合成方法により作製される。好適な技法は当該技術分野で周知であり、これには、Merrifield(1973),Chem.Polypeptides,pp.335−61(Katsoyannis and Panayotis eds.)、Merrifield(1963),J.Am.Chem.Soc.85:2149、Davis et al.(1985),Biochem.Intl.10:394−414、Stewart and Young(1969),Solid Phase Peptide Synthesis、米国特許 第3,941,763号、Finn et al.(1976)、The Proteins(3rd ed.)2:105−253、及びErickson et al.(1976),The Proteins(3rd ed.) 2:257−527’に記載されているものが含まれる。固相合成は、費用効率の良い小ペプチド作製方法であるので、個々のペプチドを作製する好ましい技法である。
VWFの断片、変異型、及び類似体は、当該技術分野で周知の方法に従って産生させることができる。ポリペプチドの断片は、非限定的に、酵素切断(例えば、トリプシン、キモトリプシン)を使用して、また組換え手段を使用して、特定のアミノ酸配列を有するポリペプチド断片を生成することで調製することができる。多量体化ドメインまたは当該技術分野で既知の任意の他の同定可能なVWFドメインなど、特定の活性を有するタンパク質の領域を含むポリペプチド断片を作製してもよい。
ポリペプチド類似体の作製方法もよく知られている。ポリペプチドのアミノ酸配列類似体は、置換型、挿入型、付加型、または欠失型類似体であり得る。ポリペプチドの断片を含む欠失型類似体には、機能または免疫原性活性に不可欠でない天然タンパク質の1つ以上の残基が欠如している。挿入型類似体には、例えば、ポリペプチド中の非末端点でのアミノ酸(複数可)の付加が伴う。この類似体は、例えば、非限定的に、免疫反応性エピトープまたは単純に単個の残基の挿入を含んでもよい。ポリペプチドの断片を含む付加型類似体は、タンパク質の末端の片方または両方での1つ以上のアミノ酸の付加を含み、例えば、融合タンパク質を含む。前述の類似体の組み合わせも企図される。
置換型類似体は、典型的には、タンパク質内の1つ以上の部位において野生型の1つのアミノ酸を別のアミノ酸に交換し、ポリペプチドの1つ以上の特性を、他の機能または特性を完全に損失することなく修飾するよう設計されてもよい。一態様において、置換は保存的置換である。「保存的アミノ酸置換」は、アミノ酸配列を、側鎖または類似した化学特性を有するアミノ酸で置換することである。保存的置換を作製するための類似したアミノ酸には、酸性側鎖(グルタミン酸、アスパラギン酸)、塩基性側鎖(アルギニン、リジン、ヒスチジン)、極性アミン側鎖(グルタミン、アスパラギン)、疎水性脂肪族側鎖(ロイシン、イソロイシン、バリン、アラニン、グリシン)、芳香族側鎖(フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン)、小側鎖(グリシン、アラニン、セリン、トレオニン、メチオニン)、または脂肪族ヒドロキシル側鎖(セリン、トレオニン)を有するものが含まれる。
一態様において、類似体は、それらが由来する組換えVWFと実質的に相同または実質的に同一である。類似体には、野生型ポリペプチドの生物活性のうちの少なくとも一部、例えば血液凝固活性を保持するものが含まれる。
企図されるポリペプチド変異型には、ユビキチン化、ポリシアル化(またはポリシアリル化)を含むグリコシル化、治療剤または診断剤へのコンジュゲーション、標識化、ペグ化(ポリエチレングリコールによる誘導体化)などの共有重合体結合、非加水分解性結合の導入、及びヒトタンパク質中で通常発生しないオルニチンなどのアミノ酸の化学合成による挿入または置換などの技法により化学修飾されたポリペプチドが含まれるが、これらに限定されない。変異型は、本発明の非修飾分子と同じまたは本質的に同じ結合特性を保持する。そのような化学修飾には、薬剤のVWFポリペプチドへの直接的または間接的な(例えば、リンカーを介した)結合が含まれてもよい。間接的結合の場合、リンカーが加水分解性であることも加水分解性でないことも企図される。
ペグ化ポリペプチド類似体の調製は、一態様では、(a)ポリペプチドを、結合構築物ポリペプチドが1つ以上のPEG基に結合した状態となる条件下で、ポリエチレングリコール(PEGの反応性エステルまたはアルデヒド誘導体など)と反応させるステップと、(b)反応産物(複数可)を得るステップとを含む。一般に、アシル化反応のための最適な反応条件は、既知のパラメータ及び所望の結果に基づいて決定される。例えば、PEG:タンパク質の比率が大きいほど、ポリペグ化産物の割合(%)は高くなる。いくつかの実施形態では、結合構築物は、N末端に単個のPEG部分を有する。ポリエチレングリコール(PEG)を血液凝固因子に結合させて、例えば、インビボの半減期をより長くしてもよい。PEG基は、任意の簡便な分子量のものであってもよく、線形または分岐である。PEGの平均分子量は、約2キロダルトン(「kD」)〜約100kDa、約5kDa〜約50kDa、または約5kDa〜約10kDaの範囲である。ある特定の態様では、PEG基は、血液凝固因子上の反応性基(例えば、アルデヒド、アミノ、またはエステル基)への、PEG部分上の天然のもしくは操作された反応性基(例えば、アルデヒド、アミノ、チオール、またはエステル基)をとおしたアシル化もしくは還元的アルキル化を介して、または当該技術分野で既知の任意の他の技法により、血液凝固因子に結合する。
ポリシアリル化ポリペプチドを調製するための方法は、米国特許公開第20060160948号、Fernandes et Gregoriadis;Biochim.Biophys.Acta 1341:26−34,1997、及びSaenko et al.,Haemophilia 12:42−51,2006に記載されている。簡潔に述べると、0.1MのNaIOを含有するコロミン酸(CA)の溶液を室温の暗所で撹拌して、CAを酸化させる。活性化したCA溶液を、例えばpH7.2の0.05Mのリン酸ナトリウム緩衝液に対して、暗所で透析し、この溶液をrVWF溶液に添加して、室温の暗所で18時間、緩徐に振盪しながらインキュベートする。遊離試薬を、任意選択で、例えば限外濾過/透析濾過によりrVWF−ポリシアル酸コンジュゲートから単離する。rVWFのポリシアル酸とのコンジュゲーションは、グルタルアルデヒドを架橋試薬として使用して達成する(Migneault et al.,Biotechniques 37:790−796,2004)。
別の態様では、プレプロVWF及びプロVWFポリペプチドが本発明の製剤中で治療的有用性を提供することも企図される。例えば、米国特許第7,005,502号は、インビトロでトロンビン生成を誘導する、相当量のプロVWFを含む薬学的調製物を記載している。組換えの天然に存在する成熟VWFの生物学的に活性な断片、変異型、または他の類似体に加えて、本発明は、プレプロVWF(配列番号2に示される)またはプロVWFポリペプチド(配列番号2のアミノ酸残基23〜764)の組換えの生物学的に活性な断片、変異型、または類似体を、本明細書に記載の製剤において使用することを企図する。
断片、変異型、及び類似体をコードするポリヌクレオチドは、天然に存在する分子と同じまたは類似した生物活性を有する天然に存在する分子の生物学的に活性な断片、変異型、または類似体をコードするように、当業者によって容易に生成され得る。様々な態様において、これらのポリヌクレオチドは、PCR技法、DNAコード分子の消化/ライゲーションなどを使用して調製される。よって、当業者であれば、部位特異的変異生成を含むがこれに限定されない当該技術分野で既知の任意の方法を使用して、DNA鎖中に単一塩基変化を生成し、改変されたコドン及びミスセンス変異を生じさせることができる。本明細書で使用される場合、「中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件」という表現は、例えば、50%のホルムアミド中、42℃でのハイブリダイゼーション、及び0.1倍のSSC、0.1%のSDS中、60℃での洗浄を意味する。これらの条件は、ハイブリダイゼーションを受ける配列の長さ及びGCヌクレオチド塩基含有量に基づいて変動することが、当業者には理解される。当該技術分野で標準とされる処方が、正確なハイブリダイゼーション条件を決定するのに適切である。Sambrook et al.,9.47−9.51 in Molecular Cloning,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,New York(1989)を参照されたい。
A.VWF多量体
rVWF多量体の数及び割合(%)の評価は、電気泳動を使用する方法、及びVWF多量体をサイズにより分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー法が含まれるがこれらに限定されない、当該技術分野で既知の方法を使用して実施することができ、これは、例えばCummingらによって考察されているとおりである(全体が参照により、すべての目的について、特にVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、J Clin Pathol.,1993 May;46(5):470−473)。そのような教示は、VWFに対する放射性標識された抗体を用いてゲルを免疫ブロットした後に化学発光を検出する免疫ブロット技法(ウエスタンブロットなど)をさらに含んでもよい(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Wen et al.,J.Clin.Lab.Anal.,1993,7:317−323を参照されたい)。VWFのさらなるアッセイには、VWF:抗原(VWF:Ag)、VWF:リストセチン補因子(VWF:RCof)、及びVWF:コラーゲン結合活性アッセイ(VWF:CBA)が含まれ、これらはフォンヴィレブランド病の診断及び分類に使用されることが多い(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にVWFのアッセイに関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Favaloro et al.,Pathology,1997,29(4):341−456、Sadler,JE,Annu Rev Biochem,1998,67:395−424、及びTurecek et al.,Semin Thromb Hemost,2010,36:510−521を参照されたい)。いくつかの実施形態では、本方法を使用して得られるrVWFは、rVWFのローディング試料に存在する任意の多量体パターンを含む。いくつかの実施形態では、本方法を使用して得られるrVWFは、生理学的に生じる多量体パターン及び超大型VWF多量体パターンを含む。
b.VWFアッセイ
一次止血において、VWFは、血小板と、コラーゲンなどの細胞外マトリックスの特定の成分との間の橋として働く。このプロセスにおけるVWFの生物活性は、種々のインビトロアッセイによって測定することができる(Turecek et al.,Semin Thromb Hemost,2010,36:510−521)。
VWF:リストセチン補因子(VWF:RCof)アッセイは、VWFの存在下で抗生物質リストセチンにより誘導された新鮮なまたはホルマリン固定した血小板の凝集に基づく。血小板凝集の程度は、VWF濃度に依存し、比濁法により、例えば、血小板凝集計の使用により測定することができる(Weiss et al.,J.Clin.Invest.,1973,52:2708−2716、Macfarlane et al.,Thromb.Diath.Haemorrh.,1975,34:306−308)。本明細書で提供されるように、本発明のVWFの特異的リストセチン補因子活性(VWF:RCo)は、概して、インビトロアッセイを使用して測定したVWFのmU/μgを単位として記載される。
いくつかの実施形態では、本発明の方法に従い精製されたrVWFは、比活性が、少なくとも約20、22.5、25、27,5、30、32.5、35、37.5、40、42.5、45、47.5、50、52.5、55、57.5、60、62.5、65、67.5、70、72.5、75、77.5、80、82.5、85、87.5、90、92.5、95、97.5、100、105、110、115、120、125、130、135、140、145、150mU/μg、またはそれ以上である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWFは、比活性が20mU/μg〜150mU/μgである。いくつかの実施形態では、rVWFは、比活性が30mU/μg〜120mU/μgである。いくつかの実施形態では、rVWFは、比活性が40mU/μg〜90mU/μgである。いくつかの実施形態では、rVWFの比活性は、以下の表3に見られる変種1〜133から選択される。
(表3)本組成物中に見られ、本明細書で提供される方法で使用されるrVWFの比活性の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Var.=変種
本発明のrVWFは、約10〜約40のサブユニットを含んで、極めて多量体である。さらなる実施形態では、本発明の方法を使用して産生された多量体rVWFは、約10〜30、12〜28、14〜26、16〜24、18〜22、20〜21のサブユニットを含む。いくつかの実施形態では、rVWFは、二量体から、40を超えるサブユニットの多量体(1000万ダルトン超)の多量体まで、様々なサイズの多量体中で存在する。最も大きい多量体は、血小板受容体と傷害の内皮下マトリックス部位との両方と相互作用することができる複数の結合部位を提供し、最も止血的に活性なVWFの形態である。いくつかの実施形態では、本発明のrVWFは、超大型多量体(ULM)を含む。一般に、高多量体及び超大型多量体は、止血に関して最も有効であるとされている(例えば、Turecek,P.,Hamostaseologie,(Vol.37):Supplement 1,pages S15−S25(2017)を参照されたい)。いくつかの実施形態では、rVWFは、500kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、いずれの所望の多量体パターンも、記載の方法を使用して得ることができる。いくつかの実施形態では、アニオン交換及び/またはカチオン交換方法を用いる場合、1つ以上の洗浄ステップ(複数可)中の緩衝液または勾配緩衝液のpH、伝導性、及び/または対イオン濃度を操作して、所望の多量体パターンを得ることができる。いくつかの実施形態では、次にサイズ排除クロマトグラフィー法を用い、収集基準を用いて、所望の多量体パターンを得ることができる。いくつかの実施形態では、記載の多量体パターンは、超大型多量体を含む。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、少なくとも10,000kDa、少なくとも11,000kDa、少なくとも12,000kDa、少なくとも13,000kDa、少なくとも14,000kDa、少なくとも15,000kDa、少なくとも16,000kDa、少なくとも17,000kDa、少なくとも18,000kDa、少なくとも19,000kDa、少なくとも20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約10,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約11,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約12,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約13,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約14,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約15,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約16,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約17,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約18,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、超大型多量体は、約19,000kDa〜20,000kDaである。いくつかの実施形態では、本方法を使用して得られるrVWFは、rVWFのローディング試料に存在する任意の多量体パターンを含む。いくつかの実施形態では、本方法を使用して得られるrVWFは、生理学的に生じる多量体パターン及び超大型VWF多量体パターンを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の精製方法により調製されるrVWF組成物は、オリゴマーの95%が6サブユニット〜20サブユニットを有することを特徴とするrVWFオリゴマーの分布を有する。いくつかの実施形態では、rVWF組成物は、オリゴマーの95%が、表4に見られる変種458〜641から選択されるサブユニットの範囲を有することを特徴とする、rVWFオリゴマーの分布を有する。
(表4)本組成物中に見られ、本明細書で提供される方法で使用されるrVWFオリゴマーの分布の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Figure 2020526525
Var.=変種
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される方法により調製されるrVWF組成物は、特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体に存在するrVWF分子の割合に従って特徴付けることができる。例えば、一実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWF組成物中のrVWF分子の少なくとも20%が、少なくとも10サブユニットのオリゴマー複合体に存在する。別の実施形態では、本明細書に記載の方法で使用されるrVWF組成物中のrVWF分子の少なくとも20%が、少なくとも12サブユニットのオリゴマー複合体に存在する。さらに他の実施形態では、さらに他の実施形態では、本明細書で提供される方法で使用されるrVWF組成物は、表5〜表7に見られる変種134〜457のうちのいずれか1つに従い、特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体(例えば、少なくともYサブユニットの多量体)に存在するrVWF分子を最低限の割合(%)で有する(例えば、少なくともX%を有する)。
(表5)本明細書で提供される組成物中に見られ、本方法で使用される特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体に存在するrVWF分子の割合(%)の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Var.=変種
(表6)本明細書で提供される組成物中に見られ、本方法で使用される特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体に存在するrVWF分子の割合(%)の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Var.=変種
(表7)本明細書で提供される組成物中に見られ、本方法で使用される特定のより高次のrVWF多量体またはより大きい多量体に存在するrVWF分子の割合の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Var.=変種
上記に従って、rVWFは、高分子量(HMW)rVWF多量体をかなりの割合(%)で含む。さらなる実施形態では、HMW rVWF多量体組成物は、少なくとも10%〜80%のrVWF十量体またはより高次の多量体を含む。さらなる実施形態では、組成物は、約10〜95%、20〜90%、30〜85%、40〜80%、50〜75%、60〜70%の十量体またはより高次の多量体を含む。さらなる実施形態では、HMW rVWF多量体組成物は、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%の十量体またはより高次の多量体を含む。
rVWF多量体の数及び割合(%)の評価は、電気泳動を使用する方法、及びrVWF多量体をサイズにより分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー法が含まれるがこれらに限定されない、当該技術分野で既知の方法を使用して実施することができ、これは、例えばCummingらによって考察されているとおりである(全体が参照により、すべての目的について、特にrVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、J Clin Pathol.1993 May;46(5):470−473)。そのような教示は、VWFに対する放射性標識された抗体を用いてゲルを免疫ブロットした後に化学発光を検出する免疫ブロット技法(ウエスタンブロットなど)をさらに含んでもよい(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にrVWF多量体の評価に関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Wen et al.,(1993),J.Clin.Lab.Anal.,7:317−323を参照されたい)。VWFのためのさらなるアッセイには、フォンヴィレブランド病の診断及び分類に使用されることが多い、VWF:抗原(VWF:Ag)、VWF:リストセチン補因子(VWF:RCof)、及びVWF:コラーゲン結合活性アッセイ(VWF:CBA)が含まれ、これらはフォンヴィレブランド病の診断及び分類に使用されることが多い。(例えば、全体が参照により、すべての目的について、特にVWFのアッセイに関するすべての教示について本明細書に組み込まれる、Favaloro et al.,Pathology,1997,29(4):341−456を参照されたい)。
いくつかの実施形態では、本発明の方法に従って調製されたrVWFについてのrFVIII凝結促進活性(IU rFVIII:C)対rVWFリストセチン補因子活性(IU rVWF:RCo)の比率は、3:1〜1:5である。さらなる実施形態では、この比率は、2:1〜1:4である。なおさらなる実施形態では、この比率は、5:2〜1:4である。さらなる実施形態では、この比率は、3:2〜1:3である。なおさらなる実施形態では、この比率は、約1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、2:1、2:3、2:4、2:5、3:1、3:2、3:4、または3:5である。さらなる実施形態では、この比率は、1:1〜1:2である。またさらなる実施形態では、この比率は、1.1:1、1.2:1、1.3:1、1.4:1、1.5:1、1.6:1、1.7:1、1.8:1、1.9:1、または2:1である。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の方法に有用な組成物中のrFVIII凝固促進活性(IU rFVIII:C)対rVWFリストセチン補因子活性(IU rVWF:RCo)の比率は、表8に見られる変種1988〜2140から選択される。
(表8)組成物中の及び本明細書で提供される方法で使用されるrFVIII凝固促進活性(IU rFVIII:C)対rVWFリストセチン補因子活性(IU rVWF:RCo)の比率についての例示的な実施形態
Figure 2020526525
Figure 2020526525
Var.=変種
さらなる実施形態では、本発明のより高次のrVWF多量体は、投与から約1〜約90時間の間、安定である。なおさらなる実施形態では、より高次のrVWF多量体は、投与から約5〜80、10〜70、15〜60、20〜50、25〜40、30〜35時間の間、安定である。またさらなる実施形態では、より高次のrVWF多量体は、投与から少なくとも3、6、12、18、24、36、48、72時間の間、安定である。ある特定の実施形態では、rVWF多量体の安定性は、インビトロで評価される。
一実施形態では、本明細書で提供される組成物及び方法で使用されるより高次のrVWF多量体は、半減期が投与から少なくとも12時間である。別の実施形態では、より高次のrVWF多量体は、半減期が投与から少なくとも24時間である。さらに他の実施形態では、より高次のrVWF多量体は、半減期が、表9に見られる変種642〜1045から選択される。
(表9)本明細書で提供される方法により調製される組成物に見られるより高次のrVWF多量体の半減期の例示的な実施形態
Figure 2020526525
Figure 2020526525
Figure 2020526525
Var.=変種
いくつかの実施形態では、本発明に従って精製されたプロVWF及び/または精製rVWFは、いずれのコンジュゲーション、翻訳後または共有結合修飾によっても修飾されない。特定の実施形態では、本発明のプロVWF及び/または精製rVWFは、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール、ポリオキシアルキレン、ポリシアル酸、ヒドロキシルエチルデンプン、ポリ炭水化物部分などを非限定的に含む水溶性重合体を用いて修飾されない。
いくつかの実施形態では、本発明に従って精製されたプロVWF及び/または精製rVWFは、NまたはC末端残基の修飾と、例えば、遊離スルフヒドリル基、一級アミン、及びヒドロキシル基での選択された側鎖の修飾とを含む、コンジュゲーション、翻訳後修飾、または共有結合修飾をとおして修飾される。一実施形態では、水溶性重合体は、リジン基または他の一級アミンによりタンパク質に(直接、またはリンカーを介して)連結する。いくつかの実施形態では、本発明のプロVWF及び/または精製rVWFは、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール、ポリオキシアルキレン、ポリシアル酸、ヒドロキシルエチルデンプン、ポリ炭水化物部分などを非限定的に含む水溶性重合体のコンジュゲーションにより修飾されてもよい。
プロVWF及び/または精製rVWFの修飾に使用されてもよい水溶性重合体は、線形及び分岐構造を含む。コンジュゲートされた重合体は、本発明の凝固タンパク質に直接結合してもよく、あるいは代替的に連結部分をとおして結合してもよい。水溶性重合体とのタンパク質抱合の非限定的な例は、米国特許第4,640,835号、同第4,496,689号、同第4,301,144号、同第4,670,417号、同第4,791,192号、及び同第4,179,337号、ならびにAbuchowski and Davis“Enzymes as Drugs,”Holcenberg and Roberts,Eds.,pp.367 383,John Wiley and Sons,New York(1981)、及びHermanson G.,Bioconjugate Techniques 2nd Ed.,Academic Press,Inc.2008に見ることができる。
タンパク質コンジュゲーションは、当該技術分野において周知の、いくつかの技法により行われてもよく、例えば、Hermanson G.,Bioconjugate Techniques 2nd Ed.,Academic Press,Inc.2008を参照されたい。例には、凝固タンパク質または水溶性重合体部分のいずれかの一方にあるカルボキシル基ともう一方のアミン基との間のペプチド結合、または一方のカルボキシル基ともう一方のヒドロキシル基との間のエステル連結をとおした連結が含まれる。本発明の凝固タンパク質が水溶性重合体化合物に抱合され得る別の連結は、過ヨウ素酸酸化による重合体の非還元末端に形成されたアルデヒド基と反応する重合体部分上の遊離アミノ基間の、シッフ塩基を介したものである(Jennings and Lugowski,J.Immunol.1981;127:1011−8、Femandes and Gregonradis,Biochim Biophys Acta.1997;1341;26−34)。生成されたシッフ塩基を、NaCNBHを用いた特異的還元により安定させて、二級アミンを形成することができる。代替的な手法は、先立つ酸化後にNHClを用いて還元的アミノ化を行うことによる重合体上の末端遊離アミノ基の生成である。2つのアミノ基または2つのヒドロキシル基を連結させるために、二機能性試薬を使用することができる。例えば、アミノ基を含有する重合体をBS3(ビス(スルホスクシンイミジル)スベリン酸塩/Pierce,Rockford,Ill.)のような試薬を用いて、凝固タンパク質のアミノ基にカップリングすることができる。加えて、Sulfo−EMCS(N−ε−マレイミドカプロイルオキシ)スルホスクシンイミドエステル/Pierce)のようなヘテロ二機能性架橋試薬を使用して、例えば、アミン基及びチオール基を連結させることができる。他の実施形態では、アルデヒド反応基、例えば、PEGアルコキシドとブロモアセトアルデヒドのジエチルアセタール、PEGとDMSO及び無水酢酸、ならびにPEG塩化物と4−ヒドロキシベンズアルデヒドのフェノキシド、スクシンイミジル活性エステル、活性化ジチオ炭酸PEG、2,4,5−トリクロロフェニルクロロギ酸、及びP−ニトロフェニルクロロギ酸活性化PEGを、凝固タンパク質のコンジュゲーションに使用してもよい。
VWFの生物活性を測定するための別の方法は、ELISA技術に基づくコラーゲン結合アッセイである(Brown and Bosak,Thromb.Res.,1986,43:303−311、Favaloro,Thromb.Haemost.,2000,83 127−135)。マイクロタイタープレートをI型またはIII型コラーゲンでコーティングする。次に、VWFをコラーゲン表面に結合させ、続いて酵素標識したポリクローナル抗体を用いて検出する。最後のステップは基質反応であり、これは、ELISAリーダーを用いて測光法によりモニタリングできる。
フォンヴィレブランド因子(VWF:Ag)の免疫学的アッセイは、血漿中のVWFタンパク質の濃度を測定する免疫アッセイである。これらは、VWF機能に関する兆候は示さない。VWF:Agを測定するためのいくつかの方法が存在し、これらには、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)または自動ラテックス免疫アッセイ(LIA)の両方が含まれる。現在では多くの研究所が全自動ラテックス免疫アッセイを使用する。過去には、研究所は、Laurell電気免疫アッセイ「Laurell Rockets」を含む様々な技法を使用していたが、これらは、今日では大部分の研究所でほとんど使用されない。
III.キット
追加の態様として、本発明には、対象への投与を目的としたそれらの使用を促進する様式でパッケージされた1つ以上の凍結乾燥した組成物を含むキットが含まれる。一実施形態では、そのようなキットには、密封ボトルまたは容器などの入れ物の中にパッケージされた本明細書に記載の薬学的製剤(例えば、治療用タンパク質またはペプチドを含む組成物)が含まれ、本方法の実施における化合物または組成物の使用を説明するラベルが入れ物に貼付されているか、またはパッケージに含まれている。一実施形態では、薬学的製剤は、入れ物の上部空間の量(例えば、液体製剤と容器の上部との間の空気量)が極めて少なくなるように入れ物にパッケージされる。好ましくは、上部空間の量はごくわずかである(例えば、ないに等しい)。一実施形態では、キットには、治療用タンパク質またはペプチド組成物を含む第1の入れ物と、組成物のため生理学的に許容される再構成溶液を有する第2の入れ物とが含まれる。一態様において、薬学的製剤は、単位剤形でパッケージされる。キットには、特定の投与経路に従う薬学的製剤の投与に好適なデバイスがさらに含まれてもよい。好ましくは、キットには、薬学的製剤の使用を説明するラベルが含まれる。
IV.重度のVWDを患う患者においてGI出血を治療する方法のためのrVWF
手術の前処置を行うために重度のVWDを患う患者にrVWFを投与することの利点のひとつは、pdVWFと比較してより高いrVWFの比活性により、投与されるrVWFの量及び対象への再投与の回数におけて融通がきくようになることである。理解されるように、また本明細書でさらに詳細に考察されるように、同時投与されるFVIIIは、組換えであっても血漿由来であってもよい。
rVWFの単回または複数回投与が、治療にあたる医師により選択された用量レベル及びパターンで行われる。疾患の予防または治療に関して、適切な投薬量は、治療すべき疾患の種類(例えばフォンヴィレブランド病)、疾患の重症度及び経過、薬物が予防目的で投与されるか治療目的で投与されるか、以前の治療法、患者の病歴及び薬物への反応、ならびに主治医の裁量に依存することになる。
いくつかの態様において、rVWFは、20〜60IU/kgの範囲、例えば、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、20〜60、35〜70、20〜40、35〜60、45〜60、45〜55、45〜50、50〜60、55〜60、または50〜55IU/kgで、外科手術前に対象に投与される。いくつかの実施形態では、rVWFは、外科手術の12時間〜24時間、例えば、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、12時間〜24時間、14時間〜24時間、16〜24時間、18時間〜24時間、または20時間〜24時間前に投与される。いくつかの態様において、第VIII因子(FVIII)は、外科手術の前にrVWFと共に投与されない。
いくつかの実施形態では、rVWFは、5〜90IU/kgの範囲、例えば、5〜90、5〜50、10〜90、15〜90、20〜90、30〜90、40〜90、50〜90、60〜90、70〜90、80〜90、5〜80、10〜70、20〜60、30〜50、35〜60、5〜50、5〜40、5〜30.5〜20、10〜90、10〜50、または20〜40IU/kgで外科手術の1時間前に対象に投与される。他の実施形態では、rVWFは、70〜200IU/kg、例えば、70〜200、80〜200、90〜200、100〜200、110〜200、120〜200、130〜200、130〜200、140〜200、150〜200、160〜200、170〜200、180〜200、190〜200、70〜170、80〜180、60〜160、50〜150、40〜140、30、130、20〜120、10〜110、70〜100、または70〜90IU/kgの用量で手術後に投与される。いくつか場合、外科手術は、大手術、小手術、または口腔手術からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、対象に、35〜60IU/kgのrVWFが大手術の12時間〜24時間前に投与される。他の実施形態では、対象に、15〜90IU/kgのrVWFが大手術の1時間前に投与される。別の実施形態では、対象に、150〜220IU/kgのrVWFが大手術の後に投与される。いくつかの例では、大手術を受ける対象に、220〜320IU/kgの総用量が投与される。
いくつかの実施形態では、対象に、50〜60IU/kgのrVWFが小手術の12時間〜24時間前に投与される。他の実施形態では、対象に、5〜50IU/kgのrVWFが小手術の1時間前に投与される。別の実施形態では、対象に、70〜150IU/kgのrVWFが小手術の後に投与される。いくつかの例では、小手術を受ける対象に、100〜220IU/kgの総用量が投与される。
いくつかの実施形態では、対象に、20〜40IU/kgのrVWFが口腔手術の12時間〜24時間前に投与される。他の実施形態では、対象に、20〜50IU/kgのrVWFが口腔手術の1時間前に投与される。別の実施形態では、対象に、10〜50IU/kgのrVWFが口腔手術中に投与される。別の実施形態では、対象に、20〜50IU/kgのrVWFが口腔手術の後に投与される。いくつかの例では、口腔手術を受ける対象に、70〜190IU/kgの総用量が投与される。
rVWFの組成物は、本明細書に記載のように、薬学的製剤中に含めることができる。そのような製剤は、経口、局所、経皮、非経口、吸入スプレーにより、経腟、経直腸、または頭蓋内注射により投与することができる。本明細書で使用される非経口という用語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、嚢内注射、または注入技法を含む。静脈内、皮内、筋肉内、乳房内、腹腔内、髄腔内、球後、肺内注射、及びまたは特定の部位での外科的移植による投与も企図される。一般に、組成物は、発熱物質、及びレシピエントに有害であり得る他の不純物を本質的に含まない。
一態様において、本発明の製剤は、薬物製品の治療的循環レベルを維持するために、最初はボーラスにより、続いて連続注入により投与される。別の例として、本発明の化合物は、一回限りの投薬として投与される。当業者であれば、良好な医療行為及び個々の患者の病態によって決定する有効な投薬量及び投与レジメンの最適化は容易であろう。投与経路は、静脈内、腹腔内、皮下、または筋肉内投与により得るが、これらに限定されない。投薬頻度は、薬剤の薬物動態パラメータ及び投与経路に依存する。最適な薬学的製剤は、投与経路及び所望の投薬量に応じて当業者により決定される。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.,1990,Mack Publishing Co.,Easton,Pa.18042 pages 1435−1712を参照されたい。この開示は、その全体が、すべての目的、特に薬学的製品についての製剤、投与経路、及び投薬量に関するすべての教示について、参照により本明細書に組み込まれる。そのような製剤は、投与される薬剤の物理的状態、安定性、インビボ放出速度、及びインビボクリアランス速度に影響を及ぼす。投与経路に応じて、好適な用量は、体重、体表面積、または臓器サイズに従って計算される。適切な投薬量は、血中濃度投薬量を決定するための確立されているアッセイを、適切な用量応答データと組み合わせて使用することにより、確認され得る。最終投薬レジメンは、薬物の作用を変更する様々な要因、例えば、薬物の比活性、損傷の重症度及び患者の応答性、患者の年齢、状態、体重、性別、及び食習慣、あらゆる感染の重症度、投与時間、ならびに他の臨床要因を考慮して、主治医により決定される。例として、本発明の組換えVWFの典型的な用量は約50IU/kgであり、これは500μg/kgに相当する。試験の実施につれて、様々な疾患及び状態のための適切な投薬レベル及び治療期間に関するさらなる情報が明らかになるであろう。
本発明の実施には、別段に示されていない限り、当該技術分野の技能の内である、有機化学、重合体技術、分子生物学(組換え技法を含む)、細胞生物学、生化学、及び免疫学の従来の技法及び記述が用いられ得る。そのような従来の技法には、重合体アレイ合成、ハイブリダイゼーション、ライゲーション、及び標識を使用するハイブリダイゼーションの検出が含まれる。本明細書の以下の実施例を参照することで、好適な技法の具体的な例解を得ることができる。しかしながら、言うまでもなく、他の同等の従来の手順も使用することができる。そのような従来の技法及び記述は、標準的な実習手引書、例えば、Genome Analysis:A Laboratory Manual Series(Vols.I−IV)、Using Antibodies:A Laboratory Manual、Cells:A Laboratory Manual、PCR Primer:A Laboratory Manual、及びMolecular Cloning:A Laboratory Manual(すべてCold Spring Harbor Laboratory Pressから)、Stryer,L.(1995)Biochemistry(4th Ed.) Freeman,Highly stabilized York,Gait,”Oligonucleotide Synthesis:A Practical Approach”1984,IRL Press,London、Nelson and Cox(2000),Lehninger,Principles of Biochemistry 3rd Ed.,W.H.Freeman Pub.,Highly stabilized York,N.Y.、ならびにBerg et al.(2002)Biochemistry,5th Ed.,W.H.Freeman Pub.,Highly stabilized York,N.Y.に見ることができ、これらのすべては、全目的について、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する単数形「1つのa」」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別に指示しない限り複数の言及を含むことに留意されたい。よって、例えば、「ポリメラーゼ(a polymerase)」は、1つの薬剤またはそのような薬剤の混合物を指し、「方法(the method)」への言及は、当業者に既知である同等のステップ及び方法への言及などを含む。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別に指示しない限り複数の言及を含むことに留意されたい。よって、例えば、「ポリメラーゼ(a polymerase)」は、1つの薬剤またはそのような薬剤の混合物を指し、「方法(the method)」への言及は、当業者に既知である同等のステップ及び方法への言及などを含む。
他に特段の定めのない限り、本明細書中で使用するすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を有する。本明細書で触れるすべての出版物は、これらの出版物に記載され、本明細書に記載の発明と関連して使用され得る、デバイス、組成物、製剤、及び方法を説明及び開示する目的で、参照により本明細書に組み込まれる。
値の範囲が提供される場合、文脈が別途明確に指示しない限り、下限値の単位の10分の1までの、その範囲の上限値から下限値の間の各介在値、ならびにその表示範囲の任意の他の表示値または介在値が、本発明に包含されることが理解される。これらのより小さい範囲の上限値及び下限値は、より小さい範囲内に独立して含まれてもよく、それはまた、表示範囲内の任意の具体的な除外限度に従って、本発明内に包含される。記載範囲がその上限値及び下限値のうちの一方または両方を含む場合、それらの包含される上限値及び下限値のいずれか一方または両方を除外する範囲も本発明に包含される。
以上の説明では、本発明のより完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられている。しかしながら、本発明がこれらの具体的な詳細のうちの1つ以上を有さずに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、本発明を不明瞭にすることを避けるために、周知の特徴及び当業者に周知の手順は説明されていない。
本発明は主に特定の実施形態を参照して説明されるが、本開示を読むことで、当業者には他の実施形態が明らかとなることも想定され、そのような実施形態は本発明の方法に含まれることが意図される。
a.凍結乾燥したVWF製剤
本方法はまた、本明細書で提供される治療方法で使用するためのrVWFの製剤を提供する。いくつかの実施形態では、rVWF組成物は、薬学的組成物の製造のために使用される。いくつかの実施形態では、rVWFは、凍結乾燥した製剤に製剤化され得る。
いくつかの実施形態では、本発明のVWFポリペプチドを含む製剤は、精製後、かつ対象への投与前に凍結乾燥される。凍結乾燥は、当該技術分野で一般的な技法を使用して行われ、開発される組成物に対して最適化されるべきである(Tang et al.,Pharm Res.21:191−200,(2004)、及びChang et al.,Pharm Res.13:243−9(1996))。
凍結乾燥サイクルは、一態様において、凍結、一次乾燥、及び二次乾燥の3つのステップで構成される(A.P.Mackenzie,Phil Trans R Soc London,Ser B,Biol 278:167(1977))。凍結ステップでは、溶液を冷却して、氷の形成を開始する。さらに、このステップには、増量剤の結晶化が含まれる。氷は、一次乾燥段階で昇華させ、この一次乾燥段階は、昇華を促進するために、真空を使用し、熱を導入して、チャンバ圧を、氷の蒸気圧を下回るように減少させることによって実施される。最後に、吸収されたまたは結合した水を、減少したチャンバ圧及び高い棚温度のもと、二次乾燥段階で除去する。このプロセスにより、凍結乾燥ケーキとして知られる物質が産生される。その後、ケーキを滅菌水または注射に好適な希釈液のいずれかにより再構成することができる。
凍結乾燥サイクルは、賦形剤の最終的な物理的状態を決定するだけでなく、再構成時間、外観、安定性、及び最終含水量などの他のパラメータにも影響を与える。凍結状態の組成物構造は、特定の温度で生じるいくつかの推移を受け(例えば、ガラス転移、湿潤、及び結晶化)、この構造を使用して、凍結乾燥プロセスを理解し最適化し得る。ガラス転移温度(Tg及び/またはTg’)は、溶質の物理的状態に関する情報を提供することができ、示差走査熱量測定(DSC)によって決定することができる。Tg及びTg’は、凍結乾燥サイクルを設計する際に考慮に入れる必要がある重要なパラメータである。例えば、Tg’は、一次乾燥に重要である。さらに、乾燥状態では、ガラス転移温度により、最終製品の貯蔵温度に関する情報が得られる。
b.薬学的製剤及び賦形剤一般
賦形剤は、薬物製品(例えば、タンパク質)の安定性及び送達を授けるまたは強化する添加物である。それらを含める理由にかかわらず、賦形剤は、製剤の不可欠な成分であり、したがって、安全であり、患者による忍容性が良好である必要がある。タンパク質薬物については、賦形剤の選択は、薬物の有効性及び免疫原性の両方に影響し得るため、特に重要である。よって、タンパク質製剤は、好適な安定性、安全性、及び市場性をもたらす賦形剤の適切な選択を伴って開発する必要がある。
凍結乾燥した製剤は、一態様では、少なくとも、緩衝液、増量剤、及び安定化剤のうちの1つ以上で構成される。この態様において、界面活性剤の利用は、凍結乾燥ステップ中または再構成中の凝集が問題となる場合に、評価及び選択される。適切な緩衝剤を含めて、凍結乾燥中、製剤をpHの安定領域に維持する。液体及び凍結乾燥タンパク質製剤について企図される賦形剤化合物の比較を表10に提供する。
(表1)凍結乾燥タンパク質製剤の賦形剤化合物
Figure 2020526525
タンパク質用製剤の開発における主な課題は、製品を、製造、輸送、及び貯蔵のストレスに対して安定させることである。製剤賦形剤の役割は、これらのストレスに対する安定化を提供することである。賦形剤は、高濃度タンパク質製剤の粘度を低下させることで、それらの輸送を可能にし、患者の利便性を向上させるためにも用いられる。一般に、賦形剤は、それらが様々な化学的及び物理的ストレスに対してタンパク質を安定させる機序に基づいて分類することができる。一部の賦形剤は、特定のストレスの影響を緩和するため、または特定のタンパク質の特別な感受性を調節するために使用される。他の賦形剤は、タンパク質の物理的安定性及び共有結合安定性に対するより一般的な影響を有する。本明細書に記載の賦形剤は、それらの化学型またはそれらの製剤における機能的役割のいずれかによって編成される。安定化手段の簡単な説明が、各賦形剤種の考察時に提供される。
本明細書で提供される教示及び指導を所与として、当業者であれば、バイオ医薬品(例えば、タンパク質)の安定性の保持を促進する本発明のバイオ医薬製剤を得るために任意の特定の製剤に含めることができる賦形剤の量または範囲を理解するであろう。例えば、本発明のバイオ医薬製剤に含めることができる塩の量及び種類は、最終溶液の所望の浸透圧(例えば、等張性、低張性、または高張性)、ならびに製剤に含める他の成分の量及び浸透圧に基づいて選択される。
例として、約5%のソルビトールを含めることで、等張性を得ることができる一方、約9%のスクロース賦形剤が、等張性を得るために必要とされる。本発明のバイオ医薬製剤内に含めることができる1つ以上の賦形剤の量及び濃度範囲の選択は、塩、ポリオール、及び糖類を参照して上で例示されている。しかしながら、当業者であれば、本明細書に記載され、特定の賦形剤を参照してさらに例示された考察は、例えば、塩、アミノ酸、他の等張化剤、界面活性剤、安定化剤、増量剤、凍結保護剤、凍結乾燥保護剤、酸化防止剤、金属イオン、キレート剤、及び/または保存剤を含む、すべての種類及び組み合わせの賦形剤に等しく適用可能であることを理解するであろう。
さらに、特定の賦形剤がモル濃度で報告される場合、当業者は、溶液の相当するパーセント(%)w/v(例えば、(溶液試料中の物質のグラム/溶液1mL)×100%)も企図されることを認識するであろう。
言うまでなく、当業者は、本明細書に記載の賦形剤の濃度が、特定の製剤中で相互依存性を共有することを理解するであろう。例として、例えばタンパク質濃度が高い場合、または例えば安定化剤濃度が高い場合には、増量剤の濃度を下げてもよい。加えて、増量剤を含まない特定の製剤の等張性を維持するために、安定化剤の濃度を適宜調整し得る(例えば、「等張化する」量の安定化剤を使用し得る)ことが、当業者には認識され得る。一般的な賦形剤は、当該技術分野で既知であり、Powell et al.,Compendium of Excipients fir Parenteral Formulations(1998),PDA J.Pharm.Sci.Technology,52:238−311に見い出すことができる。
c.薬学的緩衝液及び緩衝剤
薬理学的に活性なタンパク質製剤の安定性は、通常、狭いpH範囲で最大となることが観察される。この最適な安定性のpH範囲は、製剤化前の試験中の早い時期に特定する必要がある。加速的安定性試験及び熱量測定スクリーニング試験などのいくつかのアプローチが、この試みに有用である(Remmele R.L.Jr.,et al.,Biochemistry,38(16):5241−7(1999))。一度製剤を仕上げると、タンパク質を製造し、その貯蔵寿命にわたって維持する必要がある。よって、製剤のpHを制御するために、ほぼ常に緩衝剤が用いられる。
緩衝種の緩衝能は、pKaに等しいpHで最大であり、pHがこの値から離れて上昇または低下するにつれて減少する。緩衝能の90パーセントは、そのpKaの1pH単位内に存在する。緩衝能はまた、緩衝剤濃度の上昇と比例して増加する。
緩衝剤の選択時、いくつかの要因を考慮する必要がある。まず初めに、緩衝種及びその濃度を、そのpKa及び所望の製剤pHに基づいて定義しなければならない。緩衝剤がタンパク質及び他の製剤賦形剤と適合し、いずれの分解反応にも触媒作用を及ぼさないことを確実にすることも等しく重要である。考慮すべき第3の重要な側面は、投与時に緩衝液が誘導し得る刺痛及び刺激感である。例えば、クエン酸塩は、注射の際に刺痛を生じさせることが知られている(Laursen T,et al.,Basic Clin Pharmacol Toxicol.,98(2):218−21(2006))。刺痛及び刺激の可能性は、投与時に製剤が血液中に急速に希釈されていくIV経路により投与される場合よりも比較的長い時間、薬物溶液がその部位に留まる皮下(SC)または筋肉内(IM)経路を介して投与される薬物について、より大きい。直接IV注入により投与される製剤については、緩衝剤(及び任意の他の製剤成分)の全量をモニタリングする必要がある。患者において心血管系への影響を引き起こし得るリン酸カリウム緩衝液の形態で投与されるカリウムイオンは、特に注意しなければならない(Hollander−Rodriguez JC,et al.,Am.Fam.Physician.,73(2):283−90(2006))。
凍結乾燥した製剤のための緩衝剤は、さらなる考慮を必要とする。リン酸ナトリウムなどの一部の緩衝剤は、凍結中にタンパク質非晶相から結晶化することで、pHが変化し得る。酢酸塩及びイミダゾールなどの他の一般的な緩衝剤は、凍結乾燥プロセス中に昇華または蒸発することにより、凍結乾燥中または再構成後に製剤のpHを変化させ得る。
組成物に存在する緩衝系は、生理学的に適合するように、また薬学的製剤の所望のpHを維持するように選択される。一実施形態では、溶液のpHは、pH2.0〜pH12.0である。例えば、溶液のpHは、2.0、2.3、2.5、2.7、3.0、3.3、3.5、3.7、4.0、4.3、4.5、4.7、5.0、5.3、5.5、5.7、6.0、6.3、6.5、6.7、7.0、7.3、7.5、7.7、8.0、8.3、8.5、8.7、9.0、9.3、9.5、9.7、10.0、10.3、10.5、10.7、11.0、11.3、11.5、11.7、または12.0であってもよい。
pH緩衝化合物は、製剤のpHを所定のレベルに維持するのに好適な任意の量で存在してもよい。一実施形態では、pH緩衝濃度は、0.1mM〜500mM(1M)である。例えば、pH緩衝剤は、少なくとも0.1、0.5、0.7、0.8、0.9、1.0、1.2、1.5、1.7、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、40、50、60、70、80、90、100、200、または500mMであることが企図される。
本明細書に示される製剤の緩衝に使用される例示的なpH緩衝剤には、有機酸、グリシン、ヒスチジン、グルタミン酸塩、コハク酸塩、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、トリス、HEPES、及びアミノ酸またはアミノ酸の混合物、例えば、非限定的に、ヒスチジン及びグリシンが含まれるが、これらに限定されない。本発明の一実施形態では、緩衝剤はクエン酸塩である。
d.薬学的安定化剤及び増量剤
本薬学的製剤の一態様において、貯蔵により誘導される凝集及び化学分解を防止または低減するために、安定化剤(または安定化剤の組み合わせ)が添加される。再構成の際に溶液が霞んでいるまたは混濁している場合、タンパク質が沈殿または少なくとも凝集しているということである。「安定化剤」という用語は、水性状態で、凝集、または化学分解(例えば、自己分解、脱アミド化、酸化など)を含む物理的分解を防止することができる賦形剤を意味する。企図される安定化剤には、スクロース、トレハロース、マンノース、マルトース、ラクトース、グルコース、ラフィノース、セロビオース、ゲンチオビオース、イソマルトース、アラビノース、グルコサミン、フルクトース、マンニトール、ソルビトール、グリシン、アルギニンHCL、ポリ−ヒドロキシ化合物、例えば、デキストラン、デンプン、ヒドロキシエチルデンプン、シクロデキストリン、N−メチルピロリデン、セルロース、及びヒアルロン酸などの多糖類、塩化ナトリウムが含まれるが、これらに限定されない(Carpenter et al.,Develop.Biol.Standard 74:225,(1991))。本製剤中、安定化剤は、約0.1、0.5、0.7、0.8、0.9、1.0、1.2、1.5、1.7、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、30、40、50、60、70、80、90、100、200、500、700、900、または1000mMの濃度で組み込まれる。本発明の一実施形態では、マンニトール及びトレハロースが安定化剤として使用される。
所望の場合、製剤には、適量の増量剤及び浸透圧調節剤も含まれる。増量剤には、例えば、非限定的に、マンニトール、グリシン、スクロース、重合体、例えば、デキストラン、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ラクトース、ソルビトール、トレハロース、またはキシリトールが含まれる。一実施形態では、増量剤はマンニトールである。増量剤は、約0.1、0.5、0.7、0.8、0.9、1.0、1.2、1.5、1.7、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、30、40、50、60、70、80、90、100、200、500、700、900、または1000mMの濃度で組み込まれる。
e.薬学的界面活性剤
タンパク質は、表面と相互作用する傾向が強く、それにより、気液、ウイルス液体、液液(シリコーン油)界面で吸収及び変性が起きやすい。この分解経路は、タンパク質濃度に反比例して依存し、可溶性及び不溶性タンパク質凝集体の形成または表面への吸収による溶液からのタンパク質の喪失のいずれかを生じさせることが観察されている。容器表面吸収に加えて、表面誘起分解は、製品の配送及び処理中に受けるような物理的撹拌によって悪化する。
界面活性剤は、表面誘起分解を防止するために、タンパク質製剤中で一般に使用される。界面活性剤は、界面位置についてタンパク質に勝つ能力を有する両親媒性分子である。界面活性剤分子の疎水性部分は、界面位置(例えば、気/液)を占有する一方、分子の親水性部分は、バルク溶媒に向けて配向されたままである。十分な濃度(典型的には洗剤の臨界ミセル濃度あたり)で、界面活性剤分子の表面層は、タンパク質分子の界面での吸収を防止する働きをする。それにより、表面誘起分解が最小限に抑えられる。本明細書で企図される界面活性剤には、非限定的に、ソルビタンポリエトキシレートの脂肪酸エステル、例えば、ポリソルベート20及びポリソルベート80が含まれる。これら2つは、疎水性特性を分子に付与する脂肪族鎖の長さが異なるだけである(それぞれC−12及びC−18)。したがって、ポリソルベート80は、ポリソルベート20よりも、界面活性が高く、臨界ミセル濃度が低い。
界面活性剤はまた、タンパク質の熱力学的立体配座安定性にも影響し得る。ここでも再び、所与の界面活性賦形剤の影響は、タンパク質に固有となる。例えば、ポリソルベートは、一部のタンパク質の安定性を減少させ、他のタンパク質の安定性を増大させることが示されている。タンパク質の界面活性剤による不安定化は、部分的にまたは完全に折り畳まれていないタンパク質状態との特異的結合に関与し得る洗剤分子の疎水性尾部の観点から、理論的に説明することができる。これらの種類の相互作用により、配座平衡において、より展開したタンパク質状態に向かった変化が生じ得る(例えば、結合するポリソルベートを補完してタンパク質分子の疎水性部分の曝露を増加させる)。あるいは、タンパク質の天然状態がいくらかの疎水性表面を呈する場合、天然状態への界面活性剤の結合により、その配座が安定し得る。
ポリソルベートの別の側面は、それらが本質的に酸化的分解の影響を受けやすいことである。多くの場合、原材料として、これらは十分な量の過酸化物を含有し、タンパク質残基側鎖、特にメチオニンの酸化を引き起こす。安定化剤の添加に起因する酸化的損傷の可能性は、最小有効濃度の賦形剤を製剤中で使用するべきである点を強調する。界面活性剤については、所与のタンパク質の有効濃度は、安定化の機序に依存することになる。
界面活性剤は、凍結及び乾燥中の表面関連の凝集現象を防止するためにも、適量で添加される(Chang,B,J.Pharm.Sci.85:1325,(1996))。このため、例示的な界面活性剤には、非限定的に、天然に存在するアミノ酸に由来する界面活性剤を含む、アニオン性、カチオン性、非イオン性、双性イオン性、及び両性界面活性剤が含まれる。アニオン性界面活性剤には、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、及びジオクチルスルホン酸ナトリウム、ケノデオキシコール酸、N−ラウロイルサルコシンナトリウム塩、ドデシル硫酸リチウム、1−オクタンスルホン酸ナトリウム塩、コール酸ナトリウム水和物、デオキシコール酸ナトリウム、及びグリコデオキシコール酸ナトリウム塩が含まれるが、これらに限定されない。カチオン性界面活性剤には、塩化ベンザルコニウムまたは塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム一水和物、及び臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウムが含まれるが、これらに限定されない。双性イオン性界面活性剤には、CHAPS、CHAPSO、SB3−10、及びSB3−12が含まれるが、これらに限定されない。非イオン性界面活性剤には、ジギトニン、Triton X−100、Triton X−114、TWEEN−20、及びTWEEN−80が含まれるが、これらに限定されない。界面活性剤には、ラウロマクロゴール400、ステアリン酸ポリオキシル40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、40、50、及び60、モノステアリン酸グリセロール、ポリソルベート40、60、65、及び80、大豆レシチン、ならびに他のリン脂質、例えば、ジオレオイルフォスファチジルコリン(DOPC)、ジミリストイルホスファチジルグリセロール(DMPG)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、及び(ジオレイルホスファチジルグリセロール)DOPG;スクロース脂肪酸エステル、メチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースも含まれるが、これらに限定されない。したがって、これらの界面活性剤を含む組成物を、個々に、または異なる比での混合物としてのいずれかで含む組成物がさらに提供される。本発明の一実施形態では、界面活性剤はTWEEN−80である。本製剤中、界面活性剤は、約0.01〜約0.5g/Lの濃度で組み込まれる。提供される製剤中、界面活性剤濃度は、0.005、0.01、0.02、0.03、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、または1.0g/Lである。
f.薬学的塩
多くの場合、タンパク質の可溶性、物理的安定性、及び等張性に重要であり得る、製剤のイオン強度を増加させるために、塩が添加される。塩は、様々な方法でタンパク質の物理的安定性に影響し得る。イオンは、タンパク質の表面上で荷電残基に結合することにより、タンパク質の天然状態を安定させることができる。代替的に、塩は、タンパク質骨格に沿ったペプチド基に結合することにより(−CONH−)、変性状態を安定させることができる。塩はまた、タンパク質分子内の残基間の反発静電相互作用を遮断することにより、タンパク質の天然配座を安定させることができる。タンパク質製剤中の塩はまた、タンパク質の凝集及び不溶性につながり得るタンパク質分子間の求引静電相互作用を遮断することができる。提供される製剤中、塩濃度は、0.1、1、10、20、30、40、50、80、100、120、150、200、300、及び500mMの間である。
g.他の一般的な賦形剤成分:薬学的アミノ酸
アミノ酸は、緩衝剤、増量剤、安定化剤、及び酸化防止剤としてタンパク質製剤中で多目的な使用が見い出されている。このため、一態様では、それぞれ、5.5〜6.5及び4.0〜5.5のpH範囲でタンパク質製剤を緩衝するために、ヒスチジン及びグルタミン酸が用いられる。ヒスチジンのイミダゾール基は、pKaが6.0であり、グルタミン酸側鎖のカルボキシル基は、pKaが4.3であるため、これらのアミノ酸は、対応するpH範囲における緩衝に好適となる。そのような場合、グルタミン酸が特に有用である。ヒスチジンは、市販のタンパク質製剤に一般的に見られ、このアミノ酸は、注射時に刺痛を伴うことが知られる緩衝剤であるクエン酸塩の代替となる。興味深いことに、ヒスチジンも、液体及び凍結乾燥両方の体裁で、高濃度で液体使用されると、凝集に関して安定化効果を有することが報告されている(Chen B,et al.,Pharm Res.,20(12):1952−60(2003))。ヒスチジンはまた、タンパク質濃度が高い製剤の粘度を低下させることが、他の者により観察された。しかしながら、同じ研究において、著者は、ステンレス鋼製容器中での抗体の凍結解凍研究中にヒスチジン含有製剤における凝集及び変色が増加したことを観察した。ヒスチジンの他の注意点は、ヒスチジンが金属イオンの存在下で光酸化を受けることである(Tomita M,et al.,Biochemistry,8(12):5149−60(1969))。メチオニンを製剤中で酸化防止剤として使用することは有望であるように見受けられ、いくつかの酸化ストレスに対して効果的であることが観察されている(Lam XM,et al.,J Pharm ScL,86(11):1250−5(1997))。
様々な態様において、アミノ酸のグリシン、プロリン、セリン、アルギニン、及びアラニンのうちの1つ以上を含む製剤が提供され、これらは、選択的な除外の機序によりタンパク質を安定させることが示されている。グリシンは、凍結乾燥製剤中で一般的に使用される増量剤でもある。アルギニンは、凝集の阻害に効果的であることが示されており、液体及び凍結乾燥両方の製剤に中で使用されている。提供される製剤中、アミノ酸濃度は、0.1、1、10、20、30、40、50、80、100、120、150、200、300、及び500mMの間である。本発明の一実施形態では、アミノ酸はグリシンである。
h.他の一般的な賦形剤成分:薬学的酸化防止剤
タンパク質残基の酸化は、いくつかの異なる発生源から生じる。特定の酸化防止剤を添加することの他に、酸化性のタンパク質損傷の防止には、製品の製造プロセス及び貯蔵にわたって、大気酸素、温度、光曝露、及び化学的汚染などのある数の因子を慎重に制御することが伴う。したがって、本発明は、還元剤、酸素/フリーラジカル捕捉剤、またはキレート剤を非限定的に含む、薬学的酸化防止剤の使用を企図する。治療用タンパク質製剤中の酸化防止剤は、一態様において、水溶性であり、製品貯蔵寿命にわたって活性なままである。還元剤及び酸素/フリーラジカル捕捉剤は、溶液中の活性酸素種を除去することによって作用する。EDTAなどのキレート剤は、フリーラジカル形成を促進する微量金属汚染物質と結合することにより有効となる。例えば、EDTAは、酸性線維芽細胞成長因子の液体製剤中で利用されて、金属イオンが触媒するシステイン残基の酸化を阻害した。
様々な賦形剤のタンパク質酸化を防止する有効性に加えて、酸化防止剤自体がタンパク質に対して他の共有結合的または物理的変化を誘導する可能性が懸念される。例えば、還元剤により、ジスルフィドシャフリングにつながり得る分子内ジスルフィド結合の分断が生じ得る。遷移金属イオンの存在下で、アスコルビン酸及びEDTAが、いくつかのタンパク質及びペプチド中でメチオニン酸化を促進することが示されている(Akers MJ,and Defelippis MR.Peptides and Proteins as Parenteral Solutions.In: Pharmaceutical Formulation Development of Peptides and Proteins.Sven Frokjaer,Lars Hovgaard,editors.Pharmaceutical Science.Taylor and Francis,UK(1999))、Fransson J.R.,/.Pharm.Sci.86(9):4046−1050(1997)、Yin J,et al.,Pharm Res.,21(12):2377−83(2004))。チオ硫酸ナトリウムは、rhuMab HER2において光及び温度により誘導されるメチオニン酸化のレベルを低下させることが報告されているが、チオ硫酸−タンパク質付加物の形成もこの研究において報告された(Lam XM,Yang JY,et al.,J Pharm Sci.86(11):1250−5(1997))。タンパク質の特定のストレス及び感受性に従い、適切な酸化防止剤を選択する。ある特定の態様において企図される酸化防止剤には、還元剤及び酸素/フリーラジカル捕捉剤、EDTA、及びチオ硫酸ナトリウムが非限定的に含まれる。
i.他の一般的な賦形剤成分:薬学的金属イオン
一般に、遷移金属イオンは、タンパク質中で物理的及び化学的分解を触媒し得るので、タンパク質製剤においては望まれない。しかしながら、特定の金属イオンは、それらがタンパク質に対する補因子である製剤、及びそれらが配位錯体を形成するタンパク質の懸濁製剤(例えば、インスリンの亜鉛懸濁液)に含められる。近年では、アスパラギン酸のイソアスパラギン酸への異性化を阻害するために、マグネシウムイオン(10〜120mM)の使用が提案されている(国際公開第WO2004039337号)。
金属イオンがタンパク質中で安定性または増大した活性を付与する2つの例は、ヒトデオキシリボヌクレアーゼ(rhDNase、Pulmozyme(登録商標))及び第VIII因子である。rhDNaseの場合、Ca+2イオン(最大100mM)により、特定の結合部位をとおして酵素の安定性が増加した(Chen B,et al.,/Pharm Sci.,88(4):477−82(1999))。実に、EGTAを用いて溶液からカルシウムイオンを除去することで、脱アミド化及び凝集の増大が生じた。しかしながら、この効果は、Ca+2イオンによってのみ観察され、他の二価カチオンであるMg+2、Mn+2、及びZn+2は、rhDNaseを不安定にしたことが観察された。類似の効果が第VIII因子でも観察された。Ca+2及びSr+2イオンはタンパク質を安定させたが、Mg+2、Mn+2、及びZn+2、Cu+2及びFe+2などの他のものは、酵素を不安定にした(Fatouros,A.,et al.,Int.J.Pharm.,155,121−131(1997)。第VIII因子を用いた別個の研究では、Al+3イオンの存在下で凝集率の著しい増加が観察された(Derrick TS,et al.,/.Pharm.Sci.,93(10):2549−57(2004))。著者は、緩衝塩のような他の賦形剤が、多くの場合にAl+3イオンで汚染されていることを注記しており、製剤化した製品中で適切な量の賦形剤を使用する必要性を示している。
j.他の一般的な賦形剤成分:薬学的保存剤
保存剤は、同じ容器から1回超取り出すことを伴う複数回使用の非経口製剤を開発する際に必要となる。これらの主な機能は、微生物増殖を阻害し、薬物製品の貯蔵寿命または使用期間にわたって製品の滅菌状態を確実にすることである。一般的に使用される保存剤には、ベンジルアルコール、フェノール、及びm−クレゾールが非限定的に含まれる。保存剤は長年使用されているものの、保存剤を含むタンパク質製剤の開発は困難であり得る。保存剤は、ほぼ必ずタンパク質に対して不安定化効果(凝集)を有し、このことが、それらの複数回投与タンパク質製剤中での使用を制限する主因となっている(Roy S,et al.,J Pharm ScL,94(2):382−96(2005))。
今日まで、ほとんどのタンパク質薬物は、単回使用のみのために製剤化されてきた。しかしながら、複数回投与製剤が可能であると、これらは、患者の便宜性、及び市場性の増大を可能にする追加の利点を有する。良い例は、保存剤入り製剤の開発によって、より簡便な複数回使用注射ペンの体裁が商用化された、ヒト成長ホルモン(hGH)の例である。hGHの保存剤入り製剤を含む少なくとも4つのそのようなペン型デバイスが、現在市販されている。Norditropin(登録商標)(液体、Novo Nordisk)、Nutropin AQ(登録商標)(液体、Genentech)、及びGenotropin(凍結乾燥−デュアルチャンバカートリッジ、Pharmacia&Upjohn)はフェノールを含む一方、Somatrope(登録商標)(Eli Lilly)はm−クレゾールと共に製剤化される。
保存剤入り剤形の製剤開発中には、いくつかの局面を検討する必要がある。薬物製品中の効果的な保存剤濃度を最適化しなければならない。これには、剤形中の所与の保存剤を、タンパク質安定性を障害することなく抗微生物有効性を付与する濃度範囲で試験することが必要となる。例えば、示差走査熱量測定(DSC)を使用して、インターロイキン−1受容体(I型)のための液体製剤の開発において、3つの保存剤がスクリーニングを通過した。保存剤は、市販製品で一般的に使用される濃度での安定性に与えるその影響に基づいて、順位決定された(Remmele RL Jr.,et al.,Pharm Res.,15(2):200−8 (1998))。
保存剤を含有する液体製剤の開発は、凍結乾燥製剤よりも困難である。凍結乾燥製品は、保存剤なしで凍結乾燥させ、使用時に、希釈剤を含有する保存剤を用いて再構成することができる。これにより、保存剤がタンパク質と接触する時間が短縮され、関連する安定性リスクが大幅に最小化される。液体製剤では、保存剤の有効性及び安定性は、製品貯蔵寿命全体(約18〜24か月)にかけて維持されなければならない。注記すべき重要な点は、保存剤の有効性が、活性薬物及びすべての賦形剤成分を含有する最終製剤中で示される必要があることである。
一部の保存剤は、注射部位反応を引き起こし得、これは保存剤の選択時に考慮が必要な別の要因である。ノルディトロピン中の保存剤及び緩衝液の評価に焦点を当てた臨床試験では、フェノール及びベンジルアルコールを含有する製剤において、m−クレゾールを含有する製剤と比較して低い疼痛知覚が観察された(Kappelgaard A.M.,Horm Res.62 Suppl 3:98−103(2004))。興味深いことに、一般的に使用される保存剤の中でも、ベンジルアルコールは麻酔特性を有する(Minogue SC,and Sun DA.,AnesthAnalg.,100(3):683−6(2005))。様々な態様において、保存剤の使用により、いずれの副作用にも勝る利益が得られる。
k.薬学的製剤の調製方法
本発明は、さらに、薬学的製剤の調製方法を企図する。
本方法には、次のステップのうちの1つ以上がさらに含まれる:凍結乾燥の前に本明細書に記載の安定化剤を該混合物に添加するステップ、凍結乾燥の前に、各々本明細書に記載されている、増量剤、浸透圧調節剤、及び界面活性剤から選択される少なくとも1つの薬剤を該混合物に添加するステップ。
凍結乾燥した物質の標準的な再構成の実施は、大量の純水または注射用滅菌水(WFI)(典型的には、凍結乾燥中に除去した体積に等しい)を戻し入れることであるが、非経口投与用医薬品の製造には抗生物質の希釈溶液が使用される場合がある(Chen,Drug Development and Industrial Pharmacy,18:1311−1354(1992))。したがって、本発明の凍結乾燥したrVWF組成物に希釈液を添加するステップを含む、再構成されたrVWF組成物を調製するための方法が提供される。
凍結乾燥した物質は、水溶液として再構成されてもよい。様々な水性担体、例えば、注射用滅菌水、複数回投与用途のための保存剤を含む水、または適量の界面活性剤を含む水(例えば、水性懸濁液の製造に好適な賦形剤と混合された活性化合物を含有する水性懸濁液)。様々な態様において、そのような賦形剤は、懸濁剤、例えば、非限定的に、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、及びアカシアガムであり、分散または湿潤剤は、自然発生のホスファチド、例えば、非限定的に、レシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合物、例えば、非限定的に、ステアリン酸ポリオキシエチレン、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合物、例えば、非限定的に、ヘプタデカエチル−エンオキシセタノール、またはポリオキシエチレンソルビトールモノオレエートなどの、エチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール由来の部分エステルとの縮合物、またはエチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール無水物由来の部分エステルとの縮合物、例えば、非限定的に、ポリエチレンソルビタンオレイン酸モノエステルである。様々な態様において、水性懸濁液は、1つ以上の保存剤、例えば、非限定的に、エチル、またはn−プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸も含有する。
l.投与のための例示的なrVWF製剤
いくつかの実施形態では、本方法は、治療の量を低減する(100IU/ml〜10000IU/ml)ために、高い効力(高いrVWF濃度及び増強された長期安定性)を有する最終製品を可能にする増強された製剤を提供する。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約100IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約500IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約1000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約2000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約3000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約4000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約5000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約6000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約7000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約8000IU/ml〜10000IU/mlである。いくつかの実施形態では、投与用の製剤中のrVWF濃度は、約9000IU/ml〜10000IU/mlである。
いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、例えば、ヒスチジン、グリシン、アルギニンのようなアミノ酸を含む、1つ以上の双性イオン性化合物を含む。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、例えば、ポリソルベート80、オクチルピラノシド、ジペプチド、及び/または両親媒性ペプチドを含む、最低で1つの疎水性基と1つの親水性基とを有する両親媒性特性を持つ成分を含む。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、例えば、ソルビトール、マンニトール、スクロース、またはトレハロースを含む、非還元糖または糖アルコールまたは二糖類を含む。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、生理学的浸透圧をもたらす、例えば塩化ナトリウムを含む無毒性水溶性塩を含む。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、pHが、6.0〜8.0の範囲である。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、pHが、約6.0、約6.5、約7、約7.5、または約8.0である。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、例えば、Ca2+、Mg2+、Zn2+、Mn2+、及び/またはそれらの組み合わせを含む、rVWFを安定させる1つ以上の二価カチオンを含む。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、投与の時点で生理学的浸透圧を有し、約7.0のpHで、約1mM〜約50mMのグリシン、約1mM〜約50mMのヒスチジン、約0〜約300mMの塩化ナトリウム(例えば、300mM未満のナトリウム)、約0.01%〜約0.05%のポリソルベート20(またはポリソルベート80)、及び約0.5%〜約20%(w/w)のスクロースを含む。
いくつかの実施形態では、投与用の製剤は凍結乾燥することができる。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、安定であり、2℃〜約8℃、及び約18℃〜約25℃で、液体状態で貯蔵することができる。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、安定であり、約2℃〜約8℃で、液体状態で貯蔵することができる。いくつかの実施形態では、投与用の製剤は、安定であり、約18℃〜約25℃で、液体状態で貯蔵することができる。
V.重度のVWDを患う患者におけるGI出血の治療方法のためのrVWFの投与
GI出血症状を治療するために重度のVWDを患う患者にrVWFを投与することの利点のひとつは、pdVWFと比較してより高いrVWFの比活性により、投与されるrVWFの量及び対象への再投与の回数におけて融通がきくようになることである。理解されるように、また本明細書でさらに詳細に考察されるように、同時投与されるFVIIIは、組換えであっても血漿由来であってもよい。
組成物をヒトまたは試験動物に投与するために、一態様において、組成物は、1つ以上の薬学的に許容される担体を含む。「薬学的に」または「薬理学的に」許容されるという表現は、以下に記載のように、安定であり、凝集及び切断産物などタンパク質分解を阻害し、加えて、当該技術分野で周知の経路を使用して投与されるときにアレルギー反応または他の有害反応を生むことがない分子実体及び組成物を指す。「薬学的に許容される担体」には、上で開示される薬剤を含めて、ありとあらゆる臨床的に有用な溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤及び抗真菌薬剤、等張剤及び吸収遅延剤などが含まれる。
薬学的製剤は、経口、局所、経皮、非経口、吸入スプレーにより、経腟、経直腸、または頭蓋内注射により投与することができる。本明細書で使用される非経口という用語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、嚢内注射、または注入技法を含む。特定の部位での静脈内、皮内、筋肉内、乳房内、腹腔内、髄腔内、球後、及び/または肺内注射による投与も企図される。一般に、組成物は、発熱物質、及びレシピエントに有害であり得る他の不純物を本質的に含まない。
rVWFの単回または複数回投与が、治療にあたる医師により選択された用量レベル及びパターンで行われる。疾患の予防または治療に関して、適切な投薬量は、治療すべき疾患の種類(例えばフォンヴィレブランド病)、疾患の重症度及び経過、薬物が予防目的で投与されるか治療目的で投与されるか、以前の治療法、患者の病歴及び薬物への反応、ならびに主治医の裁量に依存することになる。
いくつかの態様において、rVWFは、40〜100IU/kgの範囲、例えば、40、45、50、55、60、65、70、75、80、90、100、40〜100、40〜80、50〜80、60〜80、70〜80、40〜50、40〜60、40〜70、40〜50、50〜60、60〜70、70〜80、80〜90、または90〜100IU/kgで、対象に投与される。いくつかの実施形態では、rVWFは、GI出血症状の間に少なくとも1回投与される。他の実施形態では、rVWFは、GI出血症状の間に、2回以上、例えば、2回、3回、4回、5回、またはそれ以上投与される。いくつかの例では、対象は、1回以上のrVWFの注入を施される。各注入は、約40〜80IU/kgの範囲のrVWF、例えば、40、45、50、55、60、65、70、75、80、40〜80、50〜80、60〜80、70〜80、40〜50、40〜60、40〜70、40〜50、50〜60、または60〜70IU/kgのrVWFを含み得る。いくつかの実施形態では、注入の量は、実質的に等しくあり得る。例えば、第1の注入と第2の注入とは、量が実質的に等しくあり得る。いくつかの実施形態では、出血症状あたり対象に投与されるrVWFの総用量は、約40〜150IU/kg、例えば、40〜150、40〜125、40〜100、40〜90、40〜75、50〜150、50〜100、75〜150、または100〜150IU/kgである。
いくつかの実施形態では、少量及び中等度の出血事象には、その出血症状を制御するために予測よりも1〜2回のみ多い注入が必要とされ、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった。いくつかの実施形態では、大量の出血事象には、その出血症状を制御するために、予測よりも1.5倍未満多い注入が必要とされ、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった。いくつかの実施形態では、少量、中等度、及び大量の出血事象で、注入の実際の数が、出血事象を治療するために必要とされる予測数以下であり、かつ追加のVWF含有製品が必要とされなかった。
いくつかの実施形態では、rVWFは、少なくとも1日1回、少なくとも1日2回、8〜12時間ごとなどで投与される。いくつかの例では、rVWFは、合計1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間などで投与される。いくつかの実施形態では、rVWFは、8時間ごと、9時間ごと、10時間ごと、11時間ごと、または12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、rVWFは、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。
いくつかの実施形態では、組換え第VIII因子(rFVIII)も、GI出血症状を治療するために、重度のVWDを患う対象に投与される。いくつかの場合、施される治療には、rVWF及びrFVIIIが含まれる。他の場合には、施される治療には、rFVIIIが含まれない。いくつかの実施形態では、rFVIIIは、約10〜70IU/kgの範囲、例えば、10〜70、10〜60、10〜50、10〜40、10〜30、10〜20、20〜30、30〜40、40〜50、50〜60、または60〜70IU/kgで、対象に投与される。いくつかの例では、rFVIIIは、初期(第1の)投薬または初期(第1の)注入で投与される。いくつかの場合、rFVIIIは、第2の投薬または第2の注入の一環として投与されない。いくつかの実施形態では、GI出血症状を経験しているVWDを患う対象に、rVWF及びrFVIIIの単回注入が施される。いくつかの実施形態では、rVWFの第2の投与は、FVIIIと一緒には施されない。
方法に関して、いくつかの実施形態では、rVWF及びFVIIIが一緒に投与されるとき、rVWF対FVIIIの比率は約1.5:0.8である。方法に関して、いくつかの実施形態では、rVWF及びFVIIIが一緒に投与されるとき、rVWF対FVIIIの比率は約1.3:1である。方法に関して、いくつかの実施形態では、rVWF及びFVIIIが一緒に投与されるとき、rVWF対FVIIIの比率は約1.1:0.8である。方法に関して、いくつかの実施形態では、rVWF及びFVIIIが一緒に投与されるとき、rVWF対FVIIIの比率は約1.5:1である。方法に関して、いくつかの実施形態では、rVWF及びFVIIIが一緒に投与されるとき、rVWF対FVIIIの比率は約1.1:1.2である。
いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約40IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約45IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約50IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約55IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約60IU/kgのrVWFが投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血である場合、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約40IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約45IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約50IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約55IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約60IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、8時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、9時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、10時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、11時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約3日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約4日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約5日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約6日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの40〜60IU/kgのrVWFは、約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が少量または中等度の消化管出血であるとき、rVWFの約40、約45、約50、約55、または約60IU/kgのrVWFが、約3日、約4日、約5日、約6日、または約7日間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、または約12時間ごとに投与される。
いくつかの実施形態では、該rVWFの約40IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約45IU/kgのrVWF、及び消化管出血が重度または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約50IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約55IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約60IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約65IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約70IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約75IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、該rVWFの約80IU/kgのrVWF、及び消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約40IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約45IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約50IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約55IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約60IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約65IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または大量の消化管出血であるとき、該rVWFの約70IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約75IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約80IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、8時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、9時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、10時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、11時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日〜約7日間、12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約3日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約4日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約5日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約6日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの40〜80IU/kgのrVWFは、約7日間、8〜12時間ごとに投与される。いくつかの実施形態では、消化管出血が大量または重度の消化管出血であるとき、該rVWFの約40、約45、約50、約55、約60、約65、約70、約75、または約80IU/kgのrVWFが、約3日、約4日、約5日、約6日、または約7日間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、または約12時間ごとに投与される。
一般に、1型VWDは、30IU/dL未満のVWF:RCo、30IU/dL未満のVWF:Ag、低いまたは正常なFVIII、及び0.5〜0.7IU/dL超のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。2A型VWDは、30IU/dL未満のVWF:RCo、30〜200IU/dL未満のVWF:Ag、低いまたは正常なFVIII、及び0.5〜0.7IU/dL未満のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。2B型VWDは、30〜200IU/dL未満のVWF:RCo、30IU/dL未満のVWF:Ag、低いまたは正常なFVIII、及び通常は0.5〜0.7IU/dL未満のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。2M型VWDは、30IU/dL未満のVWF:RCo、30〜200IU/dL未満のVWF:Ag、低いまたは正常なFVIII、及び0.5〜0.7IU/dL未満のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。2N型VWDは、30〜2000IU/dLのVWF:RCo、30〜200IU/dLのVWF:Ag、非常に低いFVIII、及び0.5〜0.7IU/dL超のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。3型VWDは、3IU/dL未満のVWF:RCo、3IU/dL未満のVWF:Ag、極度に低い(10IU/dL未満の)FVIIIによって表され、VWF:RCo/VWF:Ag比は適用されない。正常は、50〜200IU/dLのVWF:RCo、50〜200IU/dLのVWF:Ag、正常なFVIII、及び0.5〜0.7IU/dL超のVWF:RCo/VWF:Ag比によって表される。いくつかの実施形態では、対象は3型VWDを有する。いくつかの実施形態では、対象は重度の1型VWDを有する。いくつかの実施形態では、対象は重度の2型VWDを有する。
いくつかの実施形態では、対象は、過去12か月以内に少なくとも1回の出血事象について治療を受けている。いくつかの実施形態では、対象は、過去12か月以内に1回超の出血事象について治療を受けている。
一般に、少量の出血は、大量の出血の基準を満たさず、かつ出血のための入院、医師主導の出血のための医療処置もしくは外科処置、または血栓症治療(被験薬物を含む)の変化につながった急性または亜急性の臨床的に明白な出血(Aristotle臨床定義);他のすべての出血(大量及びICHを除く)(RE−LY臨床定義);大量の出血の基準は満たさないが、医療的介入、医師による臨時の接触(訪問または電話)、被験薬物の一時的な中断(即ち、投薬の延期)、疼痛、または日常活動の障害を必要とする明白な出血(Rocket−AF臨床定義);25cm超の皮膚血腫、5分超の期間の不随意的な鼻血、肉眼的血尿、不随意的な直腸出血、5分間超の歯肉出血、入院につながる任意の出血、2U未満の輸血につながる任意の出血、または治験責任医師により意義があるとみなされる任意の他の出血として定義された臨床的に意義のある出血(Petro臨床定義);ならびに/あるいは急性または亜急性で、臨床的に明白であり、大量でないと定義され、かつ出血のための入院、医師主導の出血のための医療処理もしくは外科処置、または血栓症治療の変化につながる、CRNM(臨床的に意義のある重度でない出血)、ならびに大量の出血及びCRNM出血のいずれの基準も満たさない急性の臨床試験に明白な事象として定義される少量の出血事象(Aristotle−J臨床定義)により特徴付けられる。例えば、Wells G,Coyle D,Cameron C,et al.Safety,Effectiveness,and Cost−Effectiveness of New Oral Anticoagulants Compared with Warfarin in Preventing Stroke and Other Cardiovascular Events in Patients with Atrial Fibrillation[Internet].Ottawa(ON):Canadian Agency for Drugs and Technologies in Health;2012 Apr 9.3,CLINICAL REVIEWを参照されたい。ウェブサイトwww.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK169813/で利用可能である。少量の出血は、大量または臨床的に重大な出血の基準を満たさないものとして定義された事象;創傷からの少量の出血(注射部位、鼻出血、または手術による減圧術を必要としない創傷血腫);大量の出血の基準を満たさず、以下のうちの1つ以上を伴う明白な出血:5分超続くもしくは介入を必要とする鼻出血、最大寸法が5cm超の斑状出血もしくは血腫、尿路カテーテル関連の外傷と関連しない血尿、NG管の挿管もしくは配置に関連しないGI出血、創傷血腫もしくは合併症、投薬の休止を必要とする結膜下出血;GIもしくは尿路の少量の出血及び注射部位での血腫;ならびに/または大量の出血の基準を満たさない明白な出血を含み得る。例えば、Sobieraj DM,Coleman CI,Tongbram V,et al.Venous Thromboembolism Prophylaxis in Orthopedic Surgery[Internet].Rockville(MD):Agency for Healthcare Research and Quality(US);2012 Mar.(Comparative Effectiveness Reviews,No.49.)Appendix F,Additional Evidence Tablesを参照されたい。ウェブサイトwww.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK92309/から利用可能である。
一般に、大量の出血は、International Society on Thrombosis and Haemostasis(ISTH)基準により特徴付けられ、任意の生命を脅かす及び/もしくは致死的な出血;決定領域もしくは臓器への症候性出血、及び頭蓋内(脳内、硬膜下)出血と頭蓋外(GI、非GI)出血に分けられた大量の出血(RE−LY臨床定義);決定的な解剖学的部位への症候性出血(Rocket−AF臨床定義);生命を脅かす後腹膜、頭蓋内、眼内、もしくは髄腔内の出血;または外科手術を必要とする出血(Artistotle−J臨床定義)を含む。大量の出血事象は、少なくとも20g/Lのヘモグロビンの減少または2単位超の全血の輸血(生命を脅かす出血の定義で言及した濃厚血球;生命を脅かす出血のRE−LY定義:以下の基準のうちの1つ以上:(1)致死的な症候性頭蓋内出血;(2)少なくとも5.0g/Lのヘモグロビン値の低下;(3)少なくとも4Uの全血もしくは濃厚血球の輸血;(4)静脈内強心薬の使用を必要とする低血圧を伴う;または(5)外科的介入を必要とする);2g/dL超のヘモグロビンの減少または2単位超の全血/赤血球の輸血(ISTHまたはRocket−AF臨床定義);及び/あるいは外科手術もしくは2U以上の輸血を必要とするか、または2.0g/L以上のヘモグロビンの低下の症状と関連付けられる出血があるものを含み得る。例えば、Wells G,Coyle D,Cameron C,et al.Safety,Effectiveness,and Cost−Effectiveness of New Oral Anticoagulants Compared with Warfarin in Preventing Stroke and Other Cardiovascular Events in Patients with Atrial Fibrillation[Internet].Ottawa(ON):Canadian Agency for Drugs and Technologies in Health;2012 Apr 9.3,CLINICAL REVIEWを参照されたい。ウェブサイトwww.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK169813/で利用可能である。大量の出血は、Hbの20g/L超の減少を伴う臨床的に明白な出血;2U超の濃厚血球または全血の輸血につながる臨床的に明白なもの;致命的な後腹膜、頭蓋内、眼内、または髄腔内出血;治療休止を必要とするまたは再手術につながる出血;致死的な後腹膜、頭蓋内、髄腔内の出血;いずれかの決定臓器が関与する出血;再手術につながる出血;出血インデックスが2以上の明白な出血;創傷からの大量の出血(手術による減圧術を必要とする創傷血腫)、または創傷に関連しない大量の出血(消化管または脳内出血);2g/dL以上のHbの減少または2U超のRBCの輸血の必要性のいずれかと関連付けられる臨床的に明白な出血;頭蓋内または後腹膜(抗凝固剤の恒久的中止をもたらす)を含み得る。例えば、Sobieraj DM,Coleman CI,Tongbram V,et al.Venous Thromboembolism Prophylaxis in Orthopedic Surgery[Internet].Rockville(MD):Agency for Healthcare Research and Quality(US);2012 Mar.(Comparative Effectiveness Reviews,No.49.) Appendix F,Additional Evidence Tablesを参照されたい。ウェブサイトwww.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK92309/から利用可能である。
rVWFの組成物は、本明細書に記載のように、薬学的製剤中に含めることができる。そのような製剤は、経口、局所、経皮、非経口、吸入スプレーにより、経腟、経直腸、または頭蓋内注射により投与することができる。本明細書で使用される非経口という用語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、嚢内注射、または注入技法を含む。静脈内、皮内、筋肉内、乳房内、腹腔内、髄腔内、球後、肺内注射、及びまたは特定の部位での外科的移植による投与も企図される。一般に、組成物は、発熱物質、及びレシピエントに有害であり得る他の不純物を本質的に含まない。
一態様において、本発明の製剤は、薬物製品の治療的循環レベルを維持するために、最初はボーラスにより、続いて連続注入により投与される。別の例として、本発明の化合物は、一回限りの投薬として投与される。当業者であれば、良好な医療行為及び個々の患者の病態によって決定する有効な投薬量及び投与レジメンの最適化は容易であろう。投与経路は、静脈内、腹腔内、皮下、または筋肉内投与により得るが、これらに限定されない。投薬頻度は、薬剤の薬物動態パラメータ及び投与経路に依存する。最適な薬学的製剤は、投与経路及び所望の投薬量に応じて当業者により決定される。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.,1990,Mack Publishing Co.,Easton,Pa.18042 pages 1435−1712を参照されたい。この開示は、その全体が、すべての目的、特に薬学的製品についての製剤、投与経路、及び投薬量に関するすべての教示について、参照により本明細書に組み込まれる。そのような製剤は、投与される薬剤の物理的状態、安定性、インビボ放出速度、及びインビボクリアランス速度に影響を及ぼす。投与経路に応じて、好適な用量は、体重、体表面積、または臓器サイズに従って計算される。適切な投薬量は、血中濃度投薬量を決定するための確立されているアッセイを、適切な用量応答データと組み合わせて使用することにより、確認されてもよい。最終投薬レジメンは、薬物の作用を変更する様々な要因、例えば、薬物の比活性、損傷の重症度及び患者の応答性、患者の年齢、状態、体重、性別、及び食習慣、あらゆる感染の重症度、投与時間、ならびに他の臨床要因を考慮して、主治医により決定される。例として、本発明の組換えVWFの典型的な用量は約50IU/kgであり、これは500μg/kgに相当する。試験の実施につれて、様々な疾患及び状態のための適切な投薬レベル及び治療期間に関するさらなる情報が明らかになるであろう。
本発明の実施には、別段に示されていない限り、当該技術分野の技能の内である、有機化学、重合体技術、分子生物学(組換え技法を含む)、細胞生物学、生化学、及び免疫学の従来の技法及び記述が用いられ得る。そのような従来の技法には、重合体アレイ合成、ハイブリダイゼーション、ライゲーション、及び標識を使用するハイブリダイゼーションの検出が含まれる。本明細書の以下の実施例を参照することで、好適な技法の具体的な例解を得ることができる。しかしながら、言うまでもなく、他の同等である従来の手順も使用することができる。そのような従来の技法及び記述は、標準的な実習手引書、例えば、Genome Analysis:A Laboratory Manual Series(Vols.I−IV)、Using Antibodies:A Laboratory Manual、Cells:A Laboratory Manual、PCR Primer:A Laboratory Manual、及びMolecular Cloning:A Laboratory Manual(すべてCold Spring Harbor Laboratory Pressから)、Stryer,L.(1995)Biochemistry(4th Ed.) Freeman,Highly stabilized York,Gait,”Oligonucleotide Synthesis:A Practical Approach”1984,IRL Press,London、Nelson and Cox(2000),Lehninger,Principles of Biochemistry 3rd Ed.,W.H.Freeman Pub.,Highly stabilized York,N.Y.、ならびにBerg et al.(2002)Biochemistry,5th Ed.,W.H.Freeman Pub.,Highly stabilized York,N.Y.に見ることができ、これらのすべては、全目的について、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別に指示しない限り複数の言及を含むことに留意されたい。よって、例えば、「ポリメラーゼ(a polymerase)」は、1つの薬剤またはそのような薬剤の混合物を指し、「方法(the method)」への言及は、当業者に既知である等価のステップ及び方法への言及などを含む。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別に指示しない限り複数の言及を含むことに留意されたい。よって、例えば、「ポリメラーゼ(a polymerase)」は、1つの薬剤またはそのような薬剤の混合物を指し、「方法(the method)」への言及は、当業者に既知である等価のステップ及び方法への言及などを含む。
他に特段の定めのない限り、本明細書中で使用するすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を有する。本明細書で触れるすべての出版物は、これらの出版物に記載され、本明細書に記載の発明と関連して使用され得る、デバイス、組成物、製剤、及び方法を説明及び開示する目的で、参照により本明細書に組み込まれる。
値の範囲が提供される場合、文脈が別途明確に指示しない限り、下限値の単位の10分の1までの、その範囲の上限値から下限値の間の各介在値、ならびにその表示範囲の任意の他の表示値または介在値が、本発明に包含されることが理解される。これらのより小さい範囲の上限値及び下限値は、より小さい範囲内に独立して含まれてもよく、それはまた、表示範囲内の任意の具体的な除外限度に従って、本発明内に包含される。記載範囲がそれらの上限値及び下限値のうちの一方または両方を含む場合、それらの包含される上限値及び下限値のいずれか一方または両方を除外する範囲も本発明に包含される。
以上の説明では、本発明のより完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられている。しかしながら、本発明がこれらの具体的な詳細のうちの1つ以上を有さずに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、本発明を不明瞭にすることを避けるために、周知の特徴及び当業者に周知の手順は説明されていない。
本発明は主に特定の実施形態を参照して説明されるが、本開示を読むことで、当業者には他の実施形態が明らかとなることも想定され、そのような実施形態は本発明の方法に含まれることが意図される。
実施例1:重度のフォンヴィレブランド病を患う患者における組換えフォンヴィレブランド因子によるGI出血症状の治療:中枢第3相オンデマンド方式試験からのサブ分析
序論
消化管(GI)出血事象は、フォンヴィレブランド病(VWD)を患う患者の最大20%において発生し、VWDを患う患者の2%〜4%において血管形成異常病変と関連して観察されている(1〜3)。GI出血は、2A型3型VWDを患う患者において最も頻繁に見られる、フォンヴィレブランド因子(VWF)のより高い分子量及び超大型多量体(ULM)の非存在と密接に関連する(4)。GI出血の消散には、通常、他の部位での出血と比較してより高い用量及びより長い期間の血漿由来VWF補充濃縮物による療法が必要とされ、それでも治療は成功しないことがある(5)。VONVENDI(フォンヴィレブランド因子[組換え]、Baxalta US Inc.,Westlake Village,CA)は、最も止血効果が高いVWF多量体であるULMが、製造中にADAMTS13に曝露しないことを理由に保存される、組換えVWF(rVWF)濃縮物である(6)。
目的
rVWFの中枢第3相臨床試験では、重度のVWDを患う患者における出血の治療について、組換え第VIII因子(rFVIII)(ADVATE[抗血友病因子(組換え)]、Baxalta US Inc.,Westlake Village,CA)を用いる場合と用いない場合とでその有効性及び安全性を評価した(7)。このサブ解析は、中枢臨床試験に参加している間にGI出血事象を経験した患者からのデータを使用して行った。
方法
患者人口統計、GI出血の特徴、止血有効性、治療及び出血消散のタイミング、ならびにrVWF±rFVIIIの投薬量を評価するための第3相前向き無作為化臨床試験(NCT01410227)。試験集団には、3型または重度の1型もしくは2型VWDを有し、登録前12か月以内に1回以上の出血事象の治療を受けた、18〜65歳の男性及び女性が含まれた。出血のオンデマンド治療:少量/中等度の出血:40〜60IU/kgのrVWF、大量/重度の出血:最大80IU/kgのrVWFを、3〜7日間、8〜12時間ごと。
初期用量のrVWFを、rFVIIIとともに、rVWF:rFVIIIの比1.3:1±0.2で同時投与した。その後は、止血FVIII:Cレベルが達成されたことを条件に、rVWFを単独で投与した。
止血有効性を、4段階評価(なし=4、中等度=3、良好=2、優良=1)で評価した。
有害事象のモニタリングを、試験全体をとおして行った。
結果
試験中、合計192件の出血事象をrVWFにより治療し、止血有効性について評価した。止血有効性は、各症例において、優良(96.9%)または良好(3.1%)のいずれかとして評価した。3型VWDを患い、年齢中央値が32.5歳の4人の患者に、合計6件のGI出血事象があった(表1)。
(表1)GI出血患者人口統計サブグループ
Figure 2020526525
GI=消化管、VWD=フォンヴィレブランド病。
(表2)GI出血サブグループにおける出血の特徴及び有効性
Figure 2020526525
GI=消化管。
出血発生から最初の注入までの日数。
†rVWFの最初の注入から出血症状の消散までの時間。
(表3)GI出血サブグループにおけるrVWF及びrFVIIIの使用
Figure 2020526525
GI=消化管、rFVIII=組換え第VIII因子、rVWF=組換えフォンヴィレブランド因子。
rVWF注入1の終了からrVWF注入2の開始までの時間。
(表4)GI出血サブグループにおける有害事象
Figure 2020526525
GI=消化管。
頻脈、味覚障害、及び注入部位の知覚障害。
6件のGI出血のうち、各2件を、少量、中等度、及び大量/重度として報告した(表2)。67%のGI出血(4/6)は、出血治療が成功するのにrVWFの注入を1回しか必要とせず、33%のGI出血(2/6)は、止血の達成に2回の注入を必要とした。6件のうち4件の出血について分かっている消散までの時間の中央値は、8.3時間であった(範囲1.8〜18.6時間)。rVWFで治療したGI出血の100%が、優良(83%[5/6])または良好(17%[1/6]、図1)の止血有効性を有した。
GI出血があった4人の患者に、合計28件の有害事象があった(表4)。3件の関連性がある可能性のある重篤でない有害事象が1人の患者に生じた(頻脈、味覚障害、注入部位の感覚障害)。重篤な有害事象には、各1人の患者におけるGI出血及び便秘が含まれ、これらのいずれも、試験薬と関連性があるとはみなされなかった。
このGI出血は、最近出血の所見があった2件の慢性潰瘍から生じたものであり、治験実施計画書に従い、治験責任医師により同じ状況で健康な個人にも生じ得たと考えられたため、重篤な有害事象とみなされた。rVWF及びrFVIIIの使用を表3に示す。注入あたりの用量の中央値は、rVWFが58.7IU/kg(範囲53.5〜60.5IU/kg)、rFVIIIが33.3IU/kg(範囲19.3〜49.4IU/kg)であった。出血あたりの総用量の中央値は、rVWFが60.0IU/kg(範囲53.6〜121.0IU/kg)、rFVIIIが33.3IU/kg(範囲19.3〜49.4IU/kg)であった。
結論
中枢第3相試験のサブ分析において、rVWFは、重度のVWDを患う患者におけるGI出血のオンデマンド治療に対して安全かつ有効であった。
6件のGI出血(少量2件、中等度2件、大量/重度2件)のうち、止血有効性を、5件(83%)について優良、1件(17%)について良好と評価した。rVWFの単回注入は、4件(67%)のGI出血(少量1件、中等度2件、大量/重度1件)の治療に成功した。GI出血の消散までの時間は、4人の患者について入手でき、1.8〜18.6時間の範囲(中央値8.3時間)であった。
患者の小コホートからのこれらの調査結果により、rVWFがGI出血及び血管異形成の治療に果たす役割を、VWDを患う患者のより大きい集団においてさらに評価することが正当とされる。
血管異形成と高分子量VWF多量体の欠如との、明らかになってきた関連性により、rVWFは、そのULM含有量が多いことにより、この患者集団における特定の利益となり得る(8、9)。
参考文献
Figure 2020526525
実施例2:出血の治療における組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)の薬物動態、安全性、及び有効性
概要:
この第3相試験の目的は、rVWF:rFVIII及びrVWFの薬物動態を評価すること、ならびに重度の遺伝性フォンヴィレブランド病(VWD)を患う対象中の出血事象の治療におけるrVWF:rFVIII及びrVWFの安全性及び有効性を評価することである。
Figure 2020526525
Figure 2020526525
主要評価基準
主要評価基準:主要評価項目#1
治療された出血症状について治療が成功した参加者の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
治療の成功は、試験期間中、被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])で治療した参加者のBEについて、2.5未満の平均有効性評価スコアを使用した出血症状(BE)の制御の程度として定義した。使用した評価スコア:優良=1 - 実際の注入が、BEの治療に必要とされる注入の予測回数以下であり、追加のVWFは必要とされない(全BE);良好=2 - BEの制御に必要とされる予測よりも1〜2回超で多い注入(少量/中等度のBE)または1.5回未満多い注入(大量のBE)、追加のVWFは必要とされない(全BE);中等度=3 - 3回以上の注入(少量/中等度のBE)またはBEの制御に必要とされる予測よりも1.5回以上多い注入(大量のBE)、追加のVWFは必要とされない(全BE);なし=4 - 重篤な制御されていない出血または出血の強度に変化なし、追加のVWFが必要とされる。最大の解析対象集団中の主要有効性評価が利用可能な参加者を含めた(前向き−消化管出血を除く)。
副次的な評価基準
副次的な評価基準:副次的な評価項目#1
有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])による出血症状(BE)の制御についての有効性評価「優良」または「良好」は、次のように定義する:優良 - 実際の注入が、BEの治療に必要とされる注入の予測数以下であり、追加のフォンヴィレブランド因子(VWF)は必要とされない(全BE);良好 - BEの制御に必要とされる予測よりも1〜2回超で多い注入(少量/中等度のBE)または1.5回未満多い注入(大量のBE)、追加のVWFは必要とされない(全BE)。データセットには、最大の解析対象集団中の参加者からの有効性評価が利用可能な、被験薬により治療された、前向き研究で予測されたBEが含まれた。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#2
消化管出血を除く、有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])による出血症状(BE)の制御についての「優良」または「良好」の有効性評価は、次のように定義する:優良 - 実際の注入が、BEの治療に必要とされる注入の予測数以下であり、追加のフォンヴィレブランド因子(VWF)は必要とされない(全BE);良好 - BEの制御に必要とされる予測よりも1〜2回超で多い注入(少量/中等度のBE)または1.5回未満多い注入(大量のBE)、追加のVWFは必要とされない(全BE)。データセットには、最大の解析対象集団中の参加者からの有効性評価が利用可能な、被験薬により治療された、前向き研究で予測された消化管(GI)出血を除くBEが含まれた。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#3
出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの注入回数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
出血症状(BE)の治療に必要とされる組換えフォンヴィレブランド因子:組換え第VIII因子(rVWF:rFVIII)及び/またはrVWFの実際の注入回数。BEは、最初にrVWF:rFVIIIの注入により、続いて、利用可能な場合にはFVIIIレベルに基づいて、rFVIIIを伴ってまたは伴わずにrVWFにより治療することになっていた。FVIIIレベルが利用可能でない場合には、個々の参加者のPKデータを使用して、rFVIII用量を決定した。データセットには、最大の解析対象集団中の参加者からの有効性評価が利用可能な、被験薬により治療された、前向き研究で予測されたBEが含まれた。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#4
出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの単位数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
単位数は、出血症状(BE)の治療に必要とされる組換えフォンヴィレブランド因子:組換え第VIII因子(rVWF:rFVIII)及び/またはrVWFの実際の用量[IU/kg]として提供する。BEは、最初にrVWF:rFVIIIの注入により、続いて、利用可能な場合にはFVIIIレベルに基づいて、rFVIIIを伴ってまたは伴わずにrVWFにより治療することになっていた。FVIIIレベルが利用可能でない場合には、個々の参加者のPKデータを使用して、rFVIII用量を決定した。データセットには、最大の解析対象集団中の参加者からの有効性評価が利用可能な、ロット番号が分かっている被験薬により治療された、前向き研究で予測されたBEが含まれた。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#5
FVIIIへの阻害性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
第VIII因子(FVIII)への中和抗体(阻害剤)の発生を、ベセスダアッセイのナイメゲン変法により評価した。陽性のFVIII阻害剤試験は、ナイメゲン変法ベセスダアッセイによる0.4以上のベセスダ単位/mL(BU/mL)として定義し、これは、最初の試験から2〜4週後に得た独立した試料に第2の試験を行うことにより確認する。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#6
VWFへの阻害性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)への中和抗体(阻害剤)、VWFコラーゲン結合(VWF:CB)、及びVWF第VIII因子結合(VWF:FVIIIB)活性を、ベセスダアッセイのナイメゲン変法を使用して測定した。したがって、1ベセスダ単位(BU)は、アッセイにおける測定した活性を陰性対照試料の活性の50%に減少させた阻害剤の量として定義する。アッセイは、低い(1〜2BU/mL)及び高い(約10BU/mL)力価の阻害剤を用いた2人の3型VWD患者由来のヒト血漿試料と、ヒトrVWF(100BU/mL超)で免疫した非ヒト霊長類由来の血漿試料とを使用して、正当性を確認した。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#7
VWFへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
全結合性抗VWF抗体の存在を、ポリクローナル抗ヒト免疫グロブリン(Ig)抗体(IgG、IgM、及びIgA)を用いて、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)により決定した。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#8
CHOへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
全抗CHO抗体の存在を、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)タンパク質に対する全免疫グロブリン(Ig)抗体(IgG、IgA、IgM)を測定することにより決定した。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#9
rフューリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
全抗rフューリン結合性抗体の存在を、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して、rフューリンタンパク質に対する全免疫グロブリン(Ig)抗体(IgG、IgA、IgM)を測定することにより決定した。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#10
マウス免疫グロブリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
全抗マウス(IgG)結合性抗体の存在を、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定した。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#11
血栓事象が発生した参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
副次的な評価基準:副次的な評価項目#12
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])と関連性のある有害事象(AE)を記載する。AEとして記録される臨床的に重大な所見を伴う臨床検査項目(血液学及び臨床化学)及びバイタルサイン(理学的検査、ECG)のみを含める。カテゴリーは、重症度−器官別大分類−基本語重篤度として示す:重篤な有害事象(SAE)、重篤でない有害事象(nsAE)器官別大分類:心疾患(CARD);全般障害及び投与部位状態(GEN);臨床検査(INV);神経系障害(NERV);皮膚及び皮下組織障害(SKN);血管障害(VAS)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーのAEの数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#13
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象を有する参加者の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])と関連性のある有害事象(AE)を有する参加者の数を記載する。AEとして記録される臨床的に重大な所見を伴う臨床検査項目(血液学及び臨床化学)及びバイタルサイン(理学的検査、ECG)のみを含める。カテゴリーは、重症度−器官別大分類−基本語重篤度として示す:重篤な有害事象(SAE)、重篤でない有害事象(nsAE)器官別大分類:心疾患(CARD);全般障害及び投与部位状態(GEN);臨床検査(INV);神経系障害(NERV);皮膚及び皮下組織障害(SKN);血管障害(VAS)。
副次的な評価項目の尺度:副次的な評価項目#14
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある注入による有害事象の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
被験薬(組換え第VIII因子[rFVIII]を伴うまたは伴わない組換えフォンヴィレブランド因子[rVWF])と関連性のある有害事象(AE)を記載する。AEとして記録される臨床的に重大な所見を伴う臨床検査項目(血液学及び臨床化学)及びバイタルサイン(理学的検査、ECG)のみを含める。カテゴリーは、重症度−器官別大分類−基本語重篤度として示す:重篤な有害事象(SAE)、重篤でない有害事象(nsAE)器官別大分類:心疾患(CARD);全般障害及び投与部位状態(GEN);臨床検査(INV);神経系障害(NERV);皮膚及び皮下組織障害(SKN);血管障害(VAS)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#15
PK50−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の対象に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#16
PK50−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の時間0から96時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#17
PK50−VWF:RCoの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の平均滞留時間(MRT)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#18
PK50−VWF:RCoのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)のクリアランス(CL)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#19
PK50−VWF:RCoの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#20
PK50−VWF:Coの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え FVIII(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の排出相半減期(T1/2)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#21
PK50−VWF:RCoの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の定常状態での分布容積(Vss)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#22
PK50−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#23
PK50−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の時間0から96時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#24
PK50−VWF:Agの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の平均滞留時間(MRT)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#25
PK50−VWF:Agのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)のクリアランス(CL)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#26
PK50−VWF:Agの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#27
PK50−VWF:Agの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え FVIII(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の排出相半減期(T1/2)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#28
PK50−VWF:Ag定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の定常状態での分布容積(Vss)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#29
PK50−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の時間0から無限大時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#30
PK50−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の時間0から96時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#31
PK50−VWF:CBの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)平均滞留時間(MRT)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#32
PK50−VWF:CBのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)のクリアランス(CL)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#33
PK50−VWF:CBの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#34
PK50−VWF:CBの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え FVIII(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の排出相半減期(T1/2)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#35
PK50−VWF:CBの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の定常状態での分布容積(Vss)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#36
PK50−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#37
PK50−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]、または食塩水(プラセボ)と一緒に投与した50IU/kgのVWF:RCo rVWF[rVWF]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の時間0から96時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#38
PK50−FVIII:Cの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の平均滞留時間(MRT)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#39
PK50−FVIII:Cのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)のクリアランス(CL)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#40
PK50−FVIII:Cの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#41
PK50−FVIII:Cの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換えFVIII(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の排出相半減期(T1/2)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#42
PK50−FVIII:Cの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK50治療群(治療群1及び治療群2)中の参加者に関する、38.5IU/kgの組換え第VIII因子(rFVIII)と一緒に投与した50IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)(比1.3:1±0.2)[rVWF:rFVIII]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の定常状態での分布容積(Vss)。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#43
PK80−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#44
PK80−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の時間0から96時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#45
PK80−VWF:RCoの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の平均滞留時間(MRT)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#46
PK80−VWF:RCoのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)のクリアランス(CL)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#47
PK80−VWF:RCoの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#48
PK80−VWF:Coの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の排出相半減期(T1/2)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#49
PK80−VWF:RCoの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)の定常状態での分布容積(Vss)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#50
PK80−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#51
PK80−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の時間0から96時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#52
PK80−VWF:Agの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の平均滞留時間(MRT)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#53
PK80−VWF:Agのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)のクリアランス(CL)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#54
PK80−VWF:Agの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#55
PK80−VWF:Agの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の排出相半減期(T1/2)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#56
PK80−VWF:Agの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)の定常状態での分布容積(Vss)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#57
PK80−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#58
PK80−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の時間0から96時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#59
PK80−VWF:CBの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の平均滞留時間(MRT)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#60
PK80−VWF:CBのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)のクリアランス(CL)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#61
PK80−VWF:CBの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の最大血漿濃度での段階的回収率(IR)時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#62
PK80−VWF:CBの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の排出相半減期(T1/2)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#63
PK80−VWF:CBの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後のフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)の定常状態での分布容積(Vss)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#64
PK80−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#65
PK80−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後の第VIII因子活性(FVIII:C)の時間0から96時間までの血漿濃度曲線下面積(AUC)。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。カテゴリーの表題は、そのカテゴリーについてデータを提供した参加者の数[N]を含む。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#66
PK80−ベースライン時及び6か月後のVWF:RCo、VWF:Ag、及びVWF:CBの参加者内PKの比[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo)、フォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)、及びフォンヴィレブランド因子コラーゲン結合(VWF:CB)についての用量あたりの時間0から無限大時間の血漿濃度曲線下面積(AUC)(AUC0−∞/用量)。各パラメータを、PK80治療群中の参加者(PK80データのみの治療群3からの参加者)に関する、80IU/kgの組換えフォンヴィレブランド因子:フォンヴィレブランド因子リストセチン補因子(VWF:RCo rVWF)[rVWF]を注入した後の2つのPK評価間で比較した。80IU/kgのrWVFの最初の注入時に実施したPK評価[PK1]、及び参加者が自身の被験薬の最初の注入から少なくとも6か月間出血症状に対してオンデマンドで治療を受けた後の80IU/kgのrVWFの2回目の注入[PK2]。13人の参加者について、この評価項目、即ちPK1及びPK2のデータが利用可能であった。
適格性基準
18歳〜65歳(成人、高齢者)、すべての性別。
組み入れ基準:
参加者は、以下の診断を受けていること。
・1型(フォンヴィレブランド因子:リストセチン補因子活性(VWF:RCo)が20IU/dL未満)、または
・2A型(VWF:RCoが20IU/dL未満)、2B型(表現型により診断)、2N型(第VIII因子活性(FVIII:C)が10%未満であり、遺伝子学が過去に確認されている)、2M型、または
・3型(フォンヴィレブランド因子抗原(VWF:Ag)が3IU/dL以下)、または
・出血を制御するためにフォンヴィレブランド因子濃縮物による代替療法を必要とした前歴がある重度のフォンヴィレブランド病(VWD)
出血症状の治療に参加する参加者は、登録前の12か月の間にVWF凝固因子の補充療法を必要とした出血(病歴)が最低1回確認されていること。
参加者は、Karnofskyスコアが60%以上であること。
参加者は、登録時の年齢が少なくとも18歳であり、65歳以下であること。
妊娠の可能性がある女性である場合、参加者は、陰性の妊娠検査を提示すること。
参加者は、試験期間中、適正な避妊方法の使用に同意すること。
参加者は、治験実施計画書の要件を遵守する意思があり、それが可能であること。
除外基準:
偽性VWDまたはVWD以外の別の遺伝性もしくは後天性凝固障害(例えば、質的及び数的血小板障害または1.4超の上昇したPT/国際標準比[INR])であると診断されている参加者。
VWF:RCo半減期が6時間未満である前歴が確認されている参加者。
スクリーニング時にVWF阻害剤の前歴または存在を有する参加者。
力価が0.4BU以上(ナイメゲンアッセイにより)または0.6BU以上(ベセスダ アッセイによる)である 第VIII因子(FVIII)阻害剤の前歴または存在を有する参加者。
マウスまたはハムスターのタンパク質などの被験薬物の成分のいずれかに対する過感受性が分かっている参加者。
季節性アレルギー性鼻炎/結膜炎、軽度の喘息、食物アレルギー、または動物アレルギーを除く免疫障害の病歴を有する参加者。
血栓塞栓事象の病歴を有する参加者。
CD4絶対数が200/mm未満のHIV陽性である参加者。
心血管疾患(New York Heart Association[NYHA]クラス1〜4と診断されている参加者。
スクリーニング時に急性疾病(例えば、インフルエンザ、インフルエンザ様症候群、アレルギー性鼻炎/結膜炎、非季節性喘息)を有する参加者。
次のうちのいずれかから明らかな重大な肝臓疾患と診断されている参加者:正常な上限の5倍である血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、低アルブミン血症、門脈高血圧(例えば、他の理由では説明できない脾腫の存在、食道静脈瘤の前歴)。
クレアチニンレベルが2mg/dL以上の腎臓疾患と診断されている参加者。
参加者にさらなるリスクをもたらし得る臨床的に重大な合併症(例えば、制御されていない高血圧)を有すると治験責任医師により判断された参加者。
登録前30日以内に、局所治療(例えば、軟膏、鼻腔用スプレー)を除く免疫調節薬による治療を受けたことがある参加者。
登録時に妊娠中または授乳中である参加者。
登録前30日以内にIPまたは治験医療機器が関与する別の臨床試験に参加しているか、あるいは本試験の経過中に治験薬または治験デバイスが関与する別の臨床試験に参加する予定がある参加者。
登録前2年以内に薬物またはアルコール中毒の前歴を有する参加者。
進行性の致死的疾患を有する及び/または寿命が3か月未満である参加者。
試験手順に協力することができないまたはその意思がないと治験責任医師により特定される参加者。
試験の性質、範囲、及び起こり得る結果の理解を妨げる精神状態を患う及び/または非協力的な態度が認められる参加者。
規制及び/または法的命令により投獄または強制的に拘束されている参加者。
割り当て前の詳細
49人の参加者がインフォームドコンセントを提出し、試験のためのスクリーニングを受けた。このうち37人が被験薬を受けた。中止の理由は、6件のスクリーニング失敗、3人の参加者による同意の撤回、1件の医師による決定、1人の参加者が経口処置のための高用量のrFVIIIを受けたが、この1人の参加者が適格とされた治療群が閉鎖されたことであった。
報告群
Figure 2020526525
Figure 2020526525
参加者フロー:全般的試験
Figure 2020526525
ベースライン特性
ベースラインは、試験の全参加者[N=37]で構成され、合計で参加者フローに記載される4つの治療群(治療群1:PK50+治療[N=8]、治療群2:PK50のみ[N=8]、治療群3:PK80+治療[N=15]、治療群4:治療のみ[N=6])である。
結果:
評価基準
主要評価基準:主要評価項目#1
1.主要項目:治療された出血症状について治療が成功した参加者の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
Figure 2020526525
報告群
Figure 2020526525
測定値
Figure 2020526525
治療された出血症状について治療が成功した参加者の割合に関する統計分析1
Figure 2020526525
副次的な評価基準:副次的な評価項目#1
2.副次項目:有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表10)副次的な評価項目#1
Figure 2020526525
(表11)報告群
Figure 2020526525
(表12)測定値
Figure 2020526525
有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#2
3.副次項目:消化管出血を除く、有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表13)副次的な評価項目#2
Figure 2020526525
(表14)報告群
Figure 2020526525
(表15)測定値
Figure 2020526525
消化管出血を除く、有効性評価が「優良」または「良好」である治療された出血症状の割合に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#3
4.副次項目:出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの注入回数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表16)副次的な評価項目#3
Figure 2020526525
(表17)報告群
Figure 2020526525
(表18)測定値
Figure 2020526525
出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの注入回数に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#4
5.副次項目:出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの単位数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表19)副次的な評価項目#4
Figure 2020526525
(表20)報告群
Figure 2020526525
(表21)測定値
Figure 2020526525
出血症状あたりのrVWF:rFVIII及び/またはrVWFの単位数に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#5
6.副次項目:FVIIIへの阻害性抗体を生じた参加者の割合(%)[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表22)副次的な評価項目#5
Figure 2020526525
(表23)報告群
Figure 2020526525
(表24)測定値
Figure 2020526525
FVIIIへの阻害性抗体を生じる参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#6
7.副次項目:VWFへの阻害性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表25)副次的な評価項目#6
Figure 2020526525
(表26)報告群
Figure 2020526525
(表27)測定値
Figure 2020526525
VWFへの阻害性抗体を生じる参加者の割合に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#7
8.副次項目:VWFへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表28)副次的な評価項目#7
Figure 2020526525
(表29)報告群
Figure 2020526525
(表30)測定値
Figure 2020526525
VWFへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#8
9.副次項目:CHOへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表30)副次的な評価項目#9
Figure 2020526525
(表31)報告群
Figure 2020526525
(表32)測定値
Figure 2020526525
CHOへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#9
10.副次項目:rフューリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表33)副次的な評価項目#9
Figure 2020526525
(表34)報告群
Figure 2020526525
(表35)測定値
Figure 2020526525
rフューリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#10
11.副次項目:マウス免疫グロブリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表36)副次的な評価項目#10
Figure 2020526525
(表37)報告群
Figure 2020526525
(表38)測定値
Figure 2020526525
マウス免疫グロブリンへの結合性抗体を生じる参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#11
12.副次項目:血栓事象が発生した参加者の割合(%)[タイムフレーム:インフォームドコンセントの署名からrVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入後12か月まで]
(表39)副次的な評価項目#11
Figure 2020526525
(表40)報告群
Figure 2020526525
(表41)測定値
Figure 2020526525
血栓事象が発生した参加者の割合(%)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#12
13.副次項目:臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表42)副次的な評価項目#12
Figure 2020526525
(表43)報告群
Figure 2020526525
(表44)測定値
Figure 2020526525
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象の数に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#13
14.副次項目:臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象を有する参加者の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表45)副次的な評価項目#13
Figure 2020526525
(表46)報告群
Figure 2020526525
(表47)測定値
Figure 2020526525
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある有害事象を有する参加者の数に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価項目の尺度:副次的な評価項目#14
15.副次項目:臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む被験薬と関連性のある注入による有害事象の数[タイムフレーム:rVWF:rFVIIIまたはrVWFの最初の注入から12か月間]
(表48)副次的な評価項目#14
Figure 2020526525
(表49)報告群
Figure 2020526525
(表50)測定値
Figure 2020526525
臨床検査項目及びバイタルサインの臨床的に重大な変化を含む、被験薬と関連性のある注入による有害事象の数に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#15
16.副次項目:PK50−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表51)副次的な評価項目#15
Figure 2020526525
(表52)報告群
Figure 2020526525
(表53)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#16
17.副次項目:PK50−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表54)副次的な評価項目#16
Figure 2020526525
(表55)報告群
Figure 2020526525
(表56)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#17
18.副次項目:PK50−VWF:RCoの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表57)副次的な評価項目#17
Figure 2020526525
(表58)報告群
Figure 2020526525
(表59)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#18
19.副次項目:PK50−VWF:RCoのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表60)副次的な評価項目#18
Figure 2020526525
(表61)報告群
Figure 2020526525
(表62)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#19
20.副次項目:PK50−VWF:RCoの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表63)副次的な評価項目#19
Figure 2020526525
(表64)報告群
Figure 2020526525
(表65)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#20
21.副次項目:PK50−VWF:Coの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表66)副次的な評価項目#20
Figure 2020526525
(表67)報告群
Figure 2020526525
(表68)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Coの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#21
22.副次項目:PK50−VWF:RCoの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表69)副次的な評価項目#21
Figure 2020526525
(表70)報告群
Figure 2020526525
(表71)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:RCoの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#22
23.副次項目:PK50−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表72)副次的な評価項目#23
Figure 2020526525
(表73)報告群
Figure 2020526525
(表74)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#23
24.副次項目:PK50−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表75)副次的な評価項目#24
Figure 2020526525
(表76)報告群
Figure 2020526525
(表77)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#24
25.副次項目:PK50−VWF:Agの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表78)副次的な評価項目#24
Figure 2020526525
(表79)報告群
Figure 2020526525
(表80)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#25
26.副次項目:PK50−VWF:Agのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表81)副次的な評価項目#25
Figure 2020526525
(表82)報告群
Figure 2020526525
(表83)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#26
27.副次項目:PK50−VWF:Agの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表84)副次的な評価項目#26
Figure 2020526525
(表85)報告群
Figure 2020526525
(表86)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#27
28.副次項目:PK50−VWF:Agの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表87)副次的な評価項目#27
Figure 2020526525
(表88)報告群
Figure 2020526525
(表89)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#28
29.副次項目:PK50−VWF:Agの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表90)副次的な評価項目#28
Figure 2020526525
(表91)報告群
Figure 2020526525
(表92)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:Agの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#29
30.副次項目:PK50−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表93)副次的な評価項目#30
Figure 2020526525
(表94)報告群
Figure 2020526525
(表95)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#30
31.副次項目:PK50−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表96)副次的な評価項目#30
Figure 2020526525
(表97)報告群
Figure 2020526525
(表98)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#31
32.副次項目:PK50−VWF:CBの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表99)副次的な評価項目#31
Figure 2020526525
(表100)報告群
Figure 2020526525
(表101)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#32
33.副次項目:PK50−VWF:CBのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表102)副次的な評価項目#32
Figure 2020526525
(表103)報告群
Figure 2020526525
(表104)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#33
34.副次項目:PK50−VWF:CBの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表105)副次的な評価項目#33
Figure 2020526525
(表106)報告群
Figure 2020526525
(表107)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#34
35.副次項目:PK50−VWF:CBの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表108)副次的な評価項目#34
Figure 2020526525
(表109)報告群
Figure 2020526525
(表110)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#35
36.副次項目:PK50−VWF:CBの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表111)副次的な評価項目#35
Figure 2020526525
(表112)報告群
Figure 2020526525
(表113)測定値
Figure 2020526525
PK50−VWF:CBの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#36
37.副次項目:PK50−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0〜∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表114)副次的な評価項目#36
Figure 2020526525
(表115)報告群
Figure 2020526525
(表116)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#37
38.副次項目:PK50−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表116)副次的な評価項目#37
Figure 2020526525
(表117)報告群
Figure 2020526525
(表118)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#38
39.副次項目:PK50−FVIII:Cの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表119)副次的な評価項目#38
Figure 2020526525
(表120)報告群
Figure 2020526525
(表121)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#39
40.副次項目:PK50−FVIII:Cのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表122)副次的な評価項目#39
Figure 2020526525
(表123)報告群
Figure 2020526525
(表124)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#40
41.副次項目:PK50−FVIII:Cの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表125)副次的な評価項目#40
Figure 2020526525
(表126)報告群
Figure 2020526525
(表127)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#41
42.副次項目:PK50−FVIII:Cの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表128)副次的な評価項目#41
Figure 2020526525
(表129)報告群
Figure 2020526525
(表130)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#42
43.副次項目:PK50−FVIII:Cの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表131)副次的な評価項目#42
Figure 2020526525
(表132)報告群
Figure 2020526525
(表133)測定値
Figure 2020526525
PK50−FVIII:Cの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#43
44.副次項目:PK80−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表134)副次的な評価項目#43
Figure 2020526525
(表135)報告群
Figure 2020526525
(表136)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#44
45.副次項目:PK80−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表137)副次的な評価項目#44
Figure 2020526525
(表136)報告群
Figure 2020526525
(表137)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#45
46.副次項目:PK80−VWF:RCoの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表138)副次的な評価項目#45
Figure 2020526525
(表139)報告群
Figure 2020526525
(表140)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#46
47.副次項目:PK80−VWF:RCoのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表141)副次的な評価項目#47
Figure 2020526525
(表142)報告群
Figure 2020526525
(表143)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#47
48.副次項目:PK80−VWF:RCoの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表144)副次的な評価項目#47
Figure 2020526525
(表145)報告群
Figure 2020526525
(表146)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#48
49.副次項目:PK80−VWF:Coの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表147)副次的な評価項目#48
Figure 2020526525
(表148)報告群
Figure 2020526525
(表149)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Coの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#49
50.副次項目:PK80−VWF:RCoの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表150)副次的な評価項目#50
Figure 2020526525
(表151)報告群
Figure 2020526525
(表152)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:RCoの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#50
51.副次項目:PK80−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表153)副次的な評価項目#50
Figure 2020526525
(表154)報告群
Figure 2020526525
(表155)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#51
52.副次項目:PK80−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表156)副次的な評価項目#51
Figure 2020526525
(表157)報告群
Figure 2020526525
(表158)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#52
53.副次項目:PK80−VWF:Agの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表159)副次的な評価項目#52
Figure 2020526525
(表160)報告群
Figure 2020526525
(表161)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#53
54.副次項目:PK80−VWF:Agのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表162)副次的な評価項目#54
Figure 2020526525
(表163)報告群
Figure 2020526525
(表164)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#54
55.副次項目:PK80−VWF:Agの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表165)副次的な評価項目#54
Figure 2020526525
(表166)報告群
Figure 2020526525
(表167)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#55
56.副次項目:PK80−VWF:Agの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表168)副次的な評価項目#56
Figure 2020526525
(表169)報告群
Figure 2020526525
(表170)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#56
57.副次項目:PK80−VWF:Agの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表171)副次的な評価項目#57
Figure 2020526525
(表172)報告群
Figure 2020526525
(表173)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:Agの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#57
58.副次項目:PK80−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表174)副次的な評価項目#57
Figure 2020526525
(表175)報告群
Figure 2020526525
(表176)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#58
59.副次項目:PK80−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表177)副次的な評価項目#58
Figure 2020526525
(表178)報告群
Figure 2020526525
(表188)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#59
60.副次項目:PK80−VWF:CBの平均滞留時間[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表189)副次的な評価項目#59
Figure 2020526525
(表190)報告群
Figure 2020526525
(表191)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの平均滞留時間に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#60
61.副次項目:PK80−VWF:CBのクリアランス[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表192)副次的な評価項目#60
Figure 2020526525
(表193)報告群
Figure 2020526525
(表194)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBのクリアランスに関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#61
62.副次項目:PK80−VWF:CBの段階的回収率[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表195)副次的な評価項目#61
Figure 2020526525
(表196)報告群
Figure 2020526525
(表197)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの段階的回収率に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#62
63.副次項目:PK80−VWF:CBの排出相半減期[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表198)副次的な評価項目#62
Figure 2020526525
(表199)報告群
Figure 2020526525
(表200)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの排出相半減期に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#63
64.副次項目:PK80−VWF:CBの定常状態での分布容積[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表201)副次的な評価項目#63
Figure 2020526525
(表202)報告群
Figure 2020526525
(表203)測定値
Figure 2020526525
PK80−VWF:CBの定常状態での分布容積に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#64
65.副次項目:PK80−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表204)副次的な評価項目#65
Figure 2020526525
(表205)報告群
Figure 2020526525
(表206)測定値
Figure 2020526525
PK80−FVIII:Cの時間0から無限大時間の血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−∞/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#65
66.副次項目:PK80−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表207)副次的な評価項目#65
Figure 2020526525
(表208)報告群
Figure 2020526525
(表209)測定値
Figure 2020526525
PK80−FVIII:Cの時間0から96時間までの血漿濃度/時間曲線下面積(AUC0−96時間/用量)に関する統計分析は提供せず。
副次的な評価基準:副次的な評価項目#66
67.副次項目:PK80−ベースライン時及び6か月後のVWF:RCo、VWF:Ag、及びVWF:CBの参加者内PKの比[タイムフレーム:注入前、続いて、注入後15分、30分、及び60分、ならびに3時間、6時間、12時間、24時間、30時間、48時間、72時間、及び96時間でのPK評価。注入及びウォッシュアウトの両方についてのPK評価を含む、最初の被験薬注入後28±3日間のPK評価タイムフレーム]
(表210)副次的な評価項目#66
Figure 2020526525
(表211)集団の説明
Figure 2020526525
(表212)報告群
Figure 2020526525
(表213)測定値
Figure 2020526525
PK80−ベースライン時及び6か月後のVWF:RCo、VWF:Ag、及びVWF:CBの参加者内PKの比に関する統計分析は提供せず。
上に示した実施例は、本発明の組成物、システムス、及び方法の実施形態を作製及び使用する方法の完全な開示及び説明を当業者に付与するために提供されており、本発明者らが自身の発明とみなすものの範囲を限定することを意図しない。当業者には明らかである本発明を実行するための上記した様式の修正は、以下の特許請求の範囲の内であることが意図される。本明細書で言及するすべての特許及び刊行物は、本発明が属する分野の当業者のレベルを示す。本開示で引用されるすべての参考文献は、各参考文献全体が個別に参照により組み込まれているのと同程度に、参照により組み込まれる。
すべての見出し及び節の名称は、明確化及び参照目的のみで使用されるものであり、いかようにも限定するものとして解釈すべきでない。例えば、当業者であれば、本明細書に記載の発明の主旨及び範囲に従い、適宜、異なる見出し及び節からの様々な態様を組み合わせることの有用性を理解するであろう。
本明細書で引用されるすべての参考文献は、ここに、個々の刊行物または特許もしくは特許出願の各々が、すべての目的でそれらの全体が参照により組み込まれることが具体的かつ個々に示されているのと同程度に、その全体が参照により、またすべての目的で、本明細書に組み込まれる。
当業者には明らかとなるように、本出願の多くの修正及び改変を、その趣旨及び範囲から逸脱することなく行うことがきできる。本明細書に記載の具体的な実施形態及び実施例は、例として提供されるにすぎず、本出願は、添付の特許請求の範囲の条項、及び特許出願の範囲が権限を有する等価物の全範囲によってのみ制限される。

Claims (19)

  1. 重度のフォンヴィレブランド病(VWD)を患う対象に、40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の少なくとも1用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することを含む、前記対象において消化管出血を治療するための方法であって、第1の用量が、組換え第VIII因子(rFVIII)をさらに含む、前記方法。
  2. 前記rFVIIIが、約20IU/kg〜約50IU/kgの用量で投与される、請求項1に記載の治療方法。
  3. 前記方法が、前記対象に約40IU/kg〜約100IU/kgの範囲の第2の用量の組換えフォンヴィレブランド因子(rVWF)を投与することをさらに含み、前記第2の用量が、組換え第VIII因子(rFVIII)を含まない、請求項1に記載の治療方法。
  4. 前記rVWF対FVIIIの比率が、約1.5:0.8である、請求項1に記載の治療方法。
  5. 前記rVWF対FVIIIの比率が、約1.3:1である、請求項1に記載の治療方法。
  6. 前記rVWF対FVIIIの比率が、約1.1:0.8である、請求項1に記載の治療方法。
  7. 前記rVWF対FVIIIの比率が、約1.5:1である、請求項1に記載の治療方法。
  8. 前記rVWF対FVIIIの比率が、約1.1:1.2である、請求項1に記載の治療方法。
  9. 前記rVWFが、8〜12時間ごとに投与される、請求項1に記載の治療方法。
  10. 前記rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが投与され、前記消化管出血が、少量または中等度の消化管出血である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治療方法。
  11. 前記rVWFの40〜80IU/kgのrVWF、前記消化管出血が、大量または重度の消化管出血である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治療方法。
  12. 前記rVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治療方法。
  13. 前記rVWFの40〜60IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与され、前記消化管出血が、少量または中等度の消化管出血である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治療方法。
  14. 前記rVWFの40〜80IU/kgのrVWFが、約3日〜約7日間、8〜12時間ごとに投与され、前記消化管出血が、大量または重度の消化管出血である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治療方法。
  15. 前記対象が3型VWDを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の治療方法。
  16. 前記対象が重度の1型VWDを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の治療方法。
  17. 前記対象が重度の2型VWDを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の治療方法。
  18. 前記対象が、過去12か月以内に少なくとも1回の出血事象について治療を受けている、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記対象が、過去12か月以内に1回超の出血事象について治療を受けている、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
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