JP2020523760A - X線源及びx線源の製造方法 - Google Patents

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Abstract

X線11を生成するためのX線源10が提供される。前記X線源10は、電子を生成するための又はX線を生成するためのエミッタ装置12と、前記エミッタ装置12に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルー38と、前記少なくとも1つのフィードスルー38の電位を接地電位から隔離するための絶縁体20とを備える。前記少なくとも1つのフィードスルー38は、前記絶縁体20を少なくとも部分的に貫通し、前記絶縁体20の少なくとも一部が、前記エミッタ装置12の少なくとも一部と熱接触する。また、前記絶縁体20は、完全に前記絶縁体20の内部ボリューム25内に形成された少なくとも1つの冷却チャネル28を含み、前記冷却チャネルは、前記エミッタ装置12からの熱を放散し、前記絶縁体20の外表面26と前記冷却チャネル28との間の距離29は、前記冷却チャネル20の厚さ27の少なくとも半分の大きさを有する。

Description

一般的には、本発明はX線撮像に関する。より具体的には、本発明は、X線を生成するためのX線源、そのようなX線源を備えるX線撮像システム、及びそのようなX線源の製造方法に関する。
X線源及び/又はX線管は、通常、X線源のX線生成要素及び/又はエミッタ装置に電源を介して供給される高電圧によって駆動される。電源の高電圧を接地電位から隔離するために、通常、高電圧絶縁体が使用される。高電圧絶縁体は、X線生成要素及び/又はエミッタ装置がその内部に配置され得るX線源の真空コンパートメント内の真空と、環境圧力(ambient pressure)との間のインターフェースを形成し得る。
絶縁体及び/又はX線源の真空側に配置されるX線源のコンポーネントは、通常、発熱コンポーネントを有する及び/又は備える(例えば、X線生成要素、カソードのコンポーネント、及び/又はアノードのコンポーネント)。発熱コンポーネントはX線源の動作中に熱を生成し得る。
また、絶縁体及び/又はX線源の環境側には、X線源の動作中に発熱コンポーネントによって生成される熱によって劣化する可能性があるX線源の要素及び/又はコンポーネントが存在し得る。
US2010/0111265A1は、互いに向かい合うように配置された、動作状態中に負の高電圧に保持されるカソードと、動作状態中に正の高電圧に保持されるアノードとを有する内側真空チャンバを備える高電圧X線管に関する。アノードはアノード隔離要素に固定され、アノード隔離要素は円筒形状、又はアノードに向かって先細になる形状を有する。また、アノード隔離要素は、高電圧プラグを受け入れるための開口部を備え、アノードに冷却剤を供給することを可能にする導体構造を有する。この冷却剤は具体的には絶縁油又は他の非導電性液体であり得る。導体構造は、例えば、アノード隔離要素の内部に完全に組み込まれてもよいし、又は高電圧プラグの表面に組み込まれてもよい。他の可能性のあるソリューションでは、導体構造は、アノード隔離要素と高電圧プラグとの間に位置する中間要素に組み込まれる。
DE674415Cは、液冷真空、特にX線管用の容器と、冷却液用の複数の細分化された容器とを備えるX線管のための絶縁高電圧保護ハウジングに関する。
したがって、X線源の動作中に熱を効率的かつ確実に放散及び/又は排除することを可能にする改良されたX線源へのニーズが存在し得る。よって、本発明の目的は、改善された冷却手段を有し、かつ寿命が延長された、改善されたコンパクトなX線源を提供することであり得る。
本発明の目的は、独立請求項の主題によって解決され、さらなる実施形態は従属請求項及び以下の説明に組み込まれる。
ある側面では、添付の請求項1で定義されるX線源が提供される。他の側面では、添付の請求項13で定義されるX線撮像システムが提供される。他の側面では、添付の請求項14で定義されるX線源の製造方法が提供される。
第1の例によれば、X線を生成するためのX線源及び/又はX線管が提供される。X線源は、電子を放出及び/又は生成するための、及び/又はX線を放出及び/又は生成するためのエミッタ装置、少なくとも1つのエミッタ要素、及び/又は少なくとも1つのエミッタを備える。X線源はさらに、エミッタ装置に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルーと、少なくとも1つのフィードスルーの電位を接地電位から隔離するように構成された絶縁体とを備える。前記少なくとも1つのフィードスルーは、前記絶縁体を少なくとも部分的に貫通し、前記絶縁体の少なくとも一部が、前記エミッタ装置の少なくとも一部と熱接触する。また、前記絶縁体は、完全に及び/又は全体として前記絶縁体の内部ボリューム内に形成された、組み込まれた、及び/又は配置された少なくとも1つの冷却チャネルを含み、前記冷却チャネルは、前記エミッタ装置からの熱を放散及び/又は排出し、前記絶縁体の外表面及び/又は外周と前記冷却チャネルとの間の距離は、前記冷却チャネルの厚さの少なくとも半分の大きさを有する。
少なくとも1つのフィードスルーは、エミッタ装置の少なくとも一部に電力を供給するように構成されたパワーサプライを指す。特に、少なくとも1つのフィードスルーは、外部電源と、エミッタ装置の少なくとも一部とに接続され得る少なくとも1つの導電性ピン状要素及び/又は少なくとも1つのピンを指す。少なくとも1つのフィードスルーを介して及び/又は少なくとも1つのフィードスルーによって、高電圧がエミッタ装置の少なくとも一部に供給され、ここで高電圧とは、約1000ボルトを超える電圧を指す。さらに、少なくとも1つのフィードスルーは、エミッタ装置に供給される電圧を制御するように、エミッタ装置に供給される電流を制御するように、かつ/又は他の電気信号(例えばセンサ信号など)を伝導するように構成され得る。
一般的に、エミッタ装置は、X線源の発熱コンポーネント及び/又は熱源を指し得る。X線源の動作中、特に、少なくとも1つのフィードスルーを介してエミッタ装置に電力が供給されるとき、エミッタ装置の少なくとも一部が熱を生成し得る。一例として、エミッタ装置は、例えばアノード、カソード、熱陰極、電子銃、偏向板、偏向コイル、ロータドライブ、及び/又はこれらの構成要素を備え得る。
さらに、前記X線源は前記エミッタ装置を少なくとも部分的に取り囲む筐体を備え、前記絶縁体は前記筐体の側面に配置され、前記絶縁体の少なくとも一部及び前記筐体は真空コンパートメントを形成し、前記エミッタ装置は前記真空コンパートメント内に配置され得る。
したがって、絶縁体は、真空コンパートメント内の真空と、X線源の環境圧力、環境、周辺、及び/又は、真空コンパートメントの外部に配置されたX線源の他の構成要素との間の界面を形成し得る。言い換えれば、絶縁体は、真空コンパートメントに面する真空側と、反対側(以下、絶縁体の環境側と呼ばれ得る)とを有し得る。結果として、エミッタ装置によってX線源の動作中に生成された熱は主に、エミッタ装置の少なくとも一部と少なくとも部分的に熱接触する絶縁体を介して、エミッタ装置から周囲、環境、周辺、及び/又は、X線源の他の構成要素に伝達及び/又は伝導され得る。したがって、絶縁体の環境側に配置されたX線源の他の構成要素(例えば、プラスチック、シリコン、及び/又は他の材料を含む構成要素)に熱が伝達及び/又は伝導され、これらの構成要素は、熱応力及び/又は熱負荷により、X線源の寿命中に劣化し得る。
従来のX線源では通常、環境側に配置されたX線源の構成要素(例えば、プラスチック、ゴム、及び/又はシリコンの構成要素)の熱的損傷を防ぐために、絶縁体の環境側に冷却手段、冷却部品、及び/又は冷却構造が配置される。そのような従来のX線源における冷却手段は、例えば、ヒートパイプ、油への接触、及び/又は水への接触を含み、これらの冷却手段は絶縁体の外周に設けられ得る及び/又は配置され得る。しかし、これらの従来のX線源の冷却手段は、かなり複雑な設計を有し、また、追加のスペースを必要とし、従来のX線源の構造をかさばらせる可能性がある。さらに、そのような冷却手段では熱を効率的に放散することができない可能性がある。
少なくとも1つの冷却チャネルが形成、配置、及び/又は組み込まれた絶縁体を備える本発明に係るX線源によれば、熱を効率的に、確実に、そして包括的にエミッタ装置から放散及び/又は排出することができる。これにより、絶縁体の環境側に配置されたX線源の他の構成要素の熱的損傷を確実に防ぐことが可能となり得る。したがって、これらの構成要素の寿命、及びX線源の全体的寿命が延長され得る。また、絶縁体に冷却チャネルを組み込むことにより、さらなる冷却手段のために余分なスペースが必要とならず、コンパクトなX線源を提供することが可能となり得る。
少なくとも1つの冷却チャネルは、絶縁体の内部ボリューム及び/又は内側ボリューム内に完全に及び/又は全体として組み込まれ得る。言い換えれば、冷却チャネルは、冷却チャネルが絶縁体の材料によって完全に包囲されるように、絶縁体内に配置及び/又は組み込まれ得る。
さらに、冷却チャネルを、絶縁体の外表面と冷却チャネルとの間のある距離(この距離は、冷却チャネルの厚さの少なくとも半分の大きさを有する)に配置することにより、エミッタ装置によって生成され、絶縁体に伝達された熱が、絶縁体の材料を介して、冷却チャネルの周りに実質的に等方的に広がり得る及び/又は伝導され得ることが保証され得る。冷却チャネルと絶縁体の外表面との間の距離は、冷却チャネルの外周及び/又は外表面から絶縁体の外表面まで測定され、ここでの冷却チャネルの外表面は、絶縁体の外表面に面し得る又は絶縁体の外表面の反対側に配置され得る。さらに、冷却チャネルの厚さは、冷却チャネルの特徴的寸法、及び/又は冷却チャネルの開放空間の寸法を指し、特に冷却チャネルの断面及び/又は断面積の特徴的寸法を指し得る。また、厚さは、外表面の方向において及び/又は絶縁体の外周の方向において測定され得る。冷却チャネルを外表面に対してそのような距離に配置することにより、外表面と冷却チャネルとの間の絶縁体の領域にも熱が伝達及び/又は伝導されることが保証され得る。この配置は、冷却効率をさらに向上させ得る。なお、冷却チャネルは例えば、円筒形、管状、渦巻状、及び/又は螺旋状などの任意の形状を有し得ることに留意されたい。さらに、冷却チャネルの断面及び/又は断面積は、例えば多角形、長方形、円形、丸みを帯びた形状、三角形、及び/又は楕円形などの任意の形状を有し得る。また、冷却チャネルは、冷却チャネルと外表面との間の距離が冷却チャネルの長手伸長方向に沿って一定であるように又は変化するように、絶縁体内に配置され得る。さらに、絶縁体は複数の冷却チャネルを備えてもよく、これらは絶縁体の内部ボリューム内に任意のパターンで配置され得る。
一実施形態によれば、前記外表面と前記冷却チャネルとの間の前記距離は、前記外表面の表面法線ベクトル及び/又は前記絶縁体の外周の表面法線ベクトルに平行に測定された前記外表面と前記冷却チャネルとの間の最小距離である。表面法線ベクトルは絶縁体の外側に向いてもよい。また、上記距離は、冷却チャネルの外周及び/又は外表面から絶縁体の外表面まで測定され、ここでの冷却チャネルの外表面は、絶縁体の外表面に面し得る又は絶縁体の外表面の反対側に配置され得る。代替的に又は追加的に、前記冷却チャネルの前記厚さは、前記外表面の前記表面法線ベクトルに平行に測定される。言い換えれば、冷却チャネルから外表面までの距離及び冷却チャネルの厚さは両方、絶縁体の外表面の表面法線ベクトルに平行な及び/又は沿った方向で測定され得る。冷却チャネルをこの指定距離に配置することにより、冷却チャネルへの熱伝達及び/又は冷却チャネルを介する熱放散を増加させるという利益が得られる。
一実施形態によれば、前記冷却チャネルの断面は丸みを帯びた形状を有し、かつ/又は円形である。代替的に又は追加的に、前記冷却チャネルの前記厚さは、前記冷却チャネルの直径である。したがって、冷却チャネルと絶縁体の外表面との間の距離は、少なくとも冷却チャネルの半径と同じ大きさを有し得る。
一実施形態によれば、冷却チャネルは、絶縁体の円周方向に沿ってフィードスルーを少なくとも部分的に取り囲む。一例として、絶縁体は、一般的にパンケーキ絶縁体と呼ばれる平坦な絶縁体であり、フィードスルーは、絶縁体の中央領域を貫通し得る及び/又は中央領域内に配置され得る。フィードスルーは、絶縁体の中央領域に少なくとも部分的に埋め込まれ得る。代替的に又は追加的に、絶縁体の外表面と冷却チャネルとの間の距離は、絶縁体の外周沿いに等距離にある。円周方向に沿って、絶縁体の表面に対して一定の距離でフィードスルーを少なくとも部分的に取り囲むように冷却チャネルを配置することにより、絶縁体が冷却チャネルによって均等かつ効率的に冷却されることが保証され得る。
一実施形態によれば、絶縁体は円筒形又は円錐形である。絶縁体は、例えば、絶縁体の対称軸に関して対称である軸対称絶縁体であり得る。代替的に又は追加的に、フィードスルーは、絶縁体の対称軸に平行に絶縁体を貫通する。
一実施形態によれば、冷却チャネルは、冷却剤を介した対流冷却によってエミッタ装置からの熱を放散するように、冷却剤をガイドするように構成される。冷却剤は流体冷却剤、例えば液体及び/又は気体冷却剤などであってもよい。例として、冷却剤は油、水、エステル、及び/又は他の適切な流体冷却剤(液体及び/又は気体冷却剤を含む)を含み得る。また、冷却剤は、油ベース、水ベース、水・アルコールベース、エステルベース、及び/又は気体であってもよい。冷却チャネルに含まれ得る冷却剤により、伝達及び/又は熱放散をさらに向上させることができる。
一実施形態によれば、X線源はさらに、前記冷却チャネルに流体結合され及び/又は流体連結し、前記冷却チャネルに冷却剤を供給するための入口を備える。代替的に又は追加的に、X線源は、前記冷却チャネルに流体結合され及び/又は流体連結し、前記冷却チャネルから前記冷却剤を排出するための出口を備える。冷却剤は、例えば、ポンプ装置によって入口に送り込まれ及び/又は出口から排出され、これにより冷却チャネル中の冷却剤の流れが生成され得る。これは冷却効果をさらに高め得る。
一実施形態によれば、前記絶縁体の少なくとも一部は、焼結、接着、及び/又は三次元(3D)印刷によって製造される。したがって、絶縁体は、加工前の段階ではサブコンポーネント(例えば、絶縁体材料の粒子及び/又は顆粒)から構成され、これらは絶縁体の製造、生産、及び/又は組み立て中に互いに結合され得る。焼結、接着、及び/又は3D印刷技術を採用することにより、冷却チャネルが組み込まれた絶縁体を単一の処理ステップで精度良く処理及び/又は製造することができる。これにより、高い費用効率で絶縁体及び/又はX線源を製造することが可能となり得る。
一実施形態によれば、絶縁体は、セラミック材料及び/又はアルミナなどの等方性材料の単一均質ブロックである。例として、絶縁体は、部分的に導電性であり得るSiC(Silicon Carbid)、ガラス、及び/又はドープドアルミナを含み得る。しかし、絶縁体は、例えば強化セラミック材料などの任意の他の適切な材料を含み得る。絶縁体を、冷却チャネルが埋め込まれ得る等方性材料の単一均質ブロックとして形成することにより、絶縁体の熱伝達率及び/又は熱伝導率が均一になり、熱が冷却チャネルに効率的に伝導され、冷却チャネルを介して放散され得る。
一実施形態によれば、前記絶縁体は、前記エミッタ装置に面する第1の側と、前記第1の側の反対側の第2の側とを有する。第1の側は絶縁体の真空側を指し、第2の側は絶縁体の環境側を指し得る。ここで、絶縁体は、第1の側における第1のセラミック材料、及び第2の側における第2のセラミック材料を含み、第1の材料及び第2の材料は、化学組成、密度、及び導電率のうちの少なくとも1つが互いに異なっていてもよい。一般的に、等方性材料であり得る第1の材料及び第2の材料は異なる電気特性を有し得る。例えば、X線の真空コンパートメントに面し得る第1の側において及び/又はその付近で電界強度がより高くなる可能性があるため、第1の材料の導電率は第2の材料の導電率より低くてもよい。一般的に、異なるセラミック材料から絶縁体の第1の側及び第2の側を製造することにより、コスト効率の高い絶縁体を生産することができ得る。なぜなら、例えば、高価なセラミック材料が第1の側にしか使用されず、第2の側にはより安価なセラミック材料が使用できるからである。
一実施形態によれば、冷却チャネルの表面の少なくとも一部はメタライズされ、かつ/又は冷却チャネルの表面の少なくとも一部の上に金属層が配置され得る。冷却チャネルの表面とは、冷却チャネルの外表面又は冷却チャネルの内表面を指し得る。冷却チャネルの表面をメタライズすることにより、熱伝達及び/又は熱伝導率がさらに高められ得る。冷却チャネルの表面は、例えば銅及び/又は比較的高い熱伝導率を有する任意の他の材料を含む金属材料によってメタライズされ得る。代替的に又は追加的に、冷却チャネルは、絶縁体の内部ボリューム内に形成された少なくとも1つの管から構成され、かつ/又は冷却チャネルは、少なくとも1つの組み込まれたパイプから構成され得る。この構成も、絶縁体から冷却チャネルへの熱伝達をさらに高め得る。パイプは、銅などの金属、及び/又は比較的高い熱伝導率を有する任意の他の材料を含み得る。
一実施形態によれば、エミッタ装置は、アノード、カソード、偏向板、偏向コイル、及び電子銃のうちの少なくとも1つの少なくとも一部を含む。
一実施形態によれば、前記X線源はさらに、前記エミッタ装置を少なくとも部分的に取り囲む筐体を備え、前記絶縁体は前記筐体の側面に配置され、前記絶縁体の少なくとも一部及び前記筐体は真空コンパートメントを形成し、前記エミッタ装置は前記真空コンパートメント内に配置される。
第2の例は、X線撮像システムに関する。X線撮像システムは、上記及び下記において説明されるX線を生成するためのX線源と、X線を検出するためのX線検出器とを備える。X線源によって生成されたX線は、例えば関心物体の方向に放射され、関心物体を通過するX線はX線検出器で検出されて、関心物体のX線画像が生成され得る。X線撮像システムとは、投影X線撮像システム、コーンビーム撮像システム、コンピュータ断層撮影(CT)撮像システム、及び/又は任意の他のX線撮像システムを指し得る。また、本発明に係るX線源は、X線放射線治療システムにおいても使用され得ることに留意されたい。
上記及び下記において説明されるX線源の特徴、機能、要素、及び/又は特性は、上記及び下記において説明されるX線撮像システムの特徴、機能、要素、及び/又は特性であり、その逆についても同様である。
第3の例は、X線を放出するためのX線源を製造及び/又は生産する方法に関する。特に、方法は、上記及び下記において説明されるX線源の製造方法であり得る。X線源は、電子又はX線を放出するためのエミッタ装置と、エミッタ装置に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルーと、少なくとも1つのフィードスルーの電位を接地電位から隔離するように構成された絶縁体とを備える。方法は、少なくとも1つの冷却チャネルを前記絶縁体の内部ボリューム内に形成するステップであって、前記冷却チャネルは完全に、前記絶縁体の前記内部ボリューム内に配置される、ステップと、前記絶縁体の少なくとも一部が前記エミッタ装置の少なくとも一部と熱接触するように、前記絶縁体を前記エミッタ装置の側面に配置するステップとを含む。
ここで、冷却チャネルは、絶縁体の外表面と冷却チャネルとの間のある距離に形成され、この距離は、冷却チャネルの厚さの少なくとも半分の大きさを有する。
上記及び下記において説明される方法の特徴、機能、特性、要素、及び/又はステップは、上記及び下記において説明されるX線源及び/又はX線撮像システムの特徴、機能、要素、及び/又は特性であり、その逆についても同様である。言い換えれば、本発明の一側面に関連して上記及び下記で説明される特徴、要素、機能、特性、及び/又はステップは、本発明の任意の他の側面の特徴、機能、要素、特性、及び/又はステップであり得る。
一実施形態によれば、前記絶縁体の少なくとも一部及び前記冷却チャネルは、三次元印刷、焼結、及び/又は接着によって形成される。
本発明の上記及び他の側面は、以下に記載される例示的実施形態を参照しながら説明され、明らかになるであろう。
添付図面において図示される例示的実施形態を参照しながら、本発明の主題を以下により詳細に説明する。
図1は、例示的実施形態に係るX線撮像システムを概略的に示す。 図2Aは、例示的実施形態に係るX線源の断面図を概略的に示す。 図2Bは、図2AのX線源の一部の上面図を概略的に示す。 図2Cは、図2AのX線源の一部の上面図を概略的に示す。 図3は、例示的実施形態に係るX線源の断面図を概略的に示す。 図4は、例示的実施形態に係るX線源の製造方法のステップを示すフローチャートを示す。
原則的に、図中の同一及び/又は類似の部分には同一の参照符号が付される。
図1は、例示的な実施形態に係るX線撮像システム100を示す。
X線撮像システム100は、X線11を生成及び/又は放射するためのX線源10を備える。さらに、X線撮像システム100は、X線11を検出するためのX線検出器102を備える。X線源10は、関心物体104(例えば、患者及び/又は任意の他の検査対象)の方向にX線11を放射し、X線検出器102は、関心物体104の少なくとも一部のX線画像を生成するために関心物体104を通過及び/又は横断するX線11を検出し得る。
さらに、X線撮像システム100は、X線源10及び/又はX線検出器102に結合されたコントローラ106を備える。コントローラ106は、X線源10及び/又はX線検出器102を制御するように構成され得る。また、コントローラ106は、X線検出器102の検出器信号を処理してX線画像を生成するように構成され得る。
さらに、X線撮像システム100は、X線源10及び/又はX線検出器102に電力を供給するための電源108を備える。電源108はコントローラ106に結合され得る。コントローラ106は、X線源10に供給される電力レベル(例えば電圧値及び/又は電流値)を制御及び/又は調整するように構成され得る。
図1のX線源10を、以下の図を参照してより詳細に説明する。
図2Aは、例示的な実施形態に係るX線源10の断面図を概略的に示す。図2B及び図2Cはそれぞれ、図2AのX線源10の一部の上面図を概略的に示す。
X線源10は、電子及び/又はX線11を放射するためのエミッタ装置12を備える。この目的のために、エミッタ装置12は、第1のエミッタ要素14と、第1のエミッタ要素14の反対側に配置された第2のエミッタ要素16とを備える。エミッタ装置12、第1のエミッタ要素14、及び/又は第2のエミッタ要素16は、アノード、カソード、偏向板、偏向コイル、ロータドライブ、及び電子銃のうちの少なくとも1つの少なくとも一部を含む。例えば、第1のエミッタ要素14は、カソード14及び/又は電子銃14であり及び/又はカソード14及び/又は電子銃14を含み、この場合、エミッタ要素16はアノード16であり得る。第1のエミッタ要素14によって放出された電子は、第1のエミッタ要素14と第2のエミッタ要素16との間の加速電位によって、第2のエミッタ要素16の方向に加速され、第2のエミッタ要素16に衝突する電子によってX線11が生成され得る。あるいは、第1のエミッタ要素14はアノード14であり、第2のエミッタ要素16は電子銃16及び/又はカソード16であり得る。同様に、第2のエミッタ要素16によって放出された電子は、第1のエミッタ要素14と第2のエミッタ要素16との間の加速電位によって、第1のエミッタ要素14の方向に加速され、第1のエミッタ要素14に衝突する電子によってX線11が生成され得る。
X線源10はさらに、筐体18と、筐体18の側面に配置された絶縁体20とを備える。絶縁体20の少なくとも一部及び筐体18は、真空コンパートメント19を形成し、エミッタ装置12は真空コンパートメント内に配置される。
絶縁体20は、真空コンパートメント19に面する第1の側22を有し、第1の側22は、真空側22とも呼ばれ得る。図2Bは、絶縁体20の第1の側22の上面図を示す。絶縁体20はさらに、第1の側14の反対側の第2の側24を備え、第2の側24は、X線源10の周辺、周囲、外部、及び/又は環境に面する。図2Cは、絶縁体20の第2の側24の上面図を示す。絶縁体20の第2の側24は、絶縁体20の環境側24とも呼ばれ得る。したがって、絶縁体20は、真空コンパートメント19内の真空と、X線源10の周囲及び/又は周りの環境圧力との間の界面を形成し得る。
図2A〜図2Cに示される例では、絶縁体20は円筒形状であり、かつ/又は、絶縁体20は軸対称絶縁体20である。そのような絶縁体20は、パンケーキ絶縁体20及び/又は平坦な絶縁体20と呼ばれ得る。しかしながら、絶縁体20は、例えば円錐形などの他の形状を有してもよい。図2A〜図2Cに示される絶縁体20の対称軸は、図2B及び図2Cの投影面に対して実質的に垂直に配置され得る。
X線源10はさらに、絶縁体20の第2の側に配置された第1の絶縁要素30及び第2の絶縁要素32を備える。第1の絶縁要素30は、例えばシリコンスラブ30(例えば、シリコンゴムスラブ30)であり、かつ/又は、第2の絶縁要素32は、例えばプラスチック絶縁体32であり得る。第1の絶縁要素30は、電気的に安定した界面を提供し得る。なお、X線源10は、絶縁体20の環境側24に配置された他のコンポーネントをさらに備え得ることに留意されたい。
絶縁体20は、金属要素34及び/又は金属リング34によって少なくとも部分的に囲まれ、包まれ、及び/又は包囲され、金属要素34は、接地電位に維持され得る。
X線源10はさらに、例えば開口部39及び/又はスルーホール39を介して絶縁体20を少なくとも部分的に貫通する少なくとも1つのフィードスルー38を備える。少なくとも1つのフィードスルー38は、絶縁体20の中央領域23に配置されてもよく、かつ/又は絶縁体20に少なくとも部分的に埋め込まれてもよい。フィードスルー38は、電源108と、エミッタ装置12の少なくとも一部とに結合されたピン状の導電性要素38及び/及びピン38であり、フィードスルー38を介してエミッタ装置12の少なくとも一部に電力が供給され得る。X線源10は、複数のフィードスルー38を備えてもよい。図2Cに示されるように、X線源10は、互いに平行に配置され得る4つのフィードスルー38を備え、各フィードスルー38が開口部39及び/又はスルーホール39に配置され得る。フィードスルー38は、一般的には、エミッタ装置12の少なくとも一部に電圧及び/又は電流を供給するように、かつ/又は、センサ信号を伝導するために構成され得る。
一般的に、絶縁体20は、少なくとも1つのフィードスルー38の電位を、(金属要素34が維持される電位である)接地電位から隔離するように構成される。フィードスルー38の電位は、約1000Vより高くてもよく、特に約100kVより高くてもよい。したがって、絶縁体20は高電圧絶縁体20、例えば高電圧セラミック絶縁体20であり得る。フィードスルー38を接地電位及び/又は金属要素34から十分に隔離するために、少なくとも1つのリッジ21a、21b及び/又はリブ21a、21bが絶縁体20の第1の側22に配置及び/又は形成される。図2A及び図2Bに示されるように、絶縁体20は、絶縁体20の円周方向40に沿って絶縁体20のフィードスルー38及び/又は中央領域23を囲む第1のリッジ21aを含む。さらに、絶縁体20は、円周方向40に沿って中央領域23及び/又はフィードスルー38を囲む第2のリッジ21bを含む。したがって、第1のリッジ21a及び第2のリッジ21bは、互いに同心円状に配置され、絶縁体20の半径方向41において互いに離間している。リッジ21a、21bは、電気的フラッシュオーバー及び/又はスパークオーバーを回避するために、金属要素34と、エミッタ装置12及び/又は第1のエミッタ要素14との間のクリープ距離を増加させる機能を果たし得る。なお、第1のエミッタ要素14がカソード14である場合、フィードスルー38の電位は負であり、第1のエミッタ要素14がアノード14である場合、フィードスルー38の電位は正であり得る。
X線源10及び/又は絶縁体20はさらに、絶縁体20の内部ボリューム25及び/又は内側ボリューム25に完全に及び/又は全体として組み込まれた、形成された、及び/又は配置された冷却チャネル28を備える。よって、冷却チャネル28は、絶縁体20の絶縁体材料によって実質的に完全に包囲される。冷却チャネル28は、円周方向40に沿って絶縁体20のフィードスルー38及び/又は中央領域23を囲む。さらに、冷却チャネル28は、絶縁体20の外表面26及び/又は外周26対して距離29をおいて配置される。外表面26上には金属要素34が配置される。冷却チャネル28と絶縁体の外表面26との間の距離29は、冷却チャネル28の外表面から絶縁体の外表面26まで測定され得る。ここでの冷却チャネル28の外表面は、絶縁体20の外表面26に面し得る又は絶縁体の外表面の反対側に配置され得る。したがって、距離29は、絶縁体20の半径方向41に沿って及び/又は平行に測定され得る。したがって、距離29は半径方向距離29であり得る。代替的に又は追加的に、距離29は、絶縁体20の表面法線ベクトル42に平行に及び/又は沿って測定され得る。表面法線ベクトル42は、図2A〜図2Cに示す例では絶縁体20の半径方向41に平行であり得る。距離29は、円周方向41における絶縁体20の外周沿いの外表面26と冷却チャネル28との間の最小距離29であり得る。
また、冷却チャネル28は、半径方向41及び/又は表面法線ベクトル42に平行に及び/又は沿って測定され得る厚さ27を有する。絶縁体20の外表面26と冷却チャネル28との間の距離29は、冷却チャネル28の厚さ27の少なくとも半分の大きさを有する。絶縁体20の少なくとも一部、特に中央領域25は、エミッタ装置12の少なくとも一部、特に第1のエミッタ要素14と熱的に接触しているため、X線源10の動作中に発生する熱は、エミッタ装置12から絶縁体20の中央領域23に導かれ、その後、絶縁体20の内側ボリューム25のほぼ全体に広がる。距離29は少なくとも冷却チャネル28の厚さ27の半分と同程度の大きさを有するので、熱は絶縁体20の外側領域31にも伝導され得る。外側領域31は、絶縁体20の外表面26と冷却チャネル28との間に位置する。したがって、熱が冷却チャネル28の周りに熱が広がり及び/又は分配されるように、熱が絶縁体20の内部ボリューム25内で広がり得る。距離29を置いた冷却チャネル28の配置により、冷却効率及び/又は冷却速度が著しく増加し得る。特に、絶縁体20内に冷却チャネル28を配置することにより、熱が放散され、絶縁体20の環境側24に配置されるX線源10のさらなるコンポーネント(例えば、第1の絶縁体要素30及び/又は第2の絶縁体要素32)の熱的損傷が回避される。また、これは、X線源10の寿命を延ばし得る。
冷却チャネル28は、一般的には、任意の形状の断面及び/又は任意の形状の断面積を有し、例えば多角形、長方形、円形、丸みのある形状、楕円形、三角形、又は楕円形などを有し得る。図2A〜図2Cに示す例では、冷却チャネル28は円形を有する。したがって、冷却チャネル28の厚さ27は、冷却チャネル28の直径28を指し、距離29は、冷却チャネル28の半径の半分以上の大きさであり得る。しかしながら、一般的に、冷却チャネル28の厚さ27は、半径方向41及び/又は表面法線ベクトル42に沿って及び/又は平行に測定された冷却チャネル28の特徴的寸法を指し得る。したがって、冷却チャネル28の断面が長方形である場合、厚さ27は、冷却チャネル28の辺の長さ27を指し得る。
図2A〜図2Cに示す例では、冷却チャネル28は、円周方向40に沿って中央領域23を囲む。冷却チャネル28と外表面26との間の距離29は一定である。したがって、第1のリッジ21a、第2のリッジ21b、及び冷却チャネル28は互いに対して同心円状に配置され得る。しかし、距離29は円周方向41に沿って変化してもよい。一例として、冷却チャネル28は、絶縁体20の外側領域31内に配置され、ここで冷却チャネル28は、第1のリッジ21aが配置されている絶縁体20の領域と少なくとも部分的に重なり得る。代替的に又は追加的に、冷却チャネル28は、第1のリッジ21aと第2のリッジ21bとの間の絶縁体28の領域内に配置され、ここで冷却チャネル28は、第1のリッジ21a及び/又は第2のリッジ21bと少なくとも部分的に重なり得る。代替的に又は追加的に、冷却チャネル28は、中央領域23と、第2のリッジ21bが配置されている絶縁体20の領域との間に配置され、ここで冷却チャネル28は、第2のリッジ21bと少なくとも部分的に重なり得る。また、冷却チャネルは、少なくとも部分的に第1のリッジ21a及び/又は第2のリッジ21b内に配置されてもよい。しかし、冷却チャネル28を介したフラッシュオーバー及び/又はスパークオーバーを回避するために、冷却チャネル28は、フィードスルー38に対して所定の最小距離に配置され得ることに留意されたい。
任意選択的に、冷却チャネル28は、水、アルコール、エステル、及び/又は任意の他の適切な冷却剤材料を含み得る冷却剤44をガイドするように構成される。冷却剤44を冷却チャネル28に供給するために、X線源10及び/又は絶縁体20は、図2B及び図2Cに示されるように、冷却チャネル28と流体連通する入口46を備え得る。冷却チャネル28から冷却剤44を排出するために、X線源10及び/又は絶縁体20は、冷却チャネル28と流体連通する出口48を備え得る。入口46及び/又は出口48は、絶縁体20の外側領域31内に配置され、半径方向41及び/又は表面法線ベクトル42に対して平行に又は横方向に延び得る。さらに、冷却チャネル28内の冷却剤44の流れを提供するために、ポンプ装置(図示せず)が入口46と出口48との間に配置されてもよく、これにより冷却速度が増加する。
冷却効果及び/又は冷却効率をさらに高めるために、冷却チャネル28の表面50の少なくとも一部が、例えば銅でメタライズされてもよい。冷却チャネル28の表面50は、冷却チャネル28の内表面50又は外表面50であり得る。したがって、冷却チャネル28は、冷却チャネル28の表面50上に配置された金属の層52を備え得る。代替的に又は追加的に、冷却チャネル28は、絶縁体20の内部ボリューム25内に形成された少なくとも1つのチューブ52から構成されてもよい。
さらに、絶縁体20の少なくとも一部は、焼結、接着、及び/又は三次元印刷によって製造され、これにより、内部ボリューム25内で熱を均一に伝導する均一な絶縁体20を高い費用効率で製造することができ得る。絶縁体20は、例えばアルミナ、SiC、ドープドアルミナ、ガラス、セラミック材料、及び/又は任意の他の適切な材料などの等方性材料の単一の均質ブロックであってもよい。あるいは、絶縁体20は、エミッタ装置12に面する第1の側22の第1の材料(特に第1のセラミック材料)、及び第1の側22と反対側の第2の側24の第2の材料(特に第2のセラミック材料)を含み得る。第1の材料及び第2の材料は、化学組成、密度、及び導電率のうちの少なくとも1つが互いに異なっていてもよい。
図3は、例示的な実施形態に係るX線源10の断面図を概略的に示す。特に断りのない限り、図3のX線源10は、先行する図面、特に図2A〜図2Cを参照して説明したX線源10と同じ特徴、機能、特性、及び/又は要素を備える。
図3に示されるX線源10の絶縁体20は、互いに同心円状に配置され得る第1の冷却チャネル28a及び第2の冷却チャネル28bを備える。冷却剤44が両方の冷却チャネル28a、28bによってガイドされることを可能にするために、冷却チャネル28a、28bは、半径方向41及び/又は表面法線ベクトル42に対して平行に及び/又は横方向に延び得る1つ又は複数の接続チャネル54によって互いに相互接続され得る。ここで、第1の冷却チャネル28aと第2の冷却チャネル28との間の半径方向距離は、フラッシュオーバーを防止するために、フィードスルー38と第2の冷却チャネル28bとの間の半径方向距離より小さくてもよい。さらに、冷却チャネル28a、28bは同じ厚さ27を有してもよく、又は異なる厚さ27を有してもよい。特に、第1の冷却チャネル28aよりもフィードスルー38の近くに配置される第2の冷却チャネル28bの厚さ27は、フラッシュオーバーを回避するために、第1の冷却チャネル28aの厚さ27より小さくてもよい。しかし、外表面26と、第2の冷却チャネル28bよりも外表面26の近くに配置される第1の冷却チャネル28aとの間の距離29は、いずれの構成においても、第1の冷却チャネル28aの厚さ27と少なくとも同じ大きさであり得る。さらに、X線源10及び/又は絶縁体20は、3つ以上の冷却チャネル28a、28bを備えてもよいことに留意されたい。
図4は、例示的な実施形態に係るX線源10の製造方法のステップを示すフローチャートを示しており、ここでX線源10は、図1〜図3を参照して説明したX線源10であってもよい。
特に、X線源10は、電子又はX線を放出するためのエミッタ装置12と、エミッタ装置12に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルー38と、少なくとも1つのフィードスルー38の電位を接地電位から隔離するように構成された絶縁体20とを備える。
最初のステップS1において、少なくとも1つの冷却チャネル28が絶縁体20の内部ボリューム25内に形成され、冷却チャネル28は完全に、絶縁体20の内部ボリューム25内に配置される。ステップS1において、冷却チャネル28を有する絶縁体20全体が、単一のプロセスステップ、例えば、絶縁体サブコンポーネント(例えば、絶縁体材料の粒子及び/又は顆粒など)の三次元印刷、焼結、及び/又は接着によって形成され得る。冷却チャネル20は、絶縁体20の外表面26と冷却チャネル28との間のある距離29に形成され、この距離29は、冷却チャネル28の厚さ27の少なくとも半分の大きさを有する。
第2のステップS2において、絶縁体20の少なくとも一部がエミッタ装置12の少なくとも一部と熱接触するように、絶縁体20がエミッタ装置12の側面に配置される。
本発明は、図面及び上記において詳細に図示及び記載されているが、かかる図示及び記載は説明的又は例示的であり、非限定的であると考えられるべきである。本発明は、開示の実施形態に限定されない。開示の実施形態の他の変形例が、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲から、クレームされる発明を実施する当業者によって理解及び実施され得る。
特許請求の範囲において、「含む」という用語は他の要素又はステップを排除するものではなく、単数形は複数を除外しない。複数の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているからといって、これらの手段の組み合わせが好適に使用することができないとは限らない。特許請求の範囲内のいかなる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. X線を生成するためのX線源であって、前記X線源は、
    電子を生成するための又はX線を生成するためのエミッタ装置と、
    前記エミッタ装置に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルーと、
    前記少なくとも1つのフィードスルーの電位を接地電位から隔離するための絶縁体とを備え、
    前記少なくとも1つのフィードスルーは、前記絶縁体を少なくとも部分的に貫通し、
    前記絶縁体の少なくとも一部が、前記エミッタ装置の少なくとも一部と熱接触し、
    前記絶縁体は、完全に前記絶縁体の内部ボリューム内に形成された少なくとも1つの冷却チャネルを含み、前記冷却チャネルは、前記エミッタ装置からの熱を放散し、
    前記絶縁体の外表面と前記冷却チャネルとの間の距離は、前記冷却チャネルの厚さの少なくとも半分の大きさを有し、
    前記冷却チャネルは、前記絶縁体の円周方向に沿って前記フィードスルーを少なくとも部分的に包囲し、
    前記絶縁体の前記外表面と前記冷却チャネルとの間の前記距離は、前記円周方向に沿って一定である、X線源。
  2. 前記外表面と前記冷却チャネルとの間の前記距離は、前記外表面の表面法線ベクトルに平行に測定された前記外表面と前記冷却チャネルとの間の最小距離であり、
    前記冷却チャネルの厚さは、前記外表面の前記表面法線ベクトルに平行に測定される、請求項1に記載のX線源。
  3. 前記冷却チャネルの断面は丸みを帯びた形状を有し、かつ/又は
    前記冷却チャネルの厚さは、前記冷却チャネルの直径である、請求項1又は2に記載のX線源。
  4. 前記冷却チャネルと前記絶縁体の前記外表面との間の前記距離は、前記冷却チャネルの長手伸長方向に沿って一定である、請求項1から3のいずれか一項に記載のX線源。
  5. 前記冷却チャネルは、冷却剤を介した対流冷却に基づいて前記エミッタ装置からの熱が放散されるように、前記冷却剤をガイドし、かつ/又は
    前記冷却チャネルは流体冷却剤を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のX線源。
  6. 前記冷却チャネルに流体結合され、前記冷却チャネルに冷却剤を供給するための入口、及び/又は
    前記冷却チャネルに流体結合され、前記冷却チャネルから前記冷却剤を排出するための出口をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のX線源。
  7. 前記絶縁体の少なくとも一部は、焼結、接着、及び/又は三次元印刷によって製造される、請求項1から6のいずれか一項に記載のX線源。
  8. 前記絶縁体は等方性材料の単一均質ブロックであり、かつ/又は
    前記絶縁体はセラミック材料及び/又はアルミナを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のX線源。
  9. 前記絶縁体は、前記エミッタ装置に面する第1の側と、前記第1の側の反対側の第2の側とを有し、
    前記絶縁体は、前記第1の側における第1のセラミック材料と、前記第2の側における第2のセラミック材料とを含み、
    前記第1の材料及び前記第2の材料は、化学組成、密度、及び導電率のうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる、請求項1から8のいずれか一項に記載のX線源。
  10. 前記冷却チャネルの表面の少なくとも一部はメタライズされ、かつ/又は
    前記冷却チャネルは、前記絶縁体の前記内部ボリューム内に形成された少なくとも1つのチューブから構成される、請求項1から9のいずれか一項に記載のX線源。
  11. 前記エミッタ装置は、アノード、カソード、偏向板、偏向コイル、ロータドライブ、及び電子銃のうちの少なくとも1つの少なくとも一部を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のX線源。
  12. 前記エミッタ装置を少なくとも部分的に取り囲む筐体をさらに備え、
    前記絶縁体は前記筐体の側面に配置され、
    前記絶縁体の少なくとも一部及び前記筐体は真空コンパートメントを形成し、前記エミッタ装置は前記真空コンパートメント内に配置される、請求項1から11のいずれか一項に記載のX線源。
  13. X線を生成するための請求項1から12のいずれか一項に記載のX線源と、
    X線を検出するためのX線検出器とを備える、X線撮像システム。
  14. X線を生成するためのX線源の製造方法であって、前記X線源は、電子又はX線を放出するためのエミッタ装置と、前記エミッタ装置に電力を供給するための少なくとも1つのフィードスルーと、前記少なくとも1つのフィードスルーの電位を接地電位から隔離するための絶縁体とを備え、前記方法は、
    少なくとも1つの冷却チャネルを前記絶縁体の内部ボリューム内に形成するステップであって、前記冷却チャネルは完全に、前記絶縁体の前記内部ボリューム内に配置される、ステップと、
    前記絶縁体の少なくとも一部が前記エミッタ装置の少なくとも一部と熱接触するように、前記絶縁体を前記エミッタ装置の側面に配置するステップとを含み、
    前記冷却チャネルは、前記絶縁体の外表面と前記冷却チャネルとの間のある距離に形成され、前記距離は、前記冷却チャネルの厚さの少なくとも半分の大きさを有し、
    前記冷却チャネルは、前記絶縁体の円周方向に沿って前記フィードスルーを少なくとも部分的に包囲し、前記絶縁体の前記外表面と前記冷却チャネルとの間の前記距離は、前記円周方向に沿って一定である、方法。
  15. 前記絶縁体の少なくとも一部及び前記冷却チャネルは、三次元印刷、焼結、及び/又は接着によって形成される、請求項14に記載の方法。
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