JP2020523846A - 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための技法 - Google Patents

無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための技法 Download PDF

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Abstract

本開示の一態様は、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノードを対象とする。ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信することと、信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定することと、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定することと、ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることとを行うように設定される。本開示のさらなる態様は、ユーザデバイス、方法およびコンピュータプログラム製品に関係する。【選択図】図5

Description

本開示は、一般に、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための技法に関する。特に、限定はしないが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり得る無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための方法およびデバイスが開示される。より詳細には、および限定はしないが、開示されるデバイスおよび方法は、無線通信ネットワークのチャネルにおけるクリアチャネルアセスメントのコンテキストにおいて実装され得る。
(IEEE802.11WLAN規格ファミリーによる無線通信のために使用される2.4GHz周波数帯域など)未ライセンス周波数帯域におけるチャネルを共有するための通常使用される手法は、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:carrier sense multiple access with collision avoidance)に基づく。効果的に、送信のために無線媒体を利用しようとするデバイスが、チャネルを検知し、チャネルがビジーである(また、以下では「使用中である(in use)」、「使用されている(used)」、または「占有されている(occupied)」)のか、アイドルである(また、以下では「使用中でない(not in use)」、「未使用である(unused)」かまたは「占有されていない(unoccupied)」)のかを決定する。チャネルがビジーであると決定された場合、送信は延期されるが、チャネルがアイドルであると決定された場合、送信は開始される。「CSMA/CA」という名称が示唆するとおり、このアイデアは、チャネルが別の送信デバイスによってまだ使用されていないときにのみ送信を開始することによって衝突を回避することである。
(無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信を対象とする)IEEE802.11規格ファミリーでは、送信を開始することは、通常、ランダムバックオフ値を生成し、チャネルがアイドルであることを見いだした2つのデバイスが、同時に送信し始めるという危険を低減することを必要とする。実際には、他の送信協調機構も使用され得る。送信のこの開始がどのように実装されるかに関する詳細は、それらの詳細が、それぞれのIEEE802.11規格の仕様から当業者に知られているので、本開示の一部でない。したがって、これらの詳細は、本明細書ではさらに説明されない。
CSMA/CAプロトコルの重要な構成要素は、チャネルがビジーである(「使用中である」、「使用されている」または「占有されている」)のか、アイドルである(「使用中でない」、「未使用である」または「占有されていない」)のかをどのように決定すべきかである。所望のチャネルがビジーであるのかアイドルであるのかを決定するための2つの基本的に異なるやり方がある。第1の手法では、受信機が、特定の(明確に規定された)信号または「プリアンブル」を探索している。見いだされた場合、その無線媒体(チャネル)はビジーであると見なされる。さらに、いくつかの実装形態は、信号が特定のしきい値(しきい値電力レベル)を上回った場合のみ、チャネルがビジーであると見なし得る。この手法は、一般に、信号検出またはプリアンブル検出(PD:preamble detect)と呼ばれる。IEEE802.11は、IEEE802.11のOFDM(直交周波数分割多重)無線設計についてのPDしきい値が、未ライセンス2.4GHzおよび5GHz帯域において−82dBm以下にセットされるように規定する。すなわち、IEEE802.11信号のプリアンブルが−82dBm以上の電力レベルにおいて検出された場合、チャネルはビジーとして分類されなければならず、デバイスはそのデバイスの送信を延期しなければならない。反対に、デバイスが、PDしきい値レベルを下回る電力レベルにおいてよく知られている信号を検出した場合、デバイスは、チャネルをアイドルとして分類し得、送信を開始し得る。しかしながら、しばしば、IEEE802.11STA(局、また、以下では「ユーザデバイス」)は、必要とされる−82dBmよりも低いPDしきい値レベルを適用する。詳細には、PDしきい値は、しばしば、STAについての感度しきい値と一致し、感度しきい値は約−92dBmであり得る。基本的に、これは、ユーザデバイスが、よく知られているIEEE802.11プリアンブルを含んでいる任意の正常に受信された送信に従うことになることを意味する。
しかしながら、時々、送信機(たとえば、ユーザデバイス)が送信しようとするチャネルは、たとえば、異種のシステム(たとえば、WLANデバイスでない)によって生成される信号によって占有され得る。このケースでは、チャネルがビジーであるのかアイドルであるのかを決定するためにPDのみを使用することは十分でない。したがって、PDに加えて、チャネルを検知するIEEE802.11受信機も、他の信号の存在を考慮する必要がある。これは、チャネルにおける任意の信号のエネルギーレベルを検出することによって行われる。PDとは対照的に、この検出は、信号の実際のタイプまたは知られているプリアンブルとは無関係に実施される。エネルギーレベルがあらかじめ規定されたしきい値レベルを超えた場合、チャネルはビジーとして宣言され、他の場合、チャネルは、占有されていない(アイドル)と見なされる。チャネルの状態を決定するこのやり方は、一般に、エネルギー検出(ED:energy detect)と呼ばれる。IEEE802.11では、EDのために使用されるしきい値レベルは−62dBmである。
容易に理解されるように、アイドルとしてチャネルを宣言するために使用されるレベルが低いほど、ユーザデバイスは、チャネルにアクセスする際にあまり「アグレッシブ」でなくなる。したがって、PDについてのレベルとEDについてのレベルとを比較すると、あるIEEE802.11システムは、(実際には)−92dBmにおけるまたは−92dBmを超える別のIEEE802.11送信が検出された場合、送信を開始しないことになるが、送信が別のシステムによって引き起こされた場合、そのIEEE802.11システムは、代わりに、EDしきい値を考慮し、観測されたエネルギーレベルが−62dBmを超えた場合に送信を延期することになるという点で、そのIEEE802.11システムが他のIEEE802.11システムに対して比較的「良い」と結論付けられ得る。
範囲の観点から、これが何を意味するかを確かめるために、IEEE802.11システムについてのいくつかの妥当な値を考慮し得る。妥当な送信(TX)電力は15dBmである。さらに、システムが2.4GHzにおいて動作される場合、dB単位の伝搬損失(PL:propagation loss)のための妥当なモデルは、
(1) PL=40+35log10(d)
であり、ここで、40の第1の項は、1m(d=1)の距離における減衰に対応し、距離dはメートル単位で与えられる。2.4GHzとは別のキャリア周波数の場合、定数は別の値をとることになる。
上記の一般的なPDしきい値およびEDしきい値、すなわち、それぞれ、−92dBmおよび−62dBmを用いると、対応するPLは、15dBmの送信電力について、それぞれ、107dBおよび77dBになる。最終的に、PLについての上記の式(1)を使用して、これが、それぞれ82mおよび11mの距離に対応することが容易にわかり得る。
同時に、最もロバストな変調符号化方式(MCS)を使用するIEEE802.11システムについての必要とされる信号対雑音比(SNR)は約2dBであり得、これは、15dBm送信電力における107dBのPL、および82mの範囲に対応する。事実上、−92dBmのPDしきい値は、今日の無線機が通常可能である最低(最もロバストな、最も遅い送信速度)MCSについての感度レベルを表す。その数字は、以下のように見いだされる。1MHz帯域幅中の室温における熱受信機雑音電力(thermal receiver noise power)は−114dBmであり、これは、通信理論に関する書籍において、および妥当な仮定を使用して見いだされ得る。20MHz帯域幅の場合、雑音電力は13dBだけ増加する。最終的に、7dBの受信機における無線実装形態固有の雑音指数を仮定し、これは、−114「dBm」+13「dB」+7「dB」=−94「dBm」の雑音フロアにつながる。2dBの必要とされるSNRの場合、−92dBmの感度レベルが取得される。
図1は、上記で説明された状況の例示を提供する。小さい円3の中心に位置すると仮定される局STA1 1は、対応する送信機が小さい円3内に位置することになる場合、EDを使用して非Wi−Fi送信のみを検出することになる。上記で計算されるように、小さい円3は本例示的な考察について11mの半径を有すると仮定される。さらに、アクセスポイント(AP)5についての「カバレッジエリア」が、(−92dBmの受信機の感度レベルを仮定して)82mに対応するように上記で計算されている。このカバレッジエリアは、大きい円7によって示される。
アクセスポイント(AP)5が小さい円3内に位置せず、小さい円3のエリアがAP5のカバレッジエリアの(11/82)^2≒18/1000を表すことを考慮すると、WLAN送信を検出するためにEDを使用することが不十分であることが明らかになる。代わりにPDが採用された場合、AP5は、AP5が、STA1 1のPD検出範囲を示す大きい円9内に位置するので、検出範囲内で動作する。AP5のカバレッジエリアの反対の部分に位置するSTAのみが、説明されるPDしきい値の下で検出され得ない。
チャネルが事実上ビジーであるときにそのチャネルが誤ってアイドルとして宣言され得ることは、一般に、聴取されない送信機が、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するSTA(STA1)から隠れていることにより、隠れノード問題と呼ばれる。隠れSTAシナリオは、衝突する送信を受けやすい。送信要求/送信可(RTS/CTS:Request−To−Send/Clear−To−Send)メッセージ交換が、通常使用され、このシナリオを抑制する。STAが、送るべきデータを有するとき、STAはチャネルを検知し、アイドルであることを見いだした場合、STAは、意図された受信機にRTSメッセージを送信する。意図された受信機がRTSメッセージを正常に受信した場合、意図された受信機は、意図された受信機の周囲中のデバイスに対して、意図された受信機が、他のデバイスに媒体アクセス試行を延期することを要求する時間期間を示すCTSメッセージで応答する。
しかしながら、無線通信システム(たとえば、ユーザデバイス)がプリアンブル検出(PD)を実施することができないが、エネルギー検出(ED:energy detection)を実施することができるケースが発生し得る。そのようなケースでは、無線媒体が、それを下回るとアイドルとして扱われ得るED電力しきい値レベルの選定は、性能を決定するための重要なパラメータになる。知られているデバイスにおいて、IEEE802.11では、エネルギー検出しきい値は、上記で説明されたように−62dBmにセットされる。上記のように、この値は、低い衝突確率で動作するためにはあまりに高い。新しい(追加の)IEEE802.11動作モードがPDに依拠することが可能でないが、エネルギー検出ルールの下でのみ動作することになるケースでは、無線性能は有害な影響を及ぼされることになり、これは従来技術の問題である。
上記に鑑みて、知られている技法および通信規格は、無線デバイスがクリアチャネルアセスメントを実施するためにEDにのみ依拠する上述の状況に、十分に対処しない。
したがって、上記の問題または従来技術の他の関係する問題を解決する技法が必要である。詳細には、および限定はしないが、無線デバイス(たとえば、ユーザデバイス)が、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するためにエネルギー検出(ED)にのみ依拠するケースにおいて適用され得る技法が必要である。
第1の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信することと、信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定することと、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定することと、ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることとを行うように設定される。
第2の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、ネットワークノードを無線通信ネットワークに通信可能に結合するように適応されたネットワークインターフェースと、プロセッサと、メモリとを備える。メモリは、ネットワークノードに、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信することと、信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定することと、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定することと、ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることとを行わせるためにプロセッサによって実行可能な命令を含んでいる。
第3の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信するように設定された受信ユニットと、信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定するように設定された測定ユニットと、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定するように設定された決定ユニットと、ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガするように設定されたトリガリングユニットとを備える。
以下の説明は、本開示で説明されるすべての態様に適用される。特に、装置態様に関する以下の説明は、装置態様だけでなく、適用可能な場合に、以下で説明される方法態様にも適用され得る。
以下の説明が無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に関して与えられるが、本出願はWLANに限定されず、説明される無線通信ネットワークは、規格ファミリーIEEE802.11によるWLAN(たとえば、Wi−Fiとも呼ばれるIEEE802.11a、g、n、axまたはac)、規格ファミリーIEEE802.16によるワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、および/またはLTEなどの第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)規格の下で動作する無線ネットワーク、あるいは任意の他のモバイル通信規格を含む、任意の好適な種類の無線通信ネットワークであり得る。
ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおける任意の無線デバイスであり得る。特に、ネットワークノードは、WLANネットワークのアクセスポイント(AP)、あるいは3GPP規格の下で動作する基地局、ノードBまたはeノードBであり得る。したがって、無線通信ネットワークは、WLAN、またはLTEネットワークなどの3GPP規格の下で動作するモバイル通信ネットワークを含む、任意の好適な通信ネットワークであり得る。さらに、ユーザデバイスは、無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施するように適応された、無線通信ネットワークにおける任意の無線デバイスであり得る。特に、ユーザデバイスは、WLANの局(STA)、または3GPP無線通信ネットワークのユーザ機器(UE)であり得る。
受信電力レベルは、たとえば、mW、dBmまたは任意の他の好適な単位において、測定された電力レベルを示し得る。受信電力レベルを測定するほかに、受信信号は、必ずしもネットワークノードによってさらに処理されるとは限らない。ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルは、ネットワークノードに知られている電力レベル(たとえば、標準電力レベル)であり得る。言い換えれば、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルは、ネットワークノードのメモリに記憶され得、しきい値電力レベルを決定するためにこのメモリから取り出され得る。ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルは、必ずしも、ユーザデバイスが実際に送信している電力レベルに対応する必要があるとは限らないが、その送信電力レベルは、標準値、平均値、初期値または任意の他の種類の好適な値にも対応し得る。あらかじめ規定された電力レベルは、設定ステップにおいてネットワークノードのメモリに書き込まれていることがあるか、または、あらかじめ規定された電力レベルの値は、たとえば、ユーザデバイスから、ネットワークノードに送信されていることがある。たとえば、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルは、15dBmであり得る。
1つまたは複数のパラメータに基づいて決定することは、本開示全体によれば、あらかじめ規定された計算の結果として値が決定されることを意味し得、1つまたは複数のパラメータは、計算において、たとえば、式の変数として使用される(すなわち、影響を有する)。
ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルは、しきい値電力レベルを決定するときにネットワークノードが現在送信している電力レベルであり得る。追加または代替として、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルは、ネットワークノードのメモリに記憶された値であり得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルは、標準値または平均値に対応し得る。たとえば、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルは、15dBmであり得る。
しきい値電力レベルは、以下の式、
(3) P_threshold=P_transmit_NN/(P_transmit_UD/P_received)
に基づいて決定され得、ここで、P_thresholdはしきい値電力レベルであり、P_transmit_NNは、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルであり、P_transmit_UDは、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルであり、P_receivedは受信電力レベルである。電力レベルP_transmit_NNがdBm単位で与えられ、電力レベルP_transmit_UDおよびP_receivedがdBm単位で与えられるケースでは、dBm単位のしきい値電力レベルP_thresholdは、P_threshold(dBm単位)=P_transmit_NN(dBm単位)−P_transmit_UD(dBm単位)+P_received(dBm単位)として計算され得る。本開示では、しきい値電力レベルP_thresholdは、そのしきい値電力レベルが、ダウンリンク送信、すなわち、APからSTAへの送信について検出されることになるエネルギーに関することを反映するために、ED_DLとも呼ばれる。
本開示全体によれば、「トリガ」という表現は、この表現に続くステップが、そのステップをトリガするように設定されたデバイスによって実施されるか、またはそのステップをトリガするように設定されたデバイスと通信している別のデバイスによって実施されることを意味し得る。たとえば、そのステップをトリガするように設定されたデバイスは、そのステップを実施する別のデバイスにトリガメッセージを送信し得、トリガメッセージは、そのステップを実施するために必要なさらなるパラメータを含み得る。
しきい値電力レベルの指示は、たとえば、しきい値電力レベルまたは他のデータの値を含み得、それらの値に基づいて、しきい値電力レベルは、ユーザデバイスにおいて調整またはセットされ得る。たとえば、しきい値電力レベルの指示は数(たとえば、1、2、3など)を備え得、その数に基づいて、ユーザデバイスは、(ユーザデバイスのメモリに記憶され得る)ルックアップテーブルから対応するしきい値電力レベルを選択し得る。
ネットワークノードは、受信電力レベルに基づいて、およびユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスからネットワークノードに送信された信号のパスロス(path loss)を決定するようにさらに設定され得る。そのケースでは、ネットワークノードは、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、およびパスロスに基づいて、しきい値電力レベルを決定するように設定され得る。
パスロスは、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルと受信電力レベルとの比に対応するように決定され得る。言い換えれば、パスロス(PL)は、以下の式、
(4) PL=P_transmit_UD/P_received
に基づいて決定され得、ここで、PLはパスロスであり、P_transmit_UDは、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルであり、P_receivedは受信電力レベルである。電力レベルP_transmit_UDおよびP_receivedがdBm単位で与えられるケースでは、dB単位のパスロスは、PL(dB単位)=P_transmit_UD(dBm単位)−P_received(dBm単位)として計算され得る。
しきい値電力レベルは、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルとパスロスとの比に対応するように決定され得る。言い換えれば、しきい値電力レベルは、以下の式、
(5) P_threshold=P_transmit_NN/PL
に基づいて決定され得、ここで、P_thresholdはしきい値電力レベルであり、P_transmit_NNは、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルであり、PLはパスロスである。電力レベルP_transmit_NNがdBm単位で与えられ、パスロスPLがdB単位で与えられるケースでは、dBm単位のしきい値電力レベルP_thresholdは、P_threshold(dBm単位)=P_transmit_NN(dBm単位)−PL(dB単位)として計算され得る。本開示では、しきい値電力レベルP_thresholdは、そのしきい値電力レベルが、ダウンリンク送信、すなわち、APからSTAへの送信について検出されることになるエネルギーに関することを反映するために、ED_DLとも呼ばれる。
ネットワークノードは、ユーザデバイスからの、ネットワークノードによって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルをセットすることと、最大受信電力レベルに基づいて、およびパスロスに基づいて、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを決定することと、ユーザデバイスに最大送信電力レベルの指示を送信することをトリガすることとを行うようにさらに設定され得る。
所望の最大受信電力レベルは、あらかじめ規定された値にセットされ得る。あらかじめ規定された値は、たとえば、ネットワークノードのメモリに記憶され得る。たとえば、所望の最大受信電力レベルは−97dBmに対応し得る。所望の最大電力レベルは、別のユーザデバイスからの、ネットワークノードによって受信される信号の受信に著しい影響を及ぼさない値にセットされ得る。
上記に鑑みて、所望の最大受信電力レベルをセットすることは、1つまたは複数の計算ステップを含み得るが、所望の最大受信電力レベルをセットすることはまた、あらかじめ規定された、知られている電力レベルを考慮するステップに関し得る。
最大送信電力レベルは、最大受信電力レベルとパスロスとの積に対応するように決定され得る。言い換えれば、最大送信電力レベルは、以下の式、
(6) P_transmit_max_UD=P_received_max_NN*PL
に基づいて決定され得、ここで、P_transmit_max_UDは、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルであり、P_received_max_NNは、ユーザデバイスからの、ネットワークノードによって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルであり、PLはパスロスである。電力レベルP_received_max_NNがdBm単位で与えられ、パスロスPLがdB単位で与えられるケースでは、dBm単位の最大送信電力レベルP_transmit_max_UDは、P_transmit_max_UD(dBm単位)=P_received_max_NN(dBm単位)+PL(dB単位)として計算され得る。本開示では、最大送信電力レベルはTX_ULとも呼ばれる。
最大送信電力レベルの指示は、たとえば、最大送信電力レベルまたは他のデータの値を含み得、それらの値に基づいて、最大送信電力レベルは、ユーザデバイスにおいて調整またはセットされ得る。たとえば、最大送信電力レベルの指示は数(たとえば、1、2、3など)を備え得、その数に基づいて、ユーザデバイスは、ルックアップテーブルから対応する最大送信電力レベルを選択し得る。
ネットワークノードは、ユーザデバイスからの、ネットワークノードによって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルを、ネットワークノードによって受信される信号の熱雑音電力レベルのあらかじめ規定された比率に対応するようにセットするように設定され得る。
熱雑音電力レベルは、ネットワークノードに知られている値であり得る。たとえば、熱雑音電力レベルは、ネットワークノードのメモリに記憶された値であり得る。熱雑音電力レベルは、20MHzの帯域幅における熱雑音電力レベルであり得る。熱雑音電力レベルは−94dBmであり得る。あらかじめ規定された比率は、dB単位の値として与えられ得る。言い換えれば、最大受信電力レベルは、熱雑音電力レベルとあらかじめ規定された値との比に対応するように決定され得る。あらかじめ規定された値がdB単位で与えられ得るので、あらかじめ規定された値はまた、オフセット値(P_offset)と見なされ得る。このオフセット値は3dBであり得る。言い換えれば、最大受信電力レベルは、以下の式、
(7) P_received_max_NN=P_noise/P_offset
に基づいて決定され得、ここで、P_received_max_NNは、ユーザデバイスからの、ネットワークノードによって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルであり、P_noiseは熱雑音電力レベルであり、P_offsetは、あらかじめ規定された比率を規定する。雑音電力レベルP_noiseがdBm単位で与えられ、あらかじめ規定された比率P_offsetがdB単位で与えられるケースでは、dBm単位の最大受信電力レベルP_received_max_NNは、P_received_max_NN(dBm単位)=P_noise(dBm単位)−P_offset(dB単位)として計算され得る。
ネットワークノードは、ユーザデバイスから送信されるデータを受信するようにさらに設定され得る。たとえば、ネットワークノードは、2MHzの帯域幅を有するチャネルなど、狭帯域幅チャネルにおいてデータを受信するように設定され得る。ユーザデバイスからネットワークノードへの通信は、アップリンク、アップリンク通信、アップリンクチャネルなどと呼ばれることがある。ネットワークノードからユーザデバイスへの通信は、ダウンリンク、ダウンリンク通信、ダウンリンクチャネルなどと呼ばれることがある。データは、しきい値電力レベルがユーザデバイスに送信された後、ネットワークノードから受信され得る。さらに、データは、そのデータが送信されるチャネルにおいてユーザデバイスがクリアチャネルアセスメントを正常に実施した後、ユーザデバイスによって送信され得る。
ネットワークノードは、1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信するようにさらに設定され得る。このケースでは、ネットワークノードは、ユーザデバイスによって送信された信号を受信することと、受信された信号に基づいて、受信された信号がユーザデバイスによって送信された、ネットワークノードによって使用されるOFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、ネットワークノードからさらなるユーザデバイスへの送信のために利用可能なRUのリストから1つまたは複数のRUを除外することと、RUのリストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによってさらなるユーザデバイスにデータを送信することをトリガすることとを行うようにさらに設定され得る。
OFDMA変調方式は、たとえば、IEEE802.11ax規格のOFDMA変調方式であり得る。OFDMA変調方式を使用して送信される信号は、20MHzの帯域幅内で分散された1つまたは複数のリソースユニット(RU)を使用して送信され得る。そのケースでは、IEEE 802.11ax規格の20MHz帯域幅についてのOFDMA変調方式が使用され得る。
ユーザデバイスから受信された信号は、狭帯域チャネルにおいて、たとえば、2MHzの帯域幅を有するチャネルにおいて送信された信号であり得る。概して、ユーザデバイスから受信された信号は、ネットワークノードによって実施されるOFDMA送信のために使用される帯域幅よりも小さい帯域幅を有するチャネルにおいて送信され得る。信号がユーザデバイスによって送信されるチャネルの帯域幅は、OFDMA変調方式の1つのRUに等しいか、またはOFDMA変調方式の1つのRUよりも小さくなり得る。
本開示による「さらなるユーザデバイス」という表現は、「さらなるユーザデバイス」を「ユーザデバイス」と区別するために使用されるにすぎず、追加の技術的意味を有しない。したがって、代替的に、また、「第1のユーザデバイス」という表現は「ユーザデバイス」のために使用され得、「第2のユーザデバイス」という表現は「さらなるユーザデバイス」のために使用され得る。同様の考えが「さらなるSTA」という表現について成り立ち、「さらなるSTA」は、同義的に「第2のSTA」と呼ばれることもある。
ネットワークノードによって使用されるOFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定するステップは、それの周波数帯域幅が、ユーザデバイスからの受信された信号の周波数帯域幅と少なくとも部分的に重複する、1つまたは複数のRUを決定することを含み得る。たとえば、受信された信号の帯域幅が1つのRUよりも小さい場合、それは、信号が完全に1つのRUの帯域幅内にあるケースであり得、このケースでは、このRUが決定される。しかしながら、受信された信号が2つまたはそれ以上のRUと重複するケースでは、これらの2つまたはそれ以上のRUが決定され得る。
1つまたは複数のRUを除外することは、これらのRUが、OFDMA変調方式を使用してさらなるユーザデバイスへのデータ送信が実施される1つまたは複数のRUについての以降の選択プロセスにおいて、考慮されないことを意味し得る。言い換えれば、ネットワークノードは、さらなるユーザデバイスへの以降のデータ送信のために、決定された1つまたは複数のRUを使用しないことになる。
上述のように、ネットワークノードは、1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信するように設定され得る。このケースでは、ネットワークノードは、ユーザデバイスによって送信された信号を受信することと、受信された信号に基づいて、受信された信号がユーザデバイスによって送信された、ネットワークノードによって使用されるOFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、さらなるユーザデバイスからネットワークノードへの送信のために利用可能なRUのリストから1つまたは複数のRUを除外することと、RUのリストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによってさらなるユーザデバイスからネットワークノードへの送信をスケジュールすることをトリガすることとを行うようにさらに設定され得る。
OFDMA変調方式に関して、および受信するステップと決定するステップとに関して、上記で説明されたものと同じ態様は、このケースにおいても有効であり得る。さらに、除外するステップに関して、上述の除外するステップに関する同様の考えが適用され得る。
1つまたは複数のRUを除外することは、これらのRUが、さらなるユーザデバイスからネットワークノードへのデータ送信がスケジュールされる1つまたは複数のRUについての以降の選択プロセスにおいて、考慮されないことを意味し得、スケジュールされたデータ送信は、OFDMA変調方式を使用して実施される。スケジュールすることは、ネットワークノードによってトリガ(および/または実施)される。言い換えれば、ネットワークノードは、さらなるユーザデバイスからネットワークノードへのデータ送信の以降のスケジューリングのために、決定された1つまたは複数のRUを使用しないことになる。
ネットワークノードは、さらなるユーザデバイスからネットワークノードへの送信をスケジュールすることをトリガするステップが、さらなるユーザデバイスにスケジューリングメッセージを送信するステップを含むように設定され得、スケジューリングメッセージは、さらなるユーザデバイスからネットワークノードへの送信のためにさらなるユーザデバイスによって使用されるべきRUのリストのうちの1つまたは複数のRUの指示を含む。
そのやり方で、ネットワークノードは、1つまたは複数のRUを、さらなるユーザデバイスからネットワークノードに送信されるデータのアップリンク通信に割り振ることができる。ネットワークノードは、それにより、無線ネットワークにおいて実施される個々の通信(特に、OFDMA通信)の概観を維持することができる。たとえば、ネットワークノードは、他のRUを、第2のさらなるユーザデバイスからネットワークノードへのデータ送信のアップリンク通信に割り振ることができる。これらの他のRUはまた、前述の除外された1つまたは複数のRUを含まないことがある。
無線通信ネットワークは、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり得、ネットワークノードはWLANのアクセスポイントを備え得る。アクセスポイントは、使用されるIEEE802.11規格によるWLANのアクセスポイント(AP)であり得る。
無線通信ネットワークは、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり得、ユーザデバイスはWLANの局(STA)を備え得る。局は、使用されるIEEE802.11規格によるWLANの局(STA)であり得る。
ネットワークノードは、第1のタイプのユーザデバイスおよび第2のタイプのユーザデバイスと通信するように設定され得、第2のタイプのユーザデバイスは、第1のタイプのユーザデバイスよりも広い帯域幅をサポートする。
言い換えれば、ネットワークノードは、第1の帯域幅を使用して第1のタイプのユーザデバイスと通信し、第2の帯域幅を使用して第2のタイプのユーザデバイスと通信するように設定され得、第1の帯域幅は第2の帯域幅よりも狭い。本開示内では、第1の帯域幅は狭帯域幅(NB)とも呼ばれ、第2の帯域幅は広帯域幅とも呼ばれる。たとえば、狭帯域幅は2MHzの帯域幅を指すことがある。さらに、広帯域幅は20MHzの帯域幅を指すことがある。
第1のタイプのユーザデバイスは、たとえば、2MHz以下の帯域幅内の通信のみをサポートし得る。
第2のタイプのユーザデバイスは、たとえば、10MHz以上(たとえば、20MHz)の帯域幅内の通信をサポートし得る。
第4の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイスが提供される。ユーザデバイスは、無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信することと、ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信することと、無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガすることと、チャネルがアイドルであると決定されたケースにおいて、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信することとを行うように設定される。
第5の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイスが提供される。ユーザデバイスは、ユーザデバイスを無線通信ネットワークに通信可能に結合するように適応されたネットワークインターフェースと、プロセッサと、メモリとを備える。メモリは、ユーザデバイスに、無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信することと、ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信することと、無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガすることと、チャネルがアイドルであると決定されたケースにおいて、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能な命令を含んでいる。
第6の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイスが提供される。ユーザデバイスは、無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信するように設定された第1の受信ユニットと、ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信するように設定された第2の受信ユニットと、無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガするように設定されたトリガリングユニットと、チャネルがアイドルであると決定されたケースにおいて、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信するように設定された送信ユニットとを備える。
第4〜第6の態様のいずれかのユーザデバイスは、第1〜第3の態様のいずれかのネットワークノードが信号を受信するユーザデバイスに対応し得る。第1〜第3の態様のネットワークノードの詳細に関して上記で説明された詳細は、第4〜第6の態様のユーザデバイスに相応に適用され得る。
第7の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための方法が提供される。本方法はネットワークノードによって実施され、本方法は、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信するステップと、信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定することと、ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定するステップと、ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることとを含む。
第7の態様の方法は、第1〜第3の態様のいずれかのデバイスによって実施され得る。
第1〜第3の態様のネットワークノードの詳細はまた、ネットワークノードが第7の態様の方法を実施するように設定されたという意味で、第7の態様の方法に適用され得る。言い換えれば、第7の態様の方法は、第1〜第3の態様の上述のデバイス特徴に対応するステップを含み得る。
第8の態様によれば、無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための方法が提供される。本方法はユーザデバイスによって実施され、本方法は、無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信するステップと、ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信するステップと、無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガするステップと、チャネルがアイドルであると決定されたケースにおいて、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信するステップとを含む。
第8の態様の方法は、第4〜第6の態様のいずれかのデバイスによって実施され得る。
第4〜第6の態様のユーザデバイスの詳細はまた、ユーザデバイスが第8の態様の方法を実施するように設定されたという意味で、第8の態様の方法に適用され得る。言い換えれば、第8の態様の方法は、第4〜第6の態様、および適用可能な場合、第1〜第3の態様の上述のデバイス特徴に対応するステップを含み得る。
第9の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、そのコンピュータプログラム製品が1つまたは複数の処理デバイス上で実行されたとき、本開示で説明される方法のいずれかのステップを実施するためのプログラムコード部分を含む。処理デバイスは、たとえば、本開示によるネットワークノードまたはユーザデバイスであり得るか、または本開示によるネットワークノードまたはユーザデバイスを備え得る。
第9の態様のコンピュータプログラム製品は、たとえば、光記録媒体、磁気記録媒体、固体記録媒体など、1つまたは複数のコンピュータ可読記録媒体上に記憶され得る。
本技法の実施形態のさらなる詳細が、同封の図面を参照しながら説明される。
WLANにおいて局(STA1)によって実施される、エネルギー検出(ED)およびプリアンブル検出(PD)の例示を示す図である。 本開示の技法がそれに基づいて示される構成の一例を示す図である。 本開示の技法がそれに基づいて示される構成のさらなる例を示す図である。 IEEE802.11axにおける20MHzチャネルのために使用されるリソースユニット(RU)を示す図である。 本開示による、ネットワークノードによって実施される、無線通信ネットワークにおける通信を実施するための方法のフローチャートである。 本開示による、無線通信ネットワークにおける通信を実施するためのネットワークノードの概略表現を示す図である。 本開示による、ユーザデバイスによって実施される、無線通信ネットワークにおける通信を実施するための方法のフローチャートである。 本開示による、無線通信ネットワークにおける通信を実施するためのユーザデバイスの概略表現を示す図である。 本開示による、無線通信ネットワークにおける通信を実施するための、ネットワークノードまたはユーザデバイスであり得る、デバイスの概略表現を示す図である。
以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、本明細書で開示される技法の完全な理解を提供するために、特定のネットワーク環境など、特定の詳細が記載される。本技法が、これらの特定の詳細から逸脱する他の実施形態において実施され得ることが、当業者には明らかであろう。その上、以下の実施形態は、主に、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)およびIEEE802.11規格ファミリー(たとえば、WLANまたはWi−Fiとも呼ばれるIEEE802.11a、g、n、axまたはac)について説明されるが、本明細書で説明される技法がまた、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CD)に基づく多くの他の無線通信ネットワークにおいて実装され得ることが容易に明らかである。そのような通信ネットワークは、Long Term Evolution(LTE)および/または規格ファミリーIEEE802.16によるワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)など、3GPP規格の下で動作する3G、4Gまたは5G無線通信ネットワークを含み得る。
その上、本明細書で説明されるサービス、機能、ステップおよびユニットは、プログラムされたマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または、たとえば、高度RISCマシン(ARM)を含む汎用コンピュータとともに機能するソフトウェアを使用して実装され得ることを、当業者は諒解されよう。以下の実施形態は、主に、方法およびデバイスを伴うコンテキストにおいて説明されるが、実施形態はまた、コンピュータプログラム製品において実施され、ならびにコンピュータプロセッサとプロセッサに結合されたメモリとを備えるシステムにおいて実施され得、メモリは、サービス、機能、ステップを実施し、本明細書で開示されるユニットを実装し得る1つまたは複数のプログラムで符号化されることも諒解されよう。
さらに、以下では、方法のいくつかのステップを実施するかまたは実施するように設定された特定のデバイス(特にネットワークノードおよびユーザデバイス)が説明される。しかしながら、それらのステップは、必ずしも1つの単一のデバイスによって実施されなければならないとは限らないが、互いと通信可能に結合された異なるデバイスによって実施され得ることが、当業者によって諒解されよう。たとえば、2つ以上のデバイスが提供され得、および/または2つ以上のプロセッサが提供され得、ステップは、デバイスおよび/またはプロセッサの間で分散される。さらに、本明細書で説明される方法のうちの1つまたは複数のステップを実施するために、クラウドコンピューティング環境が使用され得る。
本開示によれば、および限定はしないが、チャネル状態に基づいて局(STA)によって使用されるエネルギー検出(ED)しきい値を適応させることが提案される。さらに、好適なしきい値レベルがアクセスポイント(AP)によって決定され、関連するSTAに通信され得ることが提案される。しきい値は、ダウンリンク(DL)状態に基づいて決定され得、しきい値が進行中の送信との衝突を防ぐかまたは制限するという制約の下でチャネル使用の確率が最大にされるように選択され得る。さらに、APは、使用されるべき最大送信電力を決定し得る。このようにして、STAからの送信は、レガシーシステムの性能を劣化させるためにEDのみを使用して回避され得る。
概して、および限定はしないが、本開示は、1つのアクセスポイント(AP)が複数の局(STA)とワイヤレス通信しているWLAN環境において実装され得る。STAのうちの少なくとも1つは、たとえば、20MHzの広帯域幅を有する広帯域チャネルにおいてAPと通信するように設定されたレガシーSTA(または広帯域STA)であり得る。さらに、STAのうちの少なくとも1つは、たとえば、2MHzの狭帯域幅を有する狭帯域チャネルにおいてAPと通信するように設定されたSTA(狭帯域STA、NB−STA、またはNB−Wi−Fi STA)であり得る。そのコンスタレーションでは、NB−STAが、狭帯域チャネルにおいて動作するように設定されるにすぎず、広帯域STAによって送信されたプリアンブルを検出することが可能でないケースがあり得る。したがって、NB−STAは、(たとえば、データ送信がAPによってスケジュールされていないとき)NB−STAがAPにデータを送信しようとするケースにおいて、PDを実施することが可能でないことがあり、クリアチャネルアセスメントを使用するためにEDに依拠しなければならない。
本開示の説明を容易にするために、特定のシステムパラメータが使用される。しかしながら、当業者には明らかであるように、本開示は、パラメータのこれらの選定に限定されない。また、使用される専門用語は、IEEE802.11において通常使用される専門用語である。たとえば、アクセスポイント(AP)という用語は、ネットワークノードを指すときに使用される。しかしながら、等価な用語は、たとえば、基地局、ノードB(NB)、またはエボルブドノードB(eNB)である。同様に、局(STA)という用語は、非ネットワークノードを指すときに使用される。等価な用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザデバイス、デバイスなどである。
APが2つの異なるタイプのSTAをサポートすると仮定し、すなわち、一方が、広帯域幅において高データレートにおいて送信および受信することが可能であるSTA(広帯域STA)、他方が、狭帯域幅を使用して、より低いデータレートにおいて送信および受信することに限定されるSTA(狭帯域STA)。より詳細には、前者のSTA(広帯域STA)の一例は、20MHz、あるいは潜在的により多い、たとえば40MHz、80MHz、さらに160MHzの信号を送信および受信することが可能な、802.11a、b、g、n、ac、またはaxに準拠するSTAになる。
上述の規格のいずれかに準拠するSTAによって送られたすべての広帯域パケットは、プリアンブルを含んでいる。詳細には、これ以降レガシープリアンブルと呼ばれる、このプリアンブルは、後方互換性がある信号(送信)検出を確実にするための手段としてすべてのバージョンによって使用される。したがって、レガシー機器は、同じレガシーデバイスによって復号可能でないフォーマットで実際のデータが送信され得るパケットについてPDを実施し得る。
この後方互換性手法は、追加のオーバーヘッドというコストをもたらす。しかしながら、後方互換性手法は、単純でロバストな機構である。本質的に、この手法は、規格の将来世代が規格のより古いバージョンをもサポートすることを必要とする。過去に、規格を発展させることが、サポートされるデータレートを増加させる方向にあったとき、これは自然になり、規格の古いバージョンが、しばしば、より新しいバージョンのサブセットとして見られ得るので、追加コストなしに本質的に得られる。しかしながら、規格のより新しいバージョンが、代わりにより低い電力消費およびより低いコストを目標とするとき、レガシー動作をサポートすることはまた、これらの目的を達成する可能性を完全に損なうことがある。極めて明らかな例として、レガシー信号が20MHz幅であり、規格の新しいバージョンが、帯域幅を10分の1の2MHzまで低減することによって低電力消費および低コストを達成することを目標とする場合、20MHz受信をもサポートすることは、意味をなさない。
したがって、レガシープリアンブルが20MHz上で送られるので、レガシープリアンブルは、2MHz帯域幅のみをサポートするSTA(NB−STA)によって復号され得ない。したがって、NB−Wi−Fi STAについて残っている唯一のオプションは、チャネルがアイドルであるのかビジーであるのかをNB−Wi−Fi STAが決定しなければならないケースにおいてEDに依拠することである。上記で説明されたように、デフォルトパラメータを用いてEDを実施することは、別のSTAが、ビジーとして宣言されるべきチャネルについて十分に近い確率が極めて小さいので、ほとんど機能しないことになり、したがって、チャネルは、誤ってアイドルとして宣言される可能性が高く、潜在的に衝突を引き起こすことになる。本開示では、この問題は対処される。
目的は、NB−STAがEDを実施することが可能であり、これに基づいて、NB−STAが送信することを許容されるか否かを決定するべきであるということである。また、NB−STAが送信することを許容された場合、これはまた、限られた送信電力の制約の下であり得る。
進行中の送信に対して危害が与えられないことを確実にするために、(APとさらなるSTA、たとえば、広帯域STAとの間の)潜在的なDL送信およびUL送信は、別々に考慮される。
DL(ダウンリンク、APからさらなるSTAへの送信):送信がDLにおけるもの、すなわち、APからさらなるSTAへのものである場合、APは、NB−STAがどれほどのレベルで信号を受信することになるかを正確に推定することができる。この電力レベルは、これが、DL送信が進行中であるかどうかを決定するために、NB−STAのために使用するのに適しているであろうしきい値レベルであることを反映するために、ED_DLとして示される。ED_DLは、本明細書ではP_thresholdとも呼ばれる。
UL(アップリンク、さらなるSTAからAPへの送信):送信がULにおけるもの、すなわち、さらなるSTAからAPへのものである場合、NB−STAにおいて受信される電力は、STAのうちのどの1つがULにおいて送信しているかに依存することになる。これは、かなり変動することがあり、特に、それは、STAが、単に、まったく聴取され得ないためであり得る。NB−STAがチャネルにアクセスすることを可能にするために、危害が加えられないことを依然として確実にしながら、APは、異なる手法を使用する。一方、UL送信のケースでは、APは、ULにおいて潜在的に送信している異なるSTAからの受信電力がおおよそどれほどになるかを知っている。APはまた、NB−Wi−Fi STAとAPとの間のパスロスを概算的に知っているので、APは、NB−STAが、別のSTAからのUL送信を著しく劣化することなしにどれほどの電力において送信することができるかを決定することができる。この最大許容TX電力は、これがULについての送信電力に関する限界であることを反映するために、TX_ULとして示される。TX_ULは、P_transmit_max_UDとも呼ばれる。
したがって、ED_DLの使用によって、NB−Wi−Fi STAが送信を開始しないであろうことが確実にされるので、DL送信が損なわれないことが確実にされる。しかしながら、ULの場合、危害が引き起こされないことが確実にされるやり方は、NB−STAのTX電力を潜在的に制限することによるものである。
したがって、ULの場合、衝突を回避するための試みは行われず、代わりに、保証されることは、NB−Wi−Fi送信が広帯域システムと同時に行われた場合、広帯域システムが依然として機能することになるように、NB−Wi−Fi信号が十分に弱いことである。NB−Wi−Fi信号は正しく受信されないことがあるが、これはただ、パケットが肯定応答されないときに競合ベースシステムにおいて新しい試みが通常行われるとおりに、NB−WiFi STAが新しい試みを行わなければならないという影響を有する。
いくつかの実施形態によれば、APは、ED_DL値、TX_UL値を決定し、これらの2つの値をNB−Wi−Fi STAに通信する。NB−Wi−Fi STAは、次いで、NB−Wi−Fi STAがチャネルにアクセスすることができるどうかを決定するために、およびNB−Wi−Fi STAがチャネルにアクセスすることができる場合にどれほどの送信電力が使用され得るかを決定するためにこれらの値を使用する。ED_DLとTX_ULの両方が、APに対するそれらの相対ロケーションに応じて、異なるNB−Wi−Fi STAについて大きく異なり得ることに留意されたい。しかしながら、いくつかの実施形態では、ED_DLのみが決定され、NB−STAに通信され、TX_UL値は決定および通信されない。
ED_DL値およびTX_UL値がそれに従って決定および送信される、上記で説明された実施形態の数値例を与えるために、図2が考慮される。図2は、AP15に接続された1つのレガシーSTA(STA1)11と1つのNB−Wi−Fi STA(NB−STA)13とをもつ単純な配置の一例を示している。
図2に示されているように、例によれば、AP15とSTA1 11との間のパスロスは80dBであり、AP15とNB−STA13との間のパスロスは100dBであり、STA1 11とNB−STA13との間のパスロスは120dBである。
以下では、従来技術の問題を示すために、従来技術のEDが図2の構成に適用されたケースにおいて何が起こるかが手短に説明される。EDが、従来技術に従って、IEEE802.11において現在使用されているレベルと同じレベルを使用して採用されることになる場合、2MHz帯域幅において測定されるEDレベルは(20MHzチャネルにおいて測定された−62dBmよりも10dB低い)−72dBmになる。明らかに、NB−Wi−Fi STA13がこのEDしきい値を使用することになる場合、チャネルは、2MHzにおける受信機電力が、DL送信のケースにおいて−95dBmになり、UL送信のケースにおいて−115dBmになるので、常にアイドルであることが見いだされるであろう。ここで、AP15とSTA1 11の両方によって使用される送信電力が15dBであると仮定される。
DL通信が進行中であるときにNB−Wi−Fi STA13が送信を開始した場合に何が起こるか考慮すると、NB−Wi−Fi STA13が現在送信しているので、AP15がDL通信を受信することが可能でなくなることが容易にわかる。UL送信を考慮すると、AP15における受信電力は、2MHzチャネル内で−85dBmになる。同時に、STA1 11からの受信電力は−65dBmになる。しかしながら、20MHzチャネルにおけるAP15における熱雑音は、−114dBm/MHz+13dBMHz+7dB=−94dBmのオーダーになり、ここで、−114dBm/MHzは、1MHzチャネル内の熱雑音電力であり、13dBMHzは、20MHzチャネルが1MHzチャネルよりも13dB多い雑音を有することになる考えから得られ、7dBは、受信機の雑音指数であると仮定される。
したがって、NB−Wi−Fi送信からの干渉がない場合、信号対雑音比(SNR)は−65−(−94)=29dBである。しかしながら、NB−Wi−Fi干渉が存在する場合、信号対干渉比(SIR)は−64−(−85)=21dBになる。したがって、雑音および干渉が、所望の信号に対して同じ影響を有するものとして扱われる場合、STA1 11から受信された信号の信号品質は、8dBだけ劣化される。STA1 11からAP15への送信のために使用される変調符号化(MCS)が29dB SNRのチャネル状態に適応されると仮定すると、受信は、信号品質が約21dBまで低下した場合、ほぼ確実に失敗することになり、チャネルがアイドルであるのかビジーであるのかを決定するためにEDを使用することによる問題を明らかに示す。
次に、本実施形態によれば、AP15はED_DLを推定する。AP15が、NB−Wi−Fi STA13によって使用されるTX電力と、対応する電力とを知っているので、これは容易に行われる。この特定の例では、送信電力は15dBmであり、受信電力は−85dBmであり、したがって、パスロスは100dBである。この特定のケースでは、送信電力は、AP15およびNB−Wi−Fi STA13について同じであったので、ED_DLは、AP15における受信電力、すなわち、−85dBmと同じになることになる。したがって、NB−Wi−Fi STA13は、ED_DL=−85dBmを用いてEDを実施するべきである。
次に、STA1 11からAP15へのUL送信についての性能を著しく劣化させないために何が必要とされるかが考慮される。上記の計算によれば、熱雑音電力は、20MHz帯域幅において−94dBmである。AP15において受信されたときのNB−Wi−Fi送信の電力が、著しい影響を有しないために、少なくとも3dB低くなるべきであること、すなわち、NB−Wi−Fi STA13から受信された最大電力が−97dBmを超えるべきでないことが必要とされると仮定する。パスロスが100dBであるので、結果として、NB−Wi−Fi STA13のために許容される最大出力電力は3dBmになる。したがって、AP15は、NB−Wi−Fi STA13にこの情報を送り、すなわち、チャネルにアクセスするために、NB−Wi−Fi STA13は、−85dBmのしきい値を用いてEDを使用しなければならない。チャネルがアイドルであることが見いだされるケースでは、NB−Wi−Fi STA13は送信することができるが、3dBmを超えるTX電力を使用しない。
進行中のUL送信に対する干渉を引き起こさないためにNB−Wi−Fi信号の電力を低減することは、もちろん、AP15が依然としてNB−Wi−Fi信号を受信することが可能であるべきである場合、あるポイントまで行われるにすぎないことがある。注目に値することは、AP15におけるNB−Wi−Fi信号のSNRが、帯域幅がはるかにより小さいことから恩恵を受けることになるということである。したがって、NB−Wi−Fi信号の受信電力が−97dBmを超えるべきでないが、2MHzチャネル内の雑音電力が、依然として7dB雑音指数を仮定すると、−104dBmになるので、2MHzチャネル内のSNRは7dBになる。7dBのSNRは、典型的には、AP15におけるNB−Wi−Fi信号の正常な受信を可能にするであろう。
別の例を提供するために、図3が考慮され、図3は、STA1 11とNB−Wi−Fi STA13とが、STA1 11とNB−Wi−Fi STA13との位置に関して取り換えられていること以外、図2と同様である。言い換えれば、図3に関して説明される例によれば、AP15とSTA1 11との間のパスロスは100dBであり、AP15とNB−STA13との間のパスロスは80dBであり、STA1 11とNB−STA13との間のパスロスは120dBである。
図2の例と同様の計算を再び行うと、ED_DL=−65dBmが取得される。さらに、STA1 11からのUL信号は−85dBmにおいて受信されることになる。AP15における熱雑音は、上記、すなわち、20MHzチャネルにおいて−94dBmのままであり、したがって、20MHz幅UL送信についてのSNRが−85dBm−(−94dBm)=9dBになる。再び、NB−Wi−Fi信号が、雑音フロアを3dB下回るべきであること、すなわち、−97dBmにおいて受信されるべきであることを必要とするので、結果として、NB−Wi−Fi STA13についての最大送信電力が−97dBm+80dB=−17dBmになることになる。
したがって、NB−STA13は、チャネルがアイドルと見なされるべきであるかどうかを決定するために、ED_DL=−65dBmを使用することになり、アイドルであることを見いだした場合、NB−Wi−Fi STA13は、−17dBmの最大TX電力を使用することを許容されるであろう。
上記の実施形態では、レガシーSTA11へのおよびからの送信は20MHzであると仮定されたが、NB−Wi−Fi送信は2MHzにすぎないと仮定された。レガシー送信が、たとえば、IEEE802.11axなど、OFDMAに基づくケースでは、わずかに変更された手法が可能である。これは、以下の実施形態で説明される。
OFDMAが使用されると仮定され、例によって、IEEE802.11axが考慮される。たとえば、OFDMA通信は、上記で説明された図2または図3に示されているAP15とSTA1 11(レガシー局または広帯域STA)との間で使用され得る。図4は、IEEE802.11axにおける20MHzチャネルについての可能なリソースユニット(RU)の例示を示す。802.11axでは、図4に示されているように、20MHzチャネルにおいて最高9つのRUがサポートされ得る。さらなる詳細について、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、IEEE P802.11 Wireless LANs、「Specification Framework for TGax」、doc.:IEEE802.11−15/0132r8、2015年9月が本明細書によって参照される。
AP15は、NB−Wi−Fi STA13がチャネルへのアクセスを獲得する見込みを改善し、また、DL送信においてNB−Wi−Fi STA13によって使用されるRUを使用しないことによって、増加されたTX電力を可能にし、さらに、対応するRU上でのUL送信をスケジュールしないことがある。
一例として、NB−Wi−Fi STA13が、最低周波数におけるRU、すなわち、図4中の26個のサブキャリアをもつ最左RUを使用していると仮定する。さらに、再び、図2で説明されたもののような配置が仮定される。現在、対応する2MHzにおいて送信信号がないので、検出されるエネルギーは、DL送信のケースでは、かなり少なくなる。エネルギーは、隣接するRUについて信号を生成するために使用されるIFFTにおいていくらかの漏れがあるので、等しく0にならないが、エネルギーは、たとえば、RUがユーザデータ送信のために割り当てられることになる場合よりも30dB小さくなる。ED_DLは、同じ、すなわち、−85dBmに保たれる。これは、データのために使用されないRU内の受信電力が、上記で説明されたように極めて小さいので、NB−Wi−Fi STA13が、チャネルがアイドルであることを見いだすことになることを意味する。したがって、OFDMAを使用すること、および特定のRUのためにデータを意図的に割り当てないことによって、このRUを使用するNB−Wi−Fi STAは、基本的に、アクセスすべきクリアなチャネルを取得することになる。
さらに、NB−Wi−Fi STA13によって使用され得る、許容される送信電力に関する制約もあり得る。第1の実施形態では、この制約は、この制約がULにおける広帯域送信を劣化させるべきでないことに基づいていたが、NB−Wi−Fi信号がAPによって受信されないであろうということが容認されたにすぎない。OFDMAのケースでは、APはまた、対応するRUに他のデータを割り当てないことによって、ULをスケジュールするときにこれを検討することができる。図2で説明された配置では、2MHzチャネルにおける受信電力が−97dBmになるようにTX電力が3dBまで低減されるべきであることが、以前の実施形態において宣言された。しかしながら、同じ2MHzチャネルにおけるSTA1 11からの受信電力が−75dBmであったので、NB−Wi−Fi STA13の観点から見られるSIRは−22dBになり、それは、NB−Wi−Fi信号の受信を不可能にすることになる。したがって、本実施形態によれば、OFDMAが使用され、対応するRUはULのために割り当てられない。次に、このRU内の広帯域システムからの電力が、現在、隣接するRUからのいくらかの漏れによってのみ引き起こされるので、SIRは、RUがULデータ送信のために割り当てられることになる場合よりも約30dB良くなることが予想され得る。したがって、約8dBのSIRが取得されることになり、また、NB−Wi−Fi信号は、AP15によって容易に復号可能であろう。
ただ第1の実施形態に関しては、ED_DLならびに許容されるTX電力は、個々のSTAについて導出されるパラメータである。もちろん、すべての関与するSTAについての要件を調べ、次いで、要件の大きいセットを追跡することがあまりに複雑であるように見えることになるケースにおいて、すべてのSTAについての最も限定的な要件を使用することを決めることが可能である。
以下で説明される実施形態のいずれかは、上記で説明された技術および実施形態のうちの1つまたは複数のコンテキストにおいて行われ得る。特に、以下で説明される実施形態は、WLAN通信ネットワークにおいて実装され得る。
図5は、無線通信ネットワークにおける通信を実施するための方法のフローチャートを示す。本方法は、本開示で説明されるネットワークノードのいずれかによって実装され得る。特に、図5に示されている方法は、図2または図3に示されているAP15によって実施され得る。
図5に示されているように、本方法は、以下のステップを含む。
− 無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信するステップ50。
− 信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定するステップ52。
− ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定するステップ54。
− ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガするステップ56。
図6は、図5に関して上記で説明された方法を実施するように設定されたネットワークノード60の概略ブロック図を示す。ネットワークノード60は、本開示で説明されるAPであり得る。たとえば、ネットワークノード60は、図2または図3に関して説明されるAP15に対応し得る。
図6に示されているように、ネットワークノード60は、以下を備える。
− 無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって送信された信号を受信するように設定された受信ユニット61。
− 信号がネットワークノードによって受信された受信電力レベルを測定するように設定された測定ユニット62。
− ネットワークノードのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスのあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および受信電力レベルに基づいて、ユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定するように設定された決定ユニット63。
− ユーザデバイスにしきい値電力レベルの指示を送信することをトリガするように設定されたトリガリングユニット64。
また、図1および図2に関して説明された実施形態に関して上記で説明された詳細は、図5の方法に関して、および図6のネットワークノード60に関して適用され得る。
図7は、無線通信ネットワークにおける通信を実施するための方法のフローチャートを示す。本方法は、本開示で説明される局(STA)のいずれかによって、特に本開示で説明されるNB−STAのいずれかによって実装され得る。特に、図7に示されている方法は、図2または図3に示されているNB−STA13によって実施され得る。
図7に示されているように、本方法は、以下のステップを含む。
− 無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信するステップ70、
− ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信するステップ72、
− 無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガするステップ74、および
− チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信するステップ76。
図8は、図7に関して上記で説明された方法を実施するように設定されたユーザデバイス80の概略ブロック図を示す。ユーザデバイス80は、本開示で説明されるNB−STAであり得る。たとえば、ユーザデバイス80は、図2または図3に関して説明されるNB−STA13に対応し得る。
図8に示されているように、ユーザデバイス80は、以下を備える。
− 無線通信ネットワークのネットワークノードから、無線通信ネットワークにおいてユーザデバイスによって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信するように設定された第1の受信ユニット82。
− ネットワークノードから、ユーザデバイスによって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信するように設定された第2の受信ユニット84。
− 無線通信ネットワークのチャネルにおいてクリアチャネルアセスメントを実施することをトリガするように設定されたトリガリングユニット86。
− チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードにデータを送信するように設定された送信ユニット88。
図9は、本開示による、無線通信ネットワークにおける通信を実施するためのデバイス90を示す。デバイス90は、本明細書で説明される方法のいずれかを行うように設定され得る。たとえば、デバイス90は、図5または図7に示されている方法を実施するように設定され得る。デバイス90は、本開示によるネットワークノードまたは本開示によるユーザデバイスであり得るか、または本開示によるネットワークノードまたは本開示によるユーザデバイスを備え得る。
デバイス90は、デバイス90を無線通信ネットワーク(たとえば、WLAN)に通信可能に結合するように適応されたネットワークインターフェース92を備える。デバイス90は、プロセッサ94と、デバイス90に、本開示で説明される方法のいずれかを行わせるためにプロセッサ94によって実行可能な命令を含んでいるメモリ96とをさらに備える。特に、メモリ96は、デバイス90に、図5および図7による方法のいずれかを行わせるためにプロセッサ94によって実行可能な命令を含んでいることがある。
上記の説明から明らかになったように、本開示による技法は、いくつかの実施形態によれば、プリアンブル検出(PD)を使用することが可能でないデバイスが、さもなければほとんど不可避である、そのデバイスがレガシー動作に危害を加えることがないことを確実にするやり方で、エネルギー検出(ED)を採用するための手段を提供する。狭帯域デバイスは、レガシープリアンブルが広帯域信号であるので、PDを実施することができない。狭帯域デバイスのEDしきい値を調整することにおいて、狭帯域デバイスは、広帯域システムと共存することを可能にされる。したがって、本開示は、最初にアクセスポイント(AP)によってスケジュールされることなしにAPにパケットを送るために、狭帯域Wi−Fi局(NB−Wi−Fi STA)がEDを実施することを可能にする。
本開示の多くの利点は上記の説明から十分に理解され、本開示の範囲から逸脱することなく、および/または本開示の利点のすべてを犠牲にすることなしに、ユニットおよびデバイスの形式、設定および構成において様々な変更が行われ得ることは明らかであろう。実施形態が多くのやり方で変化され得るので、本開示は以下の実施形態の範囲によってのみ限定されるべきであることを認識されよう。

Claims (40)

  1. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノード(15、60)であって、前記ネットワークノード(15、60)は、
    前記無線通信ネットワークにおいてユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    受信電力レベルを測定することであって、前記信号が前記ネットワークノード(15、60)によって受信されたものである、受信電力レベルを測定することと、
    前記ネットワークノード(15、60)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記受信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記しきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることと
    を行うように設定された、ネットワークノード(15、60)。
  2. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノード(15、60、90)であって、前記ネットワークノード(15、60、90)が、
    前記ネットワークノード(15、60、90)を前記無線通信ネットワークに通信可能に結合するように適応されたネットワークインターフェース(92)と、
    プロセッサ(94)と、
    命令を含んでいるメモリ(96)と
    を備え、前記命令が、前記ネットワークノード(15、60、90)に、
    前記無線通信ネットワークにおいてユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    受信電力レベルを測定することであって、前記信号が前記ネットワークノード(15、60、90)によって受信されたものである、受信電力レベルを測定することと、
    前記ネットワークノード(15、60、90)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記受信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記しきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすることと
    を行わせるために前記プロセッサ(94)によって実行可能である、ネットワークノード(15、60、90)。
  3. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのネットワークノード(15、60)であって、前記ネットワークノード(15、60)が、
    前記無線通信ネットワークにおいてユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信するように設定された受信ユニット(61)と、
    受信電力レベルであって、前記信号が前記ネットワークノード(15、60)によって受信されたものである、受信電力レベルを測定するように設定された測定ユニット(62)と、
    前記ネットワークノード(15、60)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記受信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定するように設定された決定ユニット(63)と、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記しきい値電力レベルの指示を送信することをトリガするように設定されたトリガリングユニット(64)と
    を備える、ネットワークノード(15、60)。
  4. 前記受信電力レベルに基づいて、および前記ユーザデバイス(13、80)の前記あらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)から前記ネットワークノード(15、60)に送信された前記信号のパスロスを決定する
    ようにさらに設定され、
    前記ネットワークノード(15、60)が、前記ネットワークノード(15、60)の前記あらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記パスロスに基づいて、前記しきい値電力レベルを決定するように設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  5. 前記ユーザデバイス(13、80)からの、前記ネットワークノード(15、60)によって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルをセットすることと、
    前記最大受信電力レベルに基づいて、および前記パスロスに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを決定することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記最大送信電力レベルの指示を送信することをトリガすることと
    を行うようにさらに設定された、請求項4に記載のネットワークノード(15、60)。
  6. 前記ネットワークノード(15、60)が、前記ユーザデバイス(13、80)からの、前記ネットワークノード(15、60)によって受信されるべき信号についての前記所望の最大受信電力レベルを、前記ネットワークノード(15、60)によって受信される信号の熱雑音電力レベルのあらかじめ規定された比率に対応するようにセットするように設定された、請求項5に記載のネットワークノード(15、60)。
  7. 前記ユーザデバイス(13、80)から送信されたデータを受信する
    ようにさらに設定された、請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  8. 1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信するようにさらに設定され、前記ネットワークノード(15、60)は、
    前記ユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    前記受信された信号に基づいて、前記受信された信号が前記ユーザデバイス(13、80)によって送信されたところのOFDMA変調方式であって、前記ネットワークノード(15、60)によって使用される前記OFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、
    前記ネットワークノード(15、60)からさらなるユーザデバイス(11)への送信のために利用可能なRUのリストから前記1つまたは複数のRUを除外することと、
    RUの前記リストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによって前記さらなるユーザデバイス(11)にデータを送信することをトリガすることと
    を行うようにさらに設定された、請求項1から7のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  9. 1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信するようにさらに設定され、前記ネットワークノード(15、60)は、
    前記ユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    前記受信された信号に基づいて、前記受信された信号が前記ユーザデバイス(13、80)によって送信されたところのOFDMA変調方式であって、前記ネットワークノード(15、60)によって使用される前記OFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、
    さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への送信のために利用可能なRUのリストから前記1つまたは複数のRUを除外することと、
    RUの前記リストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによって前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への送信をスケジュールすることをトリガすることと
    を行うようにさらに設定された、請求項1から8のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  10. 前記ネットワークノード(15、60)は、前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への前記送信をスケジュールすることを前記トリガするステップが前記さらなるユーザデバイス(11)にスケジューリングメッセージを送信することを含むように、設定され、前記スケジューリングメッセージが、前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への前記送信のために前記さらなるユーザデバイス(11)によって使用されるべきRUの前記リストのうちの前記1つまたは複数のRUの指示を含む、請求項9に記載のネットワークノード(15、60)。
  11. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ネットワークノード(15、60)が前記WLANのアクセスポイントを備える、請求項1から10のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  12. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ユーザデバイス(13、80)が前記WLANの局(STA)を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  13. 前記ネットワークノード(15、60)が、第1のタイプのユーザデバイス(13)および第2のタイプのユーザデバイス(11)と通信するように設定され、前記第2のタイプのユーザデバイス(11)が、前記第1のタイプのユーザデバイス(13)よりも広い帯域幅をサポートする、請求項1から12のいずれか一項に記載のネットワークノード(15、60)。
  14. 前記第1のタイプのユーザデバイス(13)が2MHz以下の帯域幅内の通信のみをサポートする、請求項13に記載のネットワークノード(15、60)。
  15. 前記第2のタイプのユーザデバイス(11)が10MHz以上の帯域幅内の通信をサポートする、請求項13または14に記載のネットワークノード(15、60)。
  16. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイス(13、80)であって、前記ユーザデバイス(13、80)は、
    前記無線通信ネットワークのネットワークノード(15、60)から、前記無線通信ネットワークにおいて前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信することと、
    前記ネットワークノード(15、60)から、前記ユーザデバイス(13、80)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信することと、
    前記無線通信ネットワークのチャネルにおいて前記クリアチャネルアセスメントを実施することをトリガすることと、
    前記チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、前記最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、前記無線通信ネットワークにおいて前記ネットワークノード(15、60)にデータを送信することと
    を行うように設定された、ユーザデバイス(13、80)。
  17. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイス(13、80、90)であって、前記ユーザデバイス(13、80、90)は、
    前記ユーザデバイス(13、80、90)を前記無線通信ネットワークに通信可能に結合するように適応されたネットワークインターフェース(92)と、
    プロセッサ(94)と、
    命令を含んでいるメモリ(96)と
    を備え、前記命令が、前記ユーザデバイス(13、80、90)に、
    前記無線通信ネットワークのネットワークノード(15、60)から、前記無線通信ネットワークにおいて前記ユーザデバイス(13、80、90)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信することと、
    前記ネットワークノード(15、60)から、前記ユーザデバイス(13、80、90)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信することと、
    前記無線通信ネットワークのチャネルにおいて前記クリアチャネルアセスメントを実施することをトリガすることと、
    前記チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、前記最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、前記無線通信ネットワークにおいて前記ネットワークノード(15、60)にデータを送信することと
    を行わせるために前記プロセッサ(94)によって実行可能である、ユーザデバイス(13、80、90)。
  18. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するためのユーザデバイス(13、80)であって、前記ユーザデバイス(13、80)は、
    前記無線通信ネットワークのネットワークノード(15、60)から、前記無線通信ネットワークにおいて前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信するように設定された第1の受信ユニット(82)と、
    前記ネットワークノード(15、60)から、前記ユーザデバイス(13、80)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信するように設定された第2の受信ユニット(84)と、
    前記無線通信ネットワークのチャネルにおいて前記クリアチャネルアセスメントを実施することをトリガするように設定されたトリガリングユニット(86)と、
    前記チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、前記最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、前記無線通信ネットワークにおいて前記ネットワークノード(15、60)にデータを送信するように設定された送信ユニット(88)と
    を備える、ユーザデバイス(13、80)。
  19. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ネットワークノード(15、60)が前記WLANのアクセスポイントを備える、請求項16から18のいずれか一項に記載のユーザデバイス(13、80)。
  20. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ユーザデバイス(13、80)が前記WLANの局(STA)を備える、請求項16から19のいずれか一項に記載のユーザデバイス(13、80)。
  21. 前記ユーザデバイス(13、80)が、2MHz以下の帯域幅内の通信のみをサポートする第1のタイプのユーザデバイスである、請求項16から20のいずれか一項に記載のユーザデバイス(13、80)。
  22. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための方法であって、前記方法がネットワークノード(15、60)によって実施され、前記方法が、
    前記無線通信ネットワークにおいてユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信すること(50)と、
    受信電力レベルを測定することであって、前記信号が前記ネットワークノード(15、60)によって受信されたものである、受信電力レベルを測定すること(52)と、
    前記ネットワークノード(15、60)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)のあらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記受信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを決定すること(54)と、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記しきい値電力レベルの指示を送信することをトリガすること(56)と
    を含む、方法。
  23. 前記受信電力レベルに基づいて、および前記ユーザデバイス(13、80)の前記あらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)から前記ネットワークノード(15、60)に送信された前記信号のパスロスを決定すること
    をさらに含み、
    前記しきい値電力レベルが、前記ネットワークノード(15、60)の前記あらかじめ規定された送信電力レベルに基づいて、および前記パスロスに基づいて決定される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記ユーザデバイス(13、80)からの、前記ネットワークノード(15、60)によって受信されるべき信号についての所望の最大受信電力レベルをセットすることと、
    前記最大受信電力レベルに基づいて、および前記パスロスに基づいて、前記ユーザデバイス(13、80)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを決定することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)に前記最大送信電力レベルの指示を送信することをトリガすることと
    をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ユーザデバイス(13、80)からの、前記ネットワークノード(13、60)によって受信されるべき信号についての前記所望の最大受信電力レベルを前記セットするステップが、前記最大受信電力レベルを、前記ネットワークノード(13、60)によって受信される信号の熱雑音電力レベルのあらかじめ規定された比率に対応するようにセットすることを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ユーザデバイス(13、80)から送信されたデータを受信すること
    をさらに含む、請求項22から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    前記受信された信号に基づいて、前記受信された信号が前記ユーザデバイス(13、80)によって送信されたところのOFDMA変調方式であって、前記ネットワークノード(15、60)によって使用される前記OFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、
    前記ネットワークノード(15、60)からさらなるユーザデバイス(11)への送信のために利用可能なRUのリストから前記1つまたは複数のRUを除外することと、
    RUの前記リストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによって前記さらなるユーザデバイス(11)にデータを送信することをトリガすることと
    をさらに含む、請求項22から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 1つまたは複数のリソースユニット(RU)が特定のユーザデバイスへのおよび/またはからの送信のために割り振られる直交周波数分割多元接続(OFDMA)変調方式を使用して、信号を送信することと、
    前記ユーザデバイス(13、80)によって送信された信号を受信することと、
    前記受信された信号に基づいて、前記受信された信号が前記ユーザデバイス(13、80)によって送信されたところのOFDMA変調方式であって、前記ネットワークノード(15、60)によって使用される前記OFDMA変調方式の1つまたは複数のRUを決定することと、
    さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への送信のために利用可能なRUのリストから前記1つまたは複数のRUを除外するステップと、
    RUの前記リストのうちの1つまたは複数のRUを使用することによって前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への送信をスケジュールすることをトリガすることと
    をさらに含む、請求項22から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への前記送信をスケジュールすることを前記トリガすることが、前記さらなるユーザデバイス(11)にスケジューリングメッセージを送信するステップを含み、前記スケジューリングメッセージが、前記さらなるユーザデバイス(11)から前記ネットワークノード(15、60)への前記送信のために前記さらなるユーザデバイス(11)によって使用されるべきRUの前記リストのうちの前記1つまたは複数のRUの指示を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ネットワークノード(15、60)が前記WLANのアクセスポイントを備える、請求項22から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ユーザデバイス(13、80)が前記WLANの局(STA)を備える、請求項22から30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 第1のタイプのユーザデバイス(13)および第2のタイプのユーザデバイス(11)と通信するステップをさらに含み、前記第2のタイプのユーザデバイス(11)が、前記第1のタイプのユーザデバイス(13)よりも広い帯域幅をサポートする、
    請求項22から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記第1のタイプのユーザデバイス(13)が2MHz以下の帯域幅内の通信のみをサポートする、請求項32に記載の方法。
  34. 前記第2のタイプのユーザデバイス(11)が10MHz以上の帯域幅内の通信をサポートする、請求項32または33に記載の方法。
  35. 無線通信ネットワークにおいて通信を実施するための方法であって、前記方法がユーザデバイス(13、80)によって実施され、前記方法は、
    前記無線通信ネットワークのネットワークノード(15、60)から、前記無線通信ネットワークにおいて前記ユーザデバイス(13、80)によって実施されるべきクリアチャネルアセスメントについてのしきい値電力レベルを受信すること(70)と、
    前記ネットワークノード(15、60)から、前記ユーザデバイス(13、80)によって送信される信号についての最大送信電力レベルを受信すること(72)と、
    前記無線通信ネットワークのチャネルにおいて前記クリアチャネルアセスメントを実施することをトリガすること(74)と、
    前記チャネルがアイドルであると決定されたケースでは、前記最大送信電力レベルに等しいかまたはそれよりも低い送信電力レベルで、前記無線通信ネットワークにおいて前記ネットワークノード(15、60)にデータを送信すること(76)と
    を含む、方法。
  36. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ネットワークノード(15、60)が前記WLANのアクセスポイントを備える、請求項35に記載の方法。
  37. 前記無線通信ネットワークが、IEEE802.11規格ファミリーにおいて動作する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記ユーザデバイス(13、80)が前記WLANの局(STA)を備える、請求項35または36に記載の方法。
  38. 前記ユーザデバイス(13、80)が、2MHz以下の帯域幅内の通信のみをサポートする第1のタイプのユーザデバイスである、請求項35から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が1つまたは複数の処理デバイス上で実行されたとき、請求項22から38のいずれか一項に記載のステップを実施するためのプログラムコード部分を含む、コンピュータプログラム製品。
  40. 1つまたは複数のコンピュータ可読記録媒体に記憶された、請求項39に記載のコンピュータプログラム製品。
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