JP2020518479A - モジュール式治工具用迅速交換装置 - Google Patents

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Abstract

モジュール式治工具受け器は、壁及びポートを有するハウジングとポート内に移動可能に配置される係合部材を含む。ロックアクチュエータは第1位置と第2位置の間で移動可能である。解除レバーはハウジングに連結され、ロックアクチュエータを第1位置から第2位置へ向かって移動させるためにロックアクチュエータと係合可能である。解除防止機構は解除レバーに連結され、解除防止機構がハウジングと係合して解除レバーの動きを抑えてロックアクチュエータが第1位置から第2位置へ動くのを防ぐ係合位置と、解除防止機構がハウジングとの係合を解除して解除レバーが動けるようにする係合解除位置の間で移動可能である。

Description

工業生産業務は機械式マニピュレータやロボットアームなどの自動製造設備を使って行われることが多い。製造設備にはしばしば特定の機能を実行することを目的とした治工具が装着される。治工具は、クランプ、グリッパ、真空カップなどの所定の工作物保持装置がワークと係合してワークを動かせるように、特定の部品に対して特別に構成されることがある。治工具は典型的には使用する部品の形状に基づいて設計され、特定の部品とともに使用するよう設計された治工具は、通常は異なる部品とともに使用することはできない。
着脱可能で交換可能な治工具により、1つの特定の部品構成に特化するのとは対照的に、製造設備を使用して様々な構成の部品を製造することができる。しかし、製造設備を1つの目的から他の目的へ再設定するのに必要な時間と労力は、製造設備の正確さと精密さを損なうことなく、可能な限り最小限に抑える必要がある。一部の設計では、治工具は従来の締結具により製造設備に連結される。他の設計では、迅速に連結及び連結解除することができる、2つの部品からなる連結器を使って治工具を交換できるようにする迅速交換治工具が与えられる。この2つの部品からなる連結器は、特殊なツールや調整手順を必要とすることなしに、2つの連結器部品を位置合わせして互いへ固定する構造をしばしば含む。しかし、多くの迅速交換連結器の設計は、高価であるか、操作するのが難しい。それゆえ、安価で操作が簡単な迅速交換連結器に対する要求が依然としてある。
本開示の一態様は、ハウジング、係合部材、ロックアクチュエータ、解除レバー、及び解除防止機構を含むモジュール式治工具受け器である。ハウジングはポートが貫通している壁を含む。係合部材はポート内に移動可能に配置される。ロックアクチュエータは壁の第1の側に配置される。ロックアクチュエータは、ロックアクチュエータが係合部材を壁の第1の側から壁の第2の側へ規定される第1方向に付勢する第1位置と、ロックアクチュエータが壁の第2の側から壁の第1の側へ規定される第2方向に係合部材が移動できるようにする第2位置の間で移動可能である。解除レバーはハウジングに連結され、ロックアクチュエータを第1位置から第2位置へ向かって移動させるためにロックアクチュエータと係合可能である。解除防止機構は解除レバーに連結され、解除防止機構がハウジングと係合して解除レバーの動きを抑えてロックアクチュエータが第1位置から第2位置へ動くのを防ぐ係合位置と、解除防止機構がハウジングとの係合を解除して解除レバーが動けるようにする係合解除位置の間で移動可能である。
ある実装では、ハウジングはポケットを含み、解除防止機構は係合位置でポケット内の表面と係合する。ハウジングはポケットに隣接する溝を含むことがあり、解除レバーはこの溝の中に配置される。ある実装では、ポケットは解除防止機構より広く、解除防止機構は溝より広い。解除防止機構は解除レバーに摺動可能に連結することができる。
ある実装では、モジュール式治工具受け器はロックアクチュエータを第1位置へ向けて付勢する第1付勢要素を含む。ある実装では、モジュール式治工具受け器は、壁の第2の側に配置される保持器を含む。この保持器は、保持器が係合部材と係合して係合部材が第2方向へ動くのを妨げる第1位置と、保持器が第2方向に係合部材が移動できるようにする第2位置との間で移動可能である保持器を含む。ある実装では、モジュール式治工具受け器は保持器を保持器の第1位置へ向けて付勢する第2付勢要素を含む。壁は円筒形とすることができる。保持器はリングとすることができる。ロックアクチュエータはピストンとすることができる。係合部材は球状とすることができる。
ある実装では、モジュール式治工具受け器はロックアクチュエータの第2位置から第1位置へ向かう動きの速度を抑制する緩衝器を含む。緩衝器はOリングとすることができる。
ある実装では、係合部材は第1位置で連結器との係合を保持すること、及び第2位置で連結器を解放することに使用可能である。
開示される実施形態の別の態様はモジュール式治工具アセンブリである。モジュール式治工具アセンブリは連結器及び受け器を含む。受け器は、ハウジング、係合部材、ロックアクチュエータ、解除レバー、及び開放維持機構を含む。ハウジングはポートが貫通している壁を有する。係合部材は連結器との係合のためにポート内に移動可能に配置される。ロックアクチュエータは壁の第1の側に配置される。ロックアクチュエータは、ロックアクチュエータが係合部材を壁の第1の側から壁の第2の側へ規定される第1方向に連結器へ向けて付勢する第1位置と、ロックアクチュエータが壁の第2の側から壁の第1の側へ規定される第2方向へ係合部材が連結器から離れられるようにする第2位置の間で移動可能である。解除レバーはハウジングに連結され、解除レバーをロック位置から解除位置へ動かすことにより、ロックアクチュエータを第1位置から第2位置へ向かって移動させるためにロックアクチュエータと係合可能である。開放維持機構は、連結器がハウジングと係合している間に解除レバーを解除位置に保持するのに使用可能であり、かつ連結器がもはやハウジングと係合していない場合に解除レバーがロック位置に戻れるようにするのに使用可能である。
ある実装では、解除レバーは凹部を含み、開放維持機構は凹部と係合して解除レバーを解除位置に保持する保持ピンを含む。ある実装では、開放維持機構は連結器と係合可能なセンサピンを含む。ある実装では、開放維持機構はセンサピンが連結器と係合している間に保持ピンが解除レバーの凹部から後退するのを防ぎ、センサピンがもはや連結器と係合していない場合に保持ピンが解除レバーの凹部から後退できるようにする。解除レバーがロック位置から解除位置へ動くと保持ピンが解除レバーへ向かって凹部の中へ移動するように、保持ピンを解除レバーへ向けて付勢することができる。
開示される実施形態の別の態様は、受け器及び連結器を含むモジュール式治工具アセンブリである。受け器は、ポートが貫通している壁を含むハウジング、ポート内に移動可能に配置される係合部材、ロックアクチュエータ、及び解除レバーを有する。ロックアクチュエータは壁の第1の側に配置される。ロックアクチュエータは、ロックアクチュエータが係合部材を壁の第1の側から壁の第2の側へ規定される第1方向に付勢する第1位置と、ロックアクチュエータが壁の第2の側から壁の第1の側へ規定される第2方向に係合部材が移動できるようにする第2位置の間で移動可能である。解除レバーはハウジングに連結され、ロックアクチュエータを第1位置から第2位置へ向かって移動させるためにロックアクチュエータと係合可能である。また、受け器は第1支持部品を含む。連結器は第2支持部品を含む。第1支持部品及び第2支持部品は、連結器が受け器に対する連結解除位置から受け器に対する連結位置へ動かされる間に、連結器が受け器からぶら下がることができるように構成される。
本発明の様々な他の利用法が、以下の詳細な記述と図面を参照することでより明らかになるであろう。
連結解除位置での第1実施形態に係る迅速交換装置を示す側面図である。 部分的に連結された位置での図1の迅速交換装置を示す側面図である。 連結位置での図1の迅速交換装置を示す側面図である。 連結解除位置での図1の迅速交換装置を示す断面図である。 解除レバーがロック位置にある、連結位置での図1の迅速交換装置を示す断面図である。 解除レバーが解除位置にある、連結位置での図1の迅速交換装置を示す断面図である。 図1の迅速交換装置の受け器ハウジングの斜視図である。 受け器ハウジングの断面図である。 図1の迅速交換装置のピストンの斜視図である。 ピストンの断面図である。 図1の迅速交換装置の連結器リングの斜視図である。 連結器リングの断面図である。 図1の迅速交換装置の緩衝器の断面図である。 緩衝器の分解組立図である。 連結器リングの正面図である。 図1の迅速交換装置の代替の連結器リングの正面図である。 連結器が受け器に固定されていない部分的に連結された位置での、受け器及び連結器を含む第2実施形態に係る迅速交換装置を示す斜視図である。 連結器が受け器に固定されている連結位置での図17の迅速交換装置を示す斜視図である。 受け器を示す断面図である。 解除レバーがロック位置にある、連結位置での受け器及び連結器を示す断面図である。 解除レバーが解除位置にある、連結位置での受け器及び連結器を示す断面図である。 受け器を示す斜視図である。 解除レバーがロック位置に、解除防止機構が係合位置にある、受け器の解除レバー及び解除防止機構を示す側面図である。 解除レバーがロック位置と解除位置の間の中間位置に、解除防止機構が係合解除位置にある、受け器の解除レバー及び解除防止機構を示す側面図である。 解除レバーがロック位置に、受け器の開放維持機構が第1位置にある、受け器を示す断面図である。 解除レバーがロック位置に、開放維持機構が第2位置にある、連結器に連結された受け器を示す断面図である。 解除レバーが解除位置に、開放維持機構が第3位置にある、連結器に連結された受け器を示す断面図である。 解除レバーがロック位置に、開放維持機構が第4位置にある、受け器を示す断面図である。
図1〜3は、受け器110、及び着脱可能で受け器110に連結可能な連結器180を含む迅速交換装置100を示す。特に、受け器110及び連結器180は、受け器110と連結器180が互いに係合していない連結解除位置(図1)と、受け器110が連結器180と部分的に係合しているが連結器180へロックされていない部分的に連結された位置(図2)と、受け器110と連結器180が互いに係合し、互いに対して固定関係でロックされる連結位置(図3)との間で移動可能である。迅速交換装置100はモジュール式治工具アセンブリの一部であってもよい。受け器110は、モジュール式治工具受け器と呼ばれることもある。連結器180は、モジュール式治工具アダプタと呼ばれることもある。
迅速交換装置100は、ベース構造物102を治工具アセンブリ104に連結するのに使用することができる。ベース構造物102は、治工具アセンブリ104などの追加構造物を取り付けることが望まれる任意の構造とすることができる。一例として、ベース構造物102は機械式マニピュレータやロボットアームなどの自動製造設備とすることができる。治工具アセンブリ104は、必要に応じて特定の機能を実行する任意の種類の治工具とすることができて、棒、ジョイント、コネクタ、連結器、指、及び/又はシャベルなどのモジュール式治工具を含むことができる。ベース構造物102及び治工具アセンブリ104は、締結具106などの従来の要素を使ってそれぞれ受け器110と連結器180に連結することができる。
連結器180が受け器110に連結されている最中に、連結器180を受け器110に対して支持するために、連結器180は長いフック188を含み、受け器110は長いフランジ118を含む。部分的に連結された位置で、長いフック188の後ろ向きで角度の付いた内側表面189が長いフランジ118の後ろ向きで角度の付いた表面119と係合するように連結器180が動かされて、長いフック188を長いフランジ118の上に置くことで、受け器110と係合する。後ろ向きで角度の付いた内側表面189が後ろ向きで角度の付いた表面119と係合し、角度を合わせて(例えば実質的に同一平面上に)配置されると、連結器180は受け器110に対して斜めになっているが、受け器110と位置を合わせるため、長いフック188が長いフランジ118に接触する位置を中心にして連結器180を回転させることで、連結器180を連結位置まで移動させることができる。
受け器110と連結器180の間の連結を調整するために、テーパ付きのガイドピン112などの1つ又は複数のガイド構造物を与えることができる。図示の例では、テーパ付きのガイドピン112は受け器110上にあり、受け器110と連結器180が連結位置へ動かされた際に連結器180の対応する開口部に受け入れられる。また、連結器180が受け器110に連結するのに適したものであることを確かにするために、機械式コードピン114を受け器110及び連結器180のそれぞれに与えることができる。
受け器110及び連結器180が連結解除位置にある場合、受け器110及び連結器180を互いへ向けて移動させることで、両者を連結位置へ移動させることができる。受け器110及び連結器180が連結位置にある場合、まず回転可能な解除レバー116をロック位置(図5)から解除位置(図4及び図6)まで操作することで、両者を連結解除位置へ移動させることができる。解除レバー116が解除位置に達すると、受け器110と連結器180の間で以前確立されたロックが解除され、本明細書で詳細に説明されるように、受け器110及び連結器180が互いから遠ざかることができる。
図4〜6に最もよく示されているように、受け器110はベース構造物102に連結可能な受け器ベース部分120を含む。機械式コードピン114は受け器ベース部分120に形成される開口部122の中に配置される。解除レバー116は受け器ベース部分120に回転可能に連結され、解除位置(図4)から離れるように、図5に示されるように時計回りの方向へ、ねじりバネなどの付勢要素124によって付勢される。
受け器110は内部空洞132を画定する受け器ハウジング130を含む。受け器ハウジング130は、軸線134に沿って延在することができる。軸線134は内部空洞132を通って延びることができる。図示の例では、内部空洞132は略円筒形であり、軸線134は内部空洞132の中心軸である。
図7〜8で最もよくわかるように、受け器ハウジング130は受け器110の受け器ベース部分120に連結可能なベース136を含む。略円筒形の壁138はベース136から外側へ延在し、内部空洞132を実質的に取り囲む。端壁140は軸線134を横断して延在し、円筒壁138から内側へ、ベース136の反対側に延在する。
受け器110は、受け器ハウジング130の内部空洞132内に配置されるピストン150を含む。ピストン150は、受け器ハウジング130の内部空洞内で動くことで受け器110を連結器180に対してロック及びロック解除させるロックアクチュエータとして機能する。また、受け器110はピストン150を受け器ハウジング130から離れるように軸線134に沿って付勢する、圧縮バネ152などの付勢要素を含む。他の適切な付勢要素としては、積層ベルビルワッシャ(積層皿バネ)、又は圧縮性弾性材料の塊が挙げられる。ピストン150の受け器ハウジング130から離れる動きの速度は、緩衝器210により抑制される。緩衝器210はピストン150に固定され、緩衝器のピストンロッド212は直接、又は従来の締結具又は方法でハウジングに固定される保持器200により、受け器ハウジング130に連結される。
ピストン150は複数の係合部材160と係合可能である。一例では、係合部材160はボールベアリングなどの略球状部材である。
受け器110は、係合部材160の受け器ハウジング130に対する動きを制御するベアリング保持器170をさらに含む。付勢要素172は、ベアリング保持器170を受け器ハウジング130から離すように付勢するために、ベアリング保持器170と係合する。例えば、付勢要素172は、圧縮バネ、積層皿バネ、又は圧縮性弾性材料の塊とすることができる。ベアリング保持器170は、受け器ハウジング130の円筒壁138を取り囲むリング形状の部材の形態とすることができて、受け器ハウジング130の円筒壁138の外径と相補的な内径を有する。ベアリング保持器170及び付勢要素172を受けるために、チャネル142が受け器ハウジング130のベース136に形成される。チャネル142は略円形とすることができて、円筒壁138を実質的に取り囲むことができる。
少なくとも部分的に係合部材160を受けるために、複数のポート又は開口部144が受け器ハウジング130の円筒壁138を貫通する。係合部材が球状である実装において、開口部144は、円筒壁138の表面に対して略直角な方向から見た場合に、断面を略円形とすることができる。開口部は、円筒壁を通って軸線134を実質的に横断する方向、例えば円筒壁138に対して半径方向などに延在してもよい。
ベアリング保持器170及び付勢要素172を受け器ハウジング130上に保持するため、及びベアリング保持器170の移動限界を規定するために、複数の柱(post)146を受け器ハウジング130の円筒壁138から外側へ延在させることができる。柱146は、受け器ハウジング130の円筒壁138の外面(nominal periphery)から外側へ延在する任意の種類の突出部とすることができて、ピン又は隆起(ridge)若しくはバンプ(bump)などの構造であってもよい。柱146は円筒壁138上に形成することができる、又は円筒壁138を貫通して形成されたネジ穴(図示せず)と柱146のネジ係合などの任意の適切な手段により円筒壁138に連結することができる。そのため、ベアリング保持器170は、ベアリング保持器170がチャネル142内に配置されて開口部144を塞がない、又は妨げない格納位置と、ベアリング保持器が柱146と係合して開口部144を塞ぐ、又は妨げる伸長位置との間で移動することができる。付勢要素172はベアリング保持器170を伸長位置へ向けて付勢する。
柱146は、受け器ハウジング130の円筒壁138の周りの半径方向に離間した場所に配置される。柱146は数が開口部144と同じであってもよく、柱146の1つは隣接する各対の開口部144の間に配置されてもよい。
ピストン150は図9〜10に最もよく示されている。ピストン150は、内部空洞154を取り囲む円筒壁153、及び円筒壁153と接続されて内部空洞154の開放端と反対側に配置される端壁156を含むことができる。ピストン150の内部空洞154の開放端に隣接して、本明細書で詳細に説明されるように、第1輪郭の係合面158及び第2輪郭の係合面159を係合部材160との係合のためにピストン150の円筒壁153の外周の周りに形成することができる。
図4〜6を参照すると、ピストン150は係合解除位置(図4及び図6)と係合位置(図5)の間で移動可能である。ピストン150は、ピストン150の内部空洞154内に受け器ハウジング130及びピストン150と係合するように配置される圧縮バネ152によってピストン150へ加えられる付勢力の影響で、受け器ハウジング130の内部空洞132の内部を軸線134に沿って移動する。
ピストン150の係合解除位置は、解除レバー116がピストン150と係合することに応答してピストン150が動かされると確立される。特に、解除レバー116が解除位置へ動かされると、解除レバー116がピストン150と係合し、ピストン150が係合位置から係合解除位置へ向かって移動する際に圧縮バネ152が圧縮される。
係合解除位置では、ピストン150の第2輪郭の係合面159は受け器ハウジング130内で開口部144に隣接して配置される。第2輪郭の係合面159は第1輪郭の係合面158よりも小さな最大直径を持ち、係合部材160と相補的であるような輪郭とされているため、ピストン150が係合解除位置にある場合に、係合部材160は受け器ハウジング130に対して内側へ、ピストン150の第2輪郭の係合面159へ向かって移動することができる。一例として、第2輪郭の係合面の大きさ及び形状によって、係合部材160を、係合部材の最外部を受け器ハウジング130の円筒壁138に対して同一面に、又は内側へ配置するのに充分な距離だけ、受け器ハウジング130の中へ格納することができる。したがって、ピストン150が係合解除位置にある場合、付勢要素172によってベアリング保持器170へ加えられる付勢力のためベアリング保持器170が伸長し、ベアリング保持器170が開口部144の近傍に配置されて、係合部材160を受け器ハウジング130の開口部144の中へ移動させる。この位置が確立されると、ベアリング保持器170は係合部材160を開口部144の内部でそれぞれの位置に保ち、係合部材160がピストン150の第2輪郭の係合面159と係合した結果、解除レバー116による力がピストン150へ加えられなくなった後でもピストン150が係合解除位置に保持される。ピストン150の係合解除位置は、本明細書で詳細に説明されるように、ベアリング保持器170が格納されるまで続く。
ベアリング保持器170は、連結器180が動かされて受け器110と係合し、係合位置が規定されると、伸長位置から格納位置へ動かされる。連結器180は、治工具アセンブリ104に連結される連結器主部181を含む。1つ又は複数の開口部182を、機械式コードピン114を受けるために連結器主部181内に形成することができる。連結器主部181は、本明細書で詳細に説明されるように、連結器180を受け器110に連結するために受け器110と係合可能な連結器リング190に連結される。連結器リング190は、連結器主部181により画定される凹部184の中で受けることができる。肩部186を凹部184の内部に形成することができる。
図11〜12に最もよく示されているように、連結器リング190は中央開口192を画定することができて、受け器110の少なくとも一部分が連結器リング190の中央開口192内で受けられるように構成される。中央開口192は、一部が中央開口192の周りに延在する環状壁194により画定される。1つ又は複数の環状突出部196が環状壁194から内側へ、中央開口192の半径方向中心に向かって延在する。環状突出部196は、受け器110が連結器180に連結される際に受け器110の係合部材160と係合するように構成される。環状突出部196は、受け器ハウジング130の円筒壁138の外径と相補的な最小内径を有する環を画定する。環状突出部196により画定される環は、隣接する対の環状突出部196により形成される、又はその間に配置される開口部198によって途切れており、受け器110及び連結器180が連結位置へ動かされた場合に受け器ハウジング130の柱146が環状突出部196を超えて動くことを可能にしている。開口部198は、溝、間隙、又は他の種類の開口部などの構造であってもよい。
図15に示されるように、連結器リング190の開口部198は、90度に等しい角度θ1で環状壁194の周りに半径方向に等間隔で配置されてもよい。本明細書で使用される場合、半径方向に等間隔で配置されるとは、隣接するすべての対の開口部198の間の角度間隔が、中央開口192の半径方向中心に対して測定した場合に同一であることを意味する。図16に示されるように、代替の連結器リング390は、中央開口392、環状壁394、環状突出部396、及び開口部398a、398b、398c、398dを含み、これらはいずれも、開口部398a、398b、398c、398dが環状壁394の周りで半径方向に等間隔で配置されていないことを除いて、連結器リング190の対応する部分に類似している。この不均一な半径方向の間隔により、柱146が開口部398a、398b、398c、及び398dの場所に対応して配置されて連結器リング190と係合することで誤った取り付けが防止されるため、連結器及び受け器の誤った角度方向での取り付けが防止される。図示の例では、開口部398aは開口部398bから90度に等しい角度θ1だけ離間しており、開口部398aは開口部398cから角度θ1だけ離間しており、開口部398aは開口部398bから90度に等しい角度θ1だけ離間しており、開口部398cは開口部398dから80度に等しい角度θ2だけ離間しており、開口部398bは開口部398dから100度に等しい角度θ3だけ離間している。本明細書で使用される場合、半径方向に不均一な間隔で配置されているとは、少なくとも一対の隣接する開口部398a〜dの間の角度間隔が、中央開口392の半径方向中心に対して測定した場合に、少なくとも1つの他の対の隣接する開口部398a〜dの間の角度間隔と同じではないことを意味する。
連結器180が受け器110に対する係合位置へ動かされると、受け器ハウジング130が連結器リング190の中央開口192へ入る。連結器リング190がベアリング保持器170と係合し、これにより、連結器180が受け器110へ向かって動く間にベアリング保持器170を伸長位置から格納位置まで移動させる。ベアリング保持器170がもはや開口部144の近傍に配置されなくなると、圧縮バネ152の付勢力がピストンを受け器ハウジング130から離れるように下方へ移動させ、結果として生じる、ピストン150の第2輪郭の係合面159の係合部材160との係合によって、係合部材160が開口部144を通って受け器ハウジング130の外側へと押される。図5で最もよくわかるように、これにより係合部材160が連結器リング190の環状突出部196と係合し、一方で係合部材160はピストン150の第1輪郭の係合面158と係合することにより、所定の位置に保持される。係合部材160がピストン150により連結器リング190と係合して保持される一方で、連結器180は受け器110に対する係合位置でロックされる。すでに述べたように、受け器110に対する連結器180の係合を解除するために、解除レバー116が解除位置へ動かされ、これにより圧縮バネ152が圧縮されて、ベアリング保持器170及び付勢要素172の影響下にある連結器リング190の環状突出部196のくさび状の形状により係合部材160へ加えられるカム作用に応答して、係合部材160が受け器ハウジング130へ動くことができる。付勢要素172は、係合部材160が自由に受け器ハウジング130へ移動できるようになると、連結器180を受け器110に対する係合位置から離れるように付勢する。
図13〜14に最もよく示されているように、緩衝器210は動きに抵抗する。図示の例では、ピストンロッド212及びピストンヘッド214を含む緩衝器ピストンの動きは、流体を第1グループのポート230及び第2グループのポート232を含むポートを通して流すことで抵抗される。ピストンロッド212及びピストンヘッド214は一体に形成する、又は別々に形成することができて、固定関係で連結することができる。第1グループのポート230及び第2グループのポート232であるポートは、ピストンロッド212に固定されるピストンヘッド214内に画定される。第1グループのポート230及び第2グループのポート232はそれぞれ、ピストンヘッド214が軸方向に移動する際に、流体がピストンヘッド214を超えて流れられるようにする。
緩衝器210は内部空間217を画定する緩衝器ハウジング216を含む。緩衝器ハウジング216は中空の円筒形部材であってもよく、緩衝器シリンダーと呼ばれることがある。流体が内部空間217の内部に配置されて、内部空間217内のピストンヘッド214の軸方向の動きに抵抗する。一実装では、流体は気体である。別の実装では、流体は油などの液体である。緩衝器ハウジング216は閉鎖端及び開放端を含む。シールアセンブリが緩衝器ハウジング216の開放端内に配置される。シールアセンブリは開口220を有するシール主部218を含む。ピストンロッド212はこの開口を通って延在する。また、シールアセンブリは第1封止リング222及び第2封止リング224を含む。第1封止リング222は緩衝器ハウジング216及びシール主部218と係合する。第2封止リングはシール主部218及びピストンロッド212と係合し、保持器リング226によりシール主部上に保持される。
緩衝器ハウジング216の閉鎖端の穴228は、緩衝器210をネジなどの従来の締結具によりピストン150に連結するのに使用することができる。
緩衝器210は、圧縮バネ152の影響下にあるピストン150の受け器ハウジング130から離れる動きに抵抗するように構成される。したがって、解除レバー116が解除位置へ動かされて、それにより圧縮バネ152が圧縮されてピストン150が受け器ハウジング130へ向かって動かされた後に、ピストン150及び解除レバー116はすぐにロック位置へ戻ることはない。その代わりに、ピストン150の受け器ハウジング130から離れる動きは、圧縮バネ152により加えられえる力及びピストンヘッド214内のポートの構成により決定される速度で、ゆっくりと起こる。結果として、解除レバー116は、連結器180が受け器110から取り外される間に、手動で解除位置に保持しておく必要はない。その代わりに、解除レバー116が解除位置へ動かされた後に、ピストン150の動きによって係合部材160が連結器リング190と再係合するまで連結器180が取り外し可能となる期間がある。この間は、連結器180を長いフック188及び長いフランジ118により受け器110に対して支持することができる。
緩衝器210は、ピストン150が受け器ハウジング130から離れる動きへの抵抗よりも小さい程度に、ピストン150が受け器ハウジング130へ向かう動きに抵抗するように構成することができる。例えば、第1グループのポート230は、第2グループのポート232のうちの1つ又は複数のポートよりも小さな総面積を有する1つ又は複数のポートを含むことができる。バルブ部材234が、ピストン150の受け器ハウジング130から離れる動きに応答して緩衝器210のピストンロッド212が動いている間に第2グループのポートを塞ぐように与えられる。これによりピストンヘッド214を通る流体の流れの速度を遅くして、ピストン150を遅くする。バルブ部材234は、ピストン150が受け器ハウジング130へ向かって動く場合は第2グループのポート232を塞がず、この方向への制限を小さくする。例えば、バルブ部材234はピストンロッド212の周りに延在するゴム製フラップとすることができて、ピストンヘッド214へ取り付けられ、保持器リング236により所定の位置に保持される。流体がピストンヘッド214のバルブ部材234が与えられている側から流れる場合、バルブ部材234は第2グループのポート232を覆い、第2グループのポート232はバルブ部材234により塞がれているものの第1グループのポート230はバルブ部材234により塞がれていないため、流体は第1グループのポート230を通ってピストンヘッド214を超えて流れるが、第2グループのポート232を通って流れることはない。流体がピストンヘッド214のバルブ部材234とは反対側から流れる場合、バルブ部材234は流圧によりピストンヘッド214から離れるように動かされて第2グループのポート232を開放し、第1グループのポート230及び第2グループのポート232がバルブ部材234により塞がれていないため、流体が第1グループのポート230及び第2グループのポート232を通ってピストンヘッド214を超えて流れる。
作業時に、連結器180はオペレータ(すなわち人)によって手動で受け器110に連結される。オペレータは連結器180を受け器110と位置合わせし、連結器180の長いフック188を受け器110の長いフランジ118へ引っ掛けながら、連結器180を上方へわずかに傾ける。長いフック188が長いフランジ118と係合した後に、オペレータが受け器110との軸方向の位置合わせのために連結器180を下方へ回転させる。この動きの間に、連結器180の連結器リング190がベアリング保持器170と係合し、付勢要素172を圧縮することで、ベアリング保持器170を受け器ハウジング130のチャネル142へ移動させる。連結器リング190が係合部材160を通り過ぎると、係合部材160は圧縮バネ152により受け器ハウジング130から離れるように付勢されるピストン150により外側へと押される。係合部材160は、ピストン150により係合部材160へ加えられる力により連結器リング190の内側と係合して保持され、連結器180を受け器110へロックする。
オペレータが連結器180を受け器110から解放することを望む場合、オペレータはまず解除レバー116を連結器180に向けて、解除レバー116の解除位置まで回転させる。これにより、圧縮バネ152が圧縮され、ピストン150によって係合部材160へ加えられた力が開放されて、ピストン150が受け器ハウジング130へ向かって移動する。オペレータが解除レバー116を放すと、圧縮バネ152によりピストン150へ加えられるばね力がピストン150を受け器ハウジングから離れるようにロック位置へ向けて付勢するが、この動きは緩衝器210により減速される。したがって、オペレータは連結器180を受け器110から取り外しながら解除レバー116を保持する必要はない。ピストン150が係合部材160を連結器リング190と再係合させる前に、オペレータは連結器180をわずかに上方へ回転させて連結器リング190のベアリング保持器170との係合を解除し、その結果、ベアリング保持器170は係合部材を受け器ハウジング130内に保持することができる。そして、オペレータは連結器180を受け器110から持ち上げて、連結器180の長いフック188の受け器110の長いフランジ118との係合を解除する。
図17〜18は第2実施形態に係る迅速交換装置400を示す。図17は、連結器480が受け器410に固定されていない部分的に連結された位置での、受け器410及び連結器480を含む迅速交換装置を示す斜視図である。図18は、連結器480が受け器410に固定されている連結位置での迅速交換装置400を示す斜視図である。迅速交換装置400は迅速交換装置100に類似しており、本明細書に別に記載される場合を除き、迅速交換装置100に関する前述の特徴を含むことができる。迅速交換装置は、迅速交換装置100、ベース構造物102、及び治工具アセンブリ104に関して説明されたように、ベース構造物及び治工具アセンブリと共に使用することができる。
受け器410及び連結器480は、着脱可能で受け器410に連結可能である。受け器410及び連結器480が互いに係合していない連結解除位置から、迅速交換装置400を部分的に連結された位置へ移動させることができる。部分的に連結された位置は、連結器480を受け器410と係合させる動きの間に連結器480を受け器410から支持することで規定される。
連結器480が受け器410に連結されている最中に、連結器480を受け器410に対して支持するために、受け器410は第1支持部品418を含み、連結器480は第2支持部品488を含む。第1支持部品418及び第2支持部品488は、連結器480が受け器410からぶら下がることができるように構成される。図示の例では、受け器410の第1支持部品418が長いフックを画定し、連結器480の第2支持部品488は長い棒489aを含む。長い棒489aは、連結器480の両端において連結器480の周囲の構造から外側へ延在する突出部489bの間に延在し、長い棒489aの両端が突出部489bに支持されて、長い棒489aが連結器480から離間する。長い棒489aを第1支持部品418により画定される長いフックの上に置くことで、連結器480を受け器に対する連結位置へ移動させる前に、連結器480が受け器410により支持される。加えて、第1支持部品418及び第2支持部品488は、連結位置への移動に備え、連結器480を受け器410に対して幾何学的に位置合わせするように配置される。
受け器410及び連結器480が部分的に連結された位置にある場合、受け器410及び連結器480を互いへ向けて動かすことで、両者を連結位置へ移動させることができる。特に、部分的に連結された位置から連結位置への移動は、第2支持部品488が第1支持部品418から吊るされて第1支持部品418により支持されている間に、連結器480を受け器410に対して回転させることで実現できる。部分的に連結された位置から連結位置への移動の間の連結器480の受け器410に対する回転の軸線は、第2支持部品488が第1支持部品418に接触する場所に沿って存在する。
受け器410及び連結器480が連結位置にある場合、まず回転可能な解除レバー416をロック位置から解除位置まで操作することで、両者を連結解除位置へ移動させることができる。解除レバー416が解除位置に達すると、受け器410と連結器480の間で以前に確立されたロックが終わり、受け器410及び連結器480が互いから遠ざかることができる。
図19〜21は、連結器480を受け器410に連結する間の内部構成要素の操作を含む、迅速交換装置400を示す断面図である。図19は、解除レバー416が解除位置にある、連結解除位置での受け器410を示す。図20は、解除レバーがロック位置にある、連結位置での受け器410及び連結器480を示す断面図である。図21は、解除レバー416が解除位置にある、連結位置での受け器及び連結器を示す断面図である。
受け器410は受け器ベース420及び受け器ハウジング430を含む。受け器ベース420及び受け器ハウジング430は互いに対して動かないように構成することが可能であり、それゆえ、図示されるように別の構造物とすることができる、又は一体成型のハウジングとして一体成型することができる。解除レバー416は、ピボットジョイント424により受け器ベース420に回転可能に連結されている。ピボットジョイント424には、解除レバー416を受け器ベース420へ回転可能な形で固定するピン又は他の適切な構造を含みうる。ピボットジョイント424にはバネ又は他の弾性構造などの付勢要素を組み込むことができる。解除レバー416は、説明されるように、解除レバー416へ向けて付勢される受け器ハウジング430を介して加えられる付勢力によって、解除レバー416のロック位置へ付勢することができる。
受け器ハウジング430は、受け器ハウジング130に類似している。受け器ハウジング430は、軸線434に沿って延在する内部空洞432、ベース436、円筒壁438、及び端壁440を含む。受け器ハウジング430のベース436は受け器ベース420に連結可能であり、円筒壁438はベース436と端壁440の間の内部空洞432を取り囲みむとともにベース436から端壁440まで外側へ延在する。端壁440は軸線434を横断して延在し、円筒壁438から内側へ延在して、ベース436の反対側に、内部空洞432に対する閉鎖端を画定する。
受け器410は、受け器ハウジング430の内部空洞432内に配置されるピストン450を含む。ピストン450は、受け器ハウジング130の内部空洞432内で動くことで受け器410を連結器480に対してロック及びロック解除させるロックアクチュエータとして機能する。また、受け器410は圧縮バネ452などの付勢要素を含み、圧縮バネ452は、ピストン450を受け器ハウジング430から離れるように軸線434に沿って付勢するように内部空洞432内に配置される。他の適切な付勢要素としては、積層皿バネ、又は圧縮性弾性材料の塊が挙げられる。ピストン450の受け器ハウジング430から離れる動きの速度は、円筒壁438の内面とピストン450の外面の間に配置されて、摩擦接触及び、ピストン450が軸線434に沿って端壁440へ向かって、及び端壁440から離れるのに伴って内部空洞432のピストン450と端壁440の間の部分へ流入する/流出する気流を制限することによって緩衝器として機能するOリングにより抑制される。緩衝器210はピストン450に固定され、緩衝器のピストンロッド212は直接、又は従来の締結具又は方法でハウジングに固定される保持器200により、受け器ハウジング430に連結される。
ピストン450は、ボールベアリングなどの略球状部材でありうる複数の係合部材460と係合可能である。
受け器410は、受け器ハウジング430の円筒壁438を取り囲んで係合部材460を受け器ハウジング430に対して保持するリング形状の要素でありうるベアリング保持器470をさらに含む。付勢要素472は、ベアリング保持器470を受け器ハウジング430から離すように付勢する。一例として、付勢要素472は、圧縮バネ、積層皿バネ、又は圧縮性弾性材料の塊とすることができる。ベアリング保持器470及び付勢要素472は、受け器ハウジング430のベース436に円筒壁438の周りに形成されるチャネル442の中に配置することができる。
係合部材460は、受け器ハウジング430の円筒壁438を貫通するポート又は開口部444内に配置することができる。係合部材460が球状である実装において、開口部444は、円筒壁438の表面に対して略直角な方向を見た場合に、断面を略円形とすることができる。開口部は、円筒壁438を通って軸線434を実質的に横断する方向、例えば円筒壁438に対して半径方向などに延在してもよい。
柱446は円筒壁438上に形成する、又は円筒壁438に連結することができて、ベアリング保持器470及び付勢要素472を保持し、移動を制限することができる。その結果、ベアリング保持器470は、外力が加えられた場合の格納位置と、外力が除去された場合に付勢要素472により加えられる付勢力に応答して伸長した位置の間を動くことができる。ベアリング保持器470はチャネル442内に配置され、格納位置では開口部444を塞ぐ、又は妨げることはせず、伸長位置では柱446と係合して開口部444を塞ぐ、又は妨げる。
ピストン450は、円筒壁453、内部空洞454、及び内部空洞454の開放端と反対側に配置される端壁456を含むことができる。ピストン450の内部空洞454の開放端に隣接して、第1輪郭の係合面458及び第2輪郭の係合面459を、ピストン450の円筒壁453の外周の周りに係合部材460との係合のために形成して、軸線434に沿ったピストンの移動に応答して係合部材460を半径方向に移動させることができる。
ピストン450は係合解除位置(図19及び図21)と係合位置(図20)の間で移動可能である。ピストン450は受け器ハウジング430の内部空洞432の中を軸線434に沿って移動する。ピストン450の動きは、圧縮バネ452及び圧縮バネ452とは反対に力を加えるのに使用することができる解除レバー416によりピストン450へ加えられる力に起因する。
ピストン450の係合位置は、解除レバー416がロック位置にあることで確立される。圧縮バネ452は受け器ハウジング430及びピストン450と係合するようにピストン450の内部空洞454内に配置されているため、圧縮バネ452は、解除レバー416により加えられる力に抵抗されていない場合に、ピストン450を受け器ハウジングの端壁440から離れるように付勢する。係合位置では、ピストン450は圧縮バネ452によりピストン450へ加えられる付勢力の影響で、受け器ハウジング430の内部空洞432内で軸線434に沿って端壁440から離間している。
ピストン450の係合解除位置は、解除レバー416がピストン450に対して動くことに応答してピストン450が移動すると確立される。図示の例では、解除レバー416はピストン450の下部に連結されたピン421により、ピストン450に連結される。ピン421は、解除レバー416を通って規定される溝422を通って延在する。したがって、例えば、解除レバー416が解除位置へ動かされた場合、解除レバー416はピストン450と係合し、ピストン450が係合位置から係合解除位置へ向かって移動する際に圧縮バネ452が圧縮される。
係合解除位置では、ピストン450の第2輪郭の係合面459は受け器ハウジング430内で開口部444の近傍に配置される。第2輪郭の係合面459は第1輪郭の係合面458よりも小さな最大直径を持ち、係合部材460と相補的であるような輪郭とされているため、ピストン450が係合解除位置にある場合に、係合部材460は受け器ハウジング430に対して内側へ、ピストン450の第2輪郭の係合面459へ向かって移動することができる。一例として、第2輪郭の係合面459の大きさ及び形状によって、係合部材460を、係合部材460の最外部を受け器ハウジング430の円筒壁438に対して同一面に、又は内側へ配置するのに充分な距離だけ、受け器ハウジング430の中へ格納することができる。したがって、ピストン450が係合解除位置にある場合、付勢要素472によってベアリング保持器470へ加えられる付勢力のためベアリング保持器470が伸長し、ベアリング保持器470が開口部444の近傍に配置されて、係合部材460を受け器ハウジング430の開口部444の中へ移動させる。この位置が確立されると、ベアリング保持器470は係合部材460を開口部444の内部でそれぞれの位置に保ち、係合部材460がピストン450の第2輪郭の係合面459と係合した結果、解除レバー416によりピストン450へ力が加えられなくなった後でもピストン450が係合解除位置に保持される。ピストン450の係合解除位置は、本明細書で詳細に説明されるように、ベアリング保持器470が格納されるまで続く。
ベアリング保持器470は、連結器480が動かされて受け器410と係合して係合位置が規定されると、伸長位置から格納位置へ動かされる。連結器480は、治工具アセンブリ404に連結される連結器主部481を含む。連結器主部481は、本明細書で詳細に説明されるように、連結器480を受け器410に連結するために受け器410と係合可能な連結器リング490に連結される。連結器リング490は、連結器主部481により画定される凹部484の中で受けることができる。肩部486を凹部484の内部に形成することができる。
連結器リング490は連結器リング190に類似しており、環状壁494によって一部が画定される中央開口を含む。環状壁494は、中央開口と、環状壁494から中央開口の半径方向中心へ向かって内側へ延在する環状突出部496とを取り囲む。環状突出部496は、受け器410が連結器480に連結される際に、受け器410の係合部材460と係合するように構成される。環状突出部496は、受け器ハウジング430の円筒壁438の外径と相補的な最小内径を有する環を画定する。溝又は間隙などの開口部は、隣接する対の環状突出部496により形成する、又はその間に配置することができて、柱446が環状突出部496を通過することを可能にしている。
図22は、ロック位置にある解除レバー416及び係合位置にある解除防止機構417を含む受け器を示す斜視図である。解除レバー416は受け器410の受け器ベース420に形成される溝425の中に配置される。溝425は受け器ベース420の底面からポケット426まで上方へ延在する。ポケット426は、解除防止機構417が係合位置にある場合に解除防止機構417と係合するように構成される係合面427を含む。解除防止機構417は解除レバー416に連結されているため、解除防止機構417の係合面427との係合により、解除防止機構が係合位置にある間に解除レバー416がロック位置から解除位置へ動くことが防止される。
すでに述べたように、解除レバー416は受け器ベース420に回転可能に連結され、溝425が設けられることで、解除レバー416が回転可能な空間が与えられる。解除レバー416を収容するため、溝425は解除レバー416よりわずかに広い。例えば、溝425の幅は、アセンブリのばらつきに対して余裕を与えて解除レバー416が滑らに動くことを確かにすることを目的とした小さな隙間の分だけ、解除レバー416の幅よりも大きくすることができる。
ポケット426は溝425より広い。係合面427は、ポケット内で溝425の片側に位置する。図示の例では、係合面427は、解除レバー416がロック位置にある場合に解除レバー416に横方向に隣接して配置される肩部の形になっている。係合面427と係合し、解除レバー416の動きを抑えるため、解除防止機構417は解除レバー416に連結される。図示の例では、解除防止機構417は解除レバー416の上面に連結される板状の構造物である。解除防止機構417は解除レバー416より広く、ポケット426より狭い。解除防止機構417の幅により、解除防止機構417がポケット426に受け入れられて係合面427などのポケット426内部の表面と係合することが可能となり、その結果、解除レバー416は、解除防止機構417が係合している場合は解除位置へ動くことができない。
解除防止機構417は、図23〜24で最もよくわかるように、係合位置から係合解除位置へ移動可能である。特に、図23は解除レバー416がロック位置に、解除防止機構417が係合位置にある、解除レバー416及び解除防止機構417を示す側面図であり、図24は係合解除位置にある解除防止機構417及びロック位置と解除位置の間の中間位置にある解除レバー416を示す側面図である。図23では、解除防止機構417の終端部分はポケット426の係合面427と係合し、一方で解除レバー416はもっぱら溝425の中に配置されている。解除防止機構417は溝425の中を下方へ動くには広すぎるため、解除レバー416が解除位置へ向かって下方へ動くことが防止される。
解除防止機構417が係合解除位置へ移動できるようにするため、解除防止機構417は解除レバー416に対して動くことができる。図示の例では、解除防止機構417は、解除防止機構417を解除レバー416の上端に連結する滑りジョイントを画定する1つ又は複数のピン428を含む。ピン428により画定される滑りジョイントによって、解除防止機構417が解除レバー416の上面に沿ってポケット426に向けて、及びポケット426から離れるように摺動することが可能となる。解除防止機構417は、図示の例では引張バネである、バネ429などの弾性要素により係合位置へ向けて付勢することができる。図24では、解除防止機構は、解除防止機構417の終端部分がポケット426から外側へ配置されるように、受け器ベース420から離れるように摺動されている。この位置では解除防止機構417は係合面427と係合せず、解除レバー416は溝425の中で解除位置へ向かって下方へ自由に動くことができて、その結果、連結器480を受け器410から取り外すことができる。
図25〜28は開放維持機構510を示す。開放維持機構510は第1穴512、センサピン514、プラグ516、及び第1圧縮バネ518を含む。また、開放維持機構510は第2穴520、終端部分524を有する保持ピン522、ポート526、第2圧縮バネ528、及び端面530を含む。開放維持機構510は連結器480を受け器410から取り外すのを支援する。特に、開放維持機構510は解除レバー416を解除位置に保持し、その結果、オペレータは解除レバー416を解除位置へ動かして、解除レバー416を保持し続ける必要もなしに、両手を使って連結器480を取り外すことができる。開放維持機構510は、連結器480が受け器410から取り外されるまでは、そうでなければ受け器ハウジング430により解除レバー416へ加えられる付勢力の結果として起こる、解除レバー416の解除位置からロック位置へ戻る動きを抑える。
第1穴512は受け器ベース420に形成され、受け器ハウジング430の軸線434に平行に延在する。第1穴512は受け器ベース420の上面532の開放端から受け器ベース420の底面534に向かって延在する。センサピン514、プラグ516、及び第1圧縮バネ518は第1穴512の中に配置される。センサピン514の第1終端536は、連結器480が受け器410に連結される際に連結器480がセンサピン514の第1終端536と接触するように、第1穴512の開放端から外へ、受け器ベース420の上面532から上方へ延在することができる。センサピン514は階段状形状を持つことができて、第1穴512の中で肩部538と係合して、センサピン514の第1終端536が受け器ベース420の上面532の上の最大高さまで上方へ移動するのを制限することができる。
センサピン514の第2終端537はプラグ516の開放端の中へと延び、プラグ516の内部穴の中でセンサピン514の第2終端537とプラグ516の閉鎖端の間に配置される第1圧縮バネ518と係合する。それゆえ、第1圧縮バネ518はプラグ516をセンサピン514から離れるように付勢する。センサピン514の反対側には、第2穴520に面するようにテーパ519がプラグ516の終端に形成される。
第2穴520は受け器ベース420に形成され、第1穴512に対して垂直に、受け器ベース420の側面540からポート526まで延在し、ポート526は第2穴520から溝425まで延在する。保持ピン522は第2穴520の中に配置され、第2穴520に沿って摺動することができる。保持ピン522はポート526よりも直径が小さい終端部分524を含み、終端部分524は、解除レバー416上の凹部543の中に画定される肩部542のような解除レバー416上に形成される形状と係合するためにポート526から外へ延在することができる。終端部分524がポート526から外へ延在する場合、保持ピン522の残りの部分はポート526を囲む領域内で受け器ベース420の壁と係合する。
保持ピン522は第2圧縮バネ528によってポート526へ向けて付勢される。第2圧縮バネ528は、第2穴520の中で保持ピン522と第2穴520の端面530の間に配置される。図示の例では、端面530は第2穴520の中に配置されて受け器ベース420の側面540に隣接する第2穴520に螺合連結されるプラグ上に形成される。第2圧縮バネ528は、保持ピン522上に形成されるテーパ523の近傍で保持ピン522と係合し、端面530と対向し、第1穴512が第2穴520と交差する領域にほぼ位置する。
開放維持機構510の第1位置は、解除レバー416がロック位置にある受け器410を示す断面図である図25で見られる。連結器480は受け器410に連結されていない。このため、センサピン514は、センサピンの第1終端536が上面532の上に位置し、センサピン514の主部が第1穴512の中で肩部538と係合した状態で、第1穴512から外へ自由に延在することができる。センサピン514は第1圧縮バネ518によってこの位置まで付勢され、これによりプラグ516に対する第1位置が規定され、この位置ではセンサピン514の比較的短い長さがプラグ516の内部にある。プラグ516は保持ピン522の周囲面と係合し、保持ピン522の周囲面との係合によって第2穴520の中への動きが抑制される。
解除レバー416がロック位置にある状態では、保持ピン522の終端部分524は解除レバー416の側面と係合する。この係合によって終端部分524はポート526からさらに外へ延びないよう抑制され、これにより終端部分524のポート526から外への伸長の最小限度が規定される。この位置では、すでに述べたように、第2圧縮バネ528は圧縮され、保持ピン522の周囲面はプラグ516と係合する。
開放維持機構510の第2位置は、解除レバー416がロック位置にある、連結器480に連結された受け器410を示す断面図である図26で見られる。開放維持機構510の第2位置では、連結器480は受け器410に連結されている。連結器480のセンサピン514の第1終端536との係合によって、センサピン514は第1圧縮バネ518により加えられる付勢力に逆らって第1穴512の中で下方へ動かされて、第1圧縮バネ518を圧縮する。保持ピン522は、図26に関連して説明した第1位置に対して動かされていない。このため、プラグ516は保持ピン522の周囲面と係合したままで、センサピン514の下方への動きに応答して動いてはいない。
開放維持機構510の第3位置は、解除レバー416が解除位置にある、連結器480に連結された受け器410を示す断面図である図27で見られる。第3位置では、連結器480は受け器410に連結されたままで、解除レバー416は解除位置へ動かされている。解除レバー416の解除位置への移動によって解除レバー416の凹部543の位置がポート526と揃えられ、これにより保持ピン522が第2穴520に沿って解除レバー416へ向かって移動することができて、保持ピン522の終端部分524が解除レバー416の凹部543に入る。
保持ピン522が第2穴520に沿って解除レバー416へ向かって移動することでテーパ523がポート526へ向かって動き、プラグ516が第1圧縮バネ518の影響で第1穴512に沿って下方へ動くことができて、プラグ516の終端のテーパ519が保持ピン522のテーパ523と係合する。プラグ516の終端のテーパ519が保持ピン522のテーパ523と係合することで、保持ピン522が第2穴520に沿って解除レバー416から離れるように移動することが防止される。それゆえ、センサピン514が連結器480との係合によって完全に第1穴512の中に配置されたままの状態で、プラグ516が保持ピン522の動きを妨げ続けることで、保持ピンの終端部分が解除レバー416の凹部543の中に保持されて肩部542と係合し、解除レバー416が解除位置に保たれる。
開放維持機構510の第4位置は、解除レバー416がロック位置で開放維持機構500が第4位置にある受け器410を示す断面図である図28で見られる。第4位置では、連結器480は受け器410から取り外されており、センサピン514は第1圧縮バネ518により加えられる力に応答して移動している。この移動の結果として、センサピン514の第1終端536は上面532の上にあり、センサピン514の主部は第1穴512の中で肩部538と係合している。
センサピン514の上方への移動の結果として、第1圧縮バネ518は長くなり、これにより第1圧縮バネ518によりプラグ516へ加えられる付勢力が減少する。そのため、プラグ516はプラグ516のテーパ519が保持ピン522のテーパ523と係合することで第2穴520に沿った保持ピン522の動きに抵抗し続けることはできない。
第4位置では、保持ピン522は解除レバー416から離れるように格納されて、保持ピン522の終端部分524はもはやポート526を通って延びることはなく、肩部542と係合するために解除レバー416の凹部543の中に配置されることもない。その代わり、プラグ516が保持ピン522の動きを妨げなくなると、保持ピン522は解除レバー416の凹部543の肩部542との相互作用によって動かされる。
保持ピン522の動きは、解除レバー416へ加えられる付勢力によって引き起こされる。特に、解除レバー416は受け器ハウジング430により加えられるばね力によって上方へ付勢され、肩部542は保持ピン522の終端部分524へ上方への力を加える。終端部分524はわずかにテーパが付いた表面又は傾斜した表面を持ち、終端部分524に上方への力が加えられることで、保持ピン522に加えられる力の第2穴520の方向である横方向成分が生じる。プラグ516により保持ピン522へあらかじめ加えられた機械的干渉が存在しないので、肩部542との係合によって保持ピン522は第2穴520に沿って解除レバー416から離れるように摺動する。この動作が終わると、開放維持機構510は第1位置へ戻り、これにより開放維持機構510が再び使用できるようにリセットされる。
本発明は特定の実施形態に関連して説明されたが、本発明は開示された実施形態に制限されるものではないと理解されるべきであり、むしろ、添付の請求項の趣旨と範囲に含まれる様々な変更及び等価な構成を包含することが意図されており、法令の下で認められるすべてのそのような変更及び等価な構造を網羅するように最大限広範な解釈が請求項の範囲に対して与えられるべきである。

Claims (20)

  1. ポートが貫通している壁を含むハウジングと、
    前記ポート内に移動可能に配置される係合部材と、
    前記壁の第1の側に配置されるロックアクチュエータであって、前記ロックアクチュエータが前記係合部材を前記壁の前記第1の側から前記壁の第2の側へ規定される第1方向に付勢する第1位置と、前記ロックアクチュエータが前記壁の前記第2の側から前記壁の前記第1の側へ規定される第2方向に前記係合部材が移動できるようにする第2位置の間で移動可能であるロックアクチュエータと、
    前記ハウジングに連結され、前記ロックアクチュエータを前記第1位置から前記第2位置へ向かって移動させるために前記ロックアクチュエータと係合可能である解除レバーと、
    前記解除レバーに連結される解除防止機構であって、前記解除防止機構が前記ハウジングと係合して前記解除レバーの動きを抑えて前記ロックアクチュエータが前記第1位置から前記第2位置へ動くのを防ぐ係合位置と、前記解除防止機構が前記ハウジングとの係合を解除して前記解除レバーが動けるようにする係合解除位置の間で移動可能である解除防止機構と、
    を含む、モジュール式治工具受け器。
  2. 前記ハウジングはポケットを含み、前記解除防止機構は前記係合位置で前記ポケット内の表面と係合する、請求項1に記載のモジュール式治工具受け器。
  3. 前記ハウジングは前記ポケットに隣接する溝を含み、前記解除レバーは前記溝の中に配置される、請求項2に記載のモジュール式治工具受け器。
  4. 前記ポケットは前記解除防止機構より広く、前記解除防止機構は前記溝より広い、請求項3に記載のモジュール式治工具受け器。
  5. 前記解除防止機構は前記解除レバーに摺動可能に連結されている、請求項1に記載のモジュール式治工具受け器。
  6. 前記ロックアクチュエータを前記第1位置へ向けて付勢する第1付勢要素と、
    前記壁の前記第2の側に配置される保持器であって、前記保持器が前記係合部材と係合して前記係合部材が前記第2方向へ動くのを妨げる第1位置と、前記保持器が前記第2方向に前記係合部材が移動できるようにする第2位置との間で移動可能である保持器と、
    前記保持器を前記保持器の前記第1位置へ向けて付勢する第2付勢要素、
    とをさらに含み、
    前記壁は円筒形であり、
    前記保持器はリングであり、
    前記ロックアクチュエータはピストンであり、
    前記係合部材は球状である、
    請求項1に記載のモジュール式治工具受け器。
  7. 前記ロックアクチュエータの前記第2位置から前記第1位置へ向かう動きの速度を抑制する緩衝器をさらに含み、前記緩衝器はOリングである、請求項1に記載のモジュール式治工具受け器。
  8. 前記係合部材は前記第1位置で連結器との係合を保持すること、及び前記第2位置で前記連結器を解放することに使用可能である、請求項1に記載のモジュール式治工具受け器。
  9. 連結器と、受け器と、を備えるモジュール式治工具アセンブリであって、
    前記受け器は、
    ポートが貫通している壁を含むハウジングと、
    前記連結器との係合のために前記ポート内に移動可能に配置される係合部材と、
    前記壁の第1の側に配置されるロックアクチュエータであって、前記ロックアクチュエータが前記係合部材を前記壁の前記第1の側から前記壁の第2の側へ規定される第1方向に前記連結器に向けて付勢する第1位置と、前記ロックアクチュエータが前記壁の前記第2の側から前記壁の前記第1の側へ規定される第2方向に前記連結器から離れるように前記係合部材が移動できるようにする第2位置の間で移動可能であるロックアクチュエータと、
    前記ハウジングに連結される解除レバーであって、前記解除レバーをロック位置から解除位置へ移動させることにより、前記ロックアクチュエータを前記第1位置から前記第2位置へ向かって移動させるために前記ロックアクチュエータと係合可能である解除レバーと、
    前記連結器が前記ハウジングと係合している間に前記解除レバーを前記解除位置に保持するのに使用可能であり、かつ前記連結器がもはや前記ハウジングと係合していない場合に前記解除レバーが前記ロック位置に戻れるようにするのに使用可能である開放維持機構と、
    を含むことを特徴とする、モジュール式治工具アセンブリ。
  10. 前記解除レバーは凹部を含み、前記開放維持機構は前記凹部と係合して前記解除レバーを前記解除位置に保持する保持ピンを含む、請求項9に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  11. 前記開放維持機構は前記連結器と係合可能なセンサピンを含む、請求項10に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  12. 前記開放維持機構は前記センサピンが前記連結器と係合している間に前記保持ピンが前記解除レバーの前記凹部から後退するのを防ぎ、前記センサピンがもはや前記連結器と係合していない場合に前記保持ピンが前記解除レバーの前記凹部から後退できるようにする、請求項11に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  13. 前記解除レバーが前記ロック位置から前記解除位置へ動いた場合に前記保持ピンが前記解除レバーへ向かって前記凹部の中へ移動するように、前記保持ピンが前記解除レバーへ向けて付勢される、請求項12に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  14. 前記受け器は、
    前記ロックアクチュエータを前記第1位置へ向けて付勢する第1付勢要素と、
    前記壁の前記第2の側に配置される保持器であって、前記保持器が前記係合部材と係合して前記係合部材が前記第2方向へ動くのを妨げる第1位置と、前記保持器が前記第2方向に前記係合部材が移動できるようにする第2位置との間で移動可能である保持器と、
    前記保持器を前記保持器の前記第1位置へ向けて付勢する第2付勢要素、
    と、
    をさらに含み、
    前記壁は円筒形であり、
    前記保持器はリングであり、
    前記ロックアクチュエータはピストンであり、
    前記係合部材は球状である、
    請求項9に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  15. 前記ロックアクチュエータの前記第2位置から前記第1位置へ向かう動きの速度を抑制する緩衝器をさらに含み、前記緩衝器はOリングである、請求項9に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  16. 前記係合部材は前記第1位置で前記連結器との係合を保持すること、及び前記第2位置で前記連結器を解放することに使用可能である、請求項9に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  17. 受け器と連結器とを備えるモジュール式治工具アセンブリであって、
    前記受け器は、
    ポートが貫通している壁を含むハウジングと、
    前記ポート内に移動可能に配置される係合部材と、
    前記壁の第1の側に配置されるロックアクチュエータであって、前記ロックアクチュエータが前記係合部材を前記壁の前記第1の側から前記壁の第2の側へ規定される第1方向に付勢する第1位置と、前記ロックアクチュエータが前記壁の前記第2の側から前記壁の前記第1の側へ規定される第2方向に前記係合部材が移動できるようにする第2位置の間で移動可能であるロックアクチュエータと、
    前記ハウジングに連結され、前記ロックアクチュエータを前記第1位置から前記第2位置へ向かって移動させるために前記ロックアクチュエータと係合可能である解除レバーと、
    第1支持部品と、を含み、
    前記連結器は、第2支持部品を含み、
    前記第1支持部品及び前記第2支持部品は、前記連結器が前記受け器に対する連結解除位置から前記受け器に対する連結位置へ動かされる間に、前記連結器が前記受け器からぶら下がることができるように構成される、
    ことを特徴とするモジュール式治工具アセンブリ。
  18. 前記受け器は、
    前記ロックアクチュエータを前記第1位置へ向けて付勢する第1付勢要素と、
    前記壁の前記第2の側に配置される保持器であって、前記保持器が前記係合部材と係合して前記係合部材が前記第2方向へ動くのを妨げる第1位置と、前記保持器が前記第2方向に前記係合部材が移動できるようにする第2位置との間で移動可能である保持器と、
    前記保持器を前記保持器の前記第1位置へ向けて付勢する第2付勢要素と、
    をさらに含み、
    前記壁は円筒形であり、
    前記保持器はリングであり、
    前記ロックアクチュエータはピストンであり、
    前記係合部材は球状である、
    請求項17に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  19. 前記ロックアクチュエータの前記第2位置から前記第1位置へ向かう動きの速度を抑制する緩衝器をさらに含み、前記緩衝器はOリングである、
    請求項17に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
  20. 前記係合部材は前記第1位置で前記連結器との係合を保持すること、及び前記第2位置で前記連結器を解放することに使用可能である、請求項17に記載のモジュール式治工具アセンブリ。
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