ワイヤレスバックホールネットワークは、コアネットワークに接続性を提供するために展開され得る。ワイヤレスバックホールネットワークにおいて、アンカー基地局は、ワイヤード接続(たとえば、ファイバー接続)を介してコアネットワークと通信することができ、非アンカー基地局は、ワイヤレスリンクを介してアンカー基地局と通信することができる。場合によっては、非アンカー基地局のチェーンは、アンカー基地局およびコアネットワークに対する経路を形成するためのチェーンに沿ってワイヤレスリンクを介して通信することができる。追加または代替として、単一の基地局は、複数の他の基地局とワイヤレスに通信して、メッシュネットワークを形成することができる。
ワイヤレスバックホールネットワークは、追加の基地局の単純かつ安価な展開を可能にし得るが、これは、基地局は、自動的に互いを検出し、ワイヤード接続など、高価なインフラストラクチャなしに展開され得るためである。さらに、ネットワークリソース(たとえば、周波数リソース、時間リソースなど)は、ワイヤレスアクセスリンク同士の間(たとえば、基地局とUEとの間、またはUE同士の間)とワイヤレスバックホールリンク(たとえば、基地局同士の間)との間で共有され、それにより、ワイヤレスリンク容量を拡張し、ネットワークレイテンシを低減させることができる。場合によっては、基地局および/またはUEは、ワイヤレスリンクがリンク間干渉を低減させるために、ミリメートル波および/または指向性通信(たとえば、ビームフォーミング、プリコーディングなど)を利用し得る。
新しい基地局の自動展開をサポートするために、展開される基地局は、1つまたは複数の同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)など)および/または1つまたは複数の同期チャネル(たとえば、それを介して、変調基準信号(DMRS)および/または他の同期信号が送信され得る物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、残存する最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)を搬送する物理チャネル、他のシステム情報(OSI:other system information)を搬送する物理チャネルなど)など、同期通信を周期的に送信することができる。新しい基地局は、展開された基地局から同期通信を検出することができ、同期通信を使用して、時間同期、周波数同期、および/または(たとえば、ランダムアクセス手順など、アクセス手順を使用して)展開された基地局とワイヤレス接続を確立するための他のシステム情報を決定することができる。このようにして、新しい基地局は、展開された基地局に自動的に接続することが可能であり、それにより、新しい基地局の展開を簡略化し得る。
基地局がワイヤード接続を介して互いと通信し、ワイヤレス接続を介してUEと通信する旧来の(たとえば、3G、4G、LTEなどの)無線アクセスネットワークでは、基地局は、(たとえば、UEに対する)同期通信のワイヤレス送信が可能であることのみが必要であり、(たとえば、他の基地局からの)同期通信のワイヤレス受信は可能でなくてよい。ワイヤレスバックホールネットワークでは、基地局は、基地局のネットワークが作成され、ワイヤレス通信を介して同期され得るように、他の基地局に対する同期通信のワイヤレス送信、および他の基地局からの同期通信のワイヤレス受信が可能であるべきである。しかしながら、基地局は、半二重動作を使用して、同時に通信を送信および受信することができない。結果として、基地局がある時間間隔の間に同期通信を送信しているとき、基地局は、同じ時間間隔の間に別の基地局から同期通信を受信することができないことがある。
本明細書で説明する技法は、基地局が近隣基地局から同期通信を受信する可能性を高め、それにより、よりロバストで信頼できるワイヤレスバックホールネットワークの形成および同期を支援する。たとえば、本明細書で説明する技法は、同期通信の送信に関連して周波数ホッピングおよび/または時間ホッピングを利用して、同期通信の受信の可能性を高めることができる。さらに、本明細書で説明する技法は、周波数分割多重を利用して、複数の同期通信(たとえば、多数の同期通信)をサポートし、それにより、ある時間間隔内で送信され得る同期通信の数を増大させることができる。これは、同期通信が周波数分割多重化されなかった場合よりも、より効率的なリソース利用と近隣基地局のより高速な検出とをもたらし得る。追加の詳細については、本明細書の他の箇所で説明する。
添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様について以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきでない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために提供される。
本明細書の教示を使用して、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよく、または方法が実践されてよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化されてもよいことを理解されたい。「例示的」という語は、本明細書では「一例、事例、または例示としての働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利なものと解釈されるべきではない。
次に、様々な装置および技法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および技法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装されてもよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
本明細書では、3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連する用語を使用して、態様について説明する場合があるが、本開示の態様は、NR技術を含む、5G以降など、他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
図1は、本開示の態様が実践され得るネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、5GネットワークもしくはNRネットワーク、またはLTEネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであってよい。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして図示される)、および他のネットワークエンティティを含んでよい。BSとは、ユーザ機器(UE)および/または他のBSと通信するエンティティであり、ノードB、eNB、gNB、NR BS、5G NB、アクセスポイント、送受信ポイント(TRP)、アクセスノード(AN)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、その用語が使用されるコンテキストに応じて、BSのカバレージエリア、および/またはこのカバレージエリアをサービスしているBSサブシステムを指すことがある。本明細書で使用される「ワイヤレスノード」という用語は、基地局および/またはユーザ機器を指すことがある。
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルのための通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)の中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセル用のBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセル用のBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセル用のBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110aは、マクロセル102a用のマクロBSであってもよく、BS110bは、ピコセル102b用のピコBSであってもよく、BS110cは、フェムトセル102c用のフェムトBSであってもよい。BSは1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートしてもよい。
いくつかの例では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの例では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワーク、ワイヤレスリンク(たとえば、ワイヤレスバックホールリンク)などの、様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、アクセスネットワーク100の中で互いにかつ/または1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続されてよい。
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含んでよい。中継局とは、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信することができ、かつデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)へ送ることができる、エンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継できるUEであってもよい。図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む、異種ネットワークであってよい。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉に対する異なる影響を有することがある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40ワット)を有してよく、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、もっと低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2ワット)を有してよい。
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合してよく、これらのBSのための協働および制御を行ってよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを経由してBSと通信することができる。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインのバックホールを介して、直接的または間接的に互いに通信することができる。いくつかの態様では、ネットワークコントローラ130は、コアネットワーク140内で実装され得る。
コアネットワーク140は、BS110と通信し、かつ/またはそれを制御するための1つまたは複数のデバイス、ならびに/あるいはコアネットワーク140を通じてパケットを1つまたは複数の他のコアネットワーク140にルーティングするための1つまたは複数のデバイスを含み得る。たとえば、コアネットワーク140は、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(SGW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)、ホーム加入者サーバ(HSS)、ポリシー課金ルール機能(PCRF)デバイス、認証、許可、および課金(AAA)サーバなどを含み得る。
UE120(たとえば、120a、120b、120c)はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは固定またはモバイルであってよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、ステーションなどと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスであり得る。
一部のUEは、マシンタイプ通信(MTC)UEおよび/または発展型または拡張型のマシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされる場合がある。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、またはいくつかの他のエンティティと通信することができる、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。MTC UE、ならびに他のタイプのUEは、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)デバイスとして実装されてよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素など、UE120の構成要素を格納するハウジング内に含まれてよい。本明細書で使用される「ワイヤレスノード」という用語は、BS110および/またはUE120を指すことがある。
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアの中に展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてよく、1つまたは複数の周波数上で動作してよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的領域において単一のRATをサポートし得る。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
図1に示すように、基地局110は通信マネージャ150を含み得る。本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、通信マネージャ150は、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定することができ、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定することができ、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信することができ、複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。
追加または代替として、通信マネージャ150は、1つまたは複数の同期通信を受信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットの決定に関連するパターンの指示を受信することができ、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができ、リソースのセットを使用して、1つまたは複数の同期通信を受信することができ、1つまたは複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。追加または代替として、通信マネージャ150は、本明細書で説明する1つまたは複数の他の動作を実行し得る。通信マネージャ150は、下記で説明するように、図2の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
同様に、UE120は、通信インターフェース160を含み得る。本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、通信マネージャ160は、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定することができ、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定することができ、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信することができ、複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。
追加または代替として、通信マネージャ160は、1つまたは複数の同期通信を受信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットの決定に関連するパターンの指示を受信することができ、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができ、リソースのセットを使用して、1つまたは複数の同期通信を受信することができ、1つまたは複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。追加または代替として、通信マネージャ160は、本明細書で説明する1つまたは複数の他の動作を実行し得る。通信マネージャ160は、下記で説明するように、図2の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
上記で示したように、図1は例として与えられる。他の例が可能であり、図1に関して説明したことと異なってもよい。
図2は、図1の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってよい基地局110およびUE120の設計のブロック図200を示す。基地局110はT個のアンテナ234a〜234tが装備されてよく、UE120はR個のアンテナ252a〜252rが装備されてよく、ただし、一般にT≧1およびR≧1である。
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI:Channel Quality Indicator)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)を選択し、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)などについての)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、DMRS、CRSなど)および同期信号(たとえば、PSS、SSSなど)用の基準シンボルを生成し得る。
送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに提供し得る。各変調器232は、(たとえば、OFDM用などに)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a〜234tを介して送信され得る。
UE120において、アンテナ252a〜252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信することができ、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a〜254rに提供し得る。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得し得る。各復調器254は、(たとえば、OFDM用などに)入力サンプルをさらに処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号データをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。チャネルプロセッサは、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを決定し得る。
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告用の)制御情報を、受信および処理し得る。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号用の基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDM用などに)変調器254a〜254rによってさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得し得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上のデータ送信に対してUEをスケジュールし得る。
いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジング内に含まれてよい。コントローラ/プロセッサ240および280ならびに/または図2における任意の他の構成要素は、それぞれ、基地局110およびUE120における動作を指示して、本明細書の他の箇所でより詳細に説明するように、同期のためのリソースの構成に関連する動作を実行し得る。たとえば、基地局110および/またはUE120におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、基地局110および/またはUE120の動作を実行または指示して、図10のプロセス1000、図11のプロセス1100、および/または本明細書で説明する他のプロセスの1つまたは複数のブロックを実行し得る。いくつかの態様では、図2に示す構成要素のうちの1つまたは複数は、例示的なプロセス1000、例示的なプロセス1100、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するために採用されてもよい。
いくつかの態様では、基地局110および/またはUE120は、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定するための手段、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定するための手段、および/またはリソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信するための手段を含み得る。追加または代替として、基地局110および/またはUE120は、1つまたは複数の同期通信を受信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットの決定に関連するパターンの指示を受信するための手段、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定するための手段、および/またはリソースのセットを使用して、1つまたは複数の同期通信を受信するための手段を含み得る。追加または代替として、基地局110および/またはUE120は、本明細書で説明する他の動作を実行するための手段を含み得る。そのような手段は、図2に示す1つまたは複数の構成要素を含み得る。追加または代替として、通信マネージャ150およびまたは通信マネージャ160は、図2に示す1つまたは複数の構成要素を含み得る。
上記で示したように、図2は例として与えられる。他の例が可能であり、図2に関して説明したことと異なってもよい。
図3Aは、電気通信システム(たとえば、NR)におけるFDDのための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々に対する送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分されてもよい。各無線フレームは、事前決定された持続時間を有し得、(たとえば、0からZ-1のインデックスを用いて)Z個(Z≧1)のサブフレームのセットに区分され得る。各サブフレームは、スロットのセットを含み得る(たとえば、サブフレームあたり2個のスロットが図3Aに示されている)。各スロットは、L個のシンボル期間のセットを含み得る。たとえば、各スロットは、7個のシンボル期間(たとえば、図3Aに示すように)、15個のシンボル期間などを含んでよい。サブフレームが2個のスロットを含む場合、サブフレームは、2L個のシンボル期間を含んでよく、ただし、各サブフレーム内の2L個のシンボル期間には0から2L-1のインデックスが割り当てられてよい。いくつかの態様では、FDDに対するスケジューリングユニットは、フレームベース、サブフレームベース、スロットベース、シンボルベースなどであってよい。
フレーム、サブフレーム、スロットなどに関していくつかの技法について本明細書で説明するが、これらの技法は、5G NRにおいて「フレーム」、「サブフレーム」、「スロット」など以外の用語を使用して呼ばれることがある、他のタイプのワイヤレス通信構造に等しく適用され得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信構造は、ワイヤレス通信規格および/またはプロトコルによって規定される、周期的に時間限定された通信単位を指すことがある。追加または代替として、図3Aに示したものとは異なるワイヤレス通信構造の構成が使用されてもよい。
いくつかの電気通信(たとえば、NR)では、BSは、BSによってサポートされるセルごとにダウンリンク上で同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)など)を送信することができる。PSSおよびSSSは、セルの探索および収集のためにUEによって使用されてよく、かつ/またはワイヤレスバックホールネットワークにおける自動展開のために他のBSによって使用されてよい。たとえば、PSSは、シンボルタイミングを決定するためにUEおよび/またはBSによって使用されてよく、SSSは、BSに関連する物理セル識別子、およびフレームタイミングを決定するためにUEおよび/またはBSによって使用されてよい。BSは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、および/またはUEおよび/またはBSによる初期アクセスをサポートするシステム情報、残存する最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)など、システム情報を送信する1つまたは複数の他の物理チャネルを送信することもできる。
いくつかの態様では、基地局は、図3Bに関して下記で説明するように、複数の同期通信(たとえば、SSブロック)を含む同期通信階層(たとえば、同期信号(SS)階層)に従って、PSS、SSS、および/またはPBCHを送信することができる。
図3Bは、同期通信階層の一例である、1つの例示的なSS階層を概念的に示すブロック図である。図3Bに示すように、SS階層はSSバーストセットを含むことができ、SSバーストセットは、複数のSSバースト(SSバースト0からSSバーストB-1として識別され、ただし、Bは、基地局によって送信され得るSSバーストの反復の最大数である)を含んでよい。さらに示すように、各SSバーストは、1つまたは複数のSSブロック(SSブロック0からSSブロック(bmax_SS-1)として識別され、ただし、bmax_SS-1は、SSバーストによって搬送され得るSSブロックの最大数である)を含んでよい。いくつかの態様では、異なるSSブロックが異なってビームフォーミングされ得る。SSバーストセットは、図3Bに示すように、Xミリ秒ごとなど、同期期間に従ってワイヤレスノードによって周期的に送信され得る。追加または代替として、SSバーストセットは、図3BでYミリ秒として示す、固定長または動的長さを有し得る。
図3Bに示すSSバーストセットは、同期通信セットの一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信セットが使用されてもよい。さらに、図3Bに示すSSブロックは、同期通信の一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信が使用されてもよい。さらに、図3Bに示すSSバーストは、同期通信ブロックセットの一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信が使用されてもよい。
いくつかの態様では、SSブロックは、PSS、SSS、PBCH、ならびに/または他の同期信号(たとえば、3次同期信号(TSS))および/もしくは同期チャネルを搬送するリソースを含む。いくつかの態様では、複数のSSブロックがSSバースト内に含まれ、PSS、SSS、および/またはPBCHは、SSバーストの各SSブロックにわたって同じであってよい。いくつかの態様では、単一のSSブロックがSSバースト内に含まれてよい。いくつかの態様では、SSブロックは、長さが少なくとも4個のシンボル期間であってよく、ただし、各シンボルは、PSS(たとえば、1個のシンボルを占有する)、SSS(たとえば、1個のシンボルを占有する)、および/またはPBCH(たとえば、2個のシンボルを占有する)のうちの1つまたは複数を搬送する。
いくつかの態様では、同期通信(たとえば、SSブロック)は、Tx BS-SS、Tx gNB-SSなどと呼ばれることがある、送信用の基地局同期通信を含み得る。いくつかの態様では、同期通信(たとえば、SSブロック)は、Rx BS-SS、Rx gNB-SSなどと呼ばれることがある、受信用の基地局同期通信を含み得る。いくつかの態様では、同期通信(たとえば、SSブロック)は、Tx UE-SS、Tx NR-SSなどと呼ばれることがある、送信用のユーザ機器同期通信を含み得る。(たとえば、第1の基地局による送信および第2の基地局による受信用の)基地局同期通信は、基地局同士の間の同期のために構成可能であり、(たとえば、基地局による送信およびユーザ機器による受信用の)ユーザ機器同期通信は、基地局とユーザ機器との間の同期のために構成可能である。
いくつかの態様では、BS-SSは、UE-SSとは異なる情報を含み得る。たとえば、1つまたは複数のBS-SSは、PBCH通信を除外し得る。追加または代替として、BS-SSおよびUE-SSは、SSの送信または受信のために使用される時間リソース、SSの送信または受信のために使用される周波数リソース、SSの周期性、SSの波形、SSの送信または受信のために使用されるビームフォーミングパラメータなどのうちの1つまたは複数に関して異なってよい。
いくつかの態様では、SSブロックのシンボルは、図3Bに示すように、連続的である。いくつかの態様では、SSブロックのシンボルは、非連続的である。同様に、いくつかの態様では、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、1つまたは複数のサブフレームの間に連続的な無線リソース(たとえば、連続的なシンボル期間)内で送信され得る。追加または代替として、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、非連続的無線リソース内で送信され得る。
いくつかの態様では、SSバーストはバースト期間を有し得、それにより、SSバーストのSSブロックは、バースト期間に従って、BSによって送信される。言い換えれば、SSブロックは、各SSバーストの間に繰り返されてよい。いくつかの態様では、SSバーストはバーストセット周期性を有し得、それにより、SSバーストセットのSSバーストは、固定されたバーストセット期間に従って、BSによって送信される。言い換えれば、SSバーストは、各SSバーストセットの間に繰り返されてよい。
BSは、いくつかのサブフレーム内で物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIB)などのシステム情報を送信することができる。BSは、サブフレームのB個のシンボル期間内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信することができ、ただし、Bはサブフレームごとに構成可能であってよい。BSは、各サブフレームの残りのシンボル期間内にPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信してもよい。
上記で示したように、図3Aおよび図3Bは、例として提供されている。他の例が可能であり、図3Aおよび図3Bに関して説明したことと異なる場合がある。
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する1つの例示的なサブフレームフォーマット410を示す。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分されてもよい。各リソースブロックは、1個のスロットの中で12個のサブキャリアをカバーし得、いくつかのリソース要素を含んでもよい。各リソース要素は、1個のシンボル期間内で(たとえば、時間的に)1本のサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であってよい1個の変調シンボルを送るために使用され得る。いくつかの態様では、サブフレームフォーマット410は、本明細書で説明するように、PSS、SSS、PBCHなどを搬送するSSブロックの送信のために使用され得る。
いくつかの電気通信システム(たとえば、NR)おけるFDDのためのダウンリンクおよびアップリンクの各々に対して、インターレース構造が使用され得る。たとえば、0〜Q-1のインデックスを有するQ個のインターレースが規定されてよく、ただし、Qは、4、6、8、10、またはいくつかの他の値に等しくてよい。各インターレースは、Qフレームだけ離れて離間しているサブフレームを含んでよい。具体的には、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含んでもよく、ただし、q ∈ {0, …, Q-1}である。
UEは、複数のBSのカバレージ内に配置されてよい。これらのBSのうちの1つが、UEをサービスするために選択され得る。サービングBSは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失などの様々な基準に少なくとも部分的に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対雑音干渉比(SINR:signal-to-noise-and-interference ratio)もしくは基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、またはいくつかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の干渉BSからの高い干渉を観測し得る支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
本明細書で説明する例の態様は、NR技術または5G技術に関連付けられ得るが、本開示の態様は、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。ニューラジオ(NR)とは、(たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外の)新たなエアインターフェースまたは(たとえば、インターネットプロトコル(IP)以外の)確定したトランスポートレイヤに従って動作するように構成された無線を指すことがある。態様では、NRは、アップリンク上でCP付きOFDM(本明細書では、サイクリックプレフィックスOFDMまたはCP-OFDMと呼ばれる)および/またはSC-FDMを利用してよく、ダウンリンク上でCP-OFDMを利用してよく、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでよい。態様では、NRは、アップリンク上で、たとえば、CP付きOFDM(本明細書では、CP-OFDMと呼ばれる)および/または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)を利用してよく、ダウンリンク上でCP-OFDMを利用してよく、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでよい。NRは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスターゲットの広い帯域幅(たとえば、80メガヘルツ(MHz)を超える)、ミリ波(mmW)ターゲットの高いキャリア周波数(たとえば、60ギガヘルツ(GHz))、マッシブMTC(mMTC)ターゲットの後方互換性のないMTC技法、および/またはミッションクリティカルターゲットの超高信頼低レイテンシ通信(URLLC:ultra reliable low latency communications)サービスを含んでもよい。
いくつかの態様では、100MHZの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NRリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が60または120キロヘルツ(kHz)の12本のサブキャリアに広がり得る。各無線フレームは、長さが10msの40個のサブフレームを含んでよい。したがって、各サブフレームは0.25msの長さを有してもよい。各サブフレームは、データ送信用のリンク方向(たとえば、DLまたはUL)を示してよく、サブフレームごとのリンク方向は、動的に切り替えられてよい。各サブフレームは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含んでよい。
ビームフォーミングがサポートされてよく、ビーム方向は動的に構成され得る。プリコーディングを伴うMIMO送信もサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8個のストリームかつUEごとに最大2個のストリームのマルチレイヤDL送信とともに、最大8個の送信アンテナをサポートし得る。UEごとに最大2個のストリームを用いたマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションは、最大8個のサービングセルを用いてサポートされ得る。代替として、NRは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートしてもよい。NRネットワークは、中央ユニットまたは分散ユニットなどのエンティティを含んでよい。
上記で示したように、図4は例として与えられる。他の例が可能であり、図4に関して説明したことと異なってもよい。
図5は、本開示の様々な態様による、無線アクセスネットワークの例500を示す図である。
参照番号505によって示すように、旧来の(たとえば、3G、4G、LTEなどの)無線アクセスネットワークは、複数の基地局510(たとえば、アクセスノード(AN))を含む場合があり、ただし、各基地局510は、ファイバー接続など、ワイヤードバックホールリンク515を介してコアネットワークと通信する。基地局510は、ワイヤレスリンクであってよいアクセスリンク525を介してUE520と通信することができる。いくつかの態様では、図5に示す基地局510は、図1に示した基地局110に対応し得る。同様に、図5に示すUE520は、図1に示したUE120に対応し得る。
参照番号530によって示すように、無線アクセスネットワークは、ワイヤレスバックホールネットワークを含んでよく、ただし、少なくとも1つの基地局は、ファイバー接続など、ワイヤードバックホールリンク540を介してコアネットワークと通信するアンカー基地局535である。ワイヤレスバックホールネットワークは、バックホールトラフィックを搬送するためにコアネットワークに対するバックホール経路を形成するために1つまたは複数のバックホールリンク550を介してアンカー基地局535と(たとえば、1つまたは複数の非アンカー基地局545を介して)直接的または間接的に通信する、1つまたは複数の非アンカー基地局545を含み得る。バックホールリンク550は、ワイヤレスリンクであってよい。アンカー基地局535および/または非アンカー基地局545は、アクセストラフィックを搬送するためのワイヤレスリンクであってよい、アクセスリンク560を介して1つまたは複数のUE555と通信することができる。いくつかの態様では、図5に示すアンカー基地局535および/または非アンカー基地局545は、図1に示した基地局110に対応し得る。同様に、図5に示すUE555は、図1に示したUE120に対応し得る。
参照番号565によって示すように、いくつかの態様では、ワイヤードバックホールネットワークを含む無線アクセスネットワークは、基地局および/またはUEの間の(たとえば、2個の基地局同士の間の、2個のUE同士の間の、かつ/または基地局とUEとの間の)通信のためにミリメートル波技術および/または指向性通信(たとえば、ビームフォーミング、プリコーディングなど)を利用し得る。たとえば、基地局同士の間のワイヤレスバックホールリンク570は、ミリメートル波を使用して情報を搬送することができ、かつ/またはビームフォーミング、プリコーディングなどを使用してターゲット基地局に向かうことができる。同様に、UEと基地局との間のワイヤレスアクセスリンク575は、ミリメートル波を使用することができ、かつ/またはターゲットワイヤレスノード(たとえば、UEおよび/または基地局)に向かうことができる。このようにして、リンク間干渉が低減され得る。
図5の基地局およびUEの構成は、一例として示されており、他の例が可能である。たとえば、図5に示す1つまたは複数の基地局は、UE間アクセスネットワーク(たとえば、ピアツーピアネットワーク、デバイス間ネットワークなど)を介して通信する1つまたは複数のUEによって置換され得る。この場合、アンカーノードは、基地局(たとえば、アンカー基地局または非アンカー基地局)と直接的に通信しているUEを指すことがある。
上記で示したように、図5は例として与えられる。他の例が可能であり、図5に関して説明したことと異なってもよい。
図6は、本開示の様々な態様による、ワイヤレスバックホールネットワークにおけるリソース区分の一例600を示す図である。
図6に示すように、アンカー基地局605は、ファイバー接続など、ワイヤードバックホールリンク615を介してコアネットワーク610に接続され得る。さらに示すように、非アンカー基地局620は、ワイヤレスバックホールリンク625を介してアンカー基地局605と直接的に通信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数の非アンカー基地局は、複数のワイヤレスバックホールリンクを介して(たとえば、1つまたは複数の他の非アンカー基地局を介して)アンカー基地局605と間接的に通信することができる。たとえば、示すように、非アンカー基地局630の第1のセットは、ワイヤレスバックホールリンク635およびワイヤレスバックホールリンク625を介して、アンカー基地局605と間接的に通信することができる。さらに示すように、非アンカー基地局640の第2のセットは、ワイヤレスバックホールリンク645、ワイヤレスバックホールリンク635、およびワイヤレスバックホールリンク625を介して、アンカー基地局605と間接的に通信することができる。
さらに示すように、UE650は、ワイヤレスアクセスリンク655を介してアンカー基地局605と通信することができ、UE660は、ワイヤレスアクセスリンク665を介して非アンカー基地局620と通信することができ、UE670は、ワイヤレスアクセスリンク675を介して非アンカー基地局630と通信することができる。
いくつかの態様では、インデックス(たとえば、カラーインデックス)が、ワイヤレスリンクおよび/またはワイヤレスノード(たとえば、基地局またはUE)に割り当てられてよい。インデックスは、ワイヤレスリンクを介して通信するためにワイヤレスノードに割り振られた1つまたは複数のリソースを示し得る。たとえば、示すように、第1のインデックス680には送信時間間隔(TTI)0、2および4が割り当てられてよく、第2のインデックス685にはTTI1および3が割り当てられてよい。図6でライトグレーのラインで示すように、第1のインデックス680はワイヤレスバックホールリンク625および645ならびにワイヤレスアクセスリンク655および675に割り当てられてよい。したがって、情報は、TTI1および3の間ではなく、TTI0、2、および4の間にこれらのリンク上で送信され得る。同様に、図6でダークグレーのラインで示すように、第2のインデックス685は、ワイヤレスバックホールリンク635およびワイヤレスアクセスリンク665に割り当てられてよい。したがって、情報は、TTI0、2、および4の間ではなく、TTI1および3の間にこれらのリンク上で送信され得る。このようにして、ワイヤレスノードは、ワイヤレスノードが同時にデータを送信および受信するように構成されないように、通信を調整することができる。
リソースは時間リソースとして示されているが、追加または代替として、インデックスは周波数リソースに関連付けられてもよい。さらに、図6で基地局およびUEの構成は、一例として示されており、他の例が可能である。たとえば、図6に示す基地局は、UE間アクセスネットワーク(たとえば、ピアツーピアネットワーク、デバイス間ネットワークなど)を介して通信するUEによって置換され得る。この場合、アンカーノードは、基地局(たとえば、コアネットワークにアクセスを提供する基地局)と直接的に通信しているUEを指すことがある。
上記で示したように、図6は例として与えられる。他の例が可能であり、図6に関して説明したことと異なってもよい。
図7は、本開示の様々な態様による、ワイヤレスバックホールネットワークにおける同期のためのリソースを構成する一例700を示す図である。
図7に示すように、ワイヤレスノード705-Aからワイヤレスノード705-D(ワイヤレスノード705と総称される)として示す、1つまたは複数のワイヤレスノードは、1つまたは複数の同期通信セット内の複数の同期通信の送信用のリソースのセットを決定することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数のワイヤレスノード705は、ミリメートル波を使用して通信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数のワイヤレスノード705は、図1、図2、図5、および/または図6に関して本明細書の他の箇所で説明した基地局のうちの1つまたは複数など、コアネットワークに対するアクセスポイントとして働く基地局であり得る。追加または代替として、1つまたは複数のワイヤレスノード705は、図1、図2、図5、および/または図6に関して本明細書の他の箇所で説明したUEのうちの1つまたは複数など、(たとえば、UE間ネットワーク、デバイス間ネットワーク、ピアツーピアネットワークなどを介して)コアネットワークに対するアクセスポイントとして働くUEであり得る。
参照番号710によって示すように、ワイヤレスノード705-Aは、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定することができる。たとえば、ワイヤレスノード705-Aは、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定することができる。いくつかの態様では、パターンは、別のワイヤレスノード705によって、コアネットワーク内の上位レイヤデバイスによってなど、ワイヤレスノード705-Aにシグナリングされ得る。ワイヤレスノード705-Aは、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定することができる。
いくつかの態様では、リソースのセットは、1つまたは複数の時間リソースを含んでよい。追加または代替として、リソースのセットは、1つまたは複数の周波数リソースを含んでよい。追加または代替として、リソースのセットは、1つまたは複数のビームフォーミングパラメータを含んでよい。たとえば、いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの少なくとも1つがビームフォーミングされる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの2つ以上がビームフォーミングされる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうち異なる同期通信が異なる送信ビーム(たとえば、異なるビームフォーミングパラメータ)を使用して送信される。このようにして、ワイヤレスノード705は、ターゲットデバイス(たとえば、基地局および/またはUE)に同期通信を向け、それにより、干渉を低減し得る。
参照番号715によって示すように、ワイヤレスノード705-Aは、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信することができる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。追加または代替として、ワイヤレスノード705-Aによって送信される複数の同期通信は、第3の同期通信を含む。いくつかの態様では、第2の同期通信は、ワイヤレスノード705-Aによって送信される(たとえば、ワイヤレスノード705-Aによって送信される複数の同期通信内に含まれる、および/または第3の同期通信と同じである)。いくつかの態様では、第2の同期通信は、別のワイヤレスノード705によって送信される(たとえば、ワイヤレスノード705-Aによって送信された複数の同期通信内に含まれない、および/または第3の同期通信とは異なる)。
たとえば、示すように、ワイヤレスノード705-Aは、SC A0およびSC A1として示す、第1の同期通信(SC)セット内で2個の同期送信を送信することができる。いくつかの態様では、SC A0は第1の送信ビームを使用して(たとえば、第1の方向に)送信されてよく、SC A1は第2の送信ビームを使用して(たとえば、第2の方向に)送信されてよい。いくつかの態様では、SC A0およびSC A1は、異なる送信ビームを使用して送信される同じSCであってよい。いくつかの態様では、SC A0およびSC A1は、異なるSCであってよい。
さらに示すように、SC A0は、SC B0と周波数分割多重化され得、SC A1は、SC B1と周波数分割多重化され得る。いくつかの態様では、SC B0およびSCB1は、別のワイヤレスノード705-B(簡単のために図示されない)によって送信され得る。この場合、ワイヤレスノード705-Aは、パターンに少なくとも部分的に基づいて、SC A0が、SCセットの第1の周波数を使用してSCセットの第1の時間間隔内で送信され、SC A1が、SCセットの第1の周波数を使用してSCセットの第2の時間間隔内で送信されると決定することができる。
同様に、別のワイヤレスノード705-C(簡単のために図示せず)は、SC C0およびSC C1として示す、第1のSCセット内の2つの同期通信を送信することができる。さらに示すように、SC C0は、SC D0と周波数分割多重化され得、SC C1は、SC D1と周波数分割多重化され得る。いくつかの態様では、SC D0およびSC D1は、別のワイヤレスノード705-Dによって送信され得る。
参照番号720によって示すように、ワイヤレスノード705-Dは、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定することができる。この場合、ワイヤレスノード705-Dは、パターンに少なくとも部分的に基づいて、SC D0が、SCセットの第2の周波数を使用してSCセットの第3の時間間隔内で送信され、SC D1が、SCセットの第2の周波数を使用してSCセットの第4の時間間隔内で送信されると決定することができる。参照番号725によって示すように、ワイヤレスノード705-Dは、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信することができる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。たとえば、この場合、SC D0は、SC C0と周波数分割多重化され、SC D1は、SC C1と周波数分割多重化される。
図3Bに関して本明細書の他の箇所で説明したように、同期通信は、PSS、SSS、PBCH通信、別の物理チャネル通信(たとえば、システム情報を含む)などのうちの1つまたは複数を含み得る。追加または代替として、同期通信はSSブロックであってよい。追加または代替として、同期通信はSSバーストセットであってよい。
さらに、図3Bに関して本明細書で説明したように、SCは、Tx BS-SS、Tx gNB-SSなどと呼ばれることがある、送信用の基地局SCを含み得る。いくつかの態様では、SCは、Rx BS-SS、Rx gNB-SSなどと呼ばれることがある、受信用の基地局SCを含み得る。いくつかの態様では、SCは、Tx UE-SS、Tx NR-SSなどと呼ばれることがある、送信用のユーザ機器SCを含み得る。いくつかの態様では、送信用の基地局SCおよび受信用の基地局SCは、基地局同士の間の同期のために構成される。追加または代替として、送信用のUE SCは、基地局とユーザ機器との間の同期のために構成され得る。図7のいくつかの態様は本明細書でSC(たとえば、SC A0、SC A1、SC B0など)の送信に関して説明されているが、いくつかの態様では、これらのSCのうちの1つまたは複数は受信され得る(たとえば、受信用の基地局SCであり得る)。
いくつかの態様では、基地局SCは、ユーザ機器SCとは異なる情報を含み得る。たとえば、1つまたは複数の基地局SCは、PBCH通信を除外し得る。追加または代替として、基地局SCおよびユーザ機器SCは、SCの送信または受信のために使用される時間リソース、SCの送信または受信のために使用される周波数リソース、SCの周期性、SCの波形、SCの送信または受信のために使用されるビームフォーミングパラメータなどのうちの1つまたは複数に関して異なってよい。
いくつかの態様では、ワイヤレスノード705によって送信される複数のSCのうちの第1のSCは、送信用の第1の基地局SCであってよい。たとえば、ワイヤレスノード705-Aによって送信されるSC A0は、送信用の第1の基地局SCであってよい。いくつかの態様では、第1のSCと多重化される第2のSCは、送信用の第2の基地局SC、送信用のUE SC、または受信用の基地局SCであってよい。たとえば、SC A0と多重化されるSC B0は、ワイヤレスノード705-Bによって送信される第2の基地局SCであってよく、ワイヤレスノード705-Bによって送信されるUE SCであってよく、またはワイヤレスノード705-Bによって受信される基地局SCであってもよい。このようにして、複数のSCに関するパターンは柔軟に構成され、それにより、周波数リソースおよび時間リソースの効率的な使用を可能にし得る。いくつかの態様では、複数の同期通信の送信のために利用可能な帯域幅は、総システム帯域幅未満であり、パターンは、利用可能な帯域幅の効率的な使用を可能にし得る。
いくつかの態様では、ワイヤレスノード705は、SCが周波数分割多重化される様式を動的に決定し得る。たとえば、ワイヤレスノード705は、電力を節約するためにスリープ状態に入ることができる。スリープ状態の終了時に(たとえば、起動時に)、ワイヤレスノード705は、どのSCが送信および/または受信されるか(たとえば、送信用の基地局SC、受信用の基地局SC、送信用のUE SCなど)を選択することができ、かつ/または選択されたSCが多重化される様式を(たとえば、最近の送信、他のワイヤレスノード705から受信された1つまたは複数の指示、ネットワーク状態、送信用のデータなどに少なくとも部分的に基づいて)決定することができる。このようにして、ワイヤレスノード705は、バッテリー電力およびネットワークリソースを節約し得る。
いくつかの態様では、ワイヤレスノード705は、ワイヤレスノード705からコアネットワークに接続されたアンカーノードへのホップの数に少なくとも部分的に基づいて、複数のSCを送信するために使用され得るリソースのセットを決定することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、(たとえば、図6に関して上記で説明したように)ワイヤレスノード705に割り振られたリソースを示すインデックスに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースを選択することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、ランダムシードに少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、ワイヤレスノード705に関連するセル識別子に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、ワイヤレスノード705を含むワイヤレスノード705のクラスタに関連するクラスタ識別子に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。これらの技法のうちの1つまたは複数を使用して、複数のSCを送信するために使用されることになるリソースのセットを決定することによって、ワイヤレスノード705は、別のワイヤレスノード705とは異なるリソースを選択する可能性が高く、それにより、干渉を低減し得る。
追加または代替として、ワイヤレスノード705は、リソースのセットに関して検出または測定された1つまたは複数の信号に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。たとえば、ワイヤレスノード705は、SCセット内の他のリソースと比較して、より低い信号エネルギー、より低い信号電力などを備えたリソースのセットを選択することができる。このようにして、ワイヤレスノード705は、より込み合っていないリソースを選択する可能性が高く、それにより干渉を低減し得る。
追加または代替として、ワイヤレスノード705は、別のデバイスからの明示的な命令に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。たとえば、ワイヤレスノードは、ワイヤレスノード705のクラスタ間のリソース選択を調整し得る、上位レイヤ(たとえば、コアネットワーク内のデバイス)からの指示(たとえば、スケジューリング情報)に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、1つまたは複数の近隣ワイヤレスノード705から受信された指示(たとえば、スケジューリング情報)に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。たとえば、1つまたは複数の近隣ワイヤレスノード705は、SC用のワイヤレスノード705によって選択されるリソースを示してよく、ワイヤレスノード705は、指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを選択することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード705は、ワイヤレスノード705がワイヤレスバックホールリンクを介して少なくとも1つの他のワイヤレスノード705に接続されているかどうかに少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。このようにして、ワイヤレスノード705は、ワイヤレスノード705の同じクラスタ内に含まれた別のワイヤレスノード705とは異なるリソースを選択する可能性が高く、それにより、干渉を低減し得る。
図8Aおよび図8Bに関して下記でより詳細に説明するように、パターンは、周波数ホッピングパターン、時間ホッピングパターンなどであってよい。追加または代替として、パターンは、SCセット内の周波数ホッピングおよび/または時間ホッピング(たとえば、セット内ホッピング)を示してよく、SCセットにわたる周波数ホッピングおよび/または時間ホッピング(たとえば、セット間ホッピング)を示してよく、セット内ホッピングおよびセット間ホッピングを示してよい、などである。図7に示す例示的なパターンは、何の時間ホッピングまたは周波数ホッピングも含まないベースラインパターンである。この例示的なパターンでは、SCセットにわたって同じ時間リソースおよび周波数リソースが使用される。他の例示的なパターンについては、図8Aおよび図8Bに関して下記でより詳細に説明する。
上記で示したように、図7は例として与えられる。他の例が可能であり、図7に関して説明したことと異なってもよい。
図8Aおよび図8Bは、本開示の様々な態様による、ワイヤレスバックホールネットワークにおける同期のためのリソースを構成する例800を示す図である。図8Aおよび図8Bは、SCの送信および/または受信用のリソースのセットを決定するための例示的なパターンを示す。これらのパターンは例として提供され、他のパターンが可能である。追加または代替として、第1のパターン(たとえば、第1のSC用)の態様は、第2のパターン(たとえば、第2のSC用)の態様と組み合わされてよい。追加または代替として、異なるSCセットにわたって異なるパターンが使用されてよい。たとえば、第1のパターンは第1のSCセットと第2のSCセットの間で使用されてよく、第2のパターンは第2のSCセットと第3のSCセットとの間で使用されてよい、などである。
図8Aに示すように、パターン805は、セット間時間ホッピングを含んでよく、周波数ホッピングを含まなくてよい。時間ホッピングは、異なるSCセット内のSCの反復のために異なる時間リソースを使用することを指すことがある。たとえば、示すように、第1のSCセット内で、第1の時間間隔(たとえば、TI 0)および第2の時間間隔(たとえば、TI 1)は、それぞれ、SC B0およびSC B1に対して使用される。第2のSCセット(たとえば、図7に示したように、同期期間の後で生じる)内で、第3の時間間隔(たとえば、TI 2)および第4の時間間隔(たとえば、TI 3)は、それぞれ、SC B0およびSC B1に対して使用される。同様に、第1のSCセット内で、第3の時間間隔はSC D0に対して使用され、第4の時間間隔はSC D1に対して使用されるが、第2のSCセット内で、第1の時間間隔はSC D0に対して使用され、第2の時間間隔はSC D1に対して使用される。
パターン805において、時間ホッピングはSCのうちのいくつかに対してのみ使用される。たとえば、SCセットにわたって、SCA0、A1、C0、およびC1に対して同じ時間間隔が使用されてよい。いくつかの態様では、時間ホッピングはSCのすべてに対して使用されてよい。さらに、パターン805は周波数ホッピングを使用しない。周波数ホッピングは、異なるSCセット内のSCの反復のために異なる周波数リソースを使用することを指すことがある。パターン805において、第1の周波数は、(たとえば、SCセットにわたって)SCA0、A1、C0、およびC1に対して常に使用され、第2の周波数は、(たとえば、SCセットにわたって)SCB0、B1、D0、およびD1に対して常に使用される。
時間ホッピングパターンを使用することによって、SCの検出可能性を高めることができる。たとえば、パターン805の第1のSCセット内で、ワイヤレスノードAは、ワイヤレスノードBがSC B0およびB1を送信する同じ時間間隔内でSCA0およびA1を送信する。したがって、ワイヤレスノードAは、半二重により、第1のSCセットの間にワイヤレスノードBを検出することができないことになる。しかしながら、ワイヤレスノードAが、ワイヤレスノードBがSC B0およびB1を送信するのとは異なる時間間隔の間にSC A0およびA1を送信する場合、ワイヤレスノードAは、第2のSCセットの間にワイヤレスノードBを検出することができることになる。このようにして、SC送信用の時間ホッピングパターンは、SCの検出可能性を高めることができる。
図8Aにさらに示すように、パターン810は、セット間周波数ホッピングおよびセット間時間ホッピングを含み得る。セット間周波数ホッピングの一例として、第1のSCセット内で、第1の周波数は、SC A0、A1、C0、およびC1に対して使用されるが、第2のSCセット内で、第2の周波数は、SC A0、A1、C0、およびC1に対して使用される。同様に、第1のSCセット内で、第2の周波数は、SC B0、B1、D0、およびD1に対して使用されるが、第2のSCセット内で、第1の周波数は、SC B0、B1、D0、およびD1に対して使用される。これらのパターンはSCの送信用の2つの周波数の使用を示すが、いくつかの態様では、2つを超える周波数が使用されてもよい。この場合、周波数ホッピングは、第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数などにわたって生じ得る。追加または代替として、周波数ホッピングは、いくつかのSCに対して使用されてよいが、他のSCに対しては使用されなくてよい。
さらに示すように、パターン810は、パターン805に関して上記で説明したのと同様の様式で、SC B0、B1、D0、およびD1に対して時間ホッピングを使用することができる。これらのパターンはSCの送信用の4つの時間間隔の使用を示すが、いくつかの態様では、異なる数の時間間隔が使用されてもよい。この場合、時間ホッピングは、時間間隔のうちの2つ以上にわたって生じ得る。追加または代替として、時間ホッピングはいくつかのSCに対して使用されてよく、パターン810によって示すように、他のSCに対しては使用されなくてよいか、またはすべてのSCに対して使用されてもよい。
周波数ホッピングパターンを使用することによって、SC送信のために使用される周波数帯域のサブセットのみを探索するワイヤレスノードに対して、かつ/または周波数帯域が不十分なチャネル状態に関連付けられるとき、SCの検出可能性を高めることができる。たとえば、第1の周波数帯域のみを探索するワイヤレスノードは、パターン810が使用されるとき、ワイヤレスノードA、B、C、およびDを検出することが可能になるが、同じワイヤレスノードは、パターン805が使用されるとき、ワイヤレスノードAおよびCを検出することのみが可能になる。さらに、周波数ホッピングは、周波数帯域上でチャネル状態が不十分であるとき、周波数ダイバーシティおよびSCの成功裏の反復の可能性を高めることができる。このようにして、SC送信用の周波数ホッピングパターンは、SCの検出可能性を高めることができる。
図8Bに示すように、パターン815は、セット間周波数ホッピング(たとえば、SCセットにわたる)およびセット内時間ホッピング(たとえば、SCセット内)を含み得る。セット間周波数ホッピングの一例として、第1のSCセット内で、第1の周波数は、SC A0、A1、C0、およびC1に対して使用されるが、第2のSCセット内で、第2の周波数は、SC A0、A1、C0、およびC1に対して使用される。同様に、第1のSCセット内で、第2の周波数は、SC B0、B1、D0、およびD1に対して使用されるが、第2のSCセット内で、第1の周波数は、SC B0、B1、D0、およびD1に対して使用される。
セット内時間ホッピングの一例として、SCセット(たとえば、SSバーストセット)は、図3Bに関して上記で説明したように、複数のSCブロックセット(たとえば、SSバースト)を含み得、同じワイヤレスノードに関連するSCに対して(たとえば、SC反復に対して)、SCセット内に含まれたSCブロックセットにわたって異なる時間間隔が使用され得る。たとえば、パターン815において、第1のSCセットの第1のSCブロックセット内の第1の時間間隔(たとえば、TI 0)がB0に対して使用され、第1のSCセットの第2のSCブロックセット内の第2の時間間隔(たとえば、TI 3)がB1に対して使用される。同様に、第1のSCセットの第1のSCブロックセット内の第2の時間間隔(たとえば、TI 1)がD0に対して使用され、第1のSCセットの第2のSCブロックセット内の第1の時間間隔(たとえば、TI 2)がD1に対して使用される。SCセットごとに2つのSCブロックセットが示されているが、いくつかの態様では、異なる数のSCブロックセットが使用されてよく、複数のSCブロックセットにわたって時間ホッピングが使用されてよい。
図8Bにさらに示すように、パターン820は、セット内周波数ホッピング(たとえば、SCセット内)およびセット内時間ホッピング(たとえば、SCセット内)を含み得る。セット内周波数ホッピングの場合、SCセット内の同じワイヤレスノードに関連するSC(たとえば、SC反復)に対して異なる周波数が使用され得る。いくつかの態様では、異なるSCブロックセット内で異なる周波数が使用され得る。セット内周波数ホッピングの一例として、第1のSCセット内で、第1の周波数はSC A0、B1、C0、およびD1に対して使用されるが、第2の周波数はSC A1、B0、C1、およびD0に対して使用される。第1の周波数は、第1のSCブロックセット内のSC A0およびC0に対して使用され、第2の周波数は、第2のSCブロックセット内のSC A1およびC1に対して使用される。同様に、第2の周波数は、第1のSCブロックセット内のSC B0およびD0に対して使用され、第1の周波数は、第2のSCブロックセット内のSC B1およびD1に対して使用される。
さらに示すように、パターン820は、パターン815に関して上記で説明したのと同様の様式で、第1のSCセット内で、SC B0、B1、D0、およびD1に対してセット内時間ホッピングを使用することができる。
パターン805〜820によって示すように、ワイヤレスノードは、第1のSC(たとえば、A0)および第3のSC(たとえば、A1)など、複数のSCを送信することができる。パターン805〜820によってさらに示すように、第1のSC(たとえば、A0)は、第2のSC(たとえば、B0)と周波数分割多重化され得る。いくつかの態様では、上記で説明したように、パターンは、第1のSC用の第1の周波数および第3のSC用の第2の周波数を示す周波数ホッピングパターン(たとえば、セット間パターンまたはセット内パターン)を含み得る。いくつかの態様では、第1の周波数は第2の周波数とは異なる。いくつかの態様では、パターンは、上記で説明したように、第1のSCおよび第3のSCが同じSCセット内の異なる周波数リソースを使用すること(たとえば、セット内パターン)を示す。いくつかの態様では、パターンは、第1のSCおよび第3のSCが異なるSCセット内の異なる周波数リソースを使用すること(たとえば、セット間パターン)を示す。
いくつかの態様では、上記でさらに説明したように、パターンは、第1のSC用の第1の時間間隔および第3のSC用の第2の時間間隔を示す時間ホッピングパターン(たとえば、セット間パターンまたはセット内パターン)を示し得る。いくつかの態様では、第1の時間間隔は第2の時間間隔とは異なる。いくつかの態様では、パターンは、第1のSCおよび第3のSCが同じSCセット内の異なる周波数リソースを使用すること(たとえば、セット内パターン)を示す。いくつかの態様では、異なる時間リソースは連続的でない。いくつかの態様では、パターンは、第1のSCおよび第3のSCが異なるSCセット内の異なる時間リソースを使用すること(たとえば、セット間パターン)を示す。
いくつかの態様では、第3のSCは第2のSCとは異なる。たとえば、第3のSCは第1のワイヤレスノードによって送信され得、第2のSCは第2のワイヤレスノードによって送信され得る。いくつかの態様では、第3のSCは第2のSCである。たとえば、第3のSCおよび第2のSCは、ワイヤレスノードによって送信され、第1のSCと周波数分割多重化された同じSCであり得る。
上記で示したように、パターン805〜820は例として提供され、他のパターンが可能である。パターンは、SCセットおよび/またはSCブロックセット内のかつ/またはSCセットおよび/またはSCブロックセットにわたる時間ホッピングおよび/または周波数ホッピングの任意の組合せを含み得る。たとえば、パターンは、周波数ホッピングを伴わないセット間時間ホッピングを含んでよく、周波数ホッピングを伴わないセット内時間ホッピングを含んでよく、時間ホッピングを伴わないセット間周波数ホッピングを含んでよく、時間ホッピングを伴わないセット内周波数ホッピングを含んでよく、セット間時間ホッピングおよびセット間周波数ホッピングを含んでよく、セット間時間ホッピングおよびセット内周波数ホッピングを含んでよく、セット内時間ホッピングおよびセット間周波数ホッピングを含んでよく、セット内時間ホッピングおよびセット内周波数ホッピングを含んでよい、などである。SC送信のためにこれらのパターンのうちの1つまたは複数を使用することは、SCの検出可能性を高めることができる。
上記で示したように、図8Aおよび図8Bは、例として提供されている。他の例が可能であり、図8Aおよび図8Bに関して説明したことと異なる場合がある。
図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレスバックホールネットワークにおける同期のためのリソースを構成する一例900を示す図である。
図9に示すように、ワイヤレスノード905-Aとして示す第1のワイヤレスノードは、ワイヤレスノード905-Zとして示す第2のワイヤレスノードと通信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数のワイヤレスノード905は、ミリメートル波を使用して通信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数のワイヤレスノード905は、図1、図2、図5、および/または図6に関して本明細書の他の箇所で説明した基地局のうちの1つまたは複数など、コアネットワークに対するアクセスポイントとして働く基地局であり得る。追加または代替として、1つまたは複数のワイヤレスノード905は、図1、図2、図5、および/または図6に関して本明細書の他の箇所で説明したUEのうちの1つまたは複数など、(たとえば、UE間ネットワーク、デバイス間ネットワーク、ピアツーピアネットワークなどを介して)コアネットワークに対するアクセスポイントとして働くUEであり得る。いくつかの態様では、ワイヤレスノード905は、図7に関して上記で説明したようなワイヤレスノード705に対応し得る。
参照番号910によって示すように、ワイヤレスノード905-Aは、1つまたは複数のSCを送信および/または受信するために使用されることになる、1つまたは複数のSCセット内のリソースのセットの決定に関するパターンを示し得る。いくつかの態様では、示すように、パターンは、ワイヤレスノード905-Aに関連付けられ得る。たとえば、パターンは、SC A0およびA1など、ワイヤレスノード905-Aによって送信されることになるSCを示し得る。追加または代替として、パターンは、1つまたは複数の他のワイヤレスノードに関連付けられ得る。たとえば、パターンは、SC D0およびD1など、ワイヤレスノード905-Dによって送信されることになるSCを示し得る。示すように、ワイヤレスノード905-Zは、パターンの指示を受信することができる。ワイヤレスノード905-Zは別のワイヤレスノード(たとえば、ワイヤレスノード905-A)からのパターンの指示を受信するとして示されているが、いくつかの態様では、ワイヤレスノード905-Zは、(たとえば、コアネットワークデバイスから)上位レイヤシグナリングを介してパターンの指示を受信することもできる。
いくつかの態様では、パターンは、同期信号(たとえば、PSS、SSSなど)、PBCH、PBCH内の復調基準信号、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB)、最小システム情報(SI)、または他のSIの任意の組合せの中で搬送されるシステム情報、無線リソース制御シグナリングメッセージ、媒体アクセス制御(MAC)メッセージなどを使用して示され得る。
参照番号915によって示すように、ワイヤレスノード905-Zは、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。たとえば、パターンは、上記で説明したようにシグナリングされ得、ワイヤレスノード905-Zは、示されたパターンを使用してリソースのセットを決定することができる。追加または代替として、ワイヤレスノード905-Zは、周波数ロケーションまたは時間ロケーションにおいてSCを受信することによってパターンの指示を受信することができ、周波数ロケーションまたは時間ロケーションに少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを推論することによって、リソースのセットを決定することができる。
参照番号920によって示すように、ワイヤレスノード905-Zは、リソースのセットを使用して、1つまたは複数のSCを受信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数のSCの第1のSCは、(たとえば、図7、図8A、および図8Bに関して)本明細書の別の箇所で説明したように、第2のSCと周波数分割多重化される。いくつかの態様では、リソースのセットは、単一のSCセット内に含まれる。いくつかの態様では、リソースのセットは、複数のSCセット内に含まれる。SCに対して使用されるリソースのロケーション(たとえば、時間および/または周波数ロケーション)を示すパターンをシグナリングすることによって、受信ワイヤレスノードは、SCに対してどこを探索するかを決定することができ、それにより、処理リソースおよびネットワークリソースを節約する。
上記で示したように、図9は一例として与えられる。他の例が可能であり、図9に関して説明したことと異なってもよい。
図10は、本開示の様々な態様による、たとえば、ワイヤレスノード(たとえば、基地局、UEなど)によって実行される1つの例示的なプロセス1000を示す図である。
図10に示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定するステップ(ブロック1010)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、1つまたは複数の同期通信セット内で複数の同期通信を送信するためのパターンを決定することができる。
いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの1つの同期通信は、1次同期信号、2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル通信、残存する最小システム情報を搬送する物理チャネル、他のシステム情報を搬送する物理チャネル、またはそれらの何らかの組合せ、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの態様では、同期通信は同期信号(SS)ブロックである。いくつかの態様では、同期通信は同期信号(SS)バーストセットである。いくつかの態様では、ワイヤレスノードは基地局である。いくつかの態様では、ワイヤレスノードはユーザ機器である。いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、ミリメートル波を使用して通信する。
いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、ワイヤレスノードに関連するパターンを示し得る。いくつかの態様では、パターンは、同期信号、物理ブロードキャストチャネル、物理ブロードキャストチャネルの復調基準信号(DMRS)、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB)、最小システム情報(SI)、または他のSIの任意の組合せの中で搬送されるシステム情報、無線リソース制御シグナリングメッセージ、媒体アクセス制御メッセージ、またはそれらの何らかの組合せ、のうちの1つまたは複数を使用して示される。いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、別のワイヤレスノードによって使用される別のパターンを示し得る。
図10にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットを決定するステップ(ブロック1020)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、パターンに少なくとも部分的に基づいて、複数の同期通信を送信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内に含まれるリソースのセットを決定することができる。
いくつかの態様では、リソースのセットは、ランダムシード、そのワイヤレスノードに関連するセル識別子、そのワイヤレスノードから、コアネットワークに接続されたアンカーノードへのホップの数、そのワイヤレスノードに割り振られたリソースを示すインデックス、そのワイヤレスノードがワイヤレスバックホールリンクを介して少なくとも1つの他のワイヤレスノードに接続されているかどうか、そのワイヤレスノードを含むワイヤレスノードのクラスタに関連するクラスタ識別子、1つまたは複数の近隣ワイヤレスノードから受信されるスケジューリング情報、上位レイヤから受信されるスケジューリング情報、リソースのセットに関して検出または測定される1つまたは複数の信号のうちの1つまたは複数、またはそれらの何らかの組合せ、のうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて決定される。
図10にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1000は、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信するステップであって、複数の同期通信のうちの第1の同期通信が、第2の同期通信と周波数分割多重化される、送信するステップ(ブロック1030)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、リソースのセットを使用して、複数の同期通信を送信することができる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。
いくつかの態様では、複数の同期通信の送信のために利用可能な帯域幅は、総システム帯域幅未満である。いくつかの態様では、第1の同期通信は、送信用の第1の基地局同期通信を含む。いくつかの態様では、第2の同期通信は、送信用の第2の基地局同期通信、送信用のユーザ機器同期通信、または受信用の基地局同期通信を含む。
いくつかの態様では、送信用の第1の基地局同期通信、送信用の第2の基地局同期通信、および受信用の基地局同期通信は、基地局同士の間の同期のために構成される。いくつかの態様では、送信用のユーザ機器同期通信は、基地局とユーザ機器との間の同期のために構成される。いくつかの態様では、送信用の第1の基地局同期通信、送信用の第2の基地局同期通信、または受信用の基地局同期通信は、送信または受信のために使用される時間リソース、送信または受信のために使用される周波数リソース、周期性、波形、ビームフォーミングパラメータ、またはそれらの何らかの組合せ、のうちの1つまたは複数に関する、送信用のユーザ機器同期通信とは異なる。
いくつかの態様では、第1の同期通信はワイヤレスノードによって送信され、第2の同期通信は別のワイヤレスノードによって送信される。いくつかの態様では、複数の同期通信は、ワイヤレスノードによって送信される第3の同期通信を含む。いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信用の第1の周波数および第3の同期通信用の第2の周波数を示す周波数ホッピングパターンを含む。いくつかの態様では、第1の周波数は第2の周波数とは異なる。いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信および第3の同期通信が同じ同期通信セット内の異なる周波数リソースを使用することを示す。いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信および第3の同期通信が異なる同期通信セット内の異なる周波数リソースを使用することを示す。
いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信用の第1の時間間隔および第3の同期通信用の第2の時間間隔を示す時間ホッピングパターンを含む。いくつかの態様では、第1の時間間隔は第2の時間間隔とは異なる。いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信および第3の同期通信が同じ同期通信セット内の異なる時間リソースを使用することを示す。いくつかの態様では、異なる時間リソースは連続的でない。いくつかの態様では、パターンは、第1の同期通信および第3の同期通信が異なる同期通信セット内の異なる時間リソースを使用することを示す。いくつかの態様では、第3の同期通信は第2の同期通信とは異なる。いくつかの態様では、第3の同期通信は第2の同期通信である。
いくつかの態様では、複数の同期通信のうちの少なくとも1つはビームフォーミングされる。いくつかの態様では、複数の同期通信のうち異なる同期通信は、異なる送信ビームを使用して送信される。
図10は、プロセス1000の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1000は、追加のブロック、より少ないブロック、図10に示すブロックとは異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス1000のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
図11は、本開示の様々な態様による、たとえば、ワイヤレスノード(たとえば、基地局、UEなど)によって実行される1つの例示的なプロセス1100を示す図である。
図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、1つまたは複数の同期通信を受信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットの決定に関連するパターンの指示を受信するステップ(ブロック1110)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、1つまたは複数の同期通信を受信するために使用されることになる、1つまたは複数の同期通信セット内のリソースのセットの決定に関連するパターンの指示を受信することができる。
いくつかの態様では、ワイヤレスノードは基地局である。いくつかの態様では、ワイヤレスノードはユーザ機器である。いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、ミリメートル波を使用して通信する。
いくつかの態様では、パターンの指示は別のワイヤレスノードから受信される。いくつかの態様では、パターンの指示は、1次同期信号、2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル内の復調基準信号、マスタ情報ブロック、システム情報ブロック、最小システム情報メッセージ、無線リソース制御メッセージ、媒体アクセス制御メッセージ、またはそれらの何らかの組合せ、のうちの少なくとも1つを使用して受信される。いくつかの態様では、パターンの指示は、上位レイヤシグナリングを介して受信される。いくつかの態様では、パターンの指示を受信するステップは、周波数ロケーションまたは時間ロケーション上で同期通信を受信するステップを含み、リソースのセットを決定するステップは、周波数ロケーションまたは時間ロケーションに少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを推論するステップを含む。
図11にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定するステップ(ブロック1120)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、パターンの指示に少なくとも部分的に基づいて、リソースのセットを決定することができる。
いくつかの態様では、リソースのセットは、単一の同期通信セット内に含まれる。いくつかの態様では、リソースのセットは、複数の同期通信セット内に含まれる。
図11にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、リソースのセットを使用して、1つまたは複数の同期通信を受信するステップであって、1つまたは複数の同期通信のうちの第1の同期通信が、第2の同期通信と周波数分割多重化される、受信するステップ(ブロック1130)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、上記でより詳細に説明したように、リソースのセットを使用して、1つまたは複数の同期通信を受信することができる。いくつかの態様では、1つまたは複数の同期通信のうちの第1の同期通信は、第2の同期通信と周波数分割多重化される。
図11は、プロセス1100の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1100は、追加のブロック、より少ないブロック、図11に示すブロックとは異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス1100のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてもよい。
上記の開示は例示および説明を提供するものであり、網羅的なものでも、または態様を開示された厳密な形態に限定するものでもない。上の開示を考慮して修正および変形が可能であり、各態様を実施することによってこのような修正および変形が実現されることがある。
本明細書では、構成要素という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして、広く解釈されるものとする。本明細書で使用する「プロセッサ」は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される。
本明細書では、いくつかの態様についてしきい値に関して説明する。本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、値が、しきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指す場合がある。
本明細書で説明するシステムおよび/または方法は、様々な形態のハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装されてもよいことが明らかである。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、本明細書では、システムおよび/または方法の動作と挙動について、具体的なソフトウェアコードを参照することなく説明した。ソフトウェアおよびハードウェアが、本明細書の説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計できることを理解されたい。
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲に記載され、かつ/または本明細書で開示されても、これらの組合せは、可能な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くは、特許請求の範囲に特に記載されず、ならびに/または本明細書で特に開示されないように組み合わされてもよい。以下に列挙される各従属請求項は、1つだけの請求項に直接依存することがあるが、可能な態様の開示は、各従属請求項と請求項のセットの中の他のあらゆる請求項との組合せを含む。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素による任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または、a、b、およびcの任意の他の順序)をカバーすることが意図される。
本明細書で使用される要素、行為、または命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要または不可欠であるものと見なされるべきではない。また、本明細書では、冠詞"a"および"an"は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と交換可能に使用されることがある。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目の組合せなど)を含むものとし、「1つまたは複数の」と交換可能に使用されてもよい。1つだけの項目が意図される場合、「1つの」という用語または同様の言葉が使用される。また、本明細書では、「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」という用語は、非制限的な用語であるものとする。さらに、「少なくとも部分的に基づく」という語句は、別段明示的に述べられていない限り、「に、少なくとも部分的に、基づく」を意味するものとする。