JP2020519181A - ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置 - Google Patents

ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置 Download PDF

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Abstract

端末装置のハンドオーバー成功率を高めるためのランダムアクセスリソース割り当て方法および装置が提供される。ランダムアクセスリソース割り当て方法は、ターゲットネットワーク装置により、ソースネットワーク装置によって送信され、ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信するステップであって、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含む、ステップと、ターゲットネットワーク装置により、移動状態情報と測定報告に含まれる測定結果とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。

Description

本出願は、2017年5月5日に中国特許庁に提出され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる「ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置」と題された中国特許出願番号201710314166.4の優先権を主張する。
本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置に関する。
モバイルサービスの開発は、無線通信のデータレートと効率とにますます高い要件を課している。将来の無線通信システムでは、信号の送受信の効率を高めるべく、送信された信号のエネルギーをビーム方向に制限するために、ビーム形成技術が使用される。
サービングセルから隣接セルに移動する場合、端末装置は新しいセルでアクセスを再開する必要がある。サービングセルが属するソース基地局は、隣接セルが属するターゲット基地局にハンドオーバー要求を送信し、ソース基地局は、ターゲット基地局によって送信されたハンドオーバー要求応答を受信する。ハンドオーバー要求応答は、端末装置のためにターゲット基地局によって構成されたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。しかしながら、ターゲット基地局がソース基地局にハンドオーバー要求応答を送信する瞬間と、端末装置がターゲット基地局へのランダムアクセスを実際に開始する瞬間との間に時間差がある。したがって、端末装置が高速移動状態にある場合、端末装置がランダムアクセスを開始すると、端末装置のためにターゲット基地局によって構成されたランダムアクセスリソースはすでに無効になる可能性がある。例えば、図1を参照すると、ターゲット基地局は、端末装置のためにビーム0およびビーム1のランダムアクセスリソースを構成する。しかし、端末装置がランダムアクセスの実行を開始すると、端末装置はビーム2のカバレッジに移動してしまっている。この場合、端末装置は、ビーム0に対応するランダムアクセスリソースまたはビーム1に対応するランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを実行できなくなるが、ターゲット基地局は、ビーム2に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てない。この場合、端末装置は、競合ベースのランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを開始する必要がある。競合ベースのランダムアクセスリソースを同時に使用して別の端末装置もアクセスを開始する場合、競合が引き起こされ、ハンドオーバープロセスにおいて端末装置のアクセスが失敗する可能性がある。
したがって、従来技術では、セルハンドオーバープロセスにおける端末装置のハンドオーバー成功率が比較的低いことがわかる。
本出願の実施形態は、端末装置のハンドオーバー成功率を高めるために、ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、ターゲットネットワーク装置によって実行されてもよく、ターゲットネットワーク装置は、例えば、ターゲット基地局である。この方法は、ターゲットネットワーク装置により、ソースネットワーク装置によって送信され、ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信するステップであって、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含む、ステップと、ターゲットネットワーク装置により、移動状態情報と測定報告とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、端末装置がセルハンドオーバーを実行する必要がある場合、端末装置の移動状態情報は、セルハンドオーバー要求を使用してターゲット基地局に送信され、ターゲット基地局が、端末装置に対して、端末装置によって報告されたビーム情報に対応する非競合ベースの専用ランダムアクセスリソースを割り当てるために使用されてもよい。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態情報は、移動速度、移動方向、および移動状態のうちの少なくとも1つであり得る。移動速度は、端末装置の移動速度であってもよいし、端末装置が所定の期間内でダウンリンクビームを切り替える速度であってもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報に基づいて端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるので、ターゲットネットワーク装置が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法は、より柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗確率が効果的に低減され得、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
本出願のこの実施形態では、ソースネットワーク装置は、代替として、端末装置の移動状態情報を判定するために使用される因子、例えば、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量、または所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量および端末装置とソースネットワーク装置との間の距離をターゲットネットワーク装置に送信してもよい。ターゲットネットワーク装置は、前述の因子に基づいて端末装置の移動状態を判定する。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な設計では、ターゲットネットワーク装置により、移動状態情報および測定報告に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップを含む。
本出願のこの実施形態では、ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報と、測定報告に含まれるビーム情報とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当ててもよい。ターゲットネットワーク装置が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗確率は効果的に低減され得、またはターゲット基地局が過剰なランダムアクセスリソースを提供することを効果的に防止し、これにより、端末装置のハンドオーバー成功率を確保しながら、リソースの無駄を削減する。
可能な設計では、測定報告は現在の測定報告を含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、ターゲットネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットネットワーク装置により移動状態情報に基づいて、現在の測定報告に含まれるビーム情報によって示されるビームに対応するランダムアクセスリソースと、ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当てるステップであって、nは整数であり、nは移動状態情報およびターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて決定される、ステップを含む。
本出願のこの実施形態では、ターゲット基地局は、現在の測定報告によって示されるビームに対応するランダムアクセスリソースと、示されたビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当てる。示されたビームと示されたビームに関連するn個のビームとは端末装置の移動範囲をカバーできるため、端末装置が有効なランダムアクセスリソースを使用してアクセスを実行することが保証され得、それによって端末装置のハンドオーバー成功率を保証することができる。
本出願のこの実施形態において、「関連する」とは、ビームがビーム情報によって示されるビームに隣接すること、またはビームがビーム情報によって示されるビームに隣接し、n個のビームによって間隔を空けていることを意味し得る。例えば、nが1の場合、ビームは、ビーム情報によって示されるビームに隣接するビームであってもよいし、ビーム情報によって示されるビームから1ビーム分だけ離れたビームであってもよい。
可能な設計では、測定報告は端末装置の現在の測定報告および端末装置の履歴測定報告を含み、現在の測定は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は、端末装置により現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために報告された測定報告であり、ターゲットネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットネットワーク装置により、現在の測定報告および履歴測定報告に基づいて端末装置の移動方向を取得するステップと、ターゲットネットワーク装置により、移動状態情報、移動方向、および現在の測定に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報を取得することに基づいて、現在の測定報告および履歴測定報告に基づいて端末装置の移動方向をさらに決定する。ターゲットネットワーク装置は、移動状態情報および移動方向に基づいて、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
可能な設計では、移動状態情報は、高移動状態、中移動状態、および通常移動状態を含み、高移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい状態であり、中移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量よりも大きくかつ第1の所定量以下である状態であり、通常移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量以下である状態であり、第1の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得され、第2の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得される。
本出願のこの実施形態では、高移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量以上である状態であり、中移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量以上、かつ第1の所定量未満である状態であり、通常移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量よりも少ない状態である。あるいは、高移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量以上である状態であり、中移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量より大きく、かつ第1の所定量未満である状態であり、通常移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量以下の状態である。あるいは、高移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量より大きい状態であり、中移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量以上、かつ第1の所定量以下である状態であり、通常移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量未満の状態である。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量に基づいて決定されてもよく、または所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量、および端末装置とソースネットワーク装置との間の距離に基づいて決定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、第1の所定量および第2の所定量の両方は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて設定されてもよいし、または、別の実際の要件に基づいて設定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
第2の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、ソースネットワーク装置によって実行されてもよく、ソースネットワーク装置は、例えば、ソース基地局である。この方法は、ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得するステップと、ソースネットワーク装置によってターゲットネットワーク装置に、端末装置をソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置にハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を送信するステップであって、セルハンドオーバー要求は、移動状態情報および端末装置の測定報告を含み、移動状態情報および測定報告は、ターゲットネットワーク装置により端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるために使用される、ステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報を取得し、ターゲットネットワーク装置にセルハンドオーバー要求を送信する。セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含むため、ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態および測定報告に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てることができる。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるので、ターゲットネットワーク装置が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗の確率を効率よく低減することができ、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
可能な設計では、ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得するステップは、
ソースネットワーク装置により、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量を決定するステップと、
ソースネットワーク装置により、量に基づいて端末装置の移動状態情報を取得するステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、ソースネットワーク装置のセルが複数のビームによってカバーされるため、端末装置の移動状態情報は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量に基づいて判定され得る。この実装は比較的単純である。
可能な設計では、ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得するステップは、ソースネットワーク装置により、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量を決定し、端末装置とソースネットワーク装置との間の距離を決定するステップと、ソースネットワーク装置により、量と距離とに基づいて端末装置の移動状態情報を取得するステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、端末装置がソースネットワーク装置のセル内の異なる場所に配置される場合、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量は異なり得る。したがって、ソースネットワーク装置は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量、および端末装置とソースネットワーク装置との間の距離を参照して、端末装置の移動状態情報をより正確に取得することができる。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局は、代替として、端末装置を使用することによって移動状態情報を取得してもよい。具体的には、端末装置は、端末装置の移動状態情報を取得する。例えば、端末装置は、速度センサまたは全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)を使用して移動速度を取得し、方向センサまたは角度センサを使用して移動方向を取得し、取得した移動状態情報をソース基地局に送信する。あるいは、端末装置は、別の方法で移動状態情報を取得する。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な設計では、量が第1の所定量よりも大きい場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量より大きく、第1の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、または量が第2の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得し、第1の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得され、第2の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得される。
本出願のこの実施形態では、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、第1の所定量未満である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量より少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。あるいは、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量より大きく、かつ第1の所定量より少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。あるいは、量が第1の所定量よりも大きい場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、第1の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量より少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量に基づいて決定されてもよく、または所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量、および端末装置とソースネットワーク装置との間の距離に基づいて決定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、第1の所定量および第2の所定量の両方は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて設定されてもよいし、または、別の実際の要件に基づいて設定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な設計では、測定報告が端末装置の現在の測定報告を含むか、または測定報告が端末装置の現在の測定報告と端末装置の履歴測定報告とを含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために端末装置によって報告された測定報告である。
本出願のこの実施形態では、測定報告は、現在の測定報告、または現在の測定報告と履歴測定報告とであってもよく、その結果、ターゲット基地局は、現在の測定報告と履歴測定報告とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースをより正確に割り当てることができる。
第3の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、ターゲットセルネットワーク装置により、ソースセルネットワーク装置によって送信された測定報告を受信し、測定報告は、端末装置の移動状態情報を含む、ステップと、ターゲットセルネットワーク装置により、測定報告内の移動状態情報および移動状態情報以外の情報に基づいて、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるステップと、を含む。
可能な設計方法では、可能な設計では、ターゲットセルネットワーク装置により、移動状態情報、および測定報告内の移動状態情報以外の情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットセルネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップを含む。
可能な設計方法では、測定報告は端末装置の現在の測定報告を含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、ターゲットセルネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットセルネットワーク装置により、移動状態情報に基づいて現在の測定報告に含まれるビーム情報によって示されるビームに対応するランダムアクセスリソースと、ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当てるステップであって、nは整数であり、nは移動状態情報およびターゲットセルネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて取得される、ステップを含む。
可能な設計方法では、測定報告は現在の測定報告および履歴測定報告を含み、現在の測定は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は、端末装置により現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために報告された測定報告であり、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、ターゲットセルネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットセルネットワーク装置によって、履歴測定報告、および現在の測定報告内の、移動状態情報以外の情報に基づいて端末装置の移動方向を取得するステップと、ターゲットセルネットワーク装置により、移動状態情報、移動方向、および現在の測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。
可能な設計方法では、移動状態情報は、高移動状態、中移動状態、および通常移動状態を含み、高移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい状態であり、中移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量よりも大きくかつ第1の所定量以下である状態であり、通常移動状態は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第2の所定量以下である状態であり、第1の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得され、第2の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得される。
第4の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、ソースセルネットワーク装置によって端末装置の移動状態情報を取得するステップと、ソースセルネットワーク装置によってターゲットセルネットワーク装置に測定報告を送信するステップであって、測定報告は移動状態情報を含み、移動状態情報、および測定報告内の移動状態以外の情報は、ターゲットセルネットワーク装置により、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるために使用される、ステップと、を含む。
可能な設計方法では、ソースセルネットワーク装置によって端末装置の移動状態情報を取得するステップは、ソースセルネットワーク装置により、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量を決定するステップと、ソースセルネットワーク装置により、量に基づいて端末装置の移動状態情報を取得するステップと、を含む。
可能な設計方法では、ソースセルネットワーク装置によって端末装置の移動状態情報を取得するステップは、ソースセルネットワーク装置により、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量を決定し、端末装置とソースセルネットワーク装置との間の距離を決定するステップと、ソースセルネットワーク装置により、量と距離とに基づいて端末装置の移動状態情報を取得するステップと、を含む。
可能な設計方法では、ソースセルネットワーク装置により、量に基づいて端末装置の移動状態情報を取得するステップは、量が第1の所定量よりも大きい場合、ソースセルネットワーク装置によって、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得するステップ、量が第2の所定量より大きく、かつ第1の所定量以下である場合、ソースセルネットワーク装置によって、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得するステップ、および量が第2の所定量以下である場合、ソースセルネットワーク装置によって、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得するステップ、を含み、第1の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得され、第2の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得される。
可能な設計方法では、測定報告が端末装置の現在の測定報告を含むか、または測定報告が端末装置の現在の測定報告と端末装置の履歴測定報告とを含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために端末装置によって報告された測定報告である。
第5の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、端末装置によって実行され得る。この方法は、端末装置によって、端末装置の移動状態情報を取得するステップと、端末装置によって、ソース基地局に移動状態情報を送信するステップであって、移動状態情報は、ソース基地局がターゲット基地局に、ソース基地局からターゲット基地局に端末装置のハンドオーバーを要求するために使用されるハンドオーバー要求を送信するときに使用され、これによりターゲット基地局が端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる、ステップと、を含む。
本出願のこの実施形態では、端末装置は、ソース基地局からターゲット基地局に送信されたセルハンドオーバー要求に端末装置の移動状態情報を加えるために、端末装置の移動状態情報を取得し、ソース基地局に移動状態情報を送信することができる。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるので、ターゲットネットワーク装置が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗の確率を効率よく低減することができ、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
可能な設計方法では、移動状態情報は、移動状態、移動方向、および移動速度の少なくとも1つを含む。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態情報は異なるコンテンツを含むことができ、前述のいくつかのタイプのコンテンツは例にすぎない。移動状態情報の内容は、本出願のこの実施形態では限定されない。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、前述の方法設計におけるネットワーク装置を実装する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のユニットを含む。
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、受信モジュールと割り当てモジュールとを含み得る。受信モジュールおよび割り当てモジュールは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計で提供される方法の対応する機能を実行し得る。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、前述の方法設計におけるネットワーク装置を実装する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のユニットを含む。
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、取得モジュールと送信モジュールとを含み得る。取得モジュールおよび送信モジュールは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計で提供される方法の対応する機能を実行し得る。
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、前述の方法設計におけるネットワーク装置を実装する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のユニットを含む。
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、受信モジュールと割り当てモジュールとを含み得る。受信モジュールおよび割り当てモジュールは、第3の態様または第3の態様の可能な設計で提供される方法の対応する機能を実行し得る。
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、前述の方法設計におけるネットワーク装置を実装する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のユニットを含む。
可能な設計では、ネットワーク装置の特定の構造は、取得モジュールと送信モジュールとを含み得る。取得モジュールおよび送信モジュールは、第4の態様または第4の態様の任意の可能な設計で提供される方法の対応する機能を実行し得る。
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、前述の方法設計における端末装置を実装する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のユニットを含む。
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、取得モジュールと送信モジュールとを含み得る。取得モジュールおよび送信モジュールは、第5の態様または第5の態様の任意の可能な設計で提供される方法の対応する機能を実行し得る。
第11の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に配置されたチップなどの機能モジュールであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリ、通信インターフェース、およびプロセッサを含む。プロセッサはメモリおよび通信インターフェースに結合され、メモリはプロセッサ内に配置されてもよく、メモリおよびプロセッサはチップを使用することにより実装されてもよい。メモリに格納されているプログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行すると、命令により、通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な設計でネットワーク装置によって実行される方法を実行することができる。
第12の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に配置されたチップなどの機能モジュールであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリ、通信インターフェース、およびプロセッサを含む。プロセッサはメモリおよび通信インターフェースに結合され、メモリはプロセッサ内に配置されてもよく、メモリおよびプロセッサはチップを使用することにより実装されてもよい。メモリに格納されているプログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行すると、命令により、通信装置は、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計でネットワーク装置によって実行される方法を実行することができる。
第13の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に配置されたチップなどの機能モジュールであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリ、通信インターフェース、およびプロセッサを含む。プロセッサはメモリおよび通信インターフェースに結合され、メモリはプロセッサ内に配置されてもよく、メモリおよびプロセッサはチップを使用することにより実装されてもよい。メモリに格納されているプログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行すると、命令により、通信装置は、第3の態様または第3の態様の任意の可能な設計でネットワーク装置によって実行される方法を実行することができる。
第14の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に配置されたチップなどの機能モジュールであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリ、通信インターフェース、およびプロセッサを含む。プロセッサはメモリおよび通信インターフェースに結合され、メモリはプロセッサ内に配置されてもよく、メモリおよびプロセッサはチップを使用することにより実装されてもよい。メモリに格納されているプログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行すると、命令により、通信装置は、第4の態様または第4の態様の任意の可能な設計でネットワーク装置によって実行される方法を実行することができる。
第15の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末装置であってもよいし、端末装置に配置されたチップなどの機能モジュールであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリ、通信インターフェース、およびプロセッサを含む。プロセッサはメモリおよびトランシーバに結合され、メモリはプロセッサ内に配置されてもよく、メモリおよびプロセッサはチップを使用することにより実装されてもよい。メモリに格納されているプログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行すると、命令により、通信装置は、第5の態様または第5の態様の任意の可能な設計において端末装置によって実行される方法を実行することができる。
第16の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第6の態様に記載の通信装置または第11の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第1の態様のネットワーク装置または第1の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
第17の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第7の態様に記載の通信装置または第12の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第2の態様のネットワーク装置または第2の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
第18の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第8の態様に記載の通信装置または第13の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第3の態様のネットワーク装置または第3の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
第19の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第9の態様に記載の通信装置または第14の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第4の態様のネットワーク装置または第4の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
第20の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第10の態様に記載の通信装置または第15の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第5の態様のユーザ機器または第5の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
本出願の実施形態では、ターゲットネットワーク装置は、ソースネットワーク装置によって送信され、ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含む。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てることができる。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるので、ターゲットネットワーク装置がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗の確率を効率よく低減することができ、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
従来技術において、ネットワーク装置がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるプロセスの概略図である。 従来技術におけるセルハンドオーバープロセスの概略図である。 本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法において端末装置の移動状態情報を決定する概略図である。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法の別のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法の別のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法の別のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるランダムアクセスリソース割り当て方法の別のフローチャートである。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。 本出願の実施形態による通信装置のいくつかの概略構造図である。
本出願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下では、添付の図面を参照して本出願の実施形態をさらに詳細に説明する。
本明細書で説明される技術的解決策は、第5世代のモバイル通信技術(5G)システムに適用されてもよいし、次世代のモバイル通信システムに適用されてもよい。
以下は、当業者の理解を容易にするために、本出願の実施形態におけるいくつかの用語を説明する。
(1)ネットワーク装置は、例えば、基地局(例えば、アクセスポイント)を含み、アクセスネットワーク内にあり、1つ以上のセルを使用してエアインターフェース経由で無線端末装置と通信する装置であってもよい。基地局は、受信した無線フレームとIPパケットを相互に変換し、端末装置とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能するように構成されてもよく、アクセスネットワークの残りの部分はIPネットワークを含み得る。基地局は、エアインターフェースの属性管理をさらに調整してもよい。例えば、基地局は、長期進化(Long Term Evolution、LTE)システムまたは進化したLTEシステム(LTE−Advanced、LTE−A)に進化したNodeB(NodeB、eNB、e−NodeB、evolutional NodeB)を含んでもよいし、5Gシステムに含まれる次世代NodeB(next generation node B、gNB)を含んでもよい。これは、本出願の実施形態に限定されない。
(2)端末装置は、ユーザに音声および/またはデータを接続可能に提供する装置であってもよく、例えば、ワイヤレス接続機能を備えたハンドヘルド装置、またはワイヤレスモデムに接続された処理装置などであってもよい。端末装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによりコアネットワークと通信し、RANと音声および/またはデータを交換してもよい。端末装置は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、無線端末装置、モバイル端末装置、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイルステーション(Mobile)、リモートステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point、AP)、リモートターミナル装置(Remote Terminal)、アクセスターミナル装置(Access Terminal)、ユーザターミナル装置(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ装置(User Device)などを含み得る。例えば、端末装置は、携帯電話(または「携帯」電話と呼ばれる)、携帯端末装置を備えたコンピュータ、携帯用、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置、スマートウェアラブル装置などを含み得る。例えば、端末装置は、パーソナル・コミュニケーション・サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話セット、ワイヤレス・ローカル・ループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートウォッチ、スマートヘルメット、スマートメガネ、スマートバンド、その他の装置である。端末装置は、制限された装置、例えば、電力消費が比較的低い装置、ストレージ機能が制限された装置、またはコンピューティング機能が制限された装置をさらに含む。例えば、端末装置は、バーコード、無線周波数識別(RFID)、センサ、全地球測位システム(GPS)、またはレーザスキャナなどの情報検知装置を含む。
(3)ビーム(beam)は、一方向に信号を重ね合わせるために、異なるアンテナポートにエネルギーを割り当て、位相を調整することにより、アンテナアレイによって空間に形成される指向性信号カバレッジである。ビームのカバレッジは動的に変化する。基地局のビームは、アップリンクビームとダウンリンクビームとを含む。基地局は、アップリンクビームを使用して、端末装置によって送信されたアップリンク信号を受信し、基地局は、ダウンリンクビームを使用してダウンリンク信号を端末装置に送信する。
本出願の実施形態では、「ビーム」は「送信リソース」などと呼ばれることもある。言い換えれば、「ビーム」の名前は、前述の概念が表現されていれば、本出願では限定されない。
(4)ランダムアクセスリソース(Random Access Channel Resources、RACH Resources)は、時間周波数コードを含む。例えば、端末装置が決定されたランダムアクセスリソースのグループを選択すると、端末装置がランダムアクセスを開始する時点、周波数、および端末装置がランダムアクセスを開始するときに使用されるプリアンブルが決定される。
(5)X2インターフェースは、2つの基地局間の相互接続インターフェースであり、データおよびシグナリングの直接伝送をサポートする。前述の概念が表現されていれば、「X2インターフェース」の名前は本出願において限定されない。
(6)S1インターフェースは、LTEシステムの基地局とパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)間の通信インターフェースである。S1インターフェースは、制御とベアラーの分離の概念を継承し、2つのインターフェース、すなわち、基地局と移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)を接続するために使用されるインターフェースS1−MMEと、基地局とサービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)とを接続するために使用されるインターフェースS1−Uとに分けられる。前述の概念が表現されていれば、「S1インターフェース」の名前は本出願において限定されない。
(7)MMEは、端末装置の位置情報、セキュリティ、およびサービス継続性を管理するように構成されている。「MME」の名前は、本出願では限定されず、MMEは、代替的に、コアネットワーク内にあり、前述の機能を実装できる別のエンティティであってもよい。
(8)「システム」および「ネットワーク」という用語は、本出願の実施形態において交換可能に使用され得る。「複数」は、2つ、または2つより大きいことを意味し、したがって、「複数」は、本出願の実施形態では「少なくとも2つ」としても理解され得る。「および/または」という用語は、関連付けられたオブジェクト間の関連付け関係を表し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する、という3つのケースを表し得る。さらに、文字「/」は、特に指定がない限り、通常、関連するオブジェクト間の「または」関係を示す。
現在、LTEシステムまたはLTE−Aシステムでは、ビーム形成が実行されない信号がセル全体をカバーするために使用されることは、固定幅広ビームがセル全体をカバーするために使用されると見なされる。したがって、このシナリオでは、サービングセルから隣接セルに移動する場合、端末装置は新しいセルでランダムアクセスを開始する必要がある。図2を参照すると、特定のセルハンドオーバープロセスは以下のステップを含み得る:
1.ソース基地局は、測定構成(Measurement Configuration)情報を端末装置に送信する。
例えば、ソース基地局は、無線リソース制御接続再構成メッセージ(Radio Resource Control Connection Reconfiguration)で運ばれるメッセージ構成(measConfig)情報要素を使用することにより、測定構成情報を端末装置に送信してもよく、測定構成情報は、端末装置が測定する必要のあるオブジェクト、報告方法、測定識別子、イベントパラメータなどを含む。
報告方法はタイムトリガタイプであり、定期報告とイベントトリガ報告とを含む。測定識別子については、各測定IDが1つの測定オブジェクトと1つの報告構成に対応するか、複数の測定IDが複数の測定オブジェクトと1つの同じ報告構成に対応するか、複数の測定IDが1つの測定オブジェクトと複数の報告構成に対応する。イベントパラメータは、サービングセル測定結果、イベントのヒステリシスパラメータ、イベントの閾値パラメータなどを含む。
2.端末装置は、測定報告を取得するために、受信した測定構成情報に基づいて、ターゲット基地局によって送信されたダウンリンク参照信号を測定し、測定報告をソース基地局に送信する。
3.ソース基地局は、受信した測定報告に基づいて、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定する。
4.端末装置がハンドオーバー条件を満たしている場合、ソース基地局はターゲット基地局にセルハンドオーバー要求(Handover Request)を送信し、セルハンドオーバー要求は端末装置の測定報告を含む。
5.ターゲット基地局は、受信したセルハンドオーバー要求に基づいて、ソース基地局にハンドオーバー要求応答(Handover Request ACK)を送信し、ハンドオーバー要求応答は、端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを含む。
6.ソース基地局は、受信したハンドオーバー要求応答に基づいて、端末装置にハンドオーバーコマンド(Handover Command)を送信し、ハンドオーバーコマンドは、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを含む。
7.端末装置は、割り当てられたランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを実行する。
上記のセルハンドオーバープロセスにおいて、ビーム形成技術はLTEシステムで広く使用されていないため、端末装置が新しいセルでランダムアクセスを実行する場合、ビーム選択の問題はない。ただし、ビームカバレッジが使用されるシステムでは、サービングセルから隣接セルに移動する場合、端末装置は新しいセルでアクセスを再開始する必要があり、サービングセルが属するソース基地局は隣接セルが属するターゲット基地局にハンドオーバー要求を送信する。ソース基地局は、ターゲット基地局によって送信されたハンドオーバー要求応答を受信し、ハンドオーバー要求応答は、端末装置に対してターゲット基地局によって構成されたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。しかしながら、ターゲット基地局がソース基地局にハンドオーバー要求応答を送信する瞬間と、端末装置がターゲット基地局へのランダムアクセスを実際に開始する瞬間との間に時間差がある。したがって、端末装置が高速移動状態にある場合、端末装置のためにターゲット基地局によって構成されたランダムアクセスリソースはすでに無効になる可能性がある。例えば、図1を参照すると、ターゲット基地局は、端末装置のために、端末装置の測定報告のビーム情報におけるビーム0およびビーム1のランダムアクセスリソースを設定する。しかし、端末装置がランダムアクセスの実行を開始すると、端末装置はビーム2のカバレッジに移動してしまっている。この場合、端末装置は、ビーム0に対応するランダムアクセスリソースまたはビーム1に対応するランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを実行できなくなるが、ターゲット基地局は、ビーム2に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てない。この場合、端末装置は、競合ベースのランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを開始する必要がある。競合ベースのランダムアクセスリソースを同時に使用して別の端末装置もアクセスを開始する場合、競合が引き起こされ、ハンドオーバープロセスにおいて端末装置のアクセスが失敗する可能性がある。
このことを考慮して、本出願の一実施形態は、ランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。ランダムアクセスリソース割り当て方法では、ターゲットネットワーク装置は、ソースネットワーク装置によって送信され、ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含み、ターゲットネットワーク装置は、移動状態情報と測定報告に含まれる測定結果とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当て得る。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるので、ターゲットネットワーク装置が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗の確率を効率よく低減することができ、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
図3は、本出願の一実施形態によるアプリケーションシナリオの概略図である。図3は複数の基地局を含み、各基地局は1つ以上のセルをカバーし、各セルは基地局の複数のビームによってカバーされ、各セルは複数の端末装置を含む。基地局は、アップリンクビームを使用して、各端末装置によって送信されたプリアンブルを受信し、プリアンブルに対応するダウンリンクビームを使用してダウンリンク信号を端末装置に送信する。
以下は、添付の図面を参照して、本出願の実施形態で提供される技術的解決策を説明する。以下の記述プロセスでは、本出願で提供される技術的解決策が図3に示されるアプリケーションシナリオに適用される例が使用され、ソースネットワーク装置がソース基地局であり、ターゲットネットワーク装置がターゲット基地局である例が使用される。
図4を参照すると、本出願の一実施形態は、ランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。この方法のフローチャートを以下に簡単に説明する。
S401:ソース基地局は、測定構成情報を端末装置に送信する。
ステップS401の測定構成情報については、図2の最初のステップの測定構成情報を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
S402:端末装置は、受信した測定構成情報に基づいてソース基地局に測定報告を送信する。
本出願のこの実施形態では、端末装置によってソース基地局に送信される測定報告は、測定を通じて端末装置によって取得されるターゲット基地局のビーム情報、例えば、端末装置によって測定され、ダウンリンク信号を送信するためにターゲット基地局によって使用され得るダウンリンクビームのビーム情報を含む。ビーム情報には、アンテナ論理ポート、パネル、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information−Reference Signal、CSI−RS)などが含まれるが、これらに限定されない。本出願のこの実施形態では、ビーム情報に含まれるダウンリンクビームは、報告ビームと呼ばれることがある。
本出願のこの実施形態では、本明細書の測定報告は、端末装置の現在の測定報告、言い換えれば、端末装置が測定構成情報を受信した後に報告される測定報告である。
S403:ソース基地局は、受信した測定報告に基づいて、端末装置がハンドオーバー条件を満たすかどうかを判定する。
本出願のこの実施形態では、ハンドオーバー条件が既知である場合、ソース基地局は、受信した測定報告の測定結果がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定し、測定結果がハンドオーバー条件を満たしている場合、端末装置はハンドオーバーされる必要があると判定する。
S404:ソース基地局は、端末装置の移動状態情報を取得する。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態情報は、移動状態、移動速度、または移動方向を含む。移動速度は、端末装置の移動速度、または端末装置がダウンリンクビームを切り替える速度であってもよい。移動状態は、高移動状態、中移動状態、または通常移動状態であり得る。高移動状態は、端末装置が高速で移動することを意味する。中移動状態は、端末装置が中程度の速度で移動することを意味する。通常移動状態は、端末装置が低速で移動することを意味する。高速、中速、低速の定義方法を以下に説明する。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局が端末装置の移動状態情報を取得する実装は、以下に別々に説明される以下の2つの実装を含むが、これらに限定されない。
第1の実装では、端末装置は、端末装置の移動状態情報を取得する。例えば、端末装置は、速度センサまたは全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)を使用して移動速度を取得し、方向センサまたは角度センサを使用して移動方向を取得し、取得した移動状態情報をソース基地局に送信する。
第2の実装では、ソース基地局は端末装置の移動状態情報を判定し、実装は、以下に別々に説明される以下の2つの実装を含むがこれらに限定されない。
方法Aでは、ソース基地局は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいて、端末装置の移動状態情報を取得する。
本出願のこの実施形態では、所定の期間は、現在の時点に基づいてソース基地局によって前方に設定される期間であってもよく、現在の時点は、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているとソース基地局が判定した時点であってもよいし、ソース基地局が測定報告のトリガイベントを受信する時点であってもよい。本明細書における現在の時点は、代替として、ソース基地局が端末装置の移動状態情報を取得するためにトリガされる時点であってもよい。所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量は、ある期間内に端末装置が第1の位置から第2の位置に移動するときに、第1の位置から第2の位置までの範囲を横断するダウンリンクビームの量として理解され得る。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局は、端末装置への通信リンクを確立した後、端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を常に取得してもよいし、端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を特定の期間に基づいて取得してもよい。あるいは、ソース基地局は、端末装置の移動状態を取得する必要があるときにその量を使用するために、端末装置に測定構成情報を送信するときに、端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量の取得を開始してもよい。例えば、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定するとき、ソース基地局は、端末装置の切り替え時間を効果的に短縮できるように、取得した端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量において、現在の時点よりも前の期間に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量を判定する。
本出願のこの実施形態では、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい場合、ソース基地局は、端末装置が高移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量以下であり、かつ第2の所定量より大きい場合、ソース基地局は、端末装置が中移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量が第2の所定量以下である場合、ソース基地局は、端末装置が通常移動状態にあると判定する。本出願のこの実施形態における高移動状態、中移動状態、および通常移動状態は相対的な概念であり、絶対的ではないことがわかるであろう。
あるいは、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、かつ第1の所定量未満である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量より少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。あるいは、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量よりも大きく、かつ第1の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。あるいは、量が第1の所定量よりも大きい場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、かつ第1の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。
本出願のこの実施形態では、第1の所定量および第2の所定量の両方は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて設定され得る。例えば、端末装置のハンドオーバー成功率を確保する必要がある場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量および第2の所定量を比較的小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は5であってもよく、第2の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率を保証する必要があり、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量をより小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率に要件が課されない場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量および第2の所定量を比較的大きく設定してもよい。例えば、第1の所定量は10であってもよく、第2の所定量は5であってもよい。第1の所定量が10であり、第2の所定量が5である例が使用される。所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量が10より大きい場合、ソース基地局は、端末装置が高移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量が10以下であり、かつ5より大きい場合、ソース基地局は、端末装置が中移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が5以下である場合、ソース基地局は、端末装置が通常移動状態にあると判定する。
あるいは、第1の所定量および第2の所定量は、別の実際の要件に基づいて設定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法Bでは、ソース基地局は、端末装置とソース基地局との間の距離、および所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいて、端末装置の移動状態情報を取得する。
本出願のこの実施形態では、所定の期間と、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量についての方法Aを参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
本出願のこの実施形態では、図5を参照すると、端末装置とソース基地局との間の距離が最初に特定され、所定の期間内に端末装置によって切り替えられ、端末装置の移動状態を分類するために使用されるダウンリンクビームの量が、端末装置とソース基地局との間の距離に基づいて判定される。例えば、端末装置がソース基地局に比較的近い場合、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるより多くの量のダウンリンクビームがあり得ると判定される。端末装置がソース基地局から比較的遠い場合、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量がより少ない可能性があると判定される。
本出願のこの実施形態では、端末装置がソース基地局に比較的近い場合、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい場合、ソース基地局は、端末装置が高移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量以下であり、かつ第2の所定量より大きい場合、ソース基地局は、端末装置が中移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量が第2の所定量以下である場合、ソース基地局は、端末装置が通常移動状態にあると判定する。端末装置がソース基地局から比較的遠い場合、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第3の所定量よりも大きい場合、ソース基地局は、端末装置が高移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量が第3の所定量以下であり、かつ第4の所定量より大きい場合、ソース基地局は、端末装置が中移動状態にあると判定し、所定の期間内に端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第4の所定量以下である場合、ソース基地局は、端末装置が通常移動状態にあると判定する。第3の所定量は、第1の所定量よりも少ない。
あるいは、本出願のこの実施形態では、端末装置がソース基地局に比較的近い場合、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、かつ第1の所定量未満である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。端末装置がソース基地局から比較的遠い場合、量が第3の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第4の所定量以上であり、かつ第3の所定量未満である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第4の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。
あるいは、本出願のこの実施形態では、端末装置がソース基地局に比較的近い場合、量が第1の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量よりも大きく、かつ第1の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。端末装置がソース基地局から比較的遠い場合、量が第3の所定量以上である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第4の所定量よりも大きく、かつ第3の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第4の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。
あるいは、本出願のこの実施形態では、端末装置がソース基地局に比較的近い場合、量が第1の所定量よりも大きい場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第2の所定量以上であり、かつ第1の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第2の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。端末装置がソース基地局から比較的遠い場合、量が第3の所定量よりも大きい場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が高移動状態であることを取得し、量が第4の所定量以上であり、かつ第3の所定量以下である場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が中移動状態であることを取得し、量が第4の所定量よりも少ない場合、ソースネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報が通常移動状態であることを取得する。
本出願のこの実施形態では、第1の所定量および第2の所定量は、端末装置とソース基地局との間の距離、端末装置のアクセス成功率の要件、およびターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて判定され得る。例えば、端末装置とソース基地局との間の距離が判定される場合、第1の所定量および第2の所定量は、端末装置のアクセス成功率および/またはターゲット基地局から提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて判定される。端末装置のハンドオーバー成功率を確保する必要がある場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量および第2の所定量を比較的小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は5であってもよく、第2の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率を保証する必要があり、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量をより小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率に要件が課されない場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分である場合、第1の所定量および第2の所定量は比較的大きく設定されてもよい。例えば、第1の所定量は10であってもよく、第2の所定量は5であってもよい。
第3所定量および第4所定量は、第1所定量および第2所定量の設定態様を参照して設定されてもよい。詳細はここでは再度説明しない。
本出願のこの実施形態では、ステップS404は、ステップS403の前に実行されてもよく、ステップS403の後に実行されてもよく、またはステップS404とステップS403とは同期して実行されてもよい。言い換えると、ソース基地局は、判定を実行する前に端末装置の移動状態情報を取得し、これによりセルハンドオーバーのためにランダムアクセスリソースが端末装置に割り当てられるときに移動状態情報が使用される。あるいは、ソース基地局は、判定を行った後に端末装置の移動状態情報を取得してもよく、言い換えると、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる必要がある場合に、端末装置の移動状態情報を取得してもよい。あるいは、ソース基地局は、判定を実行しながら端末装置の移動状態情報を取得してもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
S405:ソース基地局は、ターゲット基地局にセルハンドオーバー要求を送信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報および端末装置の測定報告を含む。
本出願のこの実施形態では、セルハンドオーバーを実行する必要がある場合、端末装置の移動状態情報は、セルハンドオーバー要求を使用してターゲット基地局に送信され、ターゲット基地局が、端末装置に対して、端末装置によって報告されたビーム情報に対応する非競合ベースの専用ランダムアクセスリソースを割り当てるために使用されてもよい。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態情報は、移動速度、移動方向、および移動状態のうちの少なくとも1つであり得る。移動速度は、端末装置の移動速度であってもよいし、端末装置が所定の期間内にダウンリンクビームを切り替える速度であってもよい。移動状態は、高移動状態、低移動状態、または通常移動状態であり得る。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局は、セルハンドオーバー要求をX2インターフェースを介してターゲット基地局に送信し得る。
本出願のこの実施形態では、端末装置の移動状態情報は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいてソース基地局によって判定された移動状態の直接的な結果、または判定された直接的な結果を表すために使用される指示情報であってもよいし、端末装置とソース基地局との間の距離および所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいてソース基地局によって判定される端末装置の移動状態の直接的な結果であってもよいし、または決定された直接的な結果を表すために使用される指示情報であってもよい。指示情報は、数字、文字、または数字と文字の組み合わせを使用して表されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、本明細書の測定報告は、ステップS402の「測定報告」と同等ではない。ここでの測定報告は、端末装置の現在の測定報告を含み、または、測定報告は、端末装置の現在の測定報告および端末装置の履歴測定報告を含み、現在の測定報告は、ステップS402の測定報告と同等であり、履歴測定報告は、現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために端末装置によって報告された測定報告である。
本出願のこの実施形態では、ターゲット基地局がセルハンドオーバー要求を使用する代わりに別の方法で端末装置の測定報告を取得する場合、セルハンドオーバー要求は端末装置の移動状態情報のみを含み得る。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局は、セルハンドオーバー要求を使用することにより、端末装置の移動状態情報および測定報告をターゲット基地局に同時に送信してもよいし、または最初にセルハンドオーバー要求を使用して端末装置の移動状態情報を送信し、次いでセルハンドオーバー要求を使用して端末装置の測定報告をターゲット基地局に送信してもよいし、または、最初にセルハンドオーバー要求を使用して端末装置の測定報告をターゲット基地局に送信し、次いでセルハンドオーバー要求を使用して端末装置の移動状態情報を送信してもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、ターゲット基地局が端末装置の移動状態情報を取得する方法は、端末装置の移動状態情報を取得した後、ソース基地局が、セルハンドオーバー要求を使用して、端末装置をターゲット基地局に接続してもよい。あるいは、ソース基地局は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの取得された量をターゲット基地局に送信してもよく、ターゲット基地局は、所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいて端末装置の移動状態を決定する。あるいは、ソース基地局は、ターゲット基地局に、端末装置とソース基地局との間の取得距離、および所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの取得量を送信し、ターゲット基地局は、端末装置とソース基地局との間の距離、および所定の期間内に端末装置によって切り替えられたダウンリンクビームの量に基づいて端末装置の移動状態を判定してもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
S406:ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
本出願のこの実施形態では、測定報告は、測定を通じて端末装置によって取得されるターゲット基地局のビーム情報を含む。したがって、ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報および測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てることができる。
本出願のこの実施形態では、ステップS405の測定報告が異なるコンテンツを含む場合、ターゲット基地局が端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるプロセスは、また異なる。次に、さまざまなプロセスについて説明する。
最初のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告を含む。
ターゲット基地局は、移動状態情報に基づいて、現在の測定報告に含まれるビーム情報が示すビームに対応するランダムアクセスリソースと、ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当て、nは整数であり、nは、移動状態情報とターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースとに基づいて取得される。
本出願のこの実施形態において、「関連する」とは、ビームがビーム情報によって示されるビームに隣接すること、またはビームがビーム情報によって示されるビームに隣接し、n個のビームによって間隔を空けていることを意味し得る。例えば、nが1の場合、ビームは、ビーム情報によって示されるビームに隣接するビームであってもよいし、ビーム情報によって示されるビームから1ビーム分だけ離れたビームであってもよい。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられるランダムアクセスリソースの量も異なる。詳細は次のとおりである。
例えば、端末装置が通常移動状態にある場合、nは1であってもよく、端末装置が通常移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは2であってもよく、端末装置が通常移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは0であり得る。具体的には、1であるnが例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビームのビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0とビーム1とに隣接するビーム2に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が中移動状態にある場合、nは2にであってもよく、端末装置が中移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは3であってもよく、端末装置が中移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは1であり得る。具体的には、nが2である場合が例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビーム中のビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0とビーム1に関連しているビーム2およびビーム3に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が高移動状態にある場合、nは3であってもよく、端末装置が高移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは4であってもよく、端末装置が高移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分である場合、nは2であり得る。具体的には、3であるnが例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビーム中のビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0とビーム1に関連するビーム2、ビーム3、およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲット基地局は、異なる量のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。ターゲット基地局がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗確率を効果的に低減することができ、またはターゲット基地局が過剰なランダムアクセスリソースを提供することを効果的に防止することができ、これにより、リソースの利用率を向上させるために、端末装置のハンドオーバー成功率を確保しながらリソースの無駄を減らすことができる。
第2のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告と履歴測定報告とを含む。
ターゲット基地局は、現在の測定報告と履歴測定報告とに基づいて、端末装置の移動方向を取得し、
ターゲット基地局は、移動状態情報、移動方向、および現在の測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
本出願のこの実施形態では、図1をさらに参照して、端末装置の現在の測定報告のビーム情報がビーム3およびビーム4である例、および履歴測定報告のビーム情報がビーム1およびビーム2である例が使用される。この場合、ソース基地局は、ビーム1、ビーム2、ビーム3、ビーム4、およびターゲット基地局のビーム、例えば、図1に矢印で示す方向の分布に基づいて、端末装置の移動方向を判定してもよい。ターゲット基地局は、端末装置の移動状態の取得に基づいて端末装置の移動方向をさらに取得するため、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。例えば、端末装置の移動状態および移動方向、ならびにビーム情報を学習する場合、ターゲット基地局は、端末装置に、ビーム1およびビーム2に隣接するビーム0に対応するランダムアクセスリソースではなく、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースおよびビーム3およびビーム4に隣接するビーム5に対応するランダムアクセスリソースを割り当て、または、ビーム4およびビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当て、または、ビーム4に隣接するビームのランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。したがって、この実装を使用することにより、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
本出願のこの実施形態では、ランダムアクセスリソースは、プリアンブル、時間領域リソース、周波数領域リソース、およびランダムアクセス時間のうちの少なくとも1つを含む。
ランダムアクセス時間は、ランダムアクセスの時間密度、例えば、ランダムアクセスに使用されるNフレームごとのKサブフレームを含み、ランダムアクセスリソースの開始時点と終了時点、または開始時点とランダムアクセスリソースの期間とを含む。開始時点または終了時点には、フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット(mini−slot)、および多数の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルの少なくとも1つが含まれる。1つのフレーム、サブフレーム、ミニスロット、またはスロットは複数のOFDMシンボルを含む。
S407:ターゲット基地局は、ハンドオーバー要求応答をソース基地局に送信し、ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S408:ソース基地局は、受信したハンドオーバー要求応答に基づいて端末装置にハンドオーバーコマンドを送信し、ハンドオーバーコマンドは、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S409:端末装置は、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを実行する。
本出願のこの実施形態では、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てた後、ターゲット基地局は、ハンドオーバー要求応答をソース基地局に送信する。ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。次に、ソース基地局は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含むハンドオーバーコマンドを端末装置に送信する。端末装置は、ハンドオーバーコマンドを受信すると、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、ターゲット基地局が端末装置に割り当てたランダムアクセスリソースを取得し、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを行う。
例えば、ターゲット基地局は、ビーム3、ビーム4、およびビーム5に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。この場合、端末装置は、3つのランダムアクセスリソースから1つのランダムアクセスリソースをランダムに選択してもよい。例えば、ビーム3に対応するランダムアクセスリソースが選択される。端末装置は、アップリンクビームを使用してビーム3に対応するプリアンブルをターゲット基地局に送信し、ターゲット基地局は、ビーム3を使用して端末装置にダウンリンク信号を送信してもよい。
図6Aおよび図6Bを参照すると、本出願の一実施形態は、ランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。この方法の手順は次のとおりである。
S601:ソース基地局は、測定構成情報を端末装置に送信する。
S602:端末装置は、受信した測定構成情報に基づいてソース基地局に測定報告を送信する。
S603:ソース基地局は、受信した測定報告に基づいて、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定する。
S604:ソース基地局は、端末装置の移動状態情報を取得する。
S605:ソース基地局は、セルハンドオーバー要求をソース移動管理エンティティMMEに送信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報および端末装置の測定報告を含む。
S606:ソースMMEは、ターゲットMMEにセルハンドオーバー要求を送信する。
S607:ターゲットMMEは、ターゲット基地局にセルハンドオーバー要求を送信する。
S608:ターゲット基地局は、移動状態および測定報告に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
S609:ターゲット基地局は、ハンドオーバー要求応答をターゲットMMEに送信し、ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S610:ターゲットMMEは、ソースMMEにハンドオーバー要求応答を送信する。
S611:ソースMMEは、受信したハンドオーバー要求応答に基づいてソース基地局にハンドオーバーコマンドを送信し、ハンドオーバーコマンドは、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S612:ソース基地局は、端末装置にハンドオーバーコマンドを送信する。
S613:端末装置は、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを実行する。
本出願のこの実施形態では、ステップS601〜ステップS604の実装については、図4のステップS401〜ステップS404の実装を参照されたい。ソース基地局が端末装置の移動状態情報を取得する実装には、次の2つの実装が含まれるが、これらに限定されない。
第1の実装では、端末装置は、端末装置の移動状態情報を取得する。例えば、端末装置は、速度センサまたは全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)を使用して移動速度を取得し、方向センサまたは角度センサを使用して移動方向を取得し、取得した移動状態情報をソース基地局に送信する。
第2の実装では、ソース基地局は、端末装置の移動状態情報を判定する。ソース基地局が端末装置の移動状態情報を判定することは、ステップS604における方法Aおよび方法Bの実装を参照して実装され得る。詳細はここでは再度説明しない。
ソース基地局が端末装置の移動状態を判定した後、ソース基地局は、ターゲット基地局にセルハンドオーバー要求を送信する必要があり、換言すれば、ステップS603〜ステップS605の処理を実行する。具体的には、セルハンドオーバー要求は、S1−MMEインターフェースを介して、ソース基地局からソース基地局に対応するソースMMEに送信され、ソースMMEによってターゲット基地局に対応するターゲットMMEに転送され、その後、ターゲットMMEによってターゲット基地局に送信される。セルハンドオーバー要求に含まれる情報については、図4のステップS405のセルハンドオーバー要求に含まれる内容を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
本出願のこの実施形態では、ステップS606の後、ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報および端末装置の測定報告に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。詳細は次のとおりである。
本出願のこの実施形態では、測定報告は、測定を通じて端末装置によって取得されるターゲット基地局のビーム情報を含む。したがって、ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報と測定報告に含まれるビーム情報とに基づいて、報告されたビームに対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てることができる。
本出願のこの実施形態では、ステップS605における測定報告が異なるコンテンツを含む場合、ターゲット基地局が、端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるプロセスは、また異なる。次に、さまざまなプロセスについて説明する。
第1のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告を含む。
ターゲット基地局は、移動状態情報に基づいて、現在の測定報告に含まれるビーム情報が示すビームに対応するランダムアクセスリソースと、ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当て、nは整数であり、nは、移動状態情報とターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースとに基づいて取得される。
本出願のこの実施形態において、「関連する」とは、ビームがビーム情報によって示されるビームに隣接すること、またはビームがビーム情報によって示されるビームに隣接し、n個のビームによって間隔を空けていることを意味し得る。例えば、nが1の場合、ビームは、ビーム情報によって示されるビームに隣接するビームであってもよいし、ビーム情報によって示されるビームから1ビーム分だけ離れたビームであってもよい。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられるランダムアクセスリソースの量も異なる。詳細は次のとおりである。
例えば、端末装置が通常移動状態にある場合、nは1であってもよく、端末装置が通常移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは2であってもよく、端末装置が通常移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは0であってもよい。具体的には、1であるnが例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビームのビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0とビーム1とに隣接するビーム2に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が中移動状態にある場合、nは2であってもよく、端末装置が中移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは3であってもよく、端末装置が中移動状態にあって、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは1であってもよい。具体的には、nが2である場合が例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビームのビーム0および1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0およびビーム1に関連するビーム2およびビーム3に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が高移動状態にある場合、nは3であってもよく、端末装置が高移動状態にあり、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは4であってもよく、端末装置が高移動状態にあり、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分である場合、nは2であってもよい。具体的には、3であるnが例として使用される。ターゲット基地局は、報告されたビーム中のビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0およびビーム1に関連するビーム2、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲット基地局は、異なる量のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。ターゲット基地局がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗確率を効果的に低減することができ、またはターゲット基地局が過剰なランダムアクセスリソースを提供することを効果的に防止することができ、これにより、リソースの利用率を向上させるために、端末装置のハンドオーバー成功率を確保しながらリソースの無駄を減らすことができる。
第2のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告と履歴測定報告とを含む。
ターゲット基地局は、現在の測定報告と履歴測定報告とに基づいて端末装置の移動方向を取得し、
ターゲット基地局は、現在の測定報告に含まれる移動状態情報、移動方向、およびビーム情報に基づいて、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。
本出願のこの実施形態では、図1をさらに参照して、端末装置の現在の測定報告のビーム情報がビーム3およびビーム4である例、および履歴測定報告のビーム情報がビーム1およびビーム2である例が使用される。この場合、ソース基地局は、ビーム1、ビーム2、ビーム3、ビーム4、およびターゲット基地局のビーム、例えば、図1に矢印で示す方向の分布に基づいて、端末装置の移動方向を判定してもよい。ターゲット基地局は、端末装置の移動状態の取得に基づいて端末装置の移動方向をさらに取得するため、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。例えば、端末装置の移動状態および移動方向、ならびにビーム情報を学習する場合、ターゲット基地局は、端末装置に、ビーム1およびビーム2に隣接するビーム0に対応するランダムアクセスリソースではなく、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースおよびビーム3およびビーム4に隣接するビーム5に対応するランダムアクセスリソースを割り当て、または、ビーム4およびビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当て、または、ビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。したがって、この実装を使用することにより、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てた後、ターゲット基地局は、ターゲットMMEにハンドオーバー要求応答を送信し、ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含み、ターゲットMMEはソースMMEにハンドオーバー要求応答を送信する。そして、ソースMMEは、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含むハンドオーバーコマンドをソース基地局に送信し、ソース基地局は、ハンドオーバーコマンドを端末装置に送信する。端末装置は、ハンドオーバーコマンドを受信すると、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、ターゲット基地局が端末装置に割り当てたランダムアクセスリソースを取得し、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを行う。
図5に示すセルハンドオーバーアルゴリズムおよび図6Aおよび図6Bに示すランダムアクセスリソース割り当て方法は、複数の基地局が含まれる図3の場合、すなわち異なる基地局のセル間のハンドオーバーのためのランダムアクセスリソースの割り当ての場合に適用可能である。以下は、同じ基地局の異なるセル間のハンドオーバーに適用可能なランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。また、ソースセルネットワーク機器がソースセル基地局であり、ターゲットセルネットワーク機器がターゲットセル基地局である例を使用する。
図7を参照すると、本出願の一実施形態は、ランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。この方法の手順は次のとおりである。
S701:ソースセル基地局は、端末装置に測定構成メッセージを送信する。
S702:ソースセル基地局は、端末装置の移動状態情報を取得する。
S703:端末装置は、ソースセル基地局に測定報告を送信し、測定報告は、端末装置の移動状態情報を含む。
S704:ソースセル基地局は、測定報告をターゲットセル基地局に送信し、測定報告は、端末装置の移動状態情報を含む。
S705:ターゲットセル基地局は、受信した測定報告に基づいて、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定する。
S706:ターゲットセル基地局は、測定報告内の移動状態情報および移動状態情報以外の情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
S707:ターゲットセル基地局は、ソースセル基地局にハンドオーバー要求応答を送信し、ハンドオーバー要求応答は、ターゲットセル基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S708:ソースセル基地局は、受信したハンドオーバー要求応答に基づいて端末装置にハンドオーバーコマンドを送信し、ハンドオーバーコマンドは、ターゲットセル基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S709:端末装置は、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを実行する。
本出願のこの実施形態では、ソースセル基地局およびターゲットセル基地局は論理概念であり、同じ基地局の同じハードウェア装置によってサポートされる異なる通信ユニットである。
本出願のこの実施形態では、ステップS701およびステップS702の実装については、図4のステップS401およびステップS404の実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
本出願のこの実施形態では、ステップS702の後、端末装置はソースセル基地局に測定報告を送信する。測定報告は、端末装置の移動状態情報を含む。測定報告を受信した後、ソースセル基地局はターゲットセル基地局に測定報告を送信する。ターゲットセル基地局は、端末装置によって送信された測定報告を受信した後、端末装置の移動状態情報および測定報告内の移動状態以外の情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
本出願のこの実施形態では、ソースセル基地局は、代替として、他の情報を使用することにより、ターゲットセル基地局に端末装置の移動状態情報を送信してもよい。この場合、測定報告に端末装置の移動状態情報を含める必要はない。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、測定報告は、端末装置の移動状態情報と、測定によって端末装置によって取得されるターゲットセル基地局のビーム情報とを含む。したがって、ターゲットセル基地局は、端末装置の移動状態情報と測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、報告されたビームに対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てることができる。
本出願のこの実施形態では、ステップS703の測定報告が異なるコンテンツを含む場合、ターゲットセル基地局が、測定報告内の移動状態情報および移動以外の情報に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるプロセスも異なる。次に、さまざまなプロセスについて説明する。
第1のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告を含む。
ターゲットセル基地局は、移動状態情報に基づいて、現在の測定報告に含まれるビーム情報が示すビームに対応するランダムアクセスリソースと、ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを端末装置に割り当て、nは整数であり、nは、移動状態情報およびターゲットセル基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて取得される。
本出願のこの実施形態において、「関連する」とは、ビームがビーム情報によって示されるビームに隣接すること、またはビームがビーム情報によって示されるビームに隣接し、n個のビームによって間隔を空けていることを意味し得る。例えば、nが1の場合、ビームは、ビーム情報によって示されるビームに隣接するビームであってもよいし、ビーム情報によって示されるビームから1ビーム分だけ離れたビームであってもよい。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲットセル基地局によって端末装置に割り当てられるランダムアクセスリソースの量も異なる。詳細は次のとおりである。
例えば、端末装置が通常移動状態にある場合、nは1であってもよく、端末装置が通常移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは2であってもよく、端末装置が通常移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは0であってもよい。具体的には、1であるnが例として使用される。ターゲットセル基地局は、報告されたビームのビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0およびビーム1に隣接するビーム2に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が中移動状態にある場合、nは2であってもよく、端末装置が中移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが十分な場合、nは3であってもよく、端末装置が中移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは1であってもよい。具体的には、nが2である場合が例として使用される。ターゲットセル基地局は、報告されたビーム中のビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0とビーム1に隣接するビーム2およびビーム3に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
端末装置が高移動状態にある場合、nは3であってもよく、端末装置が高移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、nは4であってもよく、端末装置が高移動状態にあり、ターゲットセル基地局のランダムアクセスリソースが不十分な場合、nは2であってもよい。具体的には、3であるnが例として使用される。ターゲットセル基地局は、報告されたビーム中のビーム0およびビーム1に対応するランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるだけでなく、ビーム0およびビーム1に隣接するビーム2、ビーム3、およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースも端末装置に割り当てる。
本出願のこの実施形態では、端末装置が異なる移動状態にあるとき、ターゲットセル基地局は、異なる量のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。ターゲットセル基地局が端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗確率を効果的に低減することができ、またはターゲット基地局が原因のリソースの浪費過剰なランダムアクセスリソースを削減することにより、リソースの利用率を向上させるために、端末装置のハンドオーバー成功率を確保しながらリソースの無駄を減らすことができる。
第2のプロセスでは、測定報告は現在の測定報告と履歴測定報告とを含む。
ターゲットセル基地局は、現在の測定報告および履歴測定報告の移動状態情報以外の情報に基づいて、端末装置の移動方向を取得し、
ターゲットセル基地局は、現在の測定報告に含まれる移動状態情報、移動方向、およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
本出願のこの実施形態では、図1をさらに参照して、端末装置の現在の測定結果のビーム情報がビーム3およびビーム4である例、および履歴測定報告のビーム情報がビーム1およびビーム2である例が使用される。この場合、ターゲットセル基地局は、ビーム1、ビーム2、ビーム3、ビーム4、およびターゲットセル基地局のビーム、例えば、図1の矢印で示される方向の分布に基づいて、端末装置の移動方向を決定してもよい。ターゲットセル基地局は、端末装置の移動状態を取得することに基づいて、端末装置の移動方向をさらに取得するため、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。例えば、端末装置の移動状態および移動方向、ならびにビーム情報を学習する場合、ターゲットセル基地局は、端末装置に、ビーム1およびビーム2に隣接するビーム0に対応するランダムアクセスリソースではなく、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースおよびビーム3およびビーム4に隣接するビーム5に対応するランダムアクセスリソースを割り当て、または、ビーム4およびビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。したがって、この実装を使用することにより、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
ターゲットセル基地局がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てた後、端末装置が割り当てられたランダムアクセスリソースを使用してランダムアクセスを実行する前の特定の実装については、図4のステップS406〜S409の実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
以下は、添付の図面を参照して、本出願の実施形態で提供される技術的解決策を説明する。以下の記述プロセスでは、本出願で提供される技術的解決策が図3に示されるアプリケーションシナリオに適用される例が使用され、ソースネットワーク装置がソース基地局であり、ターゲットネットワーク装置がターゲット基地局である例が使用される。
図8を参照すると、本出願の一実施形態は、ランダムアクセスリソース割り当て方法を提供する。この方法の手順を以下に簡単に説明する。
S801:端末装置は、移動状態情報を取得する。
S802:ソース基地局は、測定構成情報を端末装置に送信する。
S803:端末装置は、受信した測定構成情報に基づいてソース基地局に測定報告を送信し、測定報告は移動状態情報を含む。
S804:ソース基地局は、受信された測定報告に基づいて、端末装置がハンドオーバー条件を満たしているかどうかを判定する。
S805:ソース基地局は、ターゲット基地局にセルハンドオーバー要求を送信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の測定報告を含む。
S806:ターゲット基地局は、端末装置の移動状態情報と、測定報告内の移動状態情報以外の情報とに基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
S807:ターゲット基地局は、ソース基地局にハンドオーバー要求応答を送信し、ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S808:ソース基地局は、受信したハンドオーバー要求応答に基づいて端末装置にハンドオーバーコマンドを送信し、ハンドオーバーコマンドは、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。
S809:端末装置は、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを実行する。
端末装置の移動状態情報は、移動状態、移動速度、および移動方向のうちの少なくとも1つを含む。
本出願のこの実施形態では、端末装置は、速度センサまたは全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)を使用して移動速度を取得し、方向センサまたは角度センサを使用して移動方向を取得してもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、ステップS801およびステップS802の実行順序は限定されない。具体的には、端末装置は、ソース基地局への通信接続を確立した後に端末装置の移動状態情報を取得してもよいし、ソース基地局によって送信された測定構成情報を受信したときに端末装置の移動状態情報を取得してもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、測定報告のトリガイベントが発生したときに移動状態情報がソース基地局に送信されてもよいし、測定報告がソース基地局に送信されたときに移動状態情報がソース基地局に送信されてもよい。それに対応して、移動状態情報は、測定報告に含まれてソース基地局に送信され、シグナリングのオーバーヘッドを削減するか、またはソース基地局に個別に送信され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、ステップS804〜ステップS809の実装については、図4のステップS403およびS405〜S409の実装を参照する。詳細はここでは再度説明しない。
本出願のこの実施形態では、ステップS805でハンドオーバー要求を送信する方法については、図6AのステップS603〜ステップS605の実装を参照する。詳細はここでは再度説明しない。
図9は、通信装置900の概略構造図である。通信装置900は、上述のネットワーク装置の機能を実装してもよい。通信装置900は、受信モジュール901および割り当てモジュール902を含み得る。受信モジュール901は、図4に示す実施形態のS405または図6Aおよび図6Bに示す実施形態のS607を実行するように構成され、および/または本明細書に記載の技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。割り当てモジュール902は、図4に示す実施形態のS406または図6Aおよび図6Bに示す実施形態のS608を実行するように構成され、および/または本明細書に記載の技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細はここでは再度説明しない。
図10は、通信装置1000の概略構成図である。通信装置1000は、上述のネットワーク装置の機能を実装してもよい。通信装置1000は、取得モジュール1001および送信モジュール1002を含み得る。取得モジュール1001は、図4に示す実施形態のS404または図6Aおよび図6Bに示す実施形態のS604を実行するように構成され、および/または本明細書に記載の技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。送信モジュール1002は、図4に示す実施形態のS405または図6Aおよび図6Bに示す実施形態のS605を実行するように構成され、および/または本明細書に記載の技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細はここでは再度説明しない。
図11は、通信装置1100の概略構造図である。通信装置1100は、上述のネットワーク装置の機能を実装してもよい。通信装置1100は、受信モジュール1101および割り当てモジュール1102を含み得る。受信モジュール1101および割り当てモジュール1102は、図7に示される実施形態においてS704を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細はここでは再度説明しない。
図12は、通信装置1200の概略構造図である。通信装置1200は、上述のネットワーク装置の機能を実装してもよい。通信装置1200は、取得モジュール1201および送信モジュール1202を含み得る。取得モジュール1201は、図7に示される実施形態においてS702を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。送信モジュール1202は、図7に示される実施形態においてS703を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載された技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細はここでは再度説明しない。
図13は、通信装置1300の概略構造図である。通信装置1300は、上述の端末装置の機能を実装してもよい。通信装置1300は、取得モジュール1301および送信モジュール1302を含み得る。取得モジュール1301は、図8に示される実施形態においてS801を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載された技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。送信モジュール1302は、図8に示される実施形態においてS803を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。前述の方法の実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細はここでは再度説明しない。
本出願の実施形態において、通信装置900〜通信装置1300は、各機能モジュールが各機能に対応して分割された形で提示されるか、各機能モジュールが一体形式に分割された形で提示されてもよい。本明細書の「モジュール」は、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または前述の機能を提供する。
単純な実施形態において、当業者は、通信装置900から通信装置1300のいずれか1つが図14に示される構造を使用することにより実装され得ることを理解することができる。
図14に示すように、通信装置1400は、メモリ1401、プロセッサ1402、システムバス1403、および通信インターフェース1404を含み得る。プロセッサ1402、メモリ1401、および通信インターフェース1404は、システムバス1403を使用して接続され、メモリ1401はプロセッサ1402内に配置されてもよく、メモリ1401およびプロセッサ1402はチップを使用して実装されてもよい。メモリ1401は、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。通信装置1400が実行されると、プロセッサ1402は、メモリ1401に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、通信装置1400が、図4に示される実施形態、図6Aおよび図6Bに示す実施形態、図7に示す実施形態、または図8に示す実施形態で提供されるランダムアクセスリソース割り当て方法で端末装置によって実行されるステップを実行できるようにする。特定のランダムアクセスリソース割り当て方法については、前述の説明と添付の図面の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。通信インターフェース1404は、トランシーバ、または独立した受信機および送信機であってもよい。
一例では、受信モジュール901は、図14の通信インターフェース1404に対応し得る。割り当てモジュール902は、ハードウェア形態/ソフトウェア形態で通信装置1400のプロセッサ1402に組み込まれるか、独立してもよく、ソフトウェア形態で通信装置1400のメモリ1401に組み込まれるか、独立してもよい。
一例では、送信モジュール1002は、図14の通信インターフェース1404に対応し得る。取得モジュール1001は、ハードウェア形態/ソフトウェア形態で通信装置1400のメモリ1401に内蔵または独立してもよく、ハードウェア形態で通信装置1400のプロセッサ1402に内蔵または独立してもよい。
一例では、受信モジュール1101は、図14の通信インターフェース1404に対応し得る。割り当てモジュール1102は、ハードウェア形態/ソフトウェア形態で通信装置1400のメモリ1401に組み込まれるか、独立してもよく、ハードウェア形態で通信装置1400のプロセッサ1402に組み込まれるか、独立してもよい。
一例では、送信モジュール1202は、図14の通信インターフェース1404に対応し得る。取得モジュール1201は、ハードウェア形態/ソフトウェア形態で通信装置1400のメモリ1401に内蔵または独立してもよく、またはハードウェア形態で通信装置1400のプロセッサ1402に内蔵または独立してもよい。
一例では、送信モジュール1302は、図14の通信インターフェース1404に対応し得る。取得モジュール1301は、ハードウェア形態/ソフトウェア形態で通信装置1400のメモリ1401に内蔵または独立してもよく、ハードウェア形態で通信装置1400のプロセッサ1402に内蔵または独立してもよい。
オプションとして、通信装置1400は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積チップ(application specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理装置(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit、MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)、または別の統合チップであってもよい。あるいは、通信装置1400は、独立したネットワーク要素、例えば、ネットワーク装置または端末装置であってもよい。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体はメモリを含むことができ、メモリはプログラムを記憶することができ、プログラムが実行されると、図4に示される方法の実施形態で説明されるネットワーク装置によって実行されるすべてのステップが実行される。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体はメモリを含むことができ、メモリはプログラムを記憶することができ、プログラムが実行されると、図6Aおよび図6Bに示される方法の実施形態で説明されるネットワーク装置によって実行されるすべてのステップが実行される。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体はメモリを含むことができ、メモリはプログラムを記憶することができ、プログラムが実行されると、図7に示される方法の実施形態で説明されるネットワーク装置によって実行されるすべてのステップが実行される。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体はメモリを含むことができ、メモリはプログラムを記憶することができ、プログラムが実行されるとき、図8に示される方法の実施形態で説明されるネットワーク装置によって実行されるすべてのステップが実行される。
本出願の実施形態で提供される通信装置900から通信装置1300は、前述の通信方法を実行するように構成されてもよい。したがって、通信装置900から通信装置1300によって達成できる技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
本出願の実施形態では、ターゲットネットワーク装置は、ソースネットワーク装置によって送信され、ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信し、セルハンドオーバー要求は、端末装置の移動状態情報と端末装置の測定報告とを含む。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てることができる。ターゲットネットワーク装置は、端末装置の移動状態に基づいてランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるので、ターゲットネットワーク装置がランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる方法はより柔軟であり、ハンドオーバープロセスにおける端末装置のアクセス失敗の確率を効率よく低減することができ、それにより端末装置のハンドオーバー成功率を高めることができる。
当業者は、本出願の実施形態が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。したがって、本出願の実施形態は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを備えた実施形態の形態を使用してもよい。さらに、本出願の実施形態は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む、1つ以上のコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD−ROM、および光学メモリを含むがこれらに限定されない)に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用し得る。
本出願の実施形態は、本出願の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令を使用して、フローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実装できることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または機械を生成する他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供され、コンピュータまたは任意のプロセッサによって実行される命令他のプログラム可能なデータ処理装置は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実装するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置に特定の方法で動作するように指示できるコンピュータ読み取り可能なメモリに格納され、コンピュータ読み取り可能なメモリに格納された命令は、命令装置を含むアーティファクトを生成する。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックで特定の機能を実施する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理装置にロードされ、一連の操作およびステップがコンピュータまたは別のプログラム可能な装置で実行され、それによってコンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能な装置で実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックで特定の機能を実装するためのステップを提供する。
明らかに、当業者は、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対してさまざまな修正および変更を行うことができる。本出願は、以下の特許請求の範囲および本出願の同等の技術によって定義される保護の範囲内にある限り、これらの修正および変更を網羅することを意図している。
900 通信装置
901 受信モジュール
902 割り当てモジュール
1000 通信装置
1001 取得モジュール
1002 送信モジュール
1100 通信装置
1101 受信モジュール
1102 割り当てモジュール
1200 通信装置
1201 取得モジュール
1202 送信モジュール
1300 通信装置
1301 取得モジュール
1302 送信モジュール
1400 通信装置
1401 メモリ
1402 プロセッサ
1403 システムバス
1404 通信インターフェース
本出願は、2017年5月5日に中国国家知識産権局に提出され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる「ランダムアクセスリソース割り当て方法および装置」と題された中国特許出願番号201710314166.4の優先権を主張する。
可能な設計では、測定報告は端末装置の現在の測定報告および端末装置の履歴測定報告を含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は、端末装置により現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために報告された測定報告であり、ターゲットネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットネットワーク装置により、現在の測定報告および履歴測定報告に基づいて端末装置の移動方向を取得するステップと、ターゲットネットワーク装置により、移動状態情報、移動方向、および現在の測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。
可能な設計方法では、測定報告は現在の測定報告および履歴測定報告を含み、現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために端末装置によって報告された測定報告であり、履歴測定報告は、端末装置により現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために報告された測定報告であり、ターゲットセルネットワーク装置により、測定報告に含まれる移動状態情報およびビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップは、ターゲットセルネットワーク装置によって、履歴測定報告、および現在の測定報告内の、移動状態情報以外の情報に基づいて端末装置の移動方向を取得するステップと、ターゲットセルネットワーク装置により、移動状態情報、移動方向、および現在の測定報告に含まれるビーム情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む。
第4の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、ソースセルネットワーク装置によって端末装置の移動状態情報を取得するステップと、ソースセルネットワーク装置によってターゲットセルネットワーク装置に測定報告を送信するステップであって、測定報告は移動状態情報を含み、移動状態情報、および測定報告内の移動状態情報以外の情報は、ターゲットセルネットワーク装置により、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てるために使用される、ステップと、を含む。
第5の態様によれば、ランダムアクセスリソース割り当て方法が提供される。この方法は、端末装置によって実行され得る。この方法は、端末装置によって、端末装置の移動状態情報を取得するステップと、端末装置によって、ソース基地局に移動状態情報を送信するステップであって、移動状態情報は、ソース基地局がターゲット基地局に、ソース基地局からターゲット基地局に端末装置のハンドオーバーを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を送信するときに使用され、これによりターゲット基地局が端末装置の移動状態情報および測定報告に基づいて端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる、ステップと、を含む。
第20の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、第10の態様に記載の通信装置または第15の態様に記載の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成され、第5の態様の端末装置または第5の態様の任意の可能な設計のために設計されたプログラムを含む。
(2)端末装置は、ユーザに音声および/またはデータを接続可能に提供する装置であってもよく、例えば、ワイヤレス接続機能を備えたハンドヘルド装置、またはワイヤレスモデムに接続された処理装置などであってもよい。端末装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによりコアネットワークと通信し、RANと音声および/またはデータを交換してもよい。端末装置は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、無線端末装置、モバイル端末装置、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイル、リモートステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point、AP)、リモートターミナル装置(Remote Terminal)、アクセスターミナル装置(Access Terminal)、ユーザターミナル装置(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ装置(User Device)などを含み得る。例えば、端末装置は、携帯電話(または「携帯」電話と呼ばれる)、携帯端末装置を備えたコンピュータ、携帯用、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置、スマートウェアラブル装置などを含み得る。例えば、端末装置は、パーソナル・コミュニケーション・サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話セット、ワイヤレス・ローカル・ループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートウォッチ、スマートヘルメット、スマートメガネ、スマートバンド、その他の装置である。端末装置は、制限された装置、例えば、電力消費が比較的低い装置、ストレージ機能が制限された装置、またはコンピューティング機能が制限された装置をさらに含む。例えば、端末装置は、バーコード、無線周波数識別(RFID)デバイス、センサ、全地球測位システム(GPS)、またはレーザスキャナなどの情報検知装置を含む。
5.ターゲット基地局は、受信したセルハンドオーバー要求に基づいて、ソース基地局にハンドオーバー要求応答(Handover Request Response)を送信し、ハンドオーバー要求応答は、端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを含む。
本出願のこの実施形態では、第1の所定量および第2の所定量は、端末装置とソース基地局との間の距離、端末装置のハンドオーバー成功率の要件、およびターゲット基地局によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて判定され得る。例えば、端末装置とソース基地局との間の距離が判定される場合、第1の所定量および第2の所定量は、端末装置のハンドオーバー成功率および/またはターゲット基地局から提供され得るランダムアクセスリソースの要件に基づいて判定される。端末装置のハンドオーバー成功率を確保する必要がある場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量および第2の所定量を比較的小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は5であってもよく、第2の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率を保証する必要があり、ターゲット基地局のランダムアクセスリソースが十分である場合、ソース基地局は、第1の所定量をより小さく設定してもよい。例えば、第1の所定量は2であってもよい。端末装置のハンドオーバー成功率に要件が課されない場合、またはターゲット基地局のランダムアクセスリソースが不十分である場合、第1の所定量および第2の所定量は比較的大きく設定されてもよい。例えば、第1の所定量は10であってもよく、第2の所定量は5であってもよい。
本出願のこの実施形態では、図1をさらに参照して、端末装置の現在の測定報告のビーム情報がビーム3およびビーム4である例、および履歴測定報告のビーム情報がビーム1およびビーム2である例が使用される。この場合、ソース基地局は、ビーム1、ビーム2、ビーム3、ビーム4、およびターゲット基地局のビーム、例えば、図1に矢印で示す方向の分布に基づいて、端末装置の移動方向を判定してもよい。ターゲット基地局は、端末装置の移動状態の取得に基づいて端末装置の移動方向をさらに取得するため、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。例えば、端末装置の移動状態および移動方向、ならびにビーム情報を学習する場合、ターゲット基地局は、端末装置に、ビーム1およびビーム2に隣接するビーム0に対応するランダムアクセスリソースではなく、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースおよびビーム3およびビーム4に隣接するビーム5に対応するランダムアクセスリソースを割り当て、または、ビーム4およびビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当て、または、ビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。したがって、この実装を使用することにより、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
本出願のこの実施形態では、ランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てた後、ターゲット基地局は、ハンドオーバー要求応答をソース基地局に送信する。ハンドオーバー要求応答は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含む。次に、ソース基地局は、ターゲット基地局によって端末装置に割り当てられたランダムアクセスリソースを示すために使用される情報を含むハンドオーバーコマンドを端末装置に送信する。端末装置は、ハンドオーバーコマンドを受信すると、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、ターゲット基地局が端末装置に割り当てたランダムアクセスリソースを取得し、割り当てられたランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセスを行う。
第2の実装では、ソース基地局は、端末装置の移動状態情報を判定する。ソース基地局が端末装置の移動状態情報を判定することは、ステップS404における方法Aおよび方法Bの実装を参照して実装され得る。詳細はここでは再度説明しない。
S701:ソースセル基地局は、端末装置に測定構成情報を送信する。
本出願のこの実施形態では、ステップS702の後、端末装置はソースセル基地局に測定報告を送信する。測定報告は、端末装置の移動状態情報を含む。測定報告を受信した後、ソースセル基地局はターゲットセル基地局に測定報告を送信する。ターゲットセル基地局は、端末装置によって送信された測定報告を受信した後、端末装置の移動状態情報および測定報告内の移動状態情報以外の情報に基づいて、端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる。
本出願のこの実施形態では、図1をさらに参照して、端末装置の現在の測定報告のビーム情報がビーム3およびビーム4である例、および履歴測定報告のビーム情報がビーム1およびビーム2である例が使用される。この場合、ターゲットセル基地局は、ビーム1、ビーム2、ビーム3、ビーム4、およびターゲットセル基地局のビーム、例えば、図1の矢印で示される方向の分布に基づいて、端末装置の移動方向を決定してもよい。ターゲットセル基地局は、端末装置の移動状態を取得することに基づいて、端末装置の移動方向をさらに取得するため、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。例えば、端末装置の移動状態および移動方向、ならびにビーム情報を学習する場合、ターゲットセル基地局は、端末装置に、ビーム1およびビーム2に隣接するビーム0に対応するランダムアクセスリソースではなく、ビーム3およびビーム4に対応するランダムアクセスリソースおよびビーム3およびビーム4に隣接するビーム5に対応するランダムアクセスリソースを割り当て、または、ビーム4およびビーム4に隣接するビーム5のランダムアクセスリソースを端末装置に割り当てる。したがって、この実装を使用することにより、ランダムアクセスリソースをより正確に端末装置に割り当てることができる。
オプションとして、通信装置1400は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積チップ(application specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理装置(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit、MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)、または別の統合チップであってもよい。あるいは、通信装置1400は、独立したネットワーク要素、例えば、ネットワーク装置または端末装置であってもよい。
明らかに、当業者は、本出願の範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対してさまざまな修正および変更を行うことができる。本出願は、以下の特許請求の範囲および本出願の同等の技術によって定義される保護の範囲内にある限り、これらの修正および変更を網羅することを意図している。

Claims (25)

  1. ターゲットネットワーク装置により、ソースネットワーク装置によって送信され、前記ソースネットワーク装置から前記ターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信するステップであって、前記セルハンドオーバー要求は、前記端末装置の移動状態情報と前記端末装置の測定報告とを含む、ステップと、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記移動状態情報および前記測定報告に基づいて、前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、
    を含む、ランダムアクセスリソース割り当て方法。
  2. 前記ターゲットネットワーク装置により、前記移動状態情報および前記測定報告に基づいて、前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる前記ステップは、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記測定報告に含まれる前記移動状態情報およびビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記測定報告は現在の測定報告を含み、前記現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記測定報告に含まれる前記移動状態情報およびビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てる前記ステップは、
    前記ターゲットネットワーク装置により前記移動状態情報に基づいて、前記現在の測定報告に含まれるビーム情報によって示されるビームに対応するランダムアクセスリソースと、前記ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを前記端末装置に割り当てるステップであって、nは整数であり、nは前記移動状態情報および前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに基づいて決定される、ステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記測定報告は現在の測定報告および履歴測定報告を含み、前記現在の測定は現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、前記履歴測定報告は、前記端末装置により前記現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために報告された測定報告であり、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記測定報告に含まれる前記移動状態情報およびビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てる前記ステップは、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記現在の測定報告および前記履歴測定報告に基づいて前記端末装置の移動方向を取得するステップと、
    前記ターゲットネットワーク装置により、前記移動状態情報、前記移動方向、および前記現在の測定に含まれるビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てるステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記移動状態情報は、高移動状態、中移動状態、および通常移動状態を含み、前記高移動状態は、所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい状態であり、前記中移動状態は、前記所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの前記量が第2の所定量よりも大きくかつ前記第1の所定量以下である状態であり、前記通常移動状態は、前記所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの前記量が前記第2の所定量以下である状態であり、前記第1の所定量は、前記端末装置のハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得され、前記第2の所定量は、前記端末装置の前記ハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースの前記要件に基づいて取得される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得するステップと、
    前記ソースネットワーク装置によってターゲットネットワーク装置に、前記端末装置を前記ソースネットワーク装置から前記ターゲットネットワーク装置にハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を送信するステップであって、前記セルハンドオーバー要求は、前記移動状態情報および前記端末装置の測定報告を含み、前記移動状態情報および前記測定報告は、前記ターゲットネットワーク装置により前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるために使用される、ステップと、
    を含む、ランダムアクセスリソース割り当て方法。
  7. ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得する前記ステップは、
    前記ソースネットワーク装置により、所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を決定するステップと、
    前記ソースネットワーク装置により、前記量に基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得するステップと、を含む、請求項6に記載の方法。
  8. ソースネットワーク装置により、端末装置の移動状態情報を取得する前記ステップは、
    前記ソースネットワーク装置により、所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を決定し、前記端末装置と前記ソースネットワーク装置との間の距離を決定するステップと、
    前記ソースネットワーク装置により、前記量と前記距離とに基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得するステップと、を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記ソースネットワーク装置により、前記量に基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得する前記ステップは、
    前記量が第1の所定量よりも大きい場合、前記ソースネットワーク装置によって、前記端末装置の前記移動状態情報が高移動状態であることを取得するステップ、
    前記量が第2の所定量より大きく、第1の所定量以下である場合、前記ソースネットワーク装置によって、前記端末装置の前記移動状態情報が中移動状態であることを取得するステップ、または
    前記量が第2の所定量以下である場合、前記ソースネットワーク装置によって、前記端末装置の前記移動状態情報が通常移動状態であることを取得するステップ、を含み、
    前記第1の所定量は、前記端末装置のハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得され、前記第2の所定量は、前記端末装置の前記ハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースに関する前記要件に基づいて取得される、請求項7に記載の方法。
  10. 前記測定報告が前記端末装置の現在の測定報告を含むか、または
    前記測定報告が前記端末装置の現在の測定報告および前記端末装置の履歴測定報告を含み、前記現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、前記履歴測定報告は前記現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために前記端末装置によって報告された測定報告である、
    請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 端末装置によって、前記端末装置の移動状態情報を取得するステップと、
    前記端末装置によって、ソース基地局に前記移動状態情報を送信するステップであって、前記移動状態情報は、前記ソース基地局がターゲット基地局に、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局に前記端末装置のハンドオーバーを要求するために使用されるハンドオーバー要求を送信するときに使用され、これにより前記ターゲット基地局が前記端末装置の前記移動状態情報および測定報告に基づいて前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる、ステップと、
    を含む、ランダムアクセスリソース割り当て方法。
  12. 前記移動状態情報は、移動状態、移動方向、および移動速度のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
  13. ソースネットワーク装置によって送信され、前記ソースネットワーク装置からターゲットネットワーク装置に端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を受信するように構成された受信機であって、前記セルハンドオーバー要求は、前記端末装置の移動状態情報と前記端末装置の測定報告とを含む、受信機と、
    前記移動状態情報および前記測定報告に基づいて、ランダムアクセスリソースを前記端末装置に割り当てるように構成されたプロセッサと、
    を備えた、通信装置。
  14. 前記移動状態情報および前記測定報告に基づいて、前記ランダムアクセスリソースを前記端末装置に割り当てるときに、前記プロセッサは、
    前記測定報告に含まれる前記移動状態情報およびビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てるように特に構成される、請求項13に記載の通信装置。
  15. 前記測定報告は、現在の測定報告を含み、前記現在の測定報告は、現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、
    前記移動状態情報と前記測定報告に含まれる前記ビーム情報とに基づいて前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てるときに、前記プロセッサは、
    前記移動状態情報に基づいて、前記現在の測定報告に含まれるビーム情報によって示されるビームに対応するランダムアクセスリソースと、前記ビームに関連するn個のビームに対応するランダムアクセスリソースとを前記端末装置に割り当て、nは整数であり、nは前記移動状態情報と前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースとに基づいて取得されるように特に構成される、請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記測定報告は、現在の測定報告および履歴測定報告を含み、前記現在の測定は、現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、前記履歴測定報告は前記現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、
    前記移動状態情報と前記測定報告に含まれる前記ビーム情報とに基づいて前記ランダムアクセスリソースを前記端末装置に割り当てるときに、前記プロセッサは、
    前記現在の測定報告と前記履歴測定報告とに基づいて、前記端末装置の移動方向を取得し、
    前記移動状態情報、前記移動方向、および前記現在の測定に含まれるビーム情報に基づいて、前記端末装置に前記ランダムアクセスリソースを割り当てるように特に構成される、請求項14に記載の通信装置。
  17. 前記移動状態情報は、高移動状態、中移動状態、および通常移動状態を含み、前記高移動状態は、所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量が第1の所定量よりも大きい状態であり、前記中移動状態は、前記所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの前記量が第2の所定量よりも大きくかつ前記第1の所定量以下である状態であり、前記通常移動状態は、前記所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの前記量が前記第2の所定量以下である状態であり、前記第1の所定量は、前記端末装置のハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースの要件に基づいて取得され、前記第2の所定量は、前記端末装置の前記ハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースの前記要件に基づいて取得される、請求項13〜16のいずれか一項に記載の通信装置。
  18. 端末装置の移動状態情報を取得するように構成されたプロセッサと、
    ターゲットネットワーク装置に、ソースネットワーク装置から前記ターゲットネットワーク装置に前記端末装置をハンドオーバーすることを要求するために使用されるセルハンドオーバー要求を送信するように構成された送信機であって、前記セルハンドオーバー要求は、前記移動状態情報および前記端末装置の測定報告を含み、前記移動状態情報および前記測定報告は、前記ターゲットネットワーク装置により前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てるために使用される、送信機と、
    を備えた、通信装置。
  19. 前記端末装置の前記移動状態情報を取得するときに、前記プロセッサは、
    所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を決定し、
    前記量に基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得するように特に構成される、請求項18に記載の通信装置。
  20. 前記端末装置の前記移動状態情報を取得するときに、前記プロセッサは、
    所定の期間内に前記端末装置によって切り替えられるダウンリンクビームの量を決定し、かつ前記端末装置と前記ソースネットワーク装置との間の距離を決定し、
    前記量と前記距離とに基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得するように特に構成される、請求項18に記載の通信装置。
  21. 前記量に基づいて前記端末装置の前記移動状態情報を取得するときに、前記プロセッサは、
    前記量が第1の所定量よりも大きい場合、前記端末装置の前記移動状態情報が高移動状態であることを取得し、
    前記量が第2の所定量より大きく、第1の所定量以下である場合、前記端末装置の前記移動状態情報が中移動状態であることを取得し、または
    前記量が第2の所定量以下である場合、前記端末装置の前記移動状態情報が通常移動状態であることを取得し、
    前記第1の所定量は、前記端末装置のハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得るランダムアクセスリソースに関する要件に基づいて取得され、前記第2の所定量は、前記端末装置の前記ハンドオーバー成功率および/または前記ターゲットネットワーク装置によって提供され得る前記ランダムアクセスリソースに関する前記要件に基づいて取得されるように特に構成される、請求項19に記載の通信装置。
  22. 前記測定報告が前記端末装置の現在の測定報告を含むか、または
    前記測定報告が前記端末装置の現在の測定報告および前記端末装置の履歴測定報告を含み、前記現在の測定報告は現在のハンドオーバーを実行するために前記端末装置によって報告された測定報告であり、前記履歴測定報告は前記現在のハンドオーバーの前にハンドオーバー操作を実行するために前記端末装置によって報告された測定報告である、
    請求項18〜21のいずれか一項に記載の通信装置。
  23. 端末装置の移動状態情報を取得するように構成されたプロセッサと、
    ソース基地局に前記移動状態情報を送信するように構成された送信機であって、前記移動状態情報は、前記ソース基地局がターゲット基地局に、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局に前記端末装置のハンドオーバーを要求するために使用されるハンドオーバー要求を送信するときに使用され、これにより前記ターゲット基地局が前記端末装置の前記移動状態情報および測定報告に基づいて前記端末装置にランダムアクセスリソースを割り当てる、送信機と、
    を備えた、通信装置。
  24. 前記移動状態情報は、移動状態、移動方向、および移動速度のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載の装置。
  25. コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体は命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行されたときに、前記コンピュータが請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法を実行できるようになる、コンピュータ記憶媒体。
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